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2007.9.30 [日] 彦八まつり[9/2] |
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思い出し日記その2。今年で17回を数える彦八まつりへ。今年は実行委員長が都丸さんということもあり、炎天下の2日目にでかけてきた。
生國魂神社の鳥居の手前でいきなり春団治師匠とすれ違う。おおお。
奉納落語会のチケットはすでに完売していたので、噺家さんが切り盛りする出店を眺めながら境内を歩いた。行列のできるテントに近づけば、仁鶴師匠が表札を書いていたり、好きな寄席文字を色紙にしてもらえるブースがあったり。大人気はカキ氷でおでんの前は閑古鳥。とにかく暑い。白と黄緑の環つなぎ柄の協会浴衣を着ているちびっこは、噺家さんのご家族か。
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写真上:米朝グッズが当たる射的@300円。店番は佐ん吉さん。
写真中:ご本人も在席していた染丸さんテント。暖簾にもなっている兎手ぬぐいはすでに完売だった。
写真下:若手落語家による住吉踊り待機中。首に頭に、豆絞り。 |
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2007.9.30 [日] ぶどう三昧[9/16] |
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2週間前になりますが、私も「ぶどう染め」体験してきました。
一年前の小袱紗体験、そして春の筍会での工房ツアー以来、3度目の高橋徳さんに到着すると、すでに参加者のみなさんが黙々と作業中だった。
午前中は、前工程が整えられたショール生地に6色の染料で色を挿す作業を行う。袱紗生地よりも格段に生地が薄いので、染料を載せたときの吸収と乾き具合がずいぶんと違う感じがする。先生が見回って時々にドライヤーで乾かしてくださると(これも作業をしやすくするためのご配慮)、各パーツの色が鮮明になり、少しずつイメージがふくらんできた。楽しい〜。
午後からは、いよいよぶどう染め。作業エリアはなんと、工房の方々の製作の足場、まさに同じ場所なのだから緊張も高まる。
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写真上■ぶどう液を刷毛にとり、手早く右→左側へ塗り進む。
ショールと枠布との境目も塗り残しがないように。数回染め重ねた後、先生がチェック。
この後、扇風機+色にダメージを与えないよう加減しながらのドライヤー乾燥、鉄媒染、また乾燥、また染める。といった何時間にも及ぶフォロー作業はすべて工房の方が立ち通しやってくださる(あぁ、有難いです)。
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写真下■花びらの周囲部分だけ抜染して、模様を出す作業。
片手で握れる小さな電動噴霧器のようなもの(せ、説明できない...)から噴射する無色の抜染液を、型の周囲から炙るように慎重にまわすと、ぼかしたように脱色できる。すごい!そして難しい。
足元のブラシや伸子がこんなに透けるくらい、生地が薄い。
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ここまでで、体験終了。
第二部のおもてなしにまたまた感激。目に見える、想像し得る何十倍もの事前準備や事後仕上げをしてくださっているのだろうなぁ。何と貴重な体験だったことかと改めて思う。揺ぎない伝統や技術を垣間見つつ、どこまでも温かいサービス精神にふれることのできた充実感いっぱいの本格体験に、胸いっぱいなりながら、帰路につきました。
**ご縁をくださったフーさんにも、ありがとう〜** |
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