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2009.6.29 [月] 7周年おめでとうございます |
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28日の7周年記念オフって、正に記念日に実施できたのですね〜
出席できなかったのをとても残念に思いながら、
アップしてくださった写真で、みなさんの着物姿を楽しく拝見しました。
雨模様で心配しましたが、前日のような暑さよりはよかったようですよね。
水辺だから雨も却って風情があったような..
次回は出席して、皆さんの着物姿を堪能したいもので〜す。 |
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2009.6.27 [土] オペラ「修善寺物語」、源氏物語錦織絵巻 |
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昼過ぎに家を出て日本橋で野暮用を済ませ、オペラ「修善寺物語」を観に新国立劇場に行った。
昨日のバレエ「コッペリア」(今月末日まで上演)がオペラハウスでの上演で、
このオペラは中劇場での上演なのが、観客数の見込みからだろうが、ちょっとおもしろい。(笑)
「修善寺物語」って言ったら歌舞伎でしょ!と私は思ってしまうけれど、
その歌舞伎をオペラ化したのを、歌舞伎の坂田藤十郎が演出(オペラ初演出)するという。
清水脩の作曲で、音楽に疎い私はお名前さえ知らない方だけれど(汗)、
團伊玖磨作曲の「夕鶴」と並ぶ日本オペラの秀作だそう。
どんな舞台になるのかと思っていたら、セットがあまりに歌舞伎と同じで、
声を楽しむオペラに目で楽しむ歌舞伎、と常日頃思っているものの、
まるで歌舞伎の舞台を観ているようなデジャヴー感。(爆)
そう言えば、会報に、物語は歌舞伎そのものなので、衣裳も化粧も歌舞伎風にして、
セットも歌舞伎の舞台と殆ど同じにすると書いてあったと、舞台を観ながら思い出した。
着付や化粧はしてもらっても、日本人と言っても歌舞伎や着物にさえ興味があるとは限らない
オペラ歌手に、着物での立ち居振る舞いは大変だったろうによく頑張ったと思うものの、
裾の乱れが気になった場面もあって、無理があるというか、ちょっとやり過ぎというか..
声を楽しみながらも、役者としてはまだこれからの若手の歌舞伎の舞台を見たような..
歌舞伎とつい比べてしまう私の方に無理があるのかも..(大爆)
聞こえてくる話から私の周りには藤十郎ファンと出演歌手の知り合いが多そうな感じがした。
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終演後は、山口伊太郎遺作展「源氏物語錦織絵巻」を見に、大倉集古館に回った。
今月初めから何度も行く予定にしながら行き損なってしまい、明日で終了。
昨日からの3日間は開館時間が延長になっていて、幸い行くことが出来た。
あれだけのものを織物で創り出すのは、どんなに大変だったろうと感嘆しながら、
混んでいないのでじっくり見ていたら、あっという間に1時間近く経ってしまい、閉館時間に。
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着物: 塩沢絣。 藍色地。 黒・鼠縞に黒の飛び柄。
帯: 八寸名古屋帯。 紋博多「恵比寿細工」。 白地、縞。
帯締め: 五嶋紐。 単衣・夏用。 青鼠色と黒のような濃い焦げ茶の縞。
帯揚げ: 紋紗。 紺色と薄生成りの染分け。
履物: 下駄。 黒塗り台。 小千谷紬の鼻緒(薄茶のみじん格子)。
今月は中旬から着物をパスばかりしてしまい殆ど着ていないので、
今夏一番暑いという予報にもめげずに着物で出かけた。 それも、夏物でなく単衣!
殆どは冷房のある場所に居たのだけれど、外を歩く時の耐えられないような暑さに、
我ながらよく着たと自画自賛。(笑) でも、単衣でなく夏物にすればよかったかと..
