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2016.9.30 [金] ラグビー初観戦

夏の終わりの9月末日、誘われて、夜はラグビー観戦に秩父宮ラグビー場に出かけた。
息子夫婦は2人とも仕事が終わってから来るので、私は1日ノンビリしていたのだからと、
少し早めに家を出て乗換駅で途中下車して、デパ地下でお弁当とおやつを調達。
飲み物は現地調達というか、駅を出てからコンビニで買ったが、レジに並ぶ人の列にビックリ。
きっと、この人たちもラグビーを観に行くのよね〜と、ラグビー場に行く前から観戦気分。(笑)

空も見える広々とした緑の芝のグラウンドでの両チームの動きを見ていると、気持ちも広々。(爆)
息子のグループ会社は、前半は力の差が如実で圧倒されっぱなしだったものの、
後半はそれなりに頑張って、トライ・ゴールもあって、まあまあの試合になった。
勝てないだろうと思っていたから、勝ち負けでなく試合を楽しめたのがよかった気もする。

息子たちは3度目の観戦というか応援だそうだが、今までで一番混んでいたとのこと。
私は学生の頃に何度かTVで見たことがあるくらいで、ラグビー場に行くのは初めて。
ルールも殆ど知らないが、初のラグビー観戦を楽しんで、帰宅。 誘ってくれてありがとう。

10/3 陶子
息子さんご夫婦とラグビー観戦、素敵ですねー。個人的に憧れでもあります!(笑)
ラグビー場は広いのでテレビの方がプレイはよく観られますが、やはり生の迫力は違います。
ルールの勉強(?)はテレビ中継の副音声が良いですよー。
10/4 むかし桜
ありがとうございます。 もう少し先になるでしょうが、陶子さんも、いつかきっと。
ルールは、TVなし生活が長いので勉強の機会がなく、トライとゴールの他はノックオンくらいしか知りませんでしたが、今回少しだけ追加できました。(笑)

2016.9.29 [木] 瑞巌寺展 と 三越落語会

夜は恒例の2ヵ月に1度の落語会で、今回はトリが小三治さんなので久しぶりに出かけた。
小三治さんの落語を聞く機会はあまりないが、この会では3年連続で聴けて、うれしい。

落語の前にお隣感覚で、「松島瑞巌寺と伊達政宗」展@三井記念美術館に寄った。
目的は、五大堂の秘仏五大明王像。
33年に1度だけのご開帳だそうだが、東日本大震災復興祈念ということで、特別公開されている。
10年位前に御開帳され、次の機会に拝見することは叶わないから、私にとって生涯1度の機会。
見事な本堂彫刻欄間の花鳥図などもじっくり拝見。

*****
軽く食事を済ませてから、三越劇場での落語会に行った。
此処の落語会は、色物なしで落語だけ。 それも、所属を超えた5人の噺家による落語会。
落語協会、落語芸術協会だけでなく、圓楽党、立川流の噺家も一緒に出演するのが楽しい。

柳家はん治「鯛」、立川談四楼「三年目」、三遊亭圓橘「庖丁」で、仲入り。
そして、瀧川鯉昇「蒟蒻問答」、トリの柳家小三治「出来心」。
「庖丁」だけは、以前にも聞いたことがあるような無いような感じだが、あとはよく知っている噺。
同じ噺を楽しめるのが、歌舞伎・文楽・能狂言・オペラ・バレエなどと同じく、分野を超えた共通点。

小三治は、いつも通りのボソボソとした口調のまくらで、話があっちに行ったり、忘れたかと思うと、
また戻ったり.. 忘れたと言うのも含め、それを承知の客が楽しめるのも、芸の力?
ただ終演後、歩いている後ろから、面白いけれど、いつもああだと飽きても来るよな〜との
話声が聞こえてきて、頷くところもあった。
噺に惹き込まれて大いに楽しめる時もあれば、何となくスッキリしない時もあって.. 難しい。

*****
木綿。 保多織。 白・灰色。 縞?
八寸帯。 黒地。 白・臙脂などの花・葉・唐草文様。 (弥栄)
薄い灰色に白色の入った帯締め。
灰紫・薄灰紫・灰赤紫・白色の帯揚げ。
ラバーソール台の草履。 黒色の天・青色の鼻緒。 (菱屋カレンブロッソ・カフェ草履)

出掛ける頃に、蒸し暑さにウンザリして、急に思い出して薄手の保多織の着物にした。
落語だから、いいだろうと思ったが、薄い色だから目立ったかも..
着そびれていて、多分5年ぶりくらい。 久しぶりに着られて、よかった。

仲入り後、暫くしたら、汗がジワッと出て来て、ビックリ。
仲入り休憩が25分もあったので時間つぶしに、そばの雪月花でクリームぜんざいをいただいた際、
温かいお茶を飲んだせいかしらと最初は思っていたが、一向に収まらず、更にジワジワっと..、
で、ハッと気づいた。
休憩後、直にデパートの閉店時間になったから、冷房を切ったか何かしたのだろうと思う。
そう言えば、以前にも同様のことがあったような気がしてきた。
年に1度や2度では中々覚えていられないけれど、暑い時期の夜の公演の際は要注意。

2016.9.28 [水] 朝顔1輪

そろそろ終わりの朝顔が、それでも今週も1輪、2輪と咲くので、葦簀の片付けは先送り。
今朝も、赤い花が1輪。 今夏は赤い花が少なかったのに、ここにきて多いのが、ちょっと楽しい。

