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2012.2.21 [火] 

歴史ドラマに関してはまじめに考えないほうだと思うのですが
NHK大河ドラマ「平清盛」に、坂東玉三郎が賞賛のコメントをよせています。

『ぴかぴかしているとお金がかかっているとおもわれがちですが
さりげなく普段着のようにすることのほうがすごいんです』

ここらへんはまだわかります。衣服全般に通じるし。でも、

『このドラマではお化粧を抑えた顔が負けないような着物を
しつらえていることが、ちゃんとわかるんです。
女性の下げ髪のかつらも、近年まれに見る出来栄えです。』

薄化粧が負けない衣装をしつらえる...
近年まれに見るできばえのかつら...
理解を超えてます。いえ文章としてはわかるんです。
でも、私はいわれているその具体的なところをみわけられていません。
すごいなあ。

さらにそこにリンクがはられている人物デザインの拓殖伊佐夫さんのページに
着物をストーンウォッシュしたとあるのには度肝をぬかれました
(普通ならばコーンスターチをふるっていうのにもいい加減びっくりだけど)。

なかなかおもしろいです、時代劇衣装の世界。

2012.2.2 [木] 

加賀友禅って、あまり好みじゃなかったのだけど、
去年の茶会ですてきな着物の人を見かけ、
考えがすっかり変わりました。

着物の柄は松のみ、しかも老松。
柄の無骨さと、加賀友禅のやさしい技法が
色気に頼らないきりりとした美しさをつくりあげていて
見ほれました。
その茶会で一番記憶に残ったことでした。

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