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2015.8.31 [月] 疲れて..

昨日は午前中から協議のため出かけた。
前夜から悪かった体調が朝にはさらに悪く、電話して少し遅れさせてもらう。
20分くらい遅刻したが、昼食とおやつで小休憩した以外は夕方6時過ぎまで、あれこれ話し続け。
しかも、合意に至らず、来月末に再度協議することになって、気持ちも身体も疲労困憊状態。
殆ど話さない日が多いのに、長時間話したせいらしく、顎が疲れて痛くなったのにもビックリ。

*****
今日で8月も終わりだが、8月とは思い難い涼しさが続いて、ホッとする反面、調子が狂う感じ。
昨日は体調が悪いのに長時間の協議で疲れ切ってしまい早々に寝るつもりが眠れず、
明け方になって漸く寝付けたので当然のように今日は大寝坊。
近所に買い物に行って来てもシャッキリせず。 気分転換に、天真庵@押上に出かけた。
暫く伺えていないと思っていたが、手帳で確認したら1月以来で7ヵ月ぶり。
なんとまあ、久しぶりだこと。 如何にバタバタ暮らしていたか今更のように分かって、
このところ疲れ気味なのは夏の暑さのためだけではないらしいと納得。

いつもの文膳(お酒一合・香のもの・酒肴・ざるそば・珈琲)をいただいた。
お酒は..何度かいただいているのに思い出せない。 いつもの定番的な酒肴が懐かしく美味しい。
蕎麦は大盛りでお願いしたら2人前を準備してくださったようで、
茹でる前に少なくしましょうかと問われ、食べられると言ったのに、
一皿に盛られた蕎麦の思いのほかの多さにビックリ。 でも、しっかり完食。(笑)
挽くために珈琲豆を出した途端、豆のいい香りが届いてうれしくなった。
石臼で挽いている時も、漂ってくる珈琲の香りにニコニコ。
社会人になるまで飲まなかった珈琲なのに、本当に好きになったと改めて実感。
多分、今朝焙煎したのだろうが、焙煎して間の無い香りは本当に香ばしくて、うれしくなる。
家で買ってきた豆の封を切った時だって、香りが立ってうれしくなるのだから当たり前かも..
残念ながら、あるといいなぁと期待していたもち麦パンは無し。

あれこれ話しているうちに、何だか愚痴話?みたいになってしまった。(汗)
愚痴を言うのは好きではないのに、何だかなぁと自分でも驚いた。
が、話しているうちに昨日の協議の難しさは、皆の思いの違いが大きく、
それが合意を難しくしているのだと思い当たって、思いの重さを思う。

帰りにバスを途中下車して、住吉駅近くの「うふ」でケーキを購入。
門仲のウフレが閉店した今だから、一層頑張って欲しいと思う。

2015.8.29 [土] 上方落語会

昼から、上方落語会@国立演芸場を聞きに行った。
行くのはチケ取りが楽な決まった会場が殆どだが、機会の少ない上方落語を楽しみにしていた。
桂吉坊「軽業〜東の旅より」、桂文鹿「紙相撲風景」、桂雀々「夢八」で、仲入り。
笑福亭三喬「月に群雲」の次は、女道楽・内海英華で、トリが桂米團治「蔵丁稚」。

米團治の噺は何度か、吉坊の噺も聞いたことがあるが、文鹿、雀々、三喬の3人は初めて。
楽しみな顔ぶれだと思って行ったが、期待に違わず楽しく聞かせてくれた。
上方落語と言っても様々なのが分かったが、初めて聞く噺もあれば、話の筋を知っていて、
あら〜これも上方落語なの?と思ったりもした。 上方と江戸と同じ噺も少なくないからかしらねぇ。
色物の女道楽というのは初めてだが、思った通り三味線漫談。 この内海英華の一人だけとか..

*****
日本橋に出て、明日の昼食用に笹巻き寿司と、同じ売り場で茶巾寿司を今日の夕食用に購入。
一緒に買えるので購入したが、この店でも茶巾寿司を作っているのかとビックリ。
知らないだけで、少し気を付ければ、いろいろあるのだろうと思った。
あと、母のお供え→私たちのおやつ(笑)にお菓子も少し購入。

*****
夏紬。 紅花染。 手織り。 生成りに薄黄・薄橙色の細波縞。 (米沢新田「濤波」)
八寸帯。 羅。 手織り。 墨黒地。 (北村武資?)
五嶋紐。 単衣・夏用。 白色に薄緑・銀、端は肌色。
紋紗の帯揚げ。 薄橙色と白色の染分け。 市松織りに細かなめだか模様。
桐下駄。 黒塗り台。 小千谷縮の鼻緒。
春〜秋スリーシーズン用の雨コート。 青色系。 着物衿。

*****
帰宅後、大急ぎで着替えて健康づくり講座に出かけて、1時間動いてきたら、何だか疲れた〜
マイペースでもムキになって動くせいもあるかもしれないが、後の筋肉痛が酷くなった気がする。
終了後には、2講座とも継続したいと、来季の申し込み。
継続していれば大丈夫と講師は言うけれど、この講座はそろそろ限界かしらねぇとも思う。

