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2009.10.31 [土] 能狂言鑑賞、天麩羅@みかわ是山居 |
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国立能楽堂の特別公演を観に昼から出かけた。
今月は能楽堂主催公演に全部行ったので、今月4回目の千駄ヶ谷通い。
分からないのに、よく行くわねぇ〜と、自分でも感心するやら呆れるやら。(笑)
番組は、能・宝生流「松尾」、狂言・大蔵流「魚説経」、能・観世流「定家」。
いつもの公演より、お能が1曲多く、どれも初見のものばかりなので、期待していた。
「松尾」は宝生流にだけあるお能だそうで、後シテの「神舞」が印象深い。
狂言の「魚説経」は、歌舞伎でもよくある魚尽くしの台詞ならぬ説法が楽しい。
「定家」は、地謡の存在感に感服しながら、眠気を誘われたりもして..(笑)
ご高齢の能楽師にはシテとして2時間余りを務め上げるのは大変そう。
立ち居がきついようで、特に後場では手足の震えが痛々しくて..
足の震えを抑えながら一生懸命歩いて、橋掛りを戻って行かれる時の歩みの遅さ..
ご苦労様と思いながら、複雑な気分。
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終演後は友人と食事をする心積もりだったが、一昨日のオペラの時には来るとの話だったのに、
急な用事ができたのか体調不調か、いらっしゃらなかった。
で、予定変更して、みかわ是山居で天麩羅をいただいた。
先客がお帰りになるまで、他の方々とご一緒に茶室のある待合で待たせていただいたが、
茶碗も含め置いてあるものが前とは変わっているものも多く、拝見しているのも楽しい。
季節物は、やはり松茸の1本揚げ。
前回初めての、紫蘇に雲丹を挟んだものの評判がよかったそうで、定番に加わった模様。
とても楽しい食感で、美味しいし、また食べられてうれしかった。
2日ほど寝損なったせいか、お酒1合だけでしっかり赤い顔になってしまった。
で、着物だし、それも珍しく紬じゃないし、歩いて帰るのは止めて、電車で帰宅。
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着物: 訪問着。 江戸小紋の千柄切嵌め。 甘茶色。 小紋師の黒岩秀硯氏の染め。
帯: 袋帯(渡文)。 「菊花良園」。 青灰色地に、黄・白・紫色の菊・桐・垣の柄。
帯締め: 伝統工芸作家の松山好成氏の伊賀組紐。 焦げ茶色。 薄茶色・黄色入り。
帯揚げ: 薄茶色。 貝に花等、いろいろの柄入り。 (お初)
履物: 銀色台。 藤・金・白色の五嶋紐の鼻緒。
コート: 透かし織単衣コート。 薄緑色・薄黄緑色。 (これは流石に今年の着納め)
久しぶりの、やわらか物らしい着物で、切り嵌めで染められた総絵羽柄のおしゃれ訪問着。
錐彫型千柄集というが、実際には750余柄らしい。
肩から裾にかけて柄を少しずつ大きくして組み合わせ、
更に縫い合わせも全て柄が合う様に柄付けされている。
久しぶりに着ながら、やっぱりいいわねぇ〜、好きだわぁ〜と、好みを再認識。
要は江戸小紋の切り嵌めなので、気楽にもっと着たいとあらためて思った。
帯揚げは着物復帰の始めに買ったのに、今まで使っていなかったもの。
小さな染みが1箇所あって、ビックリ.. どうしたことやら.. |
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2009.10.30 [金] |
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2ヵ月経ってないのに髪が伸びて気になっていたので、ヘアカットに行ったら、
美容師さんにも、日が経っていないのに伸びましたね〜と言われた。
寝る子は育つというけれど、今月は体調不調で寝てばかりいたので、髪が伸びたのか?(笑)
髪型は相も変わらずボブで、変化なし。 他のいい髪型、ないかしら?
ほんの少しだけ片付けをしたら、つい読みながらになるので、時間ばかりかかり、
どこをやったの?という感じの、変化の見えない状態。
先が長いわ〜 |
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2009.10.29 [木] オペラ(魔笛) |
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夕方からモーツァルトの「魔笛」を聴きに(観に?)出かけた。
今回は再演で、初演も観ているはずなのに、アレッ、こんなだった?と思う場面があって、
他の公演とごっちゃになっているのかもしれないが、自分の記憶の曖昧さに呆れたりしたが、
総じて歌手の声を楽しめたので、私にとっては、いい公演だった。
特に女性歌手がよかったと思う。
夜の女王はドラマチックさには欠けたように思うけれど、綺麗な声で素敵に転がして、
パミーナもよかったし、3人の侍女も存在感があり、パパゲーナも愛らしかった。
男性歌手では、存在感のある得な役のザラストロも狂言回し(?)のパパゲーノもよかったけれど、
それだけに、モノスタトスは損な役回りで、本当に気の毒な役だといつも思ってしまう。
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着物: 色大島紬。 東郷織物の五倍子染。 灰みの薄茶色。 大きめの市松に抽象柄。
帯: 名古屋帯(きくやオリジナル)。 「ハーメルンの笛吹き」。 黒地のダイヤ柄。
帯締め: 伝統工芸作家の松山好成氏の伊賀組紐。 灰紫、紫・小豆色入り。 撚り房。
帯揚げ: 薄灰紫。 白・肌色の大きな四つ葉のクローバー入り。
履物: 黒色台。 黒・白色の五嶋紐の鼻緒。
今年100回目の着物着用だった。
新しい着物を下ろせばよかったかしらと思うものの、気付くのが遅すぎ。
でも、好きな着物だったからOKでしょう。 |
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2009.10.28 [水] 相変わらずの沈没状態だけど回復の兆し |
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25日:今月2度目の落語で、「正蔵 正蔵を語る」を聞きに行く予定だったのに、
2日続けて行き損なってしまった。 それに今月は何と4回も.. いくら何でも多過ぎる。(涙)
残念で、勿体無くて、情けなくなってくる。
26日:朗読サークルも欠席。
漸く復調の兆しがあって、眩暈もグッと軽くなってきたけれど、まだ本調子ではない。
冷たい雨の中を出かけるには不安もあり、翌日は母の誕生祝の食事会に出かけたいので、自重。
でも、今月は朗読を2度とも休んでしまった。 マズイわぁ〜
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27日:1日早いけれど母の誕生祝で、姉と3人でランチ。
このところ定番になっているホテルの和食店に予約して、会席料理をいただいた。
沈没状態の毎日だったが、どうにか出かけられて、3人で楽しく食事。
先月から母の荷物の片付けに出かけているので、顔は何度も合わせているけれど、
ゆっくり話すのは久しぶり。
会席のデザートのほかに、母に出してくれたデザートの誕生日サービスプレートがうれしい。
でも、デザート2皿は母には多すぎ。(笑)
会席料理のデザートは、自分達の分の他に母の分も姉と私でいただいた。(爆)
姉は、朝、病院に行ってから来たので、今回は洋服。
姉の着物姿が好きなので残念だけれど、聞いていたし、またの機会を楽しみにしましょう。
私は、洋服を選ぶより簡単と着物にしたが、好評。 帯を特に誉められて、ニコリ。
帰りに日本橋に寄って、日本染織文化博覧会の即売展示を覗いた。
それにしても、金曜日から日曜日まで3日間だけやっていた日本染織文化博覧会の展示
「日本染織紀行」を見損なったのはとても残念。
実演も多く日本中の主な染織が見られるので、楽しみに見に来て下さいねと言われていたのに..