*****
昨晩遅く(というよりもう今日)に、何と、ゴキ発見。 一瞬まさかと思ったが、正にゴキ。
真夜中という時間にも拘らず、階下のお宅へのご迷惑も無視して、ドタンバタンと、必死に退治。

どうもベランダにある排水管を通って来るらしく、年に1匹くらいは見つけて慌てて退治するが、
家の中にまで入って来たのは久しぶりのような気がする。
できるだけ開けっ放しにしないように気を付けてはいるのだけれど、更なる注意が必要らしい。
洗濯ものを干す時・取り込む時、植木鉢・プランターに水遣りする時など、特に要注意。
それに、ガラス戸を締めていれば入られることはないだろうが、網戸にしていることが多いので、
ガラス戸より密閉性が弱く、どうも僅かな隙間があるようで、小さな虫だと入れるのかもしれない。

見つけたら必死に退治するのだから、見える所になぞ来ないでよね〜

2016.9.25 [日] 国立名人会

今月の国立名人会は第400回記念で、国立劇場開場50周年記念でもあるためか、
常の名人会と比べても豪華な出演者。 楽しみにしていて、昼からいそいそと聞きに出かけた。

名人会は予めネタ出しで、春風亭一之輔・落語「鈴ヶ森」、青空球児・好児の漫才があって、
仲トリの一龍斎貞水の講談は赤穂義士伝より「二度目の清書」。
仲入り後は、柳亭市馬・落語「三十石」、奇術・アサダ二世、トリの三遊亭金馬・落語「品川心中」。

市馬が噺の中で船頭歌を得意の喉で聞かせてくれて、噺も楽しく聴けたが、
貞水さんは音響・照明を使う怪談の公演では聞き難いと思ったことはないのに、
今日は席が少し後めだったせいか、お声が聞き取り難く残念だった(私の耳が遠くなった?)し、
勉強熱心だという一之輔は、噺に合わせた工夫なのか、以前聞いた「初天神」とは違う趣きで、
小三治風?にぼそぼそ語る(笑)のにイマイチ感があって..
期待して行ったのに期待が高すぎたか、全体に満足感がなく、拍子抜けというかガッカリというか..

*****
終演後は、先日寄れなかった日本伝統工芸展@三越を観に行って、染織中心に観て回った。
ご案内状をいただいた松山好成氏の帯締めもしっかり拝見。
陶芸も少し見たが、全部をじっくり見るには体力不足で..

*****
単衣。 生紬。 灰みの深緑色。 無地。 (しょうざん)
八寸帯。 紹巴織。 灰紫色地。 獅子狩文。 (志まや)
伊賀組紐。 黄緑色、片側に緑・茶色入り。 (松山好成)
縮緬の帯揚げ。 渋い草色。 細かい市松風?の菱形の織。
ラバーソール台の草履。 濃深緑色の皮の天・鼻緒。 (菱屋カレンブロッソ・カフェ草履)

演芸場で、パーフェクトなコーデだとわざわざ言いに来てくださった方(存じ上げない方)がいて、
過分なお褒めにビックリして恐縮したが、伝統工芸展でもお褒めいただいて、
特別お褒めいただくような着物ではないが、秋の風情がお目に留まったのかと、うれしかった。

2016.9.24 [土] 日本の太鼓

国立劇場開場50周年記念の「日本の太鼓」という2日間の特別企画公演があったので、
雨の午後、1日目を聞きに行って来た。
今日は「鶴の寿」、「八丈太鼓」、「尾張新次郎太鼓」、「石見神楽 大蛇」、「千年の寡黙」、「七星」。

幕開きは新作委嘱作品で、邦楽囃子方の藤舎呂英作調の50周年を寿ぐ「鶴の寿」。
藤舎呂英連中による初演で、太鼓中心だが、笛、小鼓も入っての演奏。
歌舞伎、日本舞踊、邦楽演奏などで聴く囃子方の演奏とは印象が違い、特に太鼓の迫力は見事。
何張もの太鼓の音・リズムが、お腹に頭に直撃。 ドーンと響いてきて、改めて感嘆した。
終盤、とうとうたらり・・と翁の謡の詞章の唄がはいるのが、祝いの曲らしい。

そして、民族芸能の太鼓演奏が3曲。 1つの太鼓の両面を2人で打つ両面打ちの「八丈太鼓」、
神楽笛に合わせての曲太鼓・神楽屋形太鼓と多人数での演奏の「尾張新次郎太鼓」、
「石見神楽」の今回の演目はヤマタノオロチ伝説を主題にした「大蛇 おろち」で、
須佐之男命と大蛇の戦いの神楽。 それぞれ異なるのが楽しい。

林英哲作曲の太鼓演奏は、独演「千年の寡黙」と、英哲と弟子たちによる大太鼓連打「七星」。
冒頭の邦楽囃子方の太鼓とは大きさの全く違う大太鼓のドーーンと響く圧倒的な迫力の音色。

日本の太鼓のさまざまな音色、音色の違いを楽しく聴いた。
中間の民族芸能が異なるけれど、冒頭と休憩後は2日とも同じなので、私は1日だけの鑑賞。

*****
終演後に可否道に寄ろうと歩いていたら、後ろから声がかかってビックリ。
このところ能楽堂でお会いしないと思っていた常連さんで、連れ合って可否道に行って、
珈琲を飲みながら暫くおしゃべり。 彼女は公演前にも寄って、今日2度目だそう。
今日の公演の話、能楽の話、それに私の旅の話など、時間が経つのも忘れたかのように長話。
私は久しぶりに海苔チーズトーストもいただいたが、家で作るより美味しい。
やっぱりプロよね〜と思う。 このトーストに合うパンを拘って探して、買っているようだし..