2015.8.28 [金] 食いしん坊続き

美味しい料理を食べると弾みがついて(笑)、今度は天ぷらランチ@みかわ是山居。
でもこちらは1年ぶりではなく1ヵ月ぶりで、相変わらずツキイチを継続中。(爆)
いつもの昼時と同じく、ランチコースに、お店の夏休み後から始まった季節ダネの松茸を追加。
魚は、海老、鱚、烏賊、めごち、穴子。 烏賊が煽り烏賊でなく墨烏賊なのが夏らしい。
〆の小柱のかき揚げは、いつも通りに天丼。
野菜は、間の箸休めが茗荷、追加した季節ダネの松茸、選択2種は、しし唐とサツマイモ。
年に1度くらいはと、夏の間にしし唐を食べるのも例年通り。
色合いが同じアスパラを止めてサツマイモ。 アスパラを食べないのも年に1度。あるかないか。
概ねいつも通りのコースなのに、それでも美味しく楽しくいただけるのが素晴らしい。

*****
ニコニコと店を出て、お不動様の前通りのウフレにフルーツケーキを買いに行ったら、
なんと今月30日で閉店とのこと。 ええっ、明後日で閉店なの〜そんな..
私の知る範囲では区内で1番美味しいと思っていただけに、残念さ一杯の驚き。
もう品数も少なく、目当てのフルーツケーキは影も形もなく、それも合わせてガックリ。
マドレーヌ、フィナンシェなどの焼き菓子に、最後だと思うので生菓子も持ち帰る。

2015.8.27 [木] 狂言と落語・講談

ガス会社の3年に1度のガス設備点検。 現在のところ問題なしで無事終了。
但し、熱源機は入居後1度交換しただけの古い機種で、いつ壊れるか分からないと言われる。
保守点検契約できる期間も昨年で終了し、昨年の保守点検時にも言われて承知しているが、
熱源機の選択は、どうリフォームするか次第だそうなので、決められないまま今まで使っている。
リフォーム時に替えるつもりだったけれど、突然壊れることもあるそうで、アブナイかも..
どうリフォームしても対応できるような大型を入れてしまうか.. 悩ましい。

*****
夜は、国立能楽堂の企画公演「狂言と落語・講談」に出かけた。
講談「洲崎の笛」は、初めて聞いたが、能楽の笛方の話。
予定の一龍斎貞山が病気休演で、宝井琴星が代演。 琴星の話は初めて聞いた。
上手な語りだが、読み聞かせの印象の講談より、落語の話芸に近い印象。

落語「大山詣り」は、古今亭志ん輔。
この噺も志ん輔の落語も、寄席で何度か聞いたことがあるが、
志ん輔の落語が、今まで思っていたよりずっと楽しく聞けた。
時間が長かったためかしら? また長い噺を聞いてみたいと思った。

狂言・和泉流「骨皮」は、舞台はお寺だが、落語の「金明竹」と同じような展開。
丁稚にしろ、新発意(しんぼち)にしろ、場の違いを考えない・融通の利かない、
こういう鸚鵡返しは、観ている・聞いている分には、笑えるけれど..
シテ/新発意:三宅右近、アド/住持:野村万作、小アドは三宅祐矩、近成、河路雅義。

*****
能登上布。 黒紺色に白色の細縞。 (山崎仁一)
名古屋帯。 美ら型絵染め。 麻。 オフホワイト地に藍染の山文、薄、鶴など。(剣持晃玄)(お初)
五嶋紐。 単衣・夏用。 薄浅葱色に白入り。
紋紗の帯揚げ。 薄橙色と薄青緑色の染分けの薄青緑色の方を出す。 変わり麻の葉模様。
たたみ表の台の下駄。 黒に近い濃紺色の紬の鼻緒。 目立たないけど蓑亀模様入り(笑)。

能楽堂に行く前に最寄駅近くのレストランで食事。
その際、ソーセージにナイフを入れた途端、汁が飛んで、着物の胸・衿元にかかってしまった。(涙)
あまり目立たなかったのだけはホッとしたけれど、油分だから..
今月で薄物は終わりで、手入れに出すつもりにはしていたものの、できるだけ早く出さなくちゃ..

2015.8.26 [水] 1年ぶりの極上イタリアン

まだ8月だというのに涼しいを越して寒い日。 10月並みだそう。
こういう急激な気温の変化は体力的に堪えると思いながらも、夕方いそいそ出かけて、
漸く入れたパッソアパッソでイタリア料理を堪能。 夏休み後で休日のはずの水曜だから入れた?
2度あることは3度どころか、満席・空振りが少なくも5回以上で、なんと1年ぶり。
我ながらよくもまあ懲りず・諦めずに電話すると思うが、電話でシェフともマダムともお話していたし、
夏越の大祓の後で食事に行った他の店でバッタリお会いしたりしたこともあり、
暫く伺えてないわぁ〜食べたいなぁ〜と思っていても、そんなに空いている気はしてなかった。
が、昨冬のジビエの時期にも伺えなかったし、昨秋からはいろいろあって落ち着かなかったから..
これからは是非とも、もう少し間を空けずに伺いたい。