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着物: 訪問着。古都染人の「野に咲きあふるる」。 灰青と黒の縞に、灰藤色の花模様。
帯: 爪織り綴れ八寸名古屋帯。 砂子のような金彩。 「雲取四季牡丹」。 (お初)
帯締め: 伝統工芸作家の松山好成氏の伊賀組紐。 薄い灰色、片側に紫と小豆色入り。 蛸足房。
帯揚げ: 薄肌色? 茶色の松葉柄入り。
履物: 薄金色台。 白・金色の五嶋紐の鼻緒。
バッグ: 金泥バッグ。 焦茶色に、金と漆で金・黒色の模様。
コート: 透かし織単衣コート。 薄緑色・薄黄緑色。
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28日:疲れ休めで心積もりの外出は止めて、結局休養日になってしまった。
でも、今回の体調不調は長かったけれど、明らかに復調の感じがあるので、
明日からは体調と相談しながら頑張って、また楽しく暮らしたい。(笑)
どうも季節の変わり目を乗り越えるのが難しいらしく、特に秋口から冬は関門みたい。
気候のよい10月はいいかと思っていたのに、今年は変な天候だったから..
体調のよい日もあるのだから、めげずに体調と折り合いながら暮らしていきましょう。 |
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2009.10.24 [土] 残念無念! |
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何年もチケットを取れずに涙を呑んでいた公演のチケットが漸く取れたのに、
それも最後の1枚だったのに、何と言うこと! 行き損なってしまった。(号泣)
10月の国立・小劇場での邦楽公演は、恒例の年に1日1回だけの文楽素浄瑠璃の会で、
住大夫さんの素浄瑠璃をタップリ聞かせてもらえる。
待ちわびている人が多いらしく、チケット確保が至難で、何年も取れずにいたが、
今回は辛うじて最後の1枚をゲットできて、今月1番の期待の公演だったのに..
一昨日は具合が悪いのに出かけないわけにはいかなくて、行ってからは精一杯動いたら、
案の定反動があって、一層体調悪化。
帰宅後から昨日・今日と完全ダウン状態で、しかも今日の方が酷い。
動くとグラッときて、とてもじゃないが着替えて電車に乗って出かけるなんて、無謀。
往生際悪く、少しでも具合がよくなって住大夫さんの語りに間に合うようなら出かけたいと、
最後まで期待していたが、やはり無理は無理。
仕事じゃないし、そこまで無理して行っても楽しめないだろうと、泣く泣く諦めた。
体調の悪さは退職しても期待ほどには改善されていないけれど、
自由の利く今の境遇に感謝しなければいけないのよね〜 と自分に言い聞かせている。
それにしても、インターフォンに子供が来たかと起き出したら、新聞の集金。
具合の悪さもあって、八つ当たりしたい気分。 で、愚痴ってみる困った私。 |
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2009.10.23 [金] 動けず |
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体調が悪いのも体力がないのも承知の上で、趣味の観劇三昧の日々を送っているのだから、
予定のない日にはダウンして休養日になってしまうのも、ある程度は覚悟していて、
チケットを無駄にしてしまうことがあっても、勿体無いけれど、それもお代のうちと思っている。
でも、母の荷物の片付けは、日にちを決めて姉と一緒にするので、母に心配を掛けたくないし、
観劇と違って、体調が悪くても行かないわけにはいかない。
大体、姉1人にしてもらうことなど申し訳なくて、這ってでも行かねばならないという気持でいる。
でも、家では動かない(動けない)私には、数年どころか10年ぶりくらいに思える運動量で、
母に確認しながらの作業でも、肉体的にいささかどころかとてもキツイ。
介護生活を送っている方々の大変さとは到底比べものにならないだろうが..
