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2016.8.30 [火] 持つべきものは

午後、友人からの電話で私の今日の予定を聞かれて、何事かと思ったら、
いただきものの桃のお裾分けに来てくれるそうで、もうバスに乗るところだとのこと。
もしも留守だったら、玄関先に置いて行くつもりだったと言うので、
あら〜私が貰いに行ったのにと恐縮しながら、ありがたく頂戴した。

我が家の散らかり具合では、上がってもらえる状態でないことを知っている(私が話している)ので、
近くのコーヒーショップに行って、ケーキセットのおやつを食べながら、暫くおしゃべり。
持つべきものは友なり と思う。 現金な私。(笑) ありがとう。

2016.8.29 [月] 納涼BIG対談

夜は、狂言「木六駄」をめぐってという野村萬さんと山本東次郎さんの贅沢な対談を聞きに行った。
10月・11月に国立能楽堂で上演予定の、演出の様々な形という企画公演に合わせての対談。
会員対象の無料の集いで、いそいそと出かけた。

公演は、狂言「木六駄」と能「葛城」を、違う流派で見比べようというもので、能は小書も違う。
チケットが取り難いだろうが両方拝見したいと思っていたので、対談があることを知ってうれしく、
早速申し込んだら幸い当選したので、楽しみにしていた。
夜から台風のため雨になると言う中を聞きに行ったが、高齢者中心にギッシリの聴衆。

狂言「木六駄」を初めて観たのは、野村万作さんのシテで、あまりの素晴らしさに感嘆して、
それ以降、また観たいと思い続けているが、未だに叶わないでいる。
その後、東次郎さんのシテで観た時には、無論楽しく拝見したものの、
筋も人物の登場の仕方・場所も全く違っていて、あまりの違いに驚いたものだった。
萬さんのシテでは拝見したことがないが、和泉流と大蔵流山本家との違いが今回よく分かり、
今まで漠然と思っていたことが裏付けられて、ホッとした気分。(笑)
今企画では、萬さんも東次郎さんもシテではなく茶屋をなさるのが少し残念だけど、
性格の違う茶屋を見比べられるのは楽しみでもある。

*****
着物で出かけたが、夜は雨になるとの予報に、またも先日の雨コーデで帯締めだけ替えた。
たった1枚の宮古だけど、洗うのだし、多少濡れても、もしもハネを上げても、平気だろうと..
対談終了後、予報通り降り出した雨の中を駅まで歩きながら、よかったと思ったものの..

萬さんも東次郎さんも紋付き袴。
当たり前と言えば当たり前だし、車での移動だろうしと思いながらも、
自分の安易な着物選択に内心少し恥ずかしい思いで、拝聴しながら落ち着かない気持ちもあった。

2016.8.27 [土] 上方落語会

久しぶりに機会があったので、午後は何度か聞いたことのある上方落語を聴きに出かけた。
桂文三「ちりとてちん」、月亭遊方「絶叫ドライブ」、笑福亭鶴光「善悪双葉の松」で、仲入り。
林家染二「借家借り」、千田やすしの腹話術を挟んで、桂ざこば「笠碁」。

今までと違い、まくらから賑やかというより騒がしい印象で、聞いていて疲れてしまって、ビックリ。
落語というより、お笑いを聞いている・見ている感じとでもいうか..
嫌気を覚えながら、お笑い芸人でなく噺家でしょと、思う。
楽しみにしていただけにガックリしたが、仲入り後は少し落ち着いて、腹話術で漸くホッ。
そして、ざこばの「笠碁」に、途中で帰ったりしないでよかったと思った。
流石に上手く、聴き応えのあるいい「笠碁」だった。
でも今日の他の落語家の噺は、もう聞かないでいい。 覚えていられれば..だけど。

*****
終演後は、半蔵門線で一直線に押上まで行って、久しぶりに天真庵に伺った。
先客がいらっしゃらず、庵主ご夫妻と少し話しながら、いつもの文膳をいただいて、直に失礼した。
お酒1合で軽く酔いを感じるのが、弱くなったものだと少し寂しい。

*****
宮古上布。 藍染。 七宝柄。
八寸帯。 麻。 生成り。 (KINAMI)
単衣・夏用の五嶋紐。 青鼠色と黒のような濃い焦げ茶の縞。
竹染めの帯揚げ。 総絞り。 薄ベージュ色。 (秦泉寺由子)

雨模様ながら天真庵にお寄りしたいと思い、駅から歩くことを考えて、水に強い着物に変更。
って、宮古上布を雨用の着物にしては着物に失礼とは思うけれど..
それに、キイさんの使い勝手のいい帯。  履物も、降られてもいいように、また桐下駄。

2016.8.25 [木] 素の魅力

昨夜に続き、今夜も能楽鑑賞で、「素の魅力」という国立能楽堂の企画公演。
例年は8月ではなかったが、多分、年に1度くらいある企画で、面・装束なしの舞台。
紋付袴での舞台を初めて観た頃は、普段の公演では如何に面や装束に助けられながら
観ていたのかと驚いたほどで、何処を何を観ればいいのか状態で、鑑賞には程遠く、
良さが分からなかったものだったが、今回はとても楽しく印象深く観られて、
少しは私にも観る力がついたらしいとうれしくなって、自画自賛の気分。(笑)

仕舞・観世流「頼政」、狂言謡・大蔵流「お茶の水」、狂言語・和泉流「文蔵」、袴能・喜多流「天鼓」。
出演者は昨夜と同じ方々が多いが、半能と仕舞、狂言と語り、舞囃子と袴能などの違いもあってか、
印象も違って、昨夜にも増して、観られてよかった! というのが一番の気持ち。

最初が、昨夜は最後に半能を舞われた梅若玄祥さんの仕舞で、「頼政」。
「頼政」は、昨夜も友枝昭世さんの舞囃子を観たばかりだが、今夜は囃し方無しの謡のみでの仕舞。
舞囃子と仕舞の違いか、流派・舞い手の違いか、印象が随分と違うのが面白い。
息を呑む思いで観ていて、拍手し損なってしまったが、
誰も拍手しなかったのが、見所からの最高の賛辞かもしれないと思う。

