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2012.5.26 [土] そして伊丹

きものなかむらのイベントにあわせて伊丹の美術館へ。
おととしの「堀内誠一」以来2回目の訪問。
やっていたのは「熊谷守一展」。
太いラインと単純化されたモチーフが印象的な画家です。
キャンバスではなくほとんど板にかかれているのが不思議。
江戸時代のつくり酒屋や商家を移築した「みやのまえ文化の郷」内にあるこの美術館。
決して見やすいレイアウトではないけれど、こじんまりとした日本庭園もあり、明るくてなかなか好感のもてるところです。

美術館を後に、なかむらさんとこへ。
着物を着だした頃にこちらで買ってお気に入りの小千谷の染め帯をお直しに。
すごく気に入っているのだけど、実は裏地がぼろぼろ、しかも長さも少し短い。
相談したら、即「ぜったい洗い張りして仕立て直した方がいいよ」と。
最近はこれぐらいのいい仕事のリサイクル・アンティークがすっかり減っているようで、この日も「あ、かわいい!」と思って手にした金魚の夏帯は12万円!
中村さん曰く「もう、以前とは違って商品が少なくっているので値段も倍ぐらい。」
これはお気に入りの古い物は大事にすべきですねえ。

そして、この間日記に、さすがに購入は控えてる、なんて書いたところだったのに思い切りツボな柄の紬の単衣に遭遇。
かなーり迷いましたが、帯び合わせがむずかしそうだし、この年から着るにはちょっとPOPすぎるのであきらめました。
同行の連れに、「買わないんじゃなかった?」と皮肉まで言われて、くそー。

*** *
美術館階段の照明。
次回夏休み子供向けには「パディントン」が来るとか。オリンピックにひっかけているのかも。

2012.5.23 [水] 初夏のきもの熱

4月から5月にかけてあちこちから届く夏きもののご案内。もともとこのシーズンに着たくて始めたきものライフなものだから、はがきが届くたびにそわそわ。
この数年は猛暑+年齢(?)のせいか、盛夏に着る回数も減ってるし、さすがに自重しようという気持ちが働いてきたので最近は衝動買いも減ってきましたが…
それでも夏素材は見ているだけでもウキウキしてくるのは確か。

先週末はKosodeさんが初めて神戸で。そして今週末は伊丹できものなかむら。その後京都でキイさんの展示会もあるようですし…
やっぱりそわそわしちゃいます。

*** *
先日のお散歩仕様。ひさしぶりに纏ってゴキゲンであります。
きもの×花架拳というかなりニッチな集いの中で実はお知り合いだっという東風杏の帯留め。かなりボリュームがあってインパクト大です。

++++++++++
「和装教育が必修化」−5/23 繊研新聞より
2013年から中学校の技術家庭科の授業で和装の知識習得とゆかたの着装の授業が開始。
教材として使用されるゆかたは個人での購入、または学校が購入して生徒に貸与する。
ちなみに知識の乏しい教師が多いことから、講師派遣や研修会が行われるらしい。

放置していくと滅びゆく文化と認定されたのか。
でも喜ぶべきことなのかな。

2012.5.21 [月] 話題のきんかん

週初めの早朝出勤のお陰でバッチリの時間に会社近くで見ることができました。
しかも薄曇りだったのでメガネなしで。
あっという間のことだけど、20年後に若い子たちに自慢できるか〜?

2012.5.19 [土] きもので散歩

またまたお久しぶり、てなかんじの着物。
寒くも暑くもなくってほんといい季節。で、着たのは生紬の単衣。個人的には5月と10月はもはや単衣のシーズンです。
元町で降りて、兵庫県公館のお庭を通って、相楽園へ。
残念ながらすでに閉園時間だったので、お向かいにある母校の小学校をぐるっと廻って中山手通をぶらぶら。
公園も通りの木々も見上げた山々も、まさにみどり滴る五月の夕暮れ。
先週に引き続きなつかしの街散策コース、〆はこちらで。
当時はただの酒屋さんだったのが、いつの間にワインバーになって結構はやっているという噂を聞いていたのだけど、なるほどいいワインが結構揃っているよう。
アテもそれなり。食事をオーダーすると近くにあるサ・マーシュのパンが一皿付いてくる。
ただし、インテリアは元酒屋の雰囲気がまんま残っているので、お洒落度はイマイチ。でもそれがゆるくていい感じなのかも。わざわざ行くより地元民活用のお店でしょうか。

