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2007.12.31 [月] 12月の着物着用歴

1月中旬になって、12月の着用歴をまとめていなかったことに気づく。
今更ではあるが、自分の備忘録として、まとめたので、載せておこうと思う。

12月の着物着用備忘録。

12月5日 国立能楽堂(能狂言) 小紋(総疋田絞り、千草鼠色) 名古屋帯(紋織り錦織、墨色地)
12月6日 国立小劇場(文楽) 小紋(総疋田絞り、千草鼠色) 袋帯(組紐帯、白地、多色入り)
12月8日 歌舞伎座(歌舞伎) お召し(江戸小紋柄、黒地) 京袋帯(名物裂:經錦 花文暈繝錦)
12月12日 国立能楽堂(能狂言) 色無地(寿光織 本茶四度染、薄青磁色) 袋帯(金地、緑・朱)
12月14日 国立劇場(歌舞伎) 泥大島紬(黒に藍の絣、赤い絣) 赤木紬帯(板締め絞り、青・白)
12月18日 歌舞伎座(歌舞伎) 泥大島紬(黒に藍の絣、赤い絣) 袋帯(織部つづれ 荒磯、銀鼠)
12月24日 国立演芸場(落語) お召し(縞、緑) 名古屋帯(木綿イカット、赤・茶・他)
12月26日 奥順他(結城紬見学会) 結城紬(松煙染、亀甲模様総柄) 袋帯(太子間道、臙脂色地)

12月の着物着用は8回だった。
12月は正絹のみの着用。 持っている着物の種類から言って順当かしら...
総絞り小紋と同じ大島紬を2回ずつ着ている。あとはお召しを2枚、江戸小紋柄のと普段用の縞と。
なかなか着ない色無地を漸く着られたのがうれしい。 結城紬(石下)も初おろし。
総絞りと結城紬は暖かくてこの季節にはピッタリ感があるので、2月頃まで大いに楽しみたい。
帯は毎回違うものを締めている。
同じ着物にしてしまった日も、帯は変えているのがわかって、少しうれしい。

1年を通して、目標の50回をはるかに超えた75回も着物を着られて、今更ながらニッコリ。
目標を50回にしたものの、無理かもしれないが少なくても30回は着たいと思っていたら、
この結果に、我ながら、よく着たわぁ♪ とうれしくなった。
一番少ない月で3回、多い月で9回の着用だったが、要は観劇の多寡のバロメーター。(笑)
と言っても着物を着る気力がなく洋服で観劇に行ったこともあるし、ご近所会もあったのだから、
観劇の多寡だけでなく、気力・体力・好奇心のバロメーターでもある。
来年も、気力・体力を維持・向上させて、趣味を楽しみ、生活を充実させたい。

2007.12.31 [月] よい年をお迎えください

5月1日に真楽の会員になって新しいお知り合いもでき、ブランクの長かった着物も、
また着始めた昨年後半よりは、随分頻繁に着るようになって、楽しく1年を過ごせました。
(昨年は半年で18回、今年は1年で75回の着物着用、月平均3回から6回余に倍増!)

お知り合いになれた方々への感謝と、これから知り合えるだろう方々への期待を込めて、
皆様も、どうぞよい年をお迎えになりますよう、願っております。

会員になって早々に五周年記念パーティに参加したときは、1人での行動には慣れているのに、
知っている方が1人もいない中、他の方々はお知り合い通しの様子に、
今更ながらひとりぼっちの心細さを感じたものの、そのうちに近くの方々とお話しできて、
そのテーブル席からデンと動かず(笑)、そこで楽しく皆様とおしゃべりさせていただきました。
その後、しの笛体験と、ご近所ということでお誘いいただいたりして、更にお知り合いが増えて、
しかも、パーティの時よりはじっくりお話もでき、うれしい時間を過ごさせていただきました。
来年も早々に相撲部の第1回集会・2次会で初めての相撲観戦とちゃんこ鍋を体験予定、
2月は新年会。 お知り合いになれた方との再会、そして新しい出会いが楽しみです。

毎日が日曜日になったのに、今更のように片付けないと正月が来ないと騒ぐのは止めて、
正月をどうにか過ごせればいい..と、掃除・片付けはあきらめ、早々に軌道修正(笑)。
炒り煮だけは作るけれど、おせちは例年通り作らないので、もう買ってあるのを重箱に詰めるだけ、
そして、明日の元日の予定は年賀状書きだけ、2日には母のところにお年賀に..
あとはな〜んにも予定なしの正月.. ノンビリしましょう。 ノンビリは、いつものことだけれど.. 
あと少し最後の片付け・ぼろ隠しで誤魔化して(爆)、今年も暮れていくのを待ちます。

体調が思うように回復しないながら、趣味の観劇には大分行ったし、着物も着たし、
新しいお知り合いもできたし、総じていい1年だったと思います。
片付けられなかったのも、来年にすることがある喜び(大爆)と考えて..

2007.12.28 [金] 年賀状

元日にいただく年賀状はうれしいものだけれど、
私が年賀状を元日に書くようになってから、もうどれくらいになるだろうか?
25年か、もう少し前からかしら?
あらっ、四半世紀も元日の年賀状書きが続いていることになるのねぇ〜

仕事と家事・育児にアップアップしていた頃のある歳末に、
どうしても年内に年賀状まで手が回らず、ままよ..と元日に書いたことがあって、
それからは、賀状は元日に書くことに決めてしまった。

当然、元日に先方に届くわけはなく、年々枚数が減って、
最近は家族・親族とごく少数の友人・知人のみになってきている。
初めは元日だけでなく、2日にも書いていたように思うが、
今では元日だけで書き終わるようになった。

今でも、元日は年賀状書きだけで終わったりもするが、
それも正月らしくていいではないか、と開き直っている。
それなのに、元日にいただく年賀状がうれしいのは、自己矛盾よね〜

2007.12.27 [木] ムムム..

週末は漸く少し片付けを始められたかとうれしく思ったのに、
またも、出掛ける以外はグズグズ、グッタリ、ドタッ..(涙)
水曜は有意義な一日見学だったけれど、
月曜は落語だけ、でも食事は作ったわ(当たり前なのでしょうけれど←苦笑)、
火曜日は短歌教室の宿題提出ついでに辺りを少し自転車で走っただけで
食事もいつものこうかいぼうのラーメン、
木曜はな〜んにもせず..  なんだかまた調子が悪い。
水曜の結城紬見学に、眠れないまま頑張って出かけた反動かしら..

片付けないと正月が来ない状態(泣)だけれど、
ここ数年は同じ状態で、でもやっぱり正月にはなっていて..
でも、溜まりに溜まった荷物.. ああ〜 どうしよう..
相も変わらず、情けない自分に、ガッカリ、ガックリ..

2007.12.26 [水] 結城紬見学

朝早く(私にとっては..で、勤め人には極当たり前の時間です。済みません・ペコリ)、
KWにした大阪の呉服屋のきくやさんの出張に合わせた見学会で結城紬見学に出掛けた。
年の暮れで織り元の仕事も一段落している時なので、湯のし現場・織りの現場に資料館の見学、
お話しもお聞きできるし、タップリ本物の結城紬を拝見できる、ということだった。
今日の見学参加者は私を入れて5人で、集合のJR小山駅から
きくやさん、問屋(多分)の社長さん、奥順の結城紬染織資料館「手緒里」の方にご案内いただく。

湯のしは、結城では湯通しと言うだけあって、
文字通り40度くらいのお湯の中でゆっくり着実に職人さんが糊を落としていく。
何度か繰り返して徐々に糊を落とすので、1反の湯通しにドラム缶一本くらいのお湯を使うそうだ。
結城紬は麩糊でなく小麦粉を糊に使うので、湯通しも手間が懸かり、ここで反物は3泊すると言う。
これだけの湯通し・地入れをしてもらうのだから、結城紬の現地地入れ代が高いことを納得した。
湯通しも、湯通しした反物を干し・地直しする作業も、当たり前だろうが、実にスムース。
石油ストーブは煤が出て反物につくと大変なので使えないそうで、暖房はなし。
天日干しだし、湯通しの作業もお湯を使っている手はいいが、身体は寒そう..
でも、夏の暑い時期もお湯での作業で身体は辛いとか.. 職人さんのご苦労がいくらか分かった。
湯通しの現場の外壁に、整理工場と看板が出ていた。 成る程、生地の整理..と実感。

次に糸つむぎと絣くくりを生産者のお宅で拝見させていただく。
一定のリズムで、淡々と、もくもくと、糸をつむぎ、絣をくくる。 早い..
部屋が暗いと思ったら、部屋が明るいと手許が見難いので、手許を明るくするために、
部屋の照明は少し暗いくらいがいいのだそう。 聞いて納得。

奥順の母屋の前にある見世蔵を使ったカフェでの食事休憩後、
専務で資料館館長の奥澤さんに、生産者からの反物購入の様子を教えていただく。
今回の参加者お一人が生産者役を務める。次は資料館で展示物を見ながらの説明。 そして、
沢山の反物を見ながら・触りながら、結城紬の説明もタップリ伺う。(足の痺れが辛かった。笑)
重要無形文化財に指定の結城紬、真綿よりは切れにくい絹糸も使って織り易くした普及版、
そして一時殆どなくなってしまったが最近また織られるようになったという結城縮..

初めから買わないで見るだけでOKということだったし、今の私には○十万円する結城を
買う勇気はなく(笑)、ただ、ただ、見て、触って、当てて顔映りをみて.. 堪能するのみ。
それでも、欲しいわぁ! と思うものが、アレコレあって、値段が故に留まれた感じ..(爆)
気に入ったものがあったら買うつもりだった方は、やはり購入されていた。
あれだけの中から気に入った・似合う物を選べるのだから、堪らないでしょうねぇ!

まだラッシュが終わらないうちに電車に乗るので、着物の汚れを心配しながらも結城紬を着た。
大島紬が好きで結城紬はたった1枚しか持っていないし、結城紬といっても石下のものだが、
それでも茨城県無形文化財の結城紬のラベルつき。何でも無形文化財にしてしまう..(大爆)
松煙染の淡い灰みかかった茶色の地色で、少し変わったモダンな亀甲の総柄模様。
帯は臙脂色地に金・肌色等の入った太子間道を合わせた。
片方に深緑色の入った生成り色の五嶋紐の帯締めと、幻雪という鶯色の暈しの帯揚げ。
黒・赤の亀甲花紋が織り込まれた瑞鵬織のコートに、黒地に多色でカシミール刺繍のショール。
黒色の台に黒・白の五嶋紐の鼻緒の草履。
バッグは一つで済ませたいので、和装バッグよりは大き目の洋服用の黒のオーストリッチ。

コートは見学を企画してくださったきくやさんで仕立てていただいた物を、見ていただこうと着た。
結城紬は初おろしだが、どうも色が合わないようで、顔映りが気になって、
アクセントになるかと、長襦袢は予定変更で黒いビーズの半衿をつけた黒地の大小霰にした。
半衿付けが着物着用のネック(涙)の私は、友人に教えてもらってからビーズの半衿を重宝して、
今回の黒色の他、ラベンダー色とクリーム色をそれぞれ長襦袢につけて、手間を省いている。
毎回洗わなくても、拭いておけば洗うのは汚れたと思ったときでOKというのはありがたい。

2007.12.24 [月] イヴに落語

国立演芸場の国立名人会で落語を聞く。
今年の見納め・聞き納めが、それほどには聞きに行かない落語になったのが面白い。
申し込んでからクリスマスイヴだと気づいて、イヴに落語ってお洒落じゃないわね〜と
思ったものの、却って私らしいかも..と思いながら、出掛けて行った。
そう言えば正月の初めも落語、それも今日と同じ歌丸がトリ.. 偶然とは言え、不思議..

落語が前座を含め6席と色物が一つで、色物のボンボンブラザーズは以前見たときと殆ど同じで、
ウリのネタを増やすのは難しくて技を磨くしかないのかしら..と思った。
見ている途中で、そう言えば以前はもっと舞台に近い席だったのに..と気づく。
今回、後の方の席しか取れなかったのは、それだけ落語ブームなのかしら..?
トリの歌丸は近年古典落語に力を入れているようで、今日は円朝作の「双蝶々雪の子別れ」。
それまでの5人の噺家に比べると、やはり断然上手い。
録画が入っていたせいもあるのか、照明と雪を降らせるなどの仕掛けが、
今風の?落語ってこういうの?と思ったが、それはそれで結構面白かった。
それにしても、落語の観客って年齢層が高くて、若者はほんの少人数で、
私が言うのも変だが殆どがおじさん・おばさん。 特に男性の比率の高いのがいつも印象的。

夜には子供が多分来るだろうからケーキでも買おうかと、帰りに銀座のイデミスギノに寄る。
やはりクリスマスケーキは予約で売り切れなので、ソシソン・オ・フリュイとマドレーヌ等を買う。
フランスのアルザス地方のクリスマス時期のフルーツケーキで、リキュールが効いて大人向き。
フルーツケーキ好きの私はこれも大好き♪というか、ここのケーキはすべて好みなのよね!

冷やしてあったイタリアのスパークリングワインを飲みながら、久しぶりのスパゲッティー。
下手なシャンパン並み・以上?の値段だっただけあって、なかなかおいしく、ニコニコ。
食後は紅茶にソシソン・オ・フリュイと、フルーツ盛り合わせで、それなりのクリスマス風。
でも、まだ30代前半の息子がイヴに親のところで一緒に食事って、ちょっと..どうなの..

落語だけれどイヴなので、春に一度着ただけの緑色の普段着お召しにした。
帯は赤いのにしようと、赤・茶系のイカット帯を合わせる。
帯締めは着物の緑色に合わせ灰みの緑の冠。 金茶色の帯揚げ。
黒色の台に黒・白の五嶋紐の鼻緒の草履。 藍・灰色の矢絣のバッグ。
黒・赤の亀甲花紋模様の瑞鳳織のコートを初おろし。黒地に多色のカシミール刺繍のショール。

2007.12.23 [日] 片付け

家の中で一番高いのは物ではなく場所代だと言われて同意はするものの、散らかり放題で、
このままでは正月が来ないと毎年自分で言いながら、結局片付けられないまま誤魔化して、
あとは正月が済んでから..にして、また年末までそのまま状態.. で、同じことの繰り返し。
体調が悪く無理できなかったせいもあるけれど、要は日々のちょっとした片付けができないせいで、
毎日が日曜日!になっても、状態は改善されないまま..

でも、今年はいくらか我ながらうれしい変化があって、少しだけ片付けが始められた。
このところ寒くて外に出る気になれないので、それなら家の中でできることを..と、
昨日・今日と溜まっている物を要る物と捨てる物とに分けて、どんどん捨てている。
と言っても、まだまだ氷山の一角でしかなく、訳の分からない(というより分からなくなってしまった)
荷物がここかしこという状態は相変わらず。
でも、少しずつでも始めなければいつまで経ってもヒドイ状態のまま..
正月までに..などとは言わず、できることだけ、できるところまでやれば、
あとは徐々に片付けていけるでしょう。
数年ぶりに漸くその一歩が踏み出せたので、年内、無理しない程度に、せいぜい頑張りたい。

2007.12.21 [金] きもの生洗い、処分市、他

暫く忘れていた5周年パーティーで戴いた和楽庵の生洗い券の有効期限が年内なので、
今日持っていくことにして、何をお願いするか慌てて決めて、場所を確認する。
夏物を丸洗いに出す前に思い出せばよかったのだけれど、その頃はすっかり忘れていて、
洗いたいものは既に丸洗いと汗抜きをしてもらってしまって、もう洗いたいものもないし..と
思っていたが、そう言えば..と思い出して少し経緯のある琉球紬を出すことにした。
浅草橋駅に下りるのは初めて(多分)で、こういう街なのね〜と少しキョロキョロと街の雰囲気を
楽しみながら店を探す。 ネットで調べておいたお陰で、直ぐに見つけられてホッとする。
生洗いというのは丸洗いとどう違うのか、気になっていたので、伺うと、同じです、とのこと。

依頼は直ぐに終了したので、次に、近くにある久がや渋柿庵の本店を探す。
ちといちさんから、きものの購入は自己規制中の様子だけれど、期末決算大処分市に出かけたら、
好みに合いそうな江戸小紋きりばめ柄の訪問着などもあって、何よりとてもお買い得なので..と
伝言をいただいたものの、今回はパス!しかないでしょうねぇ〜と言いながら、
見るだけでも見たいわぁ! 見に行ってみようかしら.. と、
なまじ近くで用事があったので、寄ってみる誘惑に屈してしまう。
ご連絡いただいたよりは高かったけれど、抜群のお買い得で手染めの江戸小紋が手に入る..
これから20年〜30年、つまり一生着られそうな色合いだし.. と迷いに迷って、
結局、またもやエイヤッということになってしまった。 うれしいけれど困るわぁ!(泣き笑い)
気に入ったものがお買い得で手に入るのがうれしい反面、
一つしかない身体にそんなに着物を作ってどうするの? もういらないでしょう! と
冷静な自分が、呆れながら自分を叱る.. うれしくて、恐ろしい、着物の魔力.. 
普段はこんなに自制心がないわけではないのに、着物のこととなるとまるで人が違ったように
自制心の欠如、崩壊状態が続く。 もう本当にこれでおしまいにしないと..

今日の締めに、久しぶりに90分タップリのフェイシャルトリートメントを受けに銀座に回る。
誕生月プレゼントで、年齢分を%で値引いてくれるので、つい出かけることにしてしまった。
去年はパスしたのに、今年は去年より元気になっているということかしら..

クリスマスの飾りつけで賑わう銀座の通りを、クリスマスデコレーションを楽しみながら銀ブラ(笑)。
日動画廊でミニヨン絵画の展示をしていたので、買う気がないから気楽に、見て回る。
そして、またも三越の美濃吉のイートインコーナーで食事を済ませる。
働いていた頃の外食で済ます習慣がつい出てきてしまう。
退職後は慎ましい生活をするはずだったのに、早く今の生活に慣れないとマズイわぁ〜

2007.12.18 [火] 新年会申し込み、歌舞伎

今日は夕方7時から真楽新年会の申し込み開始なので、迷ったものの、
帰って来てからでも間に合うだろうと賭けに出ることにして(笑)、歌舞伎座の夜の部を観に行く。
初日に行くはずがダウンでパスしてしまったので、今回は見ずじまいにするつもりが、
友人に寺子屋がよかったので観たほうがいいと薦められ、急遽行くことにした。
行く気になる席の切符が取れたのがこの日で、終演が9時半といつもより遅いので
跳んで帰ってきても10時になってしまう。
3時間で定員に達してしまうか散々逡巡して、間に合うだろうとエイヤッと行くことにした。

終わってからが大変、コートも着ずにショールも掛けずに、階段や人の間を縫うように
走り抜け、メトロへの階段も混んでいるいつもの口でなく、先の階段まで走る、走る..
帰宅して直ぐにアクセスして、状況確認の時間も惜しんで、ともかく直ぐに申し込み。
それから漸く申し込み状況を確認。 間に合ったわぁ♪♪ 初めての新年会、楽し〜み!

今日の歌舞伎、「寺子屋」は散々観ているし元々は期待していなかったのだが、
友人の言う通り、危険(笑)を承知で、頑張って観に行った甲斐があった。
もっとも、今までにはもっといい舞台を観ているけれど.. 
海老蔵と勘太郎の源蔵・戸浪夫婦が、若さいっぱいで、二人とも頑張って期待以上。
ただ、勘当されても..という惚れ合った夫婦の雰囲気はなかったわねぇ〜
勘三郎・福助の松王丸・千代もそれぞれ.. 福助は本当にいい役者になってきたような..
次の踊りの「粟餅」は時間的に割愛したいが、三津五郎と橋之助の場を作るためでしょうね..
最後の「ふるあめりかに袖はぬらさじ」は3時間近い長編。
玉三郎が楽しそうに演じていて、あちこちで笑いが起こる。
悪くはないが、歌舞伎??といった感じで、他の劇場の方が似合いそう..

着物は泥大島紬。赤い絣の花模様の入った黒に藍の絣。
夜の部なのでノンビリとアレコレしていたら遅くなってしまって選ぶ暇なく 、先日と同じ。
帯は陶器の織部をモチーフに織り上げた織部つづれとかいう、銀鼠色のあらいそ文様の物にする。
青・白でない帯と組み合わせたいと思ったが、銀鼠色と言っても青みがあって似かよっている?
帯の他は殆ど先日と同じで、紺と臙脂の撚り房の帯締めに、錆朱の帯揚げ。
黒色台に黒・白の五嶋紐の鼻緒の草履、淡灰色と青紫の矢絣模様の銘仙紬バッグ。
コートは黒地に菊が青紫の線描きで入った道中着にする。黒地に青灰色の刺繍ショール。

2007.12.17 [月] 朗読教室、 等

朗読教室に1ヵ月半ぶりに参加。 
3回も続けて休んでしまったら、出席者が本当に減っていて少し驚く。
前回も少なかったそうで、これから入れ替わりがあるにしても、参加者数は多くはなさそう。
2月に教養講座全体の発表会があるようで、前回、担当パートの希望を取ったとか..
先生から今日発表があったが、私はお休みしてしまったので、その他大勢の音読組。
今日からは発表会の役割にしたがって、発表会の練習が続くらしい。
私は、言葉遊びのような五十音の練習。前回休んだ人が1人ずつ練習して注意を受けてから、
担当の全員で声を合わせて音読する。 声を出すのは、楽しいと今更ながら思う。

帰りはいつものラーメン屋のこうかいぼうに寄る。
寒空の下、待っている人が結構いて、少し怯むが、本を読みながら待つことにする。
ダウンのロングコートを着ていたから我慢できたけれど、寒さが身にしみた。

午後、木綿の琉球絣の着尺を受け取る。
藍色地の伝統工芸品で、織られてから年数が経っているためお買い得に入手できた。
正絹でなく木綿なのが気に入って買ってしまったのだが、やはり好みだわぁ!
春先には着たいので、早めに仕立てに出さなくちゃ..
風通織で織られた下地の上に、黒色の紗がかけられていて、黒く見えたり赤く見えたりする
瑞鳳織のコートが仕立てあがって、昨日受け取ったばかりなのに..
呉服屋の展示即売会には行かないことにしたけれど、手持ちの反物を仕立ててもらったり、
今回のように、我慢できずに自ら飛び降りたり.. やっぱり着物は増えてしまう..

2007.12.16 [日] てんぷら

おいしい物食べたい病(笑)の〆に、茅場町のみかわでてんぷらを食べる。
日曜日の昼は終了が1時半なのは土曜日と同じなのに開始が11時半でなく12時なので、
2回目はキツイこともあるが、今日は無事に入れたら、どうも2回目の方々が沢山..
電話した時に人数をいつもよりしっかり確認されたように思ったのは、
どうやら連れがいたら席がなかったかららしい。

海老、きす、いか(今日は墨いか)、はぜ、しらこ、あなご、野菜はアスパラに椎茸、
最後のはしらのかき揚はいつもどおり昼は天丼で.. と書いて気づいたのは、
めごちがなかったこと、なんということ! 何か足りないような..気はしていたが..
めごちって、たまに入荷しないことがあるので、今日も入らなかったのかしら..?
でも、いつもながらおいしくいただいたのでOKでしょう。 お腹もいっぱいになったし..
今日は山形の山田屋のふうき豆をデザートにいただいて、ホクホク..

早乙女氏は時々ちょっと話しながら、いつものように、もくもくと揚げる。
この頃はツキイチしか行か(れ)なくなったので、頻繁に行っていた頃よりも、
早乙女氏の揚げる様子を楽しく見ることが多くなった。
通い出した初めの頃は、揚げっぷりもしっかり見て楽しんでいたのに、
そのうちに当たり前になっていたと、ちょっと反省。
食事に行って揚げっぷりを見なかったといって反省するのも変?(笑)
でも、おいしいものは惰性でなく、しっかりいただくべきでしょう。 そう、惰性はいけない。(笑)
揚げる様子もよく見え、揚げているご亭主と話もできる特等席に座らせてもらうのだし..

日本橋まで歩いて高島屋と大丸を覗くが、両方とも混んでいて嫌になって早々に退散。
お歳暮とクリスマスの買い物客が多いのでしょう。

2007.12.15 [土] フランス料理

日曜日から再発のおいしい物食べたい病で、今日は麹町のオーグードゥジュールに行く。
予約は1テーブル1組だけしか受けないので、予約客の注文が済んで食事が始まると
大体の時間的予測がついて、私のようなわがまま客を入れてくれる余地がでてくるようだ。
で、ありがたいことに、今日も12時半頃に電話して1時半に入れてもらえた。

魚はそいだったが、先月と殆ど同じようなチョイスになってしまった。
でも、季節感のある料理を食べたいし.. 仕方ないのかしら..?
シャンパンと、トリュフを浮かべたカリフラワーのポタージュのサービス。
うれしい♪ けれど、いつもこんなにサービスしていただいて、却って申し訳ないような..
おいしく堪能して、ニコニコと店を出る。

駅に向かって歩きながら、1営業で3万歩ほど歩くというオーナーの岡部さんの話を思い出し、
私も少し歩こうと、半蔵門に出て千鳥ヶ淵を九段下まで、さらに北の丸公園を抜けて竹橋まで散歩。
途中の靖国神社の塀に年賀のちょうちんがずら〜っと並んでいた。
街ではクリスマスの飾りが目に付くが、クリスマスとは関係ない神社では年賀なのかも..
11月からクリスマスの飾りつけをする昨今を思えば当たり前なのかもしれないが、
それにしてもちょっと早過ぎな気がしておかしく、気忙しい感じ..

