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2014.1.31 [金] 旧正月に新年会

夜は学生時代の部活同期の新年会に出席。 奇しくも旧正月の新年会になって、めでたいこと。
大学構内にできたという椿山荘カメリアでフランス料理のフルコース。
駅を降りたら、見当もつかない辺りの変化に、今浦島の気分。
思い込みで歩き出して、直にあれれっ.. 新しい出口だったらしく、やっぱり方向違い。
戻って、交差点に見覚えのある店や知っている店名を見つけ、ホッとして歩いて行った。

一緒に過ごした期間は短くても、10代終わりの友人たちは気が置けなくて、おしゃべりに花咲いた。
卒業30年(だったかしら?)記念の温泉旅行以来という人(女性)も1人出席。
退官しても、大学での講義・講演で忙しく、今度は弁護士事務所に加わるとのこと。
今日も講演で2時間話したため声が出ないと言う通り、かすれ声になっていた。
引退して悠々自適の人、まだ何かと仕事をしている人、現役の仕事人.. さまざま。

今回の参加者19人中、女性が7人で、女性の率が上がっているし、
いずれ女性の会になるだろうとの男性の発言に、皆で寿命を考える一幕もあったが、
オードブル、スープ、魚料理、ステーキ、デザート、珈琲のフルコースを殆どの人が残さず食べて、
飲み物も、乾杯のスパークリング、白ワイン、赤ワイン..などを人によっては飲み過ぎなくらいで、
まだ元気な人が多いのを喜びながら、早々に発表になった暑気払いの会での再会を約して散会。
(今もNYに行っている人が例年8月もNYなので、次回は彼女も参加できるようにと、
 早いけれど7月の暑気払いの会をもう決めたとのこと。)

私はこの友人たちとの新年会には初参加で、着物での参加も初めて。
もう1人の着物での参加者は、黒地に新年会らしい祝い柄の総柄小紋が素敵だった。

私は、お祝い気分もあって洋服の中で違和感がないような着物でと、
浦野理一さんの向鶴菱文様の藍の型染の紬小紋で出かけた。
辛うじて帯揚げだけは違うものの、今月半ばの歌舞伎座と同じ帯で帯締めも同じになってしまった。
この着物に別の帯でと思っていたが、始動が遅くて合う帯を見つけ出せず..
いつか改めて、この着物に合う帯を探しておかなくちゃ..

2014.1.30 [木] お能 のち オペラ

夜は1年近く前から決まっていたオペラがあるので一瞬迷ったものの、
国立能楽堂の企画公演は、短い仕舞と連吟だけど復曲もの2曲に、観たいと思っていた「西行桜」。
時間が違い両方行かれるのだから行かないってことはないでしょうと、お能にも行くことにした。

まずは、企画公演@国立能楽堂。
おはなし、仕舞・復曲「玉水」、連吟・復曲「実方」、もう1度おはなし、能・観世流「西行桜」。
珍しく2度に分かれた話は、初めが復曲の2曲について、2度目が「西行桜」についてだった。

仕舞「玉水」のシテは観世銕之丞、連吟「実方」のシテ(地頭も)は梅若玄祥で、
銕之丞さんの舞、玄祥さんの謡、どちらもよくて、見応え・聴き応えがあって楽しんだ。
特に玄祥さんの謡というか声というか、つくづく いいわねぇ〜と思いながら聴いていた。

能「西行桜」は、初見で楽しみにしていたのだが、地味な印象。 小書「杖之舞」つき。
途中までは登場人物も多く賑やかで、華やかな舞台を期待していたが、
桜とは違う印象というか禅問答のようなというか、華やかさが無くてイメージ違いだった。
プログラムの写真で分かっていてもよかったのだが、予期してなかったので、あれれ..な気分。
動きがあるか華やかなお能の方が楽しめるのは、未だに初心者の域を出ないということらしい。
ゆっくりした「杖之舞」もしっかり観られたから問題なしではあるものの、
シテの老桜の精の登場あたりでほんの一時だったが記憶が飛んで..
寝不足ではなかったのに、食後2時間くらいした頃が一番アブナイみたい。(苦笑)
シテ/老桜の精・大槻文蔵、ワキ/西行法師・森常好、ワキツレ/花見客・殿田謙吉ほか多数、
アイ/能力・野村万作。 主後見・赤松禎英、地頭・観世銕之丞。
囃子方は、藤田六郎兵衛、大倉源次郎、亀井忠雄、三島元太郎。
シテの面は石王尉。

*****
予報通り降り出した雨の中を、次の予定のオペラ「蝶々夫人」を観に回ったら、
なんと、タイトルロールの蝶々夫人役の歌手が体調不良で初日公演をパス。
カヴァーによる公演という驚きが待っていた。
急なことで、開演前に担当スタッフのお詫びの挨拶つき。
でも、その代役が頑張って、カーテンコールでは大きな拍手。

指揮:ケリー・ウィルソン、
蝶々夫人:石上朋美、 ピンカートン:ミハイル・アガフォノフ、 シャープレス:甲斐栄次郎、
スズキ:大林智子、ゴロー:内山信吾、など。

蝶々さんの女中のスズキが白足袋を履いているのが気になるのは、着物を着るからでしょうねぇ。
他にも蝶々さんの婚礼衣装やら何やら気になることが多い、歌舞伎でも見て勉強してほしいとの
友人の批評に、日本人の演出なんだから、ご尤もと思う。

充実した日だったが、お能の前に最寄駅近くで昼食を取ろうと、雨の予報にもめげず着物を着て、
昼前の11時頃には家を出たので、 夜11時頃の帰宅(それも2日連続)に疲れを覚えて、
遊んで来たのにダメでしょと自分を叱咤。(苦笑)

*****
綾の手紬。 本藍染。 藍色の濃淡。 花織。 (秋山眞和・作、佐藤昭人・藍)
袋帯。 虹染め。 霞地紋。 紅色のぼかし。 (本郷大田子) (お初)
伊賀組紐。 濃淡紫色の菱形に薄緑色入り。 蛸足房。 (松山好成)
コートは雨コート兼用の対丈。 西陣織能衣装・籠目模様。
黒地に多色のカシミール刺繍の入った大判ショール。
ウレタン底の草履。 灰緑×黒色のオストリッチの天・鼻緒。 (絹揺履)

お能「西行桜」に因んで、でも桜の柄は早過ぎるから、色合いが桜色(桃色?)の帯を締めて、
藍色の着物に紅色の帯という少し派手な印象の組み合わせ。(笑)
オペラで会った友人が、地味な色合いの着物だからそのくらいの帯で丁度いい的なことを
言ってくれたので、ホッ。

オペラ劇場のボックスオフィスに用があって待っていた時に、まだコートを着用していたが、
知らない方が素敵な着物ですねとわざわざ褒めに来てくださって、うれしいビックリだった。
洋服だと自分ながらにお洒落している(と思う)時でも声を掛けられることはないのに、
着物だとお褒めいただいたり声を掛けていただいたりすることが珍しくないのが不思議。
着物って日本人にも魅力があるのでしょうねぇ。 もっと着物人口が増えるといいのに.. 

