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2015.10.29 [木]
島民宿のイタリアン
肝心の民宿イタリアンですが、もちろんすばらしかった。
もともと島の外で修行しておられたオーナーシェフが家業を引き継ぎ、今のスタイルになったそう。
料理に使われている、魚、肉、野菜、海草などはすべて地元のもの。
特に野菜が肉厚で味が濃いので食べ応えしっかり。
材料に合せたソースも美味しいけど、ほとんど素材そのものがもつ力を生かしている感じ。
予約する時に心配したのだけど、中年には少し量が多すぎて最後のお肉は残すメンバーも。
私は完食。でももう少しずつ量を減らしてもらったほうがよかったかも。
=====
最後のデザート。食べられませんが芸術的な柿の葉も民宿敷地内の木からいただいたものだそうです。
この下の柿のジェラート、生の柿と干し柿のバランスが絶妙で美味でした!
15/10/29
むかし桜
行ってみたい、食べた〜いと思うけれど、少し遠いのですよね〜
ふっちゃん
北海道から来る人もいるそうですよ。今なら格安航空券を利用して神戸か徳島とかから行くとあっという間。ぜひお試しアレ。
2015.10.28 [水]
パラダイスアイランド淡路
偶然見つけた
こちらの宿
に行きたくて平日休みを取って島へ。
目的は平日限定イタリアン。
一緒に行ったのは小学校の同級生、中年女3人。
あれ、これって昔JRが「ナイスミディパス」とかってキャンペーンしていたのを地で行ってる。
小学校の臨海学校に始まり、神戸在住者にとって淡路はどちらかというと「ベタな田舎」。
が、が、久しぶりに行ってちょっとびっくり。
おしゃれなカフェやベーカリー、ギャラリーなどがあちこちににあるし、しかも若い人が盛り上げているところが多く、結構な人出。
考えたら、廻りを海に囲まれて、海山の幸はいっぱい(食料自給率は100%を越えているらしい)、気候も温暖、住むにはいいところなのだ。
橋ができて便利になったこともあるみたいだし、地元の若者だけでなく、移住する人も多いのだとか。
一番いいのは、上からのお仕着せじゃなく、自分たちで淡路のよさを活かそうとしているところ。高齢化・過疎が進むと言われる日本の地方の中では淡路、注目かも。
うーん、侮れぬ。日帰りも充分可能だし、また行こう。
今回は島の南西、阿那賀中心にうろうろ。
次回は瓦や線香などこの地の伝統産業を訪ねてみようかな。
さて今回のおすすめは
29歳の杜氏が創る地酒、都美人。
立杭で修行後、淡路の土で作陶している樂久登窯(らくとがま)。祖父母が住んでいた古民家を改装したギャラリー&カフェも落ちつく。
▽最近の3件
[全5件を表示]
15/10/29
しょう
淡路、いいよね!私も再訪したい。良さそうなお宿ですねぇ。ニッポンも心がけてあちこち行かねば。
しょう
今の書の先生が淡路ご出身で、ご親戚が作る玉ねぎをいただくのですが、ほんと美味しい!淡路バンザイ!近々みんなで行こー。
ふっちゃん
幹事長、ぜひぜひ企画をしましょう。ちなみに淡路自転車一周も盛んです。海沿いのアップダウンないコースで1/4週ぐらいならやってみたいかも…
2015.10.14 [水]
ルアンパバンーーー最後に夕昏
メコンに沈む夕陽。ルアンパバンをはじめメコン川沿いではこれが一番の売り景色。
残念ながら、雨季のため、写真に収められたのはこの一枚だけ。
一日暑くてたまらんカンカン照りだったのに、夕方は雨。その後の、雨上がりのなかの残照。
本当のサンセットは最終日ホテルから空港に向かう車中で拝めました。
さて、布にフォーカスした今回の旅、短いながらも濃い旅行で楽しかった。
たぶんまた行くんじゃないかな、という予感がすでに。
=====
プーシーの丘という夕焼けウォッチのメッカがあるのだが、こちらは川辺から。
2015.10.11 [日]
自分はというと
半年ぶりの着物。
