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2006.6.28 [水] 茶会当日 |
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いよいよ本番。いいお天気!
送った荷物も破損することなく、前日の準備を終え
5時起床。着慣れた帯なのに、しっくり行かず
何度も巻きなおす。気持ちが焦っているのだろう。
献茶式でご住職のお経を伺いながら、ここに来られた
事に、支えたくれた人に、お天気に、、あらゆることへの
感謝を心の中で唱える。
が、席が始まると、慌しい気持ちに逆戻りしてしまう。
みんな興奮気味なので、何とか押さえなくては・・と
思う気持ちが空回りして更にヒートアップしてしまう。
そんな最中の点前は満足出来るものではなかったが
時間の経過と共に気持ちを取り戻し、お昼前には
心地よい緊張感と、和やかな笑顔・・いい空気が
水屋に流れた。「もう大丈夫」隣の塔頭のお席へ。
風が吹き抜ける寄付に座り、暫し呆けた後、席入りし
美味しいお茶をいただく。席主の先生は92歳!
しゃきっとした佇まいが道具組みにも現れていた。
気持ちを引き締めて再び水屋に戻る。
みんな集中力を切らす事なく頑張っている。
少し疲れているけれど、楽しそうな表情に嬉しくなった。
無事に会を終え荷物を詰め送った後、ご住職から
一人ずつ短冊をいただいた。大切な宝物になりそう・・ |
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2006.6.27 [火] 茶会に向けて(3) |
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休暇を快く許可して下さった旧上司が送別会を
催して下さった。今朝のしゃぶしゃぶは美味だった。
大徳寺で茶会、といっても、お茶をしない方には
全くピンと来ないようだ。(当たり前だが)
「大徳寺ってどんな所?お茶の甲子園みたいな感じ?」
「・・・」
「それより、すぐき漬け買ってきてね〜」
「了解!」
すぐき漬け、流行ってるそうで、売り切れ続出だとか。
買えるかな?
ほろ酔い気分で地下鉄に乗り、会記の写しと睨めっこ
ちっとも頭に入らない(汗)
今回は事前で暗雲がたちこめた為、食事や買い物の
下調べは殆どせず、同行の友人に全てお任せ。
ちょっと残念だが、行けない事を考えれば随分
有難い。
無事に終わる事を祈りつつ、ベッドサイドに会記を
置いても瞬時に眠ってしまうのだろう。。 |
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2006.6.24 [土] 茶会に向けて(2) |
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前日にようやく休暇の許可が下りた。
ホッと胸をなでおろし、最終準備をしに先生宅へ
ようやく決まった道具を確認しながら梱包。
初めて見る(=新規購入)の道具もチラホラ。
壊れたら私の保険金で支払えるだろうか?などと
ネガティブな発想にしばし襲われる。
そんな心配より、覚えなくちゃね。
ドラえもんの「暗記パン」が欲しい(笑)
帰宅後、京都へ着物や宿泊道具を調え発送。
重たーーい!着物ってこんなに重かったの?
草履や雨具もあるからかな? |
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2006.6.22 [木] SUQQU |
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SUQQUの色物は着物にも洋服にも合うので気に入っているけれど、カウンターに立寄ると散財してしまうので、近付かないよう心掛けている(笑)
今回は口紅(だけ)を買いに伊勢丹へ。沢山の色を試した結果、愛用の『枯芙蓉』と『京鹿子』(何て可愛いネーミング!)を購入。
他のアイティムも薦めていただいたが、ぐっと我慢。ひとつひとつを大事に使おう・・ |
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2006.6.20 [火] 行けるかな?京都 |
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異動の内示があった。
晴天の霹靂・・何もこのタイミングで異動しなくても。
今月中は現在の所属にデスクがあるため
新旧両方の上司達に休みの許しを請う。
休みを3日貰うつもりだったが、最低限の2日でも
言い出しにくい。押し黙ったままの上司が数名。
重苦しい雰囲気から逃げるように退社した。
行けるかな?京都・・・
まっすぐ帰宅する気になれず、あてもなく夕刻の
銀座をうろつき「くのや」で麻足袋と麻半襟を
購入した。初めて買ったが、こちらの足袋は
靴のサイズよりちょっと(いや、かなり?)大きめだ。
普段は22.8センチでほぼピッタリの私の足だが
こちらは22センチ(一番小さいサイズ)が
丁度いい。約1センチの差にちょっとビックリ。
洗った後の履き心地はどうだろう? |
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2006.6.17 [土] 茶会に向けて(1) |
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稽古の後、参加メンバーの顔合わせ。
初めてお目にかかる方も。
まだ道具組みが決まっていないので、連絡事項等の
意識合わせの後、何度かシュミレーションを行いつつ
改善点を話し合った。
京都の茶会は二服点てとの事で、お運びさんが
大忙し!初めて参加される方は「目が回りそう」と
漏らしていた。
今日は浴衣を初おろししたが、正座の時間が長く
帰る頃にはシワが凄いことになっていた。。 |
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2006.6.10 [土] 結婚式 |