最初は、干した寒鱈と蕪のスープ。 鰻の骨で取った出汁も効いた薄茶色のスープが美味しい。
洒落た器のせいもあり、一見ミルクティーみたいな印象。(笑)
こういう器を見つけたら料理の意欲も湧くだろうと思いながら、ゴクゴクリ。
次は、魚介の盛り合わせ。 フグ、カンパチ、明石の蛸..あとは..  それに、ジビエのテリーヌ。
絵を見るような、デザートのような、うわぁ美味しそうと思う盛り付けで、まず目で楽しみ、
付け合せの野菜も含め、それぞれの味を舌で楽しみ、いつもながらニコニコいただく。
そして、すっぽんのパスタ。 ミンチにして手製パスタに載せ(入れ?)、ソースはカボチャ。
ほの赤い?桃色?肌色?のすっぽんを載せた極薄茶色?のパスタに黄色いソースで、彩りも素敵。
続いて、鮎のリゾット。 リゾットの上に焼いた鮎と茄子を載せ、削り松茸も散らしてある。
周りに飾りのように散らされた鮎のリエットが、まるでデザート皿のチョコレートみたい。(笑)
美味しいリゾットをいただき、鮎をいただき、混ぜていただき、苦みのリエットもパンですくい食べ。
メインは、十勝牛のソテー。 食べ易い厚さにスライスされ並べられた肉が綺麗な赤で美味しそう。
新玉葱や夏野菜との赤・白・緑の色の取り合わせに、目でも食欲を刺激され、パクパクパクリ。
これで今日のおまかせコース料理は一通り。
飲み物は、白ワインとロゼを1杯ずつ。 もう1杯飲みたい気もあったけれど、
これ以上飲むと体調によっては酔ッパライかねないから、多分これくらいがいい?

デザートは、シャインマスカット。 2つに切って幸水梨のスープにタップリ浮かべてある。
スープ仕立ての梨の緑かかった色はオクラ。 葡萄も梨も両方いただいて、ニンマリ。
〆の飲み物は、ハーブティー。 此処ではいつものエスプレッソでなくハーブティーをいただく。
此処のハーブティーは秀逸で、一度飲んでからは、すっかりハーブティーにハマっている。
季節によりハーブの種類が違い、今日は2種類だったかのミントにレモングラス...
聞いたのに忘れてしまったが、ともかく、香りのよい薄緑色のお茶で、スッキリ爽やかで美味しい〜
パンは、サルジーニャ島のパーネ・カルザウ(ペーパーブレッド)に、
自家製(マダムの作)の小さなパンとグリッシーニ。

昨秋2冊も本を出されたとのことで見せていただいた。
普通の本屋にあるのか伺ったら、在庫があるとのことで、サインして分けていただき持ち帰り。
「山のお肉のフルコース」@山と渓谷社。 山渓で料理本?と少しビックリ。
「素材のおいしさを引き出すイタリアン」@誠文堂新光社。
「山のお肉〜」は、有馬さんが言われる通り、読み物として楽しい。
今までにお聞きした話も出てきて、有馬さんの素材・料理への姿勢・拘り?がよく分かる。
自他ともに認める素材フェチの奥にある気持ち・心構えが分かって凄く納得。
「素材のおいしさを引き出すイタリアン」は、教えている学校でも教材として使用しているそうで、
店の若いスタッフも参考にして料理するとか.. 私にもできるかしらねぇ〜 (笑)

15/8/31 びわ
パッソ・ア・パッソの口福うらやましい〜!
数年近くご無沙汰です。
山渓も目の付けどころがいいですね。笑
むかし桜
私も久しぶりだったので、嬉しさを一層噛み締めました。 勿論お味も。(笑)
シェフの様々な思いの結果、最近はアラカルトを止めて、お任せコースだけになってしまったので、食の細い方には行き難くなりましたが、びわさんなら多分大丈夫。(爆)
「山のお肉〜」の読後感としては、山渓の発行でも左程不思議ではありませんでしたが、私も発行を思いついた山渓にアッパレと思いました。(大爆)

2015.8.25 [火] 涼しさがうれしい

昨日今日とグッと涼しくなってホッとしている。
先月までに比べれば今月は随分と予定が少ないのに、暑さ負けか、月初から疲れ気味で、
友人宅に泊りがけで避暑気分を楽しんで来て、戻ってからも美術館に行ったりしてはいるものの、
胃腸をおかしくしたり、土曜の夜には胸を押さえ込んだり.. 体調はイマイチだったから、
涼しさがうれしい。 昨夜は寒いくらいで、風邪をひかないようにタオルケットを2枚掛け。

台風の被害が大きくなかったことを願いつつ..

*****
夕方、ベランダで朝顔の花殻や枯葉などを取っていたら.. 何ということ、
夕涼みがてらの散歩でもあるまいが、何処からやって来たのやらプランターの陰からゴキ登場。
もうご近所にもいないものと思っていたのに.. プランターを一つずつ動かし.. 遂に退治。
人間より太古から生存しているというから気の毒には思うけれど、見つけたが最後、
私(=人間)の勝手さで必死に退治してしまう。 ゴメンナサイ。でも出てこないでよね〜

2015.8.21 [金] そして眼福

フランス料理を堪能した後、今日10時発売開始のチケットを取りに行った。
ランチの前に寄りたかったのだけど、出るのが遅くなってしまい、焦りながら後回しになったが、
そこそこ安い席で、まあまあの席を取れて、ホッ。
もっと安い席、更に安い席もあったが、あまり観難くては折角出かける甲斐がないと妥協。(爆)
もう少し高い席、もっと高い席もあり、観易いに違いないだろうが、今の私には分不相応。
月に数回しか観なく・観られなくなった時の楽しみにしたいと思っている。

