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2013.6.30 [日] 夏越の大祓

午後、氏神さまの八幡宮の夏越の大祓式に出かけた。
行くつもりにしていたが、朝から何となくダルイので止そうかと思ったものの、
1日グタグタ過ごすよりはと、開始時間間近になって、俄に始動。
息子も誘って、八幡さまには開始直前に到着。
茅の輪をくぐり、大祓詞(おおはらえのことば)を唱え、切麻(きりぬさ)を身体に振り掛けて祓い、
その後、本殿で拝礼し、お神酒とお守りなどをいただいた。
私は2度目だが、初めての息子には興味深かったみたいで、結構な人数の参列者にも感心していた。

日差しは強くなかったものの、外での神事に汗ばんだので、
終了後は、またペリニョンに行って、ケーキと飲み物で一休み。
帰りは、いつもの山ぶどう籠と日傘のほかは荷物もないし、歩いて帰宅。

2013.6.30 [日] 28日は、久しぶりに食いしん坊

医者に病んでいると言われたのが頭を離れず(笑)、痛みは殆どなくなったので、
ランチに美味しいもので栄養をつけようと、いつものみかわ是山居に入れていただいた。
今月初めての、そして多分1回きりの、食いしん坊。

ランチコースに季節の地鮎を追加してもらい、選択の野菜はアスパラと茄子。
美味しくて当たり前とは思うものの、やはり美味しい。

この日の相客のうち2組はアメリカの方。
1組はTV番組に出演のために来日中らしい2人のシェフに日本人2人が付き添って、
あと、ビジネスで来日中という人が1人で来ていらした。
以前は、外国の方は台湾、香港、シンガポールなどからが多かったが、
最近はアメリカの方が増えて、店の方も少しずつ言葉を覚えたようで、ちょっと楽しいやり取り。

帰りに八幡さまの縁日に寄って、自然法農園の紫黒米、五穀米、野菜を購入。
お不動さんの前の通りのペリニョンに寄って、ケーキと焼き菓子も購入。

荷物が多くなったので、帰りもメトロ利用。

2013.6.30 [日] 27日は、能楽鑑賞教室へ

今週の国立能楽堂は、年に1度だけの、月曜日から金曜日まで1日2回、計10回の能楽鑑賞教室。
高校生が対象で、残った席があれば一般も入れてもらえるが、数は少なく席を取り難い。
午後の部に行きたいと日を選んで、第2希望だったこの日の最後列にどうにか入れてもらえた。

制服姿の高校生がギッシリ座っているのは、ある意味、壮観。
例年のことながら、コックリ組からグタッと寝る体勢の生徒まで、居眠り多数。
そして、これもいつものことながら、学校による差が大きくて、学校差を実感。
でも、私と同じ列の男性が寝息を立てて居眠りしていて、前の列の高校生に振り向かれていた。
普段でも音つきは迷惑だが、こういう機会にはマズイでしょと、認識違いを糾弾したい気分。

今年は、狂言が大蔵流の大蔵家と善竹家の、お能が喜多流の担当で、
番組は、解説「能楽のたのしみ」のあと、狂言・大蔵流「清水」と、能・喜多流「黒塚」。

解説では、説明の後、3校の生徒が舞台に上がって、面を付けて足の運びを体験。
狂言も能も、初めて観る人にも楽しめる曲だし、私は何度か観ているので、気楽に楽しんだ。
お能の「黒塚」は、歌舞伎との違いを強く感じる時もあるが、今回はスッキリ入り込めて、ニコリ。
この回のシテは粟谷明生。

*****
終演後は、東京駅に出て野暮用を済ませ、高島屋に。
前日は雨の1日だったが、この日は一転、梅雨の晴れ間なのかピーカンと晴れて暑い日だったので、
暑さにめげて、また地下の叶匠寿庵のイートインで、氷。 抹茶蜜で、バニラアイスを追加。

健康づくり講座に出席するつもりで帰宅したものの、
まだ少し痛みがあるので、無理は禁物と、今週は休むことにした。
怪我と帯状疱疹と連続したので、欠席も連続。 2週+3週で、5週も休んでしまった。(嘆息)
間に1週行ったものの、帯状疱疹になったのは、怪我が治らないうちに行ったのが悪かったのかと、
今回は大事を取って欠席することにした。
来週から、夏季講座が始まるけれど、まず間違いなく筋肉痛になるだろうと、今から少し心配。

*****
結城縮。 黒地。 地空き。 (龍田屋) (お初)
名古屋帯。 夏紬。 藍色地。 生成り色の中に、吾亦紅などの柄。
五嶋紐。 灰色。 端・裏は黒色。
絽の帯揚げ。 勿忘草色と薄藤色。 市松に、流水・桔梗文入り。
粋紗の塵除け。 「笹葉」

黒地の結城縮が、何とも粋な感じ。 って、手前味噌。(爆)
紬と違い、1枚目の(1枚しか持っていない)縮だから、
薄い色のにすればよかったかと思わないでもなかったが、お気に入りになりそうで、ニコニコ。

2013.6.30 [日] 26日は、朝から行ったり来たり

午前中は野暮用で、朝のラッシュのピークが過ぎた頃に出かけた。
少し遠いし、体調的に止そうと思っていたが、連れの息子から前夜遅くに電話があって行くと言う。
断ってもよかったけれど止めると伝えていなかったので、頑張って出かけた。
出かける時には降っていなかったのに、向こうの駅に着いたら雨で、その後は一日中雨。
用事が済んでから、出社する息子とは新宿で別れ、私は早いランチを済ませたが、
中途半端な時間なので、一時帰宅。

午後は、まず福祉会館で行われる名作サロンの朗読を聞きに行った。
語りを担当する方から、よければ聞いてと言われたので、行ったり来たりの変則的な動きになった。

終了後は、マティスの「ジャズ」を観たくて、ブリヂストン美術館に行ってコレクション展を鑑賞。
日本橋駅からも京橋駅からも歩くので、雨で嫌だなと思ってハッと気づいた。
無料バスのメトロリンクが美術館の前に止まるじゃないですか。
これを利用しない手はないと思いついたのが幸い、楽々到着。(笑)
マティスの「ジャズ」は期待通り、一室を使っての展示「追悼 ザオ・ウーキー」も印象的。

