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2016.7.31 [日] 食の愉しみ

暑さ負けなのか、怠け心のせいなのか、反省はするものの毎日がダラダラと過ぎてしまい、
依然として気付くと夕方。(涙)  食材はあるけれど、調理する気力が出ず、
でも、美味しいものを食べたいと、パッソアパッソ@門仲に入れていただいた。
日曜だから無理だろうと思いながらも、ダメ元で電話してみたら、何とOK!(喜)
夏の間は少しゆったりしたいと、予約で満席にしていないそうで、ラッキーだったとニコニコ。

アミューズは、パプリカのガスパッチョ?で、さいころ型のパプリカとトマトのムース載せ。
次が、セロファンに包んだ鮎と松茸の蒸したもの。 包みを開くと、香りにも食欲をそそられる。
鮎とすっぽんのつみれ?を、皮を焼いた鮎で包み、松茸と一緒に蒸してある。
彩も綺麗で、汁の中に浮いている枝豆の緑色が優しい。 ニコニコといただいた。
そして、茶色の少しドロッとしたスープは、やまめのスープ。
三粒の生山椒のアクセントが効いて、山椒が口に入るとピリッとして味が変わるのも楽しい。
茄子とドライトマトなどでとったという出汁のためか、見た目より軽やかな味。

リゾットは、雲丹と蕪で、イタリアから届いたばかりというサマートリュフ載せ。
リゾットの中の緑色は、何だったっけ? 忘れたけれど(涙)、優しい味で、うれしい。
更に、じゃがいもとリコッタチーズを包んだラビオリで、ロバ肉のラグー載せ。
イタリアからのロバ肉(多分、初めて食べた!)を煮込んだラグーが、しっかりした味ながら、
思いのほか癖もなく、優しいとも言えるような味で、美味しいと思いながらペロリ。

メインは、大和牛。 付け合わせのボルチーニ茸が、ソテーしたのと煮込んだのと、
それぞれの味が楽しい。 ズッキーニ、小茄子、などとの色合いにも食欲を誘われる。
周りは焼色だが中は綺麗な赤色の肉を美味しくいただき、
控えめの量にしてもらわなくてよかったと思ったのが、食いしん坊の私らしい。(笑)

デザートは、丸ごとの桃のコンポート。 スープも、桃に、杏、ハスカップなどを加えたもので、
1つ半くらいの桃をいただいたことになるらしい。
家では生でしか食べないから、料理人の技を加えられた味がうれしい。
飲み物は、此処での最近の私の定番で、生葉のハーブティー。 秀逸だと思いながらお替り。

こういうお店、料理人と馴染みになれた幸運に感謝しながら、幸せ気分で失礼した。

8/2 びわ
むかし桜さんの口福を垣間見て食べた気分を味わいました!
鮎と松茸の組み合わせに料理心が刺激されてます。
美味しく召し上がれば体調も回復されますとも!
むかし桜
びわさん、優しいお励ましをありがとうございます。
要は気力不足が問題だと思っていますので、我ながら焦り気味ではありますが、無理しないで気力が出るのをノンビリ待ちます。

2016.7.30 [土] 春日若宮おん祭−おん祭の神事と芸能

国立劇場の特別企画「春日若宮おん祭−おん祭の神事と芸能−」を観に行った。
おん祭の芸能部分だけでなく、神事も含め観られるというので、期待一杯で出かけた。

春日大社の協力で実現した公演だそうで、神事も斎行されたが、
神社としては神事を実演するのは神に対し恐れ多いことではあるが、
近年続く天災からの復興祈願ということでの公演になった。
舞台奥に、表皮のついた松柱に青松葉で屋根が葺かれた仮設の行宮(仮御殿)を設け、
その前で様々な芸能が奉納されるが、公演なので、行宮(仮御殿)でなく客席を向いての奉納。
春日古楽保存会によるが、神楽式は金春流・狂言大蔵流。

【11時開演】の部は、
遷幸の儀、献饌・奉幣・祝詞奏上、社伝神楽、東遊、田楽、舞楽:振鉾三節、延喜楽、蘭陵王。
【2時30分開演】の部は、
細男、猿楽:神楽式、和舞、舞楽:萬歳楽、落蹲、還幸の儀。

遷幸の儀と還幸の儀は、暗闇で行われ、厳粛な気分になる。
門外不出の社伝神楽に、細男(せいおの)など、初めて拝見する芸能が興味深く、
東遊、田楽、舞楽、和舞なども、楽しく拝見。

神楽式の翁は、常の翁とは随分異なり、シテの翁と狂言方の三番三の装束が白で、面はつけない。
翁は白狩衣に白指貫、三番三は白狩衣に白大口。 千歳は出ず、後見が最初に鈴を宮前に出す。
地謡や囃子方は裃を着用、小鼓は3人でなく1人など、大幅に簡略化されていた。
謡は通常と変わらぬ印象だったが、翁の舞が大幅に短縮され、
「〜喜びの舞なれば、一舞まおう万才楽」と謡いながら、舞わずに終了するので、あれれ..
翁返りの後、三番三だが、揉みの段はなしで鈴の段だけを舞ったが、
見慣れた常の激しさのない動きにも独特感があった。

