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2007.12.31 [月] 12月の着物着用歴

1月中旬になって、12月の着用歴をまとめていなかったことに気づく。
今更ではあるが、自分の備忘録として、まとめたので、載せておこうと思う。

12月の着物着用備忘録。

12月5日 国立能楽堂(能狂言) 小紋(総疋田絞り、千草鼠色) 名古屋帯(紋織り錦織、墨色地)
12月6日 国立小劇場(文楽) 小紋(総疋田絞り、千草鼠色) 袋帯(組紐帯、白地、多色入り)
12月8日 歌舞伎座(歌舞伎) お召し(江戸小紋柄、黒地) 京袋帯(名物裂:經錦 花文暈繝錦)
12月12日 国立能楽堂(能狂言) 色無地(寿光織 本茶四度染、薄青磁色) 袋帯(金地、緑・朱)
12月14日 国立劇場(歌舞伎) 泥大島紬(黒に藍の絣、赤い絣) 赤木紬帯(板締め絞り、青・白)
12月18日 歌舞伎座(歌舞伎) 泥大島紬(黒に藍の絣、赤い絣) 袋帯(織部つづれ 荒磯、銀鼠)
12月24日 国立演芸場(落語) お召し(縞、緑) 名古屋帯(木綿イカット、赤・茶・他)
12月26日 奥順他(結城紬見学会) 結城紬(松煙染、亀甲模様総柄) 袋帯(太子間道、臙脂色地)

12月の着物着用は8回だった。
12月は正絹のみの着用。 持っている着物の種類から言って順当かしら...
総絞り小紋と同じ大島紬を2回ずつ着ている。あとはお召しを2枚、江戸小紋柄のと普段用の縞と。
なかなか着ない色無地を漸く着られたのがうれしい。 結城紬(石下)も初おろし。
総絞りと結城紬は暖かくてこの季節にはピッタリ感があるので、2月頃まで大いに楽しみたい。
帯は毎回違うものを締めている。
同じ着物にしてしまった日も、帯は変えているのがわかって、少しうれしい。

1年を通して、目標の50回をはるかに超えた75回も着物を着られて、今更ながらニッコリ。
目標を50回にしたものの、無理かもしれないが少なくても30回は着たいと思っていたら、
この結果に、我ながら、よく着たわぁ♪ とうれしくなった。
一番少ない月で3回、多い月で9回の着用だったが、要は観劇の多寡のバロメーター。(笑)
と言っても着物を着る気力がなく洋服で観劇に行ったこともあるし、ご近所会もあったのだから、
観劇の多寡だけでなく、気力・体力・好奇心のバロメーターでもある。
来年も、気力・体力を維持・向上させて、趣味を楽しみ、生活を充実させたい。

2007.12.31 [月] よい年をお迎えください

5月1日に真楽の会員になって新しいお知り合いもでき、ブランクの長かった着物も、
また着始めた昨年後半よりは、随分頻繁に着るようになって、楽しく1年を過ごせました。
(昨年は半年で18回、今年は1年で75回の着物着用、月平均3回から6回余に倍増!)

お知り合いになれた方々への感謝と、これから知り合えるだろう方々への期待を込めて、
皆様も、どうぞよい年をお迎えになりますよう、願っております。

会員になって早々に五周年記念パーティに参加したときは、1人での行動には慣れているのに、
知っている方が1人もいない中、他の方々はお知り合い通しの様子に、
今更ながらひとりぼっちの心細さを感じたものの、そのうちに近くの方々とお話しできて、
そのテーブル席からデンと動かず(笑)、そこで楽しく皆様とおしゃべりさせていただきました。
その後、しの笛体験と、ご近所ということでお誘いいただいたりして、更にお知り合いが増えて、
しかも、パーティの時よりはじっくりお話もでき、うれしい時間を過ごさせていただきました。
来年も早々に相撲部の第1回集会・2次会で初めての相撲観戦とちゃんこ鍋を体験予定、
2月は新年会。 お知り合いになれた方との再会、そして新しい出会いが楽しみです。

毎日が日曜日になったのに、今更のように片付けないと正月が来ないと騒ぐのは止めて、
正月をどうにか過ごせればいい..と、掃除・片付けはあきらめ、早々に軌道修正(笑)。
炒り煮だけは作るけれど、おせちは例年通り作らないので、もう買ってあるのを重箱に詰めるだけ、
そして、明日の元日の予定は年賀状書きだけ、2日には母のところにお年賀に..
あとはな〜んにも予定なしの正月.. ノンビリしましょう。 ノンビリは、いつものことだけれど.. 
あと少し最後の片付け・ぼろ隠しで誤魔化して(爆)、今年も暮れていくのを待ちます。

体調が思うように回復しないながら、趣味の観劇には大分行ったし、着物も着たし、
新しいお知り合いもできたし、総じていい1年だったと思います。
片付けられなかったのも、来年にすることがある喜び(大爆)と考えて..

2007.12.28 [金] 年賀状

元日にいただく年賀状はうれしいものだけれど、
私が年賀状を元日に書くようになってから、もうどれくらいになるだろうか?
25年か、もう少し前からかしら?
あらっ、四半世紀も元日の年賀状書きが続いていることになるのねぇ〜

仕事と家事・育児にアップアップしていた頃のある歳末に、
どうしても年内に年賀状まで手が回らず、ままよ..と元日に書いたことがあって、
それからは、賀状は元日に書くことに決めてしまった。

当然、元日に先方に届くわけはなく、年々枚数が減って、
最近は家族・親族とごく少数の友人・知人のみになってきている。
初めは元日だけでなく、2日にも書いていたように思うが、
今では元日だけで書き終わるようになった。

今でも、元日は年賀状書きだけで終わったりもするが、
それも正月らしくていいではないか、と開き直っている。
それなのに、元日にいただく年賀状がうれしいのは、自己矛盾よね〜

2007.12.27 [木] ムムム..

週末は漸く少し片付けを始められたかとうれしく思ったのに、
またも、出掛ける以外はグズグズ、グッタリ、ドタッ..(涙)
水曜は有意義な一日見学だったけれど、
月曜は落語だけ、でも食事は作ったわ(当たり前なのでしょうけれど←苦笑)、
火曜日は短歌教室の宿題提出ついでに辺りを少し自転車で走っただけで
食事もいつものこうかいぼうのラーメン、
木曜はな〜んにもせず..  なんだかまた調子が悪い。
水曜の結城紬見学に、眠れないまま頑張って出かけた反動かしら..

