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2009.8.31 [月] 昨日 |
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大田区民ホールのオペラ、よかったですね。シモンを日本で見ることは少ないと思うけれど、ソリストはもちろん、バックの方々も本当に素敵な仕上がりでした。Tさんお疲れ様でした。
ところで先ほど家に帰ったら何本かの留守電。学生時代の鬼より恐い先輩で二期会にいらっしゃる方々から「昨日、見かけたように思うけど、着物着ているから別人かと思った。でもそうだよね。」的な伝言で何人かから。え、やっぱり何人かいらしてたのね。これだからオペラやクラシックを聞きに行く時は気をつけなくてはいけないのだ(苦笑)。着物だと目立ってしまうのだろうし。「ひえー、私は気付きませんでした!すみません。」で逃げるしかないけれど、何十年たっても体育会系な集団の先輩方なので、今度何かで会ったら恐い!
昨日の着物覚書
・能登上布 墨黒地に白子持ち縞
・科布無地八寸
・作家“裕子”さんの大好き複雑系ガラス玉に古代紫三分紐
・薄紫の麻帯揚げ
・科布台の草履(雨なので途中でカバー)
・御簾の縦筒型バック(初下ろし)
雨模様予想だったけれど、絹ものは帯締めだけにしてコートをもたず外出。(もう季節が終わり洗うだけだし、区民ホールだからクロークはないだろうと予想したので荷物を増やしたくなかったのだ)雨だから上布は霧吹きを使わないでもあまり広がらないかと思って実験したら、10時間も着ていると、やはりダメでシワはもちろんだが、それなりに広がるものと学習した。
そしてもう1つ学習。上布はどちらかというと昼間のお出かけ着。夜は同じ織でももう少し艶のあるものがよい。
いずれにせよ年々、暑がりとなる私には驚異な軽さと合わせて最強の夏の友となる。また来夏、よろしくね。 |
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2009.8.29 [土] ツレヅレ・・・ |
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綿絽浴衣のお洗濯をし、とりこもうとしたら、大きな蝉さんが二匹、浴衣にしがみついている。何と勘違いしたかな?茶や黒のカットソーにはよくしがみつく光景をみかけ、『木と勘違いしたかな?』なんて思うけど、この浴衣の色はまったく違う。うーむ。
このところ通勤の帰り電車で気軽に読む本として購入したのが、熊本にある“染織工芸サロン 和の國”店主の茨木國夫さんが書かれた『きもの宣言』という本。
平成5年の夏から、すべての洋服を処分し、着物(作務衣を含)生活に入った方の和生活によせる想いの本でした。面白かったですね。
そしてどうもお店の品揃えが私好みで、店主が〈織の三人衆〉と呼ばれる八丈織の菊池洋守さん、座繰り糸の芝崎重一さん、みさやま紬の横山俊一郎さんはいづれも私も強烈なファンです。そして『洛風林』。うーん一度、熊本まで行ってみたいものです、黒川温泉と合わせて。
そして家では、これで3回目に目を通す「幸田文 しつけ帳」。毎回、背筋が伸びます。 |
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2009.8.22 [土] アレコレ・・・ |
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相も変わらずの息苦しい仕事の生活。7.5年前の前職の方が緊張感は強く給料は安かったけどやりがいあったな…。今は嫉妬や自己評価が激しい人々が多い中で息苦しい。着物を着ている時間以外は、短い出張の合間の移動時間が自分を取り戻す唯一の時間。
3日前も日帰りで名古屋&大阪。それぞれの滞在時間が2時間&3時間では何もできません。残念。
腰が少しよくなったと思ったら(皆さま、お見舞いありがとうございます!)今度はモノモライ。なんでしょーね。本当にまいっちゃいます。
ということでまたもやおでかけ予定キャンセルで、大好評レシピ『ジンジャエール』づくり。大量につくったため、残りのしょうがは、細かくきざんで冷奴の上にのせたり、さっとあぶってもみのりと一緒にいただいたり…。本当に美味しくいただきましたよん! |
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2009.8.15 [土] 仕方なく・・・お昼寝自主錬 |
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両親が兄たちと山の家に行っているので、世話もいらずのんびり2〜3日。
なのに腰をやってしまって意気上がらず。ぎっくり腰までには至らずだが、長いこと座っていたりすると立ち上がるのが大変…てなことで、予定キャンセルしてお昼寝…。こんなことで念願のお昼寝なんてね、ナサケネ〜。
そんなこんなで本を読む間に色彩学。
黄金・緑・桜・赤、特殊色なし。宝石でいえばすべて好きなもの。
色は???性格はもっと???
