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2010.6.30 [水] 銀座で

大渕座でランチにフランス料理をいただいた。
このところ体調が悪く惨めな食生活で痩せてしまったので、回復のためには、
何と言っても美味しいものを食べるのが一番! と出かけることにした。
今日もいろいろ食べたいと、オードブルは5点盛で、スープつきのコース。
生野菜のディップ、ラタトゥイユ、魚のマリネ、味噌漬チーズ、コンソメのジュレ。
白身魚のマリネが、魚は何だったか? 直ぐ忘れるのが哀しい。
ポタージュが、まろやか! で、軽い甘さが優しい。
なのに、南瓜だったか、トウモロコシだったか.. う.う.う..(涙)
メインは、エイフィレにした。 キャベツを敷いて、ワインヴィネガーソース。
淡白だが、独特の食感が酸味のソースと合って美味しい。
デザートの3点盛は、チョコレートケーキ、ディプロマ(パンプディング?)、バニラアイス。
マカロンもつまみながらエスプレッソを飲んで、幸せな満腹気分。
急な飲食で胃腸をあまり驚かさないように、ワインは白をグラスに一杯だけ。(笑)

*****
次はまず呉服店に寄って、遅まきながらパールトーン加工してある着物をお手入れに出した。
夏物や汗をかいた単衣は毎シーズン後に手入れをしてもらうけれど、
袷は、特に汚したり埃の中を歩いたりしなければ、出さないから、どちらも初めての手入れ。
その店で作った白大島紬と、口紅をつけてしまった牛首紬訪問着(こちらは他店で作ったもの)。
パールトーン加工してあれば、お手入れは無料と聞いていたが、プレス代や染み抜きは別だそう。
そのプレス代が、ちょっとした額。 でも手入れに出して、着皺が残っているのは嫌だし..
う〜ん.. いつもの店に出せばよかったかも..

*****
そして、体調回復に、久しぶりのエステ。 ボディとフェイシャルのトリートメントで2時間半。
カプセルで汗をかいた後、背中、腕、脚、お腹..と、全身のリンパマッサージ。
その後の顔のマッサージが快く、本当に久しぶりだったせいか、パックの間に寝入ってしまい、
あらっ寝過ごしたかしら? 今日の予定は?..などと、慌ててしまった。(爆)
でも、マッサージと軽い眠りのお陰か、とても身体が軽くなって、ニコニコ。

2010.6.29 [火] バレエ・牧阿佐美の「椿姫」

今シーズン最後のバレエ公演で、「椿姫」を観に出かけた。
「椿姫」と言えばヴェルディのオペラが頭に浮かぶが、これは牧阿佐美振り付けのバレエ。
ヴェルディでなくベルリオーズの曲で新国立劇場10周年に新制作されたバレエの再演だそうだが、
初演を観ていないので楽しみにしていた。

昨秋のボリショイ劇場公演でも好評だったというが、
派手なリフトなどはなく優しげだが華麗さは十分あって、とても分かり易く、楽しく鑑賞した。
オペラだと極めて健康的な歌手が朗々と歌ったりする舞台もあって、
いくら素敵な歌声でも違和感があったりするけれど、
主役のマグリットが、細い華奢な雰囲気のバレリーナだから、
病みやつれて死んでしまうのに違和感が無い分、すんなり受け入れ易く、楽しみ易い。
初日の今日の主役キャストは、スヴェトラーナ・ザハロワとデニス・マトヴィエンコ。

体調の悪さが続いていて、着物はやめてしまったのが少し寂しかったけれど、
観に行っただけでOKと思いましょう。

2010.6.28 [月] 葛篭が届いた♪

先月中旬にデパートの伝統展で頼んだ京葛篭が今日届いた。 うれしい♪ (喜)
低い帯箪笥の上に置こうと、寸法を合わせて、別注した帯締め用。
浅い3段重ねにして、蓋に家紋を入れてもらった。

ニコニコしながら、葛篭に帯締めを移したら、まだ少し余裕がある。
でも、2段では入りきらなかったから、3段にしておいてよかった。
3段のため思ったより高くなってしまった支払いだけは問題で、頭が痛いけれど..
それでも、ついニンマリしてしまう。 明らかに着物病に取り付かれているらしい。(苦笑)

2010.6.28 [月] 全滅の週末

週末2日間は、午後に予定を入れてあったのに、残念ながら全敗。
2日でチケットを3枚も無駄にしてしまった。(涙)
今月だけで、4枚.. 今年は先月まではどうにか殆ど行けていたのに.. あ〜あ..
季節の変わり目は体調を崩すことが多いので要注意なのは前から分かっていたのに..
サッカーで更にリズムを崩してしまったのは、自己管理の悪さ。 自分を叱るばかり。

27日(日)の落語は諦めもつく。
諦めが悪くグダグダ悔やんでいるのは26日(土)の予定。
楽しみにしていた民俗芸能公演「雄勝法印神楽」を見損なってしまった。(涙)
法印(修験道を学んで加持祈祷を行う修験者=山伏)が伝えた神楽で、
約600年間受け継がれてきた石巻市・雄勝の法印神楽の公演。(国指定重要無形民俗文化財)

「古風な修験色や祈祷色が強い、躍動感に溢れた豪快で勇壮な舞を伝えていて、
アクロバティックな動きや面白おかしい動きなど、楽しい娯楽性にも富んでいる」というので、
売り出し時刻直後にチケットを取って楽しみにしていたのに..
それも、2部に分かれていて、それぞれ異なる舞なので、
折角の機会だから全部見たいと頑張って両方のチケットを取ったのに..
私にとっては次の機会は無さそうだから、とっても、とっても残念。

