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2013.5.31 [金] ぎんぽうが食べたくて

外食をする気にならないまま1週間余経って、5月末になってしまった。
ひょっとして今年はぎんぽうを食べ損なうかと気になっていたが、
傷が大分治ってきたので問い合わせてみたら、よかったぁ〜 今日で終わりだそう。
ランチに入れていただけるというので、みかわ是山居の天ぷらで元気づけ。

遅い時間帯にしてもらってゆっくり出かけ、先客がお済みになるまで3階で暫く待った。
展示が、店の垣になっているブロックも作られた陶芸家・杉浦康益氏の作品に替っていて、
その存在感のある様々の大きな陶の花を拝見したり、作品集を見たり、
これだけの数の急須は、山田常山氏のかしら、もしかしたら中国の? などと思いながら、
拝見していると、あっという間に時間が過ぎる。

相席の方々は皆さん、おまかせだったが、私は昼時の常で品数が少ないランチコース。
でも、当然ぎんぽうを追加してもらったから、おまかせと殆ど変りなし。(笑)
間のお椀が海老真薯とジュンサイに、口直しの野菜も茗荷に替っていて、季節感あり。
ぎんぽう以外の魚はいつも通り、海老・頭、鱚、烏賊、めごち、穴子。
最後の野菜は、アスパラに椎茸を選択。 〆の小柱のかき揚げは、いつも通り天丼に。
お腹一杯でもデザートは別腹。 いつもの花豆もペロリ。

失礼かと思わないでもなかったが、ずうっと大きなサングラスをかけたまま。
でも、色が入っていると食べ物の色が少し違うから、望ましくないなぁと思う。
店では使わない煽り烏賊のゲソをニコニコありがたく頂戴して帰宅。 

2013.5.31 [金] 藍染好き

松原さんから帯が届いた。 伝統工芸藍型染展で出会ってしまった(笑)帯。
柄が何気ないのに楽しくて、白地が多いところも着物に合わせ易く、紬地なのも気に入って、
仕立てていただいたのが、宅配便で届いた。 (でも、8時45分って早過ぎない?)

もともと青色系は好きで、中でも藍染に惹かれて、洋服もいろいろ着ているが、
藍染の着物・帯には更に抗いがたい魅力を感じてしまう。

先日出かけた折に立ち寄ったデパートでは、竹田庄九郎・有松絞りゆかたフェア中で、
正絹の着尺、木綿の浴衣地、小物等々の中に、正藍染の反物もいろいろあって、
昔の絞りの技術の復元に取り組まれている早川嘉英氏の嵐絞りに目を奪われてしまった。
カード会員の特別優待会の最中で、割引額で仕立て代が出ると言われて、はずみがついて、
正藍染めの知多木綿の嵐絞り(浴衣? 夏着物?)を、えいやっと、
怪我が大事にならずに済んでよかったからと自分を甘やかすことにしてしまった。

また散財してしまったわぁ〜どう工面しようかと苦労しても、なかなか止まらない。
仕舞っておくのじゃなくて着るのだからいいと思っても、懐事情に厳しさが増して困まりもの。
藍を愛する自分に苦笑しながら、ニンマリもしてしまう。

2013.5.29 [水] 秘曲「関寺小町」

国立能楽堂開場30周年記念の特別企画公演を観に、昼から大きなサングラスをして外出。
番組は、一調「葛城」と、能・観世流「関寺小町」。

こんな顔で乗り物に乗りたくない、人に見られたくない、顔見知りに会いたくない..等々の、
いくつになっても変わらぬ?女心を封印してまで観たかったのは、
お能の最奥の秘曲という「関寺小町」。

この曲のシテを舞ったことのあるご存命の能楽師は、観世・宝生・金春流に10人いるだけで、
ここ国立能楽堂の主催公演での上演は開設以来30年で今日が初めてとのこと。
能楽堂に通い出してからまだ数年の初心者としては僥倖。
次の機会は何年先にあるかないかという得難い機会となれば、やはり観に行くことにした。

一調「葛城」は、謡・梅若玄祥、太鼓・金春惣右衛門。
終わりの部分のみで短く5分だけ。 玄祥さんの声、惣右衛門さんの太鼓の音.. 印象的。
私には「関寺小町」を拝見する前の心の準備として、ちょうどよかったと思う。

能「関寺小町」は、100歳の老女・小野小町の話で、ある意味老残とも言えなくないが、
老いは強く印象付けられるのに、悲惨さはなく、不思議な清々しささえ感じられた。

中で一緒に歩まれるシテの歩みに合わせてか、藁屋の作り物がゆっくりゆっくり運ばれてきて、
それもいつもと違う時間の流れ。
そして、笛の音の始まりが静かな寂しさも感じられて独特。
初めこそご高齢のシテが謡に詰まって後見に補佐される度に気にかかったものの、
途中から、詞章が違おうが飛ばそうが同じところを繰り返そうが、そんなことはどうでもよくなった。
そして、子方の舞から、シテの静かな「序の舞」に移り、
ゆったりした舞のうちにシテ柱下にうずくまる「休息」の型まである何とも言えない印象的な舞。
私だけでなく見所全体が惹きこまれて、固唾を呑んで舞台を見つめ、時間を共有した感じ。

