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2010.9.30 [木] 9月の着物着用備忘録

今日は9月末日。 また雨で寒〜い日。
これで今年も4分の3が過ぎてしまったと、月日の経つ早さを実感。

3日 江戸小紋(絽縮緬、赤紫色、流水紋) 八寸帯(紗博多「風紗」、灰白地)
7日 江戸小紋(同上) 八寸帯(羅博多、間道・葡萄唐草文、薄ベージュ他) 
9日 泥大島紬(絹・綿、黒に白灰横絣「霞」) 名古屋帯(夏紬、灰白色、墨描)
10日 塩沢絣(藍色地、黒・鼠縞、黒の飛び柄) 名古屋帯(同上)
11日 塩沢絣(同上) 八寸帯(紗博多「風紗」、灰白地)
17日 泥大島紬(黒・茶泥、段取) 八寸帯(紋博多「恵比寿細工」、白地、縞)
19日 南風原花織(紺色、単色) 八寸帯(道屯ロートン花織、藍・白)
25日 南風原花織(同上) 袋帯(組紐帯「綾斜楽」、白地、多色入り)
26日 生紬(灰緑色、無地) 袋帯(櫛織、黒地、鳥獣戯画)

9回着用。 単衣のみ。
予定を減らしたことなどもあり、回数は少なめ。

彼岸までは夏の暑さだったが、着物は夏物と単衣では暑さの違いは少ないと、暦通りに単衣着用。
着たのは6月に着た着物だけで、縮緬地の着物はやはり敬遠してしまい、着なかった。
江戸小紋(絽縮緬)、泥大島紬2枚に、塩沢絣、南風原の花織、生紬の6枚。
緯が絹糸で経が綿糸の泥大島紬を1回着たが、他は正絹。

帯は、袋帯は2本で、名古屋帯が5本(7回)で、計7本。
名古屋帯は、九寸帯1本(2回)に八寸帯4本(5回)。
八寸帯は、紗博多、羅博多、紋博多、道屯ロートン花織で、博多帯が殆どになった。
9月になっても夏のような暑さが続いたので、少しでも涼しくと、八寸帯を中心に名古屋帯ばかり。
彼岸からは一足飛びに秋の気候で寒いくらいだったので、下旬は夏帯でなく袷用の袋帯。
結局、夏帯の九寸名古屋帯を1本しか締められなかった。

夏の袋帯と九寸名古屋帯は、6月に締めないと締めそこなうことを実感。
鬼に笑われても、来年の6月上旬には忘れずに締めたいから、覚えておかなくちゃ.. 

2010.9.26 [日] 落語

急に秋になった感の日々だが、午後は昨日に続き隼町へ。
今日は大劇場でなく演芸場。 「国立名人会」で落語に浸った。
前座の三遊亭小笑はお馴染み「転失気」で、後は初めからお題が決まっていて、
五明楼玉の輔「宮戸川」、金原亭世之介「明烏」、古今亭志ん輔「大工調べ」で、仲入り。
講談、曲芸のあとが、トリの三笑亭笑三「悋気の火の玉」。

お馴染みの噺家たちで、安心して聞ける(笑)けれど、まくらが長くて噺が短めなのが、
時間の制約があるとは言え、ちょっとな〜といつも思う。
「宮戸川」は前段だけで、話芸は楽しいけれど、サゲも欲しい。
「大工調べ」もサゲはついていたけれど、簡易版(笑)で、少し物足りなさも..
神田陽子は講談「三国志−桃園の誓い」で寄席踊りつき、
ボンボンブラザーズの曲芸は、毎回同じで変化は無いけれど、客あしらいも含め、上手い。
高齢の三笑亭笑三は申し訳ないがあまり期待していなかったら、いいじゃないですか〜
笑三の体調がよかったのか噺が合っていたのか、いつもこういう噺が聞けたらうれしい。

*****
日本橋に出て、「日本伝統工芸会展」を観て回った。
観るのは、以前は焼き物中心だったのに最近は染織中心なのが、我ながら興味の変化を感じる。

*****
着物: 生紬(しょうざん)。 無地。 灰みの深緑。 
帯:  袋帯。 櫛織。 黒地。 鳥獣戯画。 
帯締め: 五嶋紐。 赤茶色。 片端は白色に赤茶色の縞。 
帯揚げ: 灰紫?の濃淡、蜻蛉柄織り込み。 堤木象氏の草木染(梅染め)。 

夕方から雨らしいから心配しながらも、涼しくなって気温はちょうどいいし、
秋の単衣にピッタリの色合いなのに、ずうっと暑くて着られなかったから、頑張ってこの着物。
帰宅時に最寄駅を降りたら、雨が少し降っていて、危ないところだった。

2010.9.25 [土] 声明

台風一過で雨の上がった午後、「天台声明 投華得仏」を聴きに国立劇場に出かけた。
仏教徒ではないのでお経を聞く機会は殆ど無いし、まして声明など知らなかったのだが、
何年か前に聞く機会があって言い難い体験をしてから、機会があると出かけるようになった。

今回は、天台宗総本山比叡山延暦寺で伝承されている「天台声明」で、
奥義伝授の秘儀「伝法灌頂会」で唱えられる声明「灌頂音用」を、舞台公演用に構成したもの。
「取水儀」、「三摩耶戒」と、「胎蔵界灌頂儀」。
声明を聴いていると、独特の厳かな雰囲気に、忙しない日々を忘れる感じがする。