*** *
ボトルは値札+1000円で飲めるとか。私的にはちょっと高い目設定のランクの商品が多いけど。
鮮やかなターコイズブルーが珍しい。そしてトーテムポールもカワイイキャラです。南フランスはラングドッグの産だとか。

2012.5.15 [火] 麻、シーズンイン

土曜日は大丸で開催されている「風水土のしつらい展」へ。
糸・布・木・鉄・石など様々な素材に創り手の技と意匠を加えた手仕事を拝見。残念ながらこちらの気持ちにぴっ、とくるものは今回はなかったけど。
その代わりお向かいの阪神で中川政七商店の麻ハンカチを購入。爽やかなブルーと迷いに迷って、シックな墨色にしたけど、なかなか素敵な色が揃っていた。

翌、日曜日は母のプレ命日ということで、父と一緒に墓参りへ。
我が家のお墓は源平合戦で有名な鵯越にある。
墓苑になる前は当然山間いの地だったので、今でも回りには緑がいっぱい。この季節だと山つつじがやさしい桃色の花をあちこちで咲かせている。
ほどよく伸びた雑草もむしるにはちょうど良い長さで気持ちいいほどさくさく。さっぱりとしたお墓にお花を供えてふたりでお参りした後は父と別れて元の実家跡へ。
こちらはすでに腰までの高さに雑草が生い茂ってえらいことに。

途中、トアロードリビングスギャラリーで「麻のある暮らし」展をやっていたので覗いてみる。
エストニアのリネンを使った涼しげなストールや近江麻のちぢみを使った「楽衣布」というブランドのお昼寝布団が気持ちよさそう。お昼寝布団、ネットで調べたらこちらにもありました。

そう、いつの間にか大好きな麻の季節到来!
さて、今シーズンは麻着物どれぐらい着られるかな。

*** *
ちょっと小ぶりだけど花の形状がフジにそっくり。
でも蔓じゃないので、調べたらハリエンジュ?
白い花の向こうはのどかな神戸電鉄。

2012.5.8 [火] サラリーマンノスタルジー

なんだか天候不安定だった今年の連休。
相変わらず遠出はなしの、ちまちまとした過ごし方でした。

そのうちの一日。父といっしょに大阪へ。
サラリーマン人生の最後を締めくくった街。
大阪駅リニューアルなど、どんどん変わっていく様子は折々の会話の中で伝えていたものの、人出が多いのはしんどい、とあまり興味は示さなかった父。
ところが連休前に、何を思ったか急に行きたいと言い出した。

大阪駅から地下鉄で四ツ橋へ、その後本町・淀屋橋あたりをぶらぶら。
20年ぶりの街、感慨ひとしおかな、って思ったけど、あまりの変わりように、当時の風景と重ね合わせることがなかなかできなかったらしい。
「おまえよりわしの方がこの辺りは良く知ってる!」って豪語していたけど、連休だったこともあり、食事しようと思っていた店も開いてなくて結局オドナに入っているポンテベッキオへ。
ちょっぴり寂しそうな感じだった。

そうやねー、同じ20年でも人生最後の時間は若い時の20年とはまた違うんだね。
さて、自分のサラリーマン人生もそろそろ最終コーナー。
どんな走り方をするかは自分次第。

*** *
本町のビルにうずもれている古〜いビル。
この2階にあった歯医者に通ってたんや、って。

2012.5.5 [土] こどもの日に中年バーベキュー

連休で唯一行楽日和だった子どもの日は小学校同窓会メンバーでバーベキュー。
去年は家族連れが何組かあったのだけど、今年は子どもはなし。ものすごい平均年齢の高い集いとなりました。(だって合計したら500歳以上!)

甲府に単身赴任していたメンバーが一升瓶ワインを2本送ってきてくれて、それ以外にもみんなで好きに持ち寄ったので、食べるものも飲むものもあふれんばかり。
そんなに食べられない年なのに…

結局昼から始めて日の暮れるまで、しゃべって飲んで食べて、最後は不覚にも飲み過ぎで意識が…って状態でした。
昼のお酒は効きますなあ。

*** *
いつものように夕焼けシリーズ。
六甲アイランドから見た夕日。
でも実は撮ったことすら覚えてなかった。

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