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2013.3.31 [日] 祝い事

雨の年度末になったが、姪(兄の長女)の結婚式・披露宴があって参列した。
母も出席したが、顔が怪我のための痣とバンドエイドで痛々しく、可哀そうだった。
でも自分で出席することに決めたのだし、欠席したらそれはそれで悔やんだろうから..

新郎は着物どころの桐生出身だというので、あちらの方々は留袖だろうと思い込んで、
姉は色留袖、弟の連れ合いは訪問着で、私は留袖と、私たちは着物で出席。 
予想に反し、新郎新婦の母親は留袖だったものの、他の親族は皆さん洋服。
うーん、ここまで着物は遠くなったのかと寂しく思った。

*****
黒留袖(金駒刺繍、格天井正倉院文様)と袋帯(引き箔錦、薄香色、獅子狩猟文(小森))は
姉の次女の時と同じなので、帯締め・帯揚げは新しいものにした。
五嶋紐・銘つぼたれ(白・金色)と縫取仙頭刺繍の入った帯揚げ。

雨模様なので、おろすつもりだった道行コートでなく、
雨コート兼用の対丈の長道中着(西陣織能衣装・籠目模様)を着用。

2013.3.30 [土] 待ちぼうけ

今日の午前中に日時指定した冷凍食品が昼過ぎても届かない。
電話で問い合わせたらドライバーに連絡すると言いながら、ウンともスンとも連絡ないまま、
1時間近く経っても届かないので2度目の問い合わせ。
漸く連絡があったのは30分くらいしてからで、問い合わせた時とは違う人だった。
結局、届いたのは4時半ごろ。 う〜ん。

受け取って冷凍庫に入れたら外出して、深川のさくらまつりの和船などに乗る心づもりだったが、
いつ届くか分からない状態が2時過ぎまで続いたので、余儀なく諦める羽目になった。
電話の応答では、はっきり言わないけれど、どうやら午前中指定を見落としていたみたい。

少なくも我が家の地域の佐川急便のシステムには問題あり。
そのために一時はこの業者を使う店への注文を止めたこともあったものの
配送状態が改善されたように思って注文を復活したのに、またまた、どうするか悩むところ。

2013.3.29 [金] 目の次は口の楽しみ

このところ花見と観劇で目を楽しませたので、今度は口・舌を楽しませるべく、
パッソアパッソに入れていただいての夕食。

昨日の朝、母が自室で転んだはずみに目の上を切って3針縫った。
実は、16日に机の前に座っていて落とした物を拾おうとして机に顔をぶつけ痣を作ったばかり。
知らずに翌日行って驚いた痣も週末には少し薄くなって、お花見散歩にも行く気になったし、
今はもう目立たなくなっただろうと思っていた矢先に今度は怪我で、
流石に母も気弱になったらしく、夕食後に電話をしてきた。
縫ったところが少し痛むものの腫れは無いそうで、食事はいつも通りに食べていると言う。
食事できるなら大丈夫と思いながらも、午後から様子を見に行った。
落ち込んでいた気持ちも回復したようで、元気な様子に安心しながら、母を元気づけて帰ってきた。
そんなこんなでバタバタして、私も少し疲れ気味。 で、食事を作るのをさぼってしまい、
美味しいものを食べさせていただいて元気をつけようと、食いしん坊。

アミューズは、塩と胡椒で締めた岡山の吉田牧場のモッツァレチーズ。
チーズの白に、ソラマメの緑色のソース、何だったかの赤いピクルス(笑)が、色、食感とも楽しい。
オードブルは、とら河豚、墨烏賊、蛍烏賊、まこも、真かじきを燻製にしたものなどの魚に、
肉も、野菜も、彩りよく盛られて、見るからに美味しそうで、ニコニコ頂いた。
スープは、くちぐろます。 しっかりした味の、でもくどくない、茶色のスープが秀逸。
次は、手打ちパスタが私の分までなかったみたい(涙)で、いつもより多めのボンゴレビアンコ。
あさりがたっぷり入っていて、ビアンコと言っても少し赤みがかって桜色? 美味しい。
メインは、イタリアの馬肉のソテー。 ソラマメ、こごみなど添えられた野菜が春めいている。
肉を少し小さめにしてもらったが、もう少し大きくても食べられたみたい。(爆)
デザートは、なつはぜを中に入れたクレームダンジュの白に、苺のアイスクリームの赤、
添えられた苺、金柑の甘煮、ほうずきなどで、目にも口にもうれしい。
焼き菓子をつまみながらハーブティーでスッキリ爽やかな気分で、ニコニコ辞去。

