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むかし桜の空間
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2015.1.31 [土] 雪の日に

昨30日(金)は、朝から雪。 午後遅くには雨になったものの、寒い、寒〜い。
前日の朝起きた時から喉がイガイガして風邪っぽかったのが、一層酷くなってきたが、
夜は学生時代に9ヵ月だけ在籍した部活同期の新年会。

新年会の前に「琳派名品展」@三越に寄った。
一昨年の秋に箱根の小涌谷に開館したという岡田美術館の名品の展示。
〜知られざる名作初公開〜 となっていて、観たことの無い作品がいろいろ。
なのに、出かけるのが遅くなってしまって、駆け足になったのが残念。
でも、風邪気味の中、もう一度出かけるのは億劫だし、観ただけ良しとしましょ。

その後、買い物を1件済ませて新年会に行ったが、店を探して地下街を歩き回った。(汗)
後から来た人も迷った〜と言って入って来て、同じね〜と互いに苦笑。
新年会と暑気払いの会、それにゴルフ愛好者はコンペを年数回。
皆に会う貴重な機会だが、私は予定が入っていたりして、どちらか1度しか出席できていない。
本人だけでなく配偶者の健康問題でも欠席の人がでてきて、会えるときに会っておきたいと思う。
賑やかに話し、飲み(は全体に減った感じ)、食べて、2時間があっという間に過ぎた。
夏の暑気払いの会にも出席できるといいけれど..

2015.1.31 [土] 狂言の会

29日(木)の夜は、「狂言の会」@国立能楽堂を楽しんで来た。
狂言は観始めた当初から楽しめて、大好きなので、夜の健康づくり講座はサボリ。
大蔵流「雁礫」、大蔵流「千鳥」、和泉流「賽の目」の、狂言だけ3曲。

「雁礫」と「千鳥」は何度も見ているけれど、「賽の目」は初めて。
帰りにお会いした顔見知りの(能楽堂で顔見知りになった)方も同じだそうで、
狂言だけの会にはあまりおいでにならないのが、「賽の目」を観たくていらしたとか..
他にも、お会いした方が同じことを言っていらしたから、そういう方が多かったのかもしれない。

着用の着物と帯は決めていたのに、夜の公演だからとノンビリしてしまって、
準備する段になったら、締めようと思っていた帯がなかなか見つからず、漸く見つけたら、
狂言だから派手な帯にしようと思っていたものの、能楽堂にはちょっと派手過ぎ..と急遽変更。
お初の帯の柄をどう出すかにも手間取って、そんなこんなで遅くなってしまって、少し慌てた。
もし遅れたら「雁礫」は見送ってもいいかと思っていたが、ギリギリに滑り込めて、ホッ。

「雁礫」は、弓矢を持って出かけた大名が雁を見つけて射ようとするが、狙いを定めるのに
時間がかかっているうちに、通り掛かった使いに行く途中の者が礫を投げて打ち倒してしまう。
大名は怒って自分が眼力で射止めたというので、仲裁人が.. 
大名と使いの者を遣る狂言師によって印象が違うのが面白い。
シテ/大名:大蔵彌太郎、アド/使いの者:茂山良暢、アド/仲裁人:善竹忠一郎。

「千鳥」は、ツケを払っていないまま代金を持たずに主に酒を買いに行かせられた太郎冠者と、
酒屋との、攻防というか、遣り取りが楽しく、おかしい。
「浜千鳥の友呼ぶ声は」「ちりちりや、ちりちり」の掛け合いが、まず楽しいし、
その後も、祭りで山鉾を引く様子や流鏑馬の様子をやって見せる冠者と酒屋の遣り取りを楽しめる。
シテ/太郎冠者:山本則俊、アド/主:若松隆、アド/酒屋:山本東次郎。
前回、山本家で観た時は、冠者と酒屋の2人が逆だったと思いながら、楽しんだ。

初見の「賽の目」は、有徳人(=金持ち)が算術に長けた男を娘の婿にしようと高札を打ったので、
2人の立候補者が来たが問題に答えられず、スラスラ答えた3人目が聟に迎えられた。
算術が目新しかったが、あとは財産と美人の娘を得たと思ったら.. という狂言によくある展開。
と思ったら、終わり方が楽しく、あらぁ、そうくるのと思った。
狂言も歌舞伎などと同じく女性も男性がするから可能な展開だわねぇ〜と思う。
シテ/聟:野村萬斎、アド/舅:石田幸雄、等々。