*****
単衣。 上代お召し。 灰色地に黄土色の経縞。 花織? (木村竜之「花楼漫」)
手織爪掻綴帯。 草木染?  枯緑濃淡霞ぼかし。 (小合友之助) 
伊賀組紐。 焦げ茶色 薄茶色・薄黄色入り。 (松山好成)
縮緬の帯揚げ。 灰鼠色。

2016.9.22 [木] 女性能楽師による

女性がシテと地謡を努める企画公演があり、雨の中、昼から出かけて来た。
番組は、仕舞3曲にお能1曲で、今回は観世流と宝生流の担当らしく、
観世流「笠之段」・宝生流「玉之段」・観世流「歌占 クセ」の仕舞3曲に、能・宝生流「草紙洗」。

仕舞の、「笠之段」は能「芦刈」、「玉之段」は能「海人」、「歌占」は能「歌占」それぞれの一場面で、
「笠之段」と「玉之段」は50代初め、「歌占」と能「草紙洗」は60代後半のシテ。
60代後半のシテお二方は私でもお名前を聞いたことのある方々で、
特に「歌占」(シテ:鵜澤久)は、いいわねぇ〜と思いながら拝見したのに、
お能は私の体調不良で時折意識が遠くなってしまって.. 残念だった。

*****
終演後は、日本伝統工芸展を観たくて東京駅に行ったものの、体調イマイチで三越までが遠い。
昨日から始まったばかりで会期はほぼ2週間あるから、無理をするのは止めて、次回回しにした。

高島屋まで歩き、特別食堂に入って、帝国ホテルのアフタヌーンティー・セットで、早めの夕食。
三越のハロッズやフォートナムメイソンでは何度か食べているが、此処では初めて。
4時頃でも、入ろうと思った店がまだ混んでいて、待つ気力がなく、スンナリ入れた特別食堂にした。
今日は食べたい料理があるわけでもなく、メニューを眺めているうちに見つけて、選んだのだが、
スコーン、サンドイッチ、デザート(ケーキ・フルーツなど)に、紅茶(アールグレイ)にして、
久しぶりに温かいアールグレイを飲んだのが楽しく、量も、重くもなく軽くもなく丁度良かった。 
サンデーも食べたかったが、お腹一杯になったし、ケーキ・デザート付きだったし、これも次回回し。

*****
単衣。 泥大島紬。 茶黒地。 様々な柄の段取り。 (田畑)
組帯。 薄灰緑色。 (ひなや)
伊賀組紐。 白に近い極薄桃色、片側に薄緑色。 (松山好成)
薄地の縮緬の帯揚げ。 草木染(臭木)。 極薄緑色。 (Kinami)
春〜秋用の雨コート。 青色系。 着物衿。
やまぶどう籠。 

雨なので、予定した絽縮緬の着物は止めて、泥大島紬に変更。
大島紬地の訪問着にしようとして、昨日やまぶどう籠に中身を入れ替えたばかりなのに、
また入れ替えるのが面倒で、紬でも訪問着にはマズいでしょと思って着物をまた変更。(苦笑)
能楽堂の最寄り駅を出たら雨足が強くて、着いた時には着物の上前の裾も濡れていてガックリ。
タオルのハンカチに雨を吸わせながら、当初予定の絽縮緬の着物はガード加工してあるのだから、
予定通りにした方がよかったのかしらと思った。
流石に大島紬らしく、幸いシミにならず縮みもせずに済んだようでホッとしたけれど..
帯は、組帯でも少し透け感があって、特にお太鼓・前帯の組みは晩春と初秋向きと思っているもの。

2016.9.21 [水] 美味しい和食で気分転換

午後PCを開いたら、応募していた熊本のふっこう割宿泊券の落選通知が届いていた。(涙)
抽選でも、まさか買えないとは思っていなかったので、ビックリして、ちょっとガッカリ。
で、気分転換に美味しいものを食べに行くことにして(笑)、志づ香@門仲に入れていただいた。

旅行中は毎日1万歩以上は歩いていたようなのに、帰って来てからは殆ど歩かず(動かず)、
多分3日間合わせて2千歩か3千歩くらい?
これはマズイと、往きは歩いて行くことにして、2駅歩いたら涼しくても汗ばんだ。

いつも通りお任せで一通り。
鶏肉がダメなのでトリ味噌を載せたカボチャは食べられず、私は最初が、湯葉のおひたし。
お造りは、シマアジ、ヒラメ、メジマグロのヅケ。 次は定番の穴子の白焼き。
そして、いくらを載せた鮭のきのこあんかけ。  烏賊のおかき揚げ。
帆立は、クルミ味噌焼きの方にしてもらった。 締めの稲庭うどんは、ごま味を選択。
お酒は、秋田のなまはげを1合だけ。

すっかりお腹いっぱいになり、ズボンのウエストがパンパンで苦しい。
このところ体重増が顕著だと気になっていたが、ひどすぎるとビックリ、ガックリ。
どうにか少し痩せなくちゃ..と思うものの、いったん増えた体重を戻すのは大変で..
体重はともかく、お腹周りばかりが太くなるのが困りもの。

後からお隣の席にいらしたのは、日本人ご夫婦?と外国の方お2人。
この店で外国人に会ったのは多分初めて。
僕のオケ..という話声が聞こえて来て、日本人男性は指揮者?なのかもと思っていたら、
店のご亭主に、女性は有名なソプラノ歌手だと話しているのが聞こえて来た。
何となく見覚えのある気がしていたから納得。 でも、お名前は言わなかったし..、誰かしら?。

