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私の人生の大先輩であり、同僚でもあり、先生でもある大好きな友人が天に召されました。90歳。
年の差から言うと、友人というのはおこがましいのですけど。同じ教会に通うクリスチャンの先輩でした。
知り合ったころは私は学生で相手はすでに立派なおばあちゃんの風格。
生意気盛りの私とペアになって、ボランティアで小学生の面倒を一緒に見ていたのでした。さぞかし大変だったと思います。
私は就職で、彼女はお歳でボランティアを引退してからは、すっかりお友達感覚でお付き合いさせていただきました。
顔を合わせるたびに手を握り締めてのご挨拶をして近況を報告していました。
いつも帽子をかぶってのおしゃれさんでありながら、着物好き。私が着物にはまってからは、ときどき着物姿で遭遇するととても喜んでくださったのでした。
お茶のお免状もお持ちで、プライベートでちょこちょこと教えておられたようです。私は教わってはいないのですが、彼女にお茶を教わった娘どもは、遠くない将来に嫁にいけるという伝説もありました。
「着物を着るなら、是非着て頂戴。」ということで数年前に譲っていただいたお着物と帯のセットは今や宝物です。残念なのは、たまたまそれを着ている姿をお見せできなかったこと。いただいてしばらく後、遠方へ引っ越されてしまったので。
今年のクリスマスにはいただいた着物を着て、クリスマスイブの礼拝に参加します。 |