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2011.9.29 [木] 初ゲネプロ見学

遡り日記を書いて改めて感じたのは、遊び過ぎだわぁ〜ということ。(汗)
このところ疲れが溜まった感じなのは、夏の疲れだけでなく趣味に耽り過ぎたせいかも..
観劇予定のない日には展覧会に行ったり食いしんぼうしたり.. まとめると如実。
それなのに、今日も出かけてしまった。(大汗) 

今週は予定がなかったはずなのに、ゲネプロ見学の招待をもらったので行ってきた。
中2日で日曜に開幕の新国立劇場の新シーズン最初のオペラ「イル・トロヴァトーレ」。
前からゲネプロを観てみたいと思っていたところだから..と自分に言い訳。(苦笑)

演出家をはじめとするスタッフのチェックの様子が見られて、舞台とは別の楽しみがあった。
歌手がフルヴォイスで歌わないのは予想通りだが、気持が入って歌ってしまうこともあり、
それもちょっと楽しかった。
新演出の舞台を本公演前に観てしまったのは、よかったのか悪かったのか..
いずれにしても、本公演で違うところがあるか(気づくか)どうか、楽しみにしていましょ。

2011.9.28 [水] 9月中旬の着物

遡り日記2の続き 中旬の着物覚書。

13日:文楽・第2部(残暑)
 着物:  塩沢絣。 藍色地、黒・鼠縞。 黒の飛び柄。 
 帯:   八寸帯(麻:七野上布。) 縞柄、灰色、墨・青・朱。 (七野・宮岸貞雄) 
 帯締め: 五嶋紐。 緑がかった藍色 淡い緋色等入り。
 帯揚げ: 絽。 渋い青色。 
 履物:  草履。 麻の台。 鼻緒・巻は革で、薄茶色、臙脂色入り。 (沙織)
 
16日:能(雨模様)
 着物:  大島紬(緯・絹、縦・綿)。 泥染。 黒に白灰の横絣 「霞」。 。 
 帯:   染名古屋帯。 夏紬。 茄子紺色。 灰みの紺の暈しの丸。 (少しだけ、お月さま気分。)
 帯締め: 五嶋紐。 赤茶色、片端は白色に赤茶色の縞。
 帯揚げ: 絽。 濃紺色。 
 履物:  草履。 白色の天、黒色の巻、灰色の鼻緒、赤い前坪。(伊と忠)

2011.9.27 [火] 草と木でつくる屋根

「葺く 草と木でつくる屋根」という展示を見にギャラリーエークワッドに行って来た。
草で作る「茅葺き」、ヒノキの樹皮を重ねる「桧皮葺き」、薄く割った板を重ねる「柿葺き」。

漠然と分かっている気になっていた違い、構造、材料つくりなどが少し分かった気がする。
維持していくのは大変で、民家で保っていくのは難しいだろうと思う。
残っている所が少なくなってしまったのも分かる。
かつては日常であったものが今は辛うじて存続している状態。 
「桧皮葺き」、「柿葺き」は、寺社仏閣に残るだろうが、茅葺き民家は..

各工程がしっかり維持されなければ、続けられない・作れないところは、着物と同じ。
消えないで欲しい伝統・習慣。

2011.9.26 [月] 9月中旬・遡り

中旬も趣味三昧。 遡り日記 その2

12日:ご近所ランチ
 久しぶりに近くのジヴェルニーでフランス料理のランチ。
 息子が休みを取ったというので誘って、一緒に行ったが、息子を連れて行ったのは初めて。
 似ている、そっくりだと言われて.. そうかしらね〜? 
 オープン以来のシェフが徐々に腕を上げ料理も安定してきて、ご近所ランチとしてはOK。
 スープは、時により差があって、もう一歩。

13日:文楽・第2部
 今月は人間国宝・人気者が第1部に偏ってしまったせいか、第2部は空席が目立ったのが寂しい。
 「ひらかな盛衰記 大津宿屋の段、笹引の段、松右衛門内より逆櫓の段」と「紅葉狩」。
 「大津宿屋」と「紅葉狩」の語りは大勢での掛け合い、
 「笹引」は呂勢大夫・清治、「松右衛門内」は咲甫大夫・喜一朗、「逆櫓」は咲大夫・燕三。
 「ひらかな盛衰記」の人形遣いは、船頭松右衛門実は樋口次郎を玉女、腰元お筆を和生、
 船頭権四郎を玉也、女房およしを蓑二郎など。
 「紅葉狩」は、更科姫実は鬼女を清十郎、平惟茂を玉志など。
 第1部の始まりが「寿式三番叟」で、第2部の終わりが「紅葉狩」で、華やかな初めと終わり。