今更どうにもならないのに、嘆いても仕方が無い。
来ているはずだと友人が探してくれただろうと思うと、恐縮ながら、
どなたにも特にはご迷惑を掛けないで済んだだけでも、よかったと思う。
これだから、前もっての約束はなかなか出来ないのよね〜

2010.6.25 [金] やった〜

ワールドカップ! 決勝トーナメント進出決定!! よかった、よかった。
第3戦もラジオ観(ならぬ聞)戦。(笑)
昨夜遅く帰宅して着物をハンガーに吊るしたりしていたら日が変わったので、
どうせならラジオ中継を聞いてから寝ようと、日記を書きながら、一喜一憂。
前半で2点先取したところで、一安心。 後半1点取られても、日本も3点めを入れたし、
得点力不足が言われて久しい日本の、うれしい変身!

喜んでいるうちに朝になったが、今更眠れず、このまま寝そびれるのかと思っていたら、
宅配便が届く頃には眠気が.. で、長めの昼寝。
気持ちよくウトウトして、気持ちよい目覚め。

夕刊! 1面から、スポーツ面、社会面まで、喜びが溢れている。
街中では、号外も出たようですね〜

2010.6.24 [木] 新作オペラ「鹿鳴館」の初日

1週間ぶりの劇場通いは、新国立劇場の今シーズン最後のオペラで、世界初演の「鹿鳴館」。
故・若杉弘氏の芸術監督最終シーズンの最終演目としての、創作委嘱作品。
三島由紀夫原作の「鹿鳴館」を、池辺晋一郎がオペラに作曲し、台本を書いた鵜山仁の演出。

日本語のオペラは、言葉のメロディーへの乗り難さがあるのか、特に語尾が耳障りだったり、
なまじ言葉を聞こうとすると聞き難いものが多くて、総じて期待度はあまり高くない。(苦笑)
それにも拘らず、今回は期待が大きくて、夕方からいそいそ出かけた。

日本語の歌が違和感無く、こんなにすうっと聴けたオペラは滅多に無い。
音楽に疎い私だから、オペラとしての良し悪しは分からないけれど、楽しく音楽に浸れて、
オペラは演劇の1ジャンルだと考えている作曲家らしいオペラだと思った。
多分、台本がよく、その台本に演劇的な視点で作曲された歌・音楽がよかったのだと思う。

ただ、主役の伯爵夫人朝子の着物姿が、元芸者とは思えない魅力不足だったのが気になった。
それに、第1幕では美と聡明さを備えたはずの朝子にその感じも存在感も足りないように思えたが、
途中からはキリリとした強さもあって、楽しく観られた。
コロスの扱い方が、戯曲→オペラの意図を象徴するものとしては分かる気がするものの、
若杉氏が、美しい日本語の台詞、華麗な舞踏会シーン、ドラマティックな愛憎劇で、
今オペラ化に最も相応しい戯曲として「鹿鳴館」をあげたという中で、華麗さは残念ながら不足。
ドレスがモノトーンで華やかさが少なく、コロスの衣裳は言わずもがな..
華麗な舞踏会シーンも観られたら、もっと楽しめたと思う。 って、贅沢な希望かしらね〜

指揮: 沼尻竜典
影山伯爵: 黒田 博
同夫人 朝子: 大倉由紀枝
侯爵夫人 季子: 永田直美
その娘 顕子: 幸田浩子
清原: 大島幾雄
その息 久雄: 経種廉彦
女中頭 草乃: 永井和子 ほか

「鹿鳴館」は、むか〜し、それこそ学生時代だったかに観た記憶はあるけれど、筋は覚えていず、
主役を美輪明宏が演じて、その美しさ・存在感に圧倒された記憶だけがあったのに、
どうも美輪明宏は演じていないみたい。 う〜ん..
「黒蜥蜴」と混同したのかもしれないが、それじゃあ「鹿鳴館」は誰で観たのかしら?
御大の杉村春子??

*****
着物: 大島紬。 泥染。 緯・絹、縦・綿。 黒に白灰の横絣 「霞」。 (お初)
帯:  名古屋帯。 灰白色。 色紙に花・蜻蛉・柳の墨描き。 
帯締め: 五嶋紐。 緑がかった藍色、片方に淡い緋色等入り。 
帯揚げ: 薄藤色・薄桃色。 杜若の柄入り。
履物: アタ編草履。 梅茶色台。 白黒格子の紬の鼻緒。 台周りは白革。 
バッグ: やまぶどう籠。
コート: 道中着。 奄美泥染。 黄緑色など多色。 奄美伝統染色家・赤塚次男の染め。

経が綿で、緯が絹なのが楽しくて、創作古典大島紬と織り込んである着尺に飛びついたものの、
暫く寝かせてから漸く仕立ててもらって、またまた寝かせてしまった着物を、やっと着た。
正絹の大島紬は雨に強いけれど、縦横を異なる糸で織ってあるから、多分これは雨には弱そう。
新作の初日だからせめて新しい着物を下したいし、今日は雨の心配は無いそうだし、
これを着ることにして、漸く陽の目を見せることが出来た。 お待たせしちゃったわね〜
やっぱり好み! 好きな着物は着ていても楽しいから、もっと着たい。

オペラ劇場でなく普段はラフな服装の人の多い中劇場なのに、今日は様子が大分違っていて、
黒い背広の男性やお洒落なドレスの女性も多く、初演の華やぎも感じられた。
中劇場に着物で行くなら地味でないと浮いてしまうと経験的に思っていたが、
今日なら、もう少し明るい着物でもよかったと思えたのだけは、少し心残り。(笑)