後見が鈴を片付ける運びに、隣席の方々が後見の佇まい、運びを流石だと話題にしていらした。
春日古楽保存会の芸能もよかったが、神楽式でのプロ(金春流・狂言大蔵流)とは差があり、
同時に観ると、鍛錬していても素人は素人で、気になるところがあってもプロの芸の高さを痛感。

<神楽式>は、
翁:金春憲和、地謡:高橋汎、金春安明、高橋忍、金春康之、金春穂高、佐藤俊之、
三番三:大藏彌右衛門、後見:大藏彌太郎。
囃子方は、杉市和、林吉兵衛、谷口正壽。

以前から観に行きたいと思っていた春日若宮おん祭の全体像が少し分かって興味深く拝見。
普段の公演とは違い、客席も厳かとでもいう雰囲気で、神事を拝見させていただいた印象。
折角の機会なので、1階前方の中央に近い席を取ったため、観易く臨場感もあって、
いい時間を過ごせたと大満足。

ただ、この公演と能楽堂の企画公演の2日目が重なって、そちらを諦めるしかなかったのが残念。
国立劇場と国立能楽堂で会場は違うが、同じ法人なのに、配慮が足りな過ぎる。
同じような客層で、結局、両方とも満席・売り切れにならなかったのが、何よりの証拠。
出演者の予定もあろうが、1日でも1週間でもずらせなかったのかと思うばかり。

2016.7.28 [木] 竹生島と道者

午後は、<能と筝曲>という2日間の企画公演の1日目を国立能楽堂に観に行った。
能を元に作られた箏曲を、原拠となった能の作品とともに鑑賞するという企画で、
今日は、筝曲「竹生島」と、能「竹生島」。 能の間狂言は「道者」。

「竹生島」は、琵琶湖に浮かぶ竹生島に弁財天と龍神が現れ、国土安穏を誓う話。
間狂言の「道者」は、6日に「白鬚」の間狂言(替え間)でも観たばかりだし、
筝曲は大好きな山勢松韻さんを中心にした方々だし、違いも含め、大いに楽しみにしていた。

ただ、この企画公演の2日目は国立劇場の特別企画公演と重なって、残念ながらこちらを諦めた。
それにしても、同じ法人で同じような客層を予想される公演を同じ日に行うのは、大いに疑問。

箏曲「竹生島」は、筝・三絃とも山勢松韻さんの公演でお馴染みのいつもの方々での演奏。
唄・筝:山勢松韻、武田祥勢、奥山益勢、唄・三絃:山勢麻衣子、尺八:徳丸十盟。
楽しく聴いたが、それにしても今月のプログラムに記載された詞章が全く違っていてビックリ。
プログラム売り場で訂正をもらったが、作品解説は兎も角、載っていた詞章は??
一体何だったのか、山田流でなく生田流??  往きの電車内で折角読んで行ったのに..

能・金剛流「竹生島」は、小書「女体」つきで、間狂言・和泉流「道者」。
小書「女体」により、シテが老人=龍神でなく、女=弁財天がシテとなる珍しい演出だそう。
間狂言は和泉流の野村万作家で復興されたものだそうで、妻が夫を肩車して退場する珍しさ。
宇賀神弁財天としての本尊の姿を写す趣向らしい。
賑やかで楽しい間狂言だが、妻も男の狂言師が演じるからできることだと思った。
後場の華やかな弁財天、龍神なども楽しく鑑賞。

前シテ/女・後シテ/弁財天:種田道一、前ツレ/漁翁・後ツレ/廣田幸稔、
ワキ/勅使:高安勝久、ワキツレ/隋臣2人、地頭:今井清隆など。
間狂言は、オモアイ/能力:野村萬斎、アドアイ/道者:石田幸雄・深田博治・高野和憲・中村修一。

*****
終演後は、明日で閉店の半音へご挨拶がてら伺った。
いつものスコーンに珈琲アルガヨル。
もう伺うこともないのかと、本当に残念な思いで失礼した。

2016.7.27 [水] 展覧会へ

午後遅く出かけて、「ポンピドゥー・センター傑作展」@都美を観て来た。
会期はまだ2ヵ月あるからとノンビリしていて、先日、いただいた券を見てビックリ。
展覧会の会期とは別に有効期限があって、明後日まで。 以降は100円割引券になってしまう。
私としては、まるで木の葉に変わってしまう狐のお金に近い印象。(笑)
で、節約家の面目躍如、期限内に行かなくちゃ勿体ないと、慌てて行って来た。(爆)

1906年〜1977年の「1年1作家1作品」の展示。
知っている作家・作品も無論あるが、名前も知らなかった人の作品も多く、
それも、絵画、彫刻などだけでなく写真、映像等々、多岐に亘っていて、興味深かった。

*****
美術館近くの友人に連絡しようかと思いながら億劫で、1人で行って、そのまま帰って来た。
時間帯はズレていても睡眠時間は足りているはずなのに、疲れてしまって眠くて、我ながら呆然。
どうも諸々が億劫で、家では縦の物を横にもしない怠けぶりに目をつぶっているのに、
それでも疲れ易く、どうなっているのかと自分でも呆れるばかり。
要は、気力不足の自分を甘やかしたままなのがいけないのだと、情けなく思う。
もういい加減に、気持ちをシャッキリさせなくちゃ..と、またも強く反省。 反省ばかり。(涙)
家に帰って来てから出直して、来月のツアー料金を振り込んできた。
それまでには、頑張って体調回復を図らなくちゃ..

