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2014.8.31 [日] ダンス CLOUD CROWD

JAPON Dance Projectという、ダンサー/振付師として国際的に活動する5人の日本人を
中心にしたコンテンポラリーダンス公演が昨日・今日と2回行われるので、観に行った。
5人の他、新国立劇場バレエ団のプリンシパル3人と、他に3人が共演。
新国立劇場バレエ団の3人以外は、今まで知らなかったダンサーたち。

新国立劇場(中劇場)での、こういう公演は空席が目立つこともあるが、
今回はほぼ満席に近いのに驚きながら楽しんだ。
ダンスは滅多に観ないので、ダンスの意図はよく分からなかったものの、
ダンサーの強靱でしなやかな身体の動きが楽しい。

2014.8.29 [金] 狂言と落語・講談

夜は今週1回だけの観劇で、
今月の国立能楽堂の公演で私が一番楽しみにして観損ないたくなかった公演に出かけた。
講談「扇の的」、落語「宗論」、休憩を挟んで、素囃子「楽」、狂言・大蔵流「宗論」。

一番の楽しみの狂言「宗論」は、東京の山本東次郎家と京都の茂山家の七五三さんの共演。
東次郎家に七五三さんが客演? 他流試合?
どちらも大蔵流で好きな狂言師だが、芸風が違うし、どうなるか楽しみだった。
でも、公演内容を知った時には、狂言と落語が「宗論」なのに、なんで講談は「扇の的」なのか?
「宗論」を狂言と落語で聴き比べられるのは楽しみだけれど、
講談が那須与一なら、狂言だって那須与一を聴きたいと思ったのが最初の印象。
4月の能「屋島」の替えアイで東次郎さんが「那須」をなさったばかりで、
仕方ないとは思いながら、でも一緒に聴き比べたいと思った。

最初の神田松鯉の講談「扇の的」は、講談では初めて聞く話なので話の展開に興味があって、
講談師には悪いとは思うけれど、面白いとか退屈とかより、次はどうなるの?との思いが強く、
だから飽きることもなく居眠りもせず、最後まで興味を持って聞けた。(笑)

次が、柳亭市馬の落語「宗論(しゅうろん)」。
のっけから市馬さんが自慢の喉を十二分に聞かせてくれたのだけれど、そのマクラが長くて、
いつになったら本題に入るの? 今日は「宗論」をするのでしょ..と、いつまでも続くマクラに、
マクラだけで持ち時間が終わってしまわないかと心配になって、腕時計を何度もチラ見。
今日は寄席のトリじゃないのにと、ちょっとイライラ気味。
やっと始まった落語自体はあっという間に終わってしまっ(た気がし)て、物足りない感じ。
それでも、大幅に予定時間をオーバー。
いい声だし、マクラ自体は楽しかったけれど、いつもの寄席でのように、
噺が終わってから歌ってくれた方が、余計な心配もしないしサービス感もあって、うれしい。 

休憩後の素囃子「楽」で、前の講談・落語と雰囲気が見事に一変。 凄いものだなぁと思う。
で、そのまますんなり狂言の「宗論」を愉しめてよかった。
東次郎家と茂山家の芸風の違いも改めてよく分かった(気がした)し、
どちらも好きな狂言師だから、尚更うれしかった。
2人が逆の宗派の出家を演じたらどうなるか、次は交代しての上演も観たいと思う。
舞踊「連獅子」に出てくる2人の出家には宗派の違いをあまり感じないけれど、
狂言の出家2人は、宗派の違い、個性の違いがはっきりしていて、それも楽しい。

2014.8.27 [水] 突然50輪

急に涼しくなってホッとしているが、この涼しさに朝顔は狂い咲き? 
今までの暑さと一変した涼しさ(寒さ?)に、朝顔が身の危険を感じ(笑)でもしたのか、
今朝は突然50余輪も花をつけた。 驚きながら、これで夏も終わりかと思ったりしている。

今夏も日除けのため、幅1間の葭簀をベランダの柵に結わえ付け、
朝顔とふうせんかずらを生やしているが、どちらも葉が小さくてグリーンカーテンには程遠い。
が、葭簀で十分に日除けの役は果たしているから、植物は葦簀隠しと葉の緑と花を楽しむため。
水遣りと、萎んだ花を取り、新しく咲く花の数を数えるのが日課だったが、
今まで多くても40輪にいくかいかないかで、少ないと20輪くらいの日もあった。
なのに、突然の50輪を超す開花は、咲けるうちに咲いて種を残すためかと、健気に思えてくる。

赤・ピンク・紫・青・空色など色とりどりに、サイズも大きいのから極小さいのまでさまざま。
葭簀にからんだ蔓のあちらにもこちらにも咲いているのを見ながら、夏を感じている。
茶系の葭簀と、緑の蔓と、色とりどりの朝顔の花。
風情、趣さえ感じられる気がして、何だか急に和の気分になるのが我ながら単純。(爆)

*****
私ときたら猛暑に出歩いてばかりいたせいか、ドッと疲れが出てきたような..
今週は、家の用事を片づける(物も含めて)予定が、殆ど進んでいない。
朝顔を愛でながら、自戒しきり。(苦笑)

*****
夜になったら、私も涼しさより寒さを感じている。
急に2ヵ月先の気温になったらしいから、身体がついて行かなくて当たり前。
でも週末には暑さがまた戻って来るとか.. 大きな気温差の繰り返しは、本当にツライ..
いっそこのまま涼しくあってほしいけれど、そうなればなったで、影響を受ける物もあるだろうし..