次の狂言謡「お茶の水」は、山本東次郎・則俊さん兄弟の息の合った謡で、狂言の謡を堪能。
謡だけ聴くと、狂言の中で聴くのとは違って、謡がクローズアップされ凝縮された楽しさ?がある。
2人の謡での掛け合いが素晴らしく、楽しく聴いたが、皆も同じだったようで、拍手の嵐。

そして、野村萬さんの狂言語「文蔵」。 源平盛衰記・石橋山合戦の場を床几に掛けての仕方話。
狂言「文蔵」は観たことがないが、萬さんの語りを引き込まれるように聴いた。
狂言語は話芸を楽しむ感じで、歌舞伎での語りや落語と同じような印象。 素晴らしい日本の話芸。

能の上演形式にいろいろあるのと同じく、狂言でも謡や語という形式があるのが楽しく、
今日は名手による狂言謡、狂言語を聴けたのがうれしい。

最後が、友枝昭世さんのシテで、袴能「天鼓」。
中入りで紋付袴を着替えて、前シテ/王伯と後シテ/天鼓とで見た目が少し変わったのも含め、
袴能は、能面・装束を付けないだけで、能そのもののだと再認識。 作り物も出たし..(笑)
能面・装束を付けないことで能楽師の身体への負担が軽くなるだろうから、
夏の暑い時期には能楽師にはいいだろうと思いながら、興味深く楽しく拝見。
ワキ/勅使:宝生欣哉、アイ/勅使の従者:野村万蔵、後見頭:中村邦生、地頭:香川靖嗣。
囃子方は、藤田六郎兵衛、大倉源次郎、亀井忠雄、前川光長。

*****
明石ちぢみ。 灰白色。 細かい縦縞に、夏蔦柄。
八寸帯。 すくい織。 紺地。 雪持柳文。 (捨松)
単衣・夏用の五嶋紐。 灰みの青色、薄桃色、生成り。
絽の帯揚げ。 薄藤色。 薄暗紅色の出目金柄入り。
履物は前日と同じ。 バッグは、スズ竹の縦長・マチ広の手提げ籠で、今夏はこればかり多用。

着物は、訪問着か付け下げを着たいと思っていたのに、バッグを変えなければと思ったら、
億劫になってしまって(汗)、2週間前に着た着物を、帯を替えて着用。
後で、帯揚げが同じだったと気づいて、自分の選択の偏り、変化のなさに驚いた。
帯も帯締めも違うのに、同じ帯揚げ、ねぇ〜

(書きかけたものの1週間も放置してしまい、自分の記録に、記憶を頼りに覚え書き。 31日)

2016.8.24 [水] 幽玄の花

夜は、能狂言の名人「幽玄の花」を観に国立劇場の大劇場に行って来た。
出羽三山・鳥海山の旅から昨夜帰って来て、まだ筋肉痛が多少残っているものの、
漸くまた着物を着始めたのだからと、多少頑張っての着物着用。(笑)
劇場の前に可否道に寄って、珈琲を飲んでから出かけた。

NHK主催の芸の神髄シリーズというのがあるらしく、今回の第十回が能狂言の名人「幽玄の花」。
今回初めて観るが、人間国宝と各流宗家などの出演で、能楽の神髄を観せるということらしい。
舞囃子「頼政」(喜多流・友枝昭世)、一調一声「三井寺」(観世流・野村四郎/
大倉流・大倉源次郎)、ワキ語り「道成寺」(福王流・福王茂十郎)、狂言「清水」(和泉流・野村萬)、
一管「鷺乱」(一噌流・一噌仙幸)、半能「絵馬」(観世流・梅若玄祥)。

半能「絵馬」は、シテ・天照大神の梅若玄祥だけでなく、他の出演者も揃っていて、
ツレ・手力雄命を観世銕之丞、ツレ・天鈿女命を観世喜正、ワキ・勅使を福王茂十郎、
ワキツレ・従者を福王御曹司2人、後見頭を観世喜之、地頭を浅井文義など。
囃子方は、藤田六郎兵衛、大倉源次郎、亀井忠雄、小寺佐七。

行く前に番組を確認したら、あらら..明日の夜に国立能楽堂で観るのと同じ出演者が多い。
無理して行くこともなかったかと思ったが、行けばやはり、観応え、聴き応えのある舞台だった。
ただ大劇場は能の舞台としては大き過ぎて、しかも安い席だと舞台から半端でなく遠いから、
明日の舞台の方が楽しみだけれど..

*****
絽小紋。 紺・白色。 滝縞。
八寸帯。濃淡青色。京くみひも三軸組織「綾ひと衣」・斜め織。(染色・三田清冶、組織・室門耕一郎)
単衣・夏用の五嶋紐。 緑がかった藍色、淡い緋色等入り。
紋紗の帯揚げ。 薄橙色と薄青緑色の染分け。 変わり麻の葉模様。
アタ編の台の草履。 梅茶色台。 白・黒色の格子の鼻緒。 巻は白革。

2016.8.24 [水] 出羽三山・出羽富士を巡る旅

21日(日)〜23日(火)に、出羽三山・出羽富士を巡る2泊3日のツアーで、山腹を歩いて来た。
月山・羽黒山・湯殿山の出羽三山に、出羽富士と言われる「鳥海山」、それに山形蔵王にも短時間。
往復とも東京・福島駅間は新幹線で、後はバス移動。  酒田市と鶴岡市に1泊ずつ宿泊。

21日: 山形蔵王、湯殿山
 山形蔵王(湧き水の沼「ドッコ沼」)、湯殿山・仙人沢(出羽三山奥の院「本宮」)。
22日: 鳥海山
 山麓の丸池様、鳥海ブルーラインを通って5合目から展望(靄で見えず)、元滝伏流水で滝見物、
 このツアーのハイライトの中島台・獅子ヶ鼻湿原のブナ林は、案内人同行で2時間余を歩いて、
 あがりこ大王、鳥海マリモなど見物。
23日: 羽黒山、月山
 羽黒山(国宝「五重塔」、杉並木、出羽三山神社・三神合祭殿)、月山(8合目の湿原「弥陀ヶ原」)。