2013.3.26 [火] 観劇も花見も

夜の予定は1年以上前から決まっていたが、十分に間に合うだろうと昼からの歌舞伎見物を追加。
歌舞伎・文楽ともに同じ公演を2度観ることは滅多にないのだけれど、今回は久しぶりの2回観劇。
「隅田川花御所染−女清玄−」@国立劇場を、初日だけでなく千穐楽にも観ることにした。
4半世紀ぶりという女清玄をしっかり見ておきたかったのと、
大きな役を勤める若手たちが公演の間にどのくらい成長するか見たかったため。

眠れないまま出かけた初日の居眠りつき(涙)とは違い、しっかり覚醒して(笑)楽しく見物。
初日には、寝不足だっただけでなく若手の芝居そのものが退屈でガッカリしていたから、
比べれば大分よくなったように見えたが、福助の相手役としては如何せん力不足。
錦之介も出ているのだから、せめて松若を息子じゃなく父親の錦之介が演ってくれていたらと、
福助の花子後の清玄尼がよかっただけに、残念に思いながら観ていた。
でも若手にとっては得難い機会だっただろうから、これを糧に成長してくれることを期待。

*****
終演後は、またまたお花見を楽しんだ。
国立劇場の前庭の桜を愛でてから、半蔵門から英国大使館前、千鳥ヶ淵を逆に歩いて、
靖国神社の内苑から庭園、更に市ヶ谷駅(JRじゃなく一番近い大江戸線の)までの長い花見。
千鳥ヶ淵の桜は、お堀の水にも映えて、やっぱり見応えがある。

九段では宝来屋に寄って、3色団子や季節の和菓子を購入。 ニコニコ。
洋菓子のゴンドラは自制して前を素通り。(爆)

*****
夜は、「DANCE to the Future 2013」@新国立劇場(中劇場)。
中村恩恵の3作品と、金森穣の1作品で、短めの2度の休憩を入れて2時間弱を大いに楽しんだ。
独特の動きの連続が何とも言えない表情を作っている。
それにしても新国立のバレエダンサーたちが、クラシックだけでなくモダンバレエも、
そして今回のようなダンスも全く違和感なく踊れるようになったことが感慨深い。

*****
付下げ。 灰みの藤紫地。 裾暈し。 薄茶色?などで山の連なり柄が絵羽に染められたもの。
染名古屋帯。 青灰色地。 桜柄。
伊賀組紐。 薄桃色、中央は臙脂・青鼠色。 4本房。 (松山好成)
紫みの桃色の帯揚げ。 むじな菊の総柄織り込み。
パールパープル色の台の草履。 生成りなど薄色の五嶋紐の鼻緒。
コートの残布で作った利休バッグ。 薄桃色・薄茶色の市松・疋田。  お召し中型トートバッグ。
道行コート。 薄桃色・薄茶色の市松・疋田。
草木染の大判ショール。 白に近い薄灰色のグラデーション。(富田五郎)

涼しかったので、1時間以上歩いてもOKだったけれど、千鳥ヶ淵では裾周りに黒いごみ?
持っていた柔らかい手拭いで汚れを掃いながら、歩くなら大島を着てくればよかったと反省。
季節は先取りするのが着物の約束と言っても、あっという間に満開になってしまった今年の桜。
競う気持ちはないけれど、花びらが少しという帯を締める気にならず、
この帯も1度くらいは締めたいと強行した(笑)ものの、ちょっと落ち着かない複雑な気分も。
半衿も、桜の季節向きと思っている白地に桃色ビーズ。

2013.3.25 [月] 友との花見は

皆の予定とお天気がよさそうなので決まったお花見なのに、昨日の夜になって天気予報が一変。
結局、変った予報通り、雨が降ったり止んだりの一日になってしまった。
急に暖かくなって桜が咲いて直ぐに満開になってという予想しなかった事態に、
昨年とは違い一昨年同様の3人だけのこぢんまりした花見になったので、
雨なら食事を先にしてから出かけようと、現地集合から朝になって近くの友人宅集合に変更。

友人が作ってくれたお花見幕ノ内弁当と、もう1人が持ってきてくれた料理との、
2人の心づくしのお料理を美味しくいただきながら、まずは楽しくおしゃべり。
デザートの文旦とたんかんに、コーヒーを飲みながら話は続いて、腰が上がらないまま夕方になる。
それから、今度は紅茶で、私が行きがけに買って行ったケーキを皆で食べる。
小食の1人も、ケーキ2つ(1つはプリンだけど)をペロリと食べたのは、
もしかして、おしゃべり効果かしらね〜 (笑)
普段は話し相手も限られるので、私は今日1日で1ヵ月分は話した感じ。(爆)

週末に、友人も1人は上野に、もう1人は千鳥ヶ淵に、お花見に行ったこともあって、
出かけるのが遅くなってしまったが、夕闇の中、最後に漸くお花見もして(大爆)、散会。
お天気が冴えなかったことを除けば、いい日だった。