2014.8.23 [土] 上方落語会

午後から上方落語家だけの、しかも色物の無い落語だけの「上方落語会」に出かけた。
上方落語は今まであまり聞いたことが無く、聞いたことがあるのは米團冶さん(小米朝の時にも)と
吉弥さんくらいで、名さえ知らない噺家もいるし、違いも含め楽しみにしていた。

林家笑丸「野ざらし」、桂かい枝「青菜」、桂春蝶「七段目」、笑福亭福笑「憧れの甲子園」、
仲入り後が、桂雀々「さくらんぼ(=あたま山)」、トリの桂福團治「南京屋政談(=唐茄子屋政談)」。

噺が知っているものばかりで、もっと上方落語!と思えるのをやって欲しかったとの思いと、
同じ噺でもやっぱり違うわね〜と分かって面白かったとの思いと両方。
出かけるのが遅くなってしまい、冒頭の笑丸さんは、途中からロビーで、この方の芸風なのか、
それとも上方の芸風なのかと見ていたが、上方は濃い、熱い、人が多いみたい。
「あたま山」が「さくらんぼ」に、「唐茄子屋政談」が「南京屋政談」になるという題名の違いで
上方落語なのよね〜と思ったり。(笑)

あと、上方落語には付き物だと思っていた見台なしで始まって、どうなっているのかしらと
興味津々見ていたが、福笑さんで漸く出てきてホッとした(爆)と思ったら、
トリの福團治さんではまた無くなって、???状態。
それに、人が替わる度に座布団も替って、上方はマイ座布団!?と、それも印象的。
って、何を見に行ったやら..(大爆)

1階の演芸資料展示室の「演芸家の色紙展」が、楽しかった。
趣向も違う色紙が、それぞれ見せる(魅せる)もので、芸のある人のは味がある。

*****
家を出た時には遅刻必須と諦めて余り急がずに行ったが、Tシャツ1枚でもやっぱり汗。
夜は健康づくり講座があるけれど、着物より着替えの時間がかからないから、
終演後は、可否道で、コーヒーに海苔チーズトースト。 お替りにアメリカン。 
9日間に落語を3回聞きに行くとは、考えられなかったほど珍しい初めての経験で、
その度に可否道に寄ったので、その頻度も珍しく多い。 珍しいのが2乗。

2014.8.21 [木] 今月唯一のお能は「雷電」

国立能楽堂の8月の公演は、夏スペシャルという企画公演ばかりの4公演。
うちお能があるのは2回だけで、しかも1回は「夏休み親子で楽しむ能の会」で、親子が対象。
子供と大人で一緒の申し込みの後で、席があれば一般にも発売するが、今年は取れずに諦め。
で、今日は唯一のお能の機会だが、「働く貴方に贈る」という公演だから、
仕事帰りの方向きに開演が30分遅いので、ついゆっくりし過ぎて、また慌ただしく出かけた。(苦笑)

対談と、狂言・大蔵流「盆山」と、能・観世流「雷電」。
対談は毎年う〜ん..という感じで、人選が難しいのだろうと思っているが、
いろいろ試行している様子に、今年こそはとパスしないで出かけたものの、今年も何だかなぁと思う。
今年は、まだ30代のインタビュアーが能楽師に話を聞く趣向だが、インタビュアーの選択に疑問。
何十時間もの長時間インタビューをして本に纏めるのとは違い、これから能楽を観る観客を対象に、
参考になるまたは興味を喚起する話を聞きだすという心構え、視点が足りなかったように思われる。
でも狂言とお能は私も楽しめたし見所の雰囲気も楽しめた感じだったから、総じてまあいいかと..

狂言「盆山 ぼんさん」は、「柿山伏」などと同じく、盗みに入ったものの主に直ぐに見つかり、
動物の鳴きまねをさせられる話で、犬、猿の真似をした後で、鯛だと言われて大困りでタイと言う
馬鹿馬鹿しくておかしい話。

能「雷電」は、道真の怨霊が雷となって宮中を襲う話で、動きがあって、いつ観ても楽しい。
前場と後場で、シテ(前/菅相丞、後/雷神)だけでなく、ワキ/法性坊僧正も装束が変わるし、
後場での荒れ狂う雷神と祈り伏せる僧正の争いに観応えがある。
シテの観世銕之丞さんはまだ50代で動きも軽く、あちらこちらに軽やかに移動。
ワキの則久英志さんは50歳(49歳?)で、今までワキツレでしか観たことがなかったが、
シテの菅相丞・雷神と渡り合って、立派にワキを務められたのが印象深かった。
シテの面は、前シテが十六、後シテが獅子口。

*****
夏大島紬。 手織り。 濃淡の黒色地。 華柄。 (越後夏大島物語、白川貞夫)
八寸帯。 博多。 紋紗。 灰白地。 (黒木「風紗」)
五嶋紐。 藤色・灰白色の単衣・夏用の編み。
竪絽。 染め分け。 空色を出す。
天が馬来草(網代織)の草履。 鼻緒・巻は白皮。

今月は麻と木綿の着物だけしか着ていなかったので、暑いと言っても夜だし今月唯一のお能だしと、
夏大島を着たが、特に暑いということはないものの、いつもの常で汗だらけで帰宅。(涙)

2014.8.20 [水] 展覧会のはしご など

午後から、→渋谷→日本民藝館@駒場東大前→都美術館@上野→日本橋→ と動き回った。

少なくも2つの展覧会に行く予定で、できれば寄りたいと思っていた展覧会が他に2ヵ所。
でも暑さに負けて出かけるのが遅くなったので、結局2ヵ所だけ。
会期終了間際の浜田庄司展@日本民藝館は、招待券の有効期間が会期より1週間短いので、
かちかち山状態(笑)だから、券を無駄にしては勿体ないと、まず最初に行くことにして、
渋谷で乗り換える前に1件用事を済ませてから赴いたが、既にもう暑さに茹るよう。

「生誕120年記念 濱田庄司展」で、濱田庄司と日本民藝館とは縁が深いから、
当然期待が大きかったが、今回も期待に違わず、いい展示で、ゆっくり・じっくり拝見。
濱田の展覧会では同時に展示されることの多いバーナード・リーチと河井寛次郎の作品も楽しい。
3人の作品には前に観たものもあるけれど、それでも楽しめたし、
沖縄の紅型などの他の展示も興味深くしっかり観たが、
建物・展示室自体に趣きがあるから、心が落ち着いて伸びやかになる気がする。
しかも、西館(旧柳宗悦邸)の公開日だったので、西館にも行って、こちらは2度目の拝見。

ついで上野に移動して、「メトロポリタン美術館古代エジプト展 女王と女神」@都美。
メトロポリタン美術館が世界に誇るエジプト・コレクションついに来日 と謳っているだけあって、
こちらの展示も観応えがあった。

トーハクの常設展で見たいものがあったので、上野に行くのだから寄りたかったのだけど、
日本民藝館の西館公開日だったこともあり長居したため、時間的にきつそうで諦めた。
都美で時間いっぱい観て回ったら脚が棒の様。 無理してトーハクに行かなくてよかったと思った。

日本橋に寄って、デパ地下で買い物と今半のイートインのすき焼き鍋で食事。
暑さの中、すき焼き?と思わないでもなかったが、家ではしたくないから冷房の中での選択。(笑)
更に甘味も欲しくて、いつもの叶匠寿庵であんみつ。アイスクリームのトッピングつき。

