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2009.9.30 [水] 9月末日

今日で、今年も4分の3が終わり、あと4分の1しかないと思うと、
月日の経つのが年々早くなってくる気がして.. 年取ったということなのでしょうねぇ〜

ところで、夏至と大暑と、冬至と大寒との、時期がずれていることで、
夏の暑さも冬の寒さも、いくらかは凌ぎやすくなっている気がしています。
もしも一緒だったら、どんなに厳しく感じるかと.. >つくしんぼさん

それにしても、昨日は母の片づけをしながら、
放りっぱなしの自分の片づけも、年内にはどうにかしたいと強く思ったけれど..
どこまでできるかな〜  まあ、できるだけやりましょう。

今日の東京は、雨のどんよりした寒い日でした。
私は昨日のお土産の疲労感と筋肉痛で、出かけるつもりの2箇所ともパス、
完全休養日! になってしまいました。
姉は当然私より年上で足も痛めているのに、あれくらいでは筋肉痛などにはならないそうで、
日頃の家事の労働量を思い知らされた感じです。
まあ、気分的に、以前から姉には頭が上がらないのですけれどね〜(笑)

2009.9.29 [火] 片付け

兄夫婦に頼まれた母の荷物の整理に出かけた。
姉は遠いのに病院に行ってから来るので、本当にご苦労様。
着るかもう着ないか、要るか要らないか、母に聞きながら衣類の整理。
いらない物の多いことに半ば呆れながら、大きなごみ袋が何袋にも..
買ったものの着ていない物、1〜2回しか着ていないらしい物も..
もらってくれる人がいるなら別だが、捨てるとなると覚悟が必要になると実感した。
つい先送りしている我が家の片付けも早くしなければと、再度自戒するばかり。(汗)

でもまだまだ整理の必要なところばかり。
大分すっきりした押入れに少しホッとしたが、次回は箪笥の整理をして、
3棹の箪笥の衣服と今回残したこれからも着る衣服を使い易いように容れ直さないと..

来週もまた出向くことにして帰宅したが、家に着く頃には筋肉痛発生。(涙)
普段から動いている人なら何ということもないのかもしれないが、
運動不足どころか動不足の私には結構な運動量だったみたい。(汗) 
腰をはじめ、寝不足の身体のあちらこちらがギシギシして、動くのが辛い。
今日は早めに休みましょうっと..

2009.9.28 [月] 朗読サークル

朗読サークルの活動日で、久しぶりに先生のご指導が受けられるので、午後から出かけた。
来年の発表会でする予定の話の続きを練習。
順番に少しずつ読んで、指摘に従って再度読み直したりした。
朗読は音読とは違い、聞き手が話の状況を把握でき人物を聞き分けられなければならないと、
聞き手に伝わりやすいように、語りの箇所でも登場人物の台詞にできる箇所は台詞にしたり、
それに伴って状況描写・心理描写も省いたりする変更指示が出る。

*****
練習後は門仲まで歩いて、今日は縁日なので営業しているだろうとお不動様の前の近為に寄った。
今日も粕漬け・味噌漬けの3点盛りが、鰆・鮭・豚肉だったので、またもこれで遅い食事。
漬物もお替りして、お腹一杯。(笑) 家ご飯用の漬物を見繕って購入。
近くのサロン・ド・ペリニィヨンでは、明日の手土産にクッキーや焼き菓子を買う。
自分用にもマドレーヌを買ったが、すっかり太め安定状態なので生洋菓子は自制。(涙)

子供と連絡が取れて、米を買っておいてくれたことが分かり、安心して帰宅。
月に2回の縁日に八幡様の境内で開かれる門前市にエコファーマーが出店していて、
有機肥料、無・低農薬の米や野菜が買えるので、米はできるだけここで買うことにしている。
前回は買いに行ったら稲刈りだったのかお休みで、今回はサークル後では間に合うかどうかと
心配していたら、息子がこの日に休みを取ると知って、これ幸いと、
米・五穀米・紫黒米の米類だけでいいから買っておいて欲しいと頼んでおいた。
うれしいことに、息子が届けてくれた米は新米♪になっていた。
早速、新米を炊いて簡単におかずを用意して、息子とニコニコ食事。

2009.9.27 [日] 東大寺 修二会の声明 2日目

昨日に続き、今日の午後も「東大寺 修二会の声明」を聞きに国立劇場に行った。
今日は、走り、後夜の悔過作法、後夜の大導師作法、後夜の咒師作法、晨朝の悔過作法。

昨日の初夜・半夜と今日の走り・後夜・晨朝を合わせると、
一日の行法の、声明を中心とする部分を垣間見たことになり、この週末は声明に浸った感じ。

リズムなどに変化はあっても昨日と同じような部分も多いし、冊子を呼んだお陰もあってか、
昨日よりは少し馴染み易いような気がしたのは、ただの錯覚かしら?
繰り返しながらリズムが速くなって行くと、
イスラム教を思わせるような感じもして、宗教の行の類似性を感じたりもした。

*****
また友人とコーヒーを飲みながら暫く話をしてから、私は日本橋の三越へ展覧会を見に行った。
「森口華弘・邦彦展」と「日本伝統工芸展」。 どちらも素敵!
でも、遅かったので時間があまりなく、気分的にも慌しくて、特に「日本伝統工芸展」は、
大賞(日本工芸会総裁賞)の前田正博氏の大鉢と、着物関係をざっと見ただけ。
伊賀組紐の松山さんが父娘でまたダブル受賞していた。 喜んでいるでしょうね〜
見たかったものはどうにか見られたけれど.. できればもう一度、ゆっくり見たい。

明日のサークルに持って行こうと、明後日の手土産用と一緒に、栄太楼の飴を購入。
割高で包装過多かもしれないけれど、1個ずつの包装は配るのに便利。

*****
着物: 江戸小紋。 黒地。 小桜?柄(小さな、桜らしい花びら柄)。
帯:  八寸名古屋帯。 つづれ織。「見ザル言わザル聞かザル」。 灰みの裏葉色。 
帯締め: 五嶋紐。 薄い青磁色。 片方に臙脂入り。
帯揚げ: 薄橙色と薄青緑色の染分け。 変わり麻の葉模様。
塵除け: 絽の鮫小紋。 灰藤色。

2009.9.26 [土] 東大寺 修二会の声明

2日連続で「東大寺 修二会の声明」が国立劇場であり、今日が初日で、夜の公演。
副題が「二月堂お水取り−行と祈り−」となっていて、声明を中心とする行法の一端が見られる。
今日は、初夜・半夜。