2010.6.23 [水] 健康センター通い

今日もグッタリ.. 雨だったし、午前中の緩い外出予定は止めてしまったので、
用事が終ったらどこで昼食にしようか、洋食、カレー、蕎麦.. あそこかこちらか..
迷っていた食いしん坊も、儚い夢と消えてしまった。 
食べそこなった食事が.. 残念。(苦笑)

でも、夕方からの健康講座・パワーヨガには出かけた。
1時間休み無く動いて、汗びっしょり。
少しずつだが、ポーズが取れるようになってきたのが、うれしい。
こちらも春の講座は今日が最終日で、10回のうち7回出席。
初めから2回は他の予定があって休むことを前提の参加だから、7割は、まあまあの出席率。
近いというのは、本当にありがたい。

次の夏の講座の開始まで2週間の休み。
これ以上ゴロゴロしないように心しないと..
それに、片付けないと物が溢れていて、家に居ても暑苦しい..ほんとにまあ..

2010.6.20 [日] 熱中症?

金曜日からどうもだるいと思っていたら、日曜日は身体が熱くて..
これって、熱中症の初期症状? って、思われて、休養日にしてしまった。
動かせない外出予定の無い日は休養日にしてばっかり..(汗)

家事もしないで、家にいる時はこんなにゴロゴロしているのだから、
筋力が落ちるのも、尤もなこと..
4月から通い出した健康講座だけが頼り..なのも少し情けないけれど、
通い出しただけでも進歩だと、前向きに考えましょう。

2010.6.19 [土] 健康講座、サッカー

健康センターの春の健康講座、土曜日は最終日。
何だか朝からグッタリしていたけれど、夕方になって開始時間が迫ってきて、大急ぎで出かけた。
この土曜日の講座は10回全部参加できた。
皆勤賞はないけれど、えらいえらいと自分を誉める。(笑)
2週空いて、また夏の講座が始まるが、当選できたので、帰りに次回の参加費を支払ったら、
申込が多く落選も少なくなかったとか.. 次の10回もできるだけ休まず参加したい。

*****
夜はまた、ワールドカップのオランダ戦をラジオ観戦。(笑)
故障のTVを放置しているもので、最近はむか〜しに戻って、専らラジオ観戦。
あ、画面が無いから観戦でなく、聞戦?(爆)
TVほど状況は分からないけれど、それなりにハラハラ、ドキドキ..
勝つのは難しくても、ドローならと思っていたので、残念。
それに中継を聞いていると、満更勝てない状況でもない様に思えて..
その少しの差が、大きいのだろうけれど..

2010.6.18 [金] 能楽・定例公演

雨の中、夜の定期公演を観に国立能楽堂に出かけた。
狂言・和泉流「伯母ヶ酒」と、能・観世流「玄象(げんじょう)−窕(くつろぎ)」。

狂言「伯母ヶ酒」は、造り酒屋の伯母をもつ甥が、一度も酒を振舞ってもらえないので、
鬼が出ると脅かしておいて、鬼になって(面をつけて)思う存分飲んだものの、
酔っていくうちに寝込んでしまい、ばれてしまう話だが、酔っていく変化がいつも楽しい。
面をつけただけで甥と分からなくなるのが、大らかと言うか、楽しい約束事。

能「玄象」は、初めて観たが、私にも楽しい! お能だった。
特に後場は、龍神の登場・動き、シテの早舞、早笛など囃し方の演奏も印象的。
間狂言だけは、問答も無くアイがひとりで長々語るので、時々うとうと居眠りつき。(笑)
今日は面の掲示もしっかり見たが、前シテの面がもう分からなくなっている。(涙)
前シテ/漁翁・朝倉尉(? 多分)、後シテ/村上天皇・中将、ツレ/姥・姥、ツレ/龍神・黒髭。

*****
終演後は、友人と久しぶりに「五万石」でとやま料理をいただいた。
いつものミニ会席に、今日はもう少し食べたいと、鰤茄子も追加。
少しお酒を飲みながら美味しく食べて、話もいろいろして、気持ちよく帰宅。

*****
着物: 泥大島紬。 茶黒地。 いろいろの柄を段取り。 
帯:  名古屋帯。 オフホワイト色の絹芭蕉地。 紅型調の染め。 芝文・花丸文。 

雨だったので、予定していた着物は止めて、一昨日と同じ雨に強い大島にして小物も同じ。
洋服にしようかと少し思ったものの、着物で行っただけでOK。(笑)
友人が江戸小紋を着ていたのが、雨なのに凄い。 黒地なので、雨用とか..う〜ん..

2010.6.17 [木] 六本木で西洋絵画展をはしご

「オルセー美術館展」と「ボストン美術館展」を観に行った。
「ボストン美術館展−西洋絵画の巨匠たち」@森アーツセンターギャラリーが会期末なので、
「オルセー美術館展2010『ポスト印象派』」@国立新美術館と合わせて行くことにした。

夕べは、どうせ六本木に行くならサントリー美術館にも行きたい、
サントリーで国立能楽堂コレクションを観るなら能楽つながりで根津美術館にも行きたいなどと、
4つの美術館を1日に観るのは無謀かとも思いながら、欲張ったことを考えていた。

