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2011.8.31 [水]
8月の着物覚書
10日 有松絞り(木綿、浴衣、紺)、八寸帯(麻、生成り、紀波): 歌舞伎・第三部@新橋演舞場
11日 宮古上布(麻、藍染、七宝柄)、八寸帯(手織櫛織、白に近い生成り、都):
定席・中席@国立演芸場
12日 越後夏大島紬(黒地、華柄、白川貞夫)、
八寸帯(京くみひも・三軸組織・綾ひと衣、染色・三田清冶、組織・室門耕一郎) (お初):
歌舞伎・第一部@新橋演舞場
16日 小千谷ちぢみ(麻、鉄紺色、無地)、八寸帯(博多・羅、間道・葡萄唐草文):
歌舞伎・第二部@新橋演舞場
25日 訪問着(すかし織紬、黒・灰・白色の染、華文や唐花文)、袋帯(紗、薄灰色、滝に雲、姫野):
能楽・企画公演(素の魅力)@国立能楽堂
28日 阿波しじら(木綿、織、藍染、藍色地に灰色の木の花柄)、
八寸帯(麻、七野上布、縞柄、灰色、墨・青・朱、宮岸貞雄) (お初):
花形演芸会@国立演芸場
2011.8.30 [火]
展覧会とフランス料理など
遡り その3
青木繁展@ブリヂストン美術館がもうじき終わりなので、慌てて出かけた。
歿後100年で、39年ぶりの大回顧展、総点数240点という展覧会だから、
混んでいることの少ないこの美術館も平日なのに流石にそこそこの混み方。
でも、東博のような混み方には殆ど無縁なのがありがたい。
中学の美術(図画工作?)の教科書でよく見知っているつもりの「海の幸」がやはり印象的。
大きい絵だと思っていたのに相違して、小さくはないけれど思っていた程大きくない。
でも、あの迫力だから、大きいと思っていたのよね〜と1人で納得。
他の絵のイメージがなかったのだけど、いろいろある自画像に印象的なものがあったり、
肖像画もいろいろあって、こういう絵も描いていたのかと思ったり..
28歳8ヵ月の短い生涯だったのが、惜しまれた。
*****
京橋に行くならと、その前に、日本橋のメルヴェイユでランチ。
オードブルは、迷わず、フルーツトマトのカルパッチョ。
帆立などが入って、きゅうりのシャーベットが楽しく、合わせると酸味が和らんで美味しい。
魚は、..何だったかしら..鱸? 美味しかったのに5日経ったら、思い出せない。(汗)
肉は鴨にしてもらったら、鴨と野菜と絵心一杯の盛り付けで、食べる前から嬉しくなった。
でも、胸肉は大好きなのに、手羽先は鶏肉と同じような食感が好きではないな〜と思う。
デザートは、迷いながらも桃。 先週にも桃のデザートを食べたから違いを楽しみに選んだ。
ハイビスカスを使った味付けで、彩りが鮮やか。
同じオーグードゥジュールグループでも、店(つまりシェフ)によってメニューが違い、
当然、味も盛り付けも違うのが楽しいから、両方に通うようになる。(笑)
四番町のオーグードゥジュールの方が、少しスタンダードな感じの料理が多いのに対し、
こちらのメルヴェイユ@日本橋は、少し華やかな盛り付けの軽やかさがある。
****
展覧会の後、久しぶりに東京駅前の京都館に寄ったら、鶴屋吉信の「御所氷室」があった。
時期限定のお菓子で、しかも普通は本店と直営店にしか置いてないから、思わずニコリ。
今年はこれでお終いというので、自分用と母用と2箱購入。
2011.8.28 [日]
落語
遡り その2
今月2回目の国立演芸場通いで、この日は若手の勉強会的な花形演芸会。
でも、楽しみにしていたのは若手でなくゲストの柳家さん喬さん。(笑)
「天狗裁き」も噺家で印象が違うのを楽しみながら、聞いた。
仲トリで柳亭左龍さんも出たが、師弟で柳家と柳亭なのに今頃気づいて、アレッ。
