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2008.6.27 [金] 6:59 pm

うちにはバラが3種類ある。

一番大きいのが、以前日記に書いたつるバラ、
そして一番小さいのが、「十六夜(いざよい)」。

このバラは、完全な円形に咲かず、
一部が欠けたように咲く。
だから、満月を過ぎた「十六夜」の名がついている。

原種に近い、可憐で素朴なこのバラを見つけ、
この名前をつけたつけた人は、
なんて美しい和の心をもった人なんだろう。

そんなことを考えながら、
私は今日も、花を肴にベランダで茶を飲む。

2008.6.27 [金] 6:27 pm

京都のやゝさんから、絽の着物が届いた。

袖丈が長いので、うそつきの襦袢袖をつけてくれるよう
お願いしていたのだが、どんな袖をつけてくれてるのかな〜♪
とても楽しみにしていた。

やゝさんがつけてくれたのは、水色の袖。
嗚呼、なんて夏らしい仕上がり!
夏の空にかかった虹のよう。

気分は一気に梅雨明けの夏休み。

そう言えば、今週末は海開きだなあ。

2008.6.24 [火] 11:18 pm

今年もどうにか梅シロップを漬けるのに間に合った。

下戸なので梅酒ではなくてシロップ。
梅と氷砂糖を瓶に詰めておくと、浸透圧で梅のエキスが出て氷砂糖が溶けて
シロップになる。
味はほとんど梅酒と同じ。

これを夏はソーダで割って、冬はお湯で割って飲む。
これも梅酒と同じ。

”命のスープ”の辰巳芳子さんは、
庭の梅の木に青梅がなるこの時期に、
梅酒、梅干し、梅エキスと一通り加工するのだそうだ。
それを「梅仕事」と呼んでいる。

いい名前だなあ、「梅仕事」。

私も今年の梅仕事を終えて、夏が待ち遠しい。

2008.6.22 [日] 10:02 pm

15年間ずっと習っているフラワーアレンジメントスクールの作品展に出展することになった。

最近はほとんどレッスンに出てなかったのだが、先生の35周年のお祝いでもあり、
場所が赤坂プリンスの旧館(チューダー・ゴシック朝の洋館)ということもあって出展することに。

おかげでここ2、3日、都内のインテリアショップを回って花器を探している。
今日だけでも、自由が丘のインテリアショップを5件以上回っただろうか。
花器の他にもディスプレイ小物を探さなければ・・・
花展はホントに大変なんです。気合い入れないとできません。よよよ

花展では、先生がその場で花を活けるデモンストレーションもすごく勉強になるので楽しみなのだが、もう一つ楽しみなことが。

それは先生の着物。

実は先生は、江戸時代から続く染色家の出身で、お父様も染色の人間国宝というヒトなのだ。
イベントでは先生はいつも着物なので、蔵から出してきた、そりゃぁ素晴らしい着物がお目見えする。

うしし、楽しみだなあ。

2008.6.21 [土] 1:10 pm

ボーナスが出たので、新しいPCを購入。
やったーーーー!!
これで、イライラする遅さともおさらばよ。

ついでにPCをもっと使いやすくすべく
(今はソファで横向きになって使っていて正直ツライのだ)
お部屋の模様替えをしようと、計画中。
1/15の縮尺で部屋と家具の図面を作ってレイアウトを研究している。
こんなのはここに引っ越してきた以来だけど、なかなか楽しい。

2008.6.7 [土] 7:52 pm

ちょっと遡っての日記です。

この日、逗子で蛍を見た。
昨年に引き続き、友人宅でBBQ→蛍→たらたら飲み、というコースで定番化している。
BBQがあるので、浴衣というわけにはいかなかったのだけど、大切な和の年中行事となっている。

逗子では数年前まで蛍が見られなくなっていたそうだ。
それが下水処理の普及で川がきれいになり、蛍が戻ってきた。

今年は雨が多く、タイミングの合うお天気の良い日がこの日しかなかったので、
近所の人たちも大勢子供連れで見物にきている。

小さな子供達の、夜にお出かけするちょっとした高揚感、
そして蛍を見た時の興奮が空気を伝わってくる。

日本のちょっと蒸し暑い夜、時々抜ける風、ほんのり光る蛍・・・
私が小さな頃に味わった感動が、これからもずっとずっと無くならないでいてくれるといいな。

2008.6.4 [水] 10:48 pm

バラより一足遅れて、てっせん(鉄線)が咲いた。

浴衣などに描かれることの多いてっせん、
本物を見ると、クリーム色の花びらに紫色おしべのコントラストが本当に美しい。
単色で表現するにはもったいない、繊細な形と色。

雨上がりの朝、
ベランダでお茶を飲みながら惚れ惚れと見とれる。

2008.6.1 [日] 

幼なじみからお誘いがあり、銀座で会う事になった。
一番の目的は、ちょっと遅れたお誕生日お祝いの交換。

ついでに、京都のやゝさんが上京してこられていたので、
銀座ふそうギャラリーに着物を見に行く。

相性の良いお店、というのがある。
行くと、なぜかちょうどその時私の欲しい物が見つかる。
リサイクルやアンティーク専門の私にとっては、特に、着物は”出会い”なので、タイミングが重要。
やゝさんは私にとって、そんな相性の良いお店の一つだ。

ギャラリーで、今回お目当ての麻の着物をチェックしながら、脱線してアンティーク着物も物色する。

と、そこに、パンチの効いた絽の着物を発見。
濃いピンクと黒の格子に、白とからし色の萩の花。
仕立て替えをしたばかりとかで、アンティークなのにサイズが大きい。

やゝのスタッフが、黒地に白い鳥(何の鳥かわかんなかったけど、かなりリアルな鳥でした)が描かれた、これもパンチの効いた帯を着物に合わせてくれた。

すげーーー!!やゝさん すげーかっこいいっすー。

シンプルな麻の着物もいいし、結局よく着るのはそういう着物なんだけど、アンティーク着物や帯との組み合わせを見ると、シンプルな着物が何だか物足りなくなってしまう。

しかし、帯まで買うと、完全に予算オーバー。
そこから、
お店で悩み、
お昼ごはんを食べて悩み、
ビックカメラでPCの値段をチェックしながら(この夏のボーナスで購入予定なの)悩み、
計4時間悩んで、お着物だけいただいくことに。
当初、麻の着物を考えていた身としては、
買い物方針は大脱線である。

着物はうそつき袖を縫い付けて、送ってもらうことに。

この夏は、この着物でかわいカッコイイ感じを目指すぞい!

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