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2009.2.28 [土] ついに行き損なう

今年はサークル活動に欠席したことはあったが、チケットは無駄にしていなくて、
回復してきていると喜んでいたのに、ついに行き損なってしまった。
それも、今月4回取った落語で、一番期待していた公演。(涙)
昨日寒さの中をあちこち出かけたのが悪かったのか.. 今日は午後まで動けず。

圓太郎、左龍、扇好、馬石の「圓朝に挑む」。
友人も聞きたかったのに、残念ながらチケットが取れなかったという公演。
ああ、本当に聞きたかった。 残念無念..
友人にも他の聞きたかった人にもゴメンナサイ。

2009.2.27 [金] アーツに浸る

予報どおり、寒い!
雪!が霙!になって、雨に..
2.5℃に怖気ながら、雨になったのでどうせ夕方には出かけるのだからと、展覧会に出かけた。

まず「生活と芸術−アーツ&クラフツ展」ウィリアム・モリスから民芸まで に。
壁紙などのイメージだったウィリアム・モリスの多様性に目が醒める気分。
日本の民芸のつまった「三国荘」の再現展示も強い印象。

夜の予定まで時間があるので、次は国立新美術館の「加山又造展」に。
初めて見たときに強い印象を受けてから、ずうっと好きな画家なので、行けてよかった。
実物にしろ写真にしろ観たことのある絵が多かったけれど、動物達の作品も、印象的で素敵!
最後のコーナーの、生活の中に生きる「美」の中の着物には溜息が出た。
特に、上布蔦付立訪問着が強烈!!
しかもこの方の作品は個人蔵が多いのが凄い! どんなお宅に..と妄想したり..(笑)
菊姐さんもいらしたのですね〜 入れ違いだったようで残念でした。

*****
締めは、「19世紀ギターの夕べ」@天真庵。
天真庵のあの空間で15名限定のミニコンサートは、本当に素敵!
富川勝智氏が語りつきでクラシックギターの名曲を演奏してくださって、
19世紀に作られた名器「コゲット」というギターの柔かなまろやかな音を堪能した。
少し小ぶりで素朴な感じのギターを間近で見せてくださったのも、うれしかった。
15名の中には、プロのギタリストもいらして、後で爪弾いたりも..音色がそれぞれ違う..みたい。
食事はいつもの文膳がついて、そば雑炊はおかわりまでしてしまった。
お酒は初めは「天明」で、2杯目に「死神」を飲んで、幸せ気分で、
次回のライブ(4月のジャズの夕べ)を予約して帰宅。

2009.2.26 [木] どんより寒い日

昨日、今日と寒さに負けて、展覧会巡りを諦めた。
都美の「生活と芸術−アーツ&クラフツ展」の招待券の期限がもう切れそう。(汗)
展覧会自体は4月5日までだというのに、いただいた券は3月1日までという冷たさ。(涙)
明日の夜の天真庵ライブの前に、どうにか行きたいものだけれど..

昨日、今日の天気で、何が嫌って、寒さより日射しが殆どなく、どんよりしていること。
子供の頃はもっと寒かったので、寒さは仕方ないかと思うけれど、
昔から東京の冬は晴れと決まっている(!?)のに..
明日は最低気温が3℃で最高が4℃とか、せめて陽射しがあるよう願ったが、降水確率80%。
早く、春よ来い!

2009.2.25 [水] 今日も寒い〜い

昨日の午後、雨が降り出してからの寒さに閉口していたら、
今日も一日中、とっても寒くて..
暖かい日の後だと、平年並みの寒さ!って、うそでしょう!!という気がする。
一日、お篭り状態。

*****
こゆきさんを囲む会の調整が始まっているようですね〜
昨年は、お会いになりたい方々が大勢いらっしゃるだろうと、
自己規制して申し込まなかったけれど、今年は参加させていただきたい♪
26日の夜は既に予定があるので、27日になるといいなぁ〜
幹事さんに聞こえることを期待して、大きな声で呟いた..つもり。(爆)

2009.2.24 [火] 誰にともなく

桜の頃にオーグードゥジュールのフランス料理を食べに行きたい方、いらっしゃるかしら?
一時は予約の取れない店として評判だった、料理がおいしくサービスのよい気軽な店です。
日本橋、新丸ビルなどに、グループ店がいろいろできています。
お店の回し者ではありません(笑)が、好きな店なのでご紹介します。

お天気次第だけれど、天気がよければランチの後に花見ができるので、
桜の頃は一層楽しいのです♪♪ ランチなら高くないし..

最寄駅はメトロの麹町駅だけれど、JRと都営地下鉄だと市ヶ谷駅。
歩きたくなければ、市ヶ谷駅から飯田橋駅までのお堀周辺の桜だけでも十分きれいだし、
土手に上がればもっといいし、靖国神社まで桜の下を歩くのも楽しい。
千鳥ヶ淵まで足を伸ばせば、混んではいるけれど本当に桜を堪能できる。
着物で花見時の千鳥ヶ淵の人込みを歩くのは、お薦めできないけれど、
平日だったら、我慢できるかしら?
平日ランチなんて、お仕事中で無理!でしょうかねぇ?

