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辛夷(こぶし)の空間
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2011.12.30 [金] 年末

28日に仕事納めし29日からは大掃除…とはならない小掃除。でもなんとか大所は終了。

さて年末恒例の着物着用日のカウント。37日でした。

むむ、やはり昨年より減っている。月ごとに見ると、今年は3、11があったことがやはりひびいているなあ。
でもま、平均すると月に3回以上は着れているのは幸せ。来年はどうなるかわからない事情を抱え始めたけれど、なんとか今年近く着ることができたら嬉しい。

この日記も今年はこれで最後です。
忘れてはならないことがたくさんおきた今年。4日にはまた東北に日帰りで支援に行きます。

皆様、どうか良いお年をお迎えください。

2011.12.24 [土] メリークリスマス!

24日
落ち葉掃き→着物整理→怒涛の年賀状書き→家でパーティー

23日
損保ジャパン美術館でセガンティーニ展→銀座くのやさんでまとめ買い→人形町飲み

くのやさんの閉店、ほんの少し前に聞いていた。「まだ言ってはダメ」の声に黙らざるをえなかった。最初は白牡丹さん閉店と同じ感慨。この時は着物は着てなかったけど、銀座通りらしさが1つ消える…という無念さが。
けれどさらに本日、包んでいただきながら伺った「職人さんが高齢で仕事が出来なくなって…」の言葉に…やりきれなさがつのる。

*本日の着物覚書
・伊兵衛織 茶色地 白飛び雨縞
・藤山工芸 吉野間道九寸

今年は“白イ鳥”で購入したシルバーグレーの地厚ウールコートが大活躍。スタンドカラー&ドルマンスリーブで着やすい。“モモンガ”と名付けた。

2011.12.19 [月] 先週の忘年会アレコレ

17日(土)
三崎口隠れ家カフェで海を眺めながらぼんやり後、17時前には手作りの茶室で夜咄風のお茶会。数本のろうそくと手あぶりの小さな火鉢とお湯の音、そして波の寄せ引く音。本当に素敵な時間。
夜はカフェで働くKちゃんちで前衛芸術家&看護師御夫婦と共に、ドヒャーのワイン(当人比)を開ける。
つまみはほんの少しでOK。
酔った勢いで着付け教室の開講!翌日の茶会は私以外は皆、着物の予定。(私は帰るのだ〜グスン)

翌朝は声が出ない絶妙としか言いようのない海・様々な白セイルのヨット・伊豆半島・富士山の配置に泣きそうになりながら、朝早く東京に戻る。家で待つ両親の支援。

16日(金)
フレンチジビエ。私がワアワア言ったせいで強引に実現させた企画、Oさんおかたじけ。お詫びとお礼に来年はOさんリクエストの企画を実現させますよ!

ライチョウ(日本は天然記念物?)など様々なジビエの中、私はエゾシカが一番好き!でした。ホントーに良い状態のチーズも泣けました…。フレンチらしいチーズセレクション!
そして魚のスープはたまりません。寸胴ごと3食で完食する自信あり(笑)!
もともと肉よりも内臓好き&フレンチならばヌーベル・キュイジーヌよりもガツン系好き。
ホントーにたまりません!!!の一夜でした。

15日(木)
「漁師&猟師」の免許を持ち、カウンターだけの店でお任せコース。いやあ、堪能!堪能!特にキジがたまらない!!!普通の鳥なんて目ではないゾ!と思わせる深い味わい。
おそらく八品は出た。お腹いっぱいであの価格は???
ぜえったい、また行く!

2011.12.11 [日] 月食

根性なしで途中で眠る。写真に感謝!

2011.12.10 [土] クリスマスパーティー

ひとあし早いクリスマスランチパーティーin中華。いろいろな企画で11時〜15時までめいいっぱい遊ぶ。

総勢50人ぐらいの着物姿で、うちお洋服は3人ぐらい。
やわらかものが多くあでやかでした。
私は喰い気に走っていた感じもあります(笑)だってここの中華は野菜系が美味しいのです。

その後、もう一軒とお誘いがあったのですが、このところかなりハードワークだったので失礼することに。

もうすぐ皆既月食がはじまりますね〜。

*本日の着物覚書
・秋山眞和さん 首里花織 ぼかしの長着
・深石美穂さん 川平織 “水心雲影”九寸 など

何かテーマをというドレスコードだったので、全体を「水」でまとめる。帯留めも箱瀬さんの水流の銀蒔絵。
日本にとっていろいろと大変な一年だったから、水によって気の流れをよくしたいという想いから…。

皆さんと別れ際の「良いお年を」に気合いを入れて。

2011.12.4 [日] 先週

仕事でストレスMAX。しばらく続く模様。この先をいろいろと考えている時に、お誘いというかご依頼というかの電話をいただく。

いただいた電話はこちらのくにさん。当然(笑)買えないし、そういう時間も気持ちの余裕はなかったのだが、なんとか木曜日の夜、閉店ごろ伺う。

やっぱり北村武資さんは技術はもちろん色合わせの天才!でも今回は小島秀子さんの織に釘付け。ものすんごい技術(絵羽も九寸も)なんだけど、温かみがありながらも極めて現代風に仕上がっている。
彼女はテキスタイルもなさり、昨年の今頃、個展に伺ったことを思い出す。すご〜く素敵なお人柄だったなあ!いい人という表現より、発想が豊かで飾らないお人柄という感じの表現がふさわしいかな?

お一人いらしたお客様が帰られた後、ご依頼いただいた雨コートをお見せする。奥様がいろいろとチェックされている間も様々な着物にまつわるおしゃべり。
結局、小一時間、目の御馳走で楽しませていただいた。

この週末はマッサージなどに行ったが、いつもと違いまったく効かない。うーん…。

2011.11.23 [水] 人出が多かった祭日

予定では家のことをやる予定だったが、先週末は寝込んでしまったのでそのスケジュールをクリアすることに。

こちらは異様な混み方で入場制限。正直、そんなに人気があるとは思っていなかった。どういう方が多いのかと思っていたが、熱心な信者らしい方も多いが若いイマドキファッションの方もちらほら。こういう方も信者なのかなあ…。
不埒な私は学術的&美術的な興味のみ(こういうタイプも多そう)なので、あまりの混雑ぶりにポイントのみ突撃!

神奈川県の浄光明寺の阿弥陀三尊座像、知らなかった!鎌倉時代の仏像で、大陸の影響を強く受けているらしいが、特に両脇の阿弥陀様のエキゾチックなことといったら…。また三尊とも座像というのは珍しいなあ…。
昨日、親しかった方の訃報を受け取ったばかり、ということもあり、思わず手をあわせる。

帰りは銀座に寄り(銀座も人が多かったなあ)、細かい買い物後、明治神宮に銀杏を愛でに行く。

*本日の着物
・伊兵衛織 茶に白の飛び雨絣
・秦泉寺由子さん 竹染め パッチワーク帯など

今まで伊兵衛織は持つとズッシリと重く感じたけど(当人比)、着てしまえばそうでもなかった。しかし今日は重く感じる。身体が不調だからかなあ…。

2011.11.12 [土] 出会いの多い一日

関西から帰った昨日は、寒い都内三ヶ所を仕事で駆け回り、さすがにグッタリで早めにグッスリ…。
今朝はそのおかげで早めに起床できるかと思いきやワワッという時間。コーデを考える時間もほとんどなく直感コーデ(苦笑)ででかける。

あるご縁で銀座三越での着物イベントにでかける。無料で髪をあげてもらい、メイクも無料…のはずであったが、「必要ないですね」という冷たいお言葉(笑)。
その後、ヘアメイクショー、着物ショー、牧瀬里穂さんのトークショー。
「大人女子力」っていうテーマだけど、皆さんに「姐さん」と呼ばれている私には、あまりにずうずうしいイベント(笑)。呼んでくださった人は何を思ったのか…。
このイベントで、ある展示会でお会いしたことのある方(私は覚えてない…ごめんなさい)に親友のように(笑)話しかけられる。
その後、松屋さんでからす草履のかかと直しをし、お仕立て直しをお願いしていたところ二軒をまわる。帰り道、またもや後ろから肩をトントン。こちらは昔の知人。

ヤレヤレと自宅そばのワインバーに立ち寄るも、満員御礼。最寄り駅のこの辺もわざわざ訪ねられる方が増え、あてがはずれることも多いが、カウンターになんとか入れていただく。ウマウマでした。

*本日の着物
・みさやま紬 辛子色と薄グレーの横段
・秦泉寺由子さん 竹染め パッチワーク帯
・KURAさん菊の帯留め
・華紋の江戸小紋羽織
・からす草履 など

白帯は汚れるとわかっていても大好き!秦泉寺由子さんのパッチワーク帯はひとめ惚れのモノ。あったかい白。様々な布の美しさ。白でも力強さを感じる。

2011.11.11 [金] 出張週間&真楽メンバー交歓会

10日(木)
朝かなりゆっくりの仕事だったので、まずは鴨川べりをお散歩。2駅分は歩きましたね。その後、荷物を京都駅で預けてから今出川へ向かい仕事。
お昼過ぎに時間が3時間ほど空いたため、まずは念願の“ニコニコ糸”を購入しに。数年前にこちらの糸をいただき、もうこれでしか半襟をつける気にならなくなった。ここで糸見本帳(写真のもの〜188色!)をいただき、正にニコニコ。
このお店の真向かいが末富さん。仏壇用やいくつか季節の生菓子をいただいた後、市役所そばの寺町通りへ。
この通りは大好き!あちらこちらを拝見(思わぬものも購入してしまった)しながら、御所まで歩く。

日没近くにまたもや今出川に行き仕事をし、20時過ぎの新幹線で東京へ。なんとか日付変更前に家にたどりつく。

本当に西の皆様、ありがとうございました。

そして今回知ったこと2つ。
1つは京都で大好きな場所の1つ、勝林寺さんの特別公開が12月。初めてここに伺ったのは21歳だった。行きたいけどなあ…無理だろうなあ。
もう1つは今回の仕事で知り合った方。法然院さんの檀家さんだった。う、羨ましい。

9日(水)
午前中に新三田へ。もう駅前からのどかな空気が漂う。この春に来た時は桜でけぶっていた場所。さらにバスで20分近く移動した後、夕方にまたもや昨日と同じ吹田そばで仕事。
終了後、急いで京都へ向かう。ホテルに荷物だけ置き、吉田山へ。Fさんご夫妻&Sさんご夫妻と楽しいお食事。Fさん手作りの畑の野菜の美味いことったら!言葉にできない…。
そして百聞は一見にしかず!写真ではわからない大正時代から息づく本当に、本当に素敵なお住まい…。
2時間ほどの滞在だけれど、深く心に残る。

8日(火)
前日遅い帰宅であったにもめげず早朝大阪へ。お昼頃に吹田そばでひと仕事終えてからランチ後、化粧品で何点か携行忘れを購入。
早めにホテルへチェックインして約束時間まで仕事をしようと向かう。部屋に入ってキャリーケースを開けようとしたが…開かない!!!
REMOWAのSALSA AIRという超軽量タイプで購入したばかり。ファスナーの留め具を所定の場所に入れ、番号で開閉するというもの。
番号を何度揃えてもダメ!総代理店に電話して「一番くらい狂っている可能性があるので、前後の番号を試してみてください」と言われ、試してもダメなんだよお!!!
困り果てた私は蛮勇行動に…ホテルの設備係さんに来ていただき、TSAという鍵の大本を壊してもらった!
ファスナーは大丈夫なのでこの後の旅は大丈夫なのですが…。

