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「本日はお日柄も良く、御両家の御縁談、相整いまして、誠に御目出度うございます。」
老舗料亭の凛とした空気のなか、仲人の口上を述べさせていただきました。なにぶん初めての事で緊張しましたが無事滞り無く結納の儀を済ませました。
私は色紋付羽織袴、家内は色留袖。
最近ではこの伝統的な日本の行事、婚約式である結納を簡素化する傾向があるそうですが、お見合いを設定し、両家への挨拶まで同行した手前、初めての大役を仰せ付かることになりました。
結婚情報誌ゼクシーによると、結婚披露宴で媒酌人を立てる割合は1994年には63.9%あったのが2006年は1%になったそうです。
結納での仲人なんてたぶん1万組に1組ぐらいなのかな。仲人が死語になりつつある今、とても貴重な体験をさせていただいたと感謝しています。
さぁ、次は披露宴での媒酌人挨拶。緊張感を楽しもう!
写真は宴での刺身のつま、大根の羽子板に衝羽根(つくばね)の実。日本料理は美しい。 |