シテ/小野小町・片山幽雪、子方/稚児・片山清愛、ワキ/関寺住僧・宝生閑、
ワキツレ/従僧・宝生欣哉など、後見は観世清和、大槻文蔵ほか、地頭は梅若玄祥。
囃子方は、藤田六郎兵衛、大倉源次郎、山本哲也。 大鼓の後見に亀井忠雄氏がついていらした。
ふうっと思うほどの凄い陣容。
シテの小町の面は、姥。 能面師の名の記載はなく、銘も特にはないらしい。
美しい面だと思って拝見していたが、あれはおシテの力なのかもしれない。

2013.5.28 [火] どうするか

思いもかけない怪我に、当初はショックが大きくて、外出する気になどならず。
26日は落語を聞きに行く予定だったが、友人に代わりに行ってもらった。
郵送するには日にちが無いので、駅までチケットを取りに来てもらって改札口渡し。(笑)
その足で聞きに行った友人は楽しめたようで、日本の話芸の力、素晴らしさを改めて思って、
毎公演観に行っている文楽に続いて落語にも深入りしそうとか..
お見舞いのお菓子をありがたく頂戴して、早速おやつに食いしん坊。

でも、少し気持ちが落ち着いてきたら、今度はこれからの予定をどうするか悩ましい。
1ヵ月も、もしかしたらそれ以上も、観劇を諦めるとしたら、それはそれで大変なストレス。
6月前半は観劇予定がギッシリだし、何より明日は、とっても観たいお能がある。
チケットを取れなかった知人に羨ましがられた公演で、諦めるのはあまりに残念。

電車内でも会場内でも驚かれるだろうし、顔見知りの方には聞かれるかもしれないが、
本人が気にするほど他の方は気になさらないだろうことを期待して、
えいっ、ままよっ! と出かけることにしようかと思い始めている。
でも恥ずかしい、情けない..

それに、先週は2日とも休んでしまった健康講座。 今週はどうしよう。
こちらは絶対聞かれるわよね〜

▽最近の3件 [全6件を表示]
13/5/30 むかし桜
ご心配をおかけして恐縮です。優しい励ましをありがとうございます。
ご伝言をくださった方も含め、真楽の皆様の優しさに元気づけられています。
29日は結局出かけました。この後は..
笑い話にするっていうのは、ちょっと気力が必要ですが、いいですね。(笑)
えりりん
記憶の空白が心配ですがお大事に。私もどんどん出かけた方が気が紛れていいと思います。健康講座もお休みが続くとかえって心配されちゃうかも?
13/5/31 むかし桜
CTでは脳に問題なしでホットしていますが、逆に、理由が分からないので、それはそれで心配でもあります。とは言え心配しても仕方ないので、いずれMRIも取るし、気にしないことにしました。もしも悪い結果が出たら、その時に考えます。(笑)
観劇の客は舞台を観に来ているわけで他の客のことなどあまり気にしないでしょうから、いくらか出かけ易い気がしています。健康講座は来週からは再開したいと思っていますが、サングラスをかけるわけにはいかないし汗をかくので化粧で隠すこともできないため、今週はまだお休みすることになりそうです。

2013.5.27 [月] 帰りは怖かった

通りゃんせじゃないけれど.. 23日の帰宅時に思わぬ痛いハプニング。
自宅のあるマンションの敷地内で、こともあろうに顔から倒れて、救急車騒ぎ。(涙)
おかしなもので、無意識に辻褄の合う理由を考えるものらしく、
足が絡んで倒れたと初めは思ったが、少し落ち着いてから考えたら、足が絡んだ覚えはない。
躓いた覚えもなければ転びそうだとも思わなかったのに、どうして倒れたのか未だに分からない。
(姉は、小さな石でもあって、それを踏んだんじゃない? と言うけれど..) 
後ろを歩いていた方が、普通に歩いていて突然倒れたと言っていらしたけれど、
手をついて防ごうにも、気づいたら地面に激突寸前で、両手に荷物を持っていたこともあって、
ああっいやっ!顔を打ち付ける!と思ったけれど、何もできず、そのまま激突。(号泣)
土の地面(今時ないわよね〜)か建物内ならまだよかったのに、
石で敷き詰められた所に左の頬骨を叩き付けてしまった。

脳震盪を起こしたのか暫く動けず、管理人さんが救急車を呼んでくれたので、
着物で担架に乗って救急病院まで救急車で連れて行ってもらう羽目に。
CTでは異常なしでホッと一安心したが、念のためMRIを取るかと言われて即お願いした。
待つかもしれないが月曜の午後に来るようにとのことで帰宅。
で、MRIを取るつもりで今日の午後に通院。
結局、長〜〜い待ち時間の後、別の医師の3分診療とMRIの予約のみ。(苦笑)
少し落ち着いてから(脳の状態が?)の方がいいと6月の第3週か第4週にとのことだったが、
私としては当然ながら早い方がいいから、第3週前半の予約可能の日時にしてもらった。
それにしても、診察開始前の受付時間前に整理券配布があって、結局5時間余り。 ふうっ〜