エスカレーターで降りて行ったら、下の方の階のエスカレーター前のコーナーで日傘のセール中。
日傘は10本くらい持っていて、もう要らないと思うものの、猛暑には遮光日傘が断然ありがたい。
薄めの色のを1本購入。 欲しいのは日傘1本だが2点セールで傘・バッグ・服の中からのチョイス。
仕方なく、これなら涼しくなったら家の周りなら着るかしら?というブラウスも..
無論、着るわよ〜 着ないなんて、勿体ない..(大爆)

*****
展覧会はまず、「交流するやきもの 九谷焼の系譜と展開」@東京ステーションギャラリー。
北陸新幹線開業記念というので、何でも理由づけするのねぇ〜とちょっとおかしかった。(笑)
古九谷、再興九谷、明治の輸出陶磁、近代九谷など、さまざまな九谷焼を見られて興味深く、
こんな形状の陶磁も作っていたのかと改めて思ったりもした。
初代徳田八十吉の九谷らしい印象の皿・鉢と、三代八十吉の今風の陶磁作品との違いが印象的。
時代により、春日山窯、若杉窯、小野窯、吉田屋窯、松山窯などがあり、
粟生屋源右衛門、九谷庄三などがいたことは分かったが、違いは今もごちゃごちゃ。
青手と、あれっこれは青手とは言わないの?と思う陶磁との違いも、分からないまま。(苦笑)
でも、いろいろ見られて楽しかったからOK。

美術館の場所が同じ丸の内口でも大幅に移動しているのを忘れて探し回って少し疲れた。
3年くらい前に移動したそうだが、此処になってからは初めてだと思い込んで観て回った。
が、見終って出口へ向かう段になって覚えがあることに漸く気づいた。  遅〜い。
でも久しぶりなのは違いないけれど.. 次回は間違えずに真っ直ぐに行けると思う。(爆)

*****
そして、「画鬼暁斎 幕末明治のスター絵師と弟子コンドル」@三菱一号館美術館。
丸の内口から歩いても直ぐなのに、フト思いついて無料の丸の内シャトルバスで大回り。
多分、数年ぶりの乗車。 停まる所も位置も違っていて、今浦島気分。(笑)

暁斎だけのつもりだったので、あれっコンドル?と思ったが、楽しんで見て回った。
金曜は8時までなので遅い時間でも混んでいるかもしれないと思ったが、いつも程度だった。

2015.8.21 [金] フレンチランチで口福

久しぶりに日本橋のラ・ペでフランス料理のランチ。
メインが肉か魚か選択のコースにし、コースとは別の「日本橋 フォアグラ ゴーフレット」を追加。
それでも、オードブル2品、メイン、デセールに、アミューズやアヴァンデセールが付くので十分。

アミューズは、一口フィナンシェのようなもので、中に練り込まれていたのは.. 思い出せない。
冷たいスープは、スイカと南高梅で、紫蘇の実が浮かべてあった。
思いがけない取り合わせに思えたが、少し酸味のある楽しい味で違和感なく、美味しくいただいた。
次は、ガスパッチョ。 生と軽く炙った小さな切り身の、食感・味の違いが楽しい。
香草などを載せ、ソースはパプリカだったかしら?  ガスパッチョにパプリカのソース??
軽いオードブルがもう1皿あったように思うものの、思い出せない。 無かったのか?
どうもガスパッチョともう1皿の記憶がごちゃ混ぜになったみたい。(苦笑)
フォアグラゴーフレットは、フォアグラに載せたジャム状?のものが前とは違っているので、
どんな味か食べてみたくて追加したが、違う味がまた楽しい。
普段あまり食べないフォアグラも、4分の1サイズに切った特製ゴーフレットに挟まれていて、
量的にも食べ易く、食感も味的にも、楽しめる。

メインは、ばら肉。 私にしては珍しい選択。
グリルした後に網焼きもしてあり、白っぽいバラ肉の塊でも、脂が落ちてしつこさが無く、
軽めに仕上がっていて、思っていたよりずっと軽くて食べ易く、美味しかった。
付け合せはビーツと何だったか?の野菜。 ビーツのソース。

アヴァンデセールは定番の韃靼そば茶のブラマンジェ。 塩アイスとオリーブオイル載せ。
デセールは、桃の..を選択。 ベリーやら、いろいろ載せてあって、楽しみながらペロリ。
最後の飲み物はエスプレッソをダブルにしてもらって、今日も幸せな食事ができた。

食事中の飲み物は、ウェルカムシャンパンの後は、仏アルザスのリースリング。
ほんの少し緑みがかった色が涼しげで、味もよく、あまり酔うこともなく(笑)次の予定に回った。

2015.8.19 [水] シルバーデー

身体がガチガチなので、暫くご無沙汰していた近所の中国整体に行って1時間のマッサージ。
体がほぐれて軽くなって、いや〜気持ちいい。
マッサージ師が替っていたが、日本語は片言というか取り敢えず必要なことのみ覚えた感じで、
話は殆どできない。 段々覚えていくだろうから、続くといいけれど..

