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辛夷(こぶし)の空間
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2009.12.30 [水] ゆく09年

今日大掃除をして、やっと年末を感じました。今年は例年にも増して実感が薄かったのです。
29日に仕事納め。今日がゴミ出し最終日なので、とりあえずキッチンまわりのお掃除だけ昨晩中に頑張る。今日は大掃除。玄関のみ明日。ああ〜肩こった。せっかく日曜日に背中メンテナンスしたのになあ…。

さて09年の着物日の決算
結論から言うと…な、なんと37日間!目標を大きく上回る。月3日ペース。おお、素晴らしい!!!(自画自賛!)
スーツやジャケットを着て週5日働かなければならず、お茶などもやっておらず、高齢の両親を抱えている私としては、素晴らしい出来!(更なる自画自賛!)
でも何よりも気持ちに素直に…無理しなかった。それが一番よかったかなあ。着ない日が2週間続くとイライラしてた。ストレスになっていた。ありがたいことに両親も落ち着いているし。
でも来年以降働き続けているうちは、もうこの記録は抜けないかもしれない。(単なる予感ですが)

ま、気弱にならず来年もおおいに着物を楽しみましょう。

皆様、今年も大変お世話になりました。来年もよろしくお願いします。どうかよいお年をお迎えください。

追:な、なんと私も昨晩入ったそばやでラッキーエビスに大当たり!

2009.12.27 [日] 向島料亭で落語

26日(土)
チャコちゃん先生会社の企画で、向島料亭“櫻茶や”で『柳家三三』さんの落語二席。

総勢60名の集合は浅草交番前。人力車で料亭まで。どどーっとほとんど着物姿の人力車が連なる姿は壮観。私は一班めの最後組だったので、それがよくわかる。
“見番通り”の門松はなんとも不思議な立て方。うーん、勉強になります。
“めうがや”さんよりも“カド”の生ジュースとくるみパンが気になり、帰りに寄ることを決意。どこに行っても喰い気が先にたつしょうもない奴。
2班目が到着まで手入れの行き届いたお庭を拝見しながら一休み。

三三さんの掴みはなかなか。相手に合わせた噺の選び方、崩し方は流石です。

一席後、供されたのは長命寺さんの桜餅とお煎餅。「今日が食べごろです」という袋裏を見て、煎餅の状態だけでなく海苔の鮮度を気にする商売の仕方に職人の心意気を感じる。なんといってもよい海苔だったのですよ〜。

二席目が終了後、ブラブラ歩いてお目当ての“カド”へ。黒ぶどうの生ジュース(すっごくたっぷり!)をいただき、くるみパン(クリームチーズ入りといちじく入り)をおみやげにいただく。安い!!!。生ジュース、お持ち帰りしたかった…。建物はアンティークだけど、力が抜けた感じがいい!

アサヒビール本社一階で打ち上げ。先生と会社のスタッフの方3人は全員黒五ツ紋付き(黒留袖ではなく)。それぞれの紅系の帯が美しい。でもって長襦袢はみな紅絹。
男性は墨流しの巨匠Tさんと茨城の研究所であの糸「Pボーイ」を生み出した方。その他、数人。

蚕のこと、糸のことや染め、アレコレざっくばらんに伺えて楽しいひととき。
正直、料亭はいいお値段だったけど、この打ち上げはこんなお話を伺えてこんな安さでラッキー!
チャコちゃん先生は着物の着付けやコーディネートという話をする時よりも、糸や蚕の話の時が一番輝いている。それとどんな人にでも同じ接し方。私は、そこに惚れ込んでいる、素敵な方です。

*教訓
本日は料亭、しかし昼間で落語ということで軽めの訪問着に軽めに染めの袋帯としてみた。しかしこれが大失敗!こんな時でもないと柔らかものを着ない…けど軽くしたい。と思ったのがマズカッタ。軽めの訪問着といっても、それを上手にドレスダウンする器量が、まだ私にはないことがよーくわかった。

しかし“新小石丸”という糸には恐れ入った。極めて軽く、かつほとんどシワにならない。糸が細いとはこういうことか、本結城と同じ感動を味わう。

*本日の着物覚書
・新小石丸 紋意匠地に薄紫〜白茶〜濃茶(裾のみ)のぼかし訪問着。→しかしこの地色はもっと年齢がいってからの方がいいかも…。(初下ろし)
・前田仁仙作 白に斜めに版を押したような地に紫系バリエーション唐花の染袋帯→これはやっぱり当初の予定通り無地紬に合わすべき。(初下ろし)
・道明 白紅 高麗組(初下ろし)
・白地に紫飛び絞り
・紫長襦袢
・伊と忠 シルバーグレー台に12星座鼻緒
・Hiroko Hayashi シルバーグレー系クロワッサン型バッグ

2009.12.23 [水] お菓子三昧

知人からいただいた「生の栗饅頭」by上板橋の石田屋さん
従姉の旦那さんがつくったズッシリと重い「フルーツケーキ」
北海道からやって来た「カタラーナ」

1つずつでも、すべからくお腹にたまります。本日はまだ普通の食事をとっておりません(午後7時半)。
本日は窓ふきをしましたが、そんなものではカロリー消費にはならないよう…うう。

2009.12.22 [火] 定着しつつある遡り日記

先週まで日帰り大阪出張が2回、土曜日仕事2回。休み少なすぎ!!!ふうー。
来年繰り越し仕事も増加してますが、なんとかここまで乗り切りました・・・。

20日(日)
チャコちゃん先生(中谷比佐子さん)の声楽の先生宅へ連れて行っていただく。
待ち合わせは新宿小田急のカフェ・トロワグロ。先生は真っ赤なコートの中の黒セーターに大きな♪のブローチが可愛い!私と一緒に声楽レッスンを始めるYさんは真っ白なダウンコート。イヤー二人揃ってクリスマスっぽい。
私は風水で言う「山」の人らしく紫のダウン。笑えたのは全員、帽子をかぶっている。実は三人とも「山」の人で帽子好き。

レッスン前に女先生からは「貴女はメゾ。Yさんはソプラノね。」と顔の骨格を見ていわれる。学生時代もそう言われた気が・・・。
そしてレッスンが始まってあきれた。まともな発声練習は30年近くぶりだから当然だが、高い音程が情けないほど出ない。低い音程は出るのだが・・・。昔からの定説だが、高い音程はトレーニング次第。しかし久しぶりの腹声レッスンは本当に楽しく、レッスンへの意欲メラメラと。

チャコちゃん先生はバレエもなさっており、お誘いを受けたが、ここのところお稽古ごと二連敗中(いずれも腰悪化のため)の私は、やはり慣れ親しんだ声楽のみがいいかも・・・。

2009.12.16 [水] 14日だったそうですが・・・

山下八百子さん、90歳で旅立たれる・・・。

2009.12.15 [火] 遡り日記

12日(土)
夕方まで会社でMTG。ディナーはあてにしていたところが貸切だったので、前から狙っていたそば屋。
イヤー驚いたのなんのって!〆のもりがうまいのは当然でも、野菜三品(かぶ梅和え・せりと大根の和え物・ほうれん草のおひたし)の味と提供の仕方。アンキモがこんな出し方!味!。鴨砂肝のコンフィユのうまさ!ああっシアワセ・・・。この板さんは絶対!京都出身か修行していたと思われる。その他いい酒も揃っていて呑みまくり食べまくりでしかも目を疑うお値段。
相方と「地元にまたもやこんな店って幸せッ!」と言いながらその後3軒ハシゴ。

13日(日)
ちといちさんご紹介の浅草の新しいアミューズメント施設のオープン企画である“BORO〜津軽こぎんと南部菱刺し”を見に行く。ランチは相方のリクエスト「久しぶりにナマの津軽三味線が聞きたい」ということで、飛び込みで2席だけ空いていた“和えん亭 吉幸”に。久しぶりだけど丁寧な料理。三味線は間近で相変わらず迫力です。
こちらで割引券をいただき、アミューズ施設へ。なかなかよく考えられた施設です。こぎんの重要指定文化財のみならず本物の野良着展示もよく、また2ヶ月地元へ行って研修した若い女性達の裂織、地機実演もなかなかよかったです。作品というよりもこういうことでまた興味を持つ人が増加したらいいな、と。
さらに浮世絵の解説DVDが面白かった!小倉久寛さんがナレーションしてたのですが、これなら興味のない人でもノレちゃうこと間違い無しです。

本日
遊びすぎたのか・・・仕事が異常なのか・・・社内のインフルに巻き込まれているのか・・・絶不調。しかし休めない・・・。

***************************

遅くなりましたが、クラさん、オープンおめでとう!!!こゆきさんも楽しみですね〜!

2009.12.8 [火] ちょいと遅い京歩記

京より帰った翌日から25日まで続く怒涛仕事の日々。本日だけは明日、人間ドッグのためもう家にいるが、今日以外はOh my god! 仕事の中でもっとも気が重いのは社員20人以上のカウンセリング…。
よって一時的に“想い出し(逃避ともいいます)日記”

4日(金)
早く家を出ようと思いつつ、徹夜に近い日もあったため、ぼーっとして結局、京都到着は昼過ぎ。
ホテルに荷物をおいて鴨川べりを歩き下鴨神社へ。脇左右の小川と参道をいったりきたりしながら紅葉を楽しんでいると、Bさんからお電話。三浦清さんのところへ駆けつけ便乗して帯揚げのお誂え。
京都から大阪へ移動し、天満に近いバールで前夜祭。寝てないせいか、お初の方に向かって何度も同じことを聞いたりしてアホぶり発揮(笑えんゾ!)

5日(土)
ここのホテルの朝食は美味しいのに食欲なくてコーヒーのみ。雨に煙る鴨川べりを歩いているうち、お腹が空いてきてエメラルド美容室到着前、おにぎりとお茶をコンビニで買い(アホ…)、エメさんで待ち時間にいただく。
私の前はご近所の骨董で有名なTさんの女主人さん。かっこいい方でした、人間的に行き届いていらっしゃる。けれどエメのマダムはさらにその感を強くする本当に素敵な方。こういうふうに年を重ねたいと思わせるしなやかなモノの考え方をされ、感動!
何より驚いたのはエメでは座ってから15分後には出来上がり。さらに着物や本人の雰囲気に合わせた仕上げ方には恐れ入りました。私の次のNさんを見てそのコーディネート力に感心!
ここでFさんと待ち合わせ、3人で車で法然院さんへ。

そばの哲学の道の変化ぶりにガッカリしていた昨今だったけれど、法然院さんは豊かな自然との調和で変わらず迎えていただく。
特別拝観で2回お邪魔したことがあったけれど、今日の気持ちは訪れた10代のころとまったく違う。曽祖母・父のものを身につけ、日々の営み、苦悩、喜びを多少コントロールしてきた何十年間かを過ごし、どういう年齢の重ね方をこの先していくべきか考えている毎日。
お話の中で、新しいこと&そうでないことについてのお考えがしめされた。これは仕事の違いだけではなく、一人の人間の中にもあると思う。私はそのバランスを日々、求めているのかもしれない、なんて生意気なことを思う。

この後、迷っていたけれどやはり友人の墓参に伺う。阪神淡路のボランティアで知り合った方が今年初めに旅立たれた。西陣の少し先まで行ったので、大好きな場所である妙心寺退蔵院まで足を伸ばす。想像よりも人がいらっしゃらないで、ゆっくりいろいろな想い出にふけることができた。

帰るつもりがお誘いに甘え、リストランテ真楽へ。ここで数々の不調法をやらかしながらも、うんと楽しいひととき。
帰りの新幹線で知り合いにバッタリ会って、お喋りせざるをえず眠れなかったのがしんどかった…。

*供養した帯
・母方曽祖母の明治30年の黒絵羽織を帯にしたもの。金糸と抹茶金糸で刺繍がしてあり、高橋さんに「今ではこんな細かい仕事、絶対できません」という言葉をいただく。会うことがかなわなかった曽祖母に思いをはせる。

*合わせたもの
・佐藤新一さん 白鷹綾織 アイボリー地に白茶縞(2日間とも)
・前日4日の帯 藤井礼子さんジャワ更紗九寸
・父の大島仕立て直しの雨コート等々

2009.11.28 [土] 江戸庶民の色

温かな一日。中谷比佐子先生の月一回の勉強会。
本日は一年通してのテーマ“色”の最終回。江戸庶民の色。

おもろかった!
たとえば、江戸の青は“藍”。京の青は“かめのぞき”。
たとえば、歌舞伎の松王丸の衣装の色は、江戸では“はねず(緑がかかっている)”。上方は“黒”。
たとえば、江戸紫(藍が下地)と京紫(緋が下地)。
仇(艶)色は深川、いなせな色は神田、商い色の日本橋。etc
幼少の頃、聞かされていた「下町ったってそれぞれ」を思い出す。

また父方&母方双方の祖母の着物で発見した法則「下町は縞、山の手(お濠の西側)は格子」を先生がハッキリと断言。
そしてその他の風俗話もアレコレ。先生のところには貴重な本もたくさん!来年も楽しみだなあ。

で、もう1つの勉強は先生のところへ集まる方々。帯に季節を感じさせる染め帯の方が圧倒的に多く、私は季節は色で出すタイプなので、勉強になる。
先生の本日のお召し物は“明らかな地機の結城”で本当に素敵でした。

おみやげの“ゆず”もいただいて、今月も幸せな2時間。
その後、銀座に所用たし。

*本日の着物覚書
・伊兵衛織 モカ茶
・三風魯 コプト文様
・明るいベージュ縮緬帯揚げ
・道明 白緑ゆるぎ
・岡重 長襦袢
・Hiroko Hayashi “石畳”柄バッグ
・からす
・FOXEY ハニーベージュ&ベビーブルーカシミヤストール

2009.11.27 [金] たまにはいいこともある?

経営TOP体制の変化、経済環境の悪化に伴う事業構造の変化、来期やその先のこと、足元のこと、少しは落ち着く頃かと思ったらまったくダメ、来週の木曜日(京都前日まで)が第一のヤマになりそうです。少しのインプットと大量のアウトプットの慌しいこと。ま、仕事って基本、インプット状態を見せずに(私的時間に行い)、職場ではアウトプットのみを見せるものだから当たり前だけどね。
でもこれも両親が少し落ち着いているから仕事もできるし、少しなりとも着物お遊びや相方との短いながらの時間もつくれるので、感謝かな?両親に。

そんな中、昨晩は久しぶりに関連会社の社長方で好ましき方2名と夕方からセッション&ディナー。
男社会の冗談とも本気ともつかぬ話と男同士ならではの何かを超越した信頼関係に、半分羨望、半分は楽しんでのあきれモード。洒脱な関係というのはいいですな。

また帰宅後、ふと思い出して京都の宿を再度探してみた。(一応、確保はしているものの)予定日に近くなると、この時期ならではの紅葉が早まったことへのキャンセル、またはインフルによる旅行キャンセルなどがあるかと思ったからだ。
結果、大ビンゴ!あの一度泊まってみたいと思っていたホテルが○千円!出張だらけの過去経験が生きることもある、嬉しいよーん!!!

2009.11.21 [土] おもろすぎます!

でもって、ほのぼのしちゃいます。
こゆきさんの日記、サイコー!!!

さて本日は三週間ぶりの着物。嬉しくてルンルン!
HIROKOさんの財布お直しピックアップ後、津田千枝子さんのバッグをピックアップ。
その後、すんごく久しぶりの銀座画廊めぐり。そうしたらとんでもないものに出会ってしまいました。

日動画廊にほど近いギャラリーで、“大野伸幸さん”とおっしゃる名工になった方の展覧会。藍田正雄さんのお弟子だったこともある方。
“逆極鮫”ってご覧になったこと、あります?この技術で“名工”になられたようです。
要は地色と型の色が逆転しているのですが、なんともそれが素晴らしい味なのです。キッパリの中に本当に優しい光が。もちろんすんごい細かい伊勢型ですが、あんな鮫小紋、初めて拝見しました。
その他の訪問着も恐れ入りました。通常の伊勢型の上に違う様々な型紙で1回〜6回までの重ね方で、京都の家々の瓦を表したものに至っては、息をのみました。
間違いなく今年�bPの眼福!もちろん購入はありえませんが、大野さんとお話した20分はあまりにもすごい時間で幸せでした。

さてようやく『きもの供養』すべきものが決定。
実は、2点のどちらにするか迷っていました。
父方祖父の60年前〜80年前の似たような色柄で何枚かの結城のよいところだけを集めて仕立てたもの。(何度も水をくぐりぬけ、地機のなんともいえない艶が出て、いまいま私が購入したものとはエライ違い)
もう一点は母方祖母の黒絵羽織を九寸帯にしたもの。

両方の組み合わせは色的に暗すぎてまったく合わないのです。よってどちらかってことですが、京都にこの色の着物は合わない気がして祖母の黒絵羽九寸に決定!
しかしこの黒絵羽も地味なので、これに合わせる着物は少し明るめにしなければならないのです。軽くてシワにならず温かいことからその他の結城にしようかと思ったけれど、そもそも真綿に羽二重系は合わないと思うのですね。

柔らかものでもよいかな?と思ったけれど、初めての着物旅行なので少しでも慣れたものということで、最後は伊兵衛か白鷹綾織かと考えました。結果、やっぱり光沢バランスから綾織にすることに決定!さて小物選びなどを楽しみましょうか…。

*本日の着物覚書
・結城片身替わり 様々な藍&様々な縞(上記のもの)
・勝山織物洒落袋 霜降グレー&藍“冬唐草”
・五島紐 ゆるぎシルバーグレー
・サーモンピンク 縮緬帯揚げ
・岡重 長襦袢
・凛 タッサー変わりコート
・アイグナー グレーバッグ
・黒田商店 真綿入り濃いブロンズ系グレー台にラフィアの鼻緒(初下ろし)

コートと羽織と迷ったけれど、やっぱりコート。私の羽織デビューはいつになることやら…。

2009.11.17 [火] 遡り日記

先週末。

14日(土)
フニャフニャしながら仕事へ。ミーティングしているうちに少しずつ復活し、仕事後は相方と四軒はしご。予約がとりにくい串焼き店→カラオケ→鹿児島料理店で珍しい種類の焼酎→本格バー。遊んだゾ!

15日(日)
白金の庭園美術館→国立自然植物園。何十年ぶりかなあ。散歩する前に、ワインやチーズなどを買い込み、近くの公園で軽い昼食。
暑いくらいの気温だったけれど、いい気持ちで歩きまわる。
都心でこんなに豊かな自然を残してくれるなら、税金使って!!!

