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2012.5.29 [火] 下旬も食いしん坊

美味しいものを食べに行くのは観劇の予定が無い日が多いので、
日にちが、どうも偏ってしまう傾向があって、今週もフレンチと天麩羅で、食いしん坊続き。

27日(日): 友人達とミクニでランチ
 オテル・ド・ミクニでランチを食べようと、友人たちと出かけた。
 姪御さんの連れ合いがここで給仕長をしているという人がいて、一時期、何度か行ったりしたが、
 その後、何となく断ち切れになっていたところに、2月に会った時に急に話が出て、
 花見やら何やらが終ったところで、今回のランチになった。 本当に久しぶり。

 今回は1人だけまだ40代という一回り以上若い人が加わったが、
 他は同じような年齢で、皆、気の置けない元同僚たち。
 少しワインなども飲みながら、いつもより少し賑やかに、昼のひとときを楽しんだ。
 料理の数は多いけれど1皿ずつはそれ程多くないし、何より時間を掛けての食事だからか、
 私は兎も角、小食だと思っていた友人も、コースを完食。
 駅までの帰り道は迎賓館の前を通って、日本とは思えないわね〜と異口同音。

29日(水): ぎんぽうを食べに
 夜になって、この季節の天麩羅に限定のぎんぽうを食べたいと、みかわ是山居に出かけた。
 一昨年は行った日に入荷がなかったそうで、昨年は外食どころの話じゃなくて、2年食べていない。
 今年は絶対に食べそこないたくないと、ぎんぽうがあることを確認してから出かけた。(笑)
 月に何度も行っていた時期は、1度くらい食べられなくても気にならなかったが、
 ツキイチになってしまった今は、旬の短いものを食べ損なわないようにするのは結構大変。(爆)

 ここですっかり定着した向う付けもお椀も、季節に合わせて少しずつ変化するのが楽しい。
 お目当てのぎんぽうを食べられたし、たまに食べると紫蘇で挟んだ雲丹もおもしろいし、
 他の魚もいつも通りそれぞれの食感・味を楽しんで、野菜はアスパラと茗荷にしてもらう。
 夜だから少しだけお酒も飲んで、飲んだ時の恒例で〆の小柱のかき揚は天茶。
 今日のお酒の器は、坂本素行氏の象嵌の徳利に揃いの台つきのぐい呑み。
 高付きに載せたミニビールグラスのようなぐい呑みが、とてもお洒落。
 目も舌も満足して、ニコニコ帰宅。

2012.5.26 [土] 海外から来た日本美術を観に

25日(金)は、先送りにしていた海外から里帰りの日本美術を観に出かけた。

昼過ぎに出かけ、まずは腹ごしらえと、デパートの催事のやまがた展で、蒟蒻懐石をいただいた。
先付、前菜、造り、炊き合せ、食事、椀、水物と、蒟蒻でコースになっているのが楽しい。
いろいろな蒟蒻がどれもおいしくて、家でももっと食べたいと思った。
蒟蒻の生産量は群馬が群を抜いて多いが、消費量は日常的に蒟蒻を食べる山形が一番だとか。
蒟蒻もお菓子も買いたいけれど後日にして、何も見ず・買わずに展覧会にゴー。

少し歩いて「ホノルル美術館所蔵 北斎展」@三井記念美術館。
葛飾北斎生誕250周年記念の特別展で、富嶽三十六景など数多くの版画を楽しんだ。

そして、今日のメインの「ボストン美術館 日本美術の至宝」@トーハクに出向いた。
GW後の平日に行った友人に拠れば、あまり混んでいなかったというけれど、
もう会期終盤になって、平日でもまた待ち時間がある程の混雑状態らしい。
で、夜8時までやっている金曜日の遅めの時間に行こうと、着いたのは3時半過ぎ。(4時近く?)
いい判断だったようで待たずに入館できたが、絵巻を中心にまだ少し混んでいた。
ゆっくり拝見し、もう一度観てから、一時退出。
1階の休憩所で、あんみつなどを食べて休憩してから、本館に回った。
2階の国宝室で「平治物語絵巻 六波羅行幸巻」を、こちらは人が少ないので、じっくり拝見し、
更に数々の国宝・重文などを観て、仏像も2階だけでなく1階でも拝見してから、
半券提示(裏に押印される)で平成館に再入館。
仕事帰りの人が来る時間になったようで、先程より更に混んでいたものの、 凄い混雑ではない。
もう一度観たいものだけと言っても結局のところ殆どのものを再見したら、もう閉館時間。