*****
久米島紬。 黒色。 無地。
袋帯。 黒金色系。 経よろけ二重織。 樹下双鳥文。 (宮本貞男) (お初)
伊賀組紐。 白色、片側は黒色。 (松山好成)
ちりめん紬の帯揚。 京友禅。 灰薄緑色と灰茶色の染分け、中央は白茶。 (雪華)

2015.1.31 [土] 台湾旅行

大分元気になって、ここ1〜2年の国内旅行で自信がついたので、海外旅行にも耐えられそうだと、
近くて楽そうだし暖かそうだし、海外旅行への慣らし(笑)に、羽田発着で台湾に行ってきた。
25日〜28日の3泊4日で、バスと列車で一回りするツアー。 東側は列車で西側はバスでの移動。

移動時間が長くて、フリー時間は少ない。 というか移動ばかりの感も。(爆)
細部の確認をしないまま予約して、出発の9日前に届いた行程表で初めて認識して、ビックリ。
考えれば分かりそうなものだし、数年前に旅行したいとチェックした時に、移動距離に驚いて、
北と南に分けて行こうと思ったことを思い出した。 って、遅すぎ。(大爆)
体調的に自信がなくパスポートも取らないまま見送ったので、すっかり忘れていた。

今回見たのは、九ふん、花蓮で太魯閣峡谷・大理石工場、高雄で寿山公園・蓮池譚、
日月潭で文武廟、台北で龍山寺・故宮博物院・中正紀念堂など。
それに、高雄の六合二路夜市と、台北の士林夜市の、2ヵ所の夜市。
夜市では臭豆腐の臭いに閉口したけれど、2ヵ所の規模の違いも含め面白く見物。
特に、高雄の六合二路夜市の逃げる夜市がおかしかった。
道路に店を出すのは違反だそうで、警察が来るとさっと引き揚げ、居なくなるとまたさっと出てくる。
直ぐに移動できるようになっていて、その素早さ、逞しさが、面白かった。
食事は、広東料理、海鮮料理、台湾料理、飲茶料理、小龍包など、いろいろ。

昨年の故宮博物院展@トーハクで翆玉白菜も含め観てはいたが、それでも故宮博物院が楽しみ。
ガイドの説明で1時間廻り、あと1時間の自由見学で、計2時間の見学。
もう少しゆっくり見たいとも思ったが、近いのだからまた来ればいいと思えるのがいい。
あとは、台湾なら食べ物とマッサージよね〜と思っていたのに、
高雄では部屋に来てくれるというマッサージを頼み忘れ、気づいたのが夜遅くて、今回は諦め。

列車から見た田舎の何ともノンビリとした風景と、それなりの変化も、楽しく印象に残った。
長時間の移動も懸念したほど飽きないで楽しめたけれど、ぐるりと一回りは今回1度だけで十分。
次ぎの機会があったら、台北中心の滞在型で行きたい。  台湾の新幹線体験もいいかしらね〜

添乗員なしで台湾人ガイドの引率・説明で回ったが、台湾人気質も垣間見られ、それも楽しかった。
参加者は21人で、殆どが私と同年輩の、旅慣れた方ばかりだったよう。
同年輩でも珍道中風の男性3人組(笑)がいたけれど、それ以外は落ち着いた人ばかりで、
総じていい印象のツアーだったのは、参加者にも恵まれたためかと思う。

15/2/2 陶子
お帰りなさい!同じ3泊4日と思えぬ縦断ぶりでビックリしました!
逃げる夜市、おもしろいですね〜。イタリアの偽ブランド売りみたい(笑)
臭豆腐、胃腸の調子がよければ是非食べたかったです>家人に止められましたが‥
台湾人気質というのでしょうか?私は台湾の方の大らかで、親日なところに癒されました。
しかも近いって本当に素晴らしいですよね〜。よい旅行だったみたいで何よりです。
むかし桜
ただいま〜 ホントに移動ばかりなのに、あちらこちらの見物もあって密度の高い旅でした。ガイドさんによると台湾には親日的な方が多いそうですね。大雑把で、毎日の生活を楽しんでいるようで、こちらもノンビリします。楽しかったですし、近くて時差も無いようなもの(1時間)ですから、日本を旅行しているのと、あまり違わなかったです。また行きたいな〜と帰って来たばかりで思うほどです。