無理した昨日のつけで、今日も一日殆ど動けず.. 情けなさが募る。 |
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2009.10.23 [金] 9月の着物着用録 |
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10月も下旬になると、9月に何を着たか、もう忘却のかなたに..(汗)
でも、単衣の着用録は必要だと、あまりに遅まきながら、9月の着物着用備忘録をまとめた。
3日 泥大島紬(茶黒、段取り) 八寸帯(博多、紗献上、白地)
5日 南風原花織(無地感の青) 袋帯(絽綴れ、白地)
6日 塩沢絣(藍色地、縞、飛び柄) 八寸帯(博多、紗、灰白地)
11日 生紬(深緑、無地) 名古屋帯(灰白色、墨書き秋草花)
17日 江戸小紋(絽縮緬、赤紫?色、流水紋) 名古屋帯(夏紬、茄子紺色地)
18日 江戸小紋(同上) 名古屋帯(夏紬、藍色地、蔓草?柄)
20日 南風原花織(無地感の青) 名古屋帯(灰白色、墨書き秋草花)
21日 琉球絣(木綿、濃藍色地) 八寸帯(紋博多、白地)
25日 泥大島紬(茶黒、段取り) 八寸帯(紋博多、白地)
26日 塩沢絣(藍色地、縞、飛び柄) 袋帯(博多、よろけ縞風、紫・白他)
27日 江戸小紋(黒地、小桜柄) 八寸帯(つづれ織、灰みの裏葉色)
9月の着物着用は11回。 単衣。
木綿の琉球絣1枚の他は正絹で、計7枚。
正絹は、江戸小紋2枚、泥大島紬、南風原花織、塩沢絣、生紬の6枚で、
正絹6枚のうち4枚を2回ずつ着ているのは、後の手入れを考慮したため。(笑)
袋帯は絽綴れと博多織の2本を1回ずつで、名古屋帯が多く7本を9回締めている。
名古屋帯のうち九寸帯は3本4回で、八寸帯が4本で5回と、
より涼しい帯を選んでいるのが分かる。 |
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2009.10.22 [木] 片付けの続き 第3弾 |
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母の荷物の片付けにまた出かけたが、今日は体調がよくなく、予定より1時間遅れ。(汗)
でも、母と姉と私の3人の昼食用のサンドイッチを買って行くことにしていたから、大変!
電話をしてから慌てて飛び出した。 パン屋で調達して、12:30に到着。ホッ..
母の寝室の荷物や洋服箪笥などを中心に片付けと掃除。
それに、姉と一緒に母に相談しながらの買物。
衣服を中心にした母の荷物の整理も今日で3回目なので、随分すっきり片付いてきた。
兄に次はいつ来てくれるかと聞かれたので、11月の第2週に行くことにしたが、
姉は前から足腰を痛めて通院中だし、私も自分の家の片付けもできないような体調だし、
もう一度行ったら、あとは兄夫婦と頼む予定というヘルパーさんに任せて、
私たちがする片付けは一段落にさせてもらおうと、帰り道に姉と話した。
今日は軽いものの眩暈がして、自分だけの用事だったらパスする体調だったが、
途中で眩暈のため小休止したものの、頑張って動いた。
座っていればいい観劇と違い、片付けは動き回るので、足腰も辛く、キツイ一日だった。
帰宅後は動けず、食事しようにもだるくて、
何もせず(できず)ぼーっとしているうちに時間だけが経ってしまった。
本当に、体調回復と体力増進の課題をどうにかしないと.. |
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2009.10.21 [水] 骨検査で1時間半歩く |
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別に骨検査で1時間半歩かされたわけではなく、ついでに自分で勝手に歩いただけ。(笑)
「骨粗しょう症予防検診」を区の保健所でしてくれるので、申し込んだら当選通知が来た。
家から交通の便の悪い所にあるので、天気もいいし歩いて行くことにして、
荷物はザックに入れて背負って、身軽になってせっせと歩いたけれど、40分余かかった。
帰りは真っ直ぐ帰らず、逆方向の門前仲町に行ったら保健所から20〜30分だった。
門仲の「近為」で「京のぶぶ漬けと銀だら」定食を食べ、漬物を買う。
門仲から家まで更に30分余。 で、合計1時間半の歩き。
これほどの時間は極たまにしか歩かないので、流石に少し疲れたけれど、気持いい。
歩きではないが、毎日これくらいかけて自転車通勤している方が真楽にもいらしたけれど、
仕事の他に日常の家事の負担が増えた今でも自転車なのかしら?
この検診は、保健所らしく予防検診なので、詳しい診断や医者のような対応はない。
骨粗しょう症予防読本などの資料とカルシウム摂取について印刷されたクリアファイルをもらい、
全員一緒に歯科衛生士、保健士、栄養士の話を聞いてから、個別に計測。
かかとの骨量は年齢相応だが、基準の20歳〜44歳との比較では要指導に入ってしまう。
で、保健士と栄養士からの指導を受けたが、年相応なので、特別の指導事項はなし。(爆)
数年前に受けた時は、結果は後日で2日がかりだったけれど、今回は1日で終了。
機器の性能がよくなったのかしら? 何にせよ、効率がよくなったのはうれしい。 |
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2009.10.20 [火] やっぱり歌舞伎座の昼の部に、そして |
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2週間前の予定を行き損なったが、2ヵ月連続の昼の部パスなので、今月は諦めるつもりだった。
が、昨晩何となくチェックしたら(苦笑)、戻り券らしく今日なら3階席の2列目中央近くがある。
で、やっぱり観たくて、またチケット代を払うのはキツイと思いながら取ってしまった。(汗)
「毛抜」、「蜘蛛の拍子舞−花山空御所の場」、「心中天網島−河庄」、「音羽嶽だんまり」。
序幕は、歌舞伎座では初めてという三津五郎の粂寺弾正で「毛抜」。
好き嫌いが分かれるようだが、私は結構好きな粂寺弾正だと思った。
あと、魁春、錦之助、東蔵、團蔵、秀調、松也など。
「蜘蛛の拍子舞」は玉三郎に、菊之助、松緑などで、三津五郎が坂田金時でお付き合い。
玉三郎を観る一幕だが、菊之助が女方でなく立役で演じる源頼光が美しい。(笑)
「河庄」は、藤十郎に、時蔵、東蔵、段四郎など。
筋もじゃらじゃらした芝居も、いくら上手でも、好きでないので、居眠りタイム。(爆)
「音羽嶽だんまり」は松緑長男の藤間大河の初お目見得を、
菊五郎、富十郎、吉右衛門、田之助、魁春など豪華な顔ぶれで祝う15分の短い幕。
御曹司への期待の大きさは、いつものことながら凄いものだと思う。
休憩時間に芝居茶屋で久しぶりにくずきりを食べられて、ニッコリ。
あと、いつもの鯛焼きも食べたのは、食べ過ぎよね〜 昼食もちゃんと食べたのに..