そんなこんなの大騒ぎで仕事はできず、慌てて約束場所に向かうが10分遅刻。
FちゃんとUさんとで“親父好み”の食事。でも肉も魚も野菜もこんなに美味い店は極めて貴重。黒門市場そばの好みの店と似たコンセプトかな?
ワーワー話しているうちに、あっというまにお開きの時間。

2011.11.5 [土] 代官山ヒルサイドテラス

ビックリしたあ!
20代後半にセールで購入したカワイイ系デザインの指輪を、石が欠けたことをキッカにリフォームするほど思い入れがなかったため、この時期(高値と聞いて)に手放すことにしました。
金が高値とは聞いておりましたが、想像以上でした。もちろん購入時を思い出すと「うーん」ですが、25年近く前ですし、元はとったと思うのです。ちょっと臨時のおこずかい(笑)で嬉しい。

そんなこともあって代官山ヒルサイドテラスのキイさんのところへ伺って“大人買い”しちゃいました。KURAさんの帯留め3点。
いらしてたMさんにからかわれましたが、だって三点とも素敵だったんだもの!
KURAさん、新境地のものが多いですね。でも“らしい純粋さ”が作品に出ていて大好きです。特に左右不対象のねじった水引のような帯留めには一目惚れ!
飯島桃子さんの刺繍も益々、素敵に…。

他にもCさんやPさん、帰りの駅前でもう1人のMさん(お嬢さんをお供に)にお会いできたことも嬉しかったなあ。

ところで代官山ヒルサイドテラスは20歳前半のおしゃれ心をかきたてられた想い出の場所。小林麻美さんがあの細い身体でヒールにジーンズを履き、素敵な襟の開け方の白シャツでサンローランのトレンチのベルトをキュッとしめて、車からさっそうと降りた長い髪の姿を今も歩道を歩くと昨日のことのように思い出します。
小林麻美さんは私達世代のファッションミューズでしたね。

影響されて白シャツのおしゃれに夢中になった30年余後、着物のお洒落に憧れて歩いてきました。

*本日の着物
・牧絹織物 泥大島 飛び色紙柄
・塩瀬 染めコプト文様九寸
・雀の帯留め&軒忍色(緑系)の三分紐
など

実は…雨コート以外に大島をまとうのは今日が初めて!つくったのはもう4〜5年前なのに。
夕方から雨が降るかも…ということで、木綿の気分でなかったため袖を通した。
確かに着やすいけれど、着心地がシャキッとしすぎて、心も体も元気な時でないと私には難しいかもしれない…。

写真は同級生キイさんと。(キイさん、お顔隠してごめんなさいね)

11/11/6 さら
わぁ〜懐かしいです。小林麻美さんの白いシャツとトレンチ姿!
かつてはオトナの象徴だった渋谷PARCOのサンローランリブゴーシェも
憧れでした…(遠い目)。
ずず
素敵でしたね〜〜。小林麻美さんのマネして、雑誌に載っていたお洋服を電話で取り寄せしたりしてました。

2011.10.30 [日] 良いお天気のお休み

良いお天気でした、昨日の土曜日。

お昼はボランティア活動のランチミーティング。またまた東北に伺うことになりそう。

次は、たまたま知った東京大丸での貴久樹さんのフェアに寄る。伺ったらちょうど大久保信子先生の簡易講座。年を重ねられてもキレイでいらして、江戸前の着方&お仕事モードコーデ(ご本人談)がカッコ良い。
その後、大丸内のイノダコーヒーさんで懐かしの“アラビアの真珠”砂糖ミルク入りをいただいた後こちらに伺う。

一度拝見したら忘れられない法華寺の髪の長い十一面観音様(平安前期〜光明皇后モデルらしい)や中宮寺の弥勒菩薩様(私は広隆寺の弥勒様が好きだが)を思い出しながら(今回は仏像なし)、拝見する。
ちなみにこの光明皇后は民間第一号の皇后でいらしたらしく、白檀一木造で一メートルぐらいの美しい方。

帰りは銀座まで歩き、コマゴマしたものを購入。

本日の着物
・みさやま紬 胴抜き仕立て
・藤山工芸 吉野間道 九寸

疲れた体には草木染めの優しい色とワントーンコーデが効きまする…染みまする…。

11/10/30 みにひつじ
綺麗なトーンですなあ。癒されます。うんうん、疲れた体に染みまする。
11/10/31 辛夷(こぶし)
コメントありがとうございます。体というか、気持ちに効きますよねえ。
11/11/3 りりぃ 
ほっとする色遣いですね

2011.10.22 [土] 月一回の“つれづれ”

本日は中谷先生のつれづれ
先生のオフイスで行う勉強会は今年は今日が最後。
来月11月は
志村明先生の伊那の工房へ“700年前の幻、塩漬け繭方法”を拝見しに伺うし、12月は恒例、特別パーティー。

というわけで今年のテーマもお終い。今日の勉強で「ふーむ」と一番思ったことは、信長と秀吉の着物への貢献度。
信長は鉄砲を堺から仕入れただけでなく様々なもの(更紗、絨毯なども)を入れ、『楽市楽座』でその情報を全国に流通させた。また日本文化も輸出。
秀吉は観世、宝生、金春、金剛の能四流派を手厚く保護。唐織が発展する。(この中でもっとも衣装持ちなのが、金剛なのだそうだ)

さらに徳川御三家の紀伊家は各藩の謀反の目を摘む情報収集&整理係で、伊勢型職人はその実際の情報収集係。(今風に言うとスパイですね)その職人さん達がもてなしを受けた食事記録が残っているそうですが、凄い御馳走なのだそう。
確かに伊勢型は戦後に江戸小紋と商標登録されたけれど、京都や加賀にもありますし、大名の定め小紋ですからその職人さん達が全国に広めたのでしょうか。

おもしろ〜い!!!

*本日の着物
・芝崎重一さん 手紡ぎ木綿 藍単衣
・洛風林 辛子色地に“イスタンブールの花”八寸
・岡重 “貝づくし”長襦袢 など

2011.10.15 [土] 野生の血?

毎年、今頃から11月いっぱいまでの私にはちょっと変な傾向が出る。
それはジビエを食べたくてたまらなくなること。普段は魚好き(かぶとやアラ)で肉は内臓系(タンやハツ)が好きなのだが、もう野兎ちゃんや鳩ちゃんなぞを美味しく成仏させたものをいただきたくなるのだ!
しかもソースはフォンなどで仕立てたヌーベルキュイジーヌではなく、ガッツリしたバターやクリームで伸ばしたものがこの時期は良い。
なぜなのか今までよくわからなかったが、やはり30年以上前の食体験から来ているのかもしれないと、最近納得。

ただでさえも天高く…となりがちなので、毎年1〜2回ととどめるのだが、さて今年はどこへ行こうかな?
ああー、食べたいゾ!!!

*************************

昨日は9月末まで9年3カ月担当した部署を離れることになった組織の解散会。派遣スタッフさん達も含め驚くほどの人数が来てくれた。仕事はこの日有休の人(片道2時間以上かかるらしい)まで。
「泣かない!」と決めていたが、サプライズの連続で危うく…しかし、グッと我慢。
2次会はマネジャー達だけとなり、ここでもサプライズ!
その先「〆にラーメン食べに行く」と手と身体を引っ張られたが、もう飲むのも食べるのも限界。ちょっとカッコつけて多めに福沢諭吉様を渡して退散。
自宅そばで1人シミジミ飲み。

そんなわけで本日は二日酔い。予定していた着物でお出かけもやめて洋服でとりあえず山種美術館(相変わらずの招待券)へ。その後、近い一衣舎さん秋展も伺おうかと思ったが、疲れきってパワーのある布達に会う気力がわかずお気に入りのカフェへ。

11/10/16 おひで
ジビエなら、ミタニ!

2011.10.12 [水] そういえば・・・

今年の夏、洋服を着ている時にマイブームだったこと。
それは…帯留めに皮ひもを通してチョーカーやブレスレットにすることでした。

写真は銀の“三升”をブレスレットにしたところ。
手が美しくないのでフォトジェニック的にはNGなのですが、自分的に面白かったのでのせちゃいます。

ブローチを帯留めにする方は多いと思いますが、この方法はもしかするとなさる方は少ないのかな?と思いますが、「そんなの常識よ!」という方がいらしたらお許しを。
そうか、トンボ玉はチョーカーになさる方、多いかもね。

いろいろ試した結果、銀・べっ甲などの素材で幾何学的なデザインが洋服にはマッチしやすいです。
あっ、トンボ玉はリボンひもなどに何個かするとPOPな服装の時は楽しい気分が盛り上がりました。

2011.10.10 [月] 穏やかな三連休

夜、雨が降ったりもしましたが、まずまずのお天気でしたね。

今回はお出かけは一切あきらめ家のことばかり。それでも予定をすべてクリアとはいきませんでした…ま、家のことってキリがないですよね。

でもだからかな…着物を着る時とは別の季節を感じました。
庭の手入れ中には“金木犀”や“紫式部”が今を最盛期に香り、咲き誇り、家の中では床の間の軸を変え、衣替えをする。
そうそ、昨晩は十三夜でしたね。

スーパーではどこでも北海道フェアをやっており、定番の魚やお菓子以外にも面白いものが入っている。
昨日のGETは写真の旭山動物園の菓子パン。あまりにカワイイので思わず購入。こちらはペンギンだけどレッサーパンダなどいろいろありました。

食欲の秋になりすぎないように、気をつけなくちゃ!

2011.10.1 [土] 遊んだぞ!の日

午前10時半、浅草にお参りしてたら知り合いにぞくぞくと会う。お茶の後、待ち合わせ場所へ。

いつもどおり飛騨高山から移築した気持ち良い古民家でお食事後、津軽三味線を30分間堪能!
ちょいと次の待ち合わせに遅刻した(お待たせしてごめんなさい)後、更浜さんへ。
いや〜更紗好きにはたまらないワンダーランド!!!
型紙や見本帳どころか、Oさんを真似て、もう勝手に掘る掘る(笑)結局2時間以上いましたね。

またこのワンダーランドは行きたいな!

*本日の着物
・芝崎重一さん 手紡ぎ木綿 長着
・生紬 ヘタウマ コプト模様 九寸
・クラさんの帯留め
・黒田商店 こげ茶 クッション下駄
・ブルー&グリーン系 レースを染めたものにビーズ刺ししたバッグ

本日の一番人気は同行の皆様にはバッグでしたが、個人的にもっとも感動したのは長着。
手紡ぎ木綿て初めて(イヤ、ラオス木綿もそうかな?)着ましたが、軽いのなんのって、本当に木綿なの?って感じでした。(後で重さを計ってみようっと)そして身体が呼吸している感じをハッキリ感じます。家に戻ってハンガーにかけてもっとビックリ!帯下の少しついたシワを引っ張ったら多くのシワがとれた!
さすがに芝崎さんが楽しんで織られて、その数はほとんどない…と言われるものでした。
出会いに感謝!です。

2011.9.24 [土] 久しぶりのお勉強

涼しくって気持ちよいですね〜。

朝、起きたら昨日の庭掃除で使わない筋を使ったせいか、筋肉痛…トホホ。
ギクシャク動きながら単衣の着物を着る。長襦袢は綿絹50%ずつの錬り色地にカフェオレ色の水玉。単衣時期にホームクリーニングできるもので普段着に合わせられるものと探し…ドンピシャでした。気持ちいい〜!

