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2014.5.31 [土] 能楽・演出の様々な形 2日目

一昨日と同じ番組で、流派・小書(=特殊演出)の違いを鑑賞に、国立能楽堂に出かけた。

昼前に気温が30度を超えて、まだ5月なのに夏日って何なんでしょうと思いながら、
それでも着物を着たが、まだエアコンも入れず扇風機さえ回さずに着られたので、ホッ。
暑がりの寒がりで、しかも大変な汗かきで辛い思いをしているのに、
もしかしたら暑さを感じる私の体内センサーが鈍っているのかしらと、少し心配にも..(笑)

今日も番組は、仕舞「砧」、狂言「舟渡聟」、能「邯鄲」。
仕舞と能は観世流でなく宝生流で、能「邯鄲」の小書は「傘之出」、狂言も大蔵流でなく和泉流。
冒頭の「おはなし」は一昨日と殆ど同じで、知っていれば、そこはパスしたのに..

仕舞「砧」のシテは、先日の観世流の人間国宝の方より更にご高齢で80代半ばの宝生流の重鎮。
今日もハラハラ・ドキドキしたものの、一昨日より落ち着いて舞を拝見できた。(爆) 

狂言は、和泉流なので「舟渡聟」。 大蔵流の「船渡聟」とはアドの人数も顔ぶれも違う。
シテが婿入りに出かけ、船上で船頭に脅されて進上物の酒を飲ます羽目になるのは同じだけれど、
それからは全く異なる展開で、大蔵流だと聟も一緒に飲んで酒宴になってしまって、
その様子が楽しく、空樽を持って行った聟の面目なさ。 舅の鷹揚な思い遣りにほのぼのする。
一方、和泉流の「舟渡聟」は、船頭に散々飲まれて残り少なくなった酒樽を持って行ったら、
その船頭が舅で、舅の方が面目なく顔を合わせられないと言うのに妻に髭を剃られ..という展開。
こちらは、舅が聟に対しての立場を失ってしまっただろうと、おかしいやら気の毒やら..
以前は吃驚したものの、今は「船」と「舟」の違いかと我ながらおかしな理解。(大爆)
シテ/聟:三宅右矩、アド/舅:三宅右近、アド/妻:河路雅義。

能「邯鄲」は、宝生流で小書「傘之出」つきのため、シテは長柄の傘を差しての登場。
一昨日とは、シテの頭も装束も全く違って、出の場面は別のお能のような印象。 
今回も、夢の中の舞を楽しく鑑賞。 夢醒めてからも印象的。
子方の舞童が、前回の観世流より少し大きくて、3歳違うと背丈が違うと変な納得。
シテ/盧生:金井雄資、ワキ/勅使:福王和幸、ワキツレ/大臣:喜多雅人ほか、
アイ/宿の女主人:三宅近成、地頭:三川淳雄、など。
囃子方は、藤田次郎、久田舜一郎、河村大、金春國和。

*****
絣。 木綿。 本藍染・手紡。 濃淡藍色と白。 真栄城さんの琉球美絣?
袋帯。 組紐の創作帯「綾斜楽」。 白色に多色。 
伊賀組紐。 青色、水・薄水色入り。 (松山好成)
藍染の帯揚げ。 藍色の濃淡。 濃い色の方を出す。 (松原)
濃い茶色の畳表の台の桐下駄。 薄白茶色に七宝文の鼻緒。

木綿の着物だったので、タッタカ歩くと裾が上がって来て、長襦袢が下から覗く。(涙)
しなやかな綿さつまだと問題ないけれど、しっかりした少し厚めの木綿の着物だと要注意で、
長襦袢の丈を短めにしなければならないことが多いのを忘れていて慌てた。 覚えておかねば..

2014.5.30 [金] 花ショウブの見頃は

今日こそは法隆寺展を観に行きたいと思っていたのだが、朝からシャッキリしない。
昨日の昼から出かけて、夜も健康講座で頑張って動き過ぎたみたいで、身体が重い。
で、何となく、グッタリ・ダラダラしてしまった。
家に居ると早く決めれば、すること、しなくちゃいけないことも、やれたのに..
って、できないくせに思うばかりなのが..(汗)

夕方、買い物に行く時にスーパーの時計屋で電池の交換をしてもらおうとしたら、
一昨日で閉店したとか..
ええっ、これから何処で替えてもらえばいいのかしら? デパートだと面倒だし高いし..

元気を出して、少し先の親水公園の菖蒲園まで足を延ばした。
丁度盛りの花が咲いている一角もあれば、もう花は終わって萎んでしまったものばかりのところも、
まだ固い蕾の多いところも、葉も短く花が咲くのは先のことらしい一角もあった。
同じ花ショウブでも色々の種類のものを植えているのだろうが、一番の見ごろはいつなのかしら?

2014.5.29 [木] 能楽・演出の様々な形

今月の国立能楽堂の企画公演「演出の様々な形」で、今日と明後日の2日間、
同じ曲での流派・小書(=特別演出)による違いを観比べられる。

今回の曲はどれも観たことがあるが、違いに注目してというのが新鮮な気分。
歌舞伎だって出演者によって大分違う解釈で演じられたりもするが、
今回の狂言は、流派で全く違う曲になっていて、初めて観た時には驚いたものだった。
お能は、印象の強かった1ヵ所以外はあまり違いを感じなかったので、楽しみにしていた。

今日は、仕舞・観世流「砧」、狂言・大蔵流「船渡聟」、能・観世流「邯鄲 夢中酔舞」。

仕舞「砧」は、高齢のおシテに、ハラハラ・ドキドキしているうちに終わって、
この方の素晴らしさ、「砧」の舞のよさを味わうことができず。
まだまだ初心者の域を出ないらしいと思ってしまう。
狂言「船渡聟」は、大蔵流なので、ほのぼのバージョン。
茂山家の息の合った遣り取りを楽しく鑑賞。
シテ/聟:茂山逸平、アド/舅:七五三、アド/太郎冠者:茂山童司、アド/船頭:あきら。
能「邯鄲」は、観世流で小書「夢中酔舞」つき。
夢の中の様々な展開、舞も楽しいけれど、今回は夢醒めてからが、とても印象深く、楽しめた。
シテ/盧生:片山九郎右衛門、ワキ/勅使:森常好、ワキツレ/大臣:森常太郎ほか、
アイ/宿の女主人:茂山茂、後見頭:味方玄、地頭:観世銕之丞、など。
囃子方は、杉市和、幸正昭、柿原弘和、観世元伯。

*****
終演が早く夜の健康講座まで少し時間があったので、日本橋のデパートの催事・九州展に寄り、
まず鯛茶漬けを食べ、今年の初氷だと思いながら、九州で人気という白クマ氷を食べた。
更に、実演販売の大宰府の梅ヶ枝餅を買って帰ったが、温かくておいしくてニコリ。
催事に行っても、食べ物ばかり食べたり買ったりしているのが..(汗)