帰宅して、ベランダの朝顔などに水遣りをし、自分も汗を流してから、
身体の張りと脚の疲れが凄いので、近くの中国整体で1時間マッサージしてもらったら、
首も肩も背中まで嘘のように楽になって、ホッとした。
脚の疲れは消えなかったものの、それでも随分よくなった。
カードを見て4ヵ月ぶりだと半ば呆れられたけれど、
こんなに効果があるのだから、次回は間を空けずに行きたいと思う。
楽になった勢いで、スーパーまで行って日用品の買い物を少し。

2014.8.19 [火] また怪談 のち てんぷら

中3日で、また桂歌丸が語る圓朝作「怪談牡丹燈籠」を聴きに行った。
中席後半の今日は、前半だった前回の続きの「栗橋宿」。
聴いたことがない気でいたら、噺の途中で知っていると思ったが、
知っていても楽しく聴けるのがうれしい。 落語というより話芸の趣き。
最後に殺された妻が、次の噺には化けて出てくるのだろうと思う。
歌丸師匠は15日より痩せた印象で、この暑さでの連日の長い語りは病後の身体に堪えたのかと
心配になる。 どうぞお元気で、来年には続きをまた聴かせてくださいと願う。 

他の出演者は、2回ともパスした前座と、交代出演の冒頭の二つ目以外は、同じ顔ぶれ。
全く同じ出し物の人もいて、特に聞かせるほどの芸でもなし、何だかなぁ〜と思う。
来年は、やっぱり例年通り前半か後半か、どちらか一方にしようかと思う。

*****
4時過ぎの終了予定が延びて、終了したのは4時半。 また、可否道でコーヒー休憩。
夏枯れか私が行った時はどなたもいらっしゃらなかったが、直ぐに演芸場帰りの5人客が来られて、
連れてきてくれたとそっと喜んでくれた店主の一言に、私も単純にうれしくなった。

寄席がはねた直後に公衆電話をかけたら、10円玉が落ちただけで、先方の声が全く聞こえない。
で、可否道で店の電話をお借りして電話のかけ直し。
遅い時間帯は満席で、5時から7時なら席があるというが、その時が既に5時。
直ぐに失礼して飛んで行って、みかわ是山居に着いたのは5時40分を過ぎていた。
夕方になってもまだまだ暑く、湿度も高い中、可否道から駅まで、駅からみかわ是山居まで、
急ぎで歩いたので、汗ぐっしょり。
そんなにまでして行かなくて他の日にすればいいとも思わないでもないけれど..(笑)
相客の皆さんはもう大分先にいっていらしたが、何割増しかのペースで最後には追いついた。
でも、あのペースであの量だと、早く満腹感を覚え、少しキツイ。(爆)

それでも夜の常で、お酒を冷やで1合だけ飲みながら、美味しいものは美味しいとパクパク。
夜だから当然ランチでなくお任せで、好きな夏つゆも楽しみながらニコニコと天ぷらを堪能。
いつもの海老・頭、烏賊、鱚、めごち、穴子に、〆の小柱のかき揚げは天茶にしてもらう。
野菜は、茗荷と、季節ものの松茸に、選択分はアスパラとしし唐。
4月から代わったサービス担当の方に、しし唐とは珍しいと驚かれたが、年に1度だけの夏の選択。
大葉で挟んだ雲丹も、久しぶりにいただくと、贅沢だわね〜と思いながら美味しくムシャムシャ。
間の椀は、海老真薯にジュンサイ・三つ葉で同じ。 最後の甘味も福豆で同じ。
他の相客に合わせたりして出てくる順番がいつもと違うのが面白かった。

また汗をかきながら駅まで歩いてメトロで帰宅。
直ぐに、長襦袢やら汗取り肌襦袢やら何やら、着物以外の洗えるものは洗濯機でジャブジャブ。
汗かきには辛い季節だけれど、充実したいい日だった。

*****
能登上布。 黒紺色に白色の細縞。 (山崎仁一) 
八寸帯。  京くみひも・三軸組織。 濃淡青色。 斜め織。
    (染色・三田清冶、組織・室門耕一郎「綾ひと衣」)
五嶋紐。 青鼠色と黒のような濃い焦げ茶の縞。
絽の帯揚げ。 渋めの青色。

猛暑に、8月に入ってからは麻と木綿(浴衣)ばかり。 この上布も5日に下してからもう3回目。
帯は5日の色違い。 色だけでなく組みも少し違うため、雰囲気が違って面白い。
帯締めと帯揚げも帯に合わせて変えたが、草履と籠は同じ。 籠は今月ずっと同じものばかり。

2014.8.18 [月] セーフ

暑い中、先月受けた区の婦人ガン検診の結果を聞きに行った。
子宮ガンも乳ガンも異常なしで、次は2年後。
受検時の医師の対応で心配はしていなかったが、それでも正式に言われるとホッとする。

午後の診察時間は3時からなので、その前にクリニック近くの「こうかいぼう」でラーメン・餃子。
この先に用事で行くことがなくなったので、年に何度行かれるか? 1度?2度?と思い、
朝はブランチにして、昼の部終了の3時に滑り込んだが、3時でも待つ人が並んでいてビックリ。
夏休みの人が来るのか、このところ連日そうらしい。 繁盛する店は凄いわね〜と思う。

検査結果を聞いて気を良くして、少し遠回りだけど「魚久」の直売店に買い物に行った。
クリニックからは遠くないものの家からは距離があるので多めにあれこれ購入してから気づいたら、
創業百年で感謝をこめて“百寿”という特別セットを来週3日間だけ売り出すそうで予約受付中。
1日10個限定で、初日分は売り切れ、2日目もあと2個だけというから、つい予約。
わざわざ取りに行くのは大変なのに、通常の品が安くなっているのでうれしくなっての予約。
こういうのを貧乏性っていうのでしょうねぇ。

地下鉄もバスも交通の便が悪いので、帰りは暑い中30分歩いて帰宅。 
汗ぐっしょりで、速攻シャワー。

2014.8.17 [日] 深川八幡祭り

富岡八幡宮の例祭で、今年は3年に1度の本祭り。
今日が祭りのハイライトの大神輿の連合渡御。
江戸時代からの三大祭のひとつで、「神輿深川、山車神田、だだっ広いのが山王様」と言われ、
深川祭りでは、大神輿が勢揃いして連合渡御するのが壮観。 今年は55基の大神輿。
それに、「ワッショイ、ワッシヨイ」の伝統的な掛け声と「水掛け祭」と言われる盛大な水掛け。

