KIMONO真楽
ホーム
キーワード一覧パーソナリティ一覧つながり一覧ニュースヘルプ
キーワード最新5: 「さよならは別れの言… | KIMONO真楽同窓会 | 猫心〜にゃんはーと | 和服猫 | ホセイン・ゴルバ「時… | ...more

むかし桜の空間
最近の5件
2016年 11月 | 10月 | 9月 | 8月 | 7月 | 6月 | 5月 | 4月 | 3月 | 2月 | 1月
2015年 12月 | 11月 | 10月 | 9月 | 8月 | 7月 | 6月 | 5月 | 4月 | 3月 | 2月 | 1月
2014年 12月 | 11月 | 10月 | 9月 | 8月 | 7月 | 6月 | 5月 | 4月 | 3月 | 2月 | 1月
2013年 12月 | 11月 | 10月 | 9月 | 8月 | 7月 | 6月 | 5月 | 4月 | 3月 | 2月 | 1月
2012年 12月 | 11月 | 10月 | 9月 | 8月 | 7月 | 6月 | 5月 | 4月 | 3月 | 2月 | 1月
2011年 12月 | 11月 | 10月 | 9月 | 8月 | 7月 | 6月 | 5月 | 4月 | 3月 | 2月 | 1月
2010年 12月 | 11月 | 10月 | 9月 | 8月 | 7月 | 6月 | 5月 | 4月 | 3月 | 2月 | 1月
2009年 12月 | 11月 | 10月 | 9月 | 8月 | 7月 | 6月 | 5月 | 4月 | 3月 | 2月 | 1月
2008年 12月 | 11月 | 10月 | 9月 | 8月 | 7月 | 6月 | 5月 | 4月 | 3月 | 2月 | 1月
2007年 12月 | 11月 | 10月 | 9月 | 8月 | 7月 | 6月 | 5月


2014.9.30 [火] クラスメートの写真展へ

9月末日。 今年も4分の3が過ぎて残りは3ヵ月だけ。 月日の経つのは早いと、また思う。
出かけるなら1度に済ませたいと、今日もあちこちに行ったら、何となく疲れ気味。(苦笑)

母の処に行ってから、銀座に出て、まず陣中見舞い用に予約した最中を受け取りに空也へ。
予約して取りに行くのならと、自分用にも買ってしまうのが、食いしん坊の浅ましさ。(汗)

高校時代のクラスメートは、大人になってからは海外生活の方が長く、海外居住歴35年だそう。
現在はカナダの永住権を取得して、バンクーバー在住。
カナダで写真学校フルタイムプロカメラマン養成科を卒業し、プロカメラマンとして独立して、
自然を対象にしたカメラマンとしてパリやカナダでの受賞歴もあるそうで、
今回もアリゾナ・アンテロープ・キャニオンの写真。
風景写真・記念写真とは全く別の、何とも言えない世界が捉えられている。
予てからの望みでもあったらしいとは聞いていたが、特に親しいという程ではなかったし、
電話で話したことはあっても、会うのは、もしかしたら卒業以来?
お互いに懐かしがっても、彼女・お連れ合いの知人が次々に訪ねてくるので、
落ち着いて話すことができなかったのが残念。 まあ、いずれクラス会で会えるでしょうし..

茶の葉@松屋に寄ったら、幸い直に席が空きそうなので少しだけ待って、冷たい抹茶で一休み。
食いしん坊の私はいつも和菓子つき。 そう言えば最近は聞かれないまま、お菓子つきで供される。
気持ちをノンビリ・ユッタリさせてくれる空間にホッとしながら、お茶のお替りもいただいた。

その後は、いつもの自分メンテ。 そろそろ止めようかと思っていても、DMが来るとつい..
ボディとフェイシャルで、また3時間余。 途中から半分トロトロ。
終わった時には色々の意味で疲れを感じていたので、そのまま帰宅。

2014.9.29 [月] パティスリー後日談

御嶽山の噴火、随分多くの方が心肺停止という報道に胸が痛む。
出かけるとは聞いていなかったが、昨夜は念のため息子が行っていないことを電話で確認した。
今夏は山登りの相棒が仕事と家庭とで超多忙で行かれなかったから、
山には秋に行くと言っていたのを思い出し、急に心配になって.. 家に居たので、ホッと安堵した。

*****
先週から目の具合がよくなくて、今日は眼科に通院。
土曜日に行ったら待合コーナーに人があまりに多くて、戻ってきてしまったが、
以前もらった目薬を差しても一向に治らないので、改めて今朝行ってきた。
年に1度か2度、多分春と秋に、目の具合が悪くなる。
1種のアレルギーらしく、押し入れの整理など季節の変わり目の家事が影響している
かもしれないとのことだったが、それはまだしていなくて、これからするのだけれど..(笑)

*****
先週の金曜日にオープンした(はずの)パティスリーの近くを通ったら、閉まっている。
ビックリして店の前まで行ってみたら、入口もカーテンも締められているが、中に人はいる様子。
3日間のオープン記念セールだけで閉店と云うことではないらしい。(爆)
正式オープンは来月2日からという貼り紙に、ええっ続けて営業しないの?と目をぱちくり。

あれほどの大勢の客が来るとは店でも予想していなかったらしいとの話だったから、
多分3日間は睡眠時間を削ってというか殆ど寝ずにケーキ作りをしたのかもしれない。
定休日の水曜日まで、休養とすっかり売り切れたケーキ作りをするのでしょうかねぇ。
うれしい悲鳴?かもしれないが、それにしても、オープン早々に休むとは.. 