*****
薩摩絣紬。 木綿。 極薄青磁鼠色。 みじん格子。 (東郷・本さつま)
袋帯。 纐纈染。 黄緑・緑・黄朽葉色などで、葉模様のような凹凸地。 (渡文「芽吹きの彩」)
伊賀組紐。 白に、濃淡緑色で変り柄組。 (松山好成)
ちりめん紬帯揚げ。 京友禅。 灰薄緑色と灰茶色の染分け、中央は白茶色。 (雪華)
ラバーソール台の草履。 濃深緑色の本革の天・鼻緒。 (菱屋のカレンブロッソ)
やまぶどう籠。
大判の紬ショール。 赤紫・青・緑・黄緑色などのグラデーション織。

やまぶどう籠を今年初めて使用。
バッグの中身をなかなか入れ替えられなくて今頃になってしまったが、これから暫くは愛用の予定。

着物・帯・小物を緑色系で合わせたが、能楽堂で知人に色合いを褒めてもらい、
帰りに寄ったデパートでは、偶々2ヵ所で続けて隣席になった方にもお褒めいただいて、ニコリ。
祖母さまお母様とも着物がお好きだったので幼少から着物に親しんでいらっしゃるそうで、
特に締めていた帯の織と染が独特だと興味をお持ちになったとのこと。
詳しくはご説明できず、申し訳なかったけれど、思いがけなく会話が弾んで、楽しいご縁だった。

2014.5.28 [水] 門前市

氏神様の縁日の15日と28日には雨が降らなければ門前市が出る。
骨董市みたいな店もフリマみたいな店も出るが(笑)、
私の目当ては自然農園の出店。 それに大島紬などの帽子の店。
午後まだ陽射しの強い中を自転車で、久しぶりというか今年初めて出かけたが、空振り。
2店とも出店していな〜い。 もしかしたら帽子屋さんは帰った後かもしれないが、
自然農園の方は、ご主人が病気になられて今後もいらっしゃれるかどうか と教えていただいた。
ご病気も心配だが、ここのお米や野菜を楽しみに出かけたりしていたので、それもガッカリ。

改めて、手水で手を洗い口を漱いでお参り。
自然農園のことを教えていただいた方とお話して、そろそろ帰ろうとしたら、声を掛けられてビックリ。
いろいろの思いがあって辞めてしまったが、昨年度まで所属していた朗読サークルの方だった。
お話しているうちに、またおひとり、さらにまたと、久しぶりにお会いして長めの立ち話。
お会いできたのは、八幡様のお導きかしら?

その後、お不動様の前の通りに行って、こちらも久しぶりの近為で、3点盛りで食事。
漬物もいろいろ買えて、ニンマリ。
ペリニョンにも寄ってケーキを買う。 支払い時に店名が変ったことに気づいて驚いた。
25年経ったので今月から名前を変えたのだそうで、新しい店名は、oeurlaitウフレ。
人も、会社も、店名(とペリニョンという名だったケーキ)以外は何も変わりなしだそう。
何となく、今浦島の気分。(笑)

2014.5.27 [火] フレンチランチ

先週の美味しい和食の記憶が残っていて、また美味しい料理が食べたくなって、
ランチにメルヴェイユ@日本橋に入れていただいた。
ウェルカムシャンパンを飲みながら期待を膨らませ、メニューを見ながら説明を聞いたら、
食べたいものが、あれもこれも.. 選べな〜い。(笑)
で、軽めに済ませるつもりだったのに、やっぱり品数の多いコースになった。(汗)

アミューズは、定番の、豚肉のパテの一口シューと、黒胡椒のクッキー。
オードブルの1品目は、サラダ菜で包んだズワイガニとスモークサーモンにした。
フルーツトマト、モッツァレッラチーズなどの付け合せに、赤ピーマンのソースで、軽やかな印象。
2品目は、特に好物というわけでもないのに何故か時々食べたくなるフォアグラのソテー。
特別メニューにあったので、それにしたが、美味しくて、追加費用が必要でも文句なしだった。

魚は、あいなめ。 表面にカダイフを付けてポワレしたもので、付け合せは??のピクルスなど。
下にジャガイモを敷いて、トマト、マッシュルームに、エシャロット?だったかのソース。
肉は、苦手のトリが2種類に、先月食べた銘柄豚。で、こちらも特別メニューの牛肉にしてもらう。
牛肉を塊のままソテーして、軽く揚げた細長く切った筍・ひの菜に、スナップいんげん、そらまめ
などを添えて、ソースは、肉汁の茶色のソースと、サラダ菜の緑色のソースで、2色。
肉の赤い切口と、茶色と緑色のソース、薄茶色と緑色の野菜.. うれしい彩り。

デザートは、トロピカルパフェを選んだ。
バナナとオレンジのジャムの上に、小さく切ったパッションフルーツ・マンゴーなどを載せ、
更に、ジャスミンの柔らかめのムースが載っていて、色合いも味も、夫々が美味しい。
その前の小さなデザートは、いつもの韃靼そば茶の に塩アイス、オリーブオイル掛け。
飲み物は、エスプレッソをタップリもらい、シャンパンと白ワインの酔い醒まし?

*****
食後は三越に行って「モンゴメリと花子の 赤毛のアン展」を観たが、平日なのに大勢の人。
それでも少し空いて来たというのだから、人気のほどが分かる。
地下で丹後のジェラートを食べながら一休み。
定期券売り場で、メトロ&ぐるっとパスを買って帰宅。

2014.5.26 [月] 閉店直前の古書店などへ

体調回復したら、参加予定だったツアー日程がポカッと空いて、気が抜けた感じ。(笑)
で、怠けっぱなしのメンテをしてもらうことにして数日前に予約しておいた。

メンテの前に、最終日の「お江戸日本橋 EDOstyle展」@日本橋三越に滑り込み。
あれこれ楽しく見て回ったものの買い物はせず、イートインで遅い昼食。
駒形どぜうの柳川定食よりは少し軽めのどんぶり、デザートにミカドのモカゼリー。
「モンゴメリと花子の 赤毛のアン展」は時間が足りなそうなので今日は寄れずに銀座に移動。

今月で閉店のため半額セール中の古書店・奥村書店に行って、じっくり見て4冊購入。
1冊は持っているように思いながら、安い(250円)からダブってもいいかと買ったのだけど、
やっぱり持っていた。 ロクに読んでいないってことなんでしょうねぇ..(苦笑)
古書店に行ったのは何十年ぶりかも.. ちょっと楽しかったので、また通いだしそうな..

