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2011.1.31 [月] 1月の着物着用備忘録

今月の着物着用メモ。

5日 訪問着(川村久太郎、花びら斜め散らし、黒地) 袋帯(安達、宗達「鶴図」、両面錦)
6日 紬小紋(浦野理一、向鶴菱文様、藍染) 名古屋帯(野渕、鹿の象形文「万葉」、銀杢地)
7日 結城紬(無地、灰藤色) 名古屋帯(高島、正倉院模様、引箔(青銅箔))
8日 訪問着(風通お召し、吊り暈し、葡萄色地) 袋帯(吉織、「琳派古調鶴」、濃鼠色地)
11日 結城紬(松煙染・灰茶色、亀甲模様) 染名古屋帯(祝辞、肌色)
14日 小紋(京友禅、染疋田と縞の市松、薄藤・薄灰色)染名古屋帯(染谷洋、寒牡丹、薄灰色地)
15日 伊那紬(白地に青縞・茶格子) 染名古屋帯(谷本一郎、結城紬、茶色地)
19日 本結城紬(黒・藍色絣) 染名古屋帯(雪の結晶、灰白色地)
21日 結城紬(藤貫、地空き・雪輪、銀鼠色) 袋帯(弥栄、唐花、墨色地)
29日 江戸小紋(小林義一、お召十、白山紬、茄子紺色) 袋帯(三浦逸鬼、素描友禅染「白鷺」)

10回着用。
着物も帯も全部違うものを着用している。

着物は、暖かい結城紬と正月らしく訪問着が中心。
紬が、結城紬4枚に伊那紬と紬小紋。 それに、白山紬に染めた江戸小紋。
あと、訪問着2枚と小紋。

帯は、袋帯、名古屋帯とも、この季節の柄の帯を中心に締めている。
袋帯が4本に名古屋帯が6本。
袋帯のうち1本と、名古屋帯のうち4本、計5本が染帯で、染名古屋帯のうち1本は紬地。

2011.1.30 [日] 

今頃になってしまい、今更感は拭えませんが、

こゆきさん! Kamekame Cafe 1周年! おめでとうございます!! 
継続は力なり! ですよね。  最近一層痛感しています。
沖縄は1度だけ参加した職場の親睦旅行の地。
再訪を夢見ていますので、その折は素敵なカフェに是非伺いたいです。

フーさん、お怪我は軽く済んだようで、本当によかったです。
昨春、姉は階段から落ちて両手首を粉砕骨折し、再手術・リハビリにも拘らず、本当に大変そう。
階段の滑り止めに靴が引っ掛かって、まさかの落下。
下を歩いていた連れ合いを巻き添えにしないようにとの無理な体勢が過酷な結果に。
引っ掛けようとしてもそうそう引っ掛かるものではないのに、はずみって怖いですよね〜 
皆様、気をつけましょうね..  誰よりも自分に言い聞かせています。

*****
そして、久しぶりのサッカー・アジアカップ優勝! おめでとう!!
こゆきさん・しょうさんの感想に、そうよ!そうよ!と、全面的に同意。
日本チームの成長ぶりが嬉しく、
決勝相手のあんなロングパス多用のチームが優勝するのは楽しくないから、
その意味でもよかった!と、やって来た息子とも一致。

2011.1.29 [土] 能楽・特別公演

午後は今月のお能で一番楽しみにしていた国立能楽堂の特別公演。
1週間殆ど引き篭もり状態だったので、少し気合を入れて観に出かけた。
番組は、お能2曲に狂言1曲で、能・金剛流「大蛇」、狂言・和泉流「茶壷」、能・観世流「求塚」。

能「大蛇・おろち」は、素盞鳴尊の八岐大蛇退治の神話を題材にしているので、分かり易い。
シテは前場が脚摩乳、後場が大蛇で、ツレが手摩乳、子方が奇稲田姫で、素盞鳴尊はワキ。
ワキの素盞鳴尊が、ワキ方専用の仕舞とかもありシテかと思う活躍ぶり。
子方が、初めから終曲まで出ずっぱりなのに一言も謡いがないのも珍しいが、行儀よく立派。
後場の大蛇と素盞鳴尊の立ち廻り、作り物もいろいろ出て、楽しく鑑賞。
シテ方5流のうち3流の現行曲だが、ワキ方にとっても屈指の大役のため、
滅多に上演されない稀曲だそうだが、また観たい。 上演が増えると嬉しいなぁ。
シテ・種田道一、ツレ・工藤寛、ワキ・高井松男、アイ/山の神・三宅右炬など。
笛・藤田朝太郎、小鼓・古賀裕己、大鼓・内田輝幸、太鼓・桜井均。

狂言「茶壷」は、いつ観てもおかしく、ハラハラしながら楽しめる。(笑)
アド/使いの者の所作つきの言い立てが滑らかで見事。
シテ/すっぱの真似振り・真似損ね振りもまた見事でおかしく、
終わりの展開が更におかしくて、小アド/目代は本当の目代(土地の代官)なのか知りたくなる。
シテ・三宅右近、アド・三宅近成、小アド・前田晃一(代演)。