14日:墓参
 父の命日。 今年も母と姉と一緒にお墓参り。
 平日だが6月に監査役からも降りた義兄が車で送迎してくれたので大助かり。
 往きは私は直接行くことにして、日本橋で途中下車して姉夫婦と母に手土産を購入。
 久しぶりの「ときわ木」の和菓子。 無論、自分用も。(笑)
 秋から再開の「若紫」の予約が始まっていたので、丁度よかったと予約。
 今年はホームから車椅子を借りてきてくれたので、母も楽々お参りができた。 
 お昼は、昨年と同じく駐車し易いリーガロイヤルホテルで和食。

15日:初めての店
 自然食の店でお米・野菜を買いたいと門前市に出かけたが空振り。 出店していない。
 そうか〜 稲刈りの時期だものね.. と季節を実感。
 
 週に2度のフレンチは贅沢し過ぎかと思いながらも、
 前に教えていただいた、牡丹町の名に因んだ「ピヴォワ−ヌ」でランチ。
 勝手に思い込んでいたのとは違い、設えも味もちゃんとしたフレンチ。(笑)
 初めてなので、オードブルとスープのついたコースにした。
 味も盛り付けもよかったものの、選んだオードブルとメインの両方に茄子の存在感があり、
 食感・味に重なるところがあって、その結果、コースとしての印象はちょっと..
 次は、簡単なランチ(メインとサラダ、デザートと飲み物)を食べてみよう。

16日:能・定例公演@国立能楽堂
 狂言・和泉流「鈍根草」と、能・喜多流「花筺」。
 能「花筺」の印象が.. 2週間近く経つと.. (汗)
 
 終演後は、友人とおきまり(?・笑)の「五万石」のとやま料理。

17日:松茸の一本揚げ
 松茸の一本揚げをもう一度食べておきたいと、ランチはてんぷら@みかわ是山居。
 あとはいつもの海老・烏賊・きす・めごち・穴子に、茗荷。 チョイス野菜はアスパラと薩摩芋。
 今年から始めた夏季限定の天つゆが楽しくて、今日は初めから塩と天つゆ両方で食べた。
 今年の松茸は、これでお終いかしらね〜 

19日:クラシック寺子屋
 敬老の日だが、母のところに行くのは後日にさせてもらって、サークルに参加。
 夜は、クラシック寺子屋@天真庵。
 敬老の日だから来られないという方も多かったらしく、
 うわっ!という少なさ。 まるで個人指導の趣き。
 リスト中心に解説付きでピアノを聴いて、その後の蕎麦会もいろいろな話続出で楽しい。
 癖になる楽しさ。(笑) 予定がつく限り参加したい。
 
 サークル練習から夜の予定まで中途半端に時間があったので、その間は、
 月見飾りを設えたという江戸資料館で、久しぶりに江戸庶民の生活を覗いた。
 入口でパッタリ会ったサークル会員と一緒に、上がれる部屋には上がり、楽しく時間をつぶした。
 案山子イベントがあったらしく、前の通りのそこそこに立つ案山子のてんでの意匠が面白い。

20日:展覧会
 2ヵ月も会期がある「空海と密教美術展」@東博なのに、気づいたら会期末になってしまって、
 混んだ展覧会は気が進まないけれど、やはり観たいと少しは空いてきそうな夕方近くの鑑賞。
 当然のような混雑ぶりに、人の少なそうなところを選んで観て、それからまた一回り。
 閉館時間近くになって、漸く少しは落ち着いて観られたが、もっと早く行かなくちゃ..ね。
 でも、なかなか観る機会のない仏像も観られてよかった。
 
 その後、銀座に出て、「柳宗悦展−暮らしへの眼差し−」@松屋。
 こちらは空いていて、ゆっくり拝見。

2011.9.25 [日] 9月上旬の着物

遡り日記の続き 着物覚書。
厳しい残暑だが、暦通りに衣替えして、単衣着用。
6日、7日は、暑くて朝から着物を着る気力は出ず、洋服にしてしまった。

1日:歌舞伎・昼の部 (台風による雨の予報)
 着物:  小紋(シルック)。 白地。 墨色で、抽象的な花柄? 
 帯:   八寸帯。 手織り。 紗、緯縞。 黒地。 (渡文) (お初)
 帯締め: 五嶋紐。 赤茶色、片端は白色に赤茶色の縞。
 帯揚げ: 絽縮緬。 薄藤色。 薄紫色の金魚柄など。 (お初)
 履物:  草履。 灰緑×黒色のオストリッチ。 底:ウレタン。 (お初)
 雨コート: 透かし織り(スリーシーズンコート)。 青色系、白・薄桃色入り。 
 
