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2008.1.31 [木] 1:32 pm

いま江戸が最先端
東京の街を歩くとあちこちに「江戸」の文字。

書店に行っても「江戸」が付くタイトルの書籍がたくさん出版されている。
地下鉄や電車に乗っていても、つり広告やポスターにも「江戸」の文字。
東京都と各区があげて、観光資源としての「江戸」をクローズアップさせているようだ。

先日、ふと江戸時代はどの程度人口がいたのか気になり調べてみた。
記録によって様々で正確なデータが残っているわけではないが、1600年頃には15万人だったのが、18世紀初めには100万人を超えていたと言われる。これは当時の世界でももっとも規模の大きい都市だったようだ。

ちなみに日本全体の人口は慶長時代(1600年頃)は1200万人程度、18世紀時点で日本全体では3200〜3300万人。17世紀に急速に人口が増え、その後、徳川吉宗の時代から慶喜までの200年間はほぼ横ばいだったという。
しかも、200年で経済成長率0.3%という低成長の江戸時代に日本人は、生きる知恵を学んでいった。

いま、われわれが改めて江戸に学ぶ時期が来ているのかも知れない。
そもそも着物は洋服とは違い仕立てる過程でほとんどゴミがでないとてもエコな衣服であることはあまり知られていない。
着物は、何度も繰り返し仕立て直されて流通し、最終的には雑巾やハギレとなってぼろぼろになるまで使われた。

博物館で絹の小袖が展示されているのを見て、みなが絹をまとっていたような錯覚に陥るが、綿は特に普段使われる布は大切にぼろぼろになるまで最後まで使われていったためほとんどが残っていないのだ。

2008.1.30 [水] 5:26 pm

明日から京都
明日から出張で京都へ。
まだ風邪をひいている私にとっては、底冷えする京都の寒さが辛そう。
今回は嵐山による予定もあるので、とにかく着こんでゆくとしよう。

2008.1.30 [水] 10:30 am

望むものは必ず手に入る
最近、確信するようになった法則がある。「望むものは必ず手に入る」ということ。

本気で心から望むもの(こと)は、時間が掛かっても手に入るということだ。

よく夢という言葉を使うけれど、本気で実現すると思ってなく漠然と思っている夢は実現しない。日本語でいう夢というよりも、目標というほうがイメージしやすいかも知れない。

本当に心の底からどうしても手にしたい、どうしても成し遂げたいと常日頃強く思っていると、人は不思議とそこに近づく道を探し出せるようになれる。

その事柄や想いの強さによっては、最初は時間が掛かったり実現していないように思えるけれど、実はその想いが持っている力が、物事を前に進めてくれていることに気がつくようになる。

大半の人は、ちょっと困難なことがあったりすると自信がなくなって、あきらめてしまう。夢や目標を実現している人たちは、周囲の人から無理だと言われても、あきらめず実現するまでやり続ける。

そういえば、若い頃こういうことがあった。
学生時代にプロのカメラマンを目指そうと思った時期があり、とあるファッション・スタジオに弟子入りさせてくれと訪ねた。そこでベテランカメラマンに言われたことは。カメラマンはサバイバルだということ。毎年数多くの写真学校を卒業した新人が出る。それが時間が経つにつれ仕事にならずにどんどん辞めてゆく。最終的に我慢してカメラマンを続けたものに仕事が集まる、そう言っていた。
当時の私には経済的な余裕もなく機材を買うのも精一杯だった学生だったので、私には無理だと簡単にあきらめた。

ちなみに次に広告写真に興味を持ったことから、広告の世界を勉強したいと某有名広告業界誌の出版社に電話を掛けた。一度はアルバイトの面接を受けさせてもらたもののやはり断られた。悔しいので社長宛に手書きの手紙を数枚書いて送ったら、採用してもらい出版社の営業をやることになった。

その後も様々な縁で、学生時代を通じていろいろな仕事をさせてもらい、仕事の基礎を勉強させてもらった。当時小さかったお世話になった会社も、今では上場したり有名企業となっていることは、私の自信にもなっている。

そのときどき、目標を持って一所懸命に向き合ってゆくと、良くも悪くも結果が出て次に何をすべきかが分かってくる。そんなことを繰り返しているうちに、「望むことを実現する」リズムといったものが感じられるようになってきた。

周囲からは派手に見えたりするところもあるが、実はこつこつと経験を積み上げることに寄って、望むところに近づいているだけなんだと思う。
ただ、以前とは異なり、100km先にあると思ったことが、実は100m先まで来ているということは増えてきたように思う。