*****
ひどい倒れ方をした割には、骨折も縫うような傷もなく、打撲と擦過傷だけで済んだ。
右手首近くの打撲が目立つのは、やはり手をついたのだろうが、手だから何ということはない。
でもね〜 打撲で頬骨あたりが腫れているだけでなく当然の内出血に、擦過傷で真っ赤。
今日までに擦過傷は乾いて瘡蓋になったけれど、凄まじいことには変わりない。 
瘡蓋になった傷を出していても、傷が隠れる大きなサイズの肌色の絆創膏を貼っていても、
いずれにしても目立つこと、この上なし。
それと、翌日になって漸く気づいた左上唇内側のひどい血膨れと、そのためか口の上と横の青痣。

これくらいで済んでよかったと思うし、
今日の医師が、傷は残らない、治る.. 日の経つのは早いからと言ってくれて、ホッと安堵しても、
目につく顔の傷・膨れ・痣も、治るには何週間もかかるのだろうと思うとウンザリ。
倒れた理由は分からないままでも、怪我が見た目だけの問題になったら、煩悩しきり。(苦笑)

何故倒れたの? どうして手で避けられなかったの? と、当座は気が滅入って、
殆ど蟄居状態だったが、そういつまでも家に籠ってばかりもいられない。
自戒と、恥ずかしさを打ち捨てて出かける気力を出すために、恥を忍んで書いておくことにした。

2013.5.23 [木] 初めはよいよい、帰りは怖い

朝から着物を着て明治座に五月花形歌舞伎の昼の部を観に出かけた。 
まずは勘九郎の実盛で、「実盛物語」。 ほかは、亀蔵の瀬尾、錦吾の九郎助、吉弥の女房、
高麗蔵の葵御前、七之助の小万など。
そして「切られ与三」や「お富与三郎」で知られる「与話情浮名横櫛」。
染五郎の与三郎に七之助のお富で、「木更津の見染」、「赤間別荘」、「玄冶店妾宅」。
2人のほかは、「見染」の鳶頭金五郎を勘九郎、「赤間別荘」の赤間源左衛門は亀蔵、
「玄冶店」の蝙蝠安が亀鶴、和泉屋多左衛門が愛之助など。

終演後は、明治座の前に移られた水天宮の仮宮にまずはお参り。
それから甘酒横丁の柳屋に寄って鯛焼きと小倉アイスを買う。
お待ちの方と楽しく話しながら店先でアイスを食べて、次は通りに出て近為で漬物を購入。
喫茶去快生軒が混み合っていたのでコーヒーは諦め、夜の講座のために真っ直ぐ帰宅。
でも駅を出たところで、やっぱり家で淹れるまで待てなくて、コーヒーで一休み。
ここまでは、観劇日のごく普通の日常だったのだけれど.. そこに信じられない落とし穴が..

*****
久留米絣(木綿)。 手織り。 正藍染。  (池田光政「木綿の花」)
帯は一昨日と同じ紬の八寸帯。
くすんだ黄緑色の帯締め。 片方は色の違う4本に分かれたもの。
薄緑灰色地の帯揚げ。

2013.5.22 [水] 「項羽」を観に

昨日・明日の花形歌舞伎見物の狭間に、今日の午後は能・観世流「項羽」を観に出かけた。
お能の前に狂言・和泉流「素襖落」があったのだけれど、その時間には行かれず(涙)、
でも「項羽」を観損なうのは残念だと頑張って、どうにかお能の開演前に到着。
前場で、草刈男たちが草刈女じゃないのが楽しいと思いながら老人とのやり取りを観ていたが、
特に後場の、ツレの[破ノ舞]からシテの[舞働]までが見応えがあった。
いや〜 観られてよかった、と思いながら鑑賞。
シテ・山本順之、ツレ/虞氏・山本博通、ワキ/草刈男・福王和幸、
アイ/烏合の渡守・三宅祐矩、地頭・清水寛二など。
囃子方は、寺井久八郎、住駒幸英、亀井実、三島元太郎。
後シテ/項羽がとても印象的で、特に面が独特だったが、「鷹」という面だそう。
他の面は、前シテ/老人が笑尉、ツレ/虞氏が増。

*****
終演後は日本橋に寄って、前から気になっていたカレーとコーヒーで、遅い(早い?)食事。  
コーヒーを飲み始めた頃は自分でもサイフォンで淹れていたのに、最近はドリップばかりで、
サイフォンコーヒーを飲むと懐かしい気持ちになる。
その後、デパ地下の叶匠寿庵で、抹茶パフェで暑さを凌ぎながら暫く休憩。
元気になったところで「日本いけばな芸術展」を楽しく見てから帰宅。

2013.5.21 [火] 花形歌舞伎・夜の部@明治座

例年5月は、文楽公演があり、歌舞伎公演も多かったりして、観劇予定の多い月。
まず歌舞伎座の柿葺落公演を観て、先週は文楽、今週は若手の花形歌舞伎という順にした。
明治座創業140周年記念という五月花形歌舞伎は、染五郎、愛之助、勘三郎、七之助の一座。
夜の部は、「将軍江戸を去る」、七之助の「藤娘」、愛之助の「鯉つかみ」。