*****
終演後は、また「可否道」に寄って、ブレンドコーヒーと、お替りにアメリカン。
海苔チーズトーストを食べたいと思ったが、売り切れで食べ損なって、残念。
やはり来ていた友人と、久しぶりに着物話。

*****
着物: 南風原の花織。 紺色の単色。 
帯:  袋帯。 組紐の創作帯「綾斜楽」。 白色に多色入り。 
帯締め: 五嶋紐。 薄灰紫色。 一部薄肌色入り。 
帯揚げ: 灰紫?の濃淡、蜻蛉柄織り込み。 堤木象氏の草木染(梅染め)。 
履物: 下駄。 黒塗り台。 小千谷縮の鼻緒。

2010.9.24 [金] 急な寒さは身に堪える

昨日より更に気温が低く、寒〜い!
午後、雨の合間に母のところに出かけた。
思うこと多々。

2010.9.23 [木] 能楽特別公演

夏日だった昨日から気温が一気に10度以上低くなって、寒ささえ感じた雨の日。
めげずに、でも何となく着物を着る気が失せて洋服で、昼から国立能楽堂の特別公演に出かけた。
お能2曲に短い狂言。 いつもよりお能が1曲多いのがうれしい。
能・観世流「菊慈童−遊舞之楽」、狂言・大蔵流「舟ふな」、能・宝生流「鸚鵡小町」。

能「菊慈童」は半能形式での上演が定着しているらしく、前場がなくて後場だけ。
先週の「猩々乱」から半能形式のお能が続いているのは、何か意図があるのかしら?
華やかな作り物に、「楽」の舞が大きな動きで、私にも分かり易く(笑)楽しい。
しかも小書「遊舞之楽」のため、通常より派手な型らしく、大いに楽しみながら観た。
笛も一調子高い華麗な「盤渉楽」だそうだが、こちらの違いは全く分からず。(爆)
シテ・観世喜之、ワキ・高安勝久など。
大鼓の大倉正之助は、指カバーなしの素手で叩くので、カーンという高い音でなく、独特の音色。

狂言「舟ふな」は、太郎冠者の屁理屈に主人が四苦八苦するのが、おかしいやら気の毒やら。 
シテ/太郎冠者・山本則俊、アド/主・東次郎。

能「鸚鵡小町」は、国立能楽堂の主催公演では初上演だそう。
「菊慈童」とは一変、作り物が何もなく、登場人物もシテとワキの2人だけ。
シテが100歳の小野小町だから、杖をつきながらの橋掛りへの登場から実にゆっくりで、
登場したと思ったら直ぐに立ち止まって休息するし、地謡も低く単調な謡に私には聞こえて、
最後までもつだろうか(私が)と心配になった。(大爆)
「物着」の後の「中ノ舞」も、老小町の舞だからゆっくりなのに、
どうにか終曲まで眠らずに観られたのは、出演者がよかったからに違いない。
それに、「菊慈童」で楽しんだ後なのも、助けになった気がする。
シテ・近藤乾之助、ワキ・宝生閑、後見・高橋章(寺井良雄氏は病気休演)、地頭・三川泉など。
囃し方は、笛・一噌仙幸、小鼓・曽和正博、大鼓・柿原崇志。

*****
終演後は、風邪も大分よくなってきたという友人と、また駅までの途中の喫茶室でおしゃべり。
友人の家の方では雷も鳴っていたそうで、やはり洋服。 2人とも洋服なのは珍しい。
別れてから日本橋に出て、菓子などを買って、地下の「春帆楼」のフグで夕食を済ませた。
久しぶりに雑炊と刺身、それに焼フグ。
このところの食いしん坊で太ってしまったのに、今日も少し食べ過ぎ。(汗)

2010.9.22 [水] 遡り日記

またまた暑さが戻って来て夏日の今日、いつまで暑いのだ〜と思う。
明日からは涼しくなると言うけれど、気温の大きな差も堪えるから、気をつけなくちゃ..
気付いたらまたも1週間近く日記を書けずにいた。
自分の覚えに遡り日記。 一気に5日分も書いた。 毎日書けばいいのに..(汗)

今日の夜は、健康講座に参加で、夏期講座は終了。
春に比べたら、随分動けるようになっていることを実感。
でも、水曜日のこの講座は頭の上下運動が多くて眩暈を起こしやすいので来期はやめて、
春から継続の土曜講座のほかは、木曜日の講座に参加することにした。
暑かったから無理は禁物とは言え、それにしても、夏期は春に比べ出席率が低かった。
秋はもっとキチンと出席できるように体調維持に心したい。

2010.9.21 [火] フランス料理とデパート展巡り

日本橋に用事もあるし、ならば食いしん坊の締めにフランス料理でランチにしようと、
用事を済ませてから、「オーグードゥジュール・メルヴェイユ」に入れていただいた。

赤ピーマンのムース?を敷いた何種類かの貝のオードブル。
他にも食べたいものがあって迷ったが、選んだかいあって、なかなか美味しく、楽しい味。
魚は鹿児島のそい?だったかしら? 魚のソテーの下はアサリと冬瓜のスープ。
魚も美味しいけれど、何より、スープが秀逸。 
肉は、リードボーにジャガイモをつけて揚げたもの。 付け合せの野菜とで綺麗な彩り。
デザートは、巨峰にした。 巨峰のジュレをかけ、ヨーグルトアイスを添えたもの。
プティオードブルにプティデザート、更にプティガトーもサービスしてくださったので、満腹。
前回の経験から、オードブルは1皿で止めておいたのは正解だったというのが実感。
飲み物は、いつもの白ワイン。
ほかに、ウェルカムシャンパンとボルドーの赤もサービスしてくださったので、
ほろ酔いというよりは、すっかり酔いが回って、マズイかも..という気分。(苦笑)

