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2009.5.31 [日] 笛の会

笛の会に伺って、そらさんの笛を聴かせていただいた。
ご出演の時間が分からないので見当をつけて行ったら、
滑り込みセーフ的に、そらさんの前の方の演奏中に見事に到着。(笑)
一息ついてから聴かせていただくことができた。
先生とお二人での「竹の唄・踊」と、他の生徒さんとご一緒に4人での「飛天」。
どちらも、裏で鉦などが入っても、長唄・三味線や鼓・太鼓などと一緒の演奏でなく、
笛をじっくり聴かせる曲で、とても素敵♪に吹いていらした。
仕事がお忙しくてこの2ヵ月は練習不足だそうだけれど、
あんなふうに吹けたら、気持ちよいでしょうねぇ! と、今回も思いながら楽しく拝聴。

そらさんの2曲の間が離れていたので、その間に他の方の演奏もお聴きして、
分からないなりにも、音色が違うのを感じて、奥深さを改めて思った。
最後の先生の演奏も、当然ながら笛が中心の曲で、歌舞伎の地方としての演奏とは趣も違い、
素晴らしい音色を堪能して、いいひとときを過ごさせていただいた。

*****
終了後は、そらさんは打ち上げだそうなので、会場でお別れして、
日本橋に出て、高島屋の特別食堂で和食。
中途半端なブランチしか食べていなかったので、しっかり会席料理と、少しだけお酒を。
最後のデザートの時にほうじ茶を一緒に持って来てくださって、うれしかった。
そう言えば、前回もやはりそうだったような気がするけれど、
以前は頼んでいたので、いつの間にか顔と希望を覚えてくださったのかもしれない。

*****
着物: 泥大島紬(単衣)。 さまざまな柄の段入り。
帯:  綴れ八寸名古屋帯。「見ざる聞かざる」。 青鼠色。
帯締め: 伝統工芸作家の松山好成氏の伊賀組紐。 青色、空色入り。 
帯揚げ: 紋沙。 紺色と薄生成りの染分け。  前日購入したのを早速使用。なかなか○..
草履:  胡蝶履き。 灰みパールの型押し台。 パールグレーの鼻緒。
バッグ: やまぶどう籠
コート: 雨コート。 透かし織(スリーシーズンコート)。 青色系。 白・薄桃色入り。

10日ぶりの着物なので、雨模様で涼しいと言っても袷は着たくなく、雨に強い大島紬の単衣にした。
今年初めての単衣。
それにしても、家で着ているうちに汗が.. もう着付け時には冷房が必要かも..
会場は冷房で、首筋が涼しかったと思ったら.. 少し風邪気味に.. 弱いわねぇ〜

2009.5.30 [土] フランス料理@銀座、呉服あれこれ

昨晩のおいしいもの続きで、銀座の大渕座にフランス料理を食べに行った。
5種類のオードブルがそれぞれの食感・味で、いつもながら楽しい。
10種類の野菜が入ったミネストローネは、ベーコンでコクが出て、
それぞれの野菜の味がしっかりあって、しかも喧嘩せず調和して.. うれしくなる。
秋田から届いたと言う舌平目の大きさ、網焼きの美味しさ..
デザートはケーキでなく、グレープフルーツの蜂蜜がけにした。
こういう食べ方はしたことがなかったが、家でも応用できそうと思った。

*****
その後、少し呉服店を覗いているうちに、1店で紋紗の帯揚げ、他の店でお安い染名古屋帯を..
前日が5月29日の語呂合わせで、呉服の日だったので特別価格とか言われてつい..(汗)
ご連絡をいただいていた展示会では、お目当ての下駄を購入。
台は割にすんなり決まったのに、鼻緒をあれこれ迷って、結局はじめに薦められたのに決めた。
結果としては時間の無駄だったけれど、お薦めがよいのを納得できたからOKでしょう。(笑)
あとは、スペアのスペアとして、3枚目になるあしべの汗取り肌襦袢だけ。
伝統工芸士の中嶋さんが織られた本塩沢の着尺に、ググッと心奪われるものがあったけれど、
いくら何でも、あの価格のものはもう買えない。(涙)
って、どれだけ物欲・着物欲かと、我と我が身に愛想が尽きそう。 私のきものみちはけものみち..

うちくい展に伺った時には、もう終了時間間際。
そんなに時間が経っていたとは気付かず、びっくりしながら、ざっと拝見させていただいた。
会場の庭を含め、たたずまいが、皆さんが書いていらっしゃるように、本当に素敵!
次回は、時間の余裕を持って伺いたい。

2009.5.29 [金] 展覧会@上野、イタリア料理@門仲

雨の中、「尼門跡寺院の世界−皇女たちの信仰と御所文化」を観に芸大美術館に出かけた。
久しぶりに根津駅から歩いたら、まず出口を間違え、更に手前で曲がってしまい、
2回の仕切り直し(笑)があったものの、無事到着。
広くないし1時間あればいいかと後の予定を考えて遅く出かけたら、
見終わる頃に閉館時間になってしまいびっくりした。(苦笑) 
じっくり拝見していると、結構時間がかかって、危ないところだった。

次に、西洋美術館の「ルーヴル美術館展−17世紀ヨーロッパ絵画−」に行った。
2、3日前に混雑状況を見たら、混んでいるけれど金曜の夜なら空いているらしいので、
午後来た方が帰って会社帰りの人が来る前に行こうと、狙いはよかったはずなのに、20分待ち。
迷ったものの覚悟を決めて入場券を買って、本を読みながら待った。
混んでいる中を一回りしてから、また入口に戻り、何点か再度鑑賞。
出て来たら待ち時間は10分になっていたけれど、今度は切符売り場が長蛇の列で、
今日の私のように切符を持っていなければ、待ち時間は結局同じだったような..

両方とも、階段を何度も歩くので、もっと歳がいったら展覧会はきつそうだと、
この頃行かなくなったという母の言葉がよくわかった。 今のうちに行っておこうと思う。

*****
時間をつぶしてから、門仲のパッソアパッソに入れていただいた。
オードブルは、トマトのゼリー仕立て、季節の野菜のピクルス載せ。
北海道土産の鱒は、軽く塩漬けにして、アスパラとアスパラソバージュなどを敷いて..
河豚の軽めのスパゲッティにつづいて、愛知まで潮干狩りに行って来たというあさりのスパゲッティ。
河豚もうれしかったが、あさりの柔かさにもうれしくなったら、そこで採れるあさりの特徴だそう。
メインは、京都のこだわりの肉屋で2ヵ月熟成させたという、但馬牛のグリル。
燻製で無いのに独特の風味があって、楽しい。
果物のゼリーにアイスクリームのデザートは、山藤の赤いスープが素敵。
柑橘の皮でつくったリキュール付き。 香り高いグラッパの趣き。
どの皿も、見た目も味も言うことなし♪

時間をつぶすのに、クレープを食べマンゴージュースを飲んだりしたのが敗因で、
文字通り満腹になって..苦しいぐらい.. 歳を考えなさいよねぇと自分に呆れてしまった。(汗)
2箇所の美術館で歩いたしワインも効いて酔いごごちなので、歩くのは止めて電車で帰った。