2014.1.29 [水] 漸く今年の初オペラ

夜はオペラ「カルメン」を聴きに出かけた。
19日が初日だったのだが、弟の1年祭を行うというので、慌ててイクスチェンジサービスを利用。
やはり「カルメン」は人気があって、問い合わせた時は変更できる席がないとのことで、ガッカリ。
無駄にしては勿体ないから、替りに行ってくれそうな人の顔をあれこれ思い浮かべたりしていたが、
幸いに変更できる席が出て(このクラスでは一番悪い席だが)、今年初めてのオペラ。

私の耳にも聴き慣れた音楽の連続だから、席のせいで舞台が遠〜いと云う印象もなんのその、
気楽に観て聴いて楽しんできた。  珍しく、観たというより聴いたという印象。(笑)

指揮:アイナルス・ルビキス
カルメン:ケテワン・ケモクリーゼ、 ドン・ホセ:ガストン・リベロ、
エスカミーリョ:ドミトリーウリアノフ、 ミカエラ:浜田理恵、など。

*****
色無地。 薄灰緑色(薄青磁色?)。 寿光織。 本茶四度染。
袋帯。 正倉院鳳凰華文。 青灰色地。 紹巴。 「国宝の旅」 (となみ)
唐組紐。  白・藤・紺・青に金入り。 (道明「波の緒」)
草木染(刈安?)の帯揚げ。 渋い山吹色。
金・白色の五嶋紐の鼻緒の草履。 薄金色台。

2014.1.27 [月] ジビエ・イタリアン

久しぶりのパッソアパッソは、冬の間はジビエ専門店と化する。
ミニトマトなどとともに吉田牧場のモッツァレラチーズをいただいて、いよいよスタート。
アミューズは、1度も冷凍されていない正に生のナガスクジラが入ったとのことで、それ。
クジラとは思えぬ癖のない優しいが、しっかり味。
次はジビエの盛り合わせ。 添えられた野菜ともどもいろいろな色彩が食欲をそそる。 
各種のテリーヌは、熊、雉、アライグマ&イノシシで、アライグマのソテーに、
ジビエのテリーヌのカツ、熊(だった?)のレバーのパテだったか?など。
スープは雪人参と雉で、まず人参の味が口の中に広がり、それからじわっと..
次のリゾットは、フグの白子、熊?の..、黒トリュフのスライスがのって、イカ墨のソース。
パスタは、ビーゴリー。 もっちり感のある太麺で、ヒグマのミートソース。
メインは、小鹿のソテーで、硬いイメージの鹿肉とは思えぬ、頼りない感がするほどの柔らさ。
デザートは、洋梨のコンポートで、苺・ラズベリー・ブルーベリーと、キウイのシャーベット添え。
飲み物は、ここでの常になりつつあるハーブティー。 焼き菓子をいただきながらの〆。

ワインを多めに飲むと食べられなくなるので、少しにしてもらったが、
山梨のワイナリー「BEAU PAYSAGE」のワインが、香りも味も独特。
日本でもこんなワインができるのかと、少し感動してしまった。

ブドウ栽培から醸造まで、機械を使わず“手づくり”でワインを造るワイナリーだそうで、
ブドウ栽培からワイン作りの全ての工程を、オーナー1人で作っていられるのだそう。
私はいつものカウンターに入れていただいたのだが、後ろのテーブルに来ていらしたご様子。
シェフのお誕生日だったそうで、プレゼントのワインを持っていらしての、食事会らしかった。

「使える 牛肉レシピ」という昨秋出版の共著にサインを入れていただいて、土産に持ち帰り。
見るだけでも美味しそうだけど、作れるかしら?

2014.1.27 [月] ふたたび「三千両初春駒曳」

今年の正月も復活通し狂言を上演している歌舞伎公演の千穐楽を観に国立劇場に出かけた。
復活狂言なので、初めの方と終わりで、どう変化するかしないのか観たくての再見。
復活狂言は難しい! というのが、6日の印象だったが、
その割に、何が変わったということもないのに、千穐楽は随分良くなった気がした。
役者の慣れで流れがよくなったのか、観る方の私の慣れもあるのか(爆)、
それなりに楽しめて、少し驚いた。 無論、いい芝居だというのとは違うけれど..

*****
結城紬。 灰色。 地空き、雪輪柄。 (藤貫)
染名古屋帯。 塩瀬地。 手描友禅。 うぐいす色地に光琳梅模様で、梅に鶯。(笑)
渋い黄土・白・空色の3段組の帯締め。 (渡敬)
紬の帯揚。 京友禅。 灰藤色地に、白・灰・肌色入り。 (京姉小路)
灰色台のエクセーヌの草履。 灰紫色の組紐の鼻緒。 (伊と忠)
カシミアコートの上に、白地に濃淡赤色刺繍のカシミール刺繍のショール。

