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2011.4.23 [土] 落語・花形演芸会

雨の中、昼から国立演芸場の若手中心の「花形演芸会」を聞きに行った。
着物を着るつもりだったが、朝からの雨で、縮緬のやわらか物を着る気になれず、洋服。
雨に強い大島紬を出せないのはやはり不便。

落語は、古今亭ちよりん「焼き塩」、柳家三之助「転宅」、ゲストの柳亭市馬「粗忽の釘」、
三遊亭遊馬「御神酒徳利」。 それに、上方講談の旭堂南湖「寛政力士伝より 雷電の初相撲」。
色物は、マジックとバイオリン漫談。
ゲストの市馬は、前座でも演る噺を生き生きと、若手とは一味違う所を聞かせてくれたが、
今日は他もそれぞれいい噺になっていた。 マジックはイマイチ。

*****
終演後は、週末でも雨だから入れるだろうと、地下鉄一本で押上の天真庵に行った。
震災後で朝から雨も降っているし、やはり客が少なかったそう。
いつも通り文膳。 弱くなったお酒のお替りはなし。 でも、チーズケーキを追加。(笑)
以前より食が細くなったとは言え、まだまだ食欲は健在。
小鳥に教えてもらった(庵主のひとりごとにも)寺子屋の7月分を申し込んだ。
ライブじゃないし、3ヵ月先の予約とは気が早いとは思うけれど、席のあるうちに..

2011.4.22 [金] オペラ(ばらの騎士)

今月の新国立劇場のオペラ「ばらの騎士」は、チケットを取った初日の公演が無くなったため、
早々に諦めたのに、最終日のこの日なら行けると、聞いてみたらアッサリ席が取れて、
ちょっと拍子抜けの気分(笑)ながら、急遽出かけることにした。

当初予定の指揮者・歌手など外国人のキャンセルが多く、キャストは大幅変更になったが、
代演で来てくれたアンナ=カタリーナ・ベーンケの元帥夫人がとても印象的。
そして、当初予定の外国人中ただ1人の出演者、フランツ・ハヴラタのオックス男爵の存在感。
ただ、このオペラにしては、特に2幕目以降にウィーンの華やかさが足りない気がした。

指揮: マンフレッド・マイヤーホーファー
元帥夫人: アンナ=カタリーナ・ベーンケ、 オックス男爵: フランツ・ハヴラタ
オクタヴィアン: 井坂恵、 ファーニナル: 小林由樹、 ゾフィー: 安井陽子 など

*****
着物:  小紋。飛び柄。 鶸色? 
帯:   染名古屋帯。 縮緬紬地。 薄鈍色地。 燻し金・銀色の薔薇柄。 (幸春) (お初)
帯締め: 五嶋紐。 渋めの赤色、一部緑茶色など入り。 (お初) 
帯揚げ: 薄桜色と桃色の染分け。 
履物:  灰みパール色の型押し台。 パールグレーの鼻緒。 (胡蝶) 
コート: 単衣コート。 透かし織。 薄緑色・薄黄緑色。

演目に合わせ、バラ柄の帯を下ろした。
並んだ列で後にいらした方と隣席の方にも、素敵!ピッタリですね〜 とお褒めいただいてニコッ。

2011.4.21 [木] 今日も応援団

震災後は何処に伺っても、キャンセルで大変との話ばかり。
で、今日も昼は日本橋のオーグードゥジュール・メルヴェイユに出かけ、フランス料理を味わった。
応援と言えば聞こえがいいけれど、食いしん坊なだけとも言える。(笑)

魚も肉も両方食べたい上に、オードブルも食べたいものがいろいろあって、
季節感たっぷりのサラダに決めたのに、結局、もう一皿をハーフポーションで追加。
追加したのは、ホワイトアスパラのブルーテ。 雲丹、生ハムのゼリーなどをのせたもの。
サラダは、筍・グリーンアスパラ・蛍烏賊・水蛸など、春らしい食材の温サラダ。
魚は、金目鯛。 うろこをつけたまま焼いた皮の食感が独特。 
肉は、仔羊の挽肉とフォアグラを丸めて豚の油?で巻いて焼いたもの。 付け合せも楽しい。
デザートは、レモングラスのゼリーにオレンジをのせ、アイスとシャンパンだかの泡の..
その前にサービスしてくださったプチデザートは、胡麻ムースに塩アイスのせ。(多分)