2009.11.11 [水] 大いなる眼福

フーさんの日記に反応。京都岡崎の『好日居』は大好き。プライベート旅行では、寄りたい場所の1つです。

今回は、5日当日に帰らなければならないのですが、前日4日はお休みとれたので寄らしていただこうかな?
実は4日に伺いたいところがテンコモリ(笑)で整理整頓考え中。もちろんお食事場所も。実はこれが一番大事だったりして。(笑)
いやいや、その前に『一番供養すべき着物と帯選び』が本筋ですね。実はこれも『明るい悩み』中。

*************************

今日は、仕事ダッシュで済ませ、閉店30分前の青山八木さんに滑り込む。富田潤さんの織物は目が吸いつくような魅力がある。色が空や森で歌っているような感覚。

一点一点、目を凝らしてじーっと“変なひと化”して拝見していたら、3点目に八木さんがおごそかにのたまった。「すみません。すべて完売で…」
本日は2日目だったはず。「15点すべて、昨日の初日でですか?」と伺ったら「ええ、まあ…」。
物欲と闘わなくてよかったともいえるが、本当に素敵!!!でもってお値段を確認してびっくり。想像よりもリーズナブル。

いつか、いつの日かまたぜひ逢いたい織物。

2009.11.7 [土] 立冬なのに温かでした

10月いっぱいで異常な忙しさとはおさらばと思っていたのに、来週いっぱいは少なくとも続きそう。ふうー…。

そんなこんなで体がギシギシきしみ、せっかくのお天気で着物絶好デーというのに、まとう気力がでない。
仕方ないので軽く優しい肌ざわりの洋服で芦花公園駅にある世田谷文学館へでかける。

みにさんからいただいたチケットで「久世光彦展」へ。『真実は風俗の中にしかない』という言葉に共感。DVDが何本も流されていたけれど、やはり向田邦子作品は非凡な演出。桃井かおりさんの爪の先にいたるまでの表情に目をこらす。青春そのものだった70年代後半を思い出しながら、半日をすごす。

2009.11.4 [水] ええっ???!!!

遅い昼休み。
たった今、知った。
ギャラリー無鏡の塚田晴可さんが1日に心不全で亡くなられたって・・・信じられない。
この間、お目にかかったばかりなのに・・・。

2009.11.2 [月] またもや、まとめ日記

気づいたら真楽参加3年目に突入!これからもよろしくお願いします!

1日(日)
美容院→上半身リンパマッサージのメンテナンスデー。代官山のカフェから美容院へ行く途上で、ある女優さん(よく着物着て雑誌に出られている)とすれ違う。『うーん、目に力があるなあ。だから着物姿が凛としているんだなあ。』とまったく興味を示してなかった女優さんだったが、後姿も目で追いかける。
マッサージではリンパを触られるたびに「ギャー」の声を必死に呑み込む。「我慢すると体に力が入るから、声出してね。痛くないはずないし、これは。」とのたまうゴッドハンド。でも、でもね…。私だって少しは恥ずかしい。「ついこの間まで鉄板みたいだったのが、痛さを感じれるようになったのは、体が少しは柔らかくなったんですね」と笑いながらまたもやクイッ。悶絶…。この方は間違いなくSです、はい。

2日(月)
代休。朝から溜まりまくった洗濯物と挌闘した後、急いで有楽町へ。
“This is it”
途中から涙がにじみ続けた。なんて才能と謙虚さが同居している人だったのだろう。なんて穏やかに人のポテンシャルを引き出す人だったのだろう。
どなたかも書かれていたが、なぜ神は彼をあまりにも早く召されたのだろう。
あと2〜3回はこのフィルムを見たい…。そう強く感じた。

その後、用足しに麻布十番に行ったが急なお休みにガックシ。
さて3日間のお休み終了。明日は家のこと。そうそう途中までしかしていない着物の整理もしなきゃ。

2009.10.31 [土] まとめ日記

28日(水)
朝、羽田空港にて。広島行きの飛行機を予約していたはずなのに、自動チェックインできない。係員の方に調べていただいたら、な、なんと明日29日の予約になっていた。ドジな私!もちろん本日に切り替えていただいたが、満席とのことで次の便しかない。がーん!しかし一応キャンセル待ちカードをいただき、当初の予定時間の待合ロビーへ。次の便はエラく遠いロビーになることを確認し、祈る気持ちで待つ。おかげでなんとか(1席のみ!)空席ができ広島へ。

久しぶりに気持ちのよい内容の仕事ができ、夜は古民家の割烹風の店へ。
は、初めていただきました。穴子の刺身。う、う、うますぎ〜。でもって白焼きもうんまいなんてもんじゃない!双方とも藻塩でいただく。でもって瀬戸内の雑魚7品目鮨は涙が出ました。で、信じられないお値段。案内してくれたNちゃん、感謝してもしきれない!

翌朝、大阪に立ち寄り精神的にしんどい内容(人によっては人非人というでしょうな)をこなし、夜、東京戻り。

31日(土)
朝、大きく深呼吸。2日続きのお休みは久しぶり。幸せですう…。
ますはサントリー美術館の「美しの和紙」展へ。やっと行けました。和紙大好きの私。10代の終わりに初めて拝見した東大寺お水取り。この時の決まりである紙布のお召し物で走り回る僧を拝見して以来、日本の文化の原点の1つである和紙に魅せられた私。
奈良時代の写経。屏風。クラクラきました。そしてこの間拝見した根津美術館で中国の殷時代(紀元前!)の青銅のアレコレを思い出し、文化性の違いのみならず、土そのものの歴史(銅がとれる土。柔らかな木が豊かな土)の違いに思いをはせました。

銀座移動。財布のお直しをお願いした後、津田千枝子さんの展覧会へ。うーん、型染め作家さんの中でやっぱり一番好き!そして手持ちのナチュラルタッサーの着物にピッタリのバッグを発見!
その後、着物のお直し(単→胴抜き)をお願いして帰路。自宅そばのワインバーでシャンパン2杯。今日は暑かったし…と言い訳を自分にしながら。(笑)

*本日の着物覚書
・伊兵衛織 モカ茶
・三風魯 コプト鳥文様 洒落袋帯(初下ろし)
・岡重 貝尽くし長襦袢
・道明 白緑 ゆるぎ
・明るいベージュ帯揚げ
・HIROKO HAYASHI 「石畳」バッグ
・からす

津田さんに「趣味が似ている」と言われて嬉しいかも。(笑)危険きわまりないので、調子にのって12月の青山八木さんでの帯展には近づかないようにしようっと!(笑)

2009.10.25 [日] 寒いですねえ・・・

さくらさん 長い闘病生活でしたね。心からご冥福をお祈りいたします。

花梨さん お誕生日おめでとうございます!

ぼーさん わお!昨日の「CICAGO〜なんでもあり」ご一緒してたのですね。お目にかかりたかったな。

しかしこの程度で「寒い」などと言っていると、北国育ちの相方に笑われる(毎年この時期の恒例だが)。そだ!真楽札幌支部の皆様にも。

2009.10.24 [土] 正反対のダブルヘッダー

先月、中谷比佐子先生からお誘いいただいた月一の勉強会に伺う。今年は「色」で奈良時代からはじまり今月は江戸時代の公家と武家の色。来月は庶民の色。

深い!深すぎる!色の学習だけでなく、たとえば
・八方の本来の意味
・当時の決めごとがほぼ今の形となっているが、当時で考えると白無垢と羽織袴の結婚式衣装は身分違い
・束帯、衣冠の違い
・常着は直衣(のうし)、狩衣、水干など

色はなぜ、宮家が薄い色を着ていらっしゃるのかなどが本当の意味でわかりました。
そして先生は本当に賢く、ユーモアがあって、おしゃべりがほどよく、本当に素の美味しいものをよくご存じでした。(軽いお昼と終わってからの和菓子の美味しいこと!)また結城の着こなしが粋過ぎず野暮過ぎずの着こなしで、特に襟まわりが美しかったのでした。

ステキな3時間ほどを過ごした後、赤坂ACシアターへ「CICAGO」。NYブロードウエイに数少ないけど行ったことを思い出しました。ダンスよりも声の色のつけ方、表現するための声の出し方にやられました!

夕方のミュージカルを考えると一度、着替えに帰るべきかと思ったが、中谷先生のオフィスが家にいくら近くても時間がない!
皮スカートかニーハイブーツで行くようなところを着物で行っちゃいました(笑)オペラならいいけど、ミュージカルで着物とは私も図太い!で、少し考え、夜のお出かけでもいいように、真綿系はやめて光沢のあるお召を。結果、二週間前と同じになってしまいました。

本日はうっかり雨コートを持っていかず、大変でした…。

本日の着物覚書
・勝山織物お召 苔色地紋
・藤井礼子さん手描き更紗
・岡重 貝尽くし長襦袢
・象牙帯留&香色二分紐
・薄ベージュ帯揚げ
・HIROKO HAYASHI 「石畳」横トート型バッグ(初下ろし)
・からす 草履

*HIROKO HAYASHIのバッグでクロワッサン型以外は初めてだが、これまたホント使いやすい。斬新なデザインと使い勝手がこんなに同居しているのは珍しい。彼女は本当に才能がおありだと思う。そして財布はバリエーションを変えたり、直しながらおそらく一生彼女のものを使うと思う。

2009.10.21 [水] こんなのもありました!

ワイン好き都内お住まいの皆様

今朝の日経記事。

「山梨中央銀行が新宿エステック情報ビル管理会社とワインPRコンサート」
日時 10月27日(火)午後6時〜
場所 新宿エステック情報ビル1階ロビーでのクラシックコンサート
銘柄 丸藤葡萄酒工業「ルバイヤート甲州シュールリー
ほか10種類」演奏合間にグラスサービス
協賛 勝沼ワイナリーズクラブ

今後も年2〜3回行う予定

***************************

昼休み中なので、ごめんなさい。何も調べてませんが、とりあえずインフォです。

せめてこのぐらい行きたいのですが・・・。

2009.10.16 [金] 福岡&大阪

昨日朝、福岡へ。夜ホテルで「疲れたなあ…」と思いつつTVをつけて地元番組を見ながらそのまま眠ってしまったようだ。翌朝、相方のモーニングコールで飛び起きる。着信をみると軽く10回以上かけてくれている。起床予定時間より1時間15分オーバー。ごめんなちゃい。TVの音つけっぱなしだったので聞こえず、眠りこけてたのね。でもって普通の音量だったので、夜中、隣の部屋の人にご迷惑かけなかったかしら?なんて思う暇もなく、シャワールームに飛び込んだり髪をブローしたりして、一時間後には新幹線に飛び乗って大阪へ。

ここだけの話。(ガールズトークならぬウーマントーク)この年で顔を洗わないで寝てしまうのは最悪です、特に乾燥しているホテルの部屋は。バリバリゴワゴワで柔軟剤をつけたいくらいざます。
高い美容液をつけるよりも毎日の地道なお手入れがモノを言う、としみじみ感じる今日この頃。一週間に最低1〜2日、そのまま眠ってしまうのはホントにやめよう!と心に何度も誓うのでした。

大阪の仕事は、もう少し早く終わる時間が伸びて今23:30、帰って来ました。さーて明日も仕事。寝ちゃおっと。おっとその前にシャワーは朝でも、顔だけは洗わなくっちゃ!

2009.10.14 [水] 忙しすぎるのはホントよくない!!!

今月は期初ということもあり、最小人員以下の人間でやるべきことをやらざるをえないということもあり、昨日から怒涛の日々が月末まで続く。休める日は2日間のみ。間で相も変わらず滞在時間少ない出張も数日間ある。たぶん毎日限りなく0時近いはず。プラス両親・家のこと。
そもそも期初というのは4月と10月の帯つきのいい季節なのになあ。ま、愚痴っても仕方ないので、2日間のお休みを楽しみに、気持ちだけは笑って一日ずつ丁寧に送ろうっと。

ふっちゃんが紹介されていたコートの形。私もこの形に惚れた一人です。
着物LOVEになって間もない07年2月号の婦人画報の記事でこのコートを知りました。ただこのお店の休み(日曜休み、一部土曜日も)の関係で伺えないうちに、他のコートに浮気してしまったのです。
いいなあ、やっぱり。(雑誌を引っ張り出して今、また見てしまいました)キリッとしていて機能もよく考えられていますよね。
ぜひぜひ、ふっちゃんのを拝見したーい!

2009.10.11 [日] 飲みすぎ…

空いてると三崎口からバス20分の距離を、一時間かかって目的地へ到着!お天気がいいので凄い渋滞。車用の脇道がないので大変。前回の5連休はここまでにはあたらなかったけどなあ…そうか、前回は月曜日だったけど今日は日曜日でもあったしね。

もうパーティーは始まっていた。送ってもらったメールフォトで覚悟はしていたものの、あの台風でデッキがすべて消えている!室内にも波が運んだ砂が大量に入ったらしく、外に砂の山が…。
地元の皆さんも手伝ってかきだしたらしいけれど、ホント、爪痕を目の当たりにする。(これでバーベキュー食べ放題、飲み放題で2000円って、いくら10周年でも安すぎる!直す経費を寄付でつのればいいのに)
それでも仮設ステージが出来ており、カフェオーナーの人柄らしく、様々なバンド(年齢高め)が自ら楽しみ、私たちも楽しませる。いろんな仕事についている人たちが、ベンチャーズ、ビートルズ、ボサノバ、自作で結構、聴かせる演奏をする。国籍も様々。
そうそ、一人いがぐり頭の男性が浴衣姿の方がリードギターを弾いてた(笑)基本、演奏する人は仮装だが、彼は仮装のつもりだったのだろうか?
昼間は台風の後の水のにごりも既に消え、透明度の高さで有名な浜の水に戻っていた。気持ちいい〜。
そしておなじみの見事なサンセットの後は、ステージにライトもつき、海を眺めれば遠くの漁火、対岸の伊豆半島の光が美しかった!
途中から私はバーベキュー係のお手伝いをして、バナナを焼き、アチチといいながら皮をむくなど結構忙しく、半ばスタッフ化してしていた。よって手伝いながらビールやワインを飲みすぎ、帰りの電車は品川乗り換えを寝過ごしてしまう。

あー遊んだ!さて明日は家のことをやらなきゃね。おっとそうだ。仕事も持って帰っていた…。

2009.10.10 [土] はしご4

なぜ、遊びだとこうも頑張れるのか?
この頃の仕事ヘタレを考えると、今日は本当に遊んだぞ!っと。いつも相方に言われていること「なんで着物の日はそんなに元気なの(笑)?」を自分でもしみじみ感じた今日。

まずは銀座の無鏡さんでの一衣舎さんへ。あの狭いギャラリーがお客様でいっぱい!塚田さんに全身をくまなく見られて、照れるほどおほめいただく。(お世辞だとは思っても、ちょっち嬉しい…単純な奴です、相変わらず)
小熊さんの反物は本当にうっとり…。藤井礼子さんの新作も今までにないタイプ…素敵だけど我慢我慢。
ykkさんに「藤井さんに送るから」と帯を中心に写真をとっていただく。

次は青山蔦サロンへ。道すがらスパイラルのビンハウスに。素敵だけど好きなタイプの色柄更紗ではなかった。というか藤井さんのを見慣れるとなーんか物足りなく感じてしまうのだ。これはぜいたく病、危険危険。
さてサロン到着後、すぐに吉田さんや飯島さんとおしゃべり。飯島さんに着ていたお召の背に洒落刺繍紋をお願いできるか伺うと、「できるけどこの光沢と地紋をいかすとしなくてもいいのでは?シックだけど地味じゃないですよ。」と言われる。うーんそうか…。この着物は地味だと思っていたけれど、今日しめている帯とのマリアージュでそうは見えないようになったのだな?今日しめた時にそう感じたけれど。気をよくして買わないつもりが小さなものをお買い上げ。(ダメじゃん、自分)

一階の蔦で軽く昼食後、わざとクネクネと裏の青山住宅街を歩いて金木犀のさらっとした甘い香りを楽しむ。

新装なった根津美術館へ。待ちましたよ、ほんとに。エントランスは竹の様々なあしらい。展示物をひととおり楽しんだ後、大好きなお庭へ。
東西二大茶会である(と聞いている。間違っていたらごめんなさい。)秋の京都鷹峰で行われる光悦会、春の大師会。その大師会がここで行われるのはよくわかる。お庭でひと息ついていると何人もの方に話しかけられる。それはそれで楽しかったな。

駅に向かう通りすがらよく知ったブティックの方と立ち話した後、青山一丁目の八木さんへ。淡い色の無地半襟を色々探したが、ここのが一番イメージどおりということで、淡いサーモンとシルバーグレーをいただく。

さすがに歩き疲れて地下鉄駅ビルのル・コントでお茶。

*本日の着物覚書
・勝山織物お召 苔緑色 胴抜き仕立て
・藤井礼子さんの手描き更紗 ベージュ地に黒赤柄 紬九寸(初下ろし)
・丁子色三分紐&象牙の三日月型帯留(初下ろし)
・薄茶帯揚げ
・バッグ&履き物は雨対策、雨コートも持つ

今日は知らない方やすれ違った方も含め、会う人ほとんどに誉められて有頂天(笑)。
教訓!“力のある帯は目力と同じ威力をもつ!”(笑)

さーて明日は『夏の名残パーティー』が三崎口先の隠れ家カフェで。

2009.10.4 [日] 徒然

昨晩は美しいお月さまを眺められて幸せ…と言っている間に、昨日の日記でお名前をいくつも間違えたことを指摘されてあひゃー!
B様・C様、お許しくださいませ。

本日は会社で動員されるピンクリボンシンポジウム。と昨年も言いましたが、この10月からこちらの活動も私の管轄下に。毎年、考えされられることが多くなりました。
なんの病気でもそうでしょうが、早期発見が大事。特に乳がんは早期発見で死亡率がまったく違う。できれば年一度、最低でも二年に一度マンモを受けましょう!。
実はもの言わないのですが、増殖がゆっくりなのが乳がんだそう。2年に一度でも間に合うことが多いそうです。にもかかわらず昨年には乳がんで11000人もの方がなくなっている日本。欧米はどんどん減っているそうです。というのも90年代初め頃から欧米は検診が浸透してきたからだそうです。
自分の体は自分で守る。身にしみます。

ところでいきなり話は変わりますが、NYできものスタイリストをなさっている方がメンバーに。
興味深々!私にとって特別のあの街でそんな仕事が成立するとは。様がわりしているんだなあ。

2009.10.3 [土] 2日間まとめ日記

2日(金)
仕事をお休みして病院へ。その後、Bさんが来日じゃなかった来東された(こんな言葉ないですにゃ)ので、KKさんMさんCさんとディナー。
飲むこと食べること…気づいたら顔真っ赤のお腹一杯。今夜も楽しかったですよん!(皆さまから様々なお土産頂戴したのですが、私だけ手ぶら…申し訳ございませぬ)