*****
でも、めげずに銀座に出て、「昭和・メモリアル 与勇輝展」@松屋で癒される。
休日とは比べものにならないだろうが、平日なのに思いのほかに人が入っている。
さっと通り過ぎたものの、裏から見て気になって、戻って前からもう1度見たり..
昭和・メモリアルという通り、思い出が並んでいる感じで、懐かしい。

改装オープンした三越の呉服売場を覗いてから、まだ酔いが醒めないまま、Oxyバーで酸素吸入。
事前・事後とも数値が低い。 疲れているってこと?  ワインの飲みすぎ? 

INAXギャラリーの展示に興味を惹かれて、立ち寄ったら、
「夢みる家具展 森谷延雄の世界」、「CERAMICA NOTE 國方善博展」が楽しい。

日本橋に戻り「小泉淳作展」@高島屋。
「平城遷都1300年 光明皇后1250年御遠忌 東大寺本坊襖絵完成記念」と冠がついて
東大寺の聖武天皇・光明皇后の肖像画と本坊襖絵が前半分、後は今までの代表作らしい。
期待以上に見応えがあって、観て良かったと思いながら拝見。

「日本伝統工芸展」@三越を観ようとしたら、明日からで、クシュン。
呉服売場に寄ってみたら、今日までだとかで、百花さんのお師匠さまの竹内功氏が実演中。
アッサリした刺繍なのに好みの魅力的な帯に目が吸いつけられる。
ご夫人にルーペで見てと言われて、覗いて、その細かい揃った刺繍に驚嘆。
去年、見送ったものの目に残っていて、聞いた時には売れてしまっていたという経験があって、
今でもあの帯が目にちらついている感じが..
この帯も同じことになりそうで、もう買ってはいけないのは分かっていたのに、
これで最後と..(大汗)  でも、楽しみ〜

2010.9.19 [日] 区民オペラ「マクベス」

新国立劇場がオフシーズンで、オペラに行くのは3ヵ月ぶり。
「マクベス」は1度だけしか観た・聴いたことがなく、曲は覚えていないけれど、
今日は林康子さんもご出演だし、楽しみに出かけた。
プロのソリストたちの歌声も楽しく聞いたが、
何より合唱団に、アマチュアでも歌も動きもあそこまでできるのだと、感嘆!
今回も、舞台上のTAMAさんをバッチリ確認して、ニコニコ。

休憩時間の化粧室でnekomamaさんに瞬間遭遇。
でも、その後はお見かけせず、お席も分からず、お話しし損なったのは残念。

*****
夕食は、日本橋のデパートの特別食堂で、野田岩のかさね重。
うなぎといえば、殆どコレばかり。 
それに本店に行けばいいのに、ついついデパートで済ます横着者。
それでも、美味しくいただいたし、元気になった気分。

*****
着物: 南風原の花織。 紺色の単色。 
帯:  八寸帯。 南風原の道屯(ロートン)花織。 藍と白色。「市松間道紋」 
帯締め: 五嶋紐。 茶色・白色、一部焦げ茶色入り。 
帯揚げ: 灰紫?の濃淡、蜻蛉柄織り込み。 堤木象氏の草木染(梅染め)。 
履物: 白台。 鉄紺色の鼻緒。

2010.9.18 [土] 松茸一本まま

今週は2度ほど、ほんの少しだけ松茸を食べたら、美味しかったものの食べ足りない。(笑)
ならば、松茸を一本まま天麩羅に揚げてくれるみかわで味わおうと「みかわ是山居」に出かけた。
夜は健康講座があるから、昼。  陽射しがまた夏のよう。
同じ門仲に行くにしても夜と昼とでは暑さがまるで違い、とても歩いていく気にはならない。
で、妥協して自転車。
夏の自転車の定番、いつもの大きな帽子を被っても暑くて、止まったら汗..

食事が済んでお帰りになる方々に、済んで談笑しているグループで、タイミングよし。(笑)
あの贅沢な空間を独り占めして、美味しい食事にちょっとおしゃべり.. 至福のときを過ごす。
魚は、海老・烏賊・きす・めごち・穴子。
先月より小烏賊のサイズが大きくなっていて、季節の移り変わりを感じる。
野菜は、茗荷に、選択分はアスパラに薩摩芋にした。 そして期待どおりの松茸。
海老しんじょのお椀の味が一定しない気がしていたのだが、
ふと、口の中に残った塩分のせいかもしれないと思い当たって、
お茶で口をスッキリさせてから飲んでみた。
う〜ん..やっぱり、天麩羅につけた塩のせいかも..

