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2007.5.17 [木] 四間道「江戸うさぎ」 |
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こーれーはー!聞き捨てならないニュースが入りましたよ!←名古屋地区限定(笑)
真楽メンバーが見過ごせないキーワード満載!
・元芸者長屋を利用した店舗
・江戸きもの仕立て・販売(反物、古着、小物)
・情報発信基地、貸し座敷
・しかもロケーションも"四間道"
情報ソース
http://meieki.keizai.biz/...
「江戸うさぎ」HP
http://www.edousagi.com/
こんなときに名古屋にいられないのはとっても悔しいのですが、2週間留守にする間に放っておけない!
…というわけで、貼っておきますので代わりに偵察してきてください>名古屋のみなさま
あ、おあつらえ向きに有松絞りまつりもありますし、ね☆
レポートお待ちしてます♪
私も帰国したら絶対行ってみようと思います! |
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2007.5.8 [火] スケジュール |
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5/19〜6/3の間、日本を留守にします。
6/2-3はキモノ関係でお誘いいただいたりイベントがあったりするのだけど、空の上なので参加できず。。。
残念です!
夏キモノで遊ぶのを楽しみにします☆ |
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2007.5.6 [日] 糸結びの風景2…縁側の思い出 |
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子供の頃、市内でよくお邪魔するお宅があった。
母が若い頃、仕事でお世話になった方で、老姉妹が妹の方の旦那さまを介護しながら暮らしていた。
お姉様の方が和裁を仕事にしていて、母も何枚か作ってもらったことがあると言っていた。
(母が仕事で関係あったのは妹さんの方)
そのお宅は市内の古いお寺の門前町で、通りに面して縁側を持つお家。
縁側はいちばん陽射しがあり明るいということで、お姉様の仕立物の仕事場でもあった。
仕立ての仕事がないときに遊びに行くと、その縁側には細切れになった糸が山盛りになっていて、低い天井の細い梁から結んだ糸の束が長くぶら下がっていた。
子供の私はそれが何かわかってなくて、束からはみ出した糸を引っ張って抜いてしまったりしていたっけ。。。
(今考えれば申し訳ない…が、叱られた記憶はない<苦笑)
縁側の陽射しを受けて光る糸の束の、なんともいえない暖かい風景を覚えている。
…お二人とも鬼籍の人となり、今はもう、その家もなくなったと聞いた。
尋常でない糸切れの山と結んだ束からすると、あれは自分や家族のためというよりも、内職だったのかもしれないと思う。 |
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2007.5.6 [日] 糸結びの風景1…伯母と母 |
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小学生の頃、夏休みの体験として(?)同じ市内に住む伯母の家に泊まりに行ったことがある。
家事をして、私の相手をしてくれた後で、伯母は細かい糸切れが山ほど入った紙袋を取り出し、その糸切れを結び一本の糸を作る…という作業を始めた。
その横で、私は保母をしていた従姉妹の絵本と児童書のコレクションを静かに読んでいて、穏やかな時間が流れて行った。
当時の私はそれが何かよくわかっていなかったけれど。
ちょうど終い頃だったのだろう、翌日、伯母が「名古屋へ行くからのりちゃんも一緒にね」と電車に乗って出かけた先は、御園座の脇にある小さな呉服店のようだった。
店頭にはいくつかの反物がかけられていたけれど、私が母に連れられて行く呉服屋と違い、色とりどりの反物が積まれているような風景はない…
伯母は慣れた風に2階へ上がり、前日触っていた糸の袋を店の人に渡すと、次にいくつもの白生地の見本を見始めた。
白生地の後には、色とりどりのタペストリー程の大きさの布が整然と掛けられたもの(それも染の見本だったと後で知る)…ちょうど、伯母の二番目の娘(私の従姉妹)の結婚が決まろうとしている頃だった。
そういえば、伯母が白生地を選ぶとき戯れだろう「のりちゃんはどれが好き?」と訊かれ、コロコロした感じの柄をかわいいと思った瑞雲の織柄を指差した記憶がある。
…やがて、その白生地が私の父の厄年祝いのときに、併せて母に贈られたと知ったのは、それから十年も後のことだろうか。
白生地はやがて母が「自分でも冒険だ」という美しい薄桃色に染めて色無地の着物を作り、弟の入学式へ着ていった。
それまで濃い色の着物ばかりの母だったが、その薄桃色は上品に仕上がり、小柄な母によく似合い、周囲にも評判が良かったという。
瑞雲の柄は私も気に入りで、数年後に母はその着物の幅出しをし、私が短大の卒業の年に袴に合わせて着た。
…身幅は合わせてくれたものの、丈が合わないその着物は、やがて母が再び色替えをして羽織にすると言っていた。多分どこかにしまわれているだろう。
あの日見た糸くずが、美しい生地となり伯母から母へ贈られ、そして私も袖を通し、いまも我が家にある。
両親から遠く離れて暮らす母にとっては、伯母は義母よりも母らしい人だった。
その人が手を掛けてくれた贈り物を、私も大切にしたいと思う。
#画像は、くだんの生地の端切れ…瑞雲の中に様々な文様を織り込んだ凝ったもの。
(もしかしたら、織代高かったかも?と今更恐縮<笑)
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ぼたんさんのKWに寄せて…私も思い出したことを書き留めておきます。
友人と話していても、やはり祖母から結び糸で作った反物を贈られる話、祖母を介した伯母・叔母との交流による着物の話を聞くことがよくあります。
名古屋の母娘、親族の女性同士に仲良しが多いと言われるのは、こういう習慣に助けられることもあるのかもしれませんね。 |
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