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2009.7.31 [金] 和食@志づ香

出光美術館から東京駅まで歩いているうちに、食べに行きたくなって、
久しぶりに電話したら、運良く、志づ香@門仲に入れていただけた。
料理は、いつものようにお任せ。 酒は名前に惹かれて、純米酒の「開運」。(笑)
お通しが、そば入りのとろろと、枝豆。
お造りは、鯵、まながれい、白烏賊に、金目鯛のづけ。
穴子の白焼き、蓮根と海老しんじょの挟み揚げ、すずきの南蛮焼き、
茄子は前回と変えて、茄子と鴨との治部煮を選んで、締めの稲庭うどんは生姜味にした。
前回は少し多いと思ったのに、今日はお酒を減らしたためかペロリと完食。
家に帰って量ったら、10日前より3キロ近く増えていた! マズイ..

久しぶりがうれしくて、自分用に買っておいた銀座の空也の最中を、手土産に差し上げる。
夏季は、お中元とお盆の期間以外は買えることが多いので、自分用はまた買えばいい。
来週はできれば毎日銀座に行くつもりだから、きっとまた買えるでしょうと、期待。
それにしても、昨日赤福を買って、今日も最中を買うなんて.. 甘いもの好きにも困ったもの。
ご主人も甘いもの好きだそうだし、差し上げてよかったわぁ。(爆)

店を出たら風が気持ちいいので、荷物が邪魔だったけれど、歩いて帰ることにして、
夜風に吹かれながら、30分ほど気持ちよく歩いて、帰宅。

2009.7.31 [金] 銀座へ

銀座に用が出来て出かけたので、今日で閉店という4丁目の角の店でランチを取った。
ここを愛用している方々もいるようだし、最終日に初めで最後の利用になるが、行ってみた。
晴海通りを見下ろすカウンター席で、道行く人を見ていると暫く待つのも苦にならない。
場所を考えたら安い設定の、勤め人向けのランチがいろいろあって、
私がゆっくりした時間に入った時も、まあまあ客がいたのに、閉店は何故なのかしら?
中央通を挟んだ反対側の2軒目か3軒目かの2階は鹿の子の甘味処で、
改装開店の頃には、2階から晴海通りを眺めているのが好きで、結構通ったのに、
最近はとんとご無沙汰している。
でも、上からボンヤリ通りを見ているとノンビリした気分になると、あらためて思った。

*****
コア内の伊勢由が移転のための閉店セール中。
金春通りの本店に移って、今までの1階だけでなく、2階も店にして営業するという。
呉服業界は依然厳しくて縮小傾向に歯止めがかからないと聞くけれど、
名古屋の店も閉店になったそうだし、この店も厳しいのかしらと心配になる。
ひざ掛けを購入。持っているのと色違い。 姉へのプレゼント用にも別の色違いを選んだ。

今日から4日間の夏のセールの案内と電話が呉服店からあったので、行ってみたら、
私の好みだと思うと言われた着尺は、他の客が見ていて、なかなか見ることが出来ない。
で、来ていた山形の業者の品物をあれこれ見せられる。
紬ではないという、先染めの糸で織り込んだ贅沢な反物と帯がいろいろあって、
業者の説明は丁寧だし、いい品物だが、安い品ではないので、買う余裕も買う気もない。
帰ろうとしても、他の客のところにあるお薦め品を是非見て欲しいと言われて、無駄に時間が経つ。
だんだん嫌気がさしてきて、いよいよもう帰ろうとした頃に漸く見ることが出来た。
墨流しの小紋で、好みが分かれそうだが、確かに私の好みだし、当ててみたら、顔映りもいい。
しかも、本当に随分お買い得! 仕立てても元値の半額以下!
と言ってもそこそこするのに、持っていないタイプでちょっと気楽にも着られそうだし..
で、もう買わないはずだったのに、ついつい.. ダメだわぁ〜
見に行ったらダメなのよねぇ〜 と思うけれど、見るのは好き。 困ったものだわ。

*****
昨日の展覧会めぐりの続きで、展覧会を見たい気分がして、
金曜日は遅くまでやっているはずと、出光美術館まで歩いて行ったら、
なんと、展示替えで今日まで休み。(涙)
確認しないで行くから、こういうことになると、自業自得ではあるが、ガッカリ。

2009.7.30 [木] 展覧会巡り@上野

昼間のこれぞ夏!というようなカッとするような暑さはどこに行ったのか、
夜は、南北を開けたら風が通って、寒いくらい。
昨日までの堪らない蒸し暑さを思えば、うれしいものの、何だか不思議な陽気。
昨日までの3日間を何もせずに、またもや休養日にして無為に過ごしてしまったし、
昼の暑い最中、これでは家に居ても何も出来そうもないと理由をつけて(笑)、外出。

「黄金の都 シカン」@国立科学博物館、「伊勢神宮と神々の美術」@東京国立博物館、
国立西洋美術館の常設展と「ル・コルビュジェと国立西洋美術館」と、上野で展覧会巡り。
種類の違う展示を一度に見ても平気かしら?と思ったものの、いただいた券を有効活用。(爆)
全く種類の違う展示だったのが却ってよかったのか、印象が混ざることもなく楽しく鑑賞。
長らく西洋美術館の常設展は企画展のついでに駆け足で観るだけになっていたので、
今日はゆっくり観たら、思いのほかに時間がかかり閉館時間になって、ちょっと驚いたほど。
東博の本館のいつも寄る仏像なども見応えがあるし、恐るべし常設展!と思った。

平日のためか東博の平成館の売店で赤福を無事ゲットできたけど、先を考えて(笑)、
法隆寺宝物館のホテルオークラガーデンテラスで、コーヒー・ケーキで休憩。
夕食は、少し歩き疲れたので、「チケットdeサービス」を利用して、駅のタイ料理店で済ませた。
久しぶりのタイ料理だけれど1人なので、トムヤムクンヌードルにして、
タイ式さつま揚げのトートマンプラーをつまみに、ソーダ割りマンゴスティンリキュール。
トムヤムクンヌードルに載せられたパクチーの多いこと、トートマンプラーのソースの辛さ、
タイ料理だわぁ!と思いながら食べた。