片付けないと正月が来ない状態(泣)だけれど、
ここ数年は同じ状態で、でもやっぱり正月にはなっていて..
でも、溜まりに溜まった荷物.. ああ〜 どうしよう..
相も変わらず、情けない自分に、ガッカリ、ガックリ..

2007.12.26 [水] 結城紬見学

朝早く(私にとっては..で、勤め人には極当たり前の時間です。済みません・ペコリ)、
KWにした大阪の呉服屋のきくやさんの出張に合わせた見学会で結城紬見学に出掛けた。
年の暮れで織り元の仕事も一段落している時なので、湯のし現場・織りの現場に資料館の見学、
お話しもお聞きできるし、タップリ本物の結城紬を拝見できる、ということだった。
今日の見学参加者は私を入れて5人で、集合のJR小山駅から
きくやさん、問屋(多分)の社長さん、奥順の結城紬染織資料館「手緒里」の方にご案内いただく。

湯のしは、結城では湯通しと言うだけあって、
文字通り40度くらいのお湯の中でゆっくり着実に職人さんが糊を落としていく。
何度か繰り返して徐々に糊を落とすので、1反の湯通しにドラム缶一本くらいのお湯を使うそうだ。
結城紬は麩糊でなく小麦粉を糊に使うので、湯通しも手間が懸かり、ここで反物は3泊すると言う。
これだけの湯通し・地入れをしてもらうのだから、結城紬の現地地入れ代が高いことを納得した。
湯通しも、湯通しした反物を干し・地直しする作業も、当たり前だろうが、実にスムース。
石油ストーブは煤が出て反物につくと大変なので使えないそうで、暖房はなし。
天日干しだし、湯通しの作業もお湯を使っている手はいいが、身体は寒そう..
でも、夏の暑い時期もお湯での作業で身体は辛いとか.. 職人さんのご苦労がいくらか分かった。
湯通しの現場の外壁に、整理工場と看板が出ていた。 成る程、生地の整理..と実感。

次に糸つむぎと絣くくりを生産者のお宅で拝見させていただく。
一定のリズムで、淡々と、もくもくと、糸をつむぎ、絣をくくる。 早い..
部屋が暗いと思ったら、部屋が明るいと手許が見難いので、手許を明るくするために、
部屋の照明は少し暗いくらいがいいのだそう。 聞いて納得。

奥順の母屋の前にある見世蔵を使ったカフェでの食事休憩後、
専務で資料館館長の奥澤さんに、生産者からの反物購入の様子を教えていただく。
今回の参加者お一人が生産者役を務める。次は資料館で展示物を見ながらの説明。 そして、
沢山の反物を見ながら・触りながら、結城紬の説明もタップリ伺う。(足の痺れが辛かった。笑)
重要無形文化財に指定の結城紬、真綿よりは切れにくい絹糸も使って織り易くした普及版、
そして一時殆どなくなってしまったが最近また織られるようになったという結城縮..

初めから買わないで見るだけでOKということだったし、今の私には○十万円する結城を
買う勇気はなく(笑)、ただ、ただ、見て、触って、当てて顔映りをみて.. 堪能するのみ。
それでも、欲しいわぁ! と思うものが、アレコレあって、値段が故に留まれた感じ..(爆)
気に入ったものがあったら買うつもりだった方は、やはり購入されていた。
あれだけの中から気に入った・似合う物を選べるのだから、堪らないでしょうねぇ!

まだラッシュが終わらないうちに電車に乗るので、着物の汚れを心配しながらも結城紬を着た。
大島紬が好きで結城紬はたった1枚しか持っていないし、結城紬といっても石下のものだが、
それでも茨城県無形文化財の結城紬のラベルつき。何でも無形文化財にしてしまう..(大爆)
松煙染の淡い灰みかかった茶色の地色で、少し変わったモダンな亀甲の総柄模様。
帯は臙脂色地に金・肌色等の入った太子間道を合わせた。
片方に深緑色の入った生成り色の五嶋紐の帯締めと、幻雪という鶯色の暈しの帯揚げ。
黒・赤の亀甲花紋が織り込まれた瑞鵬織のコートに、黒地に多色でカシミール刺繍のショール。
黒色の台に黒・白の五嶋紐の鼻緒の草履。
バッグは一つで済ませたいので、和装バッグよりは大き目の洋服用の黒のオーストリッチ。

コートは見学を企画してくださったきくやさんで仕立てていただいた物を、見ていただこうと着た。
結城紬は初おろしだが、どうも色が合わないようで、顔映りが気になって、
アクセントになるかと、長襦袢は予定変更で黒いビーズの半衿をつけた黒地の大小霰にした。
半衿付けが着物着用のネック(涙)の私は、友人に教えてもらってからビーズの半衿を重宝して、
今回の黒色の他、ラベンダー色とクリーム色をそれぞれ長襦袢につけて、手間を省いている。
毎回洗わなくても、拭いておけば洗うのは汚れたと思ったときでOKというのはありがたい。

2007.12.24 [月] イヴに落語

国立演芸場の国立名人会で落語を聞く。
今年の見納め・聞き納めが、それほどには聞きに行かない落語になったのが面白い。
申し込んでからクリスマスイヴだと気づいて、イヴに落語ってお洒落じゃないわね〜と
思ったものの、却って私らしいかも..と思いながら、出掛けて行った。
そう言えば正月の初めも落語、それも今日と同じ歌丸がトリ.. 偶然とは言え、不思議..

落語が前座を含め6席と色物が一つで、色物のボンボンブラザーズは以前見たときと殆ど同じで、
ウリのネタを増やすのは難しくて技を磨くしかないのかしら..と思った。
見ている途中で、そう言えば以前はもっと舞台に近い席だったのに..と気づく。
今回、後の方の席しか取れなかったのは、それだけ落語ブームなのかしら..?
トリの歌丸は近年古典落語に力を入れているようで、今日は円朝作の「双蝶々雪の子別れ」。
それまでの5人の噺家に比べると、やはり断然上手い。
録画が入っていたせいもあるのか、照明と雪を降らせるなどの仕掛けが、
今風の?落語ってこういうの?と思ったが、それはそれで結構面白かった。
それにしても、落語の観客って年齢層が高くて、若者はほんの少人数で、
私が言うのも変だが殆どがおじさん・おばさん。 特に男性の比率の高いのがいつも印象的。

夜には子供が多分来るだろうからケーキでも買おうかと、帰りに銀座のイデミスギノに寄る。
やはりクリスマスケーキは予約で売り切れなので、ソシソン・オ・フリュイとマドレーヌ等を買う。
フランスのアルザス地方のクリスマス時期のフルーツケーキで、リキュールが効いて大人向き。
フルーツケーキ好きの私はこれも大好き♪というか、ここのケーキはすべて好みなのよね!