7/28 ノーリー
病は気からと申しますが、あてはまらないことも。この気候ですし。焦らず、ゆったりと、たまにはお薬の力も借りて体調回復され、また素敵なお着物姿にお会いしたいです。(自分的にはせっかちなんですが...笑)
7/30 むかし桜
ご心配と励ましをいただき、ありがとうございます。
すっかり沈んでしまい回復しないので、このところ少し焦り気味ですが、それでも
趣味の観劇には出かけていますので、まあまあだと自分を慰めています。(笑)
着物、着たいのですけれどねぇ.. 気力が出るまで待つことになりそうです。

2016.7.25 [月] 落語 のち 暑気払い

午後、国立名人会の落語を聞きに国立演芸場に出かけた。
今月のトリは小三治さんなので売り出し直後に売り切れたが、無事に(笑)ゲットしていた。
早めに家を出て銀行2ヵ所に寄る心積もりが、早めどころか遅めになってしまい、
何処にも寄らずに行ったのに、到着は前座の噺の途中で、終わるまでロビーで待って席に着いた。

柳家三三「粗忽の釘」、次の予定の三遊亭萬窓は時間になっても到着しないとかで後に回して、
仲トリの桂文楽「悋気の火の玉」で、早くも仲入り。
仲入り後に、遅れて来た萬窓「たがや」、入船亭扇遊「ねずみ」、林家正楽の紙切り、
そしてトリが柳家小三治「ろくろ首」。

小三治は例によってまくらが長く、なかなか噺に入らず、終了予定時間になってもまくらが続く。(笑)
で、予定を40分超過して終了。 30分は伸びるだろうと思っていたが..
多分、殆どの人が予定時間では終わらないと分かっていて、まくらも楽しみにしていたと思うが、
知らなかったらしい人が驚いた(呆れた?)ように、終了時にお連れと話していた。
私も知らなかった頃、次の予定に間に合うか心配したことがあったのを思い出した。

噺は、小三治だけでなく、みな聴かせてくれて、大いに楽しめた。
此処の名人会は、時にはあら〜ということもあるが、総じて聴き応えがある。

*****
終了後、学生時代の文系部活同期の暑気払いの会に出席のため会場の中華料理店に回った。
10分近くの遅刻。 更に遅い人が1人いて乾杯が終わった直後に到着したので、再度乾杯。(笑)
高齢になって現役が減り、早く始めて早くお開きにしたいとの要望が出たからと、何と5時開始。
でも、飲みたい人が何人かいるためか、昼の会にはならないのが、全くねぇ..とおかしい。(苦笑)
今回は出席者が少なめで15人。 女性は私1人だったのでビックリ。
女性が他に2人出席する話だったのに、土壇場でキャンセルになったらしい。
知らせてくれれば私もキャンセルしたのに.. だから今回はリマインダーがなかったのかと..
家庭ではできないとか言いながら政治の話など、多岐に亘る話で賑やか。

中華料理のコースの品数が多く、お腹一杯ながら、残すのは嫌だと頑張って完食。
大分残した人もいるが、殆どの人が完食していたのに、感心というか驚いた。
ゴルフ組は9月にコンペをするらしいが、次は新年会の予定。

2016.7.22 [金] 大津松本ゆかりの能狂言

夜は定例公演を観に国立能楽堂に出かけた。
昨日もう1駅先まで行ったので、そのせいでもあるまいが、乗り過ごしそうになって少し慌てた。

番組は、狂言・大蔵流「磁石」と能・観世流「自然居士」。
どちらも何度か観ているが楽しく観られたものの、お能の途中で時々意識が飛んだのが悲しい。
でも、今まで何処の話か気にしていなかったが、今月は近江特集で、流石に覚えられた。(笑)

狂言「磁石」は、登場人物3人ともが一癖あって、化かし合い?みたいなのが面白い。
遠江の見附の者が都見物に出掛けた途中、大津坂本ですっぱに目を付けられ、
人買いの宿の亭主に売られそうになるが見事に出し抜くので、観ていて溜飲が下がる思いがする。
それに、刀で斬られそうになって、磁石の精と言い逃れてからがおかしい。
今回は、大蔵流・茂山家で、特に磁石の精と言ってからの動きが覚えているのと違う。
もしかしたら、他流か他家で観たのかしらと思いながら、違いも含め楽しんだ。
シテ/すっぱ:茂山七五三、アド/見附の者:千三郎、アド/宿の亭主:松本薫。

能「自然居士」は、京都東山雲居寺造営のため自然居士が7日間の説法をしていると、
幼い子供が自分の身を売って得た蓑代衣(小袖)に諷誦文を添え両親の追善供養を願うが、
この子を買い取った人商人が来て子供を引き立てて行く。
それを聞いた居士は説法を中断して追いかけて、大津松本辺りで追いつき、小袖を返し、
子供を返せと迫るので、人商人は命を取ろうと脅すものの、脅しにも屈しない居士を持て余し、
子供を返す前に、居士に様々な芸をさせるが、この芸尽しが楽しい。
それなのに時々ぼうっとしたのが悔しい。(涙)
子供は男の子だと思っていたが童女だったので少し驚いた。 流派によって違うらしい。
シテ/自然居士:武田宗和、ワキ/人商人:森常好、ワキツレ/人商人:森常太郎、
アイ/門前の者:茂山一平、後見頭:武田志房、地頭:岡久広など。
シテの面は、喝食。