清洲交差点での差し上げ、舞い上げに、清洲橋を差して渡る神輿を見たいと思いながら、
家からの足の便が悪く、あそこまで行くのは大変で、今回もパス。
混雑が嫌なのと、このところ出歩き過ぎで多少ダウン気味だったから、
体調的にも暑い炎天下での見物には気が進まず、出かけないでいたが、
渡御の順番が早かった我が町や向かいの町内の神輿が戻って来た声が聞こえて来たので、
見物客が帰り始めるころだろうし、やっぱり見ないのは残念だと終わり近くになって漸く出かけた。
戻りの尾は八幡様に3時半到着予定で、30分くらいは見たいと出かけたが、結局1時間余の見物。
門前仲町交差点や八幡様の前での差し上げや盛大な水掛けを見て、私の今回の祭り見物は終了。

昨日は、子供神輿も含め大小あわせて120数基という町神輿が各町内で担がれ、
我が家の町内と向かいの町内からも神輿を担ぐ声が聞こえてきて、少し祭り気分になったものの、
天気予報とは違って涼しく午後は小雨模様だったので、水掛けで寒くないかと心配になったが、
今日は晴天で十分に暑く、水掛けも気持ちよかっただろうと思いながら帰宅。

見物人に浴衣姿が多く、祭り気分になっていいわね〜と思ったけれど、私はTシャツでの見物。
以前ふうままさんが企画してくださったオフに着ただけの浴衣をまた着たいと思っていたが、
やっぱりダメ。 Tシャツでも、行って直ぐに汗だらけ。 戻って直ぐにシャワーで息をついた。

14/8/17 ふうまま
本祭りだったのですね。母の処に行き聞いて知った次第です。
兄夫婦が孫を連れて見に行くので母の世話を仰せつかりました。
宮元の御神輿は渡御していなかったようですね。オフ会は懐かしいですね。
むかし桜さんとまことさんの浴衣はしっかり覚えています。お2人共とてもお似合いでしたもの。
14/8/18 モーリー
清澄の交差点で見てました。お神輿の数だけでもすごーいスケールでびっくり!
その後はベイネットの中継で、後半のほうが盛り上がるんですね。
3年後は八幡の近くで見物したいな〜と思いました。
むかし桜
ふうままさん
宮元のお神輿は渡御しなかったのですか? 行ったのが遅く順番は過ぎていましたし、当然、渡御したものと思っていました。八幡様の境内で、一の宮、二の宮の隣のお神酒所に大・小の神輿がありましたので、終わった後だとばかり思っていましたが..どうしたのでしょうかねぇ? 担ぎ手が集まらなかった??
本祭りになる度に、あのオフ会(=ふうままさん)を思い出しています。 あれが私の深川祭りの見物初めでした。
makotoさんの木綿着物は素晴らしかったですが、私のは本当の浴衣(笑)で、それだけに、好きなのに着る機会がなかなかありません。 他の浴衣は長襦袢・足袋つきで着物風に着ていますが..

モーリーさん
清澄の交差点なら見易かったでしょう!? 見物客はそれほど多くはないでしょうし、まだ早い時間だから暑さも酷くないでしょうし、それに何より担ぎ手がまだ元気(笑)でしょうし.. いいことづくめに思えます。
門仲交差点〜八幡様は見物でごった返していて人混みから見るのは大変ですが、活気が溢れて祭り気分一杯です。一度は門仲でご覧になると楽しいと思います。

2014.8.16 [土] 背守り展

「背守(せまも)り 子どもの魔よけ展」@LIXILギャラリーを見て来た。
12日に歌舞伎座の帰りに京橋を通った際に気づいて、興味深くじっくり拝見した。
翌13日は休館日でその後は17日まで夏休みになってしまったので、急いでもお休みだからと、
ノンビリしてしまったが、私にはとても印象的だったので、お知らせかたがた思い出しメモ。

18日から再開し23日までと残り会期は短く、しかも20日は水曜だから多分休館だと思うが、
10時から18時まで無料で見ることができる。 因みに土曜日が最終日。
別室では、背守りの写真などを撮った「石内都展−幼き衣へ−」も同時開催されている。
6月からの展覧会で、既にどなただったか書いていらっしゃった気がしないでもないけれど、
不確かなので、重なってもいいだろうと、書いておくことにした。

HPの展覧会案内によると、(未だに上手くリンクを貼れない・涙)
大人の着物は背中の縫い目に霊力が宿って背後から忍び寄る「魔」を防ぐが、
身幅が狭く背中に縫い目がない子どもの着物には背後から魔が忍び込むという考え方から、
それを防ぐために背中に縫い目を施すという風習が生まれ、
着物を着ることが日常的だった昭和の初めごろまでは日本各地で広く見られた という。

子育ちの良い家や長寿のお年寄りから端切れをもらい集めて綴った「百徳(ひゃくとく)着物」、
蓑亀(みのかめ)・鶴など縁起物の図柄で、子どもの帯に下げられていた「守り袋」、
童子(わらし)やコウモリなど凝った意匠で白い布が当てられた裏側に住所・氏名・親の名前が
記された「迷子札」なども展示されていて、興味深かった。

広くはない会場だから、展示数は多いとは言えないが、それでも、さまざまな背守りを見られた。
子どもの着物の背に縫い目をつけて魔よけとしたという、最も単純な「糸じるし」。
それもごく短い単純なものから、長くて少し複雑な糸目のものまで、長さも縫い方もさまざま。
端切れを縫い付けたもの、端切れに糸じるしを加えたものもある。
立体アップリケというか羽子板の絵柄のような、手の込んだ布細工の「押絵」など、
簡単なものにも複雑なものにも、それぞれに子を思う母心を感じられた。 

残り会期が短く展示数も多いとは言えないので、わざわざお出かけになるほどかどうかは兎も角、
東京駅、日本橋、銀座などに用事がおありでしたら、是非とも京橋まで足を延ばされて、
ご覧になることをお薦めしたいと思います。 お知らせまで。

