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2014.7.27 [日] 24日はフレンチランチ

ランチに、オーグードゥジュール・メルヴェイユ@日本橋へ出かけた。
ほんの少しだけだけれど前日に片づけを頑張った自分の慰労(笑)と、
片づけ始めたので荷物が一層散らかってしまって収拾がつかなくなった部屋からの逃避(爆)。
それに、もっと片づけたいから、気持ちを鼓舞するためと言い訳も..(大爆)

この店も、あと1ヵ月半余りでで開店から10年になる。
それを機に開店以来のシェフと支配人が一緒にグループを離れ自分たちの店を持つとのこと。
同じ日本橋で店を開くそうだから今後も松本シェフの料理を食べられるけれど、
もう暫く此処での食事も楽しみたいと思う。

食べたい料理が多く、食材にも惹かれて、品数の多いコースにした。

8月8日追記:
 覚えのために、メニューを書いておくつもりができないまま放置してしまって、諦めた。

2014.7.23 [水] 少しだけ片づけ

前日24日にも片づけをするつもりが、チケットの有効期限切れが近いので開店時間に電話したら、
入れると言われ、そちらを優先して自分メンテに出かけてしまい、片づけはまた先送り。
ボディとフェイシャルと両方で3時間以内と頼んだのに、後のあれこれで、やっぱり3時間半。フ〜..
施術後は、茶の葉@松屋で、いつものように煎茶とお菓子、それにミニ氷をいただいて、ホッ。
帰宅後に片づけるつもりが、またも殆どできず。

*****
で、今日は奮起して(爆)、靴の整理というか廃棄。
直ぐに結果が出れば気分が乗るだろうと、まず下駄箱にギッシリの靴を捨てることにした。
殆ど履いていないのに、靴の内側(のビニール?)が痛んで捨てるしかない靴が何足かあったし、
退職後は履いたことがないままで、ヒールがボロボロで替えなければ履けないハイヒール多数。
上の段から一段ずつ全部出して、順次選別。
直ぐに捨てることにした靴、もったいなくて思い切れない靴、取っておこうと思う靴..
思い切れなかった靴も、靴箱に戻す時には少し冷静に判断できて、多数を捨てる袋行きにした。
結局、半分近い30足余を捨てることにして、ごみ袋2袋にいっぱいになった。

改めて、一体こんなにたくさんの靴が必要だったのかと自問。 必要ないわよね〜
今、着物関係でも同じことをしているわね〜と思いながら、物好きな自分に呆れてもいる。

こんなハイヒールをいつ履くの?本当は捨てたほうがいいんじゃない?などと思いながらも、
大好きで無理して買ったブルーノマリーの靴も何足も捨てたし、今回は十分なくらい捨てたから、
無理に思い切らなくてもいいと、暫く保留にしてしまった靴も多い。(苦笑)

下駄箱の1段を草履用にできて、大分スッキリした結果にニンマリ。
下駄箱の上の物入れに入っていた靴箱・靴も処分して、空いたところに草履の入った箱を収納。
でも、もう1〜2段くらいは草履用にしたいから、年内にもう一度片づけたい(=捨てたい)と思う。

2014.7.21 [月] 稚鮎のてんぷら

先週、和食を食べに行ったら案の定、稚鮎のてんぷらが出て、美味しくいただいたものの、
やっぱり、みかわのご主人が揚げたのを食べたくて、ランチに入れていただいた。
午前中着の宅配便を受け取ってから、急いで連絡したら、1時からの回は満席だけれど、
11時半からの回なら席があるというので、やりかけの用事を放り出して出かけた。(笑)
土日・祭日に入れてもらったのは何年振りか。
ランチコースに、お目当ての稚鮎を追加。
てんつゆが、私の好きな夏季限定のスッキリした蓼・枝豆などの緑色のになっていて、ニコリ。 

美味しくいただいた後は、ウフレに寄ってケーキを買って母の処へ。
このところ食事・おやつが美味しくないと言うことが多くて可哀想だったが、
美味しいと喜んで食べてくれて、甲斐があったとニンマリ。
あとは、いつものようにおしゃべりしながら足のマッサージ。
前回のマッサージ後、昔の酷い突き指で痛めた手が2〜3日も痛んで辛かったので、
今回は少し短く30分余。 パンパン状態を脱したので短めでも効果があって助かる。