そうすると、単衣を着損なうし.. 着物の季節・衣替えは難しい。
流石に汗が怖くて、大倉集古館の後は寄り道せずに、真っ直ぐ帰宅。(爆) |
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2009.6.26 [金] バレエ(コッペリア) |
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ローラン・プティ振付のバレエ「コッペリア」を観に新国立劇場に出かけた。
夜の公演なので、午後には能楽堂の能楽鑑賞教室を観て、
間には展覧会にも寄ってから行く予定だったのに、体調が悪くて前の予定は諦めた。(涙)
でも、夜のバレエにはどうにか行くことが出来て、ホッ..(苦笑)
何年前になるのか、「こうもり」を観てから、プティの振り付けはいつも楽しみにしている。
今日のダンサーは、本島美和、ホセ・カレーニョ、ルイジ・ボニーノ、など。
英国ロイヤル・バレエのタマラ・ロホがこのバレエで新国立劇場初登場というのに、
出演日が何故か初日の今日でなく、途中の2回というのがちょっと残念だったけれど、
でも、アメリカン・バレエシアターのホセ・カレーニョと、
プティのバレエの教導者?のルイジ・ボニーノもまた観られたし、本島美和も愛らしかったし、
アンサンブルもキレイに揃っていて、軽妙なバレエを楽しく鑑賞して、気持ちよく帰宅。 |
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2009.6.25 [木] うれしいものの、悔しい |
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真夜中に、友人と映画を見てから一緒に飲んで話して来たという息子がやって来た。
本州の、最北端までは行かないけれど随分北に転勤の内示があったので、
転勤前に山登りの時間は取れないけど、せめて山関係でと山仲間と一緒に「剱岳」を見たそうで、
息子の感想と、映画館にあったという新聞号外みたいなのを読むと、見応えがありそう。
映画は見たいと思っても見損なうことが多いので、早めに見に行こうかと思っている。
北に異動の話が急転直下、転勤先がごく近場になって正式発表があったそうで、引越がなくなった。
で、日曜はフリーになって、7周年記念オフをキャンセルしなくてもよかったのにと、残念無念。
息子が近くにいると心強いのだから、我慢しましょう。
ところで、ついでに会社関係の毒をたっぷり吐き出して行った。
私が暗いニュースや後ろ向きの発言をすると、そんな楽しくない話でなく、
聞いていて楽しい話はないの?というくせに、自分は毒を吐き出す息子に、
他で吐き出すわけにもいかないのだろうから、我が子なればしかたないかと、
親税を払っている気分。(爆) |
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2009.6.24 [水] 朝から夕方まで |
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朝、外出 ⇒ 用事@竹橋 → ボンディでカレー@神保町 → 雑誌購入 →
新御茶ノ水 ⇒ 名作サロン@門仲 → 買物 → 帰宅 − 扇風機購入
雨にも拘らず朝から出かけたが、用事が予想より時間がかかって、終った時は昼近い。
小学館ビルの七條の洋食も久しぶりに食べたかったけれど、
さくまりさんやねこももさんが書いていらしたボンディでカレーにした。
迷いながら、スタンダードに、中辛のビーフカレーにしたけれど..
辛口の野菜カレーにすればよかったかなぁ?? 次回は..って考えてしまう食いしん坊。(笑)
国際交流基金の雑誌「をちこち」で、「世界と出会う歌舞伎」という特集をしていると聞いて、
買いたいと思っても近所の本屋にはない。
神保町なら置いていそうな店が何軒もあると思っていたら、1軒目で購入できた。
他の本も探したかったけれど、時間不足で今日は諦めて、移動。
家までの途中駅から、名作サロンをやっている福祉会館へ、朗読を聞きに行った。
朝の雨がやんできたおかげか、先月とあまり変わらないくらいの人数が聞きにいらしていた。
幅広い年齢層が熱心に練習しているそうだし、先生の朗読もあるし、聞き応えがある。
帰り道の北海道海産物の店で、冷凍毛がに(浜茹で)と天然の8年シジミなどを購入。
毛がには生を自分で茹でるのがいいけれど、冷凍物といってもしっかり大きくて、美味しそう。
で、店主とお客に勧められて3バイ購入。 でも、今日は食べない。(爆)
8年シジミって、大きいアサリかと思うほどの大きさで、味はどうなのかと興味津々。
薄味の味噌汁にしたら、おいしい。 シジミにしては高かったけれど、たまにはいいと思った。
帰宅して買物を片付けてから、近くの電気店で扇風機を購入。
エアコン全盛の今時、扇風機を買う人は少ないらしく、選択の余地もないほど機種が少ない。
丈を高くできる2種のうち、マイナスイオンを出すというのにした。
汗かきの私が夏に着物を着る時は、エアコンかせめて扇風機が必要なのに、
一昨年に壊れて廃棄したままで、昨夏はエアコンに頼ってしまった。
少しはエコになるかしら?
竹橋から神保町そして新お茶の水へ、さらに門仲から自宅まで歩いて、今日の運動は終了。
門仲から自宅までの途中で買物した荷物がだんだん重くなって、腕が辛い。
筋肉痛にならないか明日が不安。(苦笑) |
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2009.6.22 [月] 朗読サークル出席、天真庵 |
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私より高齢の方々に風邪を移しては申し訳ないと、前回は出席自粛のため、
またも、1ヵ月ぶりの朗読サークル参加。
7月と8月の夏の暑い間は月に1回、2回しか活動日が無いので、練習日が少ないからと、
9月のボランティア祭りと児童館でのお話の会のための人形劇の役割を決めた。
役割分担して皆で読んでから、それぞれの役の担当を先生が指名。
昨年は出演したけれど、今回の児童館は学童でなく幼児対象のため午前中だというし、
動けなかったら迷惑をかけてしまうので、話も当然違うのだからパスさせてもらうつもりが、
昨年、人形劇の役がついてから終わるまでは必死に休まず参加したのを皆さん覚えていらして、
足りないのは何より気力だと見透かされてしまい(汗)、
役がつけば、責任感からも頑張って休まず出て来るでしょう(苦笑)からと、
お姉さま(年齢的にも経験的にも)に、若いのだから(笑)出なさいと強く言われてしまう。
しかも、電話で起こしてあげるとまで言われて(大汗)、それでもパスしたいとは、流石に言えず..