2009.5.27 [水] 名作サロン

門仲近くの会館で毎月1度やっているという朗読の名作サロンに漸く出かけて来た。
教えていただいて行きたいと思ってから1年近くが経ってしまい、本当に、漸く!の感じ。
私の入っている朗読サークルを指導してくださっている先生が、
指導されている他のグループ(年齢層の巾が広くて若い方もいる)の朗読発表の場であり、
何より、毎回、先生の長めの朗読をお聞きできると言う魅力たっぷりの場。 しかも無料。(笑)

我がサークルにも、こちらのサークルにも入っている二重席(笑)の方が大分いらっしゃって、
毎回たくさんの方が聞きにいっているそうで、今回もあちらにもこちらにも見知った顔が..
何でも、先生は区の朗読関係のボス的存在とか..(爆)

今月は「宮部みゆき」特集。
大勢で役割を分担しての「お墓の下まで」と、お一人での「梅の雨降る」、
最後の先生の「気分は自殺志願(スーサイド)」朗読の前には、フルート演奏もあって..
2時間余を楽しく過ごして、帰宅。

*****
名作サロンに行く前に、久しぶりにお不動様の前の近為でランチにしようと早めに行ったら、
平日なのに席が空くのを待っている方々がいらっしゃる。 何故〜..!?
1組は6人のグループで、これでは時間が心配!
残念ながら今回はあきらめて(涙)、三河の麦飯にとろろと豆腐田楽に変更。

歩くと片道30分前後かかるけれど、電車賃節約(笑)と運動のために、往復歩いた。
歩けば別に苦にもならずに歩けるのに、毎日歩くのは何故できないのか..(汗)
要は、単なる怠惰?(大汗)

2009.5.25 [月] 久しぶりに

この半年は休んでばかりの朗読サークルで、今月初めの発表会に聞きにも行かれず、
会費が勿体無い状態だったので、これからは頑張って参加するぞ!と気合を入れていた。
早くから動き出した今日こそ行かないではなるかと思って、早めに外出。
しまり屋の面目躍如で、五・十日には3割引のコーヒー豆を購入して、ラーメンのこうかいぼうに。
まだ混み出す前だったので(と言っても、少しは待つのだけれど)餃子も食べる。

サークル開始までまだ時間があるので、江戸資料館通りのこじんまりした呉服屋?を覗いたら、
長板中形と紺仁の絞り片貝木綿がいろいろあって、素敵なものを見つけたものの、
気に入った長板中形は既に売れていて、片貝も迷いながら自制。
他の店で先日有松絞りの安い浴衣を頼んだばかりなのに、心グラグラで、
そんなに着られないのに、何考えているのと我ながら呆れ気味。(汗)

*****
朗読サークルでは、まずは先日の発表会の話。
参加の楽しみも、聞く楽しみも、味わい損なった残念さを再度感じる。
その後、新しい題材を読み合う。
先生の講評では、読みは悪くないらしいが、声が出ていないというか滑舌がイマイチで、
日頃話さない状況が明らからしくて、できるだけ話すようにと言われる。
○○さんとできるだけ話してあげてね! とメンバーに言ってくださるので、
恐縮しながら、時には家でも声を出して練習するようにしないとマズイかなと思う。

*****
終了後は、押上の天真庵にお邪魔して、まだ少し早い時間だけれど、いつもの文膳をいただく。
お酒は佐久乃花。 追加は南会津の.. 少し甘めだけれど楽しい味。
ライブ予定に7月末に浴衣でライブがあったので、早速予約。
隅田川花火の日で、いつもより早いライブの後は近くの十間橋から花火見物とのこと。
晴れてね〜、強い風もお断りよ〜 と思う。
今週末にはベーグルが大量に届くのは分かっているものの、
もち麦パンがまだ1袋あったので、やっぱり欲しいと持ち帰り。

*****
往きに家からサークル会場まで30分歩き、帰りも天真庵から錦糸町まで歩いたので、
今日はしっかり動けたと自己満足的。(笑)

2009.5.23 [土] てんぷら@是山居

今月初めてのおいしいもの食べに、門仲のみかわ・是山居に出かけた。
外回りに草などが生えてきて、少し落ち着いた印象になっていた。 内装もやはり素晴らしい♪
半ば主の道楽だからこれだけの内装ができるのだと思いながら見ていたが、
座ってゆっくり見ているのも楽しい。

この是山居では、てんぷらの前に突き出しが出るので飲みたくなるが、ランチでは自粛してお茶。
季節物は、稚鮎とぎんぽう。
今日の稚鮎は先月より大分大きくて、ちょっとうれしかった。
天然物の稚鮎は釣った日によって大きさが大分違うようで、朝、昼、夜でも違うとか..
でも、ぎんぽうは小さめ。 晴れのち曇り?(笑)
野菜のてんぷらが、いつものアスパラと椎茸の他に小茄子もあって、これもうれしい。
デザートに出してくださったゴールデンオレンジもすっきりおいしくて、ニッコリ♪
ただ、懐に厳しいのだけが問題で、1度の食事にこれだけ払うのには我ながら呆れる。(爆)
他の店でこれだけのものを食べれば、もっとするだろうから仕方が無いかと思ってはいるけれど..

古伊万里の金継ぎをしていただいたのに、お代を取ってくださらなかったので、
ほんの少し、気持ちだけだけれど、番頭さんにお菓子をお渡しできて、気持ちが落ち着いた。

*****
食事の後は腹ごなしと運動も兼ねて、永代橋を越えて茅場町から日本橋まで出かけた。
2〜3年前に失くしてから探していた夏の洋服に羽織るブラウス/上着を購入。
失くしたシルクシフォンほどには気に入らないものの、無いと不便なので諦めて妥協した。
葉山からの帰りに教えていただいた堂島ロールもゲット。 ありがとうございます。>菊姐さん

何か用事があったのか子供が来ず、いろいろある菓子類を私一人で頑張って食べる羽目になった。
こんなことしていたら、どんどん身に布団が巻きついてしまう。(涙)
美味しくったって、そんなにたくさんは食べたくないのだけれど..

2009.5.22 [金] 歌舞伎(新橋演舞場、昼の部)

今月の歌舞伎の見納めで、新橋演舞場の五月大歌舞伎・昼の部に行った。
「金閣寺」は、吉右衛門の松永大膳、芝雀の雪姫、染五郎の此下藤吉/真柴久吉、
それに、萬屋(歌六・錦之助)、福助などで、楽しく観劇した。
とは言うものの、吉右衛門の大膳の評判がいいらしいけれど、私はどうもあまり..
どこか愛嬌のある吉右衛門には、国崩しという天下を狙う大悪人は似合わない気がしてしまう。
歌舞伎座で仁木弾上をやった時と同じ違和感があった。
初役という芝雀の雪姫が鼠を描く場面を人形振りで演じると言うけれど、
父の雀右衛門の人形振りの印象がないと思ったら、79年じゃ30年前で、観ていない。
染五郎の此下藤吉/真柴久吉は、少し颯爽とし過ぎかも.. でも、いい男振り。
歌六が老け役でなく、こういうのは久しぶりな気がするけれど、まだまだ若めの役も観てみたい。