2007.12.14 [金] 歌舞伎

赤穂浪士討ち入りの12月14日に国立劇場で忠臣蔵を観る。
堀部彌兵衛、清水一角、そして松浦の太鼓と、演目は忠臣蔵外伝そろい。
吉右衛門を中心に、甥の染五郎や、歌六、歌昇等の萬屋と、芝雀等が出演。
松浦の太鼓は人気の演目でよく観るが、堀部彌兵衛と清水一角は覚えがないと思ったら、
堀部彌兵衛は初代吉右衛門へのあて書きで、先代幸四郎も上演した作品とのこと、
清水一角は46年ぶりの上演とか..
堀部彌兵衛は吉右衛門の彌兵衛の老いの頑固ぶりに笑いが起こるが、歌昇の安兵衛がいい。
隼人の彌兵衛のむすめのさちも、芸はまだまだながら、将来は伯父の時蔵のような
いい女形になりそうと期待したくなる可憐さ。
清水一角は、ウーム..
同じ久しぶりの染五郎による再演ものでも、10月のうぐいす塚のほうが良かった。
松浦の太鼓も悪くはないが、期待ほどにはいいとも思えず、全体に少し不満も..

着物は泥大島紬。赤い絣の花模様の入った黒に藍の絣。
帯は赤木紬の名古屋帯、板締め絞りをほどこした草木染のもので、青と白。
先日の呉盟会で購入したものを早速おろす。
この着物には、よく合わせた組紐帯といい、青と白の帯ばかり合わせているような..
紺と臙脂の撚り房の帯締めに、錆朱の帯揚げ。
黒色台に黒・白の五嶋紐の鼻緒の草履、淡灰色と青紫の矢絣模様の銘仙紬バッグ。
久しぶりにリバーシブルコートの裏側を出して、ちょっと粋な青系の縞のコート。
黒地に青灰色の刺繍ショール。

2007.12.13 [木] イタリア料理: ジビエ

パッソアパッソでイタリア料理を堪能した。
先日も補助席も満員で入れなかったが、夕方早めに電話してみたら今日も満員。
でも、8時なら空きそうというので、それまで軽くつまみながらアレコレして時間をつぶす。
1月下旬までしばらくはジビエのお任せコースだけになり、いつもより高くなるとのこと。
毎年この時期のパッソアパッソのジビエはおいしく、お薦めだし、
シェフが取ったふぐ調理免許をいかして河豚も出すというし、楽しみに出かけた。

まずは、天然とら河豚の付け出し。燻した刺身?をのせた白子のブラマンジェ風。
そして、温野菜(薄切りの赤蕪)を敷いた大分の鰤の網焼き風ソテー、
大根のリゾットを敷いた鴨の薄切りのソテー、揚げ蓮根とたっぷりのトリュフのせ。
蝦夷鹿と猪を詰めた手作りパスタ、ウォッシュタイプのチーズのソース。
蝦夷鹿の内腿肉のソテー、揚げジャガイモ添え。
予定の料理はここまでで一応おしまいだが、まだ食べられるならと薦められ、
当然のようにお願いしたら、河豚と白子にキャベツの入ったスパゲッティ。
デザートは、焼き洋梨、カラメルのアイスクリームのせ、あとエスプレッソで〆。

河豚も白子もイタリア料理に違和感なく調和して、それぞれ異なる食感がたのしい♪
河豚は普段使うことのない食材だが、キッカケがあって河豚調理士免許を取るために、
シェフは春から夏の試験まで築地で早朝の講習会に出て、試験直前には
店が終わってから真夜中に個人指導を受けるなど、頑張って取った資格!
どういう料理・調理ができるか、特徴を活かせるか、楽しい試行錯誤中らしい。
ジビエは例年どおりのこだわりの食材ばかりを、それぞれ食べごろを見計らって
調理法を変えて出してくれる。
この時期はソテーが多いが、1月末から2月には煮込みになってくる。
安心してお任せして、期待しながら、出てくる料理をおいしくいただく.. 至福のとき。
これだから、しげく通いたくなる。

2007.12.12 [水] 能狂言

新作狂言「夢てふものは」と、復曲能「実方」を、国立能楽堂で観る。
能のシテのみ交代しての2日間の特別企画公演の初日で、期待いっぱいで出かけた。

「夢てふものは」では、年月の経過と境遇の変化を示すためだろうが、前と後で
演者が若者(野村小三郎・茂山良暢)から年配者(茂山千之丞・忠三郎)に交代。
結構楽しかったが、同じ演者だとどうなるか..も、ちょっと興味がある。
あと、茂山あきら。
「実方」では、相変わらず能は分からないものの、
後シテの時に梅若六郎が面をつけずに白塗りの地顔かと一瞬思ったほど..
その前から面をつけているのは分かっているのに、角度で表情が変わって見えるだけでなく、
面をつけてないように感じられたのは.. あれが六郎のスゴサと友人は言うが..
ワキが宝生閑、アイが野村万作、そして、太鼓、大鼓、等もそろった舞台。

新作狂言、復曲能に敬意を表して、柔らか物を着た。
寿光織・本茶四度染の薄灰緑色(薄い青磁色?)の色無地に、金地に緑・朱の入った袋帯。
帯締めは、五島紐の銘つぼたれ春光で春光箔(白地に七色の輝き)。
帯揚げは、地紋入りの青灰色と桃・肌色の染め分け。
薄金色台で金・白の五島紐の鼻緒の草履、利休バッグと荷物入れに古代裂バッグ。
刺繍入りの紫色の道行コートに、黒地にいろいろな色で刺繍の入ったカシミールの刺繍ショール。

この色無地はロングドレスの雰囲気で、昨年の春先に作った2枚目の着物だが、
やわらかものをめったに着ないので、今回が漸く初着用。 帯締め、帯揚げも初。
帯はこの着物に合わせて購入したものだが、今年の5月に1度締めている。
ショールは洋服用に求めたものだが、着物の方がピッタリくる感じ..
友人には、このままお茶会に行かれるわねぇ〜と言われた。

2007.12.11 [火] 短歌教室、蕎麦

昨日またダウンで長〜く寝てしまったら、とんでもなく早く目覚めて、
いつまでも寝床にしがみついているのも嫌になって(珍しいけれど..笑)、さっさと起きてしまう。
ノンビリ本など読んでいたら却って遅くなって、急いで自転車で短歌教室に出かける。

やはり教室で説明を聞きながらの添削指導は分かり易い。
他の方の短歌の添削も参考になるし、添削の後の短歌指導も短いけれど、
初心者までにもいかない私には参考になることばかり..
教室もあと2回で終わりだが、頑張って参加したいものだと思う。

教室の後でランチを食べに、先日午後遅くに行った森下の京金へ行く。
気になっていた平日限定で15食のみのランチというそば御膳にする。
小鉢(湯葉だった)、煮物(豚肉の3枚肉)、天麩羅盛り合わせ(海老1尾に野菜がいろいろ)、
そば(せいろを選択)に、甘味のワラビ餅が2切れだった。
少し飲みたい気もしたが、時間的にお酒は自粛して食べるだけにする。
近場で食べるランチにしては少し値が張るが、内容的に納得。
でもワラビ餅は追加するほどではなかったものの、もう少し食べたかった。(笑)

教室まででも結構遠くて自転車だと少し疲れるのに、その先の森下まで行ったので、
帰りは大分遠い感じで疲労感が強く、日頃の運動不足を今日も痛感。
でも、日頃足りない運動になると思うと、結構頑張れるので、気の持ちようは大事だと思う。

2007.12.9 [日] フランス料理

体調もよくなってきたので、久しぶりにおいしいものを食べたいと、大渕座でランチ。
今月のスペシャルメニューが新しくなって、きのこたっぷりになっていた。
まずはアミューズに、たまねぎのキッシュをいただく。 温かく、優しい甘さ..
次のオードブルは牡蠣のショーフロア4個! いつもは盛り合わせの中の一つか、
アミューズに一つだけで、少し食べ足りない感じだったので、今日は大満足で、ニコニコ..
次が、きのこのスープ。 きのこ型のパイを崩した途端、フワーっとトリュフの香り..
うれしい♪ メニューでは甲いかときのこの...だったのだが、このスープをご馳走になる。
香りともども、しあわ〜せな味♪ 
そして、ホタテときのこのソテーのサラダ風。 おいしくいだだいて、頬が緩む。
デザートは久しぶりにチョコレートケーキと、いつものエスプレッソ。あとでレクチェもいただく。
ワインも飲んだし、おいしく、身も心も温かくなって.. うれしい!

帰る途中、いつものオキシバーにも寄って、酸素をしっかり吸って、更に元気付け!
寒い日だったが、幸せな気持ちで帰る。

2007.12.8 [土] 歌舞伎

歌舞伎座の昼の部を観る。
鎌倉三代記:絹川村閑居の場と、信濃路紅葉鬼揃と、水天宮利生深川:筆屋幸兵衛。
三姫の一つ鎌倉三代記の時姫を福助が演じたが、いい役者になっていく期待! が増す。
橋之助の三浦之助もよかったし、いい鎌倉三代記だった。
紅葉鬼揃は、能の紅葉狩を歌舞伎化した新作舞踊とか..
いつもの歌舞伎の紅葉狩とは随分異なって、松羽目物の印象が強い。
ちょっと新鮮で、楽しい。 能の雰囲気タップリのこの紅葉鬼揃、好きだわ! また観たい。
でも、歌舞伎は好きだけれどお能は観ない人にとっては、どうだったか??..
そう言えば、以前も玉三郎の藤娘が通常の型と違っていて、玉三郎ワールド!だったことを
思い出した。 あの時は舞台・大道具が違っていたのだが、今日は更にもっと違う感じ..
囃子方が、小鼓が源左衛門なのに太鼓が傳次郎でなく、アレッ? どこかで立鼓かしら?
立三味線が友人の師匠の勝国。 そして笛がそらさんの師匠(というより先生!?)。
筆屋幸兵衛は勘三郎初役だそうだが、なかなか合っている感じだった。

着物は江戸小紋柄のお召し。さまざまな江戸小紋柄が横段で入っている大好きな柄行。
龍村の名物裂の京袋帯、經錦の花文暈繝錦を合わせる。
帯締めは渋い灰緑が片端に入っている生成りの五嶋紐、帯揚げは暈し入りの鶯色の幻雪。
黒色の台に黒と白の五嶋紐の鼻緒の草履。
濃緑も入った濃青の細かい地紋入りの長コート。リバーシブルだがこちら側ばかり着ている。
ベージュのカシミヤのロングマフラーで防寒。

2007.12.6 [木] 文楽鑑賞教室、 文楽

午後から国立劇場の小劇場で文楽鑑賞教室と文楽公演を連続して観る。
鑑賞教室の中央1列目と2列目がせいぜい3分の1くらいしか入っていなくて、後はなんと空席。
聞いてみたら、団体購入で売り切れているそうだが、どういうことだったのか...
後はギッシリ入っていたけれど、あれだけ中央の前がズラーっと空いていたのでは、
演者はやり難くて仕方なかっただろうと思う。

鑑賞教室は解説を挟んで、寿柱立漫才と伊賀越道中双六の沼津の段。
文楽公演は、信州川中島合戦の輝虎配膳の段と新版歌祭文の座摩社の段と野崎村の段。
漫才以外は、文楽だけでなく歌舞伎でもよく上演される人気の演目で、
筋はわかっているし、ゆったり気分で楽しんだ。
12月は中堅・若手での公演だが、文楽を見始めた頃には若手だった人たちが
今では中堅になって、主役や重要な役を受け持っている。
更に若手が加わって、少しずつ世代交代が進んでいるようだ。
鑑賞教室はAプロとBプロがあって演目は同じだが演者が異なっている。
私はAプロも観たかったものの千歳太夫が語るBプロだけにしたのだが、
今日も会った友人は昼前のAプロからBプロと文楽公演と完全通しで全部観たそうで、
AプロとBプロでの演者の違いによる印象の違いが面白かったと言う。

今日も暖かくしようと、昨日と同じ千草鼠色地の総疋田絞りの小紋にする。
草履、コート、マフラー等も昨日と同じままだが、帯と帯締め・帯揚げは変えた。
帯は、綾斜楽という組紐の創作帯で、白地に多色で縦縞が編み込まれている。
締めやすい帯で、昨日の帯とは両極端とでも言ったらいいのか、全く違う。
帯締めは深緑色の五嶋紐で両側と裏が灰色。初おろし。 灰色の無地の帯揚げ。

友人が落ち着いた桃色地の小紋に、私の着物と色違いの青紫の絞りの長羽織を着ていた。
全くの偶然だったけれど、合わせたみたいねぇ! と二人でニッコリ..
どの着物にも合わせ易い羽織を作りたくて、結局この着尺で作ったとのこと。
帯も薄い地色で金も少し入っていて、それこそいろいろの着物に合いそうな帯だった。

終演後はまたお茶を誘われて一緒に喫茶店へ行った。
まだ体調に不安もあるので少しだけと言っていたのに、あっという間に2時間経過して
閉店時間まで話してしまった。

帰ると息子が来ていて、遅くなったけれどと、誕生日祝いの花束をプレゼントしてくれた。
このためだけにわざわざ来てくれたらしく、直きに帰って行った。 ありがとう。
母からも、忘れてしまってごめんなさいと、誕生祝のメッセージが留守電に入っていた。
今日、出かける前に私も電話したのだが、出かけていたのか電話に応答がなかった。
明日、お礼の電話をして、様子を聞こう。

2007.12.5 [水] 能狂言

体調がよくなってきた感じなので、国立能楽堂の定例公演に行く。
眩暈もせず大分良くなってきたと思うが、もともと不眠症で眠れないことが多くて苦労しているのに、
日曜日の昼頃から1日半も殆ど寝ていた、つまり30時間以上の連続睡眠!を取ったのだから、
寝過ぎで、今度は丸1日半眠れないまま、出かけることになった。
狂言は笑いながら楽しく観ていたのに、お能になって随分と居眠りしてしまった。
今回はいい席が取れて、正面席の1列目、舞台の真正面なのに、あの席で居眠りなんて..
嫌な客だと思うが、途中であんなに目立つ席から立つ度胸もなく(笑)、
演者に申し訳けなかったが、1時間半のお能のうちに、何度も首が後にカクッとなってしまった。
眠くなっても眠れないだけで眠くならないわけではないので、無理もないとは言え、ただただ恐縮..

今日の曲は抜殻(大蔵)と六浦(観世)。
抜殻は、善竹十郎、大二郎の父子共演。
今まで善竹氏の狂言を観たことがあったかどうか、記憶に残っていないが、
十郎氏の演ずる抜殻の太郎冠者が実に楽しく、あちこちで笑いが起こっていた。
六浦は、笛の藤田大五郎氏が目当てだったのだが、休演で長男の朝太郎氏が代演。
意外に年配で驚いたが、大五郎氏の年を考えれば当然なのに、思ってもみなかった。
初めは狂言同様にしっかり聴いて観ていたのだが、途中からは眠けとの戦い(苦笑)で、
内容云々よりも、起きていること、寝ないでいようとすることに、力を使い果たした感じ..(爆)

今日は着物の方が多く、私の国立能楽堂経験では最多の感じがしたが、私も着物。
風邪でダウンした後なので、着物は総絞り小紋で暖かくした。千草鼠色地の総疋田絞り。
帯は墨色地に銀が散っている、少しモダンな柄行の紋織り錦織の名古屋帯。
帯締めは灰藤・灰色のコンビ、帯揚げも薄浅葱等の入った薄藤色で、帯の柄の1色に合わせる。
草履は銀色の台に藤・白・金色の五嶋紐の鼻緒。
あと、黒地に青紫の太い線描の菊が入った道中着に、ベージュ色地のカシミヤのロングマフラー。
マフラーはロロピアーナのもので当然洋服用だが、和服にも充分な大きさ、色合い。
着物と帯は初おろし。 帯は手先にまで柄付けされた六通柄で、しなやかさと張りを兼ね備えた
結びやすい西陣の帯ということだったが、しなやかどころか堅くて締めにくくて驚いた。
締めてしまえばキチッとしているが、兎も角、今までで一番締めにくく、お腹周りが硬い感じ..

眠気は別にして気分は良いので、仕立て上がったとの連絡を受けてから1箇所は1週間、
もう1箇所は10日も経ってしまった着物と帯を受け取りに、終演後に銀座まで行く。
単衣の泥染めの大島紬と、赤木紬を草木染した板締め絞りの青・白の名古屋帯。
大島紬は軽いので単衣には向かないと友人に言われて、確かにそうかも..と思うものの、
聞いたのが仕立を頼んだ後だったし袷の大島はいろいろあるのでそのまま仕立ててもらった。
が、さあどうか.. 着るまでにまだ半年あるけれど..着れば分かるでしょう..

手軽なので毎月のように行く三越の地下の美濃吉のイートインコーナーで夕食を済ませて、
しっかり睡眠を取らなくちゃ、取りたい..と思いながら帰宅。

2007.12.4 [火] ありがとうございました♪ 

今日はさしもの風邪も大分治ってきたようで、ホッとひと息ついています。
体調が悪いままに、昨日はつい愚痴ってしまいましたが、
いろいろな方からお祝いの伝言をいただいて、とてもうれしかった♪♪です。
真楽の皆さんの優しさに触れて、素敵な会に仲間入りできた幸せを今更ながら実感しました。
これから相撲部会も新年会もあるし、実際にお会いできるのもうれしいです。
本当にありがとうございました。

少し体調がよくなってきたところで、午後は締め切りの短歌を提出に行ってきました。
自転車で行くのは流石にまだきつそうなので、無理せずメトロに乗って、あとは歩きです。
帰りに深川のお不動様の前の「近為」で久しぶりにぶぶづけと黄金焼き(銀だら)を食べて、
「ペリニィヨン」でケーキを買って、ニコニコと、調子に乗って歩いて帰って来ました。
2日も寝たきりで殆ど動いていなかったし、その前も家から殆ど出ていなかったので、
いい運動になりましたが、やはり少し疲れました。
ゴロゴロしているかと思えば、急にむやみに歩いたり、いくつになっても無分別!?(笑)
でも、外の風に充分に当たって、気持ちよかったです。

2007.12.3 [月] つまらない誕生日

今日は誕生日なのに、寝て過ごすことになってしまった。
夜になって漸く耳の調子も落ち着いてきて、風邪も峠を越した様子。 ヤレヤレ..

午前中は朗読教室に行って、夜はいつもの店のどこかで食事をするつもりだったが、全部パス..
子供が寄ってくれるかと思っていたが、それもなし。
まあ、いつものことだけれど、親の誕生日はまだまだ気にすることではない様子。
夕方、姉からお祝いの電話をもらったのがうれしかった。
そう言えば今年も母からは電話なし..
以前は電話をくれていたのに最近は子供の誕生日まで気が回らない様子。
電話のないことより、母の衰えを感じて胸が詰まる。

それにしても、しまらない、つまらない誕生日..
まあ、最近の私らしいかしら.. と自嘲気味..

2007.12.2 [日] 蕎麦をもぐもぐ

蕎麦はツルツルっと食べるものだと思っていたが、今日はツルツルとすすりこめず、
なんと、もぐもぐ食べることしかできないで、いつも好きな蕎麦がおいしくなかった。
あのすすりこむ食感も蕎麦の味覚の一部だと実感した。

夕方やってきた息子が寝ている私をみて、自分の分と一緒にゆでてくれたので、
ありがたいと思ったものの、食べるのに一苦労..
それにしても、耳がおかしいと蕎麦をすすれないとは、健康のありがたさを再認識した。

今日は歌舞伎座の12月公演の初日で、夜の部を観に行く予定だったが、
またも眠れぬまま、少し身体を休めてから出かけようと昼頃に横になって、とろとろして、
そろそろ時間かしら..と動き出そうとしたら、平衡感覚がおかしくなっていて眩暈がする。
どうも、風邪で耳がおかしくなっていて、三半規管がスト状態らしい。
夜の部の前半はあきらめて、最後の「ふるあめりかに袖はぬらさじ」には行きたいと
歌舞伎座に電話をして予定時刻を聞いたら、この開幕予定は7時近いということだった。
それならどうにか観に行けるのでは..と思ったものの、やはりキツイ。(涙)
観たいものの、たかが芝居見物、そんなに無理していくほどのことではない。
とは言っても、されど..されど..で、やっぱり残念。
今月のどこかで、観に行けるかどうか..

今もまだ耳が少し変な感じで、今日は多分風邪のせいとは思うけれど、
日頃もまだまだ体調が不安定で、どうしても年に何回か切符を無駄にしてしまう。
前日までは行くつもりなので誰かに代わりに行ってもらうこともできないし、
切符を前以て取らなければ入れない公演もあるし.. 仕方ない。
今週は、能と文楽と、週末には歌舞伎座の昼の部と、観劇予定がいろいろあるので、
耳の具合も少し良くなってきたようだし、どうにか出かけられるようになりたい。
その前に、明日は朗読教室。先月2回ともお休みしてしまったので、ぜひとも出席したいけれど..

2007.12.1 [土] 11月の着物着用歴

11月の着物着用備忘録。

11月1日 砂場他(ご近所会) ポリ小紋(撫松庵、黒緑、飛び柄) 袋帯(異国彩露草、渋い薄緑)
11月3日 歌舞伎座(歌舞伎)・志村ふくみ・洋子展 大島紬(黒・青、七宝紋) 組紐帯(青・白)
11月4日 歌舞伎座(歌舞伎) シルクウール小紋(ベージュ色地、萩柄) 名古屋帯(明綴、紫、山と雲)
11月7日 国立能楽堂(能狂言) お召し(黒、いろいろな江戸小紋柄) 袋帯(銀鼠色、荒磯柄)
11月8日 国立劇場(歌舞伎) シルクウール小紋(ベージュ色、萩柄) 博多帯(黒、華段入り)
11月9日 矢来能楽堂(講座) シルック小紋(灰茶、花菱入り) 紋博多帯(恵比寿細工、白地に縞)
11月16日 国立能楽堂(能狂言) 泥大島紬(茶泥、総柄) 組帯(焦げ茶色地、金・白入り)
11月22日 ババグーリ他(展覧会・ご近所会) 松坂木綿(藍色、縞) イカット帯(赤・茶系)
11月25日 新国立劇場(オペラ) 江戸小紋(小豆色、よろけ縞) 袋帯(蔦葉霞、灰紫)

11月の着物着用は9回。今までの最多の10月と同じ..
毎日きもの!の方とは比べようもないが.. 我ながらスゴイ..(自画自賛←笑)

正絹は4回のみで、シルクウールを2回、雨の日にポリを2回、あと居酒屋仕様で木綿を1回。
シルクウールだけは同じ着物で、他はそれぞれ違うものを着ている。
萩は本来9月〜10月の柄だそうだが、シルクウールなので9月は暑そうで着たくないし、
萩といえば萩よねぇ〜という柄なので、私はかまわず10月から11月でOKにして(笑)、
今月も前半に2回着ている。 去年はもっとかまわず、年内は着ていたような..(爆)
木綿の着物は好きな割に、なかなか着る機会がない。 もっと着たいのだけど..
正絹は今月も大島紬を2枚着ている。江戸小紋もよろけ縞とお召しの江戸小紋柄と2枚。
大島紬と江戸小紋、全然違うけれど、やはり両方とも好きだわ! と、先月に続き同じ感想..
帯は毎回違うものを締めている。
合わせ易そうと思ったのに締めていなかった銀鼠色の荒磯柄の袋帯とイカット帯を漸く締めた。
これからは、もっと締めたい。

2007.12.1 [土] 相撲部会

相撲部の第1回集会(初場所観戦)の切符を部長・副部長・有志の方々で取ってくださった。
本当にありがとうございました。

本場所観戦も2次会のちゃんこ鍋も、初めてなので、今からワクワク! です。

2007.11.30 [金] しっかりしなくちゃ

用事に遊びに忙しい10月の後は、予定少しでノンビリできる11月だったはずなのに、
何故か、やっぱり忙しい11月になってしまった。
観能を2日追加したところに、のうのう講座:能装束の解説の切符を譲ってくださる話に乗って、
更に真楽のご近所懇親のお誘いで2日ご一緒させていただいたし..
それぞれ楽しんだので、それはそれでよかったけれど.. 問題なのは、予定のない他の日。

後半の予定は教室1回と、観劇1回だけで他は何にもないので、
本当にそろそろ片付けなくっちゃ正月が来ない(笑)と思っていたのに、
結局用事ができて一日出かけたり..
そして、そして、他の日はすっかり寝て曜日というか寝て週間になってしまった。
全く頑張れないというより、当たり前の生活のできていない困った私..
しっかりせいと自分に掛け声をかけるばかり.. 

2007.11.28 [水] 慌しい一日

今日は朝のうちに済ませてしまいたい用事があって、
そのプレッシャーのせいもあったのかまたも眠れないまま、一日飛び歩く。

朝、久しぶりにラッシュアワーの電車に乗り、銀座に出て用事を済ませてから、
三越の歌舞伎衣装展に寄る。 無料の展覧会だけあって(笑)、数は少なく、
少し寂しかったけれど、今の舞台の派手派手の衣裳と比べ、地味めでアレッと思う。
派手になったのは、歌舞伎ブームと関係あり? でもブームの前も派手めなのは..?

次に青山みともの沖縄染織館・つむぎ館の閉館セール会場へ。
資金があれば、欲しいもの、お買い得品がいっぱい。
見るだけの予定で、我慢していたのに、最後の最後でしょうざんの生紬無地染に引っかかる。
もう本当にこれで打ち止めと、単衣に仕立ててもらうことにする。
確かにお買い得ではあるが、我ながら呆れ果て、いい加減にしなさいと、自分にいささかウンザリ..

見れば、いい物・欲しい物が見つかるし、何も買わないのも悪いようで..と、つい買ってしまう。
見るからいけないので、これから数年は意思を強くして、見るだけでも..という誘いの電話も
しっかり断り、展示販売会には行かないことに決め、堅く守る決心をした。
これからの私の生活がかかっているのだから(爆)、頑張るわぁ〜

宝町駅前から無料巡回バスで日本橋三越に行き、いつものように来年のカレンダーをもらい、
高島屋まで歩く。美の壷展を見て、ひと息ついて、東京駅の大丸へ。
連絡のあった、手持ちの着尺で仕立ててもらった緯双の大島紬の塵除けを受け取る。
早く着たいけれど、仕立を頼んだのが遅すぎて、着るのは来春までお預け.. 残念..