気温が低く寒さが厳しい日だったので、着物は予定を変更して、寒い日に頼りの結城紬に変更。
カシミアコートに大きなショールで、寒さ対策。

*****
終演後は、また可否道で珈琲休憩。
そして、本当に久しぶりのパッソアパッソ@門仲に伺ってイタリアンというかジビエ料理を堪能。

2014.1.26 [日] ご挨拶 & 自分メンテ

結局、片づけはそこそこに、自分メンテとご挨拶に出かけてしまった。(汗)
電話したら4時から1時間余りなら可能というので、短いけれど取り敢えずメンテの予約。

出かけるならその前にと、1月の内には伺いたいと思っていた天真庵@押上に出向いた。
後の予定を考えると飲むのも沢山食べるのも躊躇して、いつもの文膳は止めて、
前から気になっていた蕎麦をいただいた。
鹿児島の黒豚の原種「六白」の三枚肉を、かえしで長時間煮込んでつくったという肉入りの
温かい「とんさま」という蕎麦に珈琲をつけた「とんさまセット」。
ここのネーミングは楽しいものが多いけれど、これもそのひとつ。
戸を開けて一瞬ひるんだくらいの先客数で、私の後にも何人もお出でになる盛況ぶりだったので、
落ち着いてご挨拶もできないまま、珈琲を飲んだら直ぐに、またゆっくり来ますと辞去。

銀座に移動してのメンテは、12月に勧められてチケットを購入した期間限定の1時間の特別セット。
お腹と脚・足以外のほぼ全部が入ったもので、背中、首から胸、腕・手、顔の手入れをしてもらった。
それぞれは短いものの、これも短い頭皮マッサージも追加でき、快さが全身に広がってホッコリした。

そして、茶の葉@松屋。
ここでも期間限定の栗ぜんざいつきセットをお願いし、京都のまろやかな煎茶でユッタリ。
期間限定と言われると、直ぐその気になる単純さが自分でもおかしいけれど..

帰宅したら息子が来ていたが、食事は済んでいるというので、
いつものように2種類のキウイを入れてヨーグルト、果物を更に林檎に苺、デメルのケーキも一切れ。
眠気を我慢して一緒に食べたが、もう眠くて眠くて起きていられない。
で、早々に息子にはお帰りいただいて(笑)、私はまた早寝。

2014.1.26 [日] 早寝早起き

昨日の午後は、排水管洗浄の割当日だった。
階と部屋別にブロック分けされて、日にちと午前・午後が順番に割り当てられ、我が家は最終組。
家の中に業者が入るのだから、暮れにできなかった片づけ・掃除をしようと思ったものの、
今年は台所のみで洗面所・浴室・洗濯機下などはやらないので、何となく誤魔化して終わり。(汗)

夕方からは健康づくり講座に出席。
木曜は4週連続で日時を動かせない観劇予定とかち合ってしまい、趣味を優先させたから、
今週から暫く欠席するので、土曜の講座を休むのはマズイとダルさを振り切って出かけたが、
帰って来て汗を流し落としてスッキリしたら眠気に勝てず、9時には床に入った。

*****
子供並の就寝時間だから当たり前かもしれないが、今朝も早くというか深夜に目覚め、
寒い最中に起きたくはないと寝床にしがみついていたが(笑)、5時になったので起き出した。
日頃の私の生活からは考えられない、もう3日も続いての健康的な生活。(爆)

朝はあまり食べられない私でも、昨夜は食い気より眠気で夕食抜きで寝てしまったので、今朝は別。
早朝から昨日の予定のすき焼きもどきで、しっかりと食事したら、満腹で動くのが億劫。(大爆)
(夜の健康講座の唯一の欠点は夕食が取り難いこと。
 講座の1時間以上前では早過ぎるので後にするのが常態だが、遅くて夜食みたいになる。)

排水管洗浄は今日が予備日で、さっきは洗浄中らしい音が聞こえてきた。
10時過ぎたら陽射しも明るくなってきて少し暖かそう。
さあ、今日はこれから何をしようかしら?  懸案の片づけかしらね〜 それとも..

2014.1.24 [金] 「九段目」を再見

文句なしにいい舞台だと思いながら先日は居眠りつきになってしまった「九段目」を幕見してきた。
「仮名手本忠臣蔵」の九段目「山科閑居」。
藤十郎の戸無瀬、魁春のお石、扇雀の小浪、梅玉の力弥、幸四郎の本蔵、吉右衛門の由良助で、
こんな充実した「九段目」を次に観られるのはいつになるかと思うと、
しっかり観たい、観なくちゃ、と出かけて、集中して見物。
再見してよかった!と満足した。

なのに、先日よりは少なかったけれど今日も安い三階席にも少し空席があって、勿体ない気分。
浅草は補助席まで出ているのに..

*****
大満足して、日本橋まで歩いて、デパ地下の春帆楼のイートインコーナーのふぐで夕食。
満足ついでに、年イチくらい贅沢してもいいだろうと、冬限定の天然ものの刺身と寿司。
天然ものと養殖ものの違いが分かるのかと、自分の味覚に不安も感じながら頼んだが、
モチモチ感というかプリプリ感というか、違いを実感。 う〜ん、幸せ。(爆)

母の処に行ってから回ったので、洋服。

2014.1.23 [木] 能「呉服(くれは)」

今月4回目の国立能楽堂通いは、企画公演で、ご宗家による新しい演出での能・観世流「呉服」。
呉服と書いて「くれは」と読むのは、シテの呉織(くれはとり)から来るのだそう。

今月の月間特集の世阿弥生誕650年により、お能の前に、「世阿弥の花と禅」という講演があった。
顔見知りの方が、このお話も個人的にはよかったと言っていらしたので、人さまざまだと思うけれど、
京都の某有名寺院管長の講演は、講話のようなお話で、寝ていらした方が多くて、
私の前の席の方、左隣の方、その後ろの方など、時々音(=鼾・寝息)付きだった。(苦笑) 
最近ここでのお話に、場所が違うのでは..という印象を持つことが結構あるが、今回も??気分。
どうせなら狂言をしてくれた方がうれしかったのにと思う。(笑)

世阿弥が新将軍足利義教を祝福するために書き下ろした祝典曲というお能「呉服」は、
前場もよかったが、特に後場が、後シテの装束も舞も優美・優雅で楽しめた。
舞は通常の[中ノ舞]でなく、ご宗家工夫の新しい[天女ノ舞]だそうだが、
装束ともども、素敵だわね〜 と思いながら楽しんだ。
シテを舞われたご宗家の新しい演出のためか、ツレに末弟、地謡に次弟もご出演。
シテ/呉織:観世清和、ツレ/漢織(あやはとり):観世芳伸、ワキ/臣下:福王茂十郎、
アイ/里人:山本東次郎、後見頭:武田宗和、地頭:岡久広など。
囃子方は、一噌隆之、観世新九郎、柿原弘和、観世元伯。
面は、シテが増、ツレが小面だそうだが、特にシテが掛けた面は増にしても独特の印象だった。