その後は、また雨の中を京橋駅まで歩いて、普段なら乗らない1駅だけメトロ利用で銀座まで。
そして、「日本の職人 匠の技」展@日本橋三越のため、逆戻り。
それから、夕食に野田岩の鰻を食べたいと高島屋の特別食堂に行ったら、 
大和屋三玄お薦めの鮎の塩焼きがメインのお膳に心変わりして、品数が多かったけれどペロリ。
更に、珍しく温かいお汁粉が食べたくなって、地下の叶匠寿庵に行ったら、
この時期は暖かいものはなく、冷たい白玉ぜんざいしかなかった。(涙)
で、お気に入りのいつものあんみつ。でもアイスの追加はせず。
少し疲れて帰宅。 変則的、非効率的な移動だったから無理もないと一人納得。

2013.6.30 [日] 25日は、世界初演のオペラ「夜叉ヶ池」

夜は、今シーズン最後のオペラで新国立劇場創作委嘱作品の世界初演の初日。
作曲家の香月修が、泉鏡花の戯曲「夜叉ヶ池」をオペラ化したもので、岩田達宗の演出。
オペラ劇場でなく中劇場での公演なので華やかさはないが、楽しく観て・聴いた。

前奏曲、冒頭の夜叉ヶ池の主・白雪のアリアと、印象的な始まり。
全体に楽しめたが、第1幕の龍神?妖怪?の少しおどろおどろしい動きが気になった。
妖怪、化け物であっても、彼らは約束を守るちゃんとした者たちなのだから、
優雅な動きとまでいかなくても、もっと普通の動きの方が相応しいと思うのだけど..

「夜叉ヶ池」は玉三郎の歌舞伎でお馴染みなので、無意識に比較してしまうみたい。(笑)
いつか玉三郎の演出で、このオペラを観てみたいと、友人と異口同音。

指揮:十束尚宏、
百合:幸田浩子、 晃:望月哲也、 白雪:岡崎他加子、 学円:黒田博、など。

*****
結城紬。 薄深川鼠色地。 雲取・流水・草花の柄。 (おく玉) (お初)
名古屋帯。 遠州本麻。 手描き友禅。 青鼠色地。 柳に、色紙に花柄。
五嶋紐。 白茶色?に、白・薄紫・薄緑入り。
絽の帯揚げ。 浅葱色と薄空色の大きな市松。 蜻蛉柄入り。
麻の台の草履。 鼻緒・巻は薄茶色に臙脂色の入った革。 (沙織)

着物は、渋めの色合いで殆どマイサイズだったので飛びついてしまった出来合いのもの。
去年は着そびれてしまって今回初着用。
他の手持ちの結城紬に比べ、糊の残り方が強いらしく少しゴワゴワ感あり。
単衣で居敷き当てがついていないためか、タッタカ歩くと下前が少し上に上がってくる感じ。
着物でタッタカ歩くのが悪いのかもしれないが、そのうちに地入れをし直した方がいいかもしれない。

暑さに塵除けは止めて、多色のグラデーションの大判ショールを持って出たが、持ち歩いただけ。(笑)
長襦袢も、正絹の単衣は終わり、麻の着用。 これからの長襦袢は麻か海島綿だけの予定。

2013.6.27 [木] 24日は、「病んでいる」に驚く

午前中の早い時間に、また皮膚科に通院。
殆ど治った気がするものの、まだ少し痛みがあるので、
高齢者はしっかり治さないと帯状疱疹後神経痛になりかねないというから、
念のため鎮痛剤を貰っておいた方がいいかと行ったら、医者の言葉に病気だと再認識。(苦笑)
まだ痛い? 早く寝なくちゃダメだよ。 病んでいるのだから。 普段の生活してちゃダメだよ。

痛みに参っても、通院していても、病んでいるという自覚はなかったので、
ビックリしたけれど、気を付けよう。
3分間のレーザー治療と、前回と同じ薬をもう1週間分。

午後はサークル練習に参加。
お世話担当もしっかりやって、次の朗読で講師からお褒めいただき、元気をもらって帰宅。

2013.6.27 [木] 22日はバレエ「ドン・キホーテ」

なかなか追いつかなくて、また遡り。

午後は、今シーズン最後のバレエ「ドン・キホーテ」を観に行った。
次のシーズンのバレエ初日が遅くて11月中旬なので、5ヵ月近く空いてしまうから、
その前に楽しんでおきたいと期待一杯で出かけたが、7列目のど真ん中という申し分のない席で堪能。

この日の主役は、キトリを米沢唯、バジルを福岡雄大。
このバレエを初めて観た時は、キトリをイギリスからのゲストで吉田都が踊って、
愛らしさ・可愛らしさの印象が残っているが、今回はもう少し現代風? ちょっと小生意気?
こういうキトリも悪くない感じで、相手役のバジルも他の役も、夫々いい踊りだった。

気の毒に後ろに下がりながら踊る時にバランスを崩して尻もちをついてしまったソリストがいて、
少し驚いたが、当たり前ながらその後もキチンと踊り続けた気力に客の拍手が温かかった。

*****
花織。 南風原。 紺色の単色。 (大城永光)
名古屋帯。 絹芭蕉。 灰白色に近い白地。 芝文・花丸文の染め。
五嶋紐。 単衣・夏用。 緑がかった藍色 淡い緋色等入り。
紋紗の帯揚げ。 紺色と白の染分け。 白色の方を出したが、紺色が少し透けていた。
しころ織の天の草履。 青色の鼻緒・台。
粋紗の塵除け。 黒地に、赤い笹の葉柄。

前日に着るつもりだった着物を着用。 花織の軽さ・涼しさは単衣の鑑。(笑)

2013.6.21 [金] またまたバタバタ

金曜日の午前中は1週間に2回しかない担当医の診察日で、MRIの結果を聞ける最速日。
夜は楽しみにしているお能を観に行くから、その前に寄りたいデパートの展覧会もあるため、
待たされて遅くなると困るし、CTで問題なかったのだから急ぐことはないと思うものの、
帯状疱疹の痛み・痒みで夜明け前に目覚めてしまったので、それを幸い(?)に、
さっさと済ませてしまおうと、早朝からガラガラの電車に乗って結果を聞きに出かけた。