が、夜からの雨も上がり、梅雨入りしたばかりの梅雨の合間の晴れらしいから、予定変更。
毛布・ベッドパット、それと夏がけ布団などを干し、マットレスにも風を通した。
昼前に取り込んでは干す意味がないから、昼前に出かけるのは諦め。
少し早目に取り込んで、洗濯したシーツなどの大物を入れ替わりに干してから出かけることにした。
能面・能装束を観られないのを少し残念に思いながら、今日は西洋絵画を堪能する日にしたが、
結果的にそれでよかった。 4箇所は体力的にも内容的にも私には無理だったと思う。

まず終了時間の早い国立新美術館に行って「オルセー美術館展」を観たら、見応えのあること!
会期の4分の1が過ぎて一番空いている頃だろうと思ったのに、平日なのに混んでいる!(驚)
週末や会期末だったら、どんなに混むのかしら?
会場がいつもより広いから、中の混雑具合はまあまあで、ホッとして観て回った。
それにしても、引越公演ならぬ引越展覧会!(爆)
美術館の改装期間でなければ、考えられない。 う〜ん..凄い!!
いつものように、最後まで観てから逆に観ながらゆっくり入口まで戻り、もう一度観る。
お腹一杯!じゃなく頭一杯?で、此処だけで足も気持も少し疲れを感じてしまうほどの作品たち。

ミッドタウンに行って半券サービスを利用して、休憩を兼ねて遅い食事。
以前、サントリーを観てから食事したら、国立新美術館のチケットでサービスがあると聞いて、
回る順番が逆だったとガッカリしたので、今回は利用できて、ニコリ。
サントリー美術館には、「ボストン美術館展」を観ても元気だったら戻って来ることにして、
取り敢えずパスして、ヒルズに行った。

「ボストン美術館展」は勤め人が来る前の丁度空いてきた時間帯らしくて、またニコリ。
「オルセー美術館展」に比べると、こちらは作品数が少なく小ぶりな感じ。
今回のオルセーが特別なだけなのに、同じ入館料なのにとケチなことを思ってしまった。(苦笑)
でも、こちらもなかなか楽しい。 特にモネがずらっと並んでいる部屋が印象的。

今日はもうこれで十分堪能したので、
サントリー美術館は、根津美術館と合わせて来週にでも行くことにして、真っ直ぐ帰宅。

2010.6.16 [水] 喜劇(新橋演舞場、昼の部)

また藤山寛美歿後二十年六月喜劇特別公演を観に出かけた。
今まで行かなかった喜劇だけれど、どうせ行くなら一通り観てみようと、昼夜両方観ることにして、
今日は昼の部で、「女房のえくぼ」と「幸助餅」。
夜の部同様、悪人が出てこない、善人ばかりの話。
愚かしかったり、馬鹿げた行いはしても、少なくも根の悪い登場人物はいない。
だから安心して観られるし、笑いの中にホロリとさせられ、人気があるのだろうと気付いた。

*****
終演時刻が、歌舞伎だと鑑賞教室以外では考えられない2時! 
雨もすっかり上がって、ピーカンと晴れた暑い盛りに通りを歩くと、日傘が欲しい!
日傘代わりに、手元の蛇の目傘を差したい誘惑を感じながら、それは気恥ずかしいと我慢。(笑)
先週、夜の部を観に行く前にヘアーカットしてもらったお陰で、首筋の暑さがいくらか軽く、
切っておいてよかった〜 と思いながら、歩いた。
銀座で呉服店に寄ったら、いろいろ見せてくださって、好きな反物も当然あるけれど、
無い袖は振れないから.. それにしまう所がもうないし..

「イデミスギノ」にダメ元で寄ってみたら、ケースに生菓子がいろいろあるじゃないですか!
嬉しくなって、イートイン限定のを2つ、いつもどおりダブルエスプレッソでいただいた。
朝と午後の他、夕方にも追加で出すようになったらしい。
1階の店のスタッフが随分増えていたから、ケーキつくりのスタッフもきっと増やしたのでしょう。

日本橋のデパートの呉服売場では、展示中の着物・帯を見て回っているうちに、
見知った店員さんが休憩中の担当者を呼んでくれたそうで、久しぶりに暫く話をした。
着ていた泥大島について、単衣には勿体無い、袷にした方がいいと、言われてしまった。
昨年着た時に汗をかいたら長襦袢に色移りしてしまって、染み抜きに出しても落ちなかった。
で、白大島なら単衣でもいいだろうが、泥大島は単衣向きではなかったと思っているし、 
言われたとおり塩沢などに比べれば風通しはよくないけれど、
雨に強いし裾捌きはいいし、袷に仕立て直してもらう仕立て代が出せそうも無いし(笑)、 
袷の大島は他にあるから、これはこのまま単衣で着るつもり。

*****
着物: 泥大島紬。 茶黒地。 いろいろの柄を段取り。 
帯:  名古屋帯。 オフホワイト色の絹芭蕉地。 紅型調の染め。 芝文・花丸文。 
帯締め: 五嶋紐。 緑がかった藍色、片方に淡い緋色等入り。 
帯揚げ: 紋紗。 薄橙色と白色の染分け。 市松織り・めだか模様。
履物: 雨草履。 
バッグ: やまぶどう籠。
コート: 透かし織り雨コート。 青色系、白・薄桃色入り。

ついに、私の夏の定番、やまぶどう籠を使った。
今年もこれから暑い間は殆ど毎日、この籠を持って歩くことになりそう。

2010.6.15 [火] あれこれ

雨の月曜日(14日)は、お篭り。
郵便も取りに行かず、家から出たのはベランダだけ。
あ、ベランダも家のうちよね〜((笑)

15日(火) 一転、いい天気。
昼食を調達して、母のところへ出かけた。
母の健啖ぶりに脱帽! 90代で私と同じだけ食べられるとは..
今日は片付けは特にはせず、気になったところだけをちょこちょこっと.. 後は話し相手に..
話そうとしても言葉が出てこない、言おうとしたことも忘れてしまう状態に、
じっと待ちながら、自分で焦れている母を慰め、今日も年を取るということをいろいろ考えた。

帰る前には、兄のところで、兄の連れ合いの愚痴・怒りを1時間聞く羽目に..
強い者どおしの軋轢..
母の歳を考えれば兄達に譲って欲しいと思うけれど..
一度狂った歯車は.. すぐ悪い方に捉えてしまうようで..
昔からの嫁姑問題かしらね〜  これからがますます心配で..