その後は、ボディとフェイシャルのトリートメントをタップリしてもらったら、
2時間半で済むだろうと思っていたのに3時間近く掛かって、あらら..
でも肌につやが戻って少し若返った気がして、それだけで何だか元気になる。(笑)

昼・夜2食も外食はマズイと思うけれど、家に帰って食事を作るには遅いので、
松屋のレストラン街の明月庵・田中屋に行って食事。
冷たい蕎麦に、くずきり。
 
家に着いたと駅を出たら、予報通りに、雨。
傘も差さずに急いで走り込んだけれど、着物じゃないと気楽。

2014.5.25 [日] 今年も伺えず

日本の夏じたく展@三溪園は今日で終了なのに、伺えず。(涙)
元々は今日からツアー参加予定で諦めていたのだが、幸か不幸か、
体調不調でツアーをキャンセルして、今は体調も回復したので伺えると楽しみにしていたものの、
疲れが溜まってしまって、無理は禁物と見送り。 
出かけるには気持ちのいい5月は趣味の予定が多くて、三溪園は遠いし..
来年は伺えるかしら? と、気の早い話。(笑)

2014.5.25 [日] 東をどり

24日(土)の午後は、東をどり@新橋演舞場を初鑑賞。
新橋芸者の踊りの会があるとは知っていても、今まで観たいと思わなかったのだけれど、
この春の京都見物で、偶々ながら、北野をどり、都をどりを観る機会があったので、
東京で観たことがないのにな〜と思って、この機会に東をどりを観に行くことにした。

京都の歌舞練場での会と違い、劇場での公演らしくセリなども十分に使っての踊り・舞踊劇。
祇園の芸妓・舞妓さんの踊りも華やかだったけれど、新橋芸者は芝居心がある感じ。
休憩時間には、どうせならこの機会に東京でもと、芸者さんのお点前も拝見したが、
京都でと同様、芸者さんが点てたお茶をいただけるのはおひとりだけで、
他は皆さん運び出しでのお茶だから、どなたがどのように点ててくださったかは..
お茶会の水屋のようなものでしょうねぇ。

終演後は、DMでのご案内に電話も頂いていた呉服店の決算市に寄ったら、
入口で東をどりを観て来たと言う方にお会いして、同じ流れと楽しくなった。
色々拝見して眼福。
健康講座に出席のため、急いで失礼して帰宅。

着物は22日と同じ紗袷。
紗袷が一般に広まったのは、戦後、新橋の芸者衆が東おどりで一斉に着たのがきっかだと
読んだことがあるので、それに因んでの着用。

14/5/27 びわ
確か今年は90回目だとかで、銀座百点5月号にも特集されていましたね。
来年、真楽で東をどりオフ会などどうかしら?
むかし桜
銀座百点は最近読んでいないのですが、90回目だと宣伝していましたね。
オフ会向きかどうかは.. ちょっと微妙かもしれませんね〜
14/5/28 びわ
微妙かも、なんですね〜>オフ会
でも1度は見ておかなくては・・・

2014.5.25 [日] 和食を愉しむ

23日(金)は、午後ゆっくり母の処に出かけて、おしゃべりしながら専ら脚のマッサージ。
ベッドに座ってもらって、まず脚を小一時間のマッサージ。
楽になったと喜んでくれるので、マッサージのし甲斐がある。
足首を上下に動かすのも辛かったのに楽に動くと、ニコニコ動かしているのを見ると私もうれしい。
横になってもらって肩・背中から腰までも揉んだら、脚と違って痛みがないので気持ちがいいとか。
脚は揉むと痛い所もあるらしいが、この日は痛いと言わなかったけれど、
後で楽になるのが経験で分かっているから我慢したらしい。
夕食が始まったので、食堂まで送って、サヨナラ。

*****
このところ気候のせいか、若い頃の部活で酷い突き指を繰り返した親指(の付け根)が痛む。
親指をあまり使わないようにしながら母の脚のマッサージをしたけれど、
そのせいで、親指の痛みだけでなく、腕の肘下が凝ってしまった。

で、自分を甘やかすことにして、門仲の志づ香に入れていただいて、和食の夕食。
いつも通り、日本酒を冷やで1合だけに、料理はお任せ。
いんげんの胡麻和え、蛍いかとトマトのサラダ、お造り(鯵、まこがれい、しゃこ、カツオのヅケ)、
穴子の白焼き、鱒のみぞれ煮、白アスパラの卵とじ、丸茄子の海老みそ焼きで、コースは終了。
〆の稲庭うどんは生姜味を選択。

酔い覚め・カロリー消化に歩いて帰りたいと思っていたが、それどころか、
帰りに寄ってケーキを食べたいと思っていたペリニョンに寄る気も出ず、
IDカードでメトロの改札口を通ってから、回数券を使わなかったことに思い当たって、
ああ酔っているのね〜と思う。 最近の常で、たった1合で酔うのが、寂しい。

2014.5.25 [日] オペラ「アラベッラ」

22日(木)の夜は、オペラ「アラベッラ」の初日公演を観(聴き)に行った。
天気予報と違い昼前にも雨が降ったし、午後は一時止んだものの、
夜はまた雨の心配がある中を、夕方から今月2度目のオペラ鑑賞に出かけた。

ウィーンの没落貴族と、その美貌の娘をめぐる話で、この演出でも再演。
音楽も歌も覚えていないのは悲しいけれど、いつものことで、声を楽しみながらの演劇鑑賞の趣き。
とは言え、覚えている場面も多かったけれど、あれっと思う場面もあって..
いい舞台を観て(聴いて)来た友人は、演出にも歌手にも注文があるようだけれど、
私としては、声は概ね楽しめたからOKかしらね〜

指揮:ベルトラン・ド・ビリー、 演出・美術・照明:フィリップ・アルロー、 衣裳:森英恵
アラベッラ:アンナ・ガブラー、 ズデンカ:アニヤ=ニーナ・バーマン、
マンドリカ:ヴォルフガング・コッホ、 マッテオ:マルテシン・ニーヴァル、
ヴァルトナー伯爵:妻屋秀和、 アデライデ(伯爵夫人):竹本節子、 など。

*****
紗袷。 下は葉模様で、上は灰みの紫色の紗を重ねた、小紋調。 (お初)
袋帯。 極細の汕頭刺繍。 玉紬地。 渋い深緑色。 (玉椿堀江) (お初)
五嶋紐。 微かに金の入った極薄桃色。 片側に極薄緑色いり。
薄地の縮緬の帯揚げ。 草木染(臭木)。 極薄緑色。 (Kinami)
エナメル加工の薄水色の台の草履。 紬地の鼻緒。
塵除け。 紗お召。 道中着仕立て。 極薄緑色。 葉と水滴。 (お初)

雨模様が気になったものの、殆ど外を歩かないので、着る機会を逸していた紗袷の着物をおろした。
帯も、やっぱり締め損なっていたのを、着物に合わせておろした。
雨も気温も気になるものの、紗袷をおろすならと、去年作ったままだった塵除けもお初で着用。
暑さが気になるので、長襦袢も呉服店で薦められて作った洗える正絹をおろした。
サラッとした生地感が独特だが、袖無双仕立てだから、今の時期用なのでしょうねぇ。
休憩時間にも雷雨で、心配したけれど帰りには止んでいて、往復とも降られずに済んでホッ。

友人は、この時期にピッタリで雨にも強い大島紬。 私も好きな藍大島だった。
私の紗袷に直ぐに気付いて、好きそうな色合いねと、暫く着物談議。
友人は私より大分前に紗袷の訪問後を作ったのに、今になってもまだ着ていないとのこと。
着る期間が短いから、なかなか着用し難くて、私も何年越しかになったが、
彼女の話を聞いた後に、訪問着でなく小紋調のに出会って、誂えることにしたのよね〜