能「求塚」は、「菟名日処女・うないおとめ」伝説を基に2人の男に恋され地獄に堕ちた女の苦しみ。
男達の心を迷わせた邪淫の罪、「恋=罪」という今とは違う価値観による曲。
前場での前シテと2人のツレ、3人の里の女が白い水衣姿で清々しく、
後場でのシテ/菟名日処女の焦熱地獄での苦しみが強烈。
シテ・木月孚行(シテ休演による後見からの代演)、ワキ/旅僧・宝生閑、地頭・観世銕之丞など。
笛・松田弘之、小鼓・曽和正博、大鼓・安福建雄、太鼓・観世元伯。

面は、「大蛇」の前シテが小尉、後シテが大蛇、ツレは姥。
「求塚」は、前シテが相生増、後シテが痩女、ツレは連面。
初めて観る面も多いのに、オペラグラスを忘れて行って、あまりはっきり観られなかったのが残念。

*****
終演後は、健康講座には間に合わないのを幸いに(爆)、
久しぶりに押上まで行って「天真庵」に入れていただいた。
いつもの文膳で、酒は「いもり谷」とか..蕎麦は売り切れで、替わりの蕎麦ガレット。
来月のライブ・ピアノコンサートを予約し、もち麦パンがあったので、ニコニコ持ち帰り。
バスを乗り継いで帰宅。 待っている間が寒くて、今季一番の寒さに納得。

*****
着物:  江戸小紋・お召十。 白山紬。 茄子紺色。 (六谷泰英型・小林義一染)
帯:   袋帯。 素描き友禅染め。 「白鷺」。 (三浦逸鬼作) 
帯締め: 五嶋紐。 極薄い色みのある白に、朱茶色? (お初) 
帯揚げ: 縮緬。 薄い肌色?  たんから染。 (松原) (お初) 
履物・バッグ・コートなどは、また真冬バージョン。 

2011.1.24 [月] イライラは不健康の元

年末に、体調が悪かっただけでなく、何故だか無闇矢鱈にイライラして、
そのイライラに自分自身で消耗してしまったことがあった。
精神的な疲労状態を感じているのに、気分転換が上手じゃないから、ダメなのかも..
観劇は、楽しい時間を過ごしてはいるが、ほぼ日常で、気分転換とは違うし..

タイミングよく電話をくれた姉に話したら、正月に向かって片付けなければならないと思うのに
できないからイライラするのじゃないかと言われた。
12月は予定を減らしたのに風邪でダウンして、家事はいつも以上に放棄していたから、
何となく腑に落ちて、それを口実に、息子以外に客があるわけでなしと、片付けは全面放棄。
諦めて無理をしなかったお蔭か暫く治まっていたのに、またイライラに襲われてしまって、
自分のそのイライラ感に、またまた疲労気味。

イライラの上手な対処法、無いかしら?
原因を元から絶つまでは、こうやってイライラに襲われるのかしら?
だとしたら、やっぱりここはどうにか片付けて、スッキリさせるしかないのかしらねぇ..
考えるだけで気が重い。

我が家の呆れた状態には、誰よりも私自身がウンザリしているのに、
体調を壊して家事など考えられなかった長い年月以来の年季の入った放置(涙)だから、
少しくらいでは変化も見えない状態だし、
今は自分以外のことで気分的に忙しくて、ますます手をつけられないでいる。

一度に片付けようと思うからいけない、1日に1袋ずつ捨てれば1年もすればすっきりする、
と言われても、その通りとは思うものの、それができれば苦労は無い..
などと思ってしまうのが悪いのか..
兎も角、一歩一歩少しずつ..やるっきゃないのよと自分に言い聞かせている。

2011.1.23 [日] 週末は

22日(土): 15時間の連続睡眠。
午後から落語で、前日の狂言に続いて楽しく笑う予定だったが、動けず、止む無く外出中止。
1月から早々にパスとは情けないと思いながらも、諦めた。
それにしても、時々覚醒しながらも眠り続け、結局15時間の睡眠は寝すぎよね〜(苦笑)
寝る子は育つと言っても、私はもう適用外だし..(爆)

夕方からは健康講座。
抽選に外れたが、キャンセルによる繰上げの方も辞退とかで、参加できるようになったのに、
今月は先週も来週も予定があって今日1回しか出席できないので、頑張って出席。

*****
23日(日): 筋肉痛の1日。
健康講座に9ヵ月通ったら、少しはちゃんと身体を動かせるようになったらしく、
6週間ぶりのせいもあってか、昨日から筋肉痛が激しくて、
少し動くと、こんなところの筋肉も動かしたのだと分かって、痛いけれど少し感動的。(笑) 
日本橋に着物で出かける予定だったが、どうしても行かなければならない用事でもないし、
筋肉痛で着物を着るのが億劫で、出かけるのは取り止め。

2011.1.21 [金] 狂言の会

国立能楽堂の年に何度かの狂言の会があるので、夕方から出かけた。
お能と違い、狂言は観始めた頃から分かり易く、いつも楽しく笑って観られるのが嬉しい。
大蔵流「宝の槌」、大蔵流「栗焼」、素囃子「大ベシ」、和泉流「鬼丸」。
シテは、「宝の槌」が大蔵彌太郎、「栗焼」が山本東次郎、「鬼丸」が石田幸雄。