今年も桜の開花は早そうだけど、3月末の週末は既に予定があるので、
平日に行く心積もりにしています。
24日(火)、25日(水)、27日(金)だったら、ご一緒できますけど.. 31日(火)でも..
と、誰にともなく呟いてみる。(笑)

2009.2.24 [火] フランス料理から展覧会へ

何回か入れなかったオーグードゥジュールで漸くランチをいただけた。
その間、日本橋のメルヴェイユに入れていただいたりしたが、四番町は本当に久しぶりで、
メニューというか、コースの種類・組み合わせが大分変わっていた。
食べたいものがアレコレあって、コースの選択にも少し迷ったものの、
一番お得なコースにして、オードブルに大人気の農園野菜のテリーヌを追加。
追加のテリーヌ一皿がオードブルからデザートまでのコース料金の半額するのはキツイけれど、
久しぶりだし、何だかとても食べたかったので、まあ頑張って..(笑)

季節感のある料理を選んだら、チョイスが野菜と魚介類だけになってしまった。
それで、アミューズに豚のテリーヌをサービスしてくださって、違う食感を楽しめた。
野菜のテリーヌは、いつ見ても食べても、きれいでおいしくて、うれしくなる。
オードブルは、ずわいがにと春野菜のサラダ仕立て。 食感も味も申し分なし♪
セロリのスプラウトを載せ、春らしい緑色のソース。
ソースの材料(野菜)は.. あらあら..忘れてしまった。(汗)
メインは帆立貝と春野菜。 タップリのスープの中に、様々な食感と味のハーモニー!!
デセールも全部食べたいと思いながら、プラムのパープルトンにした。
温かいケーキと添えられたアイスクリームがまろやか! これ、好きなのよね〜
サービスシャンパンに白ワインも飲んだら、顔に出て、ほんわかいい血色! (爆)

*****
三番町まで歩いて、招待状をいただいた山種美術館の「松岡映丘とその一門」を観た。
松岡映丘のほか、山口蓬春、山本丘人、橋本明治、高山辰雄。 更に杉山寧や橋本雅邦なども。
会期末だけど平日のせいか、あまり混んでいなくてゆったり気分で鑑賞できた。
この美術館は茅場町にあった時から混み合うことが少なくて、観やすいので好きなのだけど、
秋には広尾に移転するそうで、遠くなるのが残念。
次回の「桜さくらサクラ−さようなら、千鳥ヶ淵−」には忘れずに行かなくちゃ..

銀座に用事があるし、他の美術館にも廻る予定だったけれど、
レストランを出た頃から降り出した雨が強くなったので、今日でなくてもいいかと止めて帰宅。

2009.2.22 [日] 連日の落語(花形演芸会)

今日の午後は花形演芸会で、昨日に続いての国立演芸場通い。
目当ての落語は、トリの古今亭菊之丞が「法事の茶」、桃月庵白酒が「佐々木政談」、
三遊亭王楽が三枝作の「涙をこらえてカラオケを」。
菊之丞はトリのせいもあってか熱が入っていて、よかったし、
初めて聞くので楽しみにしていた白酒の噺も、評判どおりなかなか上手く、
色物もそれぞれ達者で、楽しく聞いた。見た。
色物は、漫才のナイツ、ボーイズのボカスカジャン(このボーイズってどういう意味かしら?)、
紙切りの林家ニ楽、曲芸の鏡味正二郎。
正二郎が前に見たときから随分上手くなっていて、自信がでてきた感じ。
これからが楽しみ。

いつもより若い方が多いと思ったら、若い人に人気のある芸人が出ていたらしい。
私の後の席の若い2人連れの女性はナイツのファンだそうだったが、誰のファンが多かったのか?

*****
終演後に今日もまたコーヒーを飲みに近くの「可否道」に寄った。
モカマタリを飲んでいるうちに、出番の終った文楽三味線の富助さんが来られた。
ダンディな格好よさは同じだけれど、劇場の床で拝見するのと着流しのリラックスしたご様子とは、
随分違う。  仕事中と同じ訳は無く、違って当たり前だが..
私は今日もコーヒーをお代り。  お代りはマンデリン。

*****
着物: 小紋。 多色の総柄。 
帯:  名古屋帯。 鹿の子総絞り。 黒地。
帯締め: 灰みがかった薄緑。 小倉淳史の辻ヶ花。
帯揚げ: 鶯色。 暈し入り。 「幻雪」。
コート: 道中着。 まほら紬。 紺地。 格子柄。

着物は、若い頃の着物の袖丈だけ切ったもので、2年余も着ていないのが分かって着用。
八掛けをもう少し地味めに替えたいのだけれど、母が縫ってくれた着物なので、
もう暫く、このまま着ようかと思っている。

2009.2.21 [土] 落語(国立名人会)、てんぷら

落語に浸りに、昼から国立演芸場の国立名人会に出かけた。
パスしようかと思ったものの、今月行く予定の落語公演で一番噺家が揃っているし、
パスしてはもったいないと、遅れる覚悟で出かけたら、幸いほんの少しの遅れで済んだ。
前座の話の最中で、またも転失気を演っていた。誰だったか、顔は見知っているが名が分からない。

名人会は演る噺が予め発表されているが、トリの歌丸師匠の「鰍沢」と内容が少し被るからと、
仲トリの鳳楽師匠が「夢金」の予定を「花見の敵討ち」に変更。
あと、左橋の「代り目」、金太郎の「河豚鍋」、八朝の「錦の袈裟」。
このクラスになると流石に噺に出てくる人の語り分けもいいし、
それぞれの持ち味が違うのも楽しく、ここの落語はやはり名人会がいいと再認識。
体調を崩して緊急入院されたという歌丸師匠がお元気になられて、
いつものように鮮やかな語り分けで聞かせてくださったのがうれしい。
色物は俗曲のうめ吉。長めの袂の華やかな着物姿の若い女性の登場に場内が明るく沸いた。(笑)
最後に「奴さん」と「姐さん」を踊ったが、噺家の踊りとは雰囲気が違って、華やか気分。