2014.9.28 [日] 再びリフォーム実例見学

まだリフォームするかどうか決めてはいないが、築後4半世紀余も経てば、不具合は多数。
建物自体は管理組合・大規模修繕委員会(だったか?)で修繕計画を立てて実施してくれているが、
専有部分の室内も直さなければならないところが、いろいろと目についている。
が、リフォーム資金が見事なまでに着物関係に化けてしまい、資金が無い。
そうは言っても、入居以来、ガスの熱源機を取り換えただけで、他は入居時のままだから、
熱源機も含め、いつ壊れるかという機器もあり、どうにかしなければならないことは明白。
問題ヵ所だけと言っても、あちらもこちらも問題だらけ..頭が痛い。

今月初旬に住まいの下の階でのスケルトンリフォームの実例見学をしたものの、ピンと来ない。
今日は、近所のスケルトンリフォーム公開のチラシが入っていたので、見学に出かけた。
う〜ん.. こちらもピンと来ない。

でも、分かってはいたけれど、金額の差の大きいことを再認識。
購入時ほどではなくても、大掛かりなリフォーム、ましてスケルトンリフォームとなれば、
我々の買い物の中では群を抜いて高い。 人生最大の買い物とも言える。
できるだけ安いに越したことはないが、安かろう悪かろうになったら、後悔することは明らか。
それに、機器の取り換え以上のことをするなら、今より暮らし易くならなければ、する甲斐がない。
無理やりにも捻出する資金がどれだけになるか、何処までリフォームできるか..頭が痛い。

部屋を片付けてからでなければ進められないのだし、じっくり考えることにしましょ。

2014.9.26 [金] 小三治の噺を聴きに

夜は、気を取り直して、楽しみにしていた桂小三治の落語を聴きに行った。
小三治さんは追っかけがいるくらい人気があって、独演会などに気づいても、
その時にはチケットは売り切れていて、なかなか聴く機会がない。
2ヵ月に1度の三越落語会で、今回のトリは小三治さんだと早めに知ったので、
発売日に頑張ってチケットを取っていた。
発売時間から電話を掛け続けたが、繋がったのは昼近くて、取り損なうかと心配したけれど、
1階席はもうなく2階席だが1列目の角席をどうにか取れたので、楽しみにしていた。 

少し早目に出かけ、2店からご案内いただいた東北展@高島屋で買い物をしてから三越へ移動。
伝統工芸展を見てから軽く食事を済ませ、いよいよ落語会へ。

三越落語会は、色物なしの落語だけらしく、5人で5話。 ネタ出しで予めお題も決まっている。
楽しみなのは、仲トリの三遊亭遊三の「火焔太鼓」と、トリの柳家小三治の「馬の田楽」。
遊三もよかったけれど、何と言っても小三治の上手さは圧巻。
派手さはないし、いつものボソボソとでもいうような話しぶりだが、
それぞれの人物が浮かび上がって、こんな地味な噺を見事に聴かせてくれる噺家はまずいない。
珍しく来月も聴く機会があるから、今から楽しみ。
でも、完売のはずの座席に空きがチラホラあって..勿体ないと思った。

*****
ひなや伊豆蔵明彦創作紬きものセット。
 丁子染・きなり黒縞格子の着物に、草木染・ベージュ濃淡ぼかしの帯。
 着物と同じ生地の帯締め、草木染・ベージュ色の帯揚げ。

単衣仕立てで、今まで6月と9月にしか着たことがないが、少し暑い日には地厚の感がする。
某店で見たざざんざ織(無い袖は振れないから諦めたけれど今も心残り)みたいに、
年中単衣でもよさそうな生地。
少しザックリ感があるから冬は兎も角、春・秋には着たい気もするものの実行には至らない。

食事の時、隣のテーブルの方から着物を褒めていただきニコリ。
モダンだと言われて、そう思ったことがなかったので、そうか〜モダンか〜と、ビックリ。(笑)

2014.9.26 [金] 判断ミス

今朝、我が家のごく近くにケーキ店がオープンした。
昨日買い物に行った時に偶々前を通って気づいて、帰ってから新聞折り込みチラシで確認。
今日から3日間オープン記念セールを開催するという。
我が家の近くにはパティシエが作っているようなケーキ店がなかったので、うれしくなった。

で、10時オープンというので、10時になってから出かけたのが間違い。 長〜い列。
待つことなど頭になく、財布と鍵だけ持って、紙ごみを捨てがてら、ひょいと出かけたので、
うわ〜と驚いた。 普段なら絶対並ばないのに、魔が差したか、並ぶかどうか迷っているうちに、
暑い中を並んでもらってスミマセンと店から小さな飲み物が配られ、帰る機会を逃してしまった。

聞いたら1時間くらいの待ちだという。 待つのは大嫌いのせっかちだし、うんざりしながらも、
飲み物をもらったのに帰るのは申し訳ない気がして逡巡してしまったのが、いけなかった。
結局1時間半くらい待って、買い終えた時は正午近くて、午前中が終わってしまった。(涙)
帰る時には列は大分短くなっていて、どうも一番長く待つときに行ったらしい。
オープン記念のお試しセットやら焼き菓子のプレゼントがあっても、
待ち時間を考えたら少しも安くなんかない。 (自分に怒!)

近いのだから、空いてから出直せばよかったと、後悔しきり。
判断ミスと言うのは大げさかもしれないが、でもさっさと帰らずに待つことにしたのが悪かったと、
帰って出直す判断ができなかった自分に呆れ、少し悲しくなった。

14/9/28 アッシュ
判断ミス、わかりますー。
並びたくないのに並んでしまい、ここまで並んだんだから、みたいな
感じで結局1時間…。あとで何で?ってなるんですよね。
ケーキのお味に触れてませんが(笑)いかがでしたか?
むかし桜
さっさと帰らないと帰り損ねますね〜 ホントに、ここまで並んだんだから..という思いに追い打ちをかけられました。あとの2日が土日だったのもいけなかったです。
でも、自分の心理の動きも分かって、情けないながらも少しおかしかったです。
味は、あれだけ待つと、並大抵では満足できず..厳しくなりますね..(笑)

2014.9.24 [水] 「能楽」特別鑑賞会

日本能楽会の東京公演、国家指定芸能「能楽」特別鑑賞会@観世能楽堂に午後から出かけた。
能楽師の団体には、能楽協会と日本能楽会があるようだが、私が行ったどちらの公演でも
同じ方々が演じているから、最近まで2種類あることに気づかず、違いなど当然分からなかった。
気づいたら気になるから(笑)、ちょっと調べてみたら、
能楽協会は、各専門的役割を職能とする各流の能楽師たちの団体で、一方、日本能楽会は、
重要無形文化財「能楽」の技能保持者として総合認定された能楽師を構成員とする団体だそうで、
つまりは、日本能楽会の方がプロ中のプロ集団ということらしい。 
何はともあれ、今日は日本能楽会の公演で、演者は人間国宝・宗家・重鎮がズラリ。