台風を心配しながら出かけたが、2日目の夜から翌朝まで大変な雨で、通行止めなどもあって、
回る順番・経路が変わったものの、結局、当初の予定の場所は全部回れた。
2日目の鳥海山5合目からの展望は靄で殆ど見えなかったけれど、
緑の中のドライブが気持ちよかった!
獅子ヶ鼻湿原は雨が降り出さないうちにと急ぎ足で回ったお陰で殆ど濡れずに済んだが、
途中から雨コートを着たので、汗グッショリが辛かった。(笑)
夜の酒田の寿司割烹での特上寿司は美味しかったし、追加してもらった岩ガキも美味。
ただ、寿司割烹だそうだが、量的には十分ながら寿司だけなのが気分的に少し寂しい。(爆)
土産の筋肉痛は余分だが、元気に帰って来られてニコニコ。

2016.8.16 [火] 国立新美術館の企画展2つ

オルセー美術館・オランジェリー美術館所蔵「ルノワール展」@国立新美術館を観に行った。
4か月近い会期の終了1週間前に行くなんて..夏休みの方も多いかもしれないし..と、
多少は躊躇しながらも、通常は休館日の火曜だから、それほどには混んでいないかと期待したが、
いやいや、混んでいた〜 と言っても、最近の展覧会の凄まじい混雑ぶりに比べれば、まあまあ..
観終わって外に出たら入館待ちの列もなかったから、一番混んだ時間に行ったらしい。(涙)
家族連れ、子供連れも多かったが、背の低い子供には混んでいる会場内では見難かっただろうし、
乳母車に乗せられたり抱かれたりの乳幼児の鳴き声も聞こえ、
泣き出す児がいると他でも泣き出して.. 妙なところで、夏休み中なのを実感。(笑)

印象派の最高傑作、初来日と謳っていた「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」だけでなく、
「都会のダンス」と「田舎のダンス」が並べて展示されていて観比べられたし、
「ぶらんこ」も印象的で、肖像画、裸婦像なども観応えがあって、一通り観てから、もう一回り。

2階に上がって、アカデミア美術館所蔵「ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち」も観た。
こちらは会期が先まであるためか、拍子抜けするくらい空いていて、ゆっくり鑑賞できた。
ティツィアーノ「受胎告知」を、間近に寄ってじっくり、少し離れてじっくりと、思う存分に観られたし、
信仰と絵画に思いを馳せながら、再度ゆっくり鑑賞しながら入口まで戻って、外に出た。

2016.8.15 [月] 桂歌丸噺家生活六十五周年記念公演

終戦の日。 戦没者追悼式のラジオ放送を聞きながら、正午の時報とともに一緒に黙祷。
暫くして、暑い中、落語を聞きに出かけた。

国立演芸場の8月中席は、毎年恒例で、トリの桂歌丸の怪談噺を聴くのを楽しみにしている。
定席には珍しく、連日、満員御礼が出る人気だが、定席は10日間11回の公演で回数が多いので、
他の日程が決まってからでもそれなりの席が取れていた。 が、今年はまるで別。
例年のつもりで、先月8日に歌舞伎座のチケットを取ってから、こちらを取ろうとしたら、
今日からの3日間の中で一番いい席が残っていた今日でも随分後ろしかなくて、人気にビックリ。
お元気なうちに聞いておきたいと思う人が多いらしく、早々に売り切れたらしい。
うっかりして少し遅くなったら取れなかったと言う方もあるくらい。

私は、歌丸の怪談噺を聴くいつもの定席だと思ってチケットを取ったのだが、
いつの間にか「桂歌丸噺家生活六十五周年記念」公演となっていて、仲入り後に座談もある。
歌丸以外は日替わりが多く、出演者の日程調整に手間がかかったのか、どおりで発表が遅かった。

今日の噺家は、春風亭昇々、桂文治、桂歌春、仲トリが三遊亭小遊三で、それに三遊亭圓楽。
色物は連日同じで、冒頭が歌謡漫談の東京ボーイズ、トリ前がものまねの江戸家まねき猫。
座談は、歌丸を中央に、上手に圓楽と小遊三、下手に歌丸の一番弟子の歌春と司会のまねき猫。

トリの歌丸だけネタ出しで、三遊亭圓朝作「鏡ヶ池操松影」より「江島屋怪談」。
「江島屋騒動」としてお馴染みの噺だが、例年ながら少し長めの50分、楽しく聴かせてもらった。
文治「鈴ヶ森」、小遊三「替り目」、圓楽「行ったり来たり」も、楽しめた。
上方落語らしい「行ったり来たり」は初めて聞いたが、まるで言葉遊びで、おかしい。

*****
終演後は、可否道に伺ったら、立て続けに客が入ったらしく大盛況。
私の後にも客が入り、急な混みように、社長の店主も久しぶりに大忙しの様子。(笑)
先客の皆さんの注文を順番に出してから、漸く私の番。 一口飲んでホッと一息ついた。
久しぶりに着物で伺ったので、店主は、入った途端に、また着物を着たのねと気付いてくれた感じ。
後で、涼しそうでいいわねぇ〜と着物姿を褒めてもらって、ニコリ。
少し落ち着いてから、店主の話も聞きながら諸々おしゃべり。

*****
浴衣。 木綿・名古屋志ぼり。 白・紺色。 総絞り。
八寸帯。 紗博多織。 献上。 白地、青・水色・薄緑色。 (黒木)
単衣・夏用の五嶋紐。 青鼠色と黒のような濃い焦げ茶の縞。
絽の帯揚げ。 くすんだ青色(錆御納戸?)。 細い白線の蔓など入り。
履物は、12日と同じ桐下駄。

9日におろした浴衣を、今日は軽い印象の紗博多・献上帯を締めて着用。
やっぱり、浴衣にはこういう帯の方がしっくりくる。(笑)
浴衣に合うと思うソールが湾曲する畳表の履物にしたら、足袋が滑って脱げそうになってビックリ。
畳表でも他の下駄では経験がない滑り方..  何故? 新しい足袋の底の生地との相性が悪い?
大慌てで家に戻って、下駄に変更してホッとしながら出かけ直し。(苦笑)
スズ竹の縦長・マチ広の手提げ籠を今月いっぱいは相変わらず多用するつもり。

2016.8.14 [日] 早寝早起きなれど

このところ夕方には眠くなって夜まで起きていられず.. 真夜中か遅くも夜明け前の目覚め。
あまり早く起きると、午後には眠気に襲われて..