10月=単衣な常識で出かけたのだが、今年は思いの外涼しくなるのが早く、ちょっとひんやりだなあ。
と思っていたらしっかり風邪っぴきに…
=====
薄手で絞めやすいワンコイン帯、気に入ってます。
2015.10.11 [日]
大阪歴史博物館
二連休の初日、
こちらの博物館
の「海峡を渡る布」展へ。
特別展には以前にも行ったことがあるのだが、実はこちらの売りは常設(だと思う)。
難波宮跡公園の一部に建てられた館の10階から7階に渡って大阪の古代から近代までの姿が紹介されている。
資料・文献といった堅苦しい展示が多い歴史博物館とちがってここがおもしろいのは実物大展示と多くのジオラマ。
まあ、つくり物といってしまえばそうなんだが、やっぱり楽しいぞ。
特に10階につくれらた「難波宮の大極殿」はゆったりとした天井高を生かし、かつ窓からはかつての難波宮跡が望めるというシチュエーション。
演出効果もなかなかで、官人たちの衣裳も手が込んでいる。逆に夜にきたらちょっと怖いかも。
下のフロアに行くと時代が現代に近づいてくるのだが、そこで着物姿の来場者が多い事に気づく。
でもちょっと変、なんでかな? と思っていると、なんと訪日外国観光客へ着付けサービスをしていた。
館内はフラッシュなしなら写真OKなので、まあ、撮影大会のようにぱしゃぱしゃ。
うーむ、最近はこのインバウンドから波及して国内観光に結びついているらしいが、ここも例外ではなかったか。
理由はともかく来場者が増えて、展示内容が充実するのはいいことだ。
=====
型染めのような着物に細帯の女官服。衣裳はいいのだが、顔のつくりがちょっと不気味な方々でした。
2015.10.10 [土]
ルアンパバンーーー大地のめぐみ
旅行に行ったら必ず行くところ、それは市場・マーケット。
国内ならその地ならではのいいものが安くて買えるし、海外ではさすがに生ものは買う事はできなくが、その地に住んでいる人の生活が見えてくるようで買わないがながらもワクワクしてくるのだ。
ここルアンパバンでも朝市が毎日出ているということで最終日に冷やかしに出かける。
場所は王宮博物館横の裏通り。一辺100mぐらいの路地がクロスしているところに野菜をメインに、海鮮、肉、乾物、米、そして惣菜やまで。
地面にビニルシートやかご、あるいは葉っぱを置き、その上に品物をきれいに並べていく。そして、このあたりが日本人同様器用なところで、葉っぱ類はすべて束にしてまとめ、果物は皮をむいてきちんとディスプレイ、置き方も形によって工夫している。
そういえばナイトマーケットでも毎日大荷物をかついできては、ひとつずつ丁寧に並べたり、吊るしたりしていた。
買いに来ている人は地元のレストランや住人、そして、売っている人の食事をまた売るおばちゃんも居て、狭い路地はモノと人であふれんばかり。
海がないラオスなので海鮮系はちょっと少ないが、メコンからの魚や干物は売っていてうなぎ(たぶん)がタライにわんさかにはびっくり。もっとびっくりしたのは内臓系のお店で、お腹を裂いてその場で捌いていて怖いものみたさで思わず写真にも撮ってしまった。最初は豚かと思ったらどうもマングースとかそんな小動物系だった。
でも一番多いのはやっぱり八百屋さん。麺料理にいれるハーブが「ただ」ということからもわかるように、まさに八百屋パラダイス!!
人口の8割が農業に従事しているというこの国。経済的な水準はともかく大地のめぐみを充分に受けているのは間違いない。
あんまり惣菜がおいしそうだったので、一種類選んで、「ここで食べたい!」というと、小皿によそって、おばちゃんが自分の席をさし「ここで食べていき。」と座らせてくれた。
ちなみにここの惣菜やさんは自分の家の前に料理を並べている店舗スタイル。
=====
豊かな食材を象徴する朝市に並べられた野菜、野菜、野菜。
ご近所さんの庭に生えたものを安くて分けていただくという雰囲気。
15/10/14
しょう
市場・メルカート、まったくもって同感!!