チャコちゃん先生のところで、本日は胴裏&八掛けの地、帯締め・帯揚げのお勉強。相変わらず歴史から入る勉強は面白い。
帯締は伊勢・江戸・京の組みが三大だが、今は90%が伊勢、江戸は7〜8%、京は根付などに使うものが多い。江戸組みは龍工房さんがその流れを汲んでいる、なんて話も…。
帯揚げは江戸と京の色使いのみならず、絞りの使い方や地織も実にハッキリした違いが出ていて面白い。これも本ではよく見ていたが、実際にすべて実物で比べると面白い。
しかし胴裏や八掛けはほとんど輸入羽二重…という説明の後、本日もいらしてた志村明先生の“塩漬け繭”の胴裏と八掛けを触らしていただいて、もうもうクラクラ&絶句…。50年近く、お仕立てをなさっているUさんの興奮ぶりはもう特筆もの。落ち着いて伺えば、良い絹裏は袷に縫う途中で自然に沿ってくれるのだそう。

さらに「うーむ」と考えさせられた話。旅立ちの装束は良い絹ものだと自然な艶が出て、お骨がキレイなのだそうだ。そうだよねえ…素直に想像してもポリだとちょっとそうはなりにくそう…。

*本日の着物
・しょうざん生紬 銀ねず濃淡ぼかし大段 型染め亀甲柄
・生紬 ヘタウマ系 秋色コプト大柄

チャコちゃん先生に小物合わせも含め「深川芸者」と呼ばれたコーデ。
ああ、ここでもまた大先輩(私より20歳は上の方々がたくさん)から“姐さん”さらに“ビシッと女”と呼ばれる。大先輩の中、着物もまだまだ初心者なのでヒジョーに、おとなしくしているのに。

2011.9.23 [金] 庭仕事での格闘

あまりに仕事でキツイ想いをした昨日を忘れるべく、昨晩痛飲したため、今朝はウダウダする。
それでも家の拭き掃除をしようと庭にバケツを取りに行ったら、気になる、庭の惨状が…。
そこから錆びつきガタがきた鉢植えを置く棚を解体し、新たな棚をつくり、夏に伸びきった雑草取り。来週に植木屋さんを呼んでいるので、少しは下がキレイになったので、仕事してもらいやすいかな?ひゃあ、疲れた。

2011.9.20 [火] 生をバトンタッチし続けるために

行って来ました。
こちらへ。

署名の第二次&最終期限には、まだまだ日があります。

美しい地球をこれ以上、壊してはならないから。

2011.9.18 [日] 三崎口方面カフェで

昨日の土曜日から三崎口方面隠れ家カフェへ。

海はまだまだ夏。透明度の高い海では泳いでいる人がたくさん。しかし土曜日はカフェのお客さんは少なく、早めにオーナー、アシスタントKちゃん、現代美術アーティストと看護師の御夫婦と引っ越したばかりのKちゃんの家へ伺う。
城ケ島大橋が良く見える家は築13年建坪26の3LDK。高台で海からの風が気持ちよい。
家賃を聞いてビックリ!私もお引っ越ししたい。
先ほどアーティスト御夫妻が潜ってとってきた、カワハギのお刺身(庭の青シソと合わせていただく)などの夕食の後は来週、結婚式に行くKちゃんに“扇太鼓”の特訓。看護師さんにVTRを回してもらっているKちゃん。帯結びもだけど長襦袢の着方のコツに感動していた。(ウフフ)
でも、天草を自分でとってきて一週間、洗って干してを繰り返し、つくりあげた寒天が入った絶品あんみつ、なーんてのもやってしまうスーパーレディKちゃんのこと。すぐに帯結びもマスターしちゃいますね。原理がわかればあとはバランスのセンスだものね。

オーナーが帰った後、4人で夜1時半までおしゃべりして、今朝は美味しいアップルパイとKちゃんコレクションの50種類以上あるカップ&ソーサーから好みを選んで、引き立て豆のコーヒーをいただいた後、お店へ。

今日は次から次にお客さん。泳ぐ人もいるが、潜る人、カヤックで城ケ島から来た方など常連さんが半分以上。
それでもさすがに波打ち際の温かいところではクラゲが多くなったらしく、「いよいよ夏も終わりだなあ…」とオーナーがつぶやく。

私はここ数日、腰の調子が少しおかしいためサマーベッドでウトウトしつつ、海とヨットと伊豆半島とその向こうの5合目に雲のストールをした富士山(この配置関係がウソのような美しさ)をぼーっと飽かずに眺めていた。9時半から18時過ぎの絶品サンセットまで。でもあっという間に時間が過ぎる。
サンセット時にはデッキで、常連さん総勢12名でオーナーおごりの赤ワインで乾杯!

文字通り「何もしないぜいたくな時間」
幸せな2日間だった。

でも帯講習のお礼なのか、2日間のランチと飲みまくったワイン総額で1900円て何?つぶれるって、オーナー&Kちゃん。

2011.9.15 [木] 西光亭

みかんちゃんの日記に出ていた西光亭さんは、私が住んでいる街が本店です。(駅の反対ですが)

20年前に自然な欧風家庭料理レストランだったのですが、今は場所を変えて物販店になっています。
通販まであったとは知らなかった。

本当に可愛いの。で、悩みが1つ。思わず購入して捨てられず、どんどんたまるの〜片付かないんですよ、これが。

2011.9.14 [水] 逃避モード

おー、懐かしい!さくまりさんの日記の「山荘無量塔」。いいよねえ…半年ぐらい、お籠りしたい気分。
いやいや、破産してしまいますね。

でも、破産してしまう…なーんて防御を考えられるのですから、ま、大丈夫ですね、自分のコントロールセンサー。

2011.9.12 [月] どしゃぶりの心の中

仕事もプライベートも呼吸が止まりそうな状況。夜中に何度も悪夢を見て目が覚める。悪い状況は前々から予測できていたけれど、本当に最悪。

よって先週末は厄除け祈願で明治神宮にお参りに。シミジミと夏の終わりを告げる木立を歩く。その後、眼鏡を直しに銀座まで行き、気分転換に珍しくメイク用品を購入。
そして自宅そばのワインバーで更に気分転換。

32度と残暑が厳しくても、丹田から力が抜けぬよう着物を着る。

なんとか災い転じて…となるよう、出来ることを1つ1つ丁寧にしていくだけ。

11/9/13 アキコ
ご無沙汰しております。なんとか状況が好転されるよう、微力ながらお祈りします。辛夷ねえさまのことですから、きっと大丈夫とは、思ったのですが…。
辛夷(こぶし)
ご心配かけてすみません。仕事もプライベートも長丁場の予測ですが、なんとかのりきりまーす!

2011.8.27 [土] 「いってらっしゃい」の会

昨日から猛烈な湿気。「こういう日に着物を着るのはどうよ」と自分に突っ込みをいれながらも、「だって着たいんだもーん!」とかわす。
雨かも…ということで夏用の雨コートも荷物だけど持っていく。

まずはこちらへ。中国の“明”や“清”の時代に想いをはせる。
あまりにじっくり拝見して腰が痛くなりつつ、染付の美しさにやられる。個人的には家の普段使いでは土モノが好きだけど、たまにはこういうのもいいよなあ。こういう気持ちのまま、器を見にいくと極めて危険なのだが、今日は次のメインイベントがある。

中華で壮行会。“中国飯店”系列なので、それなりのお味はKeep。喜んでいただけて良かった!
しかし最後に皆で記念撮影をしたのだけれど、店のお兄さんは“撮れてなかった!”
皆様、ごめんなさ〜い!!!

*本日の着物
・近江縮 綿麻 濃緑に辛子が入った紬風の長着
・まいづるさんの紫系八寸
など。

処暑を過ぎると色が濃いものを着たくなるものですね。

2011.8.18 [木] ただいま〜

東北奥地から戻りました。今朝5時に出発してハードな一日でしたが、今ビールを一口飲んで人心地がつきました。しかし今日は暑かった!東京も36度だったって?

さて明日は久しぶり(一年ぶり?)に映画を見ようっと。何せ先週末の予定が体調不良でゴロゴロしちゃっていたからね。

短い短い夏休み。

2011.8.6 [土] ヒロシマと仏像

朝、黙祷。
66年たった今年は3.11の想いで格別。
海の特攻隊、回転で散った会えなかった叔父にも祈りを。東大学徒出陣の最後。叔父の教科書に書きこまれた端正な字を朝、読み返す。

その後、空海と密教美術展へ。二点の京都神護寺の菩薩像、東寺の二点の菩薩像、持国天、帝釈天の前で立ち尽くす。1200年前の日本人はどれほど自然に感謝したのだろう。自分達の分を知り尽くしていたのだろう…。

次にこちらへ。柳悦孝氏の浮織に頭をたれる。

最後はいつものいきつけのお店へ。近江の酒蔵で太田道潅の末裔の方がつくる酒の美味さ。
鎮魂と日本人の原点を考える一日であった。

*本日の着物
・本間とめ子さんの手蜘蛛絞り(マダムBと確か御一緒)
・川島織物の白と空色の絽綴れを銀座結びに。
・薩摩切子帯留め
・山ぶどうの下駄
など。

半襟なしで浴衣らしく着たのはいったい何年ぶりだろう。楽しかった。

2011.7.30 [土] 事実を知ることの困難さ

さくまりさんが提供してくださった情報、そこから深堀していくと益々、事実をタイムリーに知ることの難しさを感じる。
どんな時代にも御用学者はいるし、気骨のある学者もいる。せめてチョイスできるように偏らないメディアであって欲しい。しかしメディアもスポンサー次第だしなあ。

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本日は上野の国立西洋美術館からスタート。「大英博物館 古代ギリシャ展」2000年前が眼前に。
神話の世界→理想の身体美→古代オリンピック→人々の暮らし という構成。
しかし神話の世界がつくづく人間心理の原点話で現代にもありそうな話で面白い。そして人間美というものの表現の世界が、日本とあまりにも違うのも改めて興味深く感じた。

上野駅近くで3人連れの浴衣姿の若い女性にヘルプを求められる。中の一人の帯がとけてしまったようであり、2人が必死に結んでいるのだが、その1人だけが手結びなだけにできないらしい。長尺の半幅&フワフワ長尺を組み合わせたもので初めて自分で着つけたとのこと。「エライわねえ」なんて言いながら公園内の端っこに入って、なんとかカッコつけて差し上げた。
お礼はキャンディーと「おねえさん、ありがとうございました」の声。おお!「おねえさん」お世辞にしても懐かしい言葉。私に言ってくれたんだよねえ(笑)「お」がついているのは久しぶりだ(笑)

公園内で一休みしてから浜松町の船宿へ。屋形船に乗る。横浜で乗った以来4年ぶりかな?
お台場で停泊。アツアツの天麩羅が美味しい!くじ引きでなんと川島織物のテーブルセンターが当たる。いつもはくじ運が悪い私だけど、本日はビックリ!他の方はトンボ玉や矢代仁の風呂敷や紫織庵のポーチやかごバッグ等など。

写真はお台場と停泊中の他の屋形船。

*本日の着物
・9日の浅草ほおづき市とほとんど同じ

2011.7.25 [月] 感謝

九周年オフの写真を拝見すると思いますね。
「前髪切りすぎた!」「この着方は何!(自分に怒!)」から始まり、「ああ、首がもう少し長かったら」とか「もっと顔やお尻を小さくしたい」というほぼないものねだりに近いものなど…ハアー。

でも当日、個人的にとっても嬉しくって感謝しているのはこの掲載写真。写真を何度拝見してもニッコリしてしまい、手元で実物を見てまた嬉しさがこみあげる。
K姐さんがつくってくださった香の帯飾り。団扇の形になっているのだけれど、これは母の羽織だったもの。それがこんなふうに愛らしく手元に帰ってくるなんて!
本当に感謝・感謝・感謝!ありがとうございます!!!