だもので、昨日の午後は眠気覚ましに(笑)、三越がホテルで催すセールに行って来た。
取り敢えず、珈琲。 トラジャーの豆と粉と一袋ずつに、キーコーヒー選り取り3袋セット。
交通費を使って買いに行く程に安いかどうかは兎も角、粉は切れるところだったから丁度よかった。
それに、塩分12%という昔ながらのシソ入りの梅干しと、日持ちする甘味も少し。

オープニングセールのレインコートがまだあったので、旅行用に欲しかったし、安いので購入。
が、家でタグを見たら、防水加工でなく、撥水加工(水をはじきやすい)との記載。
水滴を長く放置しておくと裏生地に浸透してしまうので払い落とすようにと書いてある。
ええっ、そんな〜 レインコートじゃないじゃない!と思ったが後の祭り。(苦笑)
そんなのをレインコートとして売らないでよ!と思うものの、買う前に読まなかったから..

送迎バスで日本橋に戻ったが、お盆休みのためか常の週末より混んでいて、子供も多い。
休憩を兼ねて早めの夕食と思っても、食事処は鰻だけでなく何処も待ち客多数。
もしやと、高島屋の地下の春帆楼のイートインコーナーを覗いてみたら、ピンポ〜ン。
先客がいらしたが、席があったのでホッとして、久しぶりに入れていただいた。
春帆楼だから当然フグ。 刺身と寿司などのセットに、夏だからと、鱧の湯引きを追加。
鱧を食べながら、ああ、夏だわね〜と食べ物で思う能天気。
食後にかき氷を食べたくて叶匠寿庵に行ったが、ここでも大分待ちそう。
諦めてB2のイタリアンレストランのソルベをテイクアウト。 前のベンチで食べてホッ。
文の助茶屋の笹包みわらび餅「祥緑」があったので、笹屋伊織の水羊羹などと一緒に購入。
魚久の時間限定販売の粕・味噌漬も購入して、重い荷物に悲鳴を上げそうになりながら帰宅。

*****
今日も早朝というか深夜から起きているものの、結局、家から出ず、何となくグタグタ。(汗)
懸案の片付けも、やりかけても直に怠くなって、眠くなって、小休止ばかり。 一向に進まない。
全く何でこんなに片づけが苦手というか、する気にならないのか..
友人宅での動きの半分もできれば直に片付くだろうと思うのに、家ではまるでダメ。
普段から片付いているお宅では、少し片付ければスッキリするのに、
我が家では、少しくらい片付けても、目に見えるほどの効果はないからかしらねぇ?  う〜ん..

2016.8.12 [金] 納涼歌舞伎・第三部

夜、今夏の納涼歌舞伎見物の最後に第三部を観に行った。
松羽目物の「土蜘」と、新作落語を元にしたという新作歌舞伎「廓噺山名屋浦里」。

「土蜘」は、能「土蜘蛛」を元にした土蜘退治の舞踊劇。
秋の芝翫襲名を控えた橋之助が、橋之助の名で出演する最後の舞台。
橋之助の智籌実は土蜘の精で、獅童の平井保昌、七之助の源頼光、扇雀の侍女胡蝶、
猿之助・勘九郎それに已之助の番卒、児太郎の巫女榊、四天王は国生・宗生・宜生・鶴松、
團子の太刀持、勘九郎次男の波野哲之の石神実は小姓四郎吾と、
第二部の舞踊同様、一家総出で橋之助の襲名前の記念?の感じ。(笑)
勘九郎次男は初お目見え?ながら、台詞もフリも一応芝居になっていて、ほお〜と思った。
一方、息子勢揃いで頑張っている風の四天王は、頑張っているけれど..
お能でもよく上演される人気曲だから、どうしても無意識に比較してしまうようで、
猿之助・勘九郎の番卒の軽妙さが楽しいが、全体としては、お能の印象には及ばない。

今月の最後は、笑福亭鶴瓶が語った新作落語を題材にしたという新作歌舞伎「廓噺山名屋浦里」。
堅物の田舎侍と吉原一の花魁との友情を描いていて、他愛無いが歌舞伎らしい見どころもある。
遊びも知らない真面目一途な武士が突然1人で廓に行って..という件に、そりゃ〜無理でしょ、
無いでしょと思うものの、歌舞伎のいろいろな場面を彷彿させ、既視感さえあるくらい。
なるほど、落語を聞いた勘九郎が、そのまま歌舞伎になると思ったのも分かると思いながら観た。
勘九郎の酒井宗十郎、七之助の花魁浦里。 廓の主人を扇雀、他の留守居役を彌十郎・亀蔵など。
廓の奉公人に鶴瓶の息子の役者・駿河太郎が出演しているのが、中村屋らしい。(笑)

*****
明石ちぢみ。 灰白色。 薄墨色の細かい縦縞に、夏蔦柄。
八寸帯。 手織り羅。 墨黒色。 (北村武資?)
単衣・夏用の五嶋紐。 薄灰紫色?に、白・薄紫・薄緑入り。
絽の帯揚げ。 薄藤色。 薄暗紅色の出目金柄入り。
桐下駄。 黒塗り台。 小千谷縮の鼻緒。