2015.1.31 [土] 1週間前は

又も遡り。 24日(土)は、能楽・普及公演@国立能楽堂へ。
解説・能楽あんない、狂言・大蔵流「禰宜山伏」と、能・観世流「橋弁慶」。
迂闊にも、お能は「船弁慶」だとばかり思っていたので、往きの車中でプログラムを読んで、
あらぁ〜と驚き(笑)、解説が「京の五条の橋の上 −『橋弁慶』をめぐる説話」なのに納得。
狂言としては幾分長めの「禰宜山伏」と、短いお能の「橋弁慶」の組み合わせ。

*****
終了が早かったので駅近くの馴染みのカジュアルレストラン?でソーセージセットの食事。
さっさと行ったので空いていたけれど、その後ぞくぞくと能楽堂からの客が入店し満席になった。
食後は、珈琲を飲んで、さっと辞去。

帰宅後は、翌日の朝が私的には早いし荷物も全く作っていなかったので少し迷いもあったものの、
やはり行かれる時には行こうと健康づくり講座に出席。 1時間しっかり動いてきた。

*****
結城紬。 東京染・松煙染。 灰みの茶色。 亀甲模様(総柄)。 (石下)
染名古屋帯。 塩瀬。 手描友禅。 うぐいす色地。 光琳梅模様。 (地色と柄で、梅に鶯)
伊賀組紐。 灰紫色。 片側に紫・小豆色入り。 撚り房。 (松山好成)
ちりめん紬の帯揚。 京友禅。 薄灰茶色・薄灰赤茶色などの染分け。 (洛舟)

2015.1.23 [金] 漸く健康診査

期限が残り1ヵ月を切ってしまったので、国保の健康診査を受けに大慌てで医院へ赴いた。
2年前に低くなっていてショックを受けた身長は、その後それ以上低くなることなく現状維持。
結果は3週間以降に聞きに来るようにと言われてビックリ。
期間が終わり近くなって受検者が増えて、検査(血液と尿?)などに時間がかかるとか..
やっぱり、さっさと受けないとダメだわね〜
でも、来月廻しにしなかっただけマシだと思いましょう。

それにしても、インフルエンザらしい子供の患者が複数。グッタリした様子が可哀想だった。
私はマスクもしないで行ったので、うつらないようにと心中ハラハラ。(苦笑)
昼間の陽射しは暖かくホッとしたのに、夕方は冷たい風にブルブル。
風邪をひかないよう気をつけなくちゃ..

2015.1.22 [木] 2度台、5度台

昨日の寒さには震え上がる感じだったが、今日もまた寒い1日らしい。
昨日は宅配便で送るものがあり、雨が降り出さないうちに出かけるつもりだったのに、
2時過ぎにはもう雨で、降るのは夕方からじゃなかった?と天気予報を恨みたい気分。
荷物の送付を頼んでから夕食用の買い物をして帰った時には凍えそう。
1日中、2度台までしか気温が上がらなかったとか.. 寒かったはずだわね〜

今日は昨日よりは少しはマシらしいが、それでも5度台とか..
子供の頃のことを思えば我慢できる寒さなのに、近年の暖かさに慣れて軟弱になってしまって、
風邪をひかないか心配しながら、雪国の方々の大変さに思いを馳せる。
日曜からの台湾旅行に支障が出ないように、夜の健康講座までは、じっと家に居ることにした。

2015.1.20 [火] あぜくらの集いを楽しむ

午後は、先月に続いて、国立劇場のあぜくら会の会員対象の「あぜくらの集い」に出席。
今月は来月の雅楽公演「管絃−双調と黄鐘調−」に因んで、
宮内庁式部職楽部首席楽長を務められた豊英秋、安齋省吾、大窪永夫の3氏による
「『管絃−双調と黄鐘調−』から知る雅楽の世界」。

双調と黄鐘調の説明などを実演を交えてお聞きできるらしいというので申し込んだら、
何と、お話というより実演が主で、その合間に話してくださるというふうで、
3氏の、笙、篳篥、龍笛による雅楽演奏(管弦)を聞かせていただく贅沢な集いだった。

ただ、双調と黄鐘調の聞き比べも、私の耳には違いが分からず、六調子の説明も分からないで、
馬の耳に念仏、猫に小判..とでもいうようで、勿体ない事この上なしと自分でも思う。 
でも、音色に気持ちよく浸っていられて、私としてはうれしい1時間半だった。

*****
終了後は半蔵門線で一直線、押上の天真庵へお寄りした。
お酒を飲む気にならなくて、いつもの文膳は今回も止めて下戸用の?花膳。
店主の野村さんと話しているうちに女幇間の悠玄亭玉さんが愛犬とともにお出でになった。
毎日のように蕎麦を食べにいらっしゃるらしく、此処に伺うと玉さんとの遭遇率が高い。
玉さんとも暫くお話して、さてと外に出たら、昼間とはうって変わって、寒い寒い。
風が冷たく、震えあがりながら駅まで歩いて帰宅。 寒い日には地下鉄は助かるわぁと思う。