2013.3.24 [日] 今日も ちょこっと お花見

一昨日・昨日に続いて、今日も少しだけお花見に近所へ出かけた。

近くにある緑道公園の並木に、桜の木が沢山(120本とか)植わっている所があって、
毎年、桜のトンネルになっているので、先ほど買い物の序でに自転車で行って、
桜を見ながら、ゆっくり・ゆっくり自転車を走らせて往復してきた。

もう蕾が見えないほどの、まさに100%満開。 少〜し散りだしている木もあった。
桜は素晴らしいが、3時半頃でも少し肌寒くて、花見のグループは例年より少ない。
お花見(宴会)には4月の方がよさそうと思いながら通り過ぎた。

明日はお昼頃に、友人たちと少人数でこぢんまりと花見を楽しむ予定。
まだまだ満開の桜を堪能できそう。

2013.3.23 [土] 満開の桜を愛でる

すっかり、満開! になった桜を愛でて歩いた。
開花から1週間、見事に咲き誇って、まさに花見時。
8分咲き(これを満開というとか)から9分咲きくらいの木が多かった。
近くで見れば8分咲きでも、離れれば確かに満開に見えるわね〜と思う。

昨日の午後、所要で日本橋に出かけた序でに、「ときわ木」で桜餅、草団子などを購入。
桜の季節には必ず1度は買い求めるほど、ここの江戸風な桜餅が好き。
って、桜は桜でも、こちらは食いしん坊。(笑)
その後、デパートで母からの頼まれものと、何か月ぶりかに自分の化粧品も買ってから、
催事の大いわて展に行って、好物の山田の牡蠣くんの大瓶に飛びつき、
回進堂の栗羊羹とくるみゆべし、南部煎餅などのお菓子も購入。
冷麺とちぢみのセットで3時のおやつならぬ4時半の早〜い夕食。
腹ごしらえもできたところで、重い荷物をロッカーに預けて、桜見物にゴー。

さくら通りを、中央通りから外堀通りまで往復。
広くない道路だから道の中央で左右の木の枝が重なり合って、見事な桜のトンネル。
道路中央に出て写真を撮る人に、危ないから歩道に上がるようにと警察官が注意していた。
その後、日本橋の橋のたもとの桜などを見て、もう少し桜見物を続けたかったけれど、
体調的に無理はよそうと帰宅して、桜餅を愛で、花も団子も楽しんだ。(爆)

*****
今日は、日本橋たもとの船着場から、「日本橋・深川お花見クルーズ」で、花見の続き。
日本橋川から、隅田川に入って中央大橋から清洲橋まで上り、深川の水路にも入るコース。
日本橋や江戸橋を下から眺めるのも、清洲橋とスカイツリーを一緒に見るのも、楽しかったし、
何より、隅田川下流と深川の旧運河の川岸の桜を、川面から眺めるのは、
川沿いの遊歩道から見るのとは違って、新鮮な楽しさだった。
オープンエアのリバークルーザーで、少し寒いのと、しぶきが時折かかるのが難点だったので、
昨日の「夜桜ナイトクルーズ」にしないで正解だったと思いながら、桜見物を楽しんだ。

少し冷えた身体を温めたいと、赤木屋のコーヒーで短い休憩。
そして、さくら通りの桜のトンネルを、昨日とは逆方向に見て歩いた。
中央通りから昭和通りを越えて茅場町まで、途中の公園の10数本の桜も見て、桜を堪能。

更に、母の処に行ってお花見に行くか聞いてみたら、行きたいと常になく積極的。
どうやら、桜満開のニュースに、見たいと思っていたらしい。
車椅子をお借りして近くの親水公園を花を愛でながら散歩し、1時間たっぷり桜見物。
疲れたでしょう、少し休んだら、と、車椅子を押す私を気遣ってくれるが、
もう少し先まで行くかと聞く度に、行きたいと言う。
で、私も一緒に花見を楽しみながら、桜が途切れる所まで行ってから戻ってきたが、
今年もお花見ができたと、嬉しそうにニコニコしていた。
杖を持って行ったから途中で少しは歩くつもりかと思ったが、聞いても、いいと言って歩こうとしない。
外に出て直に、邪魔かと思って預かったのが悪かったのか..(苦笑)
何はともあれ、母がとても喜んでくれたので、それが何より私には嬉しかった。

2013.3.20 [水] よりにもよって

このところ体調が良くないながらも、観劇にもサークル活動にも母の処にも行けたのに、
今月一番期待していた能楽堂の特別公演に行き損なってしまった。(涙)

昨夜、着物と帯を選び小物も決めてコートもバッグまで一式準備しておいたくらい期待していた、
魅力的な番組に魅力的な出演者だったのに、悔やんでも悔やみきれない。
とは言え、動けるようになっても、軽い眩暈がおこるし、無理は禁物。
仕方ないとは思うけれど、でも、よりにもよって何故今日なのよ。 悔しいなぁ〜