14/8/17 ちといち
背守り! ずいぶん前に三瓶清子さんのコレクション展で初めて知って、私も興味をひかれました。百徳着物もその時が初対面。日記に書いたかもと探してみたら、その展覧会KWにしてました。またいつか見たいと思っていたので嬉しいです。情報ありがとうございます。
えりりん
私も以前、背守りのこと、KWにしました。写真もいくつか貼ってあります。実物をご覧になった方がいいと思いますが、ご参考まで。
むかし桜
ちといちさん、えりりんさんが、既にKWにされていたのですね。
背守りを知ったのは確か真楽でだったと思って、KWを探したのですが、どういうわけか(多分、私の入力ミス・涙)見つけられずに、どこでだったのかと不思議に思っていました。 分かってよかったです。
えりりんさんがKWに載せてくださった画像のものも一部ありました。
残っている背守りは限られるだろうし、同じものが展示されることも多いと思います。
それにしても、真楽の情報網は素晴らしいです。 ありがとうございます。

2014.8.15 [金] 圓朝の怪談つづき

終戦の日。
戦争を知らない子供が大人になって..  私だけでなく、そんな大人・子供が多くて..
最近、戦争の悲惨さは語られるようになったけれど、戦争に至った諸々は..

*****
8月は、11日が江戸落語中興の祖と言われる三遊亭圓朝の命日なので、圓朝がらみが多く、
私も昨日に続いて圓朝作の怪談。 でも、今日は歌舞伎ではなく本来の落語。

国立演芸場では8月の中席で桂歌丸が圓朝作の怪談噺をするのが恒例。
今年も「怪談牡丹燈籠」の、前半の今日までは「お札はがし」。
歌丸は病後なので少し心配していたが、トリでたっぷり50分聞かせてもらった。
痩せているのは以前からだが、病後は脚が弱ってしまったそうで、出囃子に乗っての登場でなく、
色物が終わって下りた幕が上がったら高座に座っているのでビックリしたが、
噺は、何度か噛んだものの、やっぱり聞かせてくれて、ホッ。

他の噺は、桂文治「普段の袴」、桂小南治「両泥」など。
雷門助六は、いつも通り落語より寄席の踊りがウリ? 今年も「姐さん」と「奴さん」。
色物は、コントのコントD51、歌謡漫談の東京ボーイズ、俗曲の桧山うめ吉。
うめ吉も、いつものように踊りつきだが、助六の洒脱な踊りとは違って、それも楽しい。

*****
落語の後は、また近くの「可否道」でコーヒータイム。
能楽堂でもよくお会いする常連さんが来ていらして、暫くおしゃべり。
毎年8月15日は千鳥ヶ淵にいらっしゃるそうで、九段下から歩いて来られたと聞いて、
この暑い最中にお元気ね〜と感嘆。

着ていた浴衣を店主とお2人で褒めてくださって、うれしくニコリ。
先日も住まいのエレベーターでお会いした方が涼しそうだと褒めてくださったが、
藍色と白色の浴衣は、この時期には確かに涼しげに見えると私も思う。
もう一度くらい着られるといいけれど..

*****
有松絞りの浴衣。 紺地。 斜めの蜘蛛絞りと、紺地部分に花模様の絞り染め。
八寸帯。 紗博多。 献上。 白地、青・水色・薄緑色。 (黒木)
渋赤・白色の編み込みの帯締め。
絽の帯揚げ。 極薄藤色。 薄暗紅色の出目金柄入り。

2014.8.14 [木] 納涼歌舞伎・第三部

3日連続で通った3部制の納涼歌舞伎見物も今日で〆。 一応だけど..(笑)
第三部は、舞踊「勢獅子」と、「怪談乳房榎」。
「勢獅子」は一座総出演で、賑やかにお祭り気分。
それだけに、出演者を見る感じで、踊りを見た感じはしない。
が、三津五郎の踊りの上手さは群を抜いていて、元気になってくれてうれしいと思いながら観た。

「乳房榎」は、勘九郎の3役(菱川重信・下男正助・うわばみ三次)早替わりと、
終盤の滝壺の場での夏芝居らしさを一杯の本水が売り物。
勘九郎は、最後に三遊亭圓朝としても出るから、それも合わせれば4役。
あと、七之助の重信妻お関、獅童の磯貝浪江など。
訪米歌舞伎凱旋記念だそうで、英語交じりの狂言回しが出るのがご愛嬌。
勘九郎は頑張っているが.. あまりに勘三郎そっくりで、それだけに..
芸の継承は習い真似ることから始まるというけれど、難しいものだと思う。

少なくも私が観た日では、この三部が客に一番受けていたけれど、私は二部がよかった。
二部は、もう一度観たい気分。 多分、無理だろうけれど、一応〆というのは、それで..

*****
綿麻紅梅(綿75%、麻25%)。 小千谷・越後型松煙染。 消炭色。 (紺仁) (お初)
八寸帯。 手織り。  紗。 黒色。 緯縞。 (渡文・野田勝子)
五嶋紐。 灰茶色、端・裏は黒色。
絽の帯揚げ。 灰色。

朝から曇り空だったが、午後からは雨。
少し迷ったものの、今日の出し物なら、やっぱり浴衣でしょと、昨夏に着損なった紅梅をおろした。
綿紅梅でも、まして絹紅梅でもない、綿麻紅梅という珍しい生地で、
麻が入っている分、涼しくシャッキリ感もあって、蒸し暑い日だったけれど気分よく着られた。
でも、中はいつも通りの汗だく。 Tシャツ一枚でも汗だくになる汗かきだから、夏は仕方ない。

2014.8.13 [水] 納涼歌舞伎・第二部

納涼歌舞伎の第二部は、橋之助の輝虎で近松門左衛門作の「信州川中島合戦 輝虎配膳」と、
三津五郎の金兵衛で大佛次郎作の新作歌舞伎「たぬき」。

「輝虎配膳」は、全員が初役とは思えないいい舞台で、思わず力が入って身を乗り出す気分で観た。
橋之助の長尾輝虎だけでなく、萬次郎の越路がとてもよくて、輝虎と越路の対決が見応えあった。
萬次郎が越路を演るの?と思っていたが、「三婆」のうちの1役のこの老女を見事に演じて、
第一部の梅野ともども、今までの萬次郎の印象が少し変わった。 これからも楽しみ。
扇雀のお勝もよく、姑の越路を守ろうとする嫁らしさが十分に感じられた。
あと、彌十郎の直江山城守と、児太郎の唐衣。
1人だけ若く無理はないものの、この中に入ると児太郎だけがまるで..  可哀想なくらい。
まだ若いのだから、いつか化けて驚かせて欲しい。 大化けする日が来ることに期待。
それにしても、福助の回復・復帰が待たれる。