番組は、一調・金春流「高砂」、仕舞・観世流「白楽天」・「笠之段」、舞囃子・宝生流「砧」、
狂言・和泉流「舟渡聟」、休憩をはさみ、仕舞・喜多流「松風」・「天鼓」、語・大蔵流「那須」、
舞囃子・金剛流「野守」、能・観世流「杜若 恋之舞」。

狂言とお能が1曲ずつで、あとは舞囃子と仕舞に、一調と語り。
中でも楽しみにしていたのは、狂言「舟渡聟」と、語「那須」で、どちらも狂言。
和泉流の「舟渡聟」を、野村万作・萬斎に石田幸雄という最強狂言師チーム(笑)で一度観たいと
思っていたし、山本東次郎さんの「那須」も4月のお能「屋島」の替えアイで聴いてから、
もう一度聴きたいと思っていたのが、両方実現してニコニコ。

実はチケットを取るのを失念してしまったが、この2曲を観る機会を逃したくなくて、
いい席はもう取れなくても仕方ないと覚悟して取ったのだけれど、
前が通路の席にしたのが当たりで、舞台からは遠いものの思ったより見易かった。
ただ、終わり30分くらいから腰とお尻が痛みだし座っているのも辛くて、
観世のご宗家が舞っているのに、何を観たやら..集中力を欠いてしまい、それだけは残念だった。
後ろの席の方々が椅子の苦情を言っていらしたから、椅子のせいもあるかも..

帰りに途中のデパ地下で、お彼岸にはやはりおはぎを食べたいとおはぎを買って帰宅。
自分では作らないから機会を見つけて買うことになるが、お彼岸の間に買えてよかった。

*****
南風原花織(単衣)。 群青色のような紺色(単色)。
組帯。 灰色系薄からし色。 (ひなや)
五嶋紐。 薄緑色に、薄橙色・藤色等入り。
絽ちりめんの帯揚げ。 薄藤色・薄桃色。 杜若の柄入り。
ラバーソール台の草履。 黒色の天、青色の鼻緒。 (菱屋カレンブロッソ) (お初)
着物衿の雨コート(春〜秋用)。 青色系。

昨日の縮緬の着物に比べ、軽くて涼しくて、着る時も着ていても楽。
帯は、ひなやの組帯でもお太鼓・前帯の柄が涼しげで、単衣の時期くらいしか締められない。
好きな帯を漸く締められて、嬉しくて1人でニコリ。
帯揚げは、今日のお能に合わせ、杜若の柄入り。 見えないけれど自己満足。(爆)

2014.9.23 [火] 能「百万」 のち 日本伝統工芸展

国立能楽堂の、能を再発見するという企画公演の5回目で、今回は、−観阿弥時代の百万−。
眼目は、世阿弥が改作する前の観阿弥(時代)の能「百万」の上演で、
演能の前に、対談があり、更にその前に仕舞で従来のクセを見せる構成。
つまり、仕舞・観世流「百万 クセ」、対談、観阿弥時代の能「百万」となる。

現行の能「百万」と本日上演された観阿弥(時代)の能「百万」の最も大きな違いはクセだそうで、
その現行のクセを、まず仕舞「百万」でみせてくれた。 梅若万三郎さんの舞。

対談は、歌人の馬場あき子さんと、この企画の中心になっているらしい天野文雄氏。
学者(能楽研究者)で教育者だが、失礼ながら説明が上手とは言い難い天野氏に対し、
馬場さんは、疑問を的確に投げかけ、ウムヤムにさせない(笑)鋭い突っ込みで、
話の整合性を確認したり、天野氏をタジタジにさせる感も.. 
この能楽堂の普及公演での馬場さんの案内は、いつも分かり易く興味深い説明だが、面目躍如。

観阿弥時代の能「百万」は、クセが「地獄の曲舞」で、作り物の曲舞車も登場する。
これはこれで.. 対談で話になったように「古式」の小書で演じられるようになるかも..
シテ/百万・梅若玄祥、ワキ/僧・福王茂十郎、アイ/所の者・高澤祐介、など。
囃子方は、杉信太朗、鵜澤洋太郎、安福光雄、林雄一郎。

*****
終演後は、先日寄れなかった日本伝統工芸展@三越へ。
陶芸を少し見てから、染織を見て回ったが、昨日のショックが抜けてないのか気持ちが乗らない。
集中力に欠けボケーとしているので、また観に来ることにして、橋向こうに移動。
集中できないのは昼食後もう数時間も水分を取っていないためもあるかと思いついて、
元気づけも兼ねて、いつものクリームあんみつを食べ、お茶もお替り。(爆)
果山のカウンターでジュースも飲んでお得なケーキセットのサバランも食べたらお腹一杯。(苦笑)
買い物をして帰宅。

*****
色無地。 1つ紋入り。 緑みの藍色。 草木お茶染め・万葉の心。 
爪織本綴れ帯。 白金杢。焦げ茶・金・銀色の波、銀色の水飛沫。(織昌みやび「風韻波涛」)(お初)
五嶋紐。 薄灰藤色に、薄橙色・金色入り。
絽縮緬の帯揚げ。 薄灰茶色。 空色の暈し、多色の大きめの水玉入り。
白〜薄茶色暈しのエナメル台の草履。 螺鈿入り。
塵除け。 道中着衿。 紗お召。 極薄緑色。 葉と水玉模様の織。

博多帯でなく綴れ帯なのに、息をすると帯が鳴るので周りの方に申し訳なくて、変な緊張をした。
綴れ帯も鳴るのかしら? 少なくもこの帯は鳴るのだから要注意。 覚えておかなくちゃ..
着物を紋入りの色無地にしたので塵除けを着て出かけたが、暑くて殆どは脱いで持っていた。
透け感があるということで作った塵除けだが、涼しげではあるけれど、あまり透けず、
暑い気分がする上、実際の天気も涼しくなったと言っても、まだ暑い。 塵除けが難しい。

2014.9.22 [月] ガクゼン ボーゼン

衝撃の事実に愕然となった。 
正確には、事実が衝撃的なのではなく、今頃知った(=今まで知らなかった)ということがショック。
ガックリして、気力が一遍に失せてしまい、何もする気にならない。

家にいても何もできないなら、せめて、ここ2〜3日酷くなった肩凝りをどうにかしたいと、
近所の中国整体に行って、1時間のマッサージを受けた。
前回から1ヵ月しか経っていないからか、身体はすっかり楽になったが..
でも気持ちは上向かない。 軟弱だわねぇ〜と自分でも思う。

3時間ほど遅い昼寝というか夕寝して、夜も早々に寝ることに。

2014.9.21 [日] 夏も終わりに

このところ急に涼しくなってきたので、もう葦簀を片づけたいと思うけれど、
葦簀に咲く朝顔がまだ毎日10数輪。 で、もう暫くはこのまま夏の名残を楽しむことにした。
近年の残暑の厳しさを考えたら、この涼しさは嬉しいものの、風邪気味らしく頭が重くてダルイ。
あ〜あ、私ときたら、片づけられない言い訳ばっかり..(大汗)

最近は夏痩せならぬ夏太りが続いていて、今夏も頭痛の種だったが、
ここにきて俄かに元に戻り始めた気配。 って思うのは希望的観測? 楽観的過ぎる??
アイスクリームやら冷たい和菓子やら、確かに摂取が減ってきたから、そのお蔭か..
このまま戻って欲しいけれど.. さあ、どうなるか..