「らくだ」は、落語でも歌舞伎でもこの頃よく演るが、落語より歌舞伎の方が私は楽しめる。
死人役の目に見える表現の方が分かり易いからかしら? 今回も楽しい死人ぶり。
歌昇の遊び人がそれらしく、こんな役も似合うのねと、間口の広い(?)達者振りを再認識。
ここでも、吉右衛門の紙屑買に違和感があって、屑屋には到底なりそうもない気がしてしまう。(爆)
上手い下手とは別に、ニンと言うか役者の持っている雰囲気によるものが大きいように思う。
家主夫婦は歌六・段四郎で、女形の段四郎は記憶に残ってなくて初めて観るような気がするが、
愛らしい憎たらしさとでもいう感じで、なかなか楽しかった。

間の踊りは、福助の「心猿」と「近江のお兼」。
「心猿」を観るのは初めてだが、続けての上演がおもしろい。
舞台上で馬まで白馬から茶色の栗毛に変わるのが楽しいと思ったら、退場時に拍手も大分あった。

*****
帰りにお礼用のお菓子を買いに日本橋に回った。
三越で少し日持ちしそうなものを選び、自宅用にも阿闍梨餅と志満ん草餅の草柏餅を購入。
世界のホテル・逸品グルメフェアで、日本のホテルのにしなくてもいいのに、と思いながら、
富士屋ホテルのシーフードカレーを食べた。(笑)
母と姉と3人で紫陽花を見に行った時に富士屋ホテルに泊まったのに、
食事は菊華荘の和食にしたので、心残りだったカレーを東京で食べるのが、我ながらおかしい!
更に、高島屋の叶匠寿庵でクリームあんみつまで食べてしまい、
まだメタボの心配は無さそうだが、確実にお腹周りに結果がでてしまうのが分かっていて..(涙)

*****
着物: 琉球絣紬(木綿)。 濃藍色地。 鳥や井桁などの文様。
帯:  博多、紋八寸名古屋帯「恵比寿細工」。 白地。 縞。
帯締め: 白。 
帯揚げ: 薄鼠色と極薄緑色の染分け。 極薄緑色部分には4色の丸入り。
草履:  しころ織草履。 しころ織の紬の天。 青色の鼻緒、台。
バッグ: やまぶどう籠。

2009.5.21 [木] 蝋燭の灯りによる能狂言

国立能楽堂で年1回だけ(多分)の【蝋燭の灯りによる】企画公演を夕方から観に行った。
番組は、狂言・大蔵流「月見座頭」と能・観世流「千手−郢曲」。
この蝋燭の灯りによる企画公演を初めて観た昨年も独特の雰囲気を感じたが、
お能を前より大分観てきたためか、雰囲気も含めて今年は一層楽しめた。

何より「月見座頭」のシテの茂山千五郎氏が素晴らしく、登場から何とも言いがたい雰囲気で、
惹き込まれたまま進むうちに登場したアドの山本則俊氏もしっかり五分に組んだ相手役ぶりで、
狂言にしては30分という長めなのに少しも長く感じない、本当にいい舞台だった。
去年の三響会での「月見座頭」の趣向も楽しかったけれど、
今日の狂言の文句なしの素晴らしさは、比較にならないほど。
茂山家と山本家の対抗意識もあったかもしれないなどと思いながら楽しんだ。

「千手−郢曲」は、シテ・大槻文蔵、ツレ・観世銕之丞、ワキ・森常好。
三者三様の存在感もあり、蝋燭の薄明かりの中で観ると、哀しさが一層感じられるように思った。
シテの大槻文蔵氏の千手にたおやかさを感じた。
百花の王牡丹に例えられた容貌という平家の公達としては、
素面の観世銕之丞氏は体型が少し偉丈夫な感があるものの、謡も雰囲気もあり、
文武両道の公達だそうだから、不似合いということもないかもしれない。

*****
終演後は、また「五万石」で富山料理をいただいた。
友人の誘いを2度続けて断ってしまったので、今日は3度目の正直。(笑)
少し迷いながらも、結局いつものようにミニ会席とお酒を少々。
2人とも同じような舞台を観ているし、着物や身の回りの話題もあるので、話は尽きない。
でも、私は翌日に歌舞伎の昼の部を観に行くので、遅くならないうちにお開きに。(爆)

*****
着物: 本塩沢訪問着。 垣に草花の柄。 黒地。
帯:  ひなやの袋帯。 手織組帯。 薄灰緑色・金色。 
帯締め: 伝統工芸作家の松山好成氏の伊賀組紐をお初で。 白に、緑と焦げ茶の濃淡入り。 
帯揚げ: 灰みの空色と肌色の染分け。 地模様入 。
草履:  胡蝶履き。 灰みパールの型押し台。 パールグレーの鼻緒。
バッグ: やまぶどう籠。
コート: 塵除け。 江戸小紋(絽、鮫小紋)。 灰藤色。

暑くなったから、やまぶどう籠を使おうと、中身を朝これに入れ替えてしまった。
その後、訪問着に予定変更したけれど、ノンビリしすぎて他のバッグに入れ直す時間がなく、
訪問着向きではないけれど、止む無くそのまま出かけた。(涙)
外ではコートを着ているからゴメンナサイ。(誰に? 自分に?)
帯締めは昨秋とても気に入って頑張って購入したのに、どうも合わせ難くて今日がお初。
漸く出番を作れて、何となくホッとしたりして..(爆)

2009.5.20 [水] 日本の夏じたく展@三渓園

三渓園での夏じたく展に初めて伺った。
三渓園も、行きたいけれど遠いのよね〜と今まで行ったことがなく、ここに行くのも初めて。
展示終了後の夜のオープニングイベントに参加するのに、1時からのキイさんのお話も伺いたいし、
その間は庭園を拝見すればいいかと、一日がかりの外出になった。

素敵な布などもいろいろあったけれど、ここはしっかり自重。(笑)
会場でお会いした菊姐さんと一緒に、石さんの描かれた楽しい墨絵の扇子を1本ずつ開いて、
それぞれお気に入りを見つけ出して、ニコッ!
KURAさんの愛すべき、寝そべる小人(おとうさん?)も連れ帰ることに..
夕方のイベントの前に扇子袋も欲しいと思い至り、絵柄を考えて合いそうなのを選んで追加購入。
ということで、持ち帰りは慎ましく(爆)、楽しい物、可愛らしい物だけ。

お帰りになる菊姐さんとお別れしてから、予定通り園内散策。
まず内苑を回ったが、何より、木々の中を歩くのが気持ちよい!
聴秋閣の脇のせせらぎがとても素敵!!
何棟もある重文の建物は、外からだけしか拝見できないのが残念だったけれど、
8月前半には、開港150周年記念の「古建築全棟一挙公開」があるそうで、
すべての建物の内部を拝見できるようだから、どうにかして来たいものだと思った。
疲れたところで、三渓記念館で抹茶をいただきながら小休憩。
更に外苑を回ったが、三重塔は登る気力がなく次回に繰り延べ。

夕方からのオープニングイベントも、興味深く楽しんだ。
お能のお話、装束の着付け、面の準備などの実演のあと、「羽衣」の後場を拝見。
能楽師の鈴木啓呉氏は話し上手な話し好き?で、たっぷりなご説明に時間が押せ押せになって、
スタッフは2部の懇親会を考えて、途中からハラハラだったろうと..