頑張りますと言ってしまう..弱さ..可愛さ?(爆)
昨年の劇よりは出演者も多いし、今回の役の台詞は少ないし、
人形を遣うのもいくらか慣れているのだから、不眠症ともそろそろさよならして、
しっかり睡眠を取って起きられるように頑張るしかないでしょう..と自分に言い聞かせている。
それにしても、今年度から参加の新会員の強いことといったら..驚愕!
先生からの人形の遣い方へのダメ出しに、出来ませんとケロッと返事。
それにまず驚いたら、無理なら役を降りなさいと言われて、
今は出来ないけれど、稽古してできるようになれば出たいと頑張る強さに目が点に..
あの強さは見習いたいような..(笑)
練習すればどうにかなるものだし、平気平気とたった1度の経験で言ってしまう私も強いかも。(爆)
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終了後はメトロで押上まで行って、天真庵でいつもの文膳をいただいた。
お酒は裏文字の不動と、お替りはやはり裏文字の車坂。
庵主の蕎麦の師匠の達磨の高橋氏の蕎麦ノウハウ本などを見せていただいたりしているうちに
3時間近く経っていて閉店時間間際。
ビックリしながら失礼して、運動に錦糸町まで速足で20分余を歩いて、バスで帰宅。
昼にはこうかいぼうでラーメンを食べたし、今日は中華と日本の麺を堪能。 |
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2009.6.19 [金] 能狂言鑑賞 |
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面をつけないのを何ていうか思い出せずに適当に書いてしまって(汗)、気になっていたら、
今日(22日)になって、直面(ひためん)と言うのだったと、突然思い出した。
慌てて訂正したけれど、思い出しただけOKだと、前向きに考えようっと..(爆)
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定例公演を観に、夕方から国立能楽堂に行った。
番組は、狂言・和泉流「磁石」と、能・宝生流「放下僧」。
狂言「磁石」は、狂言らしいというか荒唐無稽なおかしな話で、
スッパ(詐欺師)が人売りを企むが、カモと思った田舎者に却って見事に出し抜かれる。
スッパは野村萬斎、田舎者を高澤祐介、人買いの茶屋の主を深田博治。
萬斎の終盤の身の軽さにまたも感心した。 高澤祐介も好演。
能「放下僧」は、兄弟で放下の芸人に身をやつして、親の仇を討つ話。
前に舞の部分を観たことがあって、お能を観たいと思っていた。
シテもツレも面を全く使わず直面なのと、アイがワキとともに登場しワキとともに退場して、
ワキツレみたいなのが、いつもと違って、あぁ!こういうお能もあるのね! と拝見した。
シテは高橋章、アイが野村万作、他。
ワキの退場後、残された笠をワキに見立てて本懐を遂げるのが、お能らしい。
能にしては分かり易く、楽しく鑑賞した。
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着物: 江戸小紋。 絽ちりめん。 赤みかかった紫色。 流水紋。 (お初)
帯: 名古屋帯。 夏紬。 茄子紺色。 灰みの紺の暈しの丸。
帯締め: 五嶋紐。 夏用。 緑がかった藍色、淡い緋色等入り。
帯揚げ: 紋紗。 薄橙色と薄青緑色の染分け。変わり麻の葉模様。
履物: 下駄。 黒塗り台。 小千谷紬の鼻緒(薄茶のみじん格子)。
コート: 塵除け。 江戸小紋(絽、鮫小紋)。 灰藤色。
3回続けて着物をパスしてしまったので、今日は少し気合を入れて着物で行った。
一昨年に作ったのに、昨年も着損なった着物をおろした。
能楽堂には合う感じで、着物の選択を自画自賛。(笑) |
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2009.6.16 [火] 歌舞伎(NINAGAWA十二夜) |
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新橋演舞場の六月大歌舞伎「NINAGAWA 十二夜」を観に、夜の部に行った。
初演は4年前で、2年前に再演、今回は凱旋公演とかで今春のロンドン公演版の上演だそう。
ロンドンの観客向けにスピードアップしたそうで、どう違ったのか知りたいし、
劇場も今回は歌舞伎座でなく新橋演舞場なので、劇場の違いによる変化にも興味があった。
役者は、初演で松緑が演った安藤英竹だけが再演から翫雀に替わっただけで、
他の主な役者は初演時から同じ顔ぶれなので、息も合って、いい芝居になっている。
主役の双子の兄妹(主膳之助と琵琶姫/獅子丸)の2役を演る菊之助の
役による変化・違いもはっきりして、他の役者も全体に分かり易いつくり・演技になっていた。
時蔵の織笛姫の赤姫振りも、錦之助の大篠左大臣の恋やつれた風情と終幕近くの凛々しさも、
お約束どおり?の分かり易さで、ちょっとやりすぎ感も..(笑)
菊五郎が坊太夫と捨助の全く異なる2役を軽々と行き来する感じが凄い。