お腹一杯で少し苦しかったし、店を出たら霧雨が少し降っていたので、帰りはメトロに乗った。
改札を入ったら、高齢?女性がキャリーバッグを重そうに持って、そろそろと階段を下りている。
小さなバッグなのにと心配になって、持って差し上げたら、直ぐに若い男性が来て、
代わりに持ってくれた。 ありがたく替ってもらって、若い人も捨てたもんじゃないと思う。

2016.9.20 [火] 道東旅行

15日〜18日に、学生時代の運動部の元チームメートと先輩たちと、道東旅行を楽しんできた。
往復とも女満別空港を利用して、道内は10人乗りのレンタカーで移動。
私の学年が5人で、1年上と1年下のチームメートに、先輩2人の、5学年に亘る9人の女性陣と、
昨年に続き今回も運転担当で参加してくださった少し年長の男性とで、総勢10人の大人数。
昨年の高知旅行の参加者が今回も全員参加し、今回の旅程を作ってくれた先輩が初参加。

参加女性陣では一番年長の現役の弁護士で、私は初対面だった元代議士が案を作ってくれて、
年イチ旅行を始めた1人で、先輩と同じ札幌在住の私の1年上の元チームメートが、
私たちとの間で調整してくれた旅程は、流石に地元!と思う案。

15日: 空港 → (メルヘンの丘めまんべつ) → 小清水原生花園 → (涛沸湖) →
     (斜里・ウトロ) → 知床五湖めぐり → ウトロ・知床第一ホテル泊
16日: → (知床観光船) → (知床峠) → 羅臼漁港 → (標津町) → 野付半島散策
     → 養老牛温泉・湯宿だいいち泊
17日: → 裏摩周湖 → 神子池 → 硫黄山 → 川湯・大鵬相撲記念館 → 屈斜路湖
     → 和琴半島散策 → アイヌの鎮魂祭見学 → 弟子屈町屈斜路コタン・丸木舟泊
18日: → 屈斜路湖畔散策 → カヌーで釧路川源流川下り → 摩周湖第三展望台 →
     美幌峠 → 空港

知床五湖めぐりは、五湖の受付終了直後の到着で、二湖と一湖だけの二湖巡りになってしまい、
観光船は、波が荒くて、ほんの入り口を見ただけで終わり(欠航扱いらしく全額返金してくれた)、
靄で知床峠から国後島も見えず、楽しみにしていた知床は、残念で心残りだったけれど、
野付半島のトドワラも見られたし、神子池のヒスイ色の水に感嘆したし、
屈斜路湖は水位が高く、和琴半島は少ししか回れなかったが、
その代わり、釧路川源流川下りは素晴らしく、水没していた通常は陸の上も通れて、圧巻。
裏摩周湖は霧で見られなかったが、最終日に第三展望台から摩周湖の展望を楽しめたし..
予定になかった大鵬相撲記念館に寄ったりもして、活躍当時を思い出したり..

知床で見られるだろうと期待していたヒグマは、観光船が直ぐに終了したため見られなかったが、
牛はあちらこちらで放牧されているのが見られたし、馬、タンチョウヅル、キタキツネ、エゾシカ、
シマフクロウなど、動物もいろいろ見られて、北海道!だと、皆ニコニコ大喜び。

台風の余波もあり、天気も殆どの日が曇りだったり小雨だったりで、残念なところもあったが、
北海道でも知る人ぞ知るという秘湯の養老牛温泉の露天風呂も楽しめたし、
雨で少ししか見られなかったが、観光客相手ではないアイヌの歌・踊りも見られたし、
最終日の屈斜路湖からの釧路川源流川下りが圧巻で、終わり良ければ総て良し! で、
北海道在住2人の案内・フォローで道東を満喫した楽しい旅行になった。

今回初参加の先輩が、皆の元気なお喋りに圧倒されたと言いながら、其々に個性豊かで、スカっと
していて、同窓の女たちの居心地の良さを満喫したそうで、また来年も参加したいと言っているし、
他にも、学長の任期が来年終了するので、退職したら参加したいと言っている先輩もいるし、
これ以上の大人数になったら、旅の仕方も変えなくてはならなそうだが、 いずれにしても、
賑やかな年イチ旅行をこれからも続けられるとうれしいと思っている。

2016.9.12 [月] 熊谷陣屋

目覚めたら、背中がバリバリに張っていて板みたいで、腰も重くガチガチ。
暫くは起き出さず様子見。(笑) ゆっくり寝床に居たが、そういつまでも寝ているのもと起き出して、
掃除機をかけたり、ベランダの鉢に水遣りなどをしていたが、一向によくならない。
このままで文楽を観に行ったら身体が持たなそうだと、風呂を追い焚きして朝風呂。(昼風呂?)
随分と楽になったから、冷えたのかしらねぇ?