2015.10.9 [金]
ルアンパバンーーーパンと麺の国
今回は布がテーマだから、たいして食べるものや食べるところの情報は仕入れずに行った。
まあ、アジアならどこでも屋台はあるし、味付けはそんなに嫌いじゃないので、困ることはなかろうと安心していた。
ルアンパバンは欧米人率が非常に高いので当然それなりの洋食系も多く、特にパンに関してはベトナムと同様元植民地という流れからどこで食べても外れることはない。
バケットは未だに籠に入れて街中を売り歩いてぐらい生活に根付いているようだし、ちょっと高級なカフェベーカリーではおしゃれなサンドイッチからペストリーまでほぼ日本同様の品揃え。
せっかくだからとラオスの料理もいくつか食べたけど、残念ながらお一人様ゆえたくさんは食べられずほぼ一品で完食できるものばかり。
なかでも美味しかったのは「カオソイ」。中華の坦々麺と良く似ているけど、肉味噌に少しトマトが入っていて、麺は平たい米麺。そしてベトナムのフォー同様皿いっぱいの野菜。
大好物の香菜をはじめ、どぐだみ、ミント、レタスなどなど、名前ははっきりわかんないけどとにかく山盛り。ライムをぎゅっとしぼった後、何回かに分けて放り込んではみたものの、半分ぐらいは残してしまった。
カオソイ以外にも鶏のだしがとろとろになるまで効いているスープが旨い「カオピヤック」というのもおすすめ。こちらはニンニクのカリカリスライスがアクセント。
10000〜20000kipなので庶民のお手軽なファストフードとして街角のあちこちに出店していずれも繁盛している。不思議なのはどの店も早朝から始まり昼過ぎには終了してしまう。
飲んだ後の「いっぱい」はここラオスではないのかな。
=====
野菜の中に入っているいんげんはサイドメニュー。テーブルの上にあるえび味噌をディップにぽりぽり。
ルアンでも一番人気らしいカフェのバケットサンド。サラダが付いてるとは知らずにサラダまで頼んでしまって食べすぎ。もちろんワインと一緒にいただきました。
15/10/10
陶子
野菜だらけでヘルシーですねー
2015.10.7 [水]
ルアンパバンーーー世界遺産の街の実情
ルアンパバンが世界遺産に登録されたのは1995年、すでに20年が経つという。
14世紀に始まる王国の首都として栄え、ビエンチャンに首都が移されてからも仏教をベースにしたラオス文化の中心として存在してきた。
その後、19世紀末にフランス領となると、西洋人が多く移り住み、コロニアル建築をはじめとする住まいや食のスタイルが混在するようになる。
インドシナ半島をつらぬくメコンに沿ったこのアジア的な景色の中に拡がる東西文化の融合が世界遺産の街として保護すべき、と認定されたそうだ。
確かに街の中には植民地時代の優雅でエキゾチックな建物があちこちに残っており、景観を保護するために街中では二階建て以上の建築物はほとんどない。(唯一登録前に建てられたホテルがあるぐらい)
現在それらはホテル・ゲストハウス・ショップなどに形を変えてその姿を保っている。
今回宿泊したホテルもそんな保存建物のひとつで、すでに100年を重ねているという。
当然、旧い建物なのでそれなりのメンテナンスは必要とされ、こちらのホテルも宿泊2日目から一部がリノベーション工事に入り、音はうるさい、ビニルで覆われてうっとしい、で、いくら定期的な保存が必要とはいえこのやり方はどうなの?と思ってしまった。
こちらのホテル以外も建て直し、リノベが頻繁に行われていて、しかも、見ている限りではかなり粗そうな仕事ぶり。
日本の木造建築のような繊細な造りでないから、そんなレベルでいいのかなあ、と素人目線で見ていたんだけど…、まあ一応「世界遺産」なんだからそれなりの基準はあるんだろう。
街を歩くと空き家になっているところもそれなりにあり、「for rent」と下げ札が門にかけられている。どんな契約になっているかはわからなりけど、賃貸のため、ガイドブックに掲載されている場所が割りと変わっていることも多いみたいだ。
コロニアル建築が続く町並み、そして時折通りすぎる朱色の袈裟のお坊さんたち。絵葉書のような景色は確かに魅力的。
=====
白い壁に木をふんだんに使ったしつらえ、室内は天蓋付きベッドで、設備もまあまあだった。工事さえなければ魅力的な宿だったのだが。
高級ブティックに雰囲気タップリに改装されたショップ。夜も素敵にライトアップされている。
2015.10.5 [月]
ルアンパバンーーー織りの村を訪ねる