そして、三津五郎の10年ぶり2度目の「たぬき」で、病後初めての芝居らしい芝居。
三津五郎の金兵衛がよくて、次は10年後でなく近いうちに、また三津五郎で観たいと思う。
今月の歌舞伎で一番楽しみにしていたが、笑いながら時にしんみりして、期待通りに楽しんだ。
三津五郎の柏屋金兵衛、扇雀の金兵衛の女房おせき、彌十郎の叔父・備後屋宗右衛門のほかは、
配役が一新し、勘九郎の太鼓持蝶作、七之助の妾お染、獅童の狭山三五郎など。
勘九郎の太鼓持は、なまじ勘三郎に声も芝居も似ているので、
無意識のうちに勘三郎との違いを感じてしまうのが、辛いところでもある。

今日は第二部を大いに楽しめ、いい時間を過ごせたので、単独の見物にしておいてよかったと思う。
二部は一部か三部と合わせて観ればよかったと思ったのを撤回。(爆)

*****
能登上布。 黒紺色に白色の細縞。 (山崎仁一)  (5日と同じ)
八寸帯。 手織櫛織。 白・白茶地。 (都)
五嶋紐。 生成り、片方に浅葱色入り。
渋めの青色の絽の帯揚げ。
籐網代の草履。 印傳セーム皮漆塗の鼻緒。  (1日・5日と同じ)

2014.8.12 [火] 納涼歌舞伎

今日から3日連続で、歌舞伎座の納涼歌舞伎を見物。 毎日1部ずつ順番に観る予定。
何となくボケッとしたままチケットを取ってから、
2部は、1部か3部かのどちらかと合わせればよかったと思ったが、後知恵で間に合わず。(苦笑)
チケットは発売日にスタンバイして取るものの、このところ歌舞伎へのテンションが下がり気味。
3月の公演で歌舞伎熱が復活したのに、また下がってしまって..(涙)

そのせいでもなかろうが、2度寝、3度寝してしまい、着物を着る気力もなければ時間もなく、
ベランダのプランターと鉢に水やりしてから、大慌てで飛び出した。
朝顔が30輪近く咲いて、明日咲く蕾はあるのかと心配になった(笑)が、夏らしさがうれしく、
辛うじて開幕前に席に着けたのも、うれしかった。

*****
第1部は、「恐怖時代」と、舞踊「龍虎」。
「恐怖時代」は観たことが無いと思ったら、歌舞伎での本興行上演は38年ぶりだそう。
谷崎潤一郎作、武智鉄二演出、斉藤雅文演出で、演出が2人になっているのは、
武智演出をもとに、斉藤が新しく演出し直したということなんでしょうねぇ。

谷崎と武智の、退廃的・官能的な血みどろの芝居かと気乗り薄だったが..
ただひたすら人が死んで(殺されて)いく印象で、やがて誰も居なくなった..状態。(笑)
陰惨な印象は薄く、あっけらかんと変に明るくさえあって、官能美とは遠い感じで、
見易くはあったけれど、何となくうっちゃられたような妙な気分にもなった。
扇雀のお銀の方、七之助の伊織之介、橋之助の太守・春藤采女正、萬次郎の梅野、
彌十郎の靭負(ゆきえ)、勘九郎の珍斉、亀蔵の玄沢。

義太夫舞踊「龍虎」は、前に虎を踊った獅童が今回は龍で、虎は已之助。
力の伯仲した龍と虎の戦いで、優劣決しないまま、龍は天に昇り、虎は洞窟へ去るというけれど、
神獣が争う印象ではなく、どこか連獅子ぽかったりもして..
踊りの上手い三津五郎の息子だから已之助の踊りにも期待してしまうのだが..

*****
終演後は、いわて銀河プラザへ行って、知人ご推奨のサバ缶(オリーブオイル漬け)を購入し、
ソフトクリームをペロペロペロリ。 後を考えて、ハーフサイズで我慢。(笑)
その後、茶の葉@松屋で、しばし休憩。 抹茶と期間限定の白玉あずき(ここのはミニサイズ・笑)。

東京駅近くの京都館で少し買い物をしてから、三越へ。
雷雨の予報の日が多く、昨年買った晴雨兼用傘を重宝しているが、折り畳みなのが面倒で、
長傘が欲しかったのだけれど、気に入ったのが見つからず、
新館地下で石焼ビビンバと冷麺のミニセットで早めの夕食。(何だか食べてばかり・爆)
それから高島屋に移動して、どうにか気に入った傘を見つけてニコリ。
軽くて、遮熱・遮光99.99%、UV遮蔽率99 %のサマーシールドというのが、うれしいし、
その上、使い易さと携帯し易さを追求した「プチパラ」とかで、手元が2段階に伸縮する長傘。
更に、ご案内をいただいていた山形のお菓子を購入。
お菓子を食べたり買ったりばっかりで、これじゃぁ太るのも当たり前と自戒するも..

2014.8.11 [月] スッキリ

今日はヘアーカットに行って、また短く整えてもらった。
相変わらずのボブだが、真夏ヴァージョン。
夏用のシャンプーというのが、スッキリというかスースーとでもいうかして、独特の面白さ。
頭だけだから面白がっていられるが、ボディソープだったら刺激があり過ぎて微妙だろうと思う。

先週は顔剃りに行ったし、頭・顔まわりがスッキリして、気分よく夏を乗り切れそう。乗り切りたい。
尤も、理容店での顔剃りは、襟足を剃ってもらうのが目的だけれど..

