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2010.12.26 [日] 今年の締めの落語 |
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昼から、今年最後の劇場(演芸場だけれど)通いで、落語を楽しんで来た。
昨日のオペラで締めれば少しは優雅に思えなくもないけれど(笑)、
落語なのが庶民的で私らしいし、笑い納めはめでたくもあり、いいじゃないかと思う。
久しぶりの落語をとても楽しく聞けたので、満足満足。
トリの桂歌丸「竹の水仙」、仲トリの柳家さん喬「福禄寿」が、聞き応えあって惹きこまれる。
「竹の水仙」は何度となく聞いてはいるけれど、歌丸さんの噺は、やはりいい。
円朝作という「福禄寿」は、あまり寄席にかかることもないようで、私は初めて。
さん喬さんは好んでやるらしいが、噺家次第と思われ、そうそう誰にでもやれる噺ではなさそう。
場内が固唾を飲んでシーーンと聞いている感じで、語りの上手さを楽しんだ。
あと、春風亭柳好「羽織の遊び」、桂小南治「しじみや」、三遊亭小遊三「鮑のし」。
色物は、やなぎ南玉の曲独楽で、こちらも何気ない技の見事さを堪能。
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帰りには銀座に回って、コートにした着尺の残布で作ってもらったバッグ2つを受け取った。
少し違う形にしたこともあり、まるで違う雰囲気のバッグになったが、
もともと好きな布だから、どちらも好みのバッグにできあがっていて、使うのが楽しみ。
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着物: 本結城紬。 黒・藍色の絣模様。 (奥順)
帯: 染帯。 濡れ描。 青灰色地。 「浜千鳥」 (染のに志山)
帯締め: 五嶋紐。 赤茶色。
帯揚げ: 縮緬。 茶色。 芝文入り。
履物: 銀鼠色の変り台。 京くみ紐の遊汀花緒。 細井憲司挿げ。 (Run)
バッグ: 金泥バッグ。 茶色に金・黒色。
コート: 道行き長コート。 薬墨染。 銀無地。 (山岡古都)。 黒地に青灰色の刺繍ショール。
寒さ対策に、暖かさ優先の組み合わせ。
大島紬好きな私には魅力が分からず、最近までなかなか着る気にならなかった結城紬だが、
ホッコリ感・暖かさに惹かれるようになったのは..やっぱり歳?(笑) |
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2010.12.25 [土] クリスマスにオペラ |
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午後、ワーグナーのオペラ「トリスタンとイゾルデ」を新国立劇場に聴きに行った。
私でも題名くらいは知っているオペラだが、新国立劇場開場14年目にして漸く登場。
私はオペラ公演どころかレコードでもCDでも聴いたことが無く、
全く予備知識も無かったけれど、楽しんで聴くことができた。
正味4時間半近く、長めの休憩2回も含めると、6時間の長〜いオペラだから、
歌手や楽団だけでなく、聴く方も気力・体力の維持が大変。(苦笑)
音楽は不得手でオペラは声を楽しむ歌舞伎版と心得ている(笑)私には、
歌手の声を楽しむにはイタリアオペラという印象が強くて、
ワーグナーは難しそうだと、これまで気分的に敬遠気味だった。
そのためか、この劇場でもワーグナーオペラは結構上演されていて一応全部聴いているのに、
歌手にこれだけ歌わせることに今回初めて気づいた感じ。(汗)
歌手は歌い甲斐はあろうけれど、発声方法だけでは多分どうしようもない強靭な喉が必要に思える。
これだけの長いオペラを、歌手の声に引っ張られて楽しめる喜びに、ニコニコ。
指揮: 大野和士
演出: デイヴィッド・マクヴィカー
トリスタン: ステファン・グールド
イゾルデ: イレーネ・テオリン
ブランゲーネ: エレナ・ツィトコーワ
クルヴェナール: ユッカ・ラジライネン
マルケ王: ギド・イェンティンス
メロート: 星野淳 など
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着物: 江戸小紋。 梨の切口柄。 蘇芳色。 (小宮康孝)
帯: 袋帯。 京友禅染。 銀鼠色。 杉林。 「銀花仙」
帯締め: 五嶋紐。 薄い青磁色。 片方に臙脂入り。
帯揚げ: 縮緬。 灰緑色。 疋田絞り入り。
履物: 銀色台。 藤・金・白色の五嶋紐鼻緒。
バッグ: 金泥バッグ。 茶色に金・黒色。
コート: 道行き長コート。 薬墨染。 銀無地。 (山岡古都)。 黒地に青灰色の刺繍ショール。
クリスマスなので、クリスマス仕様。
唯一の赤色系の着物に、帯ももみの木ではないけれど雪中の林のイメージがあるもの、などなど。
なのに、劇場にはクリスマスの雰囲気は皆無。(驚!)