病院に7時前に着いたのに既に10人待っていて11番目。(驚)
7時半から受付が始まったら、他の診療科の方が多くて、脳外科では3番目だった。 ホッ。
9時からの診察開始まで時間があるので、コーヒーショップでモーニングを取りながら一休み。

結果は、問題なし。 PC画像を見ながら説明を受けたが、脳に白い影もないし、
血管に瘤などもなく、病的なところはないそうで、ほうっと一安心、ふた安心。
脳に問題ないなら何故倒れたのかと伺ったら、自律神経や虚心性の原因が多いらしい。

*****
病院が早く済んだので、日本橋に出て、ユトリロ展@高島屋。
同じ建物・モチーフで描かれた絵など見慣れた感のある絵が少なくない中に、
半数以上が日本初公開というだけあって、あらっ!こんな絵も描いていたのという絵もあり。

ついで、沖縄展@三越で軽く食事をし、沖縄らしいアイスクリームもペロリ。
紫芋アイスと塩アイスのダブルにしてもらったら、もずくアイスも一口載せてくれて、
それぞれの味を楽しんでニンマリ。 滅多に見かけない生もずく、海ぶどうなどを購入。

買い物ついでに、和菓子を買いに八重洲口の京都館まで回って、
笹屋伊織の弘法さん限定のどら焼きと、本生水羊羹に、老松の葛ながしなどを購入。
朝は降っていなかったのに結構な降りになった雨の中を一時帰宅。

*****
少し休憩してから着物に着替え、夜の定例公演を観に能楽堂にゴー。
番組は、狂言・和泉流「千鳥」と能・観世流「鉄輪」。

「千鳥」は、印象的な「ちりちりの、ちりちり」に覚えがあるのでを観たことがあるらしいものの、
観始めた頃の曲はお能も狂言も何を観たやらまるで分からないままなので、どうなのか不明。
でも、どちらにしても楽しい。
和泉流と大蔵流で段取りが違うと聞いたので、今度大蔵流で観る機会があったら、
段取りの違いにも注目してみたいと思っている。

お能「鉄輪」は、観世銕之丞がシテを舞うこともあり楽しみにしていたが、
期待に違わず、作り物を含め興味深く楽しく観られて、嬉しかった。
ただ、睡眠3時間余だったせいもあってか、時々意識が飛んでしまったのが残念。

*****
無地。 シルック。 灰藤色。
名古屋帯。 麻。 琉球紅型。 藍色地。 水の流れと花の柄。 (いしみね工房「藍風」)
五嶋紐。 単衣・夏用。 極薄桃色。
変わり紗?の帯揚げ。 草木染(梅染め)。 灰紫?の濃淡。 蜻蛉柄織り込み地。(堤木象)
透かし織り雨コート。 薄紫・薄い黄水仙色。

雨にもめげず着物を着たものの、初めの予定の着物は止めて、大島紬も着る気分じゃなくて、
久しぶりに完全雨仕様のシルックの着物にしたら、この時期に合繊はやっぱり暑い。(苦笑)

2013.6.19 [水] このところ

今月は前半で観劇の予定は概ね終わり、あとは少しだけなので、15日からは専ら休養の日々。
って、いつだって趣味で遊んでいる外は休養ばかりなんだけれど..(苦笑)
休養が大事というのに1時間動き通しはマズイだろうと、健康づくり講座はまた暫くお休み。
漸く峠を越えたらしいけれど、痛みは続いていて、更に発疹の痕の痒みまで追加されて、
まだ展覧会などを観て回る元気はなく、観劇以外の外出はする気にならないままだから、
時間はたっぷりあるのに、グタグタしているうちに時間は経ってしまう。 う〜ん..

16日(日)の午後は、住まいの管理組合の通常総会と自治会総会に出席。
委任状の人が多く、出席は2割前後かしら? 
議事と関係ない発言をする人が複数いて、あらあらと思う。
自治会総会後の懇親会はパス。

17日(月)は、皮膚科に通院。
洗濯をしていて開院前に行けなかったので、ゆっくり行ったら結局2時間以上待った。 あ〜あ..
帯状疱疹後神経痛にいいというレーザー治療器による光線照射を3分間。
抗ウイルス薬はなくなったが、前回の鎮痛剤と胃腸薬に、今回はビタミンB12を補う薬が追加された。
ビタミンB12は、神経に働き、末梢の神経障害による痛みや痺れを改善するとか..そうなんだ〜 

18日(火)の午後は、MRIを取りに通院。
予約時間の30分前までに受付を済ますようにとのことだったが、
それを含めても1時間かからずに終了。 効率的でありがたい。
でも、結果は火曜日か金曜日の午前中に聞きに来るようにとの仰せだが、
こちらはまた長〜い待ち時間つきなんでしょうねぇ。(涙)
9時からの診察の受付開始が7時半で、整理券配布は7時前から始まるらしい。 う〜〜ん..

19日(水)の午前中は、3時間余の宅配便待ち。
午前中指定で宅配便を送ったとの連絡に、待てども届かず。 届いたのは正午の5分前。
このところ届くのが早くて、9時過ぎには届いていたし8時半過ぎに届いたこともあったから、
いつ来るかと落ち着かないまま、午前中が過ぎてしまった。
配達してくれる人によって担当地域の回り方がいろいろなのか、届く時間が違う。
今日の配達人は、まだ午前中だというようにケロッとしていたけれど.. でもね〜 5分前とは..