*****
夕方には夏期の土曜日最後の健康講座に参加。
どんどん動きが追加され、動く動く動く。 汗だくになって、必死に動く。
時々、1動作抜けてしまうと、訳がわからなくなってしまったりするが、
4月に比べたら、随分動けるようになったと思う。
春期は皆勤だったのに、今期は3回も休んでしまった。 来期は欠席を減らしたい。

2010.9.17 [金] 能楽

夕方から定例公演を観に国立能楽堂に出かけた。
番組は、狂言・和泉流「清水座頭」と能・観世流「猩々乱−双之舞」。
今月は歌舞伎でも「猩々」を観ているので、違いも楽しみだった。
行って驚いたのは、お能が短くて、お能の方が狂言より短いという初めての体験。
狂言が今まで観た中で何番目かの長さで、お能は逆に一番くらいに短い。
でも、どちらも楽しく、文句なし。

狂言「清水座頭」は、シテ/座頭・野村万作、アド/瞽女・萬斎。
狂言としては長いけれど、ほのぼの感が強く、こういう狂言もいいわね〜と思う。

能「猩々乱」は、小書き「双之舞」によって、シテ/猩々が2人。
シテは謡は極く少しで、舞中心。 動きのある舞は私にも楽しい。
歌舞伎のより、今日の能の方が好きだと思いながら、鑑賞。

*****
着物: 泥大島紬。 黒地のような茶泥。 段取り。 
帯:  八寸帯。 紋博多「恵比寿細工」。 白地、縞。 
帯締め: 五嶋紐。 赤茶色、片端は白色に赤茶色の縞。 
帯揚げ: 絽縮緬。 黒地。 薄茶色の小さな野菜が並んだ柄入り。 
履物: 下駄。 黒塗り台。 小千谷縮の鼻緒。

2010.9.16 [木] 今日はご近所ランチ

涼しさを通り越して寒ささえ感じるような雨模様の日だけれど、小降りになったところで、
ご近所の「ジヴェルニー」に入れていただいて、フランス料理でランチ。
秋らしく食い気全開の兆候があって、今週は食いしん坊週間になりそうな予感。(笑)
一昨日のイタリアンほどではないものの、こちらに伺うのも久しぶり。
となれば当然オードブルもスープもいただきたいと両方ついたコース。

オードブルは、ギャルソンがメニューに無いテリーヌを勧めてくれたので、野菜のテリーヌにした。
人参の赤がアクセントになっているが、全体に茶色の印象の沈んだ?色合い。
ピクルス風に酸味が効いて、ゴーヤーのソースの苦味と相まって、独特。
これは、好き嫌いが分かれそうと思ったら、
もう1つのカレー味の付け合せの方は、大概の日本人が好みそうな味で、フーン成る程と楽しくなる。
シェフが楽しみながら工夫したような料理で、食べるこちらも楽しい。
スープは、白菜のポタージュ。
メインは魚にして、鱸のソテー。
聞くそばから忘れた(苦笑)2種類のフランスの茸を使ったソース兼付け合せ?
鱸のこんがり焼いた皮も茸も茶色で一見地味だったけれど、魚の下に敷いた葱の緑が鮮やか。
鱸の身の白さと葱の緑が目に飛び込んできて、初めの印象が変わり、茸も美味しく、ニコリ。
デザートは、プディングにして、美味しいランチの締め。

白ワインの前に、シャンパンを少しサービスしてくださったら、今日は酔いが回る感じで、
顔も赤くなったかと心配したが、まあ気にするほどではなかったので、ホッ。
気持ちよく帰ったけれど、家で領収書明細を見たら、シェフのおまかせコースとなっていて、
オードブルがどうもディナーのメニューだったらしく、値段も少し高かった。
行ったらいつも勧められた中から食べたいものを選択しているので私は構わないけれど、
前もって言わないと、人によってはクレームが出るではないかと気になった。
尤もあちらも人をみて勧めているのだろうから、気にすることもないかしらね〜

2010.9.14 [火] 久しぶりの食いしん坊

前夜の雷雨から急に涼しくなって、朝から秋〜の気分。
美味しいものを食べたいと、夜は「パッソアパッソ」でイタリア料理をいただいた。
このところ長く伺えてなかったので、本当に久しぶり。 もしかしたら半年ぶりかも..
自転車が復活してからは、少し距離があると直ぐに自転車に乗ってしまい、
最近は歩くことがなかったので、夕方の涼しい風に吹かれながら歩いて行った。
涼しくても速足で30分歩くと、じわじわじわっと汗が出てくるけれど、それでも気持ちよく、
一昨日までの暑さだったら歩く気などにはならなかっただろうと、急に来た秋を実感。

オリーブをつまみにワインを飲みながら、料理が出てくるのをワクワク待つのも楽しい。
オードブルは、羊と豚のテリーヌに夏鹿のカルパッチョ添え。 野菜は..
濃厚な食感のテリーヌに、カルパッチョの軽やかさ、付け合せの野菜、それぞれの味がうれしい。
いろいろな茸の入ったすっぽんスープ。 香り高い松茸も入って、まろやかでおいしい。
パスタは、カマンベールチーズと芋と緑の野菜を入れた小ぶりのニョッキを揚げたもの。
芋は名前は忘れたけれど里芋のような食感で、緑の野菜も何だったか..(苦笑)
薄くおろしたカマンベールがタップリ散らしてあって、しっかりした味なのに柔かな優しい印象。
そして穴子のリゾット。結構強い味つけの穴子が下に敷いたリゾットに合って、食が進む。
メインは鴨の胸肉のソテー。かりかりのローズマリーの葉を外して肉と一緒にいただく。
ここまでで一通り。
まだ食べられるならスパゲッティを作って下さるというシェフの言葉に、直ぐ反応。(笑)
食べ始めた時より、食べているうちに食欲が刺激され、いくらでも食べられそうな感じ。(爆)
夫々の皿はいくらか少なめになっているとは言え、十分に食べたのに、食いしん坊の面目躍如。
太打ちの麺に、魚が少なかったからとミートソース風の鰯のソース。
デザートも、もともとパティシエ志望だったと言うシェフらしい楽しさ・おいしさ。
いつものエスプレッソでなく、ハーブティーをすっきりいただいた。
出してくださったプティフールも全〜部食べてしまう見事な食べっぷり。(大爆)