****:
訪問着。 金彩・たたき染めのレンガ色系地色。 梅に童子。
袋帯。 濃グレー地に。 金砂子。 琳派古調鶴。 流水・梅花に鶴。 (吉織)
五嶋紐。 水色、片側に極薄水色・銀色入り。
極薄い青磁色の帯揚げ。 金糸の七宝柄など入り。
白地に金色の唐草柄の鼻緒(龍村)の草履。 薄金色の台。
利休バッグ。薄茶色、疋田と葉柄の市松。(伊と忠) サブに名物裂・連珠鴛鴦紋バッグ。(あらいそ)

訪問着は、何とヤフオク!で見つけたもの。
普段なら選ばない地色なのに柄が気に入って、これも出会いと思って入札したら見事に落札。
でも届いたら、心配した通り好みより派手めの地色にムムムっ。(苦笑)
とは言っても、これから地味になることはなく年々ますます派手になるのだから、(笑)
着るのを諦めるか、エイヤッと着るかで、思い切って着てみたけれど、やっぱり派手派手〜(爆)
でも、能楽堂でお会いした顔見知りに、まだ平気よ〜着られるわよ〜 と言われて勇気百倍。(大爆)
まだ少なくも2〜3年は、1〜2月に着たいと思う。

2014.1.21 [火] 新春浅草歌舞伎

愈々今月4座目の歌舞伎見物で、浅草公会堂まで新春浅草歌舞伎を観に行った。
上演時間が短いし、家から一番遠い会場なので、1部2部を通しで見物。
猿之助と愛之助を芯に、最近の常連の男女蔵と亀鶴、それに若手の出演。

第1部の幕開きは、愛之助の義賢で、「源平布引滝」の「義賢最期」。
愛之助がよく、花道でバッタリ倒れた後の、戸板倒しも仏倒れもしっかりで、本当に観応えがある。
ただ、1人奮闘の感があるほど、若手との差が大きいと思った。
亀鶴の下部折平実は多田蔵人、壱太郎の九郎助娘小万、吉弥の葵御前、橘三郎の百姓九郎助、
梅丸の待宵姫など。 壱太郎と特に梅丸はまだまだ.. 

次が、猿之助の正太郎で、「上州土産百両首」。
巳之助の牙次郎、男女蔵の金的の与一、亀鶴のみぐるみ三次、寿猿の亭主宇平衛、
梅丸の宇平衛娘おそで、そして門之助が隼の勘次、吉弥が勘次女房おせきなど。
猿之助は相変わらず上手く、三次を演る亀鶴の悪党ぶりが見事。 これで正太郎の悲劇が際立つ。
巳之助の牙次郎は、馬鹿呼ばわりされていても、あんな阿呆ぶりでない方がいいように思うが..

第2部は、まず猿之助の「博奕十王」。  猿翁作の舞踊劇。
猿之助の博奕打、男女蔵の閻魔大王で、猿之助の軽やかな動きが見事。
次が、愛之助・壱太郎の忠兵衛・梅川で「新口村」。
他に、橘三郎の孫右衛門、吉弥の忠三郎女房。 
浅黄幕が落ちた時の2人の絵面が綺麗。 あとは疲れ?なのか、私の気力が続かず。
最後が舞踊で、壱太郎、梅丸、米吉の「屋敷娘」と、歌昇、種之助、隼人の「石橋」。
それなりに綺麗で若さはあるが..

期待以上によかったと聞いていたので、つい期待してしまったため、少し拍子抜けだったが、
猿之助と愛之助の上手さを実感したし、正月の浅草歌舞伎としては、それなりに楽しめたからOK。
それに亀鶴も相変わらず達者で、この人にもう少し活躍の場を上げたいと今回も思った。

*****
1部と2部の間が短く、去年のような浅草寺への初詣は無理で、公会堂内で過ごした。
終演後に外に出たら少し降り出していて、それでも折りたたみ傘を差してお詣りしたが、
やっぱり時間が遅過ぎて、お線香もなし.. もっと早い時間に行かなきゃダメよね〜 と思っても、
開演前のお参りは朝が苦手な私には無理だから..

*****
結城紬。 無地。 灰藤色。(奥順はたおり娘)
本袋帯。 平織紹巴。 献上コプト更紗。 濃紺地。 赤色などで孔雀文様。
五嶋紐。 光沢のある濃紫色、両端は生成り色。
ちりめん紬帯揚。 京友禅。 薄灰茶色・薄灰赤茶色などの染分け。 (洛舟作)
ウレタン底の草履。 灰緑×黒色のオストリッチの天・鼻緒。 (絹揺履)

2014.1.19 [日] 日の経つ速さ

24日が命日の 弟の1年祭及び納骨祭があり、朝から出かけた。
心配した雪の影響もなく、去年の雪の告別式を思い出しながら、月日の経つ速さを実感。
公園内の市民墓地が幸い当たり、義妹が考えた墓石も立派で、今後の居場所ができてよかったが、
納骨に当たり、寂しがり屋の弟が急いで家族を呼ぶことなく、(笑)
しっかり家族を見守ってくれるよう頼んでおいた。

その後の直会で、相変わらずの母の食欲に安心するやら半ば呆れるやら..(爆)
ホームの味の薄い料理と違い、しっかりした味の、贅沢な中華料理がお気に召した模様。
それだけ食べられれば、まだまだ元気でいられるわ と、いつもと同じ感想で、母を励ました。

いつものように母を送迎してくれた義兄に感謝しながら、帰りは私も同乗させてもらい、
母の処に寄って、母が落ち着いてから帰宅。
帰路は私の家の前を通ってくれるので、楽々の帰宅。 ありがとうございました。