「将軍江戸を去る」は、染五郎の慶喜で、愛之助の高橋伊勢守、勘九郎の山岡鉄太郎。
この3人に、男女蔵の天野八郎、亀鶴の間宮金八郎など。
染五郎の慶喜が若くて.. ああ、この時の慶喜はまだ若かったのよね〜と今更ながら思った。
台詞を謳い上げる慶喜は初めて観たので、こういう演り方もあるのかと少し驚きながら聞いていた。
愛之助の伊勢守に存在感があって、慶喜と鉄太郎の間に埋没していない。
勘九郎の鉄太郎が若さの熱情一杯。 昨年の中車を思い出して、随分違うものだと思った。

「藤娘」の踊りは、綺麗だし早替わりもスンナリ。 でも、なんだか物足りなかった。
初めて観た愛之助の「鯉つかみ」は、最初の出と、本水を使っての鯉との格闘が楽しい。
でも、最後の泳ぎ六法で客席から手拍子が起こるのが、五月蠅くて、邪魔。
この頃の歌舞伎で、よく手拍子があるけれど、何故?  ない方がいいのに.. 観客の参加意識?
ほかは、壱太郎の小桜姫、薪車と吉弥の忠臣の家老夫婦。

*****
久留米絣(木綿)。 正藍染。 絣。 番傘に花菖蒲の柄。 (森山寅雄)
八寸帯。 紬地。 薄からし系、 横段。 (米沢・齋英「蔓小町」)
五嶋紐。 渋い緑色に生成り・臙脂・緑色入り。
渋めの緑色地の帯揚げ。 黄土・白色の変わり縞。
桐下駄。 濃い茶色の畳表の台。 薄白茶色に七宝文の鼻緒。 (お初)

雨の昨日と一変、晴れたのはうれしいけれど、気温が高く蒸し暑い。
袷の着物を着るには暑すぎるので、木綿の着物(単衣)にした。
これから月内の暑い日は、木綿の着物を着るつもり。
秋には着る気にならない今向きの柄なので1年ぶりの着用のため、裄が短いのを忘れていて、
いつも通りビーズの半衿の色で長襦袢を選んで、出かけようとしたら袖から長襦袢が覗く。(涙)
着替える時間がなく、飛び出す襦袢を気にしながらひっこめひっこめてで、落ち着かなかった。
時間に余裕をもって準備をしなくちゃダメだと自戒しても後の祭り。
帯は昨年と同じ。 着物の藍が色移りしてしまったので、色移りの帯を増やさないため。
夏向きの鼻緒の下駄を下したら涼しくてうれしい。 木綿の時は下駄になりそう。

2013.5.19 [日] 新演出の「ナブッコ」

午後は、ヴェルディのオペラ「ナブッコ」の初日公演で新国立劇場に出かけた。
「ナブッコ」は久しぶりの上演で、楽しみにしていたのだが、
会報もチラシも読まないまま、開場15周年記念の新制作という認識だけで出かけて、
座席に着いて舞台に目をやって、思わず、おおっ! これは.. と呟いてしまった。
ヴィックの、時代を完全に飛び越えた演出..
序曲での動きに、あの人たちは合唱団? それとも役者? と気になって、
合唱団だったら、あの振付では歌う前に疲れてしまわないかと心配になる。
目をつぶれば歌手・合唱団の声もオケの音楽も十分に楽しめるのに、目を開けると..
う〜ん.. 前の演出の方が好きだったわ〜
  
指揮:パオロ・カリニャーニ
ナブッコ:ルチオ・ガッロ、 アビガイル:マリアンネ・コルネッティ、
ザッカリーア:コンスタンティン・ゴルニー、 イズマエーレ:樋口達哉、
フェネーナ:谷口睦美 など。
  
*****
終演後は、ご案内いただいていた松山好成氏の帯締めを見に、日本橋の三越に寄った。
前回、思いがけず作品(普及品?でない)をいただいたので、今回は拝見するだけのつもりが、
遅いからお帰りになった後だろうと思っていた松山氏がいらして、結局また1本。
こんなに散財ばかりしては.. と思うものの.. 困ったものだわ〜
日本刺繍の竹内功氏も実演中で、予想していなかったので、これまたビックリ。
刺していらした刺繍を拝見しながら、暫くお話を伺ってから失礼した。
橋を越え高島屋に行って、こちらでも呉服売り場の特選着物・帯に溜息。
軽く食事を済ませてから帰宅。

*****
綾の手紬。 本藍染。(秋山眞和作、佐藤昭人・藍) (お初)
袋帯。 駒箔。無地蒔き糊。 藍染め。 霞流水柄、垂れ先は樹影。 (お初)
五嶋紐。 水色。 房は薄桃色。
草木染(ブナ染)の帯揚げ。 薄黄色の暈し。 (冨田五郎)
薄いパ−プルシルバー台の草履。 白色の皮シコロ織の鼻緒。 (長谷川商店)
透かし織単衣コート。 薄緑色・薄黄緑色。

着物は、着るつもりだった日に何度も着損なって寝かせたままだったのを、漸く着用。
袷なのに単衣のように軽い着物で、大島紬より軽くて、色からも5月(限定?)の着物。
帯は、色落ちを気にせず藍の着物を着たいと購入したまま、これも漸くの着用。
でも、色落ちしなかったのは、藍が落ち着くくらい寝かせたってこと?