 前日からの雨の予報に着物は着ない予定が、ピーカンと晴れているので、急遽雨仕様の着物。
 久しぶりのポリは暑かった。 雨コートは往きだけ、帰りは着ず。

9日:歌舞伎・夜の部 (残暑)
 着物:  大島紬(緯・絹、縦・綿)。 泥染。 黒に白灰の横絣 「霞」。 。 
 帯:   染名古屋帯。 絹芭蕉。 オフホワイト色。 紅型調、芝文・花丸文。 
 帯締め: 五嶋紐。 茶色・白色、一部焦げ茶色入り。 
 帯揚げ: 絽。 白色。 黒で松葉柄入り。 
 履物:  草履。 生成りの麻の台。 鼻緒・巻は薄茶色、臙脂色入りの革。 (沙織) 

10日:声明・雅樂 (残暑)
 着物:  泥大島紬。 黒めの茶泥。 段取り。 
 帯:   八寸帯。 紗博多「風紗」。 灰白地。 
 帯締め: 五嶋紐。 緑がかった藍色。 淡い緋色等入り。 
 帯揚げ: 絽縮緬。 浅葱色と薄空色の大きな市松。 蜻蛉柄入り。 
 履物:  草履。 白色の天、黒色の巻、灰色の鼻緒、赤い前坪。(伊と忠)

2011.9.25 [日] 9月上旬・遡り

息子が職場復帰して1ヵ月経ち、私も落ち着いてきたところで、趣味生活に全面復帰。(笑)
遅まきながら、上旬について、遡り日記 その1

1日:歌舞伎・秀山祭初日@新橋演舞場の昼の部
 9月の歌舞伎は最近定着した感のある吉右衛門を中心とした秀山祭だが、今年は襲名披露つき。
 歌昇→3代目又五郎で、息子の種太郎が歌昇を継いで4代目。
 昼の部も夜の部も見取りで、昼の部は、
 「舌出三番叟」、「恋飛脚大和往来 新口村」、「菅原伝授手習鑑 寺子屋」、「勢獅子」。
 新・又五郎は寺子屋の武部源蔵でお披露目。
 新・歌昇が、三番叟の千歳、寺子屋の涎くり、勢獅子の鳶頭で、気合一杯。
 張り切りすぎて息切れしないように、頑張って欲しい。

 まだ夏の猛暑の中、衣替えして単衣の着物。 帯は、少しは涼しくしたいと八寸帯。

2日:クラシックピアノコンサート@天真庵
 台風接近で、間近になってのキャンセルもあったそうで、こぢんまりとしたライブ。
 間近で聞く臨場感は別物。 う〜ん、贅沢..
 ドビュッシー中心の豊かな夜を過ごすと、お酒も蕎麦も珈琲も一層美味しい。

6日:文楽@国立・小劇場の第1部
 「寿式三番叟」、「伽羅先代萩 御殿の段」、「近頃河原の達引 堀川猿廻しの段」。
 国立劇場開場45周年記念で、まずは祝いの「寿式三番叟」。
 翁が住大夫・錦糸で人形は蓑助、千歳が文字久大夫・宗助で人形が勘十郎、など。
 「伽羅先代萩」は、切が嶋大夫・團七、奥が津駒大夫・寛治で、
 人形は、乳母政岡は紋壽で、蓑助の八汐に文雀の栄御前など。
 「堀川猿廻し」は前が千歳大夫・富助で、切が源大夫・藤蔵。猿廻し与次郎を勘十郎が遣う。
 人気者揃いの1部は早々にチケットが売り切れたようだが、見応えあって楽しんだ。

 終演後は、「可否道」に寄って、海苔トーストと、珈琲をタップリ。お替りは独特のアメリカン。

7日:能・定例公演@国立能楽堂
 狂言・大蔵流「真奪」と能・観世流「芭蕉」。
 能「芭蕉」の地謡(地頭は梅若玄祥)がよくて、初めて地謡に惹きこまれた。
 下手したら単調で眠気を誘われかねないのに、静かでも聴き応えがあって、凄〜い!と堪能。
 シテは観世喜之。 囃し方が、笛・一噌仙幸、小鼓・曽和正博、大鼓・安福建雄。