3日(土)
出かける直前、お天気になったのですべての雨支度を解除したのに、途中で何度もハラハラさせられました。ま、なんとか回避できてよかった!
軽く家のことをしてから銀座へ。草野先生門下生のBさんたちの発表会。
超がつく不器用ものの私なぞはクラクラするような世界。「首・肩・目は悪くならんのでしょうか?」とBさんに言うと「なるわよ!」ときっぱり!それでも続けられるのはやはり好きだからなのでしょうね。リスペクトざます!
その後ランチとメノワにご一緒してから、さてサントリー美術館に大好きな和紙を見に行こうとしたら、銀座松屋の前で知り合いにバッタリ。お茶しようと誘われ話し込んで一時間半。すっかり俗世間話にひたり、六本木でのひたむきな世界に伺うのも失礼な気分になり銀座をウロウロ。そうしたらとんでもなく素敵なモノとの出会いが…。ああ〜。

*本日の着物覚書
・結城縮 (この色は春に向くが汗取りに出す都合上、本日もまた)
・茶系イカット九寸
・辛子色五島紐
・ベージュ帯揚げ
・黒田商店 皮クッション下駄
・啓子さん作 皮&酒袋の合財袋

2009.10.1 [木] 皆様の日記から・・・

バーRADIOは30代の想い出の1ページでございました。(遠い眼)
そして久世光彦さんと向田邦子さん双方のファンとしては、当然、東京人は購入いたしました。あの2人の関係は素敵ですよね。

2009.9.28 [月] 言霊

昨日、数回目の“幸田文 しつけ帖”と“季刊 銀花159号”の創刊40周年特集『志村ふくみ 生きて、織って、老いて、ここまできた』を読む。

“幸田文 しつけ帖”で私がもっとも心に留めたこと…≪どのような結果であれ、ことの名残りを福と感じられる自分でいること≫〜と記されているわけではないが、たとえ雨でも「私の知った時雨とは、変幻の雨、自分の心の中をのぞきこませる雨である。」というくだりから感じたこと。

志村ふくみさんのダイレクトなメッセージ。
「どこまで人は、生きることと、仕事を接近させうるでしょう。互いに鍛練し合い、あるところで交り合い解け合いながら、日々を生きている。生きて、織って、そして考えてね。時代のせいだと甘えたり、絶望したり、あきらめてはならないのです」

人々からは波乱万丈な仕事人生と言われる小才の自分が、あまりにも小さく見え、そして確かなエネルギーをいただいた言霊達。

2009.9.26 [土] 予定を変更して

前々から決まっていた予定が一週間前になくなり(こんなことなら相撲を見に行けたのに)、急遽、日本橋三越の伝統工芸展を見に行く。

着物で目についたもの…村上良子さん織物“蓮池”、佐々木苑子さん織物“花のしずく”、小林澄子さん織物“山路”、小林澄子さんという作家さんは不勉強で初めてお目にかかる。仙台在住でいらっしゃるようだ。草木の本当に美しい組み合わせ、素敵な色遣いでした。
でもそれよりも病気ともいえる器狂い。もう〜そこだけで一時間以上おりました。
その後、森口華弘&邦彦さんの展示を拝見。邦彦さん直々の解説で、大変勉強になりました。

その後、用足しで新宿に回った後、地元のギャラリーHACOで開催中の塩野屋さんでシルクのタオルを買いに。
(以前のは毎日使ってさすがに裂けてしまったのだが、よく3年以上もったなあ)

そうしたら憧れの中谷比佐子さんが社長と歓談中。社長に紹介いただき、30分もお話をマンツーマンでさせていただきました。頭の回転の速さとポジティブさに、失礼ながらお年を疑いました。
またお召し物が辛子色の塩漬け繭の無地織物の素敵なこと!すごく上品な強さの光沢です。帯は一段濃い辛子色の薄紬地に月とすすきが描かれたもの。それに翡翠の帯留めといぶしゴールドの紐。そのいぶしゴールドと近いお色の草履台。キャンパス地にゴールド色皮を使ったケリー。イヤー惚れぼれです…。
でありながら、うんと気さく。カッコイイ女性です。

あまりのステキな気持ちに家ご飯をやめて、いつもの店で美味しいものを。本日はイカゴロの煮物が絶品でした。

*本日の着物覚書
・結城縮 薄ベージュ地に薄抹茶色の千筋風
・生紬手描きアイボリー九寸 京都にお願いして完全お誂え。つけ帯にして片面はマンハッタンのビル、片面はお花とも雪華とも見えるもの(初下ろし)
・辛子色五島紐ゆるぎ
・薄ベージュ市松地紋帯揚げ
・黒田商店さんこげ茶皮クッション下駄
・啓子さん作 皮&酒袋地の合裁袋

2009.9.23 [水] 連休最終日

洋服の衣替えをした後、代々木八幡様の秋祭へ。

年々、規模が大きく(近隣の商店街が増え&神輿担ぎ手が増加)なる気がする。母方が氏子であることもあってまずは殊勝にお参り。その後、墓参りに行ってからまた八幡様へ舞い戻る。

4時頃、初台の阿波踊りのメンバーが境内でお披露目。虎の法被を着た男子高校生(と思う)の踊りが、キレがあって無茶苦茶カッコイイ。本場でも通用するかもしれない。終わって思わず「カッコ良かった!」と言ったら丁寧に「ありがとうございます!」と会釈しながらニコッ!イヤーいい若者だ。

こういうこと堂々と言う私って、やーんシルバーじゃん!

2009.9.22 [火] 連休後半

ただいま、FM東京を聞いて(TVよりRADIOッ子なのです)おり、なんと“浪漫飛行”がかかっております。90年代特集のよう。私は彼の声の質が大好き!数年前、オーケストラとコラボしたのも良かったなあ…。といっているうちに終了!

21日(月)
三崎口からウネウネといったところの隠れ家へ。デッキでワインを飲みながらのーんびり!と思ったら…
2か月前に南アルプス市からやってきた山羊の“しぶき”がお出迎え。カーワイイ!

海を見るのにあきると崖(この地層を見たくてくる人も多い)下の草を抜いてきてあげた。ほぼ起きている間はずうっと食べている。草食動物のせいかほとんど臭わない。
ここで働く女性が、リュックに顔だけ覗かせて銀座を歩きたい!という野望から、ここの家の子になったのだが、生後4か月というのに想像より大きくなり、その野望ははたせず終焉となった。
4時前には浜から数人ではあるが子供たちがいなくなるので放しがい。シーカヤックや海ボーッ観察以外に、また来る楽しみが増えたゾ!

毎度のサンセットを眺めながら満足!他のご家族で来ていた方々に外のレストランでのお食事を誘われたけれど、ワインを飲み過ぎたこともあり帰路に。

22日(火)
久しぶり?に家の中の大拭き掃除大会!庭の藪蚊との闘いでもありました。

明日は衣替えをしようかな。

2009.9.20 [日] 連休前半

どうもシルバーウィークというネーミングが好きになれない。シルバーに近づいた反抗か?

19日(土)
麻布で用足し。“豆源”さんの向かいに“麻布かりんと”がオープンし長蛇の列。次の時間が迫ってなかったら並ぶところだったけどあきらめる。なんたってかりんと好きなんで。

本日は集中お顔メンテナンスデー。月一回恒例のシェービングに行ってから移動し、これまた月一回のフェイシャルに。いつも任せっぱなしのどちらかというとリラクゼーションモードだったけど、今回は顔の“コリ”とり。いやあ、痛かったす!けど2時間終わってみてビックリ!な、なんとかなりのリフトアップ!目の下のたるみもかなり薄くなっている。「明日の方がもっと持ち上がっているはず」とゴッドハンドはのたまう。赤外線+マッサージ+“くこの実(アミノ酸が多いらしい)”で持ち上がり+目が異様に開く。るん!それでいていつものコースより安いのは嬉しい。これから毎月、「眠る」より「痛キモチいい」にしようっと!

20日(日)
気温28度。照りつける陽ざしに、用意した生紬単をやめて秋色綿麻。一回しか着てないので「シメシメ、2回の方が洗い甲斐があるというもの」と着込む。
まずは伊と忠さんに『小枝かすみさん』の展示を見に行く。いい感じです。優しい色合い、そして何気ない、力の抜けた感のある織物。ステキです。

次は松屋の8階で「日本の和」。遊絲舎の小石原さん、黒田さん、玉のりの橋爪さんらに会う。実は違う目的で松屋に行ったら開催をして偶然伺ったもの。たまたま小石原さんの帯をしていたので、しばしサクラ状態。着ていた秋色綿麻の織り方を珍しがられ、触って確かめられる。相変わらず二代目充保さんはさわやか。彼が考えた新作の網代織の帯はすんごくステキ。しかし今年はもう大きな買い物はしない。にもかかわらず丹後半島の藻塩をいただく。天ぷらによさげ。楽しみだなあ。

帰りがけにもとじさんに寄って、築城則子さんの絹の帯(小倉織の木綿は何回か拝見したけれど)に溜息をつく。こんなパワーのある縞を見たことがない…凄過ぎる。

*本日の着物覚書
・秋色綿麻(お濃茶色 紬風)
・遊絲舎 藤布入り 絹紙布
・薄白茶地に赤茶縞の三分五嶋紐&鼈甲帯留
・絽縮緬 白茶
・公長斎小菅の竹籠
・網代地コルク台草履
・楊柳長襦袢

さーて明日は三浦半島の隠れ家へ。

2009.9.14 [月] もうすぐ2500キーワード!

あと19ですがな。カウントダウンですね。早いなあ…私がお仲間に入った頃、2000だった気がする!

ところで45rpmは私も懐かしいっす!バイトしてやっと1つ買った想い出が。でもね、私のその頃は「エセ・ハマトラ」&「シモキタ・マンボ」⇒「陸サーファー」だったのですう。ブランドはなかなか手が届かなかったなあ…。
ヘアスタイルも「美代ちゃんヘア」⇒「サーファーカット」でしたね。今、考えると恐ろしい・・・自分を知らずに。

そして社会人になったらお金使ってBIGIなどの「ブランドカラス」になりました・・・。

2009.9.5 [土] たまには着物ネタ

日本橋三越の“十二代三輪休雪”氏の個展に伺う。益々パワーアップされているが、益々、本質を理解するのが困難。でも自分が感じたままでよいのかな?

今の時期の着物はすごく考えこむ。おそらく12か月で今が一番難しいかも。
気持ちは秋なのに暑がりな体は絹物を拒否したがる。
生紬の単か綿麻かに悩む。双方とも今の季節を意識した色なのだが…。
悩んだ末、綿麻に。これは近江上布の織元で、珍しく綿麻の比率が50%ずつ。わりと綿70%麻30%は見るけれど。
色は黒味の松葉色に辛子色を絡ませて紬のような節を感じさせる織。男物の生地ですね。麻が多いと少し軽く感じるけれど、やはり綿が入っている感じは重さでよくわかる。
で、とっても快適でした。つね着とちょい着のハーフといった使い勝手は便利。

ところで午前中、ちょっと着物整理。あまりはかどらかなかったけれど、これからはせきたてられるように更衣が進む季節を迎える。

ちなみに暑がりの私のおしゃれ着としての暦は、

白露(9月8日頃)〜寒露(10月9日頃)→単
寒露〜小雪(11月23日頃)→胴抜き
小雪〜啓蟄(3月6日頃)→袷
啓蟄〜立夏(5月6日頃)→胴抜き
立夏〜夏至(6月21日頃)→単
夏至〜白露→薄物

を目安にしています。
袷と胴抜きが約3.5ヵ月ずつ。単と薄物が約2.5か月ずつ。
ま、綿の着物に限ってはこれにはあまり関係ありませんが。
でもきっと地方によって違うのでしようね。そう考えると面白いものです。皆さんはいかがなのでしょう?

*本日の着物覚書
・綿麻 松葉色×辛子色(初下ろし)
・越後型型染め 科布
・辛子色と白のねじった感じの細紐
・薄紫の帯揚げ
・網代台の草履
・イタヤカエデ籠

2009.8.31 [月] 昨日

大田区民ホールのオペラ、よかったですね。シモンを日本で見ることは少ないと思うけれど、ソリストはもちろん、バックの方々も本当に素敵な仕上がりでした。Tさんお疲れ様でした。

ところで先ほど家に帰ったら何本かの留守電。学生時代の鬼より恐い先輩で二期会にいらっしゃる方々から「昨日、見かけたように思うけど、着物着ているから別人かと思った。でもそうだよね。」的な伝言で何人かから。え、やっぱり何人かいらしてたのね。これだからオペラやクラシックを聞きに行く時は気をつけなくてはいけないのだ(苦笑)。着物だと目立ってしまうのだろうし。「ひえー、私は気付きませんでした!すみません。」で逃げるしかないけれど、何十年たっても体育会系な集団の先輩方なので、今度何かで会ったら恐い!

昨日の着物覚書
・能登上布 墨黒地に白子持ち縞
・科布無地八寸
・作家“裕子”さんの大好き複雑系ガラス玉に古代紫三分紐
・薄紫の麻帯揚げ
・科布台の草履(雨なので途中でカバー)
・御簾の縦筒型バック(初下ろし)

雨模様予想だったけれど、絹ものは帯締めだけにしてコートをもたず外出。(もう季節が終わり洗うだけだし、区民ホールだからクロークはないだろうと予想したので荷物を増やしたくなかったのだ)雨だから上布は霧吹きを使わないでもあまり広がらないかと思って実験したら、10時間も着ていると、やはりダメでシワはもちろんだが、それなりに広がるものと学習した。
そしてもう1つ学習。上布はどちらかというと昼間のお出かけ着。夜は同じ織でももう少し艶のあるものがよい。
いずれにせよ年々、暑がりとなる私には驚異な軽さと合わせて最強の夏の友となる。また来夏、よろしくね。

2009.8.29 [土] ツレヅレ・・・

綿絽浴衣のお洗濯をし、とりこもうとしたら、大きな蝉さんが二匹、浴衣にしがみついている。何と勘違いしたかな?茶や黒のカットソーにはよくしがみつく光景をみかけ、『木と勘違いしたかな?』なんて思うけど、この浴衣の色はまったく違う。うーむ。

このところ通勤の帰り電車で気軽に読む本として購入したのが、熊本にある“染織工芸サロン 和の國”店主の茨木國夫さんが書かれた『きもの宣言』という本。
平成5年の夏から、すべての洋服を処分し、着物(作務衣を含)生活に入った方の和生活によせる想いの本でした。面白かったですね。
そしてどうもお店の品揃えが私好みで、店主が〈織の三人衆〉と呼ばれる八丈織の菊池洋守さん、座繰り糸の芝崎重一さん、みさやま紬の横山俊一郎さんはいづれも私も強烈なファンです。そして『洛風林』。うーん一度、熊本まで行ってみたいものです、黒川温泉と合わせて。

そして家では、これで3回目に目を通す「幸田文 しつけ帳」。毎回、背筋が伸びます。

2009.8.22 [土] アレコレ・・・

相も変わらずの息苦しい仕事の生活。7.5年前の前職の方が緊張感は強く給料は安かったけどやりがいあったな…。今は嫉妬や自己評価が激しい人々が多い中で息苦しい。着物を着ている時間以外は、短い出張の合間の移動時間が自分を取り戻す唯一の時間。
3日前も日帰りで名古屋&大阪。それぞれの滞在時間が2時間&3時間では何もできません。残念。

腰が少しよくなったと思ったら(皆さま、お見舞いありがとうございます!)今度はモノモライ。なんでしょーね。本当にまいっちゃいます。
ということでまたもやおでかけ予定キャンセルで、大好評レシピ『ジンジャエール』づくり。大量につくったため、残りのしょうがは、細かくきざんで冷奴の上にのせたり、さっとあぶってもみのりと一緒にいただいたり…。本当に美味しくいただきましたよん!

2009.8.15 [土] 仕方なく・・・お昼寝自主錬

両親が兄たちと山の家に行っているので、世話もいらずのんびり2〜3日。
なのに腰をやってしまって意気上がらず。ぎっくり腰までには至らずだが、長いこと座っていたりすると立ち上がるのが大変…てなことで、予定キャンセルしてお昼寝…。こんなことで念願のお昼寝なんてね、ナサケネ〜。

そんなこんなで本を読む間に色彩学。
黄金・緑・桜・赤、特殊色なし。宝石でいえばすべて好きなもの。
色は???性格はもっと???
ところで4色中3色は「お金に困らない」…おかしい、困っているのに。黄金…「あってもなくても気にしない」そっか、そういうことね。

2009.8.14 [金] 腰が〜!

あまりの湿気が強い暑苦しさで夜中に何度も目がさめ、仕方なく除湿を入れっぱなしで眠り、喉がやられ咳こんでいた(こちらは直りましたが)ので、しょうこりもなく昨年買った「ジェル冷却マット」を麻のベッドパッドの下に敷いてみました。
実は昨年購入し、ベッドパッド抜きで敷いてみたところ、効き目がありすぎて一晩で冷えからくる腰痛になって、しまいこんでいたのです。

結果は…ベッドパッドの下にひいてもダメということがわかりました。3日間はよかったのですが、4日目の昨日の朝から腰痛がひどいのです。昨日からはずしましたが、またもや夜中に目が覚めてしまいました。
枕に冷却ものを使っても1〜2時間しか効果ないし…どうしたらいいんだ!年を重ねるとともに年々ひどくなる真夏の夜の悪夢。

2009.8.10 [月] 先週の振り返り

5日(水)
会社をダッシュで出て地元へ戻る。Bさんのお幸せ祝賀会。連絡ミスなどもやらかした自分ですが、なんとか楽しんでいただけたみたいで良かった!地元のクセして伺ったことのない(予約困難)四川料理の旨さに納得。辛いもの苦手だった私だけど、この奥行の深い辛さと美しい盛りつけ方に、また来たいなあ…なんて思った次第。

7日(金)
名古屋日帰り出張。名古屋のメンバーと話した後、名古屋から福岡のメンバーとTV会議。なんか不思議な気がする。お昼は「ひつまぶし」と思ったが時間なく、残念なランチ抜き…。

9日(日)
相方と『剣岳〜点の記〜』を見る。イマイチ…な構成。

2009.8.1 [土] 出会い

イヤなこと続きの一週間が終了し、死んだように眠った本日朝、家のことを少しして元気にお出かけ!