先月末のバレエ・シンデレラの時は、既にクリスマスムード全開だったのに..
今日が初日で、暮れを挟んで1月上旬までの公演のせいかもしれないが.. ちょっと寂しかった。 |
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2010.12.24 [金] クリスマスイブ |
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クリスマスイブなのに、ツリーも、ケーキも、なにも無しで、寂しい日になってしまった。
昨日は風邪のせいか食あたりか、胃腸の具合が最悪。
ノロウイルスの可能性もあると言われて、無沙汰をしている母のところに行くのも躊躇していたら、
今日は姉が行ってくれたので、ホッとした。 ありがとう。
私は今日もまだ養生中。 |
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2010.12.20 [月] 風邪の週末 |
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風邪でダウンして、いつも以上に健康の大切さを実感した週末になってしまった。
少しよくなってくると、アレコレしたくなるけれど、寝込んでいたので体力が落ちたみたい。
無理せず、少しずつ.. やっていきましょっと。
17日: 能楽鑑賞をパス、1日ダウン。
咳と洟と痰の三つ揃い。(涙) 風邪はこの日がピーク。
狂言もお能も観たことのない曲で楽しみにしていただけに残念だったが、
あの状態で行くのは以ての外で、仕方無い。
18日: 健康講座をパス
まだまだ1時間動ける状態では到底なく、夜の健康講座はパス。
来期は抽選に外れたので、この講座は今日が今期最後なだけでなく暫くお休みなのに、
残念ながら、木曜の講座に続いての欠席。
19日: 風邪も峠を越したらしく、動くのが辛くなくなってきた。
食料の買い出しもあり、久しぶりに近所まで買物に外出。
それにしても風邪が長引いてしまい、よくなったら行こうと思っていた展覧会には行けず仕舞い。
今日までの展覧会2箇所は、招待券を無駄にしてしまった。
中でも、「歌麿・写楽の仕掛け人 その名は 蔦屋重三郎」@サントリー美術館は観たかった。
六本木つながりで一緒に行こうと思っていた「ゴッホ展」も..
20日: 昨日の夜には参加できそうと思っていた今日のサークル活動は、結局欠席。
先週も咳で休んだし、今年最後だから出席したいと思ってはいたけれど、
咳が出るうちは、他の方に移しては大変だから、やっぱり自主規制。 |
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2010.12.16 [木] 歌舞伎「仮名手本忠臣蔵」を途中で断念 |
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昼前から半通しの歌舞伎「仮名手本忠臣蔵」を国立劇場に観に行ったものの、
前夜から気になっていた咳が酷くなって、落ち着いて観られないし、
何より近くの席の方々に申し訳なくて、最後の討ち入りの一幕は諦めて、泣く泣く途中で帰宅。
咳が出たときのためにマスクを使用したので却って咳が出たなんてことは無いだろうが、
マスクにまで八つ当たりしたくなる気分。
隣席の方は俗に「とおせん場」と言われる切腹の場で、お連れに何度も注意されながら鼾の連続。
半月ぶりに着物を着て行ったのに、何だかな〜と我ながら情けない日になってしまった。
劇場に行きながら体調を理由に途中で断念したのは初めて。
いくつになっても新たな経験はあるものだと、ヘンなところで感じたりも..(苦笑)
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着物: 結城紬。 灰藤色。 無地。 (奥順はたおり娘)
帯: 染名古屋帯。 雪の結晶柄。 灰白色。 (久がや渋柿庵)
帯締め: 伊賀組紐。 灰紫色。 紫・小豆色入り。 撚り房。 (松山好成)
帯揚げ: 縮緬。 灰みの赤紫色。 雪輪に模様入り。
履物: 銀色台。 藤・金・白色の五嶋紐鼻緒。
バッグ: 金泥バッグ。 茶色に金・黒色の柄。
コート: 長道中着。まほら紬。 薬紺地、臙脂・灰色等の格子柄。 臙脂色ショール。
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帰宅後は、折角早い時間に帰ってきたのだからと、また医者に行った。
先週は、こんな軽い風邪で何故来たの?的な反応だったのに、
今度は喉も赤く鼻にも症状が出ているそうで、ぶり返しでなく、
違う風邪かもしれませんねとのこと。
薬も強いものに変わり、種類・量とも増やされた。 効くといいけれど..
