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先日、諸用で青山へ。
渋谷寄りの青山はなかなか行かないので、
何も考えず、ふらりふらりと裏道を散歩していると
とあるビルの中二階に素敵な佇まいの器屋さんを発見。
開店前だったので、ガラス戸の外から
「ぁらま、あの器とっても素敵〜
ぁらら、あっちの壷も素敵だわん」
と思いつつしばらく覗いていると、
店主が気付き、わざわざ早目に開店してくれました。
自分は見るからにぺーぺーな学生。
器なんて買えそうにもないヒヨッコ。
なのに快くお店を開けて下さる店主の暖かさに、
すでにノックアウト。
う、嬉しいっす。
お店に入った瞬間、
心臓がいきなり『ドクンッ』と拍動。
・・・・器達のオーラが物凄いのです。
素敵な器や布を目の当たりにすると、
自然と興奮してしまう、ちびえり。
ここは天界ではなかろうか?
と、小躍りしそうになる様なお店でした。
怖くて器には触らなかったので、気になる器全てを気が済むまで凝視。
素敵な器を持つ自分。
素敵な器に料理を盛る自分。
素敵な器でお茶を点てる自分。 をひたすら妄想していました。
幸せでした。
白練りとも言えず、薄い白鼠・銀鼠とも言えず、、、
なんとも形容し難い、非常に非常に美しい茶椀がありまして、
「嗚呼…この茶椀で濃茶を点てたらなんて美味しそうなんだろう。
器の色と濃茶の色がお互いを引き立て合うんだろうな〜
嗚呼〜〜点てたいな〜〜点てないな〜」
と、恋に落ちてしまいました。
危険な恋とも知らず。
茶椀の値段を見てビツクリ。
己の目玉が飛び出ました。
ちびえり、あっという間の失恋。
本当に全てが素敵過ぎました。
素敵な物や人に出会えるのは幸せな事だな〜、と強く実感。
これからちょくちょく通いそうな気がします。
いや、きっと通います。 |