2016.7.21 [木] 雨の中、ランチ会

朝から雨。 涼しさにホッとしている。
朝顔が、一昨日9輪、昨日8輪と、2日続けて一桁しか咲かなくて、少し寂しく思っていたが、
今朝はまた13輪咲いてくれて、うれしいものの、花数に一喜一憂する感が我ながらおかしい。
小学生時代の夏休みの絵日記じゃあるまいし..(爆)

*****
学生時代の元チームメートとのランチ会で南新宿/代々木のフランス料理店に出かけた。
ネットにも強い人の推薦の店で、東京と近郊在住者7人が集まり、賑やかに食事とおしゃべりの会。
左肩から肘までの痛みが春から取れないと言う人、調子が悪いまま復調しない私、
家族の健康問題で大変な人など、年相応に?健康問題を抱えている人が多いから、
元気な人は悩みを抱えた人の愚痴を聞く会。(爆)
もう数年間、毎年スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼路を歩いている人が、
今年も出かけて帰って来ているし、6月に利尻・礼文島に行って花を愛でて来た人もいるので、
楽しい話も聞いて..と、要は気分転換?
ゆっくり食事と話を楽しんで店を出たが、途中で南新宿駅に行く人と別れた後、
代々木駅利用組4人は、更にコーヒーショップで他人に言い難い話も含めた諸々の話の続き。
皆いろいろ問題を抱えているわねぇ〜 その中で如何に自分らしく生きていくかが今後の課題。
次は旅行前の最終打ち合わせ会で会いましょうとそれぞれ帰途についた。

2016.7.19 [火] リヴェンジ 三十三間堂棟由来

午後、初旬に体調不良で行き損なった国立劇場の歌舞伎鑑賞教室に行って来た。
観なくていいかと思いながらも、魁春のお柳が好評なので、やっぱり観ておきたいと行くことにした。

通常は主に中高校生を対象にした教室だが、昨日から親子で楽しむ歌舞伎鑑賞教室になって、
18歳以下の子供と一緒だと、子供料金が安いだけでなく大人の料金も安い。
学校が夏休みに入る21日からは売り切れらしいが、今日明日はまだ席があるようなので、
2等席に大分余裕があった今日の午後の公演でリヴェンジ。
1階席は、やはり親子連れで一杯の様子だったが、騒がしいこともなく、落ち着いて観られた。
この芝居は、歌舞伎鑑賞教室だけでなく文楽鑑賞教室でも何年か毎に上演される印象。
異類婚姻譚の中では、動物でなく植物が主役で、この手の話の常で悲しい別れで終わるが、
初心者向きなのかしらねぇ!?

魁春のお柳は13年ぶり2度目だそうで、彌十郎の平太郎は初役とか。
あと、歌女之丞の母滝乃、それに秀調、松江、橘太郎など。
魁春のお柳は透明感というか人ならぬ雰囲気もあり、評判がいいのも成程と思ったが、
彌十郎の平太郎は序幕の紀州熊野山中鷹狩の場はいいけれど、以降は見慣れた平太郎と違い、
好き好きかもしれないが、少し武張った感というか違和感もあった。

*****
終演後、可否道で珈琲を飲みながら店主とおしゃべり。
気付いたら思いのほか時間が経っていて、天真庵に行く心積もりが滑り込みアウトが心配で断念。

2016.7.18 [月] 半世紀ぶりの野球観戦

世間様の三連休は、私にとっても、いい休養になった上に、気分転換にもなって、ニコニコ。
現役が休みで動く期間は、特別のことがない限り、できるだけ出かけずに家に居ることにしている。
が、今夜は息子夫婦に誘われて、都市対抗野球の応援に東京ドームに行って来た。
まだ10代だった学生時代に、クラスメートと大学野球部の応援に行って以来の、野球観戦・応援。

チーム券をもらうのに並ばなければならないとのことだったが、暑いのでゆっくり出かけたら、
凄い列に驚いた。 行っても行っても列の最後に辿りつかない印象。(苦笑)
内野はもう満員らしく外野席になったが、却ってスムースに入れて待ち時間は少なかったみたい。
内野席に比べると臨場感はイマイチだが、暑い中、延々と待つよりは怪我の功名?(笑)

相手は高知市の四国銀行。遠くから結構沢山の方が応援に来ていらしてビックリと言うか感心した。
でも、息子の勤務先のグループ会社の応援は、何倍かの人数。
地域差が出るのは当たり前よね〜と思う。
試合はグループ会社の終始リードで、気楽に応援を楽しんで、終了の少し前にドームを後にした。
いつもと違うことだから新鮮な感じもあって、楽しかったし、気分転換にもなった。

*****
もう2ヵ月半も着物を着ていないし、珈琲を飲みたくなっても豆を挽かず粉で淹れてしまっているし、
家でのグタグタぶりが我ながら情けないが、それでもまあまあだろうと自分を甘やかしている。(汗)
今日で上手く気分転換できて、復調すればいいのだけれど.. と、
人ごとのように思う自分に、オイオイと思う。