*****
その後、「伝説の洋画家たち 二科100年展」@東京都美術館を観に出かけた。
日本人の洋画家たちの作品をまとめて観ることは殆どないので、丁度いい機会。
シルバーデーで入場無料の高齢者で混雑が予想されるから、少し空き出す遅い時間にしたら、
ピンポーン、待ち時間なしで会場の混み方も緩和されていた。
時期別の展示で、同じ画家の作品が離れて展示されているため、前の作品を見直したりしながら、
久しぶりに友人と一緒に見て回った。
まず絵を観てからという私と違い、友は説明を全部読みながら進むので、1時間半かかって、
気づいたら閉館時間。 いつものように最初に戻って気に入った作品をもう1度見る時間はなし。

それから、一緒に食事しコーヒーを飲みながら暫しお喋り。 昨日まで3日間一緒だったのに..(笑)

2015.8.18 [火] 今年も信州夏合宿

16日(日)〜18日(火)の2泊3日で、恒例の夏合宿。
実家のお母様用の云わば隠居所?に建てた家を増築したお宅に伺っての避暑旅行。
家主の友人がお盆の時期は信州に10日前後は滞在するので、その間に我々もお邪魔した。
参加者の病気や怪我の後遺症もあり、2日目の17日が雨だったこともあって、
向こうでは出かけるのを止めて、ノンビリ避暑気分。 汗をかかない快適さを満喫。

今夏は、脳出血の後遺症で手足が不自由な友人も久しぶりに参加。
楽しめたようで、出かけることに消極的になっていた友の変貌?に、我々もニコニコ。
いつも彼女の介護をしてくれる家も近い仲良しが膝を痛めて直前に不参加になってしまい、
他の友人が、彼女の家と北千住駅間のタクシーでの送迎を引き受けてくれて、
そのまま往復とも付き添ってくれたが、骨折の後まだ足を引きずっているのに本当にお世話さま。
で、北千住出発から北千住に戻るまでの車椅子の介助に手を挙げた。
車椅子を押すために、息子の登山用の小型ザックを借りて準備万端で臨んだが、
家に籠ってばかりいないで、また出かけようと言ったら、うれしそうにその気になっている友に、
車椅子を一手に引き受けた私も、甲斐があったとニッコニコ。

15/8/23 みずえ
大変でいらしたんでしょうけど、ステキなご旅行! お友達同士で助け合えて、ありがたいことですよねえ。
むかし桜
楽しんでくれるか心配したのですが杞憂でした。 楽しんでくれれば、一緒に行くことは特に大変というほどでもありませんし、問題は本人の出かける意欲なのですよねぇ。 できるだけ元気にいて欲しいと思っているので、都内でも出かけようと皆で話しているところです。

2015.8.15 [土] 終戦記念日

広島原爆の日、長崎原爆の日、そして終戦記念日(=敗戦の日)と、70年続く暑い夏の日々。
その前の長い戦中の爆撃・空襲に怯えたと聞く日々も遠い過去のようになっている中で、
私を含め戦争を知らない子供たちが大人になり、高齢になり..

戦争があったことさえ知らない子供たちもいると言うし、どこか他人事にもなって来ているのは、
敗戦でなく終戦と言って、戦争が終わったことにホッとして、
ある意味そこで終わってしまい、否そこで終わらせてしまい、
戦争を起こし、闇雲に突き進んだ政治・軍の責任をなおざりにしたためだろうと思っている。

そして、否応なく、結果として、それを支えた私たち民衆がいたことを忘れてはならない。
改めて、平和を考える。 気づいたら戦争に..は断じて御免。 戦争は他人事ではない。
私も戦争のことを知らな過ぎると反省している。 キチンと事実を知らなければ.. それが難しい。

2015.8.12 [水] 歌丸の怪談噺

昼から国立演芸場に桂歌丸の怪談噺を聞きに行った。
これで劇場通いは小休止で、次は半月後。

此処の8月中席は、毎年トリの桂歌丸の怪談噺が恒例になっている。
このところ歌丸さんは病気休演が続いて、体調の見極めが難しかったのか、
中席の予定発表はチケット売出しの直前。 歌丸さんが本当に出演するかどうか危ぶんだが、
今月の此処に出ないくらいなら仕方ないと思いながら先月半ばにチケットを取っていた。
昨日が初日で、ニュースにもなっていたので、心配はいらなさそうだと思いながら出かけた。
以前から痩せているのに更に痩せた印象だが、病後にしてはお元気そうな様子にホッとした。

今年は、三遊亭圓朝作「怪談乳房榎」。  例年より長い1時間余りを十分に聴かせてもらった。
先月、叔父(父の末弟)の葬儀のあった叔父一家の菩提寺の南蔵院も舞台になっている噺だから、
叔父夫婦と今冬に亡くなった叔母(叔父の姉つまり父の妹)を偲びながら、話に聞き入った。

歌丸さんだけでなく、小三治さん、さん喬さんなどの話を聴く度に、
笑わせるばかりが落語ではない、落語は話芸!だと思う。 時にクスリと笑うのも楽しい。

でもね〜 今日も気になったのは過剰な笑い声。 笑うのは無論いいのだけれど..
最近の寄席には笑いに来る!らしい方がいらして、無闇矢鱈に笑う声が耳障り。 う〜ん..