帰宅後すぐに、短歌の添削を受け取りに清澄庭園近くの教室まで、自転車で出かける。
受け取ってから、ふと思い立って、森下の「京金」で蕎麦を食べようと更に自転車を走らせる。
うろ覚えで通りを間違え、清澄通りでなく新大橋通りを探してしまって、走り回る。
そんなに遠いはずはないともう一度戻って、今度は直ぐに見つけて、ホッとする。
にしんと、そばがきのつけ焼きを肴に黒龍を1合、あとは田舎そばで〆。

大分疲労度が強く、帰り道がきつかった。 股関節痛?で上りは自転車を引いて上がる始末。
それにしても、歩きと自転車と、同じ時間かかったら自転車の運動量が大きいことを忘れて、
そば休憩をはさんで、正味2時間もいい気に乗ってしまったのがいけない。
でも、途中で自転車を放り出したくなったものの、最後まで乗って帰ってきたので、よしよし..
今日はよく眠れそう..

2007.11.26 [月] シルバー部 あったらいいなぁ..

祝♪2回目の成人式オフ のBBSを読んでいて思いついたこと。
特に、 >3回目の成人式(それは還暦!)オフにはぜひとも(笑

3回目や、2と2分の1回目もいいわねーと思いました。
 ↓
シルバー会とかプラチナ会とか、あってもよさそう..
あるといいなぁ.. シルバー部できないかしら..
プラチナ部の方がいいかしら..

若い人と話すのも楽しいけれど、共通の話題の多いシルバー世代の部もいいのでは..
人生50年というのは大分前の話だけれど、折り返し点を過ぎ、少し時間に余裕のできた者通しで、
ときどきお洒落して集まって、ワイワイ..ガヤガヤ..も楽しそう...

自分では動かないで、あれこれ考えるだけの困った私。

2007.11.25 [日] オペラ

新国立劇場に新演出のオペラ「カルメン」を聴きに行く。
開場以来、カルメンは既に2人の演出で上演されていて、今回が3人目の新演出。
今度はどんな演出かと期待と不安(笑)と半々で行ったが、今までの演出よりは、
日本人好み?のスタンダードな演出で、違和感なく楽しめた。 カルメンらしい!
歌の良し悪しとは別に役柄とは少し印象が違う歌手もいたが、それぞれ楽しめた。

人気のオペラだし、日曜日の今日が初日だったためか、大盛況! ギッシリ入っていた。
私はうっかり切符を取り忘れて、一般発売も大分過ぎて気が付いて慌てて、
舞台が半分見えないので通常は販売しない席ということを了承するならという条件で
やっと取れた席だったので、舞台は身をのりだしても辛うじて3分の2くらいしか見えなかった。
でもオーケストラピットが真下に見える感じで、いつもとは少し違う面白さがあった。

この頃、新国立のオペラ鑑賞時に着物の方が少し増えたような気がする。
私は江戸小紋の小豆色のよろけ縞に、同系色の袋帯で初めて今風の色合わせに挑戦。
この秋にせっせと締めている袋帯の「蔦葉霞」で、地味な灰紫の地色だが、
銀糸が入っていて光のぐあいでは少しきらびやか。 もうそろそろ今年はおしまいかしら..
着物と帯を同系色にしたので、帯締めと帯揚げは渋めの緑で色を注した。
生成り色に片方に渋い緑の入った五嶋紐の帯締めと、暈しの入った鶯色の帯揚げ「幻雪」。
シルバーの台に藤・白・金色の五嶋紐の鼻緒の草履、お茶席バッグ。物入れに古代裂のバッグも。
深紫に刺繍が飛び柄で入った道行コートに、黒地に灰青色の刺繍が全体に入ったショール。
友人も遠くからだと無地に見える濃い灰色の極毛万筋の江戸小紋に、名古屋帯と枯葉色の長羽織。

終演後はまた友人に誘われて、小田急のなだ万賓館で一緒に食事をしながら、
オペラの話、歌舞伎の話、着物の話など、あれこれおしゃべり。
私はエンゲル係数が高すぎるので、少し慎ましくと和遊膳にしたが
飲みながらなのでやっぱり結構かかってしまう.. 気をつけねば.. 

2007.11.24 [土] 大徳川展、インドカレー

大徳川展の夜間延長公開に行って来る。
気になりながらも、ノンビリしてつい忘れたりしていたら、
長い待ち時間と当然付随する大混雑の会場という情報があちこちで目に付くので、
待つのも混雑も嫌いだし、それでも頑張って行こうか諦めようか迷っていた。
大盛況に応えて今週と来週末は7時まで時間延長すると知って、急に4時頃行くことに決め、
バタバタと飛び出して、博物館に5時到着。 10分待ちで入れた。
それにしても私みたいな人が多いらしく、あの時間に並んで待つ人、人、人..
それでも昼の混雑はとてもあんなものではないらしい..ウーム..

着ていった半コートをロッカーに預けて、体勢を整え(笑)、5時15分には会場内に..
ごった返すような人ごみに、根性なしの私は第1会場に入ってすぐにめげそうになる。
第2会場に回ってみたら、少しは混雑状態がゆるいものの、50歩100歩..
中ごろまで行ってホッとして、第2会場後半から見始め、第1会場、第2会場前半と回る。
最後になった第2会場の前半は急ぎ足になったけれど、もうすっかり空いていて見易かった。

権力・威光を示すためには当然といえば当然だけど、それにしても財力に任せた見事な品々..
もう少しゆっくり、できれば空いている状態で見たかったとは思うけれど、
茶道具は駆け足になってしまったものの、着物も小面もじっくり見たし、行ってよかった。
途中でミュージアムショップを覗いて、印籠を模した付箋(最後の1袋だった)も買ったし..
でも、付箋って使う予定はないのよね〜

あんみつでも食べようかと、暗い上野の森をすたすた歩き、みはしに着いた頃には
お腹が空いてきたので予定変更。 カレーを食べることにして更にデリーまで歩く。
カレーのほかにラッシーも飲みたいし、サラダも欲しいし..で、スープもついたセットにする。
チキンはダメなので、肉をマトンにしてもらう。
熱く辛いスープを飲み終わる頃には、身体がほかほかしてきて、大きめの小鉢いっぱいのサラダ、
カレーでお腹いっぱい.. ラッシーで舌も落ち着いて、満足して帰路についた。

2007.11.22 [木] 展示会「赤」展、ご近所懇親会・ミニ相撲部会?

近くにお住まいのちといちさんからお誘いいただいて、
ヨーガンレール本社1階のババグーリの「赤」展に行く。
すぐ前の深川図書館には何度か行ったことがあるのに、
蔦の絡まるこの建物に気づかなかったのが不思議なくらいの素敵な建物だった。
待ち合わせの図書館で、前を歩いている着物姿の方に声をかけさせていただくと、
やはりかんからさんで、しばらく話をしながらちといちさんを待つ。
初対面で年齢差もあるのに親しく話ができるのが何故か少し不思議..着物仲間のおかげ?
着物の人は私達以外にはいないだろうと思っていたら、
ババグーリで数人の着物姿のグループが入っていらしてちょっとビックリ..
ノンビリ、ユッタリ、拝見して、少しだけ服・布ならぬ菓子・石垣島ラー油を求める。

その後、門仲に移動して居酒屋で飲み会とあいなった。(と言っても飲み会は組み込み済み)
門仲に行くならと何箇所か私の行く店の前を通ってご紹介する。
居酒屋開店まで時間があるし、相撲部長・副部長のちといちさん・かんからさんが
ご覧になったことがないというので、お二人を富岡八幡宮の横綱碑と大関碑にご案内する。
ミニ相撲部会?を楽しんでいただけたようで、私もうれしかった。

居酒屋の「魚三酒場」では、居酒屋体験があまりないので、好奇心いっぱいで、
楽しく飲んで・食べて・おしゃべりして、会計時には安さにビックリ..
居酒屋でも結構するのねと一瞬思った額が1人分でなく3人分なんて、スゴ〜イ!
うれしくなってしまう。
そして洋菓子のペリニィヨンでケーキと飲み物をいただき、少し酔い冷ましとおしゃべり..
ここは銀座1丁目のフランス料理店のケーキ部で、前はよく来ていたが暫くぶりだった。
居酒屋の後で行ったので、ケーキは殆ど売切れだったのが以前と同じ..
長い時間を楽しく過ごさせていただいて、どうもありがとうございました。

お二人が着物でいらっしゃるというので、私も藍色の松坂木綿を久しぶりに着る。
赤・茶色系のイカットの名古屋帯と、緑みの入った灰色の帯締めに、灰色の帯揚げ、
普段着物に時々履く青の鼻緒に赤の前坪の畳表の下駄と、これも普段着用の矢絣のバッグ。
紺色に紫色の菊模様の道中着と、刺繍のショール。(慌てて出したらこれだった。)
松坂木綿は1年ぶりで、着付け時に正絹とは違う着難さを思い出した。
イカット帯は初おろしで、いつもの調子で着たら垂れが長くて慌てて入れ込む。気をつけなければ..
普段着物に合うコートがないわ〜と思うものの、もう買いたくない。
たまのことなので、まあ、よしとしましょう。

2007.11.20 [火] 近所でフランス料理

今日も体調がイマイチだったので、食事は外でしっかり食べることにする。
近所のジヴェルニーで、フランス料理の遅めのランチ。 本当に久しぶり..
外食が多いので、家にいるときぐらいは自分で..と思うもので、
近所なのに他の店よりかえって間遠になってしまう。

スパークリングと突き出し?のオリーブのサービス、 久しぶりなのにスミマセン。
オードブルはタスマニアサーモンのマリネにする。
スープはきのこの田舎風スープ。きのこタップリで、ジャガイモも入っているのが田舎っぽい!?
メインは肉は止めて魚、すずきを選ぶ。 デザートのプディンとエスプレッソで〆。
ワインはヌーボーを勧められて、先日家で飲んだけれど、白を止めてヌーボーを飲む。
近所のレストランとしては、なかなかグー!
仕事を辞めてからは、ここには昼ばかりになっている。
いつも勤め人の食事が済んだ1時過ぎか1時半頃に行くのだが、
今日は10人〜12人の女性グループが会食中。 近くのテーブルも女性2人。
他のテーブルには私より年配の女性が1人ずついらして、
私も他所に出かけるのが億劫になっても、ここがあるわ! と思った。

その後、近くの図書館まで行って、古い着物雑誌をじっくり見て、着物本を3冊借りる。
後でパラパラっと見たら1冊は既に見ていた..
この頃は、おいしい物を食べに行くのと、観劇と、あとは着物だけになっている。
ウーム.. 散財ばかり.. 再考が必要..

2007.11.19 [月] また欠席

今日の朗読教室、また欠席.. あ〜あ..
今月は2回とも欠席..(涙)
折角、夕べ漸く思いついて自転車の鍵を見つけたのに..

この2〜3日、また不眠症で2時間ちょっとしか眠れないで動いていたから、
若くないんだし、無理も無い..とは思うけれど..
1日が何もしないうちに過ぎていくのは、ストレスだわぁ..

2007.11.18 [日] フランス料理 等

ランチに行きたいといつものように昼過ぎに麹町の1号店?に電話したら、ラッキーなことに、
オーナーの岡部さんが電話を取ってくださって、できるだけゆっくり来てとのことで、入れてもらえた。
今日もサービスのシャンパンをご馳走になりながら、料理のチョイスを決める。
オードブルはフォアグラときのこのパイにした。
今日の魚料理は、あいなめで古代米を敷いて、きのこと野菜の付け合せ。
肉料理はスペインのイベリコ豚を選ぶ。これも野菜の付け合わせがタップリ..
デザートにプディンを初めて選んだら、白いプディンでビックリ.. 味は確かにプディン..
オードブルの前にカリフラワーのキッシュもサービスしてくださったし、
ワインを飲みながらの食事で、お腹もいっぱい、おいしいお昼で満足満足♪
昨日は家できのこ汁をタップリ食べたし、きのこづいている。秋を実感。

その後、銀座に出て、先日も電話をもらった呉服店に寄ったら、
前から気になっていたグレーの絞りの絵羽訪問着がまだあった。
色目が地色のグレーと絞りの白だけで総柄小紋のように気楽に着られそうだし、
またもエイヤッと.. こんなに舞台から飛び降り通しでどうしたらよいやら.. 満身創痍の感じ。
私のわずかな老後資金がどんどん着物に化けていく。
これ以上使って哀れな老後にしないように、本当にこれで打ち止めにしたい。

もう1軒のショーウインドーになんと信じられない価格で、ひなやの組帯がでていた。
持っているのに似ているのでパスしたけれど、探している人がいたら教えてあげたい価格。
通常の5分の1? でも、もともとがとっても高いので、それでもそこそこするけれど..

次に日本橋まで行って、三越で 越後屋由縁の名店舗のきものと帯の大競演 を覗く。
千總で気に入った訪問着が驚くほどお薦めになっていて、ちょっと羽織らせてもらったものの、
幸い?私にもまだ少し地味だったし、いくら安くなったと言っても私には大変な額..
流石に自制心が働いて、素敵ね〜 で、無事おしまい。

仕立てたものの着ていない着物も帯もあるのだから、ともかく暫くは自重したい。
でも、来週には青山みとものつむぎ館と沖縄染織館の閉店セールがあるんだわ〜

2007.11.16 [金] きもの呉盟会、能狂言 等

今日は国立能楽堂で観能予定だが、昨夜、友人からの電話で、能楽堂に行くなら、
その前にきもの呉盟会の秋の奉仕市に寄らないかと誘いがあった。
私はパスするつもりだったが、一応時間を決めて、体調がよければ向こうで落ち合うことにした。
きもの呉盟会の市は春も行かなかったし、今回が初めてなので勝手がわからない。
担当者はこの会場でなくお店の方に居たので、こちらに急いで向かっていますと言われた。
もう買うのは自重して見るだけのつもりだったので、来なくていいとちょっと焦る。
そもそも友人と私は別々の呉服店からの案内だし、ざっと見ながら友人を探すが見つからない。
大幅に遅れて友人が到着した頃には、急いで駆けつけてくれた担当者が見つけてくれた
特別コーナーのお買い得な名古屋帯にほぼ陥落状態。
結局、懐状況は全く無視してお買い上げ.. 気に入った帯ではあるけれど.. あ〜あ..

友人の大幅遅刻(昨日のヌーボーの飲みすぎ!?)で、時間が迫って開演近くに能楽堂に行く。
因幡堂(大蔵)と実盛(観世)。
因幡堂は七五三、逸平の親子で演じる。 逸平君はのびのび(しすぎ?)と楽しそう..
七五三さんは、狂言の因幡堂の際と、能の実盛のアイの際としっかり演じ分け.. いい演者!
実盛のシテの九郎右衛門氏が、座した姿勢から立ち上がるときにふらつき、しりもちをつくのでは
ないかとビックリ.. 後シテの舞もあるし、と思ったが、舞はキチンとされていたよう..
人間国宝と言っても、まだ77歳でお若いのだが、立ったり座ったりはキツイ様子。

休憩時間に高島屋コレクション−華麗なる能装束−展の第3期展示を見る。
毎回素晴らしいが、前に見たものと似ている印象のものもあって、アレッと思ったりもした。
先週、矢来能楽堂で能装束の解説を聞いたのに、もう分からなくなっている自分にガッカリ..

終演後、友人のお馴染みの新宿のワインと食事の店に行く。
彼女に誘われて何度か行っている店だが、今日は大変な盛況で、ぎっしりの客。
常連さんの席をつめて、そばに私たちの席を作って入れてもらった。
友人は昨日1人でほとんど1本飲んだと言うのに、あっぱれな飲みっぷり・食べっぷり..
私はしっかり飲んで食べても、彼女とはスケールが違い、直に出来上がり..
彼女に引き止められているうちに遅くなって、終電一本前の電車で辛うじて帰宅。 慌しい一日。

着物は、茶泥の総柄の大島紬。
帯は、焦げ茶の地色に金と白で柄が入っている組帯。
帯締めは、焦げ茶に金と白で柄が入っている組紐作家の松山好成氏の伊賀組紐。
帯揚げは薄茶色(ベージュ)に瓢箪柄の絞りの入ったもの。
草履は黒の台に黒と白の五嶋紐の鼻緒。
灰みの濃紺・緑色の細かい地紋入りのロング道中着。
結局、帯・帯締め・帯揚げとも先月この着物をおろした時と同じ組み合わせになった。
呉盟会の会場でも誉められたほどピッタリな組み合わせで、他の組み合わせを考え難い。
でも、時には変化が欲しいから、今度は少し変えてみたい。

友人は一つ紋の万筋にミーシャの絵柄を織り込んだ洒落帯。 目を惹く帯だった。
コートも素敵で、紬の軽い絵羽ものを道中着に仕立てたもの。 ううっ、贅沢..

2007.11.15 [木] ボージョレヌーボー解禁

今日のボージョレヌーボー解禁日に届くように、
ボージョレヴィラージュヌーボーと生ハムのセットを頼んであった。
他の店で購入のいつものベーグルは朝早く届いたのに
時期物のヌーボーが届かないので、少しヤキモキ..
漸く昼過ぎに到着。 ホッ..

今晩は、ヌーボーと、生ハムと、ベーグルと..後は何にしましょう..
ヌーボーはワインとしては、若いし、特においしいというわけではないが、
これも1年に1度のお祭り、ちょっと祭りに参加して..

そう言えばこのところ家では飲んでいない。久しぶりだわぁ!

2007.11.13 [火] イストグラフ、芭蕉記念館、蓑助さんの履歴書 等

短歌教室の日だが、まだ自転車の鍵が見つからないまま..
雨は降らないという予報なので、教室の後で芭蕉記念館に行こうかと思うが、
朝からずう〜っと速歩で40分余の歩きは、少しキツイ!
で、往きは地下鉄メトロに乗って、準備運動がてら都営1駅10余分だけ歩くことにする。
やはり、教室で皆の提出短歌の添削を聞くと勉強になる。
自分のものも、ただ赤を入れてもらったものを読むのとは違い、直しかた・理由が分かる。
来月からは是非つづけて出席したいものだが..

終了後、芭蕉記念館に行く途中で、松坂木綿のイストグラフに寄る。
自転車とは違い、徒歩だと通りから意外と遠くて、道を間違えたかと一瞬戸惑う。
目当てのペットボトル袋が3種類の生地でできていた。
期待していたものもあって待ってよかったとニコニコ.. 鍋敷きも気に入って柄も直に決まる。
あと、しおりが楽しくて、自分用だけでなく、ちょっとしたプレゼント用に買い込む。 少し買いすぎ?
思ったより結構いい金額になってビックリ! 小物って集まると結構してしまうのだわぁ..

今日の散歩の目的地、芭蕉記念館、芭蕉庵史跡展望庭園、芭蕉稲荷神社、採茶庵跡と、
芭蕉関係の施設をまとめて一度に見て回る。 どれもこじんまりとしている。
採茶庵跡の芭蕉像に防火週間の襷がかけられていたのが何だかおかしかった。

帰る途中で歩き疲れた頃に深川図書館の近くになったので、休憩がてら寄ることにする。
日経新聞の9月の履歴書の書き手が文楽の人形遣いの蓑助さんだったことを思い出して、
まとめて一気読み。苦労や心構えが今更ながらよく分かる。本を読んだような気分..
数年前の、カーテンコールの話も載っていて、文楽でもやるの!? と驚いたことを思い出した。
ラッキーなことに、たった1度のあのカーテンコール!あの日観に行っていたのですよね♪♪
きもの本で読んだことの無いものがあったので3冊借りる。

芭蕉記念館の後で、昼食に花梨さんが言ってらした「みや古」に行ってみた。
広間に座卓を並べて、大勢が入れるようになっていた。 2階はどうなっているのか..
深川飯にお吸い物、小鉢、漬物がついた、平日ランチ限定のセットを頼む。
他の客も皆、セットを食べていた。 味は.. 
帰りはメトロにも乗らず歩いて帰ることにして、
その前に門仲の駅近くのいり江で白玉クリームあんみつ。
よく歩いた自分に褒美とこれから歩く元気付け。 これだから痩せない..

2007.11.11 [日] 天麩羅 いけばな展 洛趣展

きょうも体調がいいので、1ヵ月ぶりに茅場町のみかわのてんぷらで昼食。
季節のものは、はぜと白子になっていた。晩秋を実感。
みかわの早乙女氏の動きは、いつ見ても無駄の無い流れるような感じがする。
天麩羅のおいしさだけでなく、あの動きを見るのも楽しみ。

展覧会の招待券をもらっていたので、日本橋の高島屋まで歩いて、いけばな展を見る。
混み合う時間帯だったのか大変な人数の入場者で、場内は人、人、人..
いいわぁと思う好きな作品もあれば、ちょっと..と思うものもあったけれど、
勢いのある流派の展覧会は活気があって楽しい。
着物姿の方も、多くは無いが、結構いらした。

次に洛趣展に再度行こうと、三越までまた歩く。
呉服売り場と1階中央ホールとで西陣織展をしていて、ホールでは十二単の着付けをしていた。
行ったのが遅く着付けは見られなかったが、着姿と、
最終的に紐は1本だけで着付けていて脱ぐのは一度にさっと脱げるという実演は見られた。
西陣帯人気柄コンテストとクイズに答えて、参加賞と景品の和菓子をいただく。
その後、洛趣展会場の長久堂でまた求肥等を求める。
先日もいただいたと言ったのにまたくださったお茶席券で、おいしい休憩。
お茶席の担当は先日は裏千家だったが、今日は表千家。
お菓子はともに鶴屋吉信の、先日は山づと(栗)、今日は竜田(紅葉)だった。
その後、着物・和小物のコーナーをゆっくり見て歩く。
先日素通りしてしまった店で素敵なショールを見つけたが、今回はパス。

夕食に洛趣展で買えた森嘉の嵯峨豆腐、食後に先日買った栗蒸羊羹の山の幸をいただいて、
和の一日になった。

2007.11.10 [土] 超フレンチ

久しぶりに銀座の大渕座でフランス料理のお昼。
先月は行き損なってしまったので、もう終わってしまったかと思っていた松茸の特別コースが
まだあった。この季節にしか食べられないので、ちょっと奮発して松茸をタップリいただく。
アミューズは牡蠣のショーフロワ。
2年前の開店時にビックリした1品で、牡蠣なのに牡蠣でないみたいな、何ともいえないおいしさ。
以来、オードブル盛り合わせに出てくるたびにニコニコしてしまう。
次が松茸入りのウフブイエ。 松茸の香りいっぱい! 卵もまろやかでおいしい!
前回オードブルにでてきて、少し食べ足りなかったものが、今回はタップリでうれしい。
そう言えば去年もおいしくいただいたのだと思いながら堪能する。
そして、アマダイにカナダ産の白松茸がタップリの1品。
最後が、松茸のパスタ。
ほろほろ鳥と松茸のパスタだったのだけれど、苦手の鳥はなしにして松茸だけで作ってくださった。
あと、デザートとエスプレッソで、ランチを堪能。 しあわ〜せ♪♪

フランス料理と言っても、オーナーシェフの大渕さんが、フランス料理の枠にとらわれないで、
シェフの顔の見える、魚をメインにご飯もパスタもありの店をやりたいと、
評判の高かった代官山のラ・ヴィーナスを閉めて銀座に出した超フレンチの御魚大渕座。
焦ることなく、ゆっくりとやっていけばいいとおっしゃっているけれど、
それにしてもアッという間に人気店になるかと思っていたのだが..
最近出版された山本益博氏のグルメ本でも推奨されているようで、
本を見たという2人連れが来ていらした。
一度ブレークしたら、それこそ入れない店になりそうだが..
自分が好きな店は、他の人にもよさを知って欲しくなるが、
あまり人気が高くなって入れなくなるのもツライ.. 難しいところ..

おいしい物をいただいて満足したところで、かんからさんの日記で知った銀座たくみに行ってみた。
外堀通りにはあまり行かないので、銀座にあんなお店があるのを知らなかった。
ゆっくり見せていただく。 2階の倉敷本染手織会作品展も覗く。
普段着物の方だったら欲しいもの一杯で堪らないだろうと思った。
心惹かれるものもあったが、私の着物は基本的に外出用で雰囲気が違うので、拝見だけ。

帰りに大丸でちょっと買い物をしようとしたら、あまりの混雑振りに驚いて、早々に退散。
そう言えば、グランドオ−プン後初めての週末だから、当然なのでしょう。
八重洲地下街の千疋屋で、先日友人に薦められた白玉ぜんざいを食べながら休憩。
果物もアイスクリームもタップリ入っていて、和菓子屋や甘味屋のものとは一味違う。
昼をタップリいただいてまだ時間も経っていないのに、カロリー過多?
そう言えば出かけるときに久しぶりに穿いたパンツがきつかった。
春から3キロ増えているのだから当たり前..少し減らさなければ..

2007.11.9 [金] のうのう講座 能装束の解説

ちといちさんが行かれなくなってチケットを譲ってくださった のうのう講座の能装束の解説に行った。
最近、能狂言も頻繁に観に行くようになって能装束にも興味があったし、
国立能楽堂の特別展示で高島屋コレクションの能装束の第1期と第2期を見たばかりだし、
国立能楽堂資料展示室でもらった能装束の説明ちらしを持って、
どんな解説なのか、どれくらい見せていただけるのか、と楽しみに出かけた。
正面席1列目の中央に陣取って、文字通りかぶりつき状態で(笑)、楽しい時を過ごせた。

長絹、直垂・素襖、法被、水衣、厚板、唐織を見せてくださった。
私はちらしの説明で確認しながら解説つきでの拝見なので、見せていただいた装束については、
ある程度分かった気がする。
来週のお能観劇の際は今まで以上に装束が気になりそう..