ウェルカムシャンパンの他、いつものように白ワイン。 そして、肉に合わせて赤ワインも少し。
アルコールはあまり飲めないだけでなく直ぐ顔に出るのに、料理につられて少し飲み過ぎ。(汗)
ほろ酔い加減というほどではないけれど、ちょっと酔いを感じながら、次の予定に。

*****
まずは、東日本伝統工芸展に行って、染織中心に見て廻った。
都知事賞受賞の平山八重子さんの紬織着物「かなたへ」が、
新聞・ちらしの写真の印象より好みの色合いで、素敵!
中でも、着たい!と一番思ったのは、小田島克明氏の紬絣着物「夜の雨」。
それに佐々木苑子さんの草木染・紬織帯「花残月」も好き.. などと勝手なことを思いながら拝見。

呉服売場では百花さんのお師匠様の竹内功氏が実演中。 奥様もご一緒。
竹内氏のお話が、いつもながら分かり易く、またひとつ刺繍の難しさ・奥深さを知った。

地下の菓子売場にゆべしを見つけ、くるみのと胡麻のと、他にも少し、ニコニコと持ち帰り。 
ゆべしは宮城県の店ので、震災後は入荷がなかったから心配していたけれど、
出荷できる状態になったのだとホッとした。
デパートをはしごして、九州展でまたまた菓子やら何やら購入して、帰宅。

2011.4.19 [火] 演劇「ゴドーを待ちながら」

「JAPAN MEETS ・・・ −現代劇の系譜をひもとく−」シリーズの最後、
�Wのベケットの不条理劇「ゴドーを待ちながら」を観に夕方から国立劇場に出かけた。

「JAPAN MEETS ・・」シリーズの�T〜�Vまで観た後だし、
学生の頃から題名はよく知っている芝居だし、観ておきたいと早々にチケットを取ったが、
不条理.. 普遍性がある..のだろうが.. やっぱり.. う〜ん..
橋爪功と石倉三郎、それに石井愃一と山野史人、そして柄本時生。

*****
着物:  小紋。 京友禅。 薄藤・薄灰色の染疋田と縞の市松。 
帯:   袋帯。 白銀引箔。  蘇州平刺繍で唐子人形。 (お初)
帯締め: 伊賀組紐。紫紺色、片側4分の1は薄桜色に緑色入り。撚り房。 (松山好成)
帯揚げ: 薄桜色と桃色の染分け。 
履物:  銀色台。 藤・金・白色の五嶋紐の鼻緒。 
バッグ: 友禅大型バッグ。 灰紫色。 葡萄唐草模様。 (岡重 OKAJIMA)
コート: 雨コート兼用塵除け。 西陣お召し、吉野格子。 緑色から薄茶のグラデーション。 

今春は桜柄の帯をあまり締められず何となく物足りなかったので、
お太鼓に桜柄の着物を着た娘がいる姉弟のような唐子人形柄の帯を締めた。(笑)
雨はとっくに上がり心配ないだろうと思いながらも、雨コート兼用の塵除けを着て行って正解。
建物を出たら、あらら.. 雨.. 変な天気の日だったわねぇ〜

震災以来あまり着物を着ていないから、ピット(小劇場)での公演だということを忘れて、
やっぱり着物にしましょうと着物を着て行ったら、着物は私1人だけ。
ピットでも芝居や出演者によっては、着物の方がそこそこいらっしゃることもあるけれど、
仕事帰りの方が殆どと思われる時間帯だし、こういう劇では着物はやはり場違い感があって、
大島紬ならまだしも.. ちょっと異端分子。(苦笑)
今回は中央に長く舞台を置いて、観客席は舞台を挟むように設置されていたから、
角席だけれど1列目の中央ブロックの席で、逆サイドからは、ちょっと悪目立ちしたかも..