流石に腰も脚も悲鳴を上げたが、耐えて(笑)湯島まで歩いて、デリーのカレーセットで夕食。
帰宅後あまりの疲労感に改めて考えたら、午後から少なくも6時間半〜7時間は歩いている。
風呂に入って、ひたすらマッサージ。

26日(土)は、日本橋に出かけて、夜は健康講座に出席の予定が、足腰が重くて断念。
山登り・山歩きをなさるメンバーに改めて驚異・敬意を感じつつ、グータラ一日過ごした。
紗袷を着ていくつもりが今年も着損ない、来年こそはと1年先を思う。(鬼に笑われそう。・爆)

2012.5.24 [木] 老体で見る高砂

昨日に続き、今日もいい天気。 なのに何故かと〜っても眠い。
暖かい日に眠いなんて、やっぱり猫じゃない。 (当たり前・爆)
長〜い昼寝をして元気を取り戻し、夕方から予定通りに出かけられた。

国立能楽堂の新企画の「能を再発見する」という3年がかりのシリーズの初回、
「老体で見る高砂」を観に出かけた。
演能前の対談で、この企画と能「高砂」を中心に話があり、現行曲との違いの説明もあった。
新作能ではなく、現行曲を見直して言ってみれば作られた頃に戻してみようという試みで、
後シテの住吉明神を若い神でなく老体の神とし、他にもいくつか変更を加えたという。
後シテの舞は、老体の神だから若い神のさっそうとした早い神舞でないと言うが、
玄祥さんの舞はそれなりの動きで、何の違和感もなく、楽しく鑑賞した。 
対談でいろいろ聞いたためか、こちらの方がいいように思えるのは、単純すぎかしら?
シテ・梅若玄祥、ツレ・梅若紀彰、ワキ・福王茂十郎、アイ・山本則重、地頭・大槻文蔵など。
囃し方は、藤田六郎兵衛、曽和尚靖、柿原弘和、小寺真佐人(助川治の代演)。
面は、前シテ・小牛尉、後シテ・石王尉で、ツレ・姥。

*****
塩沢紬。 草木染。 黒地。 「泡沫の優暈」 (林宗平)
名古屋帯。 銀杢地。 鹿の象形文。 「万葉」 (野渕)
江戸組紐の帯締め。 甕覗き?、片側に朱・薄黄・藤色等入り。 (五嶋紐)
群青色?の帯揚げ。 中央は青灰緑色。
本漆の黒色台の草履。 黒・白の五嶋紐の鼻緒。
やまぶどう籠。

着物に織り込まれた柄のため、この着物には何故かこの帯を合わせたくなるのがちょっとおかしい。
バッグは、毎夏愛用してきたやまぶどう籠を今季初めて使った。 やっぱり好きだわ〜と思う。
少し前に、もっと夏向きの籠を入手したので、色の濃いやまぶどう籠は秋用にするつもりだが、
好きな物は好きだから、せめて6月中は使いたいと思う。
新しい籠も同じように好きになるといいけれど、どうかしら?

12/5/26 ねこもも
こんにちわ!私も山葡萄かご 大好きです。お着物には3シーズン 洋服には1年中活用していまーす。きっとおニューのかごもお気に入りのお仲間になるでしょう!
むかし桜
ねこももさんも、やまぶどう籠、お好きなんですね。 ほぼ1年中ご愛用とは素晴らしい。 私はもっと使ってやりたいと思うのですが、去年までは初夏〜初秋に限定使用でした。 

2012.5.22 [火] 雨の中、柿右衛門展へ

猫は雨の日は眠いらしく1日中寝ていると、猫を飼っている方に聞いているが、
私は猫じゃない(笑)のに、眠くて眠くて、午後になってもしゃきっとしない。
このところの睡眠状況を考えれば、眠くて当たり前とは言え、動くのが億劫。
これでは家に居ても、またも何もしない日を重ねることになりそう。
なら、出かけた方がいいと、いただいた招待券のある展覧会に出かけることにした。
(我ながら、何ともおかしな発想かしら? と思わないでもないけれど.. ・爆)
  