夜は雨になりそうとの予報だったし、仕事帰りの人が多かったのか、着物の方はいなかった
みたいで、能に詳しそうで質問をいろいろなさったご高齢の方も洋服だった。

雨が心配で東レシルックの小紋に変更したものの、私は着物で出かけた。
灰みの茶色(ミルクチョコレートの色?)で、黄色・灰色の花菱が入っている飛び柄小紋。
正月に1度着たらどうも地色の顔映りが悪かったので、それから着ていなかったが、
今日は思いついてクリーム色の重ね衿をつけてみたら、顔映りが気にならなかった。
帯は白地に縞が多色で入っている紋博多八寸帯の「恵比寿細工」。
黄色に薄緑・肌色・金線入りの帯締めと、灰色の帯揚げ。
灰みの濃紺・緑色の細かい地紋入りのロング道中着。

重ね衿をつけたのは初めてで、帯を締めかけてから、重ね衿をつけたら袋帯でないと
格が合わないのかしら..?と、行き先が能楽堂だし、気になって慌てて姉に電話で確認。
染め帯だと柄によるので難しいけれど、飛び柄小紋に織りの帯ならOKと言われて、
選び直さなくてもいいとホッとした。
ブランクが長いので着物の約束は分からないことがまだまだあって、つい姉を頼りにしてしまう。
若い人と違って、好きに着ると言っても、分かった上での判断ならOKでも、
知らないで着るのはマズイと思っているので..

2007.11.8 [木] 歌舞伎

午後ゆっくり、国立劇場に歌舞伎を観に行く。
11月は「摂州合邦辻」の通し上演で、4時開演の夜公演は今日1日だけ。
前半は観たこと無いので楽しみにしていたが、なんと完全通しは39年ぶりとのこと。
筋が分かるので、私は通し公演が好きだが、客席は空席が目立って、ちょっとガラガラの感じ。
私も今日は途中から何だか疲れてきて、集中できなかった。
芝居のせい? 単に私の体調のせい?

今日は国立劇場にしては着物の方が多かった。紬、小紋が多いが、訪問着の方もチラホラ..
私は、ベージュ色の地色の萩柄のシルクウールの小紋。
萩は10月までかしら..とも思うものの、もう一度着たくて..
帯は、黒地に華段等の入った博多帯。
帯締めは青白橡色の冠、帯揚げは薄灰緑色の地色に麻の葉?の模様入り。
草履は墨色の台に黒色の地でレトロっぽい鼻緒のもの。
正絹の鼻緒だが、前に一度履いた時は色落がひどく、足袋が大分ひどく汚れたので、
それ以来履いたことが無かった。
今日は前坪あたりに少し色落ちがあったが、前回のようなスゴイ汚れ方ではなかった。
コートは黒色の地に青紫の菊柄の入った道中着にしたが、袷はやはりまだ少し暑い。

2007.11.8 [木] 藤田大五郎氏休演ショック

国立能楽堂の12月公演の切符の会員先行申し込みに、また公衆電話まで出かける。
今日も割りに早く電話が繋がって、結構いい席が取れてニコニコしていたのだが、
そこにドカーンとショック..
2日間の特別企画公演の新作狂言と復曲能の初日と、定例公演の1回を取ったのだが、
定例公演のお目当ての笛の藤田大五郎氏が休演と言う。切符を取る前に言って欲しい。
切符が取れてホッとしているところに言われると、ショックが大きいではないですか..

今春、大五郎氏の笛を初めて(多分)聞いたときは、
笛のよさ・力を初めて知った衝撃でいっぱいだった。
橋掛りを歩いて出てくるときの足元の不安、心許なさ、支えてあげたいと思ったほど..
その印象が一変するのに時間はかからず、笛の音に引き込まれて、ただただ感動..
それまでは笛の印象は薄く、特にいいと思ったことが無かったのに、
笛って大切な囃子方の一員だとまざまざと知った気がした。
それから漸く笛に大五郎氏の名前を見つけて飛び上がらんばかりの気持ちで切符を取ったのに、
休演とは..
またの機会に聞けるといいけれど、ご高齢だけに心配。

文楽の人形遣いの玉男さんの1周忌追善公演が9月にあったばかりだし、
趣味に時間を使えるようになったこの10数年だけでも、いろいろな方があちらの世に移られた。
高齢の方々の芸は機会のあるうちに楽しまないと観(聴き)損なってしまう。
芸の凄さは分からなくても、今のうちにせいぜい楽しませていただきましょう!

2007.11.7 [水] 能狂言 洛趣展 等

歩いたお陰か夕べは時間は長くないものの熟睡できたので、今朝は体調よく、ニコニコ..
一昨日のダウンで取り損なった12月の文楽の切符を一般発売で取ろうと公衆電話まで行く。
ナビダイヤルのほうが回線数が多く繋がり易いのに、IP電話からかけられないのは不便だわ〜。
覚悟していたより早く繋がって、平日だがまあまあの席が取れて、またニコニコ..

午後は国立能楽堂で能を観る。
お目当ての禰宜山伏(和泉流)と、松虫(喜多流)が今日の演目。
禰宜山伏は万作、萬斎、裕基の3代が揃って出たが、そのせいか万作さんの和み方!
先月の狂言の会とは大分違う雰囲気で、楽しそう!! 観ているこちらまでなんだかニコニコ..
依然として能はわからないが、狂言は落語と同じで?理屈なしに楽しい。

今日は天気も良かったせいか、着物の方が結構多かったように感じた。
紬の方も柔らか物の方もいろいろ見かけたが、友人に会ったので話をしたりしていて、
他の方の着物姿を楽しむ時間がなかったのは少し残念。
友人は午前中に他の用があったとかで、洋服だった。

私は着物で、黒地のお召しをおろした。いろいろの江戸小紋柄が横段に入っているもの。
気に入ったものの百選柄の江戸小紋を持っているので迷ったが買うことにした着物で、
八掛けを渋めの鶸色のような色にして、雰囲気を変えた。
帯は銀鼠色の荒磯の袋帯を合わせる。よく見ると灰色と青みの灰色が段になっていて、
使い易そうな帯だと思って買ったのに、今まで使っていなかった。
締めてみると締め易いし、やはり着物にも合わせ易そうなので、もっと使いたい。
帯揚げを着物の八掛けに近い黄土色に薄緑・薄灰等の入ったものにしたら、
年齢を考えても地味めなので、帯締めを変えて松山好成氏の臙脂色に白が入ったものにする。
黒色の台に黒白の五嶋紐の鼻緒の草履。
コートは袷はまだ暑いだろうと、変わり織の単衣のコートを持っていったが、
季節感が違うようで結局着なかった。明日は袷のコートにしましょう。

友人と喫茶店で大分話し込んでもまだ時間があったので、帰りに日本橋三越の洛趣展に寄る。
案内の来ていた長久堂で和菓子を買って、もらったお茶席券で和菓子と抹茶をいただく。
お運びの方が、なんと同じマンションのしかも同じ階の方で、ビックリ!
彼女は、家から近いし誰かに会うかと思っていたら、誰も来ずに何だか拍子抜けだったとか..

帰ってくると、ちといちさんから譲っていただいた のうのう講座の切符が届いていた。
ちといちさんは行かれなくなって残念だったでしょうけれど、私はラッキーで楽しみ♪

2007.11.6 [火] 長〜い散歩

短歌教室の宿題提出締め切り日なので自転車で届けに行こうとしたら、悲しいかな、鍵がない!!
引き出しに入れることにしているのに、いつもの定位置にない!!(涙)
少し探したが見つからないので、出かける気力がなくならないうちにと、ともかく出かけることにする。
そもそも昨日の朗読教室にちゃんと行って、ついでに提出すればよかったのだから、
自業自得? それでもやっぱり自転車では行かれなかったのだし..

運動不足解消になると思い、歩いて行くことにするが、ちょっとした距離なので、
疲れたら帰りは電車に乗ることにして、テクテク歩き始める。
遊歩道など散歩道なら歩く楽しみもあるが、道路沿いに歩くのはあまり楽しくない。
ただひたすら歩いて30分経った頃、よく行くラーメン屋こうかいぼうに辿り着いたが、
待っている人が大分いるので、諦めて更に10分、合計40分で無事到着。
提出後、また来た道を戻ると、今度はラーメン屋に待たずに入れそうなので、
一休みがてら食事にする。
結局ここまで休みなしで一気に50分、私の散歩にしては少し長い。
まだ帰り着くまで30分かかるし..
元気付けに、途中のホテルイースト21のベーカリーでケーキを買う。
ホテルのパンもケーキも全部ここで作っているそうだが、普段ここまでは買いに来ないので、
いいチャンス!

日頃1時間を超える散歩などしないので、1時間半も歩いて帰り着いた頃には、流石に足が重い。
でも、2〜3日分の運動をしたのだからOKでしょう。
それにしても、あ〜あ疲れた。

2007.11.4 [日] 歌舞伎

今日は歌舞伎座の顔見世歌舞伎の夜の部を見る。
その前にグランドオープンに先駆けてのご招待会の案内の来ていた大丸を覗く。
日にちだけでなく入場時間も午前10時〜午後2時と指定されているので、
どんなに混んでいるかと思ったが、1時半頃に行ったらスーと入れた。
店内の混み方もそこそこで、思ったよりひどくなかったが、私の指定時間帯の方は、午前中の早い時間に行った方が多いらしく、呉服売り場の方が結構売れているような話をしていらした。
呉服売り場はコーナー別のゆったりした展示で見易くなっていた。
なお、催事場で着物などを特別展示販売をしていて、染帯もいろいろあったが、
小菊という小さな菊の花がいっぱいに染められた江戸小紋に惹かれた。

今月の歌舞伎座は昼の部より夜の部を楽しみにしていたのだが、やはり良かった。
だんまりの代表みたいな「宮島のだんまり」の次に忠臣蔵九段目の「山科閑居」。
幸四郎の加古川本蔵、吉右衛門の由良之助、染五郎の力弥という兄弟・親子競演に、
芝翫、魁春、菊之助という豪華配役で、見応えのあるいい芝居だった。
去年の秀山祭以来、幸四郎と吉右衛門の兄弟競演が復活して、うれしい。
次が菊五郎の「土蜘」だが、共演の役者の豪華なこと! 
仁左衛門、梅玉、東蔵の番卒なんて、顔見世ならではで、普通は観られない。
あと、富十郎に左團次、芝雀、菊之助も出るし..
最後の若手の「三人吉三」まで、おなじみの演目で、全体に役者振りをタップリ楽しめた。

今日は季節に合わせて、萩柄のシルクウールの小紋。
ベージュ色の地に灰・茶・白色で萩のような柄と流水が入っている。
帯は明綴。紫色の地全体に金が散らしてあり、金・空色などの山にかかる雲のような柄。
帯締めは中央で藤色と灰色に分かれているもので、藤色?に空色等が斜めに段のように入っている帯揚げを合わせた。シルバーの台に藤色と白色・金色の五嶋紐の鼻緒の草履。
コートは邪魔なので、いろいろな色がグラデーションで入っている草木染の大判ショールにした。

着物は色・柄が気に入って購入したシルクウールだが、シルクとウールが半々で、
シルクの光沢のためか、今日もあちこちで大島紬と思われた。
初めて言われたときは驚いたが、今は他人の反応には慣れたほど毎回のように言われる。
萩柄なので、長くは着られない。もうそろそろ終わりにしないと..あと1度くらいは着たいけれど..
帯は今年の正月に一度締めたきりだったので、出番があってよかった。
ショールは、以前、洋服用に購入したものだが、和服にも使い易い。

2007.11.3 [土] 歌舞伎、志村ふくみ・洋子展、書展

歌舞伎座の昼の部に行く。
今月は顔見世で、入り口の屋根の上に櫓が出ているが、脇の字が読めなかった。
顔見世というだけあって、大勢の幹部どころが顔を見せに少しずつ出るので、
楽しいと言う人と、贔屓の役者の出番が少なくて寂しいと言う人がいるようだが、
私は特に贔屓もないので楽しい!けれど、1幕ずつの見取り公演よりはやはり通しが好き。

序幕は紫綬褒章をもらったばかりの梅玉の出る「種蒔三番叟」。
前から気になっているのだが、序幕の三番叟って梅玉が凄く多いような..
梅玉と孝太郎はよかったものの、地方の唄がそろわず、アレアレアレッ...
でも、いつもは太鼓の傳次郎が珍しく小鼓を担当していて、ちょっとうれしいような..
傳次郎が硬い感じがするのは、慣れていないせいか、ヒドイ清元のせいか..??
次が吉右衛門の「ども又」で、先月の三越よりは当然期待してしまう。
三越の澤潟屋の若い少し子供っぽい(笑)ども又に比べると、こちらは大人のども又。
吉右衛門の又平は、以前、歌舞伎座か国立劇場かで見た時に、あまりピタッとこなくて、
アレレと思った印象が残っていたが、それよりは今回の方が良かったようには思えるものの
はまり役とは言い難く、これはもう見なくていいから(笑)他の役で見たい。
幸四郎の太郎冠者での「素襖落」って、少し無理があるのではないかと思っていたが、
その割にはOK。でも、幸四郎は太郎冠者の感じじゃないでしょう..
素襖落の太鼓は傳次郎で、小鼓と太鼓が三番叟と交代していた。 フーン..
昼の最後は「御所五郎蔵」。仁左衛門は、こういう粋ないい男振りの役にはピッタリ。
土右衛門の左團次が少しダルそうに見えたときがあったのは..?
福助の皐月も結構よかった。遠からず襲名がありそうとの話しも聞くし、
このところ大きな役をあれこれ演っていて、いい役者になっていくような..
菊五郎の留め男はご贔屓へのご祝儀かしら?

着物の方も多かったが、いつも程度で特に顔見世だからというほどでは無い。
京都の南座の顔見世は着物がスゴイ!!と聞くけれど、東京は落ち着いたもの。
雨の心配は無いし、私も着物で行く。
黒と青色の地色の大島紬。私のもっている大島紬では青の印象が一番強い。
絣は少し大きめだが、七宝文に赤い花が入ってアクセントになっている。七宝華文。
帯は青と白色の組紐帯。いろいろ合わせてみたものの、
結局、黒に藍の絣の入った泥大島紬にもよく合わせる組紐帯になってしまった。
帯締めは注し色にしようと先月買った松山好成氏の撚り房のもの。臙脂に白が入っている。
帯揚げは薄いチョコレート色?に青灰色?とベージュ色?が暈しの斜め段に入った
地紋入りのものにする。色違いで3枚あるが、今までは藤色系の1枚しか使っていなかった。
草履は黒色の台に黒と白の五嶋紐の鼻緒のもの。
11月なのでコートを着ていったが、やはりまだ暑いので、帰りは着ずに腕にかけたまま。
袷のコートはとても着る気にならず、
季節的にどうかと思ったが、シックな薄緑色・薄黄緑色の透かし織の単衣のコート。

帰りに青山みともの志村ふくみ・洋子展に行く。
一昨日までは作家も来場とのことだったが、今日になってしまい会えなかったものの、
落ち着いてゆっくり見られたのでOK。
訪問着を中心に素敵な色合いのものがいろいろあったが、私は当然ながら眼福、眼福で終わり。
売約済みのシールがあちこちについていて、私の目を引いたものも売れていた。
買える人があれだけいるのは、あるところにはあるのだわぁ と再認識。

次に高島屋で、書家の村上三島展を見る。
いろいろな字体の作品で、それぞれに独特の魅力があって、ハア〜と溜息。

2007.11.1 [木] 懇親 蕎麦とおしゃべり

ご近所ということで伝言でお誘いいただいた花梨さんと着物で懇親会!!
同じくお近くにお住まいのちといちさんはご都合が悪く、取り敢えず2人で会うことになった。
働いていらっしゃる方々の予定合わせって結構難しく、私も会おうと言いながら会えない友人もいる。
私の体調次第でドタキャンOKと言ってくださったが、
まさか初デート(笑)で、それはないでしょう とちょっと緊張(爆)。
昼前から体調が悪くなってダウンしたものの夕方には復活して、どうにか間に合った。

まず室町砂場でお蕎麦をいただく。
蕎麦好きの私は前々から行ってみたいと思いながら行かないままだったので、
いいチャンス!で、お話しながら楽しくいただく。
年齢差もあるし、初対面だし、初めはお互いに緊張気味..
その後、場所を移してコーヒーを飲みながらのおしゃべり。
その頃には緊張も解けてきて、気楽にあれこれ話しつづけて、なんと2時間半の楽しい懇親会!
花梨さんも楽しんでくださったのならいいけれど..
真楽でこうしてご縁ができていくなんて、とてもうれしい♪

天気予報が雨だったし、蕎麦を食べるにも気を使わないでいいし、気楽にポリで..
結局雨は大したことなく、蛇の目傘はさしたものの雨コートは着ないで済んだ。
花梨さんは花柄の小紋で、若々しく華やかで素敵♪
若い方の華やかな着物姿は、もうそういう着物とは縁の無くなった私にはとても素敵に映り、
どんどん着て欲しいといつも思っている。

私はポリの着物を殆どもっていず、こういう場向きの袷は選択肢が2つしかないので、
先月も着た撫松庵の小紋。 もう1枚はどうも顔映りが悪く、失敗かな?と思っている。
黒色かと思うような深緑色に飛び柄。ちょっと粋な感じがする(?)ところが気に入っている。
帯は伝統工芸士の吉翔の和紙箔の異国彩露草という袋帯を合わせる。
着物の柄の色と同じような渋い薄緑色で、柄が緑色と紫色で入っている。
落ち着いた色合いだが光沢があるのであまり地味になりすぎず、合わせ易い。
帯締めは先月買った松山好成氏の撚り房のもの。落ち着いた黄緑に茶色と渋めの緑色入り。
帯揚げは小紋に時々合わせる渋めの黄緑に黄色の変わり縞の入ったもの。
今日は黄緑の帯締めをアクセントに全体を同じ緑系統でまとめる。 洋服感覚かしら?

2007.11.1 [木] 10月の着物着用備忘録。

10月の着物着用備忘録。袷。

10月2日 歌舞伎座(歌舞伎) ポリ小紋(撫松庵、黒緑色、飛び柄) 袋帯(菊花良園、青灰色地、菊・桐・垣柄)
10月3日 歌舞伎座(歌舞伎) 泥大島紬(黒に藍絣、赤い花模様入り) 組紐帯(青・白)
10月6日 江戸小紋二千柄展 江戸小紋(黒色、百選柄) 袋帯(蔦葉霞、灰み紫)
10月8日 新国立劇場(オペラ) 織・絵羽小紋(銀古都、段入り) 袋帯(蔦葉霞、灰み紫)
10月10日 三越劇場(歌舞伎) 白大島紬(白地、) 袋帯(蔦葉霞、灰み紫)
10月16日 新橋演舞場(歌舞伎) シルクウール小紋(ベージュ色地、萩柄) 博多帯(黒地、華段入り)
10月17日 国立劇場(歌舞伎) 泥大島紬(茶泥、総柄) 組帯(焦げ茶色地、金・白入り)
10月18日 新国立劇場(オペラ) 江戸小紋(小豆色、よろけ縞) 袋帯(菊花良園)
10月28日 割烹(母率寿祝) 塩沢紬訪問着(黒字、草花柄) 袋帯(菊花良園)

10月の着物着用は9回。 今までの最多。
着物の予定だったうち、3回は着物をパスして洋服で出かけた。 もう1回は外出中止。
上旬は単衣にしようかと思っていたが、急に涼しくなったので暦通りに衣替え、袷にした。

着物は毎回違うものを着た。
この季節に気持ちのいい大島紬を3枚着ている。江戸小紋も2枚。
大島紬と江戸小紋、全然違うけれど、やはり両方とも好きだわ!
この季節にピッタリの萩柄のシルクウールは1度しか着ていない。来月も着なくちゃ..
大島紬の1枚は1年余経って、漸く着られた茶泥の総柄。
この着物に合わせた組帯も1年半経って漸く締められた。両方とも、もっと着用したい。
帯は季節感に合う菊花良園と蔦葉霞という袋帯をそれぞれ3回締めているが、
着物は毎回異なるものを合わせていて、着物との組み合わせで気分が違って楽しい。

10月初めての着物着用が、年間目標だった50回目の着物。
雨でポリを着ているのが、拘らない私らしくてちょっとおかしい。
着物着用目標を早々に見事クリアしたので、何回になるか楽しみ♪
それにしても、趣味の観劇をタップリ楽しんだのが分かる。
着物をやめて洋服で行った日もあるし..まあ、たまには趣味三昧もOKでしょう。

2007.10.31 [水] 

今度は、みずえさんご紹介の、自己紹介工場 やってみました。

「本は読まない むかし桜です。よろしく。」
⇒ドキッ! キツイ

かな表記の本名:
「パンを落としたらいつもマーガリンを塗っている方である ○○です。よろしく。」
⇒うわぁ! ツライ..

ローマ字表記の本名:
「プラッチックと言う ○○です。よろしく。」
⇒クックッ..

2007.10.29 [月] 10:58 pm

石蕗さんの日記で紹介してらしてから、一時、皆さんの日記にしきりに登場していた
あれを、私もしてみました。

夢華死坐倶裸
男勝りは生まれつき!
タバコは体に悪いんだよ!
好きなものは豆腐!、嫌いなものは納豆!
テレビは明るい部屋で少し離れて見やがれ!
私に惚れるんだったら、ハンパは許さないよ!

ヤンキー指数: 41.7%
若干のヤンキー要素を持っていますが、どちらかといえばヤンキーというかヤングでしょう。
時代に流されながら楽しく生きていきましょう。

楽しい物好きでは人に負けない私は 本名でも..
マヨラーなのは生まれつき!
タバコは体に悪いんだよ!
好きなものは芋焼酎!、嫌いなものは玄米!
天は私の上に人を作らず!
でも、私に勝ったら付き合ってやるよ!

ヤンキー指数: 63.3%
あなたは昔気質のヤンキーです。ヤンキーだったらヤンキーです。
でも怒っちゃ駄目。いい意味でのヤンキーですからね!

ムムム、41.7%と63.3%と、どっちなの? 足して2で割れば、丁度良いかも..
でも、ヤングではないからHNの方は??かしら..
ところで、両方で言われた タバコは体に悪いんだよ! って、吸わないんだけど〜

2007.10.28 [日] 母の誕生日(率寿)  他

今日は母の90歳の誕生日、率寿。
ちょうど日曜日なので、率寿のお祝いに私たち子供と孫とで一緒に食事をする。
会社の旅行や学会等で来られなかった人がいて、9人のこじんまりした会になった。
そう言えば2年前の米寿のお祝いも全員はそろわなかったし、早めに日にちを決めても、
全員がそろうのはなかなか難しい。

店はいつも通り兄達が家に近い店を選んで、池袋東武のレストラン街の魚がし割烹だった。
母も以前一人で海外旅行に参加していた頃はフランス料理もイタリア料理もOKだったのに、
最近はナイフやフォークは日頃使わないので面倒とかで、お箸で食べる日本料理がいいと言う。
私たちの年齢になると、和食がいいという方が増えてくるから、いずれ私もそうなるのかしら..?
皆で集まって一緒に食事しながらお祝いすることが主だが、
料理はそこそこ..というところで、料理がもう少しよかったらもっと良かったのに..
2年前の米寿のお祝いの時のメトロポリタンホテルの日本料理のほうがはるかに良かった。
食べることにあまり興味がなく普段外食をしないらしい兄夫婦がいろいろ考えて
探してくれたのだから、ありがたいことではあるものの..