囲み記事で玉さんを紹介したスポーツ紙を野村さんが見せて下さって、あらぁと嬉しく読んだが、
玉さんだけでなく、立て続けに、芸者、幇間の記事を読んだのが正月らしい?
女形芸者の栄太朗さんの記事が昨日の夕刊に載っていて、
去年ねこももさんがお座敷でお会いになった男芸者らしいと興味を惹かれて読んだところだし、
来月の鳥越神社の講釈師・浅草芸者・幇間による「江戸文化に親しむ会」では、
芸者・幇間の「芸」と、「お座敷遊び体験」もできると折り込みフリーペーパーで紹介されていた。
真楽の新年会が予定されている日なので次の機会を待つしかないが、いつか経験したいと楽しみ〜

*****
小紋。 総疋田絞り。 千草鼠色。
本袋帯。 瑠璃錦。 漆箔。 濃ワイン色。 古代文。 (渡文)
伊賀組紐。 黄緑色、片側に灰深緑・茶色入り。 (松山好成)
黄緑色の帯揚げ。 花・水・垣の刺繍入り。 「源氏物語」「紫の上」。

15/1/22 ねこもも
むかし桜さん、私も読みました朝日の夕刊。そう、去年〜菊正宗酒造さんのイベント〜で観た方でした。いつか又こんなチャンスを見つけましたらお声を掛けますねー。
むかし桜
やっぱり、ねこももさんもお読みになったのですね〜 ずいぶん大きく取り上げられていましたね。 機会がありましたら、お誘いいただけると嬉しいです。楽しみにしています。

2015.1.18 [日] オペラ「さまよえるオランダ人」

午後は今年の初オペラ@新国立劇場で、芸術監督・飯守泰次郎指揮の「さまよえるオランダ人」。
多分2007年以来8年ぶりの上演で、前回と同じマティアス・フォン・シュテークマンの演出。
ワーグナーの曲は私には重口(笑)で疲れを感じることも多いが、今日は声を楽しめて、ホッ。
曲のためか演出のためか、先月観たヴェルディの「ドン・カルロ」同様に宗教性を強く感じた。
って、前と同じ演出なのに、何故〜? 単に私の感覚の問題なのかしら?

オランダ人:トーマス・ヨハネス・マイヤー、 ゼンタ:リカルダ・メルベート、
ダーラント:ラファウ・シヴェク、 エリック:ダニエル・キルヒ、 マリー:竹本節子、
舵手:望月哲也、など。

*****
結城紬。 無地。 灰藤色。 (奥順はたおり娘)
染名古屋帯。 薄灰色地、垂れは白。 雪中の寒牡丹、前帯は梅に小鳥。 (染谷洋)

梅に童子の季節柄の訪問着を着るつもりが、出そうとしたら見つからない。(汗)
何処に仕舞ったやら、片づけないから、こういうことになると今回も反省しきり。
反省しても同じことを繰り返してばかりで進歩のない自分が情けない。(涙)

2015.1.17 [土] 20年

阪神・淡路大震災から20年、あっという間の様でもあり、長い年月のようでもあり..
昨夜からラジオで特集番組がいろいろあって、今日も聞きながら、考えること多し。

*****
朝刊の別刷にあった、今年こそ実行したいこと のランキング1位は「部屋の片づけ・掃除」。
私だけじゃないのね〜と、同じ思いの方が多いことに驚くやら可笑しいやら..
皆さん苦労していらっしゃるらしいと、少し気が楽になる。(笑)
我が家ほど凄まじいお宅はまずないだろうに、こんなことで気を楽にしていてはマズイわねぇ〜
「しなくちゃ」は、続かず・・・に、頷く。

2015.1.16 [金] フランス料理→展覧会→能楽

夜に予定があったので、出かけるならと、昼からは昨日で弾みがついた食いしん坊続き。
昨年後半は、食いしん坊は殆ど開店休業だったわねぇ..と思いながら、
新丸ビルのオーグードゥジュール・ヌーヴェルエールに入れていただいて、フレンチ・ランチ。
こちらに伺うのは久しぶり。 帰ってから去年の手帳を見たら6月以来の7か月ぶりらしい。

