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2006.6.3 [土] 

数年前に古武術研究者の甲野善紀さんが数回にわたって出演されたテレビ番組を観て、昔の日本人の体の動きが現代の私たちのそれとは異なっていたことを知り、また甲野さんの鮮やかで隙のない身のこなしを見て以来、日本に昔から伝わる武術を何かやってみたいと感じていた。
かといって、いきなりどこかの道場に単身でお稽古に乗り込む勇気と情熱もなく今まで来たのだが・・・。

ここに来てはじめたのが、「なぎなた」。

昔の日本人は現代人と違って、右手と右足、左手と左足を一緒に出すいわゆる「なんば歩き」というのをしていたそうだけれど(多分あまり手を振らなかったということなんだろうけど。ドラマ『新選組!』の山南さんの走りみたいに)、なぎなたの打ち込む動きもそれと同じ組み合わせの動き。右手を前に出して打ち込む時は右足が一緒に出る、左手を前に出して打ち込む時は当然左足。「うーん、伝統の動きなのね・・・」と、へっぴり腰でなぎなたを振りながら納得する。

頭で納得しても、この動きが現代人の私にはちょっと違和感があって、ちょっと気を抜くとすぐ変な動きになる。
あんなに長いものを振り上げておろすと言う動作も、これまでの人生であまり記憶にないので、ふらふらしてなかなかキリッと操れない。

でも、面白いです、なぎなた。

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