東大寺二月堂の修二会は、1250年以上もの間一度の中断も無く続けられてきた
本尊の十一面観音に罪を悔過(懺悔)し、天下泰平・五穀豊穣・万民快楽などを願って祈りを捧げ、
人々に代わって懺悔の行を勤める法会だそう。

お堂内の様子を垣間見られ声明が聞ける滅多に無い機会に、チケットは早々に売り切れたが、
私も絶好の機会だと飛びついて(笑)、頑張って2日ともどうにか取れた。

家が仏教徒で無いこともありお経には疎く、声明も聞き取れなかったりはするものの、
一昨年に垣間見て(垣間聞いて)から、その独特の節回し(?)と雰囲気に好奇心を刺激され、
声明公演があると、出かけて拝聴している。
今日も場内に僧侶がいたし、宗徒(門徒?)も多いらしく、普段の観劇客とは少し違い、
場を共有するような独特の雰囲気があるのが、声明公演に共通している感じがする。

今日の声明は、配られた冊子によると、
初夜の悔過作法、初夜の大導師作法、初夜の咒師作法に、半夜の悔過作法。
それぞれの内容が書かれているが、言葉・意味を知らないだけでなく、
かなが振ってなければ読み方さえ分からない。
が、声明を聞くと、分からなくても、いつも少し厳粛な気持になる。

*****
1回きりの公演によくあるように、予定時間を30分くらい超過して、遅くなったが、
昨日の狂言の会の後にも食事を一緒した友人と、今日も近くのインド料理店で一緒に食事。
趣味・興味が似通っているのでよく会うが、彼女も明日も来るそうで、3日連続になる。(笑)

*****
着物: 塩沢絣。 藍色地。 黒・鼠縞に黒の飛び柄。
帯:  袋帯。 博多織「風道楽」。 よろけ縞風。 紫と白、茶に近い橙色も。 (お初)
帯締め: 五嶋紐。 灰色がかった生成り、裏・端は黒。
帯揚げ: 灰紫の濃淡、蜻蛉柄織り込み。 堤木象氏の草木染(梅染め)。
塵除け: 竪絽。 墨色。 無地。

昨日は暑さ対策に博多八寸帯を締めたが、身じろぎするたびに帯が鳴るので、
狂言だからまだよかったと思いながら、周りの方に聞こえないかと気になったけれど、
同じ博多帯でも袋帯は芯が入っているお陰か今日は鳴ることも無く、落ち着いていられた。

2009.9.25 [金] 狂言の会

年に何度かある国立能楽堂の「狂言の会」が夜にあって、
今回は千作さん、万作さんの人間国宝お2人に、東次郎さんもご出演で、
楽しくレベルの高い狂言を一度に見られる企画なので、わくわくしながら出かけた。
大蔵流「萩大名」、和泉流「縄綯」、素囃子「男舞」、大蔵流「業平餅」。

「萩大名」が、茂山千作、千五郎、忠三郎。
先週お元気にシテを演じられていた千之丞さんが病気休演で、千五郎さんが代演。
どうなさったのかしら? 新型インフルエンザ? と友人と2人で同じことを考えてしまった。
千作さんの大名と千五郎さんの太郎冠者との息の合ったおかしさ!
千作さんの飄逸さというか何とも言えない雰囲気に和みながら、そのお元気さがうれしい!!

「縄綯」は、野村万之介、萬斎、万作。
流派・演者によって雰囲気が大分違うのが、また楽しい。
万之介さんの太郎冠者には、おかしい中にほろっとさせられる。
主人思いの苦言ぶり、拗ね方、他家の主人やその家族の悪口、子供をいじめた話をとくとくと..
悪口を言っても、主家に戻れたと思う喜びが伝わってくるので、嫌味にならない。
それにしても万作さんの若々しいこと! 弟の万之介さんより大分年上とは驚き!といつも思う。

「業平餅」は、山本東次郎、若松隆、山本則俊、遠藤博義。それに山本家の面々など多数。
大勢登場するのに直ぐに退場してしまう人が多いのが、ちょっと面白い趣向。
餅屋の娘はなかなか登場しないし、若松隆さんの長柄持は終盤まで橋掛りで居眠りしているので、
舞台上は長い間、東次郎さんの業平と則俊さんの餅屋と2人。
それにしてもずうっと居眠りしている役も、大変だろうと思う。
東次郎さんが業平らしく普段よりすました感じで、しかも餅を盗み食いするのがおかしい。
餅が段々小さくなっていくのが楽しくて、作るのも食べるのも巧みと妙なところで感心してしまう。
この狂言は初めて観るので、一層興味深く楽しんだ。

資料展示室の「狂言面」、「狂言装束」も、数多く展示されていて見応えがあり、
特にあまり見る機会のない「狂言面」をまとまって見ることができたのが、うれしかった。

*****
終演後は、友人と恒例になっている「五万石」で、とやま料理。
先週行ったワインバーに誘われたけれど、あまり飲みたくなかったので料理主体にこちらの店に。
能楽堂から最寄駅までの途中にあるので、殆ど毎月行っているが、
少しずづつ料理が変わるので、季節感を楽しめるのもうれしい。
体調がイマイチながら、やはり話し込んでしまう。

*****
着物: 泥大島紬。茶黒。段取り。
帯:  八寸名古屋帯。 紋博多「恵比寿細工」。 白地。 縞。
帯締め: 五嶋紐。 茶と白の縞、焦げ茶色入り。
帯揚げ: 薄橙色と薄青緑色の染分け。 変わり麻の葉模様。
履物:  白色の天、黒色の巻、灰色の鼻緒、赤い前坪の草履。(伊と忠)。
塵除け: 絽の鮫小紋。 灰藤色。

草履は、色の組み合わせが粋だと、誘惑に負けてしまったもの(笑)で、初おろし。

2009.9.24 [木] トリノ・エジプト展

午後遅く上野まで出かけ、都美術館の「トリノ・エジプト展」を観て来た。
招待券をいただいたのにノンビリしていて会期末近くになってしまったので、
混雑具合をチェックして、いくらか我慢できそうな日・時間を選んだのに、
混雑というほどではないけれど、やっぱり混んでいて、早く行かないから..と反省。
でも、彫像、木棺、石棺、ステラなど、存在感十分で、行ってよかった♪

*****
広小路近くの「みはし」で軽い食事と甘味で一息ついてから、銀座に出て、
仕立てあがったと連絡を受けながら半月以上経ってしまった墨流しの着物を受け取った。
もういらないと言いながら、目玉商品を勧められてつい買ってしまったものだけれど、
値段を考えたら、本当にお買い得。 でも、必要なかったでしょう!と言う自分がいて..(汗)

松屋では「ユキパリス展」。
ここはカード提示で入れるので、買物より展覧会目当てにカードを所持している感じ。(笑)
細かい刺繍にただただ溜息! 感服!