赤福の消費期限が明日までだったので、帰宅後にお茶を飲みながら半分食べてしまう。
どうも、今日中に残りの半分も食べてしまいそうな..(汗)
でも、大きい箱でなく小さい箱の方ですからね! って、誰に言うやら..(大爆)

2009.7.26 [日] お透き見

もしかしたら、よもや来ないだろうと思ってのお誘いかもしれなかったが、(笑)
折角の機会を逃すのは残念で、図々しくお誘いに乗って、練習を見せていただいた。
そっと拝見させていただくということで、一番後ろで静かにしていたつもりだが、
お透き見というには、あまりに堂々と室内への異分子混入だったらしく、
見覚えのない貴方はだーれ?と、途中でそっと正体確認などされて少し焦ったものの、
すんなりOKをいただいて、合唱練習を最後まで見学させていただいた。

指揮者の厳しくもユーモアのある分かり易い指導ぶりと、それに従っての練習、
その結果としての歌声の変化..  こうやって作り上げられていくのかと、感動的!
舞台にのるまでの過程の一端を見せていただいて、公演が一層楽しみ!になってきた。
プロの公演でも、これからは見方に違いが出そう。(爆)

練習の前後に、ご友人も一緒にお茶をいただきながら、いろいろお話もできて、
楽しい夕べを過ごした。
本当に、どうもありがとうございました。<TAMAさん

2009.7.25 [土] 浴衣でライブ・隅田川花火

夕方からの「浴衣でライブ」のために、押上の天真庵に出かけた。
浴衣で夕方から「もにじん」コンビのライブを楽しんで、
後は、それぞれ自由勝手に近くの橋から隅田川花火を見ようという催し。

その前に、第2回沖縄列島大工芸展「手ぐま 肝清らさ 杜ぐすく 展」と、
同時開催の 「沖縄の人間国宝10人展」を見たくて銀座に寄った。
やはり心引かれる反物が.. でも、懐事情が許さず、無事に自制。(笑)

ライブは、じんじん(長澤紀仁)さんのギターと、まつもにかさんのハーモニカを
肴をつまみながら飲みながら、楽しく聴く贅沢なひととき!
ただし、私は花火見物時の蚊がこわくて、お酒は1杯だけで我慢。(笑)
いつも通り蕎麦とコーヒー(この日は全員にアイスコーヒー)をいただいてから、
近くの橋の上で、建物の上方、真正面に見える花火を楽しく見物! 
第1発射地点からの距離は1.5キロか2キロとかで、なかなか大きくて見応えあり。
第2地点の花火は音だけで全く見えないけれど、文句なしの見物場所。
下駄で1時間立って見ていると流石に足が痛くなって来たけれど、
もう見ることもないだろうし1度くらいはタップリ見ようと、最後まで見てしまった。
浴衣の藍の匂いのおかげか、蚊には襲われず(笑)、無事に見物終了。

その後は、花火帰りらしい人をあちらこちらで見かけながら、
錦糸町まで30分くらい歩いて、あとはバスで帰宅。

*****
着物: 浴衣。 有松絞り(木綿)。 紺地。
帯:  八寸名古屋帯。 羅織。 紺暈し(紺から白)
帯締め: 盛夏用。 紫と白色の編み。
帯揚げ: 絽。 白色。 黒で松葉柄入り。
履物:  下駄(浴衣用)。 
バッグ: 竹籠。 茶色。 柿渋染めの巾着つき。 

電車に乗って行くのに年齢的に浴衣では躊躇があって、長襦袢を着て着物風に、
今夏仕立ててもらった有松絞りの浴衣(ただし普及版の・笑)を着て出かけた。
絞りは反物のイメージと伸ばして仕立てた後の着物では、印象が大分違うので心配していたが、
着てみたら悪くなく、ホッとしていたら、銀座でも似合うと言ってもらって、ニコッ!

2009.7.24 [金] 狂言の会

昼からの「夏休み親子のための狂言の会」を観に、国立能楽堂へ行った。
子供に狂言に親しんでもらい、将来の観客に繋がることを期待しての公演で、
番組は「おはなし」、素囃子「中ノ舞」に続いて、大蔵「蝸牛」、和泉「柑子俵」、大蔵「仁王」。
動きがあって子供にも楽しめそうなものが選ばれていた。

親子のための会という通り、子供と大人での鑑賞希望者に、まず先行販売して、
その後、残っている席を一般に販売するので、子連れでない私たちは言わばみそっかす。(笑)
親子でなくても、子供と大人がいれば、どういう組み合わせでもよかったようで、
大人1人に子供2人だったり、子供1人に大人が4人もついて来たり、観客は本当にさまざま。
子供の年齢幅も大きかったが、小学生くらいが多かったように思える。
子供たちの反応もよく、総じていい公演だと思った。

ただ、後の席の2歳児は、冒頭のおはなし(舞台・今日の番組の紹介)に飽きてしまって、
素囃子でぐずりだし、狂言は殆ど見られず、途中で親が外に連れ出していた。
休憩後に再度見せようとしたが、やっぱりダメで、再度会場外に出ることになってしまった。
他にも、外に連れ出された幼児がいたが、あの年齢ではやはり少し無理があったと思う。
休憩時間に気を使って話し掛けてこられたおばあ様のお話では、
幼児向けのTV番組の狂言が好きで、家でよく見ているので、
親子のための狂言の会なら楽しめるだろうと連れて来たそうだが、
自由に動ける家庭内とは違い、能楽堂の席に座って楽しめるようになるには、
もう少し大きくならないと無理だと思われた。
小学生くらいに向けてのおはなしを、座ってじっと聞くのは幼児にはきついだろうと思う。
せめて、はなしが終わるまでは会場外で自由にさせていて、素囃子から席に着いたなら
少しは楽しめたのではないかと思うけれど..
いつもなら昼寝の時間で眠くなってのグズリもあったらしく、何だか却って可哀想だった。

*****
終演後、友人とコーヒーを飲みながら話していたら、気付いたら2時間余。
いつものことながら、いくらでも話があるのが、ちょっとおかしい。
友人と別れてから日本橋に出たら、安くなっていたのがうれしくて、
ほぼ白地に模様が墨色で手書きされた夏帯と、伊と忠のちょっと粋な感じの草履をつい購入。
丑の日から5日経っているけど何だかうなぎが食べたくなって、
高島屋特別食堂で野田岩の中入れ丼をペロリ。 友人とサンドイッチも食べたのに..(汗)