ご自分の作品を作りながら、これだけのイベントを企画・調整・実行なさったキイさんに感服!
さまざまな毎日のイベントも、参加したいものがいろいろあったけれど、
明日・明後日は既に予定があってダメなので、これから参加される方のレポートに期待。

*****
予報より涼しかった昨日と違い今日は真夏の暑さだそうだけれど、1時までに行くためにはと、
予定の着物を出す時間を惜しんで、吊るしてあった昨夜の着物をそのまま着た。
暑さ対策に、長襦袢は揚柳の単衣にし、塵除けは止めてショールに替えた。
ショールは、洋服用の大判ショールで草木染めのシルク。 紫・青・緑などの段暈し染め。
でも、園内散策をしたせいもあって、やっぱりとても暑くて、汗が..

2009.5.19 [火] バレエ(白鳥の湖)

牧阿佐美振り付けの「白鳥の湖」の再演初日で、新国立劇場に観に行った。
夜の公演なのに、バレエを習っているらしい少女たちが結構多く、目につくほど。
オペラより女性が多いのはいつものことだけれど、今日は特に少女の率が高いみたい。

白鳥の湖というと目に浮かぶような見慣れた場面がないのは少し寂しくもあったけれど、
ザハロワとウヴァーロフのコンビで、特にザハロワが絶品♪
バレエのテクニックだけでなく、体力がなければ踊りきれないと思いながら鑑賞した。

着物: 尾哦佐のスワトウ刺繍訪問着。 大島紬。銀鼠色・墨色の染分けにそれぞれ異なる総刺繍。
帯:  ひなやの袋帯。 手織組帯「金唐組錦」。 少し気楽な感じの組み。 金・黒・灰色。 
帯締め: 五嶋紐。 水色。薄水色と金色刺繍入り。 
帯揚げ: 灰みの空色と肌色の染分け。 地模様入 。
草履:  胡蝶履き。 灰みパールの型押し台。 パールグレーの鼻緒。
バッグ: お茶席バッグ(伊と忠)と、古代裂の竹手口バッグ。
コート: 透かし織り雨コート(スリーシーズンコート)。 薄紫・薄い黄水仙色。

主役の白鳥と黒鳥を念頭に、銀鼠色と墨色に染分けた総刺繍訪問着を着用。
夜の公演で予報より涼しかったし、会場も乗り物も涼しく(冷房?)、袷でもまだOKだった。

2009.5.17 [日] ノンビリとした一日

昼前のフロアの廊下掃除に遅れて途中から参加。
ランチに出かけるつもりだったのに、掃除の後は気力不足で断念して、のんべんだらり。
何だかワインが飲みたいと思いながら開けなかったのに、息子が来たので、
夜遅いのにも拘らず、カルボーニュを開けて、果物とシャウルス(チーズ)で飲む。
どうしようかという息子に2杯飲ませて、後は私が.. でもボトルは空かず.. 可愛いもの。(笑)

2009.5.16 [土] 葉山青空市・打ち上げ

ちくちくの全くダメな私は、出品しないのだからせめて少しだけバイヤーになるつもりだったのに、
心積もりにしていた時間より1時間以上出かけるのが遅くなってしまったので、到着は終了間近。
お目当ての青衣さんのブヒブヒは、辛うじて最後の1組をゲット。
草履袋とのセットは若向きしか残っていなかったので見送り、ブヒブヒだけなら若くてもいいかと..
素敵♪だけど自分用にはもういらないと思った青衣さんのストールも母へのプレゼントに頂戴し、
予ねてから話に聞いていたふうままさんの別珍の汚れ取り布団も、
打ち上げ会場ではえりりんさんの手拭もいただいて、
小さなものばかりになったけれど、遅くなってしまった割にはいろいろ入手できて、ニコニコ、ニコリ。

打ち上げもおいしく楽しく、ご一緒くださった皆様から活力もいただいて、いい一日だった♪
気の早い話だけれど、今から次回が楽しみ〜 (鬼が大笑い?)

*****
着物: 東郷織物の色大島紬。 五倍子染。 市松。 織人:高原さん。
     亀甲と、いろいろな模様を蚊絣で織り込み。
帯:  袋名古屋帯。 ダイヤ柄の黒地。 お太鼓に「ハーメルンの笛吹き」。 悪魔の影絵入り。 
帯締め: 伝統工芸作家の松山好成氏の伊賀組紐をお初で。 灰色に濃紫で模様入り。 蛸房。 
帯揚げ: 薄いベージュ。 青海波しぼ。 薄茶瓢箪柄絞り入り。
草履:  少しは雨に強いかとエナメル草履。 黒色。鼻緒と台に紫入り。
コート: 単衣コート。 透かし織。 薄緑色・薄黄緑色の染分け。
バッグ: 野蚕紬のバッグ。 茶系。  古代裂の竹手口バッグ。

2009.5.15 [金] 能狂言

今月初めての能狂言鑑賞。 国立能楽堂の定例公演に夕方から出かけた。
今月は出かけすぎで疲れが溜まってしまったらしく、昨日から2日間寝て曜日。
パスしようかと思ったが、能の「山姥」を観たかったし、拝見する機会の少ない金春流だし、
やっぱり行こうと、どうにか飛び出してギリギリ滑り込んだ。

狂言・大蔵流「鬼瓦」と能・金春流「山姥」。
「鬼瓦」は短いものの、大蔵彌太郎・吉次郎の兄弟コンビの息の合った舞台で、
途中からおかしい中にほろりとする展開で、狂言らしく最後は笑い留め。 楽しく鑑賞。
「山姥」は、シテ・本田光洋、ツレ・長男の芳樹、ワキ・工藤和哉、アイ・善竹隆司、など。
囃子方と一体になったような、後シテの山姥の動きが印象的。
山姥専用という面に、恐ろしさよりどこか優しさを感じた。

2009.5.13 [水] あぜくらの集い、文楽第二部

国立劇場会員の集いがあり、今回は人形遣いの桐竹勘十郎が出演。
人気の勘十郎だけに申込が多かったようだが、見事に当選して、話を聞くことが出来た。
話は苦手と言っていたが、どうしてどうして、上手な人形遣いは上手な話し手だった。

集い終了後は、伝統芸能情報館の企画展示「阿波・淡路の人形浄瑠璃と文楽」を見た。
阿波・淡路で遣われている人形が何体も展示されていて、今プロが遣っているものより
大きさは少し小さめだが、なかなかよく出来ていて、それが継承されていることに感服。

そして、文楽の第二部を鑑賞。
「ひらかな盛衰記」は、2段目・4段目の半通し公演。
眠れなかったのに、始まる前におにぎりを食べたのが間違いだったようで、
前半は居眠り付きになってしまい、あちらこちらが飛んでしまった。(涙)
休憩時間に飲んだコーヒーのお陰か、後半はしっかり鑑賞できて楽しめたので、ホッとした。
腰元千鳥と後の傾城梅ケ枝では、人形がまるで別人(笑)なのは当然で、
髪型・衣裳だけでなく、頭も全く違う。 それくらいは今までも分かっていたが、
同じ梅ケ枝でも、打ち掛けを着ている間は、重いものの、重い頭とバランスが取れているが、
打ち掛けを脱いでからは、頭だけが重いのでバランスが取り難くくて、遣うのが難しいと、
集いで勘十郎さんからお聞きしたので、そこについ注目してしまった。(爆)