「宝の槌」は初見だが、似た狂言があって、観たことがあるような気がするのがおかしい。
「栗焼」の東次郎さんが、いつもながら素晴らしく、観ていて楽しい。
「鬼丸」のシテ/鬼丸の石田さんは、控えめの印象で、まるで親を養うために盗賊をしているので、
決して好きでしているわけではないとでもいうような感じがしないでもない。(笑)
前に観た時は野村萬斎のシテで、弾け方が楽しく、鬼丸が主役だと分かり易かったが、
今日はむしろ、アド/僧と観音の2役の萬斎の方が主役みたいに印象が強かった。
万作さんの演じる小アドは祖父となっているけれど、アレレ..話の中では父親よね〜
狂言の祖父とは年寄りということなのかしら?

*****
終演後は友人といつもの「五万石」で食事をしようとしたら満員で入れず、
更にもう1軒も満員で、3店目の居酒屋に漸く席があって、ホッ。
懐に優しいのが、嬉しかった。 なるほど、居酒屋が流行るわけね〜と思って納得。

*****
着物:  結城紬。 銀鼠色。 雪輪。 (藤貫) (お初)
帯:  袋帯。 墨色地。 唐花。 (弥栄) (お初)
帯締め: 五嶋紐。 肌色? 裏は薄灰色。 (お初) 
帯揚げ: 丹後ちりめん紬。 京友禅。 薄灰茶色・薄灰赤茶色などの染分け。 (洛舟)。 
履物・バッグ・コートなどは、また真冬バージョン。 

2011.1.19 [水] 新春浅草歌舞伎

若手公演が定着した浅草歌舞伎を公会堂に観に行った。
1部と2部に分かれているが、歌舞伎にしては短時間の公演なので、久しぶりに通し観劇。
着物を着て行こうと夕べから気合を入れて(笑)、朝から大慌てで着物を着て出かけた。

新橋より国立より客の入りがよく、空席が少ないのは嬉しい感じ。
地元に定着してきたからか、他より料金が安いからか..(爆)
中心の出演者が少しずつ減って、今年の当初発表は、亀治郎、愛之助、七之助、亀鶴の4人。
主役は亀治郎、愛之助、七之助の3人だけが交互に担当していて、亀鶴の役が寂しい。
若い新悟も、当初はル・テアトルに出るはずだった春猿、笑三郎、寿猿も、それぞれ1役出演。

第1部は、「三人吉三巴白浪」の半通しと、猿翁十種の内「独楽」。
「三人吉三」は、お嬢、お坊、和尚を、七之助、亀治郎、愛之助が演じているが、
お嬢の七之助が一番長身で、亀治郎と愛之助の方が低いから、おさまりがよくないのがね〜
「独楽」は、家の芸だから当然ながら亀治郎の踊り。
踊りは上手いし、それなりに動きもあるものの、踊りとしては正月の華やかさに欠けるような..
最後に独楽になるのが衣裳ともども楽しかった。

第2部は、「壷坂霊験記」と、猿之助四十八撰の内「黒手組曲輪達引」。
「壷坂霊験記」は、座頭沢市を愛之助、女房お里を七之助。
「黒手組曲輪達引」は当然ながら亀治郎が中心で、番頭権九郎・牛若伝次・花川戸助六の3役。
愛之助が紀伊国屋文左衛門、七之助が三浦屋揚巻、鳥居新左衛門を亀鶴など。
「助六」を知らないとパロディが分からず、おかしさが半減してしまうだろうと思うけれど、
サービス精神タップリのギャグがおかしい。

今年の浅草歌舞伎は、総じて、亀治郎の会に3人が客演の感じ(大爆)。
亀治郎・愛之助とも、芝居の上手さを再認識。
ただ、声の出し方・台詞回しが、どんどん伯父・叔父に似てくるようで、ちょっと複雑な気分。
一緒だと、七之助は歳が違うせいもあろうが、見映えはいいが、芝居はまだ..
「三人吉三」大詰の「本郷火の見櫓」のお嬢は格好よかったが、「黒手組..」の揚巻は軽い。
亀鶴も上手いと思うのに、出番が少ないのが残念。

日替りで担当が変わるお年玉〈年始ご挨拶〉は、第1部が愛之助、第2部は亀治郎。

1部と2部の間が1時間あるので、公会堂を一端出て、浅草寺にお参り。
梅園で午後のおやつを購入して公会堂に戻った。
昼食は浅草今半のすき焼き弁当にしたし、浅草尽くしの1日。

*****
着物:  本結城紬。 黒・藍色の総絣。 
帯:   染名古屋帯。 雪の結晶柄。 灰白色地。
帯締め: 伊賀組紐。 臙脂に白入り。 撚り房。 (松山好成)
帯揚げ: ちりめん紬。 京友禅。 薄灰茶色・薄灰赤茶色などの染分け。 (洛舟) (お初)
履物:  たたみ下駄。 紺色の紬の鼻緒。 
バッグ: 友禅大型バッグ。 灰紫色。  葡萄唐草模様。 (岡重 OKAJIMA)  
コート: リバーシブルロングコート。 青・緑地紋入り。 紫色の大判カシミアマフラー。