*****
午後3時過ぎに出かけて、文楽の第二部を鑑賞。
幕開きは、国立劇場開場50周年を祝した「寿式三番叟」。
能舞台と比べ、舞台に太夫と三味線が9人ずつ2段にずらりと並んでいるのが圧巻だった。(笑)

続いて、「一谷ふたば軍記」の三段目で、「弥陀六内」「脇ヶ浜宝引」「熊谷桜」「熊谷陣屋」。
「宝引」は、所謂“チャリ場”で、可笑しみ溢れる登場人物のやり取りを聴かせる・見せる段。
咲大夫は今の話題を取り込んで面白く語ったが、依然として体調不良そうなのが残念で、心配。
三味線は燕三。 最近、燕三も疲れているのかと心配しているが..
「陣屋」は、呂勢太夫・清治 → 英太夫・團七。
文楽三味線は同じ弾き出しだが、清治の三味線の音色に、床の方にもう一度向き直して拝聴。
呂勢の語りが期待以上によかった。 清治の助けも大きいのでしょうね〜と思う。
人形は、熊谷を勘十郎、相模を清十郎、藤の局を勘彌、弥陀六を玉也、など。
歌舞伎に比べ、藤の局の存在感が薄くて、熊谷と相模の夫婦の関係も少し違う印象。

これからの文楽を背負って行くことを期待されている1人の、勘十郎の熊谷が期待に応える出来。
私が文楽を観始めた20余年前の蓑太郎時代は、主遣いを任され始めた頃だったと思うが、
勘十郎を襲名してから任される役も大きくなって、成長も著しく、一層の精進を願う。

2日掛りでも、こうして「一谷ふたば軍記」を通して観ると、改めて「熊谷陣屋」の素晴らしさが分かり、
単独上演されることが多いのに納得。
「宝引」の語りで、「陣屋」で意味が判然としなかった言葉の繋がりが分かったのも収穫。(笑)

*****
単衣。 花織・丹後。 草木染(ラベンダー染)。 灰紅紫色系の無地。
名古屋帯。 夏紬。 藍色。 蔓草柄。
単衣・夏用の京組紐。 薄い梅鼠色。 (渡敬)
変わり紗?の帯揚げ。 草木染(梅染め)。 灰紫?の濃淡、蜻蛉柄織り込み。 (堤木象)

2016.9.10 [土] 伊文字・玉鬘

薪能に行ったので、今週3度目の能楽鑑賞。 昼から国立能楽堂に普及公演を観に行った。
狂言・大蔵流「伊文字 いもじ」と、能・観世流「玉鬘 たまかずら」。
能も狂言も、どちらも曲名はよく知っているのに、観るのは初めて(だと思う)。

解説・能楽あんないは、「『玉鬘』の狂相と悟り」で、お話というより講義を聞いた気分。(笑)
分かり易い説明だったが、ここでの解説としては、どうなのかしら?

狂言・大蔵流「伊文字」は、これぞ狂言の楽しさ!と思いながら観た。
狂言には珍しく、前シテが女、後シテが通りの者(男)。
シテ:茂山逸平、アド/主:茂、アド/太郎冠者:千五郎。
これから千作を襲名なさる千五郎さんの、千五郎さんとしての見納め。

能「玉鬘」は、源氏物語の玉鬘の話。
空調の風が首筋に当たり、身体が冷えて来て、ショールを持ってこなかったことを後悔していたが、
段々に集中できなくなって..  こういう曲を楽しめるのは、まだ先のことらしいと思う。
楽しめる日が来るといいけれど..

*****
終演後は、東京駅に出て、日本橋の高島屋・特別食堂で大和屋三玄の会席料理をいただいた。
先日、鰻を食べに行った時に、お隣の卓の方が土瓶蒸しを食べていらしたのに気付いてから、
我ながらまるで子供ね〜と思うけれど、食べた〜いと思っていて、食べに寄った。(笑)
美味しくいただいたが、汗かきの私らしく、食べているうちに汗グッショリ。
着物を着ている時の食事は要注意なのに、食い気には勝てなくて..(赤面)

*****
単衣。 小紋。 京友禅。 灰白・消炭色。 葡萄文。
八寸帯。 手織櫛織。 オフホワイト。 有栖川文。 (都)
単衣・夏用の五嶋紐。 薄桃色に、薄緑色・薄水色・白入り。
絽の帯揚げ。 薄黄色・白・薄桃色の染め分け。 露芝文など入り。 (お初)

2016.9.9 [金] 重陽の節句に文楽

国立劇場開場50周年だそうで、これから3月まで記念公演が目白押し。
今月の文楽公演は、通し狂言「一谷ふたば軍記」で、第一部・第二部で通し上演。
それに、第二部では国立劇場五十周年の「寿式三番叟」を演る。
初段「堀川御所」「敦盛出陣」、二段目「林住家」、三段目「弥陀六内」は、あまり上演されず、
東京・国立劇場での上演は41年ぶりだとか。
とは言え、個人的には、歌舞伎で観たことがあったり、素浄瑠璃で聴いたことがあったりして、
全く初めてと思われるのは多分「弥陀六内」「脇ヶ浜宝引」くらいだろうが、
観た・聴いたと言っても、短縮版だったりもしているから、今回の通し上演を楽しみにしていた。

通し上演でも、通して観るのは体力的にキツイので2日間に分けて、今日は第一部のみ。
初段と二段目で、初段「堀川御所」・「敦盛出陣」、二段目「陣門」・「須磨浦」・「組討」・「林住家」。
これだけだと、全体の主役の熊谷次郎直実よりも、敦盛・忠度の物語の趣きがある。
特に、無官太夫敦盛は出自の秘密から熊谷次郎直実との戦いまで、焦点が当たる。
先週は歌舞伎、今週は能楽で、文楽は来週にするつもりだったが、チケットを取る段になって、
一昨日のお能「敦盛」の記憶が消えないうちに観たいと、予定変更して文楽第1部は今日にした。