2013.6.18 [火] 14日は歌舞伎鑑賞教室へ

例年通り、6月・7月の国立劇場は歌舞伎鑑賞教室。
対象は基本的に高校生で、午前からの部と午後の部との1日に2回の上演。
大人は対象外で、予約のないところに入れてもらっている状態だったのを、
いつからだったか夜に2回だけ、社会人のための歌舞伎鑑賞教室ができた。
2回だけだし、関心を持っている人が多いらしく、切符を取るのは他の日より大変。
観たい人だけだから皆んな熱心で、学校によって当たり外れの多い高校生よりずっといい雰囲気。
しかも、社会人の〜では上演台本も貰えるので、予定が許す限り、この日に行くことにしている。

今月の解説「歌舞伎のみかた」は隼人と虎之介で、歌舞伎は「紅葉狩」。
隼人が、壱太郎と一緒に担当した以前の解説に比べ、うれしくなるような成長ぶり。
壱太郎・隼人から隼人・虎之介に変わった間に勤めた多くの舞台経験も含めた成長に感慨深い。
虎之介も今回の隼人のように成長ぶりを見せてくれる日が来るのだろうと思うと、それも待ち遠しい。

「紅葉狩」は、更科姫実は戸隠山の鬼女を扇雀、余吾将軍平惟茂を錦之介で、ともに初役。
局田毎を高麗蔵、侍女野菊を隼人、山神を虎之介、惟茂の従者右源太・左源太を宗之助・薪車など。
扇雀も決して悪くはないが、錦之介が端正な貴公子が実に似合って、いい感じ。
隼人の侍女も虎之介の山神も、年齢的に無理もないかと思うものの、硬さが目立ちイマイチ。
でも、鑑賞教室の演目としては、変化に富んでいるし、華やかさもあるし、いい選択だと思う。

これで今月の観劇予定は一段落して、あとは週に2回ずつ。

*****
大島紬。 緯・絹、経・綿。 泥染。 黒に白灰の横絣。 「霞」
袋帯。 芯なし仕立て。 絽綴れ。 白に近い生成り地。 空色・緑・金色で水の流れ?
五嶋紐(単衣・夏用)。 緑がかった藍色。 淡い緋色等入り。
帯揚げ・草履は、前回と同じ。

13/6/21 びわ
気になりながら見に行けなかったのでむかし桜さんのレポートで楽しみました。隼人君の成長、嬉しいなぁ。錦之介もいい役者ですよね〜。一條大蔵卿も見てみたい。
社会人の〜に上演台本がつくとは耳寄り情報をありがとうございます。
早速来月のスケジュールをチェックです。
13/6/23 むかし桜
高校生向けの漫画的な冊子は大人向けではないということで作ったのかもしれませんが、無料の上演台本って、もらってうれしいですよね。 尤もなかなか読めないでいますが..(苦笑)

2013.6.18 [火] 13日も能楽堂に

夜は前日に続き2日連続で国立能楽堂に出かけた。 この日は国立能楽堂の企画公演。
「能を再発見する�V−業平のゆくえ−」で、対談と、世阿弥自筆本によるお能「雲林院」。

今月一番見たいお能だったが、朝からの雨に、帯状疱疹の痛みも強くて、行くのは止めようかと、
少し迷いもあって、少なくもお能の前の対談はパスしようかと時間を問い合わせたりしたものの、
そう言っているとお能さえ観損ないかねないと頑張って、どうにか開演前に行くことができた。
ただ、着物を着る気力はなく洋服。

40分の長めの対談は、体調的に無理して聞かなくてもよかったかと思ったものの、
お能は楽しく、来てよかったと思いながら鑑賞。
世阿弥自筆本によるお能も最近は上演されているようだが、今回のはそれとも別。
現行曲でのお能も従来の世阿弥本に基づくお能も観たことがないので比較できないが、
どちらにしても、今回の上演を楽しんだ。
現行曲でも従来の世阿弥本に基づく上演でも観てみたいと思うくらい好奇心も刺激されて、
早く機会が来ないかなぁと思っている。
シテ(老人・在原業平)を梅若玄祥、ツレ/二条后を大槻文蔵、藤原基経を片山九郎右衛門、
ワキ/芦屋公光を福王和幸、地頭を観世喜正など。
囃子方は、松田弘之、幸正昭、亀井広忠、大川典良。
面は、前シテ/老人が朝倉尉、後シテ/在原業平が中将、二条后が小面、藤原基経が邯鄲男。

2013.6.18 [火] 12日は定式能へ

雨模様の中、また夕方から国立能楽堂に出かけたが、国立能楽堂の主催公演ではなくて、
東京能楽囃子科協議会の今年度2回目の定式能で、6月夜能。
還暦祝賀能を兼ねていた豪華版の3月の定式能に比べると小ぢんまりしている感じで、
見所も正面席はほぼ満席だったが脇正面・中正面には空席が結構あって、少し寂しかった。

番組は、前半がまず舞囃子を3曲で、「弓八幡」山井綱雄(金春流)、「初雪」本田芳樹(金春流)、
「天鼓 盤渉」宝生和英(宝生流)、 続いて一管「烏手」中谷明(森田流)。
休憩後の後半が、狂言「鍋八撥」(和泉流)と、能「俊寛」(宝生流)。

始めの舞囃子の3曲とも、月曜の青翔会と比べ余裕さえ感じられる舞で、能楽師による違いを実感。
特に「弓八幡」は能楽師がともに金春流だったので、その感が強かったように思う。
どんなにプレッシャーがあるかと思われる若い宝生流宗家の精進ぶりも拝見できたし、
ごく短い一管も、笛の音色を楽しく聴けた。
狂言「鍋八撥」は、初見だったが狂言らしいお馴染みの展開を楽しんで観た。
三宅右近、三宅右矩、三宅近成。
この日の私の期待の能「俊寛」は、歌舞伎との違いに目を見張る思いで、でも楽しく鑑賞。
シテ/俊寛・高橋章、ツレ/康頼・大友順、成経・小倉伸二郎、ワキ/使者・宝生閑、
アイ/従者・高澤祐介、後見頭・宝生和英、地謡・大坪喜美雄、武田孝史など、
囃子方は、一噌仙幸、大倉源次郎、亀井忠雄。

月曜日と比べ、体調の悪さがあまり気にならず却って舞台に元気をもらった感じで、
また雨の降りだした中をうれしく帰宅。

*****
小紋。 綾羅織、 青・灰色系。 (染工房・連、染織作家・茂美)
名古屋帯。 夏紬。 茄子紺色地。 灰みの紺色の暈しの丸柄。
五嶋紐(夏・単衣用)。 白色に薄緑・銀、端は肌色。
紋紗の帯揚げ。 薄橙色と薄青緑色の染分け。 変わり麻の葉模様。
雨仕様のウレタン底の草履。 灰緑×黒色のオストリッチの天・鼻緒。 (絹揺履)
透かし織り雨コート。 スリーシーズンコート。 薄紫・薄い黄水仙色。