戸栗美術館の開館25周年記念特別展「柿右衛門展」。
雨の日に行くには駅から歩くのが難点だけれど、あと10日で終わりだからと腰を上げた。
以前は綺麗にまとまりすぎている気がして、あまり好きでなかった色絵だが、
最近は少し好きになって来ていて、楽しく見て回って、1階でコーヒーで小休憩。
  
戸栗に行くなら序でに(って失礼よね・ゴメンなさい) 途中のBUNKAMURAの
「レオナルド・ダ・ヴィンチ 美の理想」も観たいと思ったけれど、こちらはパス。
「日本伝統工芸染織展」を観に、急いで日本橋に戻ったものの、昨日までだった。(涙)
ならばと橋を越えて移動して、「日本の伝統展」に行ったが、こちらも昨日で終わり。
確認しないで急に出かけるから、こういうことになるとガックリ。
食事して、デザートも食べて、帰宅してから、
帯締めの松山さんが今日まで呉服売場にきていらっしゃるとご案内が来ていた事を思い出す。
柿右衛門を観たからまだしも、それにしてもドジ連続の日だった。

2012.5.21 [月] 桜狩に金環食

19日(土): 美術館でお花見
 最終日の前日に、招待状をいただいた「桜 さくら SAKURA 2012」@山種美術館で
 今年最後の花見。(笑)
 その前に、特別展「観世宗家の至宝」@大倉集古館 にも寄った。
 能面・能装束は、国立能楽堂の展示室で無料で観ているのとあまり差がない感じだったが、
 今までまとめて見ることの少なかった腰帯・かづら帯を見られたのが収獲。
 健康講座があるのに出かけたのが遅くて、2箇所見るのが漸くで、慌しく帰宅。

20日(日): またまだアウト
 三渓園に伺って、作っていただいた帯に合う扇子をいただきたいと、
 着物・帯など一式を用意していたのに..帯を締めて、見ていただくつもりが..行けず。(涙)
 出かけなかった日はやっぱりダウン状態。 ダメだわァ〜 と 我ながら情けない。 

21日(月): 金環日食
 ベランダからは見えず玄関から外廊下に出たら、雲に隠れながらもしっかり見られて大満足。
 日食グラスを買い損なったというご近所さんにもお貸しして、
 一緒に、見られてよかったとニコニコ。

2012.5.18 [金] 3度目の正直で、能楽堂へ

夕方から、先週は2度とも諦めてパスしてしまった能楽堂に出かけて、今月初めての能楽鑑賞。
今日の番組は、どちらも観たことがある 狂言・大蔵流「魚説経」と、能・観世流「藤戸」。
先週のお能はどちらも観たことがなかったのに、観損なったのは残念だが、仕方無い。
今日は特に「藤戸」を印象深く観られて、ニコリ。
シテ・観世恭秀、ワキ・宝生欣哉、アイ・善竹隆司などに、地頭・坂井音重。
囃し方は、一噌庸二、幸清次郎、柿原崇志。
後シテの面は、河津(=蛙)。

*****
色大島紬。 みじん格子。 草木染(五倍子・藍)。 (東郷)  (お初)
袋帯。 博多織。 紹巴。 黒地。 つゆ芝に蛍。 (若林弘恵)  (お初)
伊賀組紐の帯締め。 灰紫色に、片側に薄黄緑・白色入り。 撚り房。 (松山好成)
緑みの灰色の帯揚げ。 雪輪に模様入り。
草履は前日と同じ。

帯は蛍の柄で、来月は暑くなると躊躇しそうだからと、今日締めたのだが、
紹巴のせいか、大島紬に締めたのが悪いのか、滑って、帯が落ちてくる感じ。(涙)
この組合わせはダメだと、覚えておかなくちゃ..

2012.5.16 [水] 文楽の加藤清正 → KATAGAMI Style展

今日は文楽の第一部で、「八陣守護城」と「契情倭荘子」。
「八陣守護城」は知らないと思ったら、国立劇場では32年ぶりの上演だそうで、納得。
今回は、「門前」、「毒酒」、「浪花入江」、「主計之介早討」に、「正清本城」の各段。
加藤清正(役名は正清)の話で、忠義の武将の見事な生き様が、描き出された。
「毒酒」で、奥を語った文字久大夫が、グッとよくなった感じがしたし、
「主計之介早討」は咲甫大夫・團七で、「正清本城」は咲大夫・燕三。
ともに、気持ちよく聴いたが、特に咲大夫の語りが印象的。
人形は、正清を玉女、森三左衛門を和生、娘雛絹を清十郎で、あと玉輝玉也など。
「契情倭荘子−蝶の道行」で、柔らかく、狂い乱れて、終演。