2014.9.19 [金] 「薩摩守」と「是我意」

夜は定例公演を観に能楽堂へ出かけた。
番組は、大蔵流「薩摩守」と、能・金剛流「是我意 白頭」。

狂言「薩摩守」は、忠度=ただ乗りの秀句を教えてもらっても、忘れてしまう出家の話。
船頭と乗り手の出家との息が合って楽しいけれど、出家と言ってもいろいろいるのが、
いつ見てもおかしい。 狂言の出家って、なんでこういうのが多いのか..
シテ/出家・善竹富太郎、アド/茶屋・忠重、アド/船頭・十郎。

能「是我意 ぜがい」は初めて観ると思うのに、観たことがある気がするのが..何だか不思議。
前場はシテ/是我意坊もツレ/太郎坊も直面で、謡いで進むが、
後シテの天狗の出立と言うか面(悪尉べし見)に髭を付けた様子が印象的で、動きも派手。
今回は小書き「白頭」のため、白頭を付けていて、天狗の霊威が増したことを表すらしい。
シテ・金剛永謹、ツレ・種田道一、ワキ/比叡山の僧・森常好、アイ/能力・大蔵教義、など。
囃子方は、藤田六郎兵衛、大倉源次郎、白坂保行、観世元伯。

*****
展示室では収蔵資料展が始まっていて、能面が多数と装束と文献などが展示されていた。
特に能面をじっくり拝見したら、文献・絵本などは時間切れで次回回し。
こちらでも、観たことのあるものもあるけれど、
前日の三井記念美術館の展示と比べても、能面の数・種類の充実は遜色ない。
無料で、これだけまとまって見られるのは凄い、ありがたいと思う。

*****
結城紬(単衣)。 薄深川鼠色。 雲取・流水・草花。 (おく玉)
名古屋帯。 型絵染。 紬地。 生成り麻色。 青・墨色で魚の意匠。 (下平清人)
五嶋紐。 灰茶色、端・裏は黒色。
薄地の絽縮緬の帯揚げ。 草木染(楠)。 白色系。 (Kinami)

前日に観た芹沢けい介の型絵染の印象が残っていて、帯は型絵染にした。
芹沢のではなく弟子のだけれど、型絵染って独特の雰囲気があって好きだわ〜と思う。

2014.9.18 [木] 展覧会 & 鮨会

馴染みの蕎麦&珈琲の店@押上で、月に1度の鮨会に参加。
出かけるならと、その前に日本橋で展覧会を見て回った。

展覧会の期日と終了時間から、まずは「能面と能装束 −みる・しる・くらべる」@三井記念美術館。
1階から美術館へ行こうとしたところで、嬉しいことに知らない方から招待券を頂戴した。(喜)
ここで何度か観ている旧金剛宗家伝来の能面だが、何度観ても飽きることがない。
今回は背伸びしたり身をかがめたりしながら、少し上からも下からも観て、印象の違いも確認。
最後の展示室は、歌舞伎衣装の特別展示で、歌舞伎も好きだし歌舞伎衣装も観たいけれど、
でも、能面と能装束をもっと観たい気持ちの方が..

次に、「デザイナー 芹沢けい介の世界展」@高島屋に回った。
生誕120年記念だそうだが、年月を全く感じさせない斬新な意匠を楽しく観て回った。
展覧会土産は滅多に買わないが、今回は珍しく、いろは・・文字の小風呂敷を購入。
バッグの上に掛けても小さめのひざ掛けにしても楽しそう。

同じ階の「−用の美とこころ− 民藝展」を覗いたものの時間切れ。
「日本伝統工芸展」@三越には寄れず、後日に回した。

*****
自分の店を任せて引退したすし職人が、不思議なご縁でツキイチ寿司を握ってくださるという
天真庵の店主が「気骨の鮨会」とか「佐賀のがばいじいちゃんの鮨会」などと呼んでいる鮨会は、
カウンターに座れる人数しか参加できない上、毎月参加する人もいらっしゃるらしく、
すぐ予約で満席になる程の好評と聞いて、私も1度は食べたいと健康講座をサボっての参加。
美味しいお寿司をいただいてニコニコだったけれど、何と酔ってしまい、
一通りいただいたところで、まだ楽しんでいる方々を横目に早々に離脱。

日本酒を1合だけのはずが、お好みの酒を持ち込まれた他の方々からのおすそ分けで、
気づいたら、あらら..マズイ.. 酔いが回っている。 でも2合も飲んでいないはず。
たくさん飲んだわけではないのに.. どういうこと??  サボった罰?でもあるまいに。 

・・・・・
醜態をさらさないうちにと、どうにか帰って来て、バタッと寝てしまったけれど、
翌日になっても、頭が重い。  いずれリベンジしたいけれど.. そうそうサボれないし..

2014.9.17 [水] 三文オペラ

午後は、ブレヒトの「三文オペラ」を観に行った。
題名はよく知っているのに、三文オペラもその元?のベガーズ・オペラも観たことがなかった。
このところ演劇を観に行く余力がなく、興味を惹かれる芝居があってもパスしていたが、
今回は四作品特別割引通し券にも惹かれ(笑)、久しぶりに観ることにして楽しみに出かけた。

登場人物が、乞食、泥棒、娼婦という社会の底辺で蠢く者たちばかり。
社会的地位があるのは警視総監とその娘だけだが、警視総監は大泥棒と親友という可笑しさ。
全員が、欲望丸出しで、したたかで、猥雑でエネルギッシュな芝居。
楽しく観て、元気も貰った。

ヴァイルの名曲がスパイスを効かせるブレヒトの傑作音楽劇 と謳っているが、
開幕早々の独特の音楽から芝居に入り込む感じで、歌をふんだんに聴けるのも楽しい。
ミュージカルじゃなくて音楽劇なのは… 踊りがないこと..だけ? 違い・境界は何なのか? 