2011.7.24 [日] 九周年オフ

朝からバタバタ。10時半に知人と仕事話なのでオフ会場隣のホテルオークラを指定する。ちょっと「う〜ん…」という気持ちになったが、智美術館の門をくぐった瞬間、気持ちがはなやぐ。

39名の集いは本当に素敵!夏着物は本当にいいなあ…。素材そのものが色々だし、糸フェチになりつつある私は拝見するお着物や帯をすべて触りたくて困った(笑)。

お題も皆さんの様々な工夫で楽しく、私の酔っぱらい進行役には目をつぶっていただき、時間はあっという間に過ぎる。もっと色々な方々とお話したかったなあ。
私がお声掛けした+2のKさんとEさんも楽しんでいただいたようで良かった!
見事なお庭で記念写真をとった後は、のんびり二次会場の銀座へ。お腹一杯なのにまだ食べるか!(笑)

*本日の着物
・越後上布(オフ白地にブルーを基調とした總柄、縦はラミーで横が手績み苧麻)
・科布八寸
・游中川さんの麻帯揚げ スカイブルー
・道明さん三分紐にきねやさんの水牛製勝虫の帯留
・紙布の半襟
・パナマ草履(科布草履にすればよかったな)
・黒田商店の御簾のバッグ

Oさんに「らしくない着物(笑)」と言われる。確か昨年の名古屋オフでも羽織の華紋の時もそう言われたなあ。私ってそんなに姐さんイメージなのね(笑)。

2011.7.17 [日] 麻は涼しい・・・。

17日(日)
一日中、家事。明日は美容院とマッサージのビューティーデー。

16日(土)
中谷比佐子先生達と真子を食しにお昼過ぎに恵比寿へ。
清潔感あふれる白木のカウンター7人席(当然、ネタを入れるガラスショーケースはなし!)と小部屋(4人)を貸し切り。
真子の話、江戸前の仕事の話、米や海苔の話を伺いながら、久しぶりに姿がよく美しく、美味しいひととき。
私にとってはここの寿司は本当の江戸前。10カンすべて醤油はいらない。良い仕事でした。

その後、場所を変えてコーヒーで着物話。楽しいひととき。

*本日の着物
・越後上布(オフ白地にブルーを基調とした總柄、縦はラミーで横が手績み苧麻)
・帯屋捨松のオフ白地に幾何学間道の羅八寸

私には極めて珍しい總柄(蚊絣や縞を除く)の着物。
ちょっとマダムっぽい。
にもかかわらず話の中で「私、そばっくいなの」と言ったら「ピッタリ!」「お神輿とか似合いそうよね」などと言われ、マダムはほど遠い。ダメだ、こりゃ。

それにしても紐類や伊達締め、足袋はもちろん帯揚げもすべて麻、帯と帯締のみ絹。涼しい!!!
あっ、この日初めて紙布の半襟を試しました。これがすごく良い!付けやすいし、あたりは柔らかい。でもシャキッと見える。ハマりそう。

2011.7.12 [火] 今月号の和楽

キイさん企画の“日本の夏支度”でもお馴染みの牧山花さんが森田空美さんページに大きく掲載されていた。凄いなあ…。

でもそれがなくても今月号はすんごく私好み。なんたって愛してる仏像の中でも十本の指に入る、神護寺の五大虚空蔵菩薩と東寺講堂の仏像曼陀羅八体が大ページで載っているではないですか!!!

専門書にしかあまり出ないこの密教がこんなに一般雑誌にクローズアップ!ブームとはいえ、10代から心に留め続けた仏像の美しさが取り上げられてとっても嬉しい!

ここまで仏像好きなのは、恐れ多い言い方だけれど(信仰心ほぼゼロなのでお許しあれ)、職人の心が最高に昇華したものだから…と自分では思っている。

もしご興味があればぜひおでかけになってみてください。ほとんど御開帳されないものが多いですから。

*東京国立博物館平成館 7月20日(水)〜9月25日(日)

2011.7.10 [日] 遊びまくった土曜日

9日(土)
10時〜16時まで浅草でお手伝い。ま、部屋の中だからギラギラ太陽光線は受けなくてすんだけど、結構忙しかった。
帰りにおみやげをいただき、衝動買いをちょこっとし、鬼灯をほんのちょっぴり購入。

人形町で更浜さん帰りチームとNさんと合流。お話たっぷり聞いてますます妄想。
小唄の話からなぜかすんごく久しぶりのカラオケに。
あー、よく遊びました!!!

*本日の着物
・高橋孝之さんの薄紫の墨流し綿絽浴衣
・白 紗献上八寸を下町らしく角出しに。

浅草寺さんはもともと水にまつわるお寺さん。やっぱり水にまつわる浴衣を選んでしまった。

2011.7.4 [月] よっしゃ!今週末をめざして仕事、頑張るぞ!

勘弁してほしい暑さが続きますが、この時期、私個人は1つだけ楽しみが…。それは“鮎”と“入梅の鰯”と“シンコ”なんであります。鮎と鰯はワタの苦みがなんともですし…光りもの好きはやっぱり“シンコ”。江戸っ子はこれを食べないと…という代物です。

うふ、シンコは16日(土)に「この人あり」とうたわれる寿司職人さんのもとへ。23日(土)もお楽しみだし…うひゃー、3週連続のお楽しみだあ〜。馬の鼻に人参状態で頑張るぞ!


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今年は9日&10日が功徳日。

何の話かって?浅草寺さんの鬼灯(ほおづき)市。“四万六千日(およそ126年分)”です。特に10日は千日分お参りしたことになるのですね。
私は9日しか行けないので、百日分になると思うんですが、それでも良い。会社員にとっては、土日になる今年を逃すと次はいつ?てな感じです。ま、私は鬼灯鳴らすのは下手くそだったけど、子供に帰った気分が味わえますよん。

だいたいですが、朝6時頃から夜7時くらいまでやってます。今年は今のところ、お天気もよさそうで…。

ランチは何にしようかなあ?…ムフフ。

混むと思いますが、お近くの方がいらしたらぜひおでかけください。

2011.6.28 [火] HAPPY BIRH DAY

九周年、おめでとうございます!!!
着物を着ることに急に目覚めた6年前(それまでもなぜか反物は少しずつ集めていたのですが)、ネットで情報収集していたら様々なところで役立つ情報発信をされていたのが、真楽キーワードでした。
そこから気の小さい私が(笑〜イヤ、ホント)オズオズと一年近く待ってメンバーになり、リアルなお付き合いまでさせていただき、ますます充実した着物生活を送れるようになりました。
本当にありがとうございます!!!
そしてこれからもよろしく、です!!!

2011.6.26 [日] 最寄り駅の大変身

先週の木曜日23日に最寄り駅の『エキナカ』完成オープニング。

耐震工事とともに三層となっている駅工事が長い間続いていたが、イヤーどこから人が集まってきたのか?というぐらい凄い人!
知る人ぞ知るというこじまんとしたレストランは多くあったが、他は典型的住宅地。いやはや驚いた。

しかしこれで買い物はだいぶラクになる。いままでのひっそりとした駅模様がなくなるのは寂しいけれど、ちょびっと嬉しい。
でもラクさと引き換えに、なにかをなくすこともあるのかもしれない…。

2011.6.26 [日] 半襟のつけ方〜目から鱗!

本日、中谷比佐子さんのところで「半襟の歴史や種類、つけ方」などの学習。

東雲(横しぼ)や明雲(立てしぼ〜楊柳よりしぼが高い)、三越(みこし)、西陣織など珍しいものも含め、約30種類を拝見。

つけ方は『ハト胸に見せるが補正なしでOK』の素晴らしい画期的なつけ方。こればかりは言葉で説明できないけれど…。赤坂芸者さんがなさっていた方法らしい。

針は「四の三」か「四の三半」が絹ものや絹糸には良いらしい。
前の数字が針穴、後ろの数字が長さなので手の大きさで選ぶと良い。ちなみに木綿は前の数字が「三」が良いらしい。
うわーん、こんなこと知らずに半襟つけていた。

様々な写真を見て、刺繍襟は頭を大きくつくり、たっぷり縦に襟を開けるとカッコよくなることを再確認。

イヤ〜本日も勉強になりました。

*本日の着物覚書
・絹紅梅 大小あられ&青海波の訪問着的柄付
・飯島桃子さん作 大麻白地に蓮を藍染め&相良刺繍した九寸

この帯は中谷さんがかなり気にいったご様子。また今日持っていた雨コートについて、参加者から以前「そのつくり方、真似してよい?」という声を頂戴したが、どうやら出来上がった模様。この雨コートの形はこれで『おソロ』になるのが3人目(笑)

帰り道、思いがけない方と電車のホームでお会いしてビックリ!嬉しかった…。

2011.6.22 [水] 日帰り出張

滋賀と京都を駆け回る。(もうこのスケジューリングは勘弁してくれ〜)
京都では北と京都駅周辺の温度差に改めて気付く。
東京に戻ったら、少しだけ涼しいこと(比較で)に気づく。

2011.6.20 [月] さらに深考・・・

一過性ではなく、ずうっと「美しい」「好き」と感じるものとは何か。その作者さんを「好きでたまらなくなる」のはどうしてなのか。以下は私なりに考えていることです。そしてこれは着物だけでなく、器や本なども同じ感覚となっているのです。

例を今回の展示であげると…
菊池先生の凄いところは「どうだ!自分の力、100%だぞ!」という見せ方ではなく、「無地ですけど…よろしかったら近づいてご覧いただくと…」という心を感じさせるもの(技術はスゴイ!のに)なんですよね。

恥ずかしながら自分の仕事も(生涯いくつもないのですが)「凄みを感じる」と言われたものは、準備をしてしてして…そぎ落として落として落として…の作業をしたものに限られます。つまり自分としては精一杯、考えた結果なのですね。もしかするとそういう見えないものが伝わるのかもしれません。

この状態を私は勝手に「(コミュニケーション上)無から有が生まれる状態」と呼んでいました。本来の言葉の意味は違うのですが。

作り手側は、もちろん限られた時間の中でこれを行うのですが、それをうまくできるのは、キャリアだけでなく幅広い見識と人としての何か…なんだと思います。(自分はもちろん達しておりませんが)でないとキャリアを積んだ人は皆、その領域にいくことになりますもんね。