ラオスの布の産地を探していたら「サムヌア」地方の布がクオリティ・量ともに有名、とあった。で、調べてみると、とてもじゃないがたった5日間じゃ、行けそうにない。
旅行者が訪れる数がこの10年で数倍になったとはいえ、まだまだ国内の移動は時間がかかるラオス。二大都市ビエンチャン・ルアンパバンだと飛行機も頻繁に飛び移動時間も少ないが、それ以外の町や村に行くには車しかない。しかも山間部で未舗装がほとんどという状況。治安的にもあぶないところもあり、これは素人の個人旅行では無理とあきらめる。
で、日帰りで行けるところはないかなと調べると何箇所か「織物村」といわれているところがあるらしい。
なかでも一番近いのが「バーン・サンコン」というところで、ツアーのオプションにも結構組み込まれている。トゥクトゥクで片道20分ぐらいの距離で、歩いて行けなくもないらしいし、自転車でも可能のよう。
幸いホテルには無料のレンタサイクルがあるので、これはのどかにサイクリングすることに。
朝8時台にホテルを出発、まずはメコン川の支流カーン川を渡らないといけないのだが、二輪専用(バイクと自転車)の橋は10cm幅の板切れを5枚ほど並べたちょっとスリリングなもの。下は頑丈な鉄柵が組まれているが、板の組み方がラフなので結構がたがた、後ろからバイクが突いてくるのでのんびりも走れない。
ひぇ‾、て思いながら橋を渡った後はしばらく郊外の長閑な風景が広がる道をのんびり走る。が、それもつかの間、街はずれのお寺を過ぎたあたりから突然道は未舗装に、しかもアップダウンコース。ママチャリじゃあ、とてもじゃないが登りきれない、上り坂の半分ぐらいは自転車を押し、下りはブレーキを最大限効かせながら、走る事約10分、突然目に入ってきたのは峠の一軒茶屋ならぬ、峠の織物工房。
最初は誰もいなかったが、しばらくすると若い女性がどこからか出てきた。お母さんと二人で織っているらしい。ほんとに家内制手工業の世界。こちらはよくあるモチーフ使いのものが多く、よく言うと素朴、意地悪くいうとセンスはイマイチ。
とりあえず、村の中心に行こうと進むが、相変わらずあたりは山道で道沿いの住宅で飼われている鶏たちがのんびり庭で戯れているばかり。「あってんのかなあ…」と、不安になり始めた時に現れたのが最初に日記に紹介した工房。村を一周してわかったのだが、結局ここが一番クオリティも良く、施設的にもきちんとしていた。とにかく、みんなのんびり、気難しい「職人」なんて皆無。オフシーズンのせいか、一軒の工房はリノベーション中だったりで、見学者は自分以外には一組しか見かけなかった。
村内をくるっと廻ってあちこち工房を見て約一時間半、またあのアップダウンか…と覚悟を決めて村を後に。
大汗をかいたし、足にもキテいたので、途中のカフェでラオビール(大瓶)をぐびぐび飲んでお昼過ぎにホテルへ戻る。
ルアンパバンの廻りには他にもバンパノム、バンナーオゥンとかいう日帰り可能な織物村はいくつかある。次はおとなしくトゥクトゥクで行こう…
=====
おおきな工房では機を10台以上置いているところも。
でも実際に織っている人は3、4人。どんなルーティーンでやっているのか。
どの人も世間話に花を咲かせながら、のんびり楽しげに織っているのが印象的だった。
15/10/5
むかし桜
好きな織物を、おしゃべりしながら楽しく織っているという感じなのでしょうか? いいですね〜
2015.10.4 [日]
ルアンパバンーーー犬の街
そして、猫に劣らず犬も多い。
アジアによくあるように、ここルアンでも放し飼い。
猫に比べてちょっぴり情けない仔が多いけど、大通りを我が物顔でのそのそ。マイペースなのだ。
犬種はいろいろ、元植民地の名残かどうか、テリア系(純粋種じゃないと思うが)が多いのが不思議。
=====
今回であった中で一番のハンサム犬「レオン」。
カフェの飼い犬。ご主人にべったりでちょっとシャイでしたが。
2015.10.3 [土]
ルアンパバンーーー猫の街
さて、旅から帰ってきてすでに10日。未だに余韻に浸っているもので、しつこく書いてますが、ちょっと息抜き。
猫が多い街、あまり見かけない街、日本でもいろいろあるけれど、ここルアンは歩けば出会う、角を曲がれば出会う、てなぐらい猫が多い街。
ノラと飼い猫の判別はつかないが、市場では残り物をもらっていたし、結構人と共存しているようだった。
やっぱりほどこしの托鉢が活きている仏教の街だから、猫もすみやすい!?