他の出演者の、助六、小南治、文治は、この8月中席の常連。 今日は、あと小痴楽、歌助など。
助六はいつもながら噺より寄席の踊りが印象的。(笑) 今年は操り人形。 何度も観ていても洒脱。
小南治のマクラもこの8月中席恒例で、過去の大入り袋を並べて見せるのがお約束?(爆)
トリの歌丸の怪談話に向けて、皆が前座みたい?なのがおかしい。
まあ、気分は確かにそうなのだけど..(大爆)

*****
終演後は、可否道に寄って、コーヒー・チーズケーキセットで一休みしながら、店主とお喋り。
チケット完売で、キャンセル待ちの番号札をもらったものの、入れず帰った方がいらしたとか..
キャンセル待ちが2人3人などでなく、随分大勢いらっしゃるらしいのに驚いたが、
毎年大入りな上に、病後の話題で歌丸人気に拍車がかかったらしい。
まあ、聴けるうちに聴いておきたいということでもあろうが..

食事をして帰ろうと日本橋に出たものの、思いもかけず混んでいる処もあって、
食事は止めて、叶匠寿庵であんみつを食べて帰宅。

*****
宮古上布。 藍染。 七宝柄。
八寸帯。 手織櫛織。 白・白茶地。 (都)
五嶋紐。 単衣・夏用。 緑がかった藍色 淡い緋色等入り。
帯揚げは一昨日と、履物は昨日と同じ。

薄色の帯を締めたら、帯枕の裏あたりに少しだけど色移り。(涙)
脱いだ時に気づいてガックリ。 でも、この織ならと濡らしたタオルで擦ってみた。
幸い移った藍色は私には分からないくらいになって、織生地?にも問題なしで、ホッとした。
濃い色の着物には薄色の帯と思うけれど、汗をかく時期は、色移りには注意しないと..

2015.8.11 [火] 納涼歌舞伎・第二部

昨日の第三部に続いて今日の第二部で、今月の歌舞伎の見納め。
「ひらかな盛衰記 逆櫓」と、「銘作左小刀 京人形」。
今月は第一部から第三部まで、3部とも舞踊と芝居がひとつずつ。

「逆櫓」は、橋之助が初役で船頭松右衛門実は樋口次郎兼光を勤め、
彌十郎が権四郎、児太郎がおよし、扇雀がお筆、勘九郎が畠山重忠で、国生・宜生・鶴松の船頭。
前半の、義経の船頭を命じられた松右衛門が様子を語る仕方噺、
先の巡礼中に取り違えた子供を取り戻しに来たお筆の苦しさと主君が無事に育てられていた安堵、
孫/子が殺されたと聞く権四郎とおよしの驚き、嘆き、怒り..は、スッと入れたのに、
見どころの後半、松右衛門が樋口だと正体を現してからの立ち廻りなどが..  難しい..

彌十郎の権四郎、扇雀のお筆に引っ張られたためもあろうが、児太郎のおよしが期待以上。
これからの成駒屋を背負っていく覚悟が成長させたのか、急に上手くなったわねぇ〜 
御曹司があんなに下手ではどうなるかと心配していただけに、ホッとしながら観ていた。

「京人形」は、勘九郎の左甚五郎、七之助の京人形の精で、あと、新悟、隼人、鶴松。
すっかり成長した勘九郎・七之助をうれしく思いながら楽しんだ。

今月は、勘九郎・七之助、巳之助、児太郎などの成長ぶりにうれしくなったのが、最大の収穫。
背負うものの大きさにつぶされることなく、責任と覚悟を持っての成長に期待。

*****
終演後は、まずデパ地下で鯛茶漬けセットを食べようと行ったら、売り切れ。(涙)
で、デザートのつもりだった特大氷を食べに茶の葉@松屋に行って、
ペロリと食べ終わる頃には冷えた身体も、温かい煎茶を飲んでホッ。

*****
明石ちぢみ。 灰白色。 縞に夏蔦柄。
八寸帯。 手織り。 紗。 黒色。 緯縞。 (渡文・野田勝子)
五嶋紐。 単衣・夏用。 水色と白の変り編み。
竪絽の帯揚げ。 空色と青色の染め分け。 一部に豆玉つなぎ入り。
籐網代の草履。 印傳セーム皮漆塗の鼻緒。

2015.8.10 [月] 納涼歌舞伎・第三部

初日の第一部見物から3日空いて、今日は第三部を見物。
「芋掘長者」と「祇園恋づくし」。

「芋掘長者」は、第一部の「棒しばり」と同じく十世坂東三津五郎に捧ぐということで、
10年前に三津五郎が45年ぶりに復活させた作品を歌舞伎座では多分それ以来で久しぶり。
三津五郎が勤めた芋掘藤五郎を、前回は踊り名人の友人治六郎を勤めた橋之助が演じ、
三津五郎の長男の巳之助が治六郎を勤めていて、芸を継いでいくということを思う。
あと、七之助の緑御前、秀調の松ヶ枝家後室、新悟の腰元松葉に、国生、鶴松。
体調が悪い時期で殆ど覚えていないと思ったが、いや〜それでも少しは覚えているもので、
三津五郎の踊りを懐かしく思い出しながら、巳之助の成長ぶりを楽しく見た。