気になったのは、亀治郎の演る麻阿の変化。
初演では小ざかしいものの可愛げのある腰元だったのに、
上演ごとに図太い感じになって、今回は年増の雰囲気。(爆) 初演の可愛さが懐かしい。
3幕を2幕にして、全体に少しずつ削ぎ落として、すっきりとコンパクトになったが、
次から次と先に進んで行ってしまって、ゆっくり楽しむ場面がなく、慌しい感じがある。
何より、歌舞伎らしさまで削ぎ落とされた(笑)感じがしたのは、少し残念。
とは言え、総じて楽しく観たし、観客の反応もいいから、
菊五郎劇団の財産として上演が重ねられていくのだろうと思う。
でも、次回はこの短縮版でないのを観てみたい気がしている。 |
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2009.6.15 [月] |
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花菖蒲はもう終ってしまったかしらと急に思い立って、
夕方の買物の時に近くの親水公園の花菖蒲田まで足を伸ばした。
もう終ってしまった花もあって、1週間くらい前のほうがよかったみたいだが、まだまだ花を楽しめた。
心癒される感じがして、うれしくなって、行ってよかったとニコニコ帰宅。
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ぴちょんくん号! かわいい! かわい〜い!! すっご〜く、かわい〜い!!!
ご紹介をありがとうございます。<さくまりさん
是非ともいつか遭遇してみたい。
近くで走っているところがあったら、見に行くかも..
品川の下駄屋さん、少し前のラジオでたまたま聞いて、下駄本にもお店にも関心をもっていたのに、
そうでしたか、5代目さんは職人さんであっても商人とは言えないような..とは。
わざわざ行く気にはなれなくなってしまいますね〜
どこかで、直してくださるところが見つかるといいですね。<ふうままさん |
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2009.6.14 [日] 投扇興例会参加 |
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下手の横好き(苦笑)で、はまり気味の投扇興の例会に参加させていただいた。
会場が家から少し遠いのが玉に傷で、それに今日も会場を探し出すのに時間がかかったけれど、
興味がありながら機会が無かったのに、真楽のミニオフで体験できてから、今日で3回目。
下手なのに、もしかしたら下手だから、却ってむきになっているのかもしれない。(笑)
今までは届かなかったり当たらなかったりばかりで、10投しても点数にならないような感じが、
今日は対戦4回とも2桁の点数(17・18・12・19)が出た。
4回合わせても上手な方の1回分だけれど、練習中には澪つくしも2度出て、
依然として下手っぴいだけれど、下手なりに少しずつは上達しているらしいのが、うれしい!
例会参加も先月に続いて2度目で、教えていただいて練習していると、あっという間に3時間。
少し疲れたものの、楽しい時間の経つのは早い。
練習セットの代金をお支払いして、ようやく扇子が自分のものになった気がする。
枕と蝶が出来上がったら、自主練に励みが出そう。 楽しみ。 |
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2009.6.13 [土] 能鑑賞と、食いしん坊 |
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午後からの国立能楽堂の普及公演を観に行くのに、大寝坊!
風邪で休養しすぎたらしく(苦笑)、今度は40時間も眠れず、寝たのは朝遅くなってから。
で、無理もないとは言え、目覚まし時計も聞こえず、目覚めてもなかなか動けず、
結局、能楽堂到着は、林望氏の「解説・あんない」が終っただけでなく、短い狂言も終了直前。
観たことのない狂言「寝音曲」を見損なったのは残念だったけれど、
目的の能「石橋」はしっかり見られたので、行ってよかった。
歌舞伎では年がら年中観ている感じの石橋物だが、お能で観るのは初めて。
以前、三響会でお能と歌舞伎のコラボを観て、違いに興味を持って、お能で観たいと思っていた。
歌舞伎舞踊の見せ場の毛振りはないので派手さはないが、それも含めて、楽しく鑑賞。
今日は金剛流だったけれど、他の流派のも観てみたいと思った。
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帰りに日本橋に出て、デパ地下のイートインで空腹を満たした。
春帆楼で、久しぶりの河豚。
毎月のように行っていた頃もあったのに、行かなくなったらパッタリで、本当に久しぶり。
セットものがいろいろできていて、高くなった料金(涙)とともに、ご無沙汰振りを実感した。
刺身と鮨のセットに冷酒、さらに鱧の湯引きも追加して、満腹満腹。
少し食べ過ぎだったけれど、大満足。って、本当に食いしん坊なこと..