左龍さんも含め3人が新作落語だったが、「月見穴」・「ムサカリ」は楽しかった。
あと1話は、あまり.. 新作は差があるといつも思う。
この前に来たのは11日で、定席。
8月の中席は歌丸さん担当の怪談話だが、今年は「桂歌丸噺家生活六十周年記念公演」。
歌丸さんの噺は「深見新五郎」。 後半は何度か聞いた「豊志賀の死」だったので前半にした。
仲入り後に、対談−歌丸師を囲んで−があるのが特別の感じ。
桂歌春の司会で、桂小南治、三遊亭小遊三、三遊亭好楽との和気藹々とした話も楽しい。
いつもながら仲間内の話は暴露話も含め容赦ない話が多いが、噺家の毒舌には優しさが覗く。
2011.8.26 [金]
暑気払いの会
暫く、急いで遡り日記。
学生時代の部活同期の暑気払いにお誘いいただいて、本当に久しぶりに参加した。
近い人で10年余、40余年ぶりの人もあり、ワクワクする一方、分かるかしらと心配もしていたが、徐々に学生時代の面影が浮かんできて、初めは分からなかった人も段々分かってくるのが、
不思議というか面白い。
本当に久しぶりなのに特に違和感も無く、昔の友はいいものだと再認識。
新しい友も楽しいけれど、学生時代の友の方が気を使わない感じ。
会場のレストランの橄欖(かんらん)がオリーブの和名だと知ったのも思わぬ収穫。(爆)
近況報告で着物を楽しんでいると言ったら、次回は着物で来て欲しいと要望された。
それにしても、意外だとビックリされたりもして、私の方もビックリ。(笑)
1年の秋で退部して、大学ではしないつもりだった中・高でしていた運動部の方に入部して
練習風景を見られていたから、活動的な印象だったらしい。
*****
その前に、芹沢けい介と柳悦孝—染と織のしごと−@日本民藝館で、目の保養。
駅を降りたら雨が強くなって、傘を差していても日本民藝館に着いた時には
ズボンの膝下と上着の背中が雨でビッショリだったのだけが、この日の難点。
2011.8.25 [木]
素の魅力
今月の企画公演「素の魅力」を観に、夕方から国立能楽堂へ。
素囃子「鶴ノ舞」に続いて、袴狂言・和泉流「呼声」、仕舞「山姥」、仕舞・金春流「砧」、
舞囃子・喜多流「夢殿」、そして休憩の後に能舞「水の曲」。
この企画公演「素の魅力」は、時間的には短いけれど、ギュッと濃縮された素晴らしい時間。
云わばお能の見どころのオンパレードで、演者も粒ぞろい。
今回も、野村万作に友枝昭世。 他も豊嶋三千春、本田光洋、そして観世銕之丞。
しかも復曲と新作ばかりで、私には初めての能舞もあって、期待感一杯で出かけた。
冒頭の素囃子「鶴ノ舞」から、音楽がダメな私にも鶴の舞う様が見えるかのようで、惹きこまれ、
そのままずうっと濃い時間を過ごして、溜息が出そう。
能舞のために武満徹が作曲した現代音楽「水の曲」がテープから流れてくる中を、
能の面「渇食」と女装束で舞う能舞は、僅かな照明の変化の中での幻想的な舞台。
*****
友人・知人ともお会いできて、ご挨拶できたのも嬉しいと思いながら、
終演後は友人といつもの「五万石」で、いつものミニ会席にお酒を少々。
私と似た髪色・髪型の方がいらっしゃって間違えた・間違えそうになったと話題になっていた方が、
お隣の席にお越しになって、しかも笛の一噌さんもご一緒。
思わぬ出会いに友人と2人で、それも密かに楽しんだりした。(笑)
*****
雨の心配はあったものの、手入れに出す前にもう1度くらいは着ておきたいと、
帯締め・帯揚げだけを替えて、着物・帯は先月のオフ会と同じ物。
この着物の時以外は今夏は八寸帯しか締めていないのに、袋帯に雨コートはやっぱり暑かった。
時には少しあらたまった気分も悪くないとは思うのだけれど..