2014.5.25 [日] 「無布施経」 と 「浮舟」

21日(水)の午後は、また能楽鑑賞@国立能楽堂。
月曜に宝生能楽堂に行ったばかりなので、改めて国立能楽堂の広さを感じた。
番組は、狂言・和泉流「無布施経」、能・観世流「浮舟」。

狂言「無布施経 ふせないきょう」は、いろいろな狂言師で何度も観ているが、
それだけに、楽しめるかどうかはシテにかかっているし、狂言師2人の間合いも大きいと思う。
シテ/住持が檀家のところへ行って毎月の供養のお経をあげて帰るが、途中で、
この日に限ってお布施をもらわなかったのに気づき催促に戻ったものの、あからさまには言えず、
すっかり忘れてしまっている施主に、それとなく思い出してもらおうと苦労する様子がおかしく、
いざ思い出してもらったら、催促に戻った気まずさ..
シテ/住持:萬斎、アド/施主:万作。  息の合った親子共演を楽しんで見物。
達者な萬斎さんのシテを、万作さんが受けて支えている趣き。

源氏物語を基にした能「浮舟」は上演が多くないらしく私は初見なので当然楽しみにしていた。
動きの少ない前場も飽きることなく、後場は華やかな装束と動きを楽しんだ。
シテ:山階彌右衛門、ワキ/旅僧:宝生欣哉、アイ/所の者:深田博治、
後見頭:野村四郎、地頭:武田宗和。  囃子方は、寺井義明、観世新九郎、佃義勝。
シテの面が独特で、どちらもいい面だけれど何かと思っていたら、
前シテ/里の女:棹さし、後シテ/浮舟:増髪。
「棹さし」という女面があるのを初めて知った。

*****
能楽堂の前に、駅前のレストランで、ハンバーグにパン(バイキング)と珈琲。
帰りは日本橋のデパ地下の春帆楼でフグの刺身にフグ寿司で夕食。
はもの湯引きがあったので、どちらにしようか少し迷ったためか、1切れ特別サービス。(喜)
うれしい驚きで、心中ニッコニコ。 ありがとうございます。
果山のジューススタンドで、でこぽんのジュース。 程よい甘さにニコリ。

*****
色大島紬。 草木染(五倍子・藍)。 みじん格子。 (東郷)
袋帯。 漢方染手織。 薄緑・白緑・鶯茶色。 (じゅらく) 
五嶋紐。 落ち着いた水色、片側に薄桃色など入り。
ちりめん紬の帯揚げ。 京友禅。 薄灰茶色・薄灰赤茶色などの染分け。 (洛舟)

往きには風に煽られて雨コートの裾が反ってしまい、着物の裾の色が変わるほど濡れてドッキリ。
必死に手拭いに水気を吸わせ手を当てて体温で乾かした甲斐があって、
どうやらシミにならずに済んでホッと安堵した。 よかった、よかったと、雨に強い大島紬を再認識。

2014.5.22 [木] 花形歌舞伎・昼の部

20日(火)は、朝から染五郎の独り芝居の趣きの明治座の花形歌舞伎の昼の部に出かけた。
途中、甘酒横丁の関山で、万葉包みという茶巾寿司の入ったお弁当をお昼用に調達。
少し多めかと思いながら選んだお弁当は、やっぱり多かったけれど、それでもペロリ。(笑)

「義経千本桜 鳥居前」、「釣女」、そして「邯鄲枕物語 臚清の夢」。
「鳥居前」には染五郎は出ず、歌昇の狐忠信、隼人の義経、米吉の静御前、種之助の弁慶など。
歌昇の狐忠信は、期待していなかった(ゴメン)のに、悪くない。 あら〜と少しうれしくなった。
背がもう少し高ければ見栄えがするのに残念と思うけれど、こればかりは致し方ない。
他はまだまだ若手の勉強会的。(笑)
次の「釣女」は、染五郎の太郎冠者、高麗蔵の大名、亀鶴の醜女、壱太郎の上臈で、
前の「鳥居前」に比べれば、ずっと安定感があるが、亀鶴の醜女の顔は作り過ぎ。
あんな顔にしなくても、亀鶴はいい役者なのだから、芝居で十分に笑わせられるはず。

最後の「邯鄲枕物語」は初見で、能の「邯鄲」のパロディ。
染五郎の艪屋清吉・壱太郎の女房おちょうが、借金のため夜逃げ同然に池之端の借家に引っ越し。
夫婦は、義理ある主人の難儀を救おうと、紛失した御家の一軸の在り処を突き止めたものの、
請け出す金子がなく苦心していたが、窮状を知った歌六の家主の勧めで美人局を仕掛けるが失敗。
美人局を仕組んだ相手の亀鶴の侍・横島伴蔵の忘れて行った箱を枕にひと眠りすると、
たちまち話は大坂へ飛んで、茶番劇。
「忠臣蔵五段目」の山崎街道と「吉田屋」の新町の廓に巻き込まれ、
夢が覚めたら元の池之端という他愛無い展開で、夢中劇を楽しむ話。
夢の中ではすべてがアベコベで、金に困った清吉が逆に金を持たされて困るというギャグ。
大阪では、鴻池ならぬ鶴の池善右衛門を2役で勤める歌六の奇妙奇天烈な病がおかしく、
山崎街道では、亀鶴のやはり2役の定九郎ならぬ盗賊唯九郎が楽しい。
吉田屋では、染五郎の清吉が伊左衛門、壱太郎が夕霧ならぬ梅ヶ枝。

*****
終演が早いので、また柳屋に並んで、自分用とおすそ分け用の鯛焼きを購入。
水天宮駅から半蔵門線で一直線に押上まで行って、天真庵でいつもの文膳。
お酒一合・香のもの・酒肴・ざるそば・珈琲。
酒肴を食べながらの昼酒が効いて、たった1合でほろ酔い気分。 ほんにまあ、弱くって..

武智鉄二還暦記念私家本の「芸十夜」、坂東三津五郎と武智鉄二の対談集を見せていただいて、
チラ読みしたものの、読み出したら止まらなくなるのは必至だから、早々に諦め。
そのうちに、元浅草芸者というたまちゃん(悠玄亭玉さん)が浅草での仕事を終え、
舞台衣装のまま蕎麦を食べに来られて、楽しげにお話しなさるのを、こちらも楽しく拝聴。
はじめてお目にかかったが、明るいお人柄で、85歳にして現役というのが素晴らしい。
帰る時になって、店主の野村さんが「芸十夜」を暫く貸してくださると言う。
長くなるからとお断りしようとしたが、長くお借りしてもOKというので遠慮なく拝借。
もち麦パンも購入でき、何より本が重くて.. でもニコニコと雨に降られぬうちにと辞去。

*****
久留米絣(木綿)。 藍染。 番傘・花菖蒲の柄。 (森山寅雄)
八寸帯。 紬地。 薄からし色系。  横段。 (米沢・齋英「蔓小町」)
くすんだ黄緑の帯締め。 片方が色違いの4本に分かれたもの。
渋めの濃くない緑色地の帯揚げ。 黄土・白色の変わり縞。 
歩く予定があったので、前日と同じ歩き易い草履。

袷は暑くなってきたので、単衣仕立ての木綿の着物を重宝する時期だと、木綿の着物を着た。
でも、この日の暑さには、しっかりした生地の久留米絣は単衣でも涼しくはなかった。 う〜ん..