2014.1.17 [金] 井筒

夜は、また国立能楽堂に、梅若玄祥がシテを舞う「井筒」を観に行った。
シテが梅若玄祥なだけでなく、ワキが宝生閑、アイが山本東次郎、地頭が片山幽雪で、囃子方も、
笛が藤田六郎兵衛、小鼓が大蔵源次郎という豪華な布陣だったから、(あと大鼓は山本哲也)
今月の能楽堂の公演では、最初にこの公演のチケットを取った甲斐あって観易い席が取れたし、
大いに楽しく観ることができた。
私は「井筒」と波長が合うらしく、毎回、見事に眠りに誘われてしまうが、(笑)
今回はワキ・シテ・アイそれぞれの登場場面はしっかり観たし、後場にはほぼ完全覚醒して、
後シテが井戸を覗き込む一瞬もキチンと観られたので、自分にもハナマル。(爆)

「井筒」の前の狂言は「雁礫」で、東次郎家の山本泰太郎、則秀、則俊。
この曲は、馬鹿大名ぶりがおかしくて楽しいのに、何の違いか楽しめる時と嫌気が差す時とあるが、
今日は楽しめたのがうれしかった。
お能だけでなく狂言も、流派というより家によっての違いがあって、それも楽しい。 

*****
お知り合いと席が隣になって、うれしいビックリ。
帰りは駅までご一緒して、能楽師のことやら何やらアレコレ話ができて楽しかった。
交通機関が違うので駅前でお別れしたら、別の顔見知りがお声をかけてくださって、
その方の下車駅までお話できて、休憩時間にも別の方とお話ししたし、
今日は昼間のランチ時といい、日頃と違って、いろいろな方と話ができたので、
脳の活性化ができたかも..(爆)

*****
能楽堂主催公演のチケ取りでは、どの順番で取るか頭を悩ませることが多い。
しかも歌舞伎座のチケット発売日が来月分からは能楽堂と重なってしまったので、本当に大変。
今までは1日ズレていたのに..どうにかならないかしら?

*****
小紋。 鹿の子総絞り。 灰紺。 (有松・竹田庄九郎)
袋帯。 本銀箔。 白銀。 松におぼろ月。 (村田)
伊賀組紐。 濃淡紫色の菱形に極薄緑色入り。 蛸足房。 (松山好成)
草木染(ブナ染)の帯揚げ。 薄黄色の暈し。 (冨田五郎)

このところ寒い日続きなので、暖かい絞りの着物にしたが、やっぱり正解だったと1人でニコリ。

2014.1.17 [金] 食いしん坊初め

今年も美味しい物を食べたくて、みかわ是山居で、てんぷらランチ。
ランチコースに、いよいよ始まったフグの白子の季節種を追加。
ハゼが終わって、めごちの再登場もうれしく、ニコニコ、ニンマリといただいた。

このところ美味しい外食もせいぜいツキイチで、食いしん坊ではないとも思うけれど(笑)、
そろそろ、ご無沙汰しているあちらこちらにも伺いたいと思っている。

2014.1.15 [水] 今日も歌舞伎座に

昨日に続いての壽初春大歌舞伎見物で、今日は夜の部。
寒さが一段と厳しく、昼過ぎに外に少し出ただけで震え上がった。
最高気温が4度じゃ当たり前。 風邪を引かないよう暖かい着物を着て出かけた。

夜の部はまず「仮名手本忠臣蔵」の九段目「山科閑居」。
藤十郎の戸無瀬、魁春のお石、扇雀の小浪、梅玉の力弥、幸四郎の本蔵、吉右衛門の由良助で、
去年11月の顔見世に「九段目」は出なくて、時間的に仕方ないのでしょうねと思っていたら、
早速、顔見世の続きかと思うような顔ぶれでの上演で、文句なしにいい舞台。
なのに、身体が温まってきたら時々ウトウトしてしまった。(涙)
居眠りつきなんて勿体なさ過ぎ。 幕見して、もう1度しっかり観たいけれど、行ける日があるかしら?

次が舞踊「乗合船恵方萬歳」。
梅玉の万歳、又五郎の才造、橋之助の大工、翫雀の通人、扇雀の女船頭、孝太郎の白酒売、
弥十郎の田舎侍、1人だけ若い児太郎の芸者で、正月らしいご祝儀舞踊。

最後が新作の「東慶寺花だより」。 井上ひさし原作、今井豊茂脚本、大場正昭演出。
染五郎が医者見習いで戯作者志望の中村信次郎。
他に、秀太郎、東蔵、翫雀、彌十郎、孝太郎、笑也、虎之介に、芝喜松、芝のぶなども出演。
1時間半の舞台は、新作としては短く、話がアレコレ展開するうちに終幕なのが少し残念。

*****
本結城紬。 黒・藍色の総絣。 (奥順)
染名古屋帯。 灰白色地。 雪の結晶柄。
伊賀組紐。 臙脂に白入り。 撚り房。 (松山好成)
草木染(蘇芳染)の帯揚げ。 赤色(蘇芳色)。 (冨田五郎)

2014.1.14 [火] 今年の初歌舞伎座

朝から着物を着て、壽初春大歌舞伎の昼の部を観に行った。
今月は4ヵ所で歌舞伎公演があって、今日で3ヵ所目。 漸くの歌舞伎座。(笑)
新しい歌舞伎座のこけら落興行で初めての正月なのに、何故か真っ先に行かなかったのは..
こけら落興行疲れ? 少し落ち着いてから観たかった? それとも...
我當の「時平の七笑」、幸四郎の「石切梶原」、吉右衛門の「松浦の太鼓」、舞踊「鴛鴦」。

今年の幕開けは、「天満宮菜種御供」の「時平の七笑」。
曽我物でなく、正月らしい華やかなまたは厳かな舞踊でもなく、以前の正月興行とは気分が違った。
この左大臣・藤原時平は、何故か長らく我當だけが演じている。
どんでん返しの幕切れの七笑が印象的だが..
我當の時平のほか、右大臣・菅原道真を歌六、頭の定岡を松江、など。

次が通称「石切梶原」で、「梶原平三誉石切」の「鶴ヶ岡八幡社頭の場」。
上演頻度が高く、梶原役者によって雰囲気に違いがあるが.. 少し見飽きた感もある。(苦笑)
錦之助の俣野がよくて、こういう赤面の敵役もいいのね〜と再認識。
幸四郎の梶原、橋之助の大庭、錦之助の俣野、東蔵の六郎太夫、高麗蔵の梢、秀調の呑助など。

「松浦の太鼓」は、吉右衛門の松浦鎮信、梅玉の大高源吾、歌六の其角で、お縫は米吉。
いつもながら吉右衛門の松浦の殿様ぶりが楽しく、梅玉の大高源吾、歌六の其角もいい。

最後は舞踊「鴛鴦襖恋睦 おしどり」は、「相撲の場」と「鴛鴦の場」。
魁春が遊女喜瀬川と雌鴛鴦の精、染五郎が河津三郎と雄鴛鴦の精で、橋之助の俣野五郎。
曽我兄弟の父の河津三郎がでてきて、正月恒例の曽我物の替り? みたいな気分でふ〜ん..