そういう意味で、多くの作家さんがノミネートされるとは思うのですが、菊池先生の静かな美しさの露出は自分の中ではピカイチな存在だったのです。

またぜひ…お目にかかりたい。

2011.6.19 [日] 幸せでした〜

昨日は本当に夢見心地。
こんな美しい織をされる方は、いったいどんな方なんだろうと思っていた方とお目にかかれたから。

真面目に機に向かい、しかも都会で生活する人のことを考えての作品づくり。遡って独身時代の機も伺いました。そして白洲正子さんが、銀座こうげいの後、渋谷西武でこうげいをしていらした時代の話…などなど。

*本日の着物覚書(これ、書くの本当に久しぶり…)
・夏結城 黒地に白の亀甲雨絣
・藤山工房 夏吉野間道九寸

夏結城は25%の手績み苧麻が入っているため、ものすごく軽い。けどやはり75%は真綿なので真夏は無理。この時期には着やすくて気持ちよかった。

2011.6.11 [土] 梅雨ですねえ・・・

梅雨が好きな方は少ないと思う。もちろん私も…。それでも青々しい松ぼっくりを見ると、深呼吸したくなる嬉しさがある。
いつまでもこの色合いを楽しめる日本であることを願いながらデモへでかけ、帰りに違うボランティア関係者でのミーティング。

今週は体力的+精神的にも疲れちゃいました。一番は「私はこんなに一生懸命、やってあげているのに…(気持ちをわかってくれない)」または「やらされているだけ(だから適当に)」というセリフをいろんな場面で聞いたこと。

No!No! キッカケはなんであれ、国家の決めごとや法律という高い拘束性がない限り、そうする!と決めたのは貴方でしょ。相手にすべてが伝わると思うその考え方自体がおこがましいし(つうか、多様性の本質をわかってない)、やらされていることがイヤだったら拒否ればいいのだ。

すみません…ここに書くことじゃないのでしょうが、ちょいと愚痴っちゃいました。

ま、人のふり見てわがふり直せ、ということですね。

2011.5.28 [土] お久しぶりです。

なんと二ヶ月近く書いてなかったのですねえ。
御心配伝言もいただき、恐縮しておりました。

異常な忙しさで通常のお休みも満足にとれなかったこともありますし(3月末から京都や大阪出張も増加。京都は3回以上だったでしょうか?GWは岩手県にも行きました)、考えることもありました。

考えたこと〜今さらですが“コメント欄”のことです。真楽って400名近く登録されているのですよね。コメントのやりとりって仲良し同士の裏舞台を見せるような感覚に感じてしまったのです。
仲良しになりたくても遠方でオフ会にこれず、結果、なかなかコメントに書けない人もいらっしゃるのではなかろうかと。また日記を頻繁に書かないけれどログインされている方、そういう多くの方々はそれをどう思うのだろうと…。
そういうやりとりは伝言でいいと思ったし、自分の日記に他の方へのメッセージを書くのは、読まれないことも覚悟されるでしょう。
チェーンメール防止だとしたら、やはり選択できるようにすべきではないかと。
大人の集まりだからこそ、上記のような方々のことも考えた方がよいのでは、と思った次第です。「そんなの杞憂よ!」と言われるかもしれませんが。
ということで私もコメントは回避したいです。

ま、さておき、なんと5月に台風という異常気象。温度もあまりにもマチマチ。皆様、体調にはお気をつけて。

地震…いつまで続くのでしょうか。

11/6/13 えりりん
いろんな方がいらっしゃるので、出来れば、コメント欄のON/OFFは、メンバーそれぞれが選択できるといいですね。でも、現在のシステムでは、コメント欄は一括で「ON/OFF」しか選べません。今回、誤情報や未確認情報の拡散防止に迅速に対応するため、コメント欄をサイト一括でONにしました。詳細をBBSに書き込みました。コメントは回避したいとおっしゃっているのにコメントしてすみません。よろしくお願いします。
えりりん/KIMONO真楽管理人
辛夷(こぶし)
コメント回避とは言いましたが、理解不足な私に(というよりこれを読んだメンバー及び外からご覧になる方に誤解が生じさせないという意味もあるかと思います)丁寧に説明くださり、かつBBSにも再度、詳細を掲載いただきありがとうございます。
コメント欄の真の意図と影響度を理解できてないのは、メンバーでは私だけかもしれませんが…。

2011.4.4 [月] 10:57 am

鎌仲ひとみ氏をご存知でしょうか?
六ヶ所村ラプソディの監督。
静かな衝撃でした。

原子力を勉強するなら、こちらもぜひ!
ミツバチの羽音と地球の回転

11/4/4 みずえ
私も見ましたよ! 六ヶ所村ラプソディ。
野菜の通販をやってた方のくだりが辛くて…。
ポレポレ東中野で鎌仲ひとみ監督のほかの作品含む特集が企画されてますので、私の日記にあげておきますね。


2011.4.2 [土] 辛夷満開!

朝、辛夷の並木道を歩く。その下には雪柳が咲き誇り、白の饗宴。

午前中、カウンセリング関係者と会いMTG。支援物の確認など。銀座に出てキイさんのところへ寄らせていただいた後、新宿で壊れたドライヤーの変わりを購入。

家のそばで夕暮れ前のひととき、桜を楽しむ。

*本日の着物覚書
・館山唐残 ブルーグレーとオフ白の縞
・猫柄すくい 八寸

11/4/2 キイ
うっすらピンクの辛夷もきれいですね!花粉気を付けましょう!
本日はお会いできてうれしかったです。
11/4/3 辛夷(こぶし)
お邪魔いたしました。キイさんの笑顔が大好きで、お会いできてホッとした気持ちになりました。夏支度も楽しみにしております。

2011.3.31 [木] 想う

本日お昼に大阪の仕事が終了。三日半の強行軍にまっすぐ東京に戻ろうと思ったものの、ふっと3〜4時間という短い間でも京都に寄ろうと思いつく。

京都駅に降りたとたん、目頭が熱くなる。阪神淡路の大震災の際、2日間休みがとれた時は早朝一番の新幹線で京都まで新幹線で来て、友人のバイクでボランティアとして神戸まで通った。
あの時に出会った子供達も今や20歳過ぎ。皆、家族と別れてしまったけれど、全国で立派な大人になっている。
今回だって絶対立ち上がれるよね、と想った瞬間、視野が滲んだ。

明日から新年度の4月。今はできることを精一杯、続けていくだけ。完全復興するまで。そして現地入りした仲間のバックヤードグループとしてサポートし続ける。

2011.3.27 [日] さて

引き続き、お祝いのお言葉を頂戴し、ありがとうございます。

明日28日から31日木曜日まで大阪です。朝から晩まで仕事漬けです。真楽もチェックできなさそう…。

2011.3.26 [土] 気分転換

ホントにビックリ!でもやりがいたっぷりのお仕事。ヘビは勘弁だけど、静かな闘志がメラメラですね。

伝言でお祝いいただいた皆様、ありがとうございます。本当に感謝です。

さて本来は今日の土曜日は仕事の予定だったが、震災でリ・スケジュール。
あまりにも気分が落ち込む(友人といまだ連絡がつかないことも大きく)ので、迷っていたが中谷先生のところへ。
こんな時なのに伊那から志村明先生もいらっしゃる。別名“羽衣糸〜一枚の着物で通常700gのところ400gの糸”をつくる天才糸づくり師は今度、縫い糸もつくるらしい。着物を洗いに出した時のことを考えてとのこと。すごいなあ…。
本日の学習は足袋と湯文字。歴史的な話が常にバックにある意味深い話はいつものとおり。
そして本当に人脈が広い先生からも、全国54か所ある原発の中でも一番まずいのは浜岡という話が出る。東海地震がきたら関西〜関東までほとんどやられる予想とのこと。「皆も声を出して反対してちょうだい」と言われる。
また絹の端切れで水道の蛇口をくるむと良いことを教わる。戦後すぐは皆、そうしていたとも。

*本日の着物覚書
・本結城 ブルーグレー無地 胴抜き
・徳田義三 紬白地にすくい織

中谷先生のところのスタッフの方から前から頼まれていたKURAさん作のワンコ根付(先日の新年会後にお邪魔した時にいただいたもの)をプレゼントしたら、ムチャクチャ喜ばれました。私も嬉しい。KURAさん、ありがとう!今度、ギャラリーにも伺いたいと言ってましたよ〜。

庭の桜の蕾がかなり大きくなったけれど、明日もまた真冬の模様。春よ、こい!

2011.3.25 [金] アニバーサリー

昨日24日はアニバーサリー。前々日に急な名古屋日帰り出張が決まり、『なんだかなあ〜』と思っていた。

朝、相方から「帰りに○○(馴染みのお店)へ寄って」と連絡があり、寝ぼけていたこともありキョトンとする。
会社のメンバーから携帯にメッセージメールが舞い込んだのをありがたく眺めながら、バタバタと仕事をしてとんぼ返りで都内に19時頃戻ってくる。

店に寄ったら相方払いの特別フルコース。今年は東京に戻ってこれなかったので、私に内緒で店のオーナーに頼んでくれていたらしいのだ。うひゃっ、感謝!初めてのパターン。
私の好きな季節の食材をたっぷり使い、少しずつだけどトータルでは満腹フルコース。美味しかったあ!
おまけは相方からの真紅のバラとカラーの花束。お店からは素敵なアートキャンドルをいただく。

心から感謝しながら家に戻ると、義姉からピンクでまとめた花束と図書カードのプレゼント。

本当に身体の芯から疲れきっているこのところだったけど、温かい心に包まれて心から有難かった。
そして…毎日、やりきれないニュースが続く中、この世に生を受けたことを深く感謝する日だった。

*写真は義姉からの花束

2011.3.23 [水] 結果的に…

原発事故に関して政府が公式発表したことを、時系列で整理し並べておいた。眺めると…呆れる。
言い分はいろいろあるかもしれないが、リーダーの資質が問われるのでは?

東京都が乳児を持つ家庭に水のペットボトルを配布することを決めたとか…足りるのだろうか。そしてこの判断が何かの意図であっても(うがった見方でしょうか)…ないよりはよいが。

皆、必死に生きようとしている。これ以上、先の見通しが甘い情報を“公式に”流さないで欲しい。

2011.3.23 [水] 愛するNYから

三連休中の最後の日は、子供達サポートのために現地に向うスタッフに、クレヨンやクレパスと画用紙を買い集めて渡した。言葉にできず感情を心にしまいこむ子供達に、絵を書いてもらうことで心の中を吐き出してもらうきっかけにする。

どうか一人でも心から笑える子供達が増えますように。この国の未来は子供達にかかっているのだから。

愛するニューヨーカー達も次々に。愛読しているブログから引用させていただいています。

今、世界中から
NYに住むお母さん達も

2011.3.21 [月] 東京都受付

昨日、書き忘れたけれど月末まで東京都で物資4品目の受付をやっています。

花粉がピークに来て、ティッシュがあっというまになくなる。被災地で花粉の方は少ないのかなあ。

2011.3.20 [日] リスクヘッジと人々

今、すべての企業の活動は“リスクヘッジ”。万が一のことを考え、全国で活動している企業で東京本社の企業は経営層を二分割し、半分が西日本の拠点に移動している会社も多いらしい。いざという時のためだ。それもあって大阪のホテルは急な出張だと部屋がとれない。そんなこんなで私は来週の出張で困っている。シビアな現実だ。

本日、被災地で働く看護師の友人からメールが入った。10日ぶりの強制休日だそうだ。「震災後、ほとんど眠れてない。でもそんなことはなんでもない。家に帰っても電気も水もないから、まだ勤務先の方がよい。でも何より悔しいのは治療用物資や衛生用品が不足がちで十分なサービスができないこと。」パワフルな笑い方がトレードマークの彼女の顔が曇っている想像が容易につく。

もう一人のメールはカウンセラーの友人。被災した子供達の精神性を想うといてもたってもいられない、と。行く準備はしたが、まだまだ先になってしまいそうだとも。阪神淡路の時に一緒に活動した、優しい目をした友人のやるせなさがダイレクトに伝わる。

皆、張り詰めている。温かい部屋でお腹を十分満たせる自分も、休みにもかかわらず常に知らず知らずにいろいろなことを考え、仕事では次々にメールを打っている。

気分転換もかねて本日、家中の拭き掃除。着物部屋に入って思わず溜息。そういえば10日間、一瞬たりとも着物を思い出せなかった。

2011.3.19 [土] やっていこう!