今夏も漸く咲き出した朝顔は、1輪〜3輪を繰り返すこと1週間余で、漸く8輪咲いたら、
その後は10輪、15輪、13輪、10輪と咲いて、水遣りと花殻取りをしながら、癒されている。
でも、去年と比べると花が遅く、花数も増えない。
種を撒くのが少し遅かった上、芽が出た後も放置して、間引きやネットを張るのが遅かったからか..
早く数えるのが大変なくらい沢山咲いて欲しいと願っている。

2016.7.15 [金] 納涼能

昨夜は我が家の辺りは一時凄い雨で、健康講座の帰り道の10分ちょっとの間にグッショリ。
靴も、中に新聞紙を入れ、暫くして取り換えたのに、今日の昼になっても、まだ湿っている。
それに比べれば、少なくも私の行動範囲では今日の雨は大分穏やか? 
JR不通のアナウンスがあったから、今日も場所による違いが大きいらしい。
できればダム周辺に降って、心配されている今夏の水不足が解消されるといいけれど..

*****
雨の中、午後は能楽協会の納涼能を観に宝生能楽堂に出かけた。
冒頭にミニ講座があって、この納涼能は能楽協会の本部でなく東京支部の公演だと改めて認識。
それに、出演者が揃っていると思ったら、シテ方5流の宗家・準ずる方の出演を謳っているらしい。

能・観世流「羽衣」:観世喜之、狂言・大蔵流「鬼瓦」:山本東次郎。 ここで休憩。
仕舞3曲で、喜多流「実盛」:友枝昭世、金春流「蝉丸」:金春安明、宝生流「野守」:宝生和英、
能・金剛流「小鍛冶」:金剛永謹。
能は2曲とも小書つきで、「羽衣」は「和合之舞」、「小鍛冶」は「白頭」。

楽しく鑑賞して帰宅。

2016.7.13 [水] チケ取り のち 展覧会

チケ取りに東京駅八重洲口の大丸に行くので、あそこまで行くならとその後は展覧会巡り。
10時発売開始だが開店が同じ10時だから売り場まで行くのに時間がかかり、急いで行っても
望む席は取れない可能性が高いと、少しノンビリ出かけたが、まあまあの席が取れてホッ。

*****
出光美術館まで歩いて、18日までの開館50周年記念「美の祝典�V 江戸絵画の華やぎ」。
上巻・中巻を観たのだから下巻も観たいと、目的は、もちろん特別展示の「伴大納言絵巻」下巻。
最初の歌麿の「更衣美人図」に思わず見入って、それからも楽しく鑑賞しながらぐるりと一周。
此処では、ロビーで無料のお茶をいただきながら休めるのがありがたいと、いつも思う。
休憩後、もう一度観て回ってから、メトロで移動。

*****
招待券をいただいた「エミール・ガレ」展@サントリー美術館。
生誕170周年のため、オルセー美術館特別協力だそう。
ゆっくり回って、もう1度観たいと思った品もあったものの、脚が重くなったので諦めた。

*****
帰宅後、先日購入したワインを受け取った。
白ばかり計12本。 少しいいのは2本くらいで、あとはお手頃品。
夜、もう飲んでも平気だろうと早速1本開けて飲んだが、自制して少しだけ。(笑)

2016.7.11 [月] 大歌舞伎・夜の部

間が少し空いて、歌舞伎座の大歌舞伎の夜の部見物。
って、1週間は空いていないのだけど、私としては漸く..の気分。(笑)
夜の部は、「江戸絵両国八景 荒川の佐吉」と、歌舞伎十八番の内「鎌髭」・「景清」。

猿之助初役の佐吉で、真山青果の新歌舞伎「荒川の佐吉」。
「最初はみすぼらしくて、最後はぱっと桜の花の咲くような、男の芝居」という十五世羽左衛門の
注文で書いた芝居だそうだが、正にそういう佐吉を見せてもらった。
相模屋政五郎と丸総のお新(佐吉が育てた盲目の卯之吉の実母)を前にしての佐吉の長台詞、
啖呵、泣き笑いに、佐吉の口惜しさ、男の意地が伝わってきて、胸が詰まった。
前半もいいが、この場が秀逸で、隅田堤の引込みもよく、いい佐吉だと思った。
近年は佐吉と言えば仁左衛門を思い出すが、猿之助の佐吉は先代(現猿翁)譲りの沢潟屋流?
松嶋屋より泥臭い感じがするが、私は猿之助のこちらの佐吉の方が好みみたい。(笑)
猿之助の希望という海老蔵の成川郷右衛門(配役発表時には驚いた)も、期待以上によかった。
あと、中車の相模屋政五郎、巳之助の大工辰五郎、猿弥の鍾馗の仁兵衛、門之助の清五郎、
笑也のお新、米吉のお八重など。
全体にいい芝居だったが、米吉のお八重は、親の仁兵衛が斬られた後、零落して仁兵衛と本所の
長屋暮らしまではいいのに、大詰めの隅田川堤では子供っぽくてビックリした。 難しいものねぇ..