100mも到達しなければ、ただの夢。一日1mづつでもいいので、確実に100日間進めばゴールに到達する。

2008.1.29 [火] 5:29 pm

子供のいない小児科
明後日から出張が控えていることもあって、風邪が長引かないように病院へ。
東京に引っ越してきて初めての病院のため、ネットで人形町界隈の病院を調べて行ってみる。行ってみると、小学校の前ということで内科と小児科が併設の個人の医院だった。

小児科もあるということは、さぞ風邪をひいた子供が多いのだろうと、扉を開けると、ひっそりとした待合室が私を待っていた。
そうか中央区は子供が少ない区だったなぁ・・・などと自分の中で納得しながら診察を受けた。

診察を終えて待合室で待っていると、そこに張られている張り紙の多くは成人や高齢者向けの案内であることに気がついた。

50代らしき女医さんと子供達の来ない小児科、少しもの寂しい気分になりながら帰途についた。

2008.1.29 [火] 9:47 pm

東京と地方都市のバランスは、日本人の意識の変化で変わる

最近、よく考えることがある。東京と地方都市のこと。

私が生まれ育った東京。そして、この5年間生活をした福岡。
福岡以外の地方都市で生活をしたことがないので、東京以外の都市を地方都市と一般化していいものかとも思うが、各種データを見る限り東京だけは特出している。

先日総務省が発表したデータによると2007年の人口移動は、東京圏(東京、神奈川、千葉、埼玉)が約15万人増加をしている一方、大阪圏は転出超過が続いていると言う。東京圏と自動車産業が活況が続く名古屋圏を除き、ほとんどの都市が人口が転出し続けている。

昨日、福岡の伝統工芸に関わる経営者の方と東京で打ち合わせをした際、今後の事業戦略についての議論となった。あくまでお互い企業としてのあり方の議論ではあったが、その裏には地方企業の今後の在り方について不安もあった言える。
実は、これは日本ローカルな企業と世界のグローバル企業の在り方の比較にも投影できるのかも知れない。

売上や事業展開の規模が大きさことが正しいわけでも偉いわけでもないが、資本主義の中では関わっている人々がそれなりに幸せで夢を持って生きるためにはある程度の成長が必要である。

だからこそ、いま着物という伝統的な産業に関わるとき、この市場を縮小均衡の終った市場と見るか、これから市場が育成される新しい市場に関わっていると見るかでまったく変わってくる。
(当然、私は着物の新しい市場が育成されるという立場。)

否定しがたい事実としての市場の東京一極集中。そして、地方であるがゆえにできる役割。福岡に5年間生活した私の中では、この間にあるであろう“バランス”にこそ、伝統工芸の新しい市場のあり方があり、また日本がこれから歩むべき知恵が隠されていると思っている。

ちなみにこの“バランス”は、日本人のある意識の変化により変わる可能性が十分にある。その意識とは何か、それをこれから引き出してゆきたい。

2008.1.27 [日] 7:49 pm

風邪ひいちゃいました
喉にきたと思ったら、やっぱりきちゃいました。
微熱が続き、喉の痛みが続いています。

さすがに今日は、北斎漫画展と美容室に行こうと思っていたのに、全てキャンセルをしてほとんど一日寝てました。

イソジンで何度もうがいを繰り返してます。

2008.1.27 [日] 7:47 pm

昨日『日本の伝統再発見講座』というイベントで講師を努めさせて頂きました。

イベントの会場は墨田区の清澄白河にある清澄庭園の大正記念館。
この地は江戸の豪商・紀伊國屋文左衛門の屋敷跡と言われ、三菱財閥の創始者・岩崎弥太郎が荒廃していたこの邸地を買い取り、清澄庭園となったそうです。
会場の大正記念館は、もともと大正天皇の葬儀に用いられた葬場殿を移設したもの。最初の建物は戦災で焼失してしまったため、貞明皇后の葬場殿の材料を使って再建されたものです。

こんな歴史あるところで、日本の伝統について私が講師を努めるなど畏れ多いとも思われましたが、日本分野や着物について関心を持って頂ければとお受けしました。

20名程の方々がご参加くださり、三重県からご参加下さった方もいらっしゃいました。少しでもきっかけとなれば幸いです。

2008.1.25 [金] 11:36 pm

喉から来た
喉が少し痛い。

いつも風邪をひくとすると、喉から来る。
東京は福岡に比べて冬場は乾燥するので、喉をやられることが確立が高い。

今回もちょっと油断したら、喉に来てしまった。
熱が出て寝込めばまだ治りが早いのに、いつも気で何とか持たせてしまって微熱が続き治りが悪い。

これから一番忙しい時期、さっさと治してしまおう。

2008.1.24 [木] 23:36 pm

いま、日本という国は人口の増える経済の成長段階から人口が減ってゆく収束段階に入ってゆこうとしています。

様々なビジネスの領域の中で、数や量を増やすことによって成長するマスのマーケティングの世界から、数は増えなくとも付加価値を上げて収益を上げてゆこうという付加価値作りのマーケティング、つまりブランド作りのマーケティングの世界へシフトしようと考えています。

書店に行くと「ブランド」という名の付いた書籍がとても多くあってびっくりします。ただ、不思議なことにこの「ブランド」については、人によってかなり定義が違います。

「ブランド」って一体何だと思いますか?

