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2008.11.30 [日] 国立名人会@国立演芸場 |
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午後から、国立演芸場の国立名人会に出かけた。
定席や花形演芸会に比べ、持ち時間が長めなので、少しじっくり噺が聞けて、うれしかった。
出演の噺家もいいし.. やはりこちらがいいなぁ! と思ってしまう。
名人会は話す落語が予め発表されているけれど、トリの三遊亭遊三が噺変更。
どうも上手く入らなかったらしい。(苦笑) 「首提灯」を楽しみにしていたのに..(怒)
尤も、自信があるという「子別れ」(「子は鎹」)がよかったから、まあOK。
ご近所だからではないが、仲トリの柳家さん喬の「心眼」がいい。
独特の雰囲気のある人なので好き嫌いが分かれそうだが、語り分けがはっきりしていて聞き易い。
お隣の2人が休憩後は戻って来なかったけど、さん喬ファンなのかしら?
あと、春風亭小柳枝「金明竹」、三遊亭歌武蔵「子ほめ」、柳家喜多八「粗忽の釘」。
「金明竹」を聞くと、遣いのあの早口に、よく口が回るといつも感心してしまう。
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着物: 綿薩摩−東郷織物の薩摩絣(木綿)。 極薄青磁鼠のみじん格子。
帯: 名古屋帯。 イカット。 正絹で、渋めの緑系。 お初。
帯締め: くすんだ黄緑で、片方が色の違う4本に分かれたもの。
帯揚げ: 渋い若緑に、黄色と白の縞。
草履: エナメル加工の草履。 薄水色の台に紬地の鼻緒。
バッグ: 銘仙紬バッグ。 淡灰色と青紫の矢絣模様。
コート: 道中着。 黒地に青紫で線描の菊花模様。
ショール: 深緑色。
落語会なので木綿の着物。 全体を緑系で揃えて、長襦袢の中紫色で振りから覗く色を加えた。
9寸名古屋帯のイカット帯が、芯もないし、正絹のせいか、軽くて少し驚いた。
同じイカット帯でも木綿の8寸名古屋帯とはまるで違う。 9月に締めなかったのが悔やまれた。
帯揚げとお揃いの半衿の出番がない。 いつか使いたいものだけれど..
ショールは先日のオフ会のワイン色と色違いのもの。 |
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2008.11.29 [土] フランス料理@大渕座 |
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早く起きたので、何度か洗濯機を回し布団を干し..と、家事が捗ったので、
久しぶりにフランス料理が食べたいと、遅めのランチに銀座の大渕座に出かけた。
スロースタートの方ばかりだったようで、LO間近いのにテーブル席はまだ満席。
私はいつものカウンター席に入れていただいた。
オニオングラタンスープが始まっていて、うれしくなったら、
オードブルに牡蠣のショーフロアがあって、冬の料理になったのをますます実感。
オードブルは他に鮑(煮貝)、平目のカルパッチョ、マリネ、茄子。
メインは舌平目にして、おいしくいただいたけれど、早くから動いていたせいか、
もう少し食べたくて、追加に松茸のパスタをお願いし、ペロリと食べてしまう。
デザートも重めのチョコレートケーキを食べて、ワインもいつもより多めに飲んで..
睡眠をタップリ取ったので、快調、快調! でも、我ながら、本当に食いしん坊!
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私の着物には少し派手だけれど、雨コートによさそうなお買い得になった紬を見つけてしまう。
紺地に灰色や錆朱?などの格子柄で、山形の鈴源織のまほら紬とか。
そんな紬があるの!?と驚きながらも、
防水して雨コート兼用の塵除けにしようと、つい買ってしまった。
もう買わないはずだったのに、ダメじゃない!と、強く反省。 |
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2008.11.29 [土] 15時間睡眠 |
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不眠の挙句、不足している睡眠を一気に取って、15時間の連続睡眠!
自分でも呆れるばかり..
要はダウンして眠りつづけただけなのだけれど..それにしても呆れた話。
昨日は夕方から楽しみにしていた能狂言の鑑賞予定だったが、
目覚めたのが、飛び出しても開幕には間に合わず、休憩後のお能も始まってしまいそうな時刻。
動こうとしても、まだ大分きつくて.. 無理はよそうと諦めた。 残念無念!
国立能楽堂の会場25周年記念特別企画のひとつで、狂言「花子」と能「三笑」。
特別企画で当然ながら、出演の狂言師、能楽師も観たい方々ばかりだし、
歌舞伎ではよく観る「身替座禅」の元の狂言「花子」は観たことがないし、
お能の「三笑」は日本画の「三笑図」との関連で是非観たかったし..と、まだ未練一杯。(苦笑)
出かけるのを諦めたので更に寝てしまい、夜中に寄った息子も招じ入れただけで更に寝つづけて、
結局起きたのは15時間も眠ってから..
流石に夜明け前に起き出したけれど、この時間に起きているのはいつもは眠れないからで、
今日のように眠った後は、睡眠の効果あって、頭もすっきり、快調!
今日はいろいろできそう。
昨日のことは忘れて、今日はいい日にしたいもの。
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「きものサロン」のえりりんさん・ぬほりんさんの写真が素敵!
何よりえりりんさんの笑顔が素晴らしい!! |
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2008.11.27 [木] 日記に |
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拝見し損なって、気になっていた草履の写真アップをありがとうございます。
写真では分からない部分は、いつか実物を拝見出来る日を楽しみにしています。<ふうままさん
卵色の訪問着、とてもお似合いでしたよ。
<穏やかでやさしいヒトになれた気がして、なんだか嬉しい気分。
というなら尚更言うことなし。是非是非これからもお召しくださいね。<かんからさん
食べ物紹介が、いつも楽しくて、行ってみたい店が一杯!
知らない所には横着の出不精で、まだ行ったことがないけれど、行きたい店が溜まっていくので、
そろそろ、行ってみたいものだと思っているところです。 お多幸なら、寄り易いし..