今日はお祝いだけれど、柔らか物の訪問着では場所に合わないようなので、
少しくだけて、黒地の塩沢紬の訪問着にした。塩沢物語というラベルがついていた。
胸に模様は無いし、付け下げ?とも思うけれど、買った所でも他でも訪問着と言っている。
塩沢に多い黒の縦縞(?)で、袖と身頃に垣の草花の感じで、黒で草花の模様が入っていて、
身頃は絵羽になっている。
去年の春に買ったまま、袷でも塩沢は寒い時期には着る気にならず、今まで着ていなかった。
帯は青みがかった灰色地に黄・白・紫色の菊・桐・垣の柄の入った菊花良園。
紫色に金色と空色が少し入った五嶋紐の帯締めと、ベージュの瓢箪柄の絞りの入った帯揚げ。
草履も迷って螺鈿入りのシルバー(白→グレー)のぼかしにしたけれど、
すこしカジュアルかしらと止めた黒台に黒・白色の五嶋紐の鼻緒のものでよかったみたい。

柔らか物の訪問着・付け下げと違い、紬訪問着・付け下げに合わせる帯や小物は難しい。
会場で姉に確かめたら今日の装いでOKとは言われたが、少し考えておく方がよさそう。

姉も着物で、縫い紋の一つ紋を入れた江戸小紋(角通し)に、
松がいくつも入っていて、その松の中にいろいろなおめでたい柄の入った帯をしていた。
着物は地紋を織り込んだ生地に柔らかい緑の細かい角通しが染められている。
地色が白でなく薄い緑に見えるほど細かい角通しで、遠目には本当に無地に見える。
袋帯は、勧めてくれる人がいて芯なしで仕立ててもらったが、形が崩れやすく難しいとのこと。
芯なしは洒落帯で角だしにでも結ぶなら楽でいいだろうが、
キチンとお太鼓で決めたい時には向かないと言っていた。

終了後、東武デパートの呉服売り場にある工房でやっている牛首紬の会の、
のべびき(繭から糸を引き出す作業)実演を見に行く。昨日偶然見つけたのだが、
食事が昼過ぎゆっくり開始だったため、残念なことに今日の実演はもう終わっていた。
来年2月に2週間くらい伝統工芸センターで実演の予定だそうで、そちらに来てくださいとのこと。
仕方ない。またの機会を楽しみにしていましょう。

次に、昨日見た大島紬がどうにも気になるので、売れてしまっているだろうがまだあったら..と
有楽町線一本で銀座まで行ったら、なんとまだあるではないか...
ああダメだわと私の自制心は崩壊して、結局単衣に仕立ててもらうことにしてしまった。
仕立てを頼んだ時、デパートの呉服部の方が反物の価格に驚いたくらいの掘り出し物だが、
そうは言っても、古代染色の手織の大島紬なので結構な出費。
まあ仕方ないでしょう..と思うものの、ああ!どうしよう..というのも実感で、
無論楽しみな反面、本当に頭が痛い。

2007.10.27 [土] 三響会

年に1日の三響会で新橋演舞場に行く。
能大鼓方の人間国宝亀井忠雄を父に、歌舞伎鼓方の人間国宝故田中傳左衛門を祖父に
その娘佐太郎を母にもつ亀井3兄弟の演奏会で、長男の亀井広忠は能の大鼓方、
次男は歌舞伎囃子方の田中流の家元で現田中傳左衛門として小鼓を演奏、
三男は田中傳次郎として兄と一緒の舞台で多くは太鼓を受け持っているが、
その3兄弟、つまり能と歌舞伎の囃子方が一緒に行う会で共演者も多岐でファンも多い。

どちらかと言えば夜の部に行きたかったのだけど、売り出し初日なのに、
電話がなかなか繋がらず、かかった時にはもう見難い席しか残っていなかったので、
それなら安い席で充分と安い席のまだあった昼の部にした。
友人はすっかり忘れていて数日前に電話したら、なんと1階桟敷のしかも東が1席売りで取れた
というウソのような話。
きっと贔屓筋か何か用に一応抑えていた席が残って戻ってきたものでしょう。
思わずズルイ!と言ってしまったが、運のいい方・いい時はありますねぇ。

序は能楽五変化、シテの梅若晋矢など5人が神・男・女・狂・鬼を順番に舞ったが、
舞に違いがあるのだけはいくらか分かるものの、演奏の違いは殆ど分からない。
笛は違っているなあ..とちゃんと分かった部分があったし、よい音色だった。
能にしても歌舞伎にしても楽しむだけで勉強しないので、見る回数の少ない能が
分からないのは仕方ないとはいえ、少し分かるように勉強が必要かしら..とこの頃しきりに思う。
次は月見座頭で、藤間勘十郎の舞に歌舞伎の勘太郎と狂言の茂山逸平がからむ趣向で、
囃子は能から歌舞伎音楽に代わった。昼の部では愛之助がちょっと参加。
最後が、能と歌舞伎のコラボレーションの獅子。
梅若晋矢・観世喜正、亀治郎・七之助が舞って、両方の獅子を同じ舞台で見られて楽しかった。
歌舞伎の獅子は見慣れているせいか、能の獅子の方が印象的で目がひきつけられた。
時間は短いが総じて満足な会だった。

台風接近とかで雨の中、着物の方が多いのにちょっと驚いた。
着物だけでなく、帰り道には雨コートもいろいろ見られてこれもちょっと楽しかった。
が、コートなしの帯出しの方々を見かけて、ポリかもしれないがちょっと心配してしまう。
私は無理せず、洋服。

帰りに流石にお腹が減って銀座三越の地下の美濃吉のイートインコーナーで食事。
3卓しかないが、ここでは弁当とは違い、暖かいものは暖かく冷たいものは冷たくいただけて、
さっと食事するには好都合なので、よく利用する。

その後、松屋のきもの市を覗く。
掘り出し物の江戸小紋柄のようないろいろの柄を織り出した大島紬を見つけるが、
先日着た百選柄や同じような柄行きのお召しに似ているし、懐事情を考えて我慢、我慢。
でも、あれで単衣にしたら..と今も少し心残り.. 困ったものだわ。

2007.10.26 [金] 狂言の会2日目 特別展示の華麗なる能装束第2期

国立能楽堂の狂言の会の2日目の公演があり、今日も開演直前に飛び込みました。
昨日は少しビックリするほど着物姿の方が多かったのですが、
今日は雨のせいか殆どいらっしゃいませんでした。
私は見に行くだけで精一杯なので洋服でしたし、昨日は着物だった友人も今日は洋服でした。

演者は2日とも同じ方々で、(囃子方は代わっていましたが、)
演目は大蔵流の居杭の他は異なっていて、2日間でいろいろ見られてよかったです。
居杭の他は、昨日は腰祈(大蔵)、比丘貞(和泉)と素囃子の樂、
今日は孫むこ(和泉)、庵梅(大蔵)と、素囃子の神楽。

比丘貞と庵梅は狂言方の大曲で、枕物狂と合わせて三老曲と呼ばれているとのこと。
三老曲のうち2曲も続けて見られたのはラッキーでした。
居杭はシテが昨日は千作さんで今日は千乃丞さん、
アドの2人は千五郎さんと七五三さんが役割交代で演じられました。
2日間で印象が少し違いました。
言葉や動きで異なっているところがあったのは、きっと千作さんの年齢を労ってでしょう。
千作さんは若い方のような動きは無理でも、かわゆい♪と言う方が多く、
その存在感はスゴイものがありますね。
万作さんは今日は孫むこの祖父で、昨日の比丘貞の老尼とは全く異なった役柄でしたが、
今日の方が困った(笑)老人の頑固さが楽しかったです。
お能は分からないことの多い私ですが、狂言はいつ見ても楽しめます。

休憩時間に高島屋コレクションの華麗なる能装束の特別展示の第2期を楽しみました。
昨日も拝見したのですが、思い出すのが遅く半分で時間切れのため、今日も見に行きました。

終演後は昨日も会った友人と駅までの途中でコーヒーを飲みながらおしゃべり。
今日はもっぱら着物の話しでした。
彼女はお母様が着物道楽だそうで、ご本人も踊りをなさっていることもあって、
着物に詳しいので、ブランクの長い私には参考になります。
着物の相談事は姉にするのですが、姉はお茶をしていて、季節など約束事をしっかり守るので、
気楽に自分風に着るのとは少し違っていて、その点、友人の話は日頃の着物着用に実際的です。

つい話し込んで、帰りがまた遅くなってしまって、明日の三響会にキチンと行いけるか心配。
昨日今日と6時半開演に飛び込んだのに、明日は昼の部で1時開演、どうにか頑張らなくちゃ..

2007.10.25 [木] 狂言の会 富山料理

国立能楽堂の狂言の会に行く。 明日と2日連続の狂言の会。
またも体調悪くパスしようかなと思ったものの、千作さんと万作さんを観られるのに
それはないでしょう!と間際になってバタバタして開演直前に飛び込みました。
でも、頑張って行って大正解! 楽しかったです。
千作さん、かわゆいわぁ!って思いました。
今日は初めての中正面席。観にくいかと思っていた程には柱が気にならず、
安いし、お薦めかしら..と思いました。

いつもの友人に会って、終演後の食事に誘われて、
体調がいまいちなので遠くはいやよ!と言ったら駅までの途中で気になっている
富山料理の店に行きたいというので、私も気になっていた店だし、ご一緒しました。
富山料理って初めてです。五万石という店ですが、富山は5万石の小大名だったのかしら..
昔、当時は富山に住んでいた祖母の家に行ったことがあるはずなのに
幼かったので殆ど何も覚えていません。
時間的に滑り込みセーフ! だったので少し忙しなかったけれど、
かぶら漬けならぬ大根漬けもよかったし、味付けも具も違うのにお隣の石川の冶部煮に似た
お椀も、白海老のかき揚も楽しくて、2日連続の和食にも満足してニコニコ。
今日は2人で一本(一升瓶ではなく4合瓶ですけれど)空けてしまった。
いつもワインを空けてしまうのだから、同じことでしょうかねぇ。
後で、外食は止めるんじゃなかったの、と自分に突っ込み。
でもおいしく楽しい時を過ごせばOK、OK。

因みに別々に切符を取っているのに今日も明日も明後日も同じ所に行くことが判明。
以前よく会った歌舞伎座や国立劇場には平日に行くことも多く、会うことが少なくなったけれど、
観るものも好みが似ているので、まあ、そんなものでしょう。

2人とも食べるのが好きで会うとついおいしいものを食べて散財してしまう。
日曜日は母の卒寿の誕生日で一緒に食事なのに、明日と明後日がちょっと怖いかも..

彼女は赤/桃? 系のやわらかい色合いの総柄小紋。
私は着物の準備もしていなかったし、飛び出したので洋服。
彼女の話では明日は天気が悪いとか..着物にするかどうしよう..

2007.10.24 [水] 岩盤デトックスカプセル体験、日本料理

数年前にしばらく通ったことのあるエステ(っていうのでしょうか、あれも) から
10月末までの岩盤デトックスカプセルの優待券が来ていたので、
眠れないまま急に思い立って、体験してみようと午後になって銀座まで出かける。
岩盤浴で使うマットを敷いたカプセルに入るというものだった。
最高82℃だそうだが、氷枕のおかげでのぼせもないし、
身体が冷えていた割にはそこそこ汗も出て気分よし。

その後、少しは散歩でもしようと、東京駅へ、更に日本橋駅へと歩く。
歩いてちょっとお腹も空いてきたので、本当に久〜しぶりに門仲の志づ香に電話したら入れるという。すぐに行ったら、ラッキーなことに今日で松茸は終わりになりそうとのこと。
今年は松茸の出始めが遅かったのにもう終わりで、これからは普通の店では高くて扱えないと言う。いつも通りお任せで、土瓶蒸し(松茸がいっぱい!)もつけてもらい、しあわ〜せ!
1合しか飲まないのに、寝てないせいか酔いが少し..
でも、これで今月の外食は終わりにしなければ...
漸く秋になったばかりなのに私の財布は肺炎になりそう〜

まだ7時半だったので、先刻の散歩で弾みがついて、今日は歩けると家まで歩く。
ノンビリ屋なのにせっかちな私は結構なスピードで歩くので、いつもは大分汗をかくのに、
もう秋ですねぇ、今日は気持ちよく風を切って(オーバーかしら) 30分も歩いたのに、
汗なし、汗ばみもせず.. もっとも家に着いてしばらくしたらジワッと..

2007.10.23 [火] 無料着付け教室

私が懇意にしてもらっている(?)ネット展開もしている呉服屋さんのメルマガで
無料着付け教室がテーマになっていたので、体験の感想を書き込みました。
もしかしたら真楽の会員にも参考になる方がいるかしら..?と思ってここにも載せてみます。

体験者です。着物に復帰して自分で適当に(笑)着てはいましたが、
どうせならちょっと習ってみようかと思い昨年度後半に参加しました。
特に帯は若い頃はふくらすずめなどを母に結んでもらっていましたので、
この機会に帯結びをしっかりマスターしてしまおうと思ったわけです。

結論として、着付け習得にはいいけれど、
販売会に対する考え方次第で、功罪ともども、というのが感想です。
因みに私は功のほうが断然多かったです。

最近は着付けの本・雑誌の特集も多いし、ネットでもいろいろな情報があって、
充分に自習できると思いますが、それはもしかしたら、ある程度着られる人で、
全く着たことのない方には難しいかしら?と思いますので、私はお薦めだと思いました。

でも、店長さんも書いていらっしゃるように、教え方も販売に関しても
講師による差が大きく、当たった講師次第とも言えそうです。

ただし、あのセミナーは確かに曲者です(笑)。
セミナー自体は何も知らない方には結構勉強になって、いい経験だと思いますし、
決して悪くないどころか、結構よかったですが、
問題はその後の販売タイムです。(販売の方が時間が長かったです。)

あんな経費を負担して、しかも大変な収益を上げているようですから
着物・帯の販売に関するマージンは相当大きいのでしょう。

でも私が経験した限りでは、いろいろ批判されているので、
最近は以前よりは少し強引でなくなっているようです。
買いたくないと思っている人は、はっきりさせておくとよさそうです。
私は、着物も帯も既にいろいろ持っているのでもう何も買えないと
初めからしっかり意思表示をしておきました。
それで試着は遠慮していたのですが、折角のチャンスだからと進められて
牛首紬を含めていろいろ試着させてもらいました。

一方、着物を買いたいけれど、どういう着物を買ったらいいのか分からないという人には、
むしろいいチャンスだと思います。
よく分からないままデパートや呉服店(いろいろありますが..)で買うよりは
講師も含めていろいろ助言してもらいながら試着できるし、価格も別に高くはありません。
着物・帯・長襦袢をセットで買った人がいましたが、むしろ安めでした。

と言っても、ネットやオークションの安さとは全く別物で、ある程度はしますから、
買う気がないのに無理やり買わされたような感じで買うはめになると
印象は全く違ってくると思います。

事前に、買いたいのか、買わないのか、いいものがあったら買うのか、
等々を考えて、買わないならその旨の意思表示をしておくことを勧めます。

長くなりましたが、経験談です。

なお、販売で利益を上げて、それで着付け教室を実施しているのに、
本来の目的を隠して無料教室として勧誘するという行為がイヤだ、許せないという意見があります。
私も、この意見には全面的に賛成です。
無料と言いながらのセミナー・販売会は気持ちのいいものではありません。
その意味で、こういう会社はいい会社だとは思えません。

ただ、今はネットなどの情報で、セミナーと言いながら、実情は販売会だということが
知られているようで、私が参加した教室では、人数は少ないクラスでしたが、皆さんご存知でした。
それに、説明会と称する第1回教室には会社の人が出席していて、
セミナーについても説明して、承知の上で参加するように言っていました。

また、他の生徒さんが着物を買われた利益で自分が無料で習えると言うのは、
同じ立場の生徒のはずなのにと、納得出来ないものがあり、月謝を払って教室に通っている
という方もあるようです。

この考え方も分からなくもありませんが、
着物を買われた他の生徒さんも、少なくとも私の参加した教室では、
納得して、むしろ喜んで、いい買い物をしたと言ってらしたので、
私は他の方の犠牲の上で無料で参加できたという風には思っていません。
無論買う方がいるので、教室が成り立っているのは事実でしょうが..
でも、もしお買いになった方が、買いたくなかったのに買わされてしまったと言われたら、
私の意見は違っていたかもしれません。

無料着付け教室に参加なさろうかどうしようかと思っていらっしゃる方は、
セミナー・販売会への対応だけでなく、考え方もご参考になさっていただけたらと思います。

追記:
既に何年か前に真楽で討論がされていることを教えていただきました。BBSとKWにあります。
KWにリンクさせようと思ったのですが、やり方が分かりません。スミマセン..
着付け教室で検索できます。

2007.10.22 [月] イタリア料理で元気付け

今日も情けないことにまたもやダウンのまま。
夕方から漸くエンジンがかかったが料理する気までにはなれず、
やはり食べさせてもらおうと門前仲町のパッソアパッソに電話する。
8時からならOKというので、昨夜作ったラタトゥイユ風の野菜で取り敢えずお腹をもたす。
歩いて行きたいとは思うもののエンジンがかかったばかりではちょっと遠い。

対馬で捕れたあらの前菜から始まって、マグロと鮭の茄子包み、南瓜とチーズのリゾットの生ハム包み、白トリュフ入りパスタ、津南の豚の肩ロースステーキ、等々で今日も堪能、満足満足!
これだから自分で作る気にはなれない。できっこないのだから..
でも、つつましく暮らすはずの私のエンゲル係数の高さは一向に改善されない。
医者に払うよりはおいしいものに払ったほうが良いといつも自己弁護..困ったものだ。
帰りも10時過ぎに一人で歩くには少し遠過ぎるし、暗い夜道は心配だし、で結局歩かないまま..

2007.10.21 [日] フランス料理で栄養補給

2日間もすっかりダウンしていたら、今日は大分調子がいいので、
ランチで栄養補給(笑)しようと麹町のオーグードゥジュールまでフランス料理を食べに出かける。
電話したら遅めの時間なら入れそうなので、待つこと覚悟で出かけたが、
いつものサービスのシャンパンを飲んでいるうちに席が空いて、ラッキーだった。
いつも通り、おいしいものをたっぷり食べて満足満足! ちょっと食べ過ぎ!?
その後は有楽町でファミリーセールを覗いてから、腹ごなしも兼ねて、日本橋まで歩く。

歩けば歩けるのに、日頃の怠惰ぶりは何なのだと自分で自分を叱る。
出かけない日は、それこそ家から一歩も出ない日も珍らしくもない。
足腰の衰えが我ながら恐ろしい。
出かける用事のない日は、散歩しないと..と思いながら、ズルズル先延ばし..
実行あるのみ..なんですけれどねぇ..

2007.10.20 [土] 琳派百図展に行き損なう

今日一日だけという琳派百図展を楽しみにしていたのに、残念なことにダウン..
行き損なってしまった。
頑張って行けば行かれたとは思うが、着物を着て出かけるだけの気力がなく、
最後まで逡巡しながら諦めた。

やっぱり体調回復にもっと気をつけていかなければ..

2007.10.19 [金] 寝て曜日

今月は趣味の観劇予定がギッシリで、自分でも持つかしら..?と心配だった。
歌舞伎もあちこちでやっているし、オペラも新国立だけでも2演目、
国立能楽堂の狂言の会も2日連続だし、三響会もあるし..
それに、なにより母の卒寿のお祝いもある。
その上、着物の見た〜い展示もいろいろあることをKWで教えていただいて、
先日の江戸小紋二千柄展は本当に楽しかったし、明日の琳派友禅の展示も是非見たい。

今日は強引に誘われた展示会があって、体調がよければ..と言っておいたが、
やはり休みたいと昨日断っておいて大正解!!
すっかり寝て曜日となってしまった!!

来月は休息月?で予定は極僅か、それまで頑張って乗り切りたい。
それにしても、趣味で一杯の予定なんて2〜3年前までは考えられなかった。
長〜く働いてきたのだから、たまにはいいでしょうと思いながらも、
体調が回復していないところで、いい加減にしなさいという自分がいる。
自重しながら、楽しみましょう!

2007.10.18 [木] オペラ

新国立劇場にオペラ「フィガロの結婚」を見(聞き)に行く。
前回の公演よりは少し工夫もあったようだが、あの演出・舞台装置には馴染めない。
それで、あんなに動いて、よく歌える! と歌手に同情してしまう。
友人は、だから音がずれたと言っていたし、彼女もあの演出には批判的。
初めの演出の次にこの新演出になったが、再度の新演出版が望まれる。
有名なオペラのためか、入りはよく空席は少なかった。

友人は引越しなどでバタバタしているようで洋服だったが、着物の方もチラホラ..
私は3日連続の着物。安い上の階の席にしたので、地味めの小豆色の江戸小紋(よろけ縞)。
帯は「菊花良園」。灰みの青緑地に白・黄・灰色の菊と桐と垣の模様。
模様的には秋向きと思うが、菊が小さいのでこの柄なら季節選ばずOKかも..
帯締めは今日も伝統工芸作家の松山好成氏の伊賀組紐で、灰みの薄紫に紫と小豆色。
帯揚げは濃緑の「幻雪」にした。

終演が10時と遅かったので、一緒に食事しようとオペラシティタワーに行ったが、
もう終わっている店が多く、まだOKだった和食(しゃぶしゃぶ等)の店に入る。
閉店まで1時間ないので、せっせと食べたが、少し話していると時間オーバー。
いわば追い出されたのだが、最後の路線は終電近く、却ってよかった。

2007.10.17 [水] 歌舞伎、帯締め購入と刺繍実演拝見

国立劇場の歌舞伎に行く。
今月はここと歌舞伎座以外にも新橋演舞場の昼の部と三越劇場の三越歌舞伎、等があるせいか、
いつもにも増して空席が目立った。 演舞場と三越は、懐事情からも月を変えて欲しかった。
幸四郎の俊寛。 幸四郎の歌舞伎は、合ってない..と思うことも多いが、
昨日観た勘三郎の俊寛よりはいいと思う。 世話物は全然合わないけれど..
あと、染五郎のうぐいす塚。
昭和初期までは演っていたのにその後上演が途絶えた芝居だそうだが、結構楽しかった。

着物の方もいくらかはいらしたが、歌舞伎座に比べると人数は本当に少ない。
私は久しぶりにいい席にしたので、茶泥・総柄の大島紬をおろす。
作ってから着ないままだったが、着てみたらやはりいい♪♪ これからも時々は着たいと思った。
ひなやの組帯を合わせたが、これも初。 焦げ茶の地色に、金と白で柄が入っている。
昨年の春に買った帯で着物への復帰を決定的にした記念すべき帯だが、
紬には合わせ難いような気がして、今まで締めていなかった。 漸く締められて、うれしい!!
帯締めは伝統工芸展に何度も入選している組紐作家の松山好成氏の伊賀組紐。
焦げ茶に薄茶色と黄色が入っていて、この着物に合わせようと購入したもの。 これも初。
着物と帯締めを決めてから、帯を決めたのだけれど、色合いもよく、いい感じ♪♪
着物と帯と帯締めまで、お初だったが、いい取り合わせで気持ちよく着られた。
帯揚げは薄茶色(ベージュ)に瓢箪柄の絞りの入ったもの。
草履は黒の台に黒と白の五嶋紐の鼻緒。

終演後は、帯締め購入と刺繍実演拝見のため、半蔵門線一本で日本橋三越へ行く。
まず三重展で松山好成氏の帯締めを求める。
日本橋店では呉服売り場には登場なしで、この三重展で1年に1度だけご本人が直接販売なさる。
直接販売のためか、入選作品などの特別なものでなければ、思いのほか高くないし、
作られたご本人とお話ししながら選べるので、1年間じっと待っていた。
好きなのにあまり持っていない青系の色めのものと、さし色として使いたいものなどを選ぶ。

次に呉服売り場に回って、百花さんのお師匠様の伝統工芸士の竹内功氏の刺繍実演を拝見する。
私のイメージの刺繍のほか、説明なしでは織かと思うような刺繍もあった。
奥様がいらして、説明してくださって、少〜しは刺繍のことが分かったような..
実演は黒帯に金で竹の刺繍をしていらして、とても素敵!!
竹の線を真っ直ぐに刺繍するのは難しく、どうしても曲がってしまいがちだそうだし、
機械刺繍なら真っ直ぐ刺せるけれど、ただ真っ直ぐなだけで味がないとのこと。
真っ直ぐ刺した縦の糸はそのままだと引っかかり易いからと、
竹内功氏はスイスイ止めていらしたが、あの速度であれだけの精度で刺すのは大変だそう..
でも、やはり少々お値段は張る。仕上がったら展示するので、又来て下さいと言って下さった。
素敵な刺繍入りの着物も何枚かあったし、帯ももう少し安いものも展示されていたが、
場所が狭く、たくさんは置けないというのが残念。
私が着るのは紬が中心なので、繊細な刺繍の帯にはあまり興味がなかったが、
これからは見方が変わりそう..

それから、お話していて分かったことに、竹内氏と帯締めの松山氏は友人で、
先日の江戸小紋二千柄展の松綱の砂川氏との3人展を福岡で毎年されるそうだ。
なんだか、うれしい輪があるのですね!

2007.10.16 [火] 歌舞伎

新橋演舞場の昼の部の歌舞伎を観る。
勘三郎が全てに出演、大奮闘!
序幕は俊寛。明日は国立で幸四郎の俊寛を観るので、違いが分かりそうで興味深い。
勘三郎は弱っているはずの俊寛にしては、元気過ぎ!?!
次の連獅子は期待通りのよい出来!! 勘太郎が凄くいい♪♪ 
踊っていても身体の線がキレイなのは基本通り丁寧に踊っているということでしょうねぇ!
最後の文七元結は、前に観た時にチガウと思ったので期待していなかったが、
前よりはよかったかしら? それとも期待度の関係??
山田洋次監督が映画に撮るので演出も担当したそうで、いつもと少し違うところも..
でも、文七も芝浜も魚屋宗五郎も、やっぱり菊五郎が断然いいと再確認した。

終演後は細い雨が少し降っていた。洋服なら傘なしでOKだが、着物なので折り畳み傘をさす。
折り畳みって、やっぱり便利。

雨が降りそうな予報だったせいもあるのか、着物の方は少なかった。
私は、シルクウールの着物。ベージュの地色に灰・茶・白の萩っぽい柄の総柄小紋。
柄からいって10月にピッタリの着物。
シルクが半分はいっていて光沢もあるので、去年は大島かと思った方が何人かいらしたが、
今回も素材が分からない人がいた。
華段入りの黒地の博多帯。博多帯は軽くて暑くなくてうれしい。
黄土色に薄緑の入った帯締めに、黄土色の帯揚げ。帯締めと帯揚げの色が似ているのは久しぶり。

2007.10.15 [月] 朗読講座、イストグラフ、富岡八幡宮の縁日

朗読講座に行ったが、参加者がまた減っていて定員25名のところ半分の13名。
私も欠席したこともあるし、次回は増えているといいけれど..
日頃声を出さないので、大きな声が出し難い。 昔はよく響く声だったのだけれど..
前々回、前回と2回も声を張って、と注意されたので、今日は気をつけて読む。
全体はよいが、地の文と台詞の部分との差をはっきりするように、
発声練習の際に高い音と低い音を連続して出すといいと指導していただいた。
家で練習なしでぶっつけ本番はやはりマズイのでしょう、しっかり練習している方もいたし、
いずれボランティアができるようになりたいのだから、私も少しずつでも練習しなければ..

教室の後で、ちといちさんがKW登録していらしたイストグラフを探して寄る。
松坂木綿の着物も持っているし、楽しみにしていたのに、メモを持って行くのを忘れてしまったが、
自転車だったので多少遠回りでも、その当たりを探せば見つかるだろうと思っていたら、
すぐに見付けられた。
着物になる反物はなく、1メートルずつの松坂木綿のいろいろな柄の布があった。
自分でいろいろ作る方にはうれしいだろうと思うけれど、私は無理..
小物が、ランチョンマット、文庫カバー、名刺入れ、等々いろいろあって、楽しい。
携帯の楊枝入れが欲しかったが、私が普段持ち歩く楊枝は長くて入らないので諦めた。
ボトルカバーは1種類だけだったが、私の好きな柄のものも含め
今週中にあと2種類できてくる予定とのこと。次回に寄れるまで残っているかしら..
あと、ミニティッシュ入れがあったら欲しかったのだけれど、置いてなかった。

帰りに、こうかいぼうでラーメンで昼食を済ませ、富岡八幡宮に寄り縁日を覗く。
いつもの無農薬・減農薬の野菜のテントで、あれこれ野菜を買う。
新鮮で安全なものがいつも安くて、うれしい。
もう新米が出ていたが、まだお米は残っているので残念ながら今日はパス。

暗くなって雨粒が少し落ちてきたので、急いでまっすぐ帰宅したが、天気はどうにかもっている。
イストグラフで、随分遠くから自転車で..と言われたが、やっぱり少し疲れた。
大体、日頃の運動不足というより、運動以前の動かなさ加減がひどすぎる。
働いていた頃は出勤の往復その他で否応なくある程度は歩いたのに、今の私の怠惰さは..
スポーツを始めるか、せめて、できるだけ散歩でもするか、..