2009.9.22 [火] 連休中なので

連休後半の22日の夕方、たまには手料理をご馳走しようかと急に思い立って、
息子に声をかけて急いで料理をして、一緒に食事した。
息子は自分の都合次第で、特に予定がない休みなどは気が向いた時に毎日でもやって来るので、
来れば、果物を剥いたり、コーヒーを淹れたり、時には食事も作ったりするけれど、
食べに来ないかと私から呼んだのは久しぶり。(笑)
冷蔵庫に入れたまま開けてなかった飛良泉の純米吟醸を飲みながら一緒に食べると、
家庭料理というか惣菜だけでも、結構美味しい。
でも、日頃あまり料理をしないので、最近は手順が悪くなってしまって、やらなきゃダメと再認識。

またジンジャーエールを作った。
足りなければ蜂蜜でも足せばいいかと、今回は砂糖を更に減らして、
教えていただいたレシピの6割にしてみたら、それで私には十分。
これからは、この割合で作ることにした。

2009.9.21 [月] 落語(国立名人会)、天真庵@押上

1週間も日記を書けなかったので、自分の覚えにせっせと書いたけれど、5日分は大変。(笑)

国立演芸場の国立名人会という落語公演を聞きに昼から出かけた。
入船亭扇辰「目黒のさんま」、橘家仲蔵「お見立て」で、仲トリの古今亭志ん輔が「青菜」、
仲入り後は、桂ひな太郎「三方一両損」、トリの入船亭扇橋は「心眼」。 
この名人会では色物は1人・組だけで、噺家の顔ぶれも比較的揃っていて、
落語をたっぷり聞けるのがうれしい。
が、そう思う人が多いらしく、チケットが取り難いのは、仕方ないけど、辛い。

*****
終演後は押上の天真庵に回って、亡くなった元気くんにお菓子をお供えしてお線香をあげた。
実は、昨夜になって久しぶりに皆さんの日記を読ませていただいて、ビックリした。
天真庵のマスコット犬の元気くんが亡くなったなんて..
12歳だから寿命ではあろうけれど、先月まではいつも通り元気だったのにと、
庵主のブログにアクセスしてみたら、当日の朝まで元気だったとか..

いつもの文膳をいただきながら、アルバムを見せていただいていると、じ〜んとしてくる。
見あげるあの大きな目と、最近の数ヵ月は知っている顔が帰るときには、
まるで、さようなら・また来てね〜とでもいうように出口まで来て吠えていたのに、
もう会えないと思うと..
庵主ご夫婦にとってはペットというより子供のようだったから、お2人の気持ちを思うと一層辛い。
動物を飼っていらっしゃる方の日記を拝見しても、飼い主にとっては家族ですものね〜

お蕎麦をもう1枚お替りもしたし、カロリー消化と運動に、錦糸町まで歩く。
でも、それ以上は歩く気になれず、その先はやっぱりバスに乗ってしまう。

*****
着物: 琉球絣(木綿)。濃藍色地。鳥や井桁などの文様。 野原トミ子さんの手織で伝統的工芸品。
帯:  八寸名古屋帯。 紋博多「恵比寿細工」。 白地。 縞。
帯締め: 五嶋紐。 単衣・夏用。 焦げ茶色、片方に茶と白の縞入り。
帯揚げ: 絽。 青色。 流水などの柄入り。
履物:  しころ織草履。 しころ織の紬の天。 青色の鼻緒と台。

*****
帰宅後に母に電話してしばらく話した。
敬老の日という日をわざわざ設けるのが好きでなかったけれど、
異動祭日になったのが、もっと嫌! 決まった日の方がいい、ずっといい!!

2009.9.20 [日] 2009/2010シーズン開幕

いよいよ新国立劇場の2009/2010シーズン開幕! で、今日が初日。
シーズンオープニング公演の新制作のオペラ「オテロ」を聴きに行った。
オペラそのもののせいか、歌手のせいか、演出のせいなのか、
今日の舞台はルチオ・ガッロの歌うイアーゴの存在感が大きくて、
オテロの騙され方に、葛藤が見えないというか、単純さが目立って愚かに見えてしまう。
デズデーモナも淑女とは思えない動きがあって、???

特に演出と、それに従っての美術には疑問あり。
キプロスでなくヴェネツィアを舞台にして水を張った演出がネックになってしまった感じ。
せっかく張った水も演出で有効に使われたとは思えなかったし..
幕が上がったときは、橋と水のあるヴェネツィア風の装置もよさそうに思えたけれど、
水を張るためか、装置が一杯飾りという転換の無い舞台セットになっていて、
中央のオテロの屋敷だけを回転させて場面展開しているのが、何とも..
本当に狭い、たった1室で司令官の屋敷を象徴させるのは無理に思えてしまった。
それに、室内のはずの場面が街なかというかどう見ても通りで進行するのは違和感が強かった。

でも、私は声を楽しんだけれど、音楽に詳しい友人は声に陰影がないのが不満だと言う。
確かに、声が通ればいいとばかりは言えないし、友人の意見も分かるけれど、
満足度を考えると、音楽の分からないのも悪いことばかりではないかもしれない。(笑)

*****
着物: 南風原の花織。 無地。 青。 伝統的工芸品。
帯:  名古屋帯。 夏紬。 灰白色地。 色紙に柳・薄と蜻蛉・百合・萩の墨描き。
帯締め: 五嶋紐。 単衣・夏用。 生成り、片方に浅葱色入り。
帯揚げ: 紋紗。 紺色と薄生成りの染分け。 
履物:  白台。 鉄紺色の鼻緒。 
塵除け: 絽の鮫小紋。 灰藤色。

シーズン初日なので少しは格を考えたものの、暑さの残る秋単衣の時期は難しい。
後のお手入れを考えると、今年着ていない着物を今頃になって着たくないし..
9月後半になると絽綴れはもう締めたくないので、特に帯が難しくて、
結局、着物を決めて、名古屋帯でもいいかと色映りのよい秋らしい柄の帯にした。

友人は塩沢の200色の小紋調の着物に、花織の八寸帯。 気軽で、ちょっとお洒落な感じ。
特に薄い色合いの花織の八寸帯が素敵で、ああいうのが1本あれば重宝だと見る度に思う。