「祇園恋づくし」は、扇雀、勘九郎、七之助、彌十郎、高麗蔵、巳之助、鶴松などで、
祇園を舞台に、様々な恋模様。 勘九郎の指物師留五郎だけが江戸者で他は全員京の人。
明るく賑やかに陽気で馬鹿馬鹿しくもある意地の張り合いを、笑って楽しんだ。

*****
有松鳴海絞り(浴衣、木綿)。 濃紺色。 全体に花・葉の模様の絞り。
八寸帯。 博多織。 紗献上。 白地、青・水色・薄緑色。 (黒木)
盛夏用の編み込みの帯締め。 渋朱・白色。 (渡敬)
竹染めの帯揚げ。 総絞り。 (秦泉寺由子)
畳表の台の草履。 鼻緒は白と灰色の縞。 幾枚にも割れたソール。

2015.8.8 [土] 続くお別れ

叔父(母の妹の連れ合い)の通夜に出かけた。 94歳だったとのこと。
先月の叔父(父の末弟)に続いて、また一人旅立った。 本当に段々寂しくなる。

叔母(母の妹)にお会いしたのも本当に久しぶりで、お会いできてよかった。
車椅子を押してもらっていらしたが、それでもどうにかお元気なので、少しホッとした。
喪主を務められた従弟は、昨年の大病から回復して、ほぼ健康とのことで一安心。
母の弟夫婦も、叔父の足が弱って、母の葬儀にお出で下さった9ヵ月前より、
杖を頼りの歩みが更にゆっくりになったこと以外は、どうにかお元気そう。 

千葉と言っても成田に近く、行くには大分時間のかかる土地での葬儀なので、
姉ともども明朝の告別式は失礼させていただく旨ご挨拶しながら、
どうか皆様方、この暑い夏を乗り切ってくださいねと願うばかり。

2015.8.7 [金] 働く貴方に贈る能楽

国立能楽堂で毎夏行われる遅めの夕方7時開演の企画公演に出かけた。
対談、狂言・大蔵流「呼声」、能・宝生流「善知鳥」。

対談は宝生流宗家の宝生和英氏に能楽評論家がいろいろ聞く趣向。
まだ20代の若いご宗家が着物でなくスーツで登場して、おおっそう来るかと思った。
それも、若者風のピッタリパンツ(笑)だったから、意外感が強かったが、対談を聞きながら、
能楽に親しむことの無い・少ない方々への普及のための装束でもあるらしいと勝手に思われて、
ちょっと楽しくなった。 お若いから若いなりに苦労・工夫があるのだろう。
それにしても、私が能楽堂に通うようになって9年余の間に、驚くほど見事に立派になられ、
昨日の歌舞伎役者とも合わせ、責任を負う覚悟と与えられる多くの機会が人を作るのだろうと、
改めて思いを強くした。

狂言「呼声」は、何度観ても楽しく、こういう企画向きだと改めて思った。
主人に無断で旅に出た太郎冠者が帰宅したので、次郎冠者を伴い叱責に出かけた主人。
声で分かって居留守を使う太郎冠者に、いろいろな節をつけて2人が呼びかける様子が楽しい。
平家節、小歌節、踊り節が大蔵流での呼び声らしいが、いろいろ呼びかけ・応えているうちに、
双方が陽気になって、入り乱れて囃し立てるのがおかしい。

能「善知鳥」は、生業として犯した殺生のため、死んでから地獄の化鳥に責め苛まれている猟師が、
旅僧に、家を訪ねて弔ってくれるように頼み..
亡霊が善知鳥の雛を取る様、地獄で責め苛まれる様子などが印象的。
子方が2ヵ月くらい前に観た時より、しっかり姿勢を保って座っていたのに成長を感じ印象に残った。
それに、主後見はご宗家で、対談時とは変わり、後見の制服とでもいうべき羽織袴姿。
観始めた頃は、立場として主後見になっているものの見習い・修行中の感じだったのが、
しっかり後見の仕事をされているのが、当たり前と言えば当たり前ながら、やはり印象的だった。

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小千谷織。 綿麻紅梅。 越後型松煙染。 消炭色。 (紺仁)
八寸帯。 羅織。 白磁・青白橡・岩井茶色に金糸入り。
夏用の編み込みの帯締め。 白に緑みの鉄紺色入り。 (渡敬)
絽の帯揚げ。 灰色。 細い白線の蔓など入り。
下駄。 濃い茶色のたたみ表の台。 薄茶色に薄紫鼠色の七宝文の鼻緒。

2015.8.6 [木] 納涼歌舞伎

今年も8月の歌舞伎座は納涼歌舞伎で、今日が初日。
納涼歌舞伎を作り上げた勘三郎・三津五郎が逝って、福助も病気療養のまま復帰は不明の中で、
後を継ぐ者たちの頑張りに期待しながら、まず第一部から見物。
なのに、思いもかけないことが起こって、初っ端から遅刻。
どうにか出られる状況になってから大慌てで飛び出して、多分20分くらいの遅刻で済んでホッ。
第一部は、「おちくぼ物語」と「棒しばり」。

継子いじめで知られる平安時代の「落窪物語」を素材にした宇野信夫作の「おちくぼ物語」は、
七之助のおちくぼの君、隼人の左近少将、新悟の阿漕、巳之助の帯刀という若々しい顔ぶれ。
あと、彌十郎が源中納言、高麗蔵が北の方(継母)、亀蔵が典薬助で、他はまた若手。
七之助がすっかり大人になって、若手というより花形の趣さえ..