2014.7.20 [日] 雷雨

夕方から家の方は凄まじい雷雨。
外出中にこんな雨にあったら堪らないと思いながら下を見たら、慌てて走る方々。
本当にお気の毒。 それにしても夕立という言葉が懐かしくなるほどの雷雨。
もはや東京も亜熱帯みたいだわね〜と思う。

雨が上がったら、随分と涼しくなって、水撒き効果を実感。(笑)
このところ予定が少ないのにダウンが続いていて、先週も出かけた日以外は横になってばかり。
健康づくり講座も、家に居たのに2日とも欠席してしまった。
いい加減にシャッキリしなさいよと自分を叱咤。 叱咤も、もう何度目かしら?

2014.7.18 [金] 納涼能 & 和食@志づ香

午後は、能楽協会主催の納涼能を観に、初めて観世能楽堂に行った。
能楽堂に通いだす随分前に美術館に行く折に気づいて、学生の頃は大曲にあったはずなのに..と
驚きながらも行かないまま何年も経ったら、今秋で閉館し、暫くしたら銀座に移るという。
渋谷は高校生の時から5年も通った駅なのに、すっかり変わってしまった今は、
何となく気分的に遠い町(笑)になって、あまり行くことがないのだけれど、
この能楽堂を1度くらい見ておきたいとの興味もあり、観たい公演だったので行くことにした。

ミニ講座、能・喜多流「高砂」、休憩後に、狂言・大蔵流「棒縛」、仕舞を3曲、能・観世流「土蜘蛛」。

能「高砂」の後シテの住吉明神はやはり若い神で颯爽とした舞だった。
2年余り前に国立能楽堂の企画「老体で見る高砂」で観た老神もよかったと思い出した。
仕舞は3曲とも、今回はお能を担当しない宝生・金剛・金春の3流のご宗家が舞われたが、
大学卒業直後に宗家を継がれた宝生流のまだ20代の若いご宗家の精進ぶりに目を見張った。
能「土蜘蛛」は、小書「入違之伝」つきだったが、違いが分からず。(涙)
でも、シテの観世銕之丞、ツレの山科彌右衛門、ワキの福王和幸などに、囃子方もよかったし、
後シテだけでなく、化生のものの退治に出かけるワキ・ワキツレの派手な装束も、
シテが投げかける沢山の蜘蛛の糸なども含め楽しく鑑賞できたからOK。
後シテのあのインパクトの強い青い面は何かしら? 青顰?

*****
楽しく観られて、お能のヒーリング効果もあって元気が出たら、美味しい料理を食べたくなった。
終演後は途中下車して、幸い席があるという 志づ香@門仲の料理で更に元気づけ。

最近の常で、お酒は1合だけで、料理はお任せ。
枝豆、冷たいとろろ(蕎麦の実と青海苔入り)、お造り(鱸、鯵、蛸、真鰹のづけ)、
穴子の白焼き、レンコンと海老しんじょうのはさみ揚げ・オクラのあんかけ、稚鮎のてんぷら、
そして、丸茄子の海老味噌焼きで、一通り(だったと思う)。 十分に満足・満腹。(笑)
〆の稲庭うどんは生姜味を選択して、おいしくいただいた。

依然として体調に問題がある上、雷雨の天気予報に逡巡していたら、時間切れ。
能楽堂で着物の方々を見かけて、洋服にしてしまったのを残念に思っていたけれど、
食事をして外に出たら、雨!
着物にしなくてよかったと思って、そう思う自分に苦笑い。
傘があってもケーキ店まで歩いたら大分濡れそうなのでデザートは諦めて、
メトロで真っ直ぐ帰宅。

2014.7.16 [水] 能「芭蕉」を堪能

今月は国立能楽堂と相性が悪いのか体調不調で行き損なったり大幅に遅れたりしたので、
気合を入れて(笑)着物を着て早めに出かけ、駅前のレストランでランチを取ってから行った。

能「芭蕉」は初見だったが、開演前のお調べの後半の笛の音に、もうお能が始まった気分。
前にも一度、お調べの笛の音に感じ入った時があったけれど、あの時の曲は何だったか..
何はともあれ、今日は静かな笛の独特の音色に惹きこまれながら、開演を待った。