2013.5.17 [金] 能楽堂に

このところ少し疲れ気味で、昨日からグズグズ・ゴロゴロしてしまい、昼間の心づもりは諦め。
観劇三昧が過ぎたかと思いながらも、チケットを買ってあるので、
夜は予定通りに、定例公演を観に国立能楽堂に出かけた。
番組は、狂言・和泉流「宗八」と、能・宝生流「杜若」。

狂言「宗八」は、元出家の料理人・宗八と、元料理人の俄出家を、知らずに雇った主人が気の毒。
主人に言いつけられた仕事に困り、2人が入れ替わってのアレコレが、いつ観てもおかしい。
こんな2人に主人が怒るのは当たり前だけど、観ている方はおかしくて笑ってしまう。
シテ/宗八・石田幸雄、アド/有徳人・深田博治、小アド/出家・野村萬斎。

能「杜若」は、序の舞もあまり楽しめず、この曲を楽しく観られるのはまだ先のことみたい。
シテとワキだけで、ツレもワキツレもアイも出ないから、あまり変化がないし、
それに、初っ端から地謡の声がバラバラに聞こえたりして、気持ちが乗らなかったのもあるし..
シテの面は、節木増。

*****
色大島紬。 草木染(五倍子染)。 変わり市松。 (東郷)
袋帯。 黄金ムガ蚕。 墨色地。 銀・灰色などで柄。 (じゅらく?) (お初)
伊賀組紐。 白色に、黒色暈し入り。 (松山好成)
草木染の大判ショール。 灰色暈し。 (富田五郎)
帯揚げ、草履は今週前半と同じ。

帯は予定していた帯が、着物と合わせてみたら何となくピンとこない。
で、色目的には合うので着物と雰囲気が違うかと思いながらも、出し易かった帯にした。
3回続けてしまい込んでいた帯を締めたが、すくいは少し厚めの印象だったが、それでも軽めで、
他の2本はどちらも軽くて、袋帯なのにと、うれしくなった。
これからは、仕舞い込んでないで、もう少し頻繁に締めたいと思う。

2013.5.17 [金] 久しぶりに3日連続で着物

13日:
 染小紋。 大島紬地。 濃淡藍色の更紗風?
 名古屋帯。 縮緬地。 手描き友禅。 白地、青楓柄。 (十日町秀美)
 伊賀組紐。 黄緑色に緑・茶色入り。 (松山好成)
 草木染(刈安?)の帯揚げ。 渋い山吹色。 (Kinami)
 白色の天、黒色の巻、灰色の鼻緒、赤い前坪の草履。 (伊と忠)
 塵除けは、絽の鮫小紋。 灰藤色。
  
14日:
 白大島紬。 有色絣。 雲取唐花。
 袋帯。 手織すくい。 灰色暈し地。 緑色系で楓葉柄。 (お初)
 伊賀組紐。 青色に水・薄水色入り。 (松山好成)
 藍染の帯揚げ。 藍色の濃淡。 濃いめの色を出して。(松原)
 塵除けは、竪絽。 薄い墨色。
 草履は前日と同じ。
  
15日:
 色大島紬(泥染)。 灰青色地。 花火?のような模様。
 袋帯。 漢方染手織。 薄緑・白緑・鶯茶色。 (じゅらく) (お初)
 帯締め、帯揚げ(薄い色の方を出して)、草履は前日と同じ。

2013.5.17 [金] 週前半は連日の心中話

無論、実生活ではなく、観に行った芝居・噺の世界のこと。
文楽は、文楽協会創立50周年、竹本義太夫300回忌、近松門左衛門生誕360年の記念公演。
近松作品となれば、代表作「曽根崎心中」と「心中天網島」がかかるのは尤もだけど、
間に聞きに行った落語まで、心中物になってしまったという次第。

13日(月): 文楽第二部(「寿式三番叟」と、「心中天網島」)
 お祝いの「寿式三番叟」は第一部に上演しそうだが、第二部になったのは、
 翁を語る病後の住大夫の身体を労わってなのでしょうかねぇ。
 千歳が文字久大夫で、あとは若手で、三味線は錦糸、宗助、喜一朗など。
 大夫皆での語りの中にも、住大夫さんのお声が聞こえるのが、何とも嬉しかった。
 大分お痩せになった印象で、若手よりお声が通った以前に比べれば、お声が弱く・小さく、
 何よりご本人がまどろっこしさを感じているように見えたが、素晴らしい回復に安堵。
 人形遣いは、翁を和生、千歳を勘彌、三番叟を文昇・幸助。
 「心中天網島」は、「北新地河庄」の中が千歳大夫・清介、切を嶋大夫・富助、
 「天満紙屋内より大和屋」の口を始大夫・清志郎、切が咲大夫・燕三、
 「道行」は文字久大夫などに宗助などで掛け合い。
 病気休演が多かった千歳大夫が、潰した声が通るようになって元気に語っているのが嬉しかった。
 嶋太夫はいつもの熱演。 咲大夫が聞かせて、いいわぁ〜と思いながら聞いていた。
 人形は、小春を勘十郎、治兵衛を玉女、女房おさんを文雀、孫右衛門を文司など。

*****
14日(火): 落語中席@国立演芸場
 トリの馬生が日替わりで少し長めの噺。 この日は「品川心中」。
 心中話はこの日だけだったのに、前後の日と心中繋がりとでもいうか..
 馬生の他の噺家は、馬吉、志ん陽、扇生、仲トリが吉窓で、あと一琴。
 