=====
だいたい、のんびり寝転がっている仔が多い。ただし、日本にいるような巨漢の仔はいなかった。
こちらはクラフトセンターのカフェにいた猫。近づいても逃げる様子なし。
2015.10.3 [土]
ルアンパバンーーー愛しのプリーツスカート
数年前に関西では有名なエスニックショップで、タイのモン族の手によるというプリーツスカートを買った。
そのときは「アンティークの布を使ってるので、それも味として楽しんでください」なんて言われたものだから、布は旧いもので、今のデザインにアレンジしたのかな、と思っていた。
結構気に入って、その後もサイズ(丈)違いで買ったりしていた。
今回、ラオスに行くことになり、いろいろ下調べをしていると実はこのデザインのスカート、ラオスでも流通していることを知る。まあ確かにひとくくりに「モン族」いっても中国・タイ・ミャンマー・ラオスなど各地に暮しているのだから、ラオスにあっても不思議じゃない。
手織体験をやっているクラフトセンターでもバティック教室のコーナーに、見事なバティックが施されたスカートが飾られていたし。
もともとは民族衣裳として大切に作られたものなので、もちろんそういった逸品ものは簡単に見る事も買うこともできないが、自分が買ったようなタイプはもっと普及品。
外国人がお手軽に手に入れることができるように、まさに今作られている布を使い、細工もそんなに凝っていない。
ナイトマーケットでもこのタイプのスカートを扱っているお店は何件かあり、手軽な普及品としてずらっと並んでいた。
すでに3枚持っているにも関わらず、やっぱり魅力に逆らえず、またまた一枚買ってしまったのだけど。
他民族国家といわれるラオスには、モン族をはじめいくつもの少数民族が各地に住んでいる。
ルアンパバンにある「
伝統芸術民族センター
」は、その中からアカ族、モン族、ランテン族、タイダム族などほんのわずかだけど彼らの生活を紹介しているところ。
2006年にNPOによって設立。フランス統治時代の領事館(だったかな)を利用したこじんまりとしたミュージアムで、館内にはショップやカフェもあり、結構詳しく書かれた日本語のガイドも用意されている。
じっくり見ても30分もあれば充分な展示内容だけど、なかなかに興味深かった。
ショップは街中のメインストリートにもあり、売上の半分が創った人の手にわたる仕組みとか。
ナイトマーケットではほとんどモン族の人たちの商品だが、こちらはラオス全土から集められたものなのでバリエーションも豊富。
=====
TAECに展示してあるモン族のプリーツスカート。バティックにプリーツ、そして刺繍、と手わざぎっしり。
2015.10.2 [金]
ルアンパバンーーーナイトマーケット
そして、本格的な織物以外だとクラフトワークを施した雑貨系も人気。
主に少数民族の人たちの手によるグッズがいろんな場所で見る事ができる。
もともとは自分たちの部族につたわる伝統的な技法が、今は生活の糧ともなっているらしい。
そんな彼らが創るグッズをこれでもか、というぐらい見る事のできるのがナイトマーケット。
基本的には年中無休で夕方5時半ぐらいから10時ぐらいまで、王宮博物館前メインストリートが歩行者専用になり、ぎっしり露店が並ぶ。
聞いたところによると、一定期間自分たちの村から出稼ぎに来て、街中の下宿屋みたいなところで作り手=売り子が共同生活をしながらナイトマーケットに出店する人たちもいるらしい。
食べ物じゃないので、売れて在庫がなくなると、夕方出店の時間までの間にちゃっちゃっと作ってしまうんだとか。
実際に売られている商品は結構アイテム(ぬいぐるみ、バッグ・ポーチなど)が重なっていて、同じように見えるのだけど、そこはちがう作り手。よーく見ると実は細かいところは違っていたりする。