雪の「火の見櫓」もあるので、帯は雪の結晶柄の染帯。
寒さ対策に足袋を別珍にしたので、下駄を履いて、コートも普通の長コート。
でも、紬のコートにした方が合っただろうと反省。 次回は覚えておきたい。

2011.1.18 [火] 演劇「わが町」

今シーズンの新国立劇場の演劇公演「JAPAN MEETS・・・−現代劇の系譜をひもとく」の
3作品目、ソーントン・ワイルダー作の「わが町」の新訳上演を観に行った。
午後の公演なのに始動が遅くて、飛んで行ったが、席に着いたら、すぐ開演。
着物も帯も決めていたのに着られなくて残念だったものの、滑り込めたからOK。

演劇界では知られた戯曲だそうだが、詳しくない私はチケットを取るまで知らず、
イプセン「ヘッダ・ガーブレル」とテネシーウィリアムズ「やけたトタン屋根の上の猫」との、
3作品の通し割引があったから一緒にチケットを購入したもの。
いやー、いい作品! いい舞台を観た喜び!
よくぞ3作品セットにしてくれた。(爆)

客席を何列もつぶして舞台にしていて、奥行きの広い舞台からすぐ客席に繋がっていて、
その前から4列目の、ど真中ではないけれど中央部分という席も文句なしの好位置。
新しく芸術監督になった宮田慶子の演出が楽しく、小堺一機はじめ出演者も概ね文句なし。
音楽担当の稲本響のピアノ演奏も素晴らしい。
舞台監督という変わった役名の小堺とピアニストの稲本が出づっぱりで、
途中休憩をはさんで正味3時間近い舞台を、台詞とピアノで引っ張っていく。
他の出演者は、斉藤由貴、鷲尾真知子、相馬一之、佐藤正宏、中村倫也、佃井皆美など。
今日は終演後にシアタートークもあって、その1時間もあっという間。
もう一度くらい、観に行きたい気分。 無理だろうけれど..

2011.1.17 [月] サークル参加

サークル活動日で、昼過ぎに出かけた。
昨日は姉と待ち合わせて、入院手術した弟の見舞いに昼から出かけたが、
帰宅が夕方遅く(もう夜?)になって、疲れ気味。
それもあって、今日はなかなか始動できず、会場に着いたのは発声練習が始まった後。
でも、先月の2回はかぜの咳で、うつしてはマズイと休んだので、今日は出席しただけでOK。
寒さにもめげない高齢の会員の元気なことに感服。

往きはメトロに乗ったものの、帰りは健康的に歩き。
ただし、門仲のサロン・ド・ペリニィヨンで柚茶とケーキで小休止つき。(笑)

2011.1.16 [日] 遡って、12月の着物着用備忘録

今頃になって去年のことでもあるまいとは思うものの、まとめておかないと不便なので、
自分の覚えに、めげずに12月の着物着用メモ。

1日 訪問着(松煙染め、銀古都に段取り。古都染人) 袋帯(「日溜り」、森、切株に小鳥、花)
16日 結城紬(灰藤色、無地) 名古屋帯(染帯、灰白色地、雪の結晶柄)
25日 江戸小紋(梨の切口、蘇芳色。小宮康孝) 袋帯(京友禅染「銀花仙」、銀鼠色地、杉林)
26日 本結城紬(黒・藍色の絣模様) 染帯(青灰色地、濡れ描「浜千鳥」)

4回着用。
予定の半分も着られず、前月に続き最少着用回数を更新。(涙)
4回しか着なかったのかと愕然としたけれど、それでも週いちと思えば、まあまあかしらね〜

袋帯を締めるために着た訪問着と江戸小紋、それに暖かさを求めての結城紬を2枚。
帯は、染め帯を含め袋帯を3本に、染名古屋帯。
冬限定柄など基本的にこの季節に合う帯ばかり締めた。

*****
2010年の1年間の着物着用は、121回。
もうこれ以上は増えないと思うけれど、着用回数が毎年多くなり続けたのは嬉しい。
でも、着物を楽しんでいるのを誉めるか、遊び過ぎを叱るか、微妙なところ。(笑)

2011.1.15 [土] バレエ(ラ・バヤデール)

今年最初のバレエ鑑賞は、プティパ振付、牧阿佐美改訂振付・演出の「ラ・バヤデール」。
前回観たのは不確かながらそれほど前ではなく、せいぜい2〜3年前かと思うのに、
覚えていない場面に記憶の悪さが寂しいことを除けば、バレエそのものは楽しく鑑賞。

指揮:アレクセイ・バクランに、今日のダンサーは、
ニキヤ:小林ひかる、 ソロル:デニス・マトヴィエンコ、 ガムザッティ:厚木三杏など。

バレエの観客は、バレエ関係の方が多いらしく姿勢・スタイルのいいお洒落な方がいつも多くて、
子供達を含め華やかな上に、最近は着物の方も多くなって、観客ウォッチングも楽しい。