3日続けての国立劇場・演芸場通いなのに2日間は寄れなかった可否道に漸く行くことができて、
主と話しながら、コーヒー・ケーキに、お替りにアメリカンも飲んで、ノンビリ気分転換。

その後は、水〜金は8時までやっている三菱一号館美術館の「KATAGAMI Style」展に行って、
楽しみながら、じっくり観て回った。 型紙、好きだわぁ〜と再認識。

*****
色大島紬。 草木染(五倍子染)。 変わり市松模様。 (東郷)
袋帯。 櫛織。 黒地。 鳥獣戯画・
伊賀組紐の帯締め。 極薄桃色に、片側に薄黄緑色入り。 撚り房。 (松山好成)
灰紫色の濃淡暈しの帯揚げ。 辻が花模様?の織入り。
ラバーソール台の草履。 濃深緑色の皮の天・鼻緒。 (菱屋のカレンブロッソ)

床の音が気になる美術館に寄る予定なので、草履はラバーソール台のもの。
着物は急に思い出して着たのだけれど、天気を考えたら普通は昨日と逆よね〜
昨日は何故か思い出さなかったから..(汗)

2012.5.15 [火] 落語 → かきつばた

昼から国立演芸場の定席(中席)に出かけた。
何人も抜いての真打昇進で話題になった一之輔の披露公演のためか、連日売り切れ。
でも、やっぱり空席はあるのよね〜 と思いながらも、楽しく聴いてきた。
口上が、いつもの落語の口上と違い、はちゃめちゃぶりがなくて、落ち着いた感じ。
歌舞伎の襲名口上に似ている風で、不思議に新鮮。(笑)
一之輔の噺は、明烏。

終演後は、「KORIN展」@根津美術館に回った。
もう終了間際で諦めていたら、1時間延長しているのが分かったので、雨の中を慌しく観に行った。
目的の、国宝「燕子花図」とメトロポリタン美術館所蔵「八橋図」を見比べ、
その他も観ていたら直に1時間経って閉館時間。
食事を済ませて帰ろうと思ったものの、雨で気分が乗らず結局真っ直ぐ帰宅。

*****
白大島紬。 プラチナボーイ。 「グヅメ三色墨ネズ五釜格子」 (田畑安之助)
名古屋帯。 縮緬地。 手描き友禅。 白地に青楓の柄。 (十日町・秀美) (お初)
江戸組紐の帯締め。 薄橙色と生成り色。 (五嶋紐)
緑・薄青・薄緑・生成りの染分けの帯揚げ。 (和想庵) (お初)
雨コート(春〜秋用のシースルー)。 青色系。

青楓には少し遅いかしらと思いながら、今年も締め損なうのは残念だと帯を選び、
雨の日に白い着物とは何ぞねと思いながら白大島紬を合わせた。(笑)
帯揚げは、銀座くのやの閉店セールで求めたもの。
家に入って直にコートの紐を引っ掛け、糸が切れて紐が片方取れてしまった。
布は切れなかったのでホッとしたが、片付けないから狭い家がなお狭くなると、自戒の念。(汗)

2012.5.14 [月] 文楽を堪能

昨日の葉山アート市から楽しみ続きの週。 今週はダウンしないように心したい。
今月は年に4回しかない東京での文楽公演があって、楽しみな月。
第二部を観に午後遅めの時間に国立劇場(小劇場)に出かけた。
「傾城反魂香−土佐将監閑居の段」、「艶容女舞衣(はですがたおんなまいぎぬ)−酒屋の段」、
そして、「壇浦兜軍記−阿古屋琴責の段」。
「阿古屋琴責」を観たいという人が結構いるし、二部に重鎮・人気者が多く出演するので、
早々にチケットが売り切れたのだけど、それでも空席が少しだけどあったのは、
勿体無いことに、私みたいに行き損なう人がいるっていうことなのでしょうねぇ..