行きの電車の中で前に座った粋なご年配の婦人から「いいご趣味のお召し物でござんすね。着つけ方も涼しげ。」とおほめいただく。あまりにカッコイイしゃべり方に「いえ…」なんてヘドモドしてしまう。乗り換えた後も「お着物さわらせてくださいね」なんて言われるご婦人がいらして、なーんかよい気分。ま、短絡的ですな、自分(笑)。

日本橋高島屋の“アジアの雑貨”を見る予定で8階に行ったら、隣で“日本の絹展”も。秋山さんの紬に溜息をつきながら歩いていると、なんとキイさんも出店中!
「知らなかった!ごめんなさい」なんて言ってから、アジア展へ。ほーんとにステキな出店が多く、アチコチでおしゃべりしつつ丁度半分ぐらいのお店を見終わったころキイさんがやっていらして「凄いのがあるの見た?」「え、何々?」てなことで、あるお店へ。

絶句ものでした。インドネシアの現代織物なのだけれど、手紡ぎ・手織り・手刺繍の3拍子で現地価格。ストールがほとんどでしたが、織人は陽気そうな男性で「どんな方がお召になるかを見たい」ということでいらしていました。日本に紹介している方々のお話では、「3年お取引してやっと工房を見せていただけた」とのこと。本当に凄いものです。言葉が出ない。
手に入れたのは…
ひとはけ緑をのせたような白地にランダムに細い黒の横縞、そして白緑や白灰で雪結晶と思われるような織り込み(最初、染めているのかと思った)さらに可憐な同色系の刺繍。失礼だけど、この男性がこんな繊細なものを…?と思うようなものでした。

家に帰ってさらに驚いたのが裏の美しさ。縁の始末のあまりの美しさ。(日本のものでもここまで美しいのは珍しい)そして絵葉書のような商品を詳細に説明してあるカード。制作期間1.5か月の絹織物。手洗いOKとあります…。
『Lenan Silk』というブランドになっています。
ああ、はおる日が楽しみ…いえ、しばらく眺めて楽しみます。

キイさんも「日傘地にいいわ」とおっしゃり、私は調子よくお誂え予約(笑)ステキなコラボになりそうです。
キイさん、本当に教えてくださってありがとう!!!

その後、伊勢丹にまわって細々とした買い物をし、紀伊国屋で久し振りに仕事本のまとめ買いをしちゃいました。

*本日の着物覚書
・能登上布 墨藍地にオフ白の子持ち縞(初下ろし)
・科布 無地(初下ろし)
・遊中川さんの麻水色帯揚げ(初下ろし)
・五島紐 レース編み 水色とオフ白(初下ろし)
・科布台の草履(初下ろし)
・イタヤカエデ籠

2009.7.26 [日] 昼寝いいなっ

私、日々、電車での朝寝と夜寝はしておりますが、昼寝はアコガレです!

この週末は金曜日深夜の帰宅後、玄関で寝ており気づいてシャワー浴びて新幹線飛び乗り!当然、行き帰りとも爆睡。

土曜〜日曜日は京都大学のシンポジウム。夜までばっちり拘束なので、何も楽しめず…ぐすん。
ホテルはとっても町屋らしい中にあるいいところだったけど、それさえも楽しむ余裕なし…哀。
でもって、ビックリするぐらいのゲリラ雷雨でした。
ええーい、金曜日の夜の仕事接待か明日月曜日の会議さえなければ、京の時間をもう少し楽しめたのに。

家へ先ほど戻り、洗濯の山を片付けました。

2009.7.20 [月] サイコー!

のりんさん、爆笑してひきつけをおこしてしまい、しばしとまりませんでした。
ごめんなさい、苦しかったんですよね。笑ってすみません…。でもおでこのレース版画、拝見したかったっす!

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昨日、浴衣をたたんでいて確認したこと。袖付けは通常、6寸でお願いするのですが、5寸5分になっていました。
着ていて身八つ口がかなりスースーするなあ、下手な所作をすると見えてしまうかも…ほつれたのかな?なんて思っていての確認でした。(ほつれではありませんでした)
他の浴衣や夏着物を確認したら、8割方、そうなっておりました。ほとんどが違う方のお仕立てなのですが不思議です。夏物はそうするものなのでしょうか?

ま、所作を気をつけることで夏の開放性に反比例させ、奥ゆかしさが出ていいのかもしれませんね。
しかし今まで気付かない私の迂闊さときたら…。

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開放性といえば…今日の銀座線で拝見した私ぐらいの年齢の方の浴衣の付け文庫帯が…ああ、今日ほどお直しおばさんの気持ちが理解できたことはありませんでした。
でもお着物のお連れの方がいらっしゃるのでね、一駅、我慢しました。

2009.7.18 [土] 憤り!

“憤りネタ”の前に、昨日17日の出来事。

17日(金)
新宿伊勢丹へ黒田商店さんに前回、お願いしてあった200年前更紗の鼻緒を頂戴しにいく。でもってそれ以外にもちょいとだけだけど散財してしまった(苦笑)。
この7〜8年、よく云われることをここでも云われる。「ご自分をよく知ってらっしゃって、本当にアッという間に決められますねえ…今回も○○さんらしい…」
これは9割方、着物以外でも云われること。逆に言えば、迷った時はあまり今までにチョイスしない色合いやデザイン。
しかし最近、これは疑問に思うことでもある。よく言えば『自分を知っている』だが、悪く言えば『固まりすぎている』ではないだろうか?うーむ、まだ守りに入ってはいけない!!!

18日(土)
ダブルヘッダー予定だったが、疲れが出たのか午前中いっぱいベッドでグダグダ…。1つはあきらめる。
ボーとしながら2時頃出かける支度。上布を着る予定だったが、体調のみならずお天気まで崩れる感じだったので、初下ろししたくなく、先週とあまり変わらないコーデで出かける。

地下鉄赤塚駅すぐの白瀧呉服店。初めてだがこちらは都内最大級の大きさとか。お庭の苔が美しい…。
広いお座敷で“伝の会”という杵屋邦寿氏と松永鉄九郎氏の長唄三味線ライブ。着物(浴衣)を着ていると500円引きというライブを2時間楽しんだ。二人の下品ではない掛け合いのMCも楽しく、さらに杵屋氏は今、渋谷bunkamuraでの勘三郎コクーン歌舞伎もなさっていて、その舞台のお話も面白かった。

終了したらお店の方が急に寄ってらして「お召しのものは高橋先生の墨流しですね。本日のみ、先生がいらしてるんですよ。」ということで、高橋孝之さんにお目にかかる。一時間ほど高橋さんの作品を拝見しお話を伺う。墨流しの上に一珍染め。また江戸更紗と一珍染めなどは本当に素晴らしい!けれどビックリするくらいリーズナブル!問屋さんが中に入ってないのかと思ったくらい。

そしてここのお話の中で憤り!

店主が「一度消滅した墨流しを復元し、ここまでの技術なんだから、国もなんらかのことをしたらよいのに。」と言うと
高橋さんが「私たちは京都と違って文化庁管轄でなく、経済産業省だから無理なんですよ。縦割り行政なんですね。」と淡々とおっしゃった。
怒り爆発!ちなみに私は本気で怒ると、より冷静な物言いになるそうだ。

創り手を大事にできない国家は短命かもしれませんね。そんな国にしかいられない私たちって…。

高橋さんを支援したく、極めてリーズナブルで美しい九寸にグラついたが、自己破綻するわけにはいかないのでグッと我慢。
帰りがけに5月の展示会で一番早く消えた柄の小倉充子さんの手ぬぐいをいただく。こちらのお店は小倉さんとも仲良しらしい。

本日の夕飯は自宅そばの馴染みの店で、
・和風ラタトウユ(すべて有機)
・湯引きハモ
・万願寺唐辛子(有機)の焼きびたし
憤りがおさまった…。

*本日の着物覚書
・染めの高孝作 綿絽墨流し 薄紫系
・紗献上博多八寸 オフ白(銀座結び)
・kaguwaさんオリジナル 灰白&灰桜色の夏用帯締(初下ろし)
・遊中川さんの麻帯揚げ 薄紫
・イタヤカエデの籠
・衿秀さんの黒塗り桐台に灰桜&オフ白鼻緒の下駄

2009.7.14 [火] 東京は涼しく感じる・・・

顰蹙をかいそうなタイトルですが、関西から戻ると実感!
昨日の月曜日、13時半に本社での会議を途中で抜け出し新幹線に飛び乗り大阪堂島へ。17時半から会議に乱入、19時半から22時半まで食事をしながらの第2会議。本日11時までは本町で面談、11時半から13時まで堂島で会議。ランチ後、打ち合わせをしてから2時半に京都大学へ向かい16時半から18時過ぎまで打ち合わせし、22時半帰宅。ふう〜。

暑いのなんのって!大阪は街路樹が少ないので、影がビルのみ。そして京都の暑さもお馴染み…。辛かったっす!出張に慣れてはいるものの、重い資料を持っては、やはりキツイ。仕事の内容も多くがストレス付きだからよけいかな?

そんな中で見かけた一服の清涼剤。
堂島ですれちがった方。

宮古上布の片身がわり。砧打ちされた藍が美しく、シンプルだけど非常にこだわりのある配置の絣。昔のもので二枚の着物の組み合わせだと思う。すっごいセンス!
白緑地の上布帯。白の帯締め、白の帯揚げ。カッコ良い白髪のまとめ髪。目にしみる白さの麻のパテンレースの日傘。小さな籐のクラッチ。(足元が拝見できなかったのは残念!)
60歳過ぎぐらいと拝見するが、素晴らしい姿勢がより美しさを助長している。

目が合った瞬間、キリッとされているお顔立ちがほんの少し動き、目礼なさった気がした。思わずドギマギして、なっちゃないお辞儀を返した。

時間が逆転し、一瞬、音が消えた気がした。

2009.7.12 [日] S&G 羨ましい・・・

ドームの前の今は亡き後楽園スタジアムでやったのは、昭和60年だったか…記憶が定かではないが、その時の歌声だけは覚えている。リアルタイムでは、中学〜高校の青春時代に常に横にいましたね。

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勤務先の体制が変わり始め、バタバタに拍車がかかる。それでも先週は丸ビル内のタイ料理、今週は月島の近どうのもんじゃなど、食い気だけは元気。
サムゲタンでぱっと汗を出しておくと夏向きの体になる、と以前、教えてもらったことがあるが、それ以前に毒気が体に溜まりすぎている気がする。
そのためにも月一のデトックスは必須でおさぼりしてはいけませんね。

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本日は、相方とほおずき市終了後の浅草へ。ランチは『小柳』でビールを飲みながら、鰻の白焼きと鰻重を分け合う。
散歩後、早めのディナーは『十和田』で、いぶりがっこをつまみに日本酒を少し。〆はもちろん暮坪ざるそば。

もちろん『十和田』では“ざるそばメン”はもてまくり(笑)でした。

本日の着物覚書
・染めの高孝作 綿絽墨流し 薄紫系
・紗献上博多八寸 オフ白(銀座結び)
・アンティーク珊瑚帯留 3つの勾玉(初下ろし)
・二分真田紐 白青
・遊中川さんの麻帯揚げ 薄紫
・イタヤカエデの籠
・藤網代台の草履

2009.7.4 [土] のーんびり

午前中、お手入れをお願いしてた袷が大量に届く。とりあえず段ボールから出しただけにして、青山スパイラルホールへ急ぐ。

こゆきさんが14時まで。伺った時はこゆきさんお一人だったので、しばし歓談。相変わらずステキで楽しかったな。そのうちお客様はもちろん、お稽古帰りのKさんや汗びっしょりになって急いでいらしたFさんがいらしたり、織の西川さんもいらっしゃる。
仕事の邪魔をしてもいけないので、途中でKさんとお茶したり、小原流会館近くの福井館の福井洋傘に傘を見に行ったり、古裂もりたさんをのぞく。更に帰りにはKさんとえり華に立ち寄る。こちらは私にとっては“微妙な季節に便利な大うそつき誂えの店”で、今週は大うそつき着尺も2割引だがやはり時期的に品薄。

Kさんと別れて明治神宮内の高い木立を通り抜けて池まで散歩。空気が違うなあ…。ここが原宿なんて何度来ても信じられない。

自宅そばの馴染みの店で、ビールと信じられないほどの大ホタテのの照り焼き(半生)をいただく。大きなワタを美味しく食べるにはバター焼きより絶対こちらの方が上。さすがの調理方法で信じられないお安い価格!
うーん幸せ!(単純…)

*本日の着物覚書
・7周年と同じ小千谷縮
・しな布に唐草文様を松煙型染めした八寸(初下ろし)
・濃藍とベージュの三分紐&KURAさん帯どめ(初下ろし)
・遊中川さんの麻帯揚げ 薄紫(初下ろし)
・イタヤカエデの籠
・山ぶどう台に辛子色板締め鼻緒
・福井洋傘の晴雨兼用長傘でアイボリー(雨は降らなかったから日傘で良かったのかもしれないけれど)

2009.6.29 [月] 7周年オフ

遅ればせながら、7周年おめでとうございます!!!そしてこーんな会に参画できることに毎度のことながら感謝です。ありがとうございます!

雨のオツな日曜午後。一番乗りでした。
ヘタクソな工作員活動をしながら、船の上のような揺れを感じたのもつかのま、飲みまくって自分がゆれてましたね。そのせいか初めてお目にかかる方とはあまり話せなかったのが残念!

こぼれ話
KKさんに「洋服着てると10歳若い」と言われたが、よーく考えてみると、起点はどこだ?今の年齢から10歳引くのか、着物を着ると10歳足すのか?
どーも6月12日の日記で後輩たちから云われた「姐さん、お疲れ様でした!」の駅での大合唱が皆さまの記憶に残ったらしく、何人の方にも言われる(笑)。
その辺から考えると、10歳足すのかもしれない。うーむ、えらいこっちゃ!着物の着方を考えなければ…。着方の問題ではないのでは?と言われそう(笑)だが、せめてそれぐらいしないとねえ。

しかし夏着物は楽しい!全身麻だらけの昨日はしみじみ感じた。一年中で一番好き!

昨日の着物覚書
・小千谷縮 生成り無地
・栗山吉三郎工房 大麻ベージュ地に臙脂&藍&濃草灰三色の大波文様 たれは草色 角出し結び(随分昔〜きもの熱にかかる前になぜか購入したが、今回初下ろし)
・帯揚げは紗の濃茶地に白の千鳥(初下ろし)
・道明三分紐 生成り&黄色に銀箔入りガラス帯どめ
・長襦袢&足袋とも麻
・翡翠三玉&鼈甲かんざし
・山ぶどう台に辛子色板締め鼻緒下駄
・山ぶどう籠

2009.6.22 [月] 28日のお天気

いよいよ、お楽しみXdayが近づいて来ましたが、残念ながら今日現在では「晴れのち曇り」。
むむ、神様なんとかお願いしますだ、と祈ってます。

昨日の日曜日、玄関脇の満開のくちなしの香りにクラッときながら行った美容サロンでパラパラ見ていた雑誌『VERY7月号』に真楽Fさん発見!お洋服姿も楚々として素敵でしたよん!

土曜日は弟夫婦の新築マンションへ。二人で90�uは贅沢!文句とからかいをさんざん言いながらも、生後2か月半のMIX犬にすっかりやられる。
トイプードルとマルチーズの両親だって。かわゆすぎる。抱きしめすぎて遊びすぎて疲れちゃいました。

2009.6.15 [月] 離脱状態

スピリチュアルな離脱ではなく、放心状態の離脱…。

着物コミュニティの場に、こんなネタで申し訳ないのですが、「しゃんとしろ!」と自分に喝を入れるためにもお許しください。

土曜の夜、私の人生の闘争心(ちょっと大げさだけど)のつっかい棒だったレスラーが急逝された。

どんな時にも逃げない。リング上ではよけいなことは一切しない、喋らない。どんなに苦しくても、見ているファンが「もういい。立ち上がるな!」と叫んでも立ち上がった。決して大きくない体で、はるかに大きい相手にも立ち向かった。そして…世界最高レベルと言われる受身をとってきた。

自分の仕事に軸ブレは一切おこさない。
そしてリングを降りたら、少年のようなイタズラ心を持ち、人に気づかれないような気配りをする。

何かの間違い、誤報であってほしかった。今だに信じられない。信じたくない。

本日、私は仕事でとんでもないことを告げられた。今の仕事に移って丸7年。最大のピンチかもしれない。

彼の何度でも立ち上がってきた姿。もう一度見せて欲しい。立ち上がり方ではない。立ち上がる前の瞬間の、燃えるようなまなざしをもう一度、見たい。

まだ合掌なんてしたくない。

2009.6.13 [土] 代々木公園

デニムにTシャツで籠にワインを入れ、途中のスーパーでビールやつまみ類を調達して、代々木公園までゆっくり歩いて相方とのーんびり。
蒸し暑かったけれど陽ざしが弱いので、シートに寝っころがって楽なお昼寝。

2009.6.12 [金] 送別会

午後、半休を取る予定が仕事がおして3時頃あわてふためいて会社を飛び出す。家へ戻り大急ぎで着物姿になり銀座へ。
上司である社長が来週いっぱいで退任なので、女性マネジャー有志連の送別会。着物好き(お母様が終生、良い織の着物で過ごされた方らしい)の社長が「一度着てこい」というのを無視し続けた7年間だったので最後ぐらいと頑張る。
彼は妙に詳しく、銀座の女性の着姿にも一言ある方なので少々緊張したが、ことのほか喜んでいただきホッ。
送別会そのものはもっとしんみりするかと思ったが、次の集いの約束まで皆がして、楽しく終了。皆の様子にちょっと安堵。
帰りの地下鉄で女性だけになり、私以外はすべて反対側に乗るため、先に来た私の乗る電車を見送ってくれたが、酔っ払い女性達の気合の入った「姐さん、お疲れ様でした!」の何度も続く大合唱にはまいった。乗客の好寄の目が恥ずかしくて、電車が走りだしてから他の車両に移動(笑)

*本日の着物覚書
・本場結城縮単 薄クリームと薄グリーンのよろけっぽい縞
・遊絲舎さんの絹&紙布に藤布を混ぜた八寸 薄ベージュ地に濃&薄カーキの織分け(初下ろし)
・濃いベージュと藍色で織分けた三分紐(初下ろし)
・象牙と鼈甲細工の帯どめ
・氷色の絽縮緬帯揚げ(初下ろし)
・薄クリーム地の台にカーキ系の帯歯切れ鼻緒の草履
・公長斎小菅の竹かご

2009.6.7 [日] 創り出す苦悩を見せない美

雨模様なので、それなりのきもの支度で福本潮子展へ。

結局、三巡しました。受付の方にお礼を言われてしまったほど。そのくらいの衝撃でした。
そして会場を出た瞬間、なぜかマヤ文明の遺跡・スペインの草原、そして高千穂周辺の自然などが次々と目に浮かびました。

まぶしい陽ざしの中で突然轟く雷鳴
豊かな大地にたたきつける恵みの雨
呼応するようにあやなして河口に向かって踊る水の命
豊かに茂る木々の葉の中で首をすくめながらも空に目を向ける鳥
青々とすっくとたたずんでいる草木

空・水・土…人がこの世に現れる前から自然は豊かなそして美しい世界を紡ぎ出している。

福本さんの藍には人間の創作を超えたものを感じる。人間の創作はどこかしら思考を感じる。苦悩の跡を見る。けれどそれをまったく感じさせない布たち。

圧倒的な世界観。人間が小さく見える。けれどこの布を生み出したのは間違いなく人間。時空を超えて人から人に受け継がれた精神。

60代の男性でトルファン綿をお召の方が来場していらした。呉服売り場の方がたまたま別のお客様をご案内されててのことだが、当然のことながらその着物を賛辞されていた。昨年もとじさんで女物でつくられたとか。

私も昨年拝見して反物そのものはため息をついたが、会場のタペストリーとはまったく異次元のものであった。
着尺とタペストリーの違いでは、もちろんない。

しばらく頭を冷やしに日本橋の浜町あたりを散歩する。
その後、自宅そばのMUSICASAホールで知人のピアノコンサートへ。シューベルトやドビュッシーなど。

*本日の着物覚書
・木綿琉球絣 ブルーグレー地で藍&白、ポイントで黄色絣
・手紡木綿九寸 藍&空色&薄茶の変則縞
・近江縮の雨コート 濃い目のブルーグレーに鶯色の細縞(初下ろし)
・薄灰の絽縮緬帯揚げ、水色ゆるぎ
・イタヤカエデのかご 雨下駄

麻縮のコートは大正解。ムレずに快適。ぐるっと紐を通す仕立てなので広がりやすい麻も裾つぼまりで更に快適。

2009.5.31 [日] はもしゃぶー!