冷やしてあったイタリアのスパークリングワインを飲みながら、久しぶりのスパゲッティー。
下手なシャンパン並み・以上?の値段だっただけあって、なかなかおいしく、ニコニコ。
食後は紅茶にソシソン・オ・フリュイと、フルーツ盛り合わせで、それなりのクリスマス風。
でも、まだ30代前半の息子がイヴに親のところで一緒に食事って、ちょっと..どうなの..

落語だけれどイヴなので、春に一度着ただけの緑色の普段着お召しにした。
帯は赤いのにしようと、赤・茶系のイカット帯を合わせる。
帯締めは着物の緑色に合わせ灰みの緑の冠。 金茶色の帯揚げ。
黒色の台に黒・白の五嶋紐の鼻緒の草履。 藍・灰色の矢絣のバッグ。
黒・赤の亀甲花紋模様の瑞鳳織のコートを初おろし。黒地に多色のカシミール刺繍のショール。

2007.12.23 [日] 片付け

家の中で一番高いのは物ではなく場所代だと言われて同意はするものの、散らかり放題で、
このままでは正月が来ないと毎年自分で言いながら、結局片付けられないまま誤魔化して、
あとは正月が済んでから..にして、また年末までそのまま状態.. で、同じことの繰り返し。
体調が悪く無理できなかったせいもあるけれど、要は日々のちょっとした片付けができないせいで、
毎日が日曜日!になっても、状態は改善されないまま..

でも、今年はいくらか我ながらうれしい変化があって、少しだけ片付けが始められた。
このところ寒くて外に出る気になれないので、それなら家の中でできることを..と、
昨日・今日と溜まっている物を要る物と捨てる物とに分けて、どんどん捨てている。
と言っても、まだまだ氷山の一角でしかなく、訳の分からない(というより分からなくなってしまった)
荷物がここかしこという状態は相変わらず。
でも、少しずつでも始めなければいつまで経ってもヒドイ状態のまま..
正月までに..などとは言わず、できることだけ、できるところまでやれば、
あとは徐々に片付けていけるでしょう。
数年ぶりに漸くその一歩が踏み出せたので、年内、無理しない程度に、せいぜい頑張りたい。

2007.12.21 [金] きもの生洗い、処分市、他

暫く忘れていた5周年パーティーで戴いた和楽庵の生洗い券の有効期限が年内なので、
今日持っていくことにして、何をお願いするか慌てて決めて、場所を確認する。
夏物を丸洗いに出す前に思い出せばよかったのだけれど、その頃はすっかり忘れていて、
洗いたいものは既に丸洗いと汗抜きをしてもらってしまって、もう洗いたいものもないし..と
思っていたが、そう言えば..と思い出して少し経緯のある琉球紬を出すことにした。
浅草橋駅に下りるのは初めて(多分)で、こういう街なのね〜と少しキョロキョロと街の雰囲気を
楽しみながら店を探す。 ネットで調べておいたお陰で、直ぐに見つけられてホッとする。
生洗いというのは丸洗いとどう違うのか、気になっていたので、伺うと、同じです、とのこと。

依頼は直ぐに終了したので、次に、近くにある久がや渋柿庵の本店を探す。
ちといちさんから、きものの購入は自己規制中の様子だけれど、期末決算大処分市に出かけたら、
好みに合いそうな江戸小紋きりばめ柄の訪問着などもあって、何よりとてもお買い得なので..と
伝言をいただいたものの、今回はパス!しかないでしょうねぇ〜と言いながら、
見るだけでも見たいわぁ! 見に行ってみようかしら.. と、
なまじ近くで用事があったので、寄ってみる誘惑に屈してしまう。
ご連絡いただいたよりは高かったけれど、抜群のお買い得で手染めの江戸小紋が手に入る..
これから20年〜30年、つまり一生着られそうな色合いだし.. と迷いに迷って、
結局、またもやエイヤッということになってしまった。 うれしいけれど困るわぁ!(泣き笑い)
気に入ったものがお買い得で手に入るのがうれしい反面、
一つしかない身体にそんなに着物を作ってどうするの? もういらないでしょう! と
冷静な自分が、呆れながら自分を叱る.. うれしくて、恐ろしい、着物の魔力.. 
普段はこんなに自制心がないわけではないのに、着物のこととなるとまるで人が違ったように
自制心の欠如、崩壊状態が続く。 もう本当にこれでおしまいにしないと..

今日の締めに、久しぶりに90分タップリのフェイシャルトリートメントを受けに銀座に回る。
誕生月プレゼントで、年齢分を%で値引いてくれるので、つい出かけることにしてしまった。
去年はパスしたのに、今年は去年より元気になっているということかしら..

クリスマスの飾りつけで賑わう銀座の通りを、クリスマスデコレーションを楽しみながら銀ブラ(笑)。
日動画廊でミニヨン絵画の展示をしていたので、買う気がないから気楽に、見て回る。
そして、またも三越の美濃吉のイートインコーナーで食事を済ませる。
働いていた頃の外食で済ます習慣がつい出てきてしまう。
退職後は慎ましい生活をするはずだったのに、早く今の生活に慣れないとマズイわぁ〜

2007.12.18 [火] 新年会申し込み、歌舞伎

今日は夕方7時から真楽新年会の申し込み開始なので、迷ったものの、
帰って来てからでも間に合うだろうと賭けに出ることにして(笑)、歌舞伎座の夜の部を観に行く。
初日に行くはずがダウンでパスしてしまったので、今回は見ずじまいにするつもりが、
友人に寺子屋がよかったので観たほうがいいと薦められ、急遽行くことにした。
行く気になる席の切符が取れたのがこの日で、終演が9時半といつもより遅いので
跳んで帰ってきても10時になってしまう。
3時間で定員に達してしまうか散々逡巡して、間に合うだろうとエイヤッと行くことにした。

終わってからが大変、コートも着ずにショールも掛けずに、階段や人の間を縫うように
走り抜け、メトロへの階段も混んでいるいつもの口でなく、先の階段まで走る、走る..
帰宅して直ぐにアクセスして、状況確認の時間も惜しんで、ともかく直ぐに申し込み。
それから漸く申し込み状況を確認。 間に合ったわぁ♪♪ 初めての新年会、楽し〜み!