 終演後は、「可否道」でコーヒーを飲んで一休みしてから、銀座へ。
 呉服店を覗いてから、「茶の葉」で霧島の新茶をいただいて、帰宅。
 
*****
15日(水): 文楽第一部(「一谷嫩軍記」と、「曽根崎心中」)
 「一谷嫩軍記」は、「桜の段」を三輪大夫・喜一朗、「陣屋」を呂勢大夫・清治、英大夫・團七。
 人形は、熊谷を玉女、妻相模を紋壽、藤の局を和生、義経を清十郎、弥陀六を玉也など。
 「曽根崎心中」は、「生玉社前」を松香大夫・清友、「天満屋」を源大夫・藤蔵、
 「天神森」は掛け合いで、津駒大夫、咲甫太夫などに、寛治、清志郎など。
 人形は、徳兵衛を勘十郎、お初を蓑助(生玉社前は一輔)、九平次を玉志など。
 
 終演後は、前日に続いて「可否道」でノンビリ息抜き。

2013.5.17 [金] 週末は

11日(土): 能楽・普及公演
 「あれを見よ不思議やな」と題の付いた解説・能楽あんないの後、
 狂言・大蔵流「左近三郎」と、能・観世流「田村」。
 「田村」は、「替装束」と「長胡坐」の2つの小書きつき。
 シテの面は、前シテ/童子が喝食、後シテ/坂上田村麿が天神。
 能・狂言とも曲名はよく知っているのに、今まで観る機会がなくて漸くのご縁で初めて鑑賞。
 体調イマイチで迷ったものの、出かけてよかった。
 「田村」は次回は小書きなしの通常版で観てみたい。

12日(日): 母の日は母の処に
 前以て9日にお祝いのフラワーアレンジメントを届けに行ったばかりだけれど、
 前日に姉から出かけられると連絡があったので、待ち合わせて一緒に母の処に出かけた。
 母の話し相手になって刺激を与えたいと普段は別々の日に行くようにしているから、
 ホームの方にも、今日はご一緒なんですね〜 と言われた。
 姉からの花も届いていて、私が届けた花とで、部屋が華やかで、
 花はいいわね〜と花好きの母が喜んでいたのが、嬉しい。
 いつもより随分長居したけれど、母は疲れた風もなく楽しげ。
 言葉が出難くなっているので、姉と私が話しているのを聞くのもいいらしい。

2013.5.17 [金] 10日は鍼灸とクラコレ

日記を1週間書いていなかったので、自分の覚えに順次遡り。

勤務時代の友人宅で先輩・元同僚たちが、元上司の鍼灸師に月に1度出張治療してもらっていて、
鍼灸治療と昼食会・お喋り会が半々みたいな会だからと誘われていたが、
今回は都合がついて参加させてもらった。
と言っても私は鍼には及び腰で、治療は見学・見物だけにして食事・お喋りへの参加の予定が、
結局、鍼はささないものの鍼で刺激しての治療というのと、灸も2ヵ所に。
気のせいもあるかもしれないが、肩は確かに軽くなった気がする。(笑)

昼食は、長く仕事で調理を担当していたことのある管理栄養士が作って持って来てくれた。
メインは、鶏肉の挽肉カレー、野菜カレー、魚のココナッツカレーの3種類のカレー。
チキンはダメな私も食べられるカレーが2種類もあって、ありがたい。
美味しい食事に舌鼓。 ニンマリ、ホクホク。
その後も菓子・果物などをお喋りの友に、タップリ食べながら、話す、話す。

*****
楽しく過ごした後は、それぞれ帰宅する友を余所に私は丸の内まで回って、クラコレ鑑賞。
奇跡のクラーク・コレクション −ルノワールとフランス絵画の傑作− @三菱一号館美術館。
少し混んでいたが、じっくり鑑賞してから帰宅。
“アフター6“割引で入館料が安かったのがうれしいが、このサービスは今回で終了だとか。
週に2日だけなのだから、今後も続けてくれるといいのにな〜と思う。

2013.5.9 [木] 藍形染展

松原染織工房とそこで学んだ作家たちによる「伝統工芸藍形染展」を拝見。
区の教育委員会の後援による展覧会で、今年で19回になるのだそう。
着物、着尺、帯、半幅帯、暖簾、ショール、ネクタイ、ハンカチ.. 素敵なものが一杯。
こんなに沢山の松原さんの藍染を一度に見られるとは思ってもみなかった。
更に、この方は松原さんのところで学ばれたの〜と、改めて驚いたり..
ぼたんさんが日記でご紹介くださったので知った展示。 ありがとうございました。

2013.5.8 [水] 2日続いて歌舞伎見物

昨日の第二部に続き今日は第三部を見物して、歌舞伎座の今月の歌舞伎見物は一段落。
芝居の前に日本橋で野暮用を済ませてから歌舞伎座に向かう途中、
思いがけなく銀座の歩道でびわさんにお声をかけていただき、うれしいビックリ。
歌舞伎のことなど暫く立ち話していたら、芝居見物気分が高まってありがたいことでした。