今週は2日(火)の夕方、大阪に行きます。翌日には帰ってしまうのですが、はもしゃぶいいな…。でも大人しくサバサンドにするかな?
一人で大阪ウロウロ彷徨するかな。

2009.5.31 [日] 梅雨入りかと勘違いしてしまう日々

こう雨続きだと“しゃんとするべし!”と自分に掛声かけないとブルーになってしまう…こんなヘタレは私だけか?
で、こういう日こそ酸味のきいた食べ物を!ということで、サラダドレッシングにシークワサーを入れていただく。これ、夏場の刺身に醤油に“ちょっと”もいいんですよん。

さて疾風怒濤の日々。みにさんと同じで日常化しており、週末きもの人で気分転換したかったものの、今日は洋服じゃないとできないことイロイロをしなければならず、『うちくい展』に伺いたかったのをあきらめる。なんと昨年に続き2度目のあきらめ。

しかーし、銀座に用があったついでに、“中村かおる創作帯展�U”には伺えた。江戸時代からの布…しかも馬にかけていた布…(すみません、名称忘れました〉頭衣布…(だったかな?)など、まさに愛してやまない“杉浦日尚子さんの世界”が眼の前に繰り広げられている感じ。
町人の生活が繰り広げられている中、いいとこの奥様がお付きの人を連れて買い物に…。その時の往来や人々のたたずまい、通りすがりの声やすれちがいざまの粋な仕草…。
いやー、お茶をいただきながらタイムスリップしてしまいました。この奥野ビルの風情もいいんですよねえ。より時間旅行を助長させます。

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ちょっと肌寒いので、家に戻ってから30代につくった絞り浴衣を着ています。腰が楽!ネットで綿麻の兵児帯を購入し(洗濯機で洗えるのはgood!)巻いてみましたが、子供の時の感覚がよみがえりますね。

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菊姐さんからリクエストをいただいた『幸田文きもの帖』のKW化。(すみません。今、日記を拝見して気づきました)
三部作すべての読破はまだなのです。とうてい私ごときの文章力で、この奥深さを伝えることができるとは思いません。
けれど個人的に幸田露伴&文氏の本は好きですし、母方の祖父が幸田露伴氏の生き方に心酔していたこともあり(だから母に言わせると超がつく貧乏としつけられ方は、文さんの文章を読んで驚いたほどそっくりだそうです)、心の片隅に常にあります。

ちなみに哲学的ともいえる考察力と表現力で好きな方が女性では3人いらっしゃるのですが、その内のお一人です。

うー、トライKWしてみます。菊姐さん、もう少しお待ちくださいね。

2009.5.23 [土] 三溪園

暑かったですね!思わず単でなく夏物を着ようかと思ったくらい。しかし勤め人の哀しさで、それをすると単を着れなくなってしまうので頑張りました。

真楽のたくさんの方々とお目にかかり、パワーアップした展示に心揺れながら拝見。

とても良い一日でした。

キイさん、本当にお疲れ様でした。いつものことながら良いものをご紹介いただけて幸せです。
そしてご一緒させていただいた皆様、ありがとうございました。

*課題 どうにか腰を直して投扇興じゃが連幽霊部員の汚名返上をすること

*本日の着物覚え書き
・念願の本結城縮の単 白緑とアイボリーのよろけっぽく織った縞(初下ろし)
・菱健さんアイボリー地にコプト文様塩瀬九寸
・昨年の“ちくちく”でいただいた、さくらさんの変わった織り方〜お花模様織の帯締め(初下ろし)
さくらさーん、着物にピッタリでした。ありがとうございます!
・長襦袢と半襟は今期初の楊柳

2009.5.22 [金] JUSTの人は?

1957年生まれ以前の人は新型インフルエンザにかかりにくいって…「以前」というのは、その年の人は動詞に対してyesなの?noなの?

いえね、騒動もここまで来たらもう開き直り(なんちゃってマスクを大量に買い込んだ奴っす〜もろ日本人て感じ)ですが、いきなり国語力の低下が気になっちゃって…。

2009.5.20 [水] 思うことアレコレ

*マスク騒動、住○3M社のN95というトンフル対応マスク、20枚で3800円という価格でNETに出ておりました。一枚190円!うーむ、考えさせられるご時勢。いかなる時代でも必需品価格は需給バランス。

*毎年、4月頃から冬に貯蓄した体油脂分が少しずつ体外に放出されていくのに、年齢から来る代謝ダウン(私は低体温女→これだけは色々な療法を試したけれど、なかなか改善のきざしが薄い)から食事をコントロールしても、それは難しくなってきた。飲むのをやめれば…とも思ったが、それもよく考えれば職場の人と行かなくなって、だいぶ減っている(週一回ぐらい)。
ともかく“猪首”“振袖二の腕”“かぼちゃ腹”“ピーマンヒップ”“サリーちゃん足”を見るのは洋服の時はもちろん着物の時さえも辛くなってきた。
洋服はサイズが変動すると不経済であるし、着物の時は露出している分が少ないので、パーツサイズが、より目立つ気がする。
また、ふっくら体形に合う顔立ちではないのも、よけいにアンバランス!
ともかくダイエットしないと相当マズイ!!!
これ以上はやはり運動しかないのか?それも腰と首に負担の少ないもので。そもそもそんな運動はあるのか?
どなたか教えてくださーい!

*頼近美津子さん、干支は違うけれど同学年(のはず)。なにかやりきれない気持ち。ご冥福をお祈りします。

2009.5.19 [火] 支障

昨日の月曜朝、個人的な友人達に大量のマスクを送る。
行けなかった古い神戸友人の3度目のウェディングパーティー(なんと一度目の人と同じ人→よって欠席連絡。2回目の時のご祝儀返せ!〜笑〜だよね。このパターンはなんと私の知り合いでは2人目)も欠席者が数人いたとか…。

そして様子を見ていた大阪&神戸のオフイスで多少の支障が…。
いえ、誰かが発症というのは今のところないのだが、ママさん社員が多いため、ジュニア達の学級閉鎖で突発的にお休みがかさなる。
春休みや夏休みと同じなんだけど、突然なので宿題がないジュニア達も多いらしく、ママさん達は生活パターンがくずされ、てんてこまい。
しかし“そんなに休んじゃいられない”と「無理はするな!!!」と連呼しても何人か出勤してくれている。それでも正直、かなり仕事には支障が出てきている。
ま、仕方ない。健康第一!他の地域でカバーするしかないね。

2009.5.17 [日] 人生イロイロ…楽しさ満載

16日、前日2時半寝で完璧寝不足なのに朝から神戸&大阪支社のインフルエンザの把握&関係連絡等でバタバタ。ハタと気づくとこれは葉山店番に完全遅刻!!!一緒の店番Mさん、ごめんなさい!時折弱い雨がぱらついたけれど、なんとかもって楽しい時間の連続!

ぬほえりさん宅でいつもくつろがせていただき感謝の中、Nさんの素敵お話を伺う。お祝日、御仕度のお手伝いできなくてごめんなさい。でも本当におめでとう!

美味しい打ち上げ場所のengawaで吃驚したのはオーナーのもう1つのお仕事場。蓼科の家のすぐそばで、しょっちゅう伺っていたところ。今年の夏は行けるかな?

打ち上げは前向きOさんの告白トークで大盛り上がり。運命のめぐり合わせ!ステキな判断!素敵な人生!

お泊りはMさん邸。素敵なお部屋とカーテン。ベランダの丹精されている鉢植え達。夜も朝もアラフォー&アラフィートーク。鉄瓶での美味しいお茶をご馳走様でした。

明けて昼前にMさんの車で葉山ポンナレットさんのラオス&カンボジアの布を見に行く。とても素敵なお住まい。そして丁寧な仕事の布が良心的な価格。Mさんの着物類にピッタリのラオス浮織の帯を見つける。6月のお姿を楽しみにしていますよん、Mさん。

着物覚書
・ラオス木綿(茶綿入り)
・ラオスシルクのブルー&茶九寸
・水色の二分紐に水杢入りの鼈甲帯留など

2009.5.16 [土] ふう、ただいまー

今何時?そうね、だいたいねー
 じゃないよ、もう16日の午前1時半。ヘロヘロざます。
今日行けるのかなあ、葉山。気合いだー!

しかし不思議なことが…。みずえさん・しょうさんと同様、私のところへも本日、長野県富士見からアスパラが…美味だと断言できるカオしている。明日の朝、食べたいな。(ヘロヘロでも食い意地だけは張っている)

そうそ、諏訪大社様の御柱。ここ15年ほどは三社様より気合が入る私です。

2009.5.11 [月] し、しまったあ!

国立新美術館で行われていた“国展”なんとなんと、今日まででした。来週までと思いこんでおりました。こんなんだったら無理してでもGW中に伺えば良かった…。
いろいろ拝見したいものはあったけれど、特に小島秀子さんの織を拝見したかった…。

2009.5.10 [日] 暑かった!

これは5月初夏という陽気ではありませんね。洗濯するのは気持ちがよいですが。

9日(土)
お昼に小倉充子さんの展示を拝見しに駒沢大学にある大橋歩さんのギャラリーへ伺う。イヤーホント、毎度毎度惚れこんでしまいます。今年も手ぬぐいは絶好調!惚れた居酒屋柄の手ぬぐいお持ち帰りと、ムフフ&グフフのお願いをしてしまいました。
でもって大橋さんが出されている雑誌に浴衣を貸出した方お二人のうち、お一人が新作をはおられている間、仲間に入れていただきコーデごっこ。

もっといたかったけれどタイムリミット…。稲荷町に移動し墓地掃除を済ませた後、友人に予約を頼んでおいた“ペリカン”さんのパンを受け取ろうとしたが、なんと忘れられたらしい。ショック!

仕方なく昔からある豆腐屋さんでチーズ入りがんもや、ゆばで巻いた野菜の揚げたてなどを買い込んでSさん宅で“山梨ワインをさらに楽しむ会”へ。
美味しいお料理とワインでお腹いっぱい!楽しい楽しい一夜でした。

2009.5.6 [水] 初めてのこと

4日に映画に行った際にお初でしたこと。(皆様には、そんなの当たり前!というようなことですが)

特大の風呂敷をショルダーバッグにしてメインバッグとして持ったこと。
イヤー便利便利!
明るい黄緑の地で黒の縁取りでの大きな白い千鳥が斜めに飛んでいる構図(エイラクヤさんの“伊兵衛”ブランドのもの)で、自己満足だけど風呂敷ショルダーにピッタリ柄!でかつ、洋服のさし色としてみてもgood!
帰りに選んだ母の日プレゼントのかさばるものも余裕で入り、サブバッグがいらない。
これからもはまりそう…。

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昨日今日と家の事。腰にきている情けなさ。

2009.5.4 [月] まとめ日記

1日(金)
会社後輩Nちゃんと銀座3丁目でディナー。仕事帰りの銀座、半年ぶりの空気感でお上り状態(苦笑)。
初めてだけど大当たりの店!(店名忘れた…)すべてうんまーい!やすーい!でもまたもや少し帯や小物を差し上げたので、Nちゃんゴチ!ご馳走様でした。

2日(土)
半年ぶりの三崎口の隠れ家カフェへ。陽がのびて大拍手ものの絶景サンセット!三日前が“ダイヤモンド富士”(富士山の真上に陽が沈む)だったそう。
お土産で買いこんでいったワインを初対面の方にもふるまいながら、またもや手を入れられたデッキで午後3時頃からゴロゴロして、5時半前から約1時間のショー。
合間にいただいた新メニューのライスものもgood!
その後、室内に入っておしゃべりしたり歌ったりドラムたたいたり。最終電車に近い9時ごろまで遊ぶ。今度は近くにお泊りだな。絶対内緒とカフェの人に言われた新しい驚愕の施設(手作り)もできていたし。
バスがなくなった時間になったので呼んでもらったタクシーの運転手さんが「あそこもだいぶ口コミでお客さんが増えたよね」とのたまう。うーん、お客さんが増えて欲しいような欲しくないような複雑な気分です。

3日(日)
亀戸天神に藤をめでに行くつもりが、最寄駅でなんと昔仕事でお世話になった会社の方々の集団とバッタリ!「キャー何年振り?」なんて甘味やさんに入っておしゃべりしていたら、またもやビックリ!出てきた甘味やさん若女将がつい最近までお世話になっていたブティックの担当者。実家なんだそうである。同行者がアパレル関係者だったので、またもや盛り上がる。
そうこうしているうちに私の時間のリミットが迫る。結局、亀戸まで行ったのに藤をめでることはかなわず六本木へ移動。なにやってんだか…。

7時に六本木awaiさんで映画監督山崎達璽さんのトークイベント。10年前のカンヌで日本人最年少で受賞した監督(74年生まれ)で、大正時代をバックに男女の愛欲を描く方。なんともいえない美意識なんだな、これが。
監督、頑張れ!応援してますよん。
しかし…かなりの美青年。役者さんといってもほとんどの人がうなづくと思う。着物歴が一年とは思えない着こなしでした。
その後の懇親会も楽しかった。歌舞伎座の楽屋入りで唯一着物をお召になる、おしゃみひいていらっしゃる方とか、芸大声楽科卒で二期会の方とか、お話が楽しかった。Kさん、アリガトー。
*着物覚書
・佐藤新一さんの白鷹綾織 アイボリー地に白茶縞
・菱健さんの塩瀬 アイボリー地に茶系のコプト文様染め
・白緑帯揚げ
・象牙と鼈甲の帯留(初下ろし)&白水色三分紐
・緑の長襦袢
・薄クリーム色エナメル草履
・白&金のレーヨン糸バッグ

4日(月)
お台場で映画。『グラン・トリノ』C・イーストウッドはいいわ、やっぱり。
しかしお台場はこういう時期にいくと疲れる…映画館はムチャ空いていたけれど。

さーて明日&明後日は家のこと。頑張るぞっと。

番外 
清志郎さん、あまりにもショックでしばらく声がでませんでした…合掌。

2009.4.29 [水] 藤井さん更紗〜やっとご縁

11時過ぎ、千歳烏山に到着。私は千歳中学出身なので、この辺は同級生の家に遊びに来ていたところ。当然、随分変わったけれど懐かしい…。

一衣舎春展、門をくぐると見事なつつじ群生が出迎えてくれる。エントランスのしつらえの素晴らしいこと!相方はすでに感激モードに入っている。
階段で木村さん&楽艸の高橋さんとすれ違いながらお会いし、ご挨拶。高橋さんからはコーデをおほめいただき、“てへっ”。

お目当ての藤井さんのジャワ更紗を1つ1つご説明いただく。建築物や木細工、畑などの手仕事にものすごく興味関心を持ち、支援もしたいと意気込んでいる相方は、もしかすると私より説明を伺うのに熱心。藤井さんの説明をひととおり伺った後、いろいろ拝見する中で「江戸更紗もいいよねえ…あの藍色が美しい」などとのたまう。
そうこうしているうちに一衣舎さんブログにも出ていた『訳ありジャワ更紗』を木村さんが持っていらっしゃる。その精緻で楽しい柄、美しい色使いの仕事ぶりにぞっこんに!よくもまあ、難易度の高いこの素材に、手描き更紗なぞ出来るもんです。
熟慮した結果、うちの子になっていただくことに…。『訳』部分は“テ”で隠れてしまうし、付け帯にしかならないという長さも気にならない。「もう買わないんじゃなかったの?」という相方のからかいもサラッとかわす。そのぐらい好き!

そうこうするうち、えりりんさんの“足跡てぬぐい”を、相方はいつのまにか選んでお持ち帰りに。

帰りに会場提供の真楽メンバーのKさんとご挨拶しお庭拝見。ステキな竹林。(帰りがけにまたもやご挨拶した高橋さんの小さな江戸っ子コメントにニヤリ。ホントに彼女はカッコイイ!)

お腹がすいてKさんに教えていただいた趣ありそうな店に伺ったが祭日でお休み、残念!
仕方なく昔からある旭鮨で昼間の泡と鮨を美味しくいただく。
帰りは蘆花恒春園に寄る。良い休日であった。

*本日の着物覚書
・ラオス綿アイボリー地に白茶横縞(初下ろし〜昨年の一衣舎春展でGET)
・ラオスシルクのブルーと茶刺し子風九寸
・吉田さんクレイブルーのショール

2009.4.26 [日] 竹の子尽くし

今さらですが本日の夕飯は、今期何回目かの竹の子尽くし。(あー、貝尽くしもしたいもんだ)

ご飯、吸い物、中華風炒め物、温サラダ、あっイサキの焼き物は別。

庭から取れるこの時期の贈り物を軽くたたいてご飯と吸い物に。さんしょの葉。春ランマン!