2013.3.19 [火] 1週間経って昼の部見物

花形歌舞伎の昼の部は「妹背山婦女庭訓」と「暗闇の丑松」。
「妹背山」は菊之助初役のお三輪で、松緑の漁師鱶七実は金輪五郎。
「三笠山御殿」だけなので、お三輪が登場するまでは、主役は完全に鱶七。(笑)
「道行」がないと、お三輪が主役の感じが薄れてしまって、何となく焦点が定まらない。
いい鱶七だったけれど、時間はあるのだから、その前の「道行恋苧環」も観たかった。
入鹿を彦三郎、豆腐買おむらを思いがけない配役(笑)の團蔵。
亀三郎の求女実は藤原淡海、右近の入鹿妹橘姫の印象が薄いのも「道行」がないからかしらね〜

「暗闇の丑松」は松緑初役の丑松で、丑松女房お米を梅枝。
お米の母お熊を萬次郎、四郎兵衛を團蔵、その女房お今を高麗蔵など。
松緑の丑松が一本気な感じが出ていていい味。
梅枝のお米も見た目はいいが、まだ若いからでしょうかね〜 哀れさに欠ける感じ。

夜の部が染五郎なら、昼の部は松緑の感。
昼の部の初めと夜の部の終わり、つまり初めと終わりに菊之助が出ているのも面白い。
もう1幕あればいい、もう少し観たいと思うものの、楽しく見物。

*****
終演後は、デパートのDM葉書で気になっていた「もっと自由な組紐へ」@松屋に寄った。
帯締め・半幅帯など和物だけでなく、組紐の実に楽しいネックレス・ブローチなどもあって、
確かに自由な作品の数々。 多田牧子さんが質問に丁寧に答えていらっしゃった。
個性的な色合いの帯締めも多かったが、ご縁を感じ着物によさそうな帯締めを1本いただいた。

その後、日本橋に移動して野暮用を済ませ、久しぶりにデパ地下のハロッズでアフタヌーンティ。
サーモンときゅうりのサンドイッチ、スコーン、ケーキに、ポットの紅茶。
ゆっくりノンビリいただいてもお腹一杯で、アフターヌーンでなく夕食。(笑)

*****
白大島紬。 経に柄の織られたもの。
染名古屋帯。 京友禅。 桑染。 木蓮。 (山之内)
伊賀組紐。 銀鼠色、片側に白・薄桃色入り。 (松山好成)
紬の帯揚げ。 友禅。 青灰・灰青緑・濃灰色。 (雪華)
パールパープルの台の草履。 生成り他薄色の五嶋紐の鼻緒。
道行コート。 被布衿。 結城玉紬地。 染暈し(肩・紫〜裾・錆緑)。 (結織苑)

木蓮は盛りを過ぎかかっているが、1度くらいは締めたいし意匠だからいいかと無理やり。(笑)
コートは面白い色合いに惹かれた出来合いのものだが、私同様に惹かれる人が多いようで、
劇場で隣席になった若い男の方やら呉服店・呉服部の方やらにも好評だった。

2013.3.15 [金] 口福・眼福な日

押上の天真庵でお知り合いになった方と、馴染みの「みかわ是山居」にてんぷらを食べに行った。
連れがあれば入り損なうわけにはいかないから、ご要望を受けて直ぐにランチを予約。
いつものランチコースに、季節のしらうおを追加して、春を感じながら楽しく食事。

海老(頭も)、鱚、墨烏賊、銀杏、めごち、しらうお、穴子、野菜はアスパラと椎茸、
(知人はアスパラと茄子)で、締めの貝柱は天丼。
向付は、ソラマメ、山芋、穴子の佃煮風で、 途中のお椀は海老真薯の桜仕立て?
食が細いけれど白魚は是非とも食べたいという知人は天丼をお土産にしてもらってお持ち帰り。
3階の茶室のある待合で、百人一首の展示も拝見して辞去。
満足してくれたようで、次の季節にはまた来たいと言っていらして、私もホッ。(笑)

お好きなコーヒー店があるとお誘いを受け、人形町までお連れいただいて「喫茶去 快生軒」で、
コーヒーをご馳走になってしまった。こちそうさまでした。 別れてからは地下鉄で帰宅。

*****
夜は、着物に着替えて、また能楽堂に出かけた。
番組は、狂言・大蔵流「腹不立 はらたてず」と、能・観世流「善知鳥 うとう」。

狂言「腹不立」は、まだ僧名もない俄出家が思いつきで「腹立てずの正直坊」と名乗ったもので、
建立したお堂のため住職を探しに出かけた男たちに散々にからかわれて..
おかしいものの、ちょっと可哀そうでもあり..
善竹十郎、大蔵吉次郎、大蔵千太郎。