食事をしっかりしただけでなく、さくら通りの神田・達磨の鯛焼きも食べたのに、
更に、文銭堂の最中の最後の1箱をゲット。
お腹周りが大きくなってしまってマズイ状態なのに、困ったことだわねぇ〜
空腹もいえたところで、次は展覧会「日本の美と出会う−琳派・若冲・数寄の心−」。
細見美術館開館10周年記念展だそうで、画家の作風・作品を見比べながら楽しく鑑賞。
それにしても展覧会と言えば、招待券をいただいたのばかりに行っているみたい。(笑)
食器売場のコーナーで竹細工の即売をやっていたので、筏籠、花台、団扇入れの筒を購入。
さらに近くで夏向きのガーゼ手拭を見つけ、麻の葉と蜻蛉、朝顔の2枚を購入。
ささやかながら夏の気分あふれる買物になった。 |
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2009.6.12 [金] 展覧会・歌舞伎 |
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午前中は専ら待ちで、午後は慌しく日本橋であちこちを回り、夜は歌舞伎。
荷物が届くのを待つ間に、落語公演のチケットを取る。 午後遅く外出。 ⇒
「三井家伝来 茶の湯の名品」@三井記念美術館 ⇒ 日本伝統工芸染織展@三越本店 →
食事@やまがた展 → 松原伸生氏の長板中形@特選呉服売場 ⇒
社会人のための歌舞伎鑑賞教室「華果西遊記」@国立劇場 ⇒ 帰宅
宅配業者によって、同じ午前中指定でも届く時間が随分違っていて、
1社はいつものように9時過ぎには来たのに、もう1社は昼少し前で、殆ど3時間の差。(笑)
遅い方の業者は、我が家付近を担当の配送所のマネジメントに問題があるようで、
前々回は昼になっても届かないので確認したら、荷物を積み忘れたとかで結局翌日になったし、
それも伝えて念を押した前回も昼までに届かず、電話したら、
配送遅れで、あと20分かかると言われて待つものの届かず、結局来たのは1時近く。
遅いのでまたかと心配したけれど、今回はどうにか12時前に来たので、まあOK。(苦笑)
落語公演のチケットは、小三治一門の公演は取れず、でも、もう1つはどうにか取れた。
演芸場の席数は多くないし、人気のある公演のチケット取りは難しい。
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「三井家伝来 茶の湯の名品」では、以前にも見たことがあると思われる茶碗などを見つけ、
ニコニコっとしながら拝見。 でも、お茶人ではないし、興味のあるものとないものと..
お茶をなさる方のほうが絶対楽しめそう。 いただいた招待券だけど、猫に小判、豚に真珠..(汗)
日本伝統工芸染織展では、行きつ戻りつしながら楽しく拝見。
思わず足の止まる着物・帯や、素敵だけれど趣味が違ってさっと通り過ぎてしまうものとか、
自分の好みも含めて見方が違うのが、我ながら少しおかしい。
三井記念美術館でもお見かけした着物姿のお二人連れにお会いして、着物どおし双方で会釈。
特選呉服売場で、松原伸生氏の長板中形の反物が展示されていて、ここにも素敵なもの多数。
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歌舞伎鑑賞教室の「華果西遊記」は、猿之助演出で弟子達の21世紀歌舞伎組の出演。
鑑賞教室は1等席でも安いので、偶には1階前方の正面から観てみることにした。
ずうっと前から行われている高校生のための歌舞伎鑑賞教室だが、
最近は社会人対象に夜に2回くらい行うので、それに行った。
それにしても、歌舞伎を観てみようという社会人はノリのいい方が多いのかしら?
歌舞伎鑑賞は初めての方や普段見慣れていないらしい方々の、ハイテンションぶりがもの凄い!
私の周りなど、拍手拍手の連続で、孫悟空の分身の小猿たちにはしっかり手拍子もして、
「歌舞伎のみかた」で説明の笑三郎が言った通りに、積極的な参加を楽しんでいたみたい。(笑)
周りの状況を見ると、鑑賞教室はあれでいいのかもしれないと思ったが、
私としてはあまりに食い足りないというか、歌舞伎を観たという楽しさが不足気味。
前に見たときはもっと筋が複雑で楽しかったのに、1時間の1幕物では、あんなものなのかしら?