離れて暮らしている姉や私と違い、一緒に住めば、いろいろあるだろうことは分かるものの..
未だに上下で別所帯と言うのは、兄の連れ合いの体調問題もあるけれど、
あの歳の母がいろいろ手助けしてもらいながらも、
食事も含め基本的には自分でしているのが明らかに負担になっている様子で、
それも、もうどうにかならないのかと思ってはいるが..

義姉が気に障っていること、してくれないと苛立っていることのうち、
取り敢えずまず2点について、母にしてもらうよう、また検討してもらうよう話しながら、
兄が上手に間に立ってくれていれば、互いにもう少し気持ちよくいい関係でいられただろうに、
本当に、男というものは..などと、またまた思ってしまった。
その辺をわきまえて、ちゃんとしている男の方もいるから、一般論でなく、
どうみても兄の問題なのだろうけれど..
親が年老いたことを嘆いても、どこか受けいれていない、親離れしない感じがして..
こんなところで愚痴っている私も困ったものながら..

2010.6.13 [日] フランス料理@オーグードゥジュール

ランチに久しぶりのオーグードゥジュールでフランス料理をいただいた。
4月、5月と、行き損なってしまっていたから、入れて嬉しかった。
それに、このところ飲み物をサービスしていただいているので、手土産も準備していたし、
入れなかったらどうしようかと思っていたから、入れてホッ。(笑)

魚も肉も食べたいから、オードブルは軽めのカルパッチョにした。
水茄子を敷いた鱸のカルパッチョの上は野菜がタップリ。 バルサミコのソース。
魚はこしょう鯛で、付け合わせがホワイトアスパラとアスパラソバージュという贅沢さ。
オードブルとは一変、すっきりとした盛り合わせで、鯛も野菜もそれぞれの存在感が見事。
近くの席の方の皿は大分雰囲気が違うから、サービスしてくださったらしい。
心遣いをありがたく思いながら、おいしくいただいた。
肉はもち豚。これにも根玉葱と髭コーンの素揚げなどが付け合せについて、食感も味も素敵。
デザートは軽めがいいと、崩しプディングのスープ仕立て。 キャラメルアイス載せ。
サービスしていただいたウェルカムシャンパン、白ワイン、赤ワインで、食事を堪能。

*****
今日は伺えて嬉しかった上に、化粧室ではずしたまま忘れてしまった指環2つが、
無事に戻ってきたのが、とても嬉しかった。
更に、受け取って駅に戻ったら、急いで取りに戻る途中でお会いした方がまだ駅にいらして、
見つけてくださった方らしいと、お礼を申し上げられたのも嬉しい。
更に更に、駅で忘れ物を取りに行くといったら、そのまま出してくれて、また入れてくれたので、
チケットを無駄にしないで済んで、これもまた嬉しかった。
嬉しいことがいろいろ続いて、今日はいい日だったと1人ニコリ。

*****
帰りに「不東庵創作の軌跡 細川護煕展」@日本橋三越に寄った。
玄人や目利きは何と言うか知らないが、素人の私には家にあったらうれしい作品があれこれあって、
いい物に囲まれてきた方の審美眼・創作力に感嘆した。
東博の「細川家の至宝」展に行き損なったのが、返す返すも残念。
いずれ永青文庫に行きましょう。
って、前々から行きたいと思いながら延々と日が経ってしまったけれど、いつ行かれるやら..

2010.6.12 [土] 能楽・普及公演

先週の定例公演パスの二の舞いにならないよう気合を入れて(笑)、
昼から国立能楽堂の普及公演に出かけた。
解説・能楽あんない「楽器に込められた思い」、狂言・大蔵流「入間川」、能・喜多流「梅枝」。

狂言「入間川」は、シテ/大名・茂山七五三、アド/太郎冠者・逸平、アド/入間某・千之丞。
大好きな七五三さんに、人気の逸平くん、それに千之丞さんという顔ぶれに楽しみにしていたが、
結末のどんでん返しまで大いに楽しんで、満足した。

能「梅枝」は上演頻度が低いそうだが、曲舞の後、舞楽を模した「楽」という舞を舞うし、
私向きの動きのあるお能で、演者もよかったのに、何故か眠気に誘われてしまって、
うつらうつらの観能になってしまったのが、何とも残念。
シテ・粟谷能夫、ワキ・宝生閑、アイ・茂山宗彦、地頭・友枝昭世など。 

友人は来ていなかったので、終演後は、よくお会いしてご挨拶する方にお声を掛けていただき、
駅まで話しながらご一緒したら、な〜んと、シテの面の掲示を見損なってしまった。
特に鳥甲を被った後シテの面が気になっていたのに..(涙)
新しいことに気を取られると、それまでのことを直ぐに忘れるのだから.. 困ったもの。