2011.4.18 [月] 友人の誕生日祝いに一緒にケーキ

先週一緒に花見をしたばかりの、近くに住む友人の誕生日が、な〜んと、あの日だった。
翌日、もう1人の友人からのメールで知って、おやおやと驚いた。
夜思い出して電話した.. 早く思い出せばよかったのにね。 に、そうよそうよと思うけれど、
風邪で通院中で本調子でなく、会っている間も少しダルそうだったから仕方無い。
それに、彼女は誕生日を知っていただけ知らなかった私よりマシかも..(苦笑)

一人暮らしだと大きなバースデーケーキを食べることなどまず無いけれど、
3人なら食べられたと思うと、う〜ん..残念。(爆)

2人ではホールケーキはちょっと無理でも、せめて一緒にケーキを食べて祝おうと、
朗読サークルの練習開始前に電話をして、居ることを確認。
練習会場近くに千疋屋があるのでケーキを注文し、お土産にババグーリでもお菓子を買って、
(ババグーリでは服も布も買ったことが無く、お菓子ばかり買っている感じがする ・笑)
練習終了後に、前籠に入れたケーキを崩さないように気をつけながら自転車を飛ばした。

自分でも夜まで誕生日だということを忘れていたという話に笑いながら、
子供の頃の誕生日の話やら、地震の話やら友人の話やらしていたら、
会ったばかりだし、30分ほど伺うと言ったのに、長〜い30分。(笑)

2011.4.16 [土] 我が家もヒビ入り

私の住んでいる建物にも震災の被害があって、
下の階では何階かに亘って外壁に亀裂が入り、家によっては窓ガラスにもヒビが入ったと言うが、
我が家・階には被害がなくてよかったと思っていたら、
な〜んと、我が家の廊下側の壁にも浅そうだが結構長いヒビが入っているのを発見。
と言っても、発見したのは私ではなく業者。

2度目の大修繕で、外壁の塗り直しなどをしている最中に地震にあったので、
他の建物よりは早く対応できそうなのは、うれしいと思っていたら、我が家もだとは..
壁に墨で何か書いてあるとよく見たら、ヒビのある箇所のチェックだった。
両隣もその先にも壁に墨が入っていて、お隣の片方には×にヒビが入っていた。
3月の地震で入ったのか、その後の余震で入ったのかは分からないが、
大修繕用の積立金で補修するらしいから、追加負担が無さそうなのはありがたいものの..
う〜ん..

塗装面の洗浄で、ベランダの天井・手すり壁などの吹き付け面と床の高圧洗浄が行われたが、
その後、黄色の線・数字が書かれているのに気づいて確認したら、
左右とも、壁と梁出し部分との間の剥がれを見つけてくれたらしい。
これも地震のせいだと思うけれど、丁度この大修繕の時期だったから発見できたもので、
そうでなければ迂闊な私は気づかなかったかもしれない。
う〜ん.. 本当に大変..

2011.4.15 [金] 能楽・定例公演

国立能楽堂の月2回の定例公演のうち、今日は夜の公演を観に行く予定になっているが、
その前にすることが多くて.. 午前中は2箇所から宅配便が届くのを待った。
宅配業者が異なるので、早々と8時半少し過ぎに届いた後は、ずっと遅く待ちくたびれた昼近く。
その間、珍しくしっかり食事を作り、まるで夕ご飯のような朝食。(笑)

昼からは自然食の店で買い物するため自転車で八幡様の門前市に出かけた。
茨城というだけで風評被害があるそうで、大変なこと。
いつものお米と五穀米に紫黒米、そして野菜もあれこれ購入。