しかも、帰りにデパ地下に珍しく残っていた末富の和菓子も買ってしまって、
寝るまでに3個入りのうち2個を食べてしまったし..
これでは最近の太め安定状態を抜け出せるわけはない。(涙)
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明日からの『銀座の「きもの」市』のお得意様(じゃ決してないけど・笑)ご招待日の
連絡が来ていたので、ちょっと見てみようと帰りに寄ったら、遭遇してしまった。
着物の催事でよく会う販売員さんに薦められた、とってもお買い得という龍村の袋帯!
中国?の庭園のような柄で、金糸が目立たない洒落袋みたいな何気ない帯だが、何とも魅力的!
いくらお買い得と言っても、元が元だし買えるはずもないのに、迷いに迷った挙句、
明らかに理性を失くしたらしく、明日からの恐怖の日々を忘れて..(大汗)
本当にダメな自分に自分でも呆れるばかり.. どうしたらよいものやら..
・ななきゃ治らないのかしら? それでは困るのよね〜
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着物: 小紋(シルクウール)。 灰みのベージュ。 灰・白・黄土色の萩のような柄。
帯: 名古屋帯。 鼠色地。
帯締め: 紺・臙脂色。 撚り房。
帯揚げ: 薄い金茶?色。 大きい市松。
履物: エナメル加工草履。 薄水色の台。 水色系の紬地の鼻緒
久しぶりに暑くなるそうだが、袷は着たくないし今更単衣を着るのも嫌だしと思って、
急に思い出したシルクウールにした。 (ウールだから当然単衣仕立て。)
柄が萩?という感じなのでこの時期にピッタリで、上手い具合に思い出してよかった。
半分シルクが入っていて光沢があるので、ウールとは思わない人が多く、
今日も何人かに、それも呉服関係者に素材を聞かれた。 フ.フ.フ.. |
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2009.10.18 [日] 食欲の秋! 芸術の秋! |
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フランス料理と展覧会とで、秋を楽しんだ。
観劇予定のない日は完全休養日状態になってしまっていたが、今日は遅めながら始動できたから、
8月、9月といつもの外食に行き損なっていたので、まずはフランス料理で食いしん坊ランチ。
四番町のオーグードゥジュールにラストオーダーぎりぎりの時間に入れてもらった。
オードブルは野菜を使ったミルフィーユ仕立ての蟹にしたら、蜂蜜ソースが程よい甘さでまろやか。
上下と中に挟んだ金町小蕪の薄切りが食感を増して、楽しい!
それにしても、葛飾の金町にそんな地名をつけた野菜があったなんて、今まで知らなかった。
パイ仕立てのオニオンスープも、オニオングラタンスープより軽めで、この時期においしい。
メインは真鯛のソテーを選んだら、皿一杯に乗ったいろいろの野菜の彩りが見事で、
付け合せというより、魚も野菜もどちらもしっかり主張している感じ。 サフランソース。
デザートはライスプディングを使ったモンブランにした。 季節感いっぱいが、うれしい!
ウェルカムシャンパンに、デザートワインも少しサービスしていただいて、
いつものように白ワインも飲んだから、少〜しほろ酔い加減。 弱くなったわぁ。(笑)
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食欲の秋の次は、芸術の秋!
有楽町に出て、まずは最終日の出光美術館の「芭蕉〈奥の細道〉からの贈りもの」展。
仙がい展が併設されている。 書が読めないのが寂しいけれど、俳句と墨絵を楽しく拝見。
こういう展覧会のたびに、書道を嗜もうかと思うものの、二の足を踏んだままになっている。
最終日なのでこの美術館にしては混み気味だったけれど、他の美術館に比べれば軽いもの。
いただいた招待券を無駄にしないで済んで、ホッとして、やはり招待券のある展覧会に回った。
東京駅まで歩いて、あとはメトロリンクバスに乗って、三越の「東方彩夢 森田りえ子展」。
そして、日本伝統工芸展に今年も入選された松山好成氏の帯締めを購入に三重展に行く。
お馴染みらしい方が何人もいらしていて、他にも帯ご持参でいらした方も。 私は今回は1本だけ。
4階の呉服売場に行って、百花さんのお師匠さんの竹内功氏の刺繍を拝見。
会場で刺していらした古典的な菊の柄の帯は、行き先がもう決まっているそうだが、素敵!
私が一番目を惹かれたのは、牡丹の柄の帯。 手の込んだ刺繍の素晴らしさ!!
でも、今年はもうとても買えないから、いろいろお話を伺っただけで、涙を呑んで我慢。
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高島屋に回って、和菓子を購入してから、叶匠寿庵のクリームあんみつで一息ついて、帰宅。
ランチが遅くお腹は空いていないのに、お鮨が半額になっていたので、それもつい購入。(汗)
夜、やってきた息子に先日の栗ご飯を冷凍しておいたのを温めて出したら、好評でニッコリ。
夕食も済ませてから来たのに、美味しいというので、気をよくして、
いつものように、あれこれデザートをサービス。 芸術より食欲で終った一日。(爆) |
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2009.10.16 [金] 能狂言(定例公演)、とやま料理@五万石 |
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夕方からまた国立能楽堂の定例公演に出かけた。
その前に日本橋で1件用事を済ませたかったけれど、体調がイマイチでそちらは止めてしまった。
着物にいい季節だし、久しぶりにやわらか物を着ようかと思っていたのに、それも止め。
でも出かける間際になって、やはり着物を着ようと、
畳んだものの箪笥にしまってなかった昨日の着物に帯をそのまま着た。
今月は着物をやめてしまうことも多かったので、着ただけでもOKと自分を誉めたり..(笑)
番組は、狂言・和泉流「文山賊」と、能・観世流「江口」
短い狂言の「文山賊」の後は、休憩を挟んで、今日の期待のお能で「江口」。
シテがご宗家の観世清和、ワキが森常好、アイが野村萬などの各氏で、
囃し方も、一噌仙幸、大蔵源次郎、亀井忠雄という、実に揃った顔ぶれ。
2時間近い(確か1時間50分?)お能を、イマイチの体調に拘らず、しっかり鑑賞できた。
動きの少ないこんなお能も楽しめるようになってきたかと、自分でもうれしい驚き!