*****
他所に回るという友人と別れて、日本橋の高島屋の特別食堂で野田岩のかさね重を食べた。
高校生まで食べ(られ)なかった鰻だけれど、嗜好が変わって今は好物のひとつ。

その後、呉服売場で担当者と秋単衣の時期の帯の話をしていたら、急に思い出したらしく、
いい帯があると、黒地に六瓢(無病)の名古屋帯を見せられた(勧められた・笑)。
黒地の帯はもういらないと思っていたのに、瓢箪がお洒落で、色が好みの色ばかり。
で、またも.. どうしてしまったのだろう.. このところ止まらない私。
春先に今年1年分の着物代を使ってしまって、もう買わないようにと、
どうにか少しは自制していたのに、ここ何週間かで、帯を何本も..(大汗)

2009.9.19 [土] てんぷら@みかわ是山居

ランチに出かけて他所に回るつもりが、前日の疲れか(ワインのせい?)動けず。
夜になって、まともな食事をしたいと、みかわ是山居に行って、てんぷら。
ここでは夜はいつも少しだけ飲むのに、今日は止めてお茶にした。
でも、てんぷらを食べる気になるところが凄いと自分で呆れたりして..(笑)
季節ものはいつもの松茸の1本揚げ。
他に最近は揚げ物もいろいろ新しい試みをしているのが、楽しく、ニコニコいただいた。

このところ太め安定(涙)で一向に元に戻らないし、今日は1000歩も歩いていない感じなので、
往復とも30分余を歩いた。 カロリーを少し消費できたはず。よね〜?

2009.9.18 [金] 能狂言(定例公演、国立能楽堂)、ワインバー

夕方からの定例公演を観に、国立能楽堂に出かけた。
番組は、狂言・大蔵流「鴈礫」と能・観世流「龍田−移神楽」。
「鴈礫」は茂山千之丞・あきら父子に善竹十郎。
狂言の大名はいつもながら馬鹿馬鹿しい存在で少しかわいそうにもなるが、おかしく楽しい。
「龍田−移神楽」の後シテの袴が、楓・紅葉の柄で、とっても素敵♪
でも、シテが少し前かがみ気味で首が前に出た感じなのが気になってしまった。
友人も、袴と立ち姿について同じ感想を言っていて、思うことは同じ。

*****
終演後は友人に誘われて、彼女の行きつけの、ソムリエがやっている店に回った。
私は本当に久しぶり。もしかしたら今年は初めてかも..
お任せ料理にワインを飲みながら話していたら、気がついたら真夜中。
終電が無くならないうちにと大急ぎでお先に失礼したけれど、
乗り換え路線は最終が出てしまっていた。(涙) そこからはタクシーで帰宅。
夜の公演の後にあの店に行くと、いつも終電との時間争いの繰り返し。(爆)

*****
着物: 江戸小紋。 絽ちりめん。 赤みかかった紫色。 流水紋入り。 (昨日と同じ)
帯:  名古屋帯。 夏紬。 藍色地。 蔓草?柄。
帯締め: 五嶋紐。 単衣・夏用。 生成り、片方に浅葱色入り。
帯揚げ: 灰紫の濃淡、蜻蛉柄織り込み。 堤木象氏の草木染(梅染め)。 (昨日と同じ)
履物: 黒エナメル台。 紫のエナメル鼻緒。 台にも紫のエナメル入り。
塵除け: 透かし織り雨コート(スリーシーズンコート)。 薄紫・薄い黄水仙色。 

2009.9.17 [木] 文楽(第一部)、「前田正博の色絵」陶芸展

文楽の第一部「鬼一法眼三略巻」を国立劇場の小劇場に観に行った。
「播州書写山の段」、「清盛館兵法の段」、「菊畑の段」、「五條橋の段」。
今回は、歌舞伎でよく上演される「一條大蔵譚」は無いけれど、ほぼ通し上演。
「菊畑」の切が咲大夫・燕三で、他は中堅・若手中心だが、それなりにいい舞台だった。
どうせなら2部制で時間がある時に「一條大蔵譚」も合わせて上演して欲しかったけれど、
「播州書写山の段」と「清盛館兵法の段」があったので、
「鬼一法眼三略巻」全体がよく分かって、うれしかった。
一度通しで観ると、その後は一幕だけでも筋・関係が分かっているので、楽しめる。

*****
終演後は「可否道」でコーヒーを飲みながら一休み。
そして菊池寛実記念 智美術館に、「赤黒金銀緑青 前田正博の色絵」を見に行った。
永田町駅の南北線のホームまでも、溜池山王駅で降りてから地上に出るまでも、長〜い。
そのため、美術館までの徒歩8分という距離を長く感じなかったのが、おかしい。
鉢・皿・壷・花器に、水指・茶碗など、一堂に見ると見応えがある。
最近とは色合いの違う初期の大皿も素敵! 

*****
着物: 江戸小紋。 絽ちりめん。 赤みかかった紫色。 流水紋入り。 (単衣)
帯:  名古屋帯。 夏紬。 茄子紺色地、灰みの紺の暈しの丸。
帯締め: 五嶋紐。 単衣・夏用。 青鼠色と黒のような濃い焦げ茶の縞。
帯揚げ: 灰紫の濃淡、蜻蛉柄織り込み。 堤木象氏の草木染(梅染め)。
履物: アタ編草履。 梅茶色台。 白黒格子鼻緒。 台周りは白革。
塵除け: 竪絽。 墨色。 無地。 

2009.9.15 [火] 門前市

お米がなくなってきたので、富岡八幡宮の門前市に出かけた。
運動不足解消に30分近く歩いて行ったのに、お目当ての自然食・野菜の店はお休み。
がっかりしながらも、もう稲刈りが始まっているのだろうと、季節感を感じた。

いつもなら有機栽培・減農薬の米や野菜を売っているテント付近で、象牙の店を見つけた。
出かけても、荷が重いしバタバタして周りを見ないので、気付いていなかった。
象牙の小物がいろいろあって、中でも瓢箪の箸置きがいい感じ! 
5つセットの1つをばら売りしてしまったそうで4つしかない。迷いながら2つ購入。
後で、4つとも買えばよかったかとも思ったものの、品物を考えれば決して高くないけれど、
安くはないし、お客もしないし、2つで正解と、自分の判断を自分で肯定。(笑)

お不動様の通りの「近為」で遅めのランチ。
粕漬け・味噌漬けの3点盛りが、鰆・鮭・豚肉だったので、今日も迷わずこれを選んだ。
サービスに出してくださる漬物をパクパク食べながら、美味しくいただく。
漬物は無くなると追加してくださるので、な〜んと2回もおかわりして、3杯食べてしまう。
店内から、檀家のつきそったお坊様の不動堂への祈祷前のお練り(というのかしら?)を拝見。

漬物を土産に、途中で買物などをしながら、帰りもまた歩いて帰宅。 運動になったわぁ。(笑)

2009.9.14 [月] 児童館で人形劇

朝から児童館で幼児相手に人形劇を見せるのに、申し訳ないことに、集合時間に大遅刻。(汗)
人形劇にはどうにか間に合ったものの、本当に赤面もの。
このところ眠れず寝不足だったのに、夕べはまたまた眠れず寝たのは朝、陽が上がってからで、
2個の目覚し時計も、ラジオも聞こえず、大失敗。
電話で飛び起きて、慌ててタクシーで向かった。(大汗) 
ご心配をかけてしまったのに、間に合ったからいいわよと優しく言って下さるので、なお恥ずかしい。
歌舞伎じゃないけれど、面目次第もございません!