やっぱり歌舞伎はいいわね〜と思うものの、いつもの正月歌舞伎の気分でないのが、
私自身のせいなのか、演目・役者のせいなのか.. 少し寂しい。

*****
終演後は、呉服屋2店に新年の挨拶も兼ねて顔出し。
1軒目で店長がコートの下から見えている着物に強く関心を示し、
珍しく見せてと言うのでコートを脱いでご披露。 それから暫く着物談議。

茶の葉@松屋で、ゆったり・のんびりし、明月庵田中屋の田中屋膳で夕食を済ませて帰宅。
前は旬のお膳みたいな名だったと思うけれど、いつから田中屋膳というネーミングになったやら..
ほんの少しの冷酒で何となくほろ酔い加減。 寝不足とは言え、弱くなったものね〜

*****
紬小紋。 藍の型染。 向鶴菱文様。 青系。 (浦野理一)
袋帯。 錦紗織。金よろけ。撚り金の紗織二重経。唐織仕上げ。 鳳凰唐花文。 (鷹匠?) (お初)
伊賀組紐。 紺色、片方に緑色入り。 撚り房。 (松山好成)
臙脂色〜薄牡丹色〜薄桜色のぼかし染の帯揚げ。 (五嶋紐「五嶋の彩」) (お初)

一目惚れした着物だが、帯が意外に難しい。
帯は、紬にも合いそうと思って購入したものの、錦でキラキラしていて上手く使えなかったのを、
今日は正月だからいいだろうと思い出して合わせてみた。
呉服屋の店長にも褒められ、安堵したりニンマリしたり。(笑)

2014.1.13 [月] サボり初め

昨日からまたダウンしてしまい、昨日は完全アウト。
午後、住まいの集会室で行われる毎年恒例の落語会を楽しみにしていたのに聴きに行けず。
お弟子さんたちの噺は兎も角、師匠の噺は聴きたかったのだけど..

今日の午後は所属サークルの今年初めての練習があって、参加する予定だったのに、
朝の洗濯で干しているうちに調子が悪くなって、動くのが辛くなり、そのままダウン.. で、欠席。
昨秋の発表会の前に集中して練習したので、3月まではツキイチしかない練習日。
サボっちゃダメでしょと思うけれど.. 仕方ない。

明日は歌舞伎座に出かける予定。 今日は夕方遅くには回復したけれど..心配。
頑張ってね!と自分を叱咤激励中。(笑)

2014.1.11 [土] また能楽堂に

今週2度目つまり早くも今年2度目の国立能楽堂通い。 今年も此処に一番多く行きそう。
普及公演で、解説・能楽あんないに、狂言・和泉流「鬼継子」と、能・金剛流「野守」。

解説は、月間特集・世阿弥生誕650年のため、「世阿弥における『主題』の発見」というお話。
解説者によって、話し上手・下手というか、分かり易い・難いに分かれると、いつも思う。
特に学者(に必ずしも限らないけれど)は、一般人向けとは言い難いことも..

狂言「鬼継子」は何度か観ているが、狂言によくある人の好い鬼?に、これも狂言らしい強い女。
今日も楽しんで観て、解説から気分転換。(笑)
シテ/鬼:佐藤融、アド/女:井上松次郎。

能「野守」は、観たことがあるような気もするが、はっきりしないで初見の気分だった。
シテとワキとアイの3人しか出ないし、小書「留之伝」つきのため作り物の鬼の塚が出ないから、
舞台が広い感じで、スッキリしたお能。(爆)
後シテの鬼神の[舞働]は迫力があって、他にワキしかいない広い舞台を所狭しと舞うのが楽しい。
小書のため、後シテの鬼神の頭が赤頭でなく黒頭だった。
シテ:豊嶋三千春、ワキ/山伏:殿田謙吉、アイ/所の者:佐藤友彦。
囃子方は、松田弘之、曽和正博、安福建雄、観世元伯。
面は、前シテ/野守の翁が三光尉、後シテ/鬼神が小べし見。

*****
終了後、日本橋に出てデパートの長崎展の皿うどんで早い(遅い?)食事。
少し多かったものの、何度か食べた能楽堂の食堂の皿うどんとは違って、おいしかった。
お腹一杯になっても、今日は鏡開きだからお汁粉を食べたいと、移動して叶匠寿庵へ。(笑)
買ってあった大納言を水に浸けておかなかったので、外で食べることにしたが、
これで鏡開きになるかどうかは兎も角、美味しくいただいた。(爆) 

夜の健康づくり講座まで時間が無いと、大慌てで帰宅。
慌ただしく着替えて跳んで行ったら、滑り込みセーフ。 でも、事前ストレッチの時間は無し。
一昨日の筋肉痛が残っているところに、また1時間動いて、筋肉痛追加。(涙)
違う講座だから当然使う筋肉が違うので、身体中あちらこちらが痛い。 あらら..