*****
着物:  伊那紬。 白地に、青縞、茶格子。 草木染(藍、りんご、矢車玉)。 
帯:   染名古屋帯。 結城紬。 茶色地。 葉と花の柄。 (谷本一郎作)。
帯締め: 渋い黄土・白・空色の3段組。 (渡敬) (お初)
帯揚げ: 縮緬。 渋い山吹色。 草木染(刈安?) (紀波)
マフラー: カシミア長マフラー。 白茶色に薄茶色の花柄。 (ロロピアーナ)
履物・バッグ・コートは前日と同じ。

昨夜、首筋に風が当たったので、マフラーを幅広の長いものにした。
首は暖かかったけれど腕が寒くて、アームウォーマーがそろそろ必要かもしれないと思う。

2011.1.14 [金] 能楽 & ミニミニ新年会

寒さの中、夕方から国立能楽堂の定例公演に出かけた。
狂言・大蔵流「柑子」と能・観世流「山姥−雪月花之舞」。

狂言「柑子」は短いけれど、シテ/太郎冠者の言い訳けが、見応え聴き応えがある。
一人芝居に近く太郎冠者次第の曲だと思うけれど、アド/主の存在感もあって、楽しんだ。
シテ・山本東次郎、アド・則俊。

能「山姥」は小書き「雪月花之舞」つきで長い曲だが、惹きこまれて、いい時を過ごせた。
ワキ、ツレともに存在感のある曲だと思うが、シテが登場してからは、すっかり山姥の世界。
終曲の雪月花之舞は目を離せず息をするのを忘れる感じで、囃し方も迫力のある演奏。
シテの面(前シテ・れいおんな、後シテ・山姥)が、いい表情で、それも合わせて楽しく鑑賞。
後シテの面は、色も目・口の大きさも全く違うのに猩々を思わせる雰囲気を感じたし、
特に前シテの面には、何とも言えない品のいい表情を見て感嘆した。
シテ・観世清和、ツレ・清水義也、ワキ・森常好、アイ・山本泰太郎など。
笛・松田弘之、小鼓・観世新九郎、大鼓・亀井広忠、太鼓・観世元伯。

*****
終演後は、友人とミニミニ新年会?
と言っても、とやま料理の「五万石」で、いつもと変わらぬミニ会席にお酒を少々。
いい舞台を観た後の心地良さの中で、あれこれ話しながら楽しく食事。
蕪すし、お造り、薬膳茶碗蒸、鰤の照り焼き.. 日本海の冬を感じる。

*****
着物:  小紋。 京友禅。 薄藤・薄灰色。 染疋田と縞の市松模様。 (お初)
帯:   染名古屋帯。 寒牡丹、前帯は梅に小鳥。薄灰色地、お太鼓の下からは白。(染谷洋)。
帯締め: 五嶋紐。 薄い青磁色。 片方に臙脂入り。 
帯揚げ: 縮緬。 極薄い桃色と桃色の染分け。 
履物:  灰色台(エクセーヌ)。 灰紫の組紐の鼻緒。 前坪は赤。 (伊と忠) 
バッグ: 友禅大型バッグ。 灰紫色。  葡萄唐草模様。 (岡重 OKAJIMA)  
コート: カシミアコート(黒)。  薄茶色カシミアマフラー。(ロロピアーナ)

予定していた訪問着や付け下げの気分でなく、着物を変更した。
しつけ糸を取るのに時間を取られた上、何も考えずに予定の帯を締めていて最後の段階で、
この小紋にこの帯は無いだろうと急に気づいて(普通なら、もっと早く気付くわよね〜・涙)、
今季まだ締めていない冬限定柄の染帯に大慌てで変更。
夜の公演だから帰宅時間も考えて、嵩張るとは言え温かさ優先で、ついにカシミアコートを着用。
コートと草履と、一度身につけたら他のに手が伸びないので、今まで着用しないで来たけれど、
首元にもカシミアのマフラーをしても、それでも寒かった。 真冬だわね〜

2011.1.13 [木] 成人式&着物

BBSの話題に関連して、

肩だし振袖って、凄いですね〜 目をパチクリしてしまいました。
私には、とても素敵には見えないけれど、ご当人は個性発揮・自分らしく、だったのでしょうか?
それとも、ただ目立ちたかった?

成人式の日に私が出会った振袖の方は、オオッと思ったけれど、
その意味ではごくごく普通だったのだと再認識。
着物地でなく、オーガンジーよりはしっかりしているものの柔かなピンクのレース地で、
少し色の薄い柔かレースの花をあちこちに縫い付けた振袖を着た方を見かけました。
ピンクの2つの大きな花の髪飾りと、その髪飾りが連なったようなピンクの大きな帯飾り?を、
黒・銀色の帯の背中一杯に結んでいました。
驚いたし知り合いには薦めないけれど、ああいうのも個性発揮としては、ありかしらと思いながら、
もっと近くに行って、じっくり拝見したい気持を抑えて、遠めにじっと見てました。(笑)
一緒にいた友人?は、コート着用のため判然としないけれど、変わったところは無い感じでした。

*****
私は成人式には出席していません。 振袖は作ってもらったのに..
(因みに、当時は袖が少し短い中振袖が多くて、私のもそれです。)
私の頃は、特に成人式用と言うわけでなく、若い娘の晴れ着として作ってくれたと思います。
学生運動が盛んな時代で、多分、式がなくなって、出席できなかった! のだと思うのですが、
記憶は既に忘却のかなた。
式があれば折角作ってもらった着物ですから出席しないとは思えないし、
しばらく卒業式も中止になったし.. 入試も1度中止になった頃です。(遠い目..)