第三部は、「梶原平三誉石切」の鶴ヶ岡八幡社頭の場と、
「京鹿子娘二人道成寺」の道行より鐘入りまで。
通称「石切梶原」は、吉右衛門の梶原平三景時で、菊五郎の大庭三郎、又五郎の俣野五郎、
歌六の六郎太夫、芝雀の梢、彌十郎の剣菱呑助、錦之介の奴など。
(役名に数字が並ぶのに今更ながら気づいて、ちょっと楽しい気分が自分でもおかしい。)
吉右衛門の梶原平三が、とても丁寧に心の動きを演じていて分かり易い。
が、少しやり過ぎ感もするところが、難しい..
團十郎の代演で菊五郎初役の大庭が、スッキリいい男。
弟俣野の言葉に梶原の目利きを信じ切れず2つ胴云々以降はいつも通りだが、
いつもの見慣れた感じよりずっといい男に思えて、これが役者の格なのかしらと思った。
又五郎の俣野も嫌みがなく、2人とも今まで観て来た嫌な兄弟の印象があまりしなくていい。

玉三郎と菊之助の「二人道成寺」で、華やかに今月の歌舞伎の打ち止めなのが、うれしかった。
このところ「二人道成寺」は、この2人でばかり観ているけれど、
菊之助が少しずつ上手くなっているのが、観ていて楽しい。
ただそれだけに、玉三郎との違いが目に付くところもあり、まだまだ先があるわね〜とも思う。

*****
泥大島紬。 様々な模様が短冊のように経に入った地空き。 地色は黒に近い色合い。
袋帯。 和紙箔。 黒緑地。 色露草文。 (吉翔「異国彩露草」)
伊賀組紐。 極薄桃色、片側に薄黄緑色入り。 撚り房。 (松山好成)
帯揚げは前日と同じ。(織が違うので前日と反対側を出して締めた。)
パールパープルの台の草履。 生成り他薄色の五嶋紐鼻緒。
透かし織単衣コート。 薄緑色・薄黄緑色。

2013.5.7 [火] 休み明けは歌舞伎見物

歌舞伎座の柿葺落五月大歌舞伎公演の第二部を観に出かけた。
「伽羅先代萩」の御殿と床下、それに、夕霧・伊左衛門「廓文章」の吉田屋。

乳母政岡を藤十郎が勤める「伽羅先代萩」の「御殿」が、いつもながら他の役者に比べ独特。
観慣れた「御殿」なのに、いつもと違う場面が多くて、文楽みたいと思いながら観ていた。
実際に文楽の芝居を基にした丸本歌舞伎・義太夫狂言としての上演だそうだから、当たり前。
あと、八汐を梅玉、栄御前を秀太郎、沖の井を時蔵、松島を扇雀など。
梅玉の八汐が、敵役で憎々しいのに嫌味がなくて、いい八汐だった。
「床下」は、荒獅子男之助を吉右衛門、仁木弾正を幸四郎で、兄弟で本舞台と花道での芝居。
短い場だけど、いつもにも増して短かったような..

「廓文章」の「吉田屋」は、伊左衛門を仁左衛門、夕霧を玉三郎。
吉田屋喜三衛門を彌十郎、吉田屋女房おきさを秀太郎に、太鼓持を千之助、阿波の大尽を秀調。
江戸にはない、正に上方の和事の世界。

*****
終演後は、また生葉の新茶を飲みたくて「茶の葉」に。
連休明けの夕方だったためか直ぐに入れて喜んだものの、
お目当ての霧島の新茶は生育が遅れているそうで入荷していず、えええっ..
替りに、鹿児島の大根占(オオネジメ)の新茶で、今春3回目の新茶をいただいた。
なお地名は、ダイコンウラナイではありませんとのこと。(笑)
地名に覚えがあって、去年もこちらの新茶を飲んだ気がするものの、味は覚えていず..(苦笑)

*****
色大島紬。 灰茶・薄茶色など落ち着いた色が横に織られた片身替りのような着物。
(たけがわ「綾の舞(竹千雅)」)
袋帯。 纐纈。 緑・黄緑色。 (渡文「芽吹きの彩」)
伊賀組紐。 白に濃淡緑色・墨色入り。 (松山好成)
草木染(竹染)の帯揚げ。 薄い竹色。
薄水色のエナメル加工の台の草履。 紬地の鼻緒。
やまぶどう籠。
塵除けは道中着型。 奄美泥染。 黄緑色など多色グラデーション。 (赤塚次男)

昼の部じゃないからとノンビリしてしまったら、夜の部じゃなく第2部だから少し早いので大慌て。
どうにか急いで着て直ぐに出かけたが、出先で鏡に映った姿が.. 帯の色が浮いた感じ。
明るい黄緑色の帯が着物の落ち着いた色に浮き気味。 ちゃんとチェックしないとダメだと自戒。
漸く、やまぶどう籠。 これから2ヵ月くらい、この籠ばかりになるのでしょうねぇ。

2013.5.6 [月] GW最後は

5日: 少しだけ母親らしく
 久しぶりの母親業というほどのことではないけれど、珍しく手料理で息子の誕生日を祝った。
 赤飯を炊き、鮭の包焼、牛肉の大葉炒め..など簡単な物ばかり。(笑)
 食後の甘味は無論作らず(作れず ・爆)買ったものだが、柏餅じゃなく粽@茶の葉。
 あとクッキー風?焼き菓子@ペリニヨン。 それに、いつものように果物など。
 2年前は入院中で心配一杯だったから、回復してよかったと2人で喜びながら楽しく食事。