人形劇は好評で、その後は交流会とやらで、幼児とつきそいの母親と一緒に体操やゲーム。
孫のいる方は慣れたものだが、私には新しい体験。
幼児の可愛らしい柔らかい手が印象的。 何十年ぶりかしら?
火のお化けをやったので、人形も赤いし、ズボンもTシャツも赤を着て行った。
子供にも分かったようで、外を歩くのは気恥ずかしいものの着て行ってよかった。

久しぶりに「こうかいぼう」に寄って、ラーメンと餃子を食べて、30分余りを歩いて帰宅。
起きていられず、早々に長い昼寝。

2009.9.13 [日] 墓参り

父の命日に墓参りに行く母に私も退職後は同行していて、今年は1日前倒しして今日出かけた。
去年たまたま日曜日だったので姉の連れ合いが車で母を送迎してくれて、本当に助かったのと、
今年は明日の命日に姉も私も用事があって時間の調整が大変だったので、
前日なら日曜日だし、今年もまた義兄のお世話になることにして、急遽変更。
母は歩くのもすっかり遅くなって心配なのだけれど、タクシーは贅沢と思うのか、
特に1人だと未だに公共交通機関を使おうとするから、義兄が車で送迎してくれるのは大助かり。

義兄は常勤監査役としてまだ仕事をしていて、以前と殆ど変わらぬ仕事人間ぶり。
今年こそはお役ごめんになるはずで、夫婦でヨーロッパ旅行に行く予定だったのに、
もう1期することになって、またおじゃん。 10年も延び延びになってしまっている。
で、国内旅行にはあちこち行ったようだが、姉には少し低姿勢気味。(笑)
着物でも何でも買っていいよ!と言っているから、何を買うやら人ごとながら少し楽しみ。(爆)

予定の時間より30分くらい早く着いたそうで、私が行った時はまだ約束の時間には間があるのに、
姉と義兄でお墓の掃除がだいぶ進んでいて、随分こざっぱりしていた。 ありがとう。
私も掃除に加わって、義妹が来た頃には、ほぼ終了。 大分キレイになって、うれしい。
墓前に立つと、やはり父に母のことなどを頼んでしまう。

*****
車で叔母のお墓にも回る。 私は久しぶりにお参りできたのがうれしい。
その後は、日本料理店で直会というか皆で食事。
個室で話しながら、ゆっくり会席料理をいただいていると、時間が随分経っていて驚くほど。
私は日頃話さないせいか、話し出すと止まらない(爆)感じで、姉に笑われてしまう。
食前酒のラフランス酒、秋の吹き寄せ盛りの前菜、松茸土瓶蒸し、戻り鰹と鯛のお造り、
かます煮おろしの蒸し物、金目鯛と松茸の朴葉焼き、海老団子と茄子・エリンギの煮物、
帆立貝などの揚げ物に、松茸ご飯と赤だしに香の物、林檎入り小豆寄せのデザートまで、
少し多いかと思うものの、おいしくいただいた。
母もご飯は食べきれなかったが、料理は全部完食。お見事! これが元気の元といつも思う。
母は年相応に弱ってきて耳も遠くなっては来たが、この店も母が探して予約しておいてくれたし、
まだどうにか元気でいてくれるのがうれしい♪
でも墓参の後はいつも母にご馳走になってしまうのが申し訳ないような..

*****
帰りに日本橋の三越に寄って呉服を覗いたら、この頃会い損なっていた販売の方がいらして、
一緒に見ているうちに、若手作家の染谷洋氏の染帯に好きなのを見つけてしまう。
お太鼓が寒牡丹で、前帯は梅に小鳥。 で、またも購入してしまった。(汗)
本当にどうするのよ〜と自分でも思うし、老い先が心配だけれど.. まあ、これも出会い。
その販売の方が近々お辞めになると伺って、その前にお会いできてよかったけれど、
お会いしてお話するのが楽しみだった方なので、とても残念。 人との出会いにも心がいった。

2009.9.12 [土] ボランティア祭り

区内のボランティア関連団体が一堂に会して、日頃の活動の一端を紹介する祭り。
文化センターで行われるこの祭りに、私の入っている朗読サークルも参加。
でも、私の入っているサークルはどうみても会員の趣味の会。(笑)
ただ、年に何回か児童館などでお話の会や人形劇などをするので、
それがボランティア活動になるらしい。

私たちの出番は終り近かったので、1度だけざっと最後の練習をした後は、
他のサークルの活動を楽しく見たり、体験させてもらったりしながら待った。
発表会場が去年と違い、ステージもある広いロビーだったが、
自分達は本番に強い(笑)と皆が言うのがもっともと思われる出来で、順調に終了。 ホッ..
私は昨年に続いての出演のおかげか、去年よりは落ち着いていられた。
習うより慣れというのは確かに一理ありとここでも実感。

2009.9.11 [金] 歌舞伎(昼の部、歌舞伎座)