2007.10.10 [水] 歌舞伎

午前中にいつもの通販のベーグルを受け取る。
推薦してくださる方があって5月末に買ってから殆ど毎月購入していて、
ベーグル通になる(?)。 でもその前に、ベーグル疲れになるかも..(笑)

午後は三越劇場の三越歌舞伎に行く。
三越劇場では1年に1回歌舞伎を演るが、今年は澤潟屋一門の傾城反魂香。
笑也も出て、一門の皆がそろっているのを見るのは、何故かうれしかった。
笑也を観るのは本当に久しぶり.. この頃歌舞伎以外の出演が多いようだし..
傾城反魂香の将監閑居の場はよく演るが、その前の段は観たことがないので楽しみにしていた。
今まで疑問だった場面のつながりが分かってよかった。

三越劇場は前にも行ったことがあるのに、改めてこじんまりした劇場だと思った。
客席はともかく、舞台の幅も奥行きも狭く、役者は動きにくいだろうが頑張っているよう.. 
舞台が狭くて客席が近い分、迫力はあるが..
今日は大向こうがいず、声がかからないので、いつもと雰囲気が違って、少し寂しい。
役者もやりにくいだろうと思った。 客層も違うし..
でも、劇場の雰囲気はちょっとレトロで楽しい♪

着物姿の方もチラホラいらしたが、歌舞伎座に比べると少ない。
雨も降らなそうなので、私も今日は頑張って(笑)、着物にした。
白大島紬を着る。 大島紬は好きで冬でもお構いなく着ると思うけれど、
白大島は来月半ばくらいまでで、その後は来春まで着ないと思う。
今秋もう1度くらい着たいけれど.. 着られるかしら..
帯をまた先日の「蔦葉霞」にしたので、帯締め・帯揚げも怠けて先日と同じ。
着物は違うけれど、帯は3回も続けて同じ。
でも、季節ピッタリ感があって11月まで大いに使いたいのでOK。
草履はシルバーの台に藤・金・白色の五嶋紐の鼻緒のものをおろす。
バッグはまたもやまぶどう籠。大きめでたくさん入るのでついこれにしてしまう..

2007.10.9 [火] 観劇

また体調がイマイチで、朝の短歌教室はまたも欠席になってしまった。
添削だけはしていただいているが、教室に出て学べることもあるのに残念。

新橋演舞場の夜の部の森光子と中村勘三郎の芝居にはどうにか行けたが、
着物はやめて洋服にする。
予約初日に切符を取るはずで予定していたのにケロッと忘れて随分後になって取ったのだが、
いい席は無論ないので一番安い席で探して取れたのが今日だった。
どうしようかと思ったものの森光子を見ておくチャンスだしと思って行くことにしたのだが、
年齢を考えれば確かにすごいが、芝居としては観に行くほどのことがあったかどうかは疑問。
むしろ佐藤B作が印象に残った。
でも勘三郎ファンにはたまらない、うれしい舞台だろうと思った。

2007.10.8 [月] オペラ

新国立劇場開場10周年の幕開け、2007/2008シーズン開幕初日、タンホイザーに行く。
音楽は分からないのでコンサートには縁遠くオペラくらいしか行かないし、
ワーグナーのオペラは新国立劇場で観る(聞く)だけなので、これは全くの初めてだったが、
引き込まれる感じで楽しめた。
目で観る歌舞伎、声を楽しむオペラ、両方同じ感覚で捉えていて、声を十分楽しめたせい?
タイトルロールのタンホイザーの歌手が初めの予定から他の方に代わっていて、
カーテンコールで一部ブーイングもあったが、全体として私は楽しかった。
今年も初日のシーズンシートを買ったという知人に当然会えるものと思っていたら、
席には知らない方が.. 少し長めの旅行にでも行ったのかしら..

雨で少し躊躇したものの、やはり着物で行った。
他にも着物の方が数人いらした。
シーズン開幕初日なので訪問着にするつもりだったが、雨の日におろす気になれず、
山岡古都さんのいわゆる銀無地にいろいろの柄の段が入った絵羽小紋にする。
帯は先日おろしたばかりの灰みの赤紫色(?)の「蔦葉霞」という袋帯。
柄と色が秋向きなので、今月と来月はこの帯の出番が多くなりそう..
帯締めはアクセントに黄色に薄い赤色と薄い緑色と金糸が少し入ったもの、
帯揚げは先日と同じ竹色の草木染を合わせる。
バッグは久しぶりにやまぶどう籠をやめて、伊と忠で気に入って買ったのに
しまったままになっていたお茶席バッグにする。
紫の無地の蛇の目傘(蛇の目はないけれど)、雨下駄は止めて草履にした。
袷の着物はまだ暑いと思う日もあるのに雨コートを着たのでやはり暑かった。

2007.10.7 [日] 絵画展 再度の江戸小紋展

1ヵ月ぶりにみかわで天麩羅。最近は月一になったので、おいしさの実感が強いみたい。
茅場町から東京駅八重洲口の大丸まで歩き、ちょっと覗いてから、
メトロリンクバスで三越に行き、印象派とエコール・ド・パリ展を覗く。
店内がいつもより混んでいるように思ったが、ジャイアンツ優勝セールのためらしい。
その後、シャトルバスで帝国ホテルに行ってセールを覗いた後、
昨日見損なった実演を見に、銀座までてくてく歩いて、江戸小紋二千柄展の会場に行く。

日比谷から銀座までの途中、数寄屋橋あたりで夏の薄物を着ている方とすれ違った。
素材は何だったのか透ける着物だったため、ちょっと驚いて見てしまった。
基本的には自分がいいと思うものを着ればよいと思ってはいるが、涼しい日だったので気になった。
季節感や見た人の違和感も考慮した方が..と思ったので、自分では気をつけたい。

江戸小紋、やっぱり好きだわぁ!と思いながら、今日もじっくり見て回る。
会場内で型紙作りの型彫りの実演をしていらっしゃるのを拝見し、お話も伺う。
いろいろ異なる文様の混ざった型ならミスも分かり難いが、
極鮫のような同じ柄の続くものはミスが一目で分かるので誤魔化しが効かないとのこと。
外の廊下でも染付けの前の糊付けを見せていただく。
簡単に柄を繋いで糊付けをしていくが、熟練とはいえ、
よくあんなに柄をパッと合わせられるものだと舌を巻く。
時間がかかると糊が乾いてしまってダメとの説明にご尤もと思うけれど、
それにしても職人技というのはお見事!

昨日着ていた江戸小紋の柄の名前を教えていただいたのに、うろ覚えで不確かなので、
再度お店によって、「百選柄」ともう一度教えていただく。
あの百選柄はいいもので大事に着てくださいね、と言われた。大事にしよう。
京橋まで歩いて、またメトロリンクバスに乗って、もう1箇所寄ってから帰る。
今日は結構よく歩いたが、無料バスもたっぷり利用した。
土産に買った恵那の寿やの栗きんとんで抹茶をいただいて、一息つく。

2007.10.6 [土] 江戸小紋展

KWで紹介されていた江戸小紋の松綱の創業百年記念の江戸小紋二千柄展を見に銀座まで行く。
会場全体どこを見ても江戸小紋というのは、やはり圧巻!
鮫、角通し、行儀、毛万筋、その他知っている柄も多いが、知らない柄もいろいろある。
遠目には無地に見えるものだけでなく、絵羽ものや小紋感覚のものもいろいろあって、堪能した。
水曜日からの体調の悪さが続いていて、少し躊躇したものの、
明日行けるかどうか心許ないので、頑張って行ってよかった。
午後遅くになって行くことにしたので、会場に着いたのはもう6時近かった。
もう少し早ければ、型彫り・染付けの実演が見られたのに、もう終わっていて残念。
実演は何度もしているようなので、明日行けるようなら、もう一度行って実演を見たいと思う。

江戸小紋好きの私には、欲し〜いと思うものも無論あったが、懐が許さず、自重..
会場で偶然お会いした百花さんのグッドタイミングな忠告のおかげもあり、自制できたのかも..

江戸小紋展なので、江戸小紋を着て行った。
いろいろな柄が段に入った黒地のものに決め、しつけ糸を急いで取って着て行ったが、
後で寄った呉服店(作った店ではない)で「百選柄」と言うものだと教えていただいた。
百種類の柄が入っているはずだそうなので、今度ゆっくり数えてみたい。
名前の分からない柄もいろいろあるし、改めて柄をみていくのも楽しそう..
このいろいろな柄の入った江戸小紋が好きで、お召しでも同じようなものを持っている。
帯は季節的に今まで締めそこなっていた「蔦葉霞」という灰みの藤色の袋帯。
小物は小倉淳史氏の辻ヶ花柄入りの灰みがかった薄緑の帯締めに、
同じような色合いの草木染の帯揚げを合わせる。
黒色の台に黒と白の五嶋紐の鼻緒の草履に、やまぶどう籠。

2007.10.3 [水] 歌舞伎

歌舞伎座の夜の部を観劇。
昨日の昼の部では初日というのに見始めた頃のようにちょっと心配なくらい(笑)空席が目立っていて
平日にしても..と思ったが、今日は結構入っていて何故か一安心。
別に歌舞伎座や松竹の関係筋でもないのに、この感じ方は何なんだろうと自分でも不思議..
今月は歌舞伎公演が多く、いつもの国立劇場の他、新橋演舞場の昼の部と三越劇場でも
演っているせいかとも思ったが、やはり役者、演目で違いがあるよう..
牡丹燈籠、終わりが尻切れのような中途半端な感じが残ったが、楽しめた。
役者も仁左衛門と玉三郎だけでなく、それぞれがニンにあっているというか、いい感じ!
三津五郎の奴道成寺も楽しい!
今月の歌舞伎座は、無論好き好きだろうが、私は断然夜の部の方が楽しかった。

今日も着物。
体調がイマイチでぐずぐずしていたが、3時頃になってやっぱり着物にしようと
慌てて着物を出して、帯と小物を選んでいたら、時間がドンドンなくなる。
大急ぎでシャワーと化粧をして、バタバタと着て出かけるが、
1年ちょっとの間に大分早くなってどうにか開演に間に合った。ホッ..

着物は泥大島紬。黒に藍の絣、赤と藍の絣の花模様入り。
帯は買ったもののまだ締めていないのにしようかと思ったがあれこれ合わせてみているうちに
時間切れ、結局、前にも合わせた藍と白の組紐の帯にする。
時間のあるときに他の帯も合わせてみて、合う帯を見つけておかなくちゃ..
帯締めは黒かと思うような濃紺に臙脂色の入ったもの、帯揚げの色は錆朱(?)
着物の八掛けが暈しとはいえ若向きの朱色なので、取り換えてもらおうと思ってはいるが、
着ないまま取り換えるのもちょっと癪でそのまま着たら、帯や小物を地味にすると
八掛けの赤いのもアクセントになるし..と、ちょっと無理にこじつけている。

2007.10.2 [火] 歌舞伎 今年50回目の着物

歌舞伎座の昼の部を観劇。
序幕の赤い陣羽織は初見だが、結構楽しめた。
錦之助は信二郎時代よりいい味を出しだしたように思う。
いい役もつくようになったし、今までの苦労が報われているような..
恋飛脚大和往来の封印切は人気があるのかよく演るが、
いつもあのじゃらじゃら加減にウンザリして、いい加減にしろと言いたくなる。
隣の席の方もそのお隣も同じようなことを言っていらしたから、
やはり東京人向きではないのだろう..
新口村は絵としてきれいなので結構楽しめるけれど..
羽衣は玉三郎ワールド.. 愛之助も端正でよかったが..

週末から急に涼しくなったので暦通りに衣替えをして袷を着る。
着替える頃にも雨が降っていたので、予定を変更してポリエステルにする。
帯と小物をあれこれ合わせているとすぐに30分くらい経ってしまい少し慌てる。
雨天用に買った撫松庵の小紋で、少し緑みの入った黒地に緑系の柄が入っている。
帯は渡文の袋帯。緑or青がかった灰色地に黄・白(金銀?)と紫系の色で菊や垣が入っている。
「菊花良園」というだけにこれからの季節にはピッタリ..
去年の秋に締めそこなったままになっていたのを初おろし。
帯締めは伝統工芸作家の松山好成氏の組紐。灰みがかった藤色に紫と臙脂が入っている。
帯揚げは鶯色の「幻雪」というのを合わせる。
紫の蛇の目傘に、藤色の爪皮をつけた雨下駄。

そう言えば、今年の着物着用50回目だった。年間着用目標回数を見事(笑)クリア..
あと3ヵ月.. 何回になるか、ちょっと楽しみ..

帰りに元同僚の夫君主催の書道展を覗く。
彼女は書は全くしないそうだが、会場にいらして暫く立ち話。
昨年5月から始めた長唄にすっかり夢中で、稽古も楽しくて仕様がないとか..
毎日最低2時間は稽古し、出かけるときもイヤホーンで聞いているとか..上手になりそう..
師匠の勝国氏は三味線の方が本職(?)で、今月は新橋演舞場の勘三郎の連獅子と
歌舞伎座の玉三郎の羽衣の立三味線だそう.. お弟子さんも彼女以外はプロばかりとか..
彼女は書道関係の皆を招待して明日演舞場の1列目で観劇とのこと。

そう言えば、今日の羽衣の笛はそらさんの師匠(雰囲気的には先生の方が合う?)だったような..
お顔をしっかり覚えていないので心許ないし、プログラムを買わないのでわからないが、
多分間違いないでしょう。

後で呉服店を覗く。
帯と小物をキチンとしていたためかポリとは思えないと言われた。してやったり..(笑)

2007.10.2 [火] 9月の着物着用備忘録

9月の着物着用備忘録。単衣。

9月2日 歌舞伎座(歌舞伎) 塩沢絣(紺・黒色、飛び柄) 紗博多帯(灰白色、お太鼓柄)
9月15日 歌舞伎座(歌舞伎) 上代お召し(灰色地) 紋博多帯(白地、縞柄)
9月16日 池袋三越(大正ロマン展)と花想容 塩沢絣(紺・黒色、飛び柄) 紋博多帯(白地、縞柄)
9月21日 国立劇場(文楽) 塩沢絣(紺・黒色、飛び柄) つづれ帯(青みの灰色地、お太鼓柄)
9月24日 国立演芸場(落語) 阿波しじら(青地、縞) イカット半幅帯(白地、五曜太子)
9月29日 国立能楽堂(能狂言) シルック色無地(藤色)、博多帯(黒地、華段)

9月の着物着用は6回。
1回は着物をパスして洋服で出かけた。 もう1回は外出中止。でも6回着ればOKでしょう..
塩沢絣の涼しげな感触が気に入って半分の3回も着たが、帯は毎回違うものを合わせている。
6月にも着た上代お召し、今年の夏に着ていなかった阿波しじら、
そして初めておろしたシルックの色無地をそれぞれ1回着ている。
帯は紋博多を2度締めているが、あとはいろいろの帯.. 良し良し..

黒地の江戸小紋は6月よりは9月向きなのに、6月には着たものの9月には結局着ずじまい..
塩沢も白地の訪問着は着そこなってしまったし、暈し染めの付け下げも着なかった。
単衣の時期は6月と9月に1ヵ月ずつに分かれているので、着そこないやすい気がする。

10月も初めは単衣で過ごそうかと思っていたら、週末から急に涼しくなったので、
単衣はやはり9月でおしまいにして、季節どおり袷に衣替えすることにしよう..

2007.9.29 [土] 能狂言 等

1月の相撲観戦日の予定についてちといちさんが伝言してくださったので、
ボエーム(オペラ)の切符はその日を除いて取ることができた。ありがとうございました。
これからも、相撲の日にち決定まで、重ならないように気をつけていないと..

昼からは国立能楽堂に能狂言を観に行く。
安宅(観世)、茫々頭(大蔵)、一角仙人(金春)。
能の安宅と一角仙人は、歌舞伎では勧進帳と鳴神になっていて人気があるよう..
本当に毎年演っている感じなので、能ではどうなっているのか前から興味があった。
切符を取るのに苦労したがどうにか取れて観に行った。
勧進帳の筋立ては能の安宅に似ているが、鳴神は一角仙人とは大分変わっている。
両方とも子方が出て、ちょっとほのぼの..
何はともあれ気になっていたことが分かって、スッキリした。

帰りに資料展示室に寄って、高島屋コレクション華麗なる能装束 を見る。
いろいろあって、なかなか見応えがある。
第2期の期間にも行く予定が2日あるし、第3期も行って60点全部見たいと思う。

土曜の昼なのに、久しぶりの雨のためか着物の人が思ったほどいなかった。
雨と言っても大した雨でもないので私は着物。 ただし、雨用のシルック。
単衣ももうおしまいなのでもう一度塩沢絣を着たいと思っていたが、雨で急遽予定変更。
雨天用に作ったものの着ていなかったシルックの藤色の無地にすることにして、
あわててしつけ糸を取る。
単衣だから1年間眠らせてしまうところだったのに漸く着られたのはよかった。 帯は黒地の博多帯。
帯締めは灰みの紫色で半分に柄の入ったもの、帯揚げは黄土色で秋らしく、アクセントにする。
着物と小物は初おろし。
草履にするか雨下駄にするかちょっと迷ったものの、蛇の目傘にはやはり下駄でしょう..と
下駄にしたけれど、あれくらいの雨なら草履の方がよかったような..
雨コートは透かし織りのスリーシーズンコート。 藤鼠色と薄い黄水仙色。
紫色の蛇の目傘に藤鼠色の雨コート、そして着物まで藤色で、今日は紫・藤色づくめ..
雨コートは傘の色に合わせて作っているのだが、着物までだとちょっとしつこい..?

2007.9.24 [月] 落語

国立演芸場に落語を聞きに行く。 国立名人会。
切符が見つからず、あちこち探して出かける前から少し疲れた。
送ってもらったまま封も切らずに、封筒の中で昼寝(笑)していた。
席が後ろの方だったこともあって、入船亭扇橋の声が遠い。
聞こうとすると結構疲れる。 フーーン..
トリは柳家小三治のお化け長屋。
二人とも枕が長く、終演予定時刻が大幅に伸びた。
今日の客は乗りのいい人が多く、後の席の人と2列前の席の人も大きな笑い声..

落語なので、今日は本当に久しぶりに木綿を着る。
9月下旬で少し涼しくなってきたのに阿波しじらはないかしら!?と思いながら、
今夏は着ていないので、やはり阿波しじらにする。 青地に白の太さいろいろな縞。
生地が軽いせいと思うが、裾が返り易く、あれあれっと思うこと数度..
イカット半巾帯を締める。 この帯は綿でなく正絹。
両面別々の柄だが今日は着物の色とコントラストのある五曜太子(白)の方を出す。
この頃は大体お太鼓にするので、半幅帯を締めるのは本当に久しぶり..
長時間椅子に座っているには、やはりお太鼓は邪魔にならず楽な気がする。

2007.9.23 [日] フランス料理

昨日のフレンチで味を占め、今日もう一日だけお昼にフレンチで元気をつけようと電話する。
今日はオーグードゥジュールのどこかに行きたいと思ったが、
麹町は満員で難しいと言うので、次は新丸ビル(ヌーベルエール)に電話。
ラッキーなことにマネジャーの大林さんが電話に出て、ゆっくり来てくださいとのこと。
ラストオーダー間際に行くと、今回は窓際の席に座れた。 見晴らしがいい。
大林さんは痩せていて、ちょっと心配なほど..
オープンから5ヵ月、やはり責任者は遣り甲斐もあるけれど、苦労もあるようだ。
大分いろいろ話したので、いい気分転換になるといいけれど..
話し相手が欲しかったのか、連れがいないのでサービスのつもりだったのか、
何だかちょっと疲れた。
料理にはすっかり満足.. 幸せ..

大丸と高島屋で着物を見てから、彼岸の中日だと思い出し、息子と一緒に食べようとおはぎを買う。
日本茶でおはぎを食べた頃には、眠気が襲ってくる。
このところ眠れずに睡眠不足だったので、これ幸いと一眠り..

2007.9.22 [土] フランス料理

久しぶりに外食で元気をつけようと、昼食は銀座の大渕座でフレンチ..
アンコウのカレー風味の煮込みを選んだが、しっかりしたお味で、おいしい。 ニコニコ..

その後、午前中に電話があった呉服店に寄る。
電話をくれた後で届いたと、仕立てを頼んでいた江戸小紋柄の西陣お召しを受け取る。
もうじき10月、着るのが楽しみ..
ここで作った絽の鮫小紋の塵除け長コート、結局着なかったわぁ..
暑い夏にコートを余分に着る気にならず.. 何故作っちゃったのかしら..

2007.9.21 [金] 文楽、伝統工芸展

国立劇場の小劇場の文楽公演の第一部観劇。
夏祭浪花鑑の半通し。
これは私が初めて文楽を観た演目で、あれからもう随分経って、今月で15年目?に入る。
初めて見るのには、筋が分かっている方がいいだろうと、
少し前に歌舞伎で観たこの演目で文楽初めをしたのだった。
玉男さんは既にもう高齢だったのに、あの大きな団七の人形を見事に遣い、
ポーズを決める時の人形の高さ、一層人形が大きく思えたものだった。

TVと違い、3人遣いでも人形遣いが気にならず、人形がしっかり目に入る。 スゴイと思って、
あれですっかり文楽にはまってしまい、それからは切符が取れる限り殆ど全部観ている。
歌舞伎もいい舞台は素晴らしいのだが、時にヒドイ舞台もないわけではない。
こんなヒドイもの見せて、金返せ..どころか、正に金寄越せと言いたいようなできだと
思ったこともあった。 たとえお金をもらっても時間がもったいない..
その点、文楽はいい舞台・素晴らしい舞台と、普通の舞台で、歌舞伎のようなヒドイ舞台はまずない。
だからからか、小劇場の客席数が少ないからか、
東京では文楽の切符は年々入手困難になってきている。
こんな素晴らしい文楽のよさを多くの人に楽しんでもらいたいと思う反面、
これ以上切符が取れなくなったらどうしよう..と思う。

着物の方も結構目に付く。夏よりは確実に多くなっている!?!

終演後、通路を歩いていたら声をかけられビックリ..勤務先で一緒だったIさん..
彼女も時間ができたのでよく来るとのことだが、会ったのは初めて..
二人とも後の予定もあり、駅まで歩きながら話し、立ち止まって更に少し話して、分かれる。
彼女は退職後に長唄を始め、去年の4月から1年半続いているそう〜 師匠は勝国さん? 

その後、半蔵門線一本で三越に伝統工芸展を見に行く。
前によく見ていた焼き物(陶磁器)より、今は着物の方が気になり、着物・帯締めをじっくり見る。
年配の着物の方が結構多かった。素敵な着こなしの方もいらして、ついつい見てしまう。

その後、手持ちの緯絣の大島紬で塵除けを仕立ててもらおうと、大丸に行く。
雨に強い大島紬なので、少しの雨なら雨ゴート代わりにもなるように裾までの丈にして、
衿は道行衿でなくこの間から考えていた衿で仕立ててもらうことにする。
着尺は安かったのに、仕立代が思っていたより高くて..キツイ..  仕方ないかしら..

また夏日だが、今日も単衣の着物。
先日着た紺地の飛び柄の塩沢絣。帯は青味がかった灰色地の綴れを合わせた。
この帯は去年の11月と12月にも締めて気に入っていたのに、今年は初めて..
帯揚げは帯と同系色の灰青・灰緑にして、帯締めを撚り房の白の冠でアクセントにする。
草履も夏物は止めて、でも灰みパールの台で涼しげに..、あとはやまぶどうの籠。

2007.9.19 [水] 映画

そう言えば水曜日は映画のレディスデイだったと急に思い立って、
見損なっていたハリー・ポッターと不死鳥の騎士団を見に行く。
軽く夕食を済ましてから一駅自転車を飛ばしてシネマコンプレックスまで..
封切りから2ヵ月近く経った平日の最終回なので、私しか居ない ..
オオッと思っていたら、始まる直前に若い女性がもう一人入ってきて、何となく、よかった..と思う。
久しぶりの映画だが、それにしても、こんなのは初めて..
まるで立派なホームシアターで映画鑑賞..の気分..

それにしても、ハリー・ポッターの最終巻、買ったままで積んどく状態のままになっている。
今までは、予約して発売初日に買って即読み終えるまで一気だったのに、
今回は少し読みかけたままで放ったまま..
最終巻なので読み終わったら おしまい なのも気の乗らない理由かしら??
いい加減に腰を入れて読んでしまわないと.. 結末も気になっているし..