唯一の難点は、主役?芯のメッキース役の歌が… 彼が歌うところでガックリくる感じ。(苦笑)
役作りはいいのだけど、歌の度にちょっとねぇ..と思う。 舞台で客に聞かせる歌じゃない。
他の人はミュージカルにも出演している人も多いし、歌の差が大き過ぎるというか..
これで、メッキース役が、もう少し歌えるようになったら、また観てみたい気もするけれど..

翻訳:谷川道子、 演出:宮田慶子、 音楽監督:島 健、
出演は、池内博之、ソニン、石井一孝、大塚千弘、あめくみちこ、島田歌穂、山路和弘 ほか。

*****
生紬。 無地。 灰みの深緑色。 (しょうざん)
八寸帯。 紋博多。 白地に多色の縞。 (遠藤「恵比寿細工」)
五嶋紐。 生成りの上に渋い緑色。
紋紗の帯揚げ。 濃淡薄緑色。 細かい菱形つなぎなどの織。
やまぶどう籠。

着物は、色合いから春向きでなく秋単衣時期用と思っているが、下手をすると着損なうので、
今月は少し早目に着用することにしたが、演劇の客席には着物の方はほとんど居ないから、
地味な方が浮かないだろうと思った通り、よい選択だったと1人で満足。(爆)
バッグも夏の籠から、濃い茶色の秋向きのやまぶどうに変更。 暫くはこの籠ばかりになる予定。

2014.9.16 [火] 今夏最後の夏つゆ

午前中に母の処に出かけたら、孫娘たちからのアレンジメントが届いていて、部屋が華やか。
大きめなのと、個性的なのと、それに私も大きめのを持って行ったので、花いっぱい。
前からドライフラワーやリザーブドフラワーもあるものの、生きた花は別物らしく、母もニコニコ。
でも、水遣りができなくなっていて、一昨日届いたらしい一鉢は少し萎びた感じ。 う〜ん..
生きた花のアレンジメントには水を遣らなくちゃ、直ぐ枯れちゃうのよと言っても..

本来なら昨日の敬老の日に行く予定が、午後にはダウンしてしまって行けなかったので、
動ける時に行こうと、朝から出かけることにしたが、着いたら、皆で椅子に座っての体操の最中。
体操は当然終わっている筈なのに、あれっ何でこんな時間にと思ったら、
外部から先生が来てくれたので、いつもと時間が違ったらしい。 
少し話しながら脚のマッサージをするうちに、直に昼食時間。
遅めにしてもらっても、そうそう遅くなるとスタッフに悪いと、また来るからと辞去。
どうにか元気でいてくれることに安堵しながら、でも確実に歳を取っていることを実感。(哀)

*****
その後は、美味しいものを食べて私も元気にならなくちゃと、みかわ是山居で天ぷら。
ランチコースに季節ものの松茸を追加。
間の口休めの野菜が、夏の茗荷から銀杏に変っていて、秋を感じた。
大きめの銀杏で、もう出ているのかと驚いたら銀杏を取るために栽培しているものらしい。
烏賊は、まだ夏の墨烏賊。 小烏賊よりは大きくなっているが、半分に切っても、まだ小さめ。
海老しんじょうのお椀のジュンサイも、そろそろ終わりかしらと思いながら頂いた。
あと、海老(頭も)、鱚、めごち、穴子、選択の野菜はアスパラと秋らしく茄子。
松茸を食べると、椎茸には気が乗らないし、しし唐は先月食べたし..
小柱のかき揚げは、また天丼。
最後のデザートが、いつもの福豆でなくシャインマスカットだったのが、うれしい。
蓼・枝豆などで作る7月からの夏の天つゆも今月で終わり。

帰りにカフェ・ウフレに寄ったが、目当てのパウンドケーキは賞味期間が1週間。
2週間だと思い込んでいたのでガックリ。 宅配便で送ると1日かかるし、1週間では..
で、日持ちのする焼き菓子にして、発送も依頼して帰宅。

2014.9.13 [土] 六時礼讃

午後、浄土宗総本山「知恩院の声明−六時礼讃−」を聴きに出かけた。
声明は雅楽・舞楽などと同様に相変わらず分からないものの、
何となく癒されるとでもいうか、独特の声の響き・動きが不思議に心に入ってくる。
聴きに行かれる公演は限られるので、機会があればできるだけ出かけるようにしていて、
今回も公演があると知って、聴きに行きたいと直ぐにチケットを取った。

六時礼讃は、阿弥陀仏を中心に諸仏、諸菩薩を礼拝し、極楽浄土を願い唱える仏への讃歌で、
正式には「往生礼讃」と言うが、昼夜六時(六回)、日没、初夜、昼夜、後夜、晨朝、日中に、
阿弥陀仏を礼拝し讃歎することから、六時礼讃と言うのだそう。

今回の公演では、時間的制約で「日没礼讃」のみ全文を唱え、他の礼讃は一部分のみだそうだが、
六時礼賛を中心に、偈や聖文、様々な念仏も唱えられ、僧侶たちの声・リズムと礼拝の動きに、
祈りの印象を受け、仏への祈り、極楽往生の願いが声明なのだろうと改めて感じた。
終わり近くの散華は、上から花びらに模した紙が長い間ひらひらと舞い落ちてくるのが印象的で、
僧侶の声明と相俟って、中世の人々なら極楽世界を思うのだろうかと、思いを馳せた。

始まる時の、式衆入堂は、客席の通路を通るのだろうと予想して通路脇の所謂角席を取ったら、
正にその通りで、南無阿弥陀仏と唱えながら私の横を通って舞台に上がる僧侶たちの念仏の声に、
私も最初から独特の雰囲気に入り込んで、2時間半を過ごした。
仏教徒ではない私は、厳かな音楽的な雰囲気の中で、祈りというより癒しの時を過ごした気がする。
鞨鼓、篳篥、鳳笙、龍笛など、雅楽と同じ楽器が舞台後方で奏されて、雅楽との近さ?を思った。

