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すったもんだの介護は、
なんだかんだで圧迫骨折が判明して義母は入院に。
私の負担分はとりあえず軽くなりました。
べったり鹿児島じゃなくて、
出張程度の日数。
そんな中、福岡で、
ひょこっと大島紬の鑑定をしていただけるチャンスにめぐりあえたので、
私←母←祖母と渡ってきた、
くったくたの大島?を見ていただきました。
今とは織が違う(この織が出来る織手がほぼいないらしい)けれども間違いナシの大島であるそうな。
裏が木綿で衿なんかものすごくやりくりしまくりで、
裾と袖口にガロンテープまでくっついているシロモノだったので怪しさいっぱいだったのがスッキリしました。
身丈が足りずそのまんまは着られないし、
かなり生地が弱ってるので対丈もどうかな〜?らしく。
それでもきっと一衣舎さんに頼めば長着として着られなくはないだろうけど、
地元の人間としては「大島は、そんなご大層なことして着るキモノじゃない」という意識もガンガンするし。
いや…私と言うより、私の中の祖母の血がそう言ってるのよ。
見てくださった大島の紬や「ふくはら」サンは、
「袖なし羽織がいいと思いますよ〜。」と。
なもんで、シュリーブルの羽織コートみたいな衿(いわゆる羽織の衿でなく、一重のモダンな立て衿)で、
乳をちょっと内側の隠れる部分につけて、
ロングベストにも出来る、袖なし羽織にも出来る風のモノを想像中。
祖母がきっと縫ったに違いない繕い後が愛しい長着ですが、
なでさすってても、しゃーないしねー。
弱ってても大島。
なんとか繰り回して、着よう。うん。
とりあえず悉皆順位は、4位ぐらいで。
それにしても目玉商品のアイボリーの大島。
欲しかったよう。
あれは相当着倒せるな。
帯、なんでもいいもんな。
アイボリーの濃さ加減もどんぴしゃだったし。
なか志まやサンの雪輪袋帯、
一衣舎サンのラオスの茶色いコート地、
岡野/千年工房の多色使いの博多献上袋帯
に、続く煩悩刺激反物でした。w
白大島の雪輪の反物も、
黒地に金茶糸の「遠めに見たらぶっとい縞」もかなりツボ。
キモノは愛と使命感だね。
愛がなきゃそれに関わる商売なんてやってらんないだろうし、
着る方だって繰り回しして着ようなんて思わないさ。
血がそうさせてしまう感もひしひし。
そんな話を反物すりすりしながら、一十の品庄の庄司に似てる店員君と、
ふくはらサンと3人でしておりました。はい。
悉皆順位memo.
1.母の袷色無地(薄桃)…染み抜き&丸染め
2.祖母錦紗?(金茶)…洗い張り後、コートに
3.
4.大島…洗い張り後、袖なし羽織に
あれ、3.は、なんだっけ?
なんかあったけど、思い出せないぞ…。
母の中振袖の洗い張り&シミ処理はもっと後だしな…。
小紋の色かけ?
母の更紗の洗い張り?
いや違う。なんだっけ…? |