*****
着物: 小千谷ちぢみ(麻)。 白地、黒で縞。
帯:  九寸名古屋帯。 小千谷(麻)。 生成り。 無地
帯締め: 盛夏用。 紫と白色の編み。
帯揚げ: 絽ちりめん。 薄藤色・薄桃色。 杜若の柄入り。
履物:  下駄。(浴衣用) 印伝調の鼻緒。
バッグ: やまぶどう籠

雨模様だったが、先月から着物をあまり着ていないので、雨に強い麻の着物を着た。
履物も草履を止めて、先日購入した浴衣用の下駄にした。
友人は洋服だったが、家を出た途端の凄い降りに着物を止めて正解だったとのこと。
最近は彼女が着物でも私は洋服のことが多かったので、よく着てきたわね〜と言われて、ニコッ。

2009.7.24 [金] 発足期待!

お昼寝部!! 入りたーい♪ 熱烈期待しちゃいます。(笑)

出かけない時は日々一人で実践している私ですから(汗)、お仲間が居て下さったら、うれしい〜
部活だったら、後ろめたさもないだろうし、一層気持ちよくお昼寝できそうです。
育ち過ぎが、少し心配 ではありますが..

2009.7.23 [木] 6月の着物着用録

すっかり遅くなったが、自分の覚えのために6月の着物着用備忘録をまとめた。

6月3日 歌舞伎(夜の部、歌舞伎座) 江戸小紋(黒、小桜柄) 八寸名古屋帯(紋博多、白、縞)
6月6日 歌舞伎(昼の部、歌舞伎座) 小紋(シルック、白、枝・華柄?)名古屋帯(夏紬、茄子紺色地)
6月7日 オペラ(チェネレントラ、新国立劇場) 生紬(深緑、無地) 八寸名古屋帯(紗博多、灰白)
6月12日 歌舞伎鑑賞教室他(国立劇場他) 南風原花織(無地、青)染名古屋帯(絹芭蕉、灰白色)
6月19日 能狂言(国立能楽堂)江戸小紋(絽縮緬、赤紫色、流水紋)名古屋帯(夏紬、茄子紺色)
6月27日 オペラ(修善寺物語、新国立)塩沢絣(藍、黒・鼠縞、飛び柄)八寸名古屋帯(紋博多、白)

6月の着物着用は6回。 単衣。
出かける予定を減らした上に、中旬以降はあまり着られず、今年になって最少の着用。
それでも6回着たので、まあ、いいかと思う。 半年で年間最低目標の60回をクリア♪
ただ、6月に着物を着ないと、単衣の着物を着損なってしまうのが残念。

着物は全部違うものを着ている。
去年着損なった花織と絽ちりめん(江戸小紋)を着られたのが、うれしい。
暑かったので、帯は名古屋帯ばかりになった。 袋帯の方が多い私には、初めてのこと。
紋博多と夏紬を2回ずつ締めていて、あと紗博多と絹芭蕉の染帯で、計4本。
袋帯より名古屋帯、名古屋帯でも九寸よりはできれば八寸と、
少しでも涼しいものを選ぼうとしたのが分かる。

雨の日におろしたシルックが空気を通さないからか、やっぱり暑かった。
雨コートを着ていたせいもあってか、ひどく汗をかいてしまい、
合わせた帯の、帯枕の裏にあたるところに見事な染みができてしまった。(涙)
正絹の薄いシースルーコートだったのに、雨の日の着物は、難しい。

2009.7.22 [水] 朗読を聞く

しゃきっとしないので昼風呂で気分転換してから、朗読を聞きに名作サロンに出かけた。
5月から通い出して3ヵ月連続参加。
今月は「芥川龍之介特集」。
役割分担しての朗読劇「煙管」と、他は1人での朗読で「みかん」、「白」、そして先生の「蜘蛛の糸」。
先生の朗読の上手なのは当たり前だが、「煙管」の台詞部分以外の語りを担当したのが、
私たちのサークルに先生の助手として、もう半年以上来て下さっている方で、
まだお若いのに、なるほどと思う上手さ。
「みかん」は、私たちのサークルと2足のわらじの方で、やはりお上手。
他の方々も、私たちのサークルとはちょっとレベルが違う.. 道は遠い。

2駅なので原則歩くことにしているが、帰りはいろいろな道を通ってちょっとした散歩気分。
会場の会館そばに親水公園があるらしいので、初めて歩いてみた。
こじんまりとしているが、こんなところにこんな公園が..と、うれしい発見。

途中でふと思い立ってシネマコンプレックスに寄ってみたら、ちょうど時間がよく、
映画「剱岳」鑑賞。 レディースデイで、1000円なのがうれしかった。

2009.7.20 [月] 3連休最終日 朗読サークル参加

休日だけど、今月は1回しかない朗読サークル活動日で、楽しみに参加。
会員は一部の方を除いて殆どが毎日お休みの方ばかりだからか、出席状態はいつも通り。
まずは9月のボランティア祭りでやる人形劇の練習、そして新しい題材の読みなど。
去年も人形劇に出たので、人形を遣いながら台本を読むのに少し慣れがあって、
それに台詞も少ないので、あまり苦労しないで済んでいるのが、うれしい。
今年入会の方の苦労振りを見ると、経験とは凄いものだとあらためて思う。
新しい題材は、朗読の楽しみが多そうで、うれしくなる。
劇仕立ても悪くはないけれど、私は朗読の方にずう〜っと魅力を感じる。

*****
帰りに、月曜定休だけれど休日だから営業しているだろうと、お不動さんの前の近為に寄った。
漬物は長くここのを食べているが、高島屋の地下から撤退してしまったので、
大丸の上階のレストラン街にある店まで行くか、ここで買うしかなく、最近は買い損ね勝ち。
往きに、こうかいぼうに寄ってラーメンを食べたので、まだお腹は空いてなかったけれど、
つい、早めの食事を取ってしまった。
いさきの粕漬けと鮭の味噌漬に豚肉の味噌漬の3点盛に、サービスのお漬物をたっぷり。
漬物は空になるとすぐお代りを持ってきてくださるので、塩分取りすぎだと思いながら、
好きだし、残すのは申し訳なく、完食。
食事とお茶とでお腹が苦しい。 食べすぎなのよね〜(汗)