ヘビーリスナーであるtokyo FMではラジオを大量に寄付。
私もできることを会社の仲間以外のルートで1つずつ。

できうる限りの募金。女性用品(小さな薬局にはいっぱいありました)や衛生用品、毛布の寄付。そして使い捨てカイロの外袋にマジックで一言ずつメッセージを書く。(もう十分頑張っているのだから、その言葉以外で。でないと心の傷になることもありうるから)本当は献血もしたいのだけど、私はいつも普通のも成分もまったく断られてしまう。今日も試しに行ったけどダメでした。

あとは何ができるか…1つずつ。

この一週間の臨戦態勢と、来週から続く大幅な仕事のスケジュール変更で身体はギシギシいっているけれど、先を見ながらスピーディーに、そして確実に手をうっていく。

2011.3.19 [土] 新浦安&幕張そして…

彩香さん、お身体はもちろん心もお疲れかと思います。どうか一日も早く元のようになられることをお祈りしています。できそうなことはなんでもおっしゃってくださいね。
実は勤務している本社が豊洲にあるせいか、新浦安から通勤する社員が多いのです。ですから実態はよくわかります。
直後から断水・停電・一軒家は門が開かない・液状化で道路が通行不能のところがある…など、写真を見せられましたが、マンホールのふたが隆起した〜つまり道路が陥没〜のを見たのは、神戸のモザイクで見た時以来でした。
会社の仲間は“浦安会”という会をつくっており仲がよいため、水が出る相互の家まで借りに行ったり、お風呂を貸したりなど助け合っているようです。
昨日18日の市の広報号外も見せてもらいました。
できることは皆でやっていきましょう。

りりいさん、お母さんとしての心情、痛いほどです。でも本当に立派な息子さんです。心から尊敬します。そしてご無事を心からお祈りします。

2011.3.16 [水] 想い

日曜日から原発の技術資料を読みあさる。できるだけ正しい知識を持って怒り、恐れなければならないと痛感したから。
感情としては、ただ“恐い”。でも今の刻々と変わる状況打破対応を、ど素人なりに考えながら見つめたい。人間の進化とはなんなのだろう、と。

一方で容赦ない現実。会社の仲間の1人のご両親は石巻にお住まいでいまだ行方不明。また、原発から35キロのところにお住まいだが、非難するすべを物理的に持っておらず、かつ道路が遮断された場所のご両親を持つ仲間。

そして昔、非常に親しくしてた友人は松島の北に住んでいた。いまだに連絡がつかない。無事であることを祈るしかできない自分に歯ぎしりする。

今日、会社の東北支社で行なっている仕事を東京で引き受けるために、責任者とTV会議で打ち合わせ。顔を見た瞬間、なんて声をかけていいかわからず、間抜けなことしか言えなかった。
あまりにも自分が情けない。

情けないといえば…地震の際の最初の行動。人間の本質がもっとも出ますね。残念ですが「えっ!!!」という絶句ものの行動をとったマネジャーも会社の中にいたらしく…。
私は皆に「やっぱり姐さん」と言われてしまった。
やりすぎたかな?
それにしても上を社員はよく観察しているわ。

毎日、朝と夕方、震災対策会議。被害確認・社員の出勤確保・生活支援・被災ユーザーへの対応・災害による事業大幅減益の予想と決算対応の情報共有化。様々なことをなるべく残業しない(まだ交通が正常でないから)で1つずつスピーディーに手を打たなければならない。
勤務していらっしゃる方はおそらく皆、同じ状況だと思う。頑張りましょう!

*************************

もともとTVを見ると他のことができないので、ラジオを常につけながら何かをする習慣がある。主にTOKYO FMを聞いているが、今回のことで本当に驚いている。

地震直後から全国36局ネットをつないで、すべての放送時間が、災害情報収集と提供、伝言場、励ましのメッセージと勇気づける音楽リクエストの披露。日本のみならず世界の人達の支援活動の報告とメッセージ披露。
しかも民放なのに、一切のCMが災害発生以降は入っていない。
午後8時台には被災地の子供たちに向けて“読み聞かせ”。通常のレギュラー番組は午後10時〜12時の中高校生向けの番組“ラジオの中の学校〜スクール オブ ロック”のみ。それさえ中身は上記の内容に変わっている。今日はなんと卒業式ができない人達のために卒業式をやっている。

こういう形式の放送を6日間。明日には7日目に入る。

被災地ではラジオしか情報がない。時々、その方達から本音と勇気を出したプロセスの心情と返礼のメッセージが届く。何度も目頭が熱くなる。でもラジオも聞けない地があるのですよね。早くこの声が届きますように。

FMは凄くないですか?モノスゴイTOPの判断ではないですか?私も精一杯、頑張らなくては。

2011.3.13 [日] 東電の計画停電

が発表されました。おそらく4月いっぱいまでと。もちろんこの寒い夜を不安いっぱいに過ごしている方々に少しでも温かさを届けてさしあげたい。
スーパーやコンビニでないもの。電池&水。

一方、企業活動はよぎなく減産となる…。
ここがふんばりどころ。人間としての真価が問われる。

会社の私管轄メンバーが実家と連絡とれない…という人もいる。そういう人を見守りながら、普通に生活している多くの人達の経済も守らなきゃいけない。

明日からまた状況に応じて、いろいろな判断が求められる。できることを1つ1つ。

原発。とにかく早く確実な情報を出して欲しい。遅い!

とりあえず電気を使えない時間があるため、しばらく真楽交信も自粛になるかも…。

皆さん、頑張りましょう!

2011.3.11 [金] 地震

いろいろな判断・決断を即座に出す。
自分自身は会社に泊まりが決定!

まだ会社にいる真楽の皆さん、すでに町にはヘンな輩が出没しているらしいです。そのためかコンビニには警備員達が仁王立ちとか。24時間営業の店は21時にシャッターを下ろしたとか。夜の行動の1人は危険です。無理をするのは極力、避けた方がよいです。

2011.3.6 [日] 花粉症にも負けず

イヤ〜またもや本日は目が真っ赤。ウサギさんも真っ青ってなもんだ。しかも昨日、うっかりマスクを忘れたので今日は鼻もグズグズ…。ティッシュとすっかり親友モード。

昨日はSちゃんにお誘いいただき、民芸館での鑑賞。招待券に便乗させていただく。可愛かったなあ…お人形達。でもって刺子の足袋は私も一目ぼれ…欲しいなあ。思わずミュージアムショップでないか探しちゃいましたよ。あるわけないよね。

ディナーはカウンター好きの私には嬉しいチョイス。
美味しい食事とお喋り…楽しかったあ!!!

Sちゃん、本当にありがとうございました!

*本日の着物覚書
・佐藤新一さん 白鷹綾織 オフ白地に薄茶の縞
・仁平幸春さん “ベネティアンレース”こげ茶系墨色地に白金銀でオタクとも思える手描きレース(初下ろし)
・道明さん 水色ゆるぎ
・丁子色の縮緬帯揚
・薄クリーム台にグリーン系鼻緒
・洋服兼用のグレーマント
・タイシルク水色地にシルバー唐草模様バッグ(初下ろし)

仁平さんの職人芸に惚れました…。“スレが見えないところにあるから”はまったく素人にはわからないのに半額…の心意気に感謝。

2011.2.28 [月] 目がいた〜い!!!

昨日うっかりゴーグル的サングラスではなく、普通のサングラスをして歩いたためか、晩から真っ赤。目洗いをしても痛い、今朝も昼も今である夜も。
1月25日から飲み始めた薬で鼻は多少おさまっているものの、目が・・・。
帰りの雨がせめてもの救い。

2011.2.26 [土] 受け継ぐ

浅草のパンやさん…ペリカンさんの他、もう一軒知っているのですが、こちらも日曜お休み…。お役にたてなくてごめん、Sちゃん。

この一週間のハードさからか、今朝はびっくりするほど寝坊。平日と同じ時間に起きてから二度寝したらしい。慌てて最低限の家事をしてから支度してホテルオークラへ。
いただいたチケットの「名家の逸品」。お軸や塗、着物以外のものを拝見しているうちに、名品ではないけれど、家の奥深くにしまったままのものを思い出す。そしてそれを愛でていた祖父や祖母の姿。近いうちに出してみようかな。

愛でるといえば…Sちゃんと同じようにお謡、私も気になっています。母方の祖母はお謡の先生でした。古い日本家屋に男のお弟子さん達がいらして、謡見台に目を落としていらしたことを思い出します。昔は男の方のお稽古ごととして一般的だったようですね。
今も納戸の本箱には教本がたくさん。和紙好きの私は中身よりも装丁を長いこと愛でていましたが…。やってみたいけどクラシックの声の出し方と違うでしょうし、未熟モノが中途半端に手を出すと双方とも悲惨なことになりそう。

*本日の着物覚書
・ブルーグレー無地 本結城 胴抜き
・吉田美保子さん “静かな白の広がり”九寸
・道明さん 水色 ゆるぎ
・白とブルーの段ぼかし帯揚げ
・凛さん シルバーグレー タイシルク変わり型コート
・津田千枝子さん グレータッサーバック

一足早い春を私なりに着物で。

庭は白梅がひっそり咲いていたけれど、そろそろ沈丁花のつぼみがふくらみはじめました。

2011.2.21 [月] 仕事中ですが・・・。

みにさん、よかったあ!!!