このあと海老蔵の悪七兵衛景清で、「鎌髭」と「景清」。
2年前の正月に新橋演舞場で見た「壽三升景清」は、歌舞伎十八番の景清物のうち、
「(牢破りの)景清」、「鎌髭」、「関羽」、「解脱」の4つをつなげて1つの通し狂言に作り上げていたが、
今回はその内、「鎌髭」と「景清」の2つを独立させたもの。
筋はないようなもので、荒事らしく他愛ないが、荒事らしさがいっぱい! なのは今回も同じ。
絵面を楽しむには文句なしで、それなりに楽しくもあるし、盛大な拍手もあったが、
「暫」や「阿古屋」の趣向での復活は、変なパロディっぽさが目立ってしまい、
復活狂言の難しさを再認識した。

2016.7.9 [土] 現代邦楽

現代邦楽を聴きに、午後から国立劇場(小劇場)に行った。
朝から重い胃を抱え、食欲もないものの、この歳で二日酔いとは情けないと思いながらも、
午後になったら動けないというほどではなかったので、気分転換も兼ねて出かけることにした。

2年前に聴いた「日本音楽の光彩—現代に息づく響き—」の続編らしく、
「日本音楽の光彩�U—時代を映す作品選—」として、2部に分かれて、60〜70年代の曲と
80〜90年代の曲がそれぞれ演奏されるというので、興味を持ってチケットを取っていた。
夜の健康講座があるので迷いながらも、私にとっては1度だけの機会だろうから、どうせならと
両方聴くことにしたが、講座の抽選に外れたので、こちらを諦らめないでよかった〜と思う。(苦笑)

60〜70年代の曲と80〜90年代の曲がそれぞれ6曲ずつ。
一番短い10分〜15分が6曲、20分〜24分が6曲だった。
演奏に使われた楽器は、尺八、筝、三絃、十七弦が多かったが、
二十弦筝、琵琶、太棹、打楽器に、能管、篠笛、それに龍笛、篳篥、笙などまで和楽器中心。
でも、中の1曲は二十弦筝に洋楽器のクラリネット・ヴァイオリン・チェロでの演奏。
独奏もあれば、指揮者もいる10数人の編成での演奏もあり、それこそ多様。

演奏家の委嘱で作曲された曲はその演奏家による演奏機会が比較的多いようだが、
それ以外は演奏の機会が少ないらしく、ご存命の作曲家が4人も来ていらしたのが、印象的だった。
邦楽どころか音楽が分からない私でも楽しく聴けて、いい機会だったとニコニコ。

【2時開演】60〜70年代
 藤井凡大作曲「絲竹交響 第二番」(1965)
 牧野由多可作曲「十七絃独奏による主題と変容 風」(1965)
 武満徹作曲「エクリプス」(1966)
 野田暉行作曲「尺八・二面の箏・十七絃のための四重奏曲 第1番」(1969)
 杵屋正邦作曲「太棹と打楽器のためのコンポジション」(1970)
 廣瀬量平作曲「夢十夜」(1973)

【6時開演】80〜90年代
 西村朗作曲「時の虹彩 箏群のためのヘテロフォニー」(1987)
 一柳慧作曲「臨界域」(1983)
 石井眞木作曲「虚空」(1987)
 肥後一郎作曲「巫女譜」(1995)
 吉松隆作曲「夢あわせ夢たがえ」(1998)
 猿谷紀郎作曲「臨照」(1997) 日本初演

*****
2時からの部も6時からの部もともに2時間半前後の上演時間で、間が1時間半以上あったので、
半音に行って、スコーンとハーブティー。 スコーンが今日初めての食べ物。
珈琲の刺激は流石に胃にきつそうなので、胃に優しそうなハーブティーを初めて飲んだ。
会計時に、今月末で閉店すると、そっと挨拶されてビックリ。 事情で..とのことで、理由は不明。
残念だけど仕方ないわねぇ..でも、とても残念。

2016.7.8 [金] 真打昇進披露公演

午後、落語芸術協会の真打昇進披露公演@国立演芸場を聴きに行った。
3人一緒の昇進で、順番に各寄席で一緒に披露公演を行ってきて、此処が多分最後。

実は、聴きに行こうと思い立ったのは、真打昇進の誰かの噺を聴きたかったからではなく、
桂歌丸と三遊亭小遊三というこの日出演の落語家の顔ぶれに惹かれたからで、
(同じことを思う人が多いようで、この回は結構早く売り切れたらしい。)
この日のトリの神田鯉栄が講談師で噺家でないのは行ってから知った始末。(汗)
トリが講談師だからか、師匠ともう1人の講談師2人が出演するのが珍しい。

講談・神田蘭、落語・桂米福、漫才・新山ひでや・やすこ、落語・三遊亭小遊三、落語・桂歌丸、
仲入り後、真打昇進披露口上、落語・瀧川鯉昇、講談・神田松鯉、奇術・北見伸&スティファニー、
講談・神田鯉栄。

歌丸・小遊三だけでなく、全体に楽しく聴けて、ニコリ。
ただ、演芸場を出た時には覚えていたのに、今になると何を聴いたか思い出せない。(涙)