更に、路上で売っていた桃を買い、少し遠回りしてコーヒー豆も調達。
往きはメトロ利用だが、帰りは健康のために今日も歩いたので、荷物が重くなると少しツライ。

2009.7.19 [日] 3連休中日 フランス料理@オーグードゥジュール

4月からオーナーギャルソンの岡部さんが四番町のオーグードゥジュールに居るはずなので、
早速1日に電話したけれど入れず、それっきりになってしまい、気になっていた。
電話したら岡部さんご本人が出て用意してくれるというので、ニコニコと出かけたが、
生憎席が空かなかったようで、入口のカウンターでサービスシャンパンを頂きながら少し待った。

何故か魚料理に食指が動かず.. 金曜日に近所のジヴェルニーで食べたからかしら?
オードブルを2品にして、あとは茨城の豚の料理にした。
プティオードブル(って1品分の量が十分あったけれど)もサービスしてくださって、
お腹一杯になってデザートは一番軽そうなブラマンジェにしたが、満腹満腹。
たっぷり1杯半くらいはありそうな白ワインと、赤ワインも少し下さったので、ほろ酔い気分。

暑い日で、シャンパン・白ワインが喉に気持ちよく、つい速いペースで飲んだのが覿面。
銀座に出て展示会「沖縄の人間国宝10人展」に行く予定だったが、パスして帰宅。
そのまま夕方まで眠ってしまった。(涙)
期間中には、行きたいけれど.. いつ行こうかしら? 行けるかしら?

2009.7.18 [土] 3連休初日 花形演芸会

続いて、3連休中の日記。 まずは初日。 って、いつも連休なのに..(汗) 

落語を聞きに夕方から国立演芸場の花形演芸会に行った。
落語は、前座の柳家小んぶが「子ほめ」で、古今亭志ん公は「万病円」、
仲トリのゲストの金原亭馬生は「らくだ」、トリの柳家三三は「締め込み」。
「万病円」と「締め込み」は、寄席で聞いたのは初めて。
あと、神田阿久鯉の講談「柳沢昇進録 浅妻船」と、俗曲、漫才、紙切り。
先月は一度も落語を聞けなかったので、5月以来2ヵ月ぶり。 楽しく笑って、命の洗濯。

*****
着物: 阿波しじら(木綿)。 青系の縞。
帯:  八寸名古屋帯。 羅織。 藍色地。 紺暈し(紺から白)
帯締め: 盛夏用。 茶色と白の編み。
帯揚げ: 絽。 灰色。 飛び柄で渋い色の丸紋入り。
履物:  下駄。 黒塗り台。 小千谷縮の鼻緒。
バッグ: やまぶどう籠

夕方だから少しは涼しくなるかと着物で出かけたが、雨の心配があって、洗える木綿の着物。
いつもより着物の方が多くて、それも普段着よりは洒落着の方が多くて、少しうれしい驚き。

2009.7.17 [金] ご近所ランチ & サービス

溜まってしまった日記を、自分の備忘録のために書くことにして、取り敢えずまず3日分終了。

ご近所のフランス料理店にランチを食べに行った。
近くなのだからもう少し頻繁に行きたいと思いながら、また間が空いてしまって、4ヵ月ぶり?
オードブルに北海道の水蛸のマリネ、メインに舌平目のムニエルを選び、南瓜の冷製スープも。
デザートは、シェフが用意してくれたオレンジにアイスの、フルーティでさっぱりしたもの。

水蛸のマリネは、スパイシーな緑のソースとトマトソースに、アドガボのムースを載せて、
蛸の白とで涼しげな彩り。
私の好みとしては、どうせならもう少しピリッとしたソースがいいけれど、
一般的にはこれでいいのだろうと思いながら食べた。
舌平目には、いろいろな夏野菜がついて、彩りも味付けも食感も、○。
シェフの腕があがったのか、この味なら文句なしと、白ワインを飲みながら、美味しくいただいた。

でも、いつものサービスのスパークリングワインを出してもらえなかったのに気付いて、
あまり行かないので、常連からは除かれたのかも..と、少し寂しい気がしてしまった。
後でマダムと話していて、昨秋のリーマンショック後は大分厳しいらしいことが分かったので、
もしかしたら、それでサービスを止めたのかもしれないと、勝手に理由をつけて納得。(爆)
サービスしてもらうのはうれしいけれど、急にサービスがなくなると却ってショックなので、
サービスというのは難しいなぁ〜と今更のように思った。

*****
夕方からは、眼科に行って散瞳つきで診察を受けた。
最近どうも扇風機の風が目に痛いので、昔の網膜剥離のチェックも兼ねて出かけたのだが、
白内障の症状が出ているが、手術しているし年齢的にも無理ないので、問題なしとのこと。
目の痛みは要はドライアイらしい。 ホッとして帰宅。

2009.7.16 [木] 歌舞伎鑑賞教室

社会人のための歌舞伎鑑賞教室を観に、夕方から国立劇場に出かけた。
午後からダウンしてしまいパスしようかと思ったものの、歌舞伎の見方の解説があるので、
芝居にはどうにか間に合いそうと、出かけることにした。
男女蔵に、亀鶴、宗之助などの「矢の根」と、梅枝の「藤娘」。
男女蔵も梅枝も初役だそうで、2人の頑張りには拍手したいけれど、出来は..