2011.2.19 [土] バタバタのちゆったり

昨日の金曜朝、驚いた。な、なんと洋服ダンスの上から雨漏り、ンギャー!!!だが不幸中の幸いなことに、その上に空のブーツ箱をおいており、その上ではねて床に水滴が落ちていた。漏れはそんなに時間がたってなかったようだし、あと2時間ぐらいで雨はやむという予報。慌てて拭いてからバケツをあて、30年前にたててくれた建築士さんに電話。
今朝さっそく大工さんと二人やってきて、屋根上と半分納戸にしてある屋根裏に入りチェック。幸いなことに納戸部分ではなかった。今日はチェックだけで直さず週明けの予定。
はあ〜、またもの入りです。

そんなこんなでバタバタする中、着物に着替え神楽坂へ。木綿着物でブレイクした呉服やさんと編集者さん企画で漫画家さんをゲストとした20人弱のお食事会。
イタリアンお値ごろ価格コースランチ。皆さんあまり飲まれる空気ではなかったし、初対面の方々が多いのでソフトドリンクにしたが、なあんと会費代にドリンク込みのお値段。ワインいただけばよかった(笑)←さもしい奴。
神楽坂にお住まいの方の先導でお散歩してから赤木神社カフェでお茶。“着物で神楽坂お散歩の会”の方々と神社の中ですれ違う。振袖あり、アンティークあり、着物男子あり、うーむ、見事にバラバラテイスト(笑)で面白い。でもこっちも似たようなものか。

お茶して解散後、和菓子やさんで江戸前桜餅とうさぎ最中、和三盆でつくったお雛様をいただく。そうだ、明日にでもお雛様出さなくては。本当は立春後すぐにと思ったけど今日はもう雨水だもん、ホント季節がめぐるのは早い。

*本日の着物覚書
・本結城 薄赤紫無地
・六通全相良刺繍 袋帯

1月29日と同じ。この着物の色は梅の季節2月用。本当は今日の主催者に敬意を表して木綿を着ていこうかと思ったが、寒さからやっぱり真綿。(先週は新年会で柔らかものだったし)温かく軽く身体に寄り添ってくれる感じに思わず声が出る。「シアワセだあ…」

*写真はお食事会で当たったタオルハンカチと全員がいただいた鼻緒留め。タオルハンカチ、右上にうさぎさんがいる、フフ、カワイイ!

2011.2.15 [火] び、びっくり!

KKさんが新年会にお持ちになっていたBAGブランドがBBSで紹介されておりましたが、な、なんと私、真楽新年会の前日に所用で“青山学院大学”にちょっと行った帰りに立ち寄っておりました、このSHOP。
帰りに裏通りを通って隠田通りの豆大福屋さん 原宿瑞穂に立ち寄ろうとしてこちらに出会い、春ものストールをGETしました。
珍しい綿ニットのロングストール。二枚重ねで真ん中からと上下二枚がまったく網目と色目を変え、簡単にいえば4枚重ねたような感じです。すごく手がこんでいるのに比較的リーズナブルでした。

綿のストールが大好き(湿度の高い日本では4月〜10月は汗を吸い取りホームクリーニングができるものがいいですよね)で目につくと買ってしまいます。しかも今回のように綿ニットでお手頃は珍しいかも…。
ということで、あまりの偶然にKKさん、驚いてしまいました!

*************************

皆さんも書いていらしたけれど、みにさんの近況がわかって一安心。でも状態が明確にわかるまで、以外に疲れます。
K姐さんのように本格的な介護の大変さはまだ味わってないし、今は落ち着いているけれど、二人の老親と同居してフルフルタイムで働き続けている私。それでも3年前に脳卒中で倒れた母がどの程度の後遺症となるか、という先が見えない時の方が疲れてました。

みにさん、疲れはこまめにとってくださいね。睡眠が第一!です。

2011.2.14 [月] 2011年新年会

2日間のぐずついた空模様も一新、新年会を祝福するかのようにピーカン天気。

今年は少しこじんまりとした人数だったけれど、驚愕の連続。NさんのW祝福日、おT子様の新チャレンジ、そして全員が驚いたSちゃんのお引っ越し先。
そんな変化を楽しむ空気を支える相変わらず美味しい食事とステキな空間。

二次会のkさん宅は見事な紅梅が私たちを迎えてくれる。ここで私は芸が不発で大恥をかく&お耳汚しをする。(←酔っぱらったせいにしちゃいました〜ワハハ〜)
ま、それ以外は楽しい楽しい二次会。
変わらないKさんとYっちゃんのつくりだす温かいおもてなしの心と、皆の楽しむ気持ちがシンクロして実にステキな空間でした。

そしてここで宣言!
ゲストでいらした『Mっちゃん』おばちゃまを目指して、一日、一日を大切に生きていこう。お話のされ方が本当に賢さ(この失礼な物言いを承知で)を感じる。そして“出ず入らず”でステキな間の取り方で話される。

人生の目標とする先輩がまた一人。出会えた時間に感謝です。


*本日の着物覚書
・千總さん シャンパンゴールド 色無地〜観世水&色紙&たたき風の吹雪〜 (初下ろし)
・白綾苑 大庭さん 洒落袋帯『採葉集』(初下ろし)
・道明さん 『三井寺』(初下ろし)
・ピンクサーモン色帯揚(昔、母にプレゼントしたもの)
・黒田商店 シャンパンゴールト台に同色フランスリボン鼻緒
・ジャマンビュエッシュ グリーン系バッグ(初下ろし)
・凛さん ムガタッサー変わりコート

なかなか柔らかものを着るチャンスが少ないので、寒さで紬系に倒れそうな気持をなんとか柔らかモノにする。結果、初下ろしばかりになる。
なぜ着るチャンスが少ないのに誂えたんだ?と自分に聞くも、着物にはまった5年前ぐらいは、やたら結婚式への出席が多かったのと和のお稽古をしはじめていたのでした。
トロンとした長着はやっぱり慣れないけど、着てしまえばそれはそれなりの良さが…何人の方にコーデや帯を褒められて、ちょっとテレました。この帯は変わってるけど、くどくない配色で私も大好きだし、色無地は何人かの方に「なんて華やかな色無地」と言われる。やっぱりたまには着てあげないと可哀そうだよね。和のお稽古したいなあ…腰痛さえでなければね。

写真は少し帯がくずれてしまった会のラスト。

2011.2.11 [金] 喜んでいただいて嬉しかった・・・

「何もこんな日に…」と我ながら思うけど、着なくなった着物と帯を早めに渡したくて三崎口まででかける。途中「こんな天候だけど、本当に来れます?」とメールが入る。

荒れた冬の海は久しぶりに見る。先月1月に来た時は穏やかだったけどなあ…。
それでも行った時に一組のカップルがいてビックリ。すれ違いで帰ったけど。

室内は懐かしいタイプのストーブがたくさん出されており、ワインとカルボナーラをオーダーして平らげた後はいつものサービスで、お酒片手につきたてのお餅をそのストーブの上で焼いたり、チーズを使った作りたてのお菓子、自家製のキムチなどが出される。いつも御馳走様です。

着物を持っていくことは言ってなかったので、Kちゃんにすごくビックリされて喜ばれた。「綿着物ってヤフオクにはあまり出ないの…」と。その他、使ってないお召し生地の両面長尺半幅と帯揚げ二枚。
一カ月の間着倒すと、ここまでうまくなるのかというぐらい、上手な着方になっている。
さっそくお召しかえすると、本日の半襟と半幅の色柄がマッチングしてカッコイイ。

明後日はバンド大会とのことで、2時間後にやってきた建築士さんがベース、オーナーがギター、Kちゃんがサックス(着物で)を吹きながらすべてオリジナルの曲を練習する。ステキだ!

さてさて明日は新年会の準備。まだ着ていくものに迷っている。もちろん半襟つけもしてないし。どうしましょうか…。

2011.2.4 [金] 週末営業日ランチタイムに・・・コソッと・・・

最近見つけたおもしろブログ

2011.1.29 [土] 充実した一日

今さらですが…こゆきさん、カフェ一周年おめでとうございます!〜書いたつもりが…書いてないというドジぶり。
Mさん、お子さんの志望校合格、さぞホッとされたことでしょう。おめでとうございます!

イヤー連日の寒さですね。しかし今年、私はある個人的発見をして少し身体がラクです。
というのは私、足が極端な冷え症なのです。そのせいで足のむくみが辛い。ですが二週間前にフッと気がついて、『メディカルむくみとりハイソックス』を寝る時のみならず、タイツやパンツなどの下に履く。つまり一日中はいていたら爪先は空いているにも関わらず、冷えないでふくらはぎはむくまず、腰痛は楽ではないですか!!!
つまり婦人科系のツボだらけのくるぶしまわりや踵を温め、ふくらはぎをキュッとしめておけば…私にはよいのです!!!もっと早く気付けばよかったのに〜。

ということで本日も元気に厳寒の中、着物でおでかけ。

昨年末、申し込んだ『香道 古心流』の体験教室。(小さな分流らしいのでHPがないのです)
“盤物”で“子日香”。主題「千歳まで かぎれる松も 今日よりは 君にひかれて 萬代やへん」拾遺集 大中臣能宣。
団体戦で一ちゅう開(一炉ごとにお答えを出す)。

とにかく初めての経験でしたが面白い。かすかな香を聞く癒し効果はもちろん、一炉ごとの答えだしだと最初に間違えると残りをどう組み立てるか、という戦略性の高い遊び(これを人生にみたてる説明もある)。盤物の人形や松もすべて先生方の手作りという日本文化の奥行き。最後に香記を全員で確認するため文字の美しさや文字配置を見たてる想像力の学び。

面白かったからまた伺いたいな…茶事は二十代に一年半で脱落した私でしたが「所作が慣れていらっしゃる。」と他の方や先生に言われて、少し不思議な気がした。

3時間過ごした後、東京ミッドタウン ガレリアB1F アトリウムへ。
結城紬&笠間焼&真壁石燈篭の展示会。
糸取り、絣くくり、地機実演の結城紬奥順さん。おっとびっくり、着物友C子ちゃんが見事な地機のお召し物で奥順さんの専務と話しこんでいる。もう2時間近くもいるらしい…反物だけでなく、ストールや洋服にも着られるコートの開発について意見交換しながら。「ちょうどあなたの持っているコートの話(凛さんのを言っているらしい)をしていたのよ。明日もってきてお見せしたら。」
って、明日は私これないよ〜と心の中で抵抗したものの、デザイナーの方とのああでもない&こうでもないの会話に加わる。これが結構楽しかった。

外ではスケートリンクが開設され(都心の野外リンクで外人が多いしライトアップされているので、思わずNYを思い出す)多くの人が楽しみ、展示の横ではお抹茶席が。楽しかった!
帰りに面白いカードと出汁とバゲットを調達。

*本日の着物覚書
・本結城紬 薄赤紫無地(展示会で一目で糸の質と織手の特長を言われたにはビックリ〜当然らしいが)
・相良刺繍 六通袋帯

2011.1.25 [火] 新年会でのお楽しみ話モリモリ

一日、真楽チェックしてないだけで、なにやら賑やかなことに…。
Fさんのおうちづくり、Sちゃんのお引っ越し先、おT子様の新しいチャレンジ?、楽しみです〜新年会の話題。

まずはSちゃんの伝言。八丈島、行かれるのですね。いいなあ、憧れの菊池洋守さんに会えるのですものね。清水の舞台から飛び降りた私の長着。とにかく一番のお気に入りです。厚かましいですが、どうかどうか、よろしくお伝えくださいませ!!!