そして、お不動様の前の近為で遅い昼食。
朝食に沢山食べたのでお腹は空いていなかったのに、やっぱり食べたいと寄ってしまった。(大笑)
菜の花とふきのとうと、この時期の漬物を2種類ほど持ち帰り。
門前に出ていた屋台に山形の干し柿があったので、応援気分もあり当然のように購入。
戻って一息ついたら、もう出かける準備をする時間で、久しぶりに着物を着て出かけた。

*****
今日の番組は、狂言・大蔵流「鞍馬参り」と、能・宝生流「小塩・おしお」。

狂言「鞍馬参り」は、初寅の日に鞍馬参りをする主人と、お伴する太郎冠者の話。
寝ずの番をせよと家でと同様に太郎冠者をこき使う主人に腹を立てた冠者が、
寝ていいというまで、仕返しに起こす様子・やり取りがおかしいし、
冠者が夢の中で多聞天より授かった福の報告をすると、
主人はそれを取り上げようとして、その攻防が一層楽しい。
でも、最後は主人に上げるのが主従関係の厳しさ。
太郎冠者・善竹忠一郎、主・大蔵彌太郎。

能「小塩」は、「車之仕方」の小書きつき。
京都南西の郊外、桜花盛りの大原山を舞台に、在原業平の話。
前場で老人姿で現れた業平の霊は、後場で華やかな貴公子の出で立ちで花見車に乗って登場。
珍しい「太鼓入りの序ノ舞」で、優雅に舞って、春らしい華やかなお能だった。
後シテの業平の面は当然の中将だろうが、前シテの老人の面は何かと思っていたら小尉。
シテ・金井雄資、ワキ/花見の者・宝生閑、アイ/所の者・大蔵千太郎など。
笛・松田弘之、小鼓・住駒幸英、大鼓・柿原崇志、太鼓・小寺佐七。

*****
終演後は友人とまた「五万石」で、とやま料理のミニ会席。 お酒もいつも通り。
突き出しが春めいていて、酢の物も蛍烏賊で、椀も春らしい色合い。 この季節感がうれしい。
先月は震災以降の公演中止で、友人とは久しぶりの一緒の食事だから、話もいろいろ。
この店もご多分に漏れずキャンセルに泣いているとか.. 
それにしても、今日は朝・昼・晩と1日中しっかり食べて、食べ過ぎ感あり。(爆) 

*****
着物:  江戸小紋・お召十。 白山紬、 茄子紺色。 (六谷泰英型・小林義一染)
帯:   袋帯。 川島睦郎・美の世界「竹となりゆく」。 極薄灰色地。 竹・筍・雀の柄。 (弥栄) 
帯締め: 伊賀組紐。紫紺色、片側4分の1は薄桜色に緑色入り。撚り房。 (松山好成) (お初)
帯揚げ: 灰みの空色と肌色の染分け。 地模様入り。 
履物:  天と鼻緒は濃深緑色の本革。 ラバーソール台。 (菱屋のカレンブロッソ)
バッグ: 利休バッグ。 京友禅。 薄桃色・薄茶色の市松・絞り。 (コートにした残布で作った物)
     サブバッグ: お召し中型トートバッグ。
コート: 道行コート。 京友禅。 薄桃色・薄茶色の市松・絞り。

2週間ぶりの着物。 季節的にも夜遅くには雨になるという予報的にも大島紬を着たいものだけど、
出せないものは仕方無いと、江戸小紋を着ようと盆を引き出して、この着物を見つけた。
江戸小紋だけど、縮緬でなく白山紬に染めたもので、大好きな着物があったじゃないかと喜んだ。
帯は季節的に選び、履物は天候的に選んだ。
コートとバッグは気分的に桜ヴァージョン? だから、今年は、これでお終いかしらねぇ〜

2011.4.14 [木] 花見とおしゃべり

急に友人に誘われて、都内在住の3人で花が散る前に急いで(笑)桜を見に出かけた。
仕事好きで定年後も嘱託としてまだ働いている1人は言い出しっぺらしく休暇を取って、
近くに住む友人のお薦めスポットで、桜を愛でながらお弁当を食べ、のんびり時間を過ごした。