夜は、今期最終回の健康講座を欠席して、薬を飲んで早々に寝る。 |
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2010.12.14 [火] 文楽 |
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丁度1週間前の文楽鑑賞教室に続いて、今日は夜の本公演を観に行った。
赤穂浪士の討ち入りの日だから、
できれば大劇場の歌舞伎「仮名手本忠臣蔵」を観たかったけれど、残念ながら、そちらは別の日。
今日は千穐楽の文楽鑑賞。 12月の文楽公演は公演期間が短いので詮方なし。
演目は、安寿づし王の「由良湊千軒長者」と、「本朝廿四孝」。
「由良湊千軒長者」は初見(多分)で、今回は全3巻の内の中の巻の「山の段」。
「本朝廿四孝」は、「桔梗原の段」、「景勝下駄の段」、「勘助住家の段」。
12月は重鎮はお休みで中堅若手主体だからあまり期待していなかったが、(ゴメンナサイ)
「本朝廿四孝」がとってもよくて、堪能。
「勘助住家」の後を語った文字久大夫が壁を抜けた感じで、おおっ!と思った。
普段は住大夫さんと組んでいる三味線の錦糸の助けもあったのかもしれないが、うれしいこと。
人形遣いは、横蔵後に山本勘助を玉女、慈悲蔵実は直江山城之助を勘十郎、母を和生、
女房お種を清十郎、高坂妻唐織を勘彌など。
またまた着物を着損ない、今月は1日に着たきりなのが寂しい。
風邪が抜けないままパスせず出かけただけでOKと思いましょ。 |
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2010.12.11 [土] 能楽普及公演 |
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第2土曜日は、「解説・能楽あんない」つきの国立能楽堂の普及公演の日。
午後の公演なのに、まだ風邪が治らず身体がキツイので、解説はパス。
今日の解説は林望氏で、いつぞやの対談では焦点がなく取り止めがない印象だったけれど、
今回はお独りでの解説だから楽しみにしていたのだけど、仕方無い。
着物は今日も着られず、今週は全滅。 3回とも着物が合う文楽・歌舞伎・能楽だったのに残念。
狂言・大蔵流「鬼継子」と能・観世流「橋弁慶−笛之巻」。
狂言「鬼継子」は、怖いと言うには愛嬌のある面をつけた鬼が、
女の連れた子を愛らしいと可愛がったり、本性を現して食べたくなったりというのがおかしい。
シテ・鬼・山本泰太郎、アド/女・則秀。
能「橋弁慶」は、観世流独特の小書き「笛之巻」のため、
前場が通常とは全く異なるそうで、前シテが弁慶でなく常盤御前。
子方の牛若丸が、前場・後場ともに子方にしては大活躍。
物着の間のアイ2人のやりとりがおかしく、後場の弁慶と牛若丸の対決が楽しい。
シテ・観世恭秀、子方・観世喜顕、ワキ・福王和幸、オモアイ・山本則俊、アドアイ・若松隆。
笛・寺井久八郎、小鼓・幸正昭、大鼓・安福光男。
面は、前シテが深井、後シテは直面。
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終演が早かったので日本橋に寄って、デパートで毎年楽しみにしているカレンダーをもらい、
地下で鰻を食べて栄養補給。 うざくに、うな重と肝吸い。 う〜ん、おいしい!とニコリ。
デザート用に阿闇梨餅・ゆべしなどの和菓子を購入。
夜は頑張って健康講座に出席し、1時間休みなく動いて、汗びっしょり。
来期は土曜日の講座は抽選に外れてしまったので、あと1回で終わり。
慣れて身体が動くようになってきたのを実感しているだけに残念。
辞退者がいれば復活の可能性があるけれど、望み薄らしい。 |
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2010.12.10 [金] 十二月大歌舞伎@日生劇場 |
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市販薬を珍しく真面目に飲んだのに、風邪は一向に治らず悪くなるばかり。
咳が出るうちは母の入っている高齢者ばかりの老人ホームには行けないから、早く治したくて、
一昨日はついに医者に行った。 風邪で医者に行くのは何年ぶりかしら?