2011.8.22 [月]
盛り沢山の1日
朝は雨の中、バスを乗り継いで骨粗しょう症予防検診@保険相談所。
2年前よりほんのわずかだけれど骨量が増えて、減少傾向に歯止めが掛かったのがうれしい。
ホッとしたところで日本橋に出て、デパートで母の買物。
久しぶりに鰻を食べようと、特別食堂で野田岩のかさね重。
地下の和菓子売場で、笹屋伊織の弘法さんの「どら焼」を購入。
(毎月20・21・22日の3日間、こちらでも売っている。)
一旦家に戻り、頼まれ物や洗濯した大荷物や、食べ易そうな厚さに切った「どら焼」などを持って、
母に届けに出かけた。
母の話が分からず確認しているうちに、母自身が分からなくなって混乱状態。
1時間かかったが、話が分かって、2人してホッと安堵。
足の運動を一緒に少しして、持っていった針で、ぼたん付けをしながら、今度はノンビリ話。
押上に回って「天真庵」へ。
いつもの文膳をいただき、もち麦パンを持ち帰り。
真楽メンバーが見えたそうだが、お帰りになった後で、お会いできず残念。
11/8/24
みずえ
あら、どなたでしょうか。うれしいですね。
ところで、9月の頭の赤松さんのコンサートは残念ながら所要ができてしまいましたが、巣鴨の公開録音コンサートには行こうと思っております。
むかし桜
時々お見えになる方が真楽に何人かいらっしゃるようです。
この日にいらした方は、見当をつけた方じゃなかったので、分かりませんけど..
パッタリお目にかかれたら、オフ会とはまた違う嬉しさがありますね。
9月初めのの赤松さんのコンサートでお会いできると思っていたので、残念です。
23日は午後も夕方からも用事があって、伺えないのです。
寺子屋には、伺えるかどうか考慮中です。
2011.8.21 [日]
食いしん坊の続き
先週に続き、ランチにフランス料理をいただいた。今日は、四番町のオーグードゥジュール。
前菜は、シェフの自信作で人気の高い季節野菜のテリーヌを選んだ。
魚は鱸。野菜をサフラン入りのクリームスープに仕立て、カリッと焼いた魚を載せたもの。
肉はもち豚。 ソテーした肉の下にラタトゥイユを敷いて、蕪と、揚げたしし唐が付け合せ。
デザートは、迷わず桃のコンポート。 桃のジュレとヨーグルトのアイスクリームもタップリ。
ウェルカムシャンパンをゆっくり飲んで、赤ワインを少しに後でソルテーヌも少し。
これだけで、どことなく酔い心地なのが、自分でも???
美味しい料理だけでなく、ワイン(アルコール)も久しぶりだからかしらね〜!?
2011.8.19 [金]
雷雨
酷暑の続いた昨日までとは一変、今日は朝から涼しく、体感温度の差が大きい。
昼前の雷を伴う雨は激しく、ベランダに咲いた朝顔の花が何輪も千切れてしまった。
昨日までは北側の部屋でも夜中に30度以上あったのが、今日は昼の3時に22〜23度くらい。
南側でも27〜28度。 扇風機さえ回さず、それでも十分涼しい。
この気温差は、う.う.違い過ぎ..
昨日、暑い最中、母のところに行って来てよかったと思いながら、
買物に出かけるのを先延ばしにしていたら、先刻はこちらでも地震の少し強い揺れ。
多分、エレベーターは止まらないと思うけれど、被災地は本当に大変だと思う。
2011.8.17 [水]
朝顔
今夏は日除けも兼ねて、家のベランダでプランターに朝顔を育ててみた。
南向きのベランダは冬には暖かくていいが、当然ながら夏は暑い・暑い。
で、日除けに何か植えたいと思いながら、毎年グズグズしているうちに時期を失してしまっていた。
今年は殆ど家にいるので、何はともあれ、朝顔を植えてみることにして、種を1袋購入。
年明けから始まった大修繕のため紗のカーテン?が取れたのが6月末だったので、
種から芽の出た状態でプランターに植えたのは予定から大幅に遅れた7月に入ってからになった。
ベランダの桟に捲くように蔓を誘導したが、支えを無視して思いがけない方に蔓が伸びたりして、
思うようにはいかないのが子育てみたい(笑)だと、変なところで可笑しがっていた。
先週から1輪、2輪..と花が咲き出して、昨日は最高の22輪。
こんなに咲いては花芽が残っていないのではと心配したが、今日も10数輪。
久しぶりに育てた朝顔の花は夏らしくて毎日楽しく見ているけれど、日除けには全くならない。
根元の大きい葉はどんどん枯れて、蔓についている葉は小さく・間遠で、思惑違い。
花を楽しんで、日除けにもなってという一石二鳥にはならなかった。
ゴーヤーがよさそうに思っても、あまり好きとはいえないので実ったら食べきれないし..