*****
終演後に近くの「可否道」でコーヒーとチーズケーキを頼んで、更にコーヒーをお代りした。
ここのコーヒーはやはりおいしい♪
自分で丁寧に淹れてもこれだけの味にはなかなかならない。
ほんの偶に、うれしくなるほど美味しく入ることもあるけれど、それは偶然でしかない。
まあ、プロとアマ、比べるのがおこがましくはあるけれど..(爆)

*****
夜はてんぷらの「みかわ」に入れてもらった。
季節ものはしらうお。 おいしくて、もう1人前追加して揚げてもらう。
今日はお代りばかりしている。(笑)
いつもは一通りコースを食べるとお腹一杯になるので、追加は滅多にしないのだけれど、
今時分のしらうおは大きさも立派になって、食べ応えもあるし、本当においしい♪
以前ほどには行かれないので、ついもっと食べたくなってしまう。
飲んだ時の恒例通り締めは天茶にしたが、このところ夜しかいけないので、
しばらく天丼を食べていない。 で、天丼が食べた〜い!(爆)
でも、飲むとやっぱり天茶がおいしくて.. 次回はどうにか飲まない昼に行きたい。

2009.2.20 [金] 能狂言、富山料理

定例公演を観に夕方から国立能楽堂へ出かけた。
今月4回目。 能は分からないのに、よく行くものだと我ながら感心する。(笑)
分からなくっても、仕事じゃないのだし、楽しければいいのよね〜
狂言・大蔵流「朝比奈」と、能・金剛流「葛城−神楽」。

狂言の「朝比奈」は、シテの朝比奈三郎が山本東次郎、アドの閻魔王が若松隆。
囃子方の勢ぞろいに地謡も4人で、お能の雰囲気が強いけれど、狂言そのもの。
閻魔が、昨夏に観た「首引」同様、全然恐ろしくなくて、むしろ滑稽で、実に楽しい!
シテの朝比奈が、豪傑の雰囲気の立派な出で立ちで登場してから、
あの閻魔では敵いそうも無いと思わせて、その通りに展開するが、笑いが一杯!!

能の「葛城」は割に分かり易くて、小書きの神楽のお陰もあってか、楽しく拝見。
久しぶりに、分からないという印象が薄くて、うれしかった。

*****
終演後は、友人と富山料理の「五万石」に入れていただいた。
今年初めてで、お久しぶりと言われてしまったけれど、覚えてくださったのはうれしい。
少しお酒をいただきながら、ミニ会席を今日もおいしくいただいた。
蕪すし、お造り、まこがれいの若草蒸し、鰤の照り焼きなどを食べていると、
季節感溢れる和食の素晴らしさを感じる。 日本人であることの喜び!
和食に限らず、和洋中といろいろの料理をいただける環境にあることに感謝!

*****
着物: 小紋。 総疋田絞り。 千草鼠色。
帯:  袋帯。 大島紬緯双。 茄子紺色に黒色。 (一昨日と同じもの。)
帯締め: 伊賀組紐。 灰藤色、片側に白・薄緑入り。 (これも一昨日と同じ。)
帯揚げ: 薄桃色・肌色。 絞り入り。
コート: 道行きコート。 瑞鵬織。 亀甲花紋。 黒・赤色。
ショール: 深緑ショール。

雨が上がったがまだ寒そうなので、暖かい絞りの着物にした。
一昨日、着物との組み合わせに失敗した帯を締めて、リベンジ。(笑)
色合いはよかったけれど、大島紬の帯は滑りやすくて、その意味で着物との相性はよくなかった。
大島紬に合わせても滑り易いだろうし、節のある紬の着物がよさそう。

友人の着物が辻が花風の小紋で、なかなか素敵だった。
更に、能装束を模したコートがとっても素敵で、私もどこかで遭遇したいと、
もう買わないはずなのを忘れて思ってしまった。 困ったものだわ。(汗)

2009.2.19 [木] 素敵なニュース

お嬢さんのお誕生にNY進出と、素敵なニュースが続いて、
読ませていただきながら、ニコニコ..
おめでとうございます!

赤ちゃんの手って、見ているだけで本当に可愛くて、
そばにいたら、つい手を伸ばしてしまいそう。
NY出演記も楽しみです。

*****
真楽の皆さんが、バリバリ働いていらっしゃるご様子に、時代の変化を感じています。
私は事情があってたまたま長く働いたけれど、
私の年代の女性は、余程の志ある方以外は、家庭に入るのが一般的で、
働いても、結婚までとか、おめでた・出産までが普通でした。
若い世代の頑張りにいつも眩しい気持ちで読ませていただいています。
なかなか思うようには行かないこともあるでしょうが、
自分ペースでこれからも頑張ってくださいね。

2009.2.18 [水] 鹿芝居

噺家の芝居=鹿芝居をお目当てに、国立演芸場の中席に出かけた。
これからは落語の予定が目白押し。 どういうわけか(笑)来月も落語の予定が沢山あって..
今日は団体さんが入ったようで、何だかいつもと少し客席の様子が違う。