能「善知鳥」は、何度か観ているものの今までは見どころも分からず眠くなってしまっていたが、
今回はプログラムの鑑賞の手引きと詞章を読んでいたためか、少し分かり易くなって、
それなりに楽しく鑑賞できたのが、うれしかった。(笑)
それにしても、まだ5歳(か6歳)の子方が、謡はないものの、行儀よく、
役をしっかり演じているのに感心しながら、お能の家の子の凄さを、またも実感した。
シテ・浅見真州、ツレ・谷本健吾、子方/千代童・谷本悠太朗、ワキ/旅僧・宝生閑、
アイ/浦人・大蔵基誠、地頭・浅井文義など。
囃子方は、一噌庸二、林吉兵衛、亀井忠雄。
面は、前シテ/亡者は小尉、後シテ/漁師の霊は痩男、ツレ/漁師の妻は深井。

*****
色無地。 薄灰緑色(薄青磁色?)。 寿光織。 本茶四度染。
袋帯。 唐織。 墨紺地。 流れに桜の柄。 (山口弘躬「王朝の庭」)
五嶋紐。 桜色、金・銀入り。
灰藤色の帯揚げ。 雪輪に模様入り。
銀色台の草履。 藤・金・白色の五嶋紐の鼻緒。
道行コート。 山岡古都の薬墨染の銀無地。
横長の利休バッグ。 コートの残布の山岡古都の銀無地。  サブにお召し中型トートバッグ。

2013.3.14 [木] 春いっぱい

早咲きの桜は、もう葉がいっぱい。
敷地の北側の桜2本は早咲きで、例年うっかりすると花を観損なうこともあるが、
暫く前に満開になっていると思ったら、今日はもう葉がいっぱい出ていて、花が負けそうな感じ。
風が強いけれど、花はまだ散らず、葉と共存しているのは、うれしい。

風邪っ気も抜けたので、漸くヘアカットに行って短くしたら、風が強くて、寒〜い。(笑) 

2013.3.13 [水] 還暦祝賀能

交通機関に遅れが出るほど風が強くて、歩くのも風に押されて大変だったが、
東京囃子科協議会主催の三月定式能兼還暦祝賀能という能楽公演を観に行った。
能楽協会が協力して、去年から来年までに還暦になる7名の囃子方の祝賀。
定式能は年4回あるらしいが、今回は祝賀能ということで能楽師・狂言師の協力出演が多く、
番組がいつもより充実しているようで、観応え・聴き応え十分だった。

金剛流宗家の舞囃子「高砂」で厳かに始まり、能・観世流「羽衣 彩色之伝」、一調「駒之段」、
舞囃子・観世流「屋島」、一調「小塩」まで続いて、短い休憩後に会長による7氏の紹介、
そして、狂言・大蔵流「伊文字」と、半能・宝生流「石橋 連獅子」で終了。

それぞれ楽しんだが、小書き「連獅子」つきの「石橋」が動きがあって私向き。(笑)
それに、楽器1つと謡1人の一調が、囃子方とシテ方の真剣勝負の感があって、印象深かった。
楽器は、「駒之段」が大鼓で、「小塩」が太鼓。
「小塩」の太鼓は金春惣右衛門さんで、この方の演奏をお聴きするのは多分初めて。

*****
訪問着。 京加賀友禅。 鶸色、裾暈し。 水辺に鳥模様。 (松本健一) (お初)
袋帯。 引箔錦。  濃灰青色。 飛び鶴に松竹梅丸文。 (となみ「粋」) (お初)
伊賀組紐。 灰・白・金色。 (松山好成) 
極薄い青磁色の帯揚げ。 金糸の七宝柄など入り。
薄金色の台の草履。 龍村の白地に金色の唐草柄の鼻緒。
利休バッグ。 薄茶色。 疋田と葉柄の市松。 (伊と忠) サブにお召し中型トートバッグ。
道行コート。 絵羽。 絞りの葵柄。 薄灰茶色の裾暈し。(小倉淳史) (お初))

祝賀能というので、お祝いの意味もあって、着物・帯・コートを下した。
訪問着は、仕立ててもらったまま数年経ってしまったものを、いい機会だとお初での着用。
訪問着は意識して着ないとなかなか着られないが、着たらやっぱり好きだわ〜と思った。
好きだから買ったのだし(笑)、もっと着たいと思う。
終演後お寄りした東京駅と日本橋のデパートで褒めていただき、単純さ丸出しでうれしくなった。