このところ歌舞伎公演が増えて、こちらに出演する役者不足なのかもしれないが、
以前の鑑賞教室には中堅以上の役者も出て、本興行並みの舞台もあったのに、
最近は若手の勉強の成果発表みたいな感じで、初役での舞台が多くて、
歌舞伎好きを増やしたいという意図を考えると疑問に思ってしまう。

会うのは他の劇場ばかりで歌舞伎公演で会ったのは久しぶりの友人は飲みに行くというけれど、
私は体調イマイチなので、大人しく帰宅。(爆)

2009.7.15 [水] 近代能楽集「鵺」

近代能楽集「鵺」を観に、昼過ぎに新国立劇場に出かけた。
近代能楽集と言っても、今回は三島由紀夫でなく、坂手洋二作品で、鵜山仁演出、堀尾幸男美術。
出演者は、三津五郎、田中裕子、たかお鷹、村上淳の4名だけ。
ここの中劇場で数年前に上演した「世阿弥」での三津五郎がよかったので、
歌舞伎以外での三津五郎をまた見たくて、それに他の出演者にも、劇自体にも期待。
会期半ばを過ぎてしまうが、公演後にアフターシアタートークがあるというので、この日にした。

早々にチケットを申し込んだら、届いたのは中央1列目の席で、正にかぶりつきでの観劇。
少し舞台が近すぎる感じはあったが、始まったらどんどん惹きこまれて、特等席の気分!
持ち味の違う4人のアンサンブルがとても見応えがあって、楽しく鑑賞。
アフタートークで、わけがわからなくて楽しくなかったという勇気ある発言!(笑)があったが、
わかったのか、どこがどうよかったのかと問われたら、上手く説明はできそうもない。
でも、いい芝居を観た! と、いい気分で帰れそう〜 という印象。

三津五郎は、やっぱりいい役者だと再認識したけれど、歌舞伎でも感じている通り、
鎧を着けると、顔の大きさがひどく目立つ。 背が低いから一層..
顔の大きな役者は舞台栄えがするからいいとはいうけれど、それにしても大きいわよね〜
田中裕子がいろいろな引出しを持っている感じで、とても素敵!
たかお鷹も落ち着いたベテランぶり。 でも、村上淳は..
かの勇気ある発言者!(笑)に、発音練習が必要と言われ、憮然としていたが、
最後の発言で、練習しませんよ! と抵抗していた。(爆)
でも、確かに役の幅が狭いみたいで、滑舌の悪さなども気になった。

この日は、私同様アフターシアタートーク目当ての方が多かったらしく、
終演後もお帰りになる方が少なく、トークの盛況ぶりに少し驚いたほど。
三津五郎と田中裕子のファンが多くて、芝居を見たいだけでなく、
直接質問して返事してもらうのが目的みたいな質問も多くて、ファン気質を垣間見られた。
着物姿の女性をピット(小劇場)であんなに見たのは初めてだと思っていたら、
アフタートークで三津五郎ファンらしいのが判明して、中年・高齢者が多かったのにも納得。

*****
帰りに日本橋に寄って、西川で孟宗竹シートを購入。
イグサのマット(座布団?)は熱がこもって暑いという子供対策(笑)だったけれど、
いくらか涼しいものの、竹は硬くて、長く座っていると少し痛くなってくる。(涙)
更にあちらこちらに寄ってから、デパ地下の叶匠寿庵で一休み。
先日カキ氷を食べたばかりなので、今日はクリームあんみつ。
甘味の食べ過ぎは分かっているけれど..

*****
着物: 夏紬。 明石ちぢみ。 灰白色。 縞に、夏蔦柄。
帯:  名古屋帯。 夏紬。 藍色地。 蔓草?柄。 (今夏購入した帯を早速。)
帯締め: 五嶋紐。 夏用。 緑がかった藍色、淡い緋色等入り。
帯揚げ: 紋紗。 紺色と薄生成りの染分け。
履物:  アタ編草履。 梅茶色台。 白黒格子鼻緒。 台周りは白革。
バッグ: やまぶどう籠

2009.7.14 [火] 長電話

聞きたくて取ったチケットだったけれど、その後、断れない予定が入ってしまった。
無駄にするのももったいないし、まだ日数があったので、興味のある人に行ってもらえたらと
友人にプレゼントして、1件落着と思っていたところ、
代金は無用と言ったのに、却って気を遣わせてしまったらしい。
展覧会のチケットとロンドンに行ったときのお土産とやらをお礼に頂戴した。
で、公演の印象も聞きたくてお礼の電話をして、旅行の話などを長々とおしゃべり。

同い年で、私より少し前に早期退職してから、毎年2回ほど旅行しているというので、
どういう旅行をしているのか、いろいろ話を聞いてみた。
彼女の旅は、大体5泊8日の1都市滞在型で、美術館めぐりが主目的だそう。
私も退職したら旅行しようと思っていたのに、
長期の旅行には、体調不調もあったので体調回復してからと、伸ばし続けてしまった。
学生時代は、日本国内を随分旅したのに、勤めてからはほんの少ししか出かけていない。
旅心を誘われて、旅の虫がうずうず..

2009.7.13 [月] チェインジ

日本にも、少なくも東京には、変化を求める大きな波がうねった。
それにしても、第一党の交代が44年ぶりというのは問題に思える。
選挙で選ばれたと言っても、40年以上も政権交代がないというのは、一党独裁に近いと思う。
残念ながら、権力は腐敗すると思わざるを得ないし、
政党・政治家に、より国民目線・庶民目線になってもらうためにも、
適度な政権交代は必須と長く思ってきたので、変化を歓迎したい。

政治ネタには触れないつもりでいたけれど、44年ぶりなら、書いてもいいかと、つい..
それにしても、私が選挙権を得た時から1度も第一党が替わっていなかったとは..と
ちょっと、しつこいけれど、呆れながら思うばかり。

2009.7.11 [土] 結婚式・披露宴に

甥の結婚式のため早朝から始動。
急な話で時間が選べず、早い時間になったそうで、
おめでたい日に遅れるわけにはいかないと、前々から戦々恐々。(汗)
無事に早朝から動き出せて、着物も着て、時間的にも余裕を持って出かけられて、ホッ!