ありがとうございます。 <さくまりさん
真楽新年会の候補日のリーク(笑)、ありがとうございます。
気になっていたのです。 これで空けておけます。 <しょうさん |
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2008.11.27 [木] 圓楽一門落語会、てんぷら@みかわ |
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3日連続の圓楽一門落語会の初日で、昼から国立演芸場に出かけた。
夜は雨との予報に、帰りを心配して雨に強い大島紬を準備していたのに、
早くから降り出して、着物を着る気力が失せてしまい、洋服にしてしまった。
でも、出かける気力までは失せず(笑)、無事に出かけた。
この春の一門会をパスしてしまったので、今回までパスするわけには行かないし..
一門会とあって、圓楽も登場。
暫く話して、鶴瓶が楽太郎に連れられて登場するというおまけつき。
口舌がよくないし言葉・記憶が飛ぶようで、残念ながら落語は無理だろうなぁと思ったが、
回復した顔を見られたのはうれしい。
口切の王楽の「鈴ヶ森」は、役の語り分けがはっきりしていて、分かり易い。
今年のNHK新人演芸大賞の落語部門で大賞をもらった期待の噺家なのが納得できる出来。
トリの鳳楽は「妾馬」。 大分短かったが、流石に上手い。
あと、兼好「蛇含草」、小圓朝「天狗裁」、栄楽「大師の杵」、竜楽「片棒」。
丸一仙翁社中の江戸太神楽が楽しかった。 仙翁の芸は見事! で楽しい。
日替りで今日は出演しない好楽、圓橘、楽太郎、楽之介の噺も、聞いてみたかったし、
持ち時間の制限のせいか、どうしても聞いたことのある同じ噺ばかりになるのが残念だが、
概ね満足な落語会だった。
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今月はどこにも食べに行ってないので、夜の開店時にてんぷらのみかわに入れてもらった。
いつも大満足のてんぷらで、うれしくなる。
尤も、最近ではそれが当たり前になってしまって、感動が薄くなった気がして、少し問題。
でも、てんぷらはここが基準になって、他店で食べることが殆どなくなった。
今日の季節ものは、白子。 まだ少し小さめなので、2つ出たのがうれしかった。
大きいほうがいいけれど、中まで熱くて注意しても火傷しがちなことを考えれば、
小さめだと熱さもそれほどではなく、小さいものにも利点があると思った。
2つでたのは、めごちがなかったせいもあるかも..
天麩羅にめごちがないと、やはり少し寂しいわねぇ〜 |
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2008.11.26 [水] 展覧会巡り |
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たいへ〜ん!! 行きたい展覧会の2箇所が今月で終了なのに、もう日がな〜い。
今日は家事を少しする予定だったけれど、急遽予定変更。
急いで洗濯だけして、他は全部目をつぶって、朝から出かけた。
まず、「ボストン美術館 浮世絵名品展」を観に、両国の江戸東京博物館へ。
何度か観たい展覧会がここであったのに行き損なって、行ったのは今日が初めて。
開館時刻頃には行きたいと思っていたものの、そう上手くはいかず、1時間遅れ。
並んで待たなければならないかと覚悟していたら、拍子抜けするぐらいの、軽〜い混み方。
期待通りに、なかなか見応えがあって、行きつ戻りつしながら楽しく鑑賞。
全部観てから、出る前にもう一度観たいものがあって戻ったら、
その頃には入り口付近は随分混んでいて、人を掻き分ける気力は出ずに諦めた。
初めてだし、特集「錦絵にみる忠臣蔵」も観たくて、常設展示室に行ったら、
特集もよかったけれど、常設展示全体も楽しくって、気がついたら脚が棒。
江戸資料館の庶民生活の展示もいいけれど、こちらはもっと大掛かりで全部観るのは大変。
終わりの方は次の機会に観ることにして、日本橋に移動。
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まず三越に寄って、新潟展のイートインコーナーで昼食を取った。
へぎそばよりは待っている人が少なかったので、加島屋で「長作丼」を食べた。
キングサーモンやいくら醤油漬などがのった丼で、加島屋本店でしか味わえない味とか。
それから、招待券をいただいた「茶人のまなざし 森川如春庵の世界」を観に、三井記念美術館に。
いつもより少し人が多い程度で、いつものようにゆったり拝見できた。
茶人でない私には猫に小判?と思いながらも、
あれでお茶をいただけたら..と妄想したくなる茶碗などもあって(笑)、楽しく拝見。
ありがとうございました。 <みにさん
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もう1箇所行けると、銀座線で3駅目の上野広小路から、池之端の旧岩崎邸庭園に行った。
前から洋館を見たかったところに、〈金唐紙のルーツを探る「幻の金唐革展」〉があるというので、
いよいよ行く予定でいたのに、先月から延びに延びて、漸く今日行くことができた。
金唐紙も金唐革も素敵だったけれど、凄〜い!と思ったのは、何と言っても、建物そのもの!!
外観も雰囲気があるが、内装の見事なこと!!
何度も部屋を行ったり戻ったりして、壁を、天井を、暖炉を..見比べて、溜息が出てしまった。
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上野に行くなら、鈴本の夜の部で締めようと思っていたら、
夜の部は今日から28日まで3日連続の貸切公演で一般客は入場できないという。
3日連続って、凄いわぁ! 贔屓客? ファンクラブ? 修学旅行生? .. 何かしら? |
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2008.11.25 [火] 色占い |
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先日のオフ会の楽しい趣向の一つが席に置いてくださっていた
「ねのねのね」らしさ溢れる 【江戸百鼠いろどり占い】
いただいたのは、 藤鼠 ふじねず
特徴:自分の存在を見つめるロマンチスト
色言葉:情熱・孤独・節度
そして、教えてくださった 【パントーンの色占い】
誕生月: Pagoda Blue
特徴:Wisdom, Truth, Vision
誕生日: Celestial
Private, Independent, Quick minded
感情を開放するように.. (←心します)
舞踊・音楽の才能に恵まれている人が多い。
(私の音楽の才の、貧弱と言うか、欠けていることは、哀しい例外!? なのよね〜)
藤鼠は好きな色だし、青色系も好き!