2013.6.15 [土] 11日は歌舞伎座の第三部へ

第三部は、「御存鈴ヶ森」と「助六由縁江戸桜」。
「御存鈴ヶ森」は、第一部の「鞘當」と同じ鶴屋南北の「浮世柄比翼稲妻」の一場面。 
ともに単独での上演が多いが、雰囲気は随分違い、同じ月に両方見られるのは珍しい。
こちら「御存鈴ヶ森」は、前半は可笑しさ一杯の滑稽味溢れた場面の連続で、
後半の幡随院長兵衛が登場してからの白井権八との2人の場面は、粋な江戸風。
長兵衛を幸四郎、権八を梅玉で、雲助を團蔵、家橘などに、飛脚を錦吾。

「助六由縁江戸桜」は、成田屋の助六だから、恒例の河東節十寸見会御連中の出演つき。
亡くなった團十郎に捧ぐということで、助六実は曽我五郎を海老蔵が替って勤めている。
他は、揚巻を福助、白酒売新兵衛実は曽我十郎を菊五郎、髭の意休を左團次、曽我満江は東蔵。
それに、吉右衛門、三津五郎、又五郎、菊之助、七之助など、團十郎に合わせた豪華な顔ぶれ。
海老蔵が、よかった〜
新しい歌舞伎座に立てなかった父・團十郎への思いもあるだろうし、
襲名披露公演並みの先輩たちに囲まれて、いい意味での緊張感もあるだろうし..
上手くなったわね〜と思いながら観ていた。 これからの楽しみが増えて、うれしい。

*****
塩沢絣。 藍色地に黒・鼠色の縞。 黒の飛び柄。
名古屋帯。 夏紬。 生成り。 蛙の柄。 (Kinami)
五嶋紐。 水色、 房は薄桃色。 
濃淡青色の染分けの帯揚げ。
ラバーソール台の草履。 濃深緑色の革の天・鼻緒。 (菱屋のカレンブロッソ)
青色系の雨コート(春〜秋用)。

帯は雨模様の天気に合わせた柄の、夏紬地に描いていただいたものにしたが、
小物は夏物でなく今まで通りにしてしまった。(汗)
展示を拝見しがてらキイさんに見ていただくつもりが、体調的に断念。

2013.6.15 [土] 遡り日記 9日・10日

9日(日)は押上経由母の処へ
顔の傷も大分治ってきたので母の処に行くことにして、その前に押上に。
カレーが食べたくて、まずスパイスカフェに行って、ペアーカレーランチ。
カレーはラッサムと日替わりの海老を選択し、飲み物は珍しくアイスティーをいただいた。
お腹がよくなったところで、天真庵でチーズケーキとコーヒー。 ベトナム出張の写真を拝見。

それから母の処へ行ったら、普段と違うバスの路線だったためか、思っていたより早く着いた。
第2日曜の生け花(オアシスに挿す)が終わって、まだ食堂兼ロビーでノンビリしていたので、
私もそこで暫く話しながらおやつが終わるのを待って、母の部屋へ移動。
いつものように話をしたり、写真を見ながら誰だか確認したりして、2時間近く。
私の顔については、やはり気づかれなかった。
ホッとする反面、母の気づきの範囲が狭くなっていることを再認識し、寂しくもあり。

*****
10日(月)は朝から夜まであちらこちらへ
朝イチで通院、午後はサークル練習に参加、そして若い能楽師たちの青翔会へ。

金曜の夜からの痛みが酷くなる一方で、半端じゃなく痛いので、朝一番に皮膚科に通院。
開院時刻前に行ったつもりが、待合には既に人がたくさんいて、もう35番目というのでビックリ。
医者は一目で帯状疱疹だとの仰せ。 えっと思いながらも、汗疹じゃなかったと納得。
早く医者に行ったので直によくなるだろうと言われ、1週間分の薬を処方してくれた。
それだけ飲めばよくなるならと少しホッとしたが、薬局で薬代が高いのにまたビックリ。
成程、医者に聞いたかと問われたのが分かる金額。
でも早く治るなら文句はないけれど..

午後はサークル練習に参加。
お世話というほどではないけれど、このところ少し認知症かかっている方の補助をしているため、
休むのも気がかりで、高齢者にうつしたら大変だけど風邪と違い心配はなさそうなので参加。

予定通り1時間ほど早退させてもらい、その後は能楽研修発表会・第1回青翔会を観に回った。
以前は無料で自由席だったのを、今回から気持ちばかりの入場料金で指定席にしての発表会。
狂言・和泉流「隠狸」、舞囃子を4曲(金春流「弓八幡」、観世流「敦盛」、観世流「東北」、
観世流「融」)、能・宝生流「胡蝶」。
私は初めて観に行ったのだが、楷書も楷書、原稿用紙のマス目にキチッと入った楷書の印象。
こういう、若手能で観る能楽師より更に若手の舞台を見ると、研鑽が如何に大事か分かる。
そして今更ながら、いつもどんなにいい舞台を観ているのか実感として分かった。
終演後は真っ直ぐ帰宅したが、流石に疲れて、痛みも増して、
最後の予定は止めればよかったかと少し後悔も..

2013.6.15 [土] 8日(土)は「天鼓」を観に

第2土曜日恒例の午後の普及公演を観に能楽堂へ出かけた。
番組は、解説・能楽あんない「魂鎮めのうた」、狂言・和泉流「昆布売」、能・宝生流「天鼓」。
今日の楽しみは最後のお能の「天鼓」。

解説・能楽あんないは毎月解説者が違って、様子も当然違う。
詩人という今回担当の方は、能楽師・狂言師を敬うとても丁寧な話しぶりで、
説明内容はプログラムに書いてあることが殆ど。 う〜ん..
前もそうで、知人もイマイチと言っていて、聞かなくてもいいかしらと思ったのを思い出した。

狂言「昆布売」は、供なしに外出したが自分で太刀を持つのが嫌で、誰かを供にして持たそうと
通り掛かった昆布売りを脅して無理やり太刀持ちにさせたものの..と「二人大名」と同じ展開。
持たせた太刀で逆に脅されて、昆布売りの言うままに、さまざまな節で昆布を売るはめになるが、
この、いろいろの節付けが楽しくて、観ているこちらも陽気な気分になる。

能「天鼓」は、とても期待して行ったのだが、
悪くはなかったけれど、漠然と思っていたほどの印象ではなく..
前シテの面が独特だったが、初めて目にした名で、忘れてしまった。(哀)

*****
終演後は直ぐに帰宅して夜の健康づくり講座に出席。 こちらも2週間休んだので3週間ぶり。
でも、2日前に他の講座に出席したのが準備運動になったらしく、
時々休みを入れながらも、どうにか1時間動けてホッ。
帯状疱疹には安静が必要というのに、思いもしなかったので..
マズカッタと後で思ったけれど、知らぬが.. 