ワキの山居の僧の長い謡に聞き入り、ついで、囃子方、特に笛の音に聞き入っているうちに、
前シテの里女の登場。 表着(うわぎ)は能装束としては珍しい(と思う)緑色で、とても素敵。
唐織かと思うけれど、独特の色合いで、雰囲気十分。 ああ、芭蕉の精..と思う。
シテの謡も長く、前場の謡は地謡よりワキ・シテの謡の印象が強かった。
間狂言も、小書「薬草喩品 やくそうゆほん」のため、語りをタップリ楽しんだ。
後シテの芭蕉の精も、薄緑色の装束で、長絹の色合いが何とも言えない独特感があった。
後場は、地謡の活躍?とシテの舞を楽しんでいるうちに終演。

シテ・観世清河寿、ワキ・森常好、アイ・山本東次郎。
地謡は梅若玄祥の地頭で、ほかに岡久広、梅若紀彰、浅見重好など。
囃子方は、一噌庸二、大倉源次郎、柿原崇志。
面は、深井。

現在はどちらかというと稀曲に属すが、江戸時代までは盛んに上演された人気曲だったという。
今日は、能楽師・狂言師・囃子方の全部が揃っていたこともあろうが十分に堪能したので、
また上演を重ねて欲しいと思う。

お能の前には、狂言・大蔵流「因幡堂」。
山本則孝のシテ・夫に、泰太郎のアド・妻。

*****
帰りは東京駅に出て、大丸の地下で羽二重団子と水羊羹を買い、
丸善では革製品のセール中だったので、ブックカバー、メガネケースなどを購入。
日本橋高島屋の地下の叶匠寿庵で氷にアイスをトッピングして涼を取って、一息ついて帰宅。

*****
付下げ。 京友禅。 紋紗。 灰紫色地。 桔梗・ススキ・笹などの柄入り。
八寸帯。 博多羅織。 間道・葡萄唐草文。 薄ベージュ、薄緑・薄紫・水色。 (黒木政幸「遊彩」)
五嶋紐。 灰茶色?に、白・薄紫・薄緑入り。
変わり紗?の帯揚げ。 草木染(梅染め)。 灰紫?の濃淡。 蜻蛉柄織り込み。(堤木象)

暑さと雷雨が気になったものの、お能に敬意を表しての着物選択。
おシテの素敵な装束に、私も頑張って着て来た甲斐があったと自己満足。1人でニンマリ。(爆)

2014.7.15 [火] 大歌舞伎・昼の部

夜の部を観てから丸1週間経って、漸く歌舞伎座の大歌舞伎の昼の部を見物。
長唄舞踊の「正札附根元草摺」に、通し狂言「夏祭浪花鑑」。

「正札附根元草摺」は、市川右近の曽我五郎時致に、笑三郎の小林妹舞鶴で、曽我物の短い踊り。
荒事の趣向で、鎧の草摺を2人で引き合うが、踊りの上手い2人で息も合ってはいるのに、
楽しさ・華やかさには欠けるような気がして、踊りって難しい..と思う。

「夏祭」は、住吉鳥居前・三婦内・長町裏だけの上演が多いが、今回は通しで、
前にお鯛茶屋と、後に団七内と同屋根上が付く。 お鯛茶屋を観るのは初めてかもしれない。
海老蔵の団七九郎兵衛、玉三郎のお辰、中車の三河屋義平次、左團次の釣舟三婦、
猿弥の一寸徳兵衛、門之助の玉島磯之丞、尾上右近の琴浦、吉弥のお梶、右之助のおつぎなど。

現代劇俳優・香川照之を知らないものの、新歌舞伎や新作では存在を示した中車だが、
義太夫狂言の「夏祭」で義平次を演るというので、どうなるかと、楽しみ半分、心配半分だった。
「三婦内」で、駕籠で琴浦を迎えに来た時から独特の存在感があったが、
「長町裏」での団七とのやり取りは、意地悪な性悪親爺の婿いじめでなく、男同士の喧嘩の趣きで、
なかなか見事な歌舞伎役者ぶり。 これからも役を選んでいくだろうが、楽しみだと思う。