でも、Pagoda Blue って、どんな青?
日本語では何と言うのかしら? Turkish blue とも違うようだし..
OEDをざっと見ても見つけられず、詳細は不明。
Celestial Blue も具体的には、分からない..
占いは、自分の都合と気分で、心にかけたり、無視したり..(笑)
でも、思い当たることが多いと、うれしい♪ |
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2008.11.24 [月] サークル活動 |
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休日なのにサークル活動があるので、午後から出かけた。
まだ降っていないけれど午後からは雨という予報に、自転車は止めて地下鉄と歩きで行った。
休日のせいか天気のせいか、参加者は今までで一番少なく20名くらい。
年配・高齢者ばかりで私が一番若いサークルだから、気候・天気に左右される度合いも高そう。
「貴方はお若いから..」と言われるのが、日頃と違って、いつも実に新鮮!(笑)
今日から新しい題材に入って、平岩弓枝の「ちっちゃなかみさん」を皆で少しずつ朗読。
語りと老若男女の登場人物を語り分けるのが、難しい.. でも、楽しい!
私は、芝居より朗読の方が性に合うというか、ずっと楽しい気がしている。
でも、これも発表会では役割別に担当するらしい。
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降りだした雨の中を駅まで歩く10分ほどの間に、寒さで冷えてしまい、お腹も空いてきた。
で、久しぶりにお不動さんの前の「近為」で、粕漬・味噌漬の3点盛セットをいただいた。
お替りの漬物も、銀だら、鮭、カマスもおいしくいただいて、漬物も買って、
支払おうとしたら.. 大変! お金がない!!
昨日は荷物を減らすために、違う財布を遣っていたのに、
今日出かける前に小銭だけ入れ替えて、お札はそのまま忘れてしまっていた。
カード入れも持ってきていないし、食事代が払えない。
無銭飲食!?と、本当に慌ててしまった。
漸く、近所のスーパーでの買い物用にカードを1枚いつも入れていることを思い出した。
冷や汗ものの出来事に、何事もきちんと確認することが大事と痛感した。 |
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2008.11.23 [日] ねのねのね盛装オフ |
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「ねのねのね」主催の盛装オフに参加させていただいた。
今年の干支のねのねのねの方々のお祝い、スペシャルゲストの2度目の成人式の方々、
そして、素敵な着物姿を拝見しながら一緒にお祝いしようというメンバー達。
思い思いの盛装姿の30名は圧巻! 眼福、眼福♪
ひとり群を抜いて年齢が高かった私は、英気をいただいた気が..(笑)
早速アップしてくださった写真を楽しく拝見しながら、
今更のように年齢差を実感して、 少し場違いな感も無きにしも非ずだけれど、
またご一緒させていただけることを今から楽しみにして.. (爆)
おみくじなどの「子」に因んだ趣向も素晴らしく、
企画してくださったねのねのねの皆様方、楽しくご一緒して下さった方々、
本当にありがとうございました。
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着物: 山岡古都氏の訪問着で、「野に咲きあふるる」。灰藤色地に墨色の縞、灰藤色の花模様柄。
帯: 袋帯。 ひなやの組帯。 焦げ茶色地に、金色・白色。
帯締め:道明の唐組紐。 「波の緒」。 白・藤・紺・青に金入り。
帯揚げ:灰藤・灰紫。 雪輪に模様入り。
草履: 薄金色台に、白・金色の五嶋紐の鼻緒。
バッグ:金泥バッグ。 濃い茶色に、金と漆で模様。
コート:道行きコート。 紫色。 刺繍入り。
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散会してから、お誘いを受けてご一緒に愛宕山の萬年山・青松寺に寄った。
東京のど真ん中、聳え立つビルの間に、こんな空間が残されていたなんて..
思いがけない経験ができて、これも楽しかった! です。 |
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2008.11.22 [土] 楽しみ..だけれど |
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明日の盛装オフ会、とっても楽しみ!
ただ、このところエンジンがなかなかかからなくて、
夜中になっても、仕度が全くできていない。(涙)
着物も帯も、何もかも、これから..
考えている着物はあるものの、合う帯を探さないと..
でも、主役の方々の盛装を楽しむのが出席の主目的だから、
私はあまり悩まないでいいかと、体調に合わせトーンダウンというか..
まあ、それなりに..で、お許し願いましょう。 |
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2008.11.22 [土] お悔やみ申し上げます |
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<優しくて、楽天家で誰からも好かれていた母だった。
<皆に好かれて、陽気で楽天的で、歌が好きで、
辛いなんて言った事が無く、否定の言葉も言わない人。
相次ぐ訃報に驚くばかりです。
お二人ともお元気そうで、楽しそうな会食のご様子を拝見したばかりでしたのに..
私の母と重ね合わせて、喜んでもいたのですが..
よい思い出を残していってくださったお母様がたの
ご冥福を心よりお祈り申し上げます。 |
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2008.11.21 [金] 能鑑賞、富山料理 |
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国立能楽堂の定例公演に出かけた。
夜の公演なのに、冒頭の狂言を見損なってしまった。(涙)
野村萬斎と野村小三郎という若手(狂言師としては)で、観たことのない「引括」。
和泉流では「引括」だが、大蔵流・茂山千五郎家では「延命袋」という名で上演されるという。
楽しみにしていたのに、残念。
パスしようかと思ったけれど、お能には間に合うだろうと慌てて出かけたら、
着いたのはやはり、短い狂言が終わって、ちょうど休憩に入ったところ。
まず食堂で柿の葉すしを食べてお腹を落ち着かせてから、席に着いた。
お能は、観世流の「融—舞返之伝」。
これが観たくて取ったチケットで、狂言は大当たりの付録みたいだったことを考えれば、
パスせず行ってよかった!