9日:歌舞伎・秀山祭@新橋演舞場の夜の部
 夜は、「沓手鳥孤城落月」、「口上」、「菅原伝授手習鑑 車引」、「石川五右衛門」。
 新・又五郎は、口上の他、孤城落月の豊臣秀頼、車引の梅王丸。
 2日目だったか3日目だったかに足を折ったが出演していると聞いて、心配していた。
 (アキレス腱断絶だったらしい。)
 全く動けないなら兎も角、自分の襲名披露となれば休演も難しいのだろう。
 床机などを使ったりして足の負担を減らしていたが、梅王丸はキビシイ。
 荒事の足使いは無理だし、走れない。 それでも、ちゃんと梅王だったのは立派。
 新・歌昇は、杉王丸で、夜の部でも頑張っていた。

 この日も、単衣の着物に八寸帯。

10日:声明・雅樂
 ますは、区のボランティア祭りに、所属サークルも出演するので聞きに行った。
 午前中に姉妹サークルの朗読を聞いて、昼食のお弁当を会員と一緒に食べてから中抜け。
 後の外出のため着物に着替えて、戻って所属サークルの朗読(人形劇)を聞いた。
   
 その後、「十牛図と秋庭歌一具 —新たなる伝統の創造—」を聴きに国立劇場に出かけた。
 「十牛図」は新作声明で、副題が「鎮魂と再生への祈り—心の四十五声—」。
 浄土宗・真言宗・日蓮宗の3宗派総勢45名の僧侶による声明の、声の響きに包まれた。
 雅樂「秋庭歌」は、武満徹が3年かけて作った曲の再演。
 こちらは、雅楽の楽器の音に癒される感じ。

2011.9.24 [土] 展覧会@デパート

「日本伝統工芸展」@三越、「犬塚勉展−純粋なる静寂」@高島屋。
早めの夕食は、特別食堂でまたまた野田岩のかさね重。
白焼きはいつも通り美味しかったが、蒲焼重の蒲焼が薄い!(涙) ふっくら感がなく残念。
だからというわけではないが、デザートに帝國Hのホットチョコレートサンデー。(笑)
カロリーの高いものばかり。(汗)
必要な買物をして、菓子を手土産に帰宅。

*****
今日も着物で出かけたが、帯だけ替えて、他は昨日と同じ。
帯は、染名古屋帯(熊崎和人作)。青灰色の紬地に栗の柄。(お初)

2011.9.23 [金] はしごで楽しむ

午後は、企画公演「能と雅樂−延命長寿への憧れ」@国立能楽堂の2日目。
まず雅樂・管絃(一昨日とは違う曲)、そして金剛流のみに伝わるという「彭祖」。
一昨日に続き初見の「彭祖」は、「枕慈童」「菊慈童」の類作だから私にも分かり易い。
シテはご宗家・金剛永謹で、謡いが聴き易く詞章が分かり、また、いつもより一層大きく感じられた。
後見も地謡も見事な顔ぶれで、囃し方も充実。

終演後は、同じくはしごの友人と急いで移動。
祭日だけど特別営業という「可否道」に行って、珈琲と海苔チーズトーストで腹ごしらえ。

次は「女が語る−人の絆」@国立演芸場。
「女が語る」は今年で8回目だそうだが、多分、私は以前に1度聴いただけで今回が2回目。
前座の講談の後、林家ぼたん・落語「子は鎹」、瑞姫・浪曲「明暗舞台」、柳貴家小雪・曲芸、
そして神田紅・講談「徂徠豆腐」で休憩。 最後が平野啓子・語り「ちっちゃなかみさん」。

曲芸の柳貴家小雪がいいと思ったら、若手と思っても長い芸歴に納得。
現講談協会会長の神田紅の貫禄タップリの講談を、流石と堪能。
平野啓子の語りがお見事。

*****
着物:  泥大島紬。 黒めの茶泥。 段取り。 
帯:    八寸帯。 紋博多。 白地、縞。 「恵比寿細工」 
帯締め: 五嶋紐。 赤茶色、片端は白色に赤茶色の縞。 
帯揚げ: 絽縮緬。 灰色地。 暈しの丸紋入り。 
履物:  草履。 白色の天、黒色の巻、灰色の鼻緒、赤い前坪。(伊と忠) 