*****
小紋(単衣)。 綾羅。 青・灰色系。 (染工房・連、染織作家・茂美)
名古屋帯。 紗地。 藍染め。 染分引染暈し。 (松原「水月紗帯」) (お初)
五嶋紐。 白茶色?に、白・薄紫・薄緑入り。
竪絽の帯揚げ。 青色と空色の染め分け。 一部に豆玉つなぎ入り。

今月は着物をパスすることも多かったが、今日は着物で行きたいと少し頑張っての着物。(笑)
初夏に出会って仕立ててもらった松原さん家の藍染の帯を今年中に締められてホッ。

2014.9.10 [水] 9月夜能

東京能楽囃子科協議会定式能の9月夜能を観に行った。
先月は1度だけだったし、先週の能楽堂の定期公演をパスしてしまったので、久しぶりの気分。
遅くなってしまったため普段着のままアクセサリーで誤魔化して飛んで行って、辛うじて滑り込み。
舞囃子3曲に一調1曲で短い休憩、そして、狂言・大蔵流「鱸包丁」と能・観世流「逆矛」。

舞囃子3曲は、金剛流「鱗形」に、喜多流「砧」と「熊坂」。
お能の「鱗形」という曲は聞いたことがなかったので、仕舞だけが上演されているのかと思ったが、
金剛流のみで現行曲となっているらしい。 今回はご宗家の舞。
舞金剛の「神楽」だそうだが、独特感があって、お能も観たいと思った。
「砧」のシテが代わり、長島茂さんが地謡から代わって舞われ、代わりの地謡には
次に「熊坂」を舞う大島輝久さんが入られ、お2人とも1曲で舞をもう1曲で謡いを担当。
「熊坂」は、扇でなく長刀を使っての舞で、動きもあるし、舞囃子でもなかなか楽しい。
1調は観世流「籠太鼓」で、大鼓の安福建雄と、山本順之。 このお能も観たことがないけれど..
  
狂言「鱸包丁」は、甥の嘘を見抜いて、話を信じているような顔で家に招じ入れ、からかう話。
買ってくるように頼まれた鯉を買わずに、橋杭につないでおいたら川獺(かわうそ)に食べられたと
呆れた言い訳けをする甥だが、網を上げる様子が楽しい。
嘘を見抜いている伯父は、鱸をご馳走するからと、料理の好みを聞いて、打ち身がよいという甥に、
打ち身の故事を語って聞かせ、更に、鱸料理、名酒、お茶を点てるまでを口先だけで言い、
鯉を川獺が食べてしまったように、鱸も放情(=嘘)が食べてしまったのでないというので、
甥は嘘がバレていることに気付き謝るという次第。
シテの語り・動きが見事で聴き応え・観応えがあって、東次郎さんの芸を今回も大いに楽しんだ。
シテ/伯父・山本東次郎、アド/甥・則重で、実際の伯父・甥なのが、何だか楽しい。

能「逆矛 さかほこ」は、瀧祭明神と龍田姫がイザナギ・イザナミの国創り神話を語り、
宝山に納めたという天の逆矛の故事を再現する能。
前シテ・前ツレの装束が、地味で質素な感じなのに品があって、いいわねぇと思ったが、
後ツレ・龍田姫の装束は華やかで、後シテ・瀧祭明神は派手で、変化が楽しい。
後ツレ・龍田姫の天女之舞と、後シテ・瀧祭明神の勇壮な舞働が観応えがあって、
こういうお能は楽しい。 でも、上演が少ないのか、私は今回が初めて。
観世銕之丞・淳夫の親子共演、ワキ・森常好ほか、アイ・山本凜太郎。
囃子方は、一噌隆之、観世新九郎、柿原崇志、小寺佐七。

2014.9.9 [火] 思い立ったら

昨夜、知人の訃報をお知らせいただいて、健康を話題にお互いに気を付けましょうと話していたら、
今日も夕方、別の方から、同じ方の訃報をお知らせいただいた。
この方とも、ひとしきり健康・病気などの話をした後で、実は..と教えていただいた。
この方は、知人がお亡くなりになったと伺って驚いて、そういうこともあるから、
思い立った時には遠慮せず、お会いしたり電話で話したりした方がいいと思ったとのこと。

そうよね〜 先延ばしにしていて機会を失ったら、後々まで心残りだから..
だんだん、そういう話が増えてくる.. それが年を取ったということだと思う。
夜、スーパームーンだそうで大きな満月を見上げながら、ご冥福を祈った。

2014.9.8 [月] 文楽に浸る

1日おいて、今日は文楽の2部・3部を観て来た。
2部は、「近江源氏先陣館」の「和田兵衛上使」と「盛綱陣屋」の各段と、
「日高川入相花王」の「渡し場の段」。

「近江源氏先陣館」の床は、「和田兵衛上使」が咲甫大夫・宗助、
「盛綱陣屋」が、前を千歳大夫・富助、後を文字久大夫・清介。
人形は、盛綱を玉女、母微妙を文雀、妻早瀬を勘彌、高綱妻篝火を勘壽、和田兵衛秀盛を玉志、
北条時政を玉輝、など。
語りも人形もよかったし、寝不足ながら十分に楽しめた
文楽でも歌舞伎でも頻繁に上演されるが、やっぱり上手くできた話だと思う。

「日高川入相花王」は、三輪大夫、芳穂大夫などに、三味線は團七ほかで、5人ずつズラリ。
人形は、清姫を簑二郎、船頭を玉佳。
清姫の頭ガブの変化もあるし、川に飛び込んで蛇身になったりするし、派手で華やか。

3部は、新作で「不破留寿之太夫 ふあるすのたいふ」。
鶴澤清治の監修・作曲、河合祥一郎の脚本、石井みつるの装置・美術など。
シェイクスピア作「ヘンリー四世」、「ウィンザーの陽気な女房たち」より、ということだが、
思っていた通り「ウィンザー 〜 」の印象だった。
人形を遣い、独特の音楽を使った、語り芝居として、なかなか楽しく、
また上演されれば観るだろうが、文楽としては、どうかしらねぇ..
英大夫、呂瀬大夫、咲甫大夫、靖大夫に、三味線は清治、藤蔵、清志郎、龍爾、清公。
三味線と言っても、三味線を弾いたのは清治と藤蔵だけで、清志郎のは何というのか?、
龍爾は胡弓らしいが、清公のは低くて見えず、と云う次第で、独特の音色・音楽。
人形遣いは、不破留寿之太夫を勘十郎、春若を和生、あと、簑二郎、一輔、紋臣、勘市、玉佳。