2014.5.21 [水] 能楽祭

19日(月)の午後は、能楽協会の感謝祭「能楽祭」を観に宝生能楽堂へ出かけた。
舞囃子・喜多流「高砂」、独吟・金剛流「内外詣」、小舞・大蔵流「通円」、一調一管・宝生流「葛城」、
狂言・和泉流「舟ふな」、能・観世流「仲光 悠傷之舞」。

「通円」の東次郎さんの小舞、「葛城」の一噌仙幸さんの笛が素晴らしかった。
初めてだと思う能「仲光」に既視感があって、観たことがあるのかもしれないと思ったが、
似た展開の他の曲のためかもしれない。 いずれにせよ、これも楽しく鑑賞。
シテ/藤原仲光・武田宗和、ツレ/多田満仲・浅井文義、ワキ/恵心僧都・福王茂十郎、
アイ/仲光の下人・善竹十郎、それに子方2人 など。
囃子方は、藤田六郎兵衛、成田達志、亀井忠雄。

*****
白大島紬。  経柄。
袋帯。 和紙箔。 黒緑地。 色露草。 (吉翔「異国彩露草」) 
五嶋紐。 生成り 片方に深緑入り。
紬地の帯揚。 京友禅。 灰薄緑色と灰茶色の染分け、中央は白茶色。  (雪華) 
ラバーソール台の草履。  濃深緑色の天・鼻緒。  (菱屋のカレンブロッソ)

*****
開演時間がゆっくりめだったので、能楽堂の前に日本橋で用事を済ませた。
案内の来ていたデパートの催事の最終日で能楽終了後だと間に合わないので、
先に寄って荷物にはなるけれどお菓子を購入し、昼食を取り、さらに野暮用も済ませた。
そのため大分歩いたが、この草履は足に負担感が無く楽なのが、うれしい。

2014.5.21 [水] 團菊祭歌舞伎・昼の部

まだ終わらない遡り日記。(苦笑)

17日(土)は、團菊祭歌舞伎の昼の部のチケットを入手できたので、いそいそ出かけた。
昼の部は連日ほぼ売り切れ状態で、たとえ席があっても既に予定の入っている日が多いから、
初日に行き損なってしまった時点で、観られないものと諦めていただけに、幸運がうれしかった。

まず、左團次が久しぶりに粂寺弾正を勤める「毛抜」。
悪くはないのだけれど、團十郎の愛嬌のある弾正を懐かしく思い出してしまう。
つぎが、海老蔵・菊之助が弁慶・富樫を勤める「勧進帳」。 義経は芝雀。
まだまだ差があるわね〜と思うものの、今の時点での勧進帳を観ておけたのはよかった。
最後が、菊五郎の宗五郎で「魚屋宗五郎」。 やっぱりこの芝居は菊五郎が絶対いい。
時蔵の女房おはま、団蔵の父太兵衛、梅枝のおなぎ、錦之助の磯部主計之助、
左団次の浦戸十左衛門など。

*****
茶の葉@銀座もイデミ・スギノ@京橋も満席で、待っている方も何組もいらしたので、
残念ながら諦めたが、叶匠寿庵@日本橋デパ地下には運よく入れて、パフェをペロリ。
ツキイチしか入荷しない あがり羊羹@鎌倉松花堂 なども購入できて、ニッコニコ。
何年か前の鎌倉散歩ミニオフを懐かしく思い出し、また行きたいな〜と思う。
でも、食べ比べたくて、ごぼうせん@歌舞伎座と牛蒡はん@京都館 なども購入したのだから、
やっぱりお菓子の買い過ぎでしょうね〜  お腹まわりが成長するのも無理もない。(涙)

*****
白大島紬。 有色絣。 雲取唐花。
名古屋帯。 手描き友禅。 縮緬地。 白地に青楓。 (秀美)
五嶋紐。 渋い緑色と極薄灰茶色に臙脂入り。
緑・薄青・薄緑・生成りの染分けの帯揚げ。 (和想庵) 薄緑・生成り色を出した。
灰色の鼻緒・赤い前坪に、白色の天・黒色の巻の草履。

*****
帰宅後は慌ただしく健康講座に出かけて、いつも通り講座の前に自主ストレッチをしていたら、
何と、右太腿の筋を痛めたらしく、動くと痛いどころか動かなくても痛い。(涙)
片足だけだったから様子を見ながら最後まで参加したが、年齢を再認識させられた。

2014.5.19 [月] ミラノ展 & 能「俊寛」

16日(金)の夜は国立能楽堂の定例公演で、能「俊寛」があって、楽しみにしていた。
同じ曲目・主題でも、能・文楽・歌舞伎での違いに驚いたり楽しかったりするので、今回も楽しみ。

納涼能のチケットを受け取りに観世能楽堂に行く用事もあり、
Bunkamuraザ・ミュージアムの展覧会「ミラノ・・」も観たいと、その前に渋谷に出かけた。
ミラノ展では、華麗なる貴族コレクション! を実感。

早めに出かけたので、ゆっくり見ても能楽堂公演まで時間の余裕があったため、
隣のデパ地下のダロワイヨのイートインで食事。
海鮮ドリアをいただいたが、前菜サラダ、パン、ケーキ、珈琲つき。
ケーキはシューキュービックだったが、これも食べ応えあって、お腹一杯。
で、展覧会の半券サービスの焼き菓子は持ち帰り。(笑)

展覧会を観ていた時か食事中なのか、一時雨が降ったというのでビックリ。
雨の心配はないから洗濯物も出したままでOKと予報で言っていたのに、何故〜?と思いながら、
日傘さえ持っていなかったから、外を歩いているときに降られなかった幸運に感謝。

*****
定例公演は、狂言・和泉流「茶壺」と、能・金春流「俊寛」。
狂言「茶壺」は前に観た時と印象は概ね同じながら、アド/使いの者の存在感が強く、
シテ/すっぱ(詐欺師)と比べながら、シテとアドはどう決めるのかなどと思うのも面白い。

期待していた能「俊寛」は、見慣れた歌舞伎とも文楽とさえも違って、地味というか..
でも不思議な存在感と、哀れさを強く感じた。
俊寛、成経、康頼、更には赦免使などの、装束の違いも印象深かった。
シテ/俊寛・本田光洋、ツレ/丹波少将成経・山井綱雄、ツレ/平判官康頼・山中一馬、
ワキ/赦免使・福王茂十郎、アイ/赦免使の従者・野村又三郎、地頭・高橋汎 など。
囃子方は、藤田朝太郎、幸清次郎、亀井実。
シテの面は、専用面の俊寛。