元貯木場という公園は広々として、芝生と木々の、ゆったりした空間。
家から近く桜が多いとは聞いていたが、こんなに沢山の桜があるとは知らなかった。
庭園ではないので素敵な空間と言うわけではないけれど、桜の木が多いから花見にはいいとの
友人の前以ての断りどおり、優雅・風流な庭園ではないけれど、桜を楽しむには文句無し。
平日の昼間のせいか空間に比べ人が多くなく、それも家族連れが目立つ長閑な雰囲気。
まだ満開の木が多く、時折、風に吹かれて桜吹雪が舞うのも風情があって、
今年最後(多分)の花見を大いに楽しんだ。

その後も友人の家まで出かけて、夕方までおしゃべりの続き。
互いに震災以来の疲れた気持が癒せた感じで、いいひとときだった。

それから、遅くなったが母のところに頼まれ物を届け、またひとしきり話し相手になって帰宅。
久しぶりによく話した1日。

2011.4.12 [火] 3月の着物着用備忘録

3月の着物着用メモ。
すっかり忘れていたが、自分の備忘録として作成。

2日 結城紬(藤貫、銀鼠色、雪輪) 袋帯(大島紬、茄子紺色・黒色)
5日 結城紬(松煙染・灰みの茶色、亀甲模様) 袋帯(弥栄、唐花、墨色地)
9日 本結城紬(奥順、黒・藍、総絣) 染名古屋帯(染のに志山、濡れ描「浜千鳥」青灰色地)
30日 小紋(墨流し染、灰藤に薄墨・薄茶色等) 染名古屋帯(桜柄、青灰色)
31日 同上

5回着用。
東日本大震災による公演中止のため外出中止ばかりで、
月末には着たものの3週間空いてしまい、回数は少ない。

着物は、前半は結城紬だけ3枚、月末は紬が出せなくなったこともあり小紋(2日連続同じもの)。
帯は、袋帯2本に、染名古屋帯2本。

2011.4.11 [月] 余震

東日本大震災から早ひと月。
原発問題もあり、なかなか被災地の復旧が進まないことに心を痛めていたら、
夕方に強い余震があって、うわぁっと近くの本棚を押えた。
ひと月前にはとても押え切れず、途中で諦めたものだが、今回はどうにか揺れも収まりホッとした。
東京でもこれだけ余震に悩まされ続けているのだから、
被災地の方々はどんなお気持で余震に耐えていらっしゃるのだろうかと痛ましい。

強い余震に気持が落ち着かなかったので、姉に電話をして暫く話をした。
地震のこと、母のこと.. あれこれ話しているうちに気分転換ができた。
夕べも話したのに、話し出すと、どちらからも次から次に話が続くものだと思うけれど..

昨日は姉が連れ合いの運転で一緒に母の所に行ってくれると言うので、
車ならと母を花見に連れ出してもらったら、車内から楽しく見ていたそうなのが嬉しい。

夜にも結構強い余震があって、3月の地震の記憶が戻ってきて、落ち着かない。

2011.4.9 [土] 能楽・普及公演

午後の普及公演(解説・能楽あんないつき)を観に、今週2度目の国立能楽堂通い。
解説の後、狂言・大蔵流「鎌腹」と、能・金剛流「藤」。
今月の解説はテーマがあって、「多この藤波」。

狂言「鎌腹」は、妻の叱責に、世間の笑いものになるより自害しようとする男が、
鎌腹、鎌首、走り腹..と、様々な方法を思いついて試みるものの、
その都度ひょいと避けてしまう様子が、いつ観てもおかしい。
今日の大蔵流の結末は、和泉流のより、狂言らしいおかしさがあると思う。
シテ/太郎・山本則俊、アド/妻・則重、アド/仲裁人・東次郎。