私にしては長い3ヵ月の中断の後また着物を着始めて、今日で4日連続着用。
3日坊主は嫌だと今日は少し頑張って着用したが、3日坊主にならずによかった!と自画自賛。(爆)

2016.8.11 [木] 狂言 山本会別会

昨夜も帰宅後、直ぐに眠り込んでしまい、日付が変わる前に目覚めたものの、もうひと眠り。
3時半になって、十分に寝たと気持ちよく起床。 ラジオのオリンピック中継を楽しんだ。
朝刊を見て、今日は山の日だと再認識。 今年から休日になったのよね〜と思う。
午後は、山本則直七回忌追善の山本会別会の狂言を観に行った。

番組は、「悪太郎」、「釣狐」、「瓜盗人」、素囃子「盤渉楽」が入って、「御田」。
則直の息子たちと孫が夫々シテを勤め、兄の東次郎もシテ、アド、後見と忙しく、
弟の則俊、甥の則重、則秀が、アドと後見で支え、文字通り一家全体での追善の会。
楽しみな曲のオンパレードだが、どの曲も狂言としては長く、観る方の体力も必要。(笑)
囃子方は、一噌隆之、鵜澤洋太郎、佃良勝、観世元伯。

「悪太郎」は、則直が好んで演じていたという大酒呑みの無頼漢、悪太郎がシテ。
酔って千鳥足で登場する冒頭から楽しく、そんなことで気持ちが変わるのかと、おかしくもある曲。
則直の次男の則孝がシテの悪太郎で、伯父を則孝の実際の伯父の東次郎、出家を則秀。
私は則孝に何となく無頼とは遠い真面目な印象を持っていたので、酔っ払いぶりが楽しかった。

次が大曲、極重習(ごくおもならい)という「釣狐」。
則直の孫の凛太郎が伯蔵主・狐を初演。 猟師は則直の弟・凛太郎の大叔父の則俊。
「釣狐」を披くと、もう2度とやりたくないと思うほどだそうだが、披きを観るのは初めて?の私は、
今まで観た「釣狐」とは異なり、楽しむというより見守る感じで力が入ったのか、少し疲れた。(爆)
大きな役を頑張って勤める凛太郎だけでなく、アドを勤める大叔父も常とは少し違う雰囲気?で、
祖父・東次郎と父・泰太郎の後見2人の常より硬い表情も含め、舞台全体の緊張感が凄い。
ああ、これが「釣狐」を披く!ということなのねと、皆の思いも一緒に鑑賞。

「瓜盗人」は、シテ/男(=瓜盗人)を東次郎、アド/畑主を則重。
文句なしに見応えがあり、楽しい。 狂言の楽しさを十分に味わった。

素囃子「盤渉楽」が入って、最後が「御田」。
則直の長男の泰太郎がシテ/神職で、立衆/早乙女は則孝、則重、則秀に、一門が大勢出演。
農耕性、祭儀性、祝言性といった狂言の持つ根源的要素の詰まった曲だそうで、
私は初めて観るので楽しみにしていたが、途中で何度か意識が遠のいてしまったのが残念。

早朝から起きていたし、「釣狐」を緊張気味に観て力が入ったのか肩が凝るくらい疲れたし、
狂言の会としては特段の長さだし、私のエネルギーが切れた?  体力を付けなくちゃ..と思う。

*****
夏大島紬。 黒地に近い濃淡濃紺地。 華柄。 (越後夏大島物語、白川貞夫)
八寸帯。 手織櫛織。 オフホワイト地。 短冊に、空色の波・灰白色の千鳥など。 (都)
単衣・夏用の五嶋紐。 水色。 変わり組み。
絽の帯揚げ。 浅葱色と薄空色の大きな市松。 蜻蛉柄入り。
馬来草(網代織)の天の草履。 鼻緒と巻は白皮。

2016.8.10 [水] 納涼歌舞伎・第二部

猛暑の暑さ真っ盛りの時間に、昨日に続いての納涼歌舞伎見物。 今日は第二部。
歌舞伎座に行く前に寄りたい所があったが、暑さに怯んで今日は止めて、直行。
でも昨日に続いて着物着用。 ニコリ。
第二部は、「東海道中膝栗毛」の新版と、舞踊「艶紅曙接拙 いろもみじつなぎのふつつか 紅翫」。

「東海道中膝栗毛」は、「奇想天外!お伊勢参りなのにラスベガス?!」と謳っている通り、
染五郎の弥次郎兵衛と猿之助の喜多八が、まともに働きもせず好き勝手な生活を送っていて、
うだつが上がらず困っているところに、伊勢参りすれば何でも願いが叶うと聞いての旅立ち。
途中で、スーパー歌舞伎�Uを思わせる盗賊鬚左衛門や、アラブの石油王夫妻が出てきたり、
ラスベガスに闖入したり、遊ぶだけ遊んだ印象の芝居。(笑) 
弥次喜多の珍道中ものは、いろいろあるが、それにしても確かに奇想天外。
第二部は全席売り切れらしいが、満員の客の反応はいいものの、私としては疑問も多かった。
俳優祭などでなら大いに楽しめるだろうが、歌舞伎公演としては、というより芝居としては..