今日の歌舞伎、「寺子屋」は散々観ているし元々は期待していなかったのだが、
友人の言う通り、危険(笑)を承知で、頑張って観に行った甲斐があった。
もっとも、今までにはもっといい舞台を観ているけれど.. 
海老蔵と勘太郎の源蔵・戸浪夫婦が、若さいっぱいで、二人とも頑張って期待以上。
ただ、勘当されても..という惚れ合った夫婦の雰囲気はなかったわねぇ〜
勘三郎・福助の松王丸・千代もそれぞれ.. 福助は本当にいい役者になってきたような..
次の踊りの「粟餅」は時間的に割愛したいが、三津五郎と橋之助の場を作るためでしょうね..
最後の「ふるあめりかに袖はぬらさじ」は3時間近い長編。
玉三郎が楽しそうに演じていて、あちこちで笑いが起こる。
悪くはないが、歌舞伎??といった感じで、他の劇場の方が似合いそう..

着物は泥大島紬。赤い絣の花模様の入った黒に藍の絣。
夜の部なのでノンビリとアレコレしていたら遅くなってしまって選ぶ暇なく 、先日と同じ。
帯は陶器の織部をモチーフに織り上げた織部つづれとかいう、銀鼠色のあらいそ文様の物にする。
青・白でない帯と組み合わせたいと思ったが、銀鼠色と言っても青みがあって似かよっている?
帯の他は殆ど先日と同じで、紺と臙脂の撚り房の帯締めに、錆朱の帯揚げ。
黒色台に黒・白の五嶋紐の鼻緒の草履、淡灰色と青紫の矢絣模様の銘仙紬バッグ。
コートは黒地に菊が青紫の線描きで入った道中着にする。黒地に青灰色の刺繍ショール。

2007.12.17 [月] 朗読教室、 等

朗読教室に1ヵ月半ぶりに参加。 
3回も続けて休んでしまったら、出席者が本当に減っていて少し驚く。
前回も少なかったそうで、これから入れ替わりがあるにしても、参加者数は多くはなさそう。
2月に教養講座全体の発表会があるようで、前回、担当パートの希望を取ったとか..
先生から今日発表があったが、私はお休みしてしまったので、その他大勢の音読組。
今日からは発表会の役割にしたがって、発表会の練習が続くらしい。
私は、言葉遊びのような五十音の練習。前回休んだ人が1人ずつ練習して注意を受けてから、
担当の全員で声を合わせて音読する。 声を出すのは、楽しいと今更ながら思う。

帰りはいつものラーメン屋のこうかいぼうに寄る。
寒空の下、待っている人が結構いて、少し怯むが、本を読みながら待つことにする。
ダウンのロングコートを着ていたから我慢できたけれど、寒さが身にしみた。

午後、木綿の琉球絣の着尺を受け取る。
藍色地の伝統工芸品で、織られてから年数が経っているためお買い得に入手できた。
正絹でなく木綿なのが気に入って買ってしまったのだが、やはり好みだわぁ!
春先には着たいので、早めに仕立てに出さなくちゃ..
風通織で織られた下地の上に、黒色の紗がかけられていて、黒く見えたり赤く見えたりする
瑞鳳織のコートが仕立てあがって、昨日受け取ったばかりなのに..
呉服屋の展示即売会には行かないことにしたけれど、手持ちの反物を仕立ててもらったり、
今回のように、我慢できずに自ら飛び降りたり.. やっぱり着物は増えてしまう..

2007.12.16 [日] てんぷら

おいしい物食べたい病(笑)の〆に、茅場町のみかわでてんぷらを食べる。
日曜日の昼は終了が1時半なのは土曜日と同じなのに開始が11時半でなく12時なので、
2回目はキツイこともあるが、今日は無事に入れたら、どうも2回目の方々が沢山..
電話した時に人数をいつもよりしっかり確認されたように思ったのは、
どうやら連れがいたら席がなかったかららしい。

海老、きす、いか(今日は墨いか)、はぜ、しらこ、あなご、野菜はアスパラに椎茸、
最後のはしらのかき揚はいつもどおり昼は天丼で.. と書いて気づいたのは、
めごちがなかったこと、なんということ! 何か足りないような..気はしていたが..
めごちって、たまに入荷しないことがあるので、今日も入らなかったのかしら..?
でも、いつもながらおいしくいただいたのでOKでしょう。 お腹もいっぱいになったし..
今日は山形の山田屋のふうき豆をデザートにいただいて、ホクホク..

早乙女氏は時々ちょっと話しながら、いつものように、もくもくと揚げる。
この頃はツキイチしか行か(れ)なくなったので、頻繁に行っていた頃よりも、
早乙女氏の揚げる様子を楽しく見ることが多くなった。
通い出した初めの頃は、揚げっぷりもしっかり見て楽しんでいたのに、
そのうちに当たり前になっていたと、ちょっと反省。
食事に行って揚げっぷりを見なかったといって反省するのも変?(笑)
でも、おいしいものは惰性でなく、しっかりいただくべきでしょう。 そう、惰性はいけない。(笑)
揚げる様子もよく見え、揚げているご亭主と話もできる特等席に座らせてもらうのだし..