2部・3部の両方を観ても、1部と同じくらいの時間で、楽しく観たけれど、
今月の文楽では、やはり1部が観応えがあってよかったと思う。

*****
紬訪問着(単衣)。 大島紬地。 灰色ぼかし。 斜め柄の染め。
袋帯。 紗。 濃墨・紫・からし色地。 松の葉?枝? (大光) (お初)
五嶋紐。 単衣・夏用。 薄桃色に、薄緑色・薄水色・白入り。 (お初)
変り紗の帯揚げ。 薄藤色と薄水色の暈しの染め分け。 (お初)
夏用の草履バッグセット。 西陣織の正絹紗織地。 草履の天は黒・絽織 (紗織)
透かし織り雨コート。 道行衿。 薄紫・薄い黄水仙色。

新作に敬意を表して、訪問着。 でも夜は雨になるとの予報に大島紬地のもの。
終わって外に出たら雨! もう殆ど止んでいるようだったが、慌てて雨コートを着た。
歩く距離が少しあるから、念のために傘と雨コートを持って行ってよかったと思いながら着用。
帯は、前に作ったものの、もう締めることもないかしらと思っていたのをおろした。
帯周りの小物も、合わせて新しいものにした。

2014.9.7 [日] リフォーム実例見学

住まいの下の階でスケルトン・リフォームをなさったお宅の公開があったので見に行ってみた。
一昨日・昨日の2日間、午後に居住者向けに公開するとのチラシが入ったが、私は予定があったし、
今日も一般公開すると書かれていたので、今日行くつもりでいたところ、
友人から連絡があって、不動産会社からの情報で見に来るので会えるかしらとのこと。
もう1人の友人も来るというので、時間を合わせて一緒に見学。

前に会った時に、いよいよリフォームしなくちゃダメかと思っていると私が言ったところ、
同じような時期の購入だから(私より1年後)自分もリフォームを考えなくちゃと言っていたら、
早い早い、もう彼女のマンションを建てた(売った?)不動産会社に連絡を取ったのだそうで、
早速、検討に入るという動きの良さに感嘆。
私もノンビリしていないで、どうにかしたいと思うけれど、
リフォームの前に、片づけないことには前に進めない。

その後、一緒に珈琲・紅茶などを飲みながら暫くお喋り。
リフォームの話や、今夏もスイスに山歩きに行って来た友人の土産話を聞いたり、
お土産のチョコや友人から今朝届いたという果物もおすそ分けに与かり、楽しい時間を過ごした。

折角だから、我が家に寄ってもらえたらよかったのだが、今の我が家の酷い状態では、
恥かしくて赤面・大汗どころか、あまりの恥ずかしさに死んでしまうとマズイ(爆)ので、
我が家へのお出ではナシにしてもらった。

体調が酷くなる前、10数年(20年?)前には何度か我が家で茶話会/飲み会をしたりしたが、
片づけたら、またやりましょうねと話題にはなるけれど、一向に片づかないままで、
今の我が家は、とてもじゃないけれど、来てもらうことができるような状態じゃない。(汗)
で、忘年会か新年会ならできるかしら?との話になって、何となく約束?  できるかな〜??

友人たちは片づけを手伝ってくれると言うけれど、そんな〜 恥ずかしくて見せられない..
手伝ってもらうにしても、家に入ってもらえるくらいまでにするのが..(大恥)
でも、自分でもどうにかしなくちゃと思っているのだから、いい機会?
でもでも、凄いプレッシャー。 ここにも書いて自分で自分に更にプレッシャー。(大爆)

2014.9.6 [土] 文楽「双蝶々曲輪日記」

東京の文楽公演は2月だけは3部制で他は2部制だったが、今年はなんと9月も3部制。
それに各部で観劇料が違うのも初めてで、新作が短いから、工夫? 苦肉の策? (笑)

今日が初日で、第1部の「双蝶々曲輪日記」を観た。
「堀江相撲場」、「大宝寺町米屋」、「難波裏喧嘩」、「橋本」、「八幡里引窓」の各段で、
ほぼ通し上演に近いが、私は1時間遅れで「米屋」の途中からの観劇。
眠れないまま2日連続して朝から動くのは無理だったから仕方ないし、
観たかった場は見られたし、それなりに楽しめて、遅れても諦めずに行ってよかったと思った。
でも、どちらかと言うと観たというより聴いた感じ。(苦笑)

「米屋」の奥は、津駒大夫に、三味線は寛治が休演で孫の寛太郎が代演。
「橋本」は、嶋大夫・錦糸、「八幡里引窓」は、中が呂瀬大夫・清友で、切は咲大夫・燕三。
5月と同じく嶋大夫さんのお年を召された印象にまた驚いたが、語りは流石に見事。
咲大夫さんがお元気そうなのでホッとしたが、住大夫さんに続いて源大夫さんも引退なさった今、
嶋大夫さんにもお元気で語り続けて欲しいと願う。

「米屋」と「難波裏喧嘩」の人形は、濡髪長五郎を玉也、放駒長吉を幸助、姉お関を勘彌、
山崎与五郎を文司、藤屋吾妻を清十郎など。
「橋本」は、与五郎・吾妻は同じく文司・清十郎で、山崎与次兵衛を勘壽、橋本治部右衛門を玉女、
嫁お照を一輔、駕籠かき甚兵衛を勘十郎など。
「八幡里引窓」は、長五郎を玉也、女房おはやを箕助、長五郎母を紋壽、南方十次兵衛を和生など。

終演後は、また半音に寄って、コーヒーとハムチーズトーストで一休み。
動き出せればもう大丈夫だと帰宅後は健康講座に出席。

2014.9.5 [金] 秀山祭歌舞伎・昼の部

中3日で、歌舞伎座に昼の部を観に行った。
一昨日・昨日とダウンしてしまい、一昨日は能楽堂の午後の公演もパスしてしまったので、
続けてのパスは勿体ないし悔しいと頑張って出かけた。(苦笑)
相変わらず眠れないまま3時間くらいウトウトしたかなぁ状態だったが、
朝から着物を着たので私としてはOK気分。(笑)