*****
着物: 泥大島紬。 黒地。 様々な模様の地空き。
帯:  袋帯。 「唐花間道」。 白鼠色に、白茶の唐花模様。
帯締め: 伝統工芸作家の松山好成氏の伊賀組紐。 銀鼠色。 片側に白・薄桃色入り。
      先日購入したものを早速合わせてみた。 
帯揚げ: 灰みの空色と肌色の染分け。
草履:  エナメル加工の草履。 薄水色の台。 紬地の鼻緒。
暑いので塵除けコートは着たくなく、洋服用のシルクシフォンの大判スカーフにしたが、
ちょうどよい感じだった。 黄・白・空色・青の染分け。

着物のおかげで、今日も行きのエレベーターで声をかけられただけでなく、
劇場でも近くの席の30代と思しき男性に素敵なお召しものですね!と言っていただいた。
この頃、声をかけていただくことが本当に多くなった。 着物好きが増えるとうれしいけれど..

2009.5.12 [火] 歌舞伎(新橋演舞場、夜の部)

中村吉右衛門を中心にした新橋演舞場の五月大歌舞伎の夜の部を観に出かけた。
「鬼平犯科帳−狐火」と、「於染久松色読販−お染の七役」。

「鬼平犯科帳」は、吉右衛門組(というのがあれば・笑)でお馴染みの役者が総出演!?
歌六・歌昇・錦之助の萬屋に、芝雀、甥の染五郎、他にも、段四郎、錦之助の長男の隼人など。
錦之助が襲名以来、いい役者になってきたのを、今回も感じた。
襲名で大きくなったのか、襲名後はいい役がつくようになったためか.. 両方かしらねぇ〜
隼人が娘役で頑張っているが、見る度に身長が伸びていて、これからもまだまだ伸びそう。
このまま伸びると将来は女形はきつそうなので、狙いはイケメン立役(笑)かしら。

「お染の七役」は、福助の早替りを楽しむ芝居で、贔屓には堪らなくうれしいだろうと思う。
早替りには、観始めた頃は随分感心したものだが、着替えと役の演じ分けは凄いとは思うものの、
今は当人より、むしろ、着せ替える裏方の大変さなどが気になってしまう。(笑)

*****
いつもより30分早い開演に慌てて、昨日と全く同じ着物で出かけた。
歌舞伎に松坂木綿で行くのは初めてだったけれど、
夜は雨の心配があったし、3階席だから、まあいいかと..

帰宅時のエレベーターの中で、お名前の分からない方に着物のことを聞かれ、
お似合いですと言っていただいた。
着物姿は目立つようで、着始めてから声をかけていただくことが増えた。
着て歩くことで、着ない・まだ着ていない方にも関心をもっていただけるような気がして、
着物宣伝隊の気分。(爆)

2009.5.11 [月] 演芸・中席(国立演芸場)

3日連続の隼町通いで、国立演芸場の中席に行った。
柳家小権太、柳家我太楼、金原亭馬生(仲トリ)、古今亭志ん弥、柳家権太楼(トリ)の落語に、
講談、三味線曲弾、漫才と、曲芸。
団体が入っていて、その中の中年女性お二人の笑い声が群を抜いて激しく、
特に私の前の席の方が何にでも大きな声でよく笑う方で、落語より笑い声の方が耳に残って..
後ろの方には空き席もあったので、終わり近くになって、ついに移動したが、
その後は自分の笑い声も気になるという自意識過剰気味になってしまった。(苦笑)
ともあれ、楽しみながらも周りの方のお邪魔にならないよう、私も気をつけようと思う。

*****
着物: 松坂木綿。 藍色。 縞。
帯:  名古屋帯。 イカット(木綿)。 赤・茶他。
帯締め: 濃い目の灰色。 半分に肌色入り。 撚り房。
帯揚げ: 灰色。
草履:  竹皮下駄。 藍色鼻緒。 赤色の前坪。

昨日の木綿の着易さに味をしめて(笑)、今日も木綿。 しかも究極の普段木綿。(爆)
藍がまだ色落ちするのが問題なので、もっと頻繁に着て洗いを繰り返さないとダメなのだけど、
外出には憚られることが多く、なかなか着られないでいる。
今日は落語だからいいかと着て出かけたが、どうにかもっと着たい。 

*****
いよいよ髪の長さが気になってきて、着物の襟にかかる感じが嫌だったので、
今日は止めて出かけて、飛んで帰って美容室で切ってもらった。
髪型はいつものままで変わり映えしないけれど、夏並みの暑さの中では首筋の涼しさがうれしい!

2009.5.10 [日] 大演芸まつり

毎年5月上旬は国立演芸場で日本演芸家連合の「恒例大演芸まつり」を演っているそうで、
今年はなんともう第20回。
落語、漫才、浪曲、奇術などさまざまの演芸協会が集まった日本演芸家連合というのがあって、
それが国立演芸場を作る運動に繋がったというのを今まで知らなかったが、
最終日10日は落語協会の「若手奮闘の日」。
出演の噺家の顔ぶれをみて、楽しみに出かけて行った。

林家たけ平、柳家三三、柳家喬太郎、三遊亭歌司、仲トリが桃月庵白酒。
休憩後は、白酒の司会で金馬・歌司の口上、林家二楽(紙切り)に続いて、トリは柳亭市馬。
若手とはとても言えない(笑)噺家もいたが、
仲トリが白酒でトリが市馬だったのが、若手奮闘かもしれない。(爆)
ともあれ、皆それぞれの持ち味で、楽しく落語を聞いた。
口上ってどんなのかと思っていたら、要は挨拶だった。
歌舞伎や文楽の改まった感じとは程遠いくだけかたで、
襲名披露口上もくだけているのだから、当たり前かと思うものの、なかなか慣れない。
客席に女性も含め若い方がいつもより多いのも、出演の噺家の人気が分かっておもしろい。
ただ、笑いに来たという感じの後期中年女性(爆)の笑い声が、耳障りだったのが残念。

*****
文楽公演中はいつもは休みの日曜日にもやっている「可否道」に寄ったら、
観道楽の常連さんがいらして、文楽・歌舞伎談義などで盛り上がってしまった。
あれこれ話し、コーヒーのおかわりもしていたら、いつの間にか驚くほど時間が経っていた。

銀座に出て、仕立て上がった夏帯を受け取った。
もう買わないと決めているはずなのに、先日、安いのでつい買ってしまった生紬の染帯。
それなのに、日本橋三越でまたも伝統工芸作家の松山好成氏の伊賀組紐を購入
先日もいただいたのに、欲しいと思いながらその時に無かった色の帯締めがあったもので、
困ったものだと思いながら、ついつい..