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友人は馴染みのワインバーに用事があると言うので、その気力がない私は能楽堂の外で別れたが、
駅まで歩いているうちに、やはり食べて帰りたいと1人だけど「五万石」に入れていただいた。
久しぶりのお刺身御膳にしたら、小鉢の後が出て来ず、刺身が出てくるまで何と30分近く待った。
1合だけ頼んだお酒を飲みながら、パンフレットを読みつつ待つものの、手持ち無沙汰。
能楽堂の終演後にわあっと一時に客が入ったためだろうが、時間がかかり過ぎで待ちくたびれた。
いつものミニ会席にすればよかったかしらと思ったけれど、同じだったかも..
刺身の後の煮物・揚げ物・酢の物に、ご飯・味噌汁・香の物は次々に出てきたが、
今度は早くて前の料理を食べ終わらないうちなのが、ちょっと待ってよ!という気分だった。
味はいいのだけれど、料理の出てくるテンポがいつも考えものなのが惜しいと思う。
水菓子は帰宅後に自分で剥いて..(爆)
小ぶりのブランデーワインという洋梨1つと巨峰、後で柿も1つ。 果物と言えど、食べ過ぎ!(大爆)
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着物: 白大島紬。 竪にいろいろの柄の織り込まれたもの。
帯: 染名古屋帯。 変わり地の黒色地。 「六瓢」の柄。 |
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2009.10.15 [木] 琉球舞踊と落語と |
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夕方からの「琉球舞踊特選会」を観に国立・小劇場に行くので、あそこまで出かけるなら、
さん喬さんの落語も聞きたいと国立演芸場の「中席」のチケットを取ったが、
久しぶりの定席は空席が結構目立って、平日の昼間とは言え少し寂しい感じがした。
トリの柳家さん喬さんは「酢豆腐」。 相変わらず語り分けが見事で、人物像がはっきりする。
いつも熱演というよりはむしろ淡々と話すのに、それまでの出演者とは別次元の上手さ。
前座、二つ目、真打と、上手くなっていくのを改めて認識する日だったが、
真打になってもまだまだ奥が深いというか、精進が大いに必要だと思った。
仲トリの金原亭伯楽は「火焔太鼓」で、あと、橘家文左衛門「手紙無筆」、三遊亭吉窓「本膳」。
それに、二つ目としては一番若手の柳家小太郎の「粗忽の釘」に、前座の小んぶは「子ほめ」。
色物は、漫才、奇術、ギター漫談。
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昼席終了後、琉球舞踊まで2時間あるので、予定通り演舞場近くの「可否道」でコーヒー。
出番が終った文左衛門さんが洋服に着替えて、本を読みながら書き物をしていらした。
ここでは文楽の方にも会うし、居心地がいいのでしょうね。
マダム(社長)と話しながらコーヒーのお替りをしてもまだ時間があるので、
伝統芸能館の展示を見てから、小劇場へ。
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「琉球舞踊特選会」は、文化庁芸術祭主催の重要無形文化財指定記念公演。
第一部は、「かぎやで風」、「四つ竹」、「高平良万歳」、「綛掛」、「諸屯」、「瓦屋節」。
祝儀歌舞・舞踊から始まり、紅型の衣裳で踊る演目が多く、眼にもうれしい!
第二部は、「花風」、「日傘踊り」、「取納奉行」、「加那よ−天川」、「鳩間節」、「馬山川」。
琉球絣で踊るさまざまな雑踊で、最後の「馬山川」は8人で踊る滑稽味溢れる踊り。
出演者は「琉球舞踊」(総合認定)保持者の琉球舞踊保存会の方だが、皆さんご高齢の方ばかり。
後継者育成は、上手くできているのかしら?と少し気になってしまった。
能楽堂で「組踊」を観てから琉球舞踊にも関心を持って、今回の公演も楽しみにしていたが、
独特の旋律に乗ったゆっくりした舞踊が多く、つい衣裳に心が惹かれた。(笑)
鮮やかな色合いの紅型はどれも素敵! 実際に自分が着るのは難しいけれど..
地味だけれどいろいろの琉球絣も楽しい!
文化庁主催と言っても、外にもロビーにも異様に黒服が多いと思っていたら、
休憩中に両陛下のお出でがあって第二部をご覧になるとのこと。 成る程それでね〜と納得。
1日の新国立劇場のガラにも皇太子殿下がいらしていたし、他の皇族の時もあるが、
これほどの警備ではない。 両陛下だとまるで警備が違うらしい。
でも、以前の大劇場での時は、こんなに物々しくなかったけれど..