2011.1.11 [火] 寿 初春大歌舞伎 夜の部

陽射しは暖かいのに、空気は昨日に続いて身を切るよう。
厳しい寒さの中、 夕方から初春大歌舞伎の夜の部を観に行った。
「寿式三番叟」、「源平布引滝−実盛物語」、「浮世柄比翼稲妻」。

「寿式三番叟」は、当初は翁が2人という思いがけない発表で、
富十郎さんが出演できないことも考えての布陣だろうとは思っていたが、
よもやお亡くなりになるとは想像もしていなかった。 ご冥福をお祈りするばかり..
それにしても、あの朗々と響くお声を聞くことはもう無いのだと思うと寂しい。 
翁を梅玉、三番叟を三津五郎、千歳を魁春、そして附千歳に富十郎の長男の鷹之資。
鷹之資に大向うからかかる声が温かい。

「実盛物語」は、実盛を團十郎、小万を魁春、瀬尾十郎を段四郎、葵御前を福助、
九郎助を市蔵、女房小よしを右之助など。
市蔵の九郎助に、とても60歳には見えない若さを感じてしまい、老け役は難しいと思う。

「浮世柄比翼稲妻」は、「浅草鳥越山三郎宅の場」と、「吉原仲之町の場」。
「鞘当」と呼ばれる華やかな「吉原仲之町」は上演も多いが、
あまり演らない「郎宅」も趣向・展開がおもしろくて、もっと上演してもいいといつも思う。
名古屋山三を三津五郎、葛城大夫・お国・留女の3役を福助、不破伴左衛門を彌十郎など。

「実盛」の途中から腰痛が酷くなって、座っているのが辛かったものの、
途中で放棄せず、どうにか最後まで鑑賞。(笑) 昼夜通しにせず別の日にしているのは正解と思う。
先週は何ともなかったのに、寒さのせいかしら?

*****
着物:  結城紬。 東京染。 松煙染。  灰みの茶色。 変わり亀甲模様(総柄)
帯:   染名古屋帯。 肌色。 祝辞(祝い柄)。 
帯締め: 五嶋紐。 レンガ色。  
帯揚げ: 丹後ちりめん紬。 京友禅。 灰薄緑色と灰茶色の染分け、中央は白茶。 (雪華)
履物:  銀鼠色の変り台。 京くみ紐鼻緒。 (Run) 
バッグ: 友禅大型バッグ。 灰紫色。  葡萄唐草模様。 (岡重 OKAJIMA)  
コート: 長道中着。 まほら紬。 紺地、臙脂・灰色等の格子柄。  紫色の大判カシミアマフラー。

着物は暖かい結城。 帯は祝い柄で1月限定で締めているもの。
カシミアコートは邪魔だと、長コートと大判マフラーで凌いだ。

2011.1.10 [月] 食いしん坊初め

観劇初めの次は美味しいものの食べ初め。(笑)
昨秋はいろいろあって、なかなか食べに行かれず、しかも12月は風邪でますます我慢の日々。
年が変わったところで、元気付けにランチを食べに行くことにした。

9日: てんぷら@みかわ是山居
季節物は、秋から続いて、はぜ。
この日は、こちらの店でオープン以来サービスしてくださっていた向こう付けがなくて、
アレッと残念に思ったが、海老しんじょのお吸い物のサービスは継続。
海老しんじょを昨年より小さく数を多くしていて、それがお椀の模様と合わせて梅花のようで素敵!
銀杏の他の野菜は、アスパラと椎茸を選択。
デザートサービスの福豆も、いつもながらの美味しさ・食感。
今は息子さんに任せている元々の茅場町の店ではなかったサービスつきだから、
却って以前よりお得感があって、ちょっと嬉しく思っているけれど、
サービスが習慣になって、つい期待してしまう自分に苦笑。
ここでのランチでは普段は飲まないものの、まだお正月だからと冷やで1合だけいただいた。
坂本素行氏の象嵌の徳利に、豊福誠氏の梅型のぐい呑みで出してくださって、思わずニコリ。

食後は腹ごなしに運動しようと、日本橋まで2駅歩いて、
デパートの呉服売場で年に1度だけの茶席(立礼)を楽しませていただいて、
綴れ帯でまた目の保養。

*****
10日: フランス料理@御魚大渕座
久しぶりに息子も誘って、銀座にフランス料理を食べに行った。
大渕座に息子を連れて行くのは初めて。
いつも通り、5点盛りのオードブルに、スープに、メイン料理。
冬定番の熱々のオニオンスープが嬉しく、火傷しないように気をつけながらフーフーいただいた。
メインは息子が帆立のグラタンを選んだので、私は真鱈の方にした。
ズッキーニ、ジャガイモ、玉葱、オリーブなどが入ったオレガノ風味の楽しいイタリアン風。
白ワインとも合って美味しく、息子の帆立も1つご相伴。
デザートは最近多くなった3点盛で、濃厚なチョコレートケーキと苺タルトに赤いグレープフルーツ。