*****
着物: 琉球絣紬(木綿)。 濃藍色地。 鳥や井桁などの文様。
帯:  博多、紋八寸名古屋帯「恵比寿細工」。 白地。 縞。
帯締め: 伝統工芸作家の松山好成氏の伊賀組紐。 青色、空色入り。 
帯揚げ: 青鼠色の濃淡。
草履:  しころ織草履。 しころ織の紬の天。 青色の鼻緒、台。

夏のような暑さというので、袷は着たく無いし、と言っても単衣もまだ少し早いかと思い、
落語だし、木綿の着物にした。 この季節には裏のない木綿はやはりうれしい。

2009.5.9 [土] 文楽初日、再度の投扇興挑戦

5月の文楽公演の初日で、第一部を観に国立劇場(小劇場)に行った。
どれも素晴らしい舞台で、満足至極♪ いいひとときを過ごした。
昨夜は睡眠を取れたものの、それまで殆ど眠れなかったので、朝から動くのが辛かったけれど、
第一部は全日完売らしいから見損ないたくないと、やや必死の気分で出かけた甲斐があった。
売り切れでなければ、もう一度観たいくらいの舞台。

幕明けの「寿式三番叟」は、国立文楽劇場の開場25周年を祝して、能楽の「翁」風。
能舞台風の舞台に、正面にずらっと並んだ大夫・三味線の迫力!
綱大夫・文字久大夫・南都大夫・始大夫などと、清治・清二郎・喜一郎・清志郎など。
観初めた後で出てきた人が中堅になって頑張っているのを観るのも感慨深い。
勘十郎と玉女の三番叟に、和生の翁、清十郎の千歳で、人形遣いも揃っていて、
人形の翁が面をつけて舞うのが、厳かな気分になるし、
勘十郎の遣うやんちゃな三番叟と、玉女の白塗りの端正な抑制された三番叟の違いも楽しく、
2人が人形を取り換えて遣ったら、どんな感じになるのかしら? などと思いながら観た。

「伊勢音頭恋寝刃」は、「古市油屋の段」と「奥庭十人斬りの段」。
「油屋」を語る住大夫が素晴らしい!!
登場人物の語り分けが見事で、ひとりひとりが脳裏に浮かび上がってくる。三味線はいつもの錦糸。
人形遣いも、女郎お紺を文雀、仲居万野を蓑助、それに貢を玉女、料理人喜助を勘寿などで、
住大夫の語りに乗って、人形がいきいきとそれぞれの人物像を語りかけてくる。
「奥庭」は、変なビブラートが無くなった津駒大夫が聞き易く、寛治の落ち着いた三味線が支える。
人間国宝がずらっと揃った舞台の迫力・見応えを、実感♪
実はこの話は筋があまり好きではないのだけれど、これだけの舞台を観られた喜びを覚えた。

「日高川入相花王」は「真那古庄司館の段」と「渡し場の段」。
「庄司館」は久しぶりの上演だそうで、私も観るのは初めて。
前回は1980年で、それも100年ぶりの復活だったのそうだが、
蛇体にまでなって安珍を追う清姫の嫉妬が分かり易くなるし、もっと上演されてもいいと思う。
切は、先月切場語りになった咲大夫で、三味線は燕三。
「渡し場」で紋寿の遣う清姫の、可憐な娘と蛇体への変身が鮮やか!

*****
文楽鑑賞後は、少し足を伸ばし、投扇興の例会に参加させていただいて、再度の挑戦。
前回よりはいくらかは進歩したと思う(思いたい・笑)けれど、やっぱり悪戦苦闘。(汗)
継続は力なり!と信じて、少し通ってみることにしたい。
せめて扇子の持ち方を身体で覚え、扇子が飛ぶようになって欲しいと、
週一くらいは自主練できることを期待して、練習セットを頒けていただくことにして、
取り敢えず扇子だけ持ち帰り。

*****
着物: 大島紬。 七宝華文。 黒と青色の地色に、赤花入りの七宝文。
帯:  名古屋帯。 赤城紬の板締め絞り。 草木染。 青色に白。
帯締め: 伝統工芸作家の松山好成氏の伊賀組紐。 臙脂に白入り。 
帯揚げ: 青鼠色の濃淡。
草履:  エナメル加工の草履。 薄水色の台。 紬地の鼻緒。
コート: 単衣コート。 透かし織。 薄緑色・薄黄緑色の染分け。

2009.5.8 [金] 早い母の日、帯締め

母の日は姉の都合が悪い(連れ合いのお母さま訪問)ので、前倒しで母を誘って、3人でランチ。
姉と相談して、昨秋の母の誕生日に行ったホテルの和食店が、接客も味もまあ悪くなかったし、
季節が違うので料理も違うし、何より母の家から近く行き易いしと、予約しておいた。

日本橋で途中下車して「ときわ木」でお土産用の和菓子を購入したりしていたら、
予定より遅くなってしまって、予約時間に漸く滑り込んだ。
美味しいもの、私が美味しいと思うものを、食べてもらいたいと思うのだけれど、
ときわ木は平日しかやっていないため、なかなか機会がなくて、漸く初めて渡せた。
保存剤などを使わないので日持ちしないから、重菓子は母に2つ、姉に4つだけ。
少し寂しいので、飴も追加。 無論、自分用にも重菓子2つと飴も購入。(笑)

料理はスムースに出てきたのに、話しながら会食料理をいただいていると、
食事が終った時には2時間も経っていた。
母が楽しんでくれたので、姉と2人でホッとしながら、またご一緒しましょうと言ったら、
次まで元気にいられるかどうかと母の気弱な返事。
昨秋の誕生日にも同じことを言っていたが今日も来られたのだし..と思うけれど、
確かに気力・体力が日に日に弱っているので、次回はあまり間を空けずに誘いたいと姉と合意。

*****
帰りにも途中下車して、日本橋の三越で伝統工芸作家の松山好成氏の伊賀組紐を購入。
秋の三重展だけでなく去年から5月にも呉服売り場で販売会をなさっていて、
今年は5日から11日とのご案内をいただいたものの、予定が多くて難しそうと思っていたが、
会期前日にたまたま寄ったら、準備とかでご本人が来ていらして、お会いしてしまった。(笑)
去年の5月は失念してしまったので、今回もパスでは申し訳ない気がしたし、
それに何より好きな帯締めだし、寄ってお勧めの中から選んで持ち帰り。 でも、1本だけ。(爆)

*****
着物: 色無地。 薄緑色の綸子。 総柄。 黒地。
帯:  高島織物の名古屋帯。 引箔(青銅箔)。 正倉院模様。
帯締め: 伝統工芸作家の松山好成氏の伊賀組紐。 灰紫色、紫・小豆色入り。 撚り房。 
帯揚げ: 灰紫。 雪輪に模様入り。 
草履:  エナメル加工の草履。 薄水色の台。 紬地の鼻緒。
コート: 雨コート。 透かし織(スリーシーズンコート)。 青色系。 白・薄桃色入り。

この色無地は、20代に母に作ってもらった着物のうち今でも着られそうな1枚で、
着物に復帰した3年前に袖を短くしてもらったものの、今まで着ていなかった。
白生地から色を選んで染めてもらい、母が縫ってくれた着物でもあるし、
元気なうちに見てもらおうと、着て行った。
帯は、袋帯より出番が多いだろうと購入したのに、箔と模様のせいで締めそこなっていたもの。
少しお祝いモードになるかと合わせてみた。