序幕の「鬼一法眼三略巻 菊畑」は、歌六の吉岡鬼一法眼、染五郎の虎蔵実は源牛若丸、
松緑の智恵内実は御厨鬼三太」。 それに、米吉の皆鶴姫、歌昇の笠原湛海など。
次が「隅田川続俤」で「法界坊」と浄瑠璃「双面水照月」。
「法界坊」は、吉右衛門の法界坊、秀太郎の永楽屋の後家おらく、芝雀の永楽屋の娘おくみ、
錦之助の手代要助、種之助の野分姫、橘三郎の大坂屋源右衛門、由次郎の代官、
隼人の奴五百平、吉之助の番頭長九郎などで、仁左衛門が道具屋甚三で客演?の感じ。
舞踊「双面水照月」は、吉右衛門の法界坊と野分姫の合体霊、芝雀のおくみ、
錦之助の要助実は松若丸、又五郎の渡し守おしづ。
法界坊との合体霊とは言え女形の吉右衛門に、又五郎も女形で、2人そろって珍しいし、
しかも吉右衛門は滅多にない踊りだけど、吉右衛門の女形も踊りもなぁ..と思っているうちに、
睡魔に襲われてしまって、印象も切れ切れ。(汗)

*****
結城縮(単衣)。 黒地。 地空き。 (龍田屋)
名古屋帯。 絹芭蕉布(しゃら・ら)。 オフホワイト色地。 東京染。 芝文・花丸文。
単衣・夏用の京組紐。 薄い梅鼠色。 (渡敬)
絽の帯揚げ。 極薄緑色の暈し。 薄紅・薄桃色の暈し入り。 (渡敬)
梅茶色のアタ編の台の草履。 白黒格子の鼻緒。 巻は白革。

帰りに寄った呉服店で、着物・帯を褒めていただきニコリ。
でも、あちこち回って帰宅したら汗ぐっしょりで、着物の背中が汗で少し縮んだ感じ。(涙)
汗取り肌襦袢を着ていても、動き回ると表まで影響する汗かきぶりが悲しい。

2014.9.2 [火] 蕎麦と珈琲と

美味しい蕎麦と珈琲をいただきたくて、天真庵@押上に出かけた。
10日余り前にお寄りした時は、母の処を出るのが遅くなってしまい、バスも待ちばかりで、
思っていた時間には着けなくて、蕎麦は食べられず、チーズケーキとコーヒー。
チーズケーキも好きだから美味しくいただいたものの、やっぱりお蕎麦が食べたいと、
今日も母の処に行ってからお寄りしようと、時間に余裕をみて出かけた。

朝から胃が重かったので、お酒は飲みたくないと、いつもの文膳は止めて、
この夏から始めたという「メニューにない品」の「梅おろし蕎麦」をいただいた。
ざるそばに、辛み大根おろし、ねりうめ、ねぎ、のり、かつおぶしを載せて出してくださり、
蕎麦汁をかけて食べる。 成程、夏に合う蕎麦だと思いながらいただいた。
器も夏ムード? 今日は涼しかったけれど、暑い日だったらもっと似合いそう。
美味しい食事の〆は、やっぱり珈琲。

先日もお会いした、母と一回り違いの「たまちゃん」こと悠玄亭玉さんが今日もいらしていた。
ご高齢ながら現役の女幇間で、チャキチャキの江戸っ子。
先日は仕事帰りとかで、スッキリした着物を着ていらして、
粋ですね〜とつい言ってしまったが、今日はお洋服。 愛犬連れなのはいつもと同じ。
天真庵に伺うたびにお会いする感じで、すっかり天真庵に馴染んでいらっしゃるご様子で素敵。

2014.9.1 [月] 秀山祭歌舞伎・夜の部

近年始まった秀山祭が、こけら落し公演が終わった歌舞伎座に戻ってきて、今日が初日。
でも、初っ端の昼の部でなく夜の部に行くのが、何となく自分らしい。(笑)
幕間には顔見知りお2人に声をお掛けていただいて、初日だわね〜と思ったけれど、
吉右衛門が芯で、仁左衛門も出るのに、空席が結構多くてビックリ。
夜は、「絵本太功記 尼崎閑居の場」、「連獅子」、「曽我綉侠御所染 御所五郎蔵」。

「絵本太功記」は、吉右衛門の武智光秀、染五郎の武智十次郎、魁春の操、東蔵の皐月、
米吉の初菊に、歌六の真柴久吉、又五郎の佐藤正清など。
舞踊「連獅子」は、仁左衛門が孫の千之助と踊る。 僧2人は、又五郎と錦之介。
「御所五郎蔵」は、染五郎の御所五郎蔵、松緑の星影土右衛門で、芝雀の傾城皐月、
高麗蔵の傾城逢州、あと、秀太郎、錦吾、五郎蔵の子分は松江・亀寿・亀鶴・廣太郎・児太郎。

*****
泥大島紬(単衣)。 茶黒地。 様々な柄を段取りしたもの。
名古屋帯。 夏紬。 生成り。 墨絵。 蛙と蓮の葉の柄。 (Kinami)
五嶋紐。 緑がかった藍色 淡い緋色等入り。
絽の帯揚げ。 渋めの青色。
黒塗り台の桐下駄。 小千谷縮の鼻緒。
アタ織りトートバッグ。 網代編み。 内側は多色の銘仙地。
雨コート(春〜秋用)。 青色系。 着物衿。

先月下旬は少し涼しくなったのに3回続けて着物をパスしてしまったので、
今日は、雨にもめげず久しぶりに着物(単衣)を着て出かけた。
着物は雨に強い大島にして、念のために雨コートも持参。
帰りには本降りになったので、持って出てよかったと、雨コート着用。
雨でもあり7、8月に重宝した大型のスズ竹手提げ籠は色が少し寒そうかと、久しぶりに替えた。
開演前の化粧室で知らない方にお声を掛けていただいて、着物の力を再認識。(爆)

メンバーログイン
新規メンバー登録
お店お店
素材素材
着物・帯着物・帯
小物小物
着こなし着こなし
How To & TipsHow To & Tips
メンテナンスメンテナンス
本・雑誌本・雑誌
イベント・場所イベント・場所
ノンカテゴリノンカテゴリ

KIMONO真楽 について | KIMONO真楽の利用規約 | Syndicate this site Powered by 関心空間