*****
着物: 南風原の花織。 紺色。 
帯:  袋帯。 絽綴れ。  白に近い生成り。 空色・緑・金色で流水のような柄。
帯締め: 五嶋紐。 水色に白色入り。 
帯揚げ: 浅葱色と薄空色の大きな市松。 蜻蛉柄入り。 
コート: 透かし織単衣コート。 薄緑色・薄黄緑色。

*****
帰宅後は、大急ぎで着物をハンガーに吊るして、また健康センター通い。
どうも疲れ気味で休もうかと思ったものの、いやいやそれはいけないと自分を諌めて出かけた。
1時間動きつづけて汗びっしょり。 Tシャツだけ着替えて帰宅。
直ぐにシャワーを浴びたら、もうグッタリして、直に寝てしまい、
子供が来ても相手になれず、そのまま寝ていた。 健康的なこと。(笑)
この数日、不眠症どころか過眠症みたいに眠気に襲われて寝てばかりいる。 どうしたのかしら..

2010.6.11 [金] 喜劇

今月の新橋演舞場は歌舞伎でなく、喜劇公演。
いつもは観に行くことの無い喜劇だけれど、藤山寛美歿後20年記念公演だそうだし、
何より歌舞伎の少ない寂しい月なので、行ってみることにした。
短めの芝居が昼夜2つずつ掛かっていて、娘の藤山直美が全てに主演。
今日は夜の部で、「大人の童話」と「丁稚の縁結び」。
2つの短い芝居の間の休憩が長いのには驚いたが、
他愛なく、でも人情味ある話で、笑っているうちにホロリとさせられたりして、それなりに楽しい。
もっとも、これからもあまり観に行くことはなさそう。

芝居の前に、また手土産用に予約しておいた最中を受け取りに「空也」に寄った。
「今週の最中は売り切れ」の張り紙があって、やはり確実に確保するには予約が必須なのよね〜

終演が早かったので、終演後は久しぶりに「明月庵ぎんざ田中屋」@松屋。
本店まで行けばいいのに、少しの距離を怠けて、専らこちらにばかり。
久しぶりだったのに、覚えてくださっていたのが、嬉しいような恥ずかしいような..
また「旬の味覚膳」を頼み、お酒をグラスで少しだけ飲みながら、
先付け、お造り、進肴(岩手産の大和豚の冷しゃぶ)、いろいろ盛り合わせの酒菜、
そして小海老と野菜の天麩羅で蕎麦。 デザートまで、おいしくいただいた。

帰宅後は、自分用にもついでに予約しておいた最中をペロリと2つ食べてしまう。
小さいから、1つでは食べ足りないのはいつものこと。(笑)

*****
着物: 塩沢絣。 藍色地、黒・鼠色の縞。 黒の飛び柄。  
帯:  八寸名古屋帯。 紗博多「風紗」。  灰白地。 幾何学風の模様。
帯締め: 五嶋紐。 緑がかった藍色。 淡い緋色等入り。 
帯揚げ: 浅葱色と薄空色の大きな市松。 蜻蛉柄入り。 
履物: 麻の台の草履。 鼻緒・巻は革で、薄茶色、臙脂色入り。 (沙織)
履物・バッグ: 夏用紗織草履バッグセット。 鉄紺色・白色。(和美磋美)  刺子バッグ(青地に白)。
コート: 道中着。 奄美泥染。 黄緑色など多色グラデーション。 (奄美伝統染色家 赤塚次男)

2010.6.10 [木] オペラ「カルメン」

多分、日本人に一番くらいに親しまれているオペラ「カルメン」の初日公演を聴きに行った。
直ぐに曲を忘れてしまう私でも耳に残っている音楽・歌のオンパレードだから、気軽で楽しい。
タイトルロールのカルメン役の歌手が実に存在感あって、演出ともども、さもありなんという感じ。
フィナーレのカルメンとホセの二重唱もとても聴き応えあって、特にホセの歌声が印象的。
前にも観た演出なのに、あまり覚えていないのが、我ながら少し寂しい。
この前の2種類の演出の方が好き嫌いとは別に記憶に残っていて、何だかおかしかった。

指揮: マウリツィオ・バルバチーニ
カルメン: キリスティン・シャベス
ドン・ホセ: トルステン・ケール
エスカミーリョ: ジョン・ヴェーグナー
ミカエラ: 浜田理恵

夜の公演で、終演が10時。 友人とも新宿で別れ、真っ直ぐ帰って、バタン・キュー。

*****
着物: 江戸小紋。 絽ちりめん。 いろいろの柄で、流水紋。 赤みかかった紫色。  
帯:  名古屋帯。 三本絽。  白地。 櫛に花・葉模様。 (お初)
帯締め: 五嶋紐。 水色に白色入り。 
帯揚げ: 堤木象氏の草木染(梅染め)。 灰紫?の濃淡、蜻蛉柄織り込み。 
履物: 麻の台の草履。 鼻緒・巻は革で、薄茶色、臙脂色入り。 (沙織)
バッグ: 紗織バッグ。 鉄紺色・白色。(和美磋美)  サブに刺子バッグ(青地に白)。
コート: 塵除け。 絽。 鮫小紋。 灰藤色。

着物は、夏物だと思って作ったら、絽縮緬は絽とは違い単衣時の着物だと後で知ったうっかり者。
単衣の江戸小紋は黒地の縮緬があるから、夏物が欲しかったのに.. 着る度に複雑な気分。
今月は前3回とも八寸帯ばかり締めていたので、久しぶりの九寸帯の芯の硬さと暑さを実感。

2010.6.9 [水] 