ちなみに辞書の定義によると・・・。

 ブランド 【brand】
 〔原義は「焼き印」の意〕
 (1)商標。銘柄。
 (2)会社・商品・サービスなどについて,他と明確に差別化できる個性(イメージ・信頼感・高級感など)。経営・販売上の戦略として構築・管理される。「—-イメージ」
 (3)(2)のような個性を確立している会社・商品・サービスなど。「—-ショップ」「—品」
(三省堂提供「デイリー 新語辞典」より)

「brand」のもともとの語源は、焼印を押す意味の「burned」からきており、家畜を区別する焼印をしていたところから、銘柄・商標の意味となったようです。

いま、日本人の多くがいわゆる海外ブランドを大量に消費しています。そのため、有名ブランドメーカーは、こぞって東京の銀座や表参道に出店しています。
某有名ブランドは、毎年自社の職人を日本の伝統工芸の工房に派遣し、その技術を研究し、数年後にはその技術を自社商品に取り込み、海外ブランドの技術して日本人の手に渡ります。

日本人が日本のブランドに誇りを持ち、エコ商品だからと同じように日本ブランドだからと、海外ブランドの商品と比べてあえて選択する時代が来て欲しい、そう思います。

2008.1.21 [月] 0:15 pm

正夢
昨日の夢に以前うちの会社(福岡)に勤めていた男性が出てきた。なぜ出てこのタイミングで夢に出てくるのか良くわからず、不思議な夢だった。

ところが、昨日の夕方に恵比寿駅でばったり彼と出会う。しかも、彼は沖縄に行っていたはずで、なぜか東京で会うとは。

沖縄で出会った人に感銘を受けて東京であるお店を始めるとのこと。しかも、昨日は普段来ない恵比寿にたまたま訪ねてきたという。

最近、本当に不思議なことが多い。想ったり願ったりしたことがすぐにかなったり、偶然というには不思議なことが多く起きる。

そんなことが多いので、これはと思いめずらしく年末ジャンボ宝くじを買ってみた。
そううまくはいかないようで、かすりもしなかった(苦笑)。

2008.1.20 [日] 0:52 am

トマトのフライ
昨夜は昨年知り合ったばかりのご近所つながりの方々と新年会でした。

これまたご近所の日本橋人形町の居酒屋にて出会った「トマトのフライ」。
トマトに衣を付けてフライにしたもので、中には味噌が入っていて外にはタルタルソース。

実はブログで紹介するほどめちゃめちゃ美味いってほどでもないんですが(笑)。まぁ程よくイケテマシタのでご報告まで。

2008.1.17 [木] 6:04 pm

アルキメデスの叫び
目指すところに一歩一歩近づいていると感じることは、とても充実感を得られるもの。一昨年あたりから、そう思えることが増えてきました。

特に昨年東京に移ってきてからは、出張も一層増え様々な事柄を集中して行っていることもあり、一日一日の密度がとても濃いのです。

私自身の中でゆっくり寝かしているけれども、絶えず頭の隅にあり求め続けていた疑問や課題に対する答えが見つかった瞬間は「来た!来た!来た!」と叫びたい気分となります。

求めていると必ず答えはやってくるもの。
何事も「一所懸命」愚直に想い続けることですね。

2008.1.14 [月] 11:16 pm

着物で黒川温泉(その2)
着物で黒川温泉の二日目。

朝から温泉へ。温泉組合の周辺は避け、まずは西の端の「山河旅館」お昼を挟んで東の端の「帆山亭」へ。そして最後は「山みず木」と三軒ハシゴ。

帰りに寄ったのは、実は前日も行ったカフェ「茶のこ」。
「茶のこ」は南小国町に厳選した九州各地の日本茶と自家製スイーツのあるこだわりのカフェ。

友人がこちらの店主と親しいということで私は昨日初めて来店したのですが、あまりに気に入って二日連続でお邪魔しました。

今日は昨日気になっていた特製スイーツを注文。自家製の杏仁豆腐たっぷりのチャイナパフェ。かなり満足でした!