2007.9.17 [月] 初KW登録

先日の桐生お召し工房見学で改めてお召しの生地に興味を持ったが、
KW登録されていなかったので、少し調べて、それをまとめて、初KWとして登録する。
内容は多分正しいと思うが、一部不安もあり..
「上代お召し」は御召緯(おめしぬき)と、そうでない糸を合わせて織られたもののようだが、
それが撚糸なのか紬なのかが分からない。
後で調べることにして、そうでない糸と逃げてしまった。
お分かりの方、教えてくださいませんか。
よろしくお願いします。

2007.9.16 [日] 大正ロマン展、花想容

時々読ませていただいている方のブログでお誘いのあった池袋三越の大正ロマン展という
展覧会・ファッションショーと、花想容という喫茶室と着物・小物の店に行く。

大正ロマン展では、雑誌の別冊昔きものを楽しむでも提供されている田中翼氏所蔵の
アンティーク着物も展示され、素人モデルさんたちによるファッションショーもあった。
その後、目白の花想容(かそうよう)に行く。
そこでなんと、先日伺ったばかりの桐生のお召し工房の社長さんにお会いする。

アンティーク着物より、どちらかというと その
目白の住宅地に大正時代からひっそりと佇む小さな庭を有した日本家屋で、落ち着いた空間、
おいしいお茶と和の小物や着物、本来、日本にあるべきはずの季節感を集めて.. という
花想容 の雰囲気を味わってみたくての参加だったが、
お茶をいただいてから着物を見せていただいた時に反物についている
絲都のそよ風工房のラベルに気づいて工房見学の話しをしたら、社長さんだとのことで、
いつもいらっしゃるわけではない(当たり前!)のに、本当に驚きの出会い!!

ご縁というのはどこにあるか分からないなぁというのが実感..

今日は着物のブログのオフ会なので、皆さん着物。 勿論私も..
昨日の着物を急いで畳んで、帯と小物は昨日のまま.. 着物だけ暑さを考慮して塩沢絣に変える。
家に戻って着替えたら、少し歩いたせいもあって、着物も少し背中が湿っぽかった。
あしべの汗取り肌着を着用しているのに.. 着物の後始末が怖〜い..

2007.9.15 [土] 歌舞伎

歌舞伎座の昼の部を観劇。
序幕の竜馬がゆくの染五郎は期待の若手のトップランナーの一人、面目躍如!
役柄のせいかアマデウスで観たモーツアルトの子供っぽさをちょっと思い出した。
桂小五郎の歌昇! 主役は演らないが、いつ観てもいい役者!!と思う。
昼食後の熊谷陣屋、昼の部のメインのはずだが、寝不足の食後はイケナイ..居眠り..
しょっちゅう演る演目でもあるし、観たいという意欲より眠気.. シュン..
あと、玉三郎と福助の舞踊、二人汐汲、踊りはよく分からないものの
二人ともいい踊り、楽しめた。

またも夏の暑さだったが、着物の方も結構多かった。
単衣の方が殆どだったが夏物(薄物)の方もいらした。
私も久しぶりの着物。9日に着そこなって2週間近く着ていなかった。単衣。
伝統工芸士の木村竜之氏の染めた花楼漫という花織風の上代お召し(灰色地)。
博多の恵比寿細工という題の白地に縦縞と横縞の入った紋八寸帯。初おろし。
薄浅葱色の五嶋紐の単衣・夏用の帯締め、ベージュ色の絽の帯揚げ、
アタ織の草履にやまぶどう籠。 小物はまだ夏用がいい!?
帰って着替えたら、あしべ織の汗取り肌襦袢にも拘らず、着物まで随分湿っぽい..
今月しっかり着てから、洗いに出さなくちゃ..

後で呉服店を覗く。
1店で、唐織なのに洒落袋という帯に出会い、その割に安かったので、ついゲット..
しばらく自重するはずがイケナイ.. 自制心カムバック..

2007.9.14 [金] 墓参り

父の命日で、母、姉、義妹と墓参り。
昨年は大分遅れてしまったので、今年は遅刻なしで早めに行くつもりだったが、
思ったほどには早くなく、母と姉はもう来ていた。
気になっていた雑草・枯葉を取ろうと、シャベル、袋、水を持っていく。
予報よりずっといい天気で、草むしりしているとジワジワ陽射しが暑い。
まあまあ少しはキレイになったところで、お参りして、お昼を一緒に食べようと移動。

デパートに入っているつきじ植村に行くが、店の中の待合も外の椅子にも人が待っている。
他の店も随分たくさん待っているところもあって、平日なのにと、皆でビックリ..
予約時間までちょっと待ってから、店に入る。
松茸御膳の土瓶蒸しをいただきながら、去年は松花堂弁当に土瓶蒸しを追加したことを思い出す。
1年って、あっという間に経ってしまう..

2007.9.12 [水] 桐生お召し工房見学

ネット展開もしている大阪の呉服屋さんが出張に合わせてセットしてくださった
お召し工房の見学に桐生まで行く。
製造工程を見せていただけて、気に入ったものがあったら勿論購入できるけれど、
特に買う必要はないということで、メルマガ・ネットで募集していた8月の西陣お召し工房見学に
東京から応募した常連さん(多分)に声を掛けてくださったもので、行ってみたら
見学者は私を含め6名。 (1名は急な海外出張に今晩発つとかで,少し早くお帰りになった。)
見学と、希望者は草木染体験ができるとのことだったが、結局化学染料での染め。
5色の原色から匙加減だけでいろいろな色を出す。熟練の技に溜息..
(白生地の帯揚げに各自で絞りを入れて、染めは汚れるからと職人さんがして下さった。)
費用は多分、生地代だけ..

桐生でも和服の着尺・帯を織っている工房は減っているとのこと。
絲都のそよ風工房(株式会社みさち)では、遊び心タップリの楽しい着尺・帯も作っていて、
見せていただいたが、言われなければ気が付かないような遊びもあちこちに..
好みの色のものもあって私がメロメロになりかけて自制心全開で漸く踏みとどまった
しろつめくさお召し は、三つ葉のクローバーの地紋を市松に織り込んであるが、
1枚だけ四つ葉のクローバーが入っている。
これを1枚入れるために、機を止めて約30キロの1000枚の紋紙を取り換えるという
職人泣かせな作業をすると言う。 ウーム..
100万円の着尺は、な〜んと500円玉、100円玉〜〜1円玉の硬貨で100万円織り込まれているという。 結構需要はあるそう..
ほかにも楽し〜い遊びの織り込まれたものがいろいろ..
展示会で桐生の着尺・帯といっても特徴があまりはっきりせずインパクトがないので、
通常の生地だけでなく、こういう遊びで関心をもってもらっているそう〜 
それに案外つぼに嵌ってお買い上げ..の方も少なくないらしい..

お召し(縮緬)と縮緬との違い、今までどう違うのか分からなかった風通お召し等、
見て触って説明していただいて、また触って、分かってきた。 うれしい〜

最寄駅に1時集合で6時過ぎの列車で帰るまで、本当にいい時を過ごさせていただいた。
自分で絞って好みの色に染めていただいた帯揚げをお土産に..
工房の方々、調整してくださったきくやの店長さん、ありがとうございました。

2007.9.11 [火] 

日曜日からのダウン状況が好転しない。 短歌教室も欠席。 クシュン..
明日は、桐生のお召し工房見学の日、ちゃんと起きて行かれるか、不安、不安、不安..
きくやさんが、西陣お召し工房見学に申し込んだ東京地区の人のために、
出張時に一緒に見せてもらえるよう頼んでくださったのだし、
他に行きたかった人が大勢いるはずなので、当日キャンセルは絶対したくない〜
最終的には、いっそ寝ないで行く手もあるけれど..

2007.9.9 [日] 文楽

国立劇場に文楽の第2部 菅原伝授手習鑑を観に行く。
吉田玉男1周忌追善興行で、弟子の玉女が菅丞相を遣う。
玉女も頑張ってはいたが、動きが少ないだけ、難しいのだろう。
今更ながら玉男の菅丞相は素晴らしかったと思う。
しかし、全体にいい舞台で客席も吸い込まれるような感じがあり、私も満足。
昨日の疲れかダウンしていたが、頑張って出かけてよかった。

着物姿が多い日だった。 単衣の方が多いが、暑かったので薄物の方も少し。
今日の公演は午後遅めからの部だったので、私も当然着物のつもりでいたものの、
残念ながらパス。
今月は2日に1度着ただけ。 これからの予定は午前中からなので着られるか..
でも、観に行っただけでよしとしましょう。

2007.9.8 [土] 江戸小紋展 等

体調がよいので張り切って案内の来ていた呉服店数軒の催事を覗くなど忙しい一日。

朝、来月25、26日の国立能楽堂の狂言特別公演の切符をゲット。
家のIP電話はなかなか繋がらないので、ナビダイアルにかけようと外の公衆電話まで出向く。
電話ボックスは暑くて堪らず、繋がるまではドアを開けていた。
あまりいい席ではないが兎も角2日とも予約できた。

昼食は茅場町のみかわの天麩羅で元気をつけて、銀座まで呉服屋回りに出発。
松屋の 日本の布展〜和の饗宴〜 を覗いてから、青山みとものコア店の 江戸小紋展 に行く。
日本工芸会正会員で伝統工芸士の小林義一氏ご本人がいらした。 まだお若い。
葉書にあった 極鮫小紋地縄暖簾に燕友禅(復元) がパッと目に付く。
粋で着こなすのが大変そうだが、縄暖簾の細かさ! フッと溜息が出る。
表だけで7桁するので、迷うことなく 眼福!眼福!
江戸小紋は大好きだが、将軍のお留柄だったというお召十は初めて見た。
少なくとも今まで見た記憶がない。
今回はお召十には素敵な八掛けをサービスでつけてくれるとのこと。
小林義一氏は六谷泰英氏の彫った伊勢型紙を使って染めているそう..
欲し〜い! とは思うけれど、着物に関してはこの1年半無理に無理を重ねているので、じっと我慢。型彫り体験コーナーで伊勢型紙のしおりを作る。 どうにかまあまあのものができ満足。
着物の型紙彫りの大変さがほんの少しだが分かった気がする。

同じコアの東京ますいわ屋に、白地に青の濃淡で模様の織られている珍しい色合いの読谷山花織の帯があった。 素敵で心が動くが、これも見るだけ..

次ぎはニューメルサの祇園屋に清左衛門個展の 唐織の着尺・帯 を見に行く。
唐織の袋帯は持ってもいるが、着尺がいろいろ見られるというので楽しみにしていた。
素敵な柄もあって(美智子皇后のローブデコルテに使用の生地を着物用に少し薄めにアレンジとのこと)心動いたけれど、自重自重とこれもパス。 自制心が少しは働き出した?かしら..

あちらこちらでゆっくりし過ぎで、もとじの 藍田正雄氏の江戸小紋展 には寄る時間がなかった。
会期中に行かれるかしら..?

2007.9.5 [水] 11:35 pm

例によってダウンのため、3日の朗読教室は欠席。次回は祭日で休みなので、1ヵ月空いてしまう。
朗読教室参加時に短歌の宿題提出予定だったが、提出できず。
締め切りの4日に自転車で届けようとしたら、強い雨。電話したら1日締め切りを延ばしてくれた。
でも、5日は接近中の台風のせいか、もっとヒドイ雨。
やむなく雨の中を地下鉄と歩きで届けるが、歩いている途中で一時だけだが強い雨。
Gパンも雨よけに着ていった上着も濡れてしまった。Gパンの膝から下が色が変わって冷たかった。
期限を守らなかったのがいけないと、ガックリ...

帰りは途中から雨も止み、ほっとしたついでに、服を少し乾かすためにと理由をつけて、
門仲の駅近くのいり江に寄って、カキ氷を食べる。 ノンビリ、ほっと一息ついて、落ち着いた。
いり江に行くのは本当に久しぶりで、内装が変わったように思ったが、
もしかしたら他の店と混同している? のかもしれない。

2007.9.2 [日] 歌舞伎

歌舞伎座の夜の部を観劇。
昨年に続く2回目の秀山祭で、吉右衛門は気合が入っている感じで、いい初日だった。
壇浦兜軍記の玉三郎の阿古屋は今回も素晴らしい。
初めて国立劇場で見たときは琴責めの演奏は上手寄りでしたように思うのだけれど、
歌舞伎座では下手寄りで演奏するのは、舞台の大きさの違い? 私の記憶違い?

今日は少し涼しくなったからか着物の方が多かった気がする。
やはり単衣の方が多いが、薄物の方もいた。遊びの場合は好きでいいと思う。

私は単衣の塩沢(藍色に黒・鼠の縞、黒で幾何学模様の小紋)に帯・小物は夏用を合わせた。
博多帯(紗、灰白色、お太鼓柄)に、五嶋紐の帯締め(藍色)、薄紫色と薄空色の帯揚げ、
アタ織の草履にやまぶどう籠。

2007.9.1 [土] 7月、8月 夏物着用暦

7月、8月の着物着用備忘録。夏物。

7月11日 歌舞伎座(歌舞伎) 小千谷ちぢみ(鉄紺色、無地) 八寸帯(手織櫛織、生成り色、お太鼓柄)
7月16日 国立劇場(歌舞伎) 絹芭蕉(総絞り、藍・白) 博多帯(紗、灰白色、お太鼓柄)
7月18日 国立能楽堂(能狂言)  絽小紋(滝縞、藍・白) 絽つづれ帯(白地、お太鼓柄)

8月1日 国立能楽堂(能狂言) 絹芭蕉(総絞り、藍・白) 絹芭蕉帯(オフホワイト地、紅型調)
8月5日 講師スタジオ(真楽篠笛) 小千谷ちぢみ(鉄紺色、無地) 博多帯(紗献上、白地)
8月11日 歌舞伎座(歌舞伎) 小千谷ちぢみ(白地、黒縞) 博多帯(紗献上、白地)
8月12日 歌舞伎座(歌舞伎) 夏大島(黒地、華柄) 博多帯(紗、灰白色、お太鼓柄)
8月17日 国立能楽堂(能狂言)  夏大島(黒地、華柄) 八寸帯(手織櫛織、生成り色、お太鼓柄)
8月31日 東京芸術劇場(能狂言)  夏大島(黒地、華柄) 八寸帯(手織櫛織、生成り色、お太鼓柄)

7月の着物着用は3回、8月は6回。
7月は着用予定も少なかったのに、1回は着物をパスして洋服で出かけた。
8月は急な京都行きが入ったのに、予定全てで着物着用。

8月後半は天気のせいもあって3回続けて同じ着物。
終わりの2回は帯も帯締めも同じ、帯揚げだけ変えた。
結局、麻(小千谷ちぢみ)2枚を6月末の真楽パーティも含めて各2回ずつ着用、
正絹は、絹芭蕉2回、絽小紋1回、夏大島3回で、他は着なかった。
着物だけでなく、帯も小物(帯締め・帯揚げ、草履・バッグ)も同じ物ばかりで、
着なかったものがあれこれ.. もっと計画的に着ないと着物がかわいそう..
去年着ずじまいだった絽小紋を着たのはよかったが、1回きりで、もっと着たかった。
そう言えば、真楽パーティで締めた琉球藍紅型の麻帯はあれっきりになってしまった。
帯はどうしても軽くて涼しい(比較すれば..)八寸帯が多くなってしまう。

9月でも暑ければ夏物OKと言う方も多いけれど、
そう言っていると単衣も着そこなうし、難しい。

2007.8.31 [金] 

母に誘われた第20回としま能の会に東京芸術劇場に出かける。
私は去年に続いて2回目の鑑賞。
今回は真正面の席だった。舞台も低いので実に見易かった!!
中劇場内に設置のためだろうが、舞台が狭いし、橋懸かりも短い。
演者には動き難いのではないかしら..??

舞囃子(三輪、宝生流)、狂言(文荷、和泉流)、能(大江山、観世流)
シテが、近藤幹之助、野村萬、観世喜正と、昨年と同じ。
舞囃子は素養のある人には動きがはっきり見易く、いいのだろうが、
私のような素人・初心者にはいつもながら分かり難い。
狂言は私にもよく分かるので、いつも楽しめる。
能も今回はよく知っている筋なので分かりやすいが、よさが分かるのはいつのことやら..

天気がよくなかった割には、着物の方もチラホラ..
雨模様で心配だったが、夏物最後の日なので、私も着物にする。
新しいものをおろすのは止めて、先日着た夏大島に生成りの手織櫛織の帯を締める。
緑がかった藍色の五嶋紐の帯締めに、白地に黒で松葉模様の入っている帯揚げ。
アタ織の草履にやまぶどうの籠。
草履の鼻緒が少し合わないかしら..?と思ったが、大島だからいいことにする。

着物も帯も、帯締め・帯揚げも、草履もバッグも、結局、同じ物ばかリ使ってしまう..
今年仕立てた、すかし織、絽の江戸小紋、明石ちぢみ等は来年まわしになってしまった。
去年仕立ててそのままになっていた滝縞の絽小紋を着たから、まあ良しとしましょう。
スッキリ粋な感じが好きで、もっと何度も着たかったけれど、一度だけになってしまった。

急に涼しくなったので、9月からはやはり単衣を着たいし、そうでないと単衣も着そこないかねない。
忘れないうちに、夏物の着用暦(備忘録)を作っておこう...

2007.8.27 [月] 0:48 pm

母の希望の貴船の川床料理が目的の3泊4日の旅の備忘録。

21日:昼過ぎに京都着。
翌日の貴船の川床料理がメインの旅だが、母が鴨川納涼床にも行きたいと言うので、
この日は観光なしでホテルでゆっくりして、納涼床だけにする。
鴨川納涼床は90店以上でやっていて、選ぶのが難しい。
ホテルのコンシェルジュに翌日の貴船の予定を話して推薦してもらった銀水に行く。
6時にはまだ暑かったが、そのうちに風も吹いてきて、料理ともども結構楽しめた。
お店の対応も、気持ちのよい気遣いもあり、よい納涼床体験だった。

22日:夜は今回の旅行のメインである貴船の川床料理なので、昼は母が疲れない程度に観光。
朝は平安神宮に行く。まず手を清めてお参りし、神苑に入る。
庭を少し回り、今夏の特別拝観の尚美館を見る。尚美館からの景色がいい!
途中、蓮池で鷺を見つけて、初めは置物?と思ったが、動いたみたいと見ていると、
近くにきた蜻蛉をはらって動いたので、やはり本物!と喜ぶ。(笑)
昼は蕎麦にでもしようと、タクシーの運転手さんご推薦の銀閣近くの實徳(みのり)に送ってもらう。
おいしい蕎麦だった。
午後は東京駅前の京都館でもらったパンフにあった渡文の織成館へ。
建物を拝見し、姉と私は工場で帯の織りを見学。
同じデザインでも安くも高くも織れる、高いものにも安いものにも理由があるとのこと。
若冲のデザインの絵葉書を購入。姉は夏の帯揚げも購入。
夜は、母の希望の貴船のひろやでの川床料理。
駅へ向かう途中でついに雨が降り始め、川床には出られず、部屋での食事。
3泊のうち、この日しか予約が取れなかったので仕方ないが、ザンネン。
でも、部屋から川床を見下ろして、雰囲気を想像!!(笑)
川床では食事できなかったが、母は満足したようなのでOK!

23日:母は希望なしというので、あまり歩かないですむ町屋見学にする。
母はもう少し元気な時には結構よく京都に来ていたので大体のところに行っている。
まず、京都市伝統産業振興館という四条京町屋で町屋の全貌を見る。
その後紫織庵へ、豪商の家というのを実感する。
紫織庵の浴衣・帯、小物、バッグ等々もあるが、今回はパス。
午後は京都いいとこマップにあった京町屋、西陣くらしの美術館冨田屋へ。着物問屋とのこと。
ここの入場料は破格の高さだったが、その割には京都のくらしの話しが主で、
今も住まい・会社として使用しているため、建物の拝見もごく一部で、欲求不満気味。

24日:大きな荷物はホテルから駅まで運んでもらって、本能寺とその宝物館に。
拝観後、すぐ角の寺町通御池角の亀屋良永で和菓子を求める。
列車まで時間があるので、市内地図を見て駅の近くの渉成園(枳穀邸)へ。
広いので、少し歩いてから、後は見晴らして、駅へ。

3泊4日の割には、観光の少ないノンビリ旅だが、母が楽しめたようで、いい親孝行ができた。
次の機会がもてれば、もう少し近場で移動なしの滞在型の方がよいだろうと姉と合意。

2007.8.27 [月] 0:16 pm

先週は3泊4日で京都に床体験の旅。
今秋90歳になる母の希望の貴船の川床料理に姉と一緒に付き添う。
母の体力・気力に合わせての4日間で、姉と私は気疲れで二人して疲労困憊(苦笑)
出町柳から貴船口までは電車に乗ったが、他はすべてタクシー移動。
それでも、母には結構きつかったよう..
ハラハラもしたが、母は楽しかったそうで、目的は無事達成!
来年では母の気力も体力も持たなかったと思われ、姉と二人で、今年行ってよかったと話している。

私は週末の土日をごろごろ過ごして、漸く体調回復の兆し(笑)。

宿泊はウェスティン都ホテル京都だが、新幹線・ホテルつきの格安パックを利用。
使える新幹線が何本か決まっていてその中から選び、変更不可のパック。
往きは新幹線普通席がいっぱいで、一人1500円プラスのグリーン車にする。
帰りは普通車の三人がけの席が取れた。

2007.8.19 [日] 

去年の初夏に希望していてその後いろいろあって行く気がなくなってしまった京の川床料理に、
母がやはり行きたいと言うので、先週は急にバタバタした。
パンフをもらいに行ったり、申し込みに行ったり、姉に送ったり、母に届けたり..
なんだか疲れて料理する気力不足なので、今日は日本橋のメルヴェイユでフレンチ。
本当に久しぶりに入れた。この前は去年のいつだったか...

夜、息子が来て、やむなく(苦笑)そうめんをゆで、おかずを作っている時に、火傷..
疲れているときは、注意が散漫になるのだろう..
急いで氷で冷やしたものの、軽い水ぶくれになってしまった。
でも、最近は食べるだけの息子が、今日は食器洗いなどを自分からしてくれたので、随分助かった。ありがとう..

2007.8.17 [金] 

国立能楽堂に狂言(八尾)と能(夕顔)を観に行く。
八尾は笛・鼓・太鼓・地謡つきで、もしかしたら初めの頃の狂言は今の一般的なものより、
こういう能に近いものだったのかしら...??と思ったが、本当のところ、どうなのか...??
夕顔はやはり動きが少ないこともあり、分かり難い。
先日の雨月といい、今日の夕顔といい、能の初心者には分かり難い演目がつづいた。

夏の平日の夜だったせいか、着物姿はやはり少ない。
でも前回(1日)よりは少し多かったような気がした。

先日に続いて夏大島を着た。今日はここ2〜3日の猛暑に比べれば随分涼しかったが、
盛夏なので帯は涼感を求め、手織の櫛織。
緑がかった藍色の五嶋紐の夏用帯締め、薄紫色と薄桃色の帯揚げ(杜若文入り)。
草履とバッグはまた白台に青い鼻緒の夏草履、籠バッグ。

今夏は正絹の着物も少し着たものの、結局着ずじまいになってしまいそうなものがあれこれ..
後の始末を考えると、つい同じ物を着てしまう..
草履も帯締め・帯揚げも、夏が終わらないうちに他のも使いたいものだが...

2007.8.12 [日] 

来週行こうと思っていたてんぷらのみかわに夏休み確認の電話をしたら、
明日から休みだそうで、それでは来週もまだ夏休みだろうから、
歌舞伎の第三部に行くので慌しいが、急遽昼の予約を入れて出かける。
夏休みと思っている人が多いらしく空いていたが、
食べ終わる頃にはつぎつぎと予約なしの人が入ってきた。

ついでに日本橋まで出たが、暑いので高島屋の地下の叶匠寿庵で氷を食べる。
殆どの客が氷を注文していて、さもありなん..と思う。
戻ってきてシャワーで一息ついてから、着物を着て歌舞伎座に出かける。

勘三郎の乳母政岡も仁木弾正も声質や身のこなしにム、ム、ム、と思う。
玉三郎の政岡の品格を思い出して今更ながらスゴイと思う。
菊五郎の政岡は、あれはあれで情感があっていいのだが、勘三郎のは???である。
この人はもっと違う役どころのほうがずっといい..
七之助の頼兼はいくらなんでも若すぎる感じで違和感がある。
役柄的にはいい雰囲気なので、もう少し年がいけばよくなるだろうが..

暑いし少し迷ったが夜からなので涼しくなることを期待して、着物は夏大島にする。
灰白色の紗の博多帯に、薄浅葱色の五嶋紐の帯締め、白地に黒で松葉の柄の帯揚げ。
草履とバッグは昨日と同じ。
着物が麻でなく正絹なので、長襦袢は海島綿にする。
今日もあしべの汗取り肌襦袢に、裾除け・足袋は麻。
海島綿の長襦袢には麻の裾除けより、昨日長く座るので初めて使った
揚柳のステテコタイプの方が裾さばきがよさそう..
夏大島の透け感は涼しげだけれど、見た目よりはやはり暑くて扇子をだいぶ使った。
夏の着物はちょっと我慢が必要..
でも、着ないなら折角作った甲斐もないし...

2007.8.11 [土] 

歌舞伎座の納涼歌舞伎初日。
第一部と第二部を観劇。(第三部は明日観劇の予定)
勘太郎の声が父親の勘三郎に似てきたのでちょっとビックリ!
声だけでは、アレッ!勘三郎? と思うことがある。
勘三郎と三津五郎、二人の踊りは初日なのによく合っている。
楽しそうに踊っている中にライバル心があって、見ていても楽しい。
今日の志のぶは七之助と絡んでも見劣りせずにいい役者ぶりだった。
7月の福助との絡みのひどさとは雲泥。やはり直接の若旦那にはやりにくかったのか??

暑いので、正絹はやめて、また麻の着物にする。
白地に黒の縞の小千谷ちぢみに白地に青・薄緑の入った沙献上の博多帯で涼しげに..
紫と白の編みの帯締め、勿忘草色と薄藤色の帯揚げ、白台に青い鼻緒の夏草履、籠バッグ。

友人に会う。彼女は第一部から第三部まで通しとのこと。元気だわぁ!!
彼女は先日のお能の時と同じ薄緑の小千谷ちぢみに野蚕紬の帯、バッグは変わっていた。
夏はやはり麻が涼しくていいわねぇ〜と二人で異口同音。

第二部が終わったのは5:40でいくらかは涼しくなっていたので、つい少し歩いてしまったら、
大変な大汗をかいた。
長襦袢も麻だし、あしべ織の汗取り肌襦袢も着ていたのに、着物の背中に汗が少し滲んでいた。
やはり夏の着物は汗が大変! 洗わなくっちゃ..