「堀川御所」・「敦盛出陣」は、和生の遣う敦盛が品よく凛としているが、印象的なのは「組討」。
役者で観る歌舞伎より、勘十郎の遣う熊谷の情、心の揺れ・動きがよく見えて、「陣屋」につながる。
錦糸の三味線に助けられて、咲甫太夫の語りもなかなか。
「林住家」の奥は、千歳太夫・宗助。 平忠度の、武将として歌人としての姿が描かれていて、
冒頭の「堀川御所」で、義経から岡部六弥太に託された流しの枝の行方が分かる。
あまり観る機会がないが、時には忠度も観たいと思った。 忠度の人形遣いは、玉男。

この「林住家」では、菊の前を蓑助が遣うが、堀川御所で若手が遣った菊の前とはまるで別物。
歩くときは不安定で少し心配になるが、人形の表情が素晴らしく、もう暫くは観たい。遣って欲しい。

*****
終演後は、また可否道に寄って、珈琲・ケーキをいただきながら、暫く芝居談義。

*****
単衣。 結城縮。 黒地。 地空き。 (龍田屋)
名古屋帯。 遠州本麻。 手描き友禅。 青鼠色地。 柳に色紙に花柄。
単衣・夏用の五嶋紐。 藤色・灰白色。
絽の帯揚げ。 紫色。 細い白線の蔓など入り。
白の絽の台の草履。 焦げ茶色の紬?の鼻緒。

着物が少し地厚のためもあってか、いつもながら汗グッショリ。 脱いだ時にはホッとした。(苦笑)

2016.9.8 [木] 松茸1本揚げ

今年も松茸の季節到来。 楽しみにしながら、みかわ是山居に入れていただいた。
いつも通り、ランチコースに季節種の松茸を追加して、秋の味覚を賞味。
途中の箸休め?の野菜が、先月までの茗荷から銀杏に変わっていて、ここでも秋を感じた。
海老真丈のお椀に湯葉が入っていたのも初めて。 あら〜と驚きながら、美味しくいただいた。
それに烏賊が、今日はランチの人も新イカ(墨烏賊の小イカ)だったので、またニコリ。
アオリイカは美味しいけれど、毎月食べていると、季節限定の小イカが待ち遠しい。(笑)
天ぷらは、季節種を除けば年中同じ種だから、小さなことで変化を感じて、それがうれしい。

選択の野菜2種は、アスパラとサツマイモにし、小柱のかき揚げは、いつも通り天丼。
まだ夏の天つゆなので、今回も塩と天つゆでいただいた。
ここの天ぷらを味わうには塩に限ると思っているけれど、夏の天つゆの楽しさに、つい使ってしまう。
今月でお終いだから、また次回からは塩だけでいただくことになるのが、お名残り惜しい。(笑)

2016.9.7 [水] 口真似聟・敦盛

我が家の辺りは朝から雨。 その後も降ったり止んだりで、蒸し暑くて音を上げた。
午後は、昨夜に続いての能楽鑑賞で、国立能楽堂の定期公演に出かけた。
番組は、狂言・和泉流「口真似聟」と、能・観世流「敦盛」。

狂言「口真似聟」は、聟入り(結婚後に聟が初めて舅を訪問する儀式)の作法を知らず、
知人に教えてもらいに行って、でたらめを教えられ.. という聟入り狂言の1曲だが、
舅の言葉をそのまま真似する聟の様子が、馬鹿馬鹿しいばかりで、観ていて楽しさがなく、
後味がよくない。 国立能楽堂では初演となる稀曲なのも尤もと思った。

能「敦盛」を以前観た時はそれほどでなかったのに、今回はとても楽しく観られて、うれしくなった。
シテ:前/草刈男・後/敦盛:観世喜正、ツレ/草刈男4人、ワキ/蓮生法師:福王茂十郎、
アイ/所の者:野村又三郎、主後見:観世喜之、地頭:梅若玄祥など。
囃し方は、赤井啓三、曽和正博、佃良勝。
後シテの面は、十六中将。 十六とは違うように思え気になっていたら、初めて知った十六中将。

シテは昨夕の「高砂」と同じだわねぇと気付いて、何ということないのに、ちょっと楽しくなった。
お能を楽しめたのは断然今日の方。 でも、薪能で独特の雰囲気を楽しめたのは昨日。
とは言え、昨日は私語も多く、ざわついていて、客の雰囲気は今日の方がやっぱりいい。 
公会堂での蝋燭能だった時は、客も少し落ち着いていたように思うけれど..
まあ、何を観に行くか楽しみに行くかで選択するべきなのでしょうねぇ。

*****
日本橋に出て、「ガレとドーム展 美しき至高のガラスたち」@高島屋。
花器が多かった(当然?)が、いろいろの技法・材質のガラス器が並んでいて、楽しく観て回った。
時々溜息をつきながら(笑)、素敵な品々をゆっくり見て、幸せ気分。

そして、特別食堂で早めの夕食。
野田岩のかさね重+帝国ホテルのホットチョコレートサンデー。 高カロリーの組み合わせ。(汗)
両方とも久しぶりで.. 食べたくて..  久しぶりだから、OK.?(爆)

*****
単衣。 泥大島紬。 茶黒地。 様々な柄の段取り。  (田畑)
八寸帯。 紗紗。 博多。 灰白地。 (黒木「風紗」)
単衣・夏用の五嶋紐。 焦げ茶色、白・茶色。
絽縮緬の帯揚げ。 黒色に、薄茶色の小さな野菜が列になったもの。
黒塗り台の桐下駄。 小千谷縮の茶・薄茶の細かい格子柄の鼻緒。

雨を気にしながらも着物を着て出かけたが、雨に強い大島紬にして、雨コートも持参。
履物は下駄。 行ってから、能楽堂向きではなかったわねぇと思ったけれど、後の祭り。(苦笑)
外出中は幸い雨に降られず、そうなると、持って出た雨コートと和傘が邪魔。って勝手なこと..