久しぶりのイタリアンを十二分に堪能して、ニコニコと失礼した。
カロリー消化のためもあって、帰りも歩き。
帰りはノンビリ歩いたので汗も出ず、往復1時間以上の散歩で少しは健康的かな〜

2010.9.12 [日] 墓参り

父の命日を前に、母のお供をして、お墓参り。
命日は明後日だけど、今日なら義兄が車で母を送迎してくれると言うので、前倒しにした。
今でも常勤監査役で以前と変わらぬ仕事振りの義兄には面倒をおかけするものの、
姉も私も運転できないので、大助かり。

送迎を頼めたので、私は先に行ってお墓の雑草取りや植木の枝を少しは切ろうと、
植木鋏などや東京水(=水道水・笑)を持って出かけた。
陽射しが強く、帽子を被っていてもジリジリ照り付けられる感じ。
雑草は今年の夏の暑さに枯れていて簡単に取れたが、実生の木の枝を切るのが結構手間。
鋸も持っていったので、少しはキレイになった感じで、気持ちいい。

お墓参りの後は、早稲田のリーガロイヤルホテルで和食のプティ直会。
ホームの食事に飽きていた母には、美味しい食事でいい気分転換ができた様子で、よかった。
やはり季節感のある料理がいいと、松茸御膳をいただいたが、
前菜、土瓶蒸し、お造り、焚き合せ、茸ご飯などの食事に、デザートの月見団子まで、
焼き物・揚げ物が無かったからか、母も全部いただいて、その健啖振りには感嘆するほど。
それが活力の元だとつくづく思う。
私も今年お初の松茸を、うれしくいただいた。
松茸御膳と言う割には松茸が少なく、もう少し沢山だったら、もっとうれしかったけれど..(爆)

母をホームに送っていったら、義妹が叔父を連れて来てくれたそうで、帰りを待っていてくれた。
お待たせしてしまったが、前より少しお元気そうなご様子がうれしかった。
久しぶりにお会いしたので暫く話をしてから、夫々辞去。

帰りは同乗させてもらい母を送ってからの帰りに家の前で下ろしてもらい、私は楽ができたけれど、
姉の住まいから母の入居ホームまでは遠くて、姉は退院後初めての遠出に、流石に疲れたらしい。
手はまだ痛みも酷くてよく使えず、週3回のリハビリに家事で精一杯のようだし、
あまり無理しないでお互いにできることをしましょうね..

2010.9.11 [土] 能楽(普及公演、国立能楽堂)

また真夏並みの暑さが戻って来た中、昼から国立能楽堂の普及公演を観に出かけた。
1日の定例公演はすぐに売り切れてチケットが取れず(涙)、今月初めての能楽堂。
解説・能楽あんない「菅公の復讐」、狂言・大蔵流「鱸庖丁」、能・金剛流「雷電」。

いつもはあまり楽しめない解説・能楽あんないが、分かり易く楽しく、うれしく拝聴。
今日の担当の馬場あき子さんだけでなく他の方のを含めても、今日のが一番楽しめた。

狂言「鱸庖丁」は、いい加減な嘘をつく甥を口先の馳走で懲らしめる伯父の1枚上手ぶりが楽しい。
料理の数々を語る仕方話が素晴らしく、聴きどころ・観どころタップリ。
シテ/伯父・善竹十郎、アド/甥・富太郎。

能「雷電」は、讒言により大宰府に左遷され死んだ道真の怒りの復讐。
後場では、シテだけでなくワキも一緒に動き回り、動きが激しく大きく、私向き。(爆)
シテ・今井清隆、ワキ・高井松男、アイ・善竹大二郎、地頭・金剛永謹など。
面は、前シテ/菅丞相(霊)が怪(あやかし)、後シテ/雷は顰(しかみ)だったかしら?

狂言もお能も、また近いうちに観たいと思う楽しさだったのに、
何だか疲れが出て、集中できなかったのが少し残念。

終演後、チケット売場で来月の国立劇場の歌舞伎公演チケットを再度取り直し。
昨日取った席とあまり変わらない席が取れて、少しホッとした。

*****
着物: 塩沢絣。 藍色地、黒・鼠縞。 黒の飛び柄。 
帯:  八寸帯。 紗博多「風紗」。 灰白地。 
帯締め: 五嶋紐。 茶色、片端は白色に茶色の縞。 (お初) 
帯揚げ: 絽。 綸子。 渋めの青色。 
履物: 下駄。 黒塗り台。 小千谷縮の鼻緒。 

暑い昼下がりの外出なので、着物は昨日と同じながら、帯は8寸帯に変更。
夕方からの健康講座のため急いで帰って来たら、エレベーターでご一緒した方に、
「暑いのに涼しそうに着ていらして、素敵ですね〜」と言っていただき、うれしくなる。
着物を着ているとお声をかけていただくことが多くなって、着物広報担当(笑)の気分もあるが、
着物を着る仲間になってくださる方はまだないのが、少し残念。

先週の健康講座は休んでしまったので、疲れてはいるものの頑張って出かけたら、
来期の抽選に外れたという方がいらして、当たった者として欠席しないように心がけようと思う。

2010.9.10 [金] 文楽(第二部、国立劇場)