ぼたんさん、退院なさったそうで、おめでとうございます。
しばらく日記の更新がないと思っていましたが、そんなこととは知らなかったので
ビックリしました。 大変だったでしょうが、なりよりでした。
それに、不安をご家族以外にも受け止めてくださる方々がいらしたことも、
本当によかったです。
これからもお身体を大事になさってくださいね。

*****
夜は健康講座(今日はパワーヨガ)に参加。
先週休んでしまったせいなのか、またまた大変。
特に、頻繁に頭を動かすのが、眩暈は起こさなくても、軽い吐き気がして..
ポーズを決める時にも、筋力が無くなっていることをひしひしと感じる。
ヨガの動きは向いていないのかとも思うけれど、それだけに続けるべきとも思うから、
取り敢えずもう1期続けてみよう。

帰宅しても、クラクラ感と吐き気が続いて体調が悪く、
横になって休んでいるうちに、眠ってしまった。
真夜中に目覚めたら、スッキリ治っていて、ホッ。

2010.6.8 [火] 歌舞伎鑑賞教室

昨日は、朗読サークルに参加して、帰宅後は直きにバタン・グー。
先日の長時間睡眠以降また眠れずにいたので、サークルの後は他の心積もりは諦めて直帰。
夕方から寝てしまったら10時間以上眠って夜明け頃に目覚めた。 で、一日が長〜い。
なのに、懸案の片付けは、やっぱりできないまま..(汗)

午後は国立劇場の歌舞伎鑑賞教室を観に行った。
歌舞伎座でも何度も観てきた「鳴神」で、愛之助の鳴神上人に、孝太郎の雲の絶間姫。
最近の愛之助はいろいろの役を演って、私も結構好きな、これから期待の役者のひとりだし、
それなりの台詞回しなのに、孝太郎の雲の絶間姫と一緒の場面では鳴神の存在が薄い。
若手でも海老蔵などだと鳴神上人が主役なのがはっきり分かるのに、今日の主役は雲の絶間姫。
まあ海老蔵は、上手下手は超えて主役ぶりを発揮する華があるから別とも言えるけれど..
雲の絶間姫が場をさらってしまうのは、孝太郎が上手くて2人の力に差があるからなのか、
盃事では居所も違うし、歌舞伎十八番の荒事と言っても、上方風はそうなのか..

*****
終演後は雨の予報にも拘らず、どうにか天気が持ちそうなので、
久しぶりに半蔵門線1本で行ける天真庵@押上に行った。
いつも通りの文膳で、お酒と肴、蕎麦、そしてコーヒー。
もち麦パンがあったので、それを持ち帰るのも、いつも通り。
今日のお酒は「鳳凰美田」という何とも優雅な名前の小山の酒。

庵主と話したり写真を見せていただいたりしながら、ゆっくりいただいている内に、
雨が降り出したので、歩くのは止めて、バスを乗り継いで帰宅。
PASMOカードの乗り継ぎ割引きで300円。
地下鉄で大回りしたり錦糸町まで歩く気の出ない日は、この割引は嬉しい。 乗る気になる。(爆)

*****
着物: 生紬(しょうざん)。 無地。 灰みの深緑色。 
帯:  八寸名古屋帯。 紋博多「恵比寿細工」。  白地、茶・緑色等の縞。 
帯締め: 五嶋紐。 灰色、端・裏は黒色。 
帯揚げ: 紋紗。 薄橙色と白色の染分け。 市松織り・めだか模様。 (お初)
履物: ラバーソール台の草履。 天と鼻緒は濃深緑色の本革。 (カレンブロッソ) 
バッグ: 紗織バッグ。 鉄紺色・白色。(和美磋美)  サブに刺子バッグ(青地に白)。
コート: 透かし織り雨コート。 青色系、白・薄桃色入り。

着物の色は色見本で決めたのに、仕立てあがってきたら、あまりの地味さに驚いたもの。
これから一生着られるから、まあいいといえばいいのだけれど、着る度に地味だと思っていたら、
天真庵で先客のご年配の常連さんに、地味な着物だと言われて、やっぱりね〜

2010.6.6 [日] ピアノコンサート

午後、真楽メンバーのちびまるさんとご友人達とのピアノコンサートを楽しませていただいた。
音楽は不得手で、普段はオペラと時折のジャズだけだけれど、不得手なだけで嫌いではない。
音・声に浸るのは結構好きで、曲名や細かい感想を聞かれたりしなければ楽しめる(笑)から、
日記でご案内くださった演奏会に、折角のチャンスだと伺わせていただいた。
写真とのコラボも、演奏者のその曲へのイメージが分かるようで、楽しく聴かせていただいたし、
着物姿とはまた違う、すっきり・きりっとした素敵な洋装でのちびまるさんの演奏姿も素敵!