能「藤」は、宝生、金剛、観世の3流で上演されるものの上演頻度は低く珍しい公演だそう。
後シテの藤の精の宝冠が華やかで、面(増)にやわらかな品を感じた。
シテ・豊嶋三千春、ワキ・殿田謙吉、アイ・山本則秀など。
笛・一噌庸二、小鼓・安福建雄、大鼓・幸正昭、太鼓・助川治、
主後見・豊嶋訓三、地頭・宇高道成など。

*****
このところ連日のチケット取りで少し疲れ気味だが、観劇のためにはチケ取りは必須。
今朝も発売開始時刻の10時に合わせてスタンバイして、来月の歌舞伎のチケットを取った。
チケットを取り終ってからだと、着物を着るのは気分的に忙しないし、
天気予報も雨だというので洋服にしてしまったので、着物は1日に着たきり。(涙)

ランチは、能楽堂近くの五万石ですき焼き丼。
終演後は、今までなら健康講座出席のため急いで帰るところだが、
節電のための開館時間短縮で講座が2時間早くなったので、間に合うわけも無く欠席。
で、寄り道をしてデパートで買物。 催事の味百選にも寄って、またもお菓子を買い込んでしまった。
夕食は、催事会場にイルギオットーネのイートインがあったので、パスタセット。
外食ばかりだわねぇ〜 明日からは少し真面目に(笑)自分で作りましょっと..

千駄ヶ谷駅前のキャンパスの桜はすっかり満開だった。
水曜日にはまだ少し固かった市ヶ谷から飯田橋の桜も満開で、JRの車窓から楽しく鑑賞。
八重洲口の日本橋さくら通りでも満開の桜の下を楽しく歩いた。
これで、横着者の今年の花見はお終いかしらねぇ.. 
でも、母にも桜を楽しんでもらいたいから、車椅子での散歩に連れ出したい。

2011.4.7 [木] 久しぶりのイタリアン

急に暖かくなって来て、昨日から桜が一気に花開いて、
月曜日にはまだ固い蕾だったのに、今日はほぼ満開。
近所の緑道に、地元の人しか来ないのがもったいないような桜並木があるので、
桜を愛でながら、珍しく散歩を楽しんだ。

夜はオペラ「ばらの騎士」の初日公演に行くはずだったが、公演がなくなってしまった。
出演予定の外国人のキャンセルが多く、キャストを大幅に変更しての上演になって、
今日の公演はなくなり10日からの公演、つまり初日が10日に変更になってしまった。
他の日といっても、まだ残っていた席の奪い合いで大変だろうと、思い切りよく諦めたが、
地震以降、行く予定だった公演が9つも中止になって、何処となく気が抜けた感じになっている。
それにしても、当初予定でないのに来て下さる外国人出演者がいらして、感動すら覚える。

*****
オペラの替わりにというわけではないけれど、
夜は、久しぶりにイタリア料理をご馳走になろうと、パッソアパッソ@門仲に出かけた。
浦安のご実家が大変だそうだが、店もシェフのご自宅も地震の被害はなかったとのこと。
と言っても、他の店同様キャンセルばかりで、1ヵ月分の予約が消えてしまったという。
ご相談の上、1人でも来て下さる方がいらっしゃるなら店を開けようと、決められたとのこと。
もっと早く伺えなかったことが申し訳ない気分。