*****
江戸小紋訪問着。 秘蔵錐彫型千柄集。 切嵌め。 甘茶色。 (黒岩秀硯)
袋帯。 墨色地。銀霞。 南天などの木・花に鳥。 (橋本清・「壱千八百織」「加賀浪漫 南天に鳥」)
五嶋紐。 鮮やかな藤色の暈し・薄銀鼠色。 (お初)
草木染(ブナ染)の帯揚げ。 薄黄色の暈し。 (冨田五郎)

随分前に買ったまま締めていなかった帯締めを漸く使用。
どれにでも合いそうというのは、どれにもイマイチに思われることも多く、
これも、好きな色なのに仕舞い込んでいたのを、今回漸くエイヤッと締めてみた。(笑)

2014.1.10 [金] 今年の初銀座は十八番

夜は、「歌舞伎十八番」の「景清物」を復活上演する初春花形歌舞伎を観に行く。
今年初めての銀座。
どうということもないのに、ちょっと遊び気分で浮き立つのが、自分でもおかしい。(笑)
歌舞伎の前に、年初なのに師走のような慌ただしさで、2ヵ所を回った。(爆)

まずは、映画「春興鏡獅子」。
松竹は、このところ、いやに勘三郎出演の歌舞伎映像の上映を行っているが、
もう舞台で観ることの無い今、これだけはもう1度観ておきたいと、最終日に飛び込んだ。
旧歌舞伎座のさよなら公演での勘三郎の「春興鏡獅子」の映像。
う〜ん、やっぱりいい! 堪能。

それから、「草乃しずかの世界展 一針に祈りをこめて40年」@松屋。
自分の世界を持つ人の静かな迫力に感嘆。

*****
そして愈々、海老蔵が座頭の「壽三升景清 ことほいでみますかげきよ」@新橋演舞場。
歌舞伎十八番の景清物、「(牢破りの)景清」、「鎌髭」、「関羽」、「解脱」の4つを、
今回つなげて、1つの通し狂言に作り上げた。
復活と言っても、新作というか創作もの。
筋がどう繋がっているというのでもなく、荒事らしく他愛ないとも言えるが、
荒事らしさがいっぱい! で、江戸の正月らしくて、嬉しい! 今は東京だけど..(大爆)
荒事そのものという感じで筋で見せる芝居ではないから、比較するのも何だけれど、
同じ復活狂言でも、国立の「三千両初春駒曳」より、こちらの方がはるかに楽しかった。
一部練り直して欲しいところもあるが、再演が期待できそう。
海老蔵の他、左團次、芝雀、友右衛門、獅童など。

*****
本結城紬。 濃紺色。 地空き、花器に花模様。 (奥順)
染名古屋帯。 京友禅。 肌色?地。 松竹梅に祝い道具。 「祝辞」。
伊賀組紐。 臙脂に白入り。 撚り房。 (松山好成)
草木染(蘇芳染)の帯揚げ。 赤色(蘇芳色)。 (冨田五郎)

2014.1.9 [木] 健康づくり初め

昨日今日とダウン状態で、出かけるつもりだったところには行けず。
野菜も正月用がいろいろ残っているので近所へ買い物にも行かず、
我ながらホントにまあ..と思いながら、家から出ないまま。

でも、夜は気を取り直して、健康づくり講座に出席。
夕方からは寒さが厳しくなってきたけれど、講座初日のためか出席率が高く、
部屋いっぱいの参加者が、それぞれ懸命に動く様は、ちょっとした見もの。
私も、常より体が動かないことに呆れながら、それでもどうにかついていったものの、
2週間休みだったので、3週ぶりに身体を動かすと、あちらもこちらも悲鳴気味。(苦笑)
帰宅してからお風呂でマッサージもしたけれど、明日が怖い。(爆)

2014.1.7 [火] お能初め

昨日の歌舞伎に続いて今日はお能初めで、昼から国立能楽堂に出かけた。
番組は、素謡・金春流「翁」、狂言・大蔵流「寝音曲」、能・金春流「当麻」。

「翁」は素謡で、翁と千歳(金春流ご宗家とご子息)に地謡だけで、三番叟は出ないし、
あっという間に終わるけれど、年の初めに「翁」を聴くと、おめでたいお祝い気分になって嬉しい。

狂言「寝音曲」は、何度も見ている好きな曲で、今日もとても楽しかった。
茂山七五三・宗彦の親子コンビ。 (次男の逸平さんはお能のアイに出演。)
七五三さんの太郎冠者が秀逸。
最近の七五三さんは、狂言師!そのものという雰囲気いっぱいの飄々とした感じがする。

能「当麻 たえま」は、初見なのに前場で少しウトウトしてしまったけれど、それでも全体に楽しめた。
シテは、前場は化女(けにょ・観音の化身)を連れた化尼(けに・阿弥陀の化身)で杖をついた老女、
後場は白蓮をつけた天冠を被った中将姫で[早舞]を舞う姿が華やか。
シテ:本田光洋、ツレ/化女:辻井八郎、ワキ/旅僧:宝生欣哉、アイ/門前の者:茂山逸平、
地頭:高橋汎、後見頭:櫻間金記 など。
囃子方は、一噌庸二、幸清次郎、柿原崇志、金春國和。

*****
公演終了後に、みんなで謡おう!という参加型イベントがあって「高砂」を謡うというので、初参加。
既に昨年も2度はあったものの、音の取れない私は不参加だったけれど、
多少おかしくても音が狂っても構わないだろうと、今回は初めて参加して声を出して謡ってきた。
指導は、当麻でツレをなさった辻井さんで、前場だけのご出演だったとはいえご苦労様。
翁を聴き、高砂を謡い、正月らしく目出度く能楽鑑賞・体験を終了。

実は、2日から今日まで国立演芸場では出演者日替わりで新春国立名人会をしていて、
最終日の今日のトリは柳家小三治。 で、小三治さんの噺で落語の聞き初めにしようか迷ったが、
翁があるし七五三さんの寝音曲もあるしと、こちらにした。 気持ちよく観られて、正解気分。

展示室では、狂言面・装束の展示。 休憩時間では見足りなかったので、また次回も見るつもり。
いらしていた知り合い・顔なじみに何人もお会いできて、新年のご挨拶ができたのもうれしかった。

*****
終演後は、日本橋に出て、デパートの展覧会をはしご。
『心の美「富士山」を描く名画展』で、大観、玉堂、土牛、片岡球子、平松礼二、などの日本画と、
林武などの洋画、版画、写真。 富士山のオンパレード。
「日本画の伝統と未来へ 星星會展」で、下田義寛、竹内浩一、田淵俊夫、牧進の4人の日本画。

早めの夕食に特別食堂に行ったら、七草粥があったので、即それに決まり。
野菜の煮物、鰤の照り焼き、海老等の天ぷら、じゃこに切り塩昆布、漬物少しなどがついていて、
タップリあって多過ぎるかとも思ったお粥もペロリと完食。
お腹一杯なのに、久しぶりにホットチョコレートサンデーが食べたくて、デザートつき。(笑)