通称「吃又」と呼ばれ歌舞伎でも上演の多い「傾城反魂香」の「土佐将監閑居の段」は、
なんと言っても住大夫の語りを堪能。 終盤は人形の見せ場も多く、そちらも楽しんだ。
展開のいろいろ細かい部分が見慣れた歌舞伎と違っていて、それも興味深かったが、
今回は改作版での上演で、将監が手水鉢を真っ二つに切ると又平が自由に話せるようになるという
今まで観たことのない場面があって、おおっと驚いたのも楽しかった。
人形遣いは、又平を玉女、女房おとくを文雀など。

「艶容女舞衣」は、義太夫の切が、嶋大夫・富助→源大夫・藤蔵のリレーという豪華版だけれど、
源大夫は休演にならなかったものの、すっかり痩せてしまって声が出ないし、まだまだ心配。
そのせいもあって、専ら人形に目がいった。
嫁お園を蓑助、親宗岸を紋壽、舅半兵衛を玉也、半兵衛女房を勘壽、三勝を紋臣、半七を勘市。

「壇浦兜軍記−阿古屋琴責の段」は、義太夫は、津駒大夫、千歳大夫、咲甫大夫、南都大夫などの
掛け合いで、三味線が寛治に、ツレが喜一朗で、三曲は寛太郎。
阿古屋が弾く琴・三味線・胡弓を担当した若い寛太郎が嬉しいほど上手い。
祖父の寛治の横で弾くのはプレッシャーがありそうだが、あれだけ弾ければ文句なし。
阿古屋の人形は、主遣いだけでなく左遣いと足遣いも出遣い。 左遣いも難しい役だとつくづく思う。
前回の蓑助の主遣いの時に左を遣った勘十郎が、今回は主遣いで、師匠の芸を受け継いでいる。

大いに堪能して、文楽はやっぱりいいわぁ〜 好きだわぁ〜 と思いながら帰宅。

*****
江戸小紋・お召十。 白山紬地。 茄子紺色。 (六谷泰英型・小林義一染)
袋帯。 灰色地。 水辺の柳に鳥。 川島睦郎・美の世界  「流水柳鳥文」 (津村) (お初)
江戸組紐の帯締め。 薄緑色、片側に極薄緑色・金色入り。 (五嶋紐)
薄浅葱色?の帯揚げ。 絞り入り。
濃い墨色のZULEN台の草履。 黒・白・金・銀色の組紐の鼻緒。 (紗織・ブリヂストンのコラボ)
道中着(シースルー・単衣)。 奄美泥染。 黄緑色など多色のグラデーション。 (赤塚次男)

2012.5.13 [日] 葉山アート市・打ち上げ

アート市の方は、何の役にも立たず今回もウロウロお邪魔虫さくらで、
打ち上げに楽しく参加させていただいた。
画像で拝見していた作品も含め、皆さんのちくちくぶりに感心しながら拝見してから、
近くでコーヒー・ケーキで休憩し、皆さんとお話しながら待つこと暫し。
で、私のメイン・打ち上げ!(爆) 楽しい時を過ごさせていただいた。

GWから体調がよくなくてダウンが続いて、先週は本当にダメ。(涙)
水曜に続き土曜も能楽堂に行くのを諦めて、一日グズグズ・ゴロゴロしてしまい、
夜の健康講座も無理せず欠席して、今日の打ち上げに備えていたので、楽しく参加できて、
ニコニコ帰宅。 家に着いたら日にちが変わっていたが、元気をいただいてきた感じ。
ありがとうございました。

*****
木綿。 久留米絣。 藍染・手織絣。 番傘花菖蒲の柄。 (森山虎雄)
八寸帯。 紬地。 薄からし系・横段。 「蔓小町」 (米沢・齋英)
京組紐の帯締め。 茶色に、焦げ茶・白入り。 (渡敬)
綸子の帯揚げ。 灰茶色?に薄青灰色入り。
下駄。 黒塗り台。 小千谷縮の鼻緒。

2012.5.11 [金] 歌舞伎・昼の部

花形歌舞伎@新橋演舞場の昼の部は、通し狂言の夜の部と違って、3狂言の見取り。
「西郷と豚姫」は、翫雀のお玉(=豚姫)に獅童の西郷で、あと松江、亀鶴など。
「紅葉狩」は、福助の更科姫実は戸隠山の鬼女で、獅童が惟茂。それに、愛之助の山神。
「女殺油地獄」は、愛之助の河内屋与兵衛で、福助がお吉。
それに、歌六の河内屋徳兵衛に秀太郎の母おさわで、あと、翫雀、錦吾、亀鶴など。

この顔ぶれに入るのが少し不思議な福助がやっぱり上手いわねぇ〜と思うし、
歌六、秀太郎、錦吾などの重石も効いて、筋の好き嫌いとは別に、楽しく見物した。

着物を着るつもりで用意しておいたのに始動が遅く、またも洋服にしてしまったが、
それでも、開演直前に席に滑り込めたから、まあよかったかと..