海老蔵の団七はいい男ぶりが目立つ。 が.. 
尾上右近は、夜の亀姫ともども、成長ぶりを感じてうれしい感じ。

でも、今月の歌舞伎座は、夜の「天守物語」が断然よかったなぁ〜と思う。

*****
終演後は長くお借りしていた本をお返しに天真庵@押上に寄る予定。
でも終演が早かったので、行く前に日本橋三越に寄ってみたら、ピンポ〜ン。
ご案内をいただきながら期間を忘れていたが、「涼を愉しむ夏支度」展の最終日だった。
石塚さんとお話ししながら、墨描きの持っているのと違う蛙柄の扇子を一本選んでいただき、ニコリ。
更に、落水??とか言ったかしら?の扇子にも惹きつけられて、これも追加。
友の会の積み立てから払えるので支払い感が薄くて、欲張って2本も持ち帰り。
接客にお忙しかったキイさんとはご挨拶だけだったのが、少しだけ残念だったけれど..

天真庵では、いつも通りの文膳で、お酒1合と肴と蕎麦と珈琲。
歌舞伎座土産のお菓子を楽しんでくれそうで、それもうれしかった。

*****
有松絞り・嵐絞り。 知多木綿。 藍染、藍色と白の嵐のような斜め柄。 (竹田庄九郎・早川嘉英作)
八寸帯。 紗博多。 献上。 白地、青・水色・薄緑色。 (黒木)
五嶋紐。 緑がかった藍色 淡い緋色等入り。 
絽の帯揚げ。 紺色。

浴衣は今年は梅雨明け以降に着ようかと思っていたが、「夏祭」なので、やっぱり浴衣。(笑)
でも、いつも通りの長襦袢・足袋つきでの着用。
知多木綿に染めた嵐絞りは、浴衣というより木綿着物の趣き。
珍しい知多木綿はしっかりした生地で、真夏には暑そうだから、着る時を選ばないと..

2014.7.12 [土] 能「佐保山」

午後1時から国立能楽堂の普及公演があったけれど、2週続いて土曜日ダウン。(涙)
お能は金春流にしかない「佐保山 さおやま」だから、観逃したら次の機会があるかどうか..
上演機会つまり観る機会の多い曲ならまだしも、先週の復曲能に続いてのパスはしたくない。
で、解説と狂言は諦めたものの、お能には間に合うように、頑張って行って来た。

2週間先には能「龍田」で秋を、今日は春を司る女神を観られるという企画で、
それも楽しみに行ったものの、体調の悪さもあってか、期待の様には楽しめずガックリ。
ワキも地謡も、謡が合っていなかったりして、あらら..と思って気が殺がれ、
能楽師としてはお若いおシテも、イマイチピンと来ず、折角行ったのに、残念な気分。
帰りの電車でお会いした顔見知りの方も、ちょっと..と言っていらしたから..

*****
午後遅くなれば動けることが多いのだけど、午前中が..
何はともあれ、どうにかして体調回復しなくちゃ..

2014.7.11 [金] 社会人のための歌舞伎鑑賞教室

国立劇場の7月、8月は歌舞伎鑑賞教室で、基本は高校生のためだが、
近年は「社会人のための〜」が月2回あって、今月は今日が1回目なので観に行って来た。
まず、宗之助が実演も入れながら解説「歌舞伎のみかた」。
そして、肝心の歌舞伎は「傾城反魂香」の「土佐将監閑居の場」の一幕。

「吃又」で知られ、上演回数も多い芝居だが、実は今まであまり好きではなかった。
が、初役という梅玉の又平がとってもよくて、納得できる人物像に、すっかりうれしくなった。

今までは誰で観ても、人はいいものの、大津絵を描いているうだつの上がらない絵描きの感じで、
師匠の将監が腕を認めないのも仕方ないと思われ、自害の決意もどこか納得できなかったのだが、
今回の梅玉だと、大津絵を描いて生計を立ててはいるが、
修行中の土佐派の絵師という人物像が浮かび上がって、まるで違った印象がした。
こういう人物なら、弟弟子に先を越された無念さ・自分への情けなさに自害も有り得ると思えた。

初役だし、まだう〜ん..と思うところが無いわけじゃないが、
これからの「吃又」は梅玉で観たいと思った納得の又平に、観に行くことにしてよかったと思う。
女房おとくの魁春もよかったし、東蔵の将監も、全体に大満足の舞台だった。