まずは6人の短い噺の後、獅子舞があって、仲入り後が大喜利の鹿芝居「らくだ」2幕。
金原亭馬吉の「元犬」、世之介の「小つぶ」、古今亭菊春の「強情灸」、蝶花楼馬楽の「しわいや」、
林家正雀の「七段目」に、金原亭馬生の「うどんや」。
開演前の前座の噺は今回も聞き損なったが、短いけれど落語を数多く聴けてうれしかった。
鹿芝居のため落語家ばかりで色物がないからと、世之介のものまね、馬楽の踊りつき。
落語家の踊りは、どうも「奴さん」と「姐さん」になるみたいだが、軽妙で楽しい。
獅子舞は、世之介と菊春。
鹿芝居は「らくだ」で、今日は噺家が楽しく自分達も遊んでいる感じ。
歌舞伎でも時々上演されて、菊五郎でも勘三郎でも観ているけれど、
それとは全く違う落語家の芝居。 これはこれで楽しい。
しかも中央ブロックの最前列だったので、最後に配った手拭もゲットして、ニコニコ。

*****
夜は自治会の役員会があるので、急いで帰って出席。
いよいよ任期終了間近のせいか、欠席は2人だけで、出席率は今までで最高かも..
ただ、気に入らない意見には、喧嘩腰の発言をする方がいて、ちょっと疲れた。
そう言えば、この方は前にも強い物言いというか攻撃的な発言をしていたので、
そういう方なのだろうけれど、様々な方がいることを再認識。 人というのは難しい。

*****
着物: 結城紬。 無地。 灰藤色。
帯:  袋帯。 大島紬緯双。 茄子紺色に黒色。 初おろし。
帯締め: 伝統工芸作家の松山好成氏の伊賀組紐。 灰藤色、片側に白・薄緑入り。 撚り房。
帯揚げ: 渋い若緑に、黄色と白の縞。

陽射しはあるけれど予報では寒いと言うので、結城紬を着た。
帯は紬つながりで大島紬の帯をおろして、気持ちよく外出したけれど、少し地味過ぎたみたい。
ふっと気づいたら、帯には柄が織り込んであるものの遠目には無地の感じで、
まるで通夜にでも行くような色目!  あらあ!と愕然とした。
もしかしたら、仲居さんにも見えるかも..?? 

2009.2.17 [火] 歌舞伎(歌舞伎座 夜の部)

今月の歌舞伎はもう3分の2が終った今日、歌舞伎座の夜の部に出かけた。
昼過ぎには楽しみにして、そろそろ着物を準備しようと思っていたのに、
徐々に調子が悪くなってしまい、もう少しでパスするところだった。(汗)
幸い、楽しみな三津五郎の蘭平と吉右衛門・菊五郎・梅玉の勧進帳だと思い出し、
慌てて出かけた。 いやー、危なかった。(笑)
で、着物ではなく、膝の抜けたジーンズは着替えたけれど(爆)殆ど普段着のまま..
夜の部は、「蘭平物狂」、「勧進帳」、「三人吉三巴白浪−大川端庚申塚の場」。

三津五郎の「蘭平物狂」は久しぶり。
最近は松緑の蘭平ばかりで三津五郎の蘭平を観たいと思っていたので、楽しみにしていた。
筋立ては、おもしろくもないけれど、見どころの「奥庭」の立ち回りが、見せる歌舞伎! そのもの。
花道の大梯子、投げる刀を屋根の上で受け取る場面、屋根→灯篭→地面の2段落ち、
蘭平も屋根に上がり灯篭におりて更に地面に降りてからの立ち回りと、
見せ場が次々にあって、実に楽しい♪
踊りの上手い三津五郎だけあって、立ち回りがキレイにキマルし、
見せ場の多い捕り手もよく揃っていて、見応えがあって、堪能した。 満足、満足♪
それだけに、三津五郎もそろそろキツクなってきただろうし、もしかしたら最後かもしれないし、
捕り手も、あれだけの立ち回りのできる役者と人数を揃えられる機会はそうはないし..
思い出してよかった。 頑張って出かけて(苦笑)本当によかった。
難を言えば、紅葉の頃だと舞台装置・美術と季節感が合って一層うれしいけれど..(笑)

「勧進帳」は、吉右衛門の弁慶に、菊五郎の富樫、梅玉の義経。
昨年観た仁左衛門の弁慶が秀逸だった(また観たい!)けれど、
久しぶりに観た吉右衛門の弁慶も、凄い気迫で、やっぱり素晴らしい。 
菊五郎の富樫も腹を決めて義経主従を逃がすのがよく分かるし、梅玉の義経はまさに適役だし、
とってもいい「勧進帳」だった。 またまた満足♪
四天王が、段四郎と、染五郎・松緑・菊之助という人気御曹司たち。
自分がいずれ弁慶・富樫を演る時のことを考えながら務めているのだろうから当然緊張感があるし、
その中で、梅玉の義経の貴族的なまでの気品.. 義経役者としては梅玉が一番好き!
勧進帳を読めといわれて弁慶が読むところで、義経が笠にちょっと手をかけて気遣うところに、
今日初めて気がついた。 今まで気づかなかったのは何故かしら?

玉三郎・染五郎・松緑の「三人吉三」は、七五調の台詞を楽しむ庚申塚の一幕だけだし、
今日の「蘭平」と「勧進帳」の後では印象が薄い。

それにしても流石にさよなら公演と銘打っているだけあって、襲名興行でもないのに、
今月も人気狂言を当たり役の役者という実に贅沢な舞台で、楽しく観劇。
この調子で来年の4月まで続くのかと思うと、これからもとっても楽しみ!