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着物: 白大島紬。 竪にいろいろの柄の織り込まれたもの。
帯: 染名古屋帯。 変わり地の黒色地。 「六瓢」の柄。
帯締め: 伝統工芸作家の松山好成氏の伊賀組紐。 薄い灰色、片側に紫と小豆色入り。 蛸足房。
帯揚げ: 薄灰紫、白・肌色の大きな四つ葉のクローバー入り。
履物: エナメル加工草履。 薄水色の台。 水色系の紬地の鼻緒
健康を願って、一目ぼれして先日購入した「六瓢」の帯を締めた。 帯締めともお初。 |
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2009.10.14 [水] 栗ご飯 |
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久しぶりに栗ご飯を作った。
久しぶりどころか初めてかもしれない。
筍ご飯や松茸ご飯は作っても、栗を剥くのは面倒で、栗ご飯は外で食べるだけだった。
ところがどうしたことか、買物に行って栗の袋を見つけて急に作る気になった。(笑)
でも、やっぱり栗を剥くのは結構大変で、最後の方は嫌になってきた。(汗)
しかも、気になりながらレシピも確認せず、うるち米ともち米を半々にして、
酒を入れて軽く味付けして炊いたのだけれど、栗は生のまま入れてしまったら少し硬め。
それにお米の量をいつもよりは多くしたものの、栗が多過ぎ。(爆)
栗の間からごはんが覗いている感じさえする。(大爆)
それでも、自分で作ったご飯はそれなりに美味しい。 尤も、次があるかどうか..(大汗)
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昨日の帰りには腰が少し痛かったけれど、2度目となれば身体も慣れるのか、
今日は少しだるいものの筋肉痛無し。 よし、よし。
姉は荷物を1人で下ろしたので踏み台の上り下りの回数が半端でなく、足腰がきつかったらしい。
足首を痛めて病院通いしているのに、私の行くのが遅かったから本当に申し訳なかった。
どうにか行って、行ってからは働いたから、まあお許しいただこう。 |
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2009.10.13 [火] 辛うじて任務遂行 |
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午後は母のところで、母の荷物整理の続き。
今月は体調が悪く特にここ2日ほど寝込んでしまったので、
もし行かれなかったらゴメンナサイと姉に昨晩電話して頼んでおいたが、
どうにか動けるようになって昼から出かけられて、ホッとした。
天気がいいし、前回残した服と箪笥の中を母の使い易いように整理しようと言っていたのだが、
姉が行ったら、母から箪笥の上に積み上げた箱を片付けて欲しいとの要望があったそうで、
姉が下ろしておいてくれた箱の中身を母に確認しながら姉と2人で整理した。
何年も開けていなかった箱には、またまた捨てる衣服がたくさんあって、ごみ袋が何袋にもなった。
クリーニングしたものの着ていなかった服も大分捨てて、部屋が随分スッキリしてきた。
荷物で隠れていたガラス戸や桟を拭き、洗面所も少し掃除して、大分さっぱりしたし、
私も辛うじて任務遂行できた。かな..(苦笑)
夕方になったので、来週また行くことにして、今日は終了。
昼から出かけた私と違い、姉は少し遠いので今日も一日仕事。
帰って家族のために夕食を作るという姉に、主婦の大変さを労りながら、一緒に失礼してきた。
母の片付けだけでなく、いよいよ我が家も片付けなければと思うけれど、無理は禁物。
でも直に歳末になるし、我が家も週一くらいは片付け日を作らなくちゃ.. |
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2009.10.12 [月] う.う.う |
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バレエのシーズン初日で、「ドンキホーテ」を観に行くはずだったのに、
昨日からの軽い眩暈が続いていて、今日の方が更に体調が悪く、断念してしまった。
今年はパスする回数が減ったと喜んでいたのに、今月はこれで2回目。(涙)
結構頻繁なので、全ては体調次第と、もう諦めはついているものの、
それにしても、あ〜あ、情けない。
明日は姉と、母の片付けの続きをする予定。
台風で先週の予定を変更したのだし、どうにか気合を入れて行かなければと思うものの..不安。
動けるかしら.. と言ってないで、明日はどうにかして動かないと母に心配をかけてしまう。
まだ動くのがキツイので、PCをしながら、自分に喝。 |
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2009.10.10 [土] 能狂言と落語と |
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今日の能楽堂は普及公演なので、解説・能楽あんない「綾鼓のバリエーション」つき。
1930年生まれというから79歳でしょうに、解説の増田正造氏のお元気なことに感服。
番組は、狂言・大蔵流「狐塚」と、能・金剛流「綾鼓」。
今回のお目当ては、能の「綾鼓」。
三島由紀夫の「近代能楽集」の「綾鼓」を観てから、元のお能を観たいとずっと思っていて、
今回漸く機会があったので、うれしくなってチケットを取ったが、
プログラムを読んで三島の戯曲との筋・人物像の違いに驚きながらも、楽しみにしていた。
解説でも触れていたが、能の「綾鼓」に「恋重荷」と同じ流れを感じた。
身分違いの老人の恋と、それを弄ぶ高貴なはずの人間の残酷さ・軽挙、
それによって引き起こされる妄執・怨念..
狂言「狐塚」は、大蔵彌太郎に息子の千太郎・基誠兄弟の、父子共演。
兄弟2人の息の合った太郎冠者・次郎冠者の、鳴子を使った鳥追いが楽しい。
後半は、陣中見舞い?に来てくれた主人を狐が化けたと思ってのドタバタがおかしい。
それにしても、今日のお能のアイも彌太郎の弟の吉次郎で、
狂言はどの家を見ても、本当に家族で行う芸だと今更ながら思った。
終演後は表に行って今日のお能の面を確認してから、展示室に回って、
資料展の第2期−男面・装束−をじっくり拝見してから、佃に移動。
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最寄の月島駅で降りた時に寄席の開場まで小1時間あるので、辺りを観光気分(笑)で散歩。
以前「しみ抜き教室」をしているというので気になっていた悉皆屋さんの前を偶然に通った。
悉皆を頼むか教室に参加するかどうかは兎も角、場所が分かったのは心強く、うれしい。
赤い小橋を渡り、住吉神社に参拝。
昔懐かしい家並みが残っている辺りを歩いていると、佃煮屋が何軒もあって、さすが佃島!
もんじゃ焼き屋が軒を連ねている通りも歩いて、その大変な数に感心するやら呆れるやら..