このところ食が細くなっているので、今回もやっぱり軽い方のコース。
アミューズは、いつもの3点盛りで、燻製のクリーム添えのケークサレ、
ハム・チーズを巻いた蕎麦クレープ、ビスケットで挟んだパテ。
ケークサレのシフォンは、チーズ(ミモレット)に、ベーコンの香り、旨みで、ふわふわしっとり。
独特の食感で、楽しく美味しいし、他の2品との組み合わせも、変化があって好き。
オードブルの1品目は、パプリカ、ズワイガニ、それに何だったか?の白い泡のようなムース。
綺麗な色が層になったパフェ風?(笑)だが、味は、無論甘味ではなくオードブル。
見た目が楽しく、夫々の味も食感の違いもいいし、食べているうちに少し混ざった味にもニコリ。
2品目は、サーモンの縮ほうれん草巻。 付け合せの野菜などの色も春らしく、うれしい。
メインの的鯛も、春らしい綺麗な色合いの一皿に食べる前からうれしくなって、
そのまま美味しくペロリ。 でもお腹一杯。 いつか多い方のコースを食べてみたいけれど..
デザートのクレームブリュレに、エスプレッソで〆。
シャンパンをサービスしていただいて、更に白ワインを一杯飲んで、昼下がりにホンノリ。(爆)

窓から見える東京駅は、邪魔だった覆いも取れて、すっかりきれいになって気持ちがいい。
ただ駅前の広場はショベルカーなどが動いていて、まだ工事中。
緑の広場になるらしいが完成は2年後だそう。 随分先のことだが、楽しみではある。

*****
口福の次は眼福と、「雪と月と花 −国宝「雪松図」と四季の草花−」展@三井記念美術館。
やっぱり円山応挙の「雪松図」の雪中の松の存在感・印象が素晴らしい。
やはり国宝の卯花墻と銘のある志野茶碗は、こちらでも他の美術館ででも何度か拝見しているし、
観たことのある作品が茶碗を中心にあるが、今回もゆったり気分で見て回った。

*****
そして、定期公演を観に国立能楽堂に向かった。 
此処が当初からの予定だが、少し疲れを感じていたので居眠りしないように心掛けた。(大爆)
番組は、狂言・大蔵流「成上り」と、能・金剛流「山姥 白頭」。
狂言「成上り」は初見だったが、「嫁が姑になる」「山の芋が鰻になる」などのことわざや、
「田辺の別当のくちなわ太刀」などを言い立て、すっぱ(詐欺師)にすり替えられた主の太刀が、
言霊で元の太刀に「成り上がる」ことを願う太郎冠者の懸命の様子がおかしく楽しい。
能「山姥」は、やっぱり時々うとうとしてしまったが、楽しく鑑賞。
今回の後シテの専用面「山姥」が、前に他の公演で観た面より柔らかな印象がした。

*****
訪問着。 江戸小紋・秘蔵錐彫型千柄集切嵌め。 薄灰茶紫色? (黒岩秀硯)
袋帯。 壱千八百織。 墨色地、銀霞。 (橋本清「加賀浪漫 南天に鳥」)
五嶋紐。 紫色、空色の暈し入り。

2015.1.15 [木] 食いしん坊初め

雨の上、朝の6度くらいの気温が今日の最高気温で以後は温度が下がるという天気予報を聞いて、
一気にテンションが下がってしまう軟弱さが我ながら情けない。
家に居てもダラダラしてしまいそうだと、今年の食いしん坊初めに出かけることにした。

こんな冷たい雨の日に出かけるのは億劫でも、だからこそ入れるのではないかと思った通り、
1時からならOKというので、みかわ是山居に入れてもらって、天ぷらランチ。
ランチコースに季節種のフグの白子を追加し、美味しくいただいて、満腹・満足。

お隣になったオーストラリアからという若いカップルに話しかけられて、英会話付き。(笑)
日本滞在3週間の観光旅行中だそうで、長い旅行に感心していたが、話が進むうちに、
既にアフリカの国々や中東などを回って、これからベトナムにも行く数ヵ月の旅行と聞いて、
中世?近世?のグランドツアーという言葉が頭をよぎる。 スケールが違うわねぇ〜
それにしても、英語に接するのは何か月ぶり? というか、この店でくらいしかないから、
なかなか言葉が出てこない。 少しは勉強した方がいいとは思うけれど、思うだけで..