2014.8.10 [日] 音の会

午後は国立劇場歌舞伎音楽既成者研修発表会の「音の会」に行く予定だが、天気が不安。
西の地域ほどではないらしいが東京も出かける頃には豪雨の予想。
去年作って着ていない浴衣を下すつもりだったが、やっぱり洋服にした方がいいでしょうねぇ。
台風の被害が報じられている中、能天気な悩みに赤面。

*****
今年の「音の会」は、長唄「鶴亀」と、歌舞伎「恋飛脚大和往来」の「新口村の場」。
長唄「鶴亀」では、三味線と唄が、助演を受けて頑張っていた。
歌舞伎「恋飛脚大和往来—新口村」は、竹本と鳴物が演奏したが、
歌舞伎だから当然ながら歌舞伎俳優が出演するので、演奏より歌舞伎役者の方が目立っていた。
この芝居だと、竹本(浄瑠璃と三味線)は床での演奏・語りだが、鳴物は黒御簾での演奏。
公演時間は短く、2時間弱(1時間半強?)だったし、折角の機会なのだから、
鳴物も出囃子で演奏させてあげたかったと思った。

*****
終演後は、また「半音」に寄ったが、相客がなく貸切状態。
すっかり顔馴染みになったショップの方とお話ししながら、ノンビリ・ユッタリ。
珈琲(イスマイル)とスコーンに、お替りの珈琲はマンデリン。
「可否道」が休みの日曜日も、こちらは営業しているのもうれしい。

日本橋に寄り道。 デパ地下の春帆楼のイートインで、鱧の湯引きを食べて、ニンマリ。
先週、家の近くで食べたお任せ海鮮丼に入っていた鱧がイマイチだったので、口直し。
値段を考えれば違っていなければおかしいけれど..
美味しいものを食べると幸せ気分になる自分の単純さが、おかしい。

2014.8.9 [土] 8日は麹町でフレンチ

1年半ぶり!に麹町のオーグードゥジュールでランチ。 
オーグードゥジュールのグループレストランが日本橋にも新丸ビルにもできたら、
麹町は遠くて、それに初代シェフの中村さんが辞められてシェフが福田さんになったこともあり、
つい近くに行ってしまっていたが、オーナーギャルソンの岡部さんにお会いしたかったし、
久しぶりに福田シェフの料理も食べたかったので、重い腰を上げて麹町まで出かけた。

オードブル1品にスープとメインにデザートと飲み物の一番少ない(=安い)コース。(笑)
アミューズ(サービス?)は、黒コショウのクレームブリュレ。
オードブルは、期間限定で作った野菜のテリーヌがあるというので、即それ。
初代シェフのお得意料理で10数種の野菜が入っていたが、
今回のはヴァージョンアップして20種の野菜入りだそう。
橙色と緑色のソースも含めて色合いが楽しく、味もおいしかったので、ニコニコ。
スープはヴィシソワーズ。 夏の定番のようなジャガイモの冷たいスープ。
メインの魚はヒラメで、小粒のムール貝がたくさん入っているサフランのソース。
デザートは3種+アイスクリームの盛り合わせからの選択で、バナナのムース?のスープ仕立てと、
イチジクのコンポートにババ?だったかのケーキやら...の入ったのとで迷って、イチジクにしたら、
バナナの方も小さめの器でサービスしてくださって、どちらもおいしくペロリ。 ありがとう。

こちらには久しぶりだったのにウェルカムドリンクをサービスしていただき、それもうれしかった。
サービスのロゼシャンパンの後は、白ワインをお願いして、飲み物も満喫。

お会いしたかった岡部さんはお休みで残念だったけれど、糸澤さんにお会いできたからいいか..
シェフの料理が今後どう変わっていくのか興味・楽しみに、次回は岡部さんの居る日に行きたい。

2014.8.9 [土] 8月上旬の着物

1日: 宮古上布・八寸帯など、26日と同じ。
    帯締めは、錆納戸(渋い青緑)色の五嶋紐。
    履物は、籐網代の草履。 印傳セーム皮漆塗の鼻緒。
    縦長・マチ広のスズ竹手提げ籠。 (今月は殆どこればかりの予定。)

2日: 有松絞りの浴衣。 濃紺地。 全体に葉・花模様の絞り。
    八寸帯。 羅織。 紺暈し(紺から白)
    白に鉄紺色入りの編み込みの帯締め。 (渡敬)
    濃藍色の絽の帯揚げ。
    履物は、先月25・26日と同じ。

3日: 有松絞りの浴衣と帯揚げは、前日と同じ。 
    八寸帯。 麻。 生成り。 (キイさん)
    白に黒色入りの編み込みの帯締め。 (渡敬)
    黒塗り台の桐下駄。 小千谷縮の鼻緒。

5日: 能登上布。 黒紺色に白色の細縞。 (山崎仁一)  (お初)
    八寸帯。  京くみひも・三軸組織。 辛子色系の変わり斜格子。
    (染色・三田清冶、組織・室門耕一郎「綾ひと衣」)
    五嶋紐。 上下が黒色、間は生成りで、2色3段。
    白地の絽の帯揚げ。 黒色の松葉柄入り。
    履物は1日と同じ。

7日: 有松絞りの浴衣。 紺地。 斜めの蜘蛛絞りと、紺地部分に花模様の絞り染め。 (お初)
    浅葱色と薄空色の大きな市松の絽の帯揚げ。蜻蛉柄入り。
    帯と帯締めは2日と、下駄は3日と同じ。

2014.8.9 [土] 無料講座あれこれ

銀座の能楽金春祭りと、国立劇場の伝統芸能サロンの、無料講座を聞きに行った。
ともに、1時間半の講座。

初旬に、銀座の金春通り会(商店会)と、能のシテ方・金春流との協力による能楽金春祭りがある。
今年も8月7日の路上能と、それに先立つ能楽講座があったので、講座を何回か聞きに行ったが、
無料の催しが広く知られてきたようで、参加者多数で30席が埋まる。
国立劇場の伝統芸能サロンも、ほぼ満席の盛況。 こちらは120席と言うけれど150席ぐらい?

1日(金): 能楽講座・講演「擬人化された能面」 by 本田光洋氏(シテ方金春流)。
2日(土): 国立劇場の伝統芸能サロン「太神楽について—お話と実演—」 by 鏡味仙三郎氏
3日(日): 能楽講座・体験講座〈太鼓〉 by 梶谷英樹氏(太鼓方金春流)。
5日(火): 能楽講座・講演「獅子の舞について」 by 金春安明氏(シテ方金春流宗家)。

7日(木)の路上能は、折角行ったのに座席券を貰えず、猛暑の中、立ち見は辛いと諦めた。(涙)

1日:
 能面だけでなくバリなどの面も出てきて、おおっ!
 4種類の能面をつけて、それぞれの面の代表曲のサワリを舞ってくださって、楽しく拝聴。
 聴講後に、4丁目の交差点で信号待ちしていたら、びわさんにお声を掛けていただき、
 うれしいビックリ。 いつもながら優しい笑顔が素敵!