もう1つ売り物の、弥次郎兵衛・喜多八の宙乗りになる仕掛けは意外性はないが、それなりに楽しく、
歌舞伎座新開場後初めてとなる2人での宙乗りで幕。  猿之助は6月から3ヵ月連続の宙乗り。
染五郎、猿之助のほか、獅童、竹三郎、高麗蔵、亀蔵などに、澤瀉屋所縁の門之助、
右近、笑也、猿弥、笑三郎、春猿などの澤瀉屋、それに若手に、金太郎、團子も出演。

舞踊「紅翫」は、橋之助を中心に、息子たち、甥たち、扇雀、已之助、彌十郎などが出演し、
朝顔売り、団扇売り、虫売り、蝶々売りなど江戸情緒と、橋之助の小間物屋紅屋勘兵衛(紅翫)の
踊り分けを楽しむ趣向で、秋の襲名を前にして、成駒屋と馴染みの役者の記念舞踊?(笑)

*****
終演後は、今日もいわて銀河プラザでミニソフトを食べ(笑)、買い物をしてから、
棗、梅などのドライフルーツ入りの大きなかき氷を食べに茶の葉に行ったが、満席。
でも、今夏も1度は食べたいと、暫く待っているうちに汗が引いて身体が冷えたせいか、
思ったより多くて、冷たくて、少し持て余し気味で、氷でお腹いっぱいになったものの、完食。(爆)

*****
宮古上布。 藍染。 七宝柄。
八寸帯。 手織櫛織。 白に近い生成り。 薄灰色などの太縞模様入り。 (都)
単衣・夏用の五嶋紐。 緑がかった藍色。 淡い緋色等入り。
竹染めの帯揚げ。 総絞り。 薄ベージュ色。 (秦泉寺由子)
籐網代の草履。 印傳セーム皮漆塗の鼻緒。

2016.8.9 [火] 3ヵ月ぶりの着物

2日連続の寝て曜日の結果、また昨夜は眠れないという悪循環。(汗)
夕べから眠れずに起きているので、どうせなら着物再開しようと気力を振り絞り(ってオーバー!)、
5月に頼んだ総絞りの浴衣の仕付け糸を取って、長襦袢に足袋で着物風に着て行った。

明日こそ、来週こそ、着物を着ようと思いながら、延々と着られないまま3ヵ月も経ってしまい、
これ以上着ないと、もう着ないままになりかねないとの危機感もあったが、漸く着物着用。
何が幸いするか分からないものだと、妙なところで感心?(笑)

が、3ヵ月着なかった間に、無意識に着られる状態から意識して着る状態に戻ってしまい、
どうも衿がピチッとしないと思っていたら、衿芯を入れ忘れていた。(涙)
しかも、初めは夏大島を着るつもりで帯を出したところで、久しぶりだから新しいのを下ろそうと、
浴衣に替えたのに、帯はそのままにしてしまい、浴衣にはもっと軽い感じの帯がよかったと反省。
それに、8月の歌舞伎は初日が遅く今日からだったのに、すっかり忘れていて、
行ってから気付いて、初日だったら、浴衣でなくちゃんとした夏着物にすればよかったと、また反省。
久しぶりなのに、木綿の着物に麻の長襦袢だと裾が絡み易くて、着難いし動き難い。
有松鳴海絞りでなく、名古屋しぼり?? 初めて聞いて何だろうと思ったのを急に思い出しながら、
やっぱり初めに思った夏大島か小紋にでもすればよかったと思う。 反省ばかりの再開。(苦笑)
でも、これで着物での外出に戻れるだろうと、1人でホッとして、自分に拍手。 パチパチ。(爆)

*****
浴衣。 木綿・名古屋志ぼり。 白・紺色。 総絞り。 (お初)
八寸帯。 博多 羅、間道・葡萄唐草文。 薄ベージュ、薄緑・薄紫・水色。 (黒木政幸「遊彩」)
夏用の編み込みの帯締め。 白に緑みの鉄紺色入り。 (渡敬)
絽の帯揚げ。 紺色。 細い白線の蔓など入り。
アタ編の台の草履。 梅茶色台。 白・黒色の格子の鼻緒。 巻は白革。
スズ竹の縦長・マチ広の手提げ籠。

8/11 なずな
待ってました!
着物復活、おめでとうございます。 パチパチパチ!!
むかし桜
なずなさん、ありがとうございます。
本当に長〜いご無沙汰でした。(笑) これからは、以前ほどではなくても、ほどほどには着たい、着るつもりです。 次回は着物でお会いできますように。

2016.8.9 [火] 納涼歌舞伎・第一部

昨日は一昨日に続きダウン状態になってしまったので、今日は気合を入れて朝から出かけた。
歌舞伎座で納涼歌舞伎の第一部を見物。 
長崎に原爆が投下されてから71年目だが、投下時刻には芝居が始まったばかりで黙祷もできず、
心の中でだけ、そっと..

第一部は、「嫗山姥 こもちやまんば」と「権三と助十」。
まず、扇雀の荻野屋八重桐で「嫗山姥」。 八重桐の「しゃべり」芸を楽しむ趣向。
ほかに、橋之助の煙草屋源七実は坂田蔵人時行、新悟の沢瀉姫、已之助の太田太郎など。
次の「権三と助十」は、獅童の権三、染五郎の助十、それに七之助の権三女房おかん、
已之助の助八、彌十郎の家主六郎兵衛、亀蔵の左官屋勘太郎、宗之助の猿廻し与助、
壱太郎の小間物屋彦三郎など。
納涼歌舞伎の「権三と助十」だと、勘九郎・八十助時代の勘三郎・三津五郎を思い出す。
帰宅後に調べたら21年前で、年月の移り変わりを思う。

*****
3部制だから終演が早く、暑さ真っ盛り。 お向かいのいわて銀河プラザのミニソフトで暑さを払う。
日本橋へ移動して、特別展「アール・ヌーヴォーの装飾磁器」@三井記念美術館を観に行った。
美術館相互のタイアップ企画で、サントリー美術館の「エミール・ガレ」の半券提示で
300円割引になるというので持って行ったが、何と、着物割引があって、やっぱり300円引き。
折角久しぶりに着物を着たのだからと、半券割引は止めて着物で割り引いてもらった。(笑)

あまり見ることのない分野だが、アール・ヌーヴォーの様々な磁器を見られて興味深かった。
が、いくら2日連続で睡眠をタップリ取ったと言っても、昨夜起きてからは寝ていないので、
一通り見終わる頃には、眠気が..  並大抵でない眠さに、もう一回りするのは諦めた。

他所に寄るのも無理だと、自重したというより、他の選択肢はなく(苦笑)、帰宅。
着替えた途端、午後4時前に寝落ちというか爆睡。 まるで乳幼児並み。(汗)
で、また夜になって目が覚めてしまった。  う.う.う.
せめてあと3〜4時間起きていられればリズムが戻ったのではないかと残念。