2009.2.16 [月] のほほんぼよよんぽかぽかはるるん

昼間は週末の暖かさが続いていて、ダウンコートで一駅先の用務先まで歩いたら暑くて汗が..
本当に、のほほんぼよよんぽかぽかはるるん。
すっご〜く楽しい音に春めく気持ちがいっぱい!! で思い出しながら片道30分近くを楽しく歩く。

のほほんぼよよんぽかぽかはるるん!
暖かい日々も一休みで、今晩から冷えてきて、またしばらく寒くなるそうだけれど、
気持ちがぽかぽかして、春を待てそう♪ <えりりんさん、ありがとうございます。

2009.2.14 [土] 能狂言

昼から国立能楽堂の普及公演に出かけた。
解説・能楽案内「女武者の伝説}に、狂言・和泉流「二千石」と能・観世流「巴」。
両方とも観たことが無く、野村万作・万之介の「二千石」が観たかったのも然ることながら、
現行唯一の女性がシテの修羅能という「巴」を観たいと思っていたので、とてもうれしく鑑賞。
「巴」はよく上演されるので友人は何度も観ているそうだが、最近観出したばかりの私は初見。

「二千石」の野村万作・万之介の兄弟コンビは流石に息が合っていて、
最後の開けっぴろげな泣きとそれに続く笑いまで、狂言らしいおかしさいっぱいで、楽しい。
ただ、「二千石」を何故「じせんせき」と読ませるのか?は分からずじまい。
「巴」の後シテの女武者が凛々しく素敵。 面は増だった。

*****
終演後はお茶を飲みながら友人としばらくおしゃべりを楽しんでから、
東京駅の大丸ミュージアムの「よみがえる黄金文明展」に寄って、古代トラキアの秘宝を観た。
バラの谷の香りの中で観る黄金マスクと黄金の花冠は実に見事!
先日購入した高内秀剛氏のデミカップの箱をが出来上がったというので受け取りに寄ったら、
箱が大きくて、ソーサーとカップを入れるとこのサイズになるのかと、少し驚いた。
地下の菓遊庵に長門のわらび餅があったので、他の菓子と一緒にに久しぶりに購入。
さくら通りの長門にはしばらく行っていないけれど、また買いに行きたいと思った。

*****
着物: 古都染人の訪問着(絵羽小紋?)。 墨染め。 銀古都に様々の柄の段取り。 
帯:  袋帯。 黒地。 「鳥獣戯画」。
帯締め: 伊賀組紐。 灰紫に紫・小豆色入り。 撚り房。 伝統工芸作家の松山好成氏のもの。
帯揚げ: 赤紫色? 雪輪に模様入り。
草履:  灰色のエクセーヌの台に、灰紫の真田紐の鼻緒。
バッグ: 金泥バッグ。 茶色に金と漆で模様。
コート: 道中着。 紺地、格子柄。 山形のまほら紬。
ショール: 深緑ショール。

着物は、正に一目ぼれした着物なのに、昨年着ていないことに気づいて驚いて早速着用。
備忘録を見ていたら一昨年の春に着て以来.. 本当になんということか..
今日は2月とは思えぬ暖かさで、コートも帰り道には脱いで、ショールは持って歩いただけ。

2009.2.12 [木] 今年初めてのイタリア料理

先月行き損なったので今年初めてのイタリア料理を味わいに
パッソアパッソに入れていただいた。
今日も殆ど動かなかったので、行きは精一杯の速足で歩いたら30分弱で到着。
途中でシェフに、まだ食べられますか? と確認されて、
おいしいものを食べられないなんて贅沢なことは言えないと応える食いしん坊の私。
単に食い意地が張っているだけかも..(笑)

福岡の農家で栽培の洋野菜のピクルス。 とてもおいしくてお持ち帰りしたいほど。
極小のさいころ型の野菜を敷いたとらふぐのマリネ。木の芽のソース。 おいしくてニコニコ!
とらふぐの白子。青森の味の濃い人参の..を敷いた贅沢な1品。 凄い!!
つき合わせ?風のとらふぐの骨で出汁を取ったコンソメを一緒にいただいた。
白菜で巻いた天草?だったかのまながつおのソテー。ほうれん草のソース。
まなかつおは無論、ソースもおいしくて、いつものようにパンできれいに浚う。
リゾットを敷いた熊の煮込み。 ほろほろ崩れるくらい煮込んであって、食べ易い。
小柱と菜花のパスタ。 それぞれの食感とピリッと利いた味が楽しい。
そしてメインは猪の肩ロースのロースト。
シェフの思うとおりに焼けたそうで、あまりに見事! で形容しがたいおいしさ。
流石に満腹になって、もう食べられないので、チーズはパス。
でも、デザートとエスプレッソは別腹で、しっかりいただいた。
ワインは1杯だけにしたいと言っていたのに、結局2杯飲んでしまう。

今日も堪能して、幸せ気分で帰宅。
帰りの電車で2メートルくらいありそうな長身の男性数人にどういうわけか囲まれてしまい、
林の中の下草の気分(爆)だったけれど、幸せな気分は損なわれず、気持ちよく眠れそう。

