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2006.5.27 [土] |
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初めて寄席に行った。
寄席に行き慣れた方には笑われるかもしれないが、ちょっと不安があった。「ちゃんと楽しめるかなぁ」と言う不安。でも、これは杞憂に終わりました。初めは遠慮がちにくすくす笑っていたけど、いつの間にかその遠慮も忘れて。
落語のほかに、漫才、紙きり、端唄、ギタージョッキー(ギターを弾きながら漫談)と盛りだくさん。ばかばかしいなぁと思ったり、話に出てくる人を誰かの姿に重ねたり、「あるあるそいういう事」と相槌を打ったり、上手い言うなぁと感心したり、話に盛り込まれた「豆知識」的な話にちょっと驚いたりしながら、笑う。
昼の部のトリは春風亭小朝。私は落語に通じているわけじゃないけど、やはり初めの方に出てきた若手噺家より格段にうまくて、リラックスして話に引き込まれる。
寄席は歌舞伎と違って、着るものも気にせずに気楽に来られるのがいいところだと、小朝師匠が語っていた(「その証拠に、今日のお客様も何を着ていくか迷った形跡は全然ございません!」とか何とか小朝師匠に言われて、場内爆笑)。
確かに、東京の文楽よりさらに庶民的な雰囲気。
今回はたまたま混んでいたけれど、平日などはかなり空いているとのこと。池袋の演芸場は、いつ行っても座れるとか。
落語家の方が口々に舞台で仰っていた、「皆さん、寄席にぜひいらしてください!」。
折角日本にいるんですもの、寄席に行こう!
そして、今度は絶対キモノで! |
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2006.5.19 [金] |
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17日、お休みをとって文楽へ。
何故か楽しみにしていた『艶容女舞衣』でうつらうつらと舟をこぐ私。「今頃は半七様・・・」とお園がつぶやくのは観たんだけれど・・・。あんなに楽しみにしていたのに。自分の気が知れない。
劇場で風邪を引き、二部の間中鼻水が止まらなくなる。
もう一つ楽しみにしていた『生写朝顔話』。嶋太夫さんの語りが炸裂、あえない悲しみに目をなきつぶして失明した深雪が、ずっと捜し求めていた恋人と再び離れ離れになり、大井川傍で狂乱する場面。
ふと床を見たら、嶋大夫さんが全身を使い、顔を真っ赤にして「放して!!放して〜!!!」と、悲しみのあまりに入水自殺を図る深雪を体当たりで演じていた。
その声を聞きながら舞台の人形を観ていたら、ジ〜ンときた。深雪って、私の想像と違って、実に激しい女だった。『生写・・・』気に入りました。恋人と結ばれる最後まで、本当はやってほしかった。
それにしても、やはり1日通しでみるのは、体力がいる。9月は『仮名手本忠臣蔵』の通し狂言。無理だな・・・。 |
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2006.5.14 [日] |
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5/11〜30まで開かれている「伝統工芸きものでおしゃれを楽しもう」展を見に、池袋の全国伝統的工芸品センターに出かける。着物好きの友人とじっくり見る。
無地の麻着物の反物が26000円くらいで売られていて、危うく買いそうになった。素敵だったけど、夏のキモノは一つあるのでここは我慢!
その後東武デパートの呉服売り場も見て歩く。ちょうど物産展をやっていて、久留米絣のブースでいろいろと説明を聞く。
正直言うと今まで、お値段の割りにあまり魅力を感じなかった久留米絣なのに、今回その魅力に気づく。説明してくれた方がとても自然に、品よく着こなしていたからかもしれない。
どんな衣服もそうかもしれないが、着物もただ反物で生地を見るより、実際に誰かが着ると、思いもよらなかったような魅力を放つものなのだなぁ。
同行した友人もすっかり久留米絣に魅せられて「危なかった、あとちょっとで買いそうだった・・・」とつぶやいていた。 |
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2006.5.13 [土] 9:47 pm |
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一昨日、地下鉄構内に“17:30から永田町駅構内で文楽ミニ上演会”の旨のポスターを発見!
ところが直前の用事が長引き、17:30に銀座を出発。人目もはばからず汗だくになりながら会場(乗り換え通路の一角)に駆け込んだ途端、「皆さん、ありがとうございましたぁ〜」の司会者の声と共に上演終了・・・。
舞台から降りて去っていく吉田和生さんを間近で見られたのはうれしかったけど、くやしぃ〜!あと5分早ければ!
国立劇場の5月公演は12日〜28日まで。今回も土日チケットは取れず、平日に行ってまいります。 |
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