*****
染小紋。 大島紬。 濃淡藍色。 更紗風。
染名古屋帯。 縮緬紬。 薄鈍色地。 燻し金・銀色の薔薇柄。 (幸春)
五嶋紐。 水色。 房は桃色。
上下は灰色で、中央は白に金色の線・点入りの帯揚げ。
金・白色の五嶋紐の鼻緒の草履。 薄金色台。

2014.5.19 [月] 伝統工芸藍形染展

遡り日記の続き。

15日(木)は、母の処に行くのと合わせ、伝統工芸藍形染展に行った。
昨年と同様、副題に 松原染織工房とそこで学んだ作家たち とあって、会場の雰囲気も同じ。
拝見するだけのつもりでも、藍染め大好きな私には本当に魅力的。

着尺は兎も角も帯ならどうにか..と少しその気になって(笑)見て回ったら、当然ながら.....
紗の帯に目を惹きつけられて、汗かきだから夏帯は八寸しか要らないと思っても、
帯の雰囲気もお値段もあまりに魅力的で..  困ったものだわね〜
浴衣地も、夏着物として着用できると心迷うものの、もう要らないでしょと私の中の常識が言うし、
夢に見たらと言われても、夢に出てきたとしても無理は無理、無い袖は振れないから..

松原孝司さん・忠さんと浴衣地を見ながら話し込んでいるうちに気づいたら長時間になっていて、
大慌てで失礼して母の処に行った。
母の日プレゼントの花がいくつもあるので、部屋が華やかな雰囲気。
花好きの母が喜んでいるのを私もうれしく思いながら水遣りして、脚のマッサージなどしていたら、
あっという間に夕食時間。 次回はもっと早く行ってゆっくりしたいと思うのだけれど..

2014.5.18 [日] オペラ2本立て

14日の夜は、オペラ「カヴァレリア・ルティスカーナ」と「道化師」を観に行った。
新演出による新制作で、期待して行ったが、舞台装置には納得と疑問も。
音楽と歌手の声を楽しんだからOK。
同時代の作品で、どちらも短いからセットでの上演が一般的だが、
両方とも死で終わるので、一方だけでもハッピーエンドだといいのにとも思う。(笑)

指揮:レナート・パルンボ、 演出:ジルベール・デフロ
カヴァレリア・ルティスカーナ
 サントゥッツァ:ルクレシア・ガルシア、 トゥリッドゥ:ヴァルテル・フラッカーロ、
 ルチア:森山京子、 ローラ:谷口睦美、 アルフィオ:成田博之 など。
道化師
 カニオ:グスターヴォ・ポルタ、 ネッダ:ラケーレ・スターニシ、
 トニオ:ヴィットリオ・ヴィッテッリ、 ペッペ:吉田浩之、 シルヴィオ:与那城敬 など。

*****
久米島紬。 黒色。 無地。
本袋帯。 引箔。 枯金茶地。 よろけ献上。 (勝山)
伊賀組紐。 青色に水色・薄水色入り。 (松山好成)
草木染(竹染)の帯揚げ。 薄い竹色。
黒・白色の五嶋紐の鼻緒の草履。 黒色の本漆台。

大島紬を着る予定が、着物を出す時に見かけた久米島紬に変更してしまい、
いざ着物を着る段になって自分の迂闊さに気づいたが、この時期に着る着物じゃぁない。(涙)
遅れたら入れないので、着物を替えるのも洋服にするのも時間的に難しいかと諦めて、
そのまま着用したけれど、暑いし、結城紬に似た風合いも、まるで季節違い。
劇場で会った友人に暑くない?と驚かれて、暑いわよ〜と呆れた返答。

2014.5.18 [日] 住大夫引退公演

13日(火)は、文楽の義太夫語りの第一人者、住大夫さんの引退狂言を聴きに行った。
第一部は、「増補忠臣蔵」、「恋女房染分手綱」、「卅三間堂棟由来」で、
住大夫さんは「恋女房染分手綱」の「沓掛村の段」の切を語る。

「増補忠臣蔵」の「本蔵下屋敷の段」は、多分初めて観たのだと思うが、既視感があって..
加古川本蔵が山科の由良之助を訪ねるまでの背景を描いた段で、歌舞伎でも観たいと思った。
前を千歳大夫・團七、奥を津駒大夫・寛治で琴を清公。 

「恋女房染分手綱」は、「沓掛村の段」の切を住大夫・錦糸で、前を文字久大夫・藤蔵。
「坂の下の段」は、清友の三味線で文字久大夫・咲甫大夫・始大夫の掛け合い。
住太夫さんの引退狂言に、人形遣いは、蓑助、文雀、和生、玉女、勘十郎など全員出演の感。
住太夫さんの語り分けは相変わらず見事だけれど、お声が出ないのが寂しく、痛々しい感もあって、
あれだけ迫力のあるお声だった方だから引退をお決めになったのも分かる。
長い間ご苦労様でした、ありがとうございました、と思うばかり。
「沓掛村」・「坂の下」も初めてだと思うが、楽しく聴いた・観たものの、
「重の井子別れ」が無いのが、何となく中途半端な感じで、どうせなら続けて上演して欲しかった。 

「卅三間堂棟由来」は平太郎住家より木遣り音頭の段。
中を睦大夫・清志郎、切を嶋大夫・富助。

*****
終演後は、また可否道でコーヒー休憩。 久しぶりのお替りは、やっぱりアメリカン。
その後、田島比呂子氏のビデオを見に日本伝統工芸染織展@三越に行き、
更に高島屋に行って、特別食堂で野田岩のかさね重で食事をしてから帰宅。

*****
訪問着。 青灰色地。 白色の胡蝶蘭の刺繍。 (山口美術織物・錦繍御衣「胡蝶蘭」) (お初)
袋帯。 唐織。 黒地に金糸レース。 白色などで胡蝶蘭。(山口・御御帯「レース地胡蝶蘭」)(お初)
五嶋紐(銘つぼたれ)。 江戸本高麗。 春光箔。 白地に薄緑色・薄橙色の方。 (お初)
中央が極薄浅黄色・両端が薄桃色の帯揚げ。 中央に金糸の桜花の刺繍。
白色の皮シコロ織の鼻緒の草履。 薄いパ−プルシルバーの台。 (長谷川商店)
五嶋紐のバッグ。(お初)  サブにお召し中型トートバッグ。
透かし織り雨コート。 薄紫・薄い黄水仙色。

雨の予報に逡巡したものの、出かけるまでには上がりそうだと、訪問着を用意していたが、
前夜の予報では早朝には止むはずだった雨がまだ降っていて、普通なら着物を替えるところでも、
住大夫さんの引退発表があった時から引退公演で着ようと思っていた着物だから、強行着用。(笑)
作ってから数年、着る機会を逸していた訪問着を漸く着ることができた。
帯に出会ったのは引退を聞いてからで、この着物に合わせようと無い袖を振ったのだから、
これもお初で、帯締めなどもお初という、引退は寂しいけれど、お祝い?モード。

往復には雨下駄を履き、草履を持っていくという初めての経験つき。(爆)