佃寄席は噺家を呼んで地元の常連さんたちに聞いてもらう趣向で、
ブログを書いていらっしゃる方のご紹介で参加させていただいた。
顔見知りの人々の和やかで温かな雰囲気が会場に溢れて、気持ちのよい会だった。
今日の噺は、三遊亭鳳楽の「芝浜」。
あと「らくだ」もするものと思っていたら違ったので、アレアレッとチラシを見直したら、
お題が決まっていないので「らくご」と書いてあったのを「らくだ」と読んでしまっていた。(笑)
仲入り前の噺は「らくだ」でなく「味噌蔵」。 はじまりは、弟子の前座で「千早振る」。
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着物: 泥大島紬。 茶・黒色。 細かい総柄。
帯: 八寸帯。 南風原の道屯(ロートン)花織「市松間道紋」。 藍・白の市松に金茶の縞。
知念幸徳氏の手織で、伝統的工芸品。 (お初)
帯締め: 五嶋紐。 灰紫色。両端に生成り色入り。
帯揚げ: 渋い若緑色に、黄土色と白色の縞。
履物: 黒色台。 黒・白色の五嶋紐の鼻緒。
コート: 透かし織単衣コート。 薄緑色・薄黄緑色。
能楽堂と内輪気味の落語会とのはしごなので、少し迷いながら結局一番地味な大島紬にして、
私好みで地味ながら、ちょっとお洒落感のあるロートン織の八寸帯を合わせてみた。
いろいろの出会いがあった後だったので迷いながら、結局買ってしまった帯で、今日がお初。
この帯が文字通り軽くて柔らかくて、とっても締め心地がよく、1度でお気に入りになった。
自分でも呆れながら無理して買ったのだけれど、大正解! で、よかったとニコニコ。 |
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2009.10.9 [金] 新作歌舞伎@国立劇場 |
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染五郎主演の歌舞伎の新作「京乱噂鉤爪−人間豹の最期」を観に行った。
昨秋の江戸川乱歩原作の新作歌舞伎「江戸宵闇妖鉤爪」の続編として書き下ろされたものだが、
昨年行き損なった舞台のひとつなので、筋は分からないまま。
でも、続編と言っても独立した話で、前回見ていなくてもOK。
染五郎の人間豹が宙乗りするのが、花道の上でなく客席を斜めに飛ぶというので、
宙乗りをよく見たくて3階席を取ったら、その点では大正解。 それに安いし..(笑)
染五郎の宙乗りに動きがあって、その軽やかさが楽しい!
染五郎が人間豹と娘役の2役で、幸四郎が前作に続いて演出と幕末に生きる明智小五郎。
陰陽師に梅玉。 あと、翫雀、高麗蔵など。
それなりに楽しかったけれど、歌舞伎を取り入れた幸四郎の芝居の印象。
うう..でもやっぱり歌舞伎かな〜(笑)
着物を着る気力・体力ともなく、洋服にしてしまった。
着物が気持のよい季節になったのに、今月はどうも着損ない勝ちなのが悲しい。
でも、今日は折角取ったチケットを無駄にしないで出かけただけでよかったと思いましょう。 |
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2009.10.8 [木] 台風一過 |
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母が少し暮らし易くなるように、荷物整理の続きに出かける予定だったが、
台風接近の予報で、昨夜のうちに取りやめにした。
午後には雨はおさまるとの予報でも、こんな日に箪笥の中身を開けたくは無いし、
姉はまだ台風の影響の強いうちに家を出なければならないし、
台風が来るという日に、わざわざ出かけなくてもいいと、来週に延ばした。
台風が行き過ぎたら、母のところの代りに我が家の片づけをしようと思っていたのに、
2日ほど殆ど眠れなかった反動で、強い風音を聞きながら横になったら夕方までほぼダウン状態。
強風で外れた網戸と倒れた植木鉢の片付けだけ。 そう上手くはいかない。(涙) |
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2009.10.7 [水] 能狂言(定例公演@国立能楽堂) |
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2日続けてのパスは無いだろうと、眠れないまま雨の中を昼から国立能楽堂へ出かけた。
定例公演で、番組は、狂言・大蔵流「栗焼」と能・観世流「通小町−雨夜之伝」。
「栗焼」は、シテの太郎冠者の1人芝居みたいな狂言。
栗を焼いて皮を剥いて食べるしぐさが楽しい♪
が、頑張り過ぎというか、見ている方が楽しみながらも疲れるような感じがあって、
熱演がいいとばかりは言えないと思ったりしていたら、いつぞやの
熱演過ぎてオチが出てこなくなってしまった某師匠の落語を思い出してしまった。
「通小町−雨夜之伝」のツレの声が若々しいので、つい年齢確認したら、もう40代。
シテは足腰が悪いらしく、動きがどうも..
息子の若さと対照的な感じで、歳の取り方、舞台を勤めるということ、などを思ったりした。
展示室の収蔵資料展の展示物が替わっていたが、能面の途中まで見て時間切れ。
11月半ば過ぎまでの展示で、今月もまだ何度か来るので、少しずつ見ることにした。
終演後は友人とケーキ・コーヒーで、またまた今日の狂言・能、歌舞伎など、おしゃべり。
先日歌舞伎座で会った日は雨でも着物だったけれど、台風の今日は洋服にしたとか..
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着物: 泥大島紬。 黒に藍の絣。 赤い絣の花模様入り。
帯: 袋帯。 「唐花間道」。 薄白鼠色、白茶の唐花模様。
帯締め: 五嶋紐。 灰紫色。 両端に生成り色入り。
帯揚げ: 薄灰紫。 薄い灰紫。 白・肌色の四葉のクローバー入り。
履物: 雨下駄。 黒塗りに白い鼻緒。 藤色の爪皮。 (伊と忠)
コート: 透かし織雨コート。 薄紫・薄い黄水仙色。
雨に強い大島紬。でも、少し気分を明るくしたくて、赤色の入ったもの。
帯揚げは、買った経緯も店も思い出せないまま使っていなかったものを合わせてみた。 |
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2009.10.6 [火] 最後の初お目見えなのに |
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今月の歌舞伎座の昼の部の最後は、現歌舞伎座で最後になるであろう初お目見えがある。
松緑の長男の大河くんで、健気に頑張っているとの情報もあって、楽しみにしていたけれど..