注文するまでも無く、いつも通りのおまかせ料理。
オードブルは、トマト、ホワイトアスパラなどたっぷりの野菜に、自家製ソーセージの一切れなど。
トマトが正にトマトなのだけれど、どうも一手間かかっている感じだと思って、
後で伺ったら、一手間どころか随分手が掛かっていることが分かって、納得。
アイオリソースで和えた極細いホワイトアスパラ・ソバージュに、ソーセージもチーズなども、
どれも美味しくて、全体の味の調和もよく、初めの一皿で、もうニコニコ。
スープは、魚でヒメジ。 どろっとした茶色のスープで、ウウッと思ったが、嬉しくなる美味しさ。
苦いわたなどを除いて頭も骨もほぼ全て入れたというスープは濃厚な味。
白い身を一部クネルのような感じで浮かせてあるのが、アクセントになって、見た目に優しく、
味の点でも身の美味しさだけでなくスープ全体が食べやすくなっている。
続いて、パスタが2種。
名前を思い出せないニョッキのような丸いパスタは、蚕豆とグリーンピースのソース。
もう1品は、ほたる烏賊が沢山入った細い平打ち麺。 茶色のほたる烏賊に散らしたワケギが綺麗。
2種のどちらも春らしいが、色合いも味も変化があって楽しい。
メインは、熊本だったかの馬肉に、付け合せは丸ごと焼いた皮付きの筍。
大きな塊で焼いている豚肉らしい肉とは別に、いろいろ手をかけている肉があると思っていたら、
それが今日の私のメイン。
ソースが濃厚なのに、くどくなく、まろやかだと思ったら、木の実も使っているとのこと。
シェフの腕の冴えを感じる。
デザートの山羊の乳で作ったムース風のヨーグルトが、独特のおいしさ。
見た目も食感もヨーグルト?と思うけれど、チーズでもないし..と伺ったら、水分を抜いているため。
ヨーグルトを作る際に出た乳清が美味しいから作ったという軽いゼリーも、嬉しい味わい。
苺のソルベに、苺などの付け合わせで、彩りも綺麗。

いつも通りの白ワインと、メインに合わせて赤ワインをいただいて、
顔が少し赤くなったのだけが、困りもの。
久しぶりの自転車で往復したので、カロリーも少しは消化できたかな〜

2011.4.6 [水] 能楽・定例公演

昼から定例公演を観に千駄ヶ谷の国立能楽堂に出かけた。
暖かくなって駅前のキャンパスの桜は随分開いていたが、市ヶ谷の桜はまだ少し固い感じ。
番組は、狂言・和泉流「八句連歌」と、能・観世流「高野物狂」で、どちらも私は初めて。(多分)

狂言「八句連歌」は、借財の返済が滞って詫びに来た男と貸し手との厳しい関係で始まるが、
もともと連歌の友である2人の間での連歌のやり取りの後に、
連歌を楽しんだ貸し手が借金証文を返してやる余裕ある対応で、明るく収まって気持ちよい。
八句連歌を覚えられなかったのが残念だが、2人のやり取りが流石に自在で楽しい。
シテ・野村万作、アド・萬斎。
プログラムによると、大蔵流では少々シビアな前段つきだそうで、
今日の和泉流とは似ていても差があるそうだから、いつか大蔵流でも観てみたい。

能「高野物狂」は、珍しく男がシテの物狂能で、今日は「元禄本による」上演。
若君の傳(めのと)のシテが、出家のため出奔した若君を男物狂いになって追う展開。
観世流の現行曲は、明治に復曲した際に江戸中期の改作版によったせいで、
若君を探し出して還俗させる、信仰より家の存続を重んずる結末だそう。
今日の元禄本では主にならって出家するが、こちらの方が私には納得し易い結末に思える。
シテ・片山幽雪、子方・伊藤嘉寿、ワキ・宝生欣哉、アイ・石田幸雄。
笛・藤田六郎兵衛、小鼓・大蔵源次郎、大鼓・亀井広忠、
主後見・観世清和、地頭・片山九郎右衛門 という、素晴らしい陣容なのに、
私は体調的に集中力を欠いて、イマイチ楽しめなかった。(涙)
でも、暫く続いていた耳鳴りが途中で消えたのに気づいて、お能の癒し効果を喜んだ。(爆)

友人は、この時期にピッタリの藍大島紬。
私も着物で出かける心積もりが、体調的に億劫で、洋服にしてしまった。
天気のよい暖かい日だっただけに残念だけど、
大島紬がいい時期になったのに、開かずの扉の中で出せないため、何となく気が乗らないでいる。
やわらかものに慣れる天から与えられた機会なのかしらねぇ..