日本橋まで歩いて高島屋と大丸を覗くが、両方とも混んでいて嫌になって早々に退散。
お歳暮とクリスマスの買い物客が多いのでしょう。

2007.12.15 [土] フランス料理

日曜日から再発のおいしい物食べたい病で、今日は麹町のオーグードゥジュールに行く。
予約は1テーブル1組だけしか受けないので、予約客の注文が済んで食事が始まると
大体の時間的予測がついて、私のようなわがまま客を入れてくれる余地がでてくるようだ。
で、ありがたいことに、今日も12時半頃に電話して1時半に入れてもらえた。

魚はそいだったが、先月と殆ど同じようなチョイスになってしまった。
でも、季節感のある料理を食べたいし.. 仕方ないのかしら..?
シャンパンと、トリュフを浮かべたカリフラワーのポタージュのサービス。
うれしい♪ けれど、いつもこんなにサービスしていただいて、却って申し訳ないような..
おいしく堪能して、ニコニコと店を出る。

駅に向かって歩きながら、1営業で3万歩ほど歩くというオーナーの岡部さんの話を思い出し、
私も少し歩こうと、半蔵門に出て千鳥ヶ淵を九段下まで、さらに北の丸公園を抜けて竹橋まで散歩。
途中の靖国神社の塀に年賀のちょうちんがずら〜っと並んでいた。
街ではクリスマスの飾りが目に付くが、クリスマスとは関係ない神社では年賀なのかも..
11月からクリスマスの飾りつけをする昨今を思えば当たり前なのかもしれないが、
それにしてもちょっと早過ぎな気がしておかしく、気忙しい感じ..

2007.12.14 [金] 歌舞伎

赤穂浪士討ち入りの12月14日に国立劇場で忠臣蔵を観る。
堀部彌兵衛、清水一角、そして松浦の太鼓と、演目は忠臣蔵外伝そろい。
吉右衛門を中心に、甥の染五郎や、歌六、歌昇等の萬屋と、芝雀等が出演。
松浦の太鼓は人気の演目でよく観るが、堀部彌兵衛と清水一角は覚えがないと思ったら、
堀部彌兵衛は初代吉右衛門へのあて書きで、先代幸四郎も上演した作品とのこと、
清水一角は46年ぶりの上演とか..
堀部彌兵衛は吉右衛門の彌兵衛の老いの頑固ぶりに笑いが起こるが、歌昇の安兵衛がいい。
隼人の彌兵衛のむすめのさちも、芸はまだまだながら、将来は伯父の時蔵のような
いい女形になりそうと期待したくなる可憐さ。
清水一角は、ウーム..
同じ久しぶりの染五郎による再演ものでも、10月のうぐいす塚のほうが良かった。
松浦の太鼓も悪くはないが、期待ほどにはいいとも思えず、全体に少し不満も..

着物は泥大島紬。赤い絣の花模様の入った黒に藍の絣。
帯は赤木紬の名古屋帯、板締め絞りをほどこした草木染のもので、青と白。
先日の呉盟会で購入したものを早速おろす。
この着物には、よく合わせた組紐帯といい、青と白の帯ばかり合わせているような..
紺と臙脂の撚り房の帯締めに、錆朱の帯揚げ。
黒色台に黒・白の五嶋紐の鼻緒の草履、淡灰色と青紫の矢絣模様の銘仙紬バッグ。
久しぶりにリバーシブルコートの裏側を出して、ちょっと粋な青系の縞のコート。
黒地に青灰色の刺繍ショール。

2007.12.13 [木] イタリア料理: ジビエ

パッソアパッソでイタリア料理を堪能した。
先日も補助席も満員で入れなかったが、夕方早めに電話してみたら今日も満員。
でも、8時なら空きそうというので、それまで軽くつまみながらアレコレして時間をつぶす。
1月下旬までしばらくはジビエのお任せコースだけになり、いつもより高くなるとのこと。
毎年この時期のパッソアパッソのジビエはおいしく、お薦めだし、
シェフが取ったふぐ調理免許をいかして河豚も出すというし、楽しみに出かけた。

まずは、天然とら河豚の付け出し。燻した刺身?をのせた白子のブラマンジェ風。
そして、温野菜(薄切りの赤蕪)を敷いた大分の鰤の網焼き風ソテー、
大根のリゾットを敷いた鴨の薄切りのソテー、揚げ蓮根とたっぷりのトリュフのせ。
蝦夷鹿と猪を詰めた手作りパスタ、ウォッシュタイプのチーズのソース。
蝦夷鹿の内腿肉のソテー、揚げジャガイモ添え。
予定の料理はここまでで一応おしまいだが、まだ食べられるならと薦められ、
当然のようにお願いしたら、河豚と白子にキャベツの入ったスパゲッティ。
デザートは、焼き洋梨、カラメルのアイスクリームのせ、あとエスプレッソで〆。

河豚も白子もイタリア料理に違和感なく調和して、それぞれ異なる食感がたのしい♪
河豚は普段使うことのない食材だが、キッカケがあって河豚調理士免許を取るために、
シェフは春から夏の試験まで築地で早朝の講習会に出て、試験直前には
店が終わってから真夜中に個人指導を受けるなど、頑張って取った資格!
どういう料理・調理ができるか、特徴を活かせるか、楽しい試行錯誤中らしい。
ジビエは例年どおりのこだわりの食材ばかりを、それぞれ食べごろを見計らって
調理法を変えて出してくれる。
この時期はソテーが多いが、1月末から2月には煮込みになってくる。
安心してお任せして、期待しながら、出てくる料理をおいしくいただく.. 至福のとき。
これだから、しげく通いたくなる。

2007.12.12 [水] 能狂言

新作狂言「夢てふものは」と、復曲能「実方」を、国立能楽堂で観る。
能のシテのみ交代しての2日間の特別企画公演の初日で、期待いっぱいで出かけた。

「夢てふものは」では、年月の経過と境遇の変化を示すためだろうが、前と後で
演者が若者(野村小三郎・茂山良暢)から年配者(茂山千之丞・忠三郎)に交代。
結構楽しかったが、同じ演者だとどうなるか..も、ちょっと興味がある。
あと、茂山あきら。
「実方」では、相変わらず能は分からないものの、
後シテの時に梅若六郎が面をつけずに白塗りの地顔かと一瞬思ったほど..
その前から面をつけているのは分かっているのに、角度で表情が変わって見えるだけでなく、
面をつけてないように感じられたのは.. あれが六郎のスゴサと友人は言うが..
ワキが宝生閑、アイが野村万作、そして、太鼓、大鼓、等もそろった舞台。

新作狂言、復曲能に敬意を表して、柔らか物を着た。
寿光織・本茶四度染の薄灰緑色(薄い青磁色?)の色無地に、金地に緑・朱の入った袋帯。
帯締めは、五島紐の銘つぼたれ春光で春光箔(白地に七色の輝き)。
帯揚げは、地紋入りの青灰色と桃・肌色の染め分け。
薄金色台で金・白の五島紐の鼻緒の草履、利休バッグと荷物入れに古代裂バッグ。
刺繍入りの紫色の道行コートに、黒地にいろいろな色で刺繍の入ったカシミールの刺繍ショール。