あっそうそ、神様には内容がかなうようお願いするのではなく、神様の前で「私はこうします」と宣言することによって、それにチャレンジする姿を守っていただくことをお願いするのが正しい…という話を伺ったことがあります。
よっていくつのお願いごとをしようと、自分が「ヤルゾ!」と思い宣言するのは構わないそうです、おT子様(笑)
この話を聞くまでは「神頼み」だから他力本願なのかと思っていた私でした。で身の丈知らずのお願いをした結果、当然かなうこともないため、お礼(報告)もしておりませんでした。我ながらなんて図々しい奴(笑)でしょうねえ、無知の恐ろしさを思い知ります。

そして薪ストーブの話題。つい最近、友人のお家の薪ストーブを写真で見たばかりです。
鉄子だった私は、青森のストーブ列車に10代の時に乗りたい!と願っておりましたが、いまだにかなっておりません。小学生の時のダルマストーブ以外では、仕事で北海道に何度か行った時に薪ストーブに出会っていますが、火を見つめると心が落ち着きますよねえ…。

*************************

本日は年一回の健康診断。今年は会社の健保組合の施設に義理だてするのはやめて(笑)、提携先の日本橋の最新鋭のクリニックにする。マンモや子宮頚ガン検査をすべて含んでも二時間弱で終了!感動的でした。キレイな施設だしなあ。

そして例年は会社にとんぼ返りしていたけれど今年は休みをとっていたので11時にはフリー。
久しぶりにちょっと歩いて懐かしい洋食屋さんで早めのホッカホカシチューランチ。

本当に久しぶりの平日のフリータイムのスタートは、上野の国立博物館 平成館の「仏教伝来の道 平山郁夫と文化財保護」へ。
2000年大晦日に納められた薬師寺の大唐西域壁画。S56年に4000メートルまで登頂して、高山病に悩まされながらスケッチした絵をもとにした、本尊『西方浄土 須弥山』のスケールと繊細さ、そしてそれを支える心のあり方に長時間、立ち尽くす。
ここが最後の展示で文化財保護活動の結実…という構成だが、その前のアフガンなどの活動も本当に素晴らしい。
いつも思うことだが、こういう視野の広い活動をなさる方々の仕事を拝見すると、自分のあまりの小ささに嫌気がさしてくる。そうなのです、利己的な悩みが多すぎる…。一時間半以上もいたらしい。魂ワシヅカミ状態。

ぼーっとしたまま、恵比寿の山種美術館へ。「歴史を描く」をテーマにした展示。これは期待をあまりしていなかったけれど想像よりはるかによかった。きちんと時代考証した作家が多く着物の学習にもなったし。

二か所とも招待券で本当に楽しんでしまった。感謝!

そして本日の〆は自宅そばのクリニックで花粉症のお薬を手中に。今年はすでに兆候が出始めている…これさえなきゃねえ…の春迎え準備。

2011.1.22 [土] 受け売り

本日、“つれづれ”で勉強したことの一部。

・今年は十干十二支では辛卯
・干→幹から来た言葉 支→枝から来た言葉
・辛は金の性質、金は水を生む。日本はゴールドジパング。だから水が昔から良かった。また辛は新につながる意。新しいことを目指す年。
・卯は昨年までの2年間、努力した人は跳ね上がる。
・2年間、努力しなかった人は今年の節分会に出るとよい。
・今年は六十年に一度の旧正月・新月・節分の三つが重なる。これは月と太陽のパワーが重なるそうで、この日にきちんと祈るとよいそう。ただし神社でキチンと節分会をしているところでお祈りすること。
・さらにもう1つ、お稲荷さんだと勝ち馬の神様を束ねているそうで、関東だったら笠間稲荷様、関西だったら伏見稲様に初午(二月八日)だと最強だそうです。ちなみにお稲荷様は五穀豊穣を祈願するところ。

うーむ、3日も8日も仕事を休めないぞ!8日に近い日の午の刻でのお祈りではダメかしら?

*本日の着物覚書
・北川さんの付下げ 薄抹茶地にいぶし金霞段模様
・曽祖母の黒絵羽からお直しした刺繍黒地九寸
・楽艸さん発注の龍工房の白紐に赤がさしてある帯締
・白に絞り帯揚げ
・伊と忠さん シルバーグレー地台に星座の鼻緒 
・コートなど厳寒セット

2011.1.15 [土] 素人なりきに考える・・・

先週、馴染みのカフェへ行って驚いた。10歳下の出来ないことはないKちゃんが着物を着て働いていた。
「ど、どうしたの?」「3日前にいきなりハマったの。もうミニスカートじゃないなあ…と思っていたら、突然、安い着物に出会って…」ナイスバディでセンスの良い彼女が、こげ茶に幾何学柄のポリ着物に紫系の半幅を締め、ブーツで動き回っている。
着付けのコツや選び方の質問に答えながら、請われるままに少し着付けを直してあげる。

そしてその後のメールで知らされたが、ヤフオクで10点ばかり落札したらしい。「とにかく着倒せばなんとかなると思うので…」とは彼女らしい。そして彼女のお嬢さんは来年が成人式。「用意するか…」なんて照れてたけどどんな着物を選ぶのかな?

実は建築学科卒業の彼女、インテリアスタンド作成や帽子作成はお金に変えられるレベル。シェフクラスの料理、サックス吹き…はまってモノにしたものは数知れず。

どんなふうに楽しんで着こなしていくか、今度会うのが楽しみ。こういうゆる〜い楽しみ方っていいよなあ…と思っていたら、一方で、お正月に偶然見つけた京友禅制作会社の社長ブログのある項目を読んで悲しくなった。
曰く
・シルクスクリーン技法の全面否定
・紬の良さはある範囲で認めるものの、絣に価値があるわけで無地は野良着。また着慣れてきたら紬は着ていく場所が限られることに気づくはず。

などなど…。

私は、シルクスクリーンも荒木節子氏レベルになると工芸品としての格が出ていると思う。
また無地紬が出掛ける先が限られるというのは、出掛ける先をどこに設定するかによって違うのでは?と感じる。

一番嫌な感じを受けたのは、品のない個人攻撃!(ここに書き写すのもイヤ)呆れきった。こんなゲスなブログを書いている場合ではないでしょう?着物業界は。
楽しんで着始める人達(この成人式がキッカケの人も少しはいるかもしれませんよね)にどうやったら更なる興味を持ってもらうか、を考えなければ!

************************

本日は家の用で2ヶ所からお誘いいただいた展示会へ行けず…残念!しかしそのかわりと言ってはなんだが…という一日となった。

午後一番で外苑前と銀座にて家の用事を済ませる。
新宿に回って化粧品の買いたしをと伊勢丹に寄ったら京都展とのこと。
お菓子でも買っていこうかと立ち寄ったら、なんと“祇園ない籐”さんが出店していた。他にお客様がいらっしゃらないことをいいことに、いろいろと教えていただく。お手入れをしながら何十年も履き続けるという噂のスリッパもあった。なにより「お草履とお顔うつり」の関係、勉強になったなあ…。

*本日の着物覚書
・本結城 灰色無地
・千切屋さん 紫系多色綴れ
・坂本理恵さん作 銀蒔絵帯留め(ブローチ転用)初下ろし&紫系三分紐
・AWAIさん灰色&紫帯揚げ
・カレンブロッソカフェ草履台&AWAIさん紋博多鼻緒
(初下ろし)
・アイグナー 灰色型押しバッグ
・コートやショールは厳寒セット

2011.1.14 [金] ただいま〜

12日〜今日まで2泊3日の大阪&広島出張から戻ってきた。
1つのプレゼン・3つのミーティング・6人の面談・2件の夜のビジネス会食…ハードだった。

帰ったら2人の方から、偶然同じ染屋さんの明日の初売りへのお誘いメールや伝言。
家の用がなければ…あーあ、行きたかったなあ。

2011.1.10 [月] 先週まとめ日記

1月10日(月)
家事をした後、外苑前で用事を済ませ、ボディメンテナンスへ。「肩首に指がまったく入らない!」と毎度のことながら呆れられた声…。

しかし、ひゃー今日は寒かったですね!

1月9日(日)
三崎口隠れ家カフェへ。
冬の晴れた朝の午前10時半ごろまでは、オフィスからレインボーブリッヂ越しに富士山がくっきり見えるのだが、やはり海の向こうの伊豆半島越しに見える大きさと美しさは半端ではない。美しいなあ…。
本日は医者御夫婦(近所にセカンドハウスマンションをお持ち)、近所の設計士さんなどのお客さん。夜の食事は近辺の店でドクターに御馳走になる。ありがとうございます!

1月8日(土)
まずは一日遅れの七草粥を朝からつくる。お粥は大好物。美味しいですよね〜身体があったまる!

昼過ぎ、母からもらった「日本のおしゃれ展」チケットを持って銀座へ。混んでました。帯留と簪はいつもながら溜息もの。あとは結城の八掛けカシミールが羨望ものだったなあ。
凛さんのタッサーシルクコートを着たまま拝見していたら(ずぼらです)、「どうなっているのですか?」と親子連れに脱がされました(笑)

まだ15日前のお正月だから柔らかものを着ていくかな?と思ったけれど、仕事が始まると休みの日はやっぱり“ふんわりくるまれたい”と本結城。
会場はこの展覧会恒例の“気合いの入ったアンティークの方”が目立ちましたね。

*この日の着物覚書
・本結城 藍色縞片身代わり
・千切屋さん 紫系多色綴れ (譲っていただいてから初)
・象牙とべっ甲の帯留

青山の知り合いの店にご挨拶。簡単な振る舞い酒とお節をいただく。御馳走様でした。
さらに自宅そばの馴染みの店でご挨拶とともに軽く一献。

1月5日(水)
仕事始め…いきなりTOPスピード。今月の平日のスケジュールは異常値。

2011.1.3 [月] 三が日

皆様、あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

1月3日(月)
近所の氏神様である八幡様に初詣。今年はなんと“八百年祭!!!”であるらしい。そこまで歴史あるとは知らなかった。
30分並んでお参り後、“第54回NHK ニューイヤー オペラコンサート”に行く。オペラ歌手の顔見世みたいなもの。生中継をしている様子がよく見える3階の最前列中央なので、オケもよく見えて楽しい。個人的には堀内康雄さんのバリトンに聴き惚れた。
早めに行ってワインを2杯いただきながら本日オペラ演目の予習をしていると、「やはり着物はいいですなあ」と70代と思えるハリスツイードジャケットの総白髪のおじいちゃまに話しかけられる。この方、イギリス生活が長く剣道が御趣味だそうだ。昨日2日の18時台のNHK総合で放映された“志村ふくみさん”のドキュメンタリーの話題をふられ、深い観点をお持ちだったのには驚いた。

*本日の着物覚書
・北川さんの付下げ グレー味のグリーン地にいぶし金の段霞模様 八掛けは極薄い藤色
・銀座越後屋さんの黒地錦袋帯
・青山八木さんの高麗組 極薄い藤色
・着物地と同じ地色の帯揚げ
・藤色長襦袢
・黒地カシミアコート&紫織庵切りビロードショール
・HIROKO HAYASHIの“コロッセオ クロワッサン型BAG”

新年ならではの柔らかもの。極めて珍しいのでうまく着れるか不安だったけど、なんとか規定時間内でクリア。
銀座越後屋さんの帯は30歳の時、24歳時に母につくってもらった濃いクリーム色の付下げを、大人っぽく着るために初めて自分で購入したもの。これを購入した後はバッタリ着なくなったんだよなあ。ということで極めて懐かしい帯。

1月2日(日)
恒例の兄弟が集まる日。ところが姪は大学受験、兄嫁は体調不良、弟嫁はペットが病気で滞在時間が2時間。
女手がなく昼食、夕食とも私がすべて動く。といってもほとんど盛り付けだけのようなものだし、片づけは弟や甥に手伝ってもらった(笑)からラクちんこの上なし。

*お家着物
・藍色久留米がすり〜かなり地が薄くなった。裂けそう。父の若かりし頃のものだからおそらく60年以上はたつので、今度洗ったら成仏させるしかないかもしれない…。
・博多半幅

1月1日(土)
食べ過ぎ&読書三昧。

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