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従姉妹の結婚式。
雨に降られずラッキーな日和。
時節に習い、単衣を着ていくものの、親族は皆
袷を着ていて少々慌てる。
事前チェックを怠っていたのだ。
でも蒸し暑いので、単衣で良かったかも。
新婦の友人は着付け教室で出会った仲間が
思い思いの着物で参列されていた。
その名も「お太鼓倶楽部」というそうで、
月に一度着物でランチに行くそうだ。
楽しそう〜♪ |
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2006.6.8 [木] 手ぬぐい計り売り |
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木綿の着物の下に着る嘘つき袖を探しに
新宿オカダヤへ。生地館の地下一階に古布や
手ぬぐいの計り売りがある。
カエル柄の手ぬぐいを購入。さて、縫いますか〜 |
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2006.6.5 [月] KWは有難い! |
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むさしやの足袋の爪先が摩れて小さな穴が二つ。
ウンナナクールのアップリケを買ってきて、穴を塞いでみた。
可愛い〜♪今まで処分していたのに、僅かな
お金と作業で更に愛着が。KWの有難さ、しみじみ。
猫村さん、ゲットしました。嬉しいなり〜 |
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2006.6.4 [日] 歳を取るのは怖くない! |
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ノーベル賞受賞者、江崎玲於奈氏の元婦人、江崎真佐子さんの講演会があった(お茶の先生がご学友で実現したもので、ごくごく内輪のもの)。
どんな方だろう??上品なご婦人を想像しながら駅にお迎えに上がると、こざっぱりとしたショートヘアに黒のパンツ+スニーカー。快活な印象と、76歳とは思えない機敏な所作に驚く。
お話の内容は見た目以上にアグレッシブで更に驚くものだった・・
大学入学時はアルファベットの大文字しか書けなかったのに、尊敬出来る恩師に出会い英語を猛勉強して、会話をマスターされたこと。東京通信工業(ソニーの前身)に就職し、盛田昭夫さんと新しいビジネスをどんどん進めたこと、現在も大学に通い建築の勉強にのめり込み、ロマネスク建築を求め、ヨーロッパに一人旅に出て、お目当ての教会まで何時間も歩き続けること、バレエを68歳から初め、先日大勢の観客の前で踊ったこと、、武勇伝の連続に誰もがビックリ!「歳を取るのが怖くなくなったでしょう?」
楽しいばかりの人生ではもちろんなかった。
江崎玲於奈氏との離婚後、ニューヨークに住み続け、再就職(14社も面接したそうだ)して三人のお子さんを育てながら現在に至っているのは、お子さんを移民のアメリカ人として育てている過程で、親の事情で突然日本に返すことでアイデンティティを失って欲しくなかったからだそうだ。それまで通っていた日本語学校を辞め、友達とのsleep out(お泊り会)を優先させたそうだ。親の知らない交流や文化を自然に身につけて欲しかった、移民の子だけれど、ちゃんとしたアメリカ人になって欲しかったそうだ。「その言語で詩を書き、理解する事が出来るのが母国語」「英語は私の母国語に成り得ない」アメリカに40年近く住む江崎さんの重みのある言葉に納得。
最後に、世界が憧れる日本の文化を大切にして欲しいと纏められた。
勇気とパワーを頂けた気がする。 |
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2006.6.3 [土] |
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気温が低い予報だったが、単衣でも結構暑かった。
稽古から戻って、名古屋帯だけ脱いで
半幅帯の結び方の練習。
貝の口、割り角出しにトライ。
丁度良い大きさが良く分からない。
それぞれ二回結んだら、大汗をかいてしまったので
アッサリ諦めビールを飲む。練習になってない!!
半幅デビューはいつになるやら? |
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2006.6.2 [金] 嘘つき袖 |
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ゑり華さんにお願いしていた絽の袖が出来上がる。
単衣を満喫できそうだ。
中表に縫っていただいたので袖口から見える柄が
よりハッキリ映るのが楽しい。
浴衣を着物風に着た時の袖は何が良いか相談すると
「手ぬぐいも面白いのでは?」とのアドバイスを
いただいた。なるほど!
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帰宅して、竺仙浴衣の袖丈を測ってみると、てぬぐい
では丈がちと足りない。
自作のワンマイル浴衣なら大丈夫なのだが、これには
袖は不要。うーん、残念!
生地屋さんに適当なものを探しに行きたい。。 |
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2006.6.1 [木] 富さんのミンサー! |
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デパートから連絡がありミンサーの織元が判明した。
寄合富さんのものだそうだ。やった!
ますます愛着が沸いて来る。
それなのに、証紙が上手く剥がれず
剥がし残しが何とも無残な状態。。
オシボリを当てて、少しずつ濡らしながら
そっとそっと剥がした。綿で良かった。。 |
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