*****
終演後、急いで行ったワインフェア—で、勧められるままに試飲をしていたら随分飲んだらしく、
帰り道に既に悪酔い。 休み休みながら、どうにか家に辿り着いたものの、そのままダウン。
で、何を聴いたか、見事に忘却の彼方になってしまった。
試飲って、一杯ずつは少ないから飲んだ気がしないまま、いつの間にか飲み過ぎたらしい。
最近はそれほど飲まない(飲めない)ので久しぶりの悪酔い。 大体が空きっ腹だったし..
丸2日以上経っても(飲んだのは8日の午後5時半頃で今は11日の朝)依然として胃が重い。
歳を考えなさいよね〜と自分を叱っている。

2016.7.6 [水] トーハクの特別展

終演後は、10日まで同時開催中の2つの特別展を観に大急ぎで上野に行った。
この日は8時まで開館しているというので行ったのだが、4時に到着できて一安心。
先に「古代ギリシャ 時空を超えた旅」を、ゆっくり見て回ったら、2時間経っていてビックリ。
思っていた以上に(ってゴメンナサイ)印象深く楽しく観られて、うれしかった。

それから、日韓国交正常化50周年記念「「ほほえみの御仏—二つの半跏思惟像—」。
こちらは会期が短いためか、トーハクに着いた時にはまだ混んでいると言っていたが、
6時になっていたからかスムースに観られた。 と言っても、多数が2仏の周りを取り巻いていた。
何度か拝見している中宮寺の半跏思惟像だが、何度拝見してもうれしいし、
今回は、韓国の国宝半跏思惟像も拝見し、2体の半跏思惟像を見比べられるありがたい機会。
大きなガラスケース?入りで、前から横から後ろから、ぐるりと回って拝見できたのがうれしい。
こういう仏像を作った方々のことも思い浮かべながら、何度も何度も回って拝見した。

次いで、いつもどおり、本館で展示の国宝、重文を含む仏像もゆっくり拝見。
4月に京都の三十三間堂に伺った際、貸し出し中の表示があった千手観音像も拝見できた。
特別公開「新発見!天正遣欧少年使節 伊東マンショの肖像」が展示中だったので、
それも観に行ったが、日伊国交樹立150周年を記念しての、世界で初めて公開だそう。
そして、半跏像を法隆寺宝物館に展示中というので、久しぶりに宝物館にも行って拝見していたら、
もう閉館間近。 すっかり疲れて足が棒。

上野に着いた時には、先に「ポンピドゥ・センター傑作展」@都美に寄ろうかと一瞬迷ったが、
まだ会期は先まであるから、欲張らないでよかったと思う。

2016.7.6 [水] 白鬚・道者

午後、国立能楽堂の定例公演を観に行った。
月間特集が、「能のふるさと 近江」で、今月の初回公演が今日。
番組は、能・観世流「白鬚」。 間狂言は、替間で、大蔵流「道者」。
観世流と金春流で現行曲とされているものの上演は多くないらしく、金春流だと「白髭」だそう。
能「白鬚」が初見だから、間狂言だって初見なのは当然で、しかも替間の「道者」に興味津々。(笑)
どんなお能・狂言を観られるかと楽しみに出かけたが、期待通りに楽しく観られて、ニコニコ。

なお、舞台となっている白鬚明神は、琵琶湖の西岸の、比良山の麓近くにあり、
全国の白鬚神社の総本社だそうで、
東京の向島の白鬚神社は千年余の昔にこちらから勧請したと知って、目から鱗。

帝が霊夢を被ったので、勅使が従者を伴って白鬚明神に向かうと、老人と若者の漁師に会う。
老人は勅使に白鬚明神の縁起を語り、自分が白鬚明神だと教えると、
大小前(舞台中央奥)に置かれた一畳台の上に据えられた作り物の社殿の中に消える。(中入)

そして、間狂言「道者」により、琵琶湖を渡る勧進聖と道者、さらに鮒の精も登場する楽しい狂言。
舞台左右に2艘の舟の作り物が置かれて、勧進聖と船頭・道者たちとの舞台となって、賑やか。
白鬚明神に仕える勧進聖が、社の屋根葺き替えのための勧進に船に乗って湖上を行くと、
道者(連れ立って神社仏閣に参詣する旅行者)たちの乗る船が来たので勧進の趣旨を説明するが、
道者たちは荷物を陸路で回してしまい、持ち合わせがないと要請に応えない。
怒った聖が呪文を唱え水神に祈ると、大きな鮒が出現して怒りの様子を見せるので、
驚いた道者たちは、着ていた着物を脱いで勧進すると、鮒は喜んで船の綱を咥えて曳いて行く。
遣り取りが楽しく、鮒の東次郎さんの素晴らしい動きにも驚嘆。

夜になると、悪尉の面に鳥兜を被った老体の容貌魁偉な白鬚明神が現れ、舞楽を奏するうちに、
天女と龍神が天灯・龍灯を持って現れ、それぞれを灯明台に供え、舞を舞って、夜明けとともに
去っていき、白鬚明神も御代を寿ぐ。
 
特に、間狂言と後場は見どころが多く、華やかで楽しかった。
社殿の作り物を置いた一畳台上の左右にある木?草?のような初めて見た形状のものが
何かと思って気になったが、後ツレが灯明を置いたので、杉葉で覆われた灯明台と分かって、納得。
間狂言が長く、休憩なしの2時間20分のお能だったが、楽しく観ているうちに終了。 堪能した。 