季節にうるさいフォーマル着物の最たるものである留袖なのに、おかしな話だけれど、
夏用の留袖は持っている方が少ないし写真に撮ると貧弱に写るから、袷で1年中OKとか..
冷房の効いた会場内だけで、着付けてもらい着替えて帰ればいいとは言っても、
親じゃないし.. この季節に袷の着物を着る気には到底ならない。
母が用意してくれた若い頃の留袖はあまりに赤いので、この甥の兄の結婚式のため、
一昨年の春に地味な留袖を作り、いずれこの甥の時にもと思っていたけれど、今回は出番なし。
うちの子も姪たちも、どうも結婚する気があるのかないのか..
折角作った留袖の次の出番があるかどうか心許ない状況なのは少し寂しい。

急な連絡だったので、急いで夏の訪問着を捜して仕立ててもらうには、気力・資金とも不足して、
でも、洋服よりは少しは華やかかと、手持ちの絵羽柄の付け下げで出かけた。
夏物は色無地と小紋しか持っていないと言っていた姉は、1つ紋の色無地では寂しいかと、
間に合うように仕立ててもらったそうで、青色地に流水に千羽鶴の柄の絽の訪問着。
銀色の博多帯と、夏のフォーマル用の白い帯締めが、とても素敵で、お洒落!!
夏のフォーマル用の帯締めは、呉服屋でも初めて見たという店員さんが居たそう。

着物だったのは、新郎新婦の母親たちの留袖以外は、姉と私だけだった。
夏だし、高齢の出席者が多かったためかしらねぇ..
新婦のおば様方お2人が留袖を作り直したと思われる素敵なドレスをお召しだった。
地味目の柄の伯母さまのドレスは、パーティにもよさそうで着用機会が多そうだったが、
さも留袖柄と言った叔母さまの赤い柄のドレスは、結婚式ぐらいにしか着られそうもない。
リメークも、柄との相談で、いろいろ考えた方がよさそうだと思いながら拝見した。

*****
着物: 紋紗織。 京友禅付下げ。 破線状の縞文様。 灰紫色。 丸文に、桔梗・ススキ・笹。
帯:  袋帯。 絽綴。 まいづる「羽衣」。 銀鼠色地。 市松秋草柄。
帯締め: 五嶋紐。 単衣・夏用。 薄浅葱色。 
帯揚げ: 絽。 薄藤色・薄桃色。 杜若の柄入り。
履物・バッグ: シザール。白色。
コート: 竪絽の塵除け。 墨色、無地。

2009.7.10 [金] 9:22 am

凄い風! 音を立てて吹き荒れている。
ベランダの植木鉢がいくつも倒れてしまった。
明日のために、今日はしたいことがいろいろあるのだけれど.. ウ〜ム..

*****
すててこより、裾除けのほうが好みだけれど、
夏の暑い時期、膝裏に汗をかくようになると、やっぱりすててこの出番です。
でも、今年はまだ裾除けです。

2009.7.9 [木] 歌舞伎(歌舞伎座、昼の部)

朝、発売開始時刻までに着物を着て、昨日の会員先行申込をケロッと忘れて取りそこなった
能楽堂のチケットを一般予約で無事取ってから、昼の部を観に、急いで歌舞伎座に出かけた。
昼の部は、幸田露伴原作の「五重塔」と、泉鏡花の「海神別荘」。

「五重塔」は、大工十兵衛を勘太郎、大工源太を獅童、十兵衛の女房お浪を春猿など。
26年ぶりの上演だそうだが、期待以上で、うれしくなった。
勘太郎は、いつも一生懸命に役に取り組んでいる印象で応援したくなるし、
年齢を考えると上手いけれど、今日は声も台詞回しも父親の勘三郎そっくりで、
思わず目をパチクリ。(笑)
前から時々、役によって勘三郎に似ていると思うことがあったが、今回は特にその印象が強かった。
獅童も、上方の道楽息子の役より、こういう江戸っ子の役の方が、合っている感じで、
夜の「天守物語」で以前より上手くなったように思ったが、この役は気持ちよく観ていられた。
2人のこれからに期待大。

「海神別荘」は、玉三郎、海老蔵に、門之助、笑三郎などで、猿弥の代演は猿三郎。
泉鏡花の世界というより、玉三郎ワールド! (爆)
玉三郎・海老蔵を中心に描き出される舞台は、初演の日生劇場、2年前の歌舞伎座、
そして今回と、どんどん玉三郎ワールドになっていっている感じがする。
玉三郎は歌舞伎座で上演することに意味があると思っているようだし、
幻想的というか独特の雰囲気の、ある種豪華な舞台は芝居としては楽しいけれど、
歌舞伎座で上演する歌舞伎としては私には??に思えて、
日生劇場などでの方がいいと思ってしまう。
それにしても、海老蔵は初演の日生劇場の時も、玉三郎相手に引けを取らず、
上手い下手など超越してしまう華のある役者だと思ったものだけれど、
今回も一層その印象は強くなるばかりで、役者としては強力な武器・魅力だと思うばかり。

*****
昼の部はいつもの月より1時間以上早く終ったので、銀座で呉服店を少し覗いてから、
京橋のイデミ・スギノに行ったら、もうないかと思っていたケーキが今日はまだあって、
ニコニコ・ペロリと2つ食べて、いつものダブルエスプレッソ。 幸せ気分!

*****
着物: 小千谷ちぢみ(麻)。 白地、黒で縞。
帯:  名古屋帯(麻)。 沖縄の伝統工芸品の紅型(藍型)。 藍色地。 
帯締め: 五嶋紐。 夏用。 生成り、裏と端は黒。 
帯揚げ: 絽。 鼠色。 (漸くの出番)
履物: 黒塗り台の下駄。 小千谷縮の鼻緒。

何を着ても暑いのだから、できるだけ着物を着たいけれど、それにしても、暑い日だった。
麻の着物なので長襦袢と裾除けも麻にしたおかげで、少しは涼しかったと思うが、
この組み合わせは、注意していないと、いつの間にか裾広がりになってしまうのが、つらい。

2009.7.8 [水] 能狂言(定例公演、国立能楽堂)

昼過ぎに定例公演を観に国立能楽堂に出かけた。
番組は、狂言・大蔵流「清水」と、能・金剛流「楊貴妃−玉簾」。

能の「楊貴妃」を観たくて行くことにしたのだが、シテは今井清隆氏で、期待通りに楽しく鑑賞。
ただ、舞が少し分かるともっと楽しめるのにと、自分の不勉強を嘆く気分。
でも、周りには居眠りの方も少なくなかったのに、私は居眠りもせず楽しめたのが、うれしかった。
シテの退場後、まだ作り物が舞台にあって、無論、囃子方も地謡も舞台にいるのに、
席を立つ方が今日は結構いらしてざわついたので、余韻がなかったのが残念。