終演後の拍手も大きく、観客の満足度が高かったのだろうと思う。
近年の鑑賞教室は、中堅・若手の勉強会的な舞台に、何だかな〜と思うことが多かったけれど、
今年は6月も今月もいい芝居が観られて、これなら歌舞伎好き増加も期待できると思った。

*****
越後夏大島紬。 黒地(濃紺?)。 華柄。 (白川貞夫)
八寸帯。 羅織。 白磁・青白橡・岩井茶色、金糸。
五嶋紐。 薄浅葱色に白入り。
絽の帯揚げ。 極薄緑色の濃淡。 丸い薄茶・薄朱色の注し色。 (渡敬)
梅茶色のアタ編の台の草履。 白黒格子の鼻緒。 巻は白革。
網代編みのアタ織りトートバッグ。 内側は多色の銘仙。 (京都の明月) 

駅を出たら、また雨が降り出したところらしく、既視感いっぱい。(苦笑)
帰りは雨が上がっていたのが一昨日と違うところ。 でも帰りも駅まで雨コート着用。
並木の枝から落ちてくる雨粒で濡れることがあるから、用心のため。(笑)

2014.7.9 [水] 新作文楽スペシャル座談会

シェイクスピア劇に登場する「フォルスタッフ」を主人公にした新作文楽「不破留寿之太夫」が、
9月の東京公演で上演されるのについて、その「創作の道のり」という座談会があったので、
チケット完売という座談会に、夕方から出かけて話を聞いてきた。

監修・作曲の鶴澤清治と、主役の人形を遣う桐竹勘十郎に、
脚本の河合祥一郎、美術の石井みつるが、児玉竜一の進行で、
裏話というか創作の過程を語って、新作公演に興味が湧いた。

舞台は観るつもりでも、座談会には行くつもりはなかったのだが、
2〜3日前に偶々覗いたら思いがけない席が残っていたので、急に行くことにしたのだけれど、
楽しく聞くことができて、行ってよかったと思った。

*****
絽小紋。 紺・白色の滝縞。
八寸帯。 手織櫛織。 オフホワイト地に、短冊の中に濃淡空色の千鳥・波文。 (都)
五嶋紐。 空色の変り組み。 (お初)
竪絽の帯揚げ。 空色と群青色の染め分け。 金色の青海波風水紋入りの群青色を出す。

帰るまで降らないで欲しいと念じながら絽小紋を着用したが、念が足りなかったらしく、
半蔵門駅を出たらもう降っていて、慌てて雨コートを着用。 帰りもやっぱり雨。
傘は折り畳みの小型だったけれど、風がなかったので助かったものの、着物の選択は難しい。

2014.7.8 [火] 歌舞伎座・夜の部 

今月の歌舞伎座は、玉三郎を座頭に、海老蔵、それに中車と澤瀉屋一門などの出演。
多数の澤瀉屋の出演に、以前の7月は猿之助(現猿翁)が一門を引き連れての公演だったと、
思い出してしまい、寂しさもある。(それに、出演の澤瀉屋の中に笑也が居ないのも少し寂しい。)

夜は、「悪太郎」、「修禅寺物語」、「天守物語」。
猿翁十種の内「悪太郎」は、右近の悪太郎で、猿弥が智蓮坊、亀鶴の大名、弘太郎の太郎冠者。
この前観たのは不確かながら亀次郎(現猿之助)だったと思いながら、
右近、猿弥の軽やかな動きを、楽しく見物。

岡本綺堂作「修禅寺物語」は、中車が初役で夜叉王。
笑三郎の姉娘桂、春猿の妹娘楓、亀鶴の春彦、月乃助の頼家、寿猿の修善寺の僧など。
中車は、これからも新歌舞伎を演っていくのだろうなぁと思いながら見ていた。

泉鏡花作の「天守物語」は、玉三郎の天守夫人富姫で、海老蔵の図書之助。
尾上右近の亀姫、門之助の下長姥、猿弥の朱の盤坊、吉弥の局薄などに、
図書之助の討手に中車と市川右近、最後に我當が出る。
玉三郎だけでなく、海老蔵、門之助、猿弥、吉弥もよかったし、尾上右近も頑張っていたし、
中車と市川右近、そして我當が最後を締めて、今回も玉三郎ワールドを楽しんだ。
でも、前もカーテンコールをしたかしら?
あったような気もするし無かったような気もして..覚えていないのが..