ところで4色中3色は「お金に困らない」…おかしい、困っているのに。黄金…「あってもなくても気にしない」そっか、そういうことね。 |
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2009.8.14 [金] 腰が〜! |
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あまりの湿気が強い暑苦しさで夜中に何度も目がさめ、仕方なく除湿を入れっぱなしで眠り、喉がやられ咳こんでいた(こちらは直りましたが)ので、しょうこりもなく昨年買った「ジェル冷却マット」を麻のベッドパッドの下に敷いてみました。
実は昨年購入し、ベッドパッド抜きで敷いてみたところ、効き目がありすぎて一晩で冷えからくる腰痛になって、しまいこんでいたのです。
結果は…ベッドパッドの下にひいてもダメということがわかりました。3日間はよかったのですが、4日目の昨日の朝から腰痛がひどいのです。昨日からはずしましたが、またもや夜中に目が覚めてしまいました。
枕に冷却ものを使っても1〜2時間しか効果ないし…どうしたらいいんだ!年を重ねるとともに年々ひどくなる真夏の夜の悪夢。 |
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2009.8.10 [月] 先週の振り返り |
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5日(水)
会社をダッシュで出て地元へ戻る。Bさんのお幸せ祝賀会。連絡ミスなどもやらかした自分ですが、なんとか楽しんでいただけたみたいで良かった!地元のクセして伺ったことのない(予約困難)四川料理の旨さに納得。辛いもの苦手だった私だけど、この奥行の深い辛さと美しい盛りつけ方に、また来たいなあ…なんて思った次第。
7日(金)
名古屋日帰り出張。名古屋のメンバーと話した後、名古屋から福岡のメンバーとTV会議。なんか不思議な気がする。お昼は「ひつまぶし」と思ったが時間なく、残念なランチ抜き…。
9日(日)
相方と『剣岳〜点の記〜』を見る。イマイチ…な構成。 |
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2009.8.1 [土] 出会い |
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イヤなこと続きの一週間が終了し、死んだように眠った本日朝、家のことを少しして元気にお出かけ!
行きの電車の中で前に座った粋なご年配の婦人から「いいご趣味のお召し物でござんすね。着つけ方も涼しげ。」とおほめいただく。あまりにカッコイイしゃべり方に「いえ…」なんてヘドモドしてしまう。乗り換えた後も「お着物さわらせてくださいね」なんて言われるご婦人がいらして、なーんかよい気分。ま、短絡的ですな、自分(笑)。
日本橋高島屋の“アジアの雑貨”を見る予定で8階に行ったら、隣で“日本の絹展”も。秋山さんの紬に溜息をつきながら歩いていると、なんとキイさんも出店中!
「知らなかった!ごめんなさい」なんて言ってから、アジア展へ。ほーんとにステキな出店が多く、アチコチでおしゃべりしつつ丁度半分ぐらいのお店を見終わったころキイさんがやっていらして「凄いのがあるの見た?」「え、何々?」てなことで、あるお店へ。
絶句ものでした。インドネシアの現代織物なのだけれど、手紡ぎ・手織り・手刺繍の3拍子で現地価格。ストールがほとんどでしたが、織人は陽気そうな男性で「どんな方がお召になるかを見たい」ということでいらしていました。日本に紹介している方々のお話では、「3年お取引してやっと工房を見せていただけた」とのこと。本当に凄いものです。言葉が出ない。
手に入れたのは…
ひとはけ緑をのせたような白地にランダムに細い黒の横縞、そして白緑や白灰で雪結晶と思われるような織り込み(最初、染めているのかと思った)さらに可憐な同色系の刺繍。失礼だけど、この男性がこんな繊細なものを…?と思うようなものでした。
家に帰ってさらに驚いたのが裏の美しさ。縁の始末のあまりの美しさ。(日本のものでもここまで美しいのは珍しい)そして絵葉書のような商品を詳細に説明してあるカード。制作期間1.5か月の絹織物。手洗いOKとあります…。
『Lenan Silk』というブランドになっています。
ああ、はおる日が楽しみ…いえ、しばらく眺めて楽しみます。
キイさんも「日傘地にいいわ」とおっしゃり、私は調子よくお誂え予約(笑)ステキなコラボになりそうです。
キイさん、本当に教えてくださってありがとう!!!
その後、伊勢丹にまわって細々とした買い物をし、紀伊国屋で久し振りに仕事本のまとめ買いをしちゃいました。
*本日の着物覚書
・能登上布 墨藍地にオフ白の子持ち縞(初下ろし)
・科布 無地(初下ろし)
・遊中川さんの麻水色帯揚げ(初下ろし)
・五島紐 レース編み 水色とオフ白(初下ろし)
・科布台の草履(初下ろし)
・イタヤカエデ籠 |
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