来夏の日除けには何を植えたらいいかと、今から思案中。
2011.8.16 [火]
歌舞伎鑑賞
8月の3部制の歌舞伎公演は、長く続いた納涼歌舞伎の印象だけれど、
病後の勘三郎はもちろん三津五郎もお休みで、記憶にある納涼歌舞伎とは趣が違う。
そう言えば昨夏から納涼ではなく八月花形歌舞伎になって、出演の役者も替わっっていて、
福助・橋之助に勘太郎・七之助の叔父甥に、獅童が中心で、それに扇雀、彌十郎など。
第一部から第三部まで、芝居+舞踊の組み合わせ。
観たのは、
10日(水)第三部 「花魁草」と舞踊「伊達娘恋緋鹿子 櫓のお七」
12日(金)第一部 新作「東雲烏恋真似琴(あけがらすこいのまねごと)」と、「夏 魂まつり」
16日(火)第二部 「宿の月」、「怪談乳房榎」
今年の2部には、芝翫が、福助と橋之助の息子たちに孫の国生・宜生と一緒に出演。
短い踊りで、芝翫は旦那姿でほんの少し動くだけ。
まるで、子・孫との一緒の舞台を楽しむ芝翫へのサービス?(笑)
客へのサービスは、橋之助の珍しい芸者姿?(爆)
猛暑の中、3日とも着物で出かけたが、帰ったら即洗濯機を回す状況。
今年は諸々であまり着物を着ていないし、精々着ましょうっと..
2011.8.14 [日]
食べ歩き再開
病気で療養していた息子も今月から職場復帰。
第1週は半休、2週目の月・火は2時間休を取って、10日の水曜日からフル勤務。
まだまだ本調子とはいえない様子もあって心配は尽きないけれど、一段落とホッとひと息・ふた息。
この週末は友人と山登りに出かけたが、気分転換は大いに結構。
でも、無理せずやっていって欲しい。
で、今週末は何となく開放感があって、漸く私も食いしん坊再開。(笑)
息子が体調を崩してから、すっかりご無沙汰していたので、ご挨拶はどちらでもお久しぶり。
13日(土)は、てんぷら@みかわ是山居。
今年から夏用に始めたという酸味・辛味などの混ざった涼しげな白い天つゆにビックリ。
みかわでは、いつも塩でいただいているけれど、この天つゆにははまりそう。
すっきり・サッパリしていて夏には嬉しい味。
9月まではこれでいくとか..
早乙女さんの天麩羅はいうことないし、この天つゆで楽しみが増えた感じ。
14日(日)は、フランス料理@大渕座
オードブル5点盛に、スープはヴィシソワーズ、メインは男鹿産の鱸にした。
プロヴァンス風の夏野菜を添えたクスクスをサービスしていただく。
デザートはチョコレートケーキにスイカとヨーグルトのシャーベットを選択。
オーナーシェフの大渕さんの料理は、何を作っても流石で、美味しくいただいた。
本当に久しぶりに食事を楽しんで、美味しい料理は元気をくれると実感。
一石二鳥! これからも、美味しく楽しく食べて、元気を貰いに行きたいと思う。
*****
週末のせいか、昨日・今日と浴衣姿の若者達を多数見かけて、うれしくなった。
あの中の何人かでも、いつか着物を着るようになって欲しいと思う。
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