狂言「清水」は、シテ(太郎冠者)が大蔵吉次郎、アド(主)が彌太郎の兄弟コンビ。
鬼の存在が今より信じられていたのであろう時代が偲ばれる話だが、いつ観てもおかしい。

*****
着物: 夏大島紬。 黒の濃淡の段。 華柄。
帯:  袋帯。 絽綴れ。 生成り。 空色・緑・金色の流水柄?。
帯締め: 五嶋紐。 夏用。 生成り、片方に浅葱色入り。 
帯揚げ: 絽。 勿忘草色と薄藤色。 市松・流水・杜若文入り。
コート: 透かし織り雨コート(夏・スリーシーズン)。 青色系。白・薄桃色入り。

雨がやんだので着物を着たら、出かけるときにはまた降り出してしまったが、
能楽堂では着物の方もそこそこいらしたので、やはり着物にしてよかったと思った。

2009.7.7 [火] 七夕

雨はあがっているものの、夜になっても星は見えないらしい。
家で七夕飾りを作らなくなって、もう久しい。
暫くは出先で見つけては短ざくに一言書いて笹につけたりしていたのに、
今年は全く気付かず.. 季節の行事から遠ざかるばかり。
我ながら、ちょっと寂しい。 復活させたいなぁ..

2009.7.6 [月] 歌舞伎(歌舞伎座、夜の部)

雨足は弱まってきたものの依然として小雨の中、夕方から歌舞伎座に出かけた。
今月は玉三郎に、海老蔵、獅童、勘太郎、そして猿之助一座の若手たちなどの出演。
猿之助一門で何を演じても達者な猿弥が病気休演なのは、少し寂しい。

「夏祭浪花鏡−序幕住吉鳥居前の場から大詰長町裏の場まで」は、
海老蔵の団七、獅童の徳兵衛、勘太郎のお辰、笑三郎のお梶、笑也の磯之丞、春猿の琴浦など。
すっかり若手ヴァージョンで、花形歌舞伎みたい。(笑)
それぞれが頑張っていて、物足りなさはあるものの、こういう若々しい舞台も悪くない。
猿弥休演のため、釣船三婦の代演は市蔵で、当初からのお役の三河屋義平次と2役。
市蔵は地味であまり目立たないけれどいい役者だし、
年齢的に右之助の女房おつぎとの組み合わせは猿弥より合っているかもと思いながら鑑賞した。

泉鏡花の「天守物語」は、玉三郎、海老蔵、獅童、勘太郎、門之助、吉弥、それに我當など。
猿弥の代演は、ここでも市蔵。
玉三郎の美しさに、こういう役の海老蔵には荒事の時とは別の雰囲気があって、
なかなか美しい絵になっていて、鏡花ワールドが楽しく現出されている。
玉三郎の天守夫人富姫は、相変わらず他の役者に無い独特の雰囲気の持ち役だが、
海老蔵の図書之助が、初めて観た時より役に合ってきたように思いながら観ていた。
今回で3回目の共演だそうだから、前回の歌舞伎座公演も含め、3回とも全部観ている事になる。

御曹司たちは、こうして歌舞伎役者として成長していくのだと実感する。
勘太郎も親とは別の舞台でこういう他流試合(笑)を経験して、一層伸びていくのだろう。

*****
着物: 小千谷ちぢみ(麻)。 鉄紺色。 無地。
帯:  博多八寸帯。 紗献上。 白地。
帯締め: 五嶋紐。 夏用。 緑がかった藍色、淡い緋色等入り。 
帯揚げ: 絽。 浅葱色と薄空色の大きな市松。 蜻蛉柄入り。
履物:  亜麻の草履。

先月は着物をすっかりさぼって数回しか着なかったし、先週の土曜日もパスしてしまったので、
雨模様だけれど降りは強くなかったから、今日は着物を着て出かけた。
濡れてもいいように、家で洗える麻の着物。
洗える帯は持っていないから、正絹の帯。 暑いので、濡らすことはないだろうとコートは無し。

休憩時間にたまたま横にいらした方に、素敵なお召し物ですね!と声を掛けていただいた。
洋服の時には言っていただいた覚えが無く着物の時だけだから、着物の威力は凄い。(笑)
大いに着物を着て、ご自分ではお召しにならない方にも、着物好きが増えるといいと思っている。

2009.7.5 [日] てんぷら@みかわ是山居

子供の分も一緒に振り込まれた定額給付金を使って食べようと、2人でみかわ是山居に行った。
4月半ばにオープンした是山居でも食べたかろうと、不足分くらいは私が払うことにして誘ったら、
ふたつ返事で行くと言うので、久しぶりに連れ立って出かけた。
私が退職したら、ボーナスが出たときくらいは息子にご馳走してもらう話だったけれど、
そう言えば、実現しないままいつの間にか立ち消えになってしまっている。(笑)
息子のなかなか増えないらしい収入を考えると、たかるわけにもいかないし..(爆)

外装・内装の話はしていたが、派手ではないが贅沢なつくりを自分の目で見て、
流石に店主の趣味・道楽ぶりに感心したようだ。
てんぷらも久しぶりの味を堪能したようで、誘ってよかったと思う。
厳しい年金生活者としては、自分の分だけでアップアップで、そうそうご馳走できないし..(大爆)

ぎんぽうはやはり終っていたが、稚鮎が大きくなっていて、食べ応えあり。
芝海老のビックリするほど大きなのが出て、才巻海老との食感の違いが楽しい。
海老しんじょの椀物が出て、今までと違ったことをいろいろしているのを、
楽しみながらおいしくいただいた。
ゆったりした空間でゆっくり食事できるようにしたため、茅場町の時より高くなってはいるが、
向こう付け?やデザートがつくようになって、値段に合う工夫をしていると思う。

ご一緒になったのは、今までに何度かお会いしたことのある方々ばかりだったが、
雑誌の東京カレンダーで5ページに亘って紹介されたようだし、他の取材もあるようだから、
そのうちに常連さん以外が増えるだろうと思われる。
茅場町店のような補助席がないので、入り難くなるかもしれないと、ちょっと心配。
食後は3階の茶室のある部屋でご高齢の常連さんとご一緒させていただいて、
置いてある品々を見たり、話をしたりして、すっかり長居してしまった。
私は何度かお邪魔しているけれど、息子は初めてなので、刺激的でもあったらしい。
それにしても、あのご夫妻の年齢をお聞きしてビックリした。
ああいう風に、高齢になっても若々しくいたいものだと思う。