2013.3.12 [火] 三月花形歌舞伎

漸く、染五郎、松緑、菊之助を中心とした花形歌舞伎@新橋演舞場を見物。
今日は夜の部だけで、「一條大蔵卿譚」と「二人椀久」。

「一條大蔵卿譚」は、「檜垣」と「奥殿」。
染五郎の大蔵卿、松緑の吉岡鬼次郎、壱太郎のお京と、花形・若手中心の舞台。
芝雀の常盤御前と、錦吾の八剣勘解由、吉弥の鳴瀬などが締めている。
初役という染五郎の大蔵卿も結構いい感じで、これからが楽しみ。
染五郎と菊之助の「二人椀久」は、若手では踊りの上手い2人だし、美男美女(笑)で綺麗。
こちらも、これからを期待できると思いながら観た。
でも、「二人椀久」というと富十郎と雀右衛門の踊りが私でも目に浮かぶから、ハードルは高い。

染五郎は、大蔵卿だけでなく椀屋久兵衛も初役だそうで、夜の部は染五郎奮闘公演みたい。(笑)
で、気が付いた。 染五郎は夜の部にしか出ないのね。
それにしても歌舞伎とは思えない短い上演時間で、どうしても物足りない気分になってしまう。
もう1幕は観たい。 それに、割高感もあるし..(爆)

終演後、びわさんにお会いでき、うれしいビックリ。
いつもの柔らかい微笑みに包まれ、歩きながらになったが暫くお話しできたのも、うれしかった。
お声をかけてくださって、ありがとうございました。

*****
小紋。 多色。 油絵風? 
名古屋帯。 引箔(青銅箔)。 鳳凰と花の正倉院模様。 (高島織物)
伊賀組紐。 白に近い極薄桃色、片側に薄緑色。 (松山好成)
若草色の帯揚げ。 花柄など部分刺繍。 「源氏物語 紫の上」
道中着。 印度藍染。 花更紗・鳳凰等の柄。 (お初)

着物は、40年以上前に母が縫ってくれたもので、色合いから油絵小紋と呼んでいるもの。
八掛が若向きなので、いずれ洗い張りして八掛を替えようと思いながら、解くのに躊躇したまま。
帯は、気楽に締められるかと思ったのにかえって合わせ難くくて、漸く2度目か3度目の着用。
大好きな色合いに我慢できずに求めた出来合いのコートはお初で。
古いもの、久しぶりのもの、お初のものと、何となく楽しい(って自分だけ・笑)組合せ。

2013.3.11 [月] オペラ「アイーダ」初日公演

夜はヴェルディのオペラ「アイーダ」を観に行くので、新宿を通るから、
オペラの前に、「きものの文様展」@文化学園服飾博物館を見に行った。
季節感いっぱいの着物・帯、楽し〜い文様などをじっくり見て回ったが、
駅から博物館までタッタカ速足で歩いたら、見ているうちに汗がどっと噴き出したのには参った。
で、新国立劇場まではユックリユックリと言い聞かせて歩いたら、汗もかかずに到着。
着物を着てタッタカ歩いちゃダメだと再認識。 分かっているのにね..

*****
ゼッフィレッリ演出のオペラ「アイーダ」は、この劇場の財産だと思うが、
新国立劇場開場公演で上演されてから、長く再演を期待されながら10周年記念で漸くの再演。
それ以降は今回の15周年記念公演と、その間にも1回上演されて、この数年間では3度目。
バレエもありエキストラも多人数いるから上演経費もかかるだろうが、
これぞグランドオペラという感じで、チケットの売れ行きは他の公演とはまるで違うから、
経営的にもやれると思うし、これからも数年に1度は上演してほしい。

第1幕のラダメスの「清きアイーダ」にあれれ..と思ったけれど、アムネリスが出てき、
アイーダが歌いだしたら、もうオペラ「アイーダ」の世界にたっぷり浸った。
ラダメスも調子が出て来たのか後は文句なしで、歌手の声も舞台も楽しく鑑賞。
再演時には買わないプログラムを、キャスト紹介が読みたくて買ったほど。

指揮:ミヒャエル・ギュットラー、 アイーダ:ラトニア・ムーア、 ラダメス:カルロ・ヴェントレ、
アムネリス:マリアンネ・コルネッティ、 アムナズロ:堀内康雄、 ランフィス:妻屋秀和 ほか。

*****
紬。 白地。 黒グラデーション格子。 (市三郎 雅生紬 煌)
染名古屋帯。 濡れ描。 青灰色地。 「浜千鳥」 (染のに志山)
五嶋紐。 レンガ色?  苧環留。
赤茶色の帯揚げ。 露芝?柄入り。
ラバーソール台の草履。 濃深緑色の皮の天・鼻緒。 (菱屋のカレンブロッソ)
ボストン型バッグ。 ヌバッグ。 灰緑色。 (ロエベ)
道中着。 まほら紬。 紺地。 臙脂・灰色等の格子柄。