2009.2.12 [木] 鳥 ふたたび

先日はパッと見で分かったつもりだったけれど、こゆきさんのご説明に、再度丁寧にチェックしたら、
基本的に追っかけの柄合わせで、身頃も袖も(前も後も)右に向けて飛んでいます。
そして、左衿で右に向かって飛んでいるので右衿では逆の左向きになるわけで、
下前の衽は衿に合わせてか?左向きに、つまり内から外に飛んでいます。
下前身頃と衽は反対になっているけれど、
衽だけ反対にしたというより、衿の方向と合わせた感じに見えます。
衿と衽が同じ方向なので違和感が無く、再度チェックするまで気がつかなかったほど、
すっきりした印象です。(単に私の注意力不足だけかも..汗)

これって、ウチナンチュ−的なお仕立てなのかしら?
たまたまこういう柄合わせになったのか、
沖縄の方も結構いらっしゃるという大阪で仕立ててもらったので、沖縄の知識があったのか..
着物のお仕立てからも風習が見える。 奥が深いですね〜 楽しいです〜

2009.2.10 [火] バレエ鑑賞、三井家のおひなさま

夕方から着物を着てバレエを観に行く予定なので、その前に、
今回の入場料に着物割引のある三井記念美術館の「三井家のおひなさま」展に出かけた。
尤もおひなさまより特別展示の「きもの−明治のシック・大正のロマン・昭和のモダン」の方に、
より関心があったのだけど..
財閥の見事な雛飾りも着物も溜息が出るような.. 眼福というか目の毒というか..(笑)
入り口近くの展示室の茶道具「春の取り合わせ」もお茶人には楽しそうだったが、
ここでは何度も茶道具を拝見しているので、今回はざっと拝見しただけ。

カフェとミュージアムショップの特別サービス券をくださったけれど当日限りなので、
鑑賞もそこそこに(←なんか違う!・笑)、カフェで一休み。
年に1.2度だけ特別サービス券をくださるのは、どういう仕組みなのか..?
兎も角、着物でお茶の時間もみてお出かけが正解みたい。(爆)
次回の「三井家伝来 茶の湯の名品」展もきもの割引があるし、行こうかどうしようか..

*****
ガラを除けば今年初めてのバレエ鑑賞で「ライモンダ」を観に、新国立劇場のオペラパレスへ。
今日が初日。 というか初日のシーズンチケットだから、いつも初日鑑賞なのだけれど..
ザハロワのライモンダがやはり素晴らしい!
ザハロワ同様、シーズンスペシャルゲストのマトヴィエンコも素敵だったし、
森田健太郎も他のダンサーもそれぞれいいダンス(と私には見えた)で、
遅まきながら大満足の今年のバレエ初め。

「ライモンダ」は少なくも1度、多分2〜3度は観たことがあるはずなのに、
見覚えの無い場面のオンパレードで、自分の見事な忘却力にへこんでいたら、
牧阿佐美が5年前に振付けた改訂振付・演出だと分かって、少しホッとしたおまけつき。

*****
着物: 訪問着。 総絞り。 さやがたの地紋の灰色地。
帯:  袋帯。 京友禅染。 銀鼠色。 杉林(冬木立か朝もやの印象)。
帯締め: 五嶋紐。 銘つぼたれ。 白地に七色の春光箔。
帯揚げ: 灰緑色? 雪輪に模様入り。
草履:  灰色のエクセーヌの台に、灰紫の真田紐の鼻緒。
バッグ: 伊と忠のお茶席バッグ。 ベージュの濃淡の市松に、疋田と小枝?柄。
コート: ロングコート。 青・緑地紋入り。
ショール: 洋服用のロロピアーナの長マフラー。 ベージュ色地。

一昨日、思い出して絞り小紋を着たので、今日も絞り訪問着にした。
絞りの着物は暖かくて、寒いこの時期向きなのに、1月は思いつかなかった。(涙)
来月中旬くらいまでに、もう一度くらい着たいけれど..

2009.2.9 [月] トイグヮー

私も早速チェックしたら、
1枚目は拍子抜けなことにトイグヮー(鳥)がいない!(笑)
気を取り直して、もう1枚をチェック。
トイグヮーは全部1方向で、上前の衽の外側に向かって飛んでいた。
仕立ては大阪の呉服屋さんに頼んだもの。

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久しぶりに朗読サークルに参加。
5月の発表会に向けて役割分担が決まっての練習で、私は専ら皆さんの練習を拝聴。
でも、参加しない者も少しは練習があって、久しぶりの声出しは気持ちよい。
やっぱり休まず通いたい。 会費も払ったことだし..(爆)
帰りは30分余を歩いて、今日の運動は終了。

行きにこれも久しぶりに、こうかいぼうに寄ってラーメンと餃子。
いつ行っても待つのが辛いが、ここのラーメンも餃子も好きなので仕方ない。
用事に合わせてこれからも通いたい。

2009.2.8 [日] フロアー会、夜は文楽(第三部)

昼から住まいの同じ階の方々との懇親のフロアー会。
半分の世帯が出席で、出席率が例年より高いのはうれしい。
予約した集会室で理事会の防災担当者の会議をしていて、時間前の準備ができず少し拍子抜け。
当番役員として飲み物などは前日に購入し、予約しておいた助六寿司を取りに行ったのに、
会議が済むのをボケッと待つしかなくて..
出席予定の1名が欠席でお宅もお留守のハプニングはあったけれど、1時間で無事終了。