シテは木月孚行氏。 前シテの老人も後シテの源融も、楽しく拝見した。
特に後場の「早舞」は動きが大きく、楽しみながら、でも息を詰めて見入った。
前シテの面が見たことがないと気になっていたら、「笑尉」というようだ。
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友人も来ていたので、また一緒に富山料理の「五万石」でミニ会席をいただいた。
お能の前に食べた柿の葉ずしは2つだけだから、ここでも楽々完食。
小鉢がかぶらずしで、冬を実感。 日本料理はこの季節感が堪らない。
帰宅後、アレコレしているうちに小腹が空いてきて、
友人からいただいたサンメリーのぶどうパンに蜂蜜をタップリつけて、一切れペロリ..
本当に食欲の秋だわねぇ!
このところ太り気味で、少し痩せたいのだけれど.. 食欲のほうが勝ってしまうのが哀しい。 |
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2008.11.20 [木] ヌーボー解禁 |
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この頃は家で殆ど飲まなくなったので、溜まったワインもそのまま、眠らせている。
暑さで悪くならないかと心配しながらも、夏を過ごさせてしまう呆れた状態。
でも、ヌーヴォー解禁日には、年に1度のお祭りだし..と、毎年1本だけ通販で取り寄せている。
今年もプレミアムヌーヴォー1本+生ハムというセットを注文して、朝から届くのを待っていた。
ワインは、トリシャールのボージョレヴィラージュヌーヴォー。
夜に早速飲んだら、なかなかよくて、ニッコリ!
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仙台に出張の息子から土産の希望を聞いてきたので、笹かまぼこを所望したら、
日持ちしないそうだからと、家での用事も済んでから真夜中に持ってきてくれた。
そんなに日持ちしないはずは..と見てみたら、包みの賞味期限は1週間先!
気づかなかったそうで、もっとたくさん買ってくるのだったと言っていたが、
当然まだ残っているヌーヴォーに、2人でミスマッチと笑いながら、早速食べた。
阿部蒲鉾店の厚焼笹.. おいし〜い!
材料の魚肉が、たら、いとより、ぐち、吉次、真鯛、その他近海の魚と表示されていて、
成る程、おいしくて当たり前と納得。
それにしても、魚に疎くて、吉次なんて初めてで、読み方さえ分からない。
ワインに蒲鉾だけではちょっと楽し過ぎ?と、りんごも食べる。
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ノンビリしていて、ねのねのね盛装オフの準備は、着物も帯も何もかも、これから決めるところ。
着ようかと思っている着物が仕立てあがって、今日届いた。
つきそいらしく地味めのこの着物がいいかしらと思っているけれど、帯に迷いそう。
もう少し訪問着然としたのなら、帯はかえって楽だけれど..
お供の「子」も含め、少し頭の体操をすることになりそう。(笑) |
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2008.11.19 [水] 中席@国立演芸場 |
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今月の中席は、春風亭柏枝改め春風亭柳橋の襲名披露」公演。
半券割引でチケットを取ってあったので、昼から国立演芸場へ出かけた。
襲名披露公演は、2〜3ヵ月かけて各地・寄席を回るようだが、
1日だけの単発がいくらか残るくらいで、主なのはここで最後とか。
それにしても、今年の定席は襲名披露・真打披露が多いけれど.. 今年が特別なのか??
口上は、私も流石に慣れたけれど、専ら自分の宣伝をしているのではないかというのもあって、
激励しているのかちゃちを入れているか分からない感じで、楽しいというより、おかしい!
柳橋は「禁酒番屋」、仲トリは三笑亭夢丸で「かがみ」。
春風亭べん橋「時そば」、春風亭柳太郎「尻餅」、桂歌春「長命」、三遊亭右紋「都々逸親子」。
同じ噺でも、噺家によって違う印象なのは、歌舞伎やオペラと同じね〜と思いながら、
今日も気楽に笑っているうちに時間が過ぎていった。
漫談の新山真理は、踊りの姉弟弟子とかで、べん橋との寄席踊り「奴さんから姐さん」つき。
あと、曲芸。 若い女曲芸師のコンビ。 芸は、まだ..
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帰りに駅の近くのオーガニックハウスに寄ったら、食べたかったものは売切れ。
で、有機栽培の惣菜をあれこれ盛り合わせた。 重さで代金を払うシステム。
時間が時間なだけに、サラダ以外の本来は温かいであろう料理も全〜部冷えていたけれど、
どんな料理があるのか一度自分で取ってみたかったので、まあOK。
でも次回は温かいのを食べたい。(笑)
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着物: 泥大島紬。 黒に藍の絣。赤い絣の花模様入り。
帯: 八寸名古屋帯。 胡粉色地に赤・黄・緑で木立柄。 葉はないけれど紅葉の感じで秋の帯。
帯締め:くすんだ黄緑で、片方が色違いの4本に分かれたもの。 2年ぶりくらい?
帯揚げ:薄灰緑色。 麻の葉のような柄入り。 これも久しぶり。
草履: 墨色の台に、墨色地にレトロな花柄の鼻緒。
バッグ:銘仙紬バッグ。 淡灰色と青紫の矢絣模様。
コート:黒地に青紫の菊花模様の道中着。
着物の裾回しが朱色のぼかしで、流石にもう無理そうと思うし、
袖口と裾が返ったときの赤さに、自分でもたじろぐけれど、見なかったふりをして(爆)
まだ着ている。
大体、7マルキ一元の大島紬としては破格に安い気がして、
裾回しは替えるつもりで、仕立てあがりを買ったのだけれど、
しつけ糸がついたままのを一度も着ないで替えるのは..とケチンボ根性がむくむくと..(大爆)
で、替える前に少しは着ようかと..2年近く、思い出したように着ている。
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夜は、自治会役員会。
一緒の総務担当さんが欠席とかで郵便ポストに資料がいろいろ入っていて、少し慌てた。
夜中か朝の出勤時にでも入れていってくれたらしい。
今日の議事録は私が作らなければ..