*****
丹後 花織。 草木染(ラベンダー染) 無地。 パープルグレー系? (お初)
袋帯。 灰色地、水辺の柳に鳥。 川島睦郎「流水柳鳥文」。 (津村)
伊賀組紐。 青みの紫色、片側は極薄桃色・緑色。 撚り房。 (松山好成)
灰みの空色と肌色の染分けの帯揚げ。 地模様入 。

2013.6.12 [水] 帯状疱疹で、痛〜い日々

先週の金曜の夜の突然の強い痛みは、汗疹の撚りなどではなく帯状疱疹のせいだった。
病名はよく知っている帯状疱疹だが、こんなに痛いとは思っていなかった。
抗ウイルス薬に鎮痛剤などを飲んでも、痛みは相変わらず続いていて、
ともかく痛い、じっとしていても痛い.. 痛い、痛い、痛〜い..(苦笑)

でも水疱瘡と違い、人にうつることは、あまりないそうで、
私のようにブツブツとした赤い発疹のまま水ぶくれにならなかった場合は更に心配ないらしいし、
観損ないたくない公演が続くので、気分転換も兼ねて予定通り観劇に出かけているが、
帰って来る頃には痛みと疲れとでグッタリ。 着替えるや否やバタンと倒れ込む始末。

帯状疱疹って今まで間違った認識をしていて、子供の頃に水疱瘡にかからなかった人が
大人になってかかると帯状疱疹になるのだとばかり思っていたが、そうじゃなくて再発だった。
医者で説明代わりにもらった冊子やネットで調べた情報によると、
水疱瘡を起こす原因ウイルスと同じ水痘・帯状疱疹ウイルスによって起こる病気で、
子供の頃に多くの人がかかる水疱瘡は、治ったといってもウイルスが消滅したわけではなく、
身体の神経節に隠れて、長い場合は何十年も潜伏し続けるのだそう。
そして、免疫力が低下したときに潜んでいたウイルスが復活し、帯状疱疹となって現れるとのこと。

つまり、帯状疱疹になるのは、身体の抵抗力・免疫力が低下している証拠らしい。
免疫力が低下する原因には、過労、怪我、大きなストレス、病気、手術、高齢化などがあるそうで、
怪我の後に帯状疱疹でガックリきていたが、要は高齢と怪我による体力低下のせいらしいと納得。
安静と栄養をとって、養生するしかないようだ。

年間50万人前後、生涯では2000万人以上(つまり一生のうちに5〜7人に1人)がかかる
日常的な病気らしい。
高齢者に多い病気だったが、最近では20〜30歳代の若い年代にも増加しているとか。
皆さん、疲れすぎないよう気を付けてくださいね。

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13/6/14 むかし桜
かおかおさん、nekomamaさん、お気遣いいただき恐縮です。
nekomamaさんも経験者なのですか!  いや〜半端じゃなく痛いですねぇ。
こう痛いと何かしようという気力がなくなってしまいますね。早く治るよう願うばかりです。
かんから
大変でしたね。少しでも回復に向かわれているといいのですけど。
お怪我などもあってお疲れだったのでしょうね。
ゆっくりお身体を休めて、どうぞお大事になさってください。
13/6/15 むかし桜
ご心配いただいて、スミマセン。 ありがとうございます。
発疹は峠を越しましたが、痛みは相変わらずで、痛たたた..とやっています。
私は高齢と怪我による体力低下・免疫力低下のせいだろうと思っていますが、
若い方にも再発して帯状疱疹にかかる方が増えているそうで、
病気や怪我だけでなく、過労や大きなストレスなども引き金になるようですから、
どうぞ皆さんも身体を労わってご無理をなさらないでくださいね。

2013.6.7 [金] 今日も歌舞伎と展覧会に

昨日に続き、また歌舞伎と展覧会の組み合わせ(笑)で、まずは歌舞伎座で第二部を見物。
今月の歌舞伎で一番楽しみな「土蜘」があるが、その前に「壽曽我対面」。

「対面」は、仁左衛門の工藤祐経で、菊之助・海老蔵の曽我十郎・五郎。
それに、芝雀の大磯の虎、孝太郎の小林妹舞鶴、七之助の化粧坂少将、愛之助の鬼王新左衛門。
愛之助はちょっとだけの出演が少し物足りないけれど.. あと、市蔵、亀蔵、松江、男女蔵など。
祐経と十郎・五郎兄弟の対比に傾城など、色彩豊かで絵になる一幕を楽しんだ。
何より、菊之助・海老蔵の曽我十郎・五郎が、和事・荒事の対照を若々しく演じて綺麗。
衣裳が違うためもあり仁左衛門が昨日よりは痩せて見えなかったが、声はやはり弱い。
芝雀は俎板帯の傾城だからか昨日より顔の丸さが目立たず、衣装の違いは大きそう。

