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今年の桜、関西は本当に早いみたい。
家の近くの王子公園あたりはすでに枝によって、ちらほら。
この勢いで行くと3月中に八分ぐらいは咲くかもしれない。
そんな陽気の中、久しぶりの着物おでかけは
県立美術館で開催されている「小倉遊亀展」へ。
没後10年と書かれていたので、
あれ、思いのほか若い世代の作家だった?
と思ったら、そんなことはなく、やはり明治生まれ。
105歳という長寿だったらしい。
すでに最盛期は過ぎていたといえ、
100歳を過ぎてまで筆を持っていたというのはすごい。
最晩年のアトリエの窓際での写真など、すごく印象的。
いい年を重ねる、という言葉がぴったりの雰囲気でした。
画風は戦前のしっとりとしたタッチのものから
マチスやゴーギャンを意識した
勢いのある筆使い・色使いのものまで。
市井に暮らす人たちのきもの姿が多く描かれているのも
きもの好きには楽しい。
前から見たかった「浴女」は期間限定の展示だったらしく見られなかった。
残念。
*** *
きものサロン風「美術館で着物」姿。
安藤忠雄らしい直線を活かした大階段と格子のコラボです。なんて
さて、結局手元に来た牡丹唐草型染め帯。
お店では気にならなかったけどいざ締めてみるとカビ臭さが酷い。
しばらく虫干しが必要だ。 |