*****
夜は健康講座に出席。 先週から始まっているのに、先週は体調が悪かったりして
2講座とも欠席してしまい、年末年始の休みを含め結局3週間抜けたので、ほぼ4週間ぶり。
少し心配したが、まあまあ動けてホッ。 でも、筋肉痛にならないか、明日が心配。(爆)

2015.1.14 [水] 寿初春大歌舞伎・昼の部

今月は例年通り歌舞伎公演が多く4か所であるが、体力を考えて一番遠い浅草は諦めた。
浅草は若手の公演で、観たい気持ちもあって迷ったが、今後も観る機会が多いだろうと、
チケットを取らなかったので、今月の観劇・観能は先週中心で、今週からは週2回だけになる。
で、今月最後の歌舞伎は歌舞伎座で、夜の部を観てから1週間以上経って、漸く昼の部の見物。
昼は、「金閣寺」、「蜘蛛の拍子舞 花山院空御所の場」、「一本刀土俵入」。

「金閣寺」は、染五郎初役の松永大膳で、三姫のひとつ雪姫は七之助、此下東吉を勘九郎。
あと、門之助、笑也、男女蔵、廣太郎など。
染五郎が頑張ってはいてもニンが違うとの印象は拭えないし、
七之助も悪くはないのにどこか線の細い印象の弱い雪姫で、難しいわねぇ〜と思った。

「蜘蛛の拍子舞」は、玉三郎の白拍子妻菊実は葛城山女郎蜘蛛の精。
七之助の源頼光、勘九郎の渡辺綱、染五郎のお押戻しの坂田金時は、3人ともに初役だそう。
七之助の頼光が病気の設定としても武将というより公家のような雰囲気で、あらら..と思ったし、
玉三郎は綺麗だけれど、動きが遅く、蜘蛛糸も高く投げないで横に投げるので、迫力不足。
う〜ん..  それに、蜘蛛の精がらみなら「土蜘蛛」の方が観応えがある。

「一本刀土俵入」は、長谷川伸作の新歌舞伎で、駒形茂兵衛を幸四郎、お蔦を魁春など。
思いのほか楽しく観られて、昼の部では一番楽しめたかも..

総じて、期待の正月の歌舞伎なのに、どこか歌舞伎味に欠け、ワクワク感がなかったのが残念。
世代交代を強く感じたが、花形世代のこれからの精進に期待するばかり。

*****
終演後は、馴染みの呉服店に今年初めて立ち寄ってから、「古田織部展」@松屋へ。
茶道を嗜まないのを少し残念な思いで見て回ってから、地下の茶の葉で暫しマッタリ。
それから能楽公演「神遊」のチケット購入のため大丸まで歩いたが、公演に気づいたのが遅くて、
売り出しから日が経っていて、3月下旬の公演なのに、いい席はなかったけれど仕方ない。
その後レストラン街の近為で味噌漬け・粕漬けの魚と漬物などの食事をして、漬物も購入。
更に、高島屋に寄ったら末富に週2回販売の生菓子セットがあったので、うれしくなって購入。
月曜が休日だったので1日ずれたのだそうで、多分それで残っていたのかと..
新年用に求めた菓子がまだ残っているのに困ったものだと思いながらも、つい..
帰宅後は、織部展を思い出しながら、お薄を点てて、美味しくいただいた。

それにしても、年末から出かけない日はほぼダウン状態なのに、
出かけるとなると一度にあれこれ済まそうとするから、疲れてしまっていけないのかしらねぇ。
夜の公演だと直行直帰が多いけれど、昼の公演で終わってから時間があると動き回ることが多い。
まあ、動ける時には動いて、ダメならダメで休養すればいいかと自分に言い聞かせている。

*****
結城紬。 灰色。 地空き、雪輪。 (藤貫)
染名古屋帯。 手描き京友禅。 筒描。 肉桂色地。 梅文。 (牧田立宰)
五嶋紐。 灰色、裏は薄めの灰朱色?
柿色〜肌色〜薄クリーム色の暈し染の帯揚げ。 (五嶋紐「五嶋の彩」)

2015.1.10 [土] 初夢とともに

「初夢とともに」という特別公演@国立能楽堂を観に行った。
番組は、能・金春流「富士山」、復曲狂言「茄子」、能・宝生流「野守」で、狂言1曲に能2曲。
初夢?と思っていたが、なる程、上演の順番は違うが、
一富士二鷹三茄子に因んだ曲が並んでいて、その遊び心?も楽しかった。
「富士山」と「茄子」は初見だったが、能「富士山」は金春流と金剛流だけの演目だそうだし、
狂言「茄子」は野村又三郎家の独自の復曲演目だそうだから、尤もだが、どちらも楽しく観た。 