2014.5.18 [日] 口福 & 眼福

12日(月)は、文楽の第二部を観に行く前に、天ぷらランチ@みかわ是山居。
天ぷらでしか食べたことの無い、天ぷらを食べに行くようになるまで知らなかった「ぎんぽう」。
1ヵ月限定となれば、食べ損なったら1年待たなくてはならない。
2年続けて食べ損なったことがあって、それ以来、気を付けているのに、
去年も危ういところだったので、今年は早めに食べておこう(笑)と入れていただいた。
ランチコースに、入荷しているのを確認した(爆)ぎんぽうを追加。

魚は、海老、海老の頭、鱚、煽り烏賊、ぎんぽう、めごち、穴子。
先付もお椀も先月と概ね同じだったが、途中の箸休めの野菜は新生姜で季節を感じる。
山菜だと思い込んで何が出るかと楽しみにしていたので拍子抜けではあったけれど..(大爆)
選択の野菜は、アスパラに椎茸。 最後の小柱のかき揚げはいつも通りに天丼。
デザートは、いつもの福豆でなく、季節限定のゴールデンオレンジ。 うれしくてニンマリ。

文楽の開演までに時間の余裕があったので、可否道に寄ってコーヒーで一休み。

*****
今月の文楽は住大夫さんの引退公演と謳っているためか、多分全日満員御礼。
住大夫さんご出演の第一部はあっという間に売り切れ、第二部もその余波か直にほぼ売り切れ。
この日は、第二部の「女殺油地獄」と「鳴響安宅新関」を鑑賞。
「女殺油地獄」は歌舞伎でもよく上演されるが、筋というか主人公が好きになれないから、
何となく気乗り薄で、ランチをたっぷり食べたせいもあってか、気づいたら居眠り付。(苦笑)
「鳴響安宅新関」は初見(多分)。 歌舞伎の「勧進帳」より、お能の「安宅」に近い印象。

*****
色大島紬。 五倍子染。 変わり市松。 (東郷)
名古屋帯。 正藍染め。 灰みの白地。 笹・蜘蛛の巣風の雁柄。 (松原)
伊賀組紐。 青色、水・薄水色入り。 (松山好成)
藍染の帯揚げ。 藍色の濃淡の濃色の方を出す。 (松原)
黒・白色の五嶋紐の鼻緒の草履。 黒色の本漆台。
大判ショール。 草木染。 灰色暈し。 (富田五郎)

塵除けを着ると流石に暑く、ついに大判ショールの出番。

2014.5.18 [日] 山本会別会

11日(日)の午後もまた能楽堂に出かけて、山本東次郎家の狂言の会で狂言を楽しんだ。
番組は、「膏薬練」、「比丘貞」、「八尾」、「仁王」で、 間に素囃子つき。
「狂言三老曲」中、最も難曲という「比丘貞」は生涯一度だけしか演じない方が多いのだそうだが、
今年喜寿を迎える東次郎さんが26年ぶりに再演なさると知って、是非とも観たいと出かけた。

「膏薬練」は泰太郎・凜太郎、「比丘貞」は東次郎・則孝に子方、「八尾」は則重・則秀、
「仁王」は、則俊・遠藤博義に、則孝・泰太郎・則秀・修三郎・水木武郎・若松隆。

どれも観たことはあるが、「比丘貞」は前回は気づかなかったことにも気づいて、
あら〜、くすり..と楽しく、印象的。
面も印象的で、「比丘貞」のシテ・お寮が「ふくれ」、
「八尾」のシテ・閻魔王が「小豆武悪」、ワキ・罪人が「又五郎」。

*****
終演後は日本橋に寄って、日本伝統工芸染織展を見て回った。
友禅の田島比呂子氏の制作過程などのビデオを映していたので途中から拝見。
見られなかった前半も観たいので、明後日の最終日までにもう一度来たいと思うけれど..

*****
白大島紬。 プラチナボーイ。 (田畑安之助「グヅメ三色墨ネズ五釜格子」)
名古屋帯。 貝紫染糸織り込みの白山紬。 白地。 薄紫・薄紅色等。 (お初)
五嶋紐。 白に、青などで菱形の変わり組み。
藍染の帯揚げ。 藍色の濃淡の薄色の方を出す。 (松原)

2014.5.18 [日] 逆髪は坂神か

連日の観劇で忙しく、日記は1週間も書けないままだったが、自分の覚えに順次遡り。

10日(土)の午後は、国立能楽堂の普及公演を観に出かけた。
普及公演だから解説・あんないがあって、狂言・大蔵流「鐘の音」と、能・喜多流「蝉丸」。

馬場あき子さんの解説・能楽あんない「逆髪は坂神か」が興味深く、楽しかった。
解説のお陰もあってか、能「蝉丸」を楽しめたのが今回の収穫。
曲名の蝉丸はワキでシテでなく、シテは姉の逆髪なのが、ちょっと楽しい気になる。
シテ/逆髪:香川靖嗣、ワキ/蝉丸:塩津哲生、ワキ/藤原清貫:宝生閑、
ワキツレ/輿舁:則久英志・大日方寛、アイ/博雅三位:善竹十郎、地頭:友枝昭世、など。
囃子方は、森田保美、曽和正博、安福建雄。
面は、シテ/逆髪は増髪、ワキ/蝉丸は専用面の蝉丸。

*****
泥大島紬。 黒地。 様々な模様の地空き。
袋帯。 白緑から深い緑色。 雪輪。 (井上、ねねの竹染「雪輪霞」)
伊賀組紐。 白に濃淡緑色入り。 (松山好成)
緑・薄青・薄緑・生成りの染分けの帯揚げ。 薄緑・生成り色を出す。 (和想庵)
道中着。 奄美泥染。 黄緑色など多色グラデーション。 (赤塚次男)

2014.5.9 [金] ほぼ復活

一昨日くらいから漸く体調回復して、昨夜は健康づくり講座にも出席できた。
久しぶりに2週間も沈没してしまったが、元気になってホッとしている。
歌舞伎の初日に行かれなかったので、これでは無理は禁物と月末の旅行をキャンセルしたが、
キャンセルしなければよかったかと、元気になると現金なもの。(苦笑)

今日は、友人宅での出張鍼灸院に行って、その後に上野で展覧会回りの予定。
大変な人気で長い待ち時間必至と聞いて気がそがれたトーハクの展覧会も、
この時期の金曜日は遅くまで開館しているから、夕方なら多分入り易いだろうと期待している。
さあ、どうなるか..