残念! パスしてしまった。
今日観に行くはずでチケットも取ってあったけれど、先週からの体調の悪さが好転せず、断念。
天候の悪い中、無理してまで出かけなくても..と諦めながら、往生際の悪さで、
観たかったわぁとの思いが.. |
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2009.10.4 [日] フランス料理@大渕座、着物 |
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先月末の片付け以来、いつもの怠けぶりにすっかり拍車をかけてしまった。
漸く筋肉痛も治まってきて疲労感も軽くなってきたので、時間ぎりぎりになって、
このところ行き損なっていた美味しいものを食べる会(笑)を実施。
相変わらず滅多に誘わ(え)ないので、今日も1人だけの会。(爆)
銀座の大渕座でフランス料理。
松茸のスペシャルコースが始まったらしいので喜んだら、今年は夜だけで昼はしていない。
電話の時にお願いしておけばよかったのだけれど、な〜んにも考えなかったから..
次回は夜に行くか、忘れずに頼むか、しましょう。
5点盛りのオードブルは、鱸のマリネ、鰯のパン粉揚げのブルスケッタ風、アサリと帆立の和え物、
松茸の香りたっぷりのウフ・ブイエ、野菜のディップ。
夫々の味・食感を楽しみながら、いただいた。
野菜タップリのスープはバジルの緑色で、ちょっと楽しい♪
初めはそのまま、後で粉チーズを入れて、欲張りに2つの味を味わった。
メインは舌平目を選択。 帆立と?(思い出せない・汗)のムースを包んでスープ風のソース。
デザートはケーキでなく、梨をそのままいただいた。 でも梨の名も思い出せない。(大汗)
ここ数ヵ月は殆ど食べに出られず、ここも3ヵ月ぶり?
やっぱり美味しいわぁ! ツキイチくらいは来たいものと思う。
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先月30日に行く予定だったのにパスしてしまった呉服店の展示に寄って、いろいろ見せてもらう。
素敵な・好きなものに遭遇したけれど、袖を振っても何も出ない状態に陥っているので、パス。
でも、予約の特別頒布品だけは購入して、今回はすっかり店泣かせの客。
帯箪笥に丁度よいと思った桐箪笥と、紬地の長襦袢。
箪笥は随分安くなっているのかもしれないけれど、私の懐には打撃。
でも、またまた溢れ出している着物と帯のためには必要で..
それに、長襦袢は十分あってもういらないことは重々承知しているのに、
紬地がうれしくて、安くないので悩みながらも結局、色を選んで仕立ても頼んでしまった。
ボーナスなんぞないのに、身動きできないので先送りにして、ボーナス払いにしてもらった。
先月からまた欲しいものに遭遇しっぱなしで、殆どがお買い得品ばかりといっても、
数が多くなれば馬鹿にならなくて、先日、我に返って、青くなったばかりなのに..
お仕立代もこれから2ヵ所に払わなければならないし..
流石にこれで打ち止め。 断言<無論自分に(爆) |
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2009.10.2 [金] 歌舞伎(歌舞伎座 夜の部) |
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例年どおり10月は芸術祭大歌舞伎と銘打っていて、今日は夜の部だけ観に行った。
夜の部は通し狂言「義経千本桜」。
「渡海屋」、「大物浦」、「吉野山」、「川連法眼館」で、通しというより半通し。
「渡海屋」と「大物浦」は、主役の平知盛が吉右衛門。 あとと玉三郎、富十郎など。
「吉野山」、「川連法眼館」は、忠信・源九郎狐が菊五郎、静が菊之助に、時蔵など。
すごーくいい舞台だったと思うのに、体調不良のせいであまり堪能できず、
幕見でもいいからもう一度来たいけれど、来られるかしら?
1日雨だったし、何より疲れが取れずにだるいので、着物は止めて洋服にしてしまったら、
友人は昼の部・夜の部を通しで観て、しかも我が家より大分遠いのに、着物で来ていた。
気合が足りないと思うものの、どうにかパスせずに行っただけOKと思いましょ。 |
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2009.10.1 [木] ガラ・オペレッタ |
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祝祭版「メリーメリー・ウィドウ 〜ちょっと陽気な未亡人」というオペレッタを聴きに
夕方遅く新国立劇場に出かけた。
「メリー・ウィドウ」を中心に「こうもり」を繋ぎ合わせて、それに「椿姫」の乾杯の歌も入れて、
ストーリーにしたガラ・オペレッタ。
若手の歌も聴いてみようかとチケットを取ったのだけれど、
どういう公演かは、あまり認識していなかったら、いつもと客席の感じが違う。
7時からの公演で、勤め帰りでも間に合うだろうが、それにしても男性比率が高いと思ったら、
文化庁芸術祭祝典だそうで、国際音楽の日記念公演のため、文化庁関係者などが多かったらしく、
SPも多数いたようで、休憩時間のロビーなどは黒服の男性が目立ち、ちょっと異様な感じさえ..
歌手は若手中心で殆どが聴いたことの無い人たちだったが、それぞれ頑張ってはいたものの、
元ウィーン・フォルクスオーパーの中嶋彰子との差はあまりに歴然。
役者が違うという感じ。 あ、歌手が違うというべきかしらね〜
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着物: 紬訪問着。 塩沢。 黒地。 垣の草花模様。 (袷)
帯: 袋帯。 組紐帯「綾斜楽」。 白に多色入り。
帯締め: 江戸組紐。 黄。半分に薄緑・肌色・金線入り。 (中村正)
帯揚げ: 灰紫の濃淡、蜻蛉柄織り込み。 堤木象氏の草木染(梅染め)。
履物: エナメル加工草履。 薄水色の台。 紬地の鼻緒。
コート: 透かし織単衣コート。 薄緑色・薄黄緑色。
迷いながらも、前日の天気予報では涼しいということだったので、暦通りに袷を着た。
長襦袢も久しぶりの正絹(ただし袖も単衣のもの)で、それに袷の着物を着たら、やはり重くて暑い。
衣替えは難しい。 |
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