姉が紬を着ていて、やわらかものしか着ないのかと思っていたので、楽しい驚きだった。

2009.5.7 [木] オペラ(ムツェンスク郡のマクベス夫人)

ショスタコーヴィッチのオペラ「ムツェンスク郡のマクベス夫人」を観に・聴きに、
夕方から新国立劇場に行った。
作曲家のショスタコーヴィッチの名前ぐらいは聞いたことがあるみたいという程度で、
音楽に疎い私は、オペラどころか他の音楽も記憶に無く、聴いたことがないのかもしれないが、
こんな機会でもなければ聴くこともないだろうと行くことにして、チケットを取った。
今回は公演初日でなく今日になったのだけれど、
毎シーズン初日のシーズンチケットを取っている友人に翌日会ったら、
感想は私が行った後でと言って教えてくれないので、却って興味が湧いてしまった。(笑)

歌舞伎でも同じだけれど、どうにもやり切れない堪らなさいっぱいのこういう話が苦手なので、
休憩前の第1幕、第2幕までは、音楽は兎も角、私には筋が楽しめなく、
話の展開に嫌気がさしていたのだけれど、後半の第3幕、第4幕ではカテリーナに哀れを感じて、
それが主題なのかなどと思いながら、前半で帰ってしまわなくてよかったと思った。
カテリーナ1人が支えるというか、この役の歌手次第みたいなオペラで、
ステファニー・フリーデがとてもよかったためかもしれない。
新国立劇場では「西部の娘」にも出演したようだけど、それほど印象に残らなかったのは..?
金管楽器が2階のバルコニーや幕の前に登場して演奏したりするのも、
印象が変わって、おもしろい。

*****
着物: 市三郎の雅生紬「煌」。 白地に、黒のグラデーション格子。
帯:  染の北川の染名古屋帯。 塩瀬。 紫色地。 円の中に藤文。 (今年の締め納め)
帯締め: 伝統工芸作家の松山好成氏の伊賀組紐。 黄緑色、 緑・茶色入り。 
帯揚げ: 渋い若緑に、黄色と白の縞。(3回連続。コーデを怠けすぎ・汗)
草履:  エナメル加工の草履。 薄水色の台。 紬地の鼻緒。
コート: 単衣コート。 透かし織。 薄緑色・薄黄緑色の染分け。

2009.5.6 [水] 歌舞伎(夜の部、歌舞伎座)

歌舞伎座の5月大歌舞伎の夜の部を鑑賞。
今まで5月の歌舞伎座は團菊祭で、團十郎と菊五郎が中心だったのに、
歌舞伎座さよなら公演の今年は2人の出番が少なくて、何となく寂しい。
團十郎は昼の部には出ず夜の部のみの出演だが、病み上がりなので仕方無いかとも思うが、
菊五郎も昼の部では「盲長屋梅加賀鳶」で2役演じたけれど、夜の部は清元舞踊のみ。
代わりと言っては何だけれど、息子達(海老蔵・菊之助)は昼夜とも2幕ずつ出ていて、
世代交代もあるのかしら?

「恋湊博多諷−毛剃」は團十郎に、藤十郎、菊之助など。
團十郎が元気に毛剃を演じているのが、うれしい!
私にはどこか波長が合わない藤十郎だけれど、今日もやっぱり上手いと思いながら見ていた。
(人間国宝に失礼よね・汗)
傾城小女郎の菊之助が綺麗! 伸びが大きいというか、本当にいい役者になってきた。

「夕立」は、菊五郎の小猿七之助に、時蔵の御守殿滝川。
いつ見ても筋が好きになれない(嫌いだ!)けれど、でも絵としては綺麗に決まって..

「神田ばやし」は、三津五郎の大家に、海老蔵の気の弱い?桶屋、などの人情話。
三津五郎は達者だけれど、最近地味な役が多くなって来て、少し寂しいような..
海老蔵が昼の部の「暫」とはうって変わった役を演じていて、
気弱な海老蔵がおかしくて、その度に客席に笑いが..(笑)
若い娘を演じた梅枝が、最近どんどん上手くなって来た感じ。 これからが楽しみ。

「鴛鴦襖恋睦−おしどり」は、菊之助・海老蔵に松緑。
海老蔵・菊之助の美男美女ぶりに、相撲の場、鴛鴦の場とも、綺麗な絵柄! 

*****
着物: 泥大島紬。 総柄。 黒地。
帯:  袋帯。 ねねの竹染「雪輪霞」。 白緑から深い緑。
帯締め: 伝統工芸作家の松山好成氏の伊賀組紐。 灰紫色、紫・小豆色入り。 撚り房。 
帯揚げ: 渋い若緑に、黄色と白の縞。 
草履:  エナメル加工の草履。 黒色の天に、黒・紫の台。 紫の鼻緒。
コート: 雨コート。 透かし織り(スリーシーズンコート)。 薄紫・薄い黄水仙色。

昨日の予報では夕方には雨は上がりそうだったのに、今日になったら雨という予報。
でも、殆ど降っていなかったので着物にしたら、出かける時は大分強い雨になってしまった。(涙)
黒っぽく汚れが目立ち難い大島紬にしたのは、正解だったけれど..
この雨コートは少し長めなので最近着ていなかったけれど、
何となく長い方がよさそうな気がしてこちらにしたら、
雨下駄でなく草履にしたせいもあって、やはり長いような..
5mmの違いが結構大きい気がして、難しい。

2009.5.5 [火] 息子の誕生日

午後は、休んでばかりいる朗読サークルの発表会。
私は練習を休みがちなので他の方にご迷惑をかけるのが心配で、不参加にしたのだけれど、
発表会には聞きに行くつもりだったのに、ダウンしてしまい残念ながら断念。
次回の活動日からは、しっかり参加したいものだけれど..

*****
夕方やって来た息子と遅めの食事に近くの中華店に出かけた。
紹興酒を飲みながら2人前コースの他、追加も少しして、満腹というか、食べ過ぎ。(笑)
去年に続いて、支払は息子が.. 誕生日の息子にご馳走になった。
自分が今あるのは親のお陰でもあるので、誕生日は親に感謝する日なのだそう。
去年は驚いたけれど、2年目の今年は息子の考え方が分かっているので、戸惑うことも無く、
子供の成長を眩しくも感じながら、うれしくご馳走になった。

*****
姉と長電話。 叔母のこと、従姉弟のことなど..
いずれ自分も行く道だけれど、歳を取るということなど、考えることが多い。

2009.5.4 [月] 着物のご縁

大阪からいらした港のともこさんに、到着直後にお会いして、食事・喫茶と数時間ご一緒した。
初対面だし、お母様が私と同年齢だそうで年齢からいうと母娘なのだけれど、
緊張感はやはり多少あるものの、お会いするのが初めての感じが無かった。
おかげで私も人見知りも殆どしないで、諸々が気にならず気のおけない時間を過ごせた。
こういう機会がもてたのは、本当に幸せ♪
着物という共通項とネットがなければ知り合うことなど考えられないので、
ご連絡くださったともこさんと、文明の利器に感謝♪