今日も朝はチケット取り。 3日連続のチケ取りは気分的に忙しい。
その後、大急ぎで母のところに出かけ、昼食時間まで墓参りの打ち合わせと話し相手など。
帰宅前に銀行に寄る用事もありバタバタしたので、お昼は買って来たサンドイッチなどで済ませ、
ざっと汗を流して一息ついたら、また外出。 今度は遊び。

今日は文楽の第二部。 これで今月の歌舞伎と文楽の鑑賞は終わり。
どうしたことか来月の国立劇場の歌舞伎公演チケットを取り忘れてしまい気付くのが遅かったので、
出かけるときに切符売場で残っている席を見ながら取ることにしたら、いつもと状況がまるで違う。
お得な安い席は残り少なく、選択肢が.. (涙)
どうも歌舞伎座閉場で今まで国立劇場には来なかった方もチケットを取ったらしい。
いつでも取れると思っていたので吃驚した。 来月からは要注意。
それなのに、何を勘違いしたか、既に予定の入っている日のチケットを取ってしまった。(大泣)
夜に来た息子が偶には行ってみるかともらってくれたけれど、私ったら本当にまあ..
明日出かけたら忘れずにもう一度チケットを取らなくちゃ..

*****
文楽の第二部は、「勢州阿漕浦」と「桂川連理柵」。
文楽人気がまた復活したのか、いつも満員だけれど、今月は観易い席が取れて、うれしい。
第一部より今日は更に前方の列のど真ん中で、気持ちよく鑑賞。

「勢州阿漕浦」は、掛け合いの「阿漕浦の段」の後、「平治住家の段」は住大夫・錦糸。
人形遣いは、平治を玉女、女房お春を勘彌、母を勘壽、平瓦治郎蔵を玉也、代官を清十郎など。
26年ぶりの上演で「平治住家」を住大夫が初役で語るというが、そんな感じでは無く、
住大夫の語りに惹き込まれ、人形の動きも楽しく鑑賞。
何故そんなに長い間、上演がなかったのかしら?

「桂川連理柵」は、「石部宿屋」を三輪大夫・清志郎など、「六角堂」を文字久大夫・富助、
「帯屋」の切を嶋大夫・清友、奥を千歳太夫・清介、
「道行朧の桂川」は三味線の寛治を中心に大夫・三味線がずらっと並んでの掛け合い。
人形遣いは、娘お半を蓑助、長右衛門を勘十郎、女房お絹を紋壽、親繁斎を和生など。
やはり山場の「帯屋」が見どころ・聴きどころ。
第二部は久しぶりの演目を集めたわけではないだろうが、
こちらも「石部宿屋」は34年ぶりの上演だそう。

*****
着物: 塩沢絣。 藍色地、黒・鼠縞。 黒の飛び柄。 
帯:  名古屋帯。 色紙に花、墨描き。 灰白色地。 
帯締め: 五嶋紐。 青鼠色と黒のような濃い焦げ茶の縞
帯揚げ: 絽。 綸子。 浅葱色と薄空色の大きな市松。 蜻蛉柄入り 
履物: 下駄。 黒塗り台。 小千谷縮の鼻緒。 

着物は替えたけれど、帯を選ぶのをさぼって、昨日と同じ。
帯締め・帯揚げの小物を替えたから、まあいいでしょう。

2010.9.9 [木] 歌舞伎(夜の部、新橋演舞場)

前日の台風の影響で、久しぶりに暑さが少し和らいだ感じにホッとした。
でも、真夏日で無いだけでまだまだ30度を超えているのだけれど、この少しの差は結構大きい。
朝は来月の新橋の歌舞伎チケットを取って、昼前には先月の健康診断の結果を聞きに行ったら、
う.う.. 精密検査を受けることを勧められ、病院宛ての紹介状をくださった。
この歳になればマズイところなどいろいろあって仕方無いけれど..検査は嫌い。(苦笑)
閉院した医院では国保の無料検診のためか無料だった紹介状が、この医院では有料。
この違いは何故? 診療報酬の変更?

*****
夕刻からは秀山祭九月歌舞伎の夜の部を観に出かけた。
演目は、「猩々」、「平家女護島−俊寛」、「鐘ケ岬」・「うかれ坊主」、「双蝶々曲輪日記−引窓」。
昼の部に比べ夜は空席が結構目についたけれど、仁左衛門の役の違いなのかしら?

「俊寛」は、吉右衛門の俊寛、歌昇の平判官康頼、染五郎の丹波少将成経、福助の海女千鳥、
そして仁左衛門の丹左衛門に段四郎の瀬尾で、期待通りだったけれど、感動までは..
最後の「引窓」は、南方十次兵衛を染五郎、女房お早を孝太郎、濡髪を松緑と、若手の舞台。
その中で母のお幸を演じる東蔵の存在感。

他は舞踊で、冒頭の「猩々」は、梅玉、松緑の猩々に芝雀の酒売り。
華やかなご祝儀舞踊だそうだが、何となく焦点の無い感じの踊りで、楽しさはイマイチ。
吉右衛門中心の秀山祭とは言え、今月の梅玉は昼も夜も幕開きの踊りだけなのが残念。
芝翫の「鐘ケ岬」と富十郎の「うかれ坊主」は、1度幕は下りるけれど、続けての上演。
この夫々15分そこらの舞踊だけの出演も、お歳を考えれば素晴らしいものの、
観ていると、鍛え上げてきた方々でもこうかと、寂しさも大きい。
特に何度か観ている富十郎のうかれ坊主はこんなものではなかったと、つい思ってしまう。