歩くのに楽なラバーソール台の草履に、汗の懸念から紬の着物にして正解だった。

2013.3.10 [日] 50日祭

1月に亡くなった弟の50日祭。 数日前倒しだけど、日の経つのは本当に早い。
母もどうにか元気に出席できた。
今日を境に、もう命(みこと)になってしまった弟に、皆を見守ってねと頼んだ。

2013.3.9 [土] 能楽・普及公演

午後は、今週2度目の能楽堂通い。
解説・能楽あんないは、馬場あき子さんの「弁才天は女体にて」。
番組は、狂言・和泉流「薩摩守」と能・宝生流「竹生島」。

狂言「薩摩守」は、銭なしで茶を飲んだ出家が茶屋の亭主に許してもらっただけでなく、
渡し船に無賃乗船する方法まで教えてもらったのに、
薩摩守の忠度(=ただ乗り)を忘れて青海苔という頓珍漢というか滑稽な問答のおかしさ。
野村万禄、万蔵、萬。

能「竹生島」は、竹生島詣に来た天皇の臣下に、龍神、弁才天が天下泰平を祝す曲。
前場もいいけれど、後場のツレ/弁才天の序の舞、シテ/龍神の舞働が観ていて楽しい。
シテ・田崎隆三、ツレ・小倉健太郎、ワキ・高井松男、アイ・吉住講、地頭・小倉敏克など。
囃子方は、寺井義明、久田舜一郎、柿原光博、金春國和。
面は、前シテ/老人は小尉、後シテ/龍神は黒髭、ツレは前/女も後/弁才天も同じ小面。

*****
江戸小紋。 百選柄。 黒地。 (六谷紀久男型・井関義治染)。
袋帯。 献上更紗。 生なり薄クリーム地。 (岡文)
五嶋紐。 薄緑色、半分に暈し・金色入り。
若草色の帯揚げ。 花柄など部分刺繍。 「源氏物語 紫の上」
道行きコート。 紫色地。 刺繍入り。

2013.3.8 [金] 最後の晩餐

人生の最後のではなく、近所のフランス料理店ジヴェルニーでの最後の食事。(笑)
当初の軽食の店から満を持して9年前にフランス料理店に衣替えしての、
通算すると4半世紀の営業を残念なことに14日に終了する。
名残を惜しむ常連さんで連日満席で、漸くどうにか入れていただけた。
賑やかに終われてよかったとおっしゃる社長・マダムご夫妻に、お礼を申し上げられてホッ。

アミューズは、チーズなどで作ったフィリングを入れた1口ならぬ2口サイズのシュー。
オードブルは、蟹のサラダ風を選択。
スープは、あさりから取った出汁でコクを出した新玉葱のポタージュ。
魚は、ひらめを選択。 タラの芽のフリッターなどを添え、帆立貝とシェリービネガーのソース。
メインは、鴨の胸肉。 オレンジソース。
デザートは、でこぽんのテリーヌ。 ヨーグルトとクリームチーズのアイスクリーム添え。
飲み物は、いつも通りダブルエスプレッソ。
料理のお供は、サービスしてくださったスパークリングに、白をお願いし、赤も少し。

9年の間にシェフの腕も大分上がって、これからが楽しみだったのだが、
NYに武者修行?に行くというから、どう成長して帰って来るか..

*****
午後は、銀座の空也まで予約しておいた最中を受け取りに行った。 
ディナーに行く際の手土産・陣中見舞いに、日曜の分も、無論自分用も(笑)合わせてだから、
わざわざ出かけるのもOK。
ただ、デパ地下の肉屋がやっているイートインカウンターで松坂牛のすき鍋を食べたのは、
安いからって、夜のことを考えない、迂闊者の私らしい。(苦笑)

2013.3.7 [木] 確定申告終了

自転車で税務署まで行って、確定申告の書類を無事提出。 ホッ。
勤務時代は必要資料を提出すれば勤務先でしてくれたから、
自分でするのは面倒さが先だって、毎年つい先延ばししてしまう。
さっさと終わらせればいいのに..

2013.3.6 [水] 能楽・定例公演

1本ではあまり気づかないが、並木だと枝がボワッと霞んでいる感じが強くなってきている。
芽吹きの頃、春だわね〜と思いながら、能楽堂までの道を歩いた。
番組は、狂言・大蔵流「竹生嶋詣」と、能・観世流「雷電」。

狂言「竹生嶋詣」は、竹生嶋詣そのものは出てこなくて、
秀句(ダジャレ)の連発と、最後に洒落が出ず、窮してしまうのが、おかしい。
茂山千三郎・逸平の予定が、逸平の休演で丸石やすし。
丸石さんは上手だけれど、逸平贔屓としては残念に思った。