12月初めの年末恒例の餅つき会、来年2月に予定のバス旅行..まだまだ行事がある。
寄席は1月?2月?.. 日にちだけでも早く決めて欲しいけれど.. |
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2008.11.17 [月] 児童館でお話の会 |
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9月に続いて、入っている朗読サークルが児童館でお話ボランティアをした。
「ばけもの寺」という話を、語り、坊様、化け物5人、村人4人で演じた。
今回は私は出演しないので、気楽にさくらというか観客になるはずだったのに、
急に照明係(というほどのものではないけれど..)になって、気忙しかったものの、
観客として見るのも、子供達の反応もよく見えるし、なかなか楽しい!
それにしても、朗読というより芝居だなぁ!と思う。
昨年度通った朗読教室の終了者たちの朗読サークルに今年の4月に入会したのだけれど、
朗読と思っていたので、少し違う印象が強くなってきている。
前回私も出演した人形劇でも台詞を言いながら指人形を遣うのが大変だった。
朗読だって芝居心は必要だけれど、今回は特に動きもあるし、芝居は不可欠。
それに、衣裳や小道具も自作しているし.. 高齢者パワーは、凄い!(笑) |
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2008.11.15 [土] バレエ「アラジン」鑑賞 |
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2008−2009シーズンのバレエ開幕公演を観に、昼過ぎに新国立劇場に行った。
英国バーミンガム・ロイヤルバレエのデヴィッド・ビントレーの「アラジン」で、世界初演!
久しぶりのバレエ鑑賞になった。
何年か前には、少しはバレエも楽しめるようになりたいと、
続けてシーズンチケットを取って、頻繁に観に行っていたのに、
そう言えば、昨年はバレエをどうも観に行かなかったらしいと、ふと気づいた。
バレエも観たいと思って、久しぶりにまたシーズンチケットを取ってみた。
勤務時代はいつもホリデーセットだったけれど、今回は初日のプルミエセット。
以前はいつも、1階中央の前の方のブロックが取れたのだけれど、
今回は申込多数とかでそこは取れず、脇のブロックになってしまった。
通路より前のセンター寄りならと、迷いながらも取ってもらったら、
今日の席は通路脇だったせいか、心配したよりは観易すかった。
公演毎にチケット申込をしないで済むのは、やはり楽だし、取ってよかったように思っている。
よく知っている「アラジン」の話を題材にしているので、展開が分かり易いし、楽しく鑑賞!
特に、第1幕3場の「財宝の洞窟」の宝石たちの踊りが楽しかった♪
宝石の色に合わせた衣裳も楽しく、踊りもそれぞれで変化があって、楽しめた。
プログラムに拠ると、イギリス人のアラジンの印象は、どうやら中国と関係が深いらしくて、
最後に、中国の旧正月に見られるような龍が出てきたのには違和感があったものの、
舞台装置も衣裳も好きで、久しぶりのバレエを楽しんだ。
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着物: 白大島紬。
帯: 染名古屋帯。 鶯茶色地に、白で「エジプト」柄が入ったもの。
帯締め:灰色で裏は深緑の五嶋紐。 両面使いの帯締めの裏側を初めて出して締めてみた。
帯揚げ:鶯色。 暈し入りで、「幻雪」。
バッグ:薄茶色の野蚕紬バッグ。
コート:黒地の大島紬の塵除け(雨コート兼用)。
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帰りに日本橋の高島屋に寄って、特別食堂で夕食。
名前に惹かれて、大和屋三玄の会席の「紅葉御膳」をいただいた。
お酒も、今月のお勧めという「磯自慢」の純米吟醸を1合。
帰宅したら息子が来ていたので、「飛良泉」の純米吟醸を2人で飲んだら、空になってしまった。
無論、息子が沢山飲んだのだけれど、私もいい気持ちで、少し飲みすぎたような.. |
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2008.11.14 [金] またも |
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またやってしまった。
午後から国立劇場の幸四郎・染五郎の新作歌舞伎に行く予定が..
皆さんのお元気なご様子、楽しそうな居酒屋体験などを、羨ましがっているだけでなく、
私も元気を出さなければと思う。
土曜のバレエは世界初上演とか..パスはしないぞ! と強く思っている。 |
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2008.11.13 [木] 歌舞伎(歌舞伎座 昼の部)、洛趣展 |
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歌舞伎座の顔見世興行の昼の部に行った。
うれしいことに、着物も着て、無事に出かけられた。
日曜から水曜まで殆ど動かずひたすら休養状態だったのだから、行けて当たり前でもあるけれど、
逆に休みすぎて昨夜はまた眠れず.. でも、気を入れて、行って来た。
趣味三昧で遊び呆けているのに、気合が必要とは.. トホホだけれど..
「盟三五大切」の通しと、「廓文章−吉田屋」。
「盟三五大切」は、仁左衛門、菊五郎、時蔵。 あと、田之助、左團次、歌昇、東蔵..など。
「吉田屋」は、藤十郎、魁春。 それに、我當、秀太郎..
顔見世興行の贅沢な顔ぶれ。
実は両方とも筋立てがどうも好きになれないのだけれど、
好き嫌いとは別に、やはり上手いわぁ! と、結構楽しく観劇。
ただし、昼食後はときどき居眠りつき..(汗)
*****
帰りに、洛趣展に行こうと、日本橋の三越に寄った。
いつもご案内をいただく長久堂で求肥やわさび餅を購入。
頂戴した茶席券で、お薄をいただく。 菓子は「柿の葉」。
その後、オフ会に連れて行けそうな「子」を求めて、会場内をアチコチ見て歩いたが、
犬、猫、兎などはあるものの、あとはもう来年の「丑」ばかり。
この時期には今年の干支の鼠はもうどこにもない。
聞いてみたら、ちょっと笑われてしまった..ような気がした。 クシュン..