*****
明石ちぢみ。 灰白色地。 薄墨色の細縞と夏蔦柄。
八寸帯。 手織。 紗。 黒色の緯縞。 (渡文・野田勝子)
五嶋紐。 灰みの青色、薄桃色、生成り。
竪絽の帯揚げ。 青色と空色の染め分け。

漸く今夏初めての薄物。 帯は、これから暫くは殆ど八寸帯ばかりになりそう。

2014.7.8 [火] 2:53 am

眠れないままラジオを聞きながら本を読んだりしていたら、何度も番組を中断して、
沖縄本島・宮古島地方に出た台風による特別警戒警報が伝えられる。
この時期に大型台風とは本当に大変だわね〜と今更ながら思い、被害が少ないことを願う。
 (こゆきさんのお宅も被害がありませんようにと祈っています。)

10年以上前になるが沖縄本島に、昨秋は石垣島など八重山諸島に出かけたので、
地名に親しみを感じて、行ったことのなかった時より強く案じるようになったように思う。
わずかであっても、それが知ること・知ったことによる違いなのだと思うと、
人でも土地でも、知ること・知り合うことの大切さを思わないではいられない。

2014.7.7 [月] 雨の七夕

七夕なのに、朝から雨。
入谷の朝顔市に行ってみようと思っていたけれど、雨で断念。

夜になって雨は止んだけれど、どんよりとした曇空で星は全く見えない。
近くのスーパーなどの七夕飾りに季節を感じて、暫く眺めていた。

今年に限らず、まだ梅雨の最中のこの時期は、天の川は見られない方が多い。
(旧暦の方が、見られる確率はずっと高くなりそうだけれど..)
尤も、我が家を含む都内では、晴れていても星は殆ど見えないので、
天の川や降るような星空を見上げた子供の頃の記憶が懐かしい。

今月下旬の友人たちとの信州合宿で満天の星を見られるといいなぁ〜と思っている。

2014.7.6 [日] 「故宮博物院」展へ

夜、特別展「台北 國立故宮博物院−神品至宝−」@トーハクを観に行って来た。
先週見た待ち時間情報に驚愕して諦めたのに、フッとどうなっているか見てみたら、
閉館間近の遅い時間ならごく短い待ち時間で済みそうなので、行ってみることにした。
明日までは特別に8時まで開館しているので、5時半過ぎに行かれればよかったのだけれど、
到着は6時を大分過ぎてしまったが、その時点でも「翠玉白菜」はまだ30分待ちだそう。

で、まず平成館の展示を見ることにした。
第一会場、第二会場と観て回りながら、さまざまな宝物を慌ただしく(涙)、でもしっかり鑑賞。
第一会場は書が多く、書の分からない私は絵を観るような印象で、それでもそれなりに楽しめた。
書が分かればもっと楽しいだろうなぁと思うにつけ、
母が元気だったら、どんなに楽しめただろうと少し悲しい思いがしたが、
どうにか元気でいてくれるだけよしとしなければとも思う。
第二会場の沢山の刺繍図軸・こく絲図軸に、中国刺繍の伝統を思い、この会場最後の、
白・黒の玉に彫られた「人と熊」の小さなことに驚きながら、その愛らしさに思わずニコリ。

いよいよ究極の神品という「翠玉白菜」を観に行った。
観覧希望者殺到状況だからゆっくりは観られないものの、それなりに見られて、
石を彫って作ったとは思い難いほどの見事さに感嘆し、行ってよかったと思う。
外より会場内の列が長かったものの、観終わって時計を見たら並んでから30分経っていなかった。

友人たちと、台北の故宮博物院に観に行こうという話もあり、それも楽しみだと思いながら帰宅。

*****
打撲なら内出血が酷くてビックリしても、それだけだけど、原因不明なので少し心配していたが、
夜やって来た息子に、その酷い内出血の状態を見せたら、凄いね〜と驚かれたが、
医者に行くまでもないでしょう、様子を見たらと言われて、少しだけ安心した。(笑)