能「雷電」は、シテの菅丞相・雷電とワキの法性坊僧正の、
前場のやり取り、後場の闘いと、動きがあって好きな曲。
前シテの菅丞相の面が、若〜いと思ったら「十六」だった。
「天神」などを付けた時とは印象が違うが、能楽師の解釈の違いによるのでしょうかね〜
なお、後シテ/雷神の面は、小獅子。
シテ・片山九郎右衛門、ワキ・宝生欣哉、アイ/能力・茂山正邦、地頭・観世銕之丞など。
囃子方は、杉市和、曽和正博、亀井広忠、前川光長。

*****
狂言・お能ともに短い曲で、終演がいつもより大分早いので、昼食は暫く我慢。(笑)
日本橋に寄って、デパートの催事「美食の京都展」で食事。
「杉山寧展」を観て、抹茶、和菓子などを土産に帰宅。

呉服売り場で、担当者や顔見知りの店員さんに、着物と帯の組み合わせをお褒めいただき、
このところ失敗もあっただけに、うれしくてニコニコ。(単純なこと・笑)

*****
紬。 絵羽。 青系。 横段。 (猪原恭子「花を見るなら」)
名古屋帯。 絞り。 赤香色に白などで、道に木々・花の柄(辻が花風?)。 (藤娘きぬたや)
伊賀組紐。 薄桃色、中央は臙脂・青鼠色。 4本房。 (松山好成)
草木染(たんから染)の帯揚げ。 薄橙色。 (松原)
道中着。 生紬、無地、象牙色。 (しょうざん)

2013.3.5 [火] 啓蟄に女清玄

啓蟄と女清玄は全く関係ないだろうが、国立劇場の歌舞伎公演の初日で、楽しみに観に行った。
此処では4半世紀ぶりの上演という鶴屋南北作の通し狂言「隅田川花御所染−女清玄−」。
福助が花子の前 後ニ清玄尼で、他に翫雀、錦之介。
あとは、児太郎の桜姫、松也の猿島惣太、隼人の松若など、芯になる役を若手が勤めている。
それぞれ頑張ってはいるが、福助とは差があり過ぎて、当然ながらバランスが悪い。
そのせいか平日と言っても初日なのに空席の方が多く、客席の寂しさも目立って、
こんな状態では国立劇場と云えども興業的に厳しいだろうと心配になった。

*****
終演後は、半蔵門線で一直線に押上に行って、天真庵に伺った。
いつもながらの文膳で、お酒は、純米本生・うすにごりという会津の「雪かすみの郷」だった。
昼抜きだったので、蕎麦は2人前にしていただきペロリ。
帰宅途中、日本橋に寄り道して、例によって和菓子などの食べ物ばかり購入。(笑)

*****
小紋。 総疋田絞り。 千草鼠色地。
染名古屋帯。 結城紬。 茶色地。 葉と花の柄。 (谷本一郎)
五嶋紐。 深緑色、上下と裏は灰色。
灰色の帯揚げ。

虫だって蠢き出しそうな暖かい日だったが、帰りは夕方遅くなるからと、
羹に懲りて..じゃないけれど、先日の寒さに懲りて、真冬ヴァージョンに戻したら、
いや〜暖かいというか、急ぎ足で歩くと少し暑いくらい。
私の暑さ寒さの判断に問題があるけれど、また風邪を引くよりはいいかと思うことにした。(笑)

2013.3.2 [土] 若手能

3月の観劇は能楽から始まって、午後は若手能を観に行った。
今年は、能・宝生流「杜若」、狂言・大蔵流「鎌腹」、能・観世流「安達原」。

*****
江戸小紋。 よろけ縞。 小豆色。
袋帯。 銀箔地。 素描き友禅染め。 「白鷺」 (三浦逸鬼)
伊賀組紐。 灰紫・白に上下は薄茶色の縞。 (松山好成)
緑・薄青・薄緑・生成りの染分けの帯揚げ。(和想庵)  薄緑色を出して結ぶ。
道中着。 生紬。 無地、象牙色。 (しょうざん)
カシミール刺繍ショール。 白地に濃淡赤茶色の刺繍。

今日の装いは大失敗。 (涙・大汗)
まず、正月からは防寒のカシミアコートを着ていたのに、一昨日の夜の暖かさに、
今日はもう3月だし昼間だからと道中着にしたら、寒さに震えあがってしまった。
風が強くて、何故こんな日から防寒コートを止めたのだと自分の判断に呆れた。
そして、3月なのに、帯は今まで1月かせいぜい2月の真冬にしか締めてない帯。
今冬は締めていないわね〜と、何も考えずに締めたのだけど、
出かけてから、季節感がおかしいと気づいて(苦笑)、落ち着かない気分だった。
何を考えていたやら.. というより、何も考えなかった自分に、これも呆れてしまった。
でも、着物は、初期に作ったものの近年は着る気が起きず仕舞いっぱなしだったのを、
着物にかわいそうと、3年半ぶりくらいに着用したから、まあそれだけは、よかった。

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