でも咳が止まらないので今週は母のところに行けず、昨日の健康講座も欠席。(涙)
治りが遅いのは体力がなくなっているということかしら.. 4月からは運動しているのに..
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今日は大分よくなってきて咳もあまり出なくなったので、夕方から歌舞伎を観に出かけた。
菊五郎劇団を中心とした歌舞伎で、通し狂言「摂州合邦辻」と、舞踊「達陀」。
「摂州合邦辻」は、私の好きな通しなのが嬉しい。
序幕「住吉神社境内」、二幕目「高安館、同庭先」、三幕目「天王寺万代池」、大詰「合邦庵室」。
やはり「合邦庵室」が圧倒的に印象的で、この場の上演回数が多いわけが分かる。
菊之助の玉手御前、菊五郎の合邦道心、東蔵の妻おとく、時蔵の羽曳野、松緑の奴入平、
團蔵の高安左衛門、梅枝の俊徳丸、右近の浅香姫、亀三郎の次郎丸、権十郎の桟図書など。
東京では初めての菊之助の玉手は、若く綺麗でよかったけれど、
この芝居を初めて観たのは梅幸の玉手で、まだ歌舞伎を観始めた頃で、よく分からないものの、
とっても印象的だったから、それに比べると菊之助は若さが勝って邪恋の情念はなく軽い。
とは言え、晩年の梅幸と比べるのが無理というもので、いずれはと今後に期待。
初役の菊五郎の合邦が流石にいいけれど、それでも菊五郎の玉手をもう一度観たいと思う。
二月堂のお水取りを題材にした「達陀・だったん」は、練行衆の男性的な群舞が印象的。
初めて観た時は、見知った歌舞伎舞踊とあまりに違うので、衝撃的だった。
僧集慶は初役の松緑、青衣の女人は時蔵。 堂童子は亀寿、練行衆は亀三郎ほか。
時蔵以外は若手ばかりだから、動きはスムースで若々しい。
ただ、重厚さに欠けるのは当然だろうが、そのためか心にズンと響く感じはない。
これも今後に期待。
菊之助・松緑の主役に合わせた若手中心の公演で、総じて若々しい印象。
注文はあるけれど、次代を背負う役者が順調に育ってきている感じがして、うれしかった。
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風邪が抜けずダルイので今日も着物でなく洋服。
劇場には着物の方も多くて、着物っていいわね〜と着損なったのを嘆く気分。
ただ、5つ紋の色留袖・新日本髪風の髪型に下駄を履いた方には、思わず目をパチクリ。
冠婚葬祭でなければ好きに着てもいいとは思っているものの、
言ってみればイブニングドレスにスニーカーの感じで、ちょっとね〜と思ってしまう。
柄が少し古い感じなので、リサイクル着物か何かで、ご存じないのかもしれない。
もしかしたら余計なことだと気分を害されて芝居を楽しめなかったりしたら申し訳けないから、
終った後に一言お話してみようと思ったのに、終る頃にはすっかり忘れてしまった。 |
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2010.12.7 [火] 文楽鑑賞教室 |
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12月恒例の国立劇場文楽鑑賞教室を観に行った。
元々が学校単位の高校生・専修学校生などを対象とした普及公演だから、
一般は残りの席を奪い合うことになる。(笑)
AプロとBプロがあって、出演者が異なるが内容は同じなので、以前は片方だけだったけれど、
最近は演者による違いも観たくて両方観るようになって、両方取れたのがこの日。
でも、先週からの風邪が悪くなる一方で、だるくてキツイ。
無理しても仕方無いと遅れて行ったのでAプロは後半しか見られず、Bプロも集中を欠いた感じ。
AプロとBプロの間に、友人と急いで行った「可否道」で、
コーヒーだけでなく海苔チーズトーストを食べたせいで、食後の眠気もあったかも..(苦笑)
解説「文楽の魅力」(魅力を知るのには基本的な解説だけだったけれど)を挟んで、
「伊達娘恋緋鹿子−火の見櫓」、「三十三間堂棟由来−鷹狩、平太郎住家より木遣り音頭」。
「三十三間堂棟由来」は、あまり演らない「鷹狩」があると、その後の展開が分かり易くて好き。
人形遣いは、Aが、お柳・和生、平太郎・玉女、Bが、お柳・勘十郎、平太郎・玉也など。
「平太郎住家より木遣り音頭」の奥は、Aが英大夫・鶴澤清介、Bが千歳大夫・鶴澤清二郎。