楽しみにしていた「土蜘」は、菊五郎の僧智籌実は土蜘の精。
それに、吉右衛門の源頼光、三津五郎の平井保昌、魁春の侍女胡蝶、芝雀の巫女榊、
権十郎の渡辺源次綱などで、アイに当たる番卒は翫雀・松緑・勘九郎。
太刀持ちを玉太郎、石神実は小姓を藤間大河で、成長の早いこと。
菊五郎が、最初の登場から正体を現して千筋の蜘蛛の糸を繰り出しながらの闘いまで、
花道から本舞台に片足で跳んでくるところなども元気に勤めていて、うれしい。
昨日は素晴らしい俊寛を見せてくれた吉右衛門だが、この役はしっくりこない印象。
一方、初役らしい三津五郎の平井保昌がとってもよくて、最近の三津五郎の復活ぶりがうれしい。
とても楽しく観ながら、蜘蛛の糸の扱いは後見次第のところもあるわねぇと今回も思った。
「対面」で十郎が押し潰した三方の欠片を片づける後見の手際も大事だが、
ここでの糸の扱いは、下手すると絡みつくばかりで半端じゃなく大変だが、実に手際よく◎。

*****
金曜日は美術館の開館時間が延長されていてありがたいと、直ぐにメトロで六本木に移動。
歌舞伎座下の東銀座駅から日比谷線で一本だから、あっという間に到着。
「もののあわれ」と日本の美@サントリー美術館。
観て回っているうちに左側の胸下と背がひどく痛んで、一通り観ただけで断念して退出。
無理しても仕方ないし、印象に残った何点かがあったから、まあいいかと..

ミニデザートつきで軽く夕食を取って帰宅してから確認したら、子供みたいに汗疹の撚りらしい。(涙)
一昨日汗をかいたところに、昨日の健康講座でまた汗をかいたのがいけなかったのかしら?
ともかく痛くて、出かける時は暫く絆創膏を貼った方がいいかしらねぇ〜

*****
紬訪問着。 大島紬。 灰色ぼかし。  斜め柄の入ったもの。 (お初)
手織つづれ帯。 金を散らした薄灰青色地。 菱形に華紋入り。
五嶋紐。 水色。 房は薄桃色。
絞り入りの薄浅葱色?の帯揚げ。
粋紗の塵除け。 黒地に、赤い笹の葉柄。

着物は仮絵羽のまま仕舞い込んでいて、漸く今春に仕立ててもらったもの。
大島紬だから軽〜いけれど、当たり前ながら着たらやっぱり訪問着。(笑)
やまぶどう籠は合わないと思っても、準備が遅くてバッグの中身を入れ替えることができず、
塵除けを着て誤魔化したつもり。 透けるから丸見えだけど..(爆)

2013.6.6 [木] 歌舞伎と川鍋暁斎の能・狂言画

6月6日は、お稽古事を始めるのにいい日とされていたような気がするけれど..
私は稽古事とは関係なく趣味に浸り、歌舞伎見物と能・狂言画の鑑賞。

3ヵ月目に入った歌舞伎座のこけら落大歌舞伎、今日は第一部を見物。
まず、橋之助の不破伴三衛門、勘九郎の名古屋山三、魁春の茶屋女房で「鞘當」。 
桜満開の舞台に、伴三衛門の衣裳が赤・黒色の雲に稲妻で、山三は明るい空色で雨に濡れ燕。
目に鮮やかな歌舞伎らしい華やかさを楽しむ。

次が、三津五郎の喜撰法師、時蔵の祇園のお梶で、舞踊「六歌仙容彩 喜撰」。
所化は秀調、亀三郎、亀寿、松也、梅枝、歌昇などに、多数の若手が勢揃い。
時蔵もよかったけれど、三津五郎が秀逸。 飄々として洒脱で軽妙。
この頃「喜撰」は三津五郎で観ることが多かったが、やっぱりいいわね〜と思う。
富十郎さんがいない今は、この踊りは三津五郎のものだと思いながら観ていた。

そして、「平家女護島 俊寛」。
吉右衛門の俊寛僧都で、梅玉の丹波少将成経、歌六の平判官康頼、芝雀の海女千鳥に、
仁左衛門の丹左衛門、左團次の瀬尾など。
観始めた頃は結構楽しく観ていた「俊寛」だが、最近は食傷気味で大して観たくなかったのだが、
とんでもない、とってもいい舞台。
何と言っても、吉右衛門の俊寛が素晴らしく、堪能した。
梅玉の成経が、最近はもっと若い人で観ていたから第一印象は、あらら.. でもやっぱりいい。
芝雀の千鳥も田舎娘の素朴さ・一生懸命さがあって、それらしいし、他も芝居全体を楽しんだ。

ただ、気になったのは芝居じゃなくて(笑)、仁左衛門の痩せ方。
台詞回しは相変わらず聞かせるけれど、声も弱い。
足を出す衣裳のせいで目立つだけじゃなく、船から降りる時の足取りも心配になった。
逆に芝雀は少し太り気味で、今日は特にまんまる。 
皆さん、お元気でね、お願いしますよ.. と思う。

*****
3部制で終演が早いのを幸い、終演後は展覧会に寄ろうと直ぐにメトロで移動。
三井記念美術館の特別展「川鍋暁斎の能・狂言画」を観に行った。
能・狂言の場面を思い出しながら楽しく観て回った。

デパ地下の叶匠寿庵で今夏初の氷を食べたくて(笑)、また移動。 バニラアイスつきで抹茶蜜。
今日は汗をあまりかかずに済んだと思いながら、夜の健康づくり講座に出席のため急いで帰宅。
2週間休んでしまったので3週間ぶり。 動きが硬いし筋肉痛必至でしょうねぇ。
1時間動いて今度は汗ぐっしょり。 でも、気持ちのいい汗。

*****
紬訪問着。 草木染(丁子染)。 生成り地に黒の縞格子。 (ひなや伊豆蔵明彦創作紬きもの)
袋帯。 草木染。 灰茶色の濃淡ぼかし。 (ひなや)
着物地と同じ、丁子染、生成り地に黒の縞格子の帯締め。 (ひなや)
草木染の灰茶色の帯揚げ。 (ひなや)
ひなやの灰茶色の鼻緒を挿げた藍色の台の草履。
大判ショール。 草木染、灰色暈し。 (富田五郎)

今日も観劇帰りに展覧会に寄る予定で、汗をかいた昨日に懲りて塵除けは止めてショールにした。
ひやなの草木染の着物は、個性的な紬だが、見ても着ても普通の着物だけれど、
背縫いも脇縫いもない広幅の生地で、縫い代の始末などが洋服仕立てみたいなミシン縫いの着物。
帯・帯締め・帯揚げつきの一式。 
草履もひなやの鼻緒ので揃え、ショールも草木染にしてみた。