見たいと思っていた投扇興や、芸艸堂に寄るのをすっかり忘れてしまった。
今日は遅くてできなかった西陣織展の綴れ織体験もしてみたいし、
明日の帰りに、できればもう一度寄りたい。
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着物: 米沢の中村工房の、みちのく紫根染紬。
帯: 野蚕紬の袋帯。 生成り色が中心で、多色のいろいろの縞・格子の切嵌。
帯締め:灰紫色で、両端に生成り色の入った五嶋紐。
帯揚げ:藤紫の濃淡の縮緬。 花柄が織り込まれたもの。
バッグ:薄茶色の野蚕紬バッグ。
コート:黒地に青紫の菊花模様の道中着。
着物は、すみれ色、オリーブ、灰茶などの、変化のある色・縞の組み合わせの、
素朴な風合の紫根染紬を、おろした。
紫色が気に入って買ったけれど、灰茶色の太い段の印象が強くて、少しガッカリしたところに、
紫系でと店に任せた八掛けの色が好みと違って赤紫で、なかなか着る気にならなかった。
私の色の好みを別にすれば、八掛けの色は着物に合っているようにも思うし..と、
ついに今日着てみたら、紬のすみれ色≒青紫色もしっかり主張していて、
心配したより、初めの印象に近く、ホッとした。 これからは時々は着たいと思う。
帯締め、帯揚げで、紫色を追加。 ともにお初。
バッグは野蚕紬で、帯に合わせた。 先日ついつい購入してしまったもので、軽くてうれしい!
寒くなったので、ついに今秋初めてコート着用。 でも、歩くと少し暑くて、汗をかいてしまった。 |
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2008.11.12 [水] 寒さに負けた? |
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寒い〜
昨日の11日は、新橋演舞場の花形歌舞伎の昼の部を観に行く予定だったのに..
残念ながらパスしてしまう。
先日の夜の部には行ったので、まあよしとしましょう.. どうしようもないし..
明日は11月恒例の歌舞伎座の顔見世興行の昼の部に行く..予定。
そして、明後日は国立劇場の歌舞伎、その次はバレエのシーズン開幕初日。
パスしないで済むよう頑張りたい と言っても、どう頑張るのか..(汗)
しっかりしてよね! と自分自身に言い聞かせている。 |
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2008.11.10 [月] 沈没 |
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昨日の9日の日曜日の朝は、地域環境美化で、まちをきれいにする運動日とか..
住まいの庭・周辺を掃除することになっていて、
自治会の動員がかかっていたけれど.. ダメ.. パスさせてもらう。
午後は自治会主催の敬老茶話会で、私の階からもお一人参加予定だったけれど、
動員がかからなかったので、人手は足りているのだろうと、これも失礼させてもらう。
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今日10日月曜日の午後はサークル活動日。
唯一の自分が動く趣味なのだけれど.. やっぱりパス..
先週ダウン状態の中を無理して出かけたつけもあってか、沈没状態が続いている。
まあ、いつものことなので、自分では仕方が無いかと軽く受け止めるようにしている。
とは言え、やっぱり困ったことで.. 早くどうにかしたい..
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のらくろくんたちの動画、かわいいですね〜
癒されています。
ときどき、のらくろでなく、ちびくろと勝手に改名してしまい、自分でアレッ?? と.. |
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2008.11.8 [土] 能狂言、天真庵 |
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能狂言を観に、国立能楽堂に出かけた。
無理せずパスしようかと思っているうちに、チケットを取ったのは、観る機会の少ない
金春流のお能だったからなのを思い出して、今日も大慌てで出かけた。
今日は開演に間に合わず少し遅刻したが、普及公演で最初に解説・案内があるので助かった。
講師には申し訳ないが、通路際の席だし周りの方にはあまりご迷惑をかけずにすんで、ホッ!
番組は、狂言・和泉流「横座」と能・金春流「清経」。
狂言の出演者は、佐藤友彦、井上菊次郎など、名古屋在住の方々。
最近は菊次郎氏の狂言を観る機会がよくあるが、好きな狂言師のお一人になって、
いつも楽しんで観ている。
狂言の牛を観たのは初めてだったが、面がはっきりと見えなかったのが残念。
お能の地謡に、今夏、銀座の金春祭りの講座でいろいろ教えてくださった方々が多く、
なんとなくうれしい思いで拝見した。
後見のお一人がご宗家の金春安明氏だったので、あらっと思ったけれど、
最後の刀を拾って入られる時まで動きがないのは、イザとの場合のための後見なのかしら?
アイが出ないし、開幕すぐにツレが舞台に出て控えてから囃子が始まるのが、珍しい。
解説つきでも相変わらず分からないことが多いけれど、ゆったりとした時間を楽しんだ。
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終演後は、都営地下鉄を乗り継いで、押上の天真庵へ行った。
今日も幸いお蕎麦があったので、文膳をお願いしたが、
今日のお酒は多治見の小左衛門、小皿はむかご。 あと、香の物に、コーヒー。
さらに、デザートにそばがきぜんざいと黒豆茶のセットをいただく。
そして、冷凍庫にギッシリのベーグルがあるのに、いつもの「もち麦入米と麦」というパンを購入。
本当に食いしん坊だわねぇ!
ノンビリしているうちに、みずえさんがいらして、少しお話しながら長居してしまった。
ここで偶然お会いしたのは初めてで、うれしくて.. |
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2008.11.7 [金] 顔見世大歌舞伎(夜の部、歌舞伎座) |
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11月恒例の歌舞伎座の顔見世興行。 7日の夜の部に出かけた。
パスしそうになったけれど、今月の歌舞伎の中では一番楽しみ! にしていたのを、
ギリギリの時間に運良く思い出して、大慌てで出かけて、開幕直前に滑り込んだ。
「菅原伝授手習鑑−寺子屋」、「船弁慶」、「八重桐廓噺−嫗山姥」。
「寺子屋」がとってもよくって♪♪、頑張って行った甲斐があった。
梅玉と魁春の源蔵・戸浪もよかったけれど、
何と言っても素晴らしかったのは、仁左衛門と藤十郎の松王丸と千代。
特に、藤十郎の千代から親の情愛がとてもよく伝わってきたし、
松王丸と千代が舞台を圧する存在感で、素晴らしい♪ と、感動しきり。
段四郎の玄蕃も、いばりくさった感じでなく、これもいい感じ!