*****
着物: 大島紬(緯・絹、縦・綿)。 泥染。 黒に白灰の横絣「霞」。 
帯:  名古屋帯。 色紙に花、墨描き。 灰白色地。 
帯締め: 五嶋紐。 緑がかった藍色 淡い緋色等入り。
帯揚げ: 絽ちりめん。 薄藤色・薄桃色。
履物: 下駄。 黒塗り台。 小千谷縮の鼻緒。 

少しだけ気温が下がったので、大島紬を着たが、縦は綿の絹綿。
合わせようと思った帯が見つからず、この帯にしたが、何処にしまったのやら..情けない。
久しぶりに単純な?桐下駄を履いたら、その軽いことは感動的!
足の裏も暑くも痛くもならなかったし、暫くこの下駄を楽しみたい。

2010.9.7 [火] 文楽公演(第一部)

風があっていくらかは凌ぎ易いものの、相変わらずの真夏のような暑さの中、文楽を観に行った。
今日は第一部だけで、「良弁杉由来」と、新作「鰯売恋曳網」。

「良弁杉由来」は、「志賀の里の段」、「桜宮物狂いの段」、「東大寺の段」、「二月堂の段」。
「志賀の里」と「桜宮物狂い」は、大夫と三味線弾きが床に並んでの掛け合い、
休憩後の「東大寺」は英大夫・團七、「二月堂」は綱大夫・清二郎で、
前半と後半で床の雰囲気が違うのも楽しい。
前日観た方があまり楽しめなかったと言うので期待していなかったら、大満足の舞台だった。
もっとも、前日は綱大夫が休演だったというが、今日は予定通りに綱大夫が出演。
その綱大夫が聴かせてくれて、堪能した。 この方は人間国宝なのだと改めて認識したほど。
時々声が出難いようだったから、夏風邪かしら? お大事に。
人形遣いは、渚の方を文雀、良弁僧正を和生、雲弥坊を勘壽など。
同じく人間国宝の文雀がいいのは当たり前だろうが、和生の遣う良弁僧正もよくて、
特に結構長い間立ったままじっと前を向いて動かない難しい場面が印象的。

新作「鰯売恋曳網」は、「五条橋の段」、「五条東洞院の段」。
三島由紀夫原作の歌舞伎を、織田紘二の脚色・演出で、咲大夫・燕三が作曲。
「五条橋」を咲甫大夫・宗助、「五条東洞院」を咲大夫・燕三。
人形遣いは、猿源氏を勘十郎、蛍火を清十郎、海老名を玉女、六郎左衛門を文司などだが、
出遣いでなく主遣いもずっと黒衣姿なので、誰だか分からないし、
1体に3人の黒衣の人形遣いが大勢舞台に出ていると、出遣いよりも目について煩い感じ。
歌舞伎に似た舞台で、それなりに楽しいけれど、鰯売りの売り声が大夫で聞くと違和感も..

*****
終演後は、「可否道」で、コーヒー。 お替りはアメリカン。
日本橋に出て、デパ地下で中津川の「すや」の栗きんとんを購入し、夕食も済ませて帰宅。

*****
着物: 江戸小紋(絽ちりめん)。 赤みかかった紫色。 各種江戸小紋柄の、流水紋。 
帯:  八寸帯。 羅博多。 薄ベージュ色。薄緑・薄紫・水色などで、間道・葡萄唐草文。(お初)
帯締め: 五嶋紐。 薄灰紫色、一部薄肌色入り。
帯揚げ: 紋紗。 薄橙色と白色の染分け。 市松織り。 めだか模様。 
履物: 麻の台。 鼻緒・巻は薄茶色、臙脂色入りの革。 

まだ暑さ真っ盛りなので、他の単衣の着物は暑そうに思われて、先日と同じ絽ちりめん。
帯まで同じではつまらないので、今年仕立てたままになっていた羅博多帯にして、帯揚げも変えた。
今月には締めたいと思っている九寸名古屋帯は、もう少し涼しくなるまでお預け。
この暑さが続いたら、大半は締め損ないそうだが、八寸帯の方が涼しいから、仕方無い。 

新橋演舞場に続き、またパッタリ会った友人は、本塩沢200色の小紋。
見る度に、あの色合いの方が白色の目立つ私のより普段に着易いと、選択の難しさを思う。

2010.9.6 [月] サークル出席

今日は朝から風が通り気持がいいと思ったら、気温も少し低めで30度をきっている。
9月に入ってのこの気温は、残暑でなく正に真夏じゃないかと思ってしまう。 本当に尋常ではない。
これだけ暑いと少しの差が大きく、今朝は一息つける感じ。
と思っていたら昼に向かってどんどん気温が上がって、予報通りの連日並みの暑さを予感。 

昼前には、そうそうサークルを欠席するわけにもいかないから、眠れぬまま出かけた。
自転車で居眠り運転はないだろう(笑)と自転車をとばして、無事到着。

途中で、また「こうかいぼう」のラーメンでランチ。
まだ早かったのに、ラーメン本やB級グルメ本に載っている人気店らしく、もう列ができていた。
この暑さ・陽射しの中、外で待つのは堪らないが、直に入れたのでホッ。

*****
朗読サークルでは、いつもの名簿順の席でなく、担当する話毎に固まっての着席。
夫々の話をグループ毎に、順番に朗読というか朗読劇。
話の進み方が分かったが、練習は自分の担当の話だけだから、
あとは気楽に聞きながら、ノンビリしてしまった。
再来週の次回の練習まで、今日の指摘事項を念頭に自主練の指示。

*****
サークルの後は、先日のガン検診の結果を聞きに、医院に寄った。
子宮ガンは異常なし、乳がんも心配なしで、ホッとしたものの、乳房に石灰化が見られると言う。
良性なので当面は心配無いが、区の2年毎の検診でなく、毎年チェックが望ましいとのこと。
石灰化の場合は健康保険でマンモグラフィーが受けられるそうだし、忘れずに来年も受けなくちゃ..