この色無地はロングドレスの雰囲気で、昨年の春先に作った2枚目の着物だが、
やわらかものをめったに着ないので、今回が漸く初着用。 帯締め、帯揚げも初。
帯はこの着物に合わせて購入したものだが、今年の5月に1度締めている。
ショールは洋服用に求めたものだが、着物の方がピッタリくる感じ..
友人には、このままお茶会に行かれるわねぇ〜と言われた。

2007.12.11 [火] 短歌教室、蕎麦

昨日またダウンで長〜く寝てしまったら、とんでもなく早く目覚めて、
いつまでも寝床にしがみついているのも嫌になって(珍しいけれど..笑)、さっさと起きてしまう。
ノンビリ本など読んでいたら却って遅くなって、急いで自転車で短歌教室に出かける。

やはり教室で説明を聞きながらの添削指導は分かり易い。
他の方の短歌の添削も参考になるし、添削の後の短歌指導も短いけれど、
初心者までにもいかない私には参考になることばかり..
教室もあと2回で終わりだが、頑張って参加したいものだと思う。

教室の後でランチを食べに、先日午後遅くに行った森下の京金へ行く。
気になっていた平日限定で15食のみのランチというそば御膳にする。
小鉢(湯葉だった)、煮物(豚肉の3枚肉)、天麩羅盛り合わせ(海老1尾に野菜がいろいろ)、
そば(せいろを選択)に、甘味のワラビ餅が2切れだった。
少し飲みたい気もしたが、時間的にお酒は自粛して食べるだけにする。
近場で食べるランチにしては少し値が張るが、内容的に納得。
でもワラビ餅は追加するほどではなかったものの、もう少し食べたかった。(笑)

教室まででも結構遠くて自転車だと少し疲れるのに、その先の森下まで行ったので、
帰りは大分遠い感じで疲労感が強く、日頃の運動不足を今日も痛感。
でも、日頃足りない運動になると思うと、結構頑張れるので、気の持ちようは大事だと思う。

2007.12.9 [日] フランス料理

体調もよくなってきたので、久しぶりにおいしいものを食べたいと、大渕座でランチ。
今月のスペシャルメニューが新しくなって、きのこたっぷりになっていた。
まずはアミューズに、たまねぎのキッシュをいただく。 温かく、優しい甘さ..
次のオードブルは牡蠣のショーフロア4個! いつもは盛り合わせの中の一つか、
アミューズに一つだけで、少し食べ足りない感じだったので、今日は大満足で、ニコニコ..
次が、きのこのスープ。 きのこ型のパイを崩した途端、フワーっとトリュフの香り..
うれしい♪ メニューでは甲いかときのこの...だったのだが、このスープをご馳走になる。
香りともども、しあわ〜せな味♪ 
そして、ホタテときのこのソテーのサラダ風。 おいしくいだだいて、頬が緩む。
デザートは久しぶりにチョコレートケーキと、いつものエスプレッソ。あとでレクチェもいただく。
ワインも飲んだし、おいしく、身も心も温かくなって.. うれしい!

帰る途中、いつものオキシバーにも寄って、酸素をしっかり吸って、更に元気付け!
寒い日だったが、幸せな気持ちで帰る。

2007.12.8 [土] 歌舞伎

歌舞伎座の昼の部を観る。
鎌倉三代記:絹川村閑居の場と、信濃路紅葉鬼揃と、水天宮利生深川:筆屋幸兵衛。
三姫の一つ鎌倉三代記の時姫を福助が演じたが、いい役者になっていく期待! が増す。
橋之助の三浦之助もよかったし、いい鎌倉三代記だった。
紅葉鬼揃は、能の紅葉狩を歌舞伎化した新作舞踊とか..
いつもの歌舞伎の紅葉狩とは随分異なって、松羽目物の印象が強い。
ちょっと新鮮で、楽しい。 能の雰囲気タップリのこの紅葉鬼揃、好きだわ! また観たい。
でも、歌舞伎は好きだけれどお能は観ない人にとっては、どうだったか??..
そう言えば、以前も玉三郎の藤娘が通常の型と違っていて、玉三郎ワールド!だったことを
思い出した。 あの時は舞台・大道具が違っていたのだが、今日は更にもっと違う感じ..
囃子方が、小鼓が源左衛門なのに太鼓が傳次郎でなく、アレッ? どこかで立鼓かしら?
立三味線が友人の師匠の勝国。 そして笛がそらさんの師匠(というより先生!?)。
筆屋幸兵衛は勘三郎初役だそうだが、なかなか合っている感じだった。

着物は江戸小紋柄のお召し。さまざまな江戸小紋柄が横段で入っている大好きな柄行。
龍村の名物裂の京袋帯、經錦の花文暈繝錦を合わせる。
帯締めは渋い灰緑が片端に入っている生成りの五嶋紐、帯揚げは暈し入りの鶯色の幻雪。
黒色の台に黒と白の五嶋紐の鼻緒の草履。
濃緑も入った濃青の細かい地紋入りの長コート。リバーシブルだがこちら側ばかり着ている。
ベージュのカシミヤのロングマフラーで防寒。

2007.12.6 [木] 文楽鑑賞教室、 文楽

午後から国立劇場の小劇場で文楽鑑賞教室と文楽公演を連続して観る。
鑑賞教室の中央1列目と2列目がせいぜい3分の1くらいしか入っていなくて、後はなんと空席。
聞いてみたら、団体購入で売り切れているそうだが、どういうことだったのか...
後はギッシリ入っていたけれど、あれだけ中央の前がズラーっと空いていたのでは、
演者はやり難くて仕方なかっただろうと思う。

鑑賞教室は解説を挟んで、寿柱立漫才と伊賀越道中双六の沼津の段。
文楽公演は、信州川中島合戦の輝虎配膳の段と新版歌祭文の座摩社の段と野崎村の段。
漫才以外は、文楽だけでなく歌舞伎でもよく上演される人気の演目で、
筋はわかっているし、ゆったり気分で楽しんだ。
12月は中堅・若手での公演だが、文楽を見始めた頃には若手だった人たちが
今では中堅になって、主役や重要な役を受け持っている。
更に若手が加わって、少しずつ世代交代が進んでいるようだ。
鑑賞教室はAプロとBプロがあって演目は同じだが演者が異なっている。
私はAプロも観たかったものの千歳太夫が語るBプロだけにしたのだが、
今日も会った友人は昼前のAプロからBプロと文楽公演と完全通しで全部観たそうで、
AプロとBプロでの演者の違いによる印象の違いが面白かったと言う。