おもしろいのはせっかくそうやって売りにきているのに、そんなに押しが強くない事。
まあ、これがタイやベトナムなら、前に進めないぐらいの客引きがありそうなもんだが、そこのところはやっぱり国民性、いや民族性か?の違いなのか、割とあっさりしている。
こちらから手にとって興味ありそうにすると、いろいろ薦めだす。でも考えるわ、またね、というとそれ以上の追っかけはない。
雑貨だけでなく、紙もの、布ものもあり、後はおみやげに使える塩・はちみつなど。
二日ほど続けて行くと、ちゃんと顔を覚えてくれていたのはしっかり商売人でした。
=====
夕暮れの空をバックにナイトマーケットの灯り。
テントの下で風が抜けないので中は結構むしむししているのがツライ。
15/10/2
ねこもも
赤いテントがエキゾチックですねー。ここ行ってみたいです。
2015.10.1 [木]
ルアンパバンーーー昼下がりの織り体験
今回の旅行、一番の楽しみはこちらのセンターでの織物体験。
先に記したラオス×西洋がそのまま名前になった「オーク・ポップ・トック リビングクラフトセンター」。イースト・ミーツ・ウエストという名前の由来はここの工房を立ち上げたのが英国とラオスのお二方だかららしい。
織物・染め・バティック・竹細工などラオスの伝統工芸を旅行者が気軽に体験できるところ。
指南役はこちらの工房で実際に織っているおばちゃん。まずは英語堪能スタッフがやり方を簡単に説明、創るのはプレースマット。真ん中に配置するパターンが2種類あるのでどちらかを、そして使用する糸のは10数色ある中から2色自分で選ぶことができる。
ボビンを巻くところから始まり、はじめの数cmをおばちゃんが織ってくれる。その後機に座り、スタッフの説明を聞きつつ自分で恐る恐る始める。綜絖を上下させるペダルは靴を脱いではだしで。無地の平織りのところは慣れてくるとまあまあ進んでいったのだけど、紋様のところにきたらまたまた慣れるまで四苦八苦。
色を間違えて、おばちゃんに「うーん、もう」ってな態度を取られ、あと戻りしたり。後半の無地のところはこちらもだいぶ慣れてきたからと、スタッフ・おばちゃんともにほったらかし。ぺちゃくちゃおしゃべりに花が咲き、なんとおやつの時間となっていた。
まあ、のどかでいいけど、こっちは必死だぜえ。なんとか3時間ぐらいで全部織り上げ、仕上げのフリンジはおばちゃんがやってくれて、一丁あがり!
初めてにしてはすごい、と自分的には満足感いっぱいだったんだけど、スタッフからの「great!」って賞賛には、あんたらほったらかしやったやんって思わずつっこみたくなった。
終わった後は敷地の中にあるショップを見たり、工房内で作業をしているところを見学。工程とかも詳しく書いてあって見学だけでも楽しめるようになっているらしい。
珍しかったのはバティック。へえ、ラオスにもあったんだと初めて知る。こちらでやっていたのはかなり高齢の女性だった。現役じゃないくて教室用に来ているのかもしれない。
染めの体験記はこちらのブログに詳しく
http://ameblo.jp/...
■Ock Pop Tok / オーク・ポップ・トック
http://ockpoptok.com
https://www.facebook.com/...
=====
実際に工房内で染めており、こちらは染め上がったばかりの糸。
ときおり風が吹き抜けるメコン川沿いにある体験コーナー。
織物村で使われていたのもそうだったけど、ほとんど自分たちの手づくりのような雰囲気の高機。
15/10/1
おひで
わーーーっ、楽しそう!
ラオス、いつか行ってみたいな。
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