シテ(前/漁翁・後/白鬚明神):観世銕之丞、前ツレ/漁夫:観世淳夫、後ツレ/天女:谷本健吾、
後ツレ/龍神:長山桂三、 ワキ/勅使:宝生欣哉、オモアイ/勧進聖:山本泰太郎、
アドアイ/船頭:則重、立衆/道者:則孝など、アドアイ/鮒:東次郎、地頭:片山九郎右衛門など。
囃子方は、藤田六郎兵衛、鵜澤洋太郎、守家由訓、前川光範。

面は、前シテ:笑尉、後シテ:茗荷悪尉、後ツレ/天女:万媚、後ツレ/龍神:黒鬚。

2016.7.5 [火] 七月大歌舞伎・昼の部

昨日は出かける予定が、時間になっても動くのがきつく、遂に歌舞伎鑑賞教室@国立劇場をパス。
体調が悪いと特に午前中に動くのは至難だから、午後2時半からの回にしたのに、ホントにマア..
久しぶりにチケットを無駄にしてしまった。
夜、暑さに音を上げてしまい、これはマズイと、扇風機を出して風に当たったら随分と楽。
昨年までは着物に汗が落ちるのが心配で、扇風機は早々に、時にはエアコンだって使っていたが、
今年は着物を2ヵ月近く着ていないから扇風機すら出さず横着していたのがいけないらしいと反省。

*****
今日は、やはり眠れず寝不足ながら自分に喝を入れて、歌舞伎座に昼の部を観に出かけた。
今月は猿之助と海老蔵の奮闘公演らしく、それに中車も出て、あと澤瀉屋一門などなど。
昼の部は、通し狂言「柳影澤蛍火 柳澤騒動」と「流星」。
どうせなら「流星」を七夕までに観たいと、昼の部を先にしての今日の見物。

「柳澤騒動」を題材にした「柳影澤蛍火」は、宇野信夫作の新作歌舞伎で、初演は46年前だそう。
歌舞伎座では初上演で、本所菊川町浪宅より駒込六義園庭園までの通し上演。
菊川には友人が住んでいるし、六義園は勤め始めた時の事務所近くで、馴染みのある地名。
だから何だと言うこともないが、それでも何となく、おおっと思ったのが、自分でもおかしい。
柳沢吉保は歌舞伎では常に悪役で、この芝居でも出世のためには手段を選ばない悪人に
描かれてはいるものの少しだけ人間っぽい?感じがしたし、結構楽しく観られて、うれしかった。
柳澤吉保を海老蔵、護持院隆光を猿之助、桂昌院を東蔵、徳川綱吉を中車、茶道千阿弥を右近、
許嫁おさめ(後に側室おさめの方)を尾上右近、曽根権太夫を猿弥、お伝の方を笑三郎など。

次が「流星」で、流星を猿之助、牽牛を已之助、織姫を尾上右近。 猿之助の宙乗りもある。
冒頭に牽牛と織姫が登場したけれど、舞台奥の3段くらい上なので、3階の一番安い席からは、
ホントに何も見えず、私は登場したのも拍手で気付いたくらい。 衣装の裾が少し見えるだけ状態が
結構長かったが、あれだけ見えないと諦めるしかないから、中途半端よりはいいのかもしれない
などと思い、分かっていれば1列目を取ったのに..とも思いながら観ていた。
猿之助の流星は、踊りも宙乗りも楽しめて、明るい気持ちで劇場を出られたのは、うれしい。

*****
終演後は、いわて銀河プラザで、お約束の(笑)ミニソフト。 お菓子中心に少し買い物。
呉服店に寄って、店長と少しおしゃべり。 私が行った時にはいらしていて直にお帰りになった
白髪のご婦人は82歳とかで、そのお歳には見えない若々しさを見習いたいと思った。
茶の葉で、7日までの七夕セットがあると聞いて、それを頼んだら、あら〜覚えのある葛のお菓子。
年に1度のお菓子だそうだから、去年も7月初めに食べたのねと、月日の経つ速さを思う。
その後、呉服橋、日本橋に寄ったが、空振りばかりで、少し疲れて帰宅。

2016.7.1 [金] 夕鶴

今日から7月。 文月というと、笹飾りもしなくなって久しいのに直ぐに七夕と思ってしまう。
七夕飾りって、別にお子様専用でもないだろうに.. 子供がいなければしないのが当たり前?

夜は、シーズン最後のオペラ「夕鶴」鑑賞に新国立劇場に出かけた。
木下順二作の戯曲に團伊玖磨が作曲した日本を代表するオペラ(らしい)。
前回と同じ演出だし、よく知った話?だし、日本的な音楽だわねぇと思いながら気楽に楽しんだ。

指揮:大友直人、 演出:栗山民也、 美術:堀尾幸男、 衣装:植田いつ子、
つう:澤畑恵美、 与ひょう:小原啓楼、 運ず:谷友博、 惣ど:峰茂樹

友人は暑さにもめげず着物。 私は依然として体調不良のまま、着物を着る気にならず洋服。
沢山あるのでしょ、着なくちゃ勿体ないと言われて、自分でもそうは思っているけれど、
気力不足は何ともし難く、まあ無理しても仕方ないし..

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