2012.5.10 [木] 新鮮な、美術鑑賞

友人に誘われて、国立新美術館の展覧会を一緒に観てきた。
昨日は体調が悪く能楽堂に行くのは諦めて日がな一日寝て曜日だったので心配していたが、
案ずるより..で、昨日の休養が効いたのか今日は元気に出かけられた。
「セザンヌ−パリとプロヴァンス」を観てから、
上の階で開催中の「大エルミタージュ美術館展」にも行った。

いつもは展覧会には1人で行くので、友人と一緒だと、
人によって観方が違うのが分かって、少し新鮮。(笑)
美術鑑賞の後は、3人で賑やかにおしゃべり。
先月も会っているのに、取りとめもない話はいくらでもあるのが、ちょっとおかしい。
健康講座に間に合うよう帰宅して、また1時間動き続けて、昨日の分まで歩いた感じ。(爆)

2012.5.8 [火] 今晩も食いしん坊

帰りに、美味しいものを食べたいと、パッソアパッソに入れていただいた。 ここも久しぶり。
トマトが美味しい時期に作るトマトとパンを使った一口サイズのアミューズに、
トマトだけで作ったテリーヌ? 炙った鮭を添えて、ベビーリーフなどをタップリ載せてある。
どちらも以前にも食べたことがあるけれど、やはり美味しい。
リゾットはアスパラを載せて、後で出たニョッキは豆の緑の色がきれいで、ともに春を感じる。
とり貝のスープが、それぞれの部位を生かしていて、見た目も食感も楽しい。
残りの部分で作ったというコンソメも、すっきりしていて美味しくて、思わずニヤリ。
メインは熊本の馬肉で、付け合せは半分に切った玉葱を焼いたもの。
桜肉というのは色から来ていると思っていたら、この時期に美味しいからと聞いて、すんなり納得。
スパゲッティもトマトで少しいただいて、今日はメインはトマト。
デザートもいつもながら色合いも味も文句なし。
ワインを少し飲みすぎたか、単に弱くなったのか、またも、ほろ酔いかげんで帰宅。

2012.5.8 [火] 老い

GWの後だから少しは空いているだろうと、人気の展覧会に出かける心積もりだったが、
予想が甘かったようで、やはり混雑状態らしく、ガックリ。
なら、別の展覧会に行けばよかったのに、グズグズしているうちに時間が過ぎて、気力消失。
展覧会に行くのは止めたのだからと、午後遅めに母の処に出かけた。

母は相変わらず、元気で食欲もあるけれど、いつもながら悲しくなるほど気力がない。
心身の健康のために無理なくできそうなことを姉と私で薦めると、そうよね〜と言うけれど、
本人も自覚しているものの、自分から何かをする気がまるで起きないらしい。
知的好奇心の強い人だったのに、今は何事も億劫らしく、時がくるのを待っている感じ。
取っている新聞も読んでいるやらいないやら..
載っていたクロスワードパズルでもしてみたらと誘いかけても、やる気が起きない様子。
姉が少しでもボケ防止になればと持っていったパズルの本もしていないらしいし、
クロスワードパズルは簡単そうだったので、少し強引に一緒にやってみて驚いた。
ことばを思い出せなくなっていることには本人も驚いたようだが、
私がもっと驚いたのは、パズルの仕方を知らなかったこと。
趣味の書道や興味のある講座だけでなく、旅行や芝居見物にも行って、結構忙しくしていたのに、
遊びそのものに使う時間がなかったというか、こういう遊びに心が向かなかったのだろうと、
忙しかった母の生活を思って、愕然とした。
一緒にやりながらパズルの仕方を説明したら、少しやってみる気になったようだけど、どうかしら。
母の心配をしながら、いずれ自分にも来る老いを学んでいる。