*****
風が強くて寒い日だったが、初日に観なかった文楽の第三部に夕方から国立劇場へ。
第三部は第一部の「鑓の権三重帷子」と同じく近松門左衛門作で、「女殺油地獄」。
歌舞伎でもよく上演されるせいか、時間的に行き易いからか、出演者の人気なのか、
3部の中で一番チケットが取り難かった。
私はこの話が好きではないけれど、人形遣いに期待があって、やはり観たくて..(笑)
人気の勘十郎の与兵衛がやはりよい。 あと、紋寿のお吉、玉女の河内屋太兵衛、なども。
好きな話でないことは別にして、いい舞台だったので気持ちよく帰宅。

*****
着物: 小紋。 総疋田絞り。 千草鼠色。
帯:  袋帯。 織部つづれの荒磯。 銀鼠色の濃淡の段。
帯締め: 伊賀組紐。 黄緑に緑・灰色入り。 伝統工芸作家の松山好成氏のもの。
帯揚げ: 薄灰緑色。麻の葉の柄入り。

4日から5日間続けての着物! よく着た!!と自分を誉めてこれからの動機付け。(笑)

2009.2.7 [土] 若手能、天真庵

能楽若手研究会の東京公演に昼から国立能楽堂へ出かけた。
能・観世流「二人静」、狂言・大蔵流「清水」、能・宝生流「鵜飼」。
どれも割りに最近観ているが、若手能というので観ることにした。
前に観た舞台の記憶がまだ少し残っているので、筋は分かっているし、
演者が若手のお陰か面をつけたシテの謡がいつもよりは聴き取り易い。
にも拘らず、お能の印象は前に観た方がはっきりしている。
言葉が聴き取れるかどうかと、お能が分かり易いかどうかは、同じでないことを改めて強く実感。
若手への期待と指導の表れか、後見が「二人静」に観世宗家、「鵜飼」に大鼓の亀井忠雄氏。

*****
終演後、天真庵へ回った。 1月に行き損なって今年初めて。(12月も行けなかった?かも..)
いつも通り文膳で、小鉢と香の物でお酒を飲んで蕎麦とコーヒー。 もち麦パンをお持ち帰り。
月末にギターの夕べがあるのを発見。幸いまだ席があったのでここでの初ライブ予約。
このところ殆ど動いていないので、錦糸町まで歩いてバスで帰宅。

*****
着物は全て昨日と同じ。
出ていたのをそのまま着て行ったのだけれど、着物で行っただけで、よしよし。(笑)

2009.2.6 [金] 文楽(第一部、第二部)

文楽初日。 第一部と第二部を観に国立劇場に行った。
第一部は「鑓の権三重帷子」、第二部は「敵討襤褸錦」。
ともに観るのは初めてと思ったら、それぞれ25年振りと18年振りだそう。
「鑓の権三重帷子」は、時々観る「堀川波の鼓」や「大経師昔暦」同様の妻敵討ち。
武士の時代の倣いとは言え何とも哀しい話だが、見応え・聴き応えのある舞台。

第二部の「敵討襤褸錦」は、特に大夫が充実していて、惹きこまれる。
嶋大夫がすっかり老けているのに気づいて、ちょっとショックだったが、
15年以上経てば当たり前。
住大夫はもちろん、他の大夫さんもお元気なうちにしっかり聴いておきたいと思った。
蓑助がいつも遣う人形とは随分違う役の人形を遣っていて、それも却って印象的。
左遣いはもしかしたら勘十郎?
主遣いとしての勘十郎は後半に善玉武士(笑)を遣っていたが、出のときの拍手がすごい!
最近は蓑助さんより拍手が多いような気がする。

*****
着物: 伊那紬。 草木染(藍、りんご、矢車玉)。 縞。 白地。 青の濃淡縞、茶格子。
帯:  袋帯。 野蚕紬(タッサ−、ギッチャ−)。 焦げ茶・生成り。
帯締め: 伊賀組紐。 臙脂に白入り。 伝統工芸作家の松山好成氏のもの。
帯揚げ: 肌色。 松葉柄入り。
草履、バッグ、コート、ショールは前日と同じ。

2009.2.5 [木] 歌舞伎(歌舞伎座、昼の部)

今月の歌舞伎見物は昼の部からで、朝から着物を着て歌舞伎座へ。
「菅原伝授手習鑑−加茂堤、賀の祝」、「京鹿子娘二人道成寺」、「人情噺文七元結」。
先月からの歌舞伎座さよなら公演で、人気の代表的狂言に人気役者が贅沢に出演しているし、
今月は他で歌舞伎を上演していないこともあってか、幕見席までギッシリ入っていて、
久しぶりに歌舞伎人気を実感する感じ。
歌舞伎好きとしては、ちょっとうれしいような..

「菅原伝授手習鑑」は橋之助の桜丸、染五郎の松王丸、松緑の梅王丸、芝雀の千代、
福助の八重、扇雀の春に、左團次の白太夫。
歌舞伎座では初役という橋之助の桜丸はニンではない気がしていたが、声もいつもと違って、
出し方を変えているようで、期待していなかった分、かえって意外によくて..(笑)
「賀の祝」での染五郎と松緑の松王丸と梅王丸の喧嘩がなんともやんちゃな感じで楽しい。
大人の喧嘩というにはちょっと子供っぽいけれど、兄弟だからこういう感じも悪くない。

「二人道成寺」は玉三郎と菊之助。
初めて観たときは見事な揃い方に感動したものだけれど、その後よく上演されて、
2度3度となると、揃っているのは当たり前と思ってしまって、違いの方に目が行ったりして..