2011.4.4 [月] 歌舞伎・夜の部

中2日おいて、四月大歌舞伎の夜の部@新橋演舞場。
その前に、昼からサークルの年次総会。 って感じでもないけれど年に1度の総会。
決算も予算も長閑な雰囲気のうちに終了し、後は座談など。 今年度の新規加入は3名だけ。
早く終ったので、昼の営業終了前に久しぶりのこうかいぼうのラーメンで遅い昼食。
銀座でキイさんの展示会にお寄りしたが、在廊日でないので留守宅に伺ったみたい。(笑)
1日の昼の部終演後に反対方面をうろついているうちに時間切れになってしまったのが残念。

歌舞伎・夜の部は、「絵本太功記−尼ヶ崎閑居」、「男女道成寺」、「権三と助十」。
「絵本太功記」は、武智光秀を團十郎、母・皐月を秀太郎、妻・操を魁春、息子・十次郎を時蔵、
その婚約者初菊を菊之助。 真柴久吉を菊五郎、佐藤正清を三津五郎。
「男女道成寺」は、松緑と菊之助で、所化は亀三郎・亀寿を芯に若者揃い。
「権三と助十」は、権三を三津五郎、助十を松緑、権三女房・おかんを時蔵、
助十の弟・助八を亀三郎、家主を左團次、猿廻しを秀調、小間物屋彦三郎を梅枝など。

「絵本太功記」は、菊之助が綺麗で愛らしいし、他も概ね予想通り。 
立女形の時蔵が十次郎を演るので楽しみにしていたが、これがよくて、他の前髪も観たいような..
「男女道成寺」では、冒頭の2人の連れ舞で、菊之助の余韻のある踊りが印象的。
玉三郎に「二人道成寺」で鍛えられ、その成果が出ているのだろうと成長を感じた。
「権三と助十」は、若手が頑張っていて楽しかったが、
三津五郎の権三は上手いのに、何故かこういう芝居だと少し沈んでしまうような印象。
何故なのかしらね〜  菊五郎のような明るい江戸っ子ぶりの方が観ていて楽しい。
それにしても、三津五郎が今月狂言4つに出演とは、凄〜い。

11/4/7 キイ
むかし桜さん
このたびはお運びいただきましてありがとうございました。お会いできずに残念でしたが、是非三溪園へもお出かけくださいね^^
11/4/8 むかし桜
お会いできれば柔らかなキイさんの笑顔に癒されたでしょうに残念でした。ご在廊の初日に伺うつもりが、時間に気づかず失敗しました。三溪園は3日とも予定があって伺えないかもしれませんが、他の場所ででもお会いできますよう願っています。

2011.4.1 [金] 歌舞伎・昼の部

今日から4月。 このところの暖かさがうれしい。
四月大歌舞伎の初日に昼の部を観に新橋演舞場に出かけた。
「お江戸みやげ」、「一條大蔵譚−檜垣、奥殿」、「恋飛脚大和往来−封印切」。

「お江戸みやげ」は、お辻を三津五郎、おゆうを翫雀。
あと、文字辰を扇雀、阪東栄紫を錦之助、お紺を孝太郎、鳶頭を亀鶴に、萬次郎、右之助など。
「一條大蔵譚」は、大蔵卿を菊五郎、常盤御前を時蔵、鬼次郎を團十郎、お京を菊之助など。
「封印切」は、忠兵衛を藤十郎、梅川を扇雀、八右衛門を三津五郎に、我當、秀太郎など。

「お江戸みやげ」は、三津五郎のお辻は好きだなぁと思いながら、楽しんだ。 
「一條大蔵譚」大蔵卿も、やっぱり役者によって雰囲気が違うが、菊五郎のは好き。 
上手いし・それらしいし、何より変なわざとらしさはないし..(爆)
今日は、お辻と「封印切」の八右衛門を演った三津五郎がとてもよくて、上手さを再認識。

*****
着物:  小紋。 変わり織。 銀鼠色。 (千總)
帯:   袋帯。 墨色。 破れ丸に桜の花びら柄。 (織楽浅野) (お初) 
小物は3日連続の、桜ヴァージョン。 暖かかったのでショールは無し。

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