*****
今日は他の予定がある人が多く、治療を受ける人が少なかったので、丁寧な全身チェックになった。
いつもより時間をかけてのチェックに鍼とお灸とで、身体が随分軽くなって、
これなら治まってきた眩暈もいよいよ退散してくれそうだと、うれしくなった。
その前に一緒に昼食で、今日は中華ランチ。 私はまた初めての店。
メインを組み合わせよく選んでシェアしたので、中華料理を食べた〜気分で、満足。(笑)

治療後は美術展回りの予定が、天気予報通りの激しい雷雨に暫し足止め。
出張治療に部屋を提供してくれている友人も一緒に展覧会に行くというので、
この日の治療終了を待って部屋に鍵をかけて、トーハクに出かけた。
で、法隆寺展@芸大美術館は後日回し。

4時半過ぎにトーハクに着いたが、「キトラ古墳壁画」展に並ぶ長蛇の列に、改めてビックリ。
先に「栄西と建仁寺」展@平成館に行って、こちらはこちらで楽しく観た。
ここでの俵屋宗達の風神雷神図屏風や海北友松の屏風絵に合わせ、
本館で展示されている尾形光琳の風神雷神図屏風や友松の画などに、
他の展示室での仏像や彫刻などを観終わったのが6時半頃。

それから「キトラ」展に並んだが、列は少しも短くなっておらず、むしろ少し長くなっている感じ。
友人と2人して、1人だったら並ばないのだけれど、と言いながら覚悟を決めて待った。
外で延々と待ち、展示室内でも長い列で、壁画自体を観る時間はほんの少し。
展示室を出たら8時10分頃で、まるで大病院での待ち時間と診察時間みたい。(爆)
こんな長時間をかけて観るほどのことがあったかどうかは..
「栄西と建仁寺」を観ておいてよかったわね〜と2人で同意。

一緒に夕食を取って、湯島駅で別れてそれぞれ帰宅。

2014.5.7 [水] 「伊達の十役」

今月は明治座でも歌舞伎公演があって花形歌舞伎と銘打っているが、要は染五郎の奮闘公演。
昼夜ともに染五郎が大車輪で勤めていて、まるで染五郎の会!みたい。(笑)
そこに壱太郎、歌昇、種太郎、米吉、隼人たちの若手陣が参加し、高麗屋の番頭?の錦吾と、
高麗蔵、亀鶴などが加わって、更に秀太郎と歌六が上置きで入っているという一座。

今日は夜の部で、三代猿之助四十八撰の内「伊達の十役」の通し。
仁木弾正、絹川与右衛門、赤松満祐、足利頼兼、土手の道哲、高尾太夫、腰元累、乳母政岡、
荒獅子男之助、細川勝元という十役を早替わりで演じ分ける。 弾正の宙乗りもつく。(爆)
口上での十役の紹介・案内が、歌舞伎をあまり観ていない人には助けになりそう。
この口上を入れると、10役でなく11役になって、早替わりも楽しい。

歌舞伎座建て替え中の新橋演舞場で海老蔵が演ったばかりだが、今度は染五郎。
ともに猿翁(三代猿之助)に薦められての上演とのことだが、猿翁の人選基準は何なのか?
折角、自分が復活というか作り上げた芝居がまた埋もれないように、
継承してくれそうな若手に片っ端から声掛けしているのか?(大爆)

秀太郎が栄御前、歌六が八汐を勤める足利家奥殿の場は、踏まえてとかパロディとかでなく、
「伽羅先代萩」そのもの的な上演なのも面白いというか、ここは他の演じ方が難しいというか..
染五郎は、ここでの政岡をやることを目標に女方の役をやってきたというだけあって、
政岡だけでなく女形3役とも悪くはないが、(海老蔵の女形には??だったけれど)
十役のうち、頼兼の殿様らしさと、勝元の捌き役ぶりに、いいわね〜と思う。

甘酒横丁の柳屋で鯛焼きを、関山で万葉包み(茶巾寿司)等を買って、食べ物の楽しみつき。
一つずつ型で焼く柳屋の鯛焼きは、土産にたくさん買う人も多く、並んで待たねばならないが、
それでもここに来ると、やっぱり食べたくなる。

*****
泥大島紬。 黒みの茶色。 細かい総柄。
袋帯。 パールみの灰色地。 牡丹の意匠入り。
五嶋紐。 肌色に近い桃色、裏は空色。
ちりめん紬の帯揚げ。 京友禅。 薄灰茶色・薄灰赤茶色などの染分け。 (洛舟)
エナメル加工の薄水色の台の草履。 紬地の鼻緒。
道中着。 奄美泥染。 黄緑色など多色グラデーション。 (赤塚次男)

時期的には少し遅いかと思いながらも、締め損なっていた牡丹の意匠入りの帯を締めた。

2014.5.2 [金] 帰ってきた團菊祭

5月の歌舞伎座は、團十郎・菊五郎を中心とした「團菊祭」が長く恒例だったのに、
建て替え中は東京ではやらずに関西での実施になって寂しい思いをしていたが、
團十郎が亡くなってしまい、「團菊祭」自体が暫く無いのかと思っていたら、
十二世市川團十郎一年祭として新しい歌舞伎座で復活。
名目は何であれ、團菊祭が歌舞伎座に戻ってきてくれて、うれしい!
一年祭だからか成田屋所縁の演目が多い感じ。

6年ぶりに戻ってくるとなれば初日に観たいと、1日の昼の部のチケットを取っていたが、
眩暈が酷くて残念ながら諦めた。(涙)
左團次が久しぶりに粂寺弾正を勤める「毛抜」は兎も角、海老蔵・菊之助など若手の「勧進帳」も、
菊五郎で観たいと思っている「魚屋宗五郎」も、楽しみにしていたが、動けないものは仕方ない。
昼の部は殆ど売り切れ状態みたいで、早朝から幕見に並ぶのは体調的に無理そうだし、
立って観ることなど、この体調では無理も無理、できる訳もないから、今回は観損ない必至。
観たかったけれど、無理は禁物、仕方ないと自分に言い聞かせる。

体調も少しよかったので連続パスは何としても悔しいと、頑張って2日目の夜の部を観て来た。
松緑が曽我五郎時致を勤める「矢の根」は、筋らしい筋も無い感じだから、
初めて観た時には、何だ、これ? 状態だったので、それに比べれば、
それぞれの動きを歌舞伎らしいと楽しめるようになった気がして、そういう自分の変化も楽しい。
「極付 幡随長兵衛」は、やっぱり菊五郎の水野十郎左衛門がいいわね〜と思う。
長兵衛が團十郎でないのが寂しいものの、海老蔵が少し大人になった(笑)気がして、感慨深い。
若いから「湯殿」での立ち回りの動きも軽快で、それも合わせて、じ〜んとした。
「長兵衛内」では時蔵の女房お時に心の揺れが見えて流石。 他に松緑の唐犬権兵衛など。
菊之助の「春興鏡獅子」は丁寧な印象。 今は基本に忠実に丁寧に踊るのがいいとは思うけれど、
感動することもなくて、残念というか少し寂しかった。
まあ、今は誰が何を演っても、どこか無意識に 前に観た いい舞台と比べているのでしょうねぇ。
 
*****
体調的に着物でなく洋服で出かけたので、気楽に着物ウォッチング。(笑)
お1人だけ単衣をお召しの方をお見かけしたが、袷の着物の方々の中では着物の軽さが目立ち、
少しペラペラ感(だから単衣だと気づいた)があって、この時期の着物の選択は難しいと改めて思う。
単衣を着るなら、柔らかものより紬の方が違和感が少ないように思える。

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