2010.9.5 [日] 夏バテのツケ

母がホームに入居してからできるだけ行くようにしていたのに、
このところ、いろいろ欠席ばかりで、ホームにも暫く行かれなかった。
ら、昨夜、母から電話があって吃驚。
個室にはまだ電話が入らないので、入口付近の公衆電話からかけてきたと言う。
私の体調を心配してくれたのと足がむくんでしまい辛いということだった。
高齢の母に心配をかけるとは、困ったものだと自責の念にかられ、我ながら情けなさ一杯。

眠れないまま、午前中に急いで出かけた。
むくみは、高血圧のせいらしい。 自宅にいたときより随分高くなっているという。
慣れない環境にストレスが溜まったのかしらと心配になる。
自宅では週に1度リハビリの先生に来て頂いていたのが、無くなったせいもあるかもしれない。
室内履きの中敷を取ってみたら、随分楽だという。
そんなことも自分では気付かなくなっているのかと思うと辛い。
しかも、母の気力が急激になくなっている感じなのが、とっても不安。
それに、いつもなら寝不足や体調が悪いと私の顔色の悪さを指摘されるのに、何にも言わない。
心配をかけずに済んでホッとしながらも、気づかなくなっていることも気になる。

昼食まで1時間半いろいろ話していたら、寝耳に水の話も出て、それにも驚愕。
帰宅してから姉と長話。 兄妹でも考え方は随分違うから、本当に難しい。

2010.9.3 [金] 秀山祭九月歌舞伎(昼の部、新橋演舞場)

4年前に歌舞伎座で始まった秀山祭も今年で5回目。 今日は昼の部だけ鑑賞。
「月宴紅葉繍」、「伊賀越道中双六−沼津」、「江戸絵両国八景−荒川の佐吉」、「寿梅鉢萬歳」。

夜の部はいつもより15分遅れの開演のはずが、昼の部がどんどん押して終演が夜の部開演近く。
2日目でもこれでは、夜の部は相当ゆっくりめに出かけないと暑い外で待つのはキツイだろうと思う。
結局、夜の部が開演したのは5時らしい。 入場から開演まで時間がないので慌しそう。
調整するだろうが、夜の部鑑賞の方は、暫くはご注意を。

「沼津」は、吉右衛門の十兵衛、歌六の平作、芝雀のお米、歌昇の安兵衛、染五郎の池添孫八。
いい人ばかりの人情味ある話で、もちろん十兵衛が芯の話だが、平作次第にも思える芝居。
その歌六の平作が、年寄りなのに何処となく若さを感じて..ちょっと妙な感じも..(笑)
劇半ばの「平作住居」で、歌六・歌昇の屋号が萬屋から以前の播磨屋に復する披露つき。

「荒川の佐吉」は、仁左衛門の佐吉、左團次の成川、段四郎の仁兵衛、孝太郎のお八重、
染五郎の辰五郎、錦之助の清五郎、千之助の卯之吉、そして吉右衛門の政五郎、福助のお新。
「荒川の佐吉」と言えば仁左衛門の感があるが、若い頃と旅立つ頃の風情の差が役者の巾。
他にも、政五郎の格好よさ、辰五郎の気のよさ、清五郎の男気など、いい男が出るのに比べ、
出てくる女、仁兵衛の娘のお新と妹のお八重の2人ともが、嫌な役なのがいつもながらう〜ん。

舞踊の「月宴紅葉繍」は、梅玉の在原業平に魁春の小野小町で、「寿梅鉢萬歳」は、藤十郎。

*****
「沼津」の途中から始まった腰痛がどんどん酷くなるものの、
途中で帰るのは残念で、じっと我慢の芝居見物。(苦笑)
終演後、銀座に出たらもう5時。 暑さと腰痛で家に帰っても料理は辛い。
松屋の明月庵田中屋で、料理ひととおりに蕎麦もついた旬の味覚膳で早い夕食。
寝そびれた上に、料理を食べながら冷酒を飲んだせいもあってか、帰ったら直にバタングー。

*****
着物: 江戸小紋(絽ちりめん)。 赤みかかった紫色。 各種江戸小紋柄の、流水紋。 
帯:  八寸帯。 紗博多「風紗」。 灰白地。 
帯締め: 五嶋紐。 薄灰紫色、一部薄肌色入り。 (お初)
帯揚げ: 絽。 綸子。 白色。 黒で松葉柄入り。 
履物: 麻の台。 鼻緒・巻は薄茶色、臙脂色入りの革。 

真夏並みの暑さとは言え、夏物は薄物ばかりで、もう着たくない。
透けない夏紬でも持っていれば別だけれど、やせ我慢の単衣着用。(笑)
でも、絽ちりめんに八寸帯で、中では一番涼しそうな組み合わせ。
暑いものの夏物と比べて殊更に暑いわけでもなく、これなら単衣にして正解かと思った。

劇場でパッタリ出会った友人は、やはりお召しの単衣。私も好みの藤色。
暑いと言いながら、1日から単衣になったとか..

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