食後は1人でまた「日本のおしゃれ展」を鑑賞。
ここの展覧会はカード提示すれば無料なのが嬉しい。 (そのためにカード加入している。)
前回は一通りざっと見ただけだったが、今回は洋服で荷物も無く身軽だし、
休日なのに恐れたような混雑もなかったので、
時間をかけてじっくり見て回って、ビデオまで見て楽しんだ。
会場内は着物の方も多く、それもアンティーク着物の方が多いのが印象的。
展覧会場の外の着物催事場では、五嶋紐と渡敬の帯締めなど小物だけ購入。

2011.1.9 [日] その4 また能楽

8日はまた能楽鑑賞。 今年の観劇初めは能楽・歌舞伎・歌舞伎・能楽とサンドイッチ状態。
国立能楽堂の普及公演で、解説のあと、狂言・大蔵流「呂蓮」と能・宝生流「百万」。
小林健二氏の解説が、要点もはっきりして分かり易かった。
狂言「呂蓮」は、シテ/出家・大蔵吉次郎、アド/宿主・善竹忠一郎、アド/妻・大蔵教義。
能「百万」は女物狂で、舞も多くて私向きかと思っていたら、抑えた謡に眠気を誘われて..
シテ・高橋章、子方・高橋希、ワキ・工藤和哉、アイ・善竹隆司など。

これで、正月休み明けの観劇は一段落で、あとは概ねボチボチ。

*****
着物:  訪問着。 風通お召し。 氷割文様地の吊り暈し。 浅紫に鼠がかった葡萄色地。
帯:  袋帯。 濃鼠色地。 「琳派古調鶴」 (吉織)  (お初) 
帯締め: 五嶋紐(銘つぼたれ)。 江戸本高麗。 白地に春光箔。  
帯揚げ: 縮緬。 異なる文様入りの少し大きめの市松。 金茶・生成り・薄黄色など。 (お初)
履物:  薄いパープルシルバーの台。 白色の皮シコロ織の鼻緒。 (長谷川商店) 

この時期に合うこの帯を下ろしたいと、着物はまた柔か物。
訪問着ということで裾の色は濃いけれど、一見すると色無地。 漸く2度目の着用。
このところ、帯を締めるために、あまり着ない着物を着る回数が増えている。
着物の好みからは紬になりがちなので、変化があってそれも楽しくもあり。

2011.1.9 [日] その3 続いての歌舞伎は復活狂言

7日はまた歌舞伎で、国立劇場の初春歌舞伎。
初演以来約200年ぶりの復活という「四天王御江戸鏑」の通し上演。
土蜘蛛など見慣れた歌舞伎を思わせる場面も多く、楽しい歌舞伎になっていた。
菊五郎劇団と時蔵、田之助など。

*****
終演後は、今年の初「可否道」。  チーズケーキにコーヒー、お替りはアメリカン。
日本橋に寄って、デパートの「河井寛次郎展」。 
特別食堂で、7日の1日限りの「七草がゆ御膳」をいただいて、帰宅。

*****
着物:  結城紬。 灰藤色の無地。 (奥順はたおり娘)
帯:  名古屋帯。 引箔(青銅箔)。 正倉院模様。 (高島織物)
帯締め: 五嶋紐。 灰紫色。 両端に生成り色入り。  
帯揚げ: 丹後ちりめん紬。 灰藤色、白・灰・肌色入り。 京友禅。 (京姉小路)
履物:  銀色台。 藤・金・白色の五嶋紐の鼻緒。

寒いとの予報に暖かい結城紬。
帯は、名古屋なのに生地・柄から合わせ難くて、漸く2回目。

2011.1.9 [日] その2 観劇2日目は歌舞伎

6日は、新橋演舞場で新春大歌舞伎の昼の部。
「御摂勧進帳」、「妹背山婦女庭訓−三笠山御殿」、「寿曽我対面」。
「御摂勧進帳・ごひいきかんじんちょう」は、松羽目物の「勧進帳」とは全く別の趣の、
初めて観た時には驚いた「芋洗い勧進帳」と呼ばれる滑稽味あるもの。
弁慶を初役の橋之助、富樫を歌六、義経を錦之助、斎藤次を彌十郎など。
「妹背山婦女庭訓」は芝翫さん休演で、烏帽子折求女実は藤原淡海を橋之助が代演。
漁師鱶七実は金輪五郎を團十郎、お三輪を福助、橘姫を芝雀、蘇我入鹿を左團次、
豆腐買おむらを東蔵など。
正月歌舞伎恒例の曽我物は「寿曽我対面」で、前日のお能につづいての曽我もの。
工藤祐経を吉右衛門、曽我十郎を梅玉、五郎を三津五郎など。