今日も暖かくしようと、昨日と同じ千草鼠色地の総疋田絞りの小紋にする。
草履、コート、マフラー等も昨日と同じままだが、帯と帯締め・帯揚げは変えた。
帯は、綾斜楽という組紐の創作帯で、白地に多色で縦縞が編み込まれている。
締めやすい帯で、昨日の帯とは両極端とでも言ったらいいのか、全く違う。
帯締めは深緑色の五嶋紐で両側と裏が灰色。初おろし。 灰色の無地の帯揚げ。

友人が落ち着いた桃色地の小紋に、私の着物と色違いの青紫の絞りの長羽織を着ていた。
全くの偶然だったけれど、合わせたみたいねぇ! と二人でニッコリ..
どの着物にも合わせ易い羽織を作りたくて、結局この着尺で作ったとのこと。
帯も薄い地色で金も少し入っていて、それこそいろいろの着物に合いそうな帯だった。

終演後はまたお茶を誘われて一緒に喫茶店へ行った。
まだ体調に不安もあるので少しだけと言っていたのに、あっという間に2時間経過して
閉店時間まで話してしまった。

帰ると息子が来ていて、遅くなったけれどと、誕生日祝いの花束をプレゼントしてくれた。
このためだけにわざわざ来てくれたらしく、直きに帰って行った。 ありがとう。
母からも、忘れてしまってごめんなさいと、誕生祝のメッセージが留守電に入っていた。
今日、出かける前に私も電話したのだが、出かけていたのか電話に応答がなかった。
明日、お礼の電話をして、様子を聞こう。

2007.12.5 [水] 能狂言

体調がよくなってきた感じなので、国立能楽堂の定例公演に行く。
眩暈もせず大分良くなってきたと思うが、もともと不眠症で眠れないことが多くて苦労しているのに、
日曜日の昼頃から1日半も殆ど寝ていた、つまり30時間以上の連続睡眠!を取ったのだから、
寝過ぎで、今度は丸1日半眠れないまま、出かけることになった。
狂言は笑いながら楽しく観ていたのに、お能になって随分と居眠りしてしまった。
今回はいい席が取れて、正面席の1列目、舞台の真正面なのに、あの席で居眠りなんて..
嫌な客だと思うが、途中であんなに目立つ席から立つ度胸もなく(笑)、
演者に申し訳けなかったが、1時間半のお能のうちに、何度も首が後にカクッとなってしまった。
眠くなっても眠れないだけで眠くならないわけではないので、無理もないとは言え、ただただ恐縮..

今日の曲は抜殻(大蔵)と六浦(観世)。
抜殻は、善竹十郎、大二郎の父子共演。
今まで善竹氏の狂言を観たことがあったかどうか、記憶に残っていないが、
十郎氏の演ずる抜殻の太郎冠者が実に楽しく、あちこちで笑いが起こっていた。
六浦は、笛の藤田大五郎氏が目当てだったのだが、休演で長男の朝太郎氏が代演。
意外に年配で驚いたが、大五郎氏の年を考えれば当然なのに、思ってもみなかった。
初めは狂言同様にしっかり聴いて観ていたのだが、途中からは眠けとの戦い(苦笑)で、
内容云々よりも、起きていること、寝ないでいようとすることに、力を使い果たした感じ..(爆)

今日は着物の方が多く、私の国立能楽堂経験では最多の感じがしたが、私も着物。
風邪でダウンした後なので、着物は総絞り小紋で暖かくした。千草鼠色地の総疋田絞り。
帯は墨色地に銀が散っている、少しモダンな柄行の紋織り錦織の名古屋帯。
帯締めは灰藤・灰色のコンビ、帯揚げも薄浅葱等の入った薄藤色で、帯の柄の1色に合わせる。
草履は銀色の台に藤・白・金色の五嶋紐の鼻緒。
あと、黒地に青紫の太い線描の菊が入った道中着に、ベージュ色地のカシミヤのロングマフラー。
マフラーはロロピアーナのもので当然洋服用だが、和服にも充分な大きさ、色合い。
着物と帯は初おろし。 帯は手先にまで柄付けされた六通柄で、しなやかさと張りを兼ね備えた
結びやすい西陣の帯ということだったが、しなやかどころか堅くて締めにくくて驚いた。
締めてしまえばキチッとしているが、兎も角、今までで一番締めにくく、お腹周りが硬い感じ..

眠気は別にして気分は良いので、仕立て上がったとの連絡を受けてから1箇所は1週間、
もう1箇所は10日も経ってしまった着物と帯を受け取りに、終演後に銀座まで行く。
単衣の泥染めの大島紬と、赤木紬を草木染した板締め絞りの青・白の名古屋帯。
大島紬は軽いので単衣には向かないと友人に言われて、確かにそうかも..と思うものの、
聞いたのが仕立を頼んだ後だったし袷の大島はいろいろあるのでそのまま仕立ててもらった。
が、さあどうか.. 着るまでにまだ半年あるけれど..着れば分かるでしょう..

手軽なので毎月のように行く三越の地下の美濃吉のイートインコーナーで夕食を済ませて、
しっかり睡眠を取らなくちゃ、取りたい..と思いながら帰宅。

2007.12.4 [火] ありがとうございました♪ 

今日はさしもの風邪も大分治ってきたようで、ホッとひと息ついています。
体調が悪いままに、昨日はつい愚痴ってしまいましたが、
いろいろな方からお祝いの伝言をいただいて、とてもうれしかった♪♪です。
真楽の皆さんの優しさに触れて、素敵な会に仲間入りできた幸せを今更ながら実感しました。
これから相撲部会も新年会もあるし、実際にお会いできるのもうれしいです。
本当にありがとうございました。

少し体調がよくなってきたところで、午後は締め切りの短歌を提出に行ってきました。
自転車で行くのは流石にまだきつそうなので、無理せずメトロに乗って、あとは歩きです。
帰りに深川のお不動様の前の「近為」で久しぶりにぶぶづけと黄金焼き(銀だら)を食べて、
「ペリニィヨン」でケーキを買って、ニコニコと、調子に乗って歩いて帰って来ました。
2日も寝たきりで殆ど動いていなかったし、その前も家から殆ど出ていなかったので、
いい運動になりましたが、やはり少し疲れました。
ゴロゴロしているかと思えば、急にむやみに歩いたり、いくつになっても無分別!?(笑)
でも、外の風に充分に当たって、気持ちよかったです。

2007.12.3 [月] つまらない誕生日

今日は誕生日なのに、寝て過ごすことになってしまった。
夜になって漸く耳の調子も落ち着いてきて、風邪も峠を越した様子。 ヤレヤレ..