2007.8.9 [木] 

昨日の会員先行申込では売り切れで取れなかった9月の能樂堂公演の切符を
一般予約でゲット!!
安宅、一角仙人..は人気があるそう..
公衆電話の方が繋がり易いというので、暑い中を電話ボックスに行って電話。
近くの電話ボックスは日が当たるところにしかないので、繋がるまでの暑いこと暑いこと、
ドアを開けていても汗ばんでくる。
最後の2枚とかで、脇正面の一番後ろの列しかなくちょっとガッカリだが仕方ない。
取れただけよしとすべきでしょうねぇ〜

2007.8.7 [火] 

門仲のパッソアパッソで久しぶりのイタリアン。
先月は行かれなかったし、先週は満員で入れなかったのに、今日はテーブル席にも空きがある。
料理はいつもながら 満足!満足!
ただ、アラカルトがなくなり、コースも2種類のお任せコースだけになっていた。
以前のお任せコースは値段が高くなっていて、もう1コースは品数が少なく、実質値上げ..
材料は同じだし、1皿の量の調整で全体量は同じなので、無理をしないで..と
シェフはこちらの懐を心配して言ってくれるけれど、折角ならいろいろ食べたいし..
行く回数が減るかしら..!?

料理イベントでシェフもスタッフも全員で明日から10日ほど軽井沢とのこと。
次回は土産話が楽しみ..

帰りは風が涼しく気持ちよかったので、運動不足解消も兼ねて、歩いて帰ることにする。
酔いに任せて歩いているうちに暑くなって脱いで籠バックに載せておいた上着/ブラウスを
飛ばしてしまったらしい。
マンションの下まで来て気づいて、今度は自転車で捜しながら戻ったが、見つからず..クシュン..
シルクの透けるブラウスで羽織れば下はTシャツでもどこでも通用する感じで重宝していたのだが、
代わりになるものを探さなければ...
高〜い料理代になってしまった。
それにしても、このところ外食ばかりで食費がかかり過ぎ..節約しなければ..

2007.8.6 [月] 

朗読教室7回目。
暑さのせいか欠席者が多く、6割程度の出席率だった。
8月は今回の1回だけなので、区切りにミニ発表会をすると前回の教室で言われていた。
2人で前半・後半を読むはずだったが、人数が少ないので全編を通して読むことに変更。
一人ずつ読んで、注意点の指摘を受ける。
私は、もっと声を張って読むようにとのこと。
普段声を出さないのがネックのようだが、どうすればいいのか...

2007.8.5 [日] 

そらさん企画のきもので篠笛のお稽古に参加。
1回目の参加者は4名。2回目の方2名は先にお稽古。
両方の道案内に、暑い中を2度もお迎えに来てくださったそらさん、
重ね重ねありがとうございました。

4名のうち私以外の3名は初めから音が出たのに、私は殆ど音なし。
多少は覚悟していたものの(笑)、やはり少しめげる。
でも、先生がレンタルのプラ菅を持ってきてくださるのを忘れたため、ラッキー!!なことに
竹笛を貸していただけた。竹笛の手触り感は素晴らしい。
竹笛を譲ってくださったちびまるさんとご友人にも感謝! ありがとうございました。

音がでなかったので笛はあきらめるか、ちょっとムキになって(笑)プラ菅を買って練習するか、
迷っているが、製造元も教えていただいたし(ふうまま、ありがとう)、多分買うことになりそう..
先生のおっしゃるような、うまくいかない時はいつまでもしていないで、ほどほどに切り上げる、
計画を立てて、いろいろな練習方法を取る、というようにはいかないかも..

お稽古の後、お茶をいただきながら皆さんとお話できたのもうれしかった。
お名前とお顔が一致したし..
調子に乗って少し話しすぎたかしら..と反省..

着物は小千谷ちぢみ(鉄紺色系の無地)、紗献上博多帯(白地、青・空色)、
帯揚げは空色の濃淡の市松に蜻蛉柄入り、編みの帯締め(白と薄い茶色、アクセントに)、
ネットで購入したばかりの籠と草履(白い台に青い鼻緒)。帯も初おろし。

2007.8.4 [土] 

暑くて、体調もイマイチなので、体力をつけるためにと自分に弁解して、
門仲でイタリアンと思ったが、今日もまたカウンターの予備席もいっぱいらしく入れず..
和食の志づ香に本当〜に久しぶりに行く。今年初めて!?
お酒を冷で1合飲んで、酔った感じ..今日は回るのが早い..

明日はそらさんがお世話してくださった「きもので篠笛」に参加する。
楽しみ〜

2007.8.2 [木] 10:21 pm

都民劇場の都民半額観劇会に申し込んで当たった国立劇場の10月公演の入場券の引き換えに国立劇場に行く。
今日と明日の2日間の午前10時〜午後6時というので、10時少し前(10分くらい?)に行ったが、なんと番号札は158番。
平日公演なので、男女とも年配の方が多いが、若い女の方は主婦専業? 家事手伝い? それとも学生?
いい席から順番に渡されるとかで、劇場・演目・出演者にもよるらしいが、早い人は随分早く並ぶらしい。
結局入場券をゲットできたのは10時半頃。

その後、久しぶりに京橋のイデミ・スギノでケーキを2個食べてから、銀座の大渕座でフレンチ。
このところ、食の贅沢が続くが、体調のよくない時は栄養を取るためにも許されるだろう..
イデミ・スギノは漸くTV以降の狂乱状態を脱出、それにしても、大渕座はなかなかブレークしない。
満員で断られることが少ないのは、うれしいような、不思議なような!?

2007.8.1 [水] 

国立能楽堂で鐘の音(大蔵)と雨月(金剛)を観る。
鐘の音は前にも観たことがあるが、どこでだったか...
雨月は難しい。出会った友人も、分かり難いお能だと言っていた。
しかも、今日もあまり体調がよくなかったせいもあるだろうが、
居眠りがでてしまって、私にはますます分からなかった。
隣の席の方が、息?声?つきの居眠りで、周りから顰蹙の視線..でも、ご本人は気づかない..
隣の席だと、もろで、音つきはちょっと辛い..

7月から着物を着る回数が少ないので、今日は頑張って着物を着た。
絹芭蕉の総絞り小紋(白と藍色)に、白地の絹芭蕉の染帯を合わせる。
帯は初おろし。涼しそうな色合い、芝文と杜若の入った花丸文入り。
手組みの夏用帯締め(緑がかった藍色に朱と白入り)と、
このところお気に入りの薄い藤色に杜若の模様入りの帯揚げ)で、少し色を挿す。
あしべ織の汗取り肌襦袢に麻の裾除け、海島綿の長襦袢で、絹芭蕉はさらっとしているし、
思ったほどには暑くない。
まあ、この季節は何を着てもどうせ暑いのだし..

2007.7.31 [火] 

友人に誘われた2006/2007オペラ・バレエのシーズントークとその後のエンディングパーティーに新国立劇場に行く予定だったが、体調悪くシーズントークはパス。
友人にパーティの会費を支払うためもあり、バーティーだけ参加。
間に合うかどうか心配だったが、シーズントークが長引いて逆に大分待たされた。
10周年記念イベント?とかの初企画だが、結構な人数の参加者だった。
新国立劇場もシーズンチケットを取るようなリピーターを大事にし始めたのか..!?
参加のオペラ歌手・バレエダンサーもいて、すぐそばで聞く歌はやはり力強い。
ただ、こうもりの歌にはやはりシャンパンが欲しかった。
バレエダンサーと一緒に写真撮影をしている参加者も多く、ちょっと微笑ましい。

終了後、食べたりなくて、新宿で一緒に食事。
ピッツァ・パスタ中心の店だが新宿にもサバティーニがあるのを初めて知った。
飲み損なった感じのシャンパンの代わりにスパークリングワインをボトルで取って、
2人用のセット料理であれこれ食べた。
パーティでも少しは飲んで(ワイン3杯)つまんでいたので、今日はいささか飲み過ぎ、食べ過ぎ..

今日は体調が悪かったので、予定していた着物は止めて洋服で参加。
友人は素敵な撒き糊の黒地訪問着に絽綴れ帯。
ちょっと地味めだが、柄の花に色が挿してあってやわらかさ・可愛さが加わっている。
 

2007.7.29 [日] 

麹町でフレンチ..本当に久しぶりに入れた。
前もって予約しないで、いつも当日電話で無理を言うのだから入れなくても文句も言えないし、
評判がいいのは私もうれしいが、なかなか入れないのはやはり辛い。
4月から麹町の1号店だけでなく日本橋の2号店にも入れず、
新丸ビルの3号店にオープンの陣中見舞いも兼ねて行っただけ。
今日はオーナーの岡部さんがいらして電話に出られたせいか、珍しくそれ程は混んでいなかったせいか、時間をずらして入れた。
いつもながら、おいしくいただき、満足満足..
食事中の雷雨で、止むまで待ってノンビリした。

帰りは運動不足解消に、はるばる東京駅・日本橋まで散歩。流石に遠い。
結局日本橋までは1時間半くらいかかった。
途中、平河門から大手門まで皇居東御苑を通ったが、
やはり道路沿いに歩くのとは比べ物にならない空気のよさ、風が気持ちよかった。
家に帰ったら、シャツが汗でびっしょり..(乾いたら塩を吹いていた。笑)よく歩いたわぁ〜

2007.7.28 [土] 

丸善のワインパーティに参加する。
今回も日本橋のイタリ−料理店で実施。
いつもより料理が多かったのか、酔いが回ったためか、あまり食べられなかった。
いつも食べすぎなので、ちょうどよかったかも..この頃太り気味だし..
最近の活動量激減では、エネルギー消費も減少しているはず、
食べるのを減らすよりは活動量を増やさないといけない。
動き出せば結構歩き回ったり動けるのに、全く動かない日が多すぎる。

いつものように結構ぎゅう詰めだろうと思うと汚すのが心配で、洋服で参加。
暫く着物も着ていない。次に着るのは31日かしら..?

2007.7.21 [土] 

みかわで天麩羅を堪能。
以前のようには頻繁に行かれないので、久しぶりのせいかおいしさの実感が強い。
早乙女氏の動きも久しぶりにじっくり拝見。
無駄のないスムースな動きは、やはりお見事..惚れ惚れする..

日本橋に出て丸善で予約してあったハリーポッターの最新刊を買う。早く読みたい。

2007.7.18 [水] 

国立能楽堂で瓜盗人(大蔵)・杜若(金剛流)の鑑賞。
杜若は動きが少なく、やはりお能は難しい。
どれだけ観ればお能が分かるようになるのか心もとない。

また知人に会って、ゆっくりワインで食事。
今日も彼女は雨が気になったとかで洋服だった。
舞をする彼女の方が着物姿は多かったのに、私が着物をまた着始めてからは、
会う時は私は着物なのに彼女が洋服なのが2回も続いた。

今日は去年仕立ててもらって着なかった絽小紋を着る。藍色の滝縞。粋な感じがやはりいい。
白地?の絽綴れ帯、薄い黄緑がかったところに緑がかった空色の入った帯締め、浅葱・空色の市松の帯揚げ(蜻蛉柄入り)、アタ織の草履にやまぶどうの籠バッグ。
夏物の草履とバッグが同じ物ばかりになっている。他の物も使わないと..

2007.7.16 [月] 

国立劇場の歌舞伎教室で観劇。
夏休み直前の3連休の最終日のせいか、親に連れられた小学生が大勢でビックリ!!
今までの歌舞伎教室では、平日は高校生の団体に、短大生や中学生が少し混ざっているかしら? という感じだったし、土日は学生も多いけれど大人も多かったし、小学生があんなに観にくるなんて本当に驚いた。
それに、いつもの高校生のように爆睡(笑)している子などいないのに感心した。
主催者としては、大変うれしいだろうと思う。

芝のぶのお染は本当に可愛いけれど、福助のお光の存在感とは勝負にならない。
可愛いばかりでな〜んにも考えていない娘のように見える。
もしかしたら、芝のぶはそういう解釈でお染を演じていたのか?? 
2人が並ぶと比較で、福助のお光がやけに年上に見えてしまった。
ああやって観ると、特にファンでもないけれど福助は華のある役者だと思った。

雨が心配だったが、紺色の絹芭蕉の絞り小紋を初おろし。
灰白色の紗博多八寸帯と薄紫・薄桃色の帯揚げもお初、あと、紫と白のラメいり夏帯締め。
帯揚げに入っている柄は、杜若?花菖蒲? 夏物だから杜若かしら?
今日は涼しかったせいもあるけれど、絹芭蕉は涼しくて、真夏向きを実感。アタ編の草履も涼しい。
もっと暑い日に重宝しそう..

2007.7.13 [金] 

国保のミニドックとやらで、眼科検診を受ける。
むか〜しの網膜剥離の手術後は問題なし。
しかしそちらの目に白内障が少し始まっているとのこと、手術しているし年齢的にも仕方ないらしい。
手術後については、年1回の診察をした方がいいと言われてしまった。
そう言えばここ数年は人間ドックでの眼圧・眼底検査だけで済ませてしまって、眼科での検査はしていなかった。
やはり、散瞳してチェックしないとダメらしい。クシュン..

2007.7.12 [木] 7:03 pm

前回先約のため参加できなかった「きもので篠笛」入門教室の第2回目募集があるのに気づいて、早速参加希望表明。
楽しみです。

2007.7.11 [水] 

歌舞伎座でNINAGAWA十二夜再演を観劇。
初演時もよかったが、今回はより練れていて楽しんだ。
役者は初演の松禄の右大臣安藤英竹が翫雀に変わっていただけで他は同じ。
初演の松禄のはじけっぷりの方が楽しかったような...
今月は昼夜同一演目なので夜の部に行ったが、外国人の団体が大勢入っていた。
シェイクスピア原作なので、確かに外国人初心者向けかもしれない。
音羽屋ファンで4回観劇予定で更に観に行くかも..と言う人がいるが、歌舞伎ファン気質に感嘆!
私ももう一度行ってみたいような...

雨模様のため、当初の予定を変更して小千谷ちぢみ(鉄紺系の無地)にする。
合わせたのは、手織櫛織の夏帯(生成り色)、五嶋紐の夏用帯締め(緑がかった紺色、薄い緋色・白入り)、帯揚げは浅葱色・水色の市松に蜻蛉柄入りの絽。 雨下駄と雨コートも。
着物、帯、帯締めは初着用。

そう言えば今月初めての着物。
先月末の真楽5周年イベント以来で、もう少し着物を着たいので、観劇以外にも機会をみて着物を着るようにしたい。

2007.7.3 [火] 6:50 pm

来週の短歌入門教室の課題提出に行く。
昨日の朗読教室の際に提出するつもりが、家で落としたのに気づかず出かけて、提出しようとしたら何処にもないのでビックリ、ガックリ..
でも、自転車で往復したのでいい運動になったと、よい方に考えよう..

久しぶりに友人と電話で長話をする。
機会があったら一緒に出かけましょうと話し合う。

2007.7.2 [月] 8:38 pm

朗読教室6回目に出席。
今回は私たちのグループの当番日。準備のため30分早く集合。
雨模様のため自転車はやめ、地下鉄と歩きで行く。
当番の発声練習の音頭取りをグループで一番若い私に全部せよとの他の方々の仰せにビックリ! でも確かに年齢差は大分あるので反対できず、引き受ける。
朗読練習については、前回休んでしまったので心配したが、ついて行けてホッとした。

明日が提出期限の来週の短歌入門教室の課題、持って行ったはずなのに何処にもない。家で落としたらしい(涙)本当にドジで自分でも呆れる。明日また提出に行かなければ...

教室終了後はそのまま日本橋まで出かける。
久しぶりに元気付けにうなぎを食べる。白焼きも蒲焼もどちらもおいしい!
帰宅の夕方まで1日中外出。寝不足なので少し疲れた。

2007.7.1 [日] 10:41 am

昨日の真楽5周年終了後の帰宅時にちといちさんからいただいた今日までの展覧会招待状、いただいた時は多分行けそうと思っていたのだけれど、結局1日ダウンでもったいないことをしてしまった。ちといちさん、スミマセン、ごめんなさい。
夜になって漸く動けるようになった。

先月の着物着用暦。単衣、30日は夏物着用。

6月5日 歌舞伎座 江戸小紋(黒地、小桜紋) 袋帯(白地に多色入り、組紐帯)
6月7日 国立劇場(歌舞伎)→コクーン(歌舞伎) お召し(花織風) 博多帯(黒地、華段他入り)
6月13日 新国立劇場(オペラ)  お召し(花織風) 博多帯(黒地、華段他入り)
6月18日 新国立劇場(芝居) 江戸小紋(黒地、小桜紋) 袋帯(絽綴れ、白地、お太鼓柄)
6月30日 九段下クイーンアリス(真楽5周年) 小千谷ちぢみ(麻、白地、縞柄) 名古屋帯(麻、琉球藍紅型、お太鼓柄)

6月の着物着用は5回、単衣4回、夏物(麻)1回。
着物着用予定のうち2回は着物をパスして洋服で出かけた。
1回は着物も帯も小物も同じ。
単衣は結局2枚を2回ずつ着用で、他は着なかった。
帯は上旬は涼しげな色の組紐帯と黒地博多帯、中旬に絽綴れ、末日は夏物(麻の藍紅型)。

これから2ヵ月は夏物だが、去年からしつけ糸のついたままの着物も着てあげないと..
去年は汗取り肌襦袢を重宝しながら、結局麻と木綿しか着なかった。
今年は正絹も着たいものの、汗が怖い。でも着ないなら作った甲斐がないし...
しっかり汗取り肌襦袢で防御して、あとは夏が済んだら洗いに出す覚悟で..
でも1度の着用で洗いに出すのは辛いから、どれを着るか取捨選択が必要(笑)

2007.6.30 [土] 

真楽の5周年記念パーティに参加。
いろいろな着物を、いろいろな着方で楽しんでいる方々とご一緒できて楽しかった。
恐る恐る(笑)参加して、初めはただただ見物連(爆)だったが、抹茶さんの洒落紋に気づいて
お話してからは近くにいらした方々とお話しながら参加できて楽しく過ごせた。
また、伝言をくださったちといちさんともお話できてうれしかった。
お住まいがお近くなので、またお会いできるとうれしい。

今回は、抹茶さん、ちといちさんの他、ゆー子さん、ふっちゃんさん等ともお話できた。
さとさん、帰りにこうめさんとも... あと...
少しずつ知り合っていかれるとうれしい!!

今日の着物は一転、二転で、白地縞柄の小千谷ちぢみ。
合わせたのは、伝統工芸品の琉球藍紅型の麻帯、勿忘草色と薄藤色のグラデーションの帯揚げ、紫と白で編んだ帯締め、アタ織の草履、すかし織の雨ゴート。
帯、帯締め、草履、雨コートは初おろし。
鉄紺色無地の小千谷ちぢみをおろすつもりで合わせる帯を考えていて、
締めたい帯を見つけたが色が似すぎているので、帯に合わせて着物を変更。
いつもは着物を決めてから帯、小物を決めるのだが、今回初めて
帯が最初で帯に合わせて着物を決めた。
久しぶりの着物で、単衣でなく夏物を着用。皆さんも夏物の方が殆どだった。
小千谷の方も多かった。

2007.6.18 [月] 

朗読口座の第5回目だったが、体調が優れず欠席。
昼過ぎからは大分よくなってきたので、夜の芝居見物には行くことにする。
新国立劇場の小劇場で、オニールの氷屋来たるの初日観劇。

出かける準備をする頃になって、急遽着物を着ることにして、バタバタと着物・帯・小物を準備する。
江戸小紋に絽綴れ帯、夏物の帯締め・帯揚げ。

2007.6.13 [水] 

新国立劇場でファルスタッフの初日公演を観る(聞く)。

単衣の時期は短いし、今月はこれから出かける予定があまりないので、頑張って着物を着て行く。
先週と同じ花織風のお召し。 同じ組み合わせ。
どうもまだ体調がよくなくて組み合わせを考えるのを省略。

友人と会ったので、終演後一緒に食事して帰る。
いつものことながら、おしゃべりが長く、家に着いたら、日にちは変わっていないものの真夜中だった。
友人は江戸小紋だった。

2007.6.12 [火] 

短歌教室に行く。
初心者と2〜3年目の人が一緒だが、全くの初心者の私には歌の良し悪しがよく分からない。
まだまだ苦労しそう...でも、1年間は続けてみよう。

2007.6.10 [日] 

昨日に続き、新国立劇場に行く。
オペラ劇場ではなく、中劇場でシェイクスピアの夏の夜の夢を観劇。
演出がRSCのジョン・ケア−ドなので期待して、今日も頑張って行った。
今風の演出で、何故か以前観た宮本亜門演出のソンドハイムのミュージカルINTO THE WOODSを思い出した。
両方、沙也加(以前は確かSAYAKAだった)が出ていたせいではないだろうが...
今回も着物はパス、洋服で行く。

2007.6.9 [土] 

新国立劇場でオペラばらの騎士を観る。
人によって好みはあるだろうが、期待以上。
体調が悪く行くのはやめようかと思ったが、頑張って行って正解。
着物を着る気力はなく、久しぶりに洋服での観劇。
着物姿は一人しか気がつかなかった。

2007.6.8 [金] 

団十郎・海老蔵親子のパリ・オペラ座での初歌舞伎公演の舞台裏をTVでやっていたので観る。
2人のやる気と緊張感が伝わってくる。
そう言えば追っかけでパリまで行った人がいるようだが...

2007.6.7 [木] 

午後は国立劇場の歌舞伎鑑賞教室、夕方からはコクーン歌舞伎の観劇。
伝統歌舞伎を基本どおりにやる鑑賞教室と、現代的な演出のコクーン歌舞伎のはしご。

コクーンは初日で、スゴイ盛り上がり!
最後は殆ど全員立ち上がってのスタンディングオベーション!
あれは、隣の列で観ていた松竹と東宝の社長が立ち上がって拍手し始めたのがキッカケかも...
それとも、初日はいつもああなのか...?

雨が心配だったけれど、出かける準備をする頃にはあがっていたので、急遽着物にする。
花織風のお召しに黒地の博多帯。小物は夏物にした。

2007.6.5 [火] 

歌舞伎座で通しで観劇。
また腰痛が出て、少しきつかった。通しはもう限界かも...。

単衣の江戸小紋に少しザックリ感のある白地にいろいろな色の入った組紐帯。
小物もまだ夏物にはしなかったが、もう夏物にした方がよかったかも...。
夏物の手織八寸帯を締めている方を見かけたが、まだ少し早い感じで、季節感は難しいと思った。

2007.6.4 [月] 

朗読講座4回目に出席。
一人一人への講師の指摘・練習はキツイけれど、とても参考になる。
自分の時だけでなく、他の方への指摘にも共通点が多く、注意点が分かり易い。
予習・復習をして欲しいとのことだが、皆さんも私同様、なかなかできない様子。
もう少し、頑張らないと...と思う。

2007.6.1 [金] 0:14 pm

日記を書く習慣がなく、デジカメも持っていないので画像もないし、
ついつい書き込みを忘れてしまいます。
それで、先月の着物着用暦を備忘録も兼ねて載せておこうと思います。

5月2日 歌舞伎座 紬(白地、黒グラデーション格子) 洒落袋帯(臙脂、太子間道)
5月3日 新橋演舞場(歌舞伎) 紬(白地、黒グラデーション格子) 洒落袋帯(黒、鳥獣戯画)
5月7日 歌舞伎座 織小紋(段取り入り銀無地) 名古屋帯(小豆色、無地櫛織)
5月8日 歌舞伎座 お召し(緑、太縞) 袋帯(白地、太鼓柄)
5月11日 国立劇場(文楽) 紬(白大島) 名古屋帯(小豆色、無地櫛織)
5月17日 国立劇場(歌舞伎) 紬(白地、黒グラデーション格子) 名古屋帯(小豆色、無地櫛織)
5月19日 結婚式・披露宴 黒留袖
5月25日 国立能楽堂(狂言) 紬(白地、黒グラデーション格子) 洒落袋帯(黒地、鳥獣戯画)

ひと月に8回も着たのは最多! 結婚式もあったし...我ながらビックリ!! しています。
暑い日もあったけれど袷で頑張りました。
作ってから4月に1度着ただけだった白地の紬ばかりを5月は着ていたことも分かりました。半分の4回も着ています。
着物・帯の同じ組み合わせも1度...小物はどうだったかしら...?
帯も櫛織を3回も締めていますが、着物は毎回違っていました。
気分の変化にも着物のためにも、もう少し他の着物・帯も着た方がいいとは思うものの、怠けてついつい同じ物になっているのが歴然です。
こうやって見ると、本当に趣味の観劇と着物の日々がよく分かってきます。

今月(6月)は、いよいよ単衣..
単衣の着物はあまり持っていないので、着物と帯の組み合わせで気分を変えてみたいと思います。
木綿も楽しみたいし...
あまり暑ければ、夏物を前倒しで着ることにしましょう。

2007.5.13 [日] 9:58 am

今月は着物着用日が既に5日。
今月は歌舞伎座だけでなく、新橋演舞場でも国立劇場(前進座)でも歌舞伎があるし、そして何より国立劇場の文楽公演と着物で行く機会が多い。
これから結婚式参列もあるし、能楽堂にも行くので、毎日着物派でないときどき着物派にしては、順調な回数。
少し観劇回数が多すぎて、大半は安い席にしていても懐事情に破綻を来たしそうなのだけは大いなる問題だけれど...
年間50回の着物は充分クリアできそうだが、何回くらいになるのか、今から楽しみ..

2007.5.1 [火] 8:12 pm

KIMONO真楽から仮登録のメールがあったのをみつけて、直ぐに登録。未だにパソコンに弱いので、登録のための入力をしたもののこれでよかったのか少し不安。
それにしても、5月1日とは覚えやすい登録日でうれしい。

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