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終演後は、鑑賞教室のA・Bプロだけでなく文楽公演までまとめて観るというタフな友人と分かれて、
日本橋に寄って、来年の手帳のレフィルなどを購入。
地下の「春帆楼」でフグの刺身と雑炊をいただいて、元気付け。 風邪薬替りの冷酒も1杯。(爆)
デザートは「匠寿庵」のあんみつ。 夕方のサービスでアイスクリームつきなのがうれしい。
更に和菓子を3種類ほど持ち帰ったのは、甘いものが多すぎかも.. |
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2010.12.5 [日] ゆったり気分の週末 |
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4日(土): てんぷらランチ
この秋はいろいろあって、何だかいつもバタバタしていて、
美味しいものを食べに行くのも思うようにいかす、いつもの半分も行けなかった。
食欲の秋なのにぃ〜 と思っても、食いしん坊は優先事項ではないから、仕方無い。
でも今日は「みかわ是山居」に入れていただいて、てんぷらでランチ。
OS近くだったので、相客がなく、贅沢な空間を独り占めして、
いつもながら美味しい天麩羅を食べ、ゆったりとした時間を過ごした。
季節ものは、はぜと銀杏。
先月は行けなかったので、その間に季節が移っていることを感じる。
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5日(日): 搗きたてのお餅を食べ、薔薇の花束をプレゼントしてもらう
午前中は、住まいの自治会恒例の餅つき。
役員でないので手伝いもしないで、食べて行ってね〜の声に力を得て(笑)、
恐縮しながらも食べさせていただいた。 持ち帰り分より種類が多いのが嬉しい。
暫く餅つきを見物してから、引換券で息子用に持ち帰りパックをいただいた。
搗きたてのお餅を食べにやってきた息子に、はいと手渡された薔薇の大きな花束。
先週、私の誕生日だったのを覚えていてくれたらしい。
いつものことながら電話もないし、忘れているのだろうと思っていたから、
一層嬉しくて、ニッコニコ。 私って本当に、たんじゅ〜ん。
ノンビリ、ゆったり時間が過ぎたので、夕食に簡単な惣菜を作って一緒に食べる。
料理ともいえない惣菜だけれど、手料理をご馳走するのは久しぶり。
もう少し頻繁に作ってあげたいとは思うのだけれど.. |
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2010.12.3 [金] ありがとう |
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夜からの凄まじき風雨も止んで、昼前には日が射して暖かく、まるで台風一過の感じ。
風は強いものの強い陽射しに、着ていったコートが邪魔な感じさえある中、
誕生日祝いにご馳走してくれるとの姉の誘いに、いそいそと出かけた。
先だって母の誕生祝をした店で、私も少しは遠慮して(笑)、いくらか簡単な料理にしたが、
それでも十分な内容で、気を使うこともなく話しながらご馳走になると、なんと美味しいこと。(爆)
あらためて誕生祝をしてもらうのなんて、前はいつあったやら.. 本当に嬉しいこと。
持つべきものは、心優しい姉ですねぇ〜
しかも、お菓子やら何やらプレゼントも.. ありがたいこと。
それから一緒に母のホームを訪ね、先日の姪の結婚式の話などをひとしきり。
母も姉の怪我を気遣ったりしながら元気にしていたのが嬉しい。
姉は今日も午前中にリハビリを受けてから来てくれて、母のところにも2時間以上居たから、
朝から1日出ずっぱりで疲れただろうが、帰宅したとの電話の声が元気そうだったので、ホッ。
今日は本当にありがとう。 嬉しかったですよ〜 |
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2010.12.2 [木] 11月の着物着用備忘録 |
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着物日和だというのに、あまり着られなかった残念な月だったけれど、