上方風の演出は、見慣れたいつもの場面と少し違うところもあるのだけれど、
これだけでも、もう一度くらい観たいと思ったほど.. でも、無理でしょうねぇ〜
「船弁慶」は、菊五郎が静御前と知盛の霊を演ずる松羽目物。
あと、富十郎の義経、左團次の弁慶、芝翫の舟長に、舟子が東蔵・歌六・團蔵の3人..
顔見世ならではの豪華な顔ぶれ。
いい舞台ではあったけれど、最近観たお能の方が印象深かった。
歌舞伎では何度か観ているけれど、お能で観たのは初めてだったせいかしら?
3代目時蔵50回忌追善狂言の「嫗山姥」は、現時蔵の八重桐がよく、
特に、幕切れ近くに超人的な力を持ってからの変化が見事!
歌昇の女方は滅多に観ることが無いが、腰元お歌が楽しくて、いつもながら上手い。
梅玉の煙草屋源七実は坂田の蔵人時行は、孝太郎の白菊が最後に出てくるいい役なのに比べ、
どうも最後が情けない格好悪い役どころだと、いつもと同じ印象。
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着物を着る気力も時間もなく、出ていた洋服を適当に着て出かけたが、
着物の方も結構多く、着物でなかったことが少し残念だった。 |
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2008.11.5 [水] 花形歌舞伎(夜の部、新橋演舞場) |
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先週の遡り日記。
今月の新橋演舞場は若手の御曹司がずらっと揃っての歌舞伎で、5日は夜の部に出かけた。
「伽羅先代萩」の通しと、愛之助と獅童の踊りで「龍虎」。
「伽羅先代萩」は、菊之助の政岡に、愛之助の八汐、それに、海老蔵の弾正、獅童の男之助。
史上最も若い政岡という菊之助が、綺麗!
でも、「竹の間」はまあよかったけれど、「御殿」は観ている方が疲れてしまう感じで.. 難しい。
頑張っているのは分かるのだけれど、この役を演るには、やはりまだまだ若すぎて、
少し無理がありそう。 将来には期待できそうだけれど..
愛之助の八汐は仁左衛門そっくり! 一生懸命に仁左衛門写しだが、悪くない。
海老蔵の弾正はなかなかふてぶてしい悪ぶりに大きさも感じられて、結構好き!
若手が頑張っていたものの、若手より、竹の間の門之助の沖の井がとてもいい!
この人のおかげで舞台がしまって、流石!と思いながら観ていた。
それに、政岡の息子の千松を演った子役が鶴千代君より小さいのに実に上手くて、健気で感嘆!
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着物は、シルクウールの小紋。 灰茶色地に、流水に小枝模様。
鼠色地の名古屋帯。
臙脂色で、片方に黒と生成りの斜め格子の入った五嶋紐の帯締め。
薄小豆色に生成り色の入った帯揚げ。
黒地に青灰色の刺繍の大きめのショール。 |
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2008.11.4 [火] 10月の着物着用歴 |
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忘れないうちに10月の着物着用備忘録。 袷。 ウールと木綿は単衣。
着たもの着ていないものが分かって、次回着用の参考になって助かるので、
少し遅くなったが先月の着用歴をまとめた。
10月1日 オペラ(トーランドット、新国立劇場) 本塩沢訪問着(黒地、垣草花柄) 袋帯(青灰色地)
10月2日 笛の会(国立・小劇場) スワトウ刺繍訪問着(大島、銀鼠色・墨色) 袋帯(墨黒色地)
10月5日 歌舞伎(夜の部、歌舞伎座) 小紋(シルクウール、灰ベージュ) 名古屋帯(鼠色地)
10月7日 歌舞伎(国立劇場) 白大島紬(地空き) 袋帯(野蚕紬、焦げ茶・生成り)
10月11日 琵琶の会(国立・小劇場) 付け下げ(シルック、段暈し、灰青) 袋帯(青灰色地)
10月15日 演芸・中席(国立演芸場) 琉球絣紬(木綿、濃藍色地) 紋八寸帯(博多、白地、縞)
10月18日 花形演芸会(国立演芸場) 小紋(シルクウール、灰ベージュ) 八寸帯(博多、黒地、華段他)
10月19日 桂米團治襲名披露(新橋演舞場)薩摩絣(木綿、極薄青磁鼠、微塵格子)袋帯(薄緑地)
10月22日 能狂言(国立能楽堂) 白大島紬(地空き) 袋帯(墨黒色地、菱柄)
10月25日 オペラ(リゴレット、新国立劇場)大島紬訪問着(泥染め、黒地、箔散らし)袋帯(青灰色地)
10月28日 会食(メトロポリタンホテル) 風通お召し訪問着(吊り暈し、葡萄色地)袋帯(紅藤色、蔦葉霞)
10月の着物着用は11回。
外出中止や雨などで続けて着そこなったりもしたが、着物にいい季節になって、大分着られた。
着物は正絹は袷だけ5枚に、木綿を2枚と、シルクウールとシルックを1枚ずつで、合計9枚。
正絹5枚のうち4枚が訪問着。 滅多に着ない訪問着を、今月は4枚も着たのが画期的。(笑)
訪問着と言っても、1枚は吊り暈しで色無地風のさりげないもので、他は紬訪問着ばかり。
本塩沢、大島紬、大島紬にスワトウ刺繍で、いつも通りの着易さ重視。
あとは、白大島紬。 白大島紬はせいぜい11月半ばまでかしら?と思っているので、2回着た。
シルクウールも、この時期向きの柄かと、2回。
木綿は、琉球絣と薩摩絣の2枚。 どちらも普段着といってもちょっとした外出に着ている。
あとは、雨仕様のシルック。 天気の悪い日に着物で出かけたい時には、やはり重宝する。
帯は、8本。 5本が袋帯で、3本の名古屋帯のうち2本が博多帯。
袋帯を8回締めているのに、なんと3回も締めたのが1本あり、他にも2回締めたりして、5本だけ。
帯合わせを少し怠けたかしら? と少し反省。
(着物で外出したのだからOKと、反省は少しだけだけれど.. ・笑)
まだコートを着るには暑くて、でも半ば以降は帯出しではどうかしら?と、ショールにした。
小さめの軽いものから、月末は少し大きめのものへと移行。 |
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2008.11.3 [月] 文化の日 |
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文化の日なのに、何もせず寝て曜日になってしまった。
このところ、展覧会にも行ったし、まあいいかと..