*****
着物: 綿薩摩。 みじん格子。 極薄青磁鼠色。
帯:  名古屋帯。 イカット(木綿でなく正絹の方)。 渋めの緑。
帯締め: 冠。 青白橡色?抹茶色?(灰みの薄緑)
帯揚げ: 渋い若緑に、黄色と白の縞。 
草履:  エナメル加工の草履。 薄水色の台。 紬地の鼻緒。
バッグ: 野蚕紬のバッグ。 茶系。
コート: 透かし織単衣コート。 薄緑色・薄黄緑色の染分け。

暖かい日で、コートは途中で脱いでからは着る気にならず、持って歩くことに..(笑)

ともこさんは、結城縮に、黒とピンクの混ざった織りの帯。
私にもよさそうな渋い着物(笑)を、若々しい帯と小物で素敵に着ていらした。

*****
お別れしてから、高島屋で「浮世絵−ベルギーロイヤルコレクション展」を見た。
世界屈指の保存状態と言われる浮世絵は、確かに鮮やかな色彩を保っていて、
なかなか見応えあり。
地下の叶匠寿庵でクリームあんみつを食べたら、夕方サービスとかがあって、
アイスクリームのトッピングサービスで、クリーム代は無料。 得した気分でニコリ。

*****
姉の誕生日なのに、眠れないままに外出していたこともあって、お祝いの電話を忘れ、
思い出したのは夜遅くて、朝の早い姉に電話をする時間ではなく、翌日に持ち越し。
こういう時に年取ったのかと思う。 姉君、失礼しました。

2009.5.3 [日] うれしい連絡

KWにした呉服屋の関係で日記を読ませていただいて、お会いしたことは無いのに、
年齢差は無視して(というか娘みたい!な方なのに)近しい気分の方から連絡をいただいた。
明日から上京のご予定だったのに主目的がなくなってしまったけれど、そのまま上京なさるそうで、
明日の昼に急遽お会いすることになった。
楽しみであり、ちょっと緊張も..(笑)

*****
夜、そろそろ寝ようかという時間に子供がやって来た。
いつものことだけれど、自分の用事が終ったからと暇つぶし?のようにやって来て
私の調子を狂わすのは止めて欲しい。(苦笑)
でも、折角来たのだからと、いつものように豆を挽いてコーヒーを淹れて少し話す。
更に、少なくなった在庫の白ワインの中ではあまり勿体無くないボトルを開けて(笑)、一緒に飲む。
イタリアのトレンティーノのサン・ミシェル・エパンのサンクト・ヴァレンティン。
結構おいしくて、1杯だけと言っていた息子も軽く3杯も飲んだけれど、あとは私が..(爆)
一日殆ど食事をしてなかったので、2枚に切ったベーグルにスライスしたカリフラワーの茎を載せ、
簡易ピザを作ったら、出来上がるまではいらないと言っていたくせに、半分取られてしまう。
まあ、予想の範囲ではあるけれど、私の貧しい食生活が一層..(涙)

案の定、寝そびれてしまい、夜が白んできた。
明日起きられるかしら? 目覚ましを掛けておかなくちゃ.. でも、心配、とても心配。(汗)

2009.5.2 [土] 歌舞伎(昼の部、歌舞伎座)、ワイン調達

歌舞伎座の5月大歌舞伎の初日なので、初っ端の昼の部を観て来た。
「暫」、舞踊「寿猩々」と「手習子」、「盲長屋梅加賀鳶」、舞踊「戻駕色相肩」。

「暫」は、海老蔵が歌舞伎座さよなら公演を織り込んだ台詞で楽しく演じた。
襲名披露の時に比べると、随分上手くなっているものの、これだけ華のある役者なのだから、
義太夫をもう少し稽古したら、もっと良くなるのにと、期待したいけれど..

「寿猩々」は富十郎と魁春で、初日のせいか富十郎にキレが無く、猩々だからいいかと思うものの
歳もあるのかしら? と気にかかった。 魁春は端正で女形でないこういう役も悪くない。
「手習子」の芝翫は、年齢を思わせない?踊りながら、年齢を考えた振りになっていた。(笑)

「盲長屋梅加賀鳶−本郷木戸前勢揃いより赤門捕物まで」では、菊五郎の悪党道玄がいい!
二役の鳶頭の梅吉はニンだけれど、道玄も独特の雰囲気で、いいわぁ!と思った。
でも、それにつけても、これも得意にしていた猿之助を思い出し、復活を期待したいけれど..
それに、時蔵がやはりいい味で、派手さは無いけれど、いい役者だといつも思う。

「戻駕色相肩」では、尾上右近が松緑・菊之助を相手に頑張っていた。

最近はお能やオペラでばかり会って、歌舞伎では長く会わなかった友人に久しぶりに会った。
今日は昼の部だけの私と違い、彼女は今日も夜の部まで通しで、若さかなぁ〜
彼女も今日も着物で、藍大島紬に楽しげな博多帯。
暑くなってくると、博多帯は、軽やかで涼しげだから、お薦め。

*****
終演後は、有楽町の交通会館まで歩いて、久しぶりに丸善のファミリーフェアーに寄った。
案内をいただいても去年は殆ど行かれなかったけれど、
気軽に飲む白ワインがいよいよ在庫切れになりそうなため、ワイン購入が主目的。
書店のフェアーでワイン購入目的って、本当に変。(笑)
というより、本は扱われていず、衣料品や食品のフェアーなのが、おかしすぎ。(爆)
ここ何年か家では殆ど飲まなくなったと言っても、飲む時は殆ど白ばかりで、
赤はまだ大分残っているのに、白はちょっと飲むにはワインに申し訳ないものばかり..
夏の暑い日には冷えた白を飲みたいこともあるし、今日は白だけ1ケース。
12本までかと思ったら15本まで入る箱があるというので、あれこれ選んで15本。
これで、夏に気軽にワインが飲める..はず。

更に日本橋まで歩いて、さくら通りの神田達磨の八重洲店で、羽根付きのたいやきを購入。
前に買った時と同様、多分来るであろう子供の分と合わせて2枚を持ち帰り、
湿気るのでトースターで焼き直して食べているけれど、丁度良い焼き加減にするのが少し難しい。

*****
着物: お召し。 様々な江戸小紋柄の段取り。 黒地。
帯:  袋帯。 櫛織? パールグレー。 菱形に牡丹・唐草意匠。
帯締め: 五嶋紐。 生成り、片端に薄萌黄色入り。
帯揚げ: 薄鼠色と極薄緑色の染分け。 極薄緑色部分には4色の丸入り。 
草履:  エナメル加工の草履。 薄水色の台。 紬地の鼻緒。
バッグ: 野蚕紬のバッグ。 茶系。
コート: 透かし織単衣コート。 薄緑色・薄黄緑色の染分け。

2009.5.1 [金] 真楽入会2周年

2年前に真楽に登録できて、お仲間入りをさせていただいてから、
オフ会にもいろいろ出席させていただいて、随分顔見知りも増えた。
お陰で、人見知りする私も最近ではオフ会でも少しは落ち着いていられる。
私からしたら殆ど皆さん全員がとてもお若いのだけれど、
若い方々のさまざまな着物姿を拝見するのも、とても楽しい。
これからもいろいろの機会に刺激を受けて、
皆さんから若さ・活力をいただきたいと思っている。
これからもよろしくお願いします。ね。

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