途中で息子と分かれて、私は腹ごなしがてら日本橋まで歩いて、お菓子などを買ってから帰宅。

2009.7.4 [土] バレエ発表会

夕方から、みずえさんがご趣味で習っていらっしゃるバレエの発表会を見せていただいた。
前回、見にいらした方々の日記でご様子を知って以来、機会を待っていて、
漸く拝見できると、楽しみに出かけた。
バレエ教室の発表会としては、思っていた以上に大々的!
少し遅れて到着したら、広い客席が出演者のご家族・友人でいっぱいなのに、まず驚いた。

みずえさんが登場される場面では、まずみずえさん探し。 すぐに分かってあとは楽しく拝見。
大人になってから習われたというのに、あそこまでよく..と感心しきり。
そして、幼稚園児から大人までが一緒に舞台に立つという、素人の発表会ならではの楽しさ!
当然ながらプロの公演とは全く別物だけれど(笑)、全体の頑張りが感動的♪
指導の先生はさぞ大変だったろうと思うけれど、それに応えて楽しく頑張った皆さんに拍手。

会場でお会いした真楽メンバーとの居酒屋でのおしゃべりも楽しく、
全員ウーロン茶しか飲まなかったのに、気付いたら2時間以上話しこんでいた。
寝不足で、最後は少し朦朧状態だったけれど、楽しい時間はあっという間に過ぎると実感。

2009.7.3 [金] アブナイ、アブナイ

明日は、バレエの発表会を見せていただく予定。
初めの予定では、ちゃんと4日の土曜日になっていたのに、
どこかの時点で何故か勘違いがあって、5日の日曜日の7時からに予定を変更していた。
送っていただいたパンフでびっくり! 日にちも時間も違っている。
17時を7時と勘違いしたのは、ありそうな話だけれど、日にちは何故かわからない。
幸い4日も他の予定を入れていなかったので、ホッとしたけれど、
思い込みはアブナイ、アブナイ。

2009.7.2 [木] 大渕座ランチ、展覧会など

近所:理容店(顔剃り・襟足剃り)・美容室(カット) → 銀座:フランス料理@大渕座 →
京橋:展覧会「マティスの時代」@ブリヂストン美術館 →
上野:展覧会「日本の美術館名品展」@東京都美術館 → 広小路:明石焼き → 帰宅

先月から風邪やら何やらで引き篭もり状態が激しく、すっかり出不精。
放置しっぱなしの片付けなどを少しはしなくては..と、出かける予定をぐっと減らしたのに、
家では休養状態続きで結局な〜んにもせず.. いつものことだけれど..(汗)

夕べ、とんでもなく早い時間にダウンしたので、今朝は日の出のずうっと前から動き出し、
一度に詰め込むからダウンするのかもと思いながらも、あちらこちらで、あれこれ..

午前中は、来週末の甥の結婚式のために、襟足を剃ってもらって髪もカットして、スッキリ。
顔剃りで、前に剃ってもらった時には1度もなかった、かみそりがあたる感覚が何度もして、
嫌な感じがしていたら、案の定、後で顔が痒くなって、参った。
流石に人前で顔を掻くのは憚られて、でも我慢できずに、何度も顔を撫でる羽目になった。
かみそり負けかと恐れたけれど、赤くならずに済んで、ちょっとホッとした。

*****
いよいよ会期終了間近(5日まで)になってしまった展覧会2箇所に行きたい。
で、京橋に行く前に、銀座でランチ。 大渕座に入れていただいた。
先月はいつもの店のどこにも食べに行けず、こんなこと10数年ぶり。
だから、おいしいものに飢えている状態なのに、平日ランチ限定というコースが気になって、
安いことはいいことだと、一番安いコースにした。(笑)
スープ(ヴィシソワーズ)とメイン(舌平目を選択)に、デザートと飲み物。
たっぷりした冷たいヴィシソワーズが喉越しも滑らかで、美味しい!
ここのスープはどれも美味しいのがうれしい。 シェフの腕を実感する。
メインの舌平目は、ムール貝とアサリを載せてあって、ソースを絡めて食べると思わず二コリ!
いつも通り、ソースもパンで最後まできれいにいただいた。
デザートはお腹に余裕がある時に特にお薦めの、チョコレートケーキを選択。
ワインも1杯いただいたので、一番安いコースだから高くは無いけれど、そこそこして、
やっぱり勤め人のランチ向きとは言えないかな〜
味を考えれば申し分ないけれど..

*****
ブリヂストン美術館は、原則としてテーマによる所蔵品の展示なので、
相変わらず今までに何度も観たお馴染みの作品が殆ど。
刺激が少ないものの、いつもより人が多めとは言え空いているので、じっくり鑑賞。

都美の「日本の美術館名品展」は、全国の公立美術館の収蔵品から、
名品を展示しているというので、どんな作品が出るのか興味津津で出かけた。
公立美術館のネットワーク組織の創立25周年を記念しての開催だそうで、
公立美術館のコレクションの頂点をなす、選りすぐりの名品を一堂に公開と言うだけあって、
実物や印刷物などで見たことのある作品も結構あって、見応えがあった。
ただ、国立美術館の見知った作品が1点も無いのが、少し寂しいような気がした。

先週末に大倉集古館に行った時に購入した「ぐるっとパス」を利用して、
ブリヂストンでは入場券を、都美では割引券を使用したら、3館でもう元が取れた。(爆)
あとは無料の入場券と割引券がたくさんあるのと同じなので、
有効期間2ヵ月の間にあと何館行かれるか、楽しみ〜

*****
お腹はまだ空いていないけれど、急にたこ焼き(明石焼き)が食べたくなって、
広小路の松坂屋の地下の屋台風?の店に行った。 久しぶりだと、ジャンクも美味しい。 
美術館2箇所で歩き回ったほかに、銀座〜京橋、上野〜都美、都美〜広小路と歩いたら、
早く起き出したこともあって流石に疲れて、帰宅後は直ぐ就寝。

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