忘れないうちに、着物着用メモ。
1日 訪問着(古都染人「野に咲きあふるる」銀古都に段入り) 袋帯(「蔦葉霞」、灰みの赤藤色地)
10日 泥大島紬(黒みの茶泥、細かい総柄) 八寸帯(胡粉色地、紅葉の木立)
11日 色大島紬(「綾の舞(竹千雅)」 小紋風) 染名古屋帯(菊花、薄灰色地)
12日 小紋(変わり織、銀鼠色) 袋帯(川島睦郎「晩秋の月」、黒みの濃紺・白・灰色)
13日 江戸小紋(小宮康孝、梨の切口、蘇芳色) 袋帯(「菊花良園」、青灰色地)
26日 色大島紬(五倍子染、変わり市松) 名古屋帯(「ハーメルンの笛吹き」、黒地)
27日 小紋(墨流し染、灰藤に薄墨・薄茶色等) 袋帯(「蔦葉霞」、灰みの赤藤色)
28日 黒留袖(金駒刺繍、格天井正倉院文様) 袋帯(引き箔錦、獅子狩猟文、薄香色)
8回着用。
歌舞伎見物では1度も着られず、結局、今年では一番少ない着用回数。
夏より少ないのには、我ながら愕然。
着物は楽しみに着ているので、無理してまで着ることはないでしょと、自分に言い訳け&慰め。
着物は、黒留袖、訪問着、小紋3枚(1枚は江戸小紋)、大島紬3枚。
8回とも全部違うものを着ているのは、うれしい。
季節の帯を締めるために、帯に合う着物を選んだことが多いのを再認識。
袋帯を締めるために、いつもの紬でなくやわらかものを着ていて、着物の選択幅が広がってもいる。
こういう着方・選び方も楽しいと思う。
袋帯4本(5回)に、名古屋帯2本、八寸名古屋帯1本の、7本8回。
黒留袖に締めた袋帯1本と名古屋帯1本の他は、全部季節柄。
まとめてみて、同じ帯を2回締めているのに気づいた。
季節柄の着物は、着る機会を考えて躊躇するが、最近は帯で季節を楽しむようになった。
季節柄は、締めていて楽しいだけでなく、その時期に締めようと気にかけるので、
いつでも締められる帯より、却って締めそこなうことが少ないような気がしている。 |
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2010.12.1 [水] 能楽 |
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今日から12月と思うと気忙しいが、午後は国立能楽堂の定例公演に行った。
駅からの銀杏並木の黄色が一層強くなっていて、5日前に比べても顕著。 季節を感じる。
番組は、狂言・大蔵流「抜殻」と能・金春流「二人静」。
狂言にしては長い「抜殻」は、酔いっぷり、懲らしめに主につけられた鬼の面に驚く様子、
悲観して川に身を投げる瞬間に面をはずす手際のよさなど、太郎冠者のうまさに、長さを感じない。
主の鷹揚ながら酔っ払って路上で寝てしまった太郎冠者を懲らしめる様子も楽しい。
シテ/太郎冠者・茂山あきら、アド/主・逸平。
能「二人静」は、地謡の1人が着座からずうっと動きつづけて目障りで、
見ているお能に集中できず、楽しめなかったのがとても残念。
シテ・本田光洋、ツレ・高橋忍、ワキ・江崎金治郎、アイ・茂山童司。
笛・藤田朝太郎、小鼓・亀井俊一、大鼓・安福建雄、後見・横山慎一、地頭・高橋汎など。
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着物: 訪問着。 松煙染め。 銀古都、段取り。 (古都染人)
帯: 袋帯。 引箔地。 森林、切株に小鳥、花。 「日溜り」 (吉織)
帯締め: 五嶋紐。 紫色、片方に緑・薄黄色入り。 (お初)
帯揚げ: 縮緬。 渋い山吹色。 草木染(刈安?)。 (紀波)
履物: 灰みパール型押し台。 パールグレーの鼻緒。 (胡蝶)
バッグ: オストリッチ。 黒色。
コート: 道行き長コート。 薬墨染。 銀無地。 (山岡古都)。 深緑色ショール。
晩秋から初冬に締めたい帯なので、今締めなければと帯を決めてから、着物を選んだ。
この帯は早春に締めてもおかしくないかしら? どうかしらねぇ..
着物とコートは、ともに山岡古都氏の染めで、一緒に着るのは初めて。
生地感が少し違い、松煙染めと薬墨染めなので色合いもよく見ると少し違うが、
一見同じに見えるので、一緒に着るとアンサンブルの感じで、楽しい。 |
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