6日: 30×3
 振替休日だけどサークル活動日。
 出かけるのが遅くなってしまったので大慌てで自転車を飛ばして30分弱(20〜25分?)で到着。
 連休中らしくお孫さんが来ているなどの理由で、お休みや早退の方がいつもより少し多め。

 練習後は、また自転車で30分強、押上の天真庵にお寄りした。
 いつもの文膳をいただいたが、お酒は酔っ払い運転にならないように、追加せず1合だけ。(笑)
 でも、蕎麦は2人前ペロリ。(爆)
 最後のコーヒーを飲み終わる頃に、稲妻が光ったと思ったら雷も鳴り出して雨が降り出した。
 夏の走り雨の感じ。 で、そのまま暫く雨宿りしてから、自転車で帰宅。

 家までまたまた30分強かかり、30分×3回のサイクリングで、1日の運動終了。

2013.5.3 [金] 柿葺落五月大歌舞伎

歌舞伎座新開場の柿葺落公演の2ヵ月目が始まった。
2ヵ月続きで珍しく初日観劇。 となれば、やはり第1部から観ることにした。
舞踊「鶴亀」、「菅原伝授手習鑑 寺子屋」、「三人吉三巴白浪 大川端庚申塚」。

舞踊「鶴亀」は、梅玉の皇帝に、翫雀と橋之助の鶴・亀、そして松江の従者。
2ヵ月続いて幕開けを華やかに厳かに舞い初め・舞い納め。
團十郎の死去で趣向を変えて若い役者が多く出演した先月より、落ち着いた目出度い舞。

「寺子屋」は、幸四郎の松王丸、魁春の女房千代、三津五郎の武部源蔵、福助の女房戸浪。
あと、彦三郎の春藤玄蕃、東蔵の園生の前、亀寿の涎くりなど。
幸四郎がいつもと少し変えたという工夫のためか、久しぶりの三津五郎の源蔵のためもあってか、
人情味が強く、人間ドラマの印象。

「三人吉三 大川端」は、菊五郎のお嬢、仁左衛門のお坊、幸四郎の和尚で、顔見世のような一幕。
思っても詮無いことだが、今月も、團十郎の和尚で観たかったと思った。
好きな菊五郎の台詞回しだけど、短い「大川端」だけだと歳が如実に出て、そろそろ見納めかも..
あと、梅枝の夜鷹おとせ、など。 

着物で行く予定が体調がイマイチで洋服にしてしまったら、お会いした顔見知りの方に驚かれた。
私としてはパスせず観に行っただけでよかったと思うけれど、最近の観劇は殆ど着物だから..

*****
帰りには、また生葉の新茶を飲みたくて、普段なら諦めるところを珍しく待って、
茶の葉で、暫くノンビリ味わった。 前回は屋久島の新茶だったから、今回は大隅の有明の茶。
新茶前線北上中だそうだから暫くは切りがないとは言え、
連休明けに入る予定という霧島の新茶も飲みたいな〜
新茶おこわと粽を土産に購入。
呉服屋にふらっと寄ったら、捨松のすくい帯(夏帯)に出会ってしまい、無い袖を..

気を静めるために寄った(笑)イデミスギノのケーキのケースは空っぽ。(涙)
仕方ない、焼き菓子だけでも購入しようと入ったら、
今日から販売のレモンタルトならあるとのことで、大喜びで一休み。
焼き菓子も土産に持ち帰り、お菓子を和洋両方購入したのは、多過ぎだけど..

2013.5.1 [水] 展覧会巡り

また少し寒くなるとの予報だったが、昼頃は陽射しもあって明るく、暑くなくて涼やか。
こんな日は家に居るより外に出たいと、展覧会を観に行って来た。
GW中と言っても平日だからそれ程には混まないだろうとの予測通り、平常の混雑程度。

「国宝 大神社展」@トーハク → 「ラファエロ」@国立西洋美術館

どちらもじっくり拝見・鑑賞して、堪能。
前期後期で展示の入れ替わりのある「大神社展」は、後期も観たいけれど来られるかしら?
全く種類の違う展覧会だから、印象は混ざることなくはっきりしているのに、
共通点に気づいて、ハッとした。
私たち今の大方の日本人には望めないほどの信仰心..
「大神社展」で、時の権力者、仏師などから庶民に至るまで、信仰心の篤さに感じ入ったが、
「ラファエロ」の宗教画に、ここでも権力者・画家の信仰心がキーだと思った。

5日前のミニツアーで疲れたので、今回は初めから地区限定で上野だけ。
更に学習能力を発揮して(笑)、会期の終了までまだ2ヵ月ある都美は先延べにしたものの、
特別展だけでなく、当然いつものように常設展も拝見したら、もう一杯一杯。
途中20分程度の休憩を取っても、2館で4時間歩き続けだから無理もないけれど、
座席で座って観る観劇と違い、歩いて観て回る展覧会は、足腰の丈夫なうちだと今回も実感。

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