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2006.3.18 [土] 染織ワークショップ

お茶の稽古の後、大急ぎで表参道へ。
食事の時間がないのでエチカのジューススタンドに
飛び込んで、着物で立ち飲みを初体験(笑)

フロムファースト二階の伊豆蔵明彦さんのショップへ。
見事な唐織の帯がお店の中央天井から何本も
下がっていた。その両脇にふんわりとした素材で
何とも美しい色合いの洋服が並ぶ。

ワークショップはショップ奥のスペースを使って
総勢8名で行われた。
陶器の釜が置かれたテーブルの中心に伊豆蔵さんが
座られ、その周りに8名が座る。
懐紙と笹に巻かれた絹布が配られる。
お菓子みたいな佇まいの絹布は広げると
手ぬぐいを縦半分に折ったくらいのサイズ。
ゆるく織られてガーゼのような肌触りだ。
縦糸は繭玉からつむいだ綺麗な糸だが横糸はくず繭
からつむいだもので、少しゴミのようなものが付着
しているが、それがいい味を醸しだしている。

盆の上に大振りの茶碗。その上に竹製の籠を置き
更に布を置く。壷に入れたツル草の根を粉砕した
粉を茶杓を使ってかき出し、布の上に。
風炉から湯をくみ出して粉の上に注ぎ、布を絞ると
茶碗の中に茜色の液体が現れた。

一人ずつ順番に茶碗の中に絹布を浸して絞る。
初めの方は鮮やかな茜色。次の方からしだいに色が
薄まり、最後の方はベージュ色になっていた。
次は同じ大きさの茶碗に色止め液を入れて湯を注ぎ
絹布を浸して絞ると、それぞれの茜色が少し深まった。
最後は水を入れた茶碗が差し出され、絹布をすすいだ。
絹布を広げると、8つの茜色のグラデーションが染め
あがった。温かみがあり目に優しい色ばかりだ。

伊豆蔵さんは大きな体躯だが、話し方が穏やかで
染色を知らない私達にも分かりやすい説明を
して下さった。

染色道の特色はゴミが出ないことだ。
絹布を浸した水はどんどん色が薄まり、しかも
最後の方が絞り終えるとなくなる。
色粉に湯を注げばまた色が出て、布を染める。
いよいよ色が出なくなったら、粉を焼き、お湯に
入れて灰汁抜きをする(その灰汁は洗剤に
なるのだとか)。灰汁抜きを終えた粉は粘土と混ぜて
今日使われた釜や茶碗、壷になる。
究極のリサイクル・・!
感動いっぱいのワークショップだった。

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