それに、蜘蛛の糸が届く席だったので、投げ方の下手さ加減を如実に感じてしまった。
何気なくできるようになるには、やはり年季か技かが必要みたい。
今日の笑也の台詞回しは、いくらか進歩したのかしらと思って聞いていた。
師匠の猿之助が倒れてから歌舞伎の出番が減っているので頑張って欲しいと思っていて、
でも、いつも、もう少し義太夫の稽古をしたらよくなるのじゃないかと..
それにしても、右近のための歌舞伎だったなーというのが今日の感想。(爆)
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着物: 南風原の花織。 青。 (お初)
帯: 染名古屋帯。 絹芭蕉。 紅型調、芝文・花丸文。 オフホワイト色。
帯締め: 五嶋紐。 単衣・夏用。 生成り、片方に浅葱色入り。
帯揚げ: 紋紗。 紺色と薄生成りの染分け。
草履: 白台。 鉄紺色の麻の鼻緒。
コート: 塵除け。 竪絽。 墨色、無地。 (お初)
着物とコートは、昨年作ったのに着損なったものを、初めて着用。
草履は、昨年は履かなかったので、今年は履こうと思っていたもの。
草履とセットのバッグは小型なので、未使用のまま。 いつ・どう使うか、それが問題。(爆) |
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2009.6.11 [木] 漸く回復 |
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放置していた週末の観劇日記を漸く書けた。 いつものように長々と、遡り日記。(笑)
直ぐに忘れてしまうので、備忘録に書いておきたいと思いながら、今まで放ってしまった。
風邪による頭痛と軽い咳と倦怠感で、2週間近くほぼ寝込み状態。(涙)
チケットを取った公演にだけは頑張って行ったけれど、頑張らなくてもいい日は全くダメ。
私より高齢者達にうつすわけには行かないし、声も出なくなって、朗読サークルをまた欠席。
気持ちの持ちようとも思うものの、無理することはないと、つい自分を甘やかしっぱなし。(汗)
漸く頭痛も軽くなってきたし、声も出るようになってきたので、気分も少し軽くなってきた。
身体を動かす掃除などはまだ後回しだけれど、
昨日から洗濯ばかりしているので、乾いた洗濯物が溜まっている。 畳まなくちゃ..
明日から3日連続で観劇やら、投扇興の例会やら.. 行くわよ〜と自分に喝。(笑) |
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2009.6.7 [日] オペラ(チェネレントラ) |
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ロッシーニのオペラ「チェネレントラ」の公演初日で、午後から新国立劇場に聴きに行った。
新制作と銘打っているが、「チェネレントラ」自体が、多分、新国立劇場では初上演。
指揮者のデイヴィッド・サイラスも初登場。
歌手も、アンジェリーナを歌うヴェッセリーナ・カサロヴァなど初登場多数。
ドン・マニフィコのブルーノ・デ・シモーネ、アリドーロのギュンター・グロイスベックも初めて。
ドン・ラミーロのアントニーノ・シラグーザ、ダンディーニのロベルト・デ・ダンディア、
クロリンダの幸田浩子、ティーズベの清水華澄も含め、聴き応えのある歌声を楽しんだ。
特に、カサロヴァとシラグーザの素晴らしき声には、♪♪!!♪♪
演出・美術・衣裳は、21年前に亡くなったジャン=ピエール・ポネルによるものだそうだが、
零落貴族のドン・マニフィコ邸の古ぼけ方は、一瞬魔女の館かと思うような..(苦笑)
しかも、王子ドン・ラミーロの宮殿まで同じ感じなのはいただけない。
特に気になったのは、宮殿に登場のアンジェリーナのドレスで、
美しい黒いドレスがカサロヴァに似合わなくて.. 魔女みたい。(爆)
フィナーレの白いドレスとの対比なら、赤いドレスの方がよかったと思う。
歌手の雰囲気が違えば衣裳だって変わらなくちゃと思うけれど、
勝手に替えるわけには行かないし、故人では仕方ないのでしょうねぇ。
でも、声を含め、歌声、音楽を堪能したのでOK。 いい公演だった。
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終演後は友人と新宿に出て、小田急ハルクの8階の樓外樓で、紹興酒を飲みながら中華。
一番安いコースにしたものの、懐の寂しい私には、安くは無くて..(汗)