午前中は朗読教室に行って、夜はいつもの店のどこかで食事をするつもりだったが、全部パス..
子供が寄ってくれるかと思っていたが、それもなし。
まあ、いつものことだけれど、親の誕生日はまだまだ気にすることではない様子。
夕方、姉からお祝いの電話をもらったのがうれしかった。
そう言えば今年も母からは電話なし..
以前は電話をくれていたのに最近は子供の誕生日まで気が回らない様子。
電話のないことより、母の衰えを感じて胸が詰まる。

それにしても、しまらない、つまらない誕生日..
まあ、最近の私らしいかしら.. と自嘲気味..

2007.12.2 [日] 蕎麦をもぐもぐ

蕎麦はツルツルっと食べるものだと思っていたが、今日はツルツルとすすりこめず、
なんと、もぐもぐ食べることしかできないで、いつも好きな蕎麦がおいしくなかった。
あのすすりこむ食感も蕎麦の味覚の一部だと実感した。

夕方やってきた息子が寝ている私をみて、自分の分と一緒にゆでてくれたので、
ありがたいと思ったものの、食べるのに一苦労..
それにしても、耳がおかしいと蕎麦をすすれないとは、健康のありがたさを再認識した。

今日は歌舞伎座の12月公演の初日で、夜の部を観に行く予定だったが、
またも眠れぬまま、少し身体を休めてから出かけようと昼頃に横になって、とろとろして、
そろそろ時間かしら..と動き出そうとしたら、平衡感覚がおかしくなっていて眩暈がする。
どうも、風邪で耳がおかしくなっていて、三半規管がスト状態らしい。
夜の部の前半はあきらめて、最後の「ふるあめりかに袖はぬらさじ」には行きたいと
歌舞伎座に電話をして予定時刻を聞いたら、この開幕予定は7時近いということだった。
それならどうにか観に行けるのでは..と思ったものの、やはりキツイ。(涙)
観たいものの、たかが芝居見物、そんなに無理していくほどのことではない。
とは言っても、されど..されど..で、やっぱり残念。
今月のどこかで、観に行けるかどうか..

今もまだ耳が少し変な感じで、今日は多分風邪のせいとは思うけれど、
日頃もまだまだ体調が不安定で、どうしても年に何回か切符を無駄にしてしまう。
前日までは行くつもりなので誰かに代わりに行ってもらうこともできないし、
切符を前以て取らなければ入れない公演もあるし.. 仕方ない。
今週は、能と文楽と、週末には歌舞伎座の昼の部と、観劇予定がいろいろあるので、
耳の具合も少し良くなってきたようだし、どうにか出かけられるようになりたい。
その前に、明日は朗読教室。先月2回ともお休みしてしまったので、ぜひとも出席したいけれど..

2007.12.1 [土] 11月の着物着用歴

11月の着物着用備忘録。

11月1日 砂場他(ご近所会) ポリ小紋(撫松庵、黒緑、飛び柄) 袋帯(異国彩露草、渋い薄緑)
11月3日 歌舞伎座(歌舞伎)・志村ふくみ・洋子展 大島紬(黒・青、七宝紋) 組紐帯(青・白)
11月4日 歌舞伎座(歌舞伎) シルクウール小紋(ベージュ色地、萩柄) 名古屋帯(明綴、紫、山と雲)
11月7日 国立能楽堂(能狂言) お召し(黒、いろいろな江戸小紋柄) 袋帯(銀鼠色、荒磯柄)
11月8日 国立劇場(歌舞伎) シルクウール小紋(ベージュ色、萩柄) 博多帯(黒、華段入り)
11月9日 矢来能楽堂(講座) シルック小紋(灰茶、花菱入り) 紋博多帯(恵比寿細工、白地に縞)
11月16日 国立能楽堂(能狂言) 泥大島紬(茶泥、総柄) 組帯(焦げ茶色地、金・白入り)
11月22日 ババグーリ他(展覧会・ご近所会) 松坂木綿(藍色、縞) イカット帯(赤・茶系)
11月25日 新国立劇場(オペラ) 江戸小紋(小豆色、よろけ縞) 袋帯(蔦葉霞、灰紫)

11月の着物着用は9回。今までの最多の10月と同じ..
毎日きもの!の方とは比べようもないが.. 我ながらスゴイ..(自画自賛←笑)

正絹は4回のみで、シルクウールを2回、雨の日にポリを2回、あと居酒屋仕様で木綿を1回。
シルクウールだけは同じ着物で、他はそれぞれ違うものを着ている。
萩は本来9月〜10月の柄だそうだが、シルクウールなので9月は暑そうで着たくないし、
萩といえば萩よねぇ〜という柄なので、私はかまわず10月から11月でOKにして(笑)、
今月も前半に2回着ている。 去年はもっとかまわず、年内は着ていたような..(爆)
木綿の着物は好きな割に、なかなか着る機会がない。 もっと着たいのだけど..
正絹は今月も大島紬を2枚着ている。江戸小紋もよろけ縞とお召しの江戸小紋柄と2枚。
大島紬と江戸小紋、全然違うけれど、やはり両方とも好きだわ! と、先月に続き同じ感想..
帯は毎回違うものを締めている。
合わせ易そうと思ったのに締めていなかった銀鼠色の荒磯柄の袋帯とイカット帯を漸く締めた。
これからは、もっと締めたい。

2007.12.1 [土] 相撲部会

相撲部の第1回集会(初場所観戦)の切符を部長・副部長・有志の方々で取ってくださった。
本当にありがとうございました。

本場所観戦も2次会のちゃんこ鍋も、初めてなので、今からワクワク! です。

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