2013.6.5 [水] 能「藤」と神坂雪佳の絵を観に

午後の能楽の定例公演を観に国立能楽堂に出かけた。
番組は、狂言・大蔵流「文荷」と、能・観世流「藤」。
狂言「文荷」は観たことがあるが、能「藤」は曲名は知っているものの観るのは初めて。
と思ったら、演能の少ない稀曲だとか。
藤の名所と古歌に詠まれた越中の国「多ごの浦」に現れた藤の精が、
僧の法華経の功徳で成仏し、報謝の舞を舞う「草木成仏」の思想が主題だそう。
先月の「杜若」と似た曲だが、物語性は薄く華やかさが強かった。
藤花を飾った塚、シテの藤花を飾った天冠・藤の長絹などの華やか装束が印象的。
面は若女だったかしら?  能面師のお名前も書きだされていたのに思い出せない。

終演後は、デパートの展覧会「美の競演 京都画壇と神坂雪佳」@高島屋を観に日本橋に寄った。
琳派の継承者で近代デザインの先駆者という神坂雪佳の、独特のデフォルメされたような絵。
行ったことのない京都の細見美術館に、機会を見つけて行ってみたいと強く思う。

*****
付下げ。 小豆がかった藤色地。 サーモンピンク、鶯色、茶系の洒落暈し染。(お初)
袋帯。 博多織・紹巴。 黒地。 つゆ芝に蛍。 (若林弘恵)
伊賀組紐。 極薄桃色、片側に薄黄緑色入り。 撚り房。 (松山好成)
薄地の極薄緑色の帯揚げ。 (Kinami) (お初)
薄水色のエナメル加工台の草履。 紬地の鼻緒。
塵除けに、透かし織単衣コート。 薄緑色・薄黄緑色のグラデーション。

久しぶりの着物は単衣仕立てで、軽〜い! が第一印象。(笑)
単衣って、こんなに軽かった?と改めて実感。 これなら今月いっぱい単衣で大丈夫そう。

着物は、買ったものの仕舞い込んでいて(ゴメンナサイ)、数年ぶりに日の目。 
好みの色合いの、ほぼマイサイズの仕立上がりの単衣をネットで見つけて購入したら、
届いた着物は画像と色味の印象も生地感も違って、実物を見て買わなくちゃダメだと、
仕舞い込んで殆ど忘れていたが、去年見たらそんなに悪くないと思ったものの結局着ないまま。
着てみたら、悪くなかった。(爆)
蛍の柄の帯は、夜が相応しく昼に締めたくなかったが、締め損なうのが嫌で強行。(大爆)
展覧会に寄って歩いたせいか塵除けのせいか、暑くて汗が凄い。 帰宅後は即シャワー。

2013.6.4 [火] 夏ヴァージョン

見かけはもう随分治ったので、そろそろ着物を着たいし、もう美容師さんにも驚かれないだろうと、
すっかり長くなってしまった髪を切ってもらいに行って来た。
髪を切らなくちゃと思いながら先延ばしにしていたら思いがけない怪我で髪どころじゃなくなって、
いつもなら2ヵ月で切ってもらうのに、今回は約3ヵ月近く経ってしまった。
髪型はいつものボブだけれど、昨夏に薦められて気に入った後ろを短くした夏ヴァージョン。
涼しくて、着物の衿にもかかり難いし、頭が軽くて、髪を洗うのも楽。 不精な私向き。(笑)
でも今回の美容師さんのは前横が去年より短くて.. ちょっと子供っぽいかも..

着物を2週間着ないうちに季節は移って、衣替えも過ぎ、単衣の季節。
着物は直ぐに出るけれど、もう袖無双の長襦袢は暑くてお呼びじゃない。
面倒がっていないで、単衣の長襦袢に半衿をつけなくちゃと思うものの..
私の着物着用の最大のネックの半衿掛け。(苦笑)
2枚しかない襦袢につけるビーズの半衿の色を決めて、さっさと付けちゃいましょうと、
思うのだけど..

13/6/6 ふうまま
お怪我の方が落ち着いたようでよかったです。
正直言いますと私も“何で・・?”という転び方は結構あります。
山では非常に危険なのですが、気が付くと腕立て伏せをしていて???
やたらと廻りに笑われたりしています。顔からダイブもありました。その時は夫婦喧嘩といって相方のせいにしたり、落ち込まないようにしてましたよ。美しいお顔に痕が残らないようでよかったですね。

13/6/7 むかし桜
お気遣いいただいて恐縮です。 頬骨の痛みと腫れなどはまだありますが、見かけでは気づかれない程度になってきました。 ふうままさんでもご経験ありとすると、年齢とは必ずしも関係ないのでしょうかねぇ.. 何はともあれ繰り返さないように気を付けたいです。 6日から健康づくり講座出席も再開しました。 ふうままさん、ご心配いただいた皆様方、ありがとうございました。

2013.6.3 [月] オペラ「コジ・ファン・トゥッテ」

夜は、モーツァルトのオペラ「コジ・ファン・トゥッテ」を観に(聴きに)出かけた。
ダミアーノ・ミキエレットの現代的な演出に気を取られてしまった前回に比べると、
再演の今回は演出に戸惑うこともなく、音楽・歌ともに楽しめて、
終わってみたら、こういう演出も悪くないと思った。
ただ、シリアスな内容であっても陽気な喜劇なのだから、舞台美術が少し暗い気がする。

それにしても、こういう現代的な演出だと一度見ればいいと思う人が多いらしく、
シーズンチケットを取っている人以外のリピーターが少ないようで、
公演初日だというのに空席が多くて、劇場全体がオペラ気分に欠ける感じ。
外国人歌手はこの劇場に初出演の歌手が多かったのに、気の毒な気がした。

指揮:イヴ・アベル
フィオルディリージ:ミア・パーション、 ドラベッラ:ジェニファー・ホロウェイ、
デスピーナ:天羽明恵、 フェルランド:パオロ・ファナーレ、
グリエルモ:ドミニク・ケーニンガー、 ドン・アルフォンソ:マウリウィオ・ムラーロ

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