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昨日の午後、被災地におくるスクールバッグを縫うため、
友の家までミシンを借りにいきました。
設置してもらい、布にあった糸も提供してもらい、
模範演技もしてもらい、
さらには端のまつり縫いを全てしてもらって、
最後は「私が作ろうか」とまでいってくれたのだけど、それではあまりに意味がないので、自分でやってみました。
夕方になり、3家族5人の子供たちがわーぎゃー騒ぎはじめたころ、無事ぬいおえて、今日送ってきたのが、この二つです。
機械だから簡単というのは、あまかったです。
おもえばミシンを最後に触ったのはスカートを作った高校生の時。
機械化されていても、どこかで人間の技が必要。
それは生地をささえる指だったり、
数値や機械の音からなにかを読みとる目や耳や判断力だったり。
エキスパートというのは体を何度でも同じように動かせる人なのではない、
天気・温度湿度・環境・素材の状態・自分の年・体の調子など
あらゆる要素が必然的に変化し続ける世の中で、
その変化に応じつつ、しかし結果としてはそれにもかかわらず、
毎回同一の成果を上げることのできる人なのだ、
とニコライ・アレクサンドロヴィッチ・ベルンシュタインという認知学者がいってました。
よって金物工が働く様子を追ってみると、金槌と腕の実際の動きは毎回ばらばらなんだが、
それによって整形される金物は全くおなじにできあがるのだとか。
はじめて使うミシン、しらない場所のピアノ、いつもと違う箸。そして初見の着物や帯の着付も。
字面でしってはいても本当にわかってはいないんだなあ、と毎回おもうのです。
あとできくと次の日は入園式という友。
こころよくミシンを貸してくれ時間をさいてくれたことに感謝です。
それにしてもキャラ物キルトって高いですね。
スーパーの生地売場で、なんだこれ50センチに1200円??と躊躇していたら、
そばをとおりかかった小学生の男の子がワッペンを選んでいるお母さんにむかって
「オーズ、オーズ買ってー」(現行の仮面ライダーオーズ。
変身ボイス例「タカ!トラ!バッタ!タ・ト・バ!タトバ!タ・ト・バ!」)
といっていて、
自分の趣味でなかろうとこれで小学生男子がうれしがるのであればとそれを購入。
女子用も同じくプリキュアにしようかと思ったのですが、
そこらへんは自分もかつては女子だったという意味のない自信から、
せめてものリラックマに。 |