一昨日の二の舞にならないよう朝から気合を入れて、歌舞伎座に昼の部を観に行った。
「竜馬がゆく」、「時今也桔梗旗揚」、「お祭り」、「天衣紛上野初花−河内山」。

「竜馬がゆく」は、三部作の完結編で「坂本竜馬最後の日」。
染五郎の竜馬、松緑の中岡慎太郎など。 志のぶの汚れ役が珍しい。
「時今也桔梗旗揚」は、「饗応の場」、「本能寺馬盥の場」に、「愛宕山連歌の場」。
吉右衛門の武智光秀、富十郎の小田春永、魁春の皐月、芝雀の桔梗、錦之助の森欄丸に、
歌六、歌昇、そして幸四郎が四天王但馬守など。
「秀山を偲ぶ所縁の狂言」と銘打っているだけあって、随分豪華な配役。
初めて「馬盥」を観た時は、傲慢な信長の酷い仕打ちに、光秀に対して同情心が起きるほどで、
本能寺の変は、天下を狙った光秀の謀反でなく、我慢の緒が切れての反乱に思えたものだった。
「饗応の場」を観ると、不興にはそれなりの理由があって、2人の関係をまた考え直したり..(笑)
歴史は為政者つまり勝った者の側から見た・都合によるものでもあるし、
芝居も歴史・事実とは違うことは分かっていても、芝居から感じることもまたあるもの。
「お祭り」は、鳶が、歌昇を兄貴分に、あと錦之助、染五郎、松緑、松江で、粋ないい男揃い。
芸者が、芝雀と孝太郎に、「名残惜木挽の賑」と冠?がついているだけあってか芝翫が出て、
染五郎・松緑の獅子舞はあるが、踊りらしい踊りも無く、挨拶版?(笑) 
昼の部最後の「天衣紛上野初花−河内山」は「店先」がなく「松江邸広間より玄関先まで」だけ。
幸四郎の河内山宗俊に、梅玉の殿様、段四郎のご家老など。

*****
夕方には自宅近くで明日の準備があり招集がかかっているので、終演後は真っ直ぐ帰宅。
着て行った着物をハンガーに掛けて、洋服に着替えて飛んで行った。
一昨日ちゃんと行っていれば、こんな慌しい思いをしないで済んだのだし、
何より、余分な出費もしないで済んだのだと、再び自戒の念。 でも、行ったのだからOK。

*****
着物: しょうざんの生紬。 無地。 灰みの深緑。 (単衣)
帯:  名古屋帯。 灰白色地。 墨描きで四角に柳・百合・萩などの柄。
帯締め: 五嶋紐。 単衣・夏用。 薄萌黄色、片方に茶色入り。
帯揚げ: 紋紗。 薄橙色と薄青緑色の染分け。 変わり麻の葉模様。 
履物: 下駄。 黒塗り台。 小千谷縮の鼻緒。

今日はすっかり秋らしい単衣。 でもまだ暑いので帯は涼しげにした。

2009.9.10 [木] 8月の着物着用録

遅まきながら、自分の覚え用の8月の着物着用備忘録。

8月2日 投扇興例会     浴衣(木綿、有松絞り、紺地) 八寸名古屋帯(羅織、紺暈し)
8月5日 金春祭り(楽器編) 小千谷縮(麻、白地、黒で縞) 八寸名古屋帯(博多、紗献上、白地)
8月6日 金春祭り(謡・仕舞編) 明石ちぢみ(灰白色、夏蔦柄)名古屋帯(絹芭蕉、白系、紅型調)
8月7日 金春祭り(路上能) 小千谷縮(麻、鉄紺色、無地) 八寸名古屋帯(羅織、紺暈し)
8月8日 能楽公演(国立能楽堂) 総絞り小紋(絹芭蕉、藍色)名古屋帯(絹芭蕉、白系、紅型調)
8月12日 歌舞伎(新橋演舞場) 夏大島紬(黒地、華柄) 八寸名古屋帯(博多、紗献上、白地)
8月14日 落語(国立演芸場)小千谷縮(麻、鉄紺色、無地)名古屋帯(灰白色、色紙に花の墨描き)
8月17日 歌舞伎(歌舞伎座) 夏大島紬(黒地、華柄) 八寸名古屋帯(手織櫛織、生成り) 
8月21日 能狂言(国立能楽堂) 明石ちぢみ(灰白色、夏蔦柄) 名古屋帯(麻、藍紅型)
8月22日 落語(国立演芸場) 総絞り小紋(絹芭蕉、藍色) 名古屋帯(絹芭蕉、白系、紅型調)
8月27日 能狂言(国立能楽堂) 付下げ(紋紗、京友禅、灰紫色地) 袋帯(絽綴れ、市松秋草柄)
8月29日 オペラ(シモンボッカネグラ、太田区民ホール) 同上

8月の着物着用は12回。 夏物。 うち1回は浴衣。

木綿(浴衣)を1回、麻(小千谷縮)を3回、正絹を8回で、計12回。
枚数では、木綿(浴衣)1枚、麻(小千谷縮)2枚、正絹が4枚で、計7枚。
先月より着た回数は多いけれど、基本的に先月着た着物ばかりを繰り返し着ていて、
8月になってから新たに着たのは絹芭蕉の総絞り小紋1枚だけ。
後の手入れを考えると、特に正絹は同じ着物になってしまう。(笑)
で、着た枚数は去年より少なく、去年着たのに今年は着なかったものもあり、
何より、好きで作ってからまだ一度も着ていない透かし織の紬訪問着をいつ着るか..
来年以降に課題持ち越し。

帯は、付け下げに締めた袋帯(同じ帯)2回、名古屋帯が10回。
着物同様、同じ帯を締めていて、袋帯1本、名古屋帯は6本で、計7本。
名古屋帯のうち、ざっくりした手織櫛織、羅、紗献上博多と、八寸帯3本を、計5回締めた。
他は、絹芭蕉の染め帯を3回締めていて、麻(藍紅型)と夏紬を1回ずつの、計5回。
少しは涼しくと思うと、八寸帯がうれしく、袋帯は敬遠気味になってしまう。
締めない袋帯をどうするか、一度も締めていないものは処分した方がいいのか迷っている。
処分と言っても、捨てるのではなく古着(新古品?)として売ることを考えているのだけれど..

2009.9.9 [水] 行き損なう

歌舞伎座の昼の部に行く予定だったのに、ダメ.. 行き損なってしまった。(涙)
今年は行き損なう回数がぐっと減って喜んでいたのに、またやっちゃった。 あ〜あ..

今月は午前中の始動が厳しく、あっぷあっぷだったので、心配はしていたものの、
チケットはあるし、当然行くつもりで、着物も決めていたのに..