2014.7.5 [土] また

今週はゆったり過ごしたというのに、何故かまたダウンしてしまい、
今月の予定の中で一番楽しみにしていた公演に行き損なってしまった。(涙)
今月の国立能楽堂主催の公演の中では、1度だけの企画公演で、復曲された「敷地物狂」の上演。
幻の名曲を17年前に復曲し、昨年、物語の舞台の加賀市の神社で里帰り上演したというのを、
こちらでも初めて上演するというから楽しみにしていたのだけれど、情けないというか悲しい。

眠れないまま朝を迎えてしまったのだから、そのまま行ければよかったのに.. そこでダウン。
出かける準備をしなくてはならない時間になっても動けず、泣く泣くあきらめた。
企画公演だから、主催公演のチケ代は安いと言っても、その中では一番高い。
何より今月一番観たかったのに.. う〜ん.. 悔しい。 でも仕方ない。

体調回復を実感することも増えたものの、まだまだ本調子ではないのだと悲しくなる。
まあ、元気になってきたのは確かだから、いずれ行き損なうこともなくなるだろうと期待しましょ。
ただ、年齢的に体力が落ちる速度との競争なんでしょうねぇ。(苦笑)

*****
夕方になったら動けるようになって、ホッ。
夏の健康講座が始まったので、できれば初日は休みたくないと出かけて、どうにか動いたが、
整理運動の時に、左足首に内出血を見つけてビックリ。

でも、こんな内出血するような打撲の覚えがない。
帰ってから家でよく見たが、よく分からないまま、冷やしてみたりしたものの、
結構広い範囲に赤い部分と少し暗い部分があって、赤い内出血のひどい部分は結構すさまじい。
講座での少し激しい動きで、血管が切れたりするのかしら? と疑問に思いながら、
若くないとはいえ、こんな内出血をするほど血管が弱くなっているのかと、ガックリ気分。

2014.7.3 [木] ユッタリ週間

今週は月曜から金曜まで観劇予定が無く、久しぶりにノンビリ気分の1週間。
要は、普段が予定を入れ過ぎで慌ただしい気分になりがちだということだけれど..(苦笑)

今週中どこかで、特別展「台北 國立故宮博物院−神品至宝−」を観に行く心づもりでいたが、
待ち時間情報に驚愕して、諦めた。
友人と行った「キトラ展」では、行ってしまったから並んだけれど、あんな経験は1度で十分。
しかも、その比でない混み方らしい。
平成館と、「翠玉白菜」のみ展示(7日まで)の本館特別室に分かれていて、
7日までの「翠玉白菜」の展示期間は、無休で連日夜8時まで開館するそうだが、
それでも、平成館でも時間帯によっては待ち時間があるみたいで、
「翠玉白菜」の方は1作だけを観るための待ち時間が、長い時だと何と 4時間!!
早く行っても、今週は開館前から並んでいて、開館直後でも3時間待ちとか..
最終入館時間までに並んだ人は観覧できるから、その方が待ち時間は少しは短そう。(笑)
私は行かなかったけれど、昔の「モナリザ」や「ミロのヴィーナス」の伝説的長蛇の列を思い出した。
日本人って我慢強いのね〜と、つくづく思う。

*****
月曜は、既に書いた通り3年連続で夏越の大祓神事に参加したが、
一連の神事の中だと、茅の輪くぐりは一部でしかない印象なのが、おもしろい。
火曜は、展覧会を諦めたのだからと、自分メンテに出かけた。(どういう発想やら・ 爆)
ボディとフェイシャルで2時間半〜3時間あれば十分だろうと思っていたのに、何とほぼ4時間。
勧められて、バックトリートメントで背中と脚を、それに頭皮トリートメントなども追加したけれど、
効果はあるにしても、時間と費用の浪費に思えてしまう。(汗)
昨年買ったチケットがもう終わるから、そうしたら足が遠退きそう。
茶の葉で、7日までの期間限定メニューの生葛菓子?でお煎茶をいただいて、しばしマッタリ。
水曜は、ほぼ蟄居状態。 木曜は、健康講座に行っただけ。

明日の金曜は、区の健診で、早々に予約した乳がん検診と子宮がん検診に行く予定。
2駅余り先で、メトロ利用でも少し歩くから、雨がひどくならないといいのだけれど..
帰りに「こうかいぼう」でラーメンを食べたいなぁ〜  気づいたら半年以上も行ってない。

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