黒川から日田ICへの途中にある肉屋に入り熊本の馬刺しを。
その場で馬刺しの上とたてがみを注文。
さすがに新鮮で油たっぷりでも、んー思ったよりもさっぱりして美味かぁ〜。

温泉と食べ物で満喫した二日間でした。ちなみにうちの妻も着物で温泉を3軒まわったら「着物を着るのが早くなった」そうです。

茶のこ
http://gourmet.yahoo.co.jp/...

2008.1.13 [日] 11:12 pm

着物で黒川温泉(その1)
4月のショップオープンを前に、恐らくまともに休みが取れるのは半年はないだろうと思われるので、福岡出張のついで(?)に一泊二日の黒川温泉着物の旅へ。

友人夫妻と着物で車を走らせ黒川温泉へ。
旅で楽しいのはやはりグルメ。

今夜の宿泊場所の風呂は、樹齢250年の松の木をくり抜いて作った風呂。

2008.1.10 [木] 23:12 pm

本当は福岡にいるんじゃないとぉ?
福岡に来ると決まって顔を出す飲食店が数店。

やっぱり福岡は食事が美味しいので、福岡に帰ると行っておかないと、ということになります。

昨年10月以降、少なくとも月に1回多いと月に2回福岡に出張で帰ってくるので毎回行っていると、福岡に住んでいたときよりもむしろ多い頻度で行くことになる。

最近知人の間では、こう言われているらしい。

「木下さん本当は福岡にいるんじゃないとぉ?」。

2008.1.8 [火] 23:11 pm

やっぱり旨かぁ〜もつ鍋

昨夜食べた地元では有名な「越後屋」のもつ鍋。やっぱり旨かぁ〜。

2008.1.7 [月] 11:09 pm

そらそら
今週は出張で福岡へ。
東京から福岡に向かう飛行機の中から。

2008.1.6 [日] 11:08 pm

着物でサントリー美術館「和モード」展


東京ミッドタウンの中にあるサントリー美術館で開催中の「和モード 日本女性、華やぎの装い」展に行ってきました。
着物で行くと新年から14日までは着物割引で500円で入場できるという特典付き!

今回の展覧会は「和モード」がテーマ。

現在の着物の前身である小袖から始まり、化粧・髪型や髪飾りなどの現物が多数展示。また浮世絵や風俗画などでかつての日本の装いを知ることができます。

「和モード 日本女性、華やぎの装い」展
http://www.suntory.co.jp/...


ちなみにこういう展示会では小袖や着物の展示は多いあるけれど、帯の展示は以外と少ないものです。(今回も帯の展示はなしでした。)なぜだと思いますか?

室町や江戸時代の前期頃までは、一般の庶民は紐に近いようなものが帯代わりでした。身分の高い人でも、現在の男性の角帯のようなものでした。

太平の世が続き、帯の幅が徐々に広くなり江戸時代後期近くになって現代の帯に近いようなものが生まれてきます。

いまよく見られる“お太鼓”結びがもともと、遊郭・吉原の「お太鼓橋」の形が由来になっていると言われています。
当時の花魁(おいらん)のファッションスタイルを浮世絵で見た江戸の庶民が真似てファッションとして広がったということですね。

いつの時代もファッションは進化してゆきます。着物というと伝統的ということで変化していないように思われますが、時代時代により進化をしています。着物もいまの時代に合わせて進化するときに来ています。

2008.1.4 [金] 6:05 pm

39階からの眺め
妻のいとこが偶然にも近所の高層マンションに引越して来ました。
高層マンションの39階からの風景。


南側の見えるのは日本橋、東京駅界隈のビル建物。
もともと皇居に近いこのエリアはあまり高層ビルはなかったのですが、ここ数年で空中権取引で東京駅周辺も高い建物が随分と増えました。
それにしても、東京の空は汚い。。。

2008.1.3 [木] 6:04 pm

祖先は松山藩主
5年ぶりに東京で過ごす新年。
昨年に結婚したこともあり、妻を連れて親戚へのあいさつ回りの正月でした。

そんな中に数えで90歳になる祖母が90歳とは思えない若さだったことにびっくり。30年前でも60歳ですから、子供の頃からずっとお婆ちゃんというイメージでしたが、その元気さにはびっくりしました。
祖母は今でも編み物の先生をしていることもあり、それが元気の秘訣なのでしょう。

親戚周りをすると、いろいろと昔話に花が咲くもの。うちの家系の場合は、波乱万丈人生を歩んでいる人物が多いため、衝撃的な事実(苦笑)が明らかになることが多いのですが、今年は特段そういう話題はなく平和な正月でした。

あえて言えば、母方の祖先が松山藩主だったということくらいでしょうか。
ただし、下克上で松山藩主になったということで、それが後々祟りがあるとかないとか・・・。

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