昼の部の「時今也桔梗旗揚」が、よく上演される「馬盥の場」だけでなく、
「饗応の場」などもあるので、それが見たくて..
夕方になって空席状況をチェックしたら、明後日に3階席の1列目がある。
きっと役者さん?かどこかから戻って来た席。
で、取ってしまった。 懐事情を無視してばかり。
これでまた行き損なったら泣くに泣けない。 頑張ろう。

*****
各年代ごとに、
楽しく、 美しく、 強く、 賢く、 豊かに、 健やかに、 和やかに、 愛らしく
そして優しく輝いて、心美しく生きましょう

うわぁ! 素敵!素敵!!
まずは、健やかに 暮らせるよう心しましょう。
ご紹介ありがとうございます。<若葉さん

2009.9.8 [火] お仕立て 失敗

お仕立てキャンペーンをしていた呉服屋に頼んだ着物2枚が先日仕立てあがって来たが、
本藍染(Japan Blue)の総仙頭絵羽は、染めてもらった通し裏も含め、
素敵に(私好みに・笑)仕立てあがっていて、うれしかったけれど、
もう一枚の千總の無地感覚の小紋の方は、柄置きが気になってしまう。
同じ形の柄の中に入っている少し大きめな柄の位置が中途半端にズレている。
柄の位置を注意して欲しいと頼んでおいたのに.. 

でも、今更どうにも.. 仕方ない..  折角の着物をもったいないことをしてしまった。
仕立代が少し安くなるからとキャンペーンに乗ったりせず、
お仕立て屋さんに直接頼むべきだったと、後悔。(涙)

2009.9.7 [月] 人形劇の練習

今日の朗読サークルは先生のご都合が悪く、指導は先生の助手の方だけで、
今週末のボランティア祭りでする人形劇の練習のみだったのに、何と何と少し遅刻。(汗)
出演しない方もアドバイスをしてくださるためにご出席なのに、出演者が遅刻とは大汗もの。
人形劇だけを出演者で、アドバイスに従い修正しながら、何度も繰り返し練習。
会場が広いのでマイク使用になったが、ワイアレスマイクが足りず、
もう一人の方と私だけは大型マイク。 で、台本がもてないので、大変。 
幕にアンチョコを張って下さったけれど、読むのは立ち位置がおかしくなって、とても無理。
覚えてはいても、他人の台詞が終らないうちに言い出したり、出が分からなくなったり..
私も苦労したが、もうお1人はもっと大変な様子。
練習しなくちゃ.. 頑張りましょうね〜と、互いに元気付け。

帰りはまたも30分余を歩いて帰宅。
先月中旬から行きたかったヘアカットに漸く行くことができて、少しスッキリした。
髪型は相変わらずのボブ。 白い髪ながらチーム・ボブ?の一員。(爆)

2009.9.6 [日] 歌舞伎座(夜の部)

今月の歌舞伎は歌舞伎座だけ。 夜の部を観に行った。
今年の1月からは歌舞伎座さよなら公演で、歴史?の長い5月の團菊祭もなかったし、
一昨々年から3回しかやっていない9月の秀山祭は当然ないはずなのに、
幸四郎・吉右衛門兄弟に染五郎が中心で、昼夜とも演目に先代吉右衛門、
7代目幸四郎所縁のものがあるし、まるで秀山祭。(笑)

「浮世柄比翼稲妻−鞘當、鈴ヶ森」、「勧進帳」、「松竹梅湯島掛額−吉祥院お土砂、櫓のお七」。
「鞘當」が染五郎と松緑に芝雀で、「鈴ヶ森」が梅玉の白井権八に吉右衛門の幡随院長兵衛など。
「鞘當」はいつも通りの綺麗な絵面。 でも、何故か染五郎の声が弱いのが驚き。
松緑の声がよく響いたので、尚更か細く聞こえて気になった。 どうしたのかしら?
「勧進帳」は幸四郎の弁慶、吉右衛門の富樫、染五郎の義経。
「吉祥院お土砂」は、吉右衛門の紅長に福助のお七など。
吉右衛門の紅長は前回同様に??で、この人の喜劇にはどこか違和感がある。
この役は菊五郎で観たかった。
「櫓のお七」は、福助のお七が途中人形振りで演じるのが、何度見ても楽しい。 綺麗だし..

*****
着物: 塩沢絣。 藍色地、黒・鼠縞。 濃紺の四角の飛び柄。 (単衣)
帯:  博多八寸帯。 紗「風紗」。 灰白地。
帯締め: 五嶋紐。 単衣・夏用。 青鼠色と黒のような濃い焦げ茶の縞。
帯揚げ: 紋紗。 薄橙色と薄青緑色の染分け。 変わり麻の葉模様。 
履物: 下駄。 黒塗り台。 小千谷縮の鼻緒。

2009.9.5 [土] 文楽(第二部、第三部)

文楽初日で、いそいそと国立劇場に出かけた。
例年は三部制は2月だけなのに、今年の9月はテンペストのせいで三部制になったらしい。
第一部は後にして、今日は、期待の第二部とシェイクスピアのテンペストを文楽にした第三部だけ。

第二部は「伊賀越道中双六−沼津の段」と「艶容女舞衣−酒屋の段」。
「伊賀越道中双六」が、圧倒されるような素晴らしい舞台♪ まずこれだけで大満足♪
前が綱大夫、後が住大夫と、人間国宝のリレーで語られる義太夫が、心にストンと落ちる。
特に住大夫の語りの凄さ! 皆が息を飲んで聴き入る感じ!!
人形遣いも人間国宝の簑助の他、人気の勘十郎も出て、あと紋寿などで、
義太夫・三味線・人形遣いの三位一体を実感。
文楽でも歌舞伎でも何度か観たことがあるが、今日の舞台は文句なしの素晴らしさ! 堪能♪
人形遣いのもう1人の人間国宝の文雀も次の「艶容女舞衣」(これもよかった!)に出るので、
この部が一番人気があってチケット売り切れの日が多いというのも合点がいく。

第三部はシェイクスピア作テンペストより「天変斯止嵐后晴」。
初演は10数年前で、大阪と東京で夫々2日間だけ、
それも文楽の劇場機構を使わない上演だったらしい。
手直しして今年の7月に大阪の国立文楽劇場の開場25周年記念公演で再演され、
引き続いて今回は国立劇場・小劇場での上演。
山田庄一脚本・演出、鶴澤清治作曲で、演者も中堅・若手が頑張っての上演だった。
場面の変化もありエアリエルの扱いなど結構楽しくはあったけれど、
文楽としては期待していたほどではなく、生煮えというか、
特に人形の動きなどには、まだまだ手直しが必要に思えた。
第二部で素晴らしい文楽を観た後だから、どうしても満足度が低くなってしまう。

*****
着物: 南風原花織。 青。 無地。 (単衣)
帯:  袋帯。 絽綴れ。 白地。 空色・緑・金で柄。
帯締め: 五嶋紐。 単衣・夏用。 生成り、片方に浅葱色入り。
帯揚げ: 絽。 勿忘草色と薄藤色。 市松・流水・杜若文入り。 
履物: アタ編草履。 梅茶色台。 白黒格子鼻緒。 台周りは白革。