能「富士山」は、長めのお能で、前場は謡主体だから長さをやや感じたが、
後場ではツレの[天女ノ舞]とシテの[楽]とで動きがあって、楽しめた。
面は、前シテ/海女:増、2人の前ツレ/海女:ともに小面、
後シテ/富士の山神・日の御子:茗荷悪尉、後ツレ/かぐや姫:増。
同じ名の、増だ、小面だと言っても、面によって印象が随分違うのが、いつもながら面白い。

狂言「茄子」は、「栗焼」のような曲をイメージしていたら、「棒縛」「樋の酒」の類作で、
そこに「栗焼」でのような焼き茄子を食べる様子が加わって、楽しい曲だった。

「野守」は、小書「黒頭」つきだったが、宝生流では型の変化は殆どなく常とほぼ同じとのこと。
面は、前シテ/野守の翁:三光尉、後シテ/鬼神:中べし見。
べし見は、大べし見と小べし見はよく見るが、何かしらと思っていたら中べし見。
中もあるのか〜と変なところでも感心。(笑)

*****
訪問着。 風通お召し。氷割文様地。浅紫に鼠がかった葡萄色の吊り暈し。縫い紋入り。(番国)
袋帯。 紹巴。 正倉院鳳凰華文。 青灰色地。 (となみ「国宝の旅」)
五嶋紐。 薄緑色、半分に暈し・金色入り。
帯揚げは、灰空色と薄桃色の暈し、金色の小さな刺繍入り。

15/1/15 さら
初春らしい特別講演、楽しかったですね! 
実は帰りの駅改札口でむかし桜さん発見! お声をかける間がなくて残念でした。きりりと美しいお姿、とっても素敵でした♪ 
むかし桜
なかなか楽しかったですね!
でも、タイミングがよければお目に掛かれたかもしれないと思うと残念です。
それに、さらさんが日記にアップされた写真を見せていただいて、折角のお着物姿を拝見できず、それも重ねて残念でした。 次回はお目に掛かれますように願っています。

2015.1.9 [金] 石川五右衛門

初春花形歌舞伎@新橋演舞場は、海老蔵の「石川五右衛門」。
海老蔵に、獅童、孝太郎、市川右近などとで、若々しく荒唐無稽な五右衛門。 楽しく見物。
笑三郎の役のためもあって、海老版スーパー歌舞伎?の印象。(爆)
宙乗りならぬ宙降り?が珍しく面白かった。
あと家橘、右之助、市蔵に、猿弥、笑三郎、道行改め九團次など。

*****
本結城紬。 濃紺色。 地空き、花器に花模様。 (奥順)
染名古屋帯。 灰白色地。 雪の結晶柄。
帯締め・帯揚げは、6日と同じ。

2015.1.8 [木] 年初めの着用は

5日: 紬小紋。 藍の型染。 向鶴菱文様。 (浦野理一)
    袋帯。 綴れ。 段霞文。 茶系、金糸とレンガ色糸。 (川島)
    伊賀組紐。 紺色、片方に緑色入り。 撚り房。 (松山好成)
    臙脂色〜薄牡丹色〜薄桜色の暈し染の帯揚げ。 (五嶋紐「五嶋の彩」)
    エクセーヌの灰色の台の草履。 灰紫色の組紐の鼻緒。 (伊と忠)
    友禅大型バッグ。 小豆色。 唐草模様。 (岡重 OKAJIMA) (お初)
    輪奈ビロード道中着。 黒色。 斜め模様。  白茶色カシミア長マフラー(ロロピアーナ)

    内ネルの足袋とともに厳寒期に愛用しているエクセーヌの台の草履をついに履いた。
    足の寒さが和らぐので、全く合わない着物以外は、暫くは殆どこればかりになりそう。
    冬に愛用していたバッグが傷んできたので、形は違うがやはり大判のバッグに交代。
    これから当分は、このバッグを中心に持ち歩くことになる。

6日: 本結城紬。 黒・藍色の総絣。 (奥順)
    染名古屋帯。 京友禅。 肌色?地。 縁起物の柄。
    伊賀組紐。 臙脂に白入り。 撚り房。 (松山好成)
    草木染(蘇芳染)の帯揚げ。 赤色(蘇芳色)。 (冨田五郎)
    ラバーソール台の草履。 濃深緑色の皮の天・鼻緒。 (菱屋のカレンブロッソ)
    雨コート兼用の対丈コート。 西陣織能衣装・籠目模様。