2012.5.7 [月] 三島歌舞伎

GWも終わり、歌舞伎の夜の部を演舞場に観に出かけた。
通し狂言「椿説弓張月」で、曲亭馬琴作の読本を三島由紀夫が歌舞伎に書き下ろしたもの。
上演回数は少なくて、先代の幸四郎と当代の幸四郎が国立劇場で1回ずつ、
猿之助が歌舞伎座で1回と、今まで3回しか上演されていず、今回が4度目だそうで、私は初見。
上の巻、中の巻、下の巻に分かれ、それぞれ雰囲気が違うし仕掛けのおもしろさもあるが、
期待していたほどにはワクワク感がなかったのは、期待が大きすぎたのかも..(笑)
染五郎の源為朝、七之助の白縫姫と寧王女、歌六の紀平治で、
あと、芝雀、福助、翫雀、愛之助、獅童など。

GW中は基本的に外出自粛にしたので、これから2週間は予定がギッシリ。
今週は歌舞伎と能楽が2回ずつ、合間には展覧会に行きたいと思うものの、
予定通り行かれるかどうかは体力次第だから、ガンバレ、ガンバレと自分を叱咤激励中。(笑)
相変わらず寝正月ならぬ寝GW(爆)だったのだから、休養は取れているはずだけど。

*****
白大島紬。 有色絣。 雲取唐花。
袋帯。 纐纈染。 緑・黄緑色。 「芽吹きの彩」 (渡文)
伊賀組紐の帯締め。 極薄桃色、片側に薄黄緑色入り。 撚り房。 (松山好成)
丹後ちりめん紬の帯揚。 京友禅。 灰薄緑色と灰茶色の染分け、中央は白茶色。 (雪華)
パールパープル色の台の草履。 生成り他薄色の五嶋紐の鼻緒。

今日で今年の着物着用は50回。
急に暑くなったが、めげずにこれからも着物で外出する予定。

2012.5.5 [土] バレエ「白鳥の湖」

GWは日頃忙しい働き手のためと認識している(笑)ので、出かけず家に篭っていたが、
今日は1年以上前から決まっているバレエ公演があり、「白鳥の湖」@新国立劇場を観に、
午後ゆっくりした時間に、でも始動が遅く慌しく出かけた。(爆)
前回同様、牧阿佐美の改訂振付版で、オデット姫が白鳥に変えられ連れ去られるプロローグ付き。
主役を踊ったのはワン・チーミンとリー・チュンの中国国立バレエ団からのゲストコンビ。

綺麗でまとまっているものの、ドラマを感じられず、感動しないまま..
テクニックは素晴らしい(多分)し、中央ブロックの前から4列目という好位置なのに、
私の体調のせいか、感性が足りないせいなのか、それとも..
得な役だと思うけれど道化の八幡顕光の方が印象的なくらいで、何だか拍子抜け。
でも、キレイな舞台だったから、まあ、行ってよかったかしら..ねぇ..

体調がよくなく、予定していた着物はやめて、洋服で出かけた。
処分した洋服箪笥から発掘した(笑)春そのものみたいな色の服で、20年位前のもの。
捨てる前に一度くらいは着ておきたいと着てみたら、まだ着られる!じゃないですか。(爆)
でもね〜ウエストがピッチピチで、以前はこんなにウエストの細いスタイルが多かったのかしら?
入ったものの、これでは食事に行くには向いていない(大爆)と思うけれど、
着物ほどではなくても、流行に関係ないスタイルだと洋服も長持ちするものだと感嘆しきり。

2012.5.1 [火] 久しぶりに和食を堪能

五月晴れで始まった5月。 私らしく食いしん坊で始まった。(笑)
もしかしたら2年ぶりか3年ぶりかの志づ香で、和食の夕食を楽しんだ。
この2、3年は家族のことで本当に余裕がなくなって、気づいたら本当に久しぶり。
でも、苦手も忘れずにいてくれる主とサービス担当のお連れ合いと話しながら、
お任せで料理をいただいていると、以前と変わらない気分になるのが、うれしい。

たいら貝の酢味噌和え、花わさびのおひたし、お造りはしま鯵、あおり烏賊と
あと忘れてしまった??に赤魚のヅケで、白カレイの一夜干、やりいかと筍の卵とじ、
あと1品は何だったか.. 〆の稲庭饂飩は生姜味にしてもらう。

次回はあまり間を空けずに来たいと、失礼したが、
お酒が進んで、いいピッチ。 で、気づいたら、ほろ酔いかげん。
往きは運動を兼ねて歩いて行ったけれど、帰りはメトロで帰宅。 バタン・グー。(爆)

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