2011.9.22 [木] 台風一過、森林浴とガラス展2つ

昨日の台風で、我が家の朝顔は壊滅状態。
昨朝にはまだ20数輪の花をつけていたのに、今日は何ともかわいそうなくらいに惨めな様子。
種がどれくらい取れるか気になっている。

*****
エルミタージュ美術館所蔵の「皇帝の愛したガラス」展@東京都庭園美術館が終了間近なので、
午後から出かけることにして、まずは隣の「自然教育園」でゆったり森林浴。
今まで庭園美術館に行っても慌しく観て来るだけで、こちらは気になりながら初めての入園。
昨日の台風で倒れた木のため、開園していても、今日は武蔵野植物園などは立ち入り禁止。
散策路からも折れた太い枝が見え、水生植物園も風でなぎ倒されたあとが痛々しい。
それでも森林浴には十分。 また来たいと思う。

続いて、建物自体が素敵な庭園美術館で、「皇帝の愛したガラス」展を鑑賞。
部屋のしつらえもじっくり拝見し、日本庭園も初めてゆっくり散策。

ガラス繋がりで、サントリー美術館に回って、
「あこがれのヴェネチアン・グラス−時を越え、海を越えて」を観た。
レースグラスを見ると、20年以上も前に行ったヴェネチアをいつも思い出す。
その後は半券サービスを利用して夕食を済ませて、まっすぐ帰宅。

2011.9.21 [水] 台風の中、能天気に「能と雅樂」鑑賞

企企画公演「能と雅樂−延命長寿への憧れ」@国立能楽堂の1日目。
私ときたら、何も考えず能天気に出かけた(苦笑)が、
台風直撃で、交通機関が止まった人や状況判断で諦めた人が多かったらしく、見所はガッラガラ!
空席の方がはるかに多く客がチラホラという寂しさだったが、
正面席の客が他に比べ多かったのは、観たさの違いかチケット代の勿体無さの違いか。(笑)
(因みに、行くことができなかった人には払い戻すとのこと。)

公演中止ではなさそうで、地下鉄も利用区間は動いているし(帰りのことは全く思い浮かばず・汗)、
今夏に漸く買い換えた軽いアルミ製の物干し竿が風に飛ばされるとまずいと室内に入れたのに、
出かける時はまだ雨もひどくなかったので、何故か台風直撃を意識しないままに出かけた。
地下鉄駅から地上に出るところで、吹き荒れる風に横殴りの雨を見て、漸く台風を実感。(遅っ..)
そこで引き返せばいいものを、荒れ狂う風雨をついて歩いていくところが我ながら凄い!(爆)
門の近くでは傘を差していては風に押し戻されて道を渡れず、ずぶ濡れ状態で到着。
要は浅慮なだけだが、我ながら失笑もの。
無事に帰れたし、怪我もなく風邪も引かずにすんだし、結果オーライ。
とは言え、行かない選択の方が正しかったかも..

でも、公演はよかった!
演者は、台風にもめげずにやって来た客に、いい舞台を見せてくれた。
雅樂・管絃を聴き、初見の観世流のみに伝わるという能「寝覚」を楽しく鑑賞。
後場では、シテの「楽」の他、ツレも天女の相舞に龍神の相舞と、動きがあって私向き。(笑) 
シテは片山九郎右衛門。

能楽堂の入口ではスタッフが辿り着いた客にタオルを配ってくれて、とても嬉しかった。
それでも、服は浸み込んだ雨で冷たく、脱ぐことができた上着はよかったものの、
下は濡れること覚悟のジーパンだったが、選択ミスかも.. (行ったこと自体が選択ミス?)
終演後は、な〜んと炊き出しに与った。 人生初!
おにぎりと豚汁を振舞ってくださって、濡れたままの服で冷えてしまったので、ありがたかった。
タオルと炊き出しに好感度アップ。(大爆)

2011.9.17 [土] 11:46 am

9月になって、もう半分過ぎたのに、日記を全く書いていないのに、自分でもちょっと驚いています。
9月から趣味生活を概ね復活して忙しくしているところに、どうも夏の疲れがでてきたようで、
出かけないときは暑さに負けてダラダラしてしまっています。
着物は、パスしてしまう時もあるけれど、まあまあ着ています。
自分の覚えのためにも、遡り日記を書きましょうっと..

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