*****
着物:  紬小紋。 藍染。 向鶴菱文様の型染。 (浦野理一) (初着用)
帯:  名古屋帯。 銀杢地。 鹿の象形文「万葉」。 (野渕)
帯締め: 五嶋紐。 レンガ色。  
帯揚げ: 縮緬。 藍色と甕覗きの染分け。 藍染。 (松原) (お初)
履物:  銀色台。 藤・金・白色の五嶋紐の鼻緒。 
バッグ・コート等は前日と同じ。

着物は、秋の鎌倉ミニオフでえりりんさんが締めていらした浦野理一氏の帯に惹かれて、
あるかと寄った店で見つけた、紬と縮緬の間のような楽しい生地で、私には珍しい小紋。
仕立て替え品だそうだが、帯は無かったし、一目惚れしたのでエイヤッと購入したのを、初着用。

2011.1.9 [日] 今年の初観劇の記録

5日の国立能楽堂の定例公演で今年の観劇スタート。
狂言・和泉流「佐渡狐」と、能・観世流「小袖曽我」。

狂言「佐渡狐」は何度観ても、呆れた馬鹿げた話だが、それでもやっぱり笑ってしまう。
シテ/佐渡のお百姓・高野和憲、アド/越後のお百姓・深田博治、小アド/奏者・野村萬斎。
能「小袖曽我」は、仕舞で相舞を観たことはあるが、お能で全体を観るのは初めて。
ツレの母の存在があると、随分印象が違う気がした。
シテとツレの曽我十郎・五郎の相舞が見事に揃っていて、それも楽しく鑑賞。
シテ/曽我十郎・山階彌右衛門、ツレ/曽我五郎・観世芳伸、ツレ/母・藤波重彦、
アイ/春日の局・石田幸雄など。

*****
着物:  訪問着。 黒地。 花びらのような斜め散らし。 (川村久太郎) (お初)
帯:  袋帯。 両面錦。 琳派三人衆 宗達「鶴図」 (安達良夫)
帯締め: 五嶋紐。 空色、銀糸入り。  
帯揚げ: 縮緬。 極薄い桃色と桃色の染分け。 (お初)
履物:  薄いパープルシルバーの台。 白色の皮シコロ織の鼻緒。 (長谷川商店)  (お初)
バッグ: 利休バッグ。 山岡古都の薬墨染の銀無地。 (お初)  古代裂バッグ。 
コート: 道行き長コート。薬墨染。銀無地。(山岡古都)。  カシミールの多色刺繍のショール。

今年の観劇初めで能楽なので、訪問着を下ろした。
訪問着と言っても、小紋の感じで着られそうだと思って仕立ててもらったのだが、
仕立てあがってきたら、畳んだ裾はやっぱり訪問着で(当たり前?)着損なっていたもの。
帯も正月かおめでたい席でないと締められそうも無い帯を合わせた。 こちらは2度目。
正月を寿ぐ気持で、小物もお初のもの多数。

2011.1.8 [土] 正月を振り返る

3が日は、珍しく料理..って言うほどのことはしなかったけれど、
毎日やって来た暇な息子相手の食堂開業。(笑)
お節は作らず、買ってきたものを盛り付けただけ。
私が作ったのは野菜の炒り煮と、例年どおり元日と2日で異なる雑煮と、大納言でお汁粉くらい。
それに、2日は簡単味噌漬にした豚の焼肉に、蟹サラダなど。 3日は、しゃぶしゃぶ鍋。
12月の風邪で減った体重を3日間で取り戻すという連日の食べ過ぎ! 苦しかった〜(爆)

2日には、母をホームに訪問。
暮れに行った時よりしっかりした様子で、嬉しい。
車椅子をお借りして、初めて同道した息子が押して、親水公園に少し長めの散歩。
母は楽だし気分が変わって楽しかったようで、これからも外に連れ出すようにしたいと思った。

*****
5日から8日までは、能楽と歌舞伎見物。
正月だから普段着ないものを着ようと心がけて、連日異なる着物・帯を着用。
自分の覚え用に、あとで別途書いておくつもり。

終演後は、毎日のようにデパートの展示・展覧会に寄って、こちらも楽しく鑑賞。
5日は「京の綴匠 上野 本綴帯地展」。 目の保養で終わる予定が、
どういうわけか無い袖を振ってしまい、中ではお買い得なのをつい1本。(大汗)
でもね〜 爪織綴帯の昔の伝統技がそのまま伝わっているのは、ここ上野綴だけとも言われ、
「これも綴れ?」と思うほどの柔かさ。
通常の爪織綴帯だと1寸に経糸が約30本だそうだが、
ここでは昔ながらの技とこだわりで40本の経糸で織っているそうで、
そのために作り出される精細な生地感。
無理を承知で、無理に無理を重ねてしまうのも仕方無いかも.. と自己弁護・自己正当化。(苦笑)

6日は「池田重子コレクション 日本のおしゃれ展」。 会期中にもう一度行きたいと思う。
7日は「生誕120年 河井寛次郎 〜生命の歓喜〜」。 これももう一度ゆっくり観たい。
8日は、友人と久しぶりに長時間ノンビリとおしゃべりで、展覧会には寄らず。

2011.1.4 [火] 

本年もよろしくお願いします。

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