ところで、ワンちゃんの話だったのですね〜
猫でも犬でも何か小動物を飼っている方には見当がついたらしいのに、
私ときたら..早とちりがお恥ずかしい..
それにしても、ワンちゃんなどというのは畏れ多いような高貴な雰囲気ですね。(笑) |
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2008.11.2 [日] 小吉 |
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2〜3日中ならいつでもいいのだけれど日本橋に行く用事があるので、
どうせなら「きもの・和・日本橋」の「日本橋きもの絵巻」大集合写真撮影会に行こうと、
午後から急いで着物を着て出かけた。
着物姿の大集合はさぞ壮観だろうから見てみたいし、
プロ写真家が着物姿を撮ってくれるという「フォトセッション」も楽しそうで、
何よりワクワクするような「きもの富くじ」もあるというし.. と今日出かけることにした。
2時過ぎには着いたけれど、5箇所の撮影場所はどこも予定数の整理券配布終了だそうで、
無料のプロ撮影写真はあえなく空振り。 昼から配布して直ぐになくなったとか..
呉服売り場などを覗いて時間をつぶしてから、集合写真撮影会場へ。
どうも1000人は集まらなかったようだけれど、あんなに大勢の着物姿を見たのは初めて。
いろいろの年代の方が様々な着物を着ていらして、見ているだけでも楽しかった。
撮影終了後、お会いした真楽メンバーと一緒にお茶をいただいて、
着物に詳しい方々の何気ないお話を楽しく拝聴。
お別れしてから、先日見つけてつい頼んでしまった野蚕糸のバッグを受け取りに行った。
野蚕糸の帯を締めて行ったので、ピッタリだと言われて、ニッコリ..
この帯を持っていたので、バッグも買うことにしたのだから、やっぱりうれしい。
そして、帰る前にクリームあんみつを食べようと叶匠寿庵に行ったら、
クリームのトッピングサービス中とかで、うれしいこと続き.. 明日までだそう。
そして更にうれしいことに、富くじに見事に当って、4等賞!
4等賞までかと思っていたら、当選発表では6等賞まで追加されていたので、
当りは5人に1人の割合くらいになるみたい。
くじ運が悪く、当ることなどまず無いので、4等賞でもうれしかった。
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五倍子染の市松模様の色大島紬。 都城の東郷織物のもの。
焦げ茶と生成りの野蚕紬の袋帯。
臙脂に白の入った伊賀組紐の帯締め。 伝統工芸作家の松山好成氏のもの。
薄小豆色の帯揚げ。 生成り色入り。
今日もコートは止めて、黒地に茶色のカシミール刺繍の大きめのショール。 |
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2008.11.1 [土] 落語と、展覧会のはしご |
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今日から11月。 天気もよく気持ちのいい日に、芸術の秋をまた体験しに出かけた。
まず演芸を楽しみに昼から国立演芸場に。 このところよく行く定席で、今日は上席。
国立名人会や花形演芸会に比べると小粒だけれど、若手の噺も少し聞こうかと出かけている。
チケット代がもともと安い上に、半券割引で更に安く済んで、うれしいし..(笑)
上席は5人の真打昇進襲名披露公演で、真打も他の出演者も日替り。
あ! 演芸は芸術でなく芸能?
でも、人間国宝の方々の芸は間違いなく芸術! よね〜
今日の真打は、三遊亭あし歌改め歌橘で、「井戸の茶碗」でトリを務めた。
師匠の圓歌は新作落語「?(題名は知らない)?」で、仲トリの金馬は「長短」、
それに、歌司の「替り目」と、若圓歌「鮑のし」、金兵衛「寿限無」。
真打襲名興行だけあって、出演者が小粒ということも無かったわねぇ〜
三味線漫談の小円歌はかっぽれ付き。もしかしたら、レパートリーはかっぽれと奴さんだけ?
漫才の笑組(初めて聞いた)も南京玉すだれ付きで、あとは奇術。
開演前の前座の噺には間に合わなかったけれど、開演時に滑り込んで、楽しく笑って過ごした。
持ち時間のせいか噺がいつも聴いたことのあるものが多くて、
今日も古典はお馴染みの噺ばかりなのだけが少し残念で、1つくらい知らないのを聴きたい。
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終演後は、六本木の展覧会回り。
国立新美術館とサントリー美術館の「巨匠ピカソ展」競演。
パリ・ピカソ美術館の大改修に伴って可能になった世界巡回展の一環として、
2館で同時開催する史上空前の回顧展だそう。
両館を連続して観たら、結構な展示数で、とても見応えがあった。
初めに行った国立新美術館で、閉館間際の人の減ったところをもう一度一回りして、
じっくり見せてもらったら少し疲れて、サントリー美術館では一通りでお終いにしてしまった。
そして更に森美術館の「アネット・メサジェ:聖と俗の使者たち」に回った。
普段はまず行かない現代美術展だが、招待券をもらったので行ってみたら、
分からないなりに印象的な作品もあって、時には現代美術もいいかもしれないと思った。
赤い布などを使った動きのある「カジノ」や、「ふくらんだりちぢんだり」が楽しかった。
展覧会にはあまり行かないのに、昨日に続けて行ったせいか、帰りには脚が痛いくらい。
日頃の、運動不足どころか、動不足(苦笑)を痛感した。
まだ行きたい展覧会がいくつかあるし.. 今月中に行けるかしら? |
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