「文七元結」は、菊五郎の左官長兵衛に時蔵の女房お兼。
江戸っ子の風情が全身から滲み出るようで、こういう役は菊五郎で観たい!といつも思う。
で、とっても満足!
角海老女房お駒を芝翫、家主を左團次、文七を菊之助、小間物屋の和泉屋清兵衛を三津五郎、
そしてちょっとしか出ない鳶頭を吉右衛門という贅沢。

*****
着物: 紬。 紫根染。 縞。 菫色、オリーブ、灰茶など。
帯:  名古屋帯。 紋織り錦織。 墨色地。
帯締め: 五嶋紐。 灰紫色、両端に生成り色入り。
帯揚げ: 紫色。 絞り(初めての絞り体験で絞ったもの)
草履:  灰色のエクセーヌの台に、灰紫の真田紐の鼻緒。
バッグ: 金泥バッグ。 茶色に金・黒。
コート: 道中着。 紺地、格子柄。 山形のまほら紬の着尺で仕立てたもの。 今回がお初。
ショール: カシミアの大判マフラー。 紫色。

2009.2.4 [水] 能狂言(国立能楽堂 定例公演)

今月の観劇初めも歌舞伎でなく能狂言になって、昼から国立能楽堂に出かけた。
狂言・大蔵流「鈍太郎」と能・観世流「弱法師−盲目之舞」。
昨年、三島由紀夫の「弱法師」を観たので、元の能を観たいと今回行くことにした。
それに俊徳丸、高安の里というと、文楽や歌舞伎の「摂州合邦辻」も思い起こすし..

狂言「鈍太郎」は、シテの男のずるさが狂言特有の明るさ、したたかさで見事。
狂言では元気なわわしい女が男をやり込める印象があって、逆は珍しいと思いながら鑑賞。
シテは善竹十郎。 同氏を今まで見た記憶が無く初めてみたいだが、軽妙でおかしい。
能「弱法師」は世阿弥の息子の元雅の作。一部は世阿弥作らしい。
プログラムの鑑賞の手引きを読んでも、依然としてよく分からなかったりするのだけれど、
分からないままに通い続ける自分が少しおかしいものの、別に分からなくてもまあいいかと..

*****
着物: 結城紬。 松煙染。 灰みの茶色。 総柄の亀甲模様。
帯:  名古屋帯。 紋織り錦織。 墨色地。
帯締め: 五嶋紐。 臙脂色。
帯揚げ: 灰色。
草履:  灰色のエクセーヌの台に、灰紫の真田紐の鼻緒。
バッグ: 金泥バッグ。 茶色に金・黒。
コート: 道中着。 紺地、格子柄。 山形のまほら紬の着尺で仕立てたもの。 今回がお初。
ショール: 洋服用のロロピアーナの超大判マフラー。 ベージュ色に多色の柄。

立春というのに今日は寒くて、マフラーでしっかりガードして、首にも巻いて歩いたが、
少し大判過ぎて、着物向きではないような.. 寒い日のショールには迷いが多い。

2009.2.3 [火] ご近所ランチ

直ぐ近くのフランス料理店ジヴェルニ−でランチ。
オードブルは牡蠣のグラタン風にして、スープは南瓜のポタージュ。
メインは信州の雪豚という柔らかい食感で匂いを殆ど感じさせない肉のソテーの有機野菜添え。
初めて聞いたが最近注目のブランド豚だそうで、癖の無い味で、なかなか美味しかった。
オードブルもメイン料理もメニューにはなかったのに、勧めてくれたので遠慮なくお願いした。
デザートもちょっと洒落たのがあって、それを選んだら、おいしくてうれしくなる。

半年振りくらいになるのか、本当に久しぶり。
なのに、スパークリングワインとアミューズなどもサービスしてもらい、恐縮。
でも、無論うれしくゴクゴク、ペロリと..
もう少しは頻繁に来たいと思うものの、なかなかままならない。

*****
帰りに図書館に寄ったので、これも久しぶりに古い着物雑誌を何冊か見ていたら、
先日の新年会でお会いした方々が、あちらにこちらに..
ちょっとうれしくなって、あれこれ見ていたらあっという間に何時間も経っていて驚いた。

2009.2.1 [日] 新年会

昨年に続いて、2度目の新年会参加。
大勢のそれぞれの個性に合った着物姿を楽しく拝見しながら、美味しい食事と、
更に端切れカルタという想像もできなかった真楽に何ともピッタリなカルタの楽しみまで
経験できて、本当に楽しい思いを胸に帰宅。 
昨年よりはお知り合いも増えて、人見知りもほどほどで、それも楽しかった一因かしら?(笑)
ご一緒いただいた皆様方にもお礼申し上げます。

事前の打ち合わせもさぞかし大変だっただろうと、
管理スタッフの皆様のご苦労にただただ感謝するばかり。

*****
着物: 牛首紬訪問着。 薄灰色地。 水玉と金のライン模様。
帯:  ひなやの手組み袋帯(組帯)。 縄文の畦。 紫紺色。
帯締め: 伝統工芸作家の松山好成氏の伊賀組紐。 灰色の濃淡・白・金色。
帯揚げ: 薄灰紫色。
草履:  灰色のエクセーヌの台に、灰紫の真田紐の鼻緒。。
バッグ: 伊と忠のお茶席バッグ。 ベージュの濃淡の市松に、疋田と小枝?柄。
コート: ロングコート。 青・緑地紋入り。
ショール: 洋服用のロロピアーナの超大判マフラー。

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