2016.8.7 [日] 週末

6日(土): お茶部参加。
広島に原爆が投下されてから71年目。  お茶部に参加させていただいた。
前回よりは早く、全体像の分かる時間から参加して、お茶部を満喫したいと思っていたのに、
前回より更に遅い時間からの参加になってしまい、ご迷惑をおかけしてしまってスミマセン。
特に、かず部長、今回も会場を提供してくださったKURAさんには、余分なお手数をお掛けし、
お気遣いいただいて、本当に申し訳なかったと思いながらも、
今回も楽しい(おもしろい!)時間を過ごさせていただいた。
美味しく、楽しく、何より面白い.. 何とも不思議な時間。(笑)  ありがとうございました。

お茶部終了後、急がない人はお近くの店でご一緒にまた美味しい夕食。
節気毎に料理が変わるそうで、今回はどんな料理をいただけるか楽しみに伺い、美味しく頂戴した。
その後、またKURAさん宅で、よっちゃんが豆を挽き淹れてくださった珈琲に、
KURAさんお手製のお菓子をいただいて、暫しマッタリ。 ごちそうさまでした。
帰りは同じ方向の方々とお話ししながら途中までご一緒して、帰宅後はそのままバタン・グー。

*****
7日(日): 寝て曜日
昨日のお茶部のお陰か、今朝は早くから気持ちよい目覚め。
昨日と入れ替わったらよかったのにと思いながら、昨日があるから今日があるのだろうと思う。
シャワーを浴びて、昨日開花した朝顔の萎んだ花殻を取り、今朝の開花数を数えて..

もっと暑くなる前にと近くに買い物に出かけたが、途中の遊歩道で上からの水にビックリ。
日傘のお陰であまり濡れずに済んだが、それでも袖と膝辺りに少し水が掛かった。
蝉の鳴き声が煩くて?遊歩道の横のマンションのベランダから水を撒いたのか? 
キレイな水なのか汚れた水なのか、どんな水か分からず、気持ちが悪い。
それにしても、理由は兎も角、どんな水でも、人が歩く道に上から水とは非常識だと呆れた。

日射しが強く、暑さにめげて、最初のスーパーで最小限の買い物をして、早々に家に戻った。
早起きの反動なのか、昼前から眠くて仕方がない。(苦笑)
少し昼寝した方がよさそうだと横になったら、そのまま何時間寝たのか、気付いたらもう夕方。
更に2度寝して起きたのは夜。 漸く疲れは取れたものの.. 寝ているうちに1日が過ぎた感じ。
マズイわねぇ〜と思う。 多分、体力がなくなってきているということだろうと思うけれど..
今後の対策は..あるのかしら?

2016.8.7 [日] バタバタの金曜日

5日(金)は寝不足のまま、朝から1日中バタバタしてしまった。
朝、来月の文楽公演のチケ取りで思わぬ手間取り。
第1部の席を確保したところで、容量を超えたアクセスのためか反応がおかしくなり、大慌て。
追加購入しようとした第2部は途中で一端諦め、確保した第1部のチケットの購入手続きのみ終了。
再度やり直して第2部のチケットもどうにか確保。 ふうっ..
国立劇場・国立能楽堂などを管轄する日本芸術文化振興会のチケット購入では、
不具合が頻度高く起こる。 どうにか有効な対策を切に要望したい。

*****
夕方までに銀座に行く予定があるので、その前に、てんぷらランチ@みかわ是山居。
なかなか電話が繋がらず、漸く話せたら、早い時間帯なら入れるとのこと。
それからでは開店時間に間に合うはずがない。 いくら急いでも15分くらいは遅れると思うものの、
このところ昼も夜も満席ばかりで入れなかったので、行くことにして猛ダッシュ。(笑)

真夏の暑い日差しの中、店に着いた時には当然ながら他の相席の方は既にお食事中。
私はいつものように、ランチに季節種の稚鮎を追加してもらい、皆さんに遅れて食事スタート。
揚げてくれれば、時間を置かず、さくっと食べてしまうから、直に皆に追いついた。
大体、私の食べる速度が分かっているから入れてくれたのだろうし..
夏限定の緑色の天つゆでいただくと、いつもと気分が変わって、楽しい。 今夏初の夏の天つゆ。
揚げ場に近いいつもの席で、店主と時折話しながら、美味しくいただいた。
ただ、烏賊が、お任せコースの方は小烏賊(=墨烏賊)だったが、私を含めランチは煽り烏賊。
煽り烏賊も美味しいが、此処でいつもいただいていて、墨烏賊は夏限定だから、
次は是非とも墨烏賊を食べたい。(爆)
間の野菜は、茗荷。 選択の野菜2種は、いつものアスパラと夏に1度食べるしし唐。

*****
所蔵品倉庫として近くに確保した所を、若い陶芸作家たちのために小さな展示室に設えたそうで、
そこで店主所蔵の伊東若冲展をしているとの案内。
場所は分かるだろうと思ったが、何かの案内用?の印刷物の地図部分を切り取ってくれた上に、
店から行くのに便利な道順を聞いたので、スンナリと行かれた。
店の3階でも展示したことがあって観ているが、当然ながら此処での展示数はもっと多く、
10数点もあって、個人の収集としては随分多いと思いながら、楽しく拝見。
留守番を兼ねて受付にいらした元番頭さんと暫く話してから、銀座へ。

*****
開講に間に合いそうだと、能楽金春祭りの能楽講座(無料)にお寄りした。
本田光洋氏の講演「植物と装束」を拝聴。
昨年は一度も伺えず、今年も初日のご宗家の講演をお聞きしたいと思いながらパス。
7日の路上奉納能は、開演2時間前から配布する整理券をもらうために並ぶ気力はない。
今年の路上能は日曜に当たったから、何時から並べば整理券をもらえるのか..
猛暑の中、路上で立って長時間待つなんて、思うだけで疲れてしまう。(笑)
今年は、先日の「春日若宮おん祭」公演@国立劇場で、観易い席から拝見したし、
路上能は初めから念頭にないが、講座に一度でも行かれてよかったと思う。 