*****
訪問着。 風通お召し。 浅紫に鼠がかった葡萄色地の吊り暈し。 氷割文様地。
袋帯。 両面錦。 金地に海松鼠色・丁子・銀色など。 波紋を背景に群鶴の図に和歌。
 (安達良夫・琳派三人衆 宗達「鶴図」)
五嶋紐。 薄桃色で、片側は薄緑色の暈し。 全体に金糸入り。
極薄い青磁色の帯揚げ。 金糸の七宝柄など入ったもの。
白地に金色の唐草柄の龍村の鼻緒の草履。 薄銀鼠色の台。

着物は、昨日に続いてお召訪問着。 でも、今日のは、お召というより柔らか物気分。
尤も、どちらも訪問着ということで購入したけれど、暈しだけだから無地みたい。
帯は昨日に続いて、祝い事でないと締めにくい帯を、年に1度は締めたいと着用。
昨日からコートなどは防寒セットになっているが、今日の草履は訪問着用のものにした。

2014.1.6 [月] 今年の初芝居

今年も昨年同様に、私の初芝居は国立劇場の歌舞伎で、正月恒例の復活狂言。
休み明けで久しぶりの観劇だから、開演が1時間遅いこの劇場が気分的に出かけ易そうだし、
復活狂言だから見慣れた芝居よりどんな芝居になるのか興味があるし.. で、
菊五郎劇団による通し狂言「三千両初春駒曳」で、いよいよ今年の観劇スタート。

「馬切り」の立ち廻りなど午年に因んだ出し物になったようだが、期待ほどの立ち廻りでなく、
期待していただけに少し拍子抜けで、華やかな踊りもないし、筋もイマイチまとまりに欠けるし、
このところ恒例の正月の復活狂言だが、復活ものって難しいわねぇ〜 が一番の印象。
千穐楽に再見する予定なので、それまでにもう少し変化していることを期待。(笑)
菊五郎、時蔵、松緑、菊之助を中心に、田之助、彦三郎、萬次郎、権十郎、團蔵などや、
若手の亀三郎、亀寿、松也、梅枝、竹松、右近、それに大分大きくなった大河などが出演。

復活狂言も、いずれ、どれかが練り直されて再演されるようになるといいと思うけれど..
その点では長い間繰り返し演じられてきたものは、好き嫌いは別にして、よくできているな〜と思う。

*****
終演後は、新年の挨拶がてら可否道に行って、珈琲を飲みながら店主と長話。
チーズケーキもいただいたので、久しぶりにお替りにアメリカンも。

*****
お召し訪問着。 紫色の暈し。 (織道楽 塩野屋 服部喜右衛門)
袋帯。 引箔地。 金・銀色。 寿の文字に草花文。 (とみや「寿草繁栄文」)
五嶋紐。 江戸本高麗。 白地に春光箔。(銘つぼたれ)。 
濃藤色と薄黄色の帯揚げ。 花模様が描かれたもの。 (お初)
灰色のエクセーヌの台の草履。 灰紫色の組紐の鼻緒。(伊と忠)
ボストン型バッグ。 ヌバッグ。 灰緑色。 (ロエベ)
カシミアコート(黒)。   黒地ショール(岡重) (お初)

帯は寿の文字入りで、祝い事でないと締められないので、昨年に続き新年の冒頭に締めた。
コート、草履などは、真冬の防寒セット。(笑) 

2014.1.5 [日] お正月はノンビリと 

正月三が日と続いての週末も過ぎようという時間で、また明日からは観劇中心の趣味生活が始まる。
連日の息子と一緒の夕食で少しだけ母親業も、母の処にも出かけてほんの少し娘業もして、
ほかはノンビリいつも通りの寝正月(?)で、明日から愈々日常が戻ってくる感じ。

大晦日は、片づけが進まないまま、年越しそばで、2013年を締めた。
元旦は、例年通りの年賀状書き。 数十年続く正月一番の私の習慣。
今は仕事を辞めて時間が無いわけじゃないし、そろそろ元旦に書くのではなく、
元旦に届くように書こうかと思いながら、この暮れも気づいたら25日を過ぎてしまって..
元旦には届かないらしいとなると、やはり習慣通りに年が改まってからの初仕事。(笑)

おせちは作らず、盛り付けるだけ。 頂き物の黒豆と千葉からの焼き蛤に、あとは買い求めたもの。
お餅は今年も近くの米屋で搗いた切り餅。
まだ柔らかい弾力のある餅を買って直ぐに冷凍。 翌日食べる分+αだけ冷蔵庫内解凍。
雑煮は、焼き餅で醤油味のすまし汁風。 元旦と2日で具を少し変えるのも例年通り。
どちらにも共通の大根・人参・筍に、元旦は、かまぼこ・ゆで卵・三つ葉。
2日は、大根・人参・筍に、里芋と小松菜で、野菜だけだから精進料理?みたい。
おせちの盛り合わせの他、野菜の炒り煮。 炒り煮が元旦には登場しないのも例年通り。(苦笑)
3日は、お赤飯に、味噌漬けしておいた豚肉を焼いて、おせちも。
でも私はお腹一杯になってしまって、炒り煮は食べられず。 珍しい。
4日は、しゃぶしゃぶ鍋。 牛肉を少しだけ贅沢して..
偶には、すき焼きにしたいと思っても、今年も息子の要望通りにしゃぶしゃぶ。

5日は、午後遅くなってから、氏神様に初詣。 流石にもうあまり混んでいなかった。
八幡さまに続いて、お不動様にもお参りし、丁度行われていた今日最後の護摩祈祷も初めて拝見。
祈祷申し込みは終わっていたので、護摩札は次の機会に。
お不動様の前の仲見世にある永代寺にも例年通りお参りして、3箇所セットの初詣。(爆)
ペリニヨンで、ケーキ・コーヒーで一休みしてから、寒さにもめげず歩いて帰宅。
夜は1人でノンビリと、おせち料理の残りで食事。
大晦日から5日間も息子と一緒の夕食だったので、今日は独りでユッタリ気分。(大爆)

2014.1.1 [水] 2014年元旦

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。

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