7日: 訪問着。 京加賀友禅。 鶸色地、裾は灰色。 水辺に鳥模様。 (松本健一)
    袋帯。 本佐賀錦。 緑に金、波柄。 (博多・黒木) (お初)
    五嶋紐。 薄青緑色、金色・白入り。
    極薄い青磁色の帯揚げ。 金糸の七宝柄など入り。
    金色の台の草履。 白地に金色の唐草柄の龍村の鼻緒。
    カシミアコート。 黒色。 緑色のショール。

    お能の「玉井」に合わせて着物を選んで、帯も龍宮のイメージに合わせて着用。
    1度も締めることがないまま、もう締めることもないかと思っていた帯に、出番。
    暖かかった前2日と違い、寒さが戻って来たので、真冬の防寒コート。
    装う・選ぶ楽しみはないけれど、暖かいのがありがたい。

2015.1.8 [木] 年初め

2015年になりましたね〜 本年もよろしくお願いします。

私は5日から趣味の世界(観劇・観能など)を楽しんでいます。
でも、正月3が日は文字通りの寝正月になってしまい(涙)、4日になって漸く始動。 
風邪をひいたわけでもないのに、こんなに動けないなんて何なのかと思うものの、
家から一歩も出ず、辛うじて1日1食だけは食べたけれど、後はひたすら寝ていました。
お陰で?夏からの体重増にストップが掛かったけれど、うれしいとは言い難い状況。
4日の朝からは大分元気になって、朝から野菜だけの炒り煮を作って、一息ついて、
夜は息子としゃぶしゃぶ鍋。 奮発した肉もしっかり食べて、英気を養った気分。(笑)

5日(月): 新春歌舞伎@国立劇場
 今年の初芝居は、昨年に続き、菊五郎一座の歌舞伎で、今年は通し狂言「南総里見八犬伝」。
 「八犬伝」だと、8人を誰が誰を演っているのかと気になって、一目、または一声で分からないと、
 分かるまでオペラグラスで確かめずにいられないのが、我ながら邪魔くさくもあり。(爆)

 終演後は、可否道に顔を出し暫く珈琲休憩の後、日本橋で野暮用と2ヵ所の展覧会回り。
 「東山魁夷 わが愛しのコレクション展 〜美しきを知り、美を拓く〜」@三越。
 「川瀬巴水展 −郷愁の日本風景」@高島屋。

6日(火): 寿初春大歌舞伎・夜の部@歌舞伎座
 吉右衛門の青山播磨で「番町皿屋敷」、玉三郎の「女暫」、そして猿之助の「黒塚」。
 初めて見た播磨は梅玉で、その印象が強く、他の役者だとどこか違う!印象があったが、
 吉右衛門の播磨は、梅玉とは無論異なる印象だが、ああ!こういう播磨もアリね!と思い、
 違いも楽しみながらの見物。
 今月の歌舞伎で最も期待していた「黒塚」が、やっぱりよくて、ニコリ。
 新装なった歌舞伎座に漸く登場の猿之助を観られて、それも嬉しかった。

7日(水): 能楽・定例公演@国立能楽堂
 番組は、素謡・観世流「神歌」、能・喜多流「玉井」、間狂言・和泉流「貝尽」。
 「神歌」は「翁」の謡の部分だけの上演。
 翁の関根祥六氏は、かづら桶に座っての謡。 今年85歳になられるから無理からぬのかも..
 千歳は若い関根祥丸。 新年初めだからか地謡に並んだ顔ぶれも揃っていたし、
 聞いているうちに段々厳かな気持ちになってきて、新年らしい改まった感じがよかった。
 能「玉井」は「海幸彦・山幸彦」伝説によるお能。
 後ツレの豊玉姫・玉依姫の相舞もよく合って、間狂言「貝尽」ともども、華やか・賑やかで楽しい。
 面は、前シテが増女、前ツレが万媚、後シテが悪尉、後ツレが小面。

 終演後は、5日には後半を駆け足になってしまった「川瀬巴水展」を再訪。
 その前に喉を潤しに行った地下の果山でジュースとケーキのセット。
 展覧会の後は、5日に行った時にメニューに見つけた七草粥を食べに特別食堂に。
 粥、おじゃこ・切昆布・漬物などの他、野菜の煮物、鰤の照り焼きに、天ぷらもついて、お腹一杯。
 お昼も和風ハンバーグを食べたし、この日は急に沢山食べたから、お腹が驚いたかも..(爆)
 七草粥を食べると、厄払いというか1年を元気で過ごせそうな気になるのが単純。

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