2016.9.6 [火] 薪能@浅草寺境内

夜は、浅草寺境内で行われた第37回台東薪能を観に行って来た。
第30回からは薪能ではなく、公会堂で蝋燭能として開催されていたが、
久しぶりに(8年ぶりとか)薪能として浅草寺境内で開催されるので、観に行くことにしたのだが、
本堂の後ろに設けられた仮設の能舞台での薪能を、味わい深い気持ちで観て来た。

演目の解説、鳶頭連中による木遣り・まとい、正副奉行による火入れ式があって、開演。
番組は、能「高砂」、狂言「文山立」、能「鐵輪」。
能は2曲とも観世流、狂言は大蔵流(山本家)。
能「鐵輪」は小書「早鼓之伝」つきで、シテの中入りが常とは変わるということだが、
後場の印象・終わり方も違うように思えたのは..
後シテの面は、生成(なまなり)かしら? でも、前に見たことのある生成と印象が違ったけれど..

段々に風が強くなって、火の粉が飛んで危ないと、休憩時に篝火を消してしまって、
そのまま「鐵輪」は電灯の灯りでのお能になったが、それでも、能楽堂内で観るのとは、印象が違う。
公会堂での蝋燭能も独特の灯りの演出が印象深かったが、無論それとも違う。
折り畳みのパイプ椅子なので、途中から腰・お尻が痛んだのが辛かったが、楽しく観られた。
が、あれだけ風が強いと、能楽師は舞うのも大変だろうと思う。

数日前には雨の予報で、雨天の場合は公会堂での開催になるため気を揉んでいたけれど、
幸い雨の心配はなく、よかったと安堵しながら出かけたが、着物はパス。
夕方になっても気温が30度近くて、暑い戸外で3時間〜3時間半も着物で座っている自信がなく、
無理するのは止めたが、着物の方も散見されて、やっぱり着物にすればよかったかと少し後悔も..
強い風のため、暑さは耐え易かったかもしれないが、洗いに出さないと仕舞えなそうだったし、
私は例によってTシャツ1枚で汗びっしょりになったから、着物を止めて正解と思うことにした。(笑)

2016.9.5 [月] 旅行前

10日後の元チームメートたちとの道東旅行の最終打ち合わせランチ会に銀座まで出かけた。
東京および近隣在住者と今回も運転担当役で同行くださる男性の7人での集まり。
いつものように、ネットに強い友が選んで予約してくれたコスパがよく人気の高いレストラン。
食事を楽しんでから、旅程と札幌在住者がくれたメールでの留意事項にあった持ち物の確認など。
よもやま話も、いろいろ。 後の予定のある2人は少し早く帰って、私たちも暫くして散会。

銀座だったので、私は大分県フラッグショップに寄って、11月の熊本行きの関連情報収集。
3日目の朝、満願寺温泉を出発してからの旅程の可能性を探った。
バス(と電車)移動が前提。 朝のバスで湯布院に行って少しノンビリ散策してから、別府で宿泊し、
翌日、定期観光バスで国東半島めぐりをして、大分空港から帰ってくるコースが有力になってきた。
国東半島の野仏を見たいと思ってから半世紀。 漸くの機会に、この案に決まりそう?

その後は、日本橋に出て、「千家十職の軌跡展」@三越。
茶道をなさるらしい女性グループが何組もケース前であれこれ話しながら鑑賞していらして、
混み具合は左程ではなかったが、私は早々に観るのを諦めて、機会があればまた寄ることにし、
ざっと足早に拝見して移動。 KWでご紹介のあった「はんなり骨董市」@丸善に回った。

そして、お向かいの高島屋の地下で、宇治氷にアイスをトッピングしてもらって涼を取り、帰宅。
昼にデザート付きのランチを食べた(それもアイス盛り合わせを選択した)のに、
またも甘味の取り過ぎながら、甘味は何も購入しなかったからOKと思うことにした。(笑)

*****
実は、熊本旅行の情報収集に、ランチ会の後に熊本館に寄るつもりでいたが、今日は定休日。
昨日の午後遅くなって気付いて、それから慌てて飛んで行って資料を貰い相談したところ、
泊まるなら行けますよと言われて、人吉に行くつもりになっていた。

人吉は地震の被害はなかったのに、風評被害で客が激減して大変だと聞いていたこともあって、
いつかしたいと前から思っていた球磨川下りを楽しみ、人吉を回ろうと考えていた。
人吉からは熊本空港より鹿児島空港の方が近いそうで、鹿児島から帰って来ることにほぼ決めて、
昨夜ゆっくり調べたら、満願寺から人吉までは、殆ど1日がかりの移動になることが分かって、
体力的に、またの機会にした方がいいかと思われて、今日、大分県の情報を聞きに行った次第。 

昨日は熊本館での相談後、松屋まで「星野道夫の旅」という没後20年特別展を観に行った。
アラスカの自然、その中に生きる動物たち..  美しく力強い写真に圧倒されながら回ったが、
他の方々も同じ気持ちなのか、話し声は少なく、見入っている方が多かった。