2009.4.25 [土] アート

この頃はヤマバトの低い独特の鳴き声で目が覚める。良い季節となったが、今日はあいにくの雨と寒さ。
兄の家に行く予定が延期になったこともあり、上野で古くからの知り合いと軽いランチをしながらのおしゃべり後、国立新美術館での会社の後輩の絵の展覧会へ。95回の記念展のため、出展もいつもより多いようだ。とにかく歩く歩く。

100号というサイズの“千年の翠”と名付けられた油絵。美しいグリーンとブルーが生きている彼女らしいフォトジェニックな絵。今年は各種ガラス器の向こうにグリーンが見えるという手の込んだ構図。
会社では50人の現場メンバーを束ねて、実は胃薬が手放せない彼女。ハンサムウーマンを地でいくような行動のカッコ良さ。その彼女の心の美しさがにじみ出ているような絵であった。

その後、工芸部へ。陶器・竹細工・木工・金細工・漆・などだが、今年は例年に増して染と織の展示が多かった。着物も2点。しかし『工芸賞』の“青き風”と名付けられた雨田友子さんの巨大なタペストリーの藍染には息をのんだ。凄い!
文様とか構図とか、説明しようと思えばできるかもしれないけれど、それは失礼にあたると強く思うほど。
そしてその横にあった『工芸奨励賞』の2点対の織物、『樹神』と名付けられた江連房子さんのやはり巨大なタペストリーの色の美しさにも脱帽。しばし座り込んでしまった。
双方とも天井高の上から床までに近い巨大なサイズだが、目を凝らして一本の糸を見つめた時の感動も表現しがたい。

美に対する人間の努力はどこまで続くのか…そんなことを感じさせる一日。

2009.4.25 [土] 去っていく人・去っていくモノ

昨日の夕方、来る6月下旬の株主総会で、勤務先の社長が去ることが全社に知らされた。新しい役員が4月1日に来た時から覚悟はしていたものの、正直、寂しさがよぎる。
真に厳しい人であった。と同時に情熱の人であった。この会社に私が縁をいただいて7年前に来たのも、彼の情熱にうたれたからこそ。
経理畑が長かったが、冷静ではあるものの怜悧さは見せないことが多かった。時々、役割の仮面をはずした時の人としての横顔を忘れない。

そして昨日、知ったこと…
竺仙の浴衣綿芭蕉籠染めが昨年で生産中止になっており、在庫のみであるということ。

綿であるのに、しわになりにくいこと。
江戸文様と色が表裏で違い、裾や振りがひるがえった瞬間、「あっ」と思わせる粋。

皆、去っていく。

せめて…偉大さを数えながら、心からの感謝を捧げたい。

2009.4.19 [日] バタバタな日々

気の張る出張があり、また仕事でハラハラする日々が続いた2週間が終わった。さらに着物を3週間着てなかったせいかイライラ…。

やっと着ることができた土曜日。

家を出てから新国立美術館で開催中の光風会招待状をオフィスに忘れたことを思い出し、仕方なく来週に延期することにした。会社の後輩の力作拝見はお預けに。

まずはサントリー美術館の薩摩切子展。切子好きの私にはたまらなかったなあ…。特にNY美術館からの里帰りしているものが、軒並み好み。それと“ちろり”。これって今購入すると198万円なんだそう。フウ〜。

薩摩切子を使っている自宅そばの薩摩料理店で早くも食事をしたくなったが我慢して横浜へ。用事を済ましてから、7年ぶりのニューグランドホテル本館ラウンジで友人に会う。
過去の思い出話はネタが何にせよあまり好きでない私。だが彼女はそれが好きみたい。15年ぶりだから仕方ないかもしれないけれど、ちょいと退屈な1.5時間。でも美味しいお茶に救われる。

夜、実家で昨日また1つ年を重ねた父を、弟夫婦が送ってきた今半さんの牛肉ですき焼きをして祝う。うーむ、米寿で肉好きでたくさん食べるとはおそるべし!

*本日の着物覚書
・佐藤新一さんの白鷹綾織、アイボリー地に薄金茶縞で胴抜き仕立て(初下ろし)
・縮緬アイボリー地に金茶、古代紫、草色の葵文様染九寸
・道明帯締、黄色よりの枯草色
・白地に黄色飛び絞り帯揚げ
・グリーングレー長襦袢
・エナメル薄黄色台に黒田商店さんの抹茶地幾何学文様帯地の鼻緒
・公長斎小菅のかご

2009.4.9 [木] 華は散ったのだろうか・・・

昨日8日日経朝刊に、小さく出ていた。
熱海伊豆山の蓬莱が星野リゾートに買収された、と。

蓬莱といえば、究極の1つと感じられるおもてなしと共に、女将の古谷青游さんの着こなしが着物好きの中では有名であった。樋口可南子さんや壇ふみさんの本にも出ていたはず。

宿は女将の美意識がすみずみまで感じられたしつらえであった。

あの宿に何が起きたのかはわからない。

仮に運営をほとんど変えなかったとしても、経営母体が変わると必ずその香りは変わる。

今、確実に言えることは、一つの空間と空感が確実に息をひそめた…。

2009.4.7 [火] 先週末

早いものでもう4月、あっという間ですね。

4日(土)
前日の仕事不具合にイラついて寝つきが悪く、起きたら「アンビリバボー!」の時間。集合場所に到着したのは4分前。Sさん、ヤキモキさせてすみませぬ〜。

バスは一路、勝沼へ。
詳細はSさんのレポートで(手抜きですまんこってす!)

私の感動ポイントは3つ。
1.この日は曇ってたけれど、それでも時折差し込む陽射しが、土だと柔らかい。コンクリートとは反射率の違いなのだろうけれどこれだけでも癒される〜。海の陽射しの美しさとは違う種類。

2.輸送時間ゼロだと、ワインはもちろんのこと野菜が本当に美味しい!!!調理の上手さはもちろんあるけれど、やっぱ人間の幸せ原点は農業(水産含む)でしょ、という快適性を再確認。着物の原点も丁寧農業ですもんね。

3.職人さんのこだわりと、山梨県人独特のLOVE&LOVEスピリッツ!の具現性。ま、Sさんを見ればわかりますが(ごめーん)、サービス精神なんて生易しいものではない。LOVEに満ち満ちたアクションですな。

とにもかくにも、ティスティングしすぎて帰りのバスではぐったり!せしめたワインを空ける日が楽しみ!!!

*しかーし、久しぶりの中央高速は嬉ピかった!10代半ばから通った白樺湖合宿所。20代半ばに出来た第二故郷の蓼科の家。遊びまくった松本。また通いたいゾ!!!(なんと今月中、松本までバスが2000円という広告に目が点になって、想いを一気に寄せたのでした)

5日(日)
朝、大量洗濯後、庭の桜をめでる。大正生まれの桜だし、近所迷惑にならないよう、あちこち枝を落とされているのに元気に楽しませてくれる。
昼過ぎ、徒歩300m弱の公的施設の桜を見に行く。崖地なので2階のエントランスからは桜並木の上に新国立劇場とパークハイアットがそびえ立っているように見える面白さ。あまり知られてなく、1階に下りて桜並木の下でお昼寝。
また5分ぐらい歩き、駅2つ分(京王線が地下に潜ったので)の緑道に出来た桜アーチをお散歩。数時間後、用足し後に夜桜をまた緑道で見る。


*りりやっこさん、文字通りの「世界」デビューおめでとうございます!!!

2009.3.31 [火] 習いごと

かおかおさん、始められてまもない?気がするのですが、もう発表会は凄い!今度ぜひ伺わせてくださいまし。

実は私も音楽系を1つ始めました。子供の頃のピアノと10代後半からの声楽以来です。続くか自信がないので(苦笑)まだ誰にも言っておりませんでした。
地唄舞が腰の悪さで続けられず、長期のお休みをお願い(家元と師匠が優しい方なので、「いつでも戻っていらっしゃいと」とのありがたーいお言葉)しているので、腰に負担がかからないものを…と考えた結果なのですが、気づいたら腰と非常に関係のある部位に非常に影響があるのですね、この習い事は。
うう、お稽古に行き出して初めて気付きました。だいたい翌日くらいから調子が悪くなるし、家で少し練習するとまたもや痛みます。

しかしまだ慣れてないので、変なところに力が入るのかも。もう少しやってみようっと思ってます。なんたって音楽好きなので。

2009.3.29 [日] おめでとうございます!

ひゃっほー、とくさん、おめでとうございます!

お料理上手で気が利く奥様になられるんでしょうね。(数回ですがご一緒してシミジミ感じたこと。ぼーちゃんと同じ感想ですみません)ネイルアートはいかにも初々しい花嫁様(微笑)という感じでした。

うーん、素敵なお話で日曜日恒例の介護疲れもふっとびました。(笑)

2009.3.28 [土] 昨日&今日

27日(金)
「本日は夕刻ピュ!」と朝から宣言して夕方4時までランチ抜きで頑張ったおかげで、時間どおりに仕事場を出ることができた。(もちろん4時におにぎりは食べましたよん)
いつも思う(2〜3回しかお会いしてないけど)ことだけど、こゆきさんの笑顔って、何か私が忘れてきたものを思い出させる素敵な笑顔。
また近いうちにお会いできることを念願しています。

着物着てないのに、着物の話で盛り上がれるのは嬉しい限り。(着物着れない悲しさをなんとか埋めようと、ジャケットだけシルクタフタにしたけど、やっぱり違うよね、私の気分)
Bちゃん、ディオール門外不出コーデカラーの地色グリーン&濃いパープル着物と帯版は、冗談でなく本当に似合うと思いますよん!この組み合わせが本質的に似合う方はなかなかいらっしゃらない。シック&キュート&コンテンポラリーが混ざった感じ?

28日(土)
まずは用足しに上野。お花見なのか凄い人出。公園と反対側だったから良いものの地下鉄まで昼間のラッシュ。

お次は銀座もとじさんへピックアップに。帰りに銀座駅周辺で軽くお茶をしている時に「そのコートとバッグはどちらの?」といきなり奥様4人集団に囲まれた時は嬉しいよりも怖かった…。だってこっちは座っていて向こうは全員立っているし、目がマジすぎるんですもん。

お次は伊勢丹へ。黒田商店さんで以前いただいた鼻緒に合う台を選び、ついでに保田織の足袋お誂えもお願いする。でさらについでに(笑)200年前の更紗を部分使いしたというバッグの生地が気に入り、その生地で鼻緒のお誂えをお願いする。(ある下駄のを挿げ替える予定)その手続きの間、またもや他の方の鼻緒と台コーデを一緒に考える。(本当に人のことながら、こういうの好き)
その後、玉のりさんらとお喋り。彼女のヘアスタイル、着物も洋服も両方合うモダンカットで素敵です。仕事リタイアするまで切らない…と思ってたけど切っちゃおうかな?というぐらい、心に残っちゃいました。

*本日の着物覚書
・本結城無地グレー系ブルー胴抜き仕立て
・ラオスシルク濃いブルー&茶系九寸
・道明ゆるぎスカイブルー
・伊勢由オリジナル限りなく白に近いブルー地に濃い水色絞り帯揚げ(初下ろし)
・黒田商店皮下駄こげ茶
・タイシルクピンクトートバッグ
・凛さんタイシルクシルバーグレー変わり型コート

2009.3.24 [火] さてまた一年

3月、好きです。
じっと耐えていたすべての生命が動き出す気配がするからかな?
でもそれと匹敵するぐらい好きなのは5月。
光に向かって躍動する風を感じるからかな?

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京都やよいさんのおじゃこをいただく。これってホント美味しいと思う。体長が今1つだけど何かお腹に入れて即、エネルギーにしなきゃ…って時も、簡易お茶漬けやサラダの親友。
本日までの池袋東武の京都展に出展していたらしい。祇園ない籐さんやみすやさんも。携帯お針箱セット、欲しいな…。

2009.3.22 [日] 三連休まとめ日記

22日
お昼から“アーツ&クラフツ展”へ。想像より規模が小さかったけれど、それなりに満足。その流れで自分達で漆喰塗りたいね、などと話す。帰りに伊勢丹などに寄って買い物後、またもや自街で新しく出来た中華と馴染みのバーへ。


21日
記念日で毎年恒例の鎌倉リッチョーネへ。毎度ながら地のモノを活かしきったランチ。ペトリュスもいいチョイス。最後のお菓子で“リコッタ&くるみの焼き菓子”をチョイスしたら、いつものようにお皿にチョコでお祝い文字を書いていただいた。ありがとう、感謝です。

日が良いのか、八幡宮では次々に和装ウェディング。一組、明らかに明治後期か大正初めと思われる時代のうち掛けと思われる見事なものを拝見。そのお嫁さんは極めてキリットした顔立ちであまりの美しさにクラクラした。そして彼女のお婆様と思われる方が見とれるような横顔で涙ぐんでらしたのが印象的であった。

ブラブラしながら大佛カフェに寄り、花粉症に負けず見事なお庭でお茶をいただく。変な話だけど、お手洗いのつくり&インテリアが懐かしかった。母方の今はなき古い家で馴染んだスタイル。庭で惜しかったのは池に水がなかったことと藤棚が鉄であったこと。それでも大きなリスが樹木の間を飛び回っていたのを楽しめたひとときでもあった。

こすずでわらび餅を購入した後、いつもの“wabian”へ。ここは本当にアジア&和雑貨がお値打ち。今回もまた衝動買いしてしまった。
しかし鎌倉もすごい人出。お天気に誘われた方も多かったかも。

自街へ戻り、またもや美味しい馴染みの店へ。とんでもなく状態がよい空豆を焼いたものやアンキモをうまくソテーしたものなどをいただく。その後もう一軒、すべて鹿児島直送の材料を使った美味しいお店へ。

感謝の一日。

本日の着物覚書
・着物は昨日20日と同じ
・手紡ぎ木綿九寸藍&スカイブルー内白縞&茶内白縞で全体縞となっているもの。手紡ぎで木綿と思えない軽さ(初下ろし)
・道明さんスカイブルーゆるぎ
・白地黄色の飛び絞り帯揚げ
・長襦袢は昨日20日と同じ
・山ぶどう籠
・黒田商店さん皮下駄


20日
浅草に昼過ぎに到着して用足し。ものすごい人出で歩きにくいぐらいであった。こんな経済環境だから皆、近場で楽しむのかな?しかしそこは昔の住民、裏通りを使いながらサクサク歩く。
さて吉田さんの展示。約束どおり昨年いただいた水色のショールをして伺う。知らない方々にも吉田さんショール中心のコーデを褒めていただけてありがたい。そしてヴィーナスは本当にセンスの良さがにじみ出ている作品。美しかった!!!
彼女の健康を害さないかな?と心配しつつも勝手な私は次にお願いする妄想が膨らむ。
その後、ゆずりは展示蔦サロンへ。いいなあ、本当に。用の美というものをいつも感じるゆずりはさん。しょうさん見習って、こぎん貯金を開始すべきです、私。
プチオフでは、軽く酔った吉田さんから素敵なお話を伺い、とっても良い時間でした。

本日の着物覚え書き
・本結城無地グレー系ブルー胴抜き仕立て(初下ろし)→色糸を持ってお願いしただけあった自己満足着物
・織楽浅野さんの九寸“緑影”グレージュ色(初下ろし)
・道明さんにお願いしたベージュが強い鳥の子色三分紐
・箱瀬淳一さん銀蒔絵帯留
・伊勢由さんオリジナルシルバーグレー帯揚げ
・グリーングレー地に黄色で“かまわぬ”染の長襦袢
・シルバーグレー台にオフ白組紐鼻緒
・アイグナーグレー皮バッグ
・吉田さんブルー系ショール

2009.3.19 [木] ラオス布に恋してる…

頑張って『アジアの布を纏う展』東京丸善丸の内本店に行ってきた。
最近、なぜアジア布を見ると私の血が騒ぐ(本当に“騒ぐ”という表現がピッタリ)のか不思議。

本日も「見るだけ!(キッパリ)」と思っていたのに、ラオスシルク浮織で片方の端に額縁のようにこまかーい織を入れた布が一番先に目についた。しばらく我慢していたが、やっぱり目が離れなくなってしまった。
抹茶色の濃薄絣をベースにスカイブルーで大きな絣を織り、端に辛子・パウダーピンク・濃茶での浮織。大きめのショールで和洋どちらもいけるし、気分を変えたくなったら帯に仕立て直したら更に楽しいであろう。片側額縁文様だから、どこを出すかで表情が変わり、帯の表裏いけそう。
以前、灯屋の渋谷さんに「本当にラオス布が好きねえ。目がぜんぜん違う。」と笑われたことがあったけれど、本当に日本以外だったら、知りうる限りの世界中の布の中で一番好きだろう。もっとトリコになるのが恐ろしくて、江波戸さんの『ポンナレット』にも伺ったことがないほど。

しかし今回のこの布のお持ち帰りの決定打は、作り手のお人柄が見えるようなオーラを発していたことだ。その点で販売している方と共感し、お会いしてないその方のお人なりを二人の妄想で盛り上がったくらいであった。

志を感じるモノづくりには、いつもひれふしてしまう。

かの地について知っていることは、麺好きの私らしく『香菜たっぷりのカオソーイやカオピヤックそしてフー』ぐらい。すべてお米の粉でヘルシー!まだ訪れたことのないラオス…ゆずりはの田中さんは「日本の昔を感じる」と書かれていた。行ってみたいなあ。

さて明日は日本の織姫、吉田さんにお目にかかる楽しみが。お天気が悪いようだけど、吉田さんの春色ショールを主役にしたコーデで伺おう!

2009.3.17 [火] 行きたーい!

昨日、気付いた。

11日から 大橋ひろみ出版記念『アジアの布を纏う展』東京丸善丸の内本店 が始まっていた。20日まで。
16カ国の伝統布とその布で作った帯・ショール・服・袋物など300点とのこと。がっくし…。
週末3連発のお楽しみのために、それまでは仕事漬けなのだ…。
でも最終日以外、午前9時〜夜9時までだって。頑張って一目だけでも見に行く時間をつくるゾ!