あべ鶏入りふかひれスープは、鶏でないのに替えてもらったが、全体に味はOK。
いつものように、観た・聴いたオペラだけでなく、今月の歌舞伎の話などで、
時間がどんどん経って周りの人がいなくなったので、腰を上げてお開きにした。
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着物: しょうざんの生紬。 灰みの深緑色。 無地。
帯: 博多紗八寸名古屋帯。 「風紗」。 灰白地。
帯締め: 五嶋紐。 単衣・夏用。 薄浅葱色。
帯揚げ: 紋紗。 薄橙色と薄青緑色の染分け。変わり麻の葉模様。
履物: 下駄。 黒塗り台。 小千谷紬の鼻緒(薄茶のみじん格子)。 (お初)
コート: 透かし織単衣コート。 薄緑色・薄黄緑色 |
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2009.6.6 [土] 歌舞伎(歌舞伎座 昼の部) |
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歌舞伎座の六月大歌舞伎の昼の部を鑑賞。
仁左衛門が一世一代で演じることで大人気の「女殺油地獄」があり、チケットはほぼ完売だそう。
行き損なったら、朝早くから幕見席に並ぶしかないぞ! と、前夜から気合を入れたおかげか、
着物も着て、無事に出かけられた。(笑)
「女殺油地獄」を初めて観たのも、仁左衛門の河内屋与兵衛だったし、
最近になって若い役者が演るようになるまでは、いつも与兵衛は仁左衛門だったけれど、
我儘で自分勝手な道楽者の若旦那に、いい加減にせい!と思ってしまって、好きでない筋立て。
でも、久しぶりに観た仁左衛門の河内屋与兵衛の、凄い!としか言いようの無い素晴らしさ♪
いい加減にせい!と思う点には変わりが無いのだけれど、気持ちの動きがビンビン伝わってくる。
オペラグラスを忘れてしまって表情を観られなかったのは残念だったけれど、
細かい表情など見なくても、十分に見えてくる心の揺れ・思い。
仁左衛門がもう演らないつもりだったという与兵衛だが、心に残る与兵衛像。
若手に見事なお手本を残してくれたのも、うれしい。
孝太郎が豊嶋屋お吉、千之助がその娘お光で、松嶋屋の3代共演もご祝儀なのかしら?
友人は玉三郎で観たかったと言うが、孝太郎も随分頑張っていて、上手になったと再認識した。
歌六と秀太郎の河内屋夫婦の子を思うそれぞれの様子に人情味があって、これもよかった。
「双蝶々曲輪日記−相撲場」は、幸四郎の濡髪長五郎に、吉右衛門の放駒長吉の、兄弟共演。
あと、染五郎の山崎屋与五郎、芝雀の吾妻、など。
吉右衛門の放駒長吉が秀逸♪ 今まで観たどの長吉とも違い、群を抜いてよかった。
これなら素人にしても関取とも相撲が取れそうな様子で、納得できる長吉だった。
いつもは長五郎を演る吉右衛門の若々しさが、お見事! 本人も楽しんでいるみたい。
他は、松緑と魁春の「正札附根元草摺」と、梅玉と福助の「蝶の道行」の、舞踊。
それぞれよかったけれど、芝居の印象があまりに強くて..
今月の昼の部は終演が早くて、夜の部が長いのと対照的。(笑)
でも、出てきたら外は夜の部の幕見席を待つ客の長行列!
週末にしても、まだ第1土曜日なのに、久しぶりに見た長さにビックリした。
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着物: 小紋(シルック)。 白地。 薄墨色の花柄。
帯: 名古屋帯。 夏紬。 茄子紺色。 灰みの紺の暈しの丸。
帯締め: 五嶋紐。 単衣・夏用。 生成り、裏・端黒。
帯揚げ: 絽。 勿忘草色と薄藤色。 市松・流水・杜若文入り。
草履: エナメル加工草履。 黒色の台に紫入り。 紫のエナメル鼻緒。
コート: 透かし織り雨コート(スリーシーズンコート)。 薄紫・薄い黄水仙色。
雨だったので、こういう日に着なくてはいつ着るのと、雨仕様のシルックをおろした。
色柄が見た目に涼しそうで、季節的にはピッタリの単衣仕立て。
呉服屋・呉服売り場の店員さんも合繊とは思えなかったらしいが、
天然素材とは違ってやはり空気の通りが悪いせいか、帰って来たら、汗びっしょり。
いつものように汗取り肌襦袢は着ていたけれど、あしべ織りでなく、夏用のメッシュだったせいか、
今年は初めて締めた夏紬帯の帯枕の裏になる部分に汗染みがしっかりついてしまった。(涙)
透かし織で涼しげでも、雨コートを着ていたのも悪かったかのだろうと、泣きたいような気持ち。
夏にこの帯を締めてから、洗い・染み出しに出して、間に合うかしら? 遅すぎるかしら?