その記憶があるので、今日の展覧会をゆっくり見る気がしなかったのかもしれないと思う。

2016.9.2 [金] 秀山祭大歌舞伎 夜の部

昨日に続いての秀山祭大歌舞伎見物。 今日は夜の部。
夜の部は、「妹背山女庭訓」の「吉野川」、「らくだ」、それに短い「元禄花見踊」。

「吉野川」は、歌舞伎でも文楽でも何度か観ているが、文楽の舞台の印象が強かった。
が、今日は文句なしに、素晴らしい、いい舞台だと思いながら観た。
吉右衛門の大判事清澄、玉三郎の太宰後室定高、染五郎の久我之助、菊之助の雛鳥。
竹本(葵太夫・慎治と愛太夫・淳一郎)がよかったためもあろうかと思う。
他に腰元に梅枝と萬太郎など。

落語をもとにした新歌舞伎「らくだ」は、染五郎の紙屑買久六、松緑の手斧目半次、
歌六・東蔵の家主夫婦で、駱駝の馬吉は亀寿などで、正に落語。(笑)
以前観た舞台が目に浮かんで、いろいろの思いで観ていた。

締めは、玉三郎と若手(亀三郎・亀寿は若手ではないか? 笑)による「元禄花見踊」。
元禄の女と男の踊る華やかな花見風俗を楽しく観て、気分よく今月の歌舞伎見物は終了。
「吉野川」は幕見したいと思うけれど、中旬に北海道旅行があるし、無理でしょうねぇ。

*****
単衣。 塩沢絣。 藍色地。 黒・鼠縞に黒の飛び柄。
名古屋帯。 夏紬。 生成り。 蛙柄。 (KINAMI)
単衣・夏用の五嶋紐。 灰青色に空色が覗くもの。
絽の帯揚げ。 灰青色と灰藤色の暈し染。 市松に水・桔梗柄の生地。
たたみ表の台の下駄。 濃紺色の紬の鼻緒。

軽くはないけれどサラッとした感触の着物を選び、蛙の柄は6月向きよね〜と思いながら、
「らくだ」に合わせて遊び心で帯を選んだ。 春なら「吉野川」で桜にしたいところだけれど..

2016.9.1 [木] 秀山祭大歌舞伎 昼の部

今日から9月。 今年も3分の2が過ぎ、今年もあと3分の1。 月日の経つ速さを、また思う。
歌舞伎座の大歌舞伎が珍しく1日から始まったので、どうせならと初日に昼の部を見物。
昼の部は、「碁盤忠信」、「太刀盗人」、それに「一條大蔵譚」の「檜垣」と「奥殿」。

「碁盤忠信」は、源義経の家臣佐藤忠信が碁盤を持って戦ったとされる伝説をもとにした歌舞伎。
5年前の暮れに七世松本幸四郎襲名百年と銘打った歌舞伎公演@日生劇場があって、
曾孫の染五郎・松緑・海老蔵の3人が、七世ゆかりの役を演じたことがあったが、
そこで、復活狂言として染五郎が荒事の忠信を演じた。
七世の襲名披露狂言のひとつだったのに、それ以来上演されなかったのを100年経っての復活。
当然ながら観たことが無いので楽しみにしていて、その時は楽しめたのだが、
初めて観るから新鮮だったのかもしれない。 これなら再演もありそうだと思いながら観たのに、
今回観ると、切れ切れの場面の連続で、全くの期待外れ。
それぞれの場面は悪くないものの、芝居としては面白くなくて退屈。
5年近く経っての再演で、それも歌舞伎座でなのに、筋に工夫が欲しかったと思いながら観た。
染五郎の忠信、松緑の横川覚範、菊之助の呉羽の内侍、歌六の浄雲など。

次の「太刀盗人」は、狂言をもとにした松羽目物。
又五郎と錦之助のすっぱの九郎兵衛と田舎者万兵衛で、おかしさ一杯。 他に彌十郎と種之助。
最近ときどき上演されるが、特に又五郎のすっぱが当たり役だと思う。

「一條大蔵譚」の「檜垣・奥殿」は、吉右衛門の一條大蔵卿の作り阿呆ぶりが見事。
以前、やり過ぎでしょと思ったこともあったが、この役は絶対に吉右衛門で観たいと思う。
ほかに、魁春の常盤御前、菊之助の吉岡鬼次郎、梅枝のお京など。

*****
終演後は、いわて銀河プラザで、いつも通り(笑)ミニソフトで涼を取り、買い物。
呉服店に顔を出したものの、店長はいつもの月初めの出張中。 直に失礼した。
茶の葉@松屋に寄って、ほうじ茶のかき氷で涼んでからお煎茶をいただいて、暫しマッタリ。
期間限定コーナーに出ていた京はやしの甘味を土産に購入して帰宅。

*****
単衣。 花織・南風原。 紺色。 単色。
名古屋帯。 美ら型絵染め。 麻。 オフホワイトに、藍染の山文・ススキ・鶴など。 (剣持晃玄)
単衣・夏用の五嶋紐。 青みの紫色、片端は白色に紫の縞。
竪絽の帯揚げ。 青色と空色の染め分け。 一部に豆玉つなぎ入り。
網代織の馬来草の天の草履。 鼻緒・巻は白皮。

また暑さが戻ってきたが、今日から9月だし、暑さという意味では薄物と単衣の差は小さいので、
着物は暦通りに単衣を着用。 無論、選んだのは単衣の中では軽くて涼しいと思う着物。(笑)
でも、帰ってきたら予想通り汗びっしょり。 尤も、真夏の麻の着物でもTシャツでも同じだから..
帯は、9月なのに麻?と迷いながらも、涼しげな色合いと秋の風情の柄で選んだのだけど、
柄から言ったら、鳥は雁がしっくりくるものの、雁よりは鶴みたいなのが、少し不思議な気も..

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