ところで菊姐さんのかご、うっとり!実物が楽しみ〜。

2009.3.14 [土] 花粉ゴーグル

ポチッとして購入した花粉対応ゴーグル、快適です。あっちゃこっちゃ動かせて顔にフィットします。まあ、一目で花粉対応グラスとわかりますが、フレームなどが透明なこともあって、「仕方ないじゃん!」と開き直れる範囲の違和感で済みます。これで2565円なら納得!ちゃんとした光学メーカーのでした。

本日は所用で横浜へ。しなければならない仕事に目をつぶって半分遊んだのでした。そのつけが来週とさ来週に来ること確実で恐い…。

本日の着物覚え書き
・(雨のため下を着こんで)木綿ブルーグレー地琉球絣
・ブルー地に濃いブルーと薄茶系で様々な文様で刺し子になっているラオスシルク九寸(初下ろし)
・道明ゆるぎ黄色味が強い枯草色
・白地に黄色桜が絞ってある帯揚げ
・グリーングレー地に黄色で“かまわぬ”と染めてある長襦袢(初下ろし)
・辛子色アップルコート
・吉岡さんバッグ
・衿秀さん黒塗り雨下駄

2009.3.14 [土] 皆さんの日記より

上野にとんかつ屋さんが多いのは、文明開化の横浜に“かつれつ”が伝えられた後、庶民がそれをもっと気軽に楽しめるようにと考案された発祥の地だからと聞いてます。

フーさん達のブログ、ものすごく面白いし、勉強になります!これからすっごく楽しみにしています。

2009.3.9 [月] 情報に感謝です

しょうさん、花粉対応眼鏡情報、ありがとうございます!お安いこともあってさっそくポチッと。使用感は追ってこちらにてご報告しますね。
なお、実はヨーグルトの食べすぎは白内障…という話は私も眼科医より伺ったことがあります。

しかし、かずさんやかおかおさんがおっしゃるように、ここまで鼻だけでなく、眼がひどくなったのはここ1〜2年。
大気汚染なのか、黄砂なのかわかりませんが、要は複合汚染という気がします。
つまり元々あった自然摂理が原因ではなく、人間の所業結果ということなのかもしれませんね。

2009.3.8 [日] どうしたものか?

本日は美容院に行って何年振りかに少しだけ前髪つくっちゃいました。

さてさてミモザはとても可愛いけれど、その花粉にもやられる私。この時期はマスクとサングラスがかかせず、休みの日はそれに帽子が加わる。とても銀行窓口はもちろんATMにさえ行けない格好(笑)
瞼は腫れ、眼ヤニが出て、眼のまわりは荒れまくり。おまけに唇まで腫れる。鼻は薬のおかげで多少シュンシュンする程度だが。

しかし、急にはたと気づく。マスクは百歩ゆずってしたとしても、着物にサングラスはまずくないか?素通しの眼鏡にすればよいのかもしれないが、あいにく持ってない。私はリーディンググラス(要は老眼鏡)は複数持っているが、歩く時は怖くて(焦点が合わず)かけられない。

思い出した!だから昨年までこの一番辛い(3月1日〜20日ぐらいまで)数週間は着物を着なかったのだ。イヤーなんとかならないかなあ。着たいもんです、こんなに気持ちの良い時期は。

どうしたらよいの?今年は今更、素通しのグラスを買うのは間に合わないし…。

2009.3.7 [土] 少しずつ春…

近所の辛夷がいよいよ開花しそう。空気も少しずつ甘さが混じった香り…嬉しいな。花粉に負けそうな日々だけど、ゆるやかな自然のカウントに足どりもはずみます!

和楽を見てこの和菓子いただきたーい!と思ってたら“岬屋”の上生をいただく。うれピー!こちらのはほとんど茶席予約のみでめったにいただけないらしい。昔を思い出しつつ、自己流でお茶をたて神妙に、でも楽しく頂戴する。

本日は二本のお仕立てを頼んだ後、銀座へファンデーションオーダー(要は女性下着ですな)へ。ワコールデュブルベというオーダー専門店で全国何か所かあるらしいのですが、ほとんど既製品と同じお値段。おとこはんには言えませんが、たとえば両胸のサイズが微妙に違うとか脇の脂ちゃんのつき方とかをすべて計算してつくってくれるため、とってもつけ心地Eです!春らしい色とピッタリカットソーでも響かない素材をお願いする。
その後お稽古に伺った後、カタログハウスのお店で掃除用品などをお買いもの。

しかし今日の街でのお着物姿拝見!は、どなたも春色で素敵でした。

最後に…七緒の“単特集”は痒いところに手が届くような記事で素晴らしい。さすが専門誌。
実は私、着物(染と織を合わせて)の仕立て方をカウントしてみると、胴抜きと単(木綿を入れて)が同数でもっとも多く、次に袷と薄物(浴衣系は除く)が同数という状態なのです。
体は寒がり(下半身冷え性)のくせに、体感は暑がりという奇妙な私は、微妙な季節(4月下旬〜5月中旬、10月上旬〜11月上旬)は胴抜きのお世話になることが多い。5月下旬はもちろん単ですね。
胴抜きの着方は難しい…というプロの意見もありますが、それも工夫した着方で慣れてしまえば快適!

本日は採寸等で着れなかったけど、いよいよ春織着物を楽しみましょうか。

2009.3.5 [木] うェーん!

調査をこちらからかけてないのに、先週から数人の仕事関係者から雑談中に「姐さん〜しかも呼び方が“アネさん”〜」と呼ばれる。

聞くとどうも仕事中、そういう目になる時があるかららしい。皆、「勝負かけている時の目だよね。言葉は穏やかだし、たいてい口元は笑っているけれど、そういう時は凛としすぎて正直恐いっす。」とのたまう。イヤーン、ここは仕事場であって賭博場じゃないんだし。
しかしこうなると、仕事関係者と遊ぶ時でも絶対に粋に見えそうな着物は益々、着れなくなりますねえ。

若かりし頃、今くらいの年齢になったら“たおやかな方ね・・・(誰のこっちゃ!)”とささやかれるのが夢だったのに。夢は夢で終わるものなのね・・・。

くだらない話ですみません。年度末で連日、テンパっているのでちょいと個人休憩しちゃいました。

2009.2.28 [土] ダブルヘッダー

3週間ぶりの着物で嬉しい…このところ着れなくて気持がやさぐれていた。

まずはサントリー美術館の『国宝三井寺展』へ。16歳で初めて一人旅をしてから二回目の地が滋賀県。(一回目は奈良県)近江渡岸寺の十一面観音様のあまりの美しさに恋こがれて周辺をうろついたあの頃を思い出す。
三井寺はなんといっても秘仏 如意輪観音菩薩座像が美しい。どうも私は平安時代のお顔と体のラインが大好きで、今日も気づいたら30分は座像の前で立ち尽くしていたようだ。頭が1000年前を旅行していた。
この美術館の次回の企画展は3月28日〜5月17日の薩摩切子展。うーん、またもや来るぞ!(なんか年間チケット買った方が安いかも)大好き薩摩切子藍の帯留めしてきちゃうかも。

おつぎは国立新美術館の『加山又造展』。六本木トライアングルということで、300円チケットが割引かれる。ラッキー!です。
雑誌やTVで拝見したことはあってもライブは初めて。『月光波涛』は目を見開きっぱなしだった。
若かりし頃、能登半島を海岸沿いにリュック背負って歩き続けたある日の夜を唐突に思い出した。将来への不安、あせり、自分への懐疑…そして出会った海のいのち。激しさと穏やかさが交差する一瞬のつむぎあいの真実。
迷いのない仕事は偉大です。
そして屏風が見せるあらゆる角度からの語り。『夜桜』とともに鮮烈に話しかけてきた。

それに比較すると陶器や着物は楽な気持ちで拝見できた。牡丹の筆遣いは美しいし、独特の波模様もなんともいえない味わい。けれど優しい白地の上布に書かれた藍の蔦には心をつかまれる。

*本日の着物覚書
・本結城灰白無地長着
・洛風林の濃淡墨地に藍色“冬唐草”洒落袋
・紅生成り色ゆるぎ
・白地に薄紅がかった紫の花文様飛び絞り帯揚げ
・帯締めと同色と薄灰のうろこ柄長襦袢
・凛さんタイシルクシルバー色変わりコート
・シルバーグレー台にアイボリー組紐鼻緒の草履(初下ろし)
・吉岡さんバッグ
・黒肘までの皮手袋
・水牛かんざし

2009.2.25 [水] 染織企業経営者からのメッセージ

本日の日経朝刊をランチタイムにじっくり読んでいた(朝読みだけではポイントしか読み切れないので)ら、15ページに“200年企業第41回”の欄で、京都矢代仁さんの1720年からのその時々の社会環境変化に応じ、どうその荒波を乗り越えたかという企業努力が、データを伴い施策として記載されていた。
明治維新、60年代、そして今の三回目のメガスコールのそれぞれの乗り越え方だ。
単なる施策や方法論としてではなく、変化の本質の真理をどう読み取り、何を打ち出していくか、まさに普遍的な人間の頭脳と実行力の闘い。
以前、日本人なら誰でも知っている和菓子企業を見学させていただいた際に目に飛び込んできた大きな額を思い出す。
“伝統とは革新の連続なり”“知的な好奇心は知恵を使う場所を心得てはじめて活きる。その第一歩である知的な好奇心は日々、自ら育てなければならぬ。”
実はこれに近い言葉を、ヨーロッパ゚の某磁器メーカーでも拝見した。モノづくりに関わり生き残る哲学は深いなあ…。

そうだ、先ほど帰宅したらお知らせが。
メモ
“日本・紬織物工芸産業の技の競演”
主催:日本織物文化協会
後援:米沢・十日町・小千谷・西陣お召・本場大島・琉球絣・宮古・与那国町・琉球びんがた・竹富町・本場奄美大島・北海道手織・伊那紬各織物組合
場所:時事通信ホール
日時:3月20日〜22日10時〜5時半(最終日のみ5時まで)
*実演だけでなく体験もあるようだ。

2009.2.25 [水] 沖縄の香り

本日、以前の仕事関係者で現在沖縄で仕事している人からの電話を偶然受け取りました。気温を聞いたらまさに初夏!
「沖縄の3月〜4月ってホントにいいんですよね。来て来て!」なんて言われたところでした。
昨夏のようにこゆきさんと漫画のようなすれ違いにならぬよう、3月末をメモしておかなきゃ!

おっともう1つメモ。
行った方の衝撃度を聞いて、『残り期間少ないけど、なんとしても時間をつくるぞ!』と改めて決意した美術展。
“加山又造展”新国立美術館 3月2日まで。

2009.2.21 [土] 神楽坂から部活

神楽坂を代表する味、『別邸 鳥茶屋』で絶品親子丼と季節野菜天ざるうどんのランチ。いえいえ、いくらなんでも私一人で二食完食ではございません。シェアってやつですが、親子丼は涙が出そうなくらい旨かった。『玉ひで』とどちらがと考えるとジャッジは難しいですが、それぞれの素材&米の旨さも考えるとやっぱり鳥茶屋ですな、個人的には。これで950円は大満足!

その後、アルページュで5種のチーズ買いから部活へ。

皆さま、遅れて申し訳ございませんでした。Sさん、何もお手伝いしないですみません。皆さんのお料理、堪能しまくりました。ワインはもちろん凄い!セレクション!

本日は完全に食べ過ぎです。そしてよく考えれば最近珍しい3日連続呑み。明朝は体重計に乗らないことを決めました。

(ひとりごと)しかし私が“姐さんキャラ”とは知らなんだ。皆さんに「自分を知らなさすぎ!」と言われちゃいました。会社でアンケートとってみようかな?

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話は変わりますが、皆様!真楽花粉症撃退アンケートご協力、ありがとうございました。フムフム、最後はやはり!体質改善ですね。昨年、面倒で途中で止めてしまった漢方煎じ薬、やっぱり来年のために続けようかな。

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この頃、あまり購入しなかった『美しいキモノ春号』でしたが、別冊付録“結城紬大辞典”の充実ぶりに思わず購入。異常な結城好きの私めは、本日の睡眠剤替わりにします。
なお立ち読み発見ですが『きものサロン春号』にはまたしてもFさんが…。

2009.2.19 [木] 未来を握りしめる手

あかねさん、おめでとうございます!!!
その小さな小さな手はどんな未来を創りだすのでしょうか。願わくばどうか人間のそして生物の尊厳を大事にしあう未来でありますように。

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大親友が東京に一時帰ってきた。美味しいものをいただき、10か月ぶりにカラオケへ。二人の好きな美里ちゃんやハウンドドッグ、米米クラブ諸々。そして西条秀樹の名曲というより阿久悠さんの名曲“若き獅子たち”(ご存じないですよね)最後はいつもの“風になりたい”を踊りながら歌いまくって締めくくりました。あっ、本日は“ジュピター”を忘れた!

毎日毎日一分一秒、この経済状況との戦い。異常に短いインターバルでのPDCAまわし。こんな日が懐かしめる日が来ることを願って!

2009.2.18 [水] おおっ!

NYカーネギーホール!凄い!文化大使!

向こうに若干居た時、バッテリーパークで竹馬でジャンプ&回転技をしたら100人以上の人に囲まれて、技伝承をしたりしたことがありました。人生を楽しみ、学ぶことが大好きな人だらけの地でりりやっこさんが活躍する姿、想像しただけで震えがきます。

NYっ子の学習意欲と自己投資は半端じゃない。一例だけど、夜中1時に開校する料理学校なんかが普通にある。しかもレベルが高い。現職のコックさんたちがもっと技を磨いたり、領域を広げるためにあるそうだ。いったいいつ寝てるんだ?と思うけど、生活の延長戦上に人生があるわけではなく、人生を楽しむために生活がある価値観。その生活や人生価値観から来る時間の配分はまさに人それぞれ。それといつも思うのは忙しい人ほど時間の使い方が実に上手ですね。

ついついあまりにも典型的NYっ子を愛しているので力説してしまいましたが、ちなみにNYはUSAではありません。世界です。世界の縮図です。(と思います)だからNYっ子の特性がUSAと思うと大間違いすることがたくさんありました。
だからこそりりやっこさんのチャレンジは、よりビッグ!

私もしばらく行ってないので行きたいところですが・・・(最高に落ち込んでいる時、朝6時前にストリート散歩なぞすると本当に腹の底から元気をいただくっ!ので)どうか、お気をつけて楽しんでらしてください!!!

2009.2.16 [月] か・痒い。い・痛い。

春がるんるんしながらやってくるのは大歓迎だけど、一緒にもれなく“にっくき奴”もついてくる。
それは花粉症!って奴っす!鼻は薬で眠気と戦いながらもなんとかなるけれど、目だけはどんなことしてもどうにもならない。帰宅したら速攻、洗眼薬で洗うぐらい。目薬つけるとどうもドライアイがひどくなるので出来ないし…。
同病の方、どうされてますか?

2009.2.13 [金] 春一番?

メノワさんは昭和通り沿いとマロニエ通りが交差したところ(歌舞伎座の後ろだと思います)らしいです。銀座3−11−1銀座参番館ビル2階 (3547)7660です。
本日、通知のお葉書がきただけなので、まだ場所調べしてないけど。
2月19日から3月7日までメノワ展〜アジアの素材と和の文化〜というのを開催されるようです。11:00〜18:00までで日祝休です。

不親切な案内でごめんなさい。

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温かかった今日、ラジオでは春一番といっていたがホント?

明日は雨かと思いきや、朝のうちだけらしい。せっかく?トホホな仕事を持ち帰ってきたのに。『ま、雨だし仕事でもするか…』と思えないじゃないですか!明日は展覧会ダブルヘッダー予定だったけど、仕方なく延期。

メモ:ホテルオークラアーケード街にあった“メノワ”さんが銀座に移転。

2009.2.11 [水] 大好き話題

家にいるトイグワーは外向きでした。東京でつくったのに不思議です。
こういう話題って「なぜ?」を考えるのが楽しいです。歴史や慣習、その根拠となる時代特性を知りながら遡っていくとタイムトラベラーになった気がします。
実は仏像、たとえばお召し物や装飾品も時代的背景や人間の慣習がそのまま写されていることがあって、多少マニアな私はトラベラーとなって、「なぜ?」がわかると妄想旅行に出掛けます。

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本日は会社の後輩と赤坂の『おいしんぼ別邸』で湯葉コース料理。最後のうどんの出汁がとんでもなくおいしかった。「これもっと早く出してくれればねえ…出汁全部いただけたのに…」と二人でブツブツ言う有様。

本日、この後輩には三つ目となる帯をプレゼント。ついでに履かなくなった草履も。前の二つは普段用の八寸で今回は染め九寸。古い縮緬羽織を仕立て直したもので恐縮なのだが、彼女のお母さんから譲られたというピンクの着物にピッタリとのことで、前の二つより喜ばれた気がしてホッと一安心。

しかし驚いた。趣味にここまでお金をかけてたとは!3歳から続けているピアノ。自分の力でグランドピアノを最近購入し、また自分の財力で防音工事をしたとか。総額を聞いてアウアウ。
ま、よく考えれば物欲魔と化した私が、昨年まで着物につぎ込んだのと同じか。(違うって!)

2009.2.9 [月] 明るい悩み

うなじに、じゅる(笑)。 >ってカワユイおなごはんにされても…んな貴女じゃなかったみにさん…。
でも3650円投資した甲斐はあったのね、短いうなじゆえ天高く巻き揚げましたの(笑)鳥が停まってもゆらがない丈夫さでしてよ(笑)

さておき、実は私も前髪つくりをしようかな、と思っている矢先…顔が態度と同じにデカイ(笑)ので、少しでもフォローしようかなと。今まではタレ目が目立つと思っていたけれど、バチッと一直線に揃えなければその方が良いのでは?と思っています。(着物を着出す前は前髪つくってました)
いっそショートにしてしまうかと思いつつも、きっと仕事の時に「これ以上、男っぽくなってどうする!」と間違いなく言われそうなので、仕事リタイアまでロングのままの決意を固めているため、遊べるのは前髪だけなのね。でも前髪つくってから後悔すると伸ばすまでのうっとおしいことったらないので、今1つ思い切れないのですね。うーん、どうしたものか。

2009.2.7 [土] なぜ?

昔から不思議に思っていたが、Sさんの日記(カワユイ、お雛様!)で益々、謎が。
母の代まで関西出身者がいない我が家なのに、お雛様のお内裏様とお雛様の並べ方が関西バージョン。うーむ、家系図だけではわからない。
昨年、出して上げられなかったから、今年はなんとかしたい。しかし8段設置するのは大変(ぼそっ)なんだよね…。でもお道具の精巧さを改めて愛でたいなあ。

本日は2週間前のリベンジで横浜へ。長いこと和のお稽古ごとを吃驚するぐらい多種類している友人の言葉で印象深い言葉があった。「着物のコーデって最後は目の光り方と強さだと思う。」
彼女説では次の順番で自分に気づきステップアップするとのこと。
場面(格)→色(カラーと光沢コーデ&肌色)→柄(バランス&洒落)→小物(利かせorなじませ)→着方(体型&身のこなし)→動き(粋さ)→目(生き方)。
別格なのが髪型(とても大事)。
うーむ、そうかもしれない。まだぜんぜん、その域にはいかないけれど。

帰りに立ち寄ったお店で芝崎重一さんの珍しい無地(芝崎さんは熨斗目が多い)を発見。
赤城の座繰り糸で真綿糸の縦糸だけに撚りをかけたものでなんともいえない光沢が。ああ、目の毒。でも本日の柔らかい陽ざしに穏やかに映えるのを拝見して、目の保養のみとさせていただいた。

本日の着物覚書
・本結城灰白無地
・勝山織物シルバーグレーに鈍金変わり格子洒落袋
・藍鼠&鼠二色江戸組(初下ろし)
・シルバーグレー帯揚げ
・薄桃と薄灰うろこ文様長襦袢
・畳台印伝鼻緒
・吉岡さん黒バッグ
・凛さんタイシルクシルバーグレー変形コート

2009.2.4 [水] 母の誕生日

本日で80歳になった母。一昨年の12月に脳梗塞で倒れたものの、リハビリに励んだせいか、ちょっとした日常の買い物は行けるし、簡単なキッチン仕事はできる。有難い。この半年は体とのつきあい方もわかってきたらしく、イライラして感情をぶつけることも少なくなってきた。ましてや寝込まれたら私は週末でも着物でおでかけライフどころではない。
今年、米寿を迎える父(今でも毎日プールに行き、自転車での買い物はやめてと言っても聞かず、絵画サークルの友人達からは化け物と呼ばれているらしい)が、母曰く「初めて…」というケーキとバラを買ってきた。ま、仲良くしていただくのは良いこと。一時、老年離婚か?と親戚中が心配していたがそれもなさそう。
どうかいつまでも元気でね。

2009.2.4 [水] 笑いすぎてお腹いたい!!!