少しぐらい染みが残っても見えないところではあるものの、2ヵ月は長すぎるかもと悩んでいる。 |
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2009.6.3 [水] 歌舞伎(歌舞伎座 夜の部) |
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今月の歌舞伎座公演の初日。
夜の部に市川染五郎の長男(つまり松本幸四郎の孫)の4代目松本金太郎の初舞台があるので、
別に高麗屋贔屓というわけではないが、どうせなら初っ端で見てみようと出かけた。
「門出祝寿連獅子」で、祖父・父との3代揃っての出演。
周りのご祝儀出演者の顔ぶれに、大名跡の跡取だと実感。(笑)
4歳の初舞台としては、行儀よく、一生懸命やっていて、頑張ったね〜という印象。
「極付 幡随長兵衛−公平法問諍」は、吉右衛門の長兵衛に、仁左衛門の水野十郎左衛門。
高麗屋に対抗してというわけではないだろうに、芝翫・福助・児太郎の成駒屋3代と、
東蔵・松江・玉太郎の加賀屋3代が、そろって出ているのが、何となく楽しい。
長兵衛女房お時をやる芝翫がうちも3代で出たいと言って福助もでることになったとか..(爆)
ただ、児太郎の芝居が.. すぐ隣にいた福助が児太郎の方に身体を寄せるように見ていたのは、
役ではなく息子が心配のあまりなのだろうかと思ったほど。
この芝居は團十郎と菊五郎のコンビのが好きだけれど、
吉右衛門の長兵衛がよくて、胆の据わった侠客ぶり。
「梅雨小袖昔八丈−髪結新三」の幸四郎は、前回と同じ印象で、
髪結いには立派過ぎて、髪結いなどしそうもない気がして違和感がある。
それに、幸四郎はこんな小悪党よりは大悪人の方が腑に落ちると言うか..(爆)
これは、菊五郎または三津五郎で、観たかった! と強く思った。
弥十郎が、儲け役の家主を、図太く楽しそうに演じていて、印象的。
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着物: 江戸小紋(単衣)。 黒地。小桜柄? 近くで見れば花びら?という細かい柄を散らしたもの。
帯: 博多 紋八寸名古屋帯。 「恵比寿細工」。 白地、縞。
帯締め: 伝統工芸作家の松山好成氏の伊賀組紐。 青色、空色入り。
帯揚げ: 群青色、中央は青磁色?
草履: エナメル加工草履。 薄水色の台。 紬地の鼻緒。
バッグ: やまぶどう籠
コート: 塵除け。 江戸小紋(絽、鮫小紋)。 灰藤色。 |
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2009.6.2 [火] 5月の着物着用歴 |
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5月の着物着用備忘録。
5月の着物着用は16回。 今までで最多!!
よく出かけて、よく着た! と自分でも少し呆れながら思う。
5月は以前から趣味の観劇で忙しい月なのに、更にイベントなどもあって多くなった。
着用一覧は、いくらなんでも遊び振りが少し恥ずかしく、削除。
2日続けて同じ着物・帯だったのが2回あったが、他はどうにかいろいろ着ていて、
着用回数が多い割には、よくやった(笑)と思う。
月末の1回のみ単衣で、あとは木綿以外は袷を着ているのが、我慢強い!!(爆)
前半の暑い日にはまだ単衣を着る気にならず、代りに単衣仕立ての木綿を着ていたのも分かった。
気分的には、上旬までは袷で、下旬は気温によって単衣を着ようと考えていたけれど、
今月は、予定が中旬までに集中して、下旬に殆ど着なかったので、袷で頑張る結果になったが、
外を歩くことは少なく、会場内はあまり暑ければ冷房が入るので、結構凌げた。
先月も江戸小紋を1回着ただけで、あとは紬ばかり着ていたので、
今月は意識的に紬以外というか、あまり着ていない着物を着ようと思っていたのに、
まとめてみたら、やっぱり紬ばかりなので、ちょっと愕然としたりして..
大島紬が7回、雅生紬1回、塩沢紬が1回の、計9回。
柔かものは、色無地の1回だけで、あとはお召し1回と、木綿を5回。
大島紬の7回のうち1枚は2日連続着てしまったスワトウ刺繍の訪問着で、単衣も1枚で、計6枚。
塩沢紬は訪問着で、あまり着ない訪問着(紬訪問着だけれど)を3日連続で着ている。
木綿は、本さつま1回、琉球絣紬2回、2日連続の松坂木綿で、計3枚。
帯は、袋帯を6回に、袋名古屋帯1回、名古屋帯9回。
少しでも涼しくしたいと、名古屋帯の方が多いのが珍しい。(笑)
袋帯は、組帯3回(1本は2日連続)のほかは、色の薄い涼しげなものを締めていた。
袋名古屋帯は、メルヘン調のもの。
名古屋帯は、青銅箔、季節の染帯、赤城紬板締め絞り帯、綴れ帯の4本を1回ずつに、
イカットを3回(正絹1回と2日連続の木綿)と、紋八寸博多帯を2回。 |
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