*****
翌日のために予約しておいた最中を受け取りに空也に寄ったが、
この日は予約なしでも自家用の10個入りなら買えたみたい。
その後、茶の葉@松屋でゆったり小休憩。
菓子付きでお煎茶をいただいたが、その前に小さなかき氷。 梅味を選びスッキリ。

それから、モートン病の左足のため、ミュール靴を探して靴売り場回り。
漸く日本橋で、ちょっと違うと思いながらも、暫くの繋ぎになりそうな靴を一足購入。
何だかすっかり疲れたわねぇ〜と思いながら、夏向きの菓子を購入して、帰宅。

2016.8.4 [木] 能・狂言

夜は、「働く貴方に贈る夜7時からの能・狂言」という企画公演を国立能楽堂に観に行った。
殆ど眠れないまま朝から動いていたら、案の定、午後になって暫くしたら眩暈がしてダウン。
少し昼寝するつもりが、目覚めたら3〜4時間も経っていて、大慌て。
いつもの定例公演は6時半開演だが、今日は仕事帰りの人が来られるようにと開演が遅い。
お陰で、まだ十分に間に合うとホッとしながら、大急ぎで出かけた。

今月の国立能楽堂の主催公演は、夏8月の恒例で、夏休み親子で楽しむ能の会、同じく狂言の会、
働く人も行き易い開演時間が遅いこの会があって、一般的な公演は「素の魅力」1回だけ。
で、1回だけでは寂しいと、この回もチケットを取っていた。
番組は、狂言・和泉流「仏師」、装束付け実演解説、能・観世流「通小町」。

狂言「仏師」は、シテ/すっぱ:小笠原匡、アド/田舎者:炭哲夫。
狂言にはすっぱが田舎者を騙す話がいろいろあるが、この「仏師」は「六地蔵」同様に、
田舎者を騙そうとしたものの、田舎者の言葉に対応しようと大慌てで苦労する様子が楽しく、
その末に正体がバレてしまうのが、小気味よくもある。(笑)
アドの炭さんに見覚えがない。 金沢市在住だそうで、初めて拝見したのかもしれない。

装束付け実演解説は、次のお能で地謡を勤める若手(中堅?)による解説付き実演。
初めて能・狂言を見ると云う方もチラホラいらしたから、興味喚起によいと思うが、
私は今までにも何度か装束付けを見ているので、解説の仕方・見せ方に関心を持って見た。

能「通小町」は、成仏を願う小町への百夜通いを果たせず99夜で絶命した深草少将の執心。
今日は、小町が中入りし、装束が中年から若い女に変わる版。
シテ/深草少将:山階彌右衛門、ツレ/小野小町:観世芳伸、ワキ/僧:江崎欽次朗、
地頭:岡久広、後見頭:関根知孝など。
囃子方は、成田寛人、古賀裕己、河村大。
ご兄弟のシテ・ツレは、いつもながら兄君のご宗家同様の端正さを感じ、うれしい。
ワキの江崎さんは、初めてだったが姫路市在住とか。
お若いが、通るいい声と聴き易い謡で、また聴きたいと思う。

2016.8.4 [木] 朝顔だより

急に朝顔の開花数が増えて、連続3日も50輪以上咲いて、数えるのが大変になってきた。
ちゃんと数えたつもりが、萎んだ花殻を取ると、数が合わない日が増えてきた。 多過ぎる。
何処に隠れていたやら..(笑)
私が見落としてしまっても咲いた花はいいけれど、ネットの向こうの葦簀に引っ掛かって、
蕾のまま開けずに萎んでしまった花殻を見つけると、可愛そうなことをしたと思う。
気を付けて見ているつもりだが、それでも見落としがあるらしい。 もっと気を付けてやらねば..

咲く花が増えても、今までは殆どが紫色(青色?)で、この頃になって空色が少し増えたが、
それでもせいぜい2〜3割。 この濃淡2色だけだと変化に乏しく単調。
昨日は60輪も咲いたのに2色だけだったから、今年は他の色はないのかと寂しい気がしていた。
去年は、数は多くなくても桃色が長く何日も咲いたし、赤色も咲いたのにと思っていたが、
今朝、ついに赤色の朝顔が3輪も咲いて、心の中でヤッターとニンマリ。(爆)
左の方に2輪、右に1輪だけだが、彩りに変化が出て、うれしい。 私って単純だわね〜と思う。

2016.8.2 [火] PC音痴

残念ながら自他共に認める音痴だが、機械にも弱く、当然?PCもダメ。
自動更新?の後、スタートアップ表示が変わってしまい、メールが見つからない。
息子の終業時間を待ちわびてSOSしたら、たちどころに解決。
ホッとしながら、自分の知らなさ過ぎを痛感。

2016.8.1 [月] 地元の花火大会

珈琲を淹れていたら音がするので、淹れたばかりの珈琲と団扇をもって、大急ぎで花火見物。
最上階のエレベーター横のエプロン?には、既に先客ありで、その後もいらっしゃる方があり、
時折は話をしながら、1時間弱の花火見物を楽しんだ。
今年は、風が強くなかったので花火の上がる位置が高かったのか、前方の建物の陰にもならず、
適度な風があったお陰で花火の煙に遮られることもなく、高く上がる花火の全形を楽しめた。
スターマインは見られないけれど、往き帰りの混雑を考えれば文句なしの見物場所だと思う。
立ち見になるものの、時間が短いので左程苦にならないし..
でも1度くらいは近くまで行ってスターマインも見てみたいと思うけれど、さあ、いつになるか?

終了後のエレベーターホールでは、大勢の方がいらっしゃるのにビックリ。
廊下などから見ていらしたらしい。 今年もいい花火見物ができたと皆でニコニコ。

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