暫くお会いできなかったメンバーにもお目にかかれて、それもうれしかった上に、
終演後は、お誘いに載せていただいて、餃子が美味しいという蒲田情報の実地検分。(笑)
餃子もおいしく、皆さんとの話も楽しく、時間の経つのが早くて驚くほど。
1週間の粗食の後、2日連続の濃い食べ物に胃腸が驚いたらしいおまけつきだったが、
いい時間を過ごせて楽しかったと、ニコニコと帰宅。

*****
着物: 南風原花織。 紺色。 単色。
帯:  八寸名古屋帯。 南風原の道屯花織。 藍色・白色の「市松間道紋」。 知念幸徳氏手織り。 
帯締め: 五嶋紐。 水色に白色入り。 
帯揚げ: 紋紗。 薄橙色と薄青緑色の染分け。 変わり麻の葉模様。 
履物・バッグ: 夏用紗織草履バッグセット。 鉄紺色・白色。(和美磋美)  刺子バッグ(青地に白)。
コート: 透かし織単衣コート。 薄緑色・薄黄緑色。

着物・帯とも南風原の花織り。 両方とも伝統的工芸品。
着物は、紺色だけで他の色が入っていないので、ちょっと見には無地風。
それなりに細工されているのに、一見無地/小紋風の着物が何故か結構好き。
袷にするか単衣にするか迷って、着る期間の短い単衣では勿体無いような気もしながら、
色合いから単衣にしたのだけれど、着ると選択が正しい気がして、結果オーライ。
帯はしなやかで、締めていて疲れず、皺も取れ易くて、単衣時期にはありがたい帯。
小さくて役に立たないと買ったまましまいこんでいたバッグを、サブバッグつきで使ってみた。
バッグを2つ持つのは、1つ忘れそうで、やはり私向きではないかも..

2010.6.5 [土] てんぷらランチと運動と

漸く1週間のダウン状態から復活した感じがあり、ダウン中の食の酷さを補うべく、
門仲のみかわ是山居にいれていただいて、てんぷらでランチ。
当然この時期限定のギンポウを期待したのに、入荷が無かったとかで、残念!
以前のように頻繁には行かれず、最近はツキイチだから、今年は食べ損なうのかしら?
今月中に電話で入荷を確認して、食べに行きたいけれど.. 食い意地と懐との戦い。(爆)

それにしても、顔を見た途端、店主に 痩せた?と言われたのには脱帽。
食事を作らなくても文句をいう人は無く自由にできると言うことは、つまりは全部自己責任。
だから体調が悪いと食事は惨めなことになってしまう。
この1週間の食生活の酷さが目に見えるほどの効果(笑)を挙げたとは..

*****
食後は日本橋に出て、デパートで菓子などを調達。
開催中の、生誕110周年記念「山本丘人展−魂の抒情詩」を急ぎ足で観て回ったら、
時期による作風の違いが、印象深かった。
夜の予定に間に合うように、急いで帰宅。

*****
1週間の運動不足を補うべく、往きは是山居まで速足で歩き、少し疲れた頃に到着。
食後は、腹ごなしに日本橋まで少しゆっくり歩いて、合わせて1時間余の歩き。
殆ど動かなかった週の終わりの急な運動で、脛や腿に張りが出てしまった。
帰りはいつも通りメトロ利用で息をついた。

でも、めげずに夜の健康講座にも参加。
先週よりは戸惑い少なく動けて、ホッとした。
結局、合計2時間以上の運動になって、1週間分の運動を1日でしてしまった。
生活にはメリハリが必要と言っても、ちょっと違うでしょ! と自分に突っ込み。(爆)

2010.6.3 [木] コクーン歌舞伎・初日

夕方からシアターコクーンに独特のコクーン歌舞伎を観に行った。
あそこまで行くならミュージアムで展覧会も観たいと思ったものの、
まだ無理は禁物とそれは諦めて、歌舞伎だけにして、直行直帰。
串田和美演出・美術で、勘三郎を中心とした「佐倉義民傳」。
農民の台詞に、話題になっているらしいラップを取り入れた演出があって..
農民役の役者たちの人力での舞台展開に、先月観たオペラの舞台展開を思い出した。

*****
着物: 江戸小紋。 黒地。 小桜柄? (単衣)
帯:  八寸名古屋帯。 紋博多「恵比寿細工」。  白地、茶・緑色等の縞。 
帯締め: 五嶋紐。 薄緑色、銀糸・一部に薄橙・紫入り。 (単衣・夏用) (お初)
帯揚げ: 紋紗。 薄橙色と薄青緑色の染分け。 変わり麻の葉模様。
履物: 螺鈿の草履。 薄い銀色から白に暈し。 (金鷲) 
バッグ: 野蚕紬バッグ。 薄茶色。(伊と忠)  合切袋風の緑系の革袋。
コート: 透かし織単衣コート。 薄緑色・薄黄緑色。

暦通りの衣替えで、漸く単衣を着用。
いやー、単衣ってこんなに軽かったかしらというのが第一印象。(笑)
単衣だと縮緬地でも軽くて少し驚きながら、涼しいのがうれしいと思った。
袷の着物は紬でももっと重いというか着物の存在感があるような気がするけれど、
去年まで気にもならなかった着物の重さに気付くのは..

2010.6.2 [水] またやっちゃった〜

午後の能楽公演に行き損なってしまった。 残念!
それでも、今年はチケットを無駄にしたのは、まだ2回目か3回目。
昨年までに比べると、今年は行き損う回数が本当に減っていると思うと、
今日は残念だったけれど、体調回復を感じて、あらためて嬉しくなった。

4月・5月と遊びすぎで、しかも健康講座に週2回も通い出して疲れが溜まっているうえに、
このところ不眠症がまたひどくなって、日曜日からダウン状態だったから心配はしていたけれど..
月曜日はサークル活動日なのに欠席して、今日は能楽だけでなく健康講座もパス。(涙)

それにしても、時々目覚めながらも15時間の連続睡眠!とは、我ながら凄い! 凄まじい。(爆)
こんな寝貯めができるとは、まだまだ若いってことよね〜 (大爆)
お陰で日頃の睡眠不足を一気に取り戻した感じで、腰痛・足腰の疲れもスッキリ。(喜)
明日の夜はコクーン歌舞伎。 どうにか体調回復したし、これからまた観劇を楽しみたい。

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