今年亡くなった十世坂東三津五郎に捧ぐ「棒しばり」は、勘九郎の次郎冠者、巳之助の太郎冠者。
踊り上手で素晴らしいコンビだった2人の親、勘三郎・三津五郎には比べようもないが、
頑張っているのがうれしいと思いながらの見物。
特に、巳之助がグッと大人になってきた感じで、苦労と云うか覚悟と云うかが
子供を大人にするのだろうと思いながら観ていたが、これからも頑張って欲しいと思う。
主の曽根松兵衛は彌十郎で、狂言そのままの役どころなのに雰囲気が随分違うような..

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茶の葉によって、いつもの煎茶セットに追加メニューのミニ氷でユッタリ。
日本橋に寄って野暮用を済ませてから帰宅。

2015.8.5 [水] 昨日・今日

昨4日は暑さに閉口して、暑い最中に外を歩くのは辛い・嫌だと能楽講座をパス。
銀座の能楽金春祭りの無料講座を教えていただいて毎夏楽しみに通うようになってから、
1度も行けなかったのは初めてで、特にこの日の講座は楽しみにしていただけに残念だけれど、
まあ、無理しても仕方ない。

夜は地元の花火大会。
すっかり忘れていたが、網戸から入ってくる音で思い出し、最上階に行って見物した。
高く上がる打ち上げ花火しか見えないが、見応えのある大きさで、十分に楽しめた。
先客が2人。お1人は直に帰られたが、階段付近でも2人で見ていらした方があり、
帰りのエレベーターでは廊下で見ていたという方にお会いした。 でも何故か全員女性。(笑)

*****
今日5日は、昼から区の無料法律相談に出かけ、姉に頼まれた事項を相談。
予約は半月先まで埋まっている人気で、予約できても当日の朝の指定時間に確認の電話が必要。
1人30分の相談時間は、あっという間に過ぎてしまうが、無料で相談できるのはありがたい。 
考え方が少し分かったし、あとは自分たちで考えていくことに..

2015.8.3 [月] もとの黙阿弥

井上ひさし作、栗山民也演出に惹かれ、愛之助と早乙女太一の共演にも興味があって、
久しぶりに劇を観に行って来た。 「もとの黙阿弥 浅草七軒町界隈」@新橋演舞場。

文明開化の明治の浅草。 芝居小屋の座頭と番頭格の2人の開くよろず稽古指南所を舞台に、
男爵家の跡取りと書生、金満家の一人娘と女中、4人を中心に、起こる騒動。
男爵家未亡人(跡取りの姉)と金満家も絡んでのドタバタ的な芝居。
途中から、あら〜ハッピーエンド!?と思っていたため、ラストにビックリしながら、
そうよね〜と納得。 でも、厳しいわねぇ〜とも思った。
芝居とは言え、井上ひさし作らしく、現実を目の前に見せられる印象。

ただ、新橋演舞場は、この芝居にはハコが大き過ぎるように思う。
もっと小さな芝居小屋で見たいと思ったが、あの楽隊の使い方だと小さいと難しいのでしょうかねぇ。
3階に空席が多くビックリしたら、その割には1階は結構入っていた。 集客って難しい。

*****
夏大島紬。 黒地に近い濃淡濃紺地。 華柄。 (越後夏大島物語、白川貞夫)
八寸帯。 博多織。羅。 間道・葡萄唐草文。 薄ベージュ、薄緑・薄紫・水色。 (黒木政幸「遊彩」)
五嶋紐。 単衣・夏用。 藤色・灰白色の編み。
変わり紗?の帯揚げ。 草木染(梅染め)。 灰紫?の濃淡、蜻蛉柄織り込み。 (堤木象)
アタ編の梅茶色の台の草履。 白黒格子の鼻緒。 巻は白革。

2015.8.2 [日] 暑さ負け

暑いですね〜  私もマネしてみました。(笑)

銀座で能楽金春祭りの無料能楽講座が始まって、昨日・今日の午後は対談・講演。
行きたいと思っていたが、暑さにダウンしてパス。
銀座駅からも新橋駅からも会場まで歩かねばならないから、こう暑いと気力が..
明日の夕方は、珍しく銀座に歌舞伎でない芝居を観に行く予定。
その前にお寄りして聴講したいと思ったが、何と講座はないらしい。(涙)
明後日は、講演「装束の決まり文様」とのことだから、頑張って行きたいと思っている。

*****
我が家は建設当初からのエアコンが1台あって、まだ稼働しているが、殆ど使っていない。
使わないから壊れないのか、感心したり呆れられたりしているが、今のところまだ大丈夫。
でも、この暑さでも原則エアコンは入れず、扇風機で頑張っている。
自然の風を期待して網戸にしていて、風が入るとホッとするものの全く入らない日・時間もある。

体温が高い感じで熱中症の初期徴候?と思った時には、短時間エアコンで身体を冷やしもしたし、
着物を着る時に、汗っかきの私は汗染みが心配で、時にはエアコンを入れたり..
まあ必要に応じて多少は助けてもらっているが、でも、まだまだ原則エアコンなしで頑張るつもり。
直ぐに汗びっしょりになるTシャツが溜まるのには嫌になるけれど..(爆)

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