のりんさんって、ったら、ホントおもろい。サイコーっす。
あまりの文章力に頭の中に情景が色つきで描写され、人が見たらひきつりをおこしたのか…というほど笑えた。
この描写は『神の雫』の中の描写より、優れているのでは?(笑)
のりんさん、一家にお一人欲しいっす。孫悟空ばりに分身つくってくださいな(笑)

2009.2.1 [日] 新年会

強風のおかげかことのほか富士山が美しい葉山。

今年も趣ある日影茶屋で美しい皆様が勢ぞろい。昨年よりこじんまり人数だけど、その分、様々な方とお話ができた気がします。本当に楽しかった!そしていつも思うことだけれど、これだけの催しをするには大変な準備が。感謝してもしつくせません。

本日の着物覚書
・北川さんの薄鶸地色で鈍金色の段霞文様付け下げ(初下ろし)
・川島織物さんの箔錦織本袋帯“華文散”(初下ろし)
・紫長襦袢
・藤袴色帯締(初下ろし)
・紫と緑の帯揚
・黒田商店さんシャンパンゴールド台にイタリアサテン鼻緒(初下ろし)
・ハヤシヒロコさんクロワッサン型バッグ“コロッセオ”(初下ろし)
・カシミアコートとチンチラミニストールと黒ロング手袋の厳寒セット

*本日のコーデ反省点
クラシカルすぎて、茶事に伺うような感じになってしまった。もう少し『はずした感じ』がよかったな。

FさんのコーデとKさんの帯が垂涎もの。

2009.1.30 [金] やっと週末・・・

30分か一時間ごとに違う目的で違う仕事を違うプロセスでしている感じの長い一日×5日という週もやっと…終わる。ちょいと疲れました。
けれど私的なことも含め、ちょっとやそっとのこと(このレベルが跳ね上がってきており、自分でも自分が少し恐いゾ!)では動じない自分ができつつあるので、ま、違う観点から見れば何事も『成長のための修行』ですが。

今週の思い出深いことは、27日(火)夜、歌舞伎町の奥深いところまで、たぶん7年ぶりぐらいに行ったこと。10年ぶりに会った、かつて親しかった仕事上の知り合いと出かけ、入った店が釧路の番屋のような店。いいなあ…この空気。
つまみでお酒を呑み、さらに鮨を食べながら50代中に果たしたいミッションなんか話していると、彼とやりあった30歳頃のわかりやすかった自分の情熱を思い出す。
あの頃の私に聞きたい。今の私はほんの少しだけでも成長しましたか?

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この時間の外は、時折激しい雨。明後日は葉山。持ち直す予報。

長いこと迷っていたけれど、やっぱり建築物に敬意を表し、私の持っている中でもっともクラシカルで、一応端正で、かつお正月らしいコーデにしようかな。

2009.1.24 [土] ケレンミのない紅

楽艸さんの展示会に伺う。
こんなに素敵なギャラリーが人形町にあるとは!一階でお茶をしていらっしゃる数人の方に混ざって、しみじみとこの建物の美しさをもっと味わいたかった…。

お品は高橋さんらしい交じりっけのない紅!
見方によると「なぜこんなにはんなりとした色を下町っ子が?」というところだが、なぜか色から出る光があまりにもキッパリ!!!としていて、逆に“らしさ”を感じる。美しい…。
拝見した中では、高橋さんがなさっていた真白な紐に真赤なトンボ玉が一番、気に入った。それを言うと「うーん、ごめんなさい。これは増産できないの。なぜってトンボ玉ができないってコラボしているRの社長に言われたのよ。私の遊びにはそうそう付き合ってられないってとこかしらね。」と炸裂トーク。さらに私が「これが武器バッグね」と言ったら「そうそう」とやってみせてくれたけれど、その使い方が下町そのものですっごく共感して笑ってしまった。
その後、第二会場に伺ったら第一会場にはないデザインの紐があり一目惚れ。

人形町から人との待ち合わせで横浜に向かう。ところが着いてしばらくしてから、先方から都合悪くなったとの連絡が。くたびれ損だが、まっ、仕方ない。

本日の着物覚書
・11日と着物、帯、小物等同じ
・1つだけ変えたのが草履。(楽艸さんに伺うことを意識してか)伊と忠さんのものでシルバーグレーの台に12星座の刺繍鼻緒。高橋さんに「見せて見せて」と面白がられたのは良かったけど、なかでも“さそり”を気に入ったようなのは彼女は『さそり座の女』か?

2009.1.23 [金] 左脳・右脳

はーい!!!(と勢いよく手をあげる)
ふっちゃんが書いてらした「サバサンド」、本当に本当にウマイっす!ホントにワインにも合うと思う!!!ああ〜また思い出してしまった!食べたーい!
しっかし日本の西にお住まいの方々は、鯖の食べ方が上手。ヒントがいっぱい。

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彩香さんのテスト
その1 『左脳右脳』タイプ。左脳インプット右脳アウトプット。うーん、あたっているかも。
その2 50点。アインシュタイン並の頭脳???だとしたらサラリーマンしてない!と思う・・・。

2009.1.21 [水] 背負うということ

リーダーシップのシップは船の舳先。
文字通り、方向を決めていくこと。

もちろん彼をたくさんの専門家たちがサポートしている。その意味で彼は耳を傾け、プロセス的にはプロデュースをすることが多くなるであろう。

しかし最後の意思決定は彼。時には髪が逆立ち、胃が逆転するような思いをすることもあるだろう。ベッドにもぐりこんで出たくない日もあるだろう。

それでも覚醒して立ち上がる。それはきっと自然と突き上がってくるような使命感。
責任を持って動くべき立場の人は世にたくさんいるが、使命感という点では比較できないレベル。

これからの数年間、誰ひとり経験できない日々が貴方を待っている。

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夜中、演説をみていた私は風邪をこじらせた。ダメじゃん、自分。

2009.1.19 [月] ミラノスカラ座がやってくる!

20年前ほどに初めて“引っ越し公演”を拝見して以来、1〜2回ほどミラノで拝見したのも含め、大好きになりました。ウィーンとは全く趣が違い、その差異も面白いのですね。
良い席は500円玉貯金では間に合いそうもないけれど、なんとか確保したいもの。

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さてさて、新年会が様々な企画で盛り上がっており、関係の方々に深く感謝です。
しかし、いまだ何を着ていこうか決まっておりません。新年なので、柔らかものにしようとは思いますが、私なりのクラシカルにするか紬の延長線的にするか、うーん考えてしまいます。でも仕事の悩みと違い、明るく嬉しい悩みですね。
ダメ…眠くなってきました…。

2009.1.17 [土] ぐわあ!!!

大事な写真を携帯から誤って何枚も消してしまった!!
どうしよう…。どうしようもないか…。PCに取り込んでなかったものばかり。

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お正月から頑張って4日間着物を着たので、月の最高新を!と息巻いて本日も頑張るつもりであったが、あまりにも首の調子が悪いため、断念して高田馬場のハリの先生の元へ。だいぶひどい状態だったらしいけれど、おかげで楽になる。
新宿に移動して伊勢丹で母に頼まれた買い物。その後、少々セールで自分の洋服と靴を。さらに久しぶりに若干のメイク品を買いこむ。その後ベルグでお茶した後、行きがけに出しておいた草履のかかとの修理を取りに行く。

しかし新宿を歩くのは洋服でも疲れるようになってしまった…。

2009.1.14 [水] さ・さぶい。

少しPCをのぞかないと、“新年会での遊び話”で真楽が賑わっていますね。

昨日から今日にかけて福岡→大阪と行ってまいりました。もちろん仕事で(哀)。
昨日の朝の飛行機のテイクオフで上昇している最中、窓の向こうに手前から平地→南アルプス連峰→富士山と雲1つなく見えて美しかった!!!
福岡は時折軽く雪が舞っており、玄界灘の寒気をもろに感じる寒さ。

夕方、福岡友人と7年ぶりに会って懐かし話系1割。現在話6割。未来話3割。
彼女は2つのホテルスクールの講師をしながら、貸衣装やさんをやっていたが、貸衣装やさんはやめるとのこと。借り手がなかった着物新品等があるので、誰か安価で引き取っていただけないかとのこと。
この真楽で私は商売に関わる気はないので、興味ある!という方はお知らせくださいませ。メールアドレスをご伝言します。

2009.1.11 [日] 東京国立近代美術館工芸館

所蔵作品展“きものの輝き/漆木竹工芸の美”に行ってきました。近衛師団が使っていた煉瓦造りの趣のある建物の中で、こじんまりとはしているものの圧巻の美しさでした。
きものだけでも志村さん芹沢さん宗廣さん森口さん喜多川さん伊砂さん小宮さん玉那さん築城さん北村さん細見さん上原さん(さんづけしてよいのか…という気持ちですが)などまだまだ…。
漆蒔絵や竹細工仕事のお名前も枚挙にいとまがないほど。
本当に良い展示です。コンパクトな会場なのでほとんどが一点展示ですが、前期が1月25日までで、27日から作品を入れ替えるようです。2月22日まで。絶対また拝見しに伺います!でもって入館料200円には泣けてきます。国で文化をこのように所有してくれるのは本当に良いこと。こういうことだったら税金使ってOKなんて思ってしまいました。

だけど残念なこと。こういう場でのマナーはわきまえてね!と思う出来事に遭遇。何組か着物姿のグループと一緒になったけれど、シーンと静まり返った中で互いの着姿の品評会と価格の話はやめましょね。したいのであったら外で。群れて(失礼)観たいのなら静かに!

本日の着物覚書
・片身替り本結城藍地系細縞
・勝山織物“冬唐草”薄墨まだら地に藍濃淡の大胆唐草の洒落袋帯(初下ろし)
・シルバーグレー系の帯締と帯揚
・グレー系バッグと草履
後は昨日と同じ

今日は私らしいコーデで気持ちが落ち着く。着物も帯も考えられないくらい軽く、特に帯は締めた時、声が出たほど。一見、簡単そうな柄だが洛風林の勝山さんらしい凝りに凝った織り方。洛風林は本当に好きです。この帯は一生大事にすると誓い、寒かったけれど気分よく元気に歩けた一日でした。

2009.1.10 [土] 木村孝さん

清澄庭園の大正館で木村孝さんの講演が1.5時間ほどあり参加してきた。お話自体は本でおっしゃっていることがほとんどだったが、80歳を過ぎられても、可愛くて矍鑠とされている様子を真近で拝見できただけでも素敵な気分になれた。
そして益々素敵な気持ちになったのは、主催者から「何か思い出の品を」と言われたのを断られた理由だ。「1つの理由は思い出はあくまで個人的なことで講演は皆さんと共有化すべきことを話すべき。2つめの理由は講演では明日以降のことを話すべき。思い出は過去のこと」というそのポジティブな姿勢。うーん、こういうことを80歳すぎてもさらっと当然とばかりにおっしゃるとは。
私めも精進いたします。
1つお話の中で知らなかったのは、“茶屋辻”はもともと麻の長着のみ、ということだった。考えれば“御所解き”はそもそもその文様の意からも絹だけであり、庶民は綿が日本に入ってくるまで麻しか着られなかったのだから当然か。
また嬉しかったのは写真をご一緒にとっていただく時に、私の勝山織物のお召と相良刺繍袋帯の着姿を照れてしまうくらいお褒めいただいたこと。そしてなぜかこのお召は染め織をしていらっしゃるプロの方には目をかけていただき、必ず裏までご覧になりたがる。実は新反物をかなりリーズナブルに手に入れたので申し訳ない気が…。

講演後、風は冷たかったが少し園内をお散歩。清澄庭園は何度伺ってもよい。間違いなく日本の美の1つである。

銀座に移動。カムロという馴染みの眼鏡屋さんで、レンズ換えした眼鏡たちを受け取る。乱視と遠視と老眼が進んで合っていなかった。チョイ悪オヤジのオーナーから着物に合いそうな眼鏡をまたもや勧められないうちに退散。
新宿伊勢丹に移動して親友へのプレゼント探し。その後“京都展”に伺い伊藤紐店で二分紐二種購入。

教訓:段が多い“からす”で長時間は歩かない。重くて足が疲れた。

本日の着物覚書
・勝山お召金茶色無地変わり織
・百万粒相良刺繍袋帯
・古代紫帯締
・薄紫&薄緑帯揚
・カラス
・金茶メッシュハンドバッグ
・黒カシミアコート
・チンチラプチストール
・黒肘丈皮グローブ

2009.1.8 [木] 七草粥をいただいての今年の着物誓い!

1.手持ち反物4本すべてをお仕立に出す
2.20代の時の付け下げを色掛けに出す
誓い:これ以外の新しいものには手を出さない!

上記すべてが終われば、比較的私のイメージ通りのワードローブになる。着物のプロじゃないし、毎日着れるわけではないしで、品川先生や吉田さんのは?という心の声は恐いが、しばらくその声には眠っていただくこととする。

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今日明日の怒涛の仕事を終えれば、土曜日は清澄公園での講演会に伺える。楽しみ!何を着ようかな?

2009.1.5 [月] 自宅PC不調・・・復活

PC不調はモデムハードウェア故障と判明したので、仕事帰りにビックカメラに寄る。速度が遅くてイライラしたこともあってメンテに出さずに機種変更。月々600円ほど高くなる。
先ほどインストールして快調に動く。しかしいまだUSBでなく、カード式モデムというのもいかがなものか。ま、そのうちノートPC本体を買い替えることもあるでしょ。

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3日夜からいきなり不調・・・メール&インターネットが繋がらない。プロバイダが原因ではない模様。
ということで、昼休みにオフイスからこそっと。

3日=昼過ぎに地元の八幡様に初詣。その後銀座教文堂へ非市販の本を受け取りに。ミキモト前で着物姿のフレンチブルドッグカップルを見かける。縮緬古裂寄せ着にそれぞれ黒&紅の帯。可愛かった!

サントリー美術館『蒔絵展』へ移動。私にとってはお正月に相応しく、考えさせられる展示であった。
展示の一角に、オーストリアの女帝マリアテレジアが「私はダイヤより蒔絵」と言ったに相応しく、彼女が所有したものが数点あった。没後、娘のアントワネットの手に渡り、フランス革命後、霧散したモノが多かった中、少しはベルサイユ美術館に残っていたようである。
しかも普及品ではなくオーダー品。私の興味はここ。つまりそのルートはオランダ経由か中国経由か。また、オーダー内容のやりとりはどんなものだったのか?多くを手に入れたはずのマリアテレジアは、それ以上何をつかみたくて形状や文様をオーダーしたのか?

残り10年であろう仕事の日々。そしておそらくそれ以上に生きるであろう日々。
いったい私はこの先、何を欲し、何を手に入れたいのか。
家に戻り、書庫からマリアテレジア関連の本を取り出し、深夜まで読みふけった。

4日=おせち系&定番正月料理ではない食事を三日ぶりにした後、洗濯&掃除をしながら少しずつ体を日常に戻す。一番は大きくなった胃を戻すこと(笑)

*3日の着物覚書
・本結城灰白無地長着
・勝山織物シルバーグレー地変わり格子洒落袋帯
・シルバーグレーに薄辛子色の飛び霰文様帯揚げ(初下ろし)
・五嶋紐古代紫
・濃グレー皮草履
・アイグナー型押クロコグレーハンドバッグ
・エトロ黒皮ひじ丈手袋(初下ろし)
・パシュミナカシミヤ黒道中着
・紫織庵誂え リバーシブルショール黒切ビロードと茶更紗絹

*メモ 
�@大好きな『三井寺』がサントリー美術館に。2月7日〜3月15日
�A国立近代美術館工芸館で所蔵展。2月22日まで。

2009.1.2 [金] ひと息

あけましておめでとうございます。
皆さま、良いお正月をお過ごしでしょうか。
本年もよろしくお願いいたします。

元旦は、いただいた賀状の中で出してないところに慌てて書いたぐらいでのーんびり。

本日はたくさんの訪問客でバタバタ。

15歳の姪に私の10代の時の白地に赤友禅の小紋を着せ、祖母の凝った地の羽織(黒地に赤や白)から九寸帯に仕立て直したもので変わり結びをする。さらに紅い竹模様の道行。髪にはやはり私の10代の時の紅いかんざしをさす。でもって激写大会。
さらに反物で持っていた赤地に茶の縞ウール長着を仕立てたものに、母のアイボリー地に幾何学模様のろうけつ染めの羽織を半幅に仕立て直した帯を割り角出しにしめる。さらに母の若い頃の紺地に白や桃色の色紙型織りだしがあるお召長着を道中着に仕立て直したものをプラス。この時のヘアはダウンスタイルで縮緬リボン結び。で、また激写大会。

しかしあまりに普段の姿勢が悪いせいか、帯をしめると正しい姿勢になるため、逆に「腰が痛い」と少しベソをかく。ホカロンを入れてあげながら「きれいな人に姿勢が悪い人はいない」と言うと、我慢しているのが少しおかしかった。
姪のお母さんに着せながら着付けを解説したが「自信ないです」とのこと。ま、仕方ないか。興味がないとこんなもの。これからも姪が着る時は私の出番か。

その間、食事や飲み物をを皆に出し、先ほど皆、お帰りになる。

本日の私は藍地の久留米絣とタイシルクの半幅でバタバタ。
あー少々、疲れましたがな。

明日は自分のための時間とする。何の着物を着ようかな?

そうそう、箱根駅伝往路優勝は私が応援していたところ。わーい!!!明日はどうなるかな?

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