この日はまた暑かったが、先日単衣を着たので夏物に戻る気にならず、単衣。

2009.9.3 [木] としま能

母に誘われて、夕方から今年も池袋の東京芸術劇場・中ホールまで「としま能」を観に行った。
番組は、宝生流・舞囃子「養老」、和泉流・狂言「咲嘩」、観世流・能「玉井」。
挨拶の後、横浜能楽堂館長の山崎有一郎氏の解説。
母より年上の96歳! 今年もお元気なことに感嘆の思い。

舞囃子「養老」のシテ、亀井保雄氏の舞はゆったり感が強かった。
丁度1週間前に梅若玄祥氏(以前の梅若六郎氏)のを観たばかりで、
玄祥さんの軽やかなキレのある舞に圧倒された記憶も新しいので、
今日の亀井保雄氏の舞は随分ゆっくりに思え、印象の違いに少し驚いた。
観世流と宝生流の違いなのか、演者による違いなのか、
歌舞伎の「紅葉狩」の山神も、童子だったり老人だったりするから、
こちら(養老の山神)もいろいろあるのかしら? と思いながら鑑賞。

狂言「咲嘩」は、よくある田舎者と詐欺師の話だが、野村萬さんの田舎者がおかしい!
主の指示を意図と違って取るちぐはぐさに、客席も大いに笑って、和気藹々と楽しく見た。

海彦山彦を題材にした、上演回数が少ないという、能「玉井」が楽しい展開。
豊玉姫と玉依姫の相舞も、ワキもいつもより動きがあってその違いも含めて、面白かった。
観世喜正氏の後シテの龍王が、面・装束・被り物が独特の雰囲気で、印象的。
同氏が前シテで演じた豊玉姫が、後場ではツレになって他の方が演じ、
ツレの玉依姫も前場と後場では違う方が演じられ、こういう演じ方もあるのかと拝見した。

*****
着物: 泥大島紬。 黒地。 段取り。 (単衣)
帯:  博多八寸帯。 紗献上。 白地。 青系の縞。
帯締め: 五嶋紐。 単衣・夏用。 緑がかった藍色、淡い緋色等入り。
帯揚げ: 絽。 浅葱色と薄空色の大きな市松。 蜻蛉柄入り。
履物: 白台。 鉄紺色の麻の鼻緒。 (和美磋美)

今月初めての着物着用だけれど、涼しい日だったので夏物は止めて、暦通りに単衣を着た。

2009.9.2 [水] 能狂言、会席料理

定例公演を観に午後から国立能楽堂に行ったが、遅くなってしまって着いたのは狂言半ば。
通路際の席だから周囲の方々の鑑賞へのお邪魔度は低めだろうと、
それに、お能じゃなくて狂言だからと、許していただくことにして中に入った。
番組は、狂言・和泉流「謀生種」と、能・喜多流「砧」。

「謀生種」は、嘘話を楽しむ伯父と、いつも騙されて悔しい思いをしている甥の話。
また騙してやろうという伯父と、今度は逆に騙してやろうとする甥の、他愛無い壮大な嘘話で、
狂言らしい荒唐無稽さ。 途中からでも楽しかった!

「砧」は、曲名はよく知っているのに、観るのは多分初めて。
前場のシテとツレの装束・面の違いが際立って、立場の違い・思いが見える。
後場は、寂しい笛の音のためもあってか、後シテの亡霊には寂しさ・哀しさも感じて..
でも、まだこういうお能のよさを鑑賞できるところまで来ていないと、またも認識してしまう。
いつになったら.. 先は長そう。

*****
帰りに日本橋に寄って、高島屋の特別食堂で早めの夕食を取った。
野田岩の鰻のかさね重を食べたくなって行ったのだけれど、
全体的にメニューが大分変わっていたので、新しいのを食べてみたくて(笑)、
大和屋三玄の軽めの会席料理に変更。 今月限定のお酒で味わった。
きのこ・銀杏のお浸しの先付けと、戻り鰹のたたき、椎茸・海老しんじょの揚げ物、
蕪の蒸し物、栗など添えた秋刀魚の香味焼き、松茸ご飯に赤だし、お新香。
甘味は、薩摩芋の入った和風プディング。
和食もやっぱり好きだわぁ! と言うより、おいしいものなら何でも好きなのよね〜(爆)

寝不足のせいもあってか、たった1合で何となくほろ酔い加減。
三越の展覧会に行くつもりだったけれど、無理して行くことはないと見送ってしまった。

2009.9.1 [火] お見舞いと..

兄の連れ合いの腰が悪化して、8月に入院していた。
腰は随分前から悪かったのが、急激に悪化して動けなくなって救急車で入院したという。
聞いたのが退院間際だったので家に戻ってからの方がいいと、今になってのお見舞いになった。
入院前よりはいいそうだが、効果的な治療法がなく、痛みと痺れが消えるわけではなく、
と言っても手術には相当な危険を伴うため、無理をしないように、痛みと共存するしかないらしい。
気の毒で、でも、お大事にとしか言いようのないのが辛い。

父が亡くなってから、母が1階に兄家族が2階に、実家に一緒に住んでいるけれど、所帯は別で、
母は90歳過ぎた今でも食事の仕度・片付けなどを含め自分のことは自分で大体しているが、
最近は目に見えて疲れ易く動けなくなって、洗濯掃除などしてもらうことも増えている様子。

父が亡くなった時に、母の世話が必要になれば自分がしますと言ってくれていたのだが、
入院中に、母のことがあらためて心配になったそうで、
これからは掃除などでヘルパーさんを頼むことを考えたいと言う。 ご尤も。

で、母の荷物の片付け、不要品の廃棄などを、姉と私にして欲しいと言う。
母は、片付けはもうできそうも無いから、このままにしておきたい、いずれ捨ててねと言っていて、
私たちの手伝いも断っていたが、この事態に、そうも言っていられなくなってきた。
でも、一昨日の夜、トイレに起きた時に転んで打ったところがまだ痛むそうで、
指示を出すだけでもすぐにはきついらしく、涼しくなる下旬くらいからにしたいと言う。
動くのは私たちでも、体調が悪いと要るか要らないかの判断だけでも億劫らしい。

自立心旺盛で人に頼るのが苦手な母に、私たちが行くまで片づけないでね、
日常生活でも、頑張ればできるからと言って必死に頑張ってはダメよ、頼めることは頼んでね、と、
しつこいほど言っては来たが..

一緒に住んでいない姉・私にも、母の介護がいよいよ身近になってきた。
最近の母を見ていて自分の老い先を考えていたが、老いるということを強く意識した日だった。

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