 イデミスギノ@京橋で、ケーキと私の定番のダブルエスプレッソ。
 更に、時間を調整すれば可能と言われて大喜びで、イタリア料理の夕食@パッソアパッソ。
 カウンターの予備席も含め満席で入れないことが何度も続いて半年ぶりになったが、今回も堪能。
 料理は、1週間経つと思い出すのに苦労するので、今回も省略。(笑)
 ただ、マダムが様子を見ながら出してくれるワインが多過ぎ。(苦笑)
 3杯飲むと飲み過ぎ感のすることが多くなって、この日も軽い酔っ払い気分で、少し辛かった。
 なら、飲まなければいいのだけれど、出されると余程のことでなければ残すのも嫌で..

 その間に、指定された時間までの時間調整に覗いた食器売り場のセールで、
 輪島塗の箱瀬淳一さんの箱瀬工房の器に遭遇。 いい器は見ても触っても、いい!
 多分セールは最初で最後になるはずと云うのに抗えず(笑)、多用椀を購入。
 溜と、外朱内木地呂との2椀。 食器熱は震災以来すっかり収まったから、久しぶりの購入。

2日:
 国立劇場の伝統芸能サロンは、太神楽師の鏡味仙三郎氏のお話が3分の1で、
 あとの1時間は、国立劇場伝統芸能伝承者養成研修の太神楽研修修了生による実演。
 今まで太神楽は寄席の色物として少し見るだけだったから、まとまって見られて、
 しかも、上手な人と、まだまだこれからの人の差も実感しながら、実演を楽しんだ。
 その後、可否道でコーヒー休憩してから、健康講座のため帰宅。

3日:
 太鼓の初体験を楽しんだ後は、松屋のレストラン街の明月庵田中屋で早めの食事。
 料理が少し付いた蕎麦コース。 DM葉書の提示での飲み物サービスがうれしい。
 前後に伺った地下の茶の葉は、前・後ともに満席で待ち人も多数のため、この日も諦めた。
 この日は「ゆかたで銀ぶら」というイベントがあって、
 松屋の店頭でも、浴衣を着ているとレシート提示でシャンパンをサービスしてくれて、ニコリ。

7日:
 路上能は、6時開演の2時間前の4時から座席指定券を配布するので出かけたが、
 1〜2時間前から並んでいたとのことで、4時に配布が始まったら私の大分前で早々に終了。(涙)
 顔剃りに出かけたりして少し遅くなったが、遅いと言っても十分に時間前には行っていたのに、
 もっと早く行かなくてはダメ。 そういえば以前は3時半前から並んだ気もするけれど..
 健康講座のある日だから見送るつもりだったが、5年に1度の「獅子三礼」を観たくて予定変更。
 前回は開始直後の雷雨で殆ど観られなかったから、今回は観たかったのだけれど、
 でも、暑い最中に早くから路上で長時間並ぶのは今となってはとても無理だから仕方ない。
 多少の費用がかかっても観たいと思うけれど、有料にするわけにはいかないのでしょうねぇ。

 ガックリしたところで、葉書と電話で案内のあった呉服店を覗いたのが運のつき。
 欲しくもないのに、結局つきあいで帯を購入するはめになった。 もう行かないはずだったのに..      
 その後、ダメ元で覗いた茶の葉@松屋にスンナリ入れてビックリ。 いい気分転換になった。
 1日・3日・5日と3度諦めたから、4度目の正直?(爆)
 ゆったり気分で、ミニ氷と、お煎茶に竹筒に入った水羊羹をいただいた。
 お茶は、この時期お勧めの宇治の茶にしたら、水羊羹と合って、美味しかった。
 路上能がダメなら健康講座に出席しようと、急いで帰宅。

2014.8.8 [金] 7月末に着たのは

25日: 紬。 手織り。 紅花染。 白地に黄色の細波縞。 (米沢・新田「涛波」)
     八寸帯。 すくい織。 紺地。 赤・茶・緑・金色などで雪持柳文。 (捨松)
     生成りっぽい白色、一部に薄緑入りの帯締め。
     パイナップルの繊維?だったかの生地の帯揚げ。 総絞り。 竹染め。 (秦泉寺由子)
     アタ編の梅茶色の草履。 白黒格子の鼻緒。  巻は白革。

     いつもと違う色合いは、能の「龍田」に合わせた選択。
     帯締めは、半世紀も前に購入したまま使っていなかったものを、漸くの使用。
     房が短く、今の半分くらいの長さなのが、妙に新鮮。(笑) 

26日: 宮古上布。 藍染。 七宝の総絣。
     八寸帯。 手織櫛織。 白に近い生成り。 (都)
     白に鉄紺色入りの編み込みの帯締め。 (渡敬)
     あとは、前日と同じ。

     帯は1度で色移りしたものをほぼ専用で合わせているが、帯揚げにも少し色移り。(涙)

2014.8.8 [金] 7月末のあれこれ

2週間近く書けなかったので、自分の覚えに簡単に遡り。

25日(金): 能楽・定例公演@国立能楽堂
 番組は、狂言・和泉流「磁石」と、能・宝生流「龍田」。
 狂言「磁石」は、野村萬さんと他の人とのギャップというか味わいが違い過ぎて、う〜ん..
 能「龍田」は、季節違いの感はあるものの、楽しく鑑賞。
 能も狂言も、アンサンブルが重要だと改めて感じた。 

26日(土): 雅楽公演@国立小劇場
 「雅楽以前」と銘打った雅楽公演。(笑)
 明治選定譜にある現行曲でなく、選定に漏れた曲ということだそうで、
 廃絶曲や伎楽などの復曲音楽を楽しく聴いた。
 
28日(月)〜30日(水): 信州夏合宿
 友人たちとの近年の夏の恒例行事。 今年も友人の実家を建て直したお宅に遊びに行った。 
 一昨年と昨年は8月後半だったので、私は3年目で初めての7月合宿。
 2日目には、湯の丸高原などで、夏の高原の花を楽しく見ながら山歩き?ハイキング?
 自然の中で鶯の鳴き声を初めて聞いて、ニコニコ。 かわいそうな都会の子だったのよね〜(笑)
 3日目は望月宿を散策。 殆ど宿場らしい建物は残っていないけれど、
 軒下に燕の巣のあるお宅があちらこちらにあって、燕を久しぶりに見られて、うれしくなった。
 この近辺で一番おいしいと評判だというレストランでハンバーグを食べたのも楽しい思い出。

 今夏の合宿の成果:
   高原の花の名を少し覚えたこと、鶯の